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JP2003500035A - 着色物質組成物および該組成物を製造する方法 - Google Patents

着色物質組成物および該組成物を製造する方法

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JP2003500035A
JP2003500035A JP2000619287A JP2000619287A JP2003500035A JP 2003500035 A JP2003500035 A JP 2003500035A JP 2000619287 A JP2000619287 A JP 2000619287A JP 2000619287 A JP2000619287 A JP 2000619287A JP 2003500035 A JP2003500035 A JP 2003500035A
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セーホーエル.ハンセン アクティーゼルスカブ
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Abstract

(57)【要約】 ビートペクチン、チコリペクチンおよび/またはキクイモペクチンまたはアセチル化度が高い他のペクチン種が少なくとも部分的に被覆されている着色物質塊を含む組成物。水分散性であることが可能である本組成物は、健康改善製品、および/または食品および栄養品を含む食用製品の着色、ならびに薬物製品の着色用の着色製品の製造のために有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、最も広い態様において食品および薬物製品を製造する分野に関し、
詳しくは、こうした製品の着色のために有用である新しい着色物質組成物が提供
される。
【0002】 技術の背景および先行技術 天然着色物質または合成着色物質を含有する着色剤は、食品および薬物製品の
製造における添加剤として一般に用いられている。広範なこうした着色剤が市販
されているので、製造業者は、特定の色調が必要とされる場合、必要な色を有す
る単一着色剤、あるいは適切な組み合わせにおいて製品に必要な色を付与する着
色剤の混合物を選択することが可能となる。あるいは、製造業者は、着色作用に
加えて健康改善作用を有する薬剤を使用することを望むことがあり、よってこう
した単一健康改善剤またはこうした薬剤の混合物を選択する。
【0003】 市販されている着色剤は、通常は染料またはアゾ染料とも呼ばれる物質を含む
合成物質を含有することが可能であり、あるいはこうした薬剤は、顔料、または
例えば、着色物質を含有する植物材料の形をとった天然由来の他の着色物質、あ
るいはこうした物質を天然に含有する植物、動物または微生物材料から分離され
多少とも精製された状態の着色物質を含有することが可能である。
【0004】 天然に存在する着色物質と実質的に同じ化学的組成を有する合成または人工の
化合物の形態をとった着色物質を含有する食品グレード着色剤または薬学的に許
容できる着色剤が随時提供される。この種の着色剤は、技術上「天然同一」色と
も呼ばれる。しかし、本文脈において、「天然に存在する着色剤」という表現は
、天然源から誘導される顔料または他の着色物質を表すために用いられる。
【0005】 食品グレード天然着色物質または薬学的に許容できる天然着色物質を含む薬剤
を含む入手可能な着色剤の上述した種類のどれもが、親水性または疎水性、従っ
て水溶性、水および水性媒体に僅かに可溶性あるいは本質的に水不溶性でありう
る。従って、製造中および/または製造後に水相を有する製品を着色するために
は、それ自体親水性で水溶性の着色物質しか使用できない。同様に、それ自体疎
水性および/または水不溶性の着色材料または着色物質を使用するには、着色さ
せようとする製品が、着色物質が可溶性である疎水層または脂質層を有すること
を必要とする。クルクミンなどの特定の着色物質は、中性pH以下で水に実質的
に不溶性であるが、アルカリ水性媒体に可溶性である。
【0006】 しかし、必要な着色を提供するために着色物質が中で十分に可溶である相を含
まない食品または薬物製品中で、水相に不溶性または僅かに可溶性である特定の
着色物質またはこうした物質の混合物の色調を得ることが望ましいことがある。
従って、水不溶性または水に僅かに不溶性であると共に、着色効率が高い水混和
性または水分散性組成物の形をとった着色物質を含有する着色剤が工業的に必要
とされ続けている。
【0007】 WO91/06292には、親水コロイド、特にゼラチン、アラビアゴム、大
豆蛋白質および/または化工澱粉の存在下において水性媒体中で顔料を粉砕する
ことにより調製される疎水性/好気性固体顔料を含む水分散性組成物を調製する
方法が開示されている。親水コロイドとしてゼラチンを用いる類似の方法は、W
O97/26802およびWO97/26803において開示されている。しか
し、これらの開示のどれもが、水不溶性または僅かに可溶性の着色物質の水分散
性である組成物を含め、こうした組成物の製造に際して湿潤剤および/または懸
濁剤としてビートベクチン、あるいはチコリペクチンまたはキクイモペクチンな
どの類似の種類の他のペクチンの使用に関して言及していない。
【0008】 湿潤剤および/または分散剤としてビートペクチン、チコリペクチンおよび/
またはキクイモペクチンを用いることにより、疎水性、水不溶性および/または
水に僅かに不溶性であると共に、食品および薬物製品において高い着色効率また
はその他の必要な特性を有する着色物質の組成物を提供できることが今見出され
た。驚くべきことに、他の親水コロイドまたは一般的に用いられた柑橘類ペクチ
ン種などの他のペクチン種と比べて、こうしたペクチンを含む組成物が著しく優
れた着色効果を有することが見出された。
【0009】 疎水性固体の水分散性組成物の製造に際して従来法で好ましい親水コロイドは
ゼラチンである。しかし、病原性物質または毒性物質を保持しうる付随した危険
性を伴う動物由来であることおよび殆どのゼラチン種が「kosher」グレー
