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JP2003313743A - クッション材用織物及びクッシヨン材 - Google Patents

クッション材用織物及びクッシヨン材

Info

Publication number
JP2003313743A
JP2003313743A JP2002117478A JP2002117478A JP2003313743A JP 2003313743 A JP2003313743 A JP 2003313743A JP 2002117478 A JP2002117478 A JP 2002117478A JP 2002117478 A JP2002117478 A JP 2002117478A JP 2003313743 A JP2003313743 A JP 2003313743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fabric
yarn
elongation
woven fabric
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002117478A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Yanai
谷内  孝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
Priority to JP2002117478A priority Critical patent/JP2003313743A/ja
Publication of JP2003313743A publication Critical patent/JP2003313743A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 風合いが柔軟で長時間の使用に際しても適度
な弾発感及びクッション性を保持して、たわまず、へた
りにくく、伸長回復性及び応力保持性に非常に優れたク
ッション材用織物及びクッション材を提供すること 【解決手段】 2種以上のポリエステル成分からなり、
少なくともその一成分がポリトリメチレンテレフタレー
トである潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフィラメ
ント糸により、少なくとも経糸が構成されているクッシ
ョン材用織物であって、経糸方向において、10%伸長
下で15分保持した後の応力保持率が80%以上であ
り、織物幅が330mm以下であることを特徴とするク
ッション材用織物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子、ソファー、
ベット、ハンモック、カーシート、自動車の座席シート
の下部に面状バネ部材として用いられる布ベルト材等の
クッション材用の織物に関する。より詳細には、風合い
が柔軟で、優れた伸長回復性と応力保持性を有するため
に、耐久弾発性があり、弛みがなく、寸法安定性に富
み、体の動きにフィットして追従性に優れるとととも
に、耐磨耗性が良好なクッション材用織物に関する。
【0002】
【従来の技術】椅子、ソファー、ベット等のクッション
材には、金属スプリングやウレタンフォーム等が使用さ
れている。しかしながら、金属スプリングは、弾発耐久
性や寸法安定性には富むものの、金属特有の硬さによ
り、ソフトで快適なクッション性は得られず、座り心地
や寝心地に劣るものであった。一方、ウレタンフォーム
の場合は、初期圧縮が硬く、その後、急に沈み込むとい
う独特の圧縮特性を示す為にクッション性が乏しく、底
突感が大きく、通気性が乏しく、蒸れ易いためにクッシ
ョン材として好まれないことが多い。また、ポリマーが
柔らかく、発泡しているために、圧縮に対する反発性を
向上させるには密度を高くしなければならないという欠
点があった。
【0003】椅子、ソファー、ベット等の表皮材には、
ポリアミド繊維やポリエステル繊維の嵩高加工糸を用い
た布帛が多く使用されている。表皮材は、直接、体に触
れる部分となる為、布帛として風合が柔軟であるととも
に、椅子、ソファー、ベッド等に必要なクッション性を
阻害しない必要がある。クッション材の動きに追従する
ように表皮材にも同様に適度なソフト性、伸び性、戻り
性、撓みがなく、寸法保持性に富むことが必要とされて
いる。その為、表皮材用布帛として、ポリウレタン繊維
を、ポリアミド繊維やポリエステル繊維の原糸や嵩高加
工糸でカバリングした糸や交撚した糸を用いて、適度な
伸びと戻りの良さを付与した布帛が使用されている。
【0004】しかしながら、椅子等の表皮材は一般衣料
とは異なり、使用する糸の総繊度が大きく、目付けも大
きくなるため、ポリウレタン繊維を芯糸として構成繊維
