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JP2004055796A - 半導体装置 - Google Patents

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JP2004055796A
JP2004055796A JP2002210767A JP2002210767A JP2004055796A JP 2004055796 A JP2004055796 A JP 2004055796A JP 2002210767 A JP2002210767 A JP 2002210767A JP 2002210767 A JP2002210767 A JP 2002210767A JP 2004055796 A JP2004055796 A JP 2004055796A
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resistor
semiconductor device
protection circuit
zener diode
diffusion layer
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JP2002210767A
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Atsunobu Kawamoto
河本 厚信
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D84/00Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D89/00Aspects of integrated devices not covered by groups H10D84/00 - H10D88/00
    • H10D89/60Integrated devices comprising arrangements for electrical or thermal protection, e.g. protection circuits against electrostatic discharge [ESD]
    • H10D89/601Integrated devices comprising arrangements for electrical or thermal protection, e.g. protection circuits against electrostatic discharge [ESD] for devices having insulated gate electrodes, e.g. for IGFETs or IGBTs
    • H10D89/611Integrated devices comprising arrangements for electrical or thermal protection, e.g. protection circuits against electrostatic discharge [ESD] for devices having insulated gate electrodes, e.g. for IGFETs or IGBTs using diodes as protective elements

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Abstract

【課題】IGBTを静電気等のサージ過電圧ストレスから保護する保護回路において、通常の接続とは逆方向に接続された外部電源の直流電流に対する電流耐量を維持しつつ、サージ過電圧ストレスに対する電圧耐量を向上させることを目的とする。
【解決手段】一端が前記外部接続端子に接続されており、他端が前記半導体素子に接続されている抵抗と、前記抵抗の他端と接続されているカソードを有する第一のツェナーダイオードとを備える半導体装置において、抵抗の一端とアース等の固定電位との間に、直列に接続された複数の第二のツェナーダイオードを設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、保護回路を備える半導体装置に係る発明であって、例えば、過電流ストレスまたは過電圧ストレスによる、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタの破壊を防止する保護回路を備えた半導体装置に適用される。
【0002】
【従来の技術】
従来、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)と同一半導体装置に形成されており、当該IGBTを過電流ストレスおよび過電圧ストレスから保護する保護回路として図11〜13に示すものがある。
