JP2003519383A - アミロイド形成性タンパクの検出方法 - Google Patents
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Abstract
Description
に、本発明は、アミロイドーシスに関連する疾患または障害、例えば、アルツハ
イマー病の新しい治療法を開発するために、可能性のあるアミロイドーシス阻害
薬をインビトロまたはインビボで試験する方法に関する。
により特徴付けられる。脳アミロイドプラークは、結果的に、脳の正常な過程を
侵食し、破壊する。かかるプラークの1次タンパク成分は、β-アミロイドタン
パク(Aβ)の39〜43残基アイソフォームの凝集形態である。アルツハイマー
病の主要な病因事象は、脳の実質組織および血管構造におけるこれら線維アミロ
イドプラークの形成である。これらアミロイドポリペプチドの線維凝集体の沈着
は、培養したニューロン細胞に毒性であるクロス-β-シートコンホンメーション
からなる巨大分子構造へのポリペプチドの自己集合によるものであることが示さ
れている。
び/または、タンパクの毒性効果を逆転するために、この疾患が診断された後に
、凝集体形成の阻害薬を治療的に投与することである。巨大分子凝集体の形成を
妨害する薬剤は、かくして細胞毒性を阻害するのに有効に作用することができ、
また、それらは抗アルツハイマー薬として有効に作用することができるので、医
薬的に興味深い。凝集阻害薬であると報告されているいくつかの小さい分子の中
で、コンゴレッド、すなわちビフェニルジアゾスルホン化色素は、神経保護化合
物であると報告されている(ポラック(Pollack)ら、ニューロサイエンス・レター
ズ(Neurosci. Lett.),1995,197:211-214;ロレンツォ(Lorenzo)ら、プロシーデ
ィングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ
・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),199
4,91:12243-12247;およびバージュヴァン(Burgevin)ら、ニューロ・リポート(N
euro Report),1994,5:2429-2432)。PCT出願PCT/US93/06637(「'637出願」)は、
アミロイド形成性疾患、その中でもアルツハイマー病を治療するためのコンゴレ
ッドおよびその医薬上許容される塩またはその誘導体の使用を記載している。コ
ンゴレッドは、報告されている所によれば、アミロイドーシスを妨害するか、ま
たはすでに形成されたアミロイド構造を不安定化させる。これらの性質は、アミ
ロイド形成性タンパクがプラーク状に沈着することに関連する症状を治療するた
めにコンゴレッドを投与することを主張する'637出願の基礎を確立する。治療薬
としてのコンゴレッドは、アミロイド形成性タンパクの形成を妨害するのに、ま
たは、すでに形成されたアミロイドの不安定化に十分な量でインビボで投与すれ
ばよい。かくして、コンゴレッドは、報告されている所によれば、アミロイドプ
ラークに結合するだけでなく、アミロイド形成性タンパクの蓄積を阻害すること
もできる。
コンゴレッドが血液脳関門を通過することができないので、さらに実験を必要と
する。コンゴレッドの誘導体、類似体、塩などは、β-アミロイドペプチドに対
してコンゴレッドと同じ作用様式を有しうる、すなわち、かかる誘導体も神経保
護的でありうる。
ルツハイマー薬をスクリーニングする凝集ペプチドを検出するのに用いられつつ
ある。蛍光相関分光法は、アミロイドペプチドの重合を測定するのに用いられて
いる(チェルンベルグ(Tjernberg)ら、ケミストリー・アンド・バイオロジー(Che
mistry & Biology),1999,6:53-62)。しかし、これらの技術は様々なコンホメー
ション形態の凝集ポリペプチドを区別しない。
は、従来技術には開示されていない。かかるアッセイは、特に線維形成の阻害薬
の存在下で、ポリペプチドの凝集状態を迅速に評価するのに用いることができる
。
野で必要とされている。今度は、アミロイド形成性タンパクがアルツハイマー病
を引き起こす過程を研究する必要性に向かうことになる。特に、アミロイドポリ
ペプチドの凝集体のコンホメーションおよび凝集状態を特徴付け、かつ、特にア
ルツハイマー病において、可能性のあるアミロイドーシス阻害薬の効果を区別す
る生物物理学的および分析的な方法を含むアッセイを開発する必要がある。アル
ツハイマー病における毒性凝集体の性質および脳におけるこれら凝集体の形成メ
カニズムについては、ほとんど知られていないので、可能性のある阻害薬がイン
ビトロ試験系で所望の効果を生ずるかどうかを決定するには、アッセイの組合せ
が必要である。また、血漿または脳脊髄液などの体液中におけるアミロイドポリ
ペプチドのコンホメーションに対する試験化合物の効果を測定するアッセイも必
要とされる。
特異的な色素、例えば、コンゴレッドおよび他の関連する類似体、または発蛍光
団標識したアミロイドペプチドを用いて、検出する方法に関する。これらの方法
は、ポリペプチドの凝集状態を測定するのに、ならびに、凝集の調節物質をイン
ビトロモデルで試験するのに有用である。この方法は、凝集の過程における妨害
が毒性、例えば、ニューロン細胞に対するAβペプチドを減少させる段階を決定
するのに用いることができる。また、これらの方法は、アミロイドーシスまたは
他の関連する疾患の治療的または予防的な処置のための阻害薬または抗アルツハ
イマー薬の効果を決定するのに用いることができる。
ーションを測定する方法を提供する。この方法は、ポリペプチドの凝集を可能に
する条件下でアミロイドポリペプチドと接触させたアミロイド特異的な分光学的
プローブ、例えば、スルホン化ジアゾ色素または発蛍光団標識したアミロイドペ
プチドの複合体の分光学的な性質を、アミロイド特異的なプローブと公知のコン
ホメーションを有する凝集アミロイドポリペプチドとの複合体の予め測定された
分光学的な性質と相関させることからなる。
て試験化合物の効果を検出する方法を提供する。この方法は、(a)ポリペプチド
の凝集を可能にする条件下でアミロイドポリペプチドおよび試験化合物と接触さ
せたアミロイド特異的な分光学的プローブ、例えば、スルホン化ジアゾ色素また
は発蛍光団標識したアミロイドペプチドの複合体および(b)凝集を可能にする条
件下でアミロイドポリペプチドと接触させたアミロイド特異的な分光学的プロー
ブの複合体(対照)の分光学的な性質を相関させることからなる。分光学的プロー
ブは、凝集前に、または、それがアミロイド特異的な色素であれば、凝集後に、
試料と接触させることができる。分光学的プローブが発蛍光団標識したペプチド
であれば、アミロイドポリペプチドと凝集することを可能にされる必要がある。
試験化合物は、凝集前または凝集後に加えることができる。分光学的な性質の差
は、試験化合物がアミロイド形成に対する効果を有することを示す。
例を参照することにより、より良く理解される。
ンの差を検出するのに用いることができるアッセイを記載する。本発明は、部分
的には、凝集に対するコンゴレッド、すなわち蛍光性のアミロイド特異的な分光
学的プローブの効果の観察に基づいている。効果は、コンゴレッドを、ある実験
では、凝集の開始点でアミロイドポリペプチド(Aβペプチド)溶液に、また、別
の実験では、予め形成された凝集体に加えることにより測定される。コンゴレッ
ドは、インビトロで、βアミロイドと少なくとも2つの明確な複合体を形成する
ことが見出された。ペプチドがβシートに凝集する前にAβペプチドと結合した
コンゴレッドは、それがすでにβシートに凝集した後にAβペプチド(いわゆる
線維ペプチド)と結合した場合と異なるスペクトルの性質を有した。コンゴレッ
ドは、Aβペプチドの線維凝集体の形成を防止するように作用し、また、すでに
凝集したペプチドの毒性効果を減少させた。得られた共凝集体の複合体および線
維形態を有するコンゴレッド複合体は、両方の場合に、分光学的な分析により異
なることが示されたが、ペプチドの毒性効果はコンゴレッドの付加により減少さ
れた。
ることを示す。これらの結果の応用は、凝集過程における妨害が、例えば、神経
細胞に対する毒性を最適に減少させる段階の決定を容易にする。また、これらの
方法は、原型の小さい阻害薬分子と結合している異なるポリペプチドから生じる
様々なタンパク複合体を同定するのに用いることができる。可能性のある線維形
成阻害薬の存在下でアミロイドポリペプチドの凝集状態を迅速に評価するのに用