ドではないという事実は、食品にゼラチンを配合することが少なくとも一部の消
費者の反対を招きうることを意味する。従って、本発明の一つの重要な目的は、
こうした一切の反対を増大させうることを意味しない着色食品および着色薬物製
品または顔料入り食品および顔料入り薬物製品を製造する手段を提供すると共に
、着色効率が高い水分散性着色物質組成物を同時に提供することである。
【0010】 発明の概要 従って、本発明は、第1の態様において、ビートペクチン、チコリペクチンお
よびキクイモペクチンから選択されたペクチンが少なくとも部分的に被覆されて
いる着色物質の塊を含む組成物を提供する。有用な実施形態において、前記着色
物質は、少なくとも特定の条件下で水に不溶性または僅かに可溶性の固体顔料で
ある。
【0011】 別の態様において、本発明は、ペクチンが少なくとも部分的に被覆されている
着色物質の塊の形をとった前記着色物質を含有する分散液を得るために、前記着
色物質の少なくとも1%の量でビートペクチン、チコリペクチンおよび/または
キクイモペクチンを含む顔料を水相中で粉末にすることにより前記着色物質の分
散液を調製することを含む、上で定義されたような着色物質組成物を製造する方
法に関する。本発明によると、得られた着色物質塊が、大きくとも1μmの平均
最大寸法を含む大きくとも5μmなどの大きくとも10μmの平均最大寸法を有
することが好ましい。
【0012】 なお別の態様において、本発明は、食用製品の製造における本発明の組成物の
用途、薬物製品または栄養製品の製造における組成物の用途、本発明による組成
物を含む薬物製品または栄養製品ならびにこうした組成物を含む食用製品に関す
る。
【0013】 本発明のなお他の態様において、スクロース430.0g、安息香酸ナトリウ
ム0.7g、K−ソルベート0.9g、アスコルビン酸0.1g、クエン酸一水
和物8.6gおよび5リットルに至るまでの脱塩水を含有するソフトドリンク系
において試験された時に、Minolta Tristimulus CT31
0装置で測定して、それぞれ少なくとも33、30および25のクロマ値をもた
らすクロロフィリン(30ppm)、ウコン(30ppm)またはビキシン(2
0ppm)を含む着色組成物が提供される。
【0014】 発明の詳細な開示 本発明による着色物質組成物は、ビートペクチン、チコリペクチンおよび/ま
たはキクイモペクチンが少なくとも部分的に被覆されているか、あるいは封入さ
れている着色物質塊を含む。好ましい実施形態において、着色物質は、水不溶性
または水および水性媒体に僅かに不溶性である。こうした物質の幾つかは疎水性
および/または好気性であり、よって適する湿潤剤を含有していない水性媒体と
接触する時に容易に濡れないことを意味する。本明細書において用いられる「水
に僅かに可溶性」、「水不溶性」または「疎水性」という表現は、着色物質が水
相中で分離相として存在し、および/または高剪断を適用せずにおよび/または
乳化剤または界面活性剤などの表面活性物質を添加せずには水に分散させること
も懸濁させることもできないような高い疎水度を着色物質がもつことを示すため
に用いられる。
【0015】 水不溶性または水に僅かに可溶性である特定の着色物質は、低い疎水度または
親水性さえも有することがある。こうした物質も本発明によって包含される。本
文脈において、「水不溶性(または水に僅かに可溶性)および親水性」という表
現は、本明細書において用いられる量の着色物質が水不溶性または上述したよう
な水性媒体に僅かに可溶性であることを示す。従って、親水性と一般に呼ばれる
群の着色物質は、ほぼ中性pH以下、または約9までのpH値で水性媒体に実際
に不溶性または僅かに可溶性である。幾つかの食品はpHが7より低い水相を有
し、この酸性環境は、多くの場合着色物質それ自体を不安定にし、着色物質は沈
降しがちであり、よって色相の変化の原因になる。これは、例えば、酸性化乳製
品などの製品において観察される。従って、着色物質がペクチンで被覆されてい
る本発明の組成物は、こうした酸性食品のために有用である。
【0016】 本発明は、糖ビート、Beta vulgaris、チコリペクチンおよびキ
クイモペクチンから誘導されたペクチンを含む特定のペクチン物質が本発明の組
成物の製造における湿潤剤および/または分散剤として極めて効果的であるとい
う発見に基づいている。ペクチンは、ポリガラクツロン酸鎖を含む領域とラムノ
ース単位と主としてアラビノース単位とガラクトース単位を含む側鎖をもつガラ
クツロン酸単位とから交互に成る鎖を含む領域とから本質的に成る天然に存在す
る多糖である。ガラクツロン酸鎖単位の酸基はメタノールで部分的にエステル化
され、ガラクツロン酸鎖単位のヒドロキシル基の一部をアセチル化することが可
能である。例えば、柑橘類ペクチンおよびアップルペクチンとは異なり、ビート
ペクチン、チコリペクチンおよびキクイモペクチンは、比較的高いアセチル化度
を有する。これらのペクチンの高い湿潤効率および/または分散効率を決定する
少なくとも一つの要因がアセチル基の比較的高い含有率であることが想定される
。疎水性基の存在は化合物の乳化特性を強化する表面活性特性を分子に与えるこ
とが知られている。アセチル基はペクチンの疎水性を強化することが可能であり
、よって表面張力を低下させ、分散性を高める。従って、チコリおよびキクイモ
から誘導されたペクチンなどの高いアセチル化度を有する他のペクチン種が、例
えば、本発明による組成物の製造において類似の有用な効果をもつことが想定さ
れる。20〜50%の範囲のアセチル化度(DA)、例えば、30〜40%の範
囲のDAを含む少なくとも10〜60%の範囲のDAなどのアセチル化度が比較
的高いペクチンを使用することも本発明によって包含される。DAが少なくとも
10%、20%、30%、40%、50%または60%であるペクチンは本発明
の特徴を有する組成物を得るために有用であることがさらに考慮されている。
【0017】 アセチル化は、人工ペクチンのみでなく、アセチル化度を事実上化学的に変え
ることにより得ることができる。
【0018】 本発明によると、ペクチンは、適切には、20〜80%の範囲などの着色物質
の1〜90重量%の範囲内である量で用いられる。好ましい実施形態において、
