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JP2003502094A - 侵害を最小限にした組織採取のための外科用ゾンデ - Google Patents

侵害を最小限にした組織採取のための外科用ゾンデ

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JP2003502094A
JP2003502094A JP2001504292A JP2001504292A JP2003502094A JP 2003502094 A JP2003502094 A JP 2003502094A JP 2001504292 A JP2001504292 A JP 2001504292A JP 2001504292 A JP2001504292 A JP 2001504292A JP 2003502094 A JP2003502094 A JP 2003502094A
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hollow body
sonde
surgical
cutting element
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Application number
JP2001504292A
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デジンガー カイ
Original Assignee
デジンガー カイ
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、縦長の中空体、該中空体の遠位端の領域の開口部及び該中空体の近位端の領域に組織を受容又は排出するための開口部を有する組織の採取のための侵害を最小限にする外科用中空ゾンデに関する。また該ゾンデは、中空体から入れ子式に拡張でき、かつ高周波電圧源に接続されていてよい環状又はループ状の電導性の切断エレメント、中空体の遠位開口部を包囲する領域で組織を切除するために有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、侵害を最小限にした組織採取のための外科用中空ゾンデであって、
これは縦長の中空体を有し、中空体の遠位端の範囲に組織採取のための開口部を
有し、かつ中空体から進出可能な導電性のHF−電圧源に接続できる環状又はル
ープ状の切断エレメントを中空体の遠位の開口部の周囲の組織の電気外科的な切
除のために有する外科用中空ゾンデに関する。
【0002】 侵害を最小限にする医学分野においては、患者のために外傷が最小限の手術を
実現することが試みられている。更に、インターベンショナル内視鏡の場合のよ
うに患者の生来の体腔を介してか、又は小さな切開によって手術部位に直接組織
の深部に到達させて、そこで診断のために、例えば組織学的な組織検査又は治療
のため、例えば腫瘍を取り除くために組織を採取することが試みられている。
【0003】 侵害を最小限にする外科手術のための相応の装置の開発は近年急速に進んでい
る。それというのも、この手術技術は美容上の理由から、術後の合併症の低減及
び治療経過の促進のために大きな利点を含んでいるからである。
【0004】 名称“細針吸引生検(FNA)”又は“True-Cut−細針生検(True-Cut-Nadel
biopsie)”とは、組織を組織学的に検査するために疑わしい組織領域に投入し
、それによって1つ以上の組織試料を純粋に機械的に打ち抜き機構によって採取
できる細針を有する装置が知られている。
【0005】 それに基づいて、場合により悪性の所見において相応の外科的処置を行うこと
ができる。しかしながら、この公知の細針ゾンデで採取可能な組織容量はあまり
大きくなく、従って主に診断目的に適当である。刺入によって採取可能な僅かな
組織容量に基づいて、従ってしばしば疑わしい組織領域に複数回の刺入が必要で
あり、これは場合により悪性腫瘍細胞の細胞の蔓延を招くことがある。更に、小
さな組織容量に基づいて組織学的所見の正確さは最適でない。
【0006】 US5775333号又はUS5782795号から、より大きな組織容量の
採取を同じターゲット領域から複数回組織を採取することを可能にする外科的装
置は公知である。この公知の装置の場合には、真空補助の機械的な打ち抜き−切
断装置が使用され、これは必要な刺入の回数を低減し、更に(より大きな組織容
量の故に)診断的な所見の正確さも改善できる。この公知の装置で、より小さな
組織変化も確かに全体として取り除くことができ、このことは場合により後手術
を必要とさせない。
【0007】 US5775333号による装置の場合には、細針状の中空ゾンデをターゲッ