いることができるアッセイが記載されている。
ーロン細胞死に関与していると考えられる。現在のところ、Aβペプチドの神経
毒性を媒介するタンパクを同定するのに非常に大きな興味が存在する。ここに記
載する方法は、凝集形態のAβペプチドとタンパクとの相互作用を特徴付け、ま
た、可能性のある試験化合物が相互作用を破壊するかどうかを決定するのに用い
ることができる。また、これらの方法の適用は、アルツハイマー病の分子メカニ
ズムに付加的な洞察を与え、これは現在のところ神経変性における薬物発見の努
力の基礎である。これらの発見は、他のアミロイドポリペプチドを同様に評価す
るのに適用することができる。
定するツールとして、3つの異なる技術が提供された。また、阻害薬がアミロイ
ドポリペプチドの自己集合に対して有する効果および細胞毒性に対する同時の効
果を調べた。
プチドのコンホメーションを同定および区別するのに、円偏光二色性(CD)分光
学が提供された。この方法は、遠紫外領域におけるアミロイドポリペプチドおよ
び近紫外領域におけるコンゴレッドのCD吸収の変化に基づいている。凝集体-
複合体の遠紫外および近紫外スペクトルの両方がスキャンされた。遠紫外CDス
ペクトルは、アミロイドポリペプチドの2次構造を測定するのに有用であった。
近紫外CDスペクトルは、コンゴレッド複合体を区別するのに有用であった。緩
衝液中、コンゴレッドの非存在下におけるアミロイドポリペプチド単独は、近紫
外領域に認めうるほどのCD吸収シグナルを生じなかった。コンゴレッドは、自
由な状態では固有のCDスペクトルを有しないので、アミロイドタンパクに結合
することにより誘発されるスペクトル変化は、様々な形態のアミロイド形成性タ
ンパクを同定するのに有用である。誘発されたCD吸収効果は、コンゴレッドと
アミロイドポリペプチドとの共凝集体およびコンゴレッドと予め形成された凝集
体または線維形態のポリペプチドとの複合体では明確に異なる。特定の理論によ
り拘束されることを意図しないが、コンゴレッドの近紫外CDスペクトルの変化
は、整列した線維形態のタンパクに結合することによるキラルな環境の誘発によ
るものであると考えられる。
ルは、コンゴレッドと接触させた予め形成された線維複合体のそれとは有意に異
なることが示された。複合体のスペクトルにおいて観察された差は、コンゴレッ
ドの異なる複合体化状態の形成によるものであった。予め形成された線維の励起
子結合CDスペクトルがコンゴレッドとペプチドの整列したβシートコンホメー
ションとの複合体化(すなわち、ねじれβシート構造の形成による;ウッディ,
アール・ダブリュー(Woody, R.W.)、「ザ・サーキュラー・ダイクロイズム・オブ
・バイオポリマーズ(The Circular Dichroism of Biopolymers)」、プロシーディ
ングズ・オブ・エフ・イー・シー・エス・インターナショナル・カンファレンス
・オブ・サーキュラー・ダイクロイズム(Proc. F.E.C.S. Int. Conf. Dichroism
)、1987年(開催年1985年)、第270-295頁)を示すのに対し、共凝集体のスペクト
ルはコンゴレッドと中間凝集構造との複合体化に一致した。
チオフラビンに結合する巨大分子集合体(凝集体)の形成をβシートコンホメーシ
ョンの出現と相関させた。チオフラビン(ThT)結合を用いる蛍光分光学を用い
て、ポリペプチドにおけるβシート形成を確認した。チオフラビンによる誘発さ
れた蛍光は、アミロイドβひだ折れ線維に特異的であるが、他のβシート構造ま
たは可溶性オリゴマー形態のポリペプチドには特異的でない。
ゴレッド吸収スペクトルを区別するのに用いた。アミロイドポリペプチドの存在
下および非存在下におけるコンゴレッドの吸収スペクトルの変化を、線維、非線
維および他の別形態の複合体に結合することによるコンゴレッドの環境の変化と
して測定する。
ドは、予め形成された線維に結合するだけでなく、中間凝集形態のアミロイドポ
リペプチドに結合する。コンゴレッドの固有の蛍光は、それが凝集形態に結合し
た場合に有意に増強される。また、凝集体結合状態におけるコンゴレッドの蛍光
励起スペクトルは、遊離形態のポリペプチドに対してレッドシフトする。コンゴ
レッドの蛍光の性質の変化は、コンゴレッドの凝集状態に依存する。共凝集体お
よび線維ポリペプチドとコンゴレッドとの複合体の観察されたスペクトルの特徴
の差は、予め形成された線維および共凝集体との複合体における結合部位の相対
的な疎水性の差および結合したコンゴレッド分子の数によるものである。
合、βシートコンホメーションにある安定な中間体の形成を促進することが示さ
れている。コンゴレッドは予め形成された線維を結合するだけでなく、中間凝集
形態のアミロイドポリペプチドを結合するが、ランダムコイル状態のポリペプチ
ドとの相互作用に関する証拠は存在しない。結果はアミロイドポリペプチドと共
凝集した場合のコンゴレッドの蛍光スペクトルが遊離形態に対して8倍に増強さ
れることを示している。また、予め形成された線維は、コンゴレッドに結合する
ことが示されているが、予め形成された線維とコンゴレッドとの間の複合体の蛍
光増強は、遊離形態のコンゴレッドに対して2倍に増強されるだけである。かく
して、蛍光技術を用いて、本研究はコンゴレッドがβアミロイドタンパク1-4
0と2通りの相互作用の様式を有することを示す。Aβ39-43アイソフォームは
ランダムコイルからβシート形態に転換するので、コンゴレッドの相互作用は、
すべてのアイソフォームのAβペプチドについて同様であるはずである。
ポリペプチドと少なくとも2つの明確な複合体を形成することを示している。予
め形成された線維および共凝集体の両方は、コンゴレッドに結合した場合に大き
い分子量の物質(およそ50kDまたはそれ以上)を形成することが示されている
。コンゴレッドはAβペプチドの中間凝集体に結合し、それゆえ、線維ペプチド
の毒性を弱めるが、共凝集体における「不溶性」複合体の形成は依然として起こ
ることができ、このことは、凝集に対してかかる効果を生じる試験化合物がアル
ツハイマー病における治療的または予防的な作用に対するそれらの適性に関して
調べる必要があることを示唆している。
ミロイドポリペプチドの凝集形態を調べる蛍光プローブ、すなわちスルホン化ジ
アゾ色素または発蛍光団標識したアミロイドペプチドの一般的な能力が発見され
た。この分析的ツールは、アミロイドーシスを阻害または逆転する試験化合物の
能力に関する様々なスクリーニング技術の基礎を提供する。
下線)および副見出し(太字、斜体、下線)は、本発明の理解を容易にするために
与えられ、限定することを意図するものではない。
は、一般的には、物質中に見出されるタンパクまたは他の分子の組成に依存しな
い特定の物理的特徴を有する不溶性のタンパク性物質を意味する。アミロイドは
、その無定形な構造、エオシン好性染色、チオフラビン蛍光の変化、および同種
の外観により同定することができる。アミロイドのタンパクまたはペプチド成分
は、ここでは「アミロイドポリペプチド」と呼ばれ、β-アミロイドペプチド(A
β)、例えば、Aβの最初の28、40または42アミノ酸に対応する合成βA
P、すなわち、それぞれAβ(1-28)、Aβ(1-40)、Aβ(1-42)、なら
びに、Aβのアミノ酸25〜35に対応する合成βAP、すなわちAβ25-35;
スクレイピータンパク前駆体またはプリオンタンパク;免疫グロブリン、例えば
、骨髄腫により生産されるκまたはλ軽鎖または重鎖、あるいはその断片;血清
アミロイドA;β2ミクログロブリン;アポA1;ゲルソリン;シスタチンC;
(プロ)カルシトニン;心房性ナトリウム利尿因子;アミリンとしても知られる膵
島アミロイドポリペプチド(ウェスターマーク(Westermark)ら、プロシーディン
グズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・ユ
ナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),1987,84
:3881-85;ウェスターマーク(Westermark)ら、アメリカン・ジャーナル・オブ・
フィジオロジー(Am. J. Physiol.),1987,127:414-417;クーパー(Cooper)ら、プ
ロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ・
オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sci.
