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JP2004023110A - 電子メール返信方法及びそのシステム、情報端末装置並びに制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子メール返信方法及びそのシステム、情報端末装置並びに制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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JP2004023110A
JP2004023110A JP2002170938A JP2002170938A JP2004023110A JP 2004023110 A JP2004023110 A JP 2004023110A JP 2002170938 A JP2002170938 A JP 2002170938A JP 2002170938 A JP2002170938 A JP 2002170938A JP 2004023110 A JP2004023110 A JP 2004023110A
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JP2002170938A
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Shinji Sakuma
佐久間 真司
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NEC Communication Systems Ltd
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NEC Communication Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】着信処理と携帯電話機の使用者によって行われる処理との排他処理をしてデータの共用化、メール容量の節減を図る。
【解決手段】発信側の携帯電話機11から着信側の携帯電話機12に着信があったとき、電話番号照合部25において電話帳、スケジュール帳に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との排他処理を行って電子メール返信処理を優先した処理に設定して電話番号照合部25から応答メール作成部26にメールアドレス及びスケジュールデータを渡す。応答メール作成部26は、メールアドレス及びスケジュールデータに基づいて電子メールを作成する。データ通信処理部27は、制御部22、無線部20を経て発信側の携帯電話機11へ電子メールを返信する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子メール返信方法及びそのシステム、情報処理端末装置並びにその制御プログラムを記録した記録媒体に関し、詳しくは他の使用目的にも使用されるスケジュールデータを電子メールの作成に活用して電子メールを作成する電子メール返信方法及びそのシステム、情報端末装置並びにその制御プログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来知られている携帯電話機での留守番応答メッセージ返信システムでは、携帯電話機の使用者が自分で音声による応答メッセージを作成することはできる。
そして、従来の応答メッセージは、音声をアナログ形式又はディジタル形式で記憶した決まり文句の応答内容の応答音声メッセージ、又は発信者に応じた応答音声メッセージを予め用意しておき、着信から一定時間経過しても着信者が応答し得ない時用意されている応答音声メッセージをそのまま発信者への返信メッセージとして送信している。
いずれの場合にも、電話機に装備しなければならないメモリ容量はかなり大きい容量を必要とする。
なお、発信者に応じて応答音声メッセージを変更させて発信者に返信する技術としては、例えば、特開平8−140146号公報に記載される技術がある。
【0003】
このような応答音声メッセージ形式で予め記憶する形式では、記憶容量が増大することから、特に記憶容量を抑える技術的要請の高い携帯電話機には不向きとされ、応答メッセージを文字メッセージ形式で記憶して置き、着信から一定時間経過しても応答し得ないとき文字メッセージ形式の応答メッセージを返信メッセージとして発信者に返信する技術も開発提案されている。例えば、特開平9−321861号公報に記載されている技術である。
【0004】
応答メッセージを文字メッセージのみで発信者に返信すると、その文字メッセージを受信する発信者は、文字表示部に表示するだけでは、文字メッセージの返信が来ているのに気が付かないという不具合がある。
これを解決する技術的手段も開発されている。その例は、特開2000−209326号公報に記載されている技術である。
【0005】
特開2000−209326号公報に記載されている技術は、文字メッセージと共に当該文字メッセージの返信を知らせる音声メッセージを予め記録して置き、着信したとき当該着信対応の発信者の電話番号が検出され、検出された電話番号と着信者の携帯通信端末装置に予め登録されている発信者の電話番号とが一致したとき、上記文字メッセージの検索送信に先立って上記音声メッセージを検索して送信して発信者に文字メッセージが送信されて来る旨を知らせようとするものである。
【0006】
また、着信に対して着信者側の状況に応じた応答メッセージを返信する技術も開発提案されている。その例は、特開平10−136080号公報に記載されている技術である。
その技術は、着信があったとき、スケジュール機能手段に予め登録されているスケジュールデータをスケジュール検索手段によって着信時刻対応に検索し、着信時刻対応のスケジュールデータが検索されたとき、検索されたスケジュールデータを音声信号に変換した応答音声メッセージを生成して発信者に返信する技術である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の応答音声メッセージを返信メッセージとして発信者に送信する技術は、音声により固定的で、単純な応答内容のものを予め用意しているに過ぎなかった。
このような技術状況の改良を示した技術として、上述の特開平10−136080号公報に記載されている技術がある。この技術は、着信者側の状況に応じた応答音声メッセージを返信する技術を示しているとはいうものの、応答音声メッセージを生成するデータは、応答音声メッセージ専用のデータとして用意しなければならないものである。
そして、情報端末装置、特に携帯情報端末装置においてはデータ量の増大が予想される。したがって、メモリ容量の有効利用を図る要請が強い。
また、メール容量の増大を抑えつつ、情報端末装置が接続される通信網のトラフィック量を低減し、通信料金の節減を図る必要性もある。
【0008】
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、他の使用目的にも使用されるスケジュールデータを電子メールの作成に活用して電子メールを作成し得る電子メール返信方法及びそのシステム、情報端末装置並びにその制御プログラムを記録した記録媒体を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、第1の情報端末装置から通信網を介して第2の情報端末装置に着信した呼に対して上記第2の情報端末装置が応答しないとき上記第2の情報端末装置から上記第1の情報端末装置へ文字メッセージを返信する電子メール返信方法に係り、上記呼の着信時刻から一定時間内に上記第2の情報端末装置において応答がないとき、上記第2の情報端末装置における上記着信に対する電子メール返信処理を上記電子メール返信処理以外の処理に対して優先した処理に設定し、設定された電子メール返信処理を開始して着信した上記呼に含まれている発信識別情報対応のメールアドレス及び上記着信時刻における上記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定し、上記スケジュールデータの登録済み判定が肯定であるとき、設定されて優先された上記処理を解除し、登録済みと判定された上記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成し、作成された文字メッセージを上記通信網のメールサーバを介して上記登録済みと判定された上記メールアドレスで指定される上記第1の情報端末装置へ返信することを特徴としている。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の電子メール返信方法に係り、上記第2の情報端末装置において応答がないときとは、上記第2の情報端末装置の使用者による応答がないときであり、上記電子メール返信処理以外の処理は、上記第2の情報端末装置の使用者による処理であることを特徴としている。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の電子メール返信方法に係り、上記第2の情報端末装置において応答がないときとは、上記第2の情報端末装置による応答がないときであり、上記電子メール返信処理以外の処理は、上記第2の情報端末装置による処理であることを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の電子メール返信方法に係り、優先した上記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を上記登録済みであるか否かの判定の前に行い、上記第1の処理を終了させるための上記第1の設定の解除を上記発信識別情報及び上記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を上記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、上記第2の処理を終了させるための上記第2の設定の解除を上記スケジュールデータの登録済み判定の肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴としている。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1、2、3又は4記載の電子メール返信方法に係り、上記発信識別情報は、電話番号又はメールアドレスであることを特徴としている。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか一に記載の電子メール返信方法に係り、上記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して上記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間から成ることを特徴としている。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一に記載の電子メール返信方法に係り、上記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、上記文字メッセージの第1の情報端末装置への返信を禁止することを特徴としている。