【0003】
図11は、当該保護回路を示す回路図であり、図12は、当該保護回路が形成されている半導体装置の一部を示す断面図であり、図13は、図12の半導体装置の平面図である。ここで図12は、図13のA−A断面を示す図である。
【0004】
図11の保護回路において、外部電源との接続用端子(以下、外部接続端子とする)Pは抵抗R1の一端に接続されており、抵抗R1の他端は、第一のツェナーダイオードD1のカソードと、図示していないIGBT等の半導体素子とに接続されている。また、第一のツェナーダイオードD1のアノードは、接地等の固定電位に接続されている。
【0005】
次に、図11の保護回路が組み込まれている半導体装置の構成を、図12の断面図に従って説明する。
【0006】
p型半導体基板1上にエピタキシャル成長により、n型半導体層2が形成されている。また、n型半導体層2上にはエピタキシャル成長により、n型半導体層3が形成されている。さらに、n型半導体層3上には酸化膜4が形成されており、当該酸化膜4上の一部分にポリシリコン領域を設け、当該ポリシリコン領域に不純物拡散を行うことにより、p型拡散層5およびn型拡散層6を所定の位置に形成する。
【0007】
また、酸化膜4、p型拡散層5およびn型拡散層6の上面を覆うように絶縁膜7が成膜されている。また、絶縁膜7の所定の位置に、当該絶縁膜7の表面から各拡散層5,6に至るコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホール内に所定のパターンの金属等の導電体を充填することにより、配線8および外部接続端子Pがそれぞれ形成されている。
【0008】
また、p型半導体基板1の下面にはIGBT等に利用される電極10が形成されている。
【0009】
上記構成の半導体装置において、p型拡散層5およびn型拡散層6の接合により第一のツェナーダイオードD1が形成されており、配線8と外部接続端子Pとを結ぶn型拡散層6で抵抗R1が形成されている。
【0010】
なお、n型拡散層6に接続している配線8は、IGBTに接続されることとなり、さらに、p型拡散層5に接続されている配線8は、固定電位と接続されることとなる。
【0011】
この様子を図13の平面図に示すが、第一のツェナーダイオードD1や抵抗R1の形成の様子を明確に示すために、図13には各拡散層5,6を覆っている絶縁膜7は図示していない。
【0012】
上記構成の保護回路において、第一のツェナーダイオードD1は、外部から印加される静電気等によるサージ過電圧ストレスからIGBTを保護するために構成されている。
【0013】
つまり、外部接続端子Pから静電気等のサージ過電圧が印加されると、第一のツェナーダイオードD1がツェナー現象を起こすことにより、当該サージ過電圧が吸収され、降伏電圧以上の電圧がIGBTに印加されない。したがって、サージ過電圧ストレスにより、IGBTが破壊してしまうことを防止することができる。
【0014】
また、抵抗R1は、外部電源による過電流ストレスから前記第一のツェナーダイオードD1を保護するために構成されている。
【0015】
つまり抵抗R1は、図14に示すように、IGBTを駆動させる外部電源Vbを誤って通常の接続とは反対方向に接続してしまった場合に、当該外部電源Vbによる直流電流Iを所定の時間流し続けても、第一のツェナーダイオードD1が破壊しない程度の直流値に当該直流電流Iを抑制するためのものである。
【0016】
このように、従来の保護回路では、静電気等によるサージ過電圧ストレスからIGBT等の半導体素子を保護するために、第一のツェナーダイオードD1が構成され、また、外部電源Vbの逆接続による過電流ストレスから当該第一のツェナーダイオードD1を保護するために、抵抗R1が構成されていた。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図11に示すように、抵抗R1と第一のツェナーダイオードD1とを備える保護回路を構成した場合において、当該保護回路にサージ過電圧が印加されると、当該サージ電圧から降伏電圧を差し引いただけの電圧差が抵抗R1の両端に生じる。
【0018】
したがって、上記電圧差に起因した電力量により抵抗R1に過度の発熱が起こり、所定の電圧値以上のサージ過電圧が印加されると、抵抗R1が焼損し、当該抵抗R1にて断線が生じることがあった。よって、抵抗R1を保護回路内に設けることにより、保護回路全体のサージ過電圧ストレスに対する電圧耐量が低下していた。
【0019】
抵抗R1を含む保護回路のサージ過電圧ストレスに対する電圧耐量を向上させるには、抵抗R1はできるだけ小さく設定する方よいが、他方では、R1の低抵抗により、外部電源の逆接続による過電流ストレスから第一のツェナーダイオードD1を保護する電流耐量が減少してしまい、両者の耐量値を向上させるには限度があった。