USA),1987,84:8628-32;クーパー(Cooper)ら、プロシーディングズ・オブ・ザ・
ナショナル・アカデミー・オブ・サイエンシズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステ
イツ・オブ・アメリカ(Proc. Natl. Acad. Sci. USA),1988,85:7763-66;アミエ
ル(Amiel)、ランセット(Lancet),1993,341;1249-50を参照);などが挙げられる
が、これらに限定されない。本開示の目的では、アミロイドポリペプチドは、凝
集を可能にする条件下における誘発、例えば、種を用いて、自発的に凝集するこ
とができる。ヒトアミリンはインビトロで自発的に凝集するが、ヒトアミリンと
6個のアミノ酸残基が異なるラットアミリンは、非アミロイド形成性であり、線
維を形成しないことに注目すべきである(ロレンツォ(Lorenzo)ら、ネーチャー(N
ature),1994,368:756-760)。特定の態様では、「アミロイド」なる用語は、ここ
ではAβを含有する物質を意味するのに用いられる。「アミロイドーシス」は、
アミロイドプラークまたは線維を形成するタンパクのインビボでの沈着または凝
集を意味する。
と相互作用し、凝集体のコンホメーションに依存して異なる分光学的な性質を示
す、アミロイドに結合する色素化合物またはペプチド-発蛍光団複合体を意味す
る。当然、当業者が容易に認識できるように、発蛍光団は、必然的に発色団とし
て作用する、すなわち、それは特異的な吸収スペクトルを有する。さらに、凝集
アミロイドに束縛されている場合、それは誘発されたCDスペクトルを有すると
思われる。プローブはアミロイド形成に影響を与えうるが、好ましくは影響を与
える。スルホン化ジアゾ色素および発蛍光団標識したアミロイドペプチドは、ア
ミロイド特異的な分光学的プローブの両方の例である。
した、アミロイドポリペプチド由来のペプチド、例えば、Aβである。アミロイ
ドペプチドは、アミロイドポリペプチドと共凝集することができるアミロイドポ
リペプチドまたはその一部とすることができる。発蛍光団標識したアミロイドペ
プチドは、しかし、それ自体が凝集することができる必要はない。アミロイドペ
プチドを標識するための発蛍光団の例としては、フルオレセイン、テキサスレッ
ド、ルテニウムβピリジル錯体およびローダミンが挙げられるが、これらに限定
されない。また、発蛍光団は、UVに有用な吸収スペクトルを有しうるし、有用
なIRスペクトルの性質を有しうる。好ましくは、発蛍光団標識したアミロイド
ペプチドは、試料中の全ペプチドの約10%またはそれ以下、より好ましくは約
1%またはそれ以下、最も好ましくは約0.1%またはそれ以下を表す。
る傾向を有する発色団である。好ましくは、色素は、特定の条件下で発蛍光団で
もある、すなわち蛍光を発することができる。本発明の目的では、また、アミロ
イドーシスの研究においては、例証的な色素はスルホン化ジアゾ色素、より好ま
しくはコンゴレッド(例えば、米国特許第5,276,059号およびPCT/US93/06637を参
照)である。しかし、コンゴレッドの関連化合物または同等物、例えば、コンゴ
レッドのカルボキシレート類似体であるクリサミンGは、本発明の範囲内にある
ことを意図される。コンゴレッドおよびクリサミンGの構造を以下に示す。
うなpH、イオン強度、温度、および、低濃度のカオトロピックまたはリオトロ
ピック試薬、好ましくはカオトロピックまたはリオトロピック試薬が存在せず、
または少なくとも検出できない程度であることである。アミロイドの「種」の存
在は、ポリペプチドが凝集する傾向を増大させる。
ッドと、凝集アミロイドペプチドとの相互作用により形成される複合体を意味す
る。この複合体は、共凝集の結果として、すなわち、アミロイド特異的な分光学
的プローブが凝集の誘発前にアミロイドポリペプチドと共に存在する場合に、形
成することができる。あるいは、複合体は色素と予め形成されたアミロイドポリ
ペプチド凝集体との相互作用の結果として形成することができる。
ドにより採用される構造またはコンホメーションを意味するのに用いられる。例
えば、凝集Aβは、βシートまたはねじれβシート形態を形成することができる
。実際問題として、2次および4次(ペプチド-ペプチド)コンホメーションは分
光学的な性質の差により表される。言い換えれば、凝集アミロイドポリペプチド
の構造を詳細に知ることなく、ポリペプチドまたはアミロイド特異的な分光学的
プローブのいずれかの分光学的な性質の差を検出することにより、構造的な差を
検出することができる。これらの差から、今度は、インビトロまたはインビボで
、細胞毒性またはアミロイドーシス関連の病原性に対するそれらの効果を評価す
ることができる。
形態のいずれかを形成するポリペプチドの自己集合種を意味し、かつニューロン
培養物に対して毒性または非毒性のものを意味する。
される放射線の量、または放射線の吸収により励起された凝集複合体から放射さ
れるエネルギーを意味する。特定の具体例では、円偏光二色性(CD)紫外(UV)
スペクトルが遠紫外領域および近紫外領域で得られる。別の具体例では、UV吸
収スペクトルが得られる。また、さらなる具体例では、蛍光発光スペクトルが得
られる。また、さらなる具体例では、赤外(IR)スペクトルが得られる。一般的
には、スペクトルは、凝集複合体を含む試料-対-参照試料において、所定の波長
で透過または吸収される光の量の差を測定することにより得られる。蛍光スペク
トルは、所定の励起光波長における発光の強度を検出することにより得られる。
蛍光励起スペクトルは、蛍光の強度を吸収波長の関数として評価することにより
得ることができる。これらの概念は当該分野で公知である(例えば、キャンター(
Cantor)およびシンメル(Schimmel)、バイオフィジカル・ケミストリー(Biophysi
cal Chemistry)、ダブリュー・エイチ・フリーマン・アンド・カンパニー(W.H.
Freeman and Company):サンフランシスコ、1980年;シルバースタイン(Silvers
tein)ら、スペクトロメトリック・アイデンティフィケーション・オブ・オーガ
ニック・カンパウンズ(Spectrometric Identification of Organic Compounds)
、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons):ニューヨーク、198
1年を参照)。
ラークが見出される場合、または、疾患が不溶性または不溶性になり得るタンパ
クの過剰生産により特徴付けられる場合、その疾患または障害はアミロイドーシ
スに関連している。アミロイドプラークは、病理学的な効果を公知または未知の
メカニズムにより直接または間接的に引き起こし得る。アミロイド疾患の例とし
ては、全身性疾患、例えば、慢性炎症性疾患、多発性骨髄腫、マクログロブリン
血症、家族性アミロイドポリニューロパシー(ポルトガル人)および心筋症(デン
マーク人)、全身性老人性アミロイドーシス、家族性アミロイドポリネフロパシ
ー(アイオワ)、家族性アミロイドーシス(フィンランド人)、ゲルストマン-スト
ロイスラー-シャインカ症候群、蕁麻疹および難聴を伴う家族性アミロイドネフ
ロパシー(マックル-ウェルズ症候群)、甲状腺髄様癌、限局性心房性アミロイド
、および、血液透析に関連するアミロイドーシス(HAA);および神経変性疾患
が挙げられるが、これらに限定されない。
たは沈着物に関連している。アルツハイマー病のアミロイドプラークの場合のよ
うに、II型糖尿病のアミロイドプラークまたは線維は病理学的効果を引き起こす
。特に、線維が形成するヒトアミリンの濃縮は、ヒトおよびラットの膵島インス
リン生産β細胞に対して毒性である(ロレンツォ(Lorenzo)ら、1994年、ネイチャ
ー(Nature),368:758-760)。従って、特定の具体例では、本発明はII型糖尿病ア
ミロイドーシスに関する。
、慢性マラリア感染症などは、血清アミロイドA、すなわち、さらにプロセッシ
ングを受けて、アミロイド沈着物およびプラークを形成しうる急性期タンパクの
発現をもたらし得る。例えば、第三世界では、慢性マラリアが患者の脾臓および
/または肝臓のアミロイドーシスに至り得る。生じた臓器の機能不全は、最終的
には死に至り得る。多発性骨髄腫は、免疫グロブリンの過剰生産に関連している
。免疫グロブリンまたはその断片は、循環系と接触する臓器または組織にアミロ
イド沈着物およびプラークを形成することができる。トランスサイレチンの沈着
は、家族性アミロイドポリニューロパシー(ポルトガル人)、家族性アミロイド心
筋症(デンマーク人)、または全身性老人性アミロイドーシスをもたらし得る。血
液透析に関連するアミロイドーシスは、長期の血液透析患者の間における合併症
であり、β2ミクログロブリンがアミロイド線維の主要なタンパク成分である(
ドリューケ(Drueeke)、1991年、ミネラル・アンド・エレクトロライト・メタボ
リズム(Miner. Electrolyte Metab.),17:261-272;ゲイジョー(Geyjo)ら、1985
年、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーショ
ンズ(Biochem. Biophys. Res. Commun.),129:701-706;ゴレヴィック(Gorevic)
ら、1986年、プロシーディングズ・オブ・ザ・ナショナル・アカデミー・オブ・
サイエンシズ・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ(Proc. Nat
l. Acad. Sci. USA),83:7908-12;シラハマ(Shirahama)ら、1985年、ラボラトリ
ー・インベスティゲーション(Lab. Invest.),53:705-709)。
ドーシスを伴う神経変性疾患に関する。「神経変性疾患」なる用語は、脳または
神経の機能不全を特徴とする症状、例えば、短期または長期の記憶の間違いまた
は欠如、痴呆、認識不足、平衡および協調の問題、ならびに感情および行動の欠
乏を伴って現れる、特に脳に関係する神経系の疾患または障害である。かかる疾
患は、かかる症状を示す患者の脳組織の組織病理学的(生検)試料がアミロイドプ
ラーク形成を示す場合、「アミドードーシスに関連」している。脳、特にヒト脳
の生検試料は生きている患者から得るのは非常に困難であるか、あるいは全く入
手できないかもしれないので、神経変性疾患の症状とアミロイドーシスとの関連
は、生検試料中におけるプラークまたは線維などのアミロイド沈着物の存在以外
の基準に基づいている場合が多い。
患はアルツハイマー病(AD)である。他の具体例では、この疾患は、アミロイド
前駆体タンパク(APP)のβAP部分のアミノ末端近傍におけるAPPの二重の
KMからNLへの変異により特徴付けられる希なスウェーデン人の疾患である(
レヴィ(Levy)ら、1990年、サイエンス(Science),248:1124-26)。別のかかる疾患
は、アミロイドーシス(HCHAまたはHCHWA)-ドイツ型を伴う遺伝性の脳
出血である(ロゼミュラー(Rozemuller)ら、1993年、アメリカン・ジャーナル・
オブ・パソロジー(Am. J. Pathol.),142:1449-57;ルーズ(Roos)ら、1991年、ア
ナルズ・オブ・ザ・ニューヨーク・アカデミー・オブ・サイエンシズ(Ann. N.Y.
