JP2003336613A - いじり防止ねじ及びドライバービットとの組合せ並びにいじり防止ねじ製造用ヘッダーパンチ - Google Patents
いじり防止ねじ及びドライバービットとの組合せ並びにいじり防止ねじ製造用ヘッダーパンチInfo
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Abstract
してねじ締め作業を確実に阻止することができるいじり
防止ねじと、このねじとの結合を簡便かつ迅速に達成し
得ると共に、ねじ締め作業に際してのカムアウト現象を
確実に防止することができるドライバービットと、いじ
り防止ねじを簡便かつ容易にしかも低コストに製造する
ことができるヘッダーパンチを提供する。 【解決手段】 ねじ頭部10aのビット嵌合溝の開口端
縁部12aよりねじ頸部10bの中心部に指向して傾斜
部15を形成すると共に、前記傾斜部の中位部に段部1
4を設け、前記傾斜部の交差中心部に円錐状の底面13
を形成したねじからなり、前記ビット嵌合溝の開口端縁
部12aを最大直径とし、前記段部14を残し前記傾斜
部と連接して前記底面13に至る逆円錐台形穴部16を
形成してなるいじり防止ねじ10Aと、これに適合する
ドライバービットおよびこのいじり防止ねじを製造する
ためのヘッダーパンチを得る。
Description
用されている、ビット先端をプラス型およびマイナス型
に形成したドライバーや、ビット先端を六角形等の多角
形型に形成したドライバー等(ねじ回し工具)により、
それぞれ対応する形状のビット嵌合溝をねじ頭部に形成
したねじとの結合に際し、ねじ頭部に形成したビット嵌
合溝に対し、これに対応するドライバーのビット先端部
を嵌合させることができず、ねじの締付けおよび取外し
作業を阻害するように構成した、いじり防止ねじ及びこ
のねじに対して好適に使用することができるドライバー
ビット並びにいじり防止ねじ製造用のヘッダーパンチに
関するものである。
合や組立てが行われて完成される装置において、第三者
によって不必要にねじが外された場合、装置の分解ない
し部品の分離が行われ、調整個所や危険個所が露呈する
ことにより、装置の機能を原状へ復帰させることが困難
となったり、さらには救急事故等の発生に至る難点があ
る。このような観点から、従来より、一般に市販され使
用されているドライバー等(ねじ回し工具)によって
は、簡単にねじの締付けや取外し作業を行うことができ
ない、いじり防止ねじが種々提案されている。
形頭部の上面に半径方向の直線より等分された複数の扇
形突起を形成し、その表面を一方向回転スクリュー面と
することにより、通常のドライバーは係合させることが
できず、特殊な専用工具を用いた場合にのみ、扇形突起
の一方の端面に形成された直立面を利用して締め付ける
ことができるように構成したものが提案されている(特
開2000−220619号公報)。
具は、工具本体の先端頭部に前記いじり防止ねじの円形
頭部を嵌合させることができる円形凹部を備え、この円
形凹部の内部に、いじり防止ねじの円形頭部に形成され
たものと雄雌の関係で対応する形状の複数の扇形突起が
形成された構成からなるものである。
易に回転させることができず、従って第三者によって容
易に回転される惧れのない、特殊ボルトおよび特殊ナッ
ト、さらにはそれらの特殊ボルトおよび特殊ナットによ
って構成された締結装置が提案されている(特開平11
−270529号公報)。
にねじ溝が設けられた軸部の反対側の端部に、軸部から
離れている先端側になるにつれて順次外径が小さくなっ
た円錐台形状の頭部が、軸部と同心状態で設けられてお
り、この頭部の先端側部分に、それぞれコーナー部が円
弧状に構成された断面正五角形状の係合凹部が、頭部の
先端面に開口した状態で設けられると共に、その係合凹
部内に、先端側になるにつれて順次外径が小さくなった
円錐台形状の突起部が設けられた構成からなるものであ
る。
は、その頭部が先端側になるにつれて順次小径の円錐台
形状になっているために、レンチ、スパナ等の通常の工
具を係合させようとしても、頭部に係合することなく、
容易に先端側に抜けることになる。すなわち、第三者に
対するいじり防止効果を有効に発揮させることができる
ものである。
させることができる特殊工具は、六角柱状の工具本体部
と、この工具本体部の一方の端部に設けられたヘッド部
とを有しており、ヘッド部は、特殊ボルトの頭部におけ
る係合凹部の内周面に整合した外周面を有する正五角形
柱状をしており、その軸心部には、特殊ボルトの頭部に
おける突起部に嵌合し得る内径を有する貫通孔が設けら
れ、この貫通孔は特殊工具の全長にわたって一定の内径
を有しており、工具本体部は軸心部も貫通している構成
からなるものである。従って、この特殊工具はヘッド部
を特殊ボルトの係合凹部内に嵌合させることができ、こ
れにより特殊ボルトを容易に回転させることができる。
ドライバービットの組合せは、ねじ頭部に十字溝が設け
られ、この十字溝はそれぞれ開口端縁部よりねじ頸部の
中心部に指向して、それぞれ一定の傾斜部が延在形成さ
れると共に、その底部において緩傾斜のほぼ円錐底面が
形成された構成からなる。一方、従来のドライバービッ
トは、前記ねじの十字溝に嵌合する先端翼部をそれぞれ
備えると共に、前記十字溝の開口端縁部よりねじ頸部の
中心部に指向して延在形成された傾斜部の形状に適合す
るように、それぞれ延在させた突出部を形成した構成か
らなる。
イバービットの組合せによれば、ドライバービットの各
先端翼部に形成されたテーパ側壁部が、ねじの十字溝に
形成されたテーパ側壁部に当接係合するため、前記ドラ
イバービットを、所定の方向に回動させると、前記ドラ
イバービットと十字溝との接触状態が、全面的にテーパ
接触となるため、ドライバービットの先端は前記十字溝
の傾斜部の傾斜面に沿って外方へ飛び出そうとする、所
謂カムアウト現象が生じる。従って、このカムアウト現
象に伴って、ねじの十字溝の開口端縁部が破損するばか