ト領域、例えば乳癌に投入する。このゾンデの端部には、側面に縦長の開口部が
存在し、この中に採取された組織が吸引される。該装置の内部には回転する中空
メスが存在し、これは機械的に前記開口部中に吸引された組織を装置内部で切除
し、真空によってこの中空ゾンデを通じて吸引する。360℃ずつ連続的に軸を
回転させることによって、中空ゾンデ中に事前に吸引されかつ切除された測定さ
れる組織容量はゾンデの遠位端の周りで採取されるが、医学的に疑わしい組織領
域の完全な除去はしばしば完全に十分とは言えない。
【0008】 US−PS5817034号から25mm以下の直径を有する円筒体状メスを
ターゲット領域に進ませる外科用装置は公知である。端部に存在するHF−電圧
により動くスリングによって、装置の内部に打ち抜かれた円筒体のヘッド部分を
取り除き、引き続き取り除かれた全体の組織円筒体を装置を介して採取する。こ
の公知のシステムの場合には、確かに疑わしい組織領域を全体的に採取できるが
、ゾンデの先端が疑わしい組織領域に達するまでに非常に多くの健康な組織も除
去され、大きな装置直径のため比較的大きな傷跡が残る。
【0009】 US5810806号から、組織を機械的リングメスを使用せずに、中空体の
遠位端に固定された軸方向に可動でないリングを使用して切開され、そのリング
はHF−電圧で動かされ、それによって切断メスとしてはたらく外科用ゾンデが
公知である。切断過程において、HF−スリングの周囲で切断された組織円筒体
を正面で正面の開いた中空体に移動させ、次いで手順の終わりにHF−電圧で動
かされるリングのワイパー状の回転運動によって分離する。公知の装置の場合に
は、まず組織は、これが中空体中に存在するときに完全に分離され、それによっ
て多くの健康な組織も、疑わしい組織領域にまでゾンデの先端が前方に押しやら
れるまで一緒に除去される。更に、組織円筒体のみを中空体の正面開口部の前方
にしか除去できないのは欠点である。
【0010】 DE19706751号又はDE19528440号から、組織の電気外科的
な切除のためのループ状の切断エレメントが縦長の中空体の縦軸に対して平行に
並べられており、その並びの保持下にループ状に中空体から進出可能であり、そ
れによって隣接した組織を中空体の回転によってトーラス状に切除できる電気外
科的装置が公知である。切除された組織を、次いで切断エレメントが進出するそ
れ自体の開口部を通して中空体の中空チャンネル中に入れ、次いで中空チャネル
に沿って該装置の近位端に輸送する。この公知の装置は、刺入部位が僅かなサイ
ズを有し、処理位置で中空ゾンデを外接して取り囲んでいる組織を採取できる。
しかしながら、この場合切除できる組織容量は比較的小さく、従ってより大きな
組織範囲の徹底的な調査のためにも不十分である。
【0011】 後に公開されたWO99/44506号から、中空体の縦軸に対して横切って
延びる面において中空体から進出でき、その際、切断エレメントの進出の後に、
中空体に沿って切断エレメントが可動のループ状切断エレメントが公知である。
【0012】 本発明の課題は冒頭に挙げた種類の外科用ゾンデを、小さな切開の直径で比較
的大きい、かつ関連の組織量を、健康な組織の実質的な量を除去することなく採
取できる外科的ゾンデを再開発することである。
【0013】 前記課題は、冒頭に挙げた種類のゾンデを本発明により、切断エレメントを中
空体の縦軸に対して横切って中空体から進出できるか、又は折り畳み式であり、
かつ中空体の外側で中空体の縦軸に対して平行に可動である外科用ゾンデによっ
て解決される。
【0014】 本発明の利点は、特に中空ゾンデの刺入を組織に刺入下後に、切断エレメント
を放射状に中空体から進出でき、かつ次いで(中空ゾンデをその縦軸の周りに断
続的に回転させることによって)中空ゾンデの周囲に隣接した複数の組織円筒体
を切除し、次いで、例えば吸引装置を介して遠位開口部を通じて中空体中に、か
つ中空体の近位開口部に輸送することができることである。
【0015】 例えば第1の切断を中空ゾンデに対して垂直に切断メスを放射状に進出させる
ことによって実現し、引き続き中空ゾンデの外側に位置する第1の組織円筒体の
周囲を、切断エレメントが中空ゾンデの縦方向に進行するときに切除し、かつ最
後に組織円筒体を、中空ゾンデひいては切断エレメントがその縦軸の周りを予め
設定された回転角だけ回転するときに端面で分離できる。引き続き切断エレメン
トを中空ゾンデの縦軸に対して平行に再び移動させることによって他の組織円筒
体をその周囲で分離し、次いで(端面で)中空ゾンデを再び回転させることによ
って端面で切除することができる。
【0016】 本発明による中空ゾンデによって、前記のように、中空ゾンデの周囲に接し、
中空ゾンデの縦軸に対して平行に方向付けされている平行な組織円筒体の連なり
を切除できる。前記のように採取可能な組織量は複数の個々の組織円筒体からな