Acad. Sci.),640:155-60;ティンマーズ(Timmers)ら、1990年、ニューロサイエ
ンス・レターズ(Neurosci. Lett.),118:223-6;ハーン(Haan)ら、1990年、アー
カイブズ・オブ・ニューロロジー(Arch. Neurol.),47:965-7)。当該分野で公知
であり、本発明の範囲内にある他のかかる疾患としては、散発性脳アミロイドア
ンギオパシー、遺伝性脳アミロイドアンギオパシー、ダウン症候群、グアムのパ
ーキンソン-痴呆症、および年齢に関係する無症候性アミロイドアンギオパシー(
例えば、ハーン(Haan)およびルース(Roos)、1990年、クリニカル・ニューロロジ
ー・アンド・ニューロサージェリー(Clin. Neurol. Neurosurg.),92:305-310;
グレンナー(Glenner)およびマーフィー(Murphy)、1989年、ニュー・ニューロジ
カル・サイエンシズ(N. Neurol. Sci.),94:1-28;フランジョーネ(Frangione)、
1989年、アナルズ・オブ・メディスン(Ann. Med.),21:69-72;ハーン(Haan)ら、
1992年、クリニカル・ニューロロジー・アンド・ニュロサージェリー(Clin. Neu
rol. Neurosurg.),94:317-8;フレイザー(Fraser)ら、1992年、バイオケミスト
リー(Biochem.),31:10716-23;コリア(Coria)ら、1988年、ラボラトリー・イン
ベスティゲーション(Lab. Invest.),58:454-8を参照)が挙げられるが、これらに
限定されない。これらの疾患の各々に関与するβAPの実際のアミノ酸組成およ
びサイズは、当該分野で公知のように変化しうる(上記文献およびウィズニエフ
スキー(Wisniewski)ら、1991年、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・
リサーチ・コミュニケーションズ(Biochem. Biophys. Res. Commum.),179:1247-
54および1991年、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミ
ュニケーションズ(Biochem. Biophys. Res. Commum.),180:1528[出版時の誤植]
;プレリ(Prelli)ら、1990年、バイオケミカル・アンド・バイオフィジカル・リ
サーチ・コミュニケーションズ(Biochem. Biophys. Res. Commum.),170:301-307
;レヴィ(Levy)ら、1990年、サイエンス(Science),248:1124-26を参照)。
レイピー、クロイツフェルト-ヤコブ病、ゲルストマン-ストロイスラー病、クー
ルー、ミュールジカおよびヘラジカの慢性消耗病、ウシの牛海綿状脳症、および
ミンクの伝達性脳症が挙げられるが、これらに限定されない。
、ウマ、ウシ、ブタ、モルモット、マウスおよびラットなどの哺乳動物に由来す
るアミロイド形成性ポリペプチドの凝集形態を評価することを意図する。
0%以内、好ましくは20%以内、より好ましくは10%以内、さらにより好ま
しくは5%以内、最も好ましくは与えられた値の1%以内を意味する。あるいは
、「約」または「およそ」なる用語は、ある値がそのタイプの値に対する科学的
に許容される誤差範囲に入り得ることを意味する。これは測定にどれぐらい定性
的な利用可能ツールが与えられ得るかに依存する。「約」または「およそ」は、
単一の値よりむしろ、平均値の周囲の分布を定義しうる。
ある。アミロイドポリペプチドは、適当な緩衝液、好ましくは生理学的な状態に
匹敵するイオン強度を有する緩衝溶液、例えば、リン酸緩衝食塩水(PBS)、ト
リス(TRISTM)緩衝液、ヘペス(HEPESTM)緩衝液、またはニューロベイサル(NEUROB
ASALTM)培地に溶解する。凝集アミロイドポリペプチドは、慣習的な方法により
、例えば、以下に記載のように検出される。
後にアミロイドポリペプチドと接触させることができる。アミロイド特異的な分
光学的プローブは、アミロイドポリペプチドをほぼ同じ濃度(モル濃度)で、また
は、大小の大きさの順に与えることができる。ただし、(a)色素からの分光学的
なシグナルは、利用可能な分光計で検出することができる;および(b)ポリペプ
チド凝集体と複合体化した色素からのシグナルは、複合体化していない色素から
のシグナル上に検出可能である。これらの因子は実験的に容易に決定される。
存する遅延期間の後、合成Aβの可溶性調製物は、天然のアミロイドに類似した
線維凝集体を徐々に形成し、沈降分離法またはチオフラビン-Tに基づく蛍光に
より測定可能である。これらのインビトロアッセイにおける可溶性Aβの凝集の
速度は、少量の予め凝集したβアミロイド「種」材料の添加により促進される。
400μMで溶解したAβ(1-40)は、窒素気流下で乾燥させる。ヘキサフル
オロイソプロパノールがまずペプチドのコンホメーションをランダムコイル状態
に転換する。ペプチドフィルムは、約5〜40秒間の簡単な音波処理および5秒
またはそれ以下の簡単なボルテックスミキサー攪拌により、PBS緩衝液(pH
7.4)に最終濃度50μMで溶解する。次いで、この溶液をエイジングして、凝
集を起こさせる。
の40アミノ酸(Aβ1-40)を表現する合成のHPLC精製したペプチドをベ
イケム(Bachem;カリフォルニア州トランス)から得てもよい。異なる濃度におけ
る可溶性Aβ1-28およびAβ1-40の凝集は、pH4.7〜7.5の0.1M
酢酸ナトリウム(NaOAc)の添加により開始することができる。ミリモル以下
のAβ濃度での定量的な凝集体形成は、レヴィン(LeVine)の方法(プロテイン・
サイエンス(Protein Science),1992,2:404-410)を用いて検出すればよい。簡単
に説明すると、10μMチオフラビン-T(アルドリッチ(Aldrich))/50mMリ
ン酸カリウム緩衝液(pH6.0)に加えた凝集体の蛍光を、パーキン・エルマー(
Perkin Elmer)LS-50B分光蛍光計を用いて、450±5nmで励起し、482±
10nmにおける発光の検出により測定する。
ャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol. Chem.),1992,267:54
6-554)により定量すればよい。Aβの合成調製物を、好ましくは「種」の存在下
で、5nMの最終濃度に希釈すればよい。37℃で様々なインキュベーション期
間の後、凝集反応を評価すればよい。
に依存する遅延期間の後、合成アミリンの可溶性調製物は、天然のアミロイドに
類似した線維凝集体を徐々に形成し(ロレンツォ(Lorenzo)ら、ネイチャー(Natur
e),1994,368:756-760)、電子顕微鏡法により、または偏光下でのコンゴレッドの
複屈折により測定可能である(フレーザー(Fraser)ら、バイオフィジカル・ジャ
ーナル(Biophys. J.),1991,90:1194-1201)。これらのインビトロアッセイにおけ
る可溶性アミリンの凝集は、少量の予め凝集したアミリン「種」材料の添加によ
り促進されると期待される。
チドまたはアミリンを表現する合成のHPLC精製したペプチドは、標準的なペ
プチド合成法または市販品の起源、例えば、ベイケム(Bachem;カルフォルニア
州トランス)またはペニンシュラ・ラボラトリーズ(Peninsula Laboratories)か
ら得ればよい。ミリモル以下のアミリン濃度での定量的な凝集体形成は、レヴィ
ン(LeVine)の方法(プロテイン・サイエンス(Protein Science),1992,2:404-410)
を用いて検出すればよい。簡単に説明すると、10μMチオフラビン-T(アルド
リッチ(Aldrich))/50mMリン酸カリウム緩衝液(pH6.0)に加えた凝集体の
蛍光は、パーキン・エルマー(Perkin Elmer)LS-50B分光蛍光計を用いて、450
±5nmで励起し、482±10nmにおける発光の検出により測定することが
できる。あるいは、偏光下でのコンゴレッドの複屈折を用いて、凝集を検出する
ことができる(フレーザー(Fraser)ら、前出)。少量の予め形成された凝集体また
は「核形成用種」を可溶性アミリンに加え、例えば、0.1M酢酸ナトリウムを
用いて、凝集を開始すればよい。可溶性アミリン(250μM)および0.2Mリ
ン酸ナトリウム緩衝液(pH7.5)を37℃でインキュベートして、「アミリン
種」と呼ばれる予め形成された凝集体を生成させればよい。インキュベーション