ペクチン親水コロイドの量は、5〜50重量%の範囲などの3〜60重量%の範
囲内であり、ペクチンの量は、例えば、着色物質の10重量%未満、または着色
物質の少なくとも10重量%であることが可能である。なお他の実施形態におい
て、ペクチンの量は、別の親水コロイドが存在するなら、ペクチンと少なくとも
一種の別のこうした親水コロイドの総合量の少なくとも20重量%などの少なく
とも10重量%である。
【0019】 他の有用な実施形態において、ペクチンの量は顔料の100重量%より多い、
すなわち、着色物質と親水コロイドとの間の比は、1:10〜1:5,000の
範囲または1:100〜1:1,000の範囲などの1:1〜1:10,000
の範囲内であることが可能である。ペクチンの量は、組成物に基づいて計算する
ことも可能である。従って、ペクチンの量は、1〜10重量%の範囲などの、好
ましくは組成物の1〜50重量%の範囲、例えば、1.5、2または2.5重量
%である。
【0020】 着色物質は、少なくとも特定の条件下で上で定義されたように不溶性または水
に僅かに可溶性であると共に、合成着色物質、天然源から誘導された天然着色物
質および「天然同一」着色物質を含む上述した種類のどれにでも属する疎水性ま
たは親水性のあらゆる食品グレード着色物質または薬学的に許容できる着色物質
であることが可能である。着色物質が本明細書において定義されたような天然着
色剤である時、着色物質は実質的に純粋な形であってもよく、あるいは任意に食
品グレード担体および/または薬学的に許容できる担体と組み合わせて、着色物
質が植物、動物または微生物材料のように天然に存在する材料中に含まれていて
もよい。本発明による組成物中で有用である現在最も一般的に用いられる水不溶
性または僅かに可溶性の天然着色物質には、カロチノイド、クルクミン、カルミ
ン、クロロフィルを含むポルフィリン顔料および植物性カーボンブラックが挙げ
られる。本発明による組成物が単一着色物質を含んでいてもよく、あるいは二種
以上の異なる着色物質を含有していてもよいことは認められるであろう。
【0021】 黄色、オレンジ色または赤色を有するカロチノイドは天然に広く存在し、重要
な供給源には、稲科植物種、ベニノキ・トリー、柑橘種、トウガラシ、サフラン
フラワーおよびマリーゴールドフラワー、海草、酵母種を含む植物および一部の
動物が挙げられる。カロチノイドは、カロチノイド炭化水素、キサントフィルお
よびアポカロチノイドなどのクラスに誘導することができる。カロチノイドの代
表的な例には、ビキシン、ノルビキシン、β−カロチン、アポカロチナール、カ
ンタキサンチン、サフラン、クロシン、カプサンシン、パプリカ含油樹脂中に存
在するカプソルビン、ルテイン、アスタキサンチン、ルビキサンチン、ビオラキ
サンチン、ロドキサンチン、リコペンおよびそれらの誘導体が挙げられる。
【0022】 本発明において有用である別の水不溶性および/または疎水性着色物質には、
ウコン中の主顔料であるクルクミン、ウコン根の着色含油樹脂エキス、植物材料
を完全に炭化し、それを微粉末に粉砕することにより製造される植物性カーボン
ブラック、パエオフィチンaまたはbに実質的に基づく油溶性クロロフィルなど
のポルフィリン顔料ならびにそれらのエピ異性体および異性体が挙げられる。
【0023】 本文脈において、天然着色物質の別の重要なクラスは、その中で最も一般に使
用されたものが昆虫球菌カクチからの水性抽出によって得られるコチニールカル
ミンであるキニノイド顔料である。通常、抽出物は、アルカリ水性媒体に可溶性
であるがpHが約9より低い水性媒体には僅かに可溶性であるコチニールカルミ
ンとして知られている不溶性アルミニウムレーキとして沈降する。
【0024】 天然着色物質のなお別の有用なクラスは、葡萄の種から抽出され望ましい色を
もつが異臭も有するとして特徴付けられるポリフェノールである。この異臭を減
少させるか、あるいは排除するために、本発明の方法によって物質を封入するこ
とが好都合である。
【0025】 上述した着色物質の幾つかは、それらの着色特性に加えて、健康改善作用のた
めに有用である。こうした健康改善作用は技術上よく記載され、それには、酸化
防止剤活性、低下した癌の危険性、皮膚保護、加齢黄斑変性に対する保護および
心臓疾患に対する保護が挙げられる。
【0026】 本発明によると、本組成物の着色物質は、好ましくは、大きくとも10μmで
ある平均最大寸法の塊の形をとって存在する。より好ましくは、着色物質は、大
きくとも1μm、例えば、大きくとも0.01μmなどの大きくとも0.1μm
の平均最大寸法を含む大きくとも5μm、特に大きくとも2μmの平均最大寸法
を有する塊の形をとっている。本組成物をコーティング組成物中で用いる時、魅
力的な色相を提供すると共に効果的な着色を提供する着色物質の能力が着色物質
塊のサイズの減少につれて増加することが考慮されている。着色製品の彩度、色
相および透明度は、着色物質の塊のサイズを適切に選択することにより制御する
ことが可能である。
【0027】 物質の色を分類するためには幾つかの方法がある。一般に、物質の色特性は、
三つのパラメータ、色相、彩度および明度によって特徴付けることができる。
【0028】 色相は、可視スペクトルの主波長の各々に関連した属性であり、組成物の主色
(赤色、黄色、青色など)を反映する。彩度は色組成物の強度に関連し、明度は
色組成物中の白または黒の量を反映する。
【0029】 三刺激システム、例えば、Minolta310装置で測定された時、彩度は
パラメータ「クロマ」によって表され、色相はパラメータHによって度で表され
、LはパラメータLによって表される。標準顔料濃度で測定されたクロマ、Hお
よびLは、同じ顔料の異なる色調製を特徴付け比較する方法として用いることが
可能である。特に、クロマは極めて重要である。一般に、特定の顔料濃度につい
て高いクロマが望ましい。従って、色は、物質の「着色の濃さ」、すなわち、「
着色力」を反映するそのクロマ値によって特徴付けることが可能である。
【0030】 一つの有用な実施形態によると、組成物中の着色物質塊は、例えば、カロチノ
イド、カルミン、クルクミン、クロロフィリンを含むプロフィリン顔料および植
物性カーボンブラックの固体粒子などの固体粒子である。