りでなく、この破損の拡大によりさらにカムアウト現象
が頻繁となって、ねじ締め作業が不可能となる等の難点
がある。
ねじ頭部に十字溝からなるビット嵌合溝を設け、このビ
ット嵌合溝の端縁部よりねじ頸部の中心部に指向して所
要の傾斜部を形成すると共にその交差中心部においてほ
ぼ円錐底面を形成したねじにおいて、前記ビット嵌合溝
のそれぞれ傾斜部の中位部に、断面においてほぼ直角の
段部を設け、この段部にドライバービットの一部を係合
するように構成することにより、ドライバービットのカ
ムアウト現象を確実に防止し得ると共に、ねじの強度を
高めてその破損を著しく低減することができ、しかもね
じに対するバランスのとれたトルク伝達を達成すること
ができる新規なねじの開発に成功した(特開平9−17
7743号公報、特開平11−236910号公報、特
開平11−311226号公報、特開2000−108
043号公報等)。
ねじのビット嵌合溝の中位部に形成した段部に係合する
ほぼ直角の端縁部を有する翼部をそれぞれ設けると共
に、前記各翼部には、先端部を前記段部より延在する前
記溝部の形状に適合するようにそれぞれ延在させた突出
部を形成することにより、前記ねじのビット嵌合溝に最
も適合した構成とすることができた。
ービットの組合せによれば、特に小型および軽量の精密
機器用ねじに適用する場合、ビット嵌合溝の形成をねじ
強度を低下させることなく容易に行うことができると共
に、ドライバービットのカムアウト現象を確実に防止
し、しかもねじに対するバランスのとれたトルク伝達を
行って、常に適正かつ安全なねじ締め作業を達成できる
ことが判った。
来のいじり防止ねじは、従来の一般的なねじとドライバ
ーの組合せと比較して、ねじ頭部の係合部およびこれに
係合するドライバーのビット先端部のそれぞれ構成にお
いて、極めて複雑かつ特殊な形状を有するものであるか
ら、これらのねじおよびドライバービットの製造に際し
ては、多くの手間を要するばかりでなく、製造コストも
増大する等の問題を生じる。また、従来のいじり防止ね
じとドライバービットの組合せにおいては、前述したよ
うなカムアウト現象に対する考慮が全くなされていない
ため、一般的なドライバーの使用によるいじり防止ねじ
のいじり防止には有効であっても、提案されたいじり防
止ねじとドライバーの組合せによるねじの締付けおよび
取外し作業に際しては、カムアウトすることなく円滑に
達成することについての保証はなく、むしろカムアウト
現象を生じ易い形状となる難点がある。
を重ねた結果、ねじ頭部に十字溝等からなるビット嵌合
溝を設け、このビット嵌合溝の開口端縁部よりねじ頸部
の中心部に指向して所要の傾斜角度からなる傾斜部を形
成すると共に、前記傾斜部の中位部にそれぞれ断面にお
いてほぼ直角な段部を設け、前記傾斜部の交差中心部に
おいてほぼ円錐状の底面を形成したねじを構成し、この
ねじのビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記
段部を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐
台形穴部を形成してなる、いじり防止ねじを構成するこ
とにより、従来の一般的なプラス型ドライバーでは、前
記逆円錐台形穴部の存在により、ねじの締付けおよび取
外し作業を確実に阻止することができる新規ないじり防
止ねじを得ることに成功した。
対しては、前記いじり防止ねじのビット嵌合溝の傾斜部
の中位部に形成した段部に係合するほぼ直角な端縁部を
有する翼部をそれぞれ設けると共に、前記各翼部の先端
部を前記段部よりねじ頸部の中心部に指向して延在する
逆円錐台形穴部ないし傾斜部の形状に適合するようにそ
れぞれ延在させた突出部を形成してなる、ドライバービ
ットを構成することにより、前記いじり防止ねじの締付
けおよび取外し作業に際し、ねじのビット嵌合溝からカ
ムアウト現象を全く生じることなく、簡便かつ迅速にし
て容易かつ確実に達成することができることを突き止め
た。
を製造するに際しては、ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁
部に垂直ないし凹んだ壁部と段部とを形成するためのほ
ぼ直角な端縁部を有する突起片をそれぞれ備え、前記ビ
ット嵌合溝の中心部における逆円錐台形穴部ないし傾斜
部を形成すると共に、ほぼ円錐状の底面を形成するため
の円錐突部を設けてなる、ヘッダーパンチを構成するこ
とにより、前述したいじり防止ねじの製造を簡便かつ容
易にしかも低コストに達成することができることを突き
止めた。
しては、前記ねじのビット嵌合溝の開口端縁部を最大直
径とし、前記段部を残し前記傾斜部と連接して前記底面
に至る逆円錐台形穴部を形成し、さらに前記底面の中心
部よりビット嵌合溝の前記段部より上方位置まで突出す
る突起部を設けた構成とすることにより、従来の一般的
なプラス型ドライバーおよびマイナス型ドライバーによ
っても、前記逆円錐台形穴部と突起部との存在により、
ねじの締付けおよび取外し作業を確実に阻止することが
できることが確認された。
ドライバービットとしては、前記各翼部の先端部を前記
段部よりねじ頸部の中心部に指向して延在する逆円錐台
形穴部ないし傾斜部の形状に適合するようにそれぞれ延
在させた突出部を形成すると共に、前記突出部の先端中
央に前記突起部を案内挿通する凹部を設けた構成とする
ことにより、前記いじり防止ねじの締付けおよび取外し
作業に際し、ねじのビット嵌合溝からカムアウト現象を
全く生じることなく、簡便かつ迅速にして容易かつ確実
に達成することができることが確認された。
ッダーパンチとしては、前記ビット嵌合溝の中心部にお
ける逆円錐台形穴部ないし傾斜部を形成すると共に、ほ
ぼ円錐状の底面を形成するための円錐突部を設け、さら
に前記円錐突部の先端中央に突起部を形成するための孔
部を設けた構成とすることにより、前記いじり防止ねじ