後、種調製物のタンパク濃度を測定し、緩衝液で最終濃度150μMに調節する
。
法(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミストリー(J. Biol. Chem.),1992,2
67:546-554)により定量すればよい。アミリンの合成調製物を、好ましくは様々
な「種」の存在下で、5nMの最終濃度に希釈する。37℃で様々なインキュベ
ーション期間の後、凝集反応を評価することができる。
されれば、それは分光光度法により評価することができる。ポリペプチドまたは
色素のいずれかの分光学的な性質を分析することができるが、ポリペプチドにつ
いては、最も関連した情報は遠紫外CD分光法で見出される。
Dスペクトルおよびアミロイド特異的な分光学的プローブと凝集ポリペプチドと
の複合体の遠紫外CDスペクトルは、ポリペプチドのコンホメーションに関する
情報を与える。実際、このスペクトルは、ポリペプチドの二色性吸収を測定する
。しかし、以前の実験データはAβが凝集した場合にβシート2次コンホメーシ
ョンを採用することを示しているのに対し、初めて、異なる凝集形態間の凝集構
造の差が観察され、評価することができる。
た凝集Aβのコンホメーションに関して、遠紫外CDスペクトルからのいくつか
の情報を与える。
の吸光度を測定し、それゆえ、色素とアミロイドとの複合体の異なる構造を評価
するのに用いることができる。ポリペプチド単独、およびコンゴレッドは、近紫
外領域には、認めうるほどのCDシグナルを生じない。色素とポリペプチド凝集
体との複合体のCDスペクトルの差は、最大シグナルの強度および波長において
明らかである。
アゾ色素であるコンゴレッドと複合体化した凝集Aβのコンホメーションの差の
いくつかを示す。
ルを区別することができる。例えば、コンゴレッドは、それがポリペプチドの前
凝集体または共凝集体と複合体化しているかどうかに依存して、異なるUV吸収
および差スペクトルの性質を有する。色素の吸収の性質を特異的に調べるために
、複合体化スペクトルから凝集アミロイドポリペプチドスペクトルを差し引くこ
とが好ましい。
合体化した色素の吸光度から色素の通常の吸光度を差し引くことにより得ること
ができる。
nm〜約700nmで得ることができる。遊離のコンゴレッドに対して得られた
コンゴレッドとアミロイドペプチドとの複合体のスペクトル(図4を参照)の差は
、複合体が高色素性であることを示し、遊離形態の吸収に対して550nm付近
での吸光度が上昇している。両方の複合体、予め形成された凝集体に結合したコ
ンゴレッドおよび共凝集体の吸収スペクトルは、差スペクトルの480nm付近
に負の吸収を示す。スペクトルの差の起源は、遊離のコンゴレッドのその結合形
態への転換によるものであり、それゆえ、その吸収スペクトルに深色団シフトを
生じる。また、図3および4のスペクトルを調べると、500nm〜550nm
の吸収増大が共凝集体におけるよりもコンゴレッドと予め形成された凝集体の複
合体の場合に大きいことが示唆される。コンゴレッドとアミロイドペプチドとの
複合体化は、480nm付近における光吸収(これは化合物の遊離形態による)の
減少および同時に500〜550nmのスペクトル範囲における光吸収(これは
複合体化による)の上昇をもたらす。
の凝集形態を調べるのに用いることができる。コンゴレッドとアミロイドポリペ
プチドとの複合体の蛍光スペクトルは、遊離形態のコンゴレッドの発光スペクト
ルに比べて、少し長波長側にシフトする(レッドシフト)。励起波長500nmを
用いて、コンゴレッドの発光スペクトルを記録した。コンゴレッドの複合体の発
光極大は、約605nmを中心とする。遊離のコンゴレッドの発光スペクトルお
よび新鮮なポリペプチド(単量体ペプチド)の存在下におけるコンゴレッドの発光
スペクトルは、620nm付近を中心とする。また、遊離および結合形態のコン
ゴレッドの励起スペクトルは有意に異なる。共凝集体および予め形成された凝集
体の複合体の両方における結合形態のコンゴレッドの励起極大は、525nm付
近を中心とする。これらのスペクトルは、それゆえ、遊離形態のコンゴレッドに
対して、有意にレッドシフトする。蛍光スペクトルの差は、アミロイドポリペプ
チドに結合することによるコンゴレッドの微小環境の変化によるものである。
(ii)共凝集体および予め形成された凝集体の複合体の存在下におけるコンゴレッ
ドの減衰時間を同定および分解する時間分解蛍光発光測定法は、アミロイド構造
を区別するのに有用である。
分散により生じる。角分散は、発蛍光団の励起状態の寿命の間における回転分散
の速度および程度に依存する(ラコビッチ,ジェイ・アール(Lakowicz, J.R.)、
プリンシプルズ・オブ・フルオレスンス・スペクトロスコピー(Principles of F
luorescence Spectroscopy)、プレナム・プレス(Plenum Press)、ニューヨーク
、1983年)。分散運動は、いくつかのパラメーターに依存する。本出願に最も重
要なものは、アミロイドタンパクの分子サイズおよび形状の変化である。蛍光異
方性法は、試験化合物の非存在下および存在下における凝集によるタンパク-タ
ンパク相互作用によるアミロイドタンパクに分子サイズの増大を測定するのに用
いうる。より具体的には、分極の測定は、小さい分子が「等方性」;すなわち、
それらは溶液中で自由に回転するという原理に基づいている。それらが巨大分子
に結合または付着した場合、回転およびタンブリング運動がより遅く、それゆえ
、発光に異方性を与える。自己蛍光の小さい分子をプローブとして用いる場合、
分子の発光は、巨大分子に結合することにより「分極」する(リー,ワイ・シー(
Lee, Y.C.)、ジャーナル・オブ・バイオケミストリー(J. Biochem.),1997,121(5
):818-825)。蛍光の性質の変化は、2通りに用いることができる。第1は、コン
ゴレッドなどの小さい分子の蛍光異方性の変化を用いて、タンパクの複合体の分
子サイズが異なるかどうかを決定しうる。第2の方法では、アミロイドタンパク
を発蛍光団で直接標識して、2つの異なる場合に、タンパクの分子サイズを測定
することができる。
ドタンパクの非存在下で測定される。次いで、試験化合物の共凝集体の複合体に
おけるコンゴレッドの結合形態の異方性値のその遊離形態に対する上昇を用いて
、ポリペプチド凝集に対する試験化合物の効果を測定する手段として、アミロイ
ドタンパクのサイズおよび形状の差を評価することができる。
ドまたは試験化合物の存在下において形成された凝集体を区別することができる
。ルテニウムビピリジル錯体、フルオレセインおよびローダミンなどの発蛍光団
は、異方性アッセイの有用なプローブである。ルテニウムリガンド錯体は、大き
い分子量のタンパクの分子サイズを区別するのに特に適している。ルテニウムビ
ピリジル錯体は、蛍光寿命が通常10ナノ秒のオーダーであるフルオレセインま
たはローダミン基などの他の発蛍光団に比べて、減衰時間が400nsのオーダ
ーで長い。ルテニウム錯体のより長い減衰時間は、溶液中で非常に遅い時間スケ
ールでタンブリングするより大きいタンパク分子の分子量を調べるのに適してい
る。フルオレセインなどの発蛍光団は、他方、50,000ダルトンに対応する
分子量およびサイズの範囲内にあるAβペプチドのより小さいオリゴマーを区別
するのに有用である。
在下で凝集させる。Aβペプチドは、スクシンイミジルエステルおよびイソチオ
シアネート基の標準的なカップリング化学を用いて、フルオレセイン、ローダミ
ンまたはルテニウムなどの発蛍光団に結合させて、標識したペプチドを得ること
ができる(シマシンスキー(Szmacinski)ら、バイオフィジカル・ケミストリー(Bi
ophys. Chem.),1996,62:109-120)。最初の実験では、遊離の発蛍光団の定常状態
異方性を測定する。標識したペプチドの異方性値は、分子の急速なタンブリング
運動により小さい。アミロイドタンパクの存在下における蛍光ペプチドのエイジ
ングは、アミロイドタンパクの分子サイズの増大および形状の変化により、発蛍
光団の異方性値を上昇させる。標識したペプチドは、主に蛍光プローブとして用
いられるので、その濃度は、典型的には、アミロイドタンパクの濃度より約10
倍〜約1000倍低い。
触させた標識したペプチドの蛍光異方性値を測定する。異方性の増大は、タンパ
クの分子サイズの増大によるものである。あるいは、異方性値の上昇を用いて、
より高分子量の凝集体の形成の速度を測定して、試験化合物の効果を同定するこ
とができる。
明)の蛍光減衰速度論を用いて、試験化合物とアミロイドタンパクとの複合体を