中に数%混合しただけでは、布帛としての伸びや戻りの
良さへの寄与は少ない。その結果、ポリウレタン繊維が
混合されているものでもソフト性、伸び、回復性が十分
ではない。以上の理由により、人体に対して風合いが良
好で、ホールド性、すなわち、体にフィットし、体の動
きに容易に追従する性能が優れ、また、クッション材の
動きに追従性良く変形したり、繰り返しの使用に対して
も撓まず、寸法保持性に富む布帛を得ることは困難であ
り、これらの性能が優れる表皮材用布帛の開発が強く望
まれていた。
【0005】椅子等は、通常、弾発性の高いウレタンフ
ォーム等をクッション材として用い、その上に織編物等
からなる表皮材を張って製品としたものが多い。しか
し、近年の地球環境保護の為のリサイクルを推進する上
から、家庭用、オフィス用、車両用の椅子等に対する脱
ウレタン化の要請が高まりつつある。その為、ウレタン
フォームのクッション材なしで、弾発性及びクッション
性が高く、変形させた時の回復性が良好で、たわみ及び
ヘタリに対する耐久性を兼ね備えた表皮材だけでシート
を構成して製品化することの要望が高くなってきてい
る。
【0006】本出願人は、先に、特開2002−522
73号公報において、ポリトリメチレンテレフタレート
マルチフィラメント糸を用いた細幅織物がクッション材
用として優れたものであることを提案したが、用途によ
っては、さらに優れたものが要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するためになされたものであり、風合いが柔軟
で、長時間の使用に際しても適度な弾発感及びクッショ
ン性を保持し、たわまず、へたりにくく、伸長回復性及
び応力保持性に非常に優れたクッション材用織物及びク
ッション材を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、特定の繊維素材を
用いることによって上記課題を解決される事を見出し、
本発明に到達した。すなわち、本発明は、以下のとおり
である。 (1) 2種以上のポリエステル成分からなり、少なく
ともその一成分がポリトリメチレンテレフタレートであ
る潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフィラメント糸
により、少なくとも経糸が構成されているクッション材
用織物であって、経糸方向において、10%伸長下で1
5分保持した後の応力保持率が80%以上であり、織物
幅が330mm以下であることを特徴とするクッション
材用織物。 (2) 織物の経方向において、10%伸長時の弾性回
復率が85%以上である(1)に記載のクッション材用
織物。
【0009】(3) 2種以上のポリエステル成分から
なり、少なくともその一成分がポリトリメチレンテレフ
タレートである潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフ
ィラメント糸により、経糸及び/又は緯糸が構成されて
いるクッション材用織物であって、経糸方向及び緯糸方
向において、10%伸長下で15分保持した後の応力保
持率が80%以上であり、織物幅が330mmを越える
ことを特徴とするクッション材用織物。 (4) 織物の経糸方向及び緯糸方向において、10%
伸長時の弾性回復率が85%以上である(3)に記載の
クッション材用織物。
【0010】(5) 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維
モノフィラメント糸は、0.05〜0.40(dl/
g)の固有粘度差を有する2種類のポリトリメチレンテ
レフタレートが互いにサイドバイサイド型に複合された
ものであることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか
1つに記載のクッション材用織物。 (6) 上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の織
物を用いて構成されたクッション材。
【0011】本発明のクッション材用織物とは、従来の
椅子、ソファー、ベット等のクッション材に代わるもの
である。従来の表皮材やクッション材を用いずに、この
クッション材用織物だけでクッション材を構成するのが
最適であるが、本発明のクッション材用織物に、公知の
表皮材や、その他のクッション材、例えば、ポリウレタ
ンフォーム、金属スプリング等を組み合せてもよい。織
物幅330mm以下の細幅織物の場合には、細幅織物を
単独で用いるほか、これを複数本を並べて一層で又はこ
れを積層して用いたり、織物のように経と緯に組み合わ
せたり、編物のような編構造にして用いることができ
る。
【0012】本発明における潜在捲縮発現性ポリエステ
ル繊維とは、二種以上のポリエステル成分で構成(具体
的には、サイドバイサイド型又は偏心芯鞘型に接合され