【0016】
請求項8記載の発明は、第1の情報端末装置から通信網を介して第2の情報端末装置に着信した呼に対して上記第2の情報端末装置が応答しないとき上記第2の情報端末装置から上記第1の情報端末装置へ文字メッセージを返信する電子メール返信システムに係り、上記呼の着信時刻から一定時間内に上記第2の情報端末装置において応答がないとき、上記第2の情報端末装置における上記着信に対する電子メール返信処理を該電子メール返信処理以外の処理に優先した処理に設定する設定手段と、該設定手段によって設定された電子メール返信処理を開始し、着信した上記呼に含まれている発信識別情報対応のメールアドレス及び上記着信時刻における上記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する判定手段と、該判定手段によるスケジュールデータの登録済み判定が肯定であるとき、上記設定手段によって設定されて優先された上記処理を解除する解除手段と、上記判定手段によって登録済みであると判定された上記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成する作成手段と、該作成手段によって作成された文字メッセージを上記通信網のメールサーバを介して上記判定手段によって判定された上記登録済みのメールアドレスで指定される上記第1の情報端末装置へ返信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0017】
請求項9記載の発明は、請求項8記載の電子メール返信システムに係り、上記第2の情報端末装置においての非応答は上記第2の情報端末装置の使用者による非応答であり、上記電子メール返信処理以外の処理は上記第2の情報端末装置の使用者による処理であることを特徴としている。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項8記載の電子メール返信システムに係り、上記第2の情報端末装置においての非応答は、上記第2の情報端末装置による非応答であり、上記電子メール返信処理以外の処理は上記第2の情報端末装置による処理であることを特徴としている。
【0019】
請求項11記載の発明は、請求項8、9、10又は11記載の電子メール返信システムに係り、上記判定手段は、着信した上記呼に含まれている発信識別情報及び該発信識別情報対応のメールアドレスが上記第2の情報端末装置に登録済みであるか否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定手段による判定が肯定であるとき、上記着信時刻における上記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する第2の判定手段とから成ることを特徴としている。
【0020】
請求項12記載の発明は、請求項8、9又は10記載の電子メール返信システムに係り、優先した上記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を上記判定手段による登録済みであるか否かの判定の前に行い、上記第1の処理を終了させるための上記第1の設定の解除を上記発信識別情報及び上記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を上記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、上記第2の処理を終了させるための上記第2の設定の解除を上記スケジュールデータが登録済みであるとの肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴としている。
【0021】
請求項13記載の発明は、請求項8、9、10、11又は12記載の電子メール返信システムに係り、上記発信識別情報は、電話番号又はメールアドレスであることを特徴としている。
【0022】
請求項14記載の発明は、請求項8乃至13のいずれか一に記載の電子メール返信システムに係り、上記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して上記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間から成ることを特徴としている。
【0023】
請求項15記載の発明は、請求項8乃至14のいずれか一に記載の電子メール返信システムに係り、上記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、上記文字メッセージの第1の情報端末装置への返信を禁止することを特徴としている。
【0024】
請求項16記載の発明は、通信網を介して着信した呼に対して応答をしないとき該呼に対する文字メッセージを返送する情報端末装置に係り、上記呼の着信時刻から一定時間内に上記呼に対する応答がないとき、上記第2の情報端末装置における上記着信に対する電子メール返信処理を該電子メール返信処理以外の処理に優先した処理に設定する設定手段と、該設定手段によって設定された電子メール返信処理を開始し、着信した上記呼に含まれている発信識別情報及び該発信識別情報対応のメールアドレスが上記情報端末装置に登録済みであるか否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定手段による判定が肯定であるとき、上記着信時刻における上記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する第2の判定手段と、該第2の判定手段による判定が肯定であるとき、上記設定手段によって設定されて優先した上記処理を解除する解除手段と、上記第2の判定手段によって登録済みであると判定された上記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成する作成手段と、該作成手段によって作成された文字メッセージを上記通信網のメールサーバを介して上記第1の判定手段によって判定された上記登録済みのメールアドレスで指定される返信先の情報端末装置へ返信する送信手段とを備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項17記載の発明は、請求項16記載の情報端末装置に係り、上記情報端末装置においての非応答は上記情報端末装置の使用者による非応答であり、上記電子メール返信処理以外の処理は上記情報端末装置の使用者による処理であることを特徴としている。
【0026】
請求項18記載の発明は、請求項16記載の情報端末装置に係り、上記情報端末装置においての非応答は、上記情報端末装置による非応答であり、上記電子メール返信処理以外の処理は上記情報端末装置による処理であることを特徴としている。
【0027】
請求項19記載の発明は、請求項15、16、17又は18記載の情報端末装置に係り、優先した上記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を上記第1の判定手段による登録済みであるか否かの判定の前に行い、上記第1の処理を終了させるための上記第1の設定の解除を上記発信識別情報及び上記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を上記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、上記第2の処理を終了させるための上記第2の設定の解除を上記スケジュールデータが登録済みであるとの肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴としている。
【0028】
請求項20記載の発明は、請求項15乃至19のいずれか一に記載の情報端末装置に係り、上記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して上記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間から成ることを特徴としている。
【0029】
請求項21記載の発明は、請求項15乃至20のいずれか一に記載の情報端末装置に係り、上記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、上記文字メッセージの返信を禁止することを特徴としている。
【0030】
請求項22記載の発明は、制御プログラムを記録した記録媒体に係り、コンピュータに、請求項1乃至7のうちのいずれか一に記載の電子メール返信方法を実現させるための制御プログラムを記録したことを特徴としている。
【0031】
請求項23記載の発明は、制御プログラムを記録した記録媒体に係り、コンピュータに、請求項8乃至15のうちのいずれか一に記載の電子メール返信システムの機能を実現させるための制御プログラムを記録したことを特徴としている。
【0032】
請求項24記載の発明は、制御プログラムを記録した記録媒体に係り、コンピュータに、請求項16乃至20のうちのいずれか一に記載の情報端末装置の機能を実現させるための制御プログラムを記録したことを特徴としている。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に説明する。
◇第1実施例
図1は、この発明の第1実施例である電子メール返信システムの概略構成図、図2は、同電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の構成図、図3は、同電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の処理手順を示すフローチャート、図4は、基本制御部の処理手順を示すフローチャート、図5は、電話帳の登録例を示す図、図6は、スケジュール帳の登録例を示す図、また、図7は、着信側の携帯電話機で作成される電子メールの例を示す図である。
【0034】
この例の電子メール返信システム10は、着信側の携帯電話機が一定時間内に応答しないとき、留守番電話機能が動作して音声メッセージを保存すると共に、着信に対応する発信側の携帯電話機の電話番号を電話帳から検索して当該電話番号の発信側の携帯電話機に対して着信時刻対応のスケジュールを電子メールで送信するシステムに係り、図1に示すように、第1の携帯電話機11と、第2の携帯電話機12と、第1の携帯電話機11と第2の携帯電話機12との間の音声/データの無線通信を送受信する携帯電話網(移動体通信網)13とから構成される。