同定し、区別することができる。この方法は、結合および遊離形態の阻害薬の放
射および非放射減衰速度の変化によるタンパクに結合することにより蛍光寿命が
変化するという前提に基づいている。コンゴレッドの蛍光寿命は、周波数ドメイ
ンまたは時間ドメインの装置を用いて測定することができる。例えば、コンゴレ
ッドまたは蛍光標識したペプチドのパラメーター、平均寿命を評価することがで
きる。平均寿命は、結合および遊離形態の発蛍光団の寿命および濃度の関数であ
る。あるいは、寿命に基づくアプローチを生きたニューロン培養物に適用するこ
ともできる。寿命の分布は、細胞の蛍光イメージングを用いて、遊離および複合
体化した形態のコンゴレッドについて評価しうる。二次元イメージング(FLI
Mまたは蛍光寿命イメージング)のこの方法は、フェーズフローサイトメーター
を用いて、それらがレーザービームを通過する際のセルバイセル基準でコンゴレ
ッドの分布を提供する。分泌または細胞外形態のアミロイドタンパクは、FLI
M法を用いて同定することができる。FLIMアプローチは、細胞培養物の培地
中または組織試料の媒体中に分泌されたアミロイドタンパクを検出するのに非常
に有用である。
と複合体化した場合の凝集体におけるアミロイドタンパクの構造を決定するのに
有用なツールである。ペプチド結合のカルボニル伸縮振動を表すアミドIバンド
の周波数は、ペプチド骨格のコンホメーション、それゆえ、ポリペプチドの2次
構造に敏感である。βシート構造のアミドIバンドは、1620〜1640cm −1 で吸収し、1680〜1695cm−1のより高い周波数で弱く吸収する。
ポリペプチドが試験化合物またはスルホン化色素の非存在下および存在下におい
て凝集する場合のアミロイドポリペプチドのコンホメーションの変化は、アミド
I吸収バンドの差に基づいて解釈することができる。
場合のタンパクに関する構造情報を得るのに同様に有用である。アミロイドポリ
ペプチドの構造は、好ましくはプロトンまたは13Cもしくは15Nなどの他の
核の化学シフトを用いて解明しうる。プロトンの化学シフトは、構造の特定に、
ごく一般的に用いられる。βシート領域がαH共鳴に対して低磁場シフトを示す
ことは文献に詳しく記載されている。ヘリックス領域は、他方、高磁場シフトを
示す。5000アミドプロトンおよびαHシフトを含むデータセットに基づいて
、ヘリックスおよびシートの平均的なαH位置は、ほぼ0.8ppmだけ異なっ
ており、2つの分布の間でほんのわずかしか重複していない(メソッズ・イン・
エンザイモロジー(Methods in Enzymology)、第239巻、パートC、第363-392頁(
1994年))。この一般的な傾向は、アミドプロテインについても同様に当てはまり
、それゆえ、βシート形態を同定することができる。ヘリックスのN末端におけ
るアミドプトロンは、C末端におけるものに比べて、低磁場側にシフトする傾向
がある。プトロン共鳴におけるかかる化学シフトは、それゆえ、モノマーのポリ
ペプチドと、試験化合物の非存在下および存在下における凝集形態との構造的な
差を特定するのに用いることができる。
溶液分子量を測定し、分子同質性の程度を評価するのに有用である。沈降法は、
アミロイドポリペプチドの凝集体が溶液中に存在するかどうか、また、凝集体が
自然で可逆または非可逆であるかを迅速に決定するのに用いることができる。本
質的に2つの沈降法が存在する:沈降速度法および沈降平衡法である。第1の方
法は、凝集したポリペプチドのサイズ、形状および分子量を評価する迅速な手段
を提供する。後者の方法は、ポリペプチドの浮遊分子量を測定するのに有用であ
る。試験化合物の非存在下および存在下で凝集したポリペプチドの平均分子量の
差は、沈降速度法および沈降平衡法を用いて測定しうる。これらの方法の適用は
、コンゴレッドまたは他の試験化合物の存在下で形成されたものなどの凝集体の
サイズおよび性質を区別するのに、また、核形成段階において、または、さらに
伸長段階の間に、ポリペプチドの凝集を阻止する際における試験化合物の効力を
評価するのに役立つ。この情報は、分光学的な方法により得られた構造情報を補
足する。
の非分光学的な技術と共に、インビトロでアミロイドーシスを阻害または逆転す
るその能力を評価した試験化合物の効果を測定するのに用いることができる。実
際、本願に記載した分光学的な技術の1種より多く、好ましくはすべての結果か
らの情報を組み合わせることにより、試験化合物がどのようにアミロイド形成に
影響を与えるかをある程度詳細にかつ確実に決定することができる。これらのデ
ータは、アミロイドーシスに関連する疾患または障害、特にアルツハイマー病を
治療する化合物をスクリーニングおよび試験するのに非常に重要な含蓄を有する
。
る分子または1個より多くの分子の複合体を意味する。本発明は、合成の小さい
分子の薬剤、化学的な化合物、化学的な複合体、およびその塩のスクリーンだけ
でなく、天然物、例えば、植物抽出物や、発酵液から得た物質のスクリーンを意
図する。本発明のスクリーンを用いて同定することができる他の分子としては、
タンパクおよびペプチド断片、ペプチド、核酸およびオリゴヌクレオチド、炭水
化物、リン脂質および他の脂質誘導体、ステロイドおよびステロイド誘導体、プ
ロスタグランジンおよび関連のアラキドン酸誘導体などが挙げられる。
る条件下で、試験化合物を可溶性アミロイドポリペプチドとインキュベートする
。次いで、得られた物質(場合によっては、凝集体である)をアミロイド特異的な
分光学的プローブと接触させて、1種またはそれ以上のスペクトルを得る。さら
なる具体例では、色素を加える前に試験化合物をポリペプチドから除去する。
ロイドポリペプチドと共に存在する。
験化合物で処理して、試験化合物が凝集体に対してどのような効果(存在するな
ら)を有するのかを決定する。この効果は、凝集体を試験化合物とインキュベー
トした後で凝集体を色素と接触させることにより評価することができる。
ーブ、または、発色団的、好ましくは発蛍光団的な性質を有する関連分子であり
うる。かくして、試験化合物を用いて、凝集体の形態を調べるだけでなく、凝集
体の形態を破壊または阻害することができる。
頼るように変更することができるので、高処理量スクリーンに容易に適合させる
ことができる。しかし、すべての関連するスペクトルにわたる技術のすべてを用
いることにより、候補の試験化合物の集合から有望な化合物を同定するのに役立
つ凝集形態のより微妙な変化を同定することができる。
なる起源に由来するアミロイドポリペプチド、すなわち天然または合成のポリペ
プチドを用いることができる。例えば、Aβを含有しうる脳脊髄液を試験するこ
とができる。別の具体例では、異なるアミロイドポリペプチドの1種を含有しう
る血液、血清または血漿を試験することができる。さらなる具体例では、体液、
例えば、CSFおよび血液または血液生産物は明確なスペクトルを得るのを妨害
しうるので、これらの起源の1種またはそれ以上に由来するアミロイドポリペプ
チドは標準的な緩衝液中で単離し、試験することができる。
らの実施例は、例示のために与えられるのであって、限定のために与えられるの
ではない。
び細胞毒性に対する同時の効果を測定する継続的な関心が存在する。この目標に
向かって、コンゴレッドの存在下および非存在下におけるペプチドの線維化の程
度を測定するために、定量的な蛍光法およびCD法を行った。この研究は、(i)
チオフラビンTおよびCD分光学の蛍光の変化を用いて、βひだ折れシートコン
ホメーションの形成の同時評価;(ii)ペプチドの凝集の速度に対する媒体の効果
;(iii)LDHの放出をインジケーターとして用いる、海馬細胞培養物に対する
凝集したペプチドの毒性;および(iv)チオフラビンの存在下におけるコンゴレッ
ドとペプチドとの相互作用を示す。
クトルの特徴的な高色素性蛍光シフトを誘発する(レヴィン(LeVine)、ジャーナ
ル・オブ・エクスペリメンタル・アンド・クリニカル・インベスティゲーション
(J. Exp. Clin. Invest.),2:1-6,1995)。チオフラビンによる誘発された蛍光は
、アミロイドβひだ折れ線維に特異的であるが、他のβシート構造や、可溶性オ
リゴマー形態のペプチドに特異的ではない。遊離のチオフラビンは、励起極大が
330nmである弱い発蛍光団である。アミロイド線維に結合することにより、
チオフラビンの蛍光は、励起スペクトルにおいて、遊離形態に対して100nm
だけレッドシフトして増強される。我々は、凝集事象を特徴付けるために、それ
ぞれ440nmおよび485nmの励起波長および発光波長における蛍光強度の
増大を用いた。
チされることが確定された。これらの実験では、チオフラビンは、増加量のコン