【0031】 本発明は、上述したように、ほぼ中性pH以下、または約9までのpHレベル
で水不溶性または水性媒体に僅かに可溶性であるがアルカリ水性媒体中で可溶性
である着色物質の用途を包含する。着色物質のアルカリ溶液の酸性化によって引
き起こされる着色物質の沈降によってこうした着色物質の固体粒子を得ることが
可能であることは認められるであろう。
【0032】 本発明による組成物中の着色物質の適する量の選択は、着色物質の特定の種類
および本組成物に関する特定の意図された用途に応じて決まり、従って、組成物
の0.5〜90重量%の範囲などの着色物質の量の広い範囲が考慮されている。
但し、この範囲を超える量も想定している。好ましい実施形態において、着色物
質の量は1〜50重量%の範囲内であり、有用な実施形態において、それは5〜
40重量%の範囲内である。初期に調製されるような分散液に基づいて、着色物
質の有用な量は、5〜10重量%を含む2〜30重量%の範囲内である。
【0033】 本発明によると、本組成物は水相を含むことが可能であり、その水相は、別の
成分として炭水化物または糖アルコールあるいはそれらの混合物などの可塑剤を
含む。炭水化物は、好ましくは、グルコース、ラクトース、フルクトースおよび
スクロースを例として含む単糖、二糖およびオリゴ糖から選択される。糖アルコ
ールは、例えば、ソルビトール、マニトール、ズルシトール、アドニトールおよ
びグリセロールから選択することが可能である。可塑剤の量は、好ましくは、組
成物の10〜30重量%の範囲を含む5〜50重量%内などの分散液の0〜95
重量%の範囲内である。
【0034】 特定の用途において固体粒子の形をとって着色物質を提供することが好ましい
のに対して、着色物質は、含油樹脂着色物質の小滴あるいは着色物質の分散液ま
たは乳化液の小滴の形をとって提供することも可能である。
【0035】 特定の用途において、本発明の組成物は、10重量%を超える水を含む組成物
として便利に提供される。こうした組成物の一つの利点は、広い範囲内の含水率
をもつ組成物を提供することが可能であることであり、そのことにより組成物を
顧客の特定の要求に適応させることが可能である。少なくとも10重量%の水を
含有する含水率が低い組成物は、粉末または粘性ペーストとして現れる。着色物
質に応じて、10〜40重量%の範囲の含水率を有する組成物は、含水率に応じ
て、代表的には粉体、ペースト、ゲルまたは種々の液体として現れる。このレベ
ルより高い、すなわち、水40重量%を超える高い含水率によって、組成物のコ
ンシステンンシーは益々より低い粘度を獲得し、そして益々液体になる。濃縮ペ
ースト状組成物は容易に分配および貯蔵できるので濃縮ペースト状組成物はユー
ザーの観点から有利であることが考慮されており、さらに着色物質はこうしたコ
ンセントレートにおいて光および酸化に対してよく保護される。本発明によるコ
ンセントレート組成物を水または他のあらゆる希釈剤で必要ないかなる着色物質
含有率にも希釈できることは明らかである。
【0036】 他の有用な実施形態において、本発明による組成物は、多くとも7.5重量%
または多くとも5重量%などの多くとも10重量%の含水率を有する。こうした
組成物は、製造プロセスに応じて、例えば、粉末、顆粒またはフレーク状製品の
形をとることが可能である乾燥製品として現れる。本発明による乾燥組成物は、
例えば、引用するWO91/06292において開示された方法のいずれかを含
む従来のいずれかの乾燥方法によって初期の分散液または懸濁液を少なくとも部
分的に脱水することにより提供される。従って、本発明による最終乾燥組成物は
、例えば、澱粉成分などの噴霧乾燥賦形剤を任意に含有することが可能である。
【0037】 ビートペクチン、チコリペクチンおよび/またはキクイモペクチンが本発明の
組成物の製造に際して湿潤剤および/または分散剤として極めて効果的であるの
に対して、引用するWO97/26803に記載されている親水コロイドを含む
少なくとも一種の別の親水コロイドを利用することは本発明の範囲内である。こ
うした別の親水コロイドは、例えば、ゼラチンまたは大豆蛋白質を含む蛋白質、
例えば、化工澱粉またはセルロース誘導体などの多糖もしくはゴムから選択され
る。リンゴまたは柑橘果実から誘導されるペクチンを含む一種以上の他のペクチ
ンとビートペクチン、チコリペクチンおよび/またはキクイモペクチンとを組み
合わせることも可能である。
【0038】 本組成物が酸化防止剤、防腐剤、湿潤剤、pH調節剤、界面活性剤、乳化剤ま
たは分散剤などの、着色物質または顔料組成物中で従来から用いられている別の
添加剤成分を含有できることは認められるであろう。
【0039】 本発明のもう一つの目的は、ペクチンが少なくとも部分的に被覆されているか
、あるいは封入されている着色物質の塊の形をとった前記着色物質を含有する分
散液を得るために、前記着色物質の少なくとも1%の量でビートペクチン、チコ
リペクチンおよび/またはキクイモペクチンを含む前記着色物質を水相中で粉末
にすることにより前記着色物質の分散液を調製することを初期工程として含む、
上述したような着色物質組成物を製造する方法を提供することである。
【0040】 この方法の第1の工程において、着色物質の分散液は、着色物質を水相に混合
することにより調製される。混合工程は、好ましくは、ペクチンおよび任意に別
の親水コロイド以外の表面活性物質を添加せずに行われる。混合工程は、技術上
知られている従来のあらゆる混合方法またはブレンド方法を用いて行うことが可
能である。任意に、混合後、大きくとも10μmの平均最大寸法を有するばらば
らの着色物質塊を得るために粉末にされる。しかし、着色物質が大きくとも5μ
m、好ましくは大きくとも2μm、より好ましくは大きくとも1μmの平均サイ
ズを有する塊の形をとるまで粉末化を続けることが一般に好ましい。大きくとも
0.01μmなどの大きくとも0.1μmの平均最大寸法を達成するまで粉末化
プロセスを続けることが有利な場合もある。上述した粉末化は、必要な塊サイズ
を得るために一回以上繰り返すことが可能である。
【0041】 利用可能な粉末化方法には、例えば、以下の実施例において記載されるような
ボールミルを用いる粉砕が挙げられる。