【0035】
携帯電話網13は、第1の携帯電話機11と第2の携帯電話機12との間の無線通信信号の送受信を制御する基地局14と、基地局14に接続され、基地局14を介して第1の携帯電話機11と第2の携帯電話機12との間で送受信される電子メールのサービス(転送制御)を司るメールサーバ15とから構成される。
【0036】
携帯電話機11、12は、同一構成であり、図2に示すように、無線部20と、キー入力部21と、制御部22と、音声通信処理部23と、記憶部24と、電話番号照合部25と、応答メール作成部26と、データ通信処理部27と、基本制御部28とから構成される。
無線部20は、基地局14との間で無線通信を行う。
キー入力部21は、入力キー(図示せず)を有し、入力キーの操作により後述する電話帳/スケジュール帳のデータ参照/編集処理及びダイヤル発信の処理を制御部20を介して生じさせる。
制御部22は、携帯電話機11又は携帯電話機12全体の処理の振り分けを行う。
音声通信制御部23は、ダイヤル発信時及びその着信時の処理、すなわち、着信通知機能、留守番機能、切断機能の処理を行う。
【0037】
記憶部24は、当該携帯電話機の使用者名、電話番号、メールアドレス、送信許可の情報を有する電話帳31と、スケジュールの開始日時、スケジュールの終了日時、場所及び用件を記憶するスケジュール帳32とを有する。電話帳31の登録例を図5に示す。また、スケジュール帳32の登録例を図6に示す。
電話番号照合部25は、基本制御部28との間で排他制御の処理を行うと共に、音声通信処理部23から受け取った着信電話番号と、現在時刻と、記憶部24の電話帳31及びスケジュール帳32から読み出されたデータとから電子メール(返信メッセージ)の送信が可能かどうかを判断する。
【0038】
応答メール作成部26は、電話番号照合部25からメールアドレス及びスケジュールデータを受け取り、電子メールを作成する。
データ通信処理部27は、応答メール作成部26で作成された電子メールの発信者への送信を制御部22、無線部21を介して行う。
基本制御部28は、制御部22、音声通信処理部23、電話番号照合部25、応答メール作成部26及びデータ通信処理部27の制御を統括する。
【0039】
制御部22、音声通信処理部23、電話番号照合部25、応答メール作成部26及びデータ通信処理部27は、電子メール返信プログラムから構成され、この電子メール返信プログラムは、図示しない記憶装置に記憶され、また、基本制御部28は、基本プログラムから構成されて記憶装置に記憶され、これらのプログラムは、図示しないCPUによってCPUのメモリに記憶装置から読み出されてCPUによって実行されることによって上記各部の機能を遂行するようにしてこの発明は構成されている。
【0040】
次に、図1乃至図7を参照して、この実施例の動作について説明する。
音声メール応答システムの第1の携帯電話機11から第2の携帯電話機12に対して発信した呼が第2の携帯電話機12に着信すると、該着信(音声による通話を意図した着信(音声着信))は、第2の携帯電話機12の無線部21、制御部22を経て音声通信処理部23に通知される。
音声通信処理部23は、表示又は音で音声着信を携帯者に知らせる(図3のステップS1)。また、音声通信処理部23は、着信時刻を検出すると共に、着信信号の中の着信情報を抽出し、着信時刻及び着信情報を記憶部24の第1のワーキング記憶域29に記憶させる。
【0041】
上記着信の報知に対して携帯者が第2の携帯電話機12に設定された一定時間内に応答するときは(図3のS2のする)、第1の携帯電話機11の携帯者と第2の携帯電話機12の携帯者との間で所要の通話をした後、通話回線を切断して終了する。
携帯者が一定時間内に応答しないときは(図3のS2)、電話に出られない状態にあること、すなわち、留守番応答をする。これにより、この留守番応答メッセージが発信元の携帯電話機である第1の携帯電話機11へ返信される(図3のS3)。
【0042】
そして、音声通信処理部23は、第1のワーキング記憶域29から着信情報を読み出し、読み出した着信情報に発信側の電話番号が含まれているか否かを判断する(図3のS4)。着信情報に発信側の電話番号が含まれていない場合には(図3のS4のなし)、上記留守番応答音声メッセージに対して発信側の携帯電話機12から返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って(図3のS5)通話回線を切断して当該呼を終了させる。
【0043】
着信情報に発信側の電話番号が含まれている場合には(図3のS4のあり)、電話番号照合部25の制御は、基本制御部28に渡される(図3のS6)。
制御を渡された基本制御部28は、使用者が既に携帯電話機の使用を開始してフラグAがオンされているならば、すなわち、電話帳に対する書き替え等編集処理(電子メール返信処理以外の処理)が開始されてフラグAがオンに設定されているならば、当該書き替え等編集処理が終了してフラグAがオフにされるまで、基本制御部28は、上記渡された制御により開始された排他登録処理を待機する(図4の(a)のS21のオン)。
【0044】
その待機が終了する、すなわち、使用者による電話帳に対する書き替え等編集処理が終了してフラグAがオフにされると(図4の(a)のS21のオフ)、着信処理による電話帳に対するアクセスを開始するのに先立って、フラグAをオンに設定し、すなわち、着信に対する電子メール返信処理のうちの電話帳についての処理を優先した処理(優先処理)に設定して(図4の(a)のS22)基本制御部28は制御を電話番号照合部25へ戻す(図3のS6)。
【0045】
電話番号照合部25は、着信情報内の電話番号及び着信時刻を音声通信処理部23から受け取る。
電話番号照合部25は、受け取った電話番号で電話帳31を検索する。検索して読み出されたデータの中に発信元の電話番号の登録が電話帳31にあるか否かを電話番号対応で照合する(図3のS7)。
この照合が否定となる、すなわち、発信元の電話番号が電話帳31に登録されていなかったならば(図3のS8のなし)、上記留守番応答音声メッセージに対して発信側の携帯電話機12から返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って(図3のS5)通話回線を切断して当該呼を終了させる。
【0046】
電話番号についての照合が肯定となる、すなわち、発信元の電話番号が電話帳31に登録されていたならば(図3のS8のあり)、受け取った電話番号で電話帳31を検索して読み出されたデータの中にメールアドレスの登録が電話帳31にあるか否かを判定する(図3のS9)。
このメールアドレスについての判定が否定となる、すなわち、メールアドレスが電話帳31に登録されていなかったならば(図3のS9のなし)、上記留守番応答音声メッセージに対して発信側の携帯電話機12から返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って(図3のS5)通話回線を切断して当該呼を終了させる。
【0047】
このメールアドレスについての判定が肯定となる、すなわち、メールアドレスが電話帳31に登録されていたならば(図3のS9のあり)、受け取った電話番号で電話帳31を検索して読み出されたデータの中に送信許可が電話帳31にあるか否かを判定する(図3のS10)。
この送信許可についての判定が否定となる、すなわち、送信許可が電話帳31に登録されていなかったならば(図3のS10のなし)、上記留守番応答音声メッセージに対して発信側の携帯電話機12から返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って(図3のS5)通話回線を切断して当該呼を終了させる。
【0048】
上記送信許可についての判定が肯定となる、すなわち、送信許可が電話帳31に登録されていたならば(図3のS10のあり)、電話番号照合部25の制御が、基本制御部28へ渡される(図3のS11)。
制御を渡された基本制御部28は、フラグAをオフに設定する、すなわち、着信に対する電子メール返信処理のうちの電話帳についての優先処理を解除する(図4の(b)のS31)。
【0049】
そして、基本制御部28は、使用者が既に携帯電話機の使用を開始してフラグBがオンされているならば、すなわち、スケジュールス帳に対する書き替え等編集処理が開始されてフラグBがオンに設定されているならば、当該書き替え等編集処理アクセスが終了してフラグBがオフにされるまで、基本制御部28は、上記渡された制御により開始された排他登録処理を待機する(図4の(a)のS21のオン)。
【0050】
その待機が終了する、すなわち、使用者によるスケジュール帳に対する書き替え等編集処理が終了してフラグBがオフにされると(図4の(a)のS21のオフ)、着信に対する電子メール返信処理のうちのスケジュール帳へのアクセスを開始するのに先立って、フラグBをオンに設定して、すなわち、着信に対する電子メール返信処理のうちのスケジュール帳についての処理を優先処理に設定して(図4の(a)のS22)基本制御部28は制御を電話番号照合部25に戻す(図3のS11)。
【0051】
電話番号照合部25は、第1のワーキング記憶域29から着信時刻を読み出し、該着信時刻でスケジュール帳32を検索してスケジュールデータの登録がスケジュール帳32にあるか否かを判定する(図3のS12)。
このスケジュールデータについての判定が否定となる、すなわち、スケジュールデータの登録が電話帳31にないならば(図3のS12のなし)、上記留守番応答音声メッセージに対して発信側の携帯電話機12から返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って(図3のS5)通話回線を切断して当該呼を終了させる。
【0052】
上記スケジュールデータについての判定が肯定となる、すなわち、上記着信時刻に対応するスケジュールデータがスケジュール帳32に登録されているならば(図3のS12のあり)、電話番号照合部25が、スケジュール帳32を検索してスケジュールデータを読み出して記憶部24の第2のワーキング記憶域30に記憶する。スケジュール帳32の登録例は、図6に示すが、例えば、着信時刻が2002年2月1日の午前10:30である。
【0053】
そして、電話番号照合部25の制御は、基本制御部28に渡される。基本制御部28は、フラグBをオフにして(図4の(b)のS31)、すなわち、着信に対する電子メール返信処理のうちのスケジュール帳についての優先処理を解除して制御を電話番号照合部25に戻す(図3のS13)。
そして、電子メール返信プログラムは、ここまでの各登録が確認されたことを条件に、すなわち、上記各登録が登録済みであることが確認された場合のみ応答メールの作成、送信の処理手順に入る。
【0054】
先ず、電話番号照合部25は、応答メールを送信する旨の合図を音声による応答メッセージで返信する制御に入ることを音声通信処理部23に通知する。