り、これはそれぞれ個々に公知の外科用中空ゾンデ(例えばUS5810806
号から)で得ることができる体積を有する。更に刺入の直径は中空ゾンデの直径
に制限されたままである。切断エレメントに接続される切断のために必要なHF
−電圧はHF流を生じ、これは公知のように組織を通して対電極に流れ、例えば
外側から患者の皮膚に被せられるか、又は中空ゾンデの中空体上に配置されてい
る。
【0017】 有利には、環状又はループ状の切断エレメントは中空体の縦軸に対して横切っ
て延びる平面又は表面に中空体から進出可能であり、そのとき(切断過程の間、
従って移動路に沿って切断エレメントを進行させる間)縦軸に対して垂直に合わ
されている。前記のように(切断エレメントの予め与えられた形で)それぞれの
切断プロセスにおいて最大の組織容量が分離できる。
【0018】 遠位開口部は、有利には中空体の周壁上に切断エレメントの移動路に沿って伸
び、更に中空体を軽く回転させることによって切除された組織を次いで遠位開口
部に容易に入れることができる。
【0019】 本発明の他の有利な実施態様によれば、切断エレメントはワイヤループ又はワ
イヤループとして構成され、その両方の端部は一緒に1つの連接バーに、又は別
個にそれぞれ1つの連接バーに固定されており、その際、該連接バーは中空体の
外表面に中空体の縦軸に対して平行に可動におかれている。
【0020】 選択的に切断エレメントは閉じたワイヤリングとして構成されており、これは
その外周でガイドエレメント、例えば連接バーに固定されており、これは縦断溝
において、中空体に沿って可動に導かれている。切断エレメントは、例えば(例
えば中空体の周壁でのスリットによって)容易に中空体から、かつその中に進入
することができる柔軟なワイヤから構成されている。
【0021】 切断エレメントは、例えば中空体の内壁にそって導かれる接続線を介して中空
体の近位端に存在するHF電圧源に接続されている。HF−電圧源の他の接続は
、外側から患者の皮膚に被せられるか、又は(組織を通る制御されない電流を妨
げるために)中空体に存在している、もしくは中空体の一部である対電極が存在
する。中空体が金属から製造されるのであれば、中空ゾンデの全中空体が対電極
として用いられ、それによって切断エレメントから対電極に制御された位置的に
狭く制限された電流が生じうる。しかしながら、これらは両者とも良好に互いに
電気絶縁性であって、短絡を回避できる。
【0022】 本発明の有利な実施形によれば、遠位開口部は中空体の周壁の遠位の範囲で縦
断溝に隣接して存在し、そこでは連接バーは縦に可動に導かれている。
【0023】 有利には遠位開口部は壁の縁によって囲まれ、これらは縦断溝もしくは複数の
縦断溝に対して平行に伸びている。遠位開口部の内法寸法は、有利には軸方向で
最大の軸方向移動路より大きく、更に切除された組織円筒体は容易に遠位開口部
によって中空体中に、かつその中で中空ゾンデの近位端に輸送することができる
。2つの離れた縦断溝によって両方の端部がガイドエレメント又は連接バーに導
かれている場合、遠位開口部は有利には中空体の周囲で両方の縦断溝の間に設け
られてよい。次いで切除された組織円筒体をゾンデの回転なく中空体の中空室に
移送させることができる。
【0024】 選択的に切断エレメントを複数のワイヤセグメントから構成し、これは中空体
の縦方向に互いにずらして連接バーに固定されており、その際、連接バーは縦断
溝において中空体に沿って可動に導かれている。これらのワイヤセグメントは本
発明の実施形においては、縦軸に垂直な面へのその投影が中空体の周壁と一緒に
閉じた曲線を形成し、その際、全てのワイヤセグメントはHF電圧源の接続に接
続され、対電極は慣用のように中空体又は離れた外側の対電極であってよい。
【0025】 有利には、縦断溝中で可動の連接バーの少なくとも1つが前記の縦断溝中で回
転可能におかれており、かつ移動路の遠位端及び/又は近位端で中空体中で周囲
方向に間隙が設けられており、それを通して、切断エレメントに固定されている
連接バーを相応に回転させるときに切断エレメントが中空体から進出する。
【0026】 有利には中空体の遠位開口部は閉じ蓋によって蓋をすることができ、これによ
りゾンデの組織への挿入が遮られず、かつ切除された組織円筒体の吸引の後に、
真空による排出の際に近位端に隣接し、切除されていない組織を開口部に吸引す
ることを妨げる。この閉じ蓋は有利には放射状及び/又は軸方向において中空体
の周壁に沿って可動であり、例えばこの閉じ蓋は中空体の内部に回転可能におか
れており、かつ同様に中空体の遠位開口部によって抵抗できる遠位開口部を有す
る回転外殻によって実現可能である。
【0027】 切除された組織を遠位開口部に吸引することを可能にするために、中空ゾンデ
を近位で吸引装置に接続し、これは中空ゾンデの縦方向に別個の吸気チャンネル