【0020】
そこで、この発明は、保護回路の所定の電流耐量値を維持しつつ、当該保護回路の電圧耐量値を向上させることができる保護回路を備える半導体装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の半導体装置は、半導体基板上に形成された半導体素子と前記半導体素子の保護回路とを有する半導体装置であって、一端が外部接続端子に接続されており、他端が前記半導体素子に接続されている抵抗と、前記抵抗の他端と固定電位との間に接続されている第一のツェナーダイオードと、前記抵抗の一端と前記固定電位との間に直列に接続されている、前記第一のツェナーダイオードより多い数の複数の第二のツェナーダイオードとを、備えている。
【0022】
また、請求項2に記載の半導体装置では、前記抵抗および前記第一、第二のツェナーダイオードは、前記半導体基板上に形成されたポリシリコン層に形成されていてもよい。
【0023】
また、請求項3に記載の半導体装置では、前記複数の第二のツェナーダイオードは、順次に互いに逆方向に直列接続されていてもよい。
【0024】
また、請求項4に記載の半導体装置では、前記複数の第二のツェナーダイオードは、平面視で入れ子形状に形成された複数の不純物拡散領域を有する、ものであってもよい。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、従来の技術で記した符号と同一符号のものは、同一または同等の部分を示している。
【0026】
<実施の形態>
図1に、本実施の形態における保護回路図の一例を図示する。
【0027】
図1の保護回路において、外部接続端子Pは抵抗R1の一端に接続されており、抵抗R1の他端は、第一のツェナーダイオードD1のカソードと、図示していないIGBT等の半導体素子等とに接続されている。また、第一のツェナーダイオードD1のアノードは、接地等の固定電位に接続されている。
【0028】
さらに、本実施の形態の保護回路では、抵抗R1の一端は、複数段(図1では3段について描かれているが、この数に限るのものでない。)接続されている第二のツェナーダイオードD2と接続されている。
【0029】
また、複数段接続されている第二のツェナーダイオードD2のなかで、最も抵抗R1から離れている位置で接続されている第二のツェナーダイオードD2は、接地等の固定電位に接続されている。
【0030】
ここで、第二のツェナーダイオードD2同士は、順次にお互いに逆向きに直列に接続されている。また、固定電位から外部接続端子Pに向かう方向を順方向と定め、これと逆の方向を逆方向と定める。
【0031】
図2は、図1に示した本実施の形態の保護回路とIGBTとが形成されている半導体装置の一部を示す断面図であり、図3は、図2の半導体装置を上方から見た平面図である。ここで図2は、図3のB−B断面を示す図である。
【0032】
図2において、p型半導体基板1上にエピタキシャル成長によりn型半導体層2が形成されている。また、n型半導体層2上にはエピタキシャル成長によりn型半導体層3が形成されている。
【0033】
さらに、半導体基板より上方に形成される保護回路と、IGBTの一部を構成している当該半導体基板との電気的接続を避けるために、n型半導体層3上には酸化膜4が形成されており、当該酸化膜4の一部分にポリシリコン領域を設け、当該ポリシリコン領域に不純物拡散を行うことにより、容易に、p型拡散層5およびn型拡散層6を所定の位置に形成する。
【0034】
また、酸化膜4、p型拡散層5およびn型拡散層6の上面を覆うように絶縁膜7が成膜されている。また、絶縁膜7の所定の位置に、当該絶縁膜7の表面から各拡散層5,6に至るコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホールに所定パターンの金属等の導電体を充填することにより、配線8a,8bおよび、外部接続端子Pが形成されている。
【0035】
また、p型半導体基板1の下面にはIGBT等に利用される電極10が形成されている。
【0036】
上記構成の半導体装置において、配線8bと接続している、p型拡散層5およびn型拡散層6の接合により第一のツェナーダイオードD1が形成されており、また、配線8bと外部接続端子Pとを結ぶn型拡散層6で抵抗R1が形成されている。
【0037】
また、外部接続端子Pと接続しているn型拡散層6と、配線8aと接続しているp型拡散層5との間に、n型拡散層6とp型拡散層5とを交互に接続し、複数のpn接合を形成することにより、順次に互いに逆方向に直列に接続された複数段の第二のツェナーダイオードD2が形成される。
【0038】
なお、n型拡散層6に接続している配線8bはIGBTに接続されることとなり、さらに、p型拡散層5に接続されている配線8a,8bは、それぞれ固定電位と接続される。