音声通信処理部23は、発信元の携帯電話機11へ電子メールを送信する旨の通知を応答音声メッセージで制御部22、無線部21を介して送信する(図3のS14)。
そして、音声通信処理部23は、発信元の携帯電話機11へ送信した応答音声メッセージに対する返信メッセージが返されて来たならば、該返信メッセージである音声メッセージの録音処理を行う(図3のS15)。
【0055】
音声通信処理部23での音声メッセージの録音処理が終了した後に、応答メール作成部26は、メールアドレスを記憶部24の第1のワーキング記憶域29から読み出すと共にスケジュールデータを記憶部24の第2のワーキング記憶域30から読み出す。
応答メール作成部26は、メールアドレス及びスケジュールデータに基づいて文字メッセージ形式の返信メッセージを電子メールとして作成する(図3の(S16))。
【0056】
着信時刻の例を上記着信時刻とし、この着信時刻における電話帳31の登録例及びスケジュール帳32の登録例を図5及び図6とした場合に作成される電子メールの例を以下に示す。
電子メールの例
TO:abc@nec.co.jp
SEBJECT:2002/02/01 10:30の発信について
本文:2002年2月1日 12時まで会議室で打ち合わせを行っていますので、電話に出ることが出来ません。
【0057】
応答メール作成部26で作成された電子メール(返信メッセージ)は、データ通信処理部27に渡される。データ通信処理部27は、電子メールを制御部22、無線部21を介して携帯電話網13の基地局14へ送信する。
基地局14へ送信されて来た応答メッセージは、携帯電話網13のメールサーバ15に一旦蓄積された後、発信側の携帯電話機である第1の携帯電話機11からの読み出しアクセスに応答してメールサーバ15から読み出されて基地局14を経て第1の携帯電話機11へ送信される。
【0058】
このように、この実施例の構成によれば、着信時刻から一定時間内に着信側の携帯電話機の使用者が応答しないとき、着信側の携帯電話機において電話帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、電子メール編集処理によるこれらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む返信メッセージを自動的に作成して発信側の携帯電話機へ送信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0059】
この効果は、専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている携帯電話機においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用な電話を掛けるのを防止することができる。したがって、電話料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0060】
◇第2実施例
図7は、この発明の第2実施例である電子メール返信システムを構成する着信側の電話機の構成図、図8は、同電子メール返信システムを構成する着信側の電話機の動作手順を示すフローチャート、また、図9は、基本制御部の処理手順を示すフローチャートである。
この実施例の構成が、第1実施例のそれと大きく異なるところは、インターネットにおいて呼の着信から一定時間経過しても、電子メールの返信が行われない場合に着信側の電話機から電子メールを発信側の電話機に返送するようにした点にある。
【0061】
すなわち、電話機11A、12Aは、図7に示すように、発信側の電話機、例えば、第1の電話機11Aから電子メールを受信した受信側の電話機、例えば、第2の電話機12Aにおいて一定時間内に電子メール(返信メッセージ)を返さないとき自動的に電子メールを発信側の電話機12Aに送信する動作を開始させるメール送信判定部34と、制御部22から転送される電子メールの着信時刻を検出すると共に電子メールから着信情報を抽出し、着信時刻及び着信情報をメール送信判定部34に通知し、応答メール作成部26で作成された電子メールを制御部22に渡して通信部20Aから発信側の電話機11Aへ送信させるデータ通信処理部27Aと、メールアドレス帳31A及びスケジュール帳32Aを有する記憶部24Aとを特徴部分として設けて構成される。
【0062】
メール送信判定部34は、電子メールの受信時刻から一定時間を経過したか否かを判定し、一定時間が経過しても電子メールの返信をしていないとき電子メール(返信メッセージ)の作成、送信を開始させるものである。
【0063】
記憶部24Aは、発信側の電話機11Aのメールアドレス対応に該電話機のメールアドレス及び送信許可を登録するメールアドレス帳31Aと、開始年月日、開始時刻、終了年月日、終了時刻、場所及び用件並びに必要に応じて使用者により登録して置きたい事項から成るスケジュールデータを登録するスケジュール帳32Aを有する。スケジュールデータは、第1実施例同様、使用者によっても使用され得るスケジュールデータである。
この構成を除くこの実施例の各部の構成は、第1実施例と同一構成であるので、それらの構成には図2と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0064】
次に、図7乃至図9を参照して、この実施例の動作について説明する。
電子メール返信システムの第1の電話機11Aから第2の電話機12Aに対して送信された電子メールがインターネット(図7には図示せず)を経て第2の電話機12Aで着信されると、第2の電話機12Aのデータ通信処理部27Aが、着信した電子メールの着信情報を抽出し、着信時刻を検出する。着信情報及び着信時刻は、データ通信処理部27Aによって記憶部24の第1のワーキング記憶域29に記憶される。
そして、上記着信の通知が、データ通信処理部27Aからメール送信判定部34に行われる(図8のSA1)。
【0065】
メール送信判定部34は、第1のワーキング記憶域29から着信時刻を読み出し、該着信時刻から一定時間が経過したか否かの計時に入り、一定時間が経過した時刻になると(図8のSA2のはい)、電子メールの返信が行われているか否かの判定を行う(図8のSA3)。
電子メールの返信が行われていれば(図8のSA3のした)、上記電子メールの受信処理は終了となる。
【0066】
電子メールの返信が行われていなければ(図8のSA3のしていない)、メール送信判定部34の制御は、基本制御部28に渡される(図8のSA4)。
制御を渡された基本制御部28は、電話機の使用者が既にその使用を開始してフラグCがオンされているならば、すなわち、メールアドレス帳に対する書き替え等編集処理が開始されてフラグCがオンに設定されているならば、当該書き替え等編集処理が終了してフラグCがオフにされるまで、基本制御部28は、上記渡された制御により開始された排他登録処理を待機する(図9の(a)のSA21のオン)。
【0067】
その待機が終了する、すなわち、使用者によるメールアドレス帳に対する書き替え等編集処理が終了してフラグCがオフにされると(図9の(a)のSA21のオフ)、着信に対する電子メール返信処理のうちのメールアドレス帳に対するアクセスを開始するのに先立って、フラグCをオンに設定して、すなわち、メールアドレス帳についての処理を優先した処理(優先処理)に設定して(図9の(a)のSA22)基本制御部28はその制御をメール送信判定部34へ戻す(図8のSA4)。
【0068】
メール送信判定部34は、着信情報中のメールアドレスでメールアドレス帳31Aを検索する。検索で読み出されて来たデータの中に着信情報中のメールアドレス対応に発信元のメールアドレスがあるか否か、すなわち、メールアドレス帳31Aに登録されているか否かをメールアドレス対応で照合する(図8のSA5)。
この照合が否定となる、すなわち、発信元のメールアドレスがメールアドレス帳31Aに登録されていないならば(図3のS5Aの登録なし)、上記電子メールの受信処理は終了となる。
【0069】
メールアドレスについての照合が肯定となる、すなわち、発信元のメールアドレスがメールアドレス帳31Aに登録されているならば(図8のSA5の登録あり)、上記検索で読み出されたデータを用いて受け取ったメールアドレス対応の送信許可が電話帳31Aに登録されているか否かをメールアドレス対応で照合する(図8のSA6)。
この送信許可についての照合が否定となる、すなわち、発信元のメールアドレス対応の送信許可がメールアドレス帳31Aに登録されていないならば(図8のSA6のなし)、上記電子メールの受信処理は終了となる。
【0070】
上記送信許可についての照合が肯定となる、すなわち、発信元のメールアドレス対応の送信許可がメールアドレス帳31Aに登録されているならば(図8のSA6のあり)、メール送信判定部34の制御は、基本制御部28へ渡される(図8のSA7)。
制御を渡された基本制御部28は、フラグCをオフに設定する(図9の(b)のSA31)。
【0071】
そして、基本制御部28は、使用者が既に電話機の使用を開始してフラグDがオンされているならば、すなわち、スケジュールス帳に対する書き替え等編集処理が開始されてフラグDがオンに設定されているならば、当該書き替え等編集処理が終了してフラグDがオフにされるまで、基本制御部28は、上記渡された制御により開始された排他登録処理を待機する(図9の(a)のSA21のオン)。
【0072】
その待機が終了する、すなわち、使用者によるスケジュール帳に対する書き替え等編集処理が終了してフラグDがオフにされると(図9の(a)のSA21のオフ)、着信に対する電子メール返信処理のうちのスケジュール帳に対するアクセスを開始するのに先立って、フラグDをオンに設定して、すなわち、スケジュール帳についての処理を優先処理に設定して(図9の(a)のSA22)基本制御部28は制御をメール送信判定部34に戻す(図8のS7)。
【0073】
メール送信判定部34は、着信時刻対応のスケジュールデータのうちに場所及び用件がスケジュール帳32Aに登録されているか否かを検索する(図8のSA8)。
この着信時刻対応の場所及び用件についての検索が否定となる、すなわち、着信時刻対応の場所及び用件がスケジュール帳32Aに登録されていないならば(図8のSA8のなし)、上記電子メールの受信処理は終了となる。
【0074】
上記着信時刻対応の場所及び用件についての検索が肯定となる、すなわち、着信時刻対応の場所及び用件がスケジュール帳32Aに登録されているならば(図8のSA8のあり)、メール作成判定部34が、スケジュール帳32Aを検索してスケジュールデータを読み出して記憶部24Aの第2のワーキング記憶域30に記憶する。
【0075】
そして、メール送信判定部34の制御は、基本制御部28に渡される。基本制御部28は、フラグDをオフにして(図9の(b)のSA31)、すなわち、スケジュール帳についての優先処理を解除して制御をメール送信判定部34に戻す(図8のS9)。
