JP2004043140A - エレベーターの安全装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上記目的は、第一のリフトロッドレバー8と第一のコンロッドレバー9と調速機用ロープ掴み部材10を略U字状の第一の曲げ部材15により構成し、かつ、第二のリフトロッドレバー11と第二のコンロッドレバー12を略U字状の第二の曲げ部材18により構成し、前記第一の曲げ部材15が回動可能に取り付けられる第一軸6を略U字状の第一の支持ベース16に、かつ、第二の曲げ部材18が回動可能に取り付けられる第二軸7を略U字状の第二の支持ベース17に、それぞれ固定し、それら第一の支持ベース16と第二の支持ベース17を下梁部材1の下面に固定することにより、達成される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベーターの安全装置に係り、特に、調速機による作動力によりセフティリンクを介して左右二個の非常止め装置を動作させるエレベーターの安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のエレベーターの安全装置としては、図5に示すように、乗りかご100の異常速度を検出することで調速機用ロープ101を介して乗りかご100の下梁102に設けたセフティリンク103に作動力を与える調速機104と、この調速機104による作動力によりセフティリンク103を介して作動する左右二個の非常止め装置105、105Aとを備えたものが知られている。そして、そのエレベーターの安全装置では、たとえば、乗りかご100を吊り下げる主ロープ106が、何らかの理由で切断された状態となり、乗りかご100がガイドレール107、107Aに案内させて急速に下降すると、調速機104が作動して調速機用ロープ101が拘束されることでセフティリンク103を作動させて、非常止め装置105、105A内のくさび機構部でガイドレール107、107Aを挟持することにより、乗りかご100を安全に停止させるようにしている。
【0003】
上記セフティリンク103としては、特開2001−122551号公報に記載されているものが知られている。この特開2001−122551号公報に記載のセフティリンク103は、図6の(a)、(b)に示すように、乗りかご100の下面に、間隔をあけて配設された一対の梁部材102A、102Bからなる下梁102に取り付けるようにしている。すなわち、図6の(a)、(b)のセフティリンク103では、一対の梁部材102A、102Bの一方の非常止め装置105側に回動可能に配設された第一軸108と、一対の梁部材102A、102Bの他方の非常止め装置105A側に回動可能に配設された第二軸109と、第一軸108に設けた第一のリフトロッドレバー110と、第一軸108に設けた第一のコンロッドレバー111と、第一軸108に設けた調速機用ロープ101を掴む調速機用ロープ掴み部材112と、第一軸108に設けたキャリアレバー113と、第二軸109に設けた第二のリフトロッドレバー114と、第二軸109に設けた第二のコンロッドレバー115と、リミットスイッチ用レバー116と、一端を第一のコンロッドレバー111に、かつ、他端を第二のコンロッドレバー115に、それぞれ枢着したコンロッド117を備えている。
【0004】
そして、調速機用ロープ掴み部材112が引き上げられて第一軸108が矢印P2方向に回転すると、第一のリフトロッドレバー110により非常止め装置105のリフトロッド105−1が引き上げられその非常止め装置105のくさび機構部105−2でガイドレール107が挟持され、かつ、キャリアレバー113によりキャリアばね118を圧縮されるとともに、第一のコンロッドレバー111とコンロッド117と第二のコンロッドレバー115により第二軸109が矢印Q2方向に回転させられる。第二軸109が矢印Q2方向に回転させられると、第二のリフトロッドレバー114により非常止め装置105Aのリフトロッド105A−1が引き上げられその非常止め装置105Aのくさび機構部105A−2でガイドレール107Aが挟持され、かつ、リミットスイッチ用レバー116によりリミットスイッチ119が切れて電源を遮断するようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記特開2001−122551号公報に示されているエレベーターの安全装置では、第一に、間隔をあけて配設された一対の梁部材102A、102Bを必要とするものであり、セフティリンク103を取り付けるための下梁部材の乗りかご下方への配置設計の自由度が低いとともに、下梁部材の低減化を図ることができないという問題点があり、第二に、第一のリフトロッドレバー110と第一のコンロッドレバー111と調速機用ロープ掴み部材112とキャリアレバー113の四つの部品は、それぞれ別々に作られ、かつ、それぞれが別々に第一軸108に設けるようにしているために、生産性が悪いという問題点があった。