ゴレッドで滴定する前に、凝集したペプチドと複合体化した。得られた蛍光強度
の減少は、チオフラビンからコンゴレッドへの蛍光発光のエネルギー転移による
ものである。それゆえ、チオフラビンだけに頼るアッセイは予備アッセイで擬陽
性を生じると思われるのに対し、本発明に記載した分光学的なアッセイはアミロ
イド形成のより有望な阻害薬を同定する。
らβシート形態へのペプチドのコンホメーション変化は、200、218または
225nmにおけるペプチドのモル楕円率の変化を用いてモニターした。また、
このアッセイは、CDスペクトルの変化がチオフラビンの蛍光スペクトルの変化
と同時に起こるかどうかを決定するのに用いた。ペプチドのCDスペクトルを様
々な時点でスキャンして、チオフラビンに結合する巨大分子の集合体の形成とβ
シートコンホメーションの出現とを相関付けた。
リコットを様々な時間間隔(9時間まで)で取り出し、10μMチオフラビンを含
有するPBS緩衝液に希釈した。蛍光アッセイにおけるペプチドおよびチオフラ
ビンの最終濃度は10μMであった。ペプチド-チオフラビン複合体の蛍光強度
は、反応を5分間平衡化させた後、それぞれ435nmおよび485nmの励起
波長および発光波長で測定した。蛍光スペクトルのスキャンは、スペックス(SPE
XTM)フルオロログ-2分光蛍光計(インスツルメンツ・エス・エイ(Instruments S
.A.;登録商標)、ジョビン・イボン-スペックス(Jobin Yvon-Spex)、ニュージャ
ージー州エジソン)を用いて、励起波長435nmおよび発光波長485nmを
用いて行った。コンゴレッドの実験では、ペプチド-チオフラビン複合体を0.1
〜3.5マイクロモル濃度の増大する濃度のコンゴレッドで滴定した。蛍光強度
の変化は、上記のスペクトル波長で測定した。蛍光強度をプレート読取り機で測
定する場合、ペプチドは10μMチオフラビンを含有するPBS緩衝液に最終容
量100μLに希釈した。
)、メリーランド州イーストン)により、室温、光路長0.1cmのセルで記録し
た。典型的には、ペプチド試料を蛍光用に様々な時間間隔でアリコットし、残り
の溶液を用いて、CDスペクトルをスキャンした。ペプチドのCDスペクトルは
、190〜260nmの遠紫外で記録した。スペクトルの結果は、deg.cm3.dmol -1 で表す。
従ってペプチドを凝集させ、初代ニューロン細胞培養物に適用して、凝集したペ
プチドの細胞毒性を評価した。LDHの放出を用いて、Aβおよびコンゴレッド
の存在下における細胞生存能力をモニターした。
培養物を用いて評価した。事前に500μl/ウェルの0.1mg/mlのポリ-L
-リジン(100μl/ウェル)で被覆し、引き続いて、100μl/ウェルの5μ
g/mlのマウスラミニンで被覆した48ウェル皿で細胞を培養した。細胞を全
容量500μlのニューロベイサル(NEUROBASALTM)培地(1XB27サプリメント、5
%熱不活化し弱めたウシ胎児血清、0.5mMグルタミン、50μ/mlペニシリ
ン、および0.05mg/mlストレプトマイシンを含有)に92,300細胞/ウ
ェルの密度で播種し、最初は、空気中の加湿した5%CO2中に入れた。24時
間後、培地を、ペニシリン、ストレプトマイシンおよびウシ胎児血清を欠く新鮮
な培地で置き換え、培養物を、その後は、5%CO2および9%O2を含有する
空気中で保持した。第5日目に、新鮮な培地を各ウェルに置き換えた。第7日目
に、インビトロで、培地を、ペニシリン、ストレプトマイシンおよびウシ胎児血
清を欠く酸化防止剤非含有のB27補足培地で置き換えた。毒性試験は、第8日
目に、インビトロで、各ウェルに、500μlの第7日目に用いた培地(対照処
理として)、または最終(対照)培地を用いて調製した実験溶液を置き換えること
により開始した。各実験溶液は、5個のウェルに含有される培養物について試験
した。毒性は、第11日目に、インビトロで、乳酸デヒドロゲナーゼ(LDH;
シグマ(Sigma)340-UV)アッセイを用いて評価した。凝集したペプチドを毒性アッ
セイ用として5倍に希釈し、最終濃度10μMとした。コンゴレッドと予め形成
された凝集体の複合体および共凝集体中に形成されたものを、媒体対照中の凝集
したペプチドと共に、細胞アッセイで試験した。
pec;カリフォルニア州サンホゼ)から購入し、その化学的純度は逆相HPLC、
ESI-MSおよびタンパク配列決定法を用いて確認した。凍結乾燥したペプチ
ドをヘキサフルオロイソプロパノール(HFIP)溶媒に溶解して、ペプチドの分
離を促進させた。HFIP溶媒中のペプチドは、−80℃で保存した。使用前に
、ペプチド溶液を解凍し、溶媒を窒素気流下でエバポレートした。ペプチドを濃
度50μMが得られるように緩衝液に溶解し、およそ20〜40秒間音波処理し
た後、およそ5秒間またはそれ以下にわたり軽くボルテックスミキサー攪拌して
、ペプチドの溶解を促進させた。凝集の速度に対する媒体の効果を測定するため
に、ペプチドを以下の緩衝液の1つに溶解した:PBS、50mMヘペス(HEPES TM )またはニューロベイサル(NEUROBASALTM)培地。ペプチド溶液をマイクロタイ
タープレートに最終濃度45μM/100μLで分注した。凝集は、プレートを
回転ミキサーで絶えず振盪することにより開始した。
の形成と同時である。pHおよびイオン強度が高いほど、ペプチドの凝集を促進
する(表3)。
かったので定量しなかったことを表す。凝集率(%)は、0および4時間でのチオ
フラビン/Aβの蛍光に対して計算した。この実験では、ペプチドを回転振盪機
中、速さ500rpmで攪拌した。*凝集の相対的な速度は、攪拌の速さに非常
に敏感である。
ムコイル形態から変形したβシートコンホメーションに変化する。変形したコン
ホメーションは、225nmにブロードな極小値を持つCD吸収バンドを有する
。レッドシフトしたCDスペクトルは、ねじれβシート構造の形成によるもので
あると思われる。
チされる。クエンチングの程度は、マイクロモル濃度のコンゴレッドで横ばい状
態になった。それゆえ、これはペプチドの初期部位が飽和されることを示す。ペ
プチドに結合したチオフラビンの蛍光は、コンゴレッドにより、大きさが1桁よ
り高くクエンチされたのに対し、クエンチング効果は遊離のチオフラビンの場合
のわずか50%であった。蛍光強度がコンゴレッドによりクエンチされるという
観察は、凝集したペプチド上でのコンゴレッドとチオフラビンとの共局在化に一
致する。
成された凝集体と複合体化したコンゴレッドおよび共凝集体におけるコンゴレッ
ドは、Aβの毒性を弱める。凝集ペプチド(4時間エイジングした試料)はニュー
ロン培養物に対して毒性であるのに対し、新鮮なペプチドは72時間の毒性アッ
セイにおいて非毒性である。
チドのチオフラビンに結合するオリゴマー構造の形成と同時に起こることを示し
ている。コンゴレッドおよびチオフラビンは、凝集ペプチドと非競合的に結合す
る。
下および存在下においてエイジングした:Aβ(1-40)を最終濃度が200ま
たは400μMになるように100%ヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し
た。ペプチドの溶解を促進するために、溶液を約5秒間、軽く音波処理した。適
当量のペプチド溶液を琥珀色のバイアルに移し、溶媒を窒素気流下でエバポレー
トした。ペプチドフィルムをPBS緩衝液(pH7.4)に最終濃度50μMで溶
解した。ペプチド溶液を20秒間音波処理した後、約5秒間ボルテックスミキサ
ー攪拌をした。ペプチドとコンゴレッドとの共凝集体を調製するために、色素を
ペプチドに最終濃度10μg/ml、20μg/mlまたは30μg/mlで加え
た。ペプチド(媒体対照中のペプチドおよびペプチド+コンゴレッド)の貯蔵液を
マイクロタイタープレートに最終容量100μL/ウェルでアリコットした。凝
集は、プレートを500rpmで振盪することにより開始した。
μMの発蛍光団チオフラビンTを含有するPBS緩衝液に5倍に希釈した。これ
らの試料中におけるペプチドの最終濃度は10μMであった。遊離のチオフラビ
ンおよびペプチド-チオフラビン複合体の蛍光発光スペクトルは、蛍光計、この
場合、スペックス(SPEXTM)蛍光計を用いてスキャンした。励起波長450nm(
発光モノクロメーターは485nm)におけるチオフラビンTの蛍光の増大は、
線維ペプチドの形成を示した。あるいは、プレート蛍光計をいくつかの実験に用
いて、線維化の程度を測定した。これらの実験では、チオフラビンTの蛍光は、
440nmの励起フィルターおよび490nmの発光フィルターを用いて、テキ
ャン(TECANTM)プレート蛍光計(テキャン・ユー・エス・インク(Tecan U.S. Inc.