そして、電子メール返信プログラムは、ここまでの各登録が確認されたことを条件に、すなわち、上記各登録が登録済みであることが確認された場合のみ応答メール作成部26による応答メールの作成、送信の処理手順に入る。
【0076】
着信時刻対応の場所及び用件がスケジュール帳32Aに登録されているならば、メール送信判定部34は、メールアドレス及び着信時刻対応の場所及び用件のスケジュールデータを応答メール作成部26に渡す。応答メール作成部26は、メールアドレス及び着信時刻対応の場所及び用件のスケジュールデータに基づいて文字メッセージ形式の応答メッセージを電子メールにして作成する(図8のSA10)。
応答メール作成部26で作成された電子メールは、データ通信処理部27Aに渡される。データ通信処理部27Aは、電子メールを制御部22、無線部21を介して携帯電話網13の基地局14へ送信する(図8のSA11)。基地局14へ送信されて来た応答メッセージは、基地局14を介してメールサーバ15に蓄積された後に、メールサーバ15から基地局14を介して第1の電話機11Aへ送信される。
【0077】
このように、この実施例の構成によれば、電子メールの着信時刻から一定時間内に着信側の電話機の使用者が応答しないとき、着信側の電話機においてメールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と電話機の使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む電子メールを自動的に作成して発信側の電話機へ送信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0078】
この効果は、電子メール作成のための専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている電話機においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用なメールを送信するのを防止することができる。したがって、通信料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0079】
◇第3実施例
図10は、この発明の第3実施例である電子メール返信システムの概略構成図、また、図11は、同電子メール返信システムを構成する固定電話機の構成図である。
【0080】
この実施例の構成が、第1実施例のそれと大きく異なるところは、第1実施例の携帯電話機に装備した機能を固定電話機に装備させるようにした点にある。
すなわち、電子メール返信システム10Bは、図10に示すように、第1の固定電話機11Bと、第2の固定電話機12Bと、第1の固定電話機11Bと第2の固定電話機12Bとの間の音声/データを送受信する公衆電話網(インターネット)13Bとから構成される。
公衆電話網13Bは、第1の固定電話機11Bと第2の固定電話機12Bとの間の音声/データの送受信を制御する交換局14Bと、交換局14Bに接続され、交換局14Bを介して第1の固定電話機11Bと第2の固定電話機12Bとの間で送受信される電子メールのサービス(転送制御)を司るメールサーバ15Bとから構成される。
【0081】
第1の固定電話機11B、第2の固定電話機12Bは、同一構成であり、その構成を図11に示す。図11に示す通信部20Bを除く他の構成要素は、図2と同一構成であるので、同一構成要素には、図2と同一の参照符号を付して構成要素の逐一の説明は省略する。
図11の通信部20Bは、交換局14Bとの間で音声/データの通信を行う。
【0082】
次に、図10及び図11を参照して、この実施例の動作について説明する。
電子メール返信システム10Bの第1の固定電話機11Bから第2の固定電話機12Bに対して発信した呼が第2の固定電話機12Bに着信すると、該着信(音声による通話を意図した着信(音声着信))は、第2の固定電話機12Bの通信部20B、制御部22を経て音声通信処理部23に通知される。
そして、音声通信処理部23が、着信時刻を検出すると共に、着信信号の中の着信情報を抽出し、着信時刻及び着信情報を記憶部24の第1のワーキング記憶域29に記憶させると共に、表示又は音で音声着信を使用者に報知する。
この着信報知に対して使用者が第2の固定電話機12Bに設定された一定時間内に応答するときの処理及び使用者が一定時間内に応答しないときに留守番応答をすることは、第1実施例と同じである。
【0083】
この留守番応答後の音声通信処理部23における処理、すなわち、着信情報内に発信側の電話番号が含まれているか否かの判断、この判断が否定となるときは.留守番応答に対して返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理をして通話回線の切断処理をし、上記判断が肯定であるとき、着信に対する電子メール返信処理と使用者による処理との排他処理及び着信情報内の電話番号を電話番号照合部25に渡す処理を行うことも、第1実施例と同じである。
【0084】
電話番号を渡された電話番号照合部25において、読み出した電話番号と登録されている電話番号との照合処理を行い、この照合が否定となるときは音声通信処理部23において留守番応答に対して返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理を行って通話回線の切断処理に入り、上記照合が肯定となるときは受け取った電話番号対応のメールアドレスが電話帳31に登録されているか否かの検索処理を行うことも、第1実施例と同じである。
【0085】
これに続く電話番号照合部25におけるメールアドレスについての検索処理が否定となるときは音声通信処理部23において留守番応答に対して返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理をして通話回線の切断処理をし、検索処理が肯定となるときは読み出した電話番号対応の送信許可が電話帳31に登録されているか否かの検索処理を行うことも、第1実施例と同じである。
【0086】
これに続く電話番号照合部25における送信許可についての検索処理が否定となるときは音声通信処理部23において留守番応答に対して返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理をして通話回線の切断処理をし、検索処理が肯定となるときは着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との排他処理及び第1のワーキング記憶域29から読み出した電話番号対応のスケジュールデータが電話帳31に登録されているか否かの検索処理を行うことも、第1実施例と同じである。
【0087】
そして、電話番号照合部25におけるスケジュールデータについての検索処理が否定となるときは音声通信処理部23において留守番応答に対して返されて来た応答音声メッセージの音声録音処理をして通話回線の切断処理をし、検索処理が肯定となるときは、着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との排他処理を行い、ここまでの各登録が確認されたことを条件に、すなわち、上記各登録が登録済みであることが確認された場合のみ電子メールの作成、送信の処理手順に入る。
【0088】
この電子メールの作成、送信に先立って、電話番号照合部25は、先ず、音声による応答メッセージで返信する制御に入ることを音声通信処理部23に通知し、音声通信処理部23は、発信元の固定電話機11Bへ電子メールを送信する旨の通知を応答音声メッセージで制御部22、通信部20Bを介して送信する。
この送信に対して返信されて来る応答音声メッセージの録音処理を音声通信処理部23が行う。
【0089】
音声通信処理部23での音声メッセージの録音終了後、電話番号照合部25は、検索して得られているスケジュールデータから電子メールの作成に必要なデータを抽出し、検索して得られているメールアドレス及び抽出されたデータを応答メール作成部26に渡す。
応答メール作成部26は、メールアドレス及び抽出されたデータに基づいて文字メッセージ形式の返信メッセージを電子メールとして作成する。
応答メール作成部26で作成された電子メール(返信メッセージ)は、データ通信処理部27に渡される。データ通信処理部27は、電子メールを制御部22、通信部20Bを介して公衆電話網13Bの交換局14Bへ送信する。交換局14Bへ送信されて来た電子メールは、メールサーバ15Bに一旦蓄積された後、第1の固定電話機11Bからのアクセスに基づいて読み出されて第1の固定電話機11Bへ送信される。
【0090】
このように、この実施例の構成によれば、着信時刻から一定時間内に着信側の固定電話機の使用者が応答しないとき、着信側の固定電話機においてメールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む電子メールを自動的に作成して発信側の固定電話機へ送信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0091】
この効果は、電子メール作成のための専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている固定電話機においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用な電話を掛けるのを防止することができる。したがって、電話料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0092】
◇第4実施例
図12は、この発明の第4実施例である電子メール返信システムを構成するパーソナルコンピュータの構成図である。
この実施例の構成が、第2実施例のそれと大きく異なるところは、インターネットにおいて呼の着信から一定時間経過しても、電子メールの返信が行われない場合に着信側のパーソナルコンピュータから電子メールを発信側のパーソナルコンピュータに返信するようにした点にある。
【0093】
すなわち、パーソナルコンピュータ11C、パーソナルコンピュータ12Cは、図12に示すように、発信側のパーソナルコンピュータであるパーソナルコンピュータ11Cからの電子メールを受信した受信側のパーソナルコンピュータであるパーソナルコンピュータ12Cにおいて一定時間内に電子メールを返さないとき自動的に電子メールをパーソナルコンピュータ11Cに送信する動作を開始させるメール送信判定部34Cと、制御部22からの電子メールの着信時刻及び着信情報をメール送信判定部34Cに通知し、応答メール作成部26で作成された電子メールを制御部22に渡して通信部20Aからパーソナルコンピュータ11Cへ送信させるデータ通信処理部27Cと、メールアドレス帳31C及びスケジュール帳32Cを有する記憶部24Cとを特徴部分として設けて構成される。