たものが多い)されているものであり、熱処理によって
捲縮を発現するものである。二種のポリエステル成分で
構成されている場合、ポリエステル成分の複合比は、質
量%で、好ましくは70/30〜30/70、より好ま
しくは60/40〜40/60の範囲である。サイドバ
イサイド型又は偏心芯鞘型に接合されている場合は、接
合面形状(直線又は曲線形状のものがある)は限定され
ない。
【0013】本発明の潜在捲縮発現性ポリエステル繊維
は、少なくとも一成分がポリトリメチレンテレフタレー
トである点に特徴がある。他の成分としては、第一の成
分とは異なるポリエステル、例えば、ポリトリメチレン
テレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート等が挙げられる。
【0014】ポリマーの組み合わせとしては、ポリトリ
メチレンテレフタレート(テレフタル酸を主たるジカル
ボン酸とし、1.3−プロパンジオールを主たるグリコ
ール成分とするポリエステルであり、エチレングリコー
ル、ブタンジオール等のグリコール類やイソフタル酸、
2.6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸等を
共重合してもよい。又、他ポリマー、艶消剤、難燃剤、
帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよい)とポリ
トリメチレンテレフタレートの組み合わせ、ポリトリメ
チレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレート
(テレフタル酸を主たるジカルボン酸とし、エチレング
リコールを主たるグリコール成分とするポリエステルで
あり、ブタンジオール等のグリコール類やイソフタル
酸、2.6−ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸
等を共重合してもよい。又、他ポリマー、艶消剤、難燃
剤、帯電防止剤、顔料等の添加剤を含有してもよい。)
の組み合わせ、ポリトリメチレンテレフタレートとポリ
ブチレンテレフタレート(テレフタル酸を主たるジカル
ボン酸とし、1.4−ブタンジオールを主たるグリコー
ル成分とするポリエステルであり、エチレングリコール
等のグリコール類やイソフタル酸、2.6−ナフタレン
ジカルボン酸等のジカルボン酸等を共重合してもよい。
また、他ポリマー、艶消剤、難燃剤、帯電防止剤、顔料
等の添加剤を含有してもよい)との組み合わせ等が挙げ
られる。特に、繊維にしたときに、捲縮の内側にポリト
リメチレンテレフタレートが配置されように、ポリマー
を選択して組み合わせるのが好ましい。
【0015】これらの中でも、固有粘度差を有するポリ
トリメチレンテレフタレートの組み合わせが最適である
が、この他に、ポリトリメチレンテレフタレートと共重
合ポリトリメチレンテレフタレートとの組み合わせ、ポ
リトリメチレンテレフタレート(又は共重合ポリトリメ
チレンテレフタレート)とポリエチレンテレフタレート
(又は共重合ポリエチレンテレフタレート)との組み合
わせ、ポリトリメチレンテレフタレート又は共重合ポリ
トリメチレンテレフタレートとポリブチレンテレフタレ
ート(又は共重合ポリブチレンテレフタレート)との組
み合わせが好ましい。
【0016】固有粘度差を有する2種類のポリトリメチ
レンテレフタレートで構成する場合、2種類のポリトリ
メチレンテレフタレートの固有粘度差が0.05〜0.
40(dl/g)であることが好ましく、より好ましく
は0.10〜0.35(dl/g)、最も好ましくは
0.15〜0.35(dl/g)である。例えば、高粘
度側の固有粘度を0.70〜1.30(dl/g)から
選択した場合には、低粘度側の固有粘度を0.50〜
1.10(dl/g)から選択するのが好ましい。低粘
度側の固有粘度は0.80(dl/g)以上が好まし
く、0.85〜1.00(dl/g)がより好ましく、
0.90〜1.00(dl/g)が最も好ましい。固有
粘度差が0.05未満では、潜在捲縮が発現し難く、
0.40(dl/g)を越えると、溶融紡糸しにくくな
る。複合繊維自体の固有粘度、すなわち、平均固有粘度
は0.70〜1.20(dl/g)が好ましく、0.8
0〜1.20(dl/g)がより好ましく、0.85〜
1.15(dl/g)が最も好ましく、0.90〜1.
10(dl/g)がさらに好ましい。
【0017】なお、本発明でいう固有粘度の値は、使用
するポリマーではなく、紡糸されている糸の粘度をい
う。この理由は、ポリトリメチレンテレフタレート特有
の欠点としてポリエチレンテレフタレート等と比較して
熱分解が生じ易く、高い固有粘度のポリマーを使用して
も熱分解によって固有粘度が著しく低下し、複合マルチ
フィラメントにおいては両者の固有粘度差を大きく維持
することが困難であるためであるポリトリメチレンテレ