を有し、該チャンネルは近位の接続から遠位の中空体の開口部にまで伸びており
、かつ中空体の中空チャンネルと吸引開口部を介して吸引結合する。
【0028】 特に有利には中空ゾンデの遠位端は尖って延びており、組織の切除の際に切断
エレメントのための対電極として用いることができる第1の電極を有する。切断
作業において、更にHF−電圧源の接続を切断エレメントに置き、その他の接続
を第1の電極に置く。ゾンデの刺入の際に、切断エレメントは電圧をかけること
なく中空体の内部に存在する。特に有利には刺入過程の間に第1の電極にHF電
圧をかけ、対電極を、検査されるべき組織領域の近くに外側から患者に被せる。
ゾンデに隣接した組織を、次いで場所的に制限された高周波の交番電流を個々の
規定できる時間にわたって熱的に不活性化する。更に規定された軸方向の間隔に
おいて第2の電極を中空体に施すのであれば、高周波の交番電界を両者の(有利
には円筒体形の電極)間に発生させることができ、それによって交番電界(ゾン
デの刺入の際)は場所的に直接隣接した組織領域に制限される。外側から被せら
れた対電極は省いてよい。HF電圧は、55〜100℃、有利には60℃〜80
℃の温度をより長時間、例えば5〜20分間組織中に保持して、物質代謝プロセ
スが腫瘍細胞の内部で不可逆的に完了することが規定されている。この熱的な不
活性化によって、腫瘍細胞は引き続いての組織採取の際にもはや蔓延及び転移す
ることができないことが保証される。
【0029】 本発明の更なる有利な実施形によれば、複数の切断エレメントは中空体の縦軸
に対して横切って中空体から進出可能であり、次いで中空体の外部で縦軸方向に
可動である。有利にはそれぞれの切断エレメントに遠位開口部を中空体の周壁上
で配置しており、これは当該切断エレメントの移動路に沿って延びている。
【0030】 本発明の有利な開発は従属形式請求項の特徴部を特徴としている。
【0031】 以下に本発明の実施例を図面をもとに詳細に説明する。
【0032】 図1は外科用中空ゾンデの第1の実施形の遠近図を示し、 図2は図1による中空ゾンデの部分図を示し、 図3は外科用中空ゾンデの第2の実施形の遠近図を示し、 図4は図3の線III−IIIに沿った断面を示し、 図5は外科用中空ゾンデの第3の実施形の遠近図を示し、 図6は図5の線V−Vに沿った断面を示し、 図7〜図10は切断過程の実施における切断エレメントの種々の位置を示し、 図11は図1〜図10による中空ゾンデの作業様式の概略図を示している。
【0033】 図1〜図6は、ヒト又は動物の生物から組織を最小限の侵害で分離するために
使用される外科用中空ゾンデの種々の実施形を示している。中空ゾンデ1は均一
な円断面を有する円筒体形の中空体2を有し、これはその遠位端4に先端6を有
し、その近位端(図示せず)に、中空体のエレメントの操作のための操作装置並
びに供給源、例えば真空装置又はHF−電圧源の接続のための接続を有する。
【0034】 中空体2は中央の縦軸3及び内部の中空チャンネル8を有し、該チャンネルは
遠位領域4から中空ゾンデ1の近位領域まで延び、組織部分のための輸送路を形
成し、該組織部分は遠位領域の周囲で切除され、中空体1の近位端に輸送される
べきである。
【0035】 中空体2の縦軸3に対して平行に、中空体2の周囲表面に縦断溝16を追加し
、その中にガイドエレメント、例えば連接バー14が縦に可動におかれている。
連接バー14は中空体2の近位端まで延び、そこで執刀医によって操作装置(図
示せず)を使用して動かすことができる。連接バー14、特に有利には連接バー
14の遠位領域もしくは遠位端に、切断エレメントが固定され、これは図1〜4
に示される中空ゾンデ1の実施形において、固い又は柔軟なワイヤリングとして
構成されており、その直径は中空チャンネル8の内径よりごく僅かだけ小さい。
切断エレメントは連接バー14と一緒に中空体2にそって可動であり、その場合
、それぞれ縦軸3に垂直に交差する平面に存在する。
【0036】 縦断溝16の遠位端、すなわち切断エレメント10の移動路の遠位端に周囲方
向で間隙18が中空体2の周壁に追加される。連接バー14を縦断溝16中にそ
の可動性の他に回転可能にもおかれているので、切断エレメント10(その遠位
端位に到達した場合に)は連接バー14の回転によって間隙18を通じて中空体
2の中空チャンネル8中に内転もしくはその遠位端位で間隙18を通じて中空体
8から進出できる。
【0037】 遠位領域において、中空体2の周壁において遠位開口部20が存在し、これは
切断エレメント10の移動路に沿って延びており、かつ(説明された実施形にお
いて)縦断縁によって囲まれており、これらは縦断溝16に対して平行に延びて
いる。遠位開口部20は更に説明された実施形において壁の縁によって囲まれて
おり、これらは間隙18に対して平行に、すなわち周囲方向に縦断溝16に対し