【0042】 着色物質を分散させる工程は、必要ならば、第2の工程および/または後続の
いずれかの工程においてペクチンの追加量を添加する少なくとも二つの工程で行
うことが可能である。本発明の方法が、二種以上の着色物質の混合物を用いる着
色物質分散液の調製を含むことも可能であることは言うまでもないであろう。こ
のようにして、色相または彩度が異なる二種以上の着色物質の組み合わせの結果
として、特に魅力的な色を有する着色物質組成物を提供することができる。
【0043】 上述したように、本発明の方法は、着色物質の混合の前または後のいずれかに
炭水化物または糖アルコールなどの可塑剤を水相に添加することを含むことが可
能であるか、あるいは、本発明の方法は、例えば、酸化防止剤、安定剤、粘度調
整剤、アルコール、樹脂または防腐剤から選択された少なくとも一種の別の成分
を分散液に配合することを含むことが可能である。
【0044】 有用な実施形態において、上述した方法は、10重量%未満の水を含有する組
成物を得るために顔料分散液を少なくとも部分的に脱水する後続の工程を含む。
【0045】 別の態様において、本発明は、食用製品の製造における着色剤としての本発明
による組成物の用途に関する。本明細書において用いられる「食用製品」という
表現は固体または液体のあらゆる食品を表す。食用製品は、「栄養品」、「機能
食品」または「健康食品」(これらの三つの用語は本明細書において互換的に用
いられている)と呼ばれる製品種、すなわち、特定の健康改善特性を与えると考
えられる食品または食品サプリメントも包含する。こうした製品は、例えば、別
個の区画を含むことが可能である錠剤またはカプセルの投与形態をとった製品を
含む従来のあらゆる形態をとることが可能である。本発明による組成物をこうし
た栄養製品の製造において用いる時、着色物質は、その着色作用に加えて、こう
した製品に栄養改善作用および/または健康改善作用を与えることも可能である
。例として、カロチノイドのクラスに属する着色物質であるβ−カロチンは、特
定の薬物作用および/または健康改善作用を有する。薬物作用または健康改善作
用を有する着色物質または着色物質の誘導体のその他の例には、トコフェノール
、トコトリエノールおよびポリフェノールが挙げられる。
【0046】 幾つかの食品はpHが7より低い水相を有し、この酸性環境は多くの場合顔料
を不安定などにし、そして顔料は沈降しがちであり、よって色の変化の原因にな
る。これは、例えば、酸性化された乳製品および乳飲料などの製品において観察
される。本発明の組成物は、組成物が耐酸性であると共に沈降しないので酸性食
品において特に有用である。
【0047】 他の有用な実施形態において、本発明による組成物は、ソフトドリンク、炭酸
飲料製品および乳製品を含む液体食品を着色するために用いられる。
【0048】 本発明による組成物の興味深い用途は、その製造が押出工程を含む食用製品、
例えば、肉製品または野菜製品などの食品を収容するための食用フィルムの着色
である。その代表的な例は、ソーセージ製品用のケーシングとして用いられるコ
ラーゲンフィルムである。有効量の着色物質組成物は、押出しまたはキャストし
ようとする水性混合物に添加され、得られた食用フィルムは着色物質を含有する
。着色物質がこうした押出食用フィルムに配合された時に、収容された食品に着
色物質が実質的に移行しないし、さらに、着色物質が製品調理用の水に放出され
ないことが見出された。野菜をカバーするための食用フィルムの使用は、通常は
個別に貯蔵され小売店で保護されない野菜に改善された保存寿命を与えるので増
え続けている。例えば、トマト用に使用するためのこうしたカバーフィルムは、
本発明の組成物によって有利に着色することが可能である。
【0049】 本発明による組成物が有用である押出製品のその他の例には、ブレックファー
スト・シリアル、ケーキ、パン、スナック、菓子製品、パン粉、クリスプおよび
穀類が挙げられる。本組成物が表面活性物質に関する脂質を全く含有しないとい
う事実によって、押出プロセスによって製造される膨張製品の製造において本組
成物が特に有用になることが見出された。脂質および/または表面活性物質を押
出混合物に添加する時に押出プロセス中での膨張がより低いからである。
【0050】 本組成物の別の有利な用途は、キャンディを例として含む菓子製品、酸っぱい
丸飴およびゼリー製品の着色である。本発明による組成物中の着色物質が酸安定
性だからである。
【0051】 例えば、ソフトドリンク、ジュース、スープおよびソースなどの幾つかの食品
は、初期は液体製品として製造され、一般に多くとも10重量%の含水率を有す
る乾燥貯蔵安定性製品に後で脱水される。本発明による組成物は、脱水後の製品
の着色が脱水前の出発液体食品と実質的に同じ濃さ(strength)および
色相の着色である点でこうした製品の着色のためにも有用である。
【0052】 食品中で用いられる着色剤が食品内または食品の環境に移行する傾向があるこ
とは食品産業においてよく知られている問題である。この現象は、技術上「ブリ
ード」とも呼ばれている。この問題は、着色剤が区画のすべてに添加されている
とは限らない多数の分離した区画または層を含む食品中で起きる場合に特に厄介
である。従って、こうした製品中で移行しない着色剤は産業において非常に望ま
しい。本発明による組成物の着色物質が、添加された区画(複数を含む)内で保
持されると共に隣接非着色区画に移行しないことが見出された。
【0053】 こうした区画をもつ食品または層状の食品の一つの代表的な例は、例えば、ゼ
リーの形をとっている着色剤が添加されている少なくとも一つの果実充填層と、
着色剤が添加されていない水相も有する他の原料の一つ以上の層とを含む任意に
酸っぱくされているデザート製品である。こうした製品のもう一つの例は層状ケ
ーキである。非着色層への着色剤の移行がこれらの層状製品の全く許容できない
外観の原因になることは明らかである。本発明による組成物は、「ブリード」問
題を引き起こさずにこうした製品中で用いることができる。着色物質の移行を避
けることが有利である製品の別の例は、牛乳と合わせて食されるシリアル・ブレ
ックファースト製品である。
【0054】 着色物質の移行の回避は、着色剤が分散されている表面装飾層を含む食用製品