フタレートは、トリメチレンテレフタレート単位を主た
る繰り返し単位とするポリエステルであり、トリメチレ
ンテレフタレート単位を90モル%以上含むものをい
う。したがって、第三成分として、他の酸成分及び/又
はグリコール成分の合計量が10モル%以下の範囲で含
有されたポリトリメチレンテレフタレートを包含する。
【0018】ポリトリメチレンテレフタレートは、テレ
フタル酸又はその機能的誘導体と、トリメチレングリコ
ール又はその機能的誘導体とを、触媒の存在下で、適当
な反応条件下に結合せしめることにより合成される。こ
の合成過程において、適当な一種又は二種以上の第三成
分を添加して共重合ポリエステルとしてもよいし、ま
た、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレート等のポリトリメチレンテレフタレート以外のポ
リエステル、ナイロン等と、ポリトリメチレンテレフタ
レートを別個に合成した後、ブレンドしたりしてもよ
い。ブレンドする際のポリトリメチレンテレフタレート
の含有率は、質量%で、好ましくは60%以上、より好
ましくは70%以上である。
【0019】添加する第三成分としては、脂肪族ジカル
ボン酸(シュウ酸、アジピン酸等)、脂環族ジカルボン
酸(シクロヘキサンジカルボン酸等)、芳香族ジカルボ
ン酸(イソフタル酸、ソジウムスルホイソフタル酸
等)、脂肪族グリコール(エチレングリコール、1,2
−プロピレングリコール、テトラメチレングリコール
等)、脂環族グリコール(シクロヘキサンジメタノール
等)、芳香族を含む脂肪族グリコール(1,4−ビス
(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン等)、ポリエーテ
ルグリコール(ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール等)、脂肪族オキシカルボン酸(ω−オキ
シカプロン酸等)、芳香族オキシカルボン酸(P−オキ
シ安息香酸等)等がある。又、1個又は3個以上のエス
テル形成性官能基を有する化合物(安息香酸等又はグリ
セリン等)も重合体が実質的に線状である範囲内で使用
できる。
【0020】さらに、二酸化チタン等の艶消剤、リン酸
等の安定剤、ヒドロキシベンゾフェノン誘導体等の紫外
線吸収剤、タルク等の結晶化核剤、アエロジル等の易滑
剤、ヒンダードフェノール誘導体等の抗酸化剤、難燃
剤、制電剤、顔料、蛍光増白剤、赤外線吸収剤、消泡剤
等が含有されていてもよい。特に、平均粒子径0.01
〜5μm程度の酸化チタンや顔料の粒子を0.01〜5
質量%含有させると平滑性が高く、紡糸性に優れたもの
となる。
【0021】繊維の断面形状は、丸型、三角、L型、T
型、Y型、W型、八葉型、偏平(扁平度1.3〜4程度
のもので、W型、I型、ブ−メラン型、波型、串団子型、
まゆ型、直方体型等がある)、ドッグボーン型等の多角
形型、多葉型、中空型や不定形なものでもよい。本発明
は、かかる潜在捲縮発現性ポリエステル繊維で構成され
たモノフィラメント糸を経糸及び/又は緯糸に用いて織
物を構成することに特徴がある。
【0022】モノフィラメント糸の繊度は、好ましくは
10dtex以上、より好ましくは50dtex以上、
最も好ましくは55〜1670dtexである。モノフ
ィラメント糸の製造方法は、公知の製法を採用すればよ
く、例えば、公知の複合紡糸口金により紡出した複合繊
維モノフィラメント糸を、冷水浴中で冷却しつつ、所定
の繊度まで細化し、未延伸モノフィラメント糸を製造す
る。この未延伸糸を所定の温度の温水浴中で第一延伸
し、次いで、所定の温度のスチーム浴中で定長又は弛緩
熱処理し、巻き取り機で巻き取る。モノフィラメント糸
の沸水収縮率を調節するために、更に、所望の弛緩率で
連続又は非連続で熱処理してもよい。例えば、弛緩率−
10〜+15%程度、100〜180℃程度の温度で、
連続又は非連続で熱処理する。弛緩率とは、熱処理前の
モノフィラメント糸の長さをL0、熱処理中の拘束長さ
をL1とした時に、次式で計算される。 弛緩率(%)={(L0−L1)/L0}×100
【0023】本発明で使用するモノフィラメント糸の物
性としては、強度が2.0cN/dtex以上であるこ
とが好ましく、2.6〜5.0cN/dtexの範囲で
あることがより好ましい。伸度は35%以上であること
が好ましく、35〜60%の範囲であることがより好ま
しい。上記のモノフィラメント糸を、織物の経糸及び/
又は緯糸に用いることによって、この織物をクッション
材として使用した場合に、特に人体に対するホールド性
に優れるクッション材が得られる。この効果を十分に発
揮させるために、クッション材用織物の織物幅によっ
て、モノフィラメントの使用法を選択することが好まし
い。織物幅が、330mm以下、好ましくは15〜33