の製造を簡便かつ容易にしかも低コストに達成すること
ができることが確認された。
ねじの構造を基礎として、ビット嵌合溝の形状を改善す
ることにより、簡単な構成で従来の一般的なドライバー
による結合を防止してねじ締め作業を確実に阻止するこ
とができるいじり防止ねじと、従来のドライバービット
の構造を基礎として、ビット先端部の形状を改善するこ
とにより、前記いじり防止ねじとの結合を簡便かつ迅速
に達成し得ると共に、ねじ締め作業に際してのカムアウ
ト現象を確実に防止することができるドライバービット
と、前記いじり防止ねじを簡便かつ容易にして、しかも
低コストに製造することができる、いじり防止ねじ製造
用ヘッダーパンチを提供することにある。
め、本発明に係るいじり防止ねじは、ねじ頭部にビット
嵌合溝を設け、このビット嵌合溝の開口端縁部よりねじ
頸部の中心部に指向して所要の傾斜角度からなる傾斜部
を形成すると共に、前記傾斜部の中位部にそれぞれ断面
においてほぼ直角な段部を設け、前記傾斜部の交差中心
部においてほぼ円錐状の底面を形成したねじからなり、
前記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段
部を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台
形穴部を形成したことを特徴とする。
記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段部
を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台形
穴部を形成すると共に、前記底面の中心部よりビット嵌
合溝の前記段部より上方位置まで突出する突起部を設け
たことを特徴とする。
ト嵌合溝の開口端縁部より底面に至る逆円錐台形穴部な
いし傾斜部は、ねじ軸に対し約20〜30°の傾斜角度
に形成した構成とすることができる。
に設ける前記段部は、それぞれ所定深さに亘って垂直面
より内方に凹んだ壁部を形成することができる。そし
て、前記ビット嵌合溝の前記段部に形成した壁部は、断
面においてほぼ“く”の字状に凹んだ構成とすることが
できる。
心部から三方向に分岐した三方溝として構成することが
できる。
中心部から半径方向外方に指向して、溝幅をほぼ末広が
り状の溝として形成し、隣接する各溝の対向する側壁部
の開口角度が直角より若干鋭角となるように構成するこ
とができる。
サラ型の形状からなる構成とすることができる。
ト嵌合溝を設け、このビット嵌合溝の開口端縁部よりね
じ頸部の中心部に指向して所要の傾斜角度からなる傾斜
部を形成すると共に、前記傾斜部の中位部にそれぞれ断
面においてほぼ直角な段部を設け、前記傾斜部の交差中
心部においてほぼ円錐底面を形成したねじからなり、前
記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段部
を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台形
穴部を形成したことを特徴とするいじり防止ねじと、前
記いじり防止ねじのビット嵌合溝の傾斜部の中位部に形
成した段部に係合するほぼ直角な端縁部を有する翼部を
それぞれ設けると共に、前記各翼部の先端部を前記段部
よりねじ頸部の中心部に指向して延在する逆円錐台形穴
部ないし傾斜部の形状に適合するようにそれぞれ延在さ
せた突出部を形成したことを特徴とするドライバービッ
トとを組合せた構成とすることができる。
ト嵌合溝を設け、このビット嵌合溝の開口端縁部よりね
じ頸部の中心部に指向して所要の傾斜角度からなる傾斜
部を形成すると共に、前記傾斜部の中位部にそれぞれ断
面においてほぼ直角な段部を設け、前記傾斜部の交差中
心部においてほぼ円錐底面を形成したねじからなり、前
記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段部
を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台形
穴部を形成すると共に、前記底面の中心部よりビット嵌
合溝の前記段部より上方位置まで突出する突起部を設け
たことを特徴とするいじり防止ねじと、前記いじり防止
ねじのビット嵌合溝の傾斜部の中位部に形成した段部に
係合するほぼ直角な端縁部を有する翼部をそれぞれ設け
ると共に、前記各翼部の先端部を前記段部よりねじ頸部
の中心部に指向して延在する逆円錐台形穴部ないし傾斜
部の形状に適合するようにそれぞれ延在させた突出部を
形成し、さらに前記突出部の先端中央に前記突起部を案
内挿通する凹部を設けたことを特徴とするドライバービ
ットとを組合せた構成とすることができる。
との組合せにおいて、前記ドライバービットのビット先
端における突出部は、ビット軸に対し約20〜30°の
傾斜角度に形成した構成とすることができる。
ット嵌合溝の端縁部に垂直ないし凹んだ壁部と段部とを
形成するためのほぼ直角な端縁部を有する突起片をそれ
ぞれ備え、前記ビット嵌合溝の中心部における逆円錐台
形穴部ないし傾斜部を形成すると共に、ほぼ円錐状の底
面を形成するための円錐突部を設けたことを特徴とする
ヘッダーパンチにより、前記いじり防止ねじを製造する
ことができる。
ット嵌合溝の端縁部に垂直ないし凹んだ壁部と段部とを
形成するためのほぼ直角な端縁部を有する突起片をそれ
ぞれ備え、前記ビット嵌合溝の中心部における逆円錐台
形穴部ないし傾斜部を形成すると共に、ほぼ円錐状の底
面を形成するための円錐突部を設け、さらに前記円錐突
部の先端中央に突起部を形成するための孔部を設けたこ
とを特徴とするヘッダーパンチにより、前記いじり防止
ねじを製造することができる。
じ及びドライバービットとの組合せ並びにいじり防止ね
じ製造用ヘッダーパンチに関するそれぞれ実施例につ
き、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