)、ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク)で測定した。
く調製した状態のランダムコイル形態からエイジングした状態のβシート形態へ
のペプチドの転換とを測定した。ペプチドを9時間エイジングすると、おそらく
、ねじれβシート構造の形成により、レッドシフトしたβシートのスペクトルが
得られた。
したペプチドをコンゴレッドと最終濃度10μg/mL、20μg/mLおよび3
0μg/mLで組み合わせた。
紫外CDスペクトルは、200nm〜260nmでスキャンした(図1)。200
nmにおける極小値は、新鮮なペプチドのランダムコイルコンホメーションを示
す。
ドの非存在下でエイジングしたペプチドのCDスペクトルは、225nmの極小
値と205nmの極大値から構成されていた。このレッドシフトした225nm
の極小値は、ねじれβシート構造の形成によるものであると思われる。ペプチド
の予め形成された凝集体のこのレッドシフトしたCDスペクトルは、コンゴレッ
ドとの複合体化により変化しなかった。
エイジングしたペプチド(共凝集体)のCDスペクトルは、典型的なβシートコン
ホメーションへのペプチドの折りたたみによる218nm付近における負のCD
吸収バンドから構成されていた。また、CDスペクトルは共凝集体におけるラン
ダムコイル形態からの増大した寄与に関する証拠を与えた。それゆえ、このこと
は、凝集速度がコンゴレッドの存在下で緩慢化したことを示唆する。2つの形態
のペプチドのCDスペクトルの差は、共凝集体におけるランダムコイル形態の増
大によるものであり、また、ペプチドの変化した凝集状態の形成によるものであ
る。
。この領域は、コンゴレッド複合体を区別するのに有用である。緩衝液中のペプ
チド単独および遊離のコンゴレッドは、近紫外領域に認めうるほどのCDシグナ
ルを生じなかった。共凝集体および予め形成された凝集体のCDスペクトルの差
は、最大吸収の強度および波長で明白であった;共凝集体のCDスペクトルは、
予め形成された凝集体のCDスペクトルより弱かった(図2;表2を参照)。ペプ
チドとコンゴレッドとの予め凝集した複合体のCDスペクトルは、580nmに
おける負の吸収と516nmにおける正の吸収バンドから構成されていた。CD
バンドの強度は、複合体の濃度に比例した。共凝集体のCDスペクトルは、54
5nmを中心とする正のバンドから構成されていた。複合体のスペクトルの差は
、コンゴレッドの異なる複合体化の状態の形成によるものである。励起子結合C
Dスペクトルは、ペプチドの整列したβシートコンホメーションと共に、コンゴ
レッドの複合体化を示す。
との2つの複合体の吸収スペクトルを区別するのに用いた。
ドとの複合体のスペクトルの差を示す。ここで、複合体は、第1の場合には、ア
ミロイドペプチドとコンゴレッドとの共凝集体であり、第2の場合には、予め形
成されたポリペプチド凝集体と複合体化したコンゴレッドである。コンゴレッド
の全濃度は両方の複合体で同じであるので、吸収強度の差は予め形成された凝集
体との複合体が共凝集体に対して高色素性であることを示唆している。
共凝集体および予め形成された凝集体の複合体のスペクトルの差が480nm付
近を中心とするのに対し、複合体化された形態の吸収極大が少し高波長側にシフ
トしていることを示す。480nm付近を中心とする図4における負の吸収ピー
クは、それゆえ、アミロイドポリペプチドに結合して遊離コンゴレッドが減少し
たことによるものである。同様に、530nm付近を中心とする正の吸収ピーク
は、特に予め形成された凝集体とのコンゴレッド複合体の場合には、複合体化に
よりコンゴレッドの吸収の性質が変化したことによるものである。この複合体は
530nmを中心とする吸収極大を有するのに対し、共凝集体の吸収極大は53
0nmで最大に達し、530nmを越えて吸収の性質を保持する。共凝集体およ
び予め形成された複合体の吸収スペクトルは、それゆえ、共凝集体および予め形
成された複合体におけるコンゴレッドの固有の吸収の性質を遊離状態から区別す
る。吸収スペクトルの差は、複合体化されていない状態に対するコンゴレッドの
ペプチド結合状態の環境の変化によるものである。コンゴレッドのかかるスペク
トル変化は、コンゴレッドの電子状態または性質の変化により誘発されるものと
思われる。
希釈した後で得た。新しく希釈した線維ペプチドにコンゴレッドを加え、蛍光ス
ペクトルをペプチドの最終濃度10μMでスキャンした。蛍光アッセイにおける
ペプチドおよびコンゴレッドの濃度は、それぞれ10μMおよび8.6μMであ
った。共凝集体および予め形成された凝集体-複合体の蛍光強度および発光波長
の差は、2つの場合における結合部位の疎水性の相対的な差によるものであった
。
薬がアミロイドペプチドと明確な複合体を形成することを示している。これらの
複合体はペプチドの神経毒性を弱めるのに対し、これら物質の医療での使用は疾
患の段階に従って評価される必要がある。記載した結果は、コンゴレッドが凝集
ペプチドに結合し、それゆえ、その毒性を弱めることを示している。
には阻害しないのに対し、上記の結果はコンゴレッドが中間凝集形態のアミロイ
ドペプチドを安定化することを示している。かかる効果を生じる阻害薬は、かか
る物質が治療または予防作用として投与することができるかどうかを決定するた
めに、アルツハイマー病モデルでインビトロ活性について注意深く評価する必要
がある。ここに記載した分光学的な方法は、アミロイド形成の阻害薬を同定し、
区別するのに、また、薬剤開発プログラムにおいて抗アルツハイマー薬として前
進させられる抗凝集阻害薬だけでなく、他の疾患または障害に関連するアミロイ
ド形成性の線維形成の他の可能性のある阻害薬の作用の分子メカニズムを決定す
るのに用いることができる。
。実際、ここに記載したものに加えて、本発明の様々な変更が上記の説明および
添付の図面から当業者に明らかとなる。かかる変更は添付の特許請求の範囲に属
すると意図される。 さらに、すべての塩基サイズまたはアミノ酸サイズ、ならびにすべての分子量
(molecular weightまたはmolecular mass)の値は、概算値であり、説明のために
規定されていると理解すべきである。 ここで引用したすべての特許、特許出願、刊行物および他の資料は、出典を示
すことにより、その全体が本明細書の一部をなす。
。ペプチド凝集体のコンホメーションにおける差を決定するために、コンゴレッ
ドとエイジングされたペプチドおよび新鮮なペプチドとの複合体の遠紫外CDス
ペクトルを、共凝集体の遠紫外CDスペクトルと比較した。緑/菱形:14.3μ
Mコンゴレッドの共凝集体;紫/白四角:21μMコンゴレッドの共凝集体;赤/
三角:47μMコンゴレッドの共凝集体;青/逆三角:エイジングされたアミロ
イドペプチド;橙/四角:21μMコンゴレッドを伴う新鮮なペプチド:薄い橙/
円:21μMコンゴレッドを伴うエイジングされたペプチド。
集体(白丸)とのコンゴレッド複合体の近紫外CDスペクトル。
四角)との複合体の吸収UVスペクトル。吸収スペクトルはエイジングされたペ
プチドに対して測定した。
よび共凝集体(白四角)のとの複合体の差スペクトル。吸収スペクトルはコンゴレ
ッドに対して測定した。
Claims (25)
- 【請求項1】 アミロイドポリペプチドの凝集コンホメーションを決定する
方法であって、ポリペプチドの凝集を可能にする条件下でアミロイドポリペプチ
ドと接触させたアミロイド特異的な分光学的プローブの複合体の分光学的性質を
、アミロイド特異的な分光学的プローブと公知コンホメーションの凝集アミロイ
ドポリペプチドとの複合体の予め測定された分光学的性質と相関させることから
なる方法。 - 【請求項2】 アミロイド特異的な分光学的プローブがアミロイドに結合す
る色素である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アミロイドに結合する色素がスルホン化ジアゾ色素またはそ
の類似体である請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 スルホン化ジアゾ色素がコンゴレッドである請求項3記載の
方法。 - 【請求項5】 アミロイド特異的な分光学的プローブが発蛍光団標識したペ
プチドである請求項1記載の方法。 - 【請求項6】 アミロイドポリペプチドがβ-アミロイド(Aβ)ペプチドで
ある請求項1記載の方法。 - 【請求項7】 分光学的な性質がアミロイドポリペプチドの遠紫外(UV)円
偏光二色性(CD)分光学を用いて評価される請求項1記載の方法。 - 【請求項8】 分光学的な性質がスルホン化ジアゾ色素の近紫外(UV)円偏
光二色性(CD)分光学を用いて評価される請求項1記載の方法。 - 【請求項9】 分光学的な性質が紫外(UV)分光学を用いて評価される請求
項1記載の方法。 - 【請求項10】 分光学的な性質が蛍光分光学を用いて評価される請求項1
記載の方法。 - 【請求項11】 アミロイドポリペプチドが線維形態で凝集する請求項1記
載の方法。 - 【請求項12】 アミロイドポリペプチドがアミロイド特異的な分光学的プ
ローブと共凝集する請求項1記載の方法。 - 【請求項13】 アミロイドの阻害、破壊または分離の対する試験化合物の
効果を検出する方法であって、(a)アミロイド特異的な分光学的プローブと、試
験化合物と接触させた凝集アミロイドポリペプチドとの複合体の分光学的な性質
を、(b)試験化合物の非存在下でアミロイド特異的な分光学的プローブの複合体
の予め測定された分光学的な性質と相関させることからなり、分光学的な性質の
差が試験化合物はアミロイドの形成または安定性に対する効果を有することを示
す方法。 - 【請求項14】 アミロイド特異的な分光学的プローブを予め形成されたア
ミロイドポリペプチド凝集体と接触させる請求項13記載の方法。 - 【請求項15】 アミロイド特異的な分光学的プローブがアミロイドペプチ
ドと共凝集する請求項13記載の方法。 - 【請求項16】 アミロイド特異的な分光学的プローブがアミロイドに結合
する色素である請求項13記載の方法。 - 【請求項17】 アミロイドに結合する色素がスルホン化ジアゾ色素または
その類似体である請求項16記載の方法。 - 【請求項18】 スルホン化ジアゾ色素がコンゴレッドである請求項17記
載の方法。 - 【請求項19】 アミロイド特異的な分光学的プローブが発蛍光団標識した
ペプチドである請求項15記載の方法。 - 【請求項20】 アミロイドポリペプチドがβ-アミロイド(Aβ)ペプチド
である請求項10記載の方法。 - 【請求項21】 分光学的な性質がアミロイドポリペプチドの遠紫外(UV)
円偏光二色性(CD)分光学を用いて評価される請求項13記載の方法。 - 【請求項22】 分光学的な性質がスルホン化ジアゾ色素の近紫外(UV)円
偏光二色性(CD)分光学を用いて評価される請求項13記載の方法。 - 【請求項23】 分光学的な性質が紫外(UV)分光学を用いて評価される請
求項13記載の方法。 - 【請求項24】 分光学的な性質が蛍光分光学を用いて評価される請求項1
3記載の方法。 - 【請求項25】 アミロイドポリペプチドが線維形態で凝集する請求項13
記載の方法。
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