に関しても決定的に重要である。添加された着色物質が装飾層から隣接製品層に
移行することは明らかに好ましくない。表面装飾付製品の代表的な例は、すり身
などの肉製品および例えば、後で固めるために製品上に液体を加えつつ装飾が着
色物質組成物で着色される水性ゲルの形を取りうる他の総菜類製品である。表面
装飾付製品の別の例は、糖衣(グレージング)または着色装飾粒子を頂上に載せ
たベーカリー製品である。こうした装飾層または装飾粒子に本発明による組成物
の着色物質が添加された時、着色物質はこうした層または粒子から移行しない。
【0055】 糖衣錠(dragee)は、一つ以上のコーティング層が食用成分の中心上に
塗布されている食用多層製品の特定の種類である。被覆されるべきこうした中心
の例には、チューインガム、砂糖粒、砂糖錠およびチョコレートが挙げられる。
こうした中心の着色は、一般には、着色剤を含有する砂糖シロップを中心に被覆
する一つ以上のパンニング工程で行われる。通常は、着色物質での十分な被覆を
得るために幾つかのコーティング層を塗布することが必要とされる。レーキに基
づく公知の水溶性または水分散性着色物質組成物を用いると、20以上のコーテ
ィング層を塗布することが必要とされることが多い。本発明の組成物がこうした
コーティング目的のために非常に適すると共に2〜15層などの20未満の層を
塗布することにより十分着色された糖衣錠を得ることができることが見出された
。さらに、コーティング層中に含まれるような本発明の組成物の着色物質が取り
扱い時に指上に剥げ落ちないし、糖衣錠が消費されている時に粘膜表面上に剥げ
落ちないことが見出された。
【0056】 本発明による組成物の非常に魅力的な特徴は、薬物製品の製造における着色剤
として組成物が有用であることである。従って、本組成物は、区画をもつ食品に
関して上述したのと本質的に同じ方法においておよび同じ利点をもって、多数の
分離された区画を含む薬物製品の着色のために用いることができる。特に、本組
成物は、薬学的に活性な物質を含有する錠剤、丸薬または顆粒剤の従来の膜コー
ティング用の組成物の着色のために有用である。
【0057】 こうしたコーティング目的で、本発明の水分散性組成物は、一般に、例えば、
スクロースに基づく砂糖シロップ懸濁液に添加される。こうしたコーティングシ
ロップの固形物含有率は、通常、60〜80重量%の範囲内である。コーティン
グシロップに添加される本発明の着色組成物の量は、一般に、シロップの0.5
〜50重量%の範囲内である。こうして着色されたコーティング混合物は、安定
剤、防腐剤、粘度調整剤および可塑剤などの別の成分を含有することが可能であ
る。
【0058】 薬物中心は、従来のパンニングプロセスで繰り返し被覆され、必要とされる反
復コーティングの数は、特定の顔料および最終製品の必要な外観に応じて決まる
。しかし、本発明による組成物を用いると、魅力的な着色を得るために必要とさ
れるコーティング層は比較的少ない。従って、通常は20未満の層しか必要とさ
れず、多くの場合5〜15層が十分である。
【0059】 本着色物質組成物の上述した用途に加えて、本組成物は、水相を有する溶液、
懸濁液または分散液などの液状の薬物製品の着色のためにも有用である。
【0060】 本発明の別の態様において、ソフトドリンク系において試験された時に、Mi
nolta Tristimulus CT310装置を用いる本組成物の測定
によって与えられる着色特性によって特徴付けられる着色組成物が提供される。
試験ソフトドリンク系は、スクロース430.0g、安息香酸ナトリウム0.7
g、K−ソルベート0.9g、アスコルビン酸0.1g、クエン酸一水和物食品
グレード8.6gおよび1リットルに至るまで添加され、5リットルに至るまで
さらに希釈される脱塩水を含有する。この系において試験された時、ウコン(3
0ppm)を含有する着色組成物は少なくとも30のクロマ値をもたらし、ビキ
シン(30ppm)を含有する着色組成物は少なくとも25のクロマ値をもたら
し、クロロフィリン(20ppm)を含有する着色組成物は少なくとも33のク
ロマ値をもたらした。
【0061】 以下の非限定的な実施例において本発明を今からさらに説明する。
【0062】 実施例 着色物質の懸濁液の着色特性の試験 湿潤剤としてビートペクチンまたはその他の親水コロイドを含む、着色物質の
湿式粉砕懸濁液の調製を以下において説明する。標準顔料含有率で標準化ソフト
ドリンク系においてMinolta Tristimulus CT310装置
を用いて、これらの懸濁液の着色特性を着色特性について試験した。ウコンおよ
びクロロフィリンに関しては、着色物質含有率を30ppmに設定し、ビキシン
に関しては20ppmに設定した。
【0063】 以下の組成のコンセントレートからソフトドリンク系を調製した。
【表1】
【0064】 使用前にコンセントレートを脱塩水で1:4に希釈した。希釈され使用準備の
整ったソフトドリンク媒体のpHは3.0±0.2であった。
【0065】 測定された三刺激値を商用顔料製品に関する仕様と比較した。主要パラメータ
は、着色物質懸濁液製品の着色の濃さ、すなわち「着色力」の指標を提供するい
わゆる「クロマ」値である。ウコン(クルクミン)に関しては、上述した顔料レ
ベルにおいてクロマ値は25を超えるべきであり、クロロフィリンに関しては、
その値は19を超えるべきであり、ビキシンに関しては、16を超えるべきであ
る。
【0066】 実施例1 大豆蛋白質(セントラルソーヤ(Central Soya)製のDanPr
o S−740)66.6g、スクロース934gおよびウコン粉末200gを
脱塩水800gに添加した。大豆蛋白質が溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時
に、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通
して2回)。
【0067】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様より大幅に低い3のクロマ値が判明した。
【0068】 実施例2 ヒドロキシプロピルセルロース(Klucel FP10 13062)3.