て垂直に延びている。切断エレメント10で、例えば連接バー上又はその中に導
かれている接続導線を介して中空ゾンデ1の近位端に接続可能なHF電圧源から
HF電圧をかけることができる。HF電圧源の他の接続は対電極にあり、これは
例えば中空体2上に(切断エレメント10に対して絶縁性)配置されているか、
又は別個の電極として外側から処理されるべき組織領域に被せられてよい。
【0038】 図3及び4による実施形は、図1及び2による実施形に大幅に相当し、その際
、同じ参照番号は同一の部分を示している。しかしながら更に図3及び図4にお
いて中空体2の遠位先端6に第1の金属電極30を施し、これは先端6全体及び
そこに隣接する中空体2の軸方向の部分を覆っている。第1の電極30の予め与
えられた間隔において、すなわち縦断溝16及び遠位開口部20の近位端に、円
筒体形を有する第2の金属電極32を配置する。更に、遠位開口部20を、特に
図4に示されるように軸方向に可動の閉じ蓋22によって閉じることができる。
中空体2に沿って、吸気開口部42を介して中空体2の中空チャンネル8と吸引
結合にある吸気チャンネル40が設けられている。第2の電極32は中空体2に
直接配置されており、その際、第1の電極30からの不変の軸方向の間隔を有す
る。しかしながら選択的に中空体2上に可動におかれている外被34上に第2の
電極が存在するので、外被34を動かす場合に、電極30と32との間の軸方向
の間隔が変わりうる。電極30、32は、有利には円筒形を有し、中空体2もし
くは外被34の外周を回る。
【0039】 図5及び6において外科用中空ゾンデ1を説明しており、これは図1〜4によ
る実施形のそれらの基本要素において相当し、同様に遠位先端6、縦軸3及び中
空チャンネル8を有する円筒形の中空体2を有する。図1〜4による実施形の代
わりに、図5及び図6においては切断エレメント10はワイヤループとして構成
され、その両端12はそれぞれ1つの連接バー14に固定されている。連接バー
14は、平行な縦断溝16において可動におかれている。両者の縦断溝16の間
には遠位開口部20が存在し、それは縦断溝16に対して平行に延びている壁の
縁によって囲まれている。遠位開口部20は閉じ蓋22によって閉じることがで
き、該蓋は中空体2の内面に周囲方向に可動におかれている。両者の縦断溝はそ
れらの遠位端とスリット18によってつながっており、該スリットは縦断溝16
及び縦軸3に対して垂直に延びており、柔軟なワイヤから構成されていてよい切
断エレメント10を中空チャンネル8に進入もしくは中空チャンネルから進出で
きることに役立つ。
【0040】 リング電極とも呼ばれる切断エレメント10は、例えば特殊鋼からなる予備成
形された固い金属リングからなるか、又は柔軟な電極材料、例えば特殊鋼−ワイ
ヤ網状物又はNiTi合金からなるワイヤから構成されてよい。
【0041】 切断エレメント10の柔軟な構成において、切断エレメントは中空体2の内部
で進入している状態でいわば折り畳まれており、その構成は進出の際に広げるこ
とが可能であり、進出している状態で中空体2の直径よりも大きい直径を有する
。柔軟な切断エレメント10の十分な弾性において、切断エレメント10は材料
の前負荷によって自動的に組織中でその本来の直径に広がる。環状又はループ状
の切断エレメント10はこの場合少なくとも1つの点で連接バー14と垂直に固
定され、該バーは細い管としても形成されてよく、かつ前記のようにそれらの内
部にはHF電圧をかけられる切断エレメント10のための電気供給路を収容でき
る。
【0042】 中空ゾンデ1を使用して最小限の侵害で組織を採取するために、まず中空ゾン
デ1を問題の組織領域への刺入によって配置する。刺入プロセスの間にゾンデの
先端がターゲット領域に達するまで、中空体2の周りを円筒体状に包囲する電極
30、32の間もしくはその電極と外側の対電極の間にHF電圧をかける。HF
電圧の周波数及び振幅は中空ゾンデ1に隣接した組織中で55℃〜100℃、有
利には60℃〜80℃で局所的に加熱を実施して、細胞マトリクス及び組織マト
リクスを分解することなく細胞代謝を不活性化させる。これは予め与えられた約
5〜20分間の時間後に実施し、引き続き両者の電極30、32の電圧印加を完
了させる。この処理によって、刺入チャンネル及びターゲット領域の前凝集が生
じ、これによって隣接した細胞は不活性化及び硬化するので、場合により腫瘍細
胞の機械的な蔓延は起こらない。引き続き電気機械的な操作装置によって切断エ
レメント10を中空体2から、切断エレメントが完全に進出するまで進出させる
ことができる。この場合に切断エレメント10から形成される表面は中空体2の
縦軸3に対して垂直にある。組織に切断エレメント10が既に進出したら、HF
電圧を切断エレメント10及び中空体2上に被せるか、又は外側から問題の組織