【0006】
本発明の目的は、上記問題点にかんがみ、設計の自由度が高く、かつ、生産性の優れたエレベーターの安全装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、乗りかごの異常速度を検出することで調速機用ロープを介して乗りかごの下梁部材に設けたセフティリンクに作動力を与える調速機と、この調速機による作動力によりセフティリンクを介して作動する左右二個の非常止め装置を具備し、前記セフティリンクが、前記下梁部材の一方の非常止め装置側に回動可能に配設された第一軸と、前記下梁部材の他方の非常止め装置側に回動可能に配設された第二軸と、第一のリフトロッドレバーと、第一のコンロッドレバーと、調速機用ロープ掴み部材と、第二のリフトロッドレバーと、第二のコンロッドレバーと、一端を第一のコンロッドレバーに、かつ、他端を第二のコンロッドレバーにそれぞれ回動可能に設けたコンロッドとを、少なくとも有してなるエレベーターの安全装置において、前記第一のリフトロッドレバーと前記第一のコンロッドレバーと前記調速機用ロープ掴み部材を略U字状の第一の曲げ部材により構成し、かつ、少なくとも前記第二のリフトロッドレバーと前記第二のコンロッドレバーを略U字状の第二の曲げ部材により構成するとともに、前記第一の曲げ部材を前記第一軸に回動可能に取り付け、かつ、その第一軸を略U字状の第一の支持ベースに固定し、しかも、前記第二の曲げ部材を前記第二軸に回動可能に取り付け、かつ、その第二軸を略U字状の第二の支持ベースに固定し、さらに、前記第一の支持ベースと前記第二の支持ベースを前記下梁部材に固定する構成とすることにより、達成できる。
【0008】
この構成によれば、第一のリフトロッドレバーと第一のコンロッドレバーと調速機用ロープ掴み部材を、略U字に折り曲げることで形成される第一の曲げ部材により、一体的に作ることができる。
【0009】
また、第一の曲げ部材が回動可能に取り付けられる第一軸を固定した第一の支持ベースと、第二の曲げ部材が回動可能に取り付けられる第二軸を固定した第二の支持ベースとを、一本の下梁部材に固定することにより、第一の曲げ部材及び第二の曲げ部材を回動可能な状態で一本の下梁部材に対して取り付けることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図1(a)及び図1(b)に基づいて説明する。
【0011】
図1(a)及び図1(b)において、エレベーターの安全装置は、乗りかごの一本の下梁部材1に設置される。そのエレベーターの安全装置は、調速機(図示せず)が作動して調速機用ロープ2が拘束されることでセフティリンク3を作動させて、非常止め装置4、4Aのくさび機構部でガイドレール5、5Aを把持することにより、乗りかご(図示せず)を安全に停止させるようにしている。
【0012】
セフティリンク3は、一本の下梁部材1の一方の非常止め装置4側に回動可能に配設された第一軸6と、一本の下梁部材1の他方の非常止め装置4A側に回動可能に配設された第二軸7と、第一のリフトロッドレバー8と、第一のコンロッドレバー9と、調速機用ロープ掴み部材10と、第二のリフトロッドレバー11と、第二のコンロッドレバー12と、リミットスイッチ用レバー13と、一端を第一のコンロッドレバー9に、かつ、他端を第二のコンロッドレバー12にそれぞれ回動可能に設けたコンロッド14を備えている。
【0013】
第一のリフトロッドレバー8と調速機用ロープ掴み部材10は、図2に示すように、一枚の鋼材を略U字に折り曲げることで形成した第一の曲げ部材15を第一軸6に回動可能に設け、この第一の曲げ部材15の略U字の一端を第一のリフトロッドレバー8とし、かつ、この第一の曲げ部材15の略U字の他端を調速機用ロープ掴み部材10とすることによって形成される。第一のコンロッドレバー9は、図2に示すように、第一の曲げ部材15と一体的に形成されている。
【0014】