33%、スクロース46.7%、ウコン粉末10%および脱塩水40%から成る
懸濁液を調製した。ヒドロキシプロピルセルロースが溶解し、ウコン粉末が十分
に湿った時に、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した
(ミルを通して2回)。
【0069】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様より大幅に低い2のクロマ値が判明した。
【0070】 実施例3 化工澱粉(ロケッテフレレス(Roquette Freres)製のCle
argum)3.33%、スクロース46.7%、ウコン粉末10%および脱塩
水40%から成る懸濁液を調製した。化工澱粉が溶解し、ウコン粉末が十分に湿
った時に、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミ
ルを通して2回)。
【0071】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様より大幅に低い12のクロマ値が判明した。
【0072】 実施例4 アラビアゴム(アランアンドロバート(Alland & Robert)製
のInstant Soluble Gum Arabic)3.33%、スク
ロース46.7%、ウコン粉末10%および脱塩水40%から成る懸濁液を調製
した。アラビアゴムが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomil
l型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0073】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様より低い20のクロマ値が判明した。
【0074】 実施例5 ゼラチン(ピービーゼラチンズ(PB Gelatins)製のSoluge
l LM)12.1%、スクロース36.1%、ウコン粉末15.8%および脱
塩水36%から成る懸濁液を調製した。ゼラチンが溶解し、ウコン粉末が十分に
湿った時に、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(
ミルを通して2回)。
【0075】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様より大幅に低い13のクロマ値が判明した。
【0076】 実施例6 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチン150グレードUSA−SAGタイプBラ
ピッドセット)10g(1重量%)、スクロース440g、ウコン粉末50gを
脱塩水500gに添加した。ペクチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に
、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通し
て2回)。
【0077】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より大幅に低い10のクロマ値
が判明した。
【0078】 実施例7 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチン150グレードUSA−SAGタイプBラ
ピッドセット)15g(1.5重量%)、スクロース435g、ウコン粉末50
gを脱塩水500gに添加した。ペクチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った
時に、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを
通して2回)。
【0079】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より低い22のクロマ値が判明
した。
【0080】 実施例8 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチン150グレードUSA−SAGタイプBラ
ピッドセット)20g(2重量%)、スクロース430g、ウコン粉末50gを
脱塩水500gに添加した。ペクチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に
、Dynomill型KDLボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通し
て2回)。
【0081】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より低い23のクロマ値が判明
した。
【0082】 実施例9 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプLM−104AS)10g(1重量
%)、スクロース440g、ウコン粉末50gを脱塩水500gに添加した。ペ
クチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KDLボ
ールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0083】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より大幅に低い14のクロマ値
が判明した。
【0084】 実施例10 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプLM−104AS)15g(1.5
重量%)、スクロース435g、ウコン粉末50gを脱塩水500gに添加した
。ペクチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KD
Lボールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0085】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より大幅に低い14のクロマ値
が判明した。
【0086】 実施例11 柑橘類ペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプLM−104AS)20g(2重量
%)、スクロース430g、ウコン粉末50gを脱塩水500gに添加した。ペ
クチンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KDLボ
ールミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0087】 得られた粉砕懸濁液を上述した試験手順に従って試験した。使用済み(use
d)標準ソフトドリンク系における25の仕様値より大幅に低い16のクロマ値
が判明した。
【0088】 実施例12 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)8g(1重量%)、スク
ロース352g、ウコン粉末40gを脱塩水400gに添加した。ペクチンが溶
解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KDLボールミルを
用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。得られた粉砕懸濁液の着色特性
を上述した試験手順に従って試験した。25の望ましい最小仕様値より高い30
のクロマ値が判明した。
【0089】 実施例13 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)12g(1.5重量%)
、スクロース348g、ウコン粉末40gを脱塩水400gに添加した。ペクチ
ンが溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KDLボール
ミルを用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0090】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様値より大幅に高い34のクロマ値が判明した。
【0091】 実施例14 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)16g(2重量%)、ス
クロース344g、ウコン粉末40gを脱塩水400gに添加した。ペクチンが
溶解し、ウコン粉末が十分に湿った時に、Dynomill型KDLボールミル
を用いて懸濁液を粉砕した(ミルを通して2回)。
【0092】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。25の
望ましい最小仕様値より大幅に高い37のクロマ値が判明した。
【0093】 実施例15 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)40g(1重量%)、ス
クロース1153.3g、結晶質ビキシン133.3gを脱塩水1333.3g
に添加した。ペクチンが溶解し、結晶質ビキシンが十分に湿った時に、Dyno
mill型KDLボールミルを用いて懸濁液を1時間20分にわたり粉砕した。
【0094】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。16の
望ましい最小仕様値より大幅に高い39のクロマ値が判明した。
【0095】 実施例16 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)40g(1重量%)、ス
クロース865g、結晶質ビキシン40gを脱塩水1000gに添加した。ペク
チンが溶解し、結晶質ビキシンが十分に湿った時に、Dynomill型KDL
ボールミルを用いて懸濁液を50分にわたり粉砕した。
【0096】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。16の
望ましい最小仕様値より大幅に高い25のクロマ値が判明した。
【0097】 実施例17 クエン酸24gを含有する脱塩水540g中でナトリウム銅クロロフィリン粉
末66gを含有する懸濁液を調製した。ビートペクチン(コペンハーゲンペクチ
ン(Copenhagen Pectin A/S)製のGENUペクチンタイ
プBETA)24gおよびフルクトース546gを添加した。Dynomill
型KDLボールミル内で懸濁液を1時間20分にわたり粉砕した。
【0098】 得られた粉砕懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。19の