0mmの細幅織物の場合には、少なくとも経糸に使用す
る。織物幅が330mmを越える場合には、経糸及び/
又は緯糸に用いるが、上記の観点から、経糸に用いるこ
とが好ましく、経糸と緯糸の両方に用いるのがより好ま
しい。
【0024】本発明のモノフィラメント糸を、経糸及び
緯糸のいずれか一方に用いる場合、他方には、他のモノ
フィラメント糸又はマルチフィラメント糸を用いること
ができる。他方に用いる素材としては、一成分系のポリ
トリメチレンテレフタレート繊維や上記の潜在捲縮発現
性ポリエステル繊維が好ましい。その他に、例えば、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
トに代表されるポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイ
ロン66等のポリアミド系繊維、芳香族ポリアミド繊
維、ポリプロピレン繊維等を用いることができる。
【0025】この場合の、他方に用いる糸条の形態とし
ては、特にクッション材の内の表皮材として用いる場合
は、流体噴射加工糸やモールヤーンが好ましく、リング
紡績糸、オープンエンド紡績糸等の紡績糸、モノフィラ
メント糸、単糸デニールが0.1〜5dtex程度のマ
ルチフィラメント原糸(極細糸を含む)、甘撚糸〜強撚
糸(例えば単糸撚糸、双糸撚糸、3子撚糸、諸撚糸
等)、仮撚加工糸(POYの延伸仮撚糸を含む)、押し
込み加工糸、ニットデニット加工糸等を用いることもで
きる。
【0026】例えば、モールヤーンでは、芯、鞘ともに
ポリトリメチレンテレフタレート繊維としてもよいし、
鞘は別の繊維としてもよい。また、平滑で美しい表面性
を表現できるという点では、表面層部に形成されたルー
プ毛羽のうち、毛羽長が0.6mm以上の個数が30〜
100個/mであるポリトリメチレンテレフタレートマ
ルチフィラメント糸で構成された流体噴射加工糸を用い
ることが好ましい。流体噴射加工糸を製造する方法とし
ては、1フィード法と2フィード法があり、2フィード
法の場合、例えば、フィード差を付ける場合にはオーバ
ーフィード率として、芯糸を+5〜+20%、鞘糸を+
10〜+40%、フィード差として+5〜+30%とす
ることにより、鞘糸と芯糸からなる鞘芯構造の流体噴射
加工糸となるが、いずれの方法による流体噴射加工糸で
あってもよい。
【0027】本発明のクッション材用織物の特徴は、織
物幅が330mm以下の織物の場合には経糸方向におい
て、織物幅が330mmを越える織物の場合には経糸方
向及び緯糸方向において、10%伸長下15分間保持し
た後の応力保持率が80%以上、好ましくは85%以
上、より好ましくは90%以上99%以下である点にあ
る。応力保持率が80%未満の場合には、座ったことに
よって伸長を受けた織物の応力緩和による疲労現象が生
じ、その結果、歪が残る。
【0028】織物幅が330mm以下の織物の場合には
経糸方向において、織物幅が330mmを越える織物の
場合には経糸方向及び緯糸方向において、10%伸長時
の弾性回復率は、好ましくは85%以上、より好ましく
は90%以上、99%以下である。10%伸長時の弾性
回復率が85%未満になると、伸長を解いた後の戻りが
小さくなる、弾発感が消失して布帛がたわみやすくな
る、歪の回復度が低下する、といった現象が生じやすく
なる。
【0029】本発明において、織物幅が330mm以下
の織物の場合、織物の経糸方向の引張り強さは490N
/1cm幅以上が好ましく、490〜4900N/1c
m幅以上がより好ましい。織物の経糸方向の引っ張り伸
度は10%以上が好ましく、30〜80%がより好まし
い。織物幅が330mmを越える織物の場合、経糸方向
及び緯糸方向の引っ張り強さは、ともに98N/2.5
cm幅以上が好ましく、196〜1960N/2.5c
m幅がより好ましい。織物の経糸方向及び緯糸方向の引
っ張り伸度は、ともに10%以上が好ましく、30〜8
0%がより好ましい。この範囲より低い強伸度の場合に
は、特に表皮材として用いた時に裂断するおそれがあ
る。
【0030】織物幅が330mmを越える織物を2軸方
向に10%伸長した時の弾性回復率は、経方向及び緯方
向ともに80%以上が好ましく、より好ましくは85%
以上であると、歪み等が残りにくくなる。98N応力
(2.54cm幅あたり)時の経糸方向に対する緯糸方
向の伸度比が0.5〜1.5であると歪み等がさらに残
りにくくなる。織物の組織には限定されることはなく、
平織組織、綾織組織、柄組織、3軸や4軸等の多重織
物、カラミ織等を用いることができる。
【0031】細幅織物を製織する織機としては、リボン
織機、ニードル織機等があり、製織コスト面からニード
ル織機が好ましい。織物の密度は、クッション材の規格
(巾、厚さ、設計強力等のスペック)に応じて、使用す
るモノフィラメント糸の強度や繊度、更には織物組織を
考慮しつつ最適な設計を行う。織物幅が330mm以下