第一の支持ベース16は、図2に示すように、一枚の鋼材を略U字に折り曲げることで形成される。第一の支持ベース16の略U字の一端16A及び他端16Bには、第一軸6が外れ止め26により固定されている。第一の支持ベース16は、図1(a)及び図1(b)に示すように、下梁部材1に固定ボルト等により固定される。
【0015】
第二軸7は、図1(a)及び図1(b)に示すように、第二の支持ベース17に固定されている。第二の支持ベース17は、第一の支持ベース16と同様に、一枚の鋼材を略U字に折り曲げることで形成されている。第二の支持ベース17は、第一の支持ベース16と同様に、図1(a)及び図1(b)に示すように、下梁部材1の下面に固定ボルト等により固定されている。第二軸7には、一枚の鋼材を略U字に折り曲げることで形成した第二の曲げ部材18が回動可能に設けられる。第二のリフトロッドレバー11は、第二の曲げ部材18の略U字の一端を第二のリフトロッドレバー11とすることによって形成されている。第二のコンロッドレバー12は、第二の曲げ部材18と一体的に形成されている。第二の曲げ部材18側には、図1(a)及び図1(b)に示すように、リミットスイッチ用レバー13と電源遮断用のリミットスイッチ19が設けられている。
【0016】
コンロッド14には、図1(a)及び図1(b)に示すように、誤動作防止用のキャリアばね20が嵌装されている。キャリアばね20は、その一端が鋼材製の保持体21に当接され、かつ、その他端がコンロッド14に固定されている。コンロッド14が矢印X方向に移動すると、鋼材からなる保持体21に向かってキャリアばね20が押し込まれて、キャリアばね20が圧縮される。保持体21は、下梁部材1に固定ボルト等により固定される。
【0017】
第一のリフトロッドレバー8の先端は、非常止め装置4のリフトロッド22の上端に設けた鋼材製の取り付け板23に枢着されている。調速機用ロープ掴み部材10の先端は、調速機用ロープ2に設けた鋼材製の取り付け板24に枢着されている。第二のコンロッドレバー12の先端は、非常止め装置4Aのリフトロッド22Aの上端に設けた鋼材製の取り付け板25に枢着されている。
【0018】
上記構成によれば、乗りかごを吊り下げる主ロープが切断するなどして、乗りかごがガイドレール5、5Aに案内されて急速に下降すると、調速機が作動して調速機用ロープ2が拘束される。調速機用ロープ2が拘束されると、調速機用ロープ掴み部材10が上方に(矢印Y方向に)に引っ張られて、第一のリフトロッドレバー8と第一のコンロッドレバー9と調速機用ロープ掴み部材10が一体的に形成されている第一の曲げ部材15が、第一軸6を軸として矢印P1方向に回動して、図2の一点鎖線のようになる。
【0019】
第一の曲げ部材15が回動すると、第一のリフトロッドレバー8によりリフトロッド22が引っ張り上げられて、非常止め装置4のくさび機構部が働いてガイドレール5が挟持されるとともに、第一のコンロッドレバー9によりコンロッド14が矢印X方向に移動させられて、第二のリフトロッドレバー11と第二のコンロッドレバー12が一体的に形成されている第二の曲げ部材18が、第二軸7を軸として矢印Q1方向に回動して、第二のリフトロッドレバー11によりリフトロッド22Aが引っ張り上げられて、非常止め装置4Aのくさび機構部が働いてガイドレール5Aが挟持される。第一のコンロッドレバー9によりコンロッド14が矢印X方向に移動させられると、キャリアばね20が圧縮されるとともに、リミットスイッチ用レバー13によってリミットスイッチ19が切られて電源が遮断される。
【0020】
調速機用ロープ2の拘束状態が解放されると、コンロッド14が矢印X方向とは反対方向に移動して、第一の曲げ部材15が第一軸6を軸として矢印P1方向とは反対方向に、かつ、第二の曲げ部材18が第二軸7を軸として矢印Q1方向とは反対方向に、それぞれ回動するので、第一のリフトロッドレバー8によりリフトロッド22が、かつ、第二のリフトロッドレバー11によりリフトロッド22Aが、それぞれ押し下げられて、非常止め装置4、4Aのくさび機構部によるガイドレール5、5Aの挟持状態が解放される。コンロッド14の矢印X方向とは反対方向への移動は、キャリアばね20により確実に行われる。
【0021】
上記一実施例では、第一のリフトロッドレバー8と第一のコンロッドレバー9と調速機用ロープ掴み部材10は、一枚の鋼材を適宜に打ち抜きあるいは切断した後に略U字に折り曲げることで形成される第一の曲げ部材15により、溶接作業なしで簡単に作ることができ、生産性が向上する。