メール送信判定部34Cは、電子メールの受信時刻から一定時間を経過したか否かを判定し、一定時間が経過しても電子メールの返信をしていないとき電子メール(返信メッセージ)の作成、送信を開始させるものである。
【0094】
記憶部24Cは、第1のパーソナルコンピュータ11Cのメールアドレス対応に該パーソナルコンピュータのメールアドレス及び送信許可を登録するメールアドレス帳31Cと、開始年月日、開始時刻、終了年月日、終了時刻、場所及び用件並びに必要に応じて使用者により登録して置きたい事項から成るスケジュールデータを登録するスケジュール帳32Cを有する。スケジュールデータは、第2実施例同様、他の使用目的にも使用され得るデータである。
この構成を除くこの実施例の各部の構成は、第2実施例と同一構成であるので、それらの構成には図7と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
【0095】
次に、図12を参照して、この実施例の動作について説明する。
電子メール返信システム10C(図12には図示せず)の第1のパーソナルコンピュータ11Cから第2のパーソナルコンピュータ12Cに対して送信された電子メールが第2のパーソナルコンピュータ12Cの通信部20A、制御部22を経てデータ通信処理部27Cで着信すると、着信した電子メールの着信時刻を検出し、電子メールから着信情報を抽出する。検出した着信時刻及び着信情報を記憶部24Cの第1のワーキング記憶域29に保存する。そして、上記着信の通知が、データ通信処理部27Cからメール送信判定部34Cへ行われる。
【0096】
メール送信判定部34Cでの処理は、第2の実施例の処理と同じである。
メール送信判定部34Cは、記憶部24Cの第1のワーキング記憶域29から電子メールの着信時刻を読み出し、読み出した着信時刻から一定時間が経過したか否かの計時に入り、一定時間が経過した時刻になると、電子メールの返信が行われているか否かの判定を行う。
電子メールの返信が行われていれば、着信した上記電子メールに対する処理は終了となる。
電子メールの返信が行われていなければ、メール送信判定部34Cは、着信に対する電子メール返信処理と使用者による処理との排他処理を行った後、記憶部24Cの第1のワーキング記憶域29からメールアドレスを読み出し、読み出したメールアドレスでメールアドレス帳31Cを検索し、メールアドレスがメールアドレス帳32Cにあるか否かを判定する。
【0097】
この判定が否定となる、すなわち、発信元のメールアドレスがメールアドレス帳31Cに登録されていないならば、着信した上記電子メールに対する処理は終了となる。
メールアドレスについての判定が肯定となれば、メール送信判定部34Cは、記憶部24Cの第1のワーキング記憶域29からメールアドレスを読み出し、読み出したメールアドレスでメールアドレス帳31Cを検索し、送信許可がメールアドレス帳32Cにあるか否かを判定する。メールアドレス対応の送信許可がメールアドレス帳31Cに登録されているか否かを判定する。
【0098】
この判定が否定となる、すなわち、発信元のメールアドレス対応の送信許可がメールアドレス帳31Cに登録されていないならば、着信した上記電子メールに対する処理は終了となる。
上記送信許可についての判定が肯定となる、すなわち、発信元のメールアドレス対応の送信許可がメールアドレス帳31Cに登録されているならば、着信に対する電子メール返信処理と使用者による処理との排他処理をした後、メール送信判定部34Cは、記憶部24Cの第1のワーキング記憶域29から着信時刻を読み出し、読み出した着信時刻でスケジュール帳32Cを検索し、スケジュールデータ登録の有無を判定する。
このスケジュールデータについての判定が否定となる、すなわち、着信時刻対応のスケジュールデータがスケジュール帳32Cに登録されていないならば、着信した上記電子メールに対する処理は終了となる。
【0099】
上記スケジュールデータについての判定が肯定となる、すなわち、着信時刻対応のスケジュールデータがスケジュール帳32Cに登録されているならば、着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との排他処理をした後、ここまでの各登録が確認されたことを条件に、すなわち、上記各登録が登録済みであることが確認された場合にのみ応答メール作成部26による応答メールの作成、送信の処理手順に入る。
【0100】
すなわち、着信時刻対応のスケジュールデータがスケジュール帳32Cに登録されていると、メール送信判定部34は、メールアドレス及びスケジュールデータを応答メール作成部26に渡す。応答メール作成部26は、メールアドレス及びスケジュールデータに基づいて文字メッセージ形式の返信メッセージを電子メールとして作成する。
応答メール作成部26で作成された電子メール(返信メッセージ)は、データ通信処理部27Cに渡される。データ通信処理部27Cは、電子メールを制御部22、通信部20Aを介して公衆電話網13Bの交換局14Bへ送信する。交換局14Bへ送信されて来た応答メッセージは、交換局14Bを介してメールサーバ15Bに蓄積された後に、メールサーバ15Bから交換局14Bを介して第1のパーソナルコンピュータ11Cへ送信される。
【0101】
このように、この実施例の構成によれば、電子メールの着信時刻から一定時間内に着信側のパーソナルコンピュータの使用者が応答しないとき、着信側のパーソナルコンピュータにおいてメールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む電子メールを自動的に作成して発信側のパーソナルコンピュータへ送信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0102】
この効果は、電子メール作成のための専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用な電子メールの送信を防止することができる。したがって、通信料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0103】
◇第5実施例
図13は、この発明の第5実施例である電子メール返信システムの送信側の電話機の構成図、図14は、同電子メール返信システムの送信側の電話機の処理手順を示すフローチャート、また、図16は、同電子メール返信システムで送信される電子メールの例である。
【0104】
この実施例の構成が、第2実施例のそれと大きく異なるところは、第2実施例の受信側の電話機に装備した機能を送信側の電話機に装備させると共に、電子メールの受信拒否機能を装備させるようにした点にある。
すなわち、電子メール返信システム10D(図13には図示せず)は、図13に示すように、第1の電話機11Dと、第2の電話機12Dと、第1の電話機11Dと第2の電話機12Dとの間の音声/データを送受信するインターネット(図13には図示せず)とから構成される。
【0105】
第1の電話機11Dは、第2の電話機12Dとほぼ同一構成である。これら両者の差違は、図13に示す応答メール作成部26D、データ通信処理部27D及びメール送信判定34Dにある。
メール送信判定部34Dは、電子メールの受信許否機能が図7に示す第1の電話機11A、12Aの機能に追加されて構成されている。電子メールの受信許否機能は、第2の電話機12Aから送信されて来た電子メールにキーワード(返信不要情報)が付加されているか否かによって電子メールの作成を拒否し、第1の電話機11Dから電子メールの返信を行わないようにする機能である。第2の電話機12Dの応答メール作成部26Dは、電子メールにキーワードを付加する機能を有する。
【0106】
また、データ通信処理部27Dは、着信情報の中からキーワードを抽出する機能(図14のSD2)を追加されている分だけ、図7に示すデータ通信処理部27Aと相違する。
したがって、第1の電話機11Dの処理手順を示す第14図のフローチャートのステップSD1、SD3、SD4、…、SD12は、それぞれ、第8図のフローチャートのステップSA1、SA2、…、SA11で行う処理に対応する。
これらの構成を除くこの実施例の各部の構成は、図7と同一構成であるので、これら各部には、図7と同一の参照符号を付してその逐一の説明は省略する。
【0107】
次に、図12及び図13を参照して、この実施例の動作について説明する。
電子メール返信システム10Dにおいて、第1の電話機11Dから第2の電話機12Dに電子メールの受信があってから(図14のステップSD1)、この電子メールに対して一定時間が経過したならば、第2の電話機12Dにおいて電子メールを作成して第1の電話機11Dへ送信することは第2実施例と同じである(図8のステップSA1乃至SA11)。
但し、第2の電話機12Dの応答メール作成部26Dで電子メールにキーワードが付加される。電子メールの例を以下に示す。
【0108】
電子メールの例
TO:abc@nec.co.jp
SEBJECT:[SCHDULE]2002/02/01 10:30の発信について
本文:2002年2月1日 12時まで会議室で打ち合わせを行っていますので、電話に出ることが出来ません。
上記電子メールの例中に示す[SCHJUJE]はキーワードで、発信側の電話機において電子メールを返信する必要がないことを表すデータである。
【0109】
上述のようにして、第2の電話機12Dから電子メールが、第1の電話機11Dに返信されて来てその電子メールが第1の電話機11Dのデータ通信処理部27Dで受信される(図14のSD1)。
データ通信処理部27Dは、受信した電子メール及びその着信情報をメール送信判定部34Dに渡す。
【0110】
メール送信判定部34Dは、着信情報からキーワード及びメールアドレスを抽出して記憶部24Aの第1のワーキング記憶域29に記憶すると共に、電子メールの受信時刻を検出して第1のワーキング記憶域29に記憶する。また、電子メールを第2のワーキング記憶域30に記憶する。
その後に、メール送信判定部34Dは、第1のワーキング記憶域29からキーワードを読み出してキーワードが記憶されたか否かを判定する(図14のSD2)。
【0111】
キーワードがあるならば(図14のSD2のある)、受信した電子メールに対する電子メールの返信が必要でないことを第2の電話機12Dの使用者が知らせて来ていると判定して受信した電子メールに対する電子メールの返信処理は省略する。
【0112】
キーワードがないならば(図14のSD2のなし)、受信した電子メールに対する電子メールの返信の必要があることを第2の電話機12Dの所持者が知らせて来ていると判定して受信した電子メールに対する電子メールの返信処理に入る。
この電子メールの返信処理は、第2実施例で説明した返信、すなわち、第2の電話機12Dで行う返信処理と同じであるので(図8のSA2乃至SA10)、その逐一の説明は省略する。
【0113】