発明に係るいじり防止ねじの一実施例を示すものであ
る。すなわち、図1および図2において、参照符号10
Aは本発明に係るいじり防止ねじを示し、このいじり防
止ねじ10Aの頭部10aは、ナベ型に形成され、その
頂部中央にはビット嵌合溝12が設けられている。な
お、このビット嵌合溝12は、ねじ頭部10aの中心部
において、プラス(+)状に直交する十字溝として構成
されている。
JIS(日本工業規格)に基づく開口部寸法(m)と溝
底部寸法(g)とによって形成されている(図1参
照)。すなわち、ビット嵌合溝12の開口端縁部より所
要の深さまで、ねじ軸に対し約20〜30°(例えば、
26°30′)の傾斜角度βを有する傾斜部15を形成
し、この傾斜部15の下縁部よりねじ頭部10aの中心
部に指向して、ねじ軸と直角となる水平面に対し約15
〜35°の緩傾斜角度αからなるほぼ円錐状の底面13
を形成した構成からなる。
Aにおいては、図1に示すように、前記ビット嵌合溝1
2の開口端縁部12aにおいて所定深さに亘ってほぼ垂
直(実線で示す)ないしは垂直面より内方にそれぞれ断
面においてほぼ“く”の字状に凹んだ(破線で示す)壁
部12bを形成し、この壁部12bの下縁部12b′よ
りほぼ水平に延在する段部14を設ける。さらに、この
段部14の端縁部14aからねじ頸部10bの中心部に
指向して前述した傾斜部15がそれぞれ形成されると共
に、その底部において前述したほぼ円錐状の底面13が
形成される。
においては、図1および図2に示すように、前記ビット
嵌合溝12の開口端縁部12aを最大直径とし、前記段
部14を残して、前記傾斜部15と連接し前記底面13
に至る逆円錐台形穴部16を形成することを特徴とす
る。
ねじ14Aにおいては、図1および図2に示すように、
それぞれ隣接するビット嵌合溝12において、それぞれ
適宜の抜きテーパを有するほぼ垂直な前記段部14の側
壁部14bが形成される。従って、この段部14の側壁
部14bは、後述するドライバービット20の翼部22
の側壁部22bと当接係合して、円滑なねじ締め作業を
達成することができるものである。
じり防止ねじ14Aによれば、ねじ頭部10aのビット
嵌合溝12の端縁部に、ほぼ垂直(実線で示す)ないし
は凹んだ(破線で示す)壁部12bと段部14とを設け
ると共に、前記ビット嵌合溝12の開口端縁部12aよ
り前記段部14を残し前記傾斜部15と連接して前記底
面13に至る逆円錐台形穴部16を形成することによ
り、従来のプラス型ドライバーとの結合に際しては、前
記逆円錐台形穴部16内において空転させられ、その結
合を阻止していじり防止効果を有効に発揮することがで
きる。
実施例のいじり防止ねじ14Aにおいては、図3および
図4に示すように、前記ビット嵌合溝12の開口端縁部
12aより前記段部14を残し前記傾斜部15と連接し
て前記底面13に至る逆円錐台形穴部16を形成すると
共に、前記底面13の中心部よりビット嵌合溝12の段
部14より上方位置まで突出する突起部18を設けた構
成からなるいじり防止ねじ14A′とすることができ
る。その他の構成は、前記図1および図2に示す実施例
のいじり防止ねじ14Aと同じであり、同一の構成部分
には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略す
る。
止ねじ14A′によれば、前記逆円錐台形穴部16の底
面13の中心部よりビット嵌合溝12の段部14より上
方位置まで突出する突起部18を形成することにより、
従来のマイナス型ドライバーとの結合に際しては、前記
段部14への嵌合が阻止されて、前記逆円錐台形穴部1
6内において空転させられ、前記と同様にしていじり防
止効果を有効に発揮することができる。
いじり防止ねじの別の実施例を示すものである。すなわ
ち、図5において、本実施例のいじり防止ねじ10B
は、ねじ頭部10aを、サラ型に形成したものである。
そして、本実施例のいじり防止ねじ10Bのねじ頭部1
0aに設けたビット嵌合溝12の構成は、前述した図1
および図2に示す実施例のいじり防止ねじ10Aのねじ
頭部10a(ナベ型に形成したもの)に設けたビット嵌
合溝12と同一である。そこで、同一の構成部分には同
一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。従
って、本実施例のいじり防止ねじ10Bにおいても、前
記実施例のいじり防止ねじ10Aと全く同様の作用およ
び効果を発揮させることができる。
図5に示すいじり防止ねじ10Bについて、前述した実
施例1の図3および図4に示す構成と同様に、前記ビッ
ト嵌合溝12の底面13に至る逆円錐台形穴部16を形
成すると共に、前記底面13の中心部よりビット嵌合溝
12の段部14より上方位置まで突出する突起部18を
設けた構成からなるいじり防止ねじ14B′を示すもの
である。その他の構成は、前記図5に示す実施例のいじ
り防止ねじ14Bと同じであり、同一の構成部分には同
一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。従
って、このように構成したいじり防止ねじ14B′にお
いても、前記実施例1のいじり防止ねじ14A′と全く
同様の作用および効果を発揮させることができる。
いじり防止ねじのさらに別の実施例を示すものであっ
て、ねじ頭部10aに形成するビット嵌合溝12の変形
例を示すものである。なお、説明の便宜上、前記図1お
よび図2に示す実施例のいじり防止ねじ10Aと、同一
の構成部分については同一の参照符号を付して、その詳
細な説明は省略する。すなわち、図4において、本実施
例のいじり防止ねじ10Cは、ビット嵌合溝12の相対
する段部14の側壁部14bにおいて、ねじ頭部10a
の中心部から半径方向外方に指向して、溝幅がほぼ末広
がり状の溝部14cとなるように構成したものである。
その他の構成は、基本的に前記図1および図2に示す実