領域に被せる対電極にかける。切断エレメント10を次いでHF切断電極として
動作させる。
【0043】 特に図7〜10から引き出せるように、連接バー14の回転運動によって環状
の切断エレメント10は間隙18を通じて中空体2から外側に進出できる(図7
及び図8参照)。引き続き切断エレメント10を平行移動によって縦断溝16に
沿って動かすことができる(図9及び図10参照)。この運動サイクルの間に切
断エレメント10に予め与えられた周波数及び強度を有するHF電圧をかけると
、切断エレメント10の進出の際に端面が、かつ縦方向に移動させると引き続い
て組織円筒体の外表面が切除される。引き続き(進出する切断エレメント10に
おいて)ゾンデをその縦軸3のまわりを回転させると、それによって組織円筒体
はその別の端面で同様に分離される。それというのも中空ゾンデ1の回転運動に
おいては、切断エレメント10が一緒に回転するのを避けられないからである。
その運動においては、なおも閉じ蓋22によって閉じられる遠位開口部20は完
全に切除された組織円筒体の下方に移動する。大きさ及び形態が切除された組織
に適合されている遠位の開口部20によって、切除された組織円筒体(閉じ蓋2
2の開口の後に)真空流を介して中空チャンネル8に、かつ中空チャンネル8を
通じて通過し、中空ゾンデ1の近位端で使用者によって取り出すことができる。
【0044】 より大きな組織円筒体でさえ、遠位開口部20を通して生物学的な組織の弾性
的な挙動に基づいて通過することができる。引き続き、他の組織円筒体を得るた
めの切断プロセスを継続することができる。
【0045】 環状の切断エレメント10を電気機械的な活性化の後に再び遠位先端6に移動
させ、その際(存在するHF交番電圧に対して)出血を伴わずに他の組織円筒体
5が切除され、これは(前記の第1の組織円筒体15のように)中空ゾンデの外
側でその縦軸3に対して平行に移動させる。中空ゾンデを再びその縦軸3のまわ
りを定義された角度だけ回転させることによって、組織円筒体15の遠位の端面
は切断エレメント10から分離され、その遠位開口部20を再び切除された組織
円筒体15の下方に移動させ、開口部20を通じて使用者に通過できる。2つの
連続した回転工程の間にそれぞれ1回の切断エレメント10の縦運動だけ縦軸3
の周りを順次に回転することによって、中空ゾンデ1の周りに隣接して存在する
組織円筒体15を順次に正確に電気外科的に分離かつ採取できる。この組織試料
を次いで病理学的な組織検査(組織学)に導きうる。この手順は、出発位置(中
空ゾンデ1の360゜の回転の後)に再び達するまでの間繰り返す(図11)。
結果として、使用者は前記のように中空ゾンデ1の直径の数倍に相当する組織容
量を採取する。
【0046】 切断エレメント10にHF交番電圧を切断プロセスの間かけることによって、
いわば出血を伴わない組織切除を機械的電圧なくして実現でき、それによって純
粋な機械的切断プロセスを必要とする出血抑制のためのインターベンションが減
らされる。更に、腫瘍細胞の細胞蔓延の危険性が最低限に低減される。
【0047】 図5及び6による中空ゾンデ1の作業様式は図1〜4による実施形にために記
載されたものと完全に同様に作業様式を実施するが、その際、それぞれの組織円
筒体は中空ゾンデ1をその縦軸3の周りに回転させることを実施してはならない
。常に、端面切断の実施のために切断エレメント10を中空ゾンデ1から進出さ
せ、引き続き切断エレメント10の縦運動を実施し、次いで別の端面切断の実現
のために切断エレメント10を再び中空ゾンデ1中に進入させる。遠位開口部2
0が切除された組織細胞の直下に存在するのであれば、閉じ蓋22を開放し、か
つ組織円筒体を開口部20を通して排出する。まず隣接した組織円筒体の切除の
ために、ゾンデを回転させ、切断エレメント10を再び中空ゾンデから進出させ
るなどを実施する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は外科用中空ゾンデの第1の実施形の遠近図を示している。
【図2】 図2は図1による中空ゾンデの部分図を示している。
【図3】 図3は外科用中空ゾンデの第2の実施形の遠近図を示している。
【図4】 図4は図3の線III−IIIに沿った断面を示している。
【図5】 図5は外科用中空ゾンデの第3の実施形の遠近図を示している。
【図6】 図6は図5の線V−Vに沿った断面を示している。
【図7】 図7は切断過程の実施における切断エレメントの種々の位置を示している。
【図8】 図8は切断過程の実施における切断エレメントの種々の位置を示している。
【図9】 図9は切断過程の実施における切断エレメントの種々の位置を示している。
【図10】 図10は切断過程の実施における切断エレメントの種々の位置を示している。
【図11】 図11は図1〜図10による中空ゾンデの作業様式の概略図を示している。
【符号の説明】