の織物の場合、好ましい密度は、カバーファクター(経
糸の繊度(dtex)0.5×縦糸の密度(本/2.54
cm))で2000〜7000の範囲である。
【0032】織物幅が330mm以下の織物の場合、製
織後に、加熱下で経糸方向に延伸処理を行ってもよく、
好ましくは90〜170℃で、−3〜5%の延伸を行う
ことができる。本発明の織物の染色仕上げには、公知の
工程を用いることができる。パッケージ染色機等で染色
したチーズ染色糸等の先染め糸を用いて織物としてもよ
いし、後染めでもよい。後染め法の場合、生機セットす
る工程を採用することもできる。
【0033】織物の耐摩耗性を更に向上させるために、
仕上げ剤として耐摩耗性に優れ、かつ、樹脂皮膜の柔軟
な水溶性ポリウレタン樹脂を含浸させてもよい。さら
に、織物の表面平滑性を向上させて応力分散性、弾性回
復性及び耐久性を向上させるために、水溶性ポリウレタ
ン樹脂の中にシリコーン系平滑剤をブレンドしてもよ
い。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、実施例により本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定され
るものではない。本発明における評価は以下の測定法に
よる。 (1)固有粘度 固有粘度[η](dl/g)は、次式の定義に基づいて
求められる値である。 定義中のηrは、純度98%以上のo−クロロフェノー
ル溶媒で溶解したポリトリメチレンテレフタレート糸又
はポリエチレンテレフタレート糸の稀釈溶液の35℃で
の粘度を、同一温度で測定した上記溶媒の粘度で除した
値であり、相対粘度と定義されているものである。Cは
g/100mlで表されるポリマー濃度である。
【0035】なお、固有粘度の異なるポリマーを用いた
複合繊維モノフィラメントは、モノフィラメントを構成
するそれぞれの固有粘度を測定することは困難であるの
で、複合モノフィラメントの紡糸条件と同じ条件で2種
類のポリマーをそれぞれ単独で紡糸し、得られた糸を用
いて測定した固有粘度を、複合繊維モノフィラメントを
構成する固有粘度とした。
【0036】(2)10%伸長時の応力保持率評価 島津製作所(株)製の引張試験機を用いて、つかみ巾
2.5cm(織物幅が2.5cm未満の場合には、つか
み巾は、有り巾)、つかみ間隔10cm、引張速度10
cm/minで10%まで伸長させ、この状態で15分
間放置する。10%伸長時の応力値(A)と、15分後
の応力値(B)を読み取る。応力保持率は以下の式によ
って求める。 応力保持率=[B/A]×100(%)
【0037】(3)10%伸長時の弾性回復率評価 (株)島津製作所製の引張試験機を用いて、つかみ巾
2.5cm(織物幅が2.5cm未満の場合には、つか
み巾は、有り巾)、つかみ間隔10cm、引張速度10
cm/minで、伸長率10%まで伸長した後、同じ速
度で収縮させ、応力−歪曲線を描く。収縮中、応力が0
になった時の伸度を残留伸度(A)とする。弾性回復率
は以下の式にしたがって求める。 10%伸長時の弾性回復率=[(10−A)/10]×
100%
【0038】(4)一定変形からの回復性評価 布帛試料を径15cmの円状の穴があいたスチール板2
枚の間にはさみ、ずれないように固定する。径10cm
の半球状の錘を用いて、高さ38mmの楕円球状の歪を
与え、10分間放置する。このとき、一定変形を与える
ための応力と、10分後除重したあとの歪面積(A)、
15時間後の歪面積(B)を読み取る。歪からの回復性
は以下より求める。 歪回復性=(A−B)/A×100(%)
【0039】(5)2軸引張試験機評価 (株)島津製作所製の2軸引張試験機を用いて、経、緯
同時に10%伸長させて、戻すという操作を10回繰り
返す。この時得た、タテ、ヨコそれぞれのヒステリシス
ロス曲線(Y軸:応力、X軸:伸度)から得られた10
回の、回復率の平均値により評価する。試験条件、回復
率式は以下のとおりである。
【0040】試料形状:28×28cm2 つかみ面積 20×20cm2 引張り速度:100mm/min 回復率=X1/10×100% X1:10%伸長から戻す際に応力が0になったところ
の伸度%とする。
【0041】(6)風合い、クッション、ヘタリ、ホー
ルド性の評価 織物を、スチールパイプ枠に張ってサマーベッドを試作
する。このベッドに寝た時の風合い、クッション性、ホ
ールド性を官能評価する。20分使用後のヘタリ具合を
視覚判定する。
【0042】
【実施例1】固有粘度の異なる二種類のポリトリメチレ
ンテレフタレート(酸化チタン含有率0.1質量%)
を、質量比率1:1でサイドバイサイド型紡口を用いて
溶融押し出し、常法により390dtexの複合繊維モ
ノフィラメント糸を製造した。複合繊維モノフィラメン
トの固有粘度は、高粘度側が0.90、低粘度側が0.