施例のいじり防止ねじ10Aと同じである。
によれば、前記末広がり状の溝部14cを形成すること
により、隣接する各溝の対向する側壁部14bの開口角
度γを直角(90°)より若干鋭角となるように設定し
て、後述するドライバービット20との組合せにおい
て、前述した実施例と同様に、いじり防止ねじ10Cの
ビット嵌合溝12からのカムアウト現象を有効に防止す
ることができる。
図7に示すいじり防止ねじ10Cについて、前述した実
施例2の図6に示す構成と同様に、前記ビット嵌合溝1
2の底面13に至る逆円錐台形穴部16を形成すると共
に、前記底面13の中心部よりビット嵌合溝12の段部
14より上方位置まで突出する突起部18を設けた構成
からなるいじり防止ねじ14C′を示すものである。そ
の他の構成は、前記図7に示す実施例のいじり防止ねじ
14Cと同じであり、同一の構成部分には同一の参照符
号を付して、その詳細な説明は省略する。従って、この
ように構成したいじり防止ねじ14C′においても、前
記実施例1のいじり防止ねじ14A′と全く同様の作用
および効果を発揮させることができる。
いじり防止ねじのねじ頭部10aに形成するビット嵌合
溝12のさらに別の変形例を示すものである。なお、説
明の便宜上、前記図1および図2に示す実施例のいじり
防止ねじ10Aと、同一の構成部分については同一の参
照符号を付して、その詳細な説明は省略する。すなわ
ち、図5において、本実施例のいじり防止ねじ10D
は、前記図1および図2に示す実施例のいじり防止ねじ
10Aにおけるビット嵌合溝12の十字溝に代えて、ね
じ頭部10aの中心部から三方向に分岐した三方溝から
なるビット嵌合溝12′を構成したものである。
構成においては、前述した図1および図2に示す実施例
のいじり防止ねじ10Aのビット嵌合溝12と基本的に
同じであり、単に溝数が相違するだけで、その内部構成
は全く同じである。従って、このように構成した本実施
例のいじり防止ねじ10Dに対しては、従来のプラス型
ドライバーやマイナス型ドライバーの変形や改造も困難
となり、より一層いじり防止効果を高めることが可能と
なる利点がある。
は、図9に示すいじり防止ねじ10Dについて、前述し
た実施例2の図6に示す構成と同様に、前記ビット嵌合
溝12の底面13に至る逆円錐台形穴部16を形成する
と共に、前記底面13の中心部よりビット嵌合溝12の
段部14より上方位置まで突出する突起部18を設けた
構成からなるいじり防止ねじ14D′を示すものであ
る。その他の構成は、前記図9に示す実施例のいじり防
止ねじ14Dと同じであり、同一の構成部分には同一の
参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。従っ
て、このように構成したいじり防止ねじ14D′におい
ても、前記実施例1のいじり防止ねじ14A′と全く同
様の作用および効果を発揮させることができる。
好適な実施例についてそれぞれ説明したが、本発明に係
るいじり防止ねじ10のビット嵌合溝12は、従来より
公知のJIS(日本工業規格)に基づく開口部寸法
(m)と溝底部寸法(g)とに基づくものであり、ビッ
ト嵌合溝12の中位部にそれぞれ断面においてほぼ直角
の段部14を設け、前記ビット嵌合溝12の開口端縁部
12aを最大直径とし、前記段部14を残し傾斜部15
と連接して底面13に至る逆円錐台形穴部16を形成す
ることにより、従来のプラス型ドライバーのビット先端
部との結合を確実に阻止し、いじり防止効果を十分に発
揮させることができる。さらに、前記逆円錐台形穴部1
6を形成すると共に、前記底面13の中心部よりビット
嵌合溝12の前記段部14より上方位置まで突出する突
起部18を設けることによって、従来のプラス型ドライ
バーのみならずマイナス型ドライバーのビット先端部と
の結合をも確実に阻止し、いじり防止効果をより有効に
発揮させることができる。
は、後述する構成からなるドライバービット20を適用
することにより、ドライバービット20がいじり防止ね
じ10に対して、ビット嵌合溝12の中位部にそれぞれ
断面においてほぼ直角に形成した段部14の側壁部14
bと係合して、回転駆動力を与えるのに十分な面積(以
下、駆動面積という)を保持することができると共に、
ドライバービット20のカムアウト現象を確実に防止
し、いじり防止ねじ10に対するバランスのとれたトル
ク伝達を達成して、適正なねじ締め作業を行うことがで
きる。
斜部15の傾斜角度βの設定が、ねじ頭部10aをナベ
型(図2参照)およびサラ型(図3参照)に形成したい
じり防止ねじ10A、10Bにおいて、ビット嵌合溝1
2の形成に際して、ねじ頭部10aとねじ頸部10bと
の境界部の肉厚を、適正に保持することができるため、
ねじ締め作業に際してのねじの強度を十分に高めること
ができる利点を有している。また、このような形状から
なるビット嵌合溝12は、後述するヘッダーパンチ30
により簡便かつ容易に形成することができる。
の(a)、(b)は、本発明に係るいじり防止ねじ10
A、10Bに適用するドライバービット20の一実施例
を示すものである。本実施例に係るドライバービット2
0は、前記いじり防止ねじ10A、10Bのビット嵌合
溝12に嵌合し、このビット嵌合溝12の端縁部に形成
したほぼ垂直(実線で示す)ないしは凹んだ(破線で示
す)壁部12bに対応し、かつ前記段部14に係合する
ように、ほぼ直角に延在する端縁部22aを有する翼部
22をそれぞれ備える。また、本実施例のドライバービ
ット20は、前記各翼部22の先端部を前記ビット嵌合
溝12の段部14の端縁部14aよりねじ頸部10bの
中心部に指向して延在形成された逆円錐台形穴部16な
いし傾斜部15の形状に適合するように、それぞれ延在
させた突出部24が形成される。
イバービット20においては、図11および図12の
(a)、(b)に示すように、前記各翼部22ないし突
出部24の両側面に形成される多少のテーパは許容し得