1 中空ゾンデ、 2 中空体、 3 縦軸、 4 遠位端、 6 先端、
8 中空チャンネル、 10 切断エレメント、 12 両端、 14 ガイド
エレメント、 15 組織円筒体、 16 縦断溝、 18 間隙、 20 遠
位開口部、 22 閉じ蓋、 30 第1の電極、 32 第2の電極、 34
外被、 40 吸気チャンネル、 42 吸気開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ,EE ,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR, HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,K P,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ ,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 侵害を最小限にした組織採取のための外科用中空ゾンデであ
    って、これは縦長の中空体を有し、該中空体の遠位端の領域に組織採取のための
    開口部を有し、かつ該中空体から進出可能な電導性のHF電圧源に接続できる環
    状又はループ状の切断エレメントを有する外科用ゾンデにおいて、切断エレメン
    ト(10)が中空体(2)の縦軸(3)に対して横切って中空体から進出可能で
    あるか、又は外方旋回可能であり、かつ中空体(2)の外側で中空体(2)に沿
    って可動であることを特徴とする外科用中空ゾンデ。
  2. 【請求項2】 切断エレメント(10)が中空体(2)の縦軸(3)に対し
    て横切って延びる平面に中空体(2)から進出可能であるか、又は外方旋回可能
    であり、かつ中空体の縦軸(3)に対して平行に可動である、請求項1記載の外
    科用中空ゾンデ。
  3. 【請求項3】 遠位の開口部(20)が中空体(2)の縦方向に切断エレメ
    ント(10)の移動路に沿って延びている、請求項1又は2記載の外科用中空ゾ
    ンデ。
  4. 【請求項4】 切断エレメント(10)がワイヤループとして構成されてお
    り、その両端(12)が共通の又は2つの別個のガイドエレメント(4)に固定
    されており、これらのエレメントは中空体(2)の外面で縦断溝(16)におい
    て中空体(2)の縦軸(3)に対して平行に可動に導かれている、請求項1から
    3までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  5. 【請求項5】 遠位の開口部(20)が中空体(2)の周壁(4)において
    縦断溝(16)の間に構成されている、請求項4記載の外科用中空ゾンデ。
  6. 【請求項6】 切断エレメント(10)がワイヤリングとして構成されてお
    り、これは1つのガイドエレメント(14)に固定されており、該エレメントは
    中空体(2)の外面で縦断溝(16)において中空体(2)に沿って可動に導か
    れている、請求項1から3までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  7. 【請求項7】 切断エレメント(10)が1つの柔軟なワイヤからなる、請
    求項1から6までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  8. 【請求項8】 中空体(2)の遠位の開口部(20)が縦断溝(16)に隣
    接して配置されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の外科用中空ゾ
    ンデ。
  9. 【請求項9】 切断エレメント(10)が、中空体(2)の縦方向に互いに
    移動し、かつ縦断溝(16)において中空体(2)に沿って可動に導かれている
    ワイヤセグメントを有し、1平面へのその投影が縦軸(3)に対して垂直に中空
    体(2)の壁(2)と一緒に閉じた曲線を形成し、かつ該曲線の端部はそれぞれ
    1つのガイドエレメント(14)に固定されており、該エレメントは中空体(2
    )の外面で縦断溝(16)において中空体(2)に沿って可動におかれている、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  10. 【請求項10】 ガイドエレメント(14)が連接バーとして構成されてお
    り、該バーは中空体(2)の遠位端から近位端にまで延びており、かつ縦断溝(
    16)において可動に、かつ回転式におかれている、請求項1から9までのいず
    れか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  11. 【請求項11】 切断エレメント(10)が縦軸(3)に対して平行に走る