望ましい最小仕様値より大幅に高い33のクロマ値が判明した。
【0099】 実施例18 ウコンの水分散性懸濁液を以下のプロセスに従って工業規模で調製した。
【0100】 ビートペクチン(コペンハーゲンペクチン(Copenhagen Pect
in A/S)製のGENUペクチンタイプBETA)6kg、スクロース17
3kg、ウコン粉末21kgを脱塩水200kgに添加した。ペクチンが溶解し
、ウコン粉末が十分に湿った時に、Fryma型MSボールミルを用いて懸濁液
を50分にわたり粉砕した。
【0101】 得られた粉砕ウコン懸濁液の着色特性を上述した試験手順に従って試験した。
25の望ましい最小仕様値より大幅に高い36のクロマ値が判明した。
【0102】 実施例19 ポリフェノール製剤(合計でポリシアニジン18%およびポリフェノール45
%を含有するハンセン(Chr.Hansen A/S)製の葡萄搾りかすエキ
ス粉末AC−WS−P−109)50g(10%)、ビートペクチン(コペンハ
ーゲンペクチン(Copenhagen Pectin A/S)製のGENU
ペクチンタイプBETA)12.5g(2.5%)およびスクロース212.5
g(42.5%)を水225gに添加し、2時間にわたり45℃に加熱した。
【0103】 1.11gを上述したソフトドリンク媒体250mlに添加することにより製
品の着色特性を試験した。35のクロマ値が判明した。
【0104】 その後、従来の噴霧乾燥装置を用いて粉砕懸濁液を乾燥した。乾燥工程後に着
色特性の変化は見られなかった。
【0105】 以下の表1において、水分散性顔料製品に関するクロマ値をまとめている。 表1 標準ソフトドリンク媒体中の水分散性着色物質製品のクロマ値
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09B 61/00 C09B 67/46 Z 67/08 A23L 2/00 M 67/46 F (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU, AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,C N,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES ,FI,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU, ID,IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,K R,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV ,MA,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA ,UG,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ヤコブセン,ソエレン ヤン デンマーク国,デーコー−2300 コペンハ ーゲン エス,4.テーベー,ロエデガー ルト 4 (72)発明者 ソエンデルガールト,クラウス デンマーク国,デーコー−4000 ロスキル デ,スボゲルスレウ,ソエパルケン 72 (72)発明者 ケンソエ,マルティン デンマーク国,デーコー−2650 ホビドウ レ,1.テーホー.,ランドリュシュバイ 65ベー Fターム(参考) 4B017 LC01 LC03 LE01 LG15 LK01 LK06 LL03 LP18 4B018 LB08 LE03 LE06 MA01 MA04 MA07 MC01 MD15 MD21 MD39 MD48 MD61 ME02

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビートペクチン、チコリペクチンおよびキクイモペクチンか
    ら成る群から選択されたペクチンが少なくとも部分的に被覆されている着色物質
    塊を含む組成物。
  2. 【請求項2】 前記着色物質塊には、アセチル化度が少なくとも10%のペ
    クチンが少なくとも部分的に被覆されている請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 前記着色物質は、少なくとも特定の条件下で水性媒体に不溶
    性または僅かに可溶性である物質である請求項1に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 前記着色物質塊は、大きくとも1μmの平均最大寸法を含む
    大きくとも5μmなどの大きくとも10μmの平均最大寸法を有する請求項1に
    記載の組成物。
  5. 【請求項5】 前記着色物質は、その着色作用に加えて健康改善作用を有す
    る物質である請求項1に記載の組成物。
  6. 【請求項6】 前記着色物質は天然着色物質である請求項1に記載の組成物
  7. 【請求項7】 前記着色物質は、カロチノイド、カルミン、クルクミン、ポ
    リフェノール、クロロフィリンを含むポルフィリン顔料および植物性カーボンブ
    ラックから成る群から選択される請求項6に記載の組成物。
  8. 【請求項8】 前記着色物質は、前記着色物質のアルカリ溶液を酸性化する
    ことにより生じる物質の沈降によって得られる粒子の形をとっている請求項7に
    記載の組成物。
  9. 【請求項9】 糖を含む可塑剤をさらに含む請求項1に記載の組成物。
  10. 【請求項10】 前記着色物質は固体粒子の形をとっている請求項1に記載
    の組成物。
  11. 【請求項11】 前記着色物質は、含油樹脂の小滴、あるいは顔料の分散液
    または乳化液の小滴の形をとっている請求項1に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 含水率が多くとも10重量%である請求項1に記載の組成
    物。
  13. 【請求項13】 乾燥され任意に噴霧乾燥用賦形剤を含む請求項12に記載
    の組成物。
  14. 【請求項14】 前記顔料塊には、少なくとも一種の別の親水コロイドが少
    なくとも部分的に被覆されている請求項1に記載の組成物。
  15. 【請求項15】 前記別の親水コロイドは、蛋白質、多糖およびゴムから成
    る群から選択される請求項14に記載の組成物。
  16. 【請求項16】 前記蛋白質は、ゼラチンおよび大豆蛋白質から成る群から
    選択される請求項15に記載の組成物。
  17. 【請求項17】 前記多糖は、ペクチン、化工澱粉およびセルロース誘導体
    から成る群から選択される請求項15に記載の組成物。
  18. 【請求項18】 蛋白質の量は着色物質の少なくとも10重量%である請求
    項1に記載の組成物。
  19. 【請求項19】 ペクチンの量は、ビートペクチン、チコリペクチンおよび
    /またはキクイモペクチンならびに少なくとも一種の別の親水コロイドの総合量
    の少なくとも10重量%である請求項14に記載の組成物。
  20. 【請求項20】 酸化防止剤、湿潤剤、界面活性剤、乳化剤および分散剤か
    ら成る群から選択された添加剤を含む請求項14に記載の組成物。
  21. 【請求項21】 二種以上の着色物質の塊を含む請求項1に記載の組成物。
  22. 【請求項22】 水分散性である請求項1に記載の組成物。
  23. 【請求項23】 ペクチンが少なくとも部分的に被覆されている着色物質の
    塊の形をとった前記着色物質を含有する分散液を得るために、前記着色物質の少
    なくとも1%の量でビートペクチン、チコリペクチンおよび/またはキクイモペ
    クチンを含む前記着色物質を水相中で粉末にすることにより前記着色物質の分散
    液を調製することを含む請求項1に記載の組成物を製造する方法。
  24. 【請求項24】 前記着色物質は、ボールミルによって水性媒体中で懸濁さ
    れている請求項23に記載の方法。
  25. 【請求項25】 得られた前記組成物中の前記着色物質塊は、大きくとも1
    μmの平均最大寸法を含む大きくとも5μmなどの大きくとも10μmの平均最
    大寸法を有する請求項23または24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 着色物質含有分散液を少なくとも部分的に脱水する後続の
    工程を含む請求項23に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記分散液を乾燥工程に供する請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記水相は、糖を含む可塑剤を含む請求項23に記載の方
    法。
  29. 【請求項29】 食用製品の製造向けの請求項1に記載の組成物の用途。
  30. 【請求項30】 前記食用製品は飲料である請求項29に記載の用途。
  31. 【請求項31】 薬物製品または栄養製品の製造製造向けの請求項1に記載
    の組成物の用途。
  32. 【請求項32】 請求項1に記載の組成物を含む薬物製品または栄養製品。
  33. 【請求項33】 請求項1に記載の組成物を含む食用製品。
  34. 【請求項34】 スクロース430.0g、安息香酸ナトリウム0.7g、
    K−ソルベート0.9g、アスコルビン酸0.1g、クエン酸一水和物8.6g
    および1000.0gに至るまで添加された脱塩水を含有するソフトドリンク系
    において試験された時に、Minolta Tristimulus CT31
    0装置で測定して少なくとも30のクロマ値をもたらすウコンを含む請求項1に
    記載の着色組成物。
  35. 【請求項35】 スクロース430.0g、安息香酸ナトリウム0.7g、
    K−ソルベート0.9g、アスコルビン酸0.1g、クエン酸一水和物8.6g
    および1000.0gに至るまで添加された脱塩水を含有するソフトドリンク系
    において試験された時に、Minolta Tristimulus CT31
    0装置で測定して少なくとも25のクロマ値をもたらすビキシンを含む請求項1
    に記載の着色組成物。
  36. 【請求項36】 スクロース430.0g、安息香酸ナトリウム0.7g、
    K−ソルベート0.9g、アスコルビン酸0.1g、クエン酸一水和物8.6g
    および1000.0gに至るまで添加された脱塩水を含有するソフトドリンク系
    において試験された時に、Minolta Tristimulus CT31
    0装置で測定して少なくとも33のクロマ値をもたらすクロロフィリンを含む請
    求項1に記載の着色組成物。
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