るほぼ垂直な側壁部22bが形成される。従って、この
翼部22の側壁部22bは、前記いじり防止ねじ10
A、10Bの段部14の側壁部14bと当接係合して、
円滑なねじ締め作業を達成することができると共に、カ
ムアウト現象を容易かつ確実に防止することができる。
および図14の(a)、(b)は、本発明に係るいじり
防止ねじ10A′、10B′に適用するドライバービッ
ト20′の変形例を示すものである。すなわち、本実施
例においては、前記突出部24の先端中央に、前記ビッ
ト嵌合溝12に設けられた突起部18を案内挿通し得る
凹部26を形成したことを特徴とするものである。その
他の構成は、前述した図11および図12の(a)、
(b)に示すドライバービット20の構成と同じであ
り、従って、同一の構成部分には同一の参照符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
ドライバービットとの結合例1 図15は、本発明に係るいじり防止ねじ10A(10
B)と本実施例のドライバービット20〔図11、図1
2の(a)、(b)参照〕との結合状態を示す要部断面
側面図である。すなわち、図15から明らかなように、
ドライバービット20の翼部22に形成した端縁部22
aおよび突出部24が、いじり防止ねじ10A(10
B)のビット嵌合溝12に設けた段部14にそれぞれ係
合ないし嵌合し、さらにドライバービット20の前記翼
部22の側壁部22bが、いじり防止ねじ10A(10
B)の前記段部の側壁部14bに当接して、ドライバー
ビット20を回動することにより、いじり防止ねじ10
に対して所定のトルク伝達を行い、適正なねじ締め作業
を達成することができる。
ドライバービットとの結合例2 図16は、本発明に係るいじり防止ねじ10A′(10
B′)と本実施例のドライバービット20′〔図13、
図14の(a)、(b)参照〕との結合状態を示す要部
断面側面図である。すなわち、図16から明らかなよう
に、ドライバービット20′の翼部22に形成した端縁
部22aおよび突出部24の先端中央に設けた凹部26
が、いじり防止ねじ10A′(10B′)のビット嵌合
溝12に設けた段部14および突起部18にそれぞれ係
合ないし嵌合し、さらにドライバービット20の前記翼
部22の側壁部22bが、いじり防止ねじ10A′(1
0B′)の前記段部の側壁部14bに当接して、ドライ
バービット20′を回動することにより、いじり防止ね
じ10A′(10B′)に対して所定のトルク伝達を行
い、適正なねじ締め作業を達成することができる。
よるいじり防止ねじ10A、10Bと前記ドライバービ
ット20との組合せ(図15参照)、およびいじり防止
ねじ10A′、10B′と前記ドライバービット20′
との組合せ(図16参照)において、いじり防止ねじ1
0A、10Bおよび10A′、10B′のビット嵌合溝
12の端縁部の壁部12bを凹んだ状態に形成した(破
線で示す)場合には、ドライバービット20および2
0′との結合に際し、その垂直面より凹んだ部分が常に
空隙部Gとして存在することから、ビット嵌合溝12内
へ塵埃や異物等を押し込むことができ、これによりドラ
イバービット20および20′のビット先端部と、いじ
り防止ねじ10A、10Bおよび10A′、10B′の
ビット嵌合溝12との係合ないし嵌合を、常に容易かつ
確実となる利点が得られる(図1ないし図10参照)。
よるいじり防止ねじ10Cおよび10C′、10Dおよ
び10D′にそれぞれ適応するドライバービット20お
よび20′としては、前記いじり防止ねじ10Cおよび
10C′、10Dおよび10D′のビット嵌合溝12の
形状にそれぞれ適合するように、各翼部22ないし突出
部24を適宜設計変更することにより、ドライバービッ
ト20および20′との適正な結合ないし係合を達成す
ることができる。
1 図17は、本発明に係るいじり防止ねじ10A(10
B)と従来のプラス型ドライバー28との結合について
示した要部断面側面図である。すなわち、図17から明
らかなように、プラス型ドライバー28のビット先端部
28aは、いじり防止ねじ10A(10B)のビット嵌
合溝12に設けられた逆円錐台形穴部16に遊嵌するの
みであり、その係合は阻止され、いじり防止効果が発揮
される。
2 図18は、本発明に係るいじり防止ねじ10A′(10
B′)と従来のプラス型ドライバー28との結合につい
て示した要部断面側面図である。すなわち、図18から
明らかなように、プラス型ドライバー28のビット先端
部28aは、いじり防止ねじ10A′(10B′)のビ
ット嵌合溝12に設けられた逆円錐台形穴部16に遊嵌
すると共に突起部18に突き当たり、係合が阻止されて
いじり防止効果が発揮される。この場合、プラス型ドラ
イバー28において、前記ビット先端部28aに前記い
じり防止ねじ10A′(10B′)の突起部18を案内
挿通し得る凹部を形成したとしても、前記ビット嵌合溝
12に設けた段部14との係合は不可能であり、いじり
防止効果を維持することができる。
例3 図19は、本発明に係るいじり防止ねじ10A′(10
B′)と従来のマイナス型ドライバー29との結合につ
いて示した要部断面側面図である。すなわち、図19か
ら明らかなように、マイナス型ドライバー29のビット
先端部29aは、いじり防止ねじ10A′(10B′)
のビット嵌合溝12に設けられた段部14と係合させよ
うとした場合、突起部18に突き当たり、係合が阻止さ
れていじり防止効果が発揮される。そして、この場合、
マイナス型ドライバー29において、前記ビット先端部
29aに前記いじり防止ねじ10A′(10B′)の突
起部18を案内挿通し得る切欠部を形成して、前記ビッ
ト嵌合溝12に設けた段部14と係合可能であっても、
ビット先端部29aの強度が損なわれて、回動する際に
はビット先端部29aが破損してしまい、結局いじり防
止ねじ10A′(10B′)との係合が阻止されていじ
り防止効果を維持することができる。