    移動路の遠位端及び/又は近位端で中空体(2)から進出可能であり、かつ/又
    は中空体(2)中に進入可能である、請求項1から10までのいずれか1項記載
    の外科用中空ゾンデ。
  12. 【請求項12】 移動路の遠位端及び/又は近位端で中空体(2)の周壁(
    4)において周囲方向で間隙が設けられており、それを通じて切断エレメント(
    10)が中空体から、もしくは中空体(2)中に進入可能である、請求項1から
    11までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  13. 【請求項13】 遠位の開口部(20)を閉じ蓋(22)によって蓋をする
    ことができる、請求項1から12までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  14. 【請求項14】 閉じ蓋(22)が放射方向及び/又は軸方向に中空体(2
    )の周壁に沿って可動におかれている、請求項13記載の外科用中空ゾンデ。
  15. 【請求項15】 切断された組織を遠位の開口部(20)に吸引するための
    、かつ組織を中空体(2)の中空チャンネル(8)を通じて中空ゾンデ(2)の
    近位の開口部まで吸引するための中空ゾンデ(1)の近位端に接続可能な吸引装
    置を特徴とする、請求項1から14までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ
  16. 【請求項16】 中空体(2)が分離した吸気チャンネル(40)を有し、
    該チャンネルは吸引装置の近位の接続から縦方向で遠位の開口部(20)にまで
    延びており、かつその全長にわたり中空体(2)の中空チャンネルと吸引開口部
    を介して吸引結合している、請求項13記載の外科用中空ゾンデ。
  17. 【請求項17】 中空ゾンデ(2)の遠位端(4)が尖って延びている、請
    求項1から16までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  18. 【請求項18】 組織を通るHF−流を位置的に制限するために、中空体(
    2)の表面上に遠位端(4)の範囲内で電極(30)が配置されており、かつH
    F−電圧源が電極(30)の一方の接続と接続可能であり、かつ切断エレメント
    (10)のもう一方の接続と接続可能である、請求項1から17までのいずれか
    1項記載の外科用中空ゾンデ。
  19. 【請求項19】 中空体(2)の表面上に遠位端の範囲内で第1の電極(3
    0)が配置されており、かつ軸方向に離れて第2の電極(32)が配置されてお
    り、そこにはゾンデの挿入の際に隣接した組織を加温するためにHF−電圧がか
    けられている、請求項1から18までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  20. 【請求項20】 第1の電極(30)及び第2の電極(32)が、縦軸(3
    )の周りで円筒体状の形を有する、請求項19記載の外科用中空ゾンデ。
  21. 【請求項21】 第1及び/又は第2の電極(30,32)が軸方向に可動
    である、請求項19又は20記載の外科用中空ゾンデ。
  22. 【請求項22】 第2の電極(32)が外殻上に配置されており、これが中
    空体(2)上を軸方向に可動である、請求項19から21までのいずれか1項記
    載の外科用中空ゾンデ。
  23. 【請求項23】 1つ以上の第2の電極が切断エレメント(10)のための
    対電極として用いられる、請求項19から22までのいずれか1項記載の外科用
    中空ゾンデ。
  24. 【請求項24】 切断された組織を遠位の開口部(20)に入れるため、及
    び組織を中空体(2)を通して中空ゾンデの近位の開口部に輸送するための機械
    的装置を特徴とする、請求項1から23までのいずれか1項記載の外科用中空ゾ
    ンデ。
  25. 【請求項25】 複数の切断エレメント(10)が縦軸(3)に対して横向
    きに中空ゾンデから進出可能であり、中空体(2)の外側で中空体(2)に沿っ
    て可動である、請求項1から24までのいずれか1項記載の外科用中空ゾンデ。
  26. 【請求項26】 それぞれの切断エレメント(10)のために1つの遠位の
    開口部(20)が設けられており、該開口部が配置された切断エレメント(10
    )の移動路に沿って延びている、請求項25記載の外科用中空ゾンデ。
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