70であり、断面形状は丸型であった。強度は3.0c
N/dtex、伸度は49%であった。
【0043】この複合繊維モノフィラメント糸を経糸に
用い、緯糸には167dtex/48fポリトリメチレ
ンテレフタレート繊維糸条(一成分系)1本を芯糸と
し、同じ糸条3本を鞘糸としてフィード差5%で流体噴
射加工した鞘芯構造の流体噴射加工糸を用いて、経46
本/2.54cm、緯44本/2.54cmの経、緯2
本引きそろえ、織物幅1500mmの平組織の生機を作
成した。この生機を160℃でセットした後、液流染色
機で精練後、130℃の分散染料染色を実施、160℃
セットして織物を得た。
【0044】得られた織物は、引っ張り強さは2.5c
m幅あたり経方向630N、緯方向900N、引っ張り
伸度は経方向69%、緯方向78%であった。この織物
は、表1に示すように、優れた弾性回復率と応力保持率
を有するとともに、ソフトな風合いでクッション性、ホ
ールド性に優れたものであり、使用後のへたりやたわみ
がなく、歪の残らないものであった。以上の結果を表1
に示す。
【0045】
【実施例2】実施例1において、高粘度側が0.88、
低粘度側が0.70の複合繊維モノフィラメント糸に代
えた以外は実施例1同様にして織物を得た。得られた織
物は、表1に示すように、優れた弾性回復率と応力保持
率を有するとともに、ソフトな風合いでクッション性、
ホールド性の優れたものであり、また使用後のへたりや
たわみがなく歪の残らないものであった。以上の結果を
表1に示す。
【0046】
【実施例3】実施例1で製造した複合繊維モノフィラメ
ントを経糸に用い、緯糸には167dtex/48fポ
リトリメチレンテレフタレート繊維糸条(一成分)を2
本引き揃えて92T/m撚糸した糸を用いて、細幅ニー
ドル織機により2/2ツイル組織の細幅織物を得た(織
物幅150mm、経CF=5630、緯CF=128
0)。
【0047】得られた細幅織物の、引張強さは1cm幅
あたり経方向960N、引張伸度は経方向61%であ
り、10%伸長時の応力保持率及び10%伸長時の弾性
回復率は、それぞれ91%及び96%であり、優れた弾
性回復率と応力保持率を有するとともに、ソフトな風合
いでクッション性、ホールド性に優れたものであった。
また、使用後のへたりやたわみがなく歪が残らなかっ
た。
【0048】
【実施例4】実施例3において、高粘度側が0.88、
低粘度側が0.70の複合繊維モノフィラメントに代え
た以外は実施例3と同様にして織物を得た。得られた織
物の、10%伸長時の応力保持率及び10%伸長時の弾
性回復率は、それぞれ90%及び95%であり、優れた
弾性回復率と応力保持率を有するとともに、ソフトな風
合いでクッション性、ホールド性の優れたものであっ
た。また使用後のへたりやたわみがなく歪が残らなかっ
た。
【0049】
【比較例1】鞘糸及び芯糸として167dtex/48
fのポリエチレンテレフタレート繊維糸条を用いた以外
は、実施例1と同様にして流体噴射加工糸を得た。この
加工糸を通常の条件でパッケージ染色機を用いて染色
し、チーズ染色流体噴射加工糸を得た。この糸を経糸及
び緯糸に用い、経61本/2.54cm、緯44本/
2.54cmの経、緯2本引きそろえて、織物幅150
0mmの平組織の織物を作成した。
【0050】得られた織物は、引張強さは2.5cm幅
あたり経方向745N、緯方向1058N、引張伸度は
経方向39%、緯方向38%であった。この織物は、表
1に示すように、弾性回復性及び応力保持性が低く、風
合いが非常に硬く、クッション性やホールド性がないも
のであった.更に、使用後にへたりやたわみが発生し易
く、その結果歪が残ったままであった。
【0051】
【比較例2】実施例1において、緯糸に用いた流体噴射
加工糸を経糸にも用いた以外は、比較例1と同様にして
織物を得た。得られた織物は、引張強さは2.5cm幅
あたり経方向627N、緯方向902N、引張伸度は経
方向70%、緯方向89%であった。この織物は、表1
に示すように、比較例1よりも優れていたが、実施例1
と対比して、弾性回復性及び応力保持性が劣り、使用後
にへたりやたわみが発生し易く、その結果歪が残ること