図20および図21の(a)、(b)は、前記図1およ
び図2に示す実施例1のいじり防止ねじ10Aを製造す
るためのヘッダーパンチ30の一実施例を示すものであ
る。本実施例に係るヘッダーパンチ30は、図1に示す
いじり防止ねじ10Aのねじ頭部10aおよびそのビッ
ト嵌合溝12を押し抜き成形加工するものである。そし
て、本実施例のヘッダーパンチ30は、ねじ頭部10a
の前記ビット嵌合溝12の端縁部に垂直ないしは凹んだ
壁部12bと段部14とを形成するためのほぼ直角な端
縁部34aを有する突起片34をそれぞれ備え、前記ビ
ット嵌合溝12においてその中心部における逆円錐台形
穴部16ないし傾斜部15を形成すると共にほぼ円錐状
の底面13を形成するための円錐突部36が設けられ
る。
係るヘッダーパンチ30を使用して、いじり防止ねじ1
0Aのねじ頭部10aにおけるビット嵌合溝12を押し
抜き成形加工する場合には、前記ヘッダーパンチ30の
突起片34が、いじり防止ねじ10を形成する金属線材
のねじ頭部形成部分にパンチングさせることにより、そ
の衝撃によってビット嵌合溝12を形成する金属線材の
一部が、圧縮ないし伸長変位することによって、前記ビ
ット嵌合溝12の端縁部において前述した通りの垂直な
いしは凹んだ壁部12bと段部14とを同時にかつ容易
に成形加工することができる。
構成例1b)図22および図23の(a)、(b)は、
前記図3および図4に示す実施例1のいじり防止ねじ1
0A′を製造するためのヘッダーパンチ30′の変形例
を示すものである。すなわち、本実施例においては、前
記円錐突部36の先端中央に、前記ビット嵌合溝12の
突起部18を形成するための孔部38を設けたことを特
徴とするものである。その他の構成は、前述した図20
および図21の(a)、(b)に示すヘッダーパンチ3
0の構成と同じであり、同一の構成部分には同一の参照
符号を付して、その詳細な説明は省略する。
じ10Bおよび10B′、10Cおよび10C′、10
Dおよび10D′をそれぞれ製造するためのヘッダーパ
ンチ30および30′としては、前記いじり防止ねじ、
10Bおよび10B′、10Cおよび10C′、10D
および10D′のビット嵌合溝12の形状にそれぞれ適
合するように、各突起片34を適宜設計変更することに
より、それぞれいじり防止ねじの製造を容易に達成する
ことができる。
適な実施例についてそれぞれ説明したが、本発明に係る
いじり防止ねじは、従来の一般的なねじの構造を基礎と
して、ビット嵌合溝の形状を改善することにより、簡単
な構成で従来の一般的なドライバーによる結合を防止し
て、ねじ締め作業を確実に阻止することができるいじり
防止ねじを容易に得ることができる。従って、本発明に
係るいじり防止ねじは、比較的簡単な構成からなるヘッ
ダーパンチを使用して、容易かつ低コストに製造するこ
とができる。
ドライバービットは、従来のドライバービットの構造を
基礎として、ビット先端部の形状を改善することによ
り、前記いじり防止ねじとの結合を簡便かつ迅速に達成
し得ると共に、ねじ締め作業に際してのカムアウト現象
を確実に防止することができる。
頭部をナベ型に構成したいじり防止ねじの要部断面側面
図である。
平面図である。
例を示す要部断面側面図である。
平面図である。
て頭部をサラ型に構成したいじり防止ねじの要部断面側
面図である。
例を示す要部断面側面図である。
別の実施例を示すいじり防止ねじの頭部平面図である。
例を示すいじり防止ねじの頭部平面図である。
さらに別の実施例を示すいじり防止ねじの頭部平面図で
ある。
形例を示すいじり防止ねじの頭部平面図である。
合するビット先端部を備えた本発明に係るドライバービ
ットの一実施例を示す要部拡大側面図である。
ービットのXII−XII線要部断面図、(b)は図11に
示す本発明に係るドライバービットのビット先端部の端
面図である。
合するビット先端部を備えた本発明に係るドライバービ
ットの変形例を示す要部拡大側面図である。
ービットのXIV−XIV線要部断面図、(b)は図13に
示す本発明に係るドライバービットのビット先端部の端
面図である。
と図1に示す本発明に係るいじり防止ねじとの結合状態
を示す要部断面側面図である。
と図3に示す本発明に係るいじり防止ねじとの結合状態
を示す要部断面側面図である。
す本発明に係るいじり防止ねじとの結合について示す要
部断面側面図である。
す本発明に係るいじり防止ねじとの結合について示す要
部断面側面図である。
示す本発明に係るいじり防止ねじとの結合について示す
要部断面側面図である。
部およびビット嵌合溝を成形するための本発明に係るい
じり防止ねじ製造用ヘッダーパンチの要部側面図であ
る。
パンチのXXI−XXI線要部断面図、(b)は図20
に示す本発明に係るヘッダーパンチの先端側の端面図で
ある。
部およびビット嵌合溝を成形するための本発明に係るい
じり防止ねじ製造用ヘッダーパンチの要部側面図であ
る。
パンチのXXIII −XXIII 線要部断面図、(b)は図
22に示す本発明に係るヘッダーパンチの先端側の端面
図である。
型) 10D、10D′ いじり防止ねじ(三方溝型) 10a ねじ頭部 10b ねじ頸部 12 ビット嵌合溝(十字溝) 12′ ビット嵌合溝(三方溝) 12a 開口端縁部 12b 垂直ないし凹んだ壁部 12b′ 壁部の下縁部 13 底面 14 段部 14a 段部の端縁部 14b 段部の側壁部 14c 末広がり状の溝部 15 傾斜部 16 逆円錐台形穴部 18 突起部 20、20′ ドライバービット 22 翼部 22a 端縁部 22b 翼部の側壁部 24 突出部 26 凹部 28 プラス型ドライバー 28a ビット先端部 29 マイナス型ドライバー 29a ビット先端部 30、30′ ヘッダーパンチ 34 突起片 34a 端縁部 36 円錐突部 38 孔部
Claims (13)
- 【請求項1】 ねじ頭部にビット嵌合溝を設け、このビ