【0039】
上記のように本実施の形態の保護回路が形成されている様子を、図2の半導体装置の平面図である図3に示す。ここで、第一のツェナーダイオードD1、第二のツェナーダイオードD2や抵抗R1の形成の様子を明確に示すために、図3には各拡散層5,6を覆っている絶縁膜7は図示していない。
【0040】
第一のツェナーダイオードD1を形成している拡散層界面を図3のように入り組んだ形状にすることにより、pn接合の面積を大きくとることができ、第一のツェナーダイオードD1に流れる電流の抵抗を小さくすることができる。したがって、上記形状の拡散層を形成することにより、第一のツェナーダイオードD1の電流耐量を向上させることができる。
【0041】
また、図2において、外部接続端子Pの下方に絶縁膜7が形成されているが、当該領域に当該絶縁膜7の代わりに、他の領域同様ポリシリコンを形成し、当該ポリシリコン領域に不純物拡散を行うことによりn型拡散層6を形成してもかまわない。
【0042】
さて次に、上記構成の保護回路の動作について説明する。
【0043】
例えば、図4に示すように、IGBTを駆動させる外部電源Vbを誤って通常の接続とは反対方向に接続してしまった場合に、もし、複数段で接続されている第二のツェナーダイオードD2の合計の順方向の立ち上がり電圧Vf2が当該外部電源Vbの電圧値Vよりも高く、第一のツェナーダイオードD1の順方向立ち上がり電圧Vf1が外部電源Vbの電圧値Vよりも低いなら、つまり、Vf1<V<Vf2なら、外部電源Vbによる直流電流Iは、第一のツェナーダイオードD1を介して抵抗R1に流れる。
【0044】
したがって、第二のツェナーダイオードD2には当該直流電流Iは流れないので、当該第二のツェナーダイオードD2の過電流ストレスによる焼損が発生することもない。
【0045】
さらに、前記第一のツェナーダイオードD1においては、抵抗R1の存在により上記直流電流Iの電流値が制御されるので、当該直流電流Iの過電流ストレスが抑制され、第一のツェナーダイオードD1が焼損することもない。
【0046】
また、図1に示す保護回路において、外部接続端子Pから静電気等のサージ過電圧が印加されると、抵抗R1の両端に印加される電圧差は、複数段に接続された第二のツェナーダイオードD2の合計の逆方向の立ち上がり電圧Vz2から、第一のツェナーダイオードD1の逆方向の降伏電圧Vz1を差し引いた値となるので、抵抗R1で発生する電力量を当該電圧差(=Vz2−Vz1)に起因した電力量に抑制することができ、発熱による抵抗R1の焼損も防ぐことができる。
【0047】
このように、抵抗R1の前段において、当該抵抗R1は、合計の順方向の立ち上がり電圧Vf2が外部電源Vbの電位より高い、複数段に接続された第二のツェナーダイオードD2に接続されているので、誤って逆方向に外部電源Vbが接続されても、直流電流Iは第二のツェナーダイオードD2には流れず、第一のツェナーダイオードD1を介して抵抗R1に流れるので、保護回路の電流耐量を維持することができる。
【0048】
また、外部接続端子Pに静電気等のサージ過電圧ストレスが印加されても、抵抗R1には、第二のツェナーダイオードD2の逆方向の立ち上がり電圧Vz2と第一のツェナーダイオードD1の逆方向の降伏電圧Vz1との差の電位差がかかるだけなので、抵抗R1が焼損することを抑制することができ、よって当該保護回路の電圧耐量も向上させることができる。
【0049】
さらに、本発明の保護回路では、双方向に接続されている第二のツェナーダイオードD2を有しているので、正のサージ過電圧ストレスだけでなく、負のサージ過電圧ストレスに対しても当該保護回路の電圧耐量を向上させることができる。
【0050】
なお、順方向の立ち上がり電圧Vf2が外部電源Vbの電圧値Vより高いものであれば、第二のツェナーダイオードD2の数や、互いの接続方向は任意に選択することができる。
【0051】
例えば、図5の保護回路のように、すべての第二のツェナーダイオードD2が順方向に直列に接続されていてもよく、また、図6の保護回路のように、双方向に接続されているツェナーダイオード対D3が複数対直列で接続されていてもよい。
【0052】
ただし、すべての第二のツェナーダイオードD2を順方向に接続するよりも、逆方向の第二のツェナーダイオードD2を含んで直列に接続する方が、より少ない第二のツェナーダイオードD2の数で、合計の順方向の立ち上がり電圧Vf2を外部電源電圧Vbの電圧値Vより高くすることができる。
【0053】
<変形例1>
なお、図1の構成の保護回路を形成するに際し、図3に示すように、第二のツェナーダイオードD2を構成するために、ストライプ状の各拡散層5,6を形成したが、図7に示す入れ子形状の各拡散層5,6を形成することも可能である。
【0054】