このように、この実施例の構成によれば、電子メールの着信時刻から一定時間内に着信側の電話機の使用者が応答しないとき、着信側の電話機においてメールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む電子メールを自動的に作成して発信側の電話機へ返信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0114】
これと同時に、着信側の電話機から返信されて来た電子メールにキーワードが付加されているときには、電子メールの返信は行わないが、キーワードが付加されていない場合にその電子メールの着信時から一定時間内に発信側の電話機の使用者が応答しないとき、発信側の電話機においてメールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との各別の排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む電子メールを自動的に作成して着信側の電話機へ返信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを着信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0115】
この効果は、電子メール作成のための専用のスケジュールデータを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている電話機においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側及び又は着信側で無用な電話を掛けるのを防止することができる。したがって、電話料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0116】
◇第6実施例
図15は、この発明の第6実施例である電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の概略構成図である。
この実施例の構成が、第1実施例のそれと大きく異なるところは、電話帳及びスケジュール帳全体について排他処理を行うようにした点である。
【0117】
すなわち、この実施例の電子メール返信システム(図15には図示せず)は、図15に示すように、その着信側の携帯電話機12Eに特徴部分がある。着信側の携帯電話機12Eの電話番号照合部25Eにおいて、電話番号の通知ありであるとき1つのフラグEをオンにすることにより、電話帳及びスケジュール帳の双方についての優先処理に入り、スケジュールデータありで上記1つのフラグEをオフにして上記優先処理を解除するようにしたことにその特徴部分がある。
その他の点は、第1実施例と同じである。
したがって、この構成を除くこの実施例の各部の構成は、第1実施例と同一構成であるので、それらの構成には図2と同一の参照符号を付してその説明を省略する。
したがって、この実施例の電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の処理手順も、上記の点を除き、図3と同じである。
【0118】
次に、図15を参照して、この実施例の動作について説明する。
音声メール応答システムの第1の携帯電話機11Eから第2の携帯電話機12Eに対して発信した呼が第2の携帯電話機12Eに着信してから音声通信処理部23でする処理は、第1実施例と同じである。
また、音声通信処理部23での処理後の電話番号照合部25Eの処理に入る際の電話番号の通知ありまでの処理は、第1実施例と同じである。
電話番号照合部25Eで電話番号の通知ありとなった後に、フラグEをオンにして電話帳及びスケジュール帳の双方についての優先処理に入る。
【0119】
そして、電話帳に電話番号、メールアドレス及び送信許可の登録の有無についての処理も、また、スケジュール帳にスケジュールデータの登録の有無についての処理も、第1実施例と同じである。
スケジュールデータの登録ありとなったとき、フラグEをオフにして電話帳及びスケジュール帳の双方についての優先処理を解除する。
この処理以降の処理は、第1実施例と同じである。
【0120】
このように、この実施例の構成によれば、着信時刻から一定時間内に着信側の携帯電話機の使用者が応答しないとき、着信側の携帯電話機において電話帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者によって行われる処理との排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む返信メッセージを自動的に作成して発信側の携帯電話機へ送信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0121】
この効果は、専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている携帯電話機においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用な電話を掛けるのを防止することができる。したがって、電話料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
【0122】
以上、この発明の実施例を、図面を参照して詳述してきたが、この発明の具体的な構成は、これらの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもそれらはこの発明に含まれる。
例えば、第5実施例を第1実施例乃至第4実施例、第6実施例で実施することもできる。
また、第6実施例を第2実施例乃至第5実施例に適用してこの発明を実施することができる。
また、上記の各実施例は、同一機種の情報端末装置間での電子メールの返信について説明したが、異機種の情報端末装置での電子メールの返信においてこの発明を実施することができる。
また、送信許可なしに、これらの実施例を実施することができる。
また、電子メールの送信後のメール送信通知をすることなく、実施することもできる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の構成によれば、着信時刻から一定時間内に着信側の情報端末装置の使用者乃至情報端末装置が応答しないとき、着信側の情報端末装置において電話帳乃至メールアドレス帳及び他の使用目的にも共用されるスケジュール帳に記憶されているデータへのアクセスについて当該着信に対する電子メール返信処理と使用者乃至情報端末装置によって行われる処理との排他処理がなされ、これらデータへのアクセスが許容されるときスケジュール帳のスケジュールデータに基づいて応答できない理由、応答できない時間を含む返信メッセージを自動的に作成して発信側の情報端末装置へ返信するようにしたので、現在応答できない状況にあり、その状況がいつまで継続するかを発信者が確実に認識することができるし、その再確認もできる。
【0124】
この効果は、専用の返信メッセージを用意する場合に比較してより少ない記憶容量の下で得られる。記憶容量を少なくできることは、記憶容量の増大が要求されて来ている携帯電話機等の情報端末装置においては特に有用である。
そして、これらの効果を享受しつつ、発信側で無用な発呼を行うのを防止することができる。したがって、電話料等の通信料の節減となるし、通信網のトラフィックの低減ともなる。
また、返信不要情報を電子メールに付加すれば、発信側又は着信側での無用な発呼を抑制することができ、電話料等の通信料の節減、通信網のトラフィックの低減をさらに推進することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である電子メール返信システムの概略構成図である。
【図2】同電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の構成図である。
【図3】同電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の処理手順を示すフローチャートである。
【図4】基本制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】電話帳の登録例を示す図である。
【図6】スケジュール帳の登録例を示す図である。
【図7】この発明の第2実施例である電子メール返信システムを構成する着信側携帯電話機の構成図である。
【図8】同電子メール返信システムを構成する着信側の電話機の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】基本制御部の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】この発明の第3実施例である電子メール返信システムの概略構成図である。
【図11】同電子メール返信システムを構成する固定電話機の構成図である。
【図12】この発明の第4実施例である電子メール返信システムを構成するパーソナルコンピュータの構成図である。
【図13】この発明の第5実施例である電子メール返信システムの送信側の携帯電話機の構成図である。
【図14】同電子メール返信システムの送信側の電話機の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】この発明の第6実施例である電子メール返信システムを構成する着信側の携帯電話機の概略構成図である。
【符号の説明】
10、10A、10B、10C   電子メール返信システム
11、12、11E、12E   携帯電話機(情報端末装置の一部)
11A、12A、11D、12D   電話機(情報端末装置の一部)
11B、12B   固定電話機(情報端末装置の一部)
11C、12C   パーソナルコンピュータ(情報端末装置の残部)
20   無線部(送信手段の一部)
20A、20B   通信部(送信手段の一部)
21   キー入力部
22   制御部(送信手段の一部)
23   音声通信処理部
24、24A、24C   記憶部(作成手段の一部)
25、25E   電話番号照合部(設定手段の一部、判定手段、第1の判定手段、第2の判定手段、解除手段の一部)
26、26D   応答メール作成部(作成手段の残部)
27、27C、27D   データ通信処理部(送信手段の残部)
28   基本制御部(設定手段の一部、解除手段の一部)
34、34C、34D   メール送信判定部(設定手段の残部、解除手段の残部)

Claims (24)

  1. 第1の情報端末装置から通信網を介して第2の情報端末装置に着信した呼に対して前記第2の情報端末装置が応答しないとき前記第2の情報端末装置から前記第1の情報端末装置へ文字メッセージを返信する電子メール返信方法であって、
    前記呼の着信時刻から一定時間内に前記第2の情報端末装置において応答がないとき、前記第2の情報端末装置における前記着信に対する電子メール返信処理を前記電子メール返信処理以外の処理に対して優先した処理に設定し、