【0022】
また、第一の曲げ部材15を第一軸6に取り付けるだけで、第一のリフトロッドレバー8と第一のコンロッドレバー9と調速機用ロープ掴み部材10の三個の部品が、第一軸6を軸として矢印P1方向に回動可能に取り付けられた状態がえられるので、取り付け作業が簡単となり、生産性が向上する。
【0023】
また、第二のリフトロッドレバー11と第二のコンロッドレバー12とリミットスイッチ用レバー13も、一枚の鋼材を適宜に打ち抜きあるいは切断した後に略U字に折り曲げることで形成される第二の曲げ部材18により、溶接作業なしで簡単に作ることができ、生産性が向上する。
【0024】
また、セフティリンク3を乗りかごの下面に取り付けるには、第一のリフトロッドレバー8と第一のコンロッドレバー9と調速機用ロープ掴み部材10が一体的に形成されている第一の曲げ部材15を回動可能に取り付けた第一軸6を、第一の支持ベース16に固定して、その第一の支持ベース16を下梁部材1の下面に固定ボルト等により固定するとともに、第二の曲げ部材18を回動可能に取り付けた第二軸7を、第二の支持ベース17に固定して、その第二の支持ベース17を下梁部材1の下面に固定ボルト等により固定するようにしているので、従来のように、間隔をあけて配設された一対の梁部材を必要とせず、一本の下梁部材1があればよい。したがって、乗りかごの下方にセフティリンク3を取り付けるのに、一本の下梁部材1があればすむので、その下梁部材1の乗りかご下方への配置設計を自由に行うことができるとともに、材料の低減化を図ることができる。
【0025】
図3は、本発明の他実施例その1を示し、要部拡大斜視図である。図3において、図2と同一符号は同一内容を表している。図3の第一の曲げ部材150Aは、一枚の鋼材を適宜に切断した後に略U字に折り曲げることで第一のリフトロッドレバー8と調速機用ロープ掴み部材10を一体的に形成し、その第一の曲げ部材150Aに別途製作した第一のコンロッドレバー90を固定ボルト等により取り付けるようにしてある。図3の第一の曲げ部材150Aによれば、その第一の曲げ部材150Aの材料の歩留まりを向上させることができる。
【0026】
図4は、本発明の他実施例その2を示し、要部拡大斜視図である。図4において、図2と同一符号は同一内容を表している。図4では、図2の第一の曲げ部材15に替えて、一枚の鋼材を適宜に打ち抜きあるいは切断した後に略U字に折り曲げることで形成される第一の曲げ部材150Bを設け、この第一の曲げ部材150Bの略U字の一端150B−1に別途製作した第一のリフトロッドレバー80を、かつ、前記第一の曲げ部材150Bの略U字の他端150B−2に別途製作した調速機用ロープ掴み部材10Aを、それぞれ取り外し可能に取り付けるとともに、第一の曲げ部材150Bに別途製作した第一のコンロッドレバー90を固定ボルト等により取り外し可能に取り付けるようにしてある。図4の第一の曲げ部材150Bによれば、その第一の曲げ部材150Bの材料の歩留まりを、図3の第一の曲げ部材150Aよりもさらに向上させることができる。また、調速機用ロープ掴み部材10Aを図4に示すように曲げた形状とすることで、エレベーター昇降路内における調速機の配置設計の自由度をより向上させることができる。
【0027】
さらに、上記いずれの実施例においても、第一の支持ベース16と第二の支持ベース17を同一構造として、部品共用化が図ることができ、生産性を向上させることができる。しかも、第二の曲げ部材18を、第一の曲げ部材15、第一の曲げ部材150A、あるいは第一の曲げ部材150Bのいずれかと、同一構造にすることで、部品共用化が図られて、生産性が向上するとともに、図1において、調速機用ロープ2を、左側から右側に配置する、すなわち、非常止め装置4A及びガイドレール5Aが配置されている側に配置するようにしたエレベーターにも、対応させることができ、設計の自由度をより向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、少なくとも第一のリフトロッドレバーと第一のコンロッドレバーと調速機用ロープ掴み部材を、略U字状の第一の曲げ部材により構成し、かつ、少なくとも第二のリフトロッドレバーと第二のコンロッドレバーを、略U字状の第二の曲げ部材により構成し、前記第一の曲げ部材が回動可能に取り付けられる第一軸を、略U字状の第一の支持ベースに、かつ、前記第二の曲げ部材が回動可能に取り付けられる第二軸を、略U字状の第二の支持ベースに、それぞれ固定し、それら第一の支持ベースと第二の支持ベースを一本の下梁部材に固定するようにしたので、設計の自由度が高く、かつ、生産性を向上させることのできるエレベーターの安全装置がえられた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエレベーターの安全装置の一実施例を示し、(a)は要部詳細平面図、(b)は要部詳細正面図である。