つまり、図7に示すように酸化膜4上に、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6と、第一のツェナーダイオードD1を形成する、入り組んだ形状のn型拡散層6とを分離して形成する。
【0055】
また、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6の外周部を取り囲むように四角環状のp型拡散層5と四角環状のn型拡散層6とを交互に接続させることにより、直列に接続された複数の第二のツェナーダイオードD2を形成する。
【0056】
ここで、最外周部のp型拡散層5を、第一のツェナーダイオードD1を形成するn型拡散層6をも取り囲むように形成することにより、第一のツェナーダイオードD1も形成することができる。
【0057】
さらに、上記構成の各拡散層5,6を覆うように絶縁膜を形成し、当該絶縁膜の表面を貫通し、所定の各拡散層5,6に至るコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホールに所定パターンの金属等の導電体を充填することにより、配線8a,8bと外部接続端子Pとが形成される。
【0058】
なお、配線8bを、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6と、入り組んだ形状のn型拡散層6とを架橋するように形成することにより、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6内に、外部接続端子Pと第一のツェナーダイオードD1との間に接続される抵抗R1を形成することができる。
【0059】
以上のように、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6の外周部を取り囲むように入れ子形状のp型拡散層5とn型拡散層6とを交互に接続させることで、直列に接続された複数のpn接合、つまり第二のツェナーダイオードD2を形成することにより、第二のツェナーダイオードD2の面積が図3に示す場合に比べて大きくなり、内部抵抗が小さくなるので、サージ過電圧に対する保護回路の電圧耐量を向上させることができる。
【0060】
<変形例2>
図1の保護回路に関する図3,図4の構造と同様に、図6の保護回路に関しても、図8の断面図(図9のC−C断面図)、図9の平面図に示すように、半導体基板上方において、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6に隣接して、同数のp型拡散層5とn型拡散層6とを交互に、ストライプ状に形成することにより、双方向に接続されている複数対のツェナーダイオード対D3を構成してもよい。一方、変形例1と同様に、図10に示す入れ子形状の各拡散層5,6を形成することにより、双方向に接続されている複数対のツェナーダイオード対D3を構成してもかまわない。
【0061】
つまり、図10に示すように、外部接続端子Pが形成されているn型拡散層6の外周部を取り囲むように、同数の四角環状のp型拡散層5と四角環状のn型拡散層6とを交互に形成することにより、双方向に接続される複数対のツェナーダイオード対D3を構成してもかまわない。
【0062】
ここで、上記構成の各拡散層5,6を覆うように絶縁膜7を形成するが、第一のツェナーダイオードD1を形成している各拡散層5,6と、ツェナーダイオード対D3を形成している各拡散層5,6との接続を避けるため、両者の間にも絶縁膜7が形成される。
【0063】
さらに、当該絶縁膜7の表面を貫通し、所定の各拡散層5,6に至るコンタクトホールを形成し、当該コンタクトホールに所定のパターンの金属等の導電体を充填することにより、配線8a,8bと外部接続端子Pとが形成される。
【0064】
ここで、第一のツェナーダイオードD1を形成しているn型拡散層6と、外部接続端子Pが形成されているn型拡散層6とを配線8bにより架設することにより、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6内に、ツェナーダイオードD1と外部接続端子Pとの間に接続される抵抗R1を形成する。
【0065】
以上のように、外部接続端子Pが形成されるn型拡散層6の外周部を取り囲むように入れ子形状のp型拡散層5とn型拡散層6とを交互に接続させることで、各ツェナーダイオード対D3の面積が図9に示す場合に比べて大きくなり、内部抵抗が小さくなるので、サージ過電圧に対する保護回路の電圧耐量を向上させることができる。
【0066】
【発明の効果】