    設定された電子メール返信処理を開始して着信した前記呼に含まれている発信識別情報対応のメールアドレス及び前記着信時刻における前記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定し、
    前記スケジュールデータの登録済み判定が肯定であるとき、設定されて優先された前記処理を解除し、
    登録済みと判定された前記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成し、
    作成された文字メッセージを前記通信網のメールサーバを介して前記登録済みと判定された前記メールアドレスで指定される前記第1の情報端末装置へ返信することを特徴とする電子メール返信方法。
  2. 前記第2の情報端末装置において応答がないときとは、前記第2の情報端末装置の使用者による応答がないときであり、前記電子メール返信処理以外の処理は、前記第2の情報端末装置の使用者による処理であることを特徴とする請求項1記載の電子メール返信方法。
  3. 前記第2の情報端末装置において応答がないときとは、前記第2の情報端末装置による応答がないときであり、前記電子メール返信処理以外の処理は、前記第2の情報端末装置による処理であることを特徴とする請求項1記載の電子メール返信方法。
  4. 優先した前記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を前記登録済みであるか否かの判定の前に行い、前記第1の処理を終了させるための前記第1の設定の解除を前記発信識別情報及び前記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を前記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、前記第2の処理を終了させるための前記第2の設定の解除を前記スケジュールデータの登録済み判定の肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴とする請求項1、2又は3記載の電子メール返信方法。
  5. 前記発信識別情報は、電話番号又はメールアドレスであることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の電子メール返信方法。
  6. 前記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して前記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間から成ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一に記載の電子メール返信方法。
  7. 前記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、前記文字メッセージの第1の情報端末装置への返信を禁止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載の電子メール返信方法。
  8. 第1の情報端末装置から通信網を介して第2の情報端末装置に着信した呼に対して前記第2の情報端末装置が応答しないとき前記第2の情報端末装置から前記第1の情報端末装置へ文字メッセージを返信する電子メール返信システムであって、
    前記呼の着信時刻から一定時間内に前記第2の情報端末装置において応答がないとき、前記第2の情報端末装置における前記着信に対する電子メール返信処理を該電子メール返信処理以外の処理に優先した処理に設定する設定手段と、
    該設定手段によって設定された電子メール返信処理を開始し、着信した前記呼に含まれている発信識別情報対応のメールアドレス及び前記着信時刻における前記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段によるスケジュールデータの登録済み判定が肯定であるとき、前記設定手段によって設定されて優先された前記処理を解除する解除手段と、
    前記判定手段によって登録済みであると判定された前記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成する作成手段と、
    該作成手段によって作成された文字メッセージを前記通信網のメールサーバを介して前記判定手段によって判定された前記登録済みのメールアドレスで指定される前記第1の情報端末装置へ返信する送信手段とを備えたことを特徴とする電子メール返信システム。
  9. 前記第2の情報端末装置においての非応答は前記第2の情報端末装置の使用者による非応答であり、前記電子メール返信処理以外の処理は前記第2の情報端末装置の使用者による処理であることを特徴とする請求項8記載の電子メール返信システム。
  10. 前記第2の情報端末装置においての非応答は、前記第2の情報端末装置による非応答であり、前記電子メール返信処理以外の処理は前記第2の情報端末装置による処理であることを特徴とする請求項8記載の電子メール返信システム。
  11. 前記判定手段は、着信した前記呼に含まれている発信識別情報及び該発信識別情報対応のメールアドレスが前記第2の情報端末装置に登録済みであるか否かを判定する第1の判定手段と、該第1の判定手段による判定が肯定であるとき、前記着信時刻における前記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する第2の判定手段とから成ることを特徴とする請求項8、9、10又は11記載の電子メール返信システム。
  12. 優先した前記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を前記判定手段による登録済みであるか否かの判定の前に行い、前記第1の処理を終了させるための前記第1の設定の解除を前記発信識別情報及び前記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を前記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、前記第2の処理を終了させるための前記第2の設定の解除を前記スケジュールデータが登録済みであるとの肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴とする請求項8、9又は10記載の電子メール返信システム。
  13. 前記発信識別情報は、電話番号又はメールアドレスであることを特徴とする請求項8、9、10、11又は12記載の電子メール返信システム。
  14. 前記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して前記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間から成ることを特徴とする請求項8乃至13のいずれか一に記載の電子メール返信システム。
  15. 前記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、前記文字メッセージの第1の情報端末装置への返信を禁止することを特徴とする請求項8乃至14のいずれか一に記載の電子メール返信システム。
  16. 通信網を介して着信した呼に対して応答をしないとき該呼に対する文字メッセージを返送する情報端末装置であって、
    前記呼の着信時刻から一定時間内に前記呼に対する応答がないとき、前記第2の情報端末装置における前記着信に対する電子メール返信処理を該電子メール返信処理以外の処理に優先した処理に設定する設定手段と、
    該設定手段によって設定された電子メール返信処理を開始し、着信した前記呼に含まれている発信識別情報及び該発信識別情報対応のメールアドレスが前記情報端末装置に登録済みであるか否かを判定する第1の判定手段と、
    該第1の判定手段による判定が肯定であるとき、前記着信時刻における前記スケジュールデータが登録済みであるか否かを判定する第2の判定手段と、
    該第2の判定手段による判定が肯定であるとき、前記設定手段によって設定されて優先した前記処理を解除する解除手段と、
    前記第2の判定手段によって登録済みであると判定された前記スケジュールデータに基づいて文字メッセージを作成する作成手段と、
    該作成手段によって作成された文字メッセージを前記通信網のメールサーバを介して前記第1の判定手段によって判定された前記登録済みのメールアドレスで指定される返信先の情報端末装置へ返信する送信手段とを備えたことを特徴とする情報端末装置。
  17. 前記情報端末装置においての非応答は前記情報端末装置の使用者による非応答であり、前記電子メール返信処理以外の処理は前記情報端末装置の使用者による処理であることを特徴とする請求項16記載の情報端末装置。
  18. 前記情報端末装置においての非応答は、前記情報端末装置による非応答であり、前記電子メール返信処理以外の処理は前記情報端末装置による処理であることを特徴とする請求項16記載の情報端末装置。
  19. 優先した前記処理は、優先した第1の処理を開始させるための第1の設定を前記第1の判定手段による登録済みであるか否かの判定の前に行い、前記第1の処理を終了させるための前記第1の設定の解除を前記発信識別情報及び前記メールアドレスの登録済み判定の肯定後に行う第1の優先した処理と、優先した第2の処理を開始させるための第2の設定を前記第1の優先した処理の設定解除に続いて行い、前記第2の処理を終了させるための前記第2の設定の解除を前記スケジュールデータが登録済みであるとの肯定後に行う第2の優先した処理とから成ることを特徴とする請求項15、16、17又は18記載の情報端末装置。
  20. 前記スケジュールデータは、着信者が着信した呼に対して前記応答ができない状態にあることを示すに十分な事項及び該事項の継続時間からなることを特徴とする請求項15乃至19のいずれか一に記載の情報端末装置。
  21. 前記着信情報に返信不要情報が付加されているとき、前記文字メッセージの返信を禁止することを特徴とする請求項15乃至20のいずれか一に記載の情報端末装置。
  22. コンピュータに、請求項1乃至7のうちのいずれか一に記載の電子メール返信方法を実現させるための制御プログラムを記録した記録媒体。
  23. コンピュータに、請求項8乃至15のうちのいずれか一に記載の電子メール返信システムの機能を実現させるための制御プログラムを記録した記録媒体。
  24. コンピュータに、請求項16乃至20のうちのいずれか一に記載の情報端末装置の機能を実現させるための制御プログラムを記録した記録媒体。
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