【図2】本発明の一実施例を示し、要部拡大斜視図である。
【図3】本発明の他実施例その1を示し、要部拡大斜視図である。
【図4】本発明の他実施例その2を示し、要部拡大斜視図である。
【図5】従来のエレベーターの安全装置の一例を示し、全体概略説明図である。
【図6】従来のエレベーターの安全装置の一例を示し、(a)は要部詳細平面図、(b)は要部詳細正面図である。
【符号の説明】
1 下梁部材
2 調速機用ロープ
3 セフティリンク
4 非常止め装置
4A 非常止め装置
5 ガイドレール
5A ガイドレール
6 第一軸
7 第二軸
8 第一のリフトロッドレバー
9 第一のコンロッドレバー
10 調速機用ロープ掴み部材
11 第二のリフトロッドレバー
12 第二のコンロッドレバー
13 リミットスイッチ用レバー
14 コンロッド
15 第一の曲げ部材
16 第一の支持ベース
17 第二の支持ベース
18 第二の曲げ部材
19 リミットスイッチ
20 キャリアばね
21 保持体
22 リフトロッド
23 取り付け板
24 取り付け板
25 取り付け板
26 外れ止め
Claims (4)
- 乗りかごの異常速度を検出することで調速機用ロープを介して乗りかごの下梁部材に設けたセフティリンクに作動力を与える調速機と、この調速機による作動力によりセフティリンクを介して作動する左右二個の非常止め装置を具備し、前記セフティリンクが、前記下梁部材の一方の非常止め装置側に回動可能に配設された第一軸と、前記下梁部材の他方の非常止め装置側に回動可能に配設された第二軸と、第一のリフトロッドレバーと、第一のコンロッドレバーと、調速機用ロープ掴み部材と、第二のリフトロッドレバーと、第二のコンロッドレバーと、一端を第一のコンロッドレバーに、かつ、他端を第二のコンロッドレバーにそれぞれ回動可能に設けたコンロッドを有してなるエレベーターの安全装置において、
少なくとも前記第一のリフトロッドレバーと前記第一のコンロッドレバーと前記調速機用ロープ掴み部材を略U字状の第一の曲げ部材(15)により構成し、かつ、少なくとも前記第二のリフトロッドレバーと前記第二のコンロッドレバーを略U字状の第二の曲げ部材により構成するとともに、前記第一の曲げ部材(15)を前記第一軸に回動可能に取り付け、かつ、その第一軸を略U字状の第一の支持ベースに固定し、しかも、前記第二の曲げ部材を前記第二軸に回動可能に取り付け、かつ、その第二軸を略U字状の第二の支持ベースに固定し、さらに、前記第一の支持ベースと前記第二の支持ベースを前記下梁部材に固定してなることを特徴とするエレベーターの安全装置。 - 前記第一の曲げ部材(15)は、一枚の鋼材を適宜に切断した後に略U字に折り曲げることで形成されることを特徴とする請求項1記載のエレベーターの安全装置。
- 前記第一の曲げ部材(15)に替えて、前記第一のリフトロッドレバーと前記調速機用ロープ掴み部材を、一枚の鋼材を適宜に切断した後に略U字に折り曲げることで形成される第一の曲げ部材(150A)とするとともに、この第一の曲げ部材(150A)に、第一の曲げ部材(150A)とは別途形成した第一のコンロッドレバーを取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの安全装置。
- 前記第一の曲げ部材(15)に替えて、一枚の鋼材を適宜に切断した後に略U字に折り曲げることで形成される第一の曲げ部材(150B)を設け、この第一の曲げ部材(150B)の略U字の一端に第一の曲げ部材(150B)とは別途形成した第一のリフトロッドレバーを、かつ、前記第一の曲げ部材(150B)の略U字の他端に第一の曲げ部材(150B)とは別途形成した調速機用ロープ掴み部材を、それぞれ取り外し可能に取り付けるとともに、第一の曲げ部材(150B)とは別途形成した第一のコンロッドレバーを取り付けるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの安全装置。
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