本発明の請求項1に記載の半導体装置は、半導体基板上に形成された半導体素子と前記半導体素子の保護回路とを有する半導体装置であって、一端が外部接続端子に接続されており、他端が前記半導体素子に接続されている抵抗と、前記抵抗の他端と固定電位との間に接続されている第一のツェナーダイオードと、前記抵抗の一端と前記固定電位との間に直列に接続されている、前記第一のツェナーダイオードより多い数の複数の第二のツェナーダイオードとを、備えているので、接続される第二のツェナーダイオードの数を、当該第二のツェナーダイオードの合計の順方向の立ち上がり電圧が外部接続端子に接続される外部電源の電位よりも大きくなるなるように、接続することにより、誤って外部電源を逆方向に接続された場合でも、当該外部電源により流れる電流は第二のツェナーダイオードへは流れず、第一のツェナーダイオードを介して電流減衰効果を有する抵抗に流れる。したがって、外部電源からの電流により、第一と第二のツェナーダイオードとが破壊されることを防ぐことができる。また、静電気等のサージ過電圧が外部接続端子から印加された場合においても、抵抗の両端の電位は固定電位となるので、必要以上の電位差を当該抵抗の両端にかかることがないので、当該サージ過電圧により、抵抗Rが焼損することもなくなる。よって、電流耐量値を維持しつつ、保護回路の電圧耐量値を向上させることができる。
【0067】
本発明の請求項2に記載の半導体装置では、前記抵抗および前記第一、第二のツェナーダイオードは、前記半導体基板上に形成されたポリシリコン層に形成されるので、容易に第一および第二のツェナーダイオードを作成することができる。
【0068】
本発明の請求項3に記載の半導体装置では、前記複数の第二のツェナーダイオードは、順次に互いに逆方向に直列接続されているので、少ない数の第二のツェナーダイオードの接続により、請求項1に記載の効果を得ることができ、かつ、正だけでなく負のサージ過電圧が外部接続端子に印加されたときでも、安定した電圧耐量を得ることができる。
【0069】
本発明の請求項4に記載の半導体装置では、前記複数の第二のツェナーダイオードは、平面視で入れ子形状に形成された複数の不純物拡散領域を有するので、第二のツェナーダイオードの面積を大きくとることができ、内部抵抗が小さくなるので、サージ過電圧に対する保護回路の電圧耐量が向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護回路を示す図である。
【図2】本発明の保護回路が形成されている半導体装置の断面の一部を示す図である。
【図3】本発明の保護回路が形成されている半導体装置を上方から見た図である。
【図4】本発明の保護回路に外部電源を通常の接続とは逆の方向に接続された場合を説明するための図である。
【図5】本発明の保護回路を示す図である。
【図6】本発明の保護回路を示す図である。
【図7】本発明の保護回路が形成されている半導体装置を上方から見た図である。
【図8】本発明の保護回路が形成されている半導体装置の断面の一部を示す図である。
【図9】本発明の保護回路が形成されている半導体装置を上方から見た図である。
【図10】本発明の保護回路が形成されている半導体装置を上方から見た図である。
【図11】従来の技術の保護回路を示す図である。
【図12】従来の技術の保護回路が形成されている半導体装置の断面の一部を示す図である。
【図13】従来の技術の保護回路が形成されている半導体装置を上方から見た図である。
【図14】従来の技術の保護回路に外部電源を通常の接続とは逆の方向に接続された場合を説明するための図である。
【符号の説明】
P 外部接続端子、R1 抵抗、D1 第一のツェナーダイオード、D2 第二のツェナーダイオード、D3 ツェナーダイオード対、5 p型拡散層、6 n型拡散層。

Claims (4)

  1. 半導体基板上に形成された半導体素子と前記半導体素子の保護回路とを有する半導体装置であって、
    一端が外部接続端子に接続されており、他端が前記半導体素子に接続されている抵抗と、
    前記抵抗の他端と固定電位との間に接続されている第一のツェナーダイオードと、
    前記抵抗の一端と前記固定電位との間に直列に接続されている、前記第一のツェナーダイオードより多い数の複数の第二のツェナーダイオードとを、
    備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記抵抗および前記第一、第二のツェナーダイオードは、前記半導体基板上に形成されたポリシリコン層に形成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記複数の第二のツェナーダイオードは、順次に互いに逆方向に直列接続されている、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記複数の第二のツェナーダイオードは、
    平面視で入れ子形状に形成された複数の不純物拡散領域を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体装置。
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