ット嵌合溝の開口端縁部よりねじ頸部の中心部に指向し
て所要の傾斜角度からなる傾斜部を形成すると共に、前
記傾斜部の中位部にそれぞれ断面においてほぼ直角な段
部を設け、前記傾斜部の交差中心部においてほぼ円錐状
の底面を形成したねじからなり、 前記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段
部を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台
形穴部を形成することを特徴とするいじり防止ねじ。 - 【請求項2】 ねじ頭部にビット嵌合溝を設け、このビ
ット嵌合溝の開口端縁部よりねじ頸部の中心部に指向し
て所要の傾斜角度からなる傾斜部を形成すると共に、前
記傾斜部の中位部にそれぞれ断面においてほぼ直角な段
部を設け、前記傾斜部の交差中心部においてほぼ円錐状
の底面を形成したねじからなり、 前記ビット嵌合溝の開口端縁部を最大直径とし、前記段
部を残し前記傾斜部と連接して前記底面に至る逆円錐台
形穴部を形成すると共に、前記底面の中心部よりビット
嵌合溝の前記段部より上方位置まで突出する突起部を設
けたことを特徴とするいじり防止ねじ。 - 【請求項3】 前記ビット嵌合溝の開口端縁部より底面
に至る逆円錐台形穴部ないし傾斜部は、ねじ軸に対し約
20〜30°の傾斜角度に形成したことを特徴とする請
求項1または2記載のいじり防止ねじ。 - 【請求項4】 前記ビット嵌合溝の傾斜部の中位部に設
ける前記段部は、それぞれ所定深さに亘って垂直面より
内方に凹んだ壁部を形成したことを特徴とする請求項1
ないし3のいずれかに記載のいじり防止ねじ。 - 【請求項5】 前記ビット嵌合溝の前記段部に形成した
壁部は、断面においてほぼ“く”の字状に凹んだ構成と
したことを特徴とする請求項4記載のいじり防止ねじ。 - 【請求項6】 前記ビット嵌合溝は、ねじ頭部の中心部
から三方向に分岐した三方溝として構成したことを特徴
とする請求項1ないし5のいずれかに記載のいじり防止
ねじ。 - 【請求項7】 前記ビット嵌合溝は、ねじ頭部の中心部
から半径方向外方に指向して、溝幅をほぼ末広がり状の
溝として形成し、隣接する各溝の対向する側壁部の開口
角度が直角より若干鋭角となるように構成したことを特
徴とする請求項1記載の1ないし6のいずれかに記載の
いじり防止ねじ。 - 【請求項8】 前記ねじ頭部を、ナベ型もしくはサラ型
からなる形状に構成したことを特徴とする請求項1ない
し7のいずれかに記載のいじり防止ねじ。 - 【請求項9】 ねじ頭部にビット嵌合溝を設け、このビ
ット嵌合溝の開口端縁部よりねじ頸部の中心部に指向し
て所要の傾斜角度からなる傾斜部を形成すると共に、前
記傾斜部の中位部にそれぞれ断面においてほぼ直角な段
部を設け、前記傾斜部の交差中心部においてほぼ円錐状
の底面を形成したねじからなり、前記ビット嵌合溝の開
口端縁部を最大直径とし、前記段部を残し前記傾斜部と
連接して前記底面に至る逆円錐台形穴部を形成したこと
を特徴とするいじり防止ねじと、 前記いじり防止ねじのビット嵌合溝の傾斜部の中位部に
形成した段部に係合するほぼ直角な端縁部を有する翼部
をそれぞれ設けると共に、前記各翼部の先端部を前記段
部よりねじ頸部の中心部に指向して延在する逆円錐台形
穴部ないし傾斜部の形状に適合するようにそれぞれ延在
させた突出部を形成したことを特徴とするドライバービ
ットとの組合せ。 - 【請求項10】 ねじ頭部にビット嵌合溝を設け、この
ビット嵌合溝の開口端縁部よりねじ頸部の中心部に指向
して所要の傾斜角度からなる傾斜部を形成すると共に、
前記傾斜部の中位部にそれぞれ断面においてほぼ直角な
段部を設け、前記傾斜部の交差中心部においてほぼ円錐
状の底面を形成したねじからなり、前記ビット嵌合溝の
開口端縁部を最大直径とし、前記段部を残し前記傾斜部
と連接して前記底面に至る逆円錐台形穴部を形成すると
共に、前記底面の中心部よりビット嵌合溝の前記段部よ
り上方位置まで突出する突起部を設けたことを特徴とす
るいじり防止ねじと、 前記いじり防止ねじのビット嵌合溝の傾斜部の中位部に
形成した段部に係合するほぼ直角な端縁部を有する翼部
をそれぞれ設けると共に、前記各翼部の先端部を前記段
部よりねじ頸部の中心部に指向して延在する逆円錐台形
穴部ないし傾斜部の形状に適合するようにそれぞれ延在
させた突出部を形成し、さらに前記突出部の先端中央に
前記突起部を案内挿通する凹部を設けたことを特徴とす
るドライバービットとの組合せ。 - 【請求項11】 前記ドライバービットのビット先端に
おける突出部は、ビット軸に対し約20〜30°の傾斜
角度に形成したことを特徴とする請求項9または10記
載のいじり防止ねじとドライバービットとの組合せ。 - 【請求項12】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部に垂
直ないし凹んだ壁部と段部とを形成するためのほぼ直角
な端縁部を有する突起片をそれぞれ備え、前記ビット嵌
合溝の中心部における逆円錐台形穴部ないし傾斜部を形
成すると共に、ほぼ円錐状の底面を形成するための円錐
突部を設けたことを特徴とする、請求項1記載のいじり
防止ねじを製造するためのヘッダーパンチ。 - 【請求項13】 ねじ頭部のビット嵌合溝の端縁部に垂
直ないし凹んだ壁部と段部とを形成するためのほぼ直角
な端縁部を有する突起片をそれぞれ備え、前記ビット嵌
合溝の中心部における逆円錐台形穴部ないし傾斜部を形
成すると共に、ほぼ円錐状の底面を形成するための円錐
突部を設け、さらに前記円錐突部の先端中央に突起部を
形成するための孔部を設けたことを特徴とする、請求項
2記載のいじり防止ねじを製造するためのヘッダーパン
チ。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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