があった。
【0052】
【比較例3】実施例1において、経糸に390dtex
のポリエチレンテレフタレートモノフィラメント糸を用
いた以外は、実施例1同様にして製織し、染色仕上げし
た。得られた織物は、引張強さは2.5cm幅あたり経
方向735N、緯方向890N、引張伸度は経方向34
%、緯方向83%であった。この織物は、表1に示すよ
うに、弾性回復性及び応力保持性が低く、風合いが非常
に硬く、クッション性やホールド性がなく、使用後にへ
たりやたわみが発生し易く、その結果歪が残ったままの
ものであった。
【0053】
【比較例4】実施例3において、経糸として1670d
tex/192fのポリエチレンテレフタレート繊維糸
条に52T/m撚糸した糸を経糸に用い、1100dt
ex/96fのポリエチレンテレフタレート繊維糸条2
本引き揃えて60T/m撚糸した糸を緯糸に用いた以外
は、実施例3と同様にして、織物幅150mm、経CF
=3190、緯CF=1410の織物を得た。
【0054】得られた織物の、引張強さは1cm幅あた
り経方向2842N、引張伸度は経方向18%であっ
た。10%伸長時の応力保持率及び10%伸長時の弾性
回復率は、それぞれ50%及び65%であり、弾性回復
性、応力保持性が低く、風合いが非常に硬く、クッショ
ン性やホールド性を有さなかった。さらに、使用後にへ
たりやたわみが発生し易く、その結果、歪が残ったまま
のものであった。
【0055】
【比較例5】実施例3において、緯糸に用いた撚糸糸条
を経糸にも用いた以外は、実施例3と同様にして、織物
幅150mm、経CF=4760、緯CF=1280の
織物を得た。得られた織物の、引張強さは1cm幅あた
り経方向1037N、引張伸度は経方向57%であっ
た。10%伸長時の応力保持率及び10%伸長時の弾性
回復率は、それぞれ75%及び86%であり、比較例1
よりも優れていたが、実施例3と対比して、弾性回復性
及び応力保持性が劣り、使用後にへたりやたわみが発生
し易く、その結果、歪が残ることがあった。
【0056】
【比較例6】実施例3において、経糸に390dtex
のポリエチレンテレフタレートモノフィラメント糸を用
いた以外は、実施例3同様にして織物を得た。得られた
織物の、引張強さは1cm幅あたり経方向735N、引
張伸度は経方向34%であった。10%伸長時の応力保
持率及び10%伸長時の弾性回復率は、それぞれ48%
及び50%であり、弾性回復性、応力保持性が低く、風
合いが非常に硬く、クッション性やホールド性がなかっ
た。さらに、使用後にへたりやたわみが発生し易く、そ
の結果、歪が残ったままのものであった。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、優れた伸長回復性と応
力保持性を有する為に、耐久弾発性があり、弛みやへた
りを発生させることがなく、寸法安定性に富むととも
に、耐摩耗性があり、非常にソフトな風合いを有し、人
体に対するホールド性に優れるクッション材を提供する
ことができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上のポリエステル成分からなり、
    少なくともその一成分がポリトリメチレンテレフタレー
    トである潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフィラメ
    ント糸により、少なくとも経糸が構成されているクッシ
    ョン材用織物であって、経糸方向において、10%伸長
    下で15分保持した後の応力保持率が80%以上であ
    り、織物幅が330mm以下であることを特徴とするク
    ッション材用織物。
  2. 【請求項2】 織物の経方向において、10%伸長時の
    弾性回復率が85%以上である請求項1記載のクッショ
    ン材用織物。
  3. 【請求項3】 2種以上のポリエステル成分からなり、
    少なくともその一成分がポリトリメチレンテレフタレー
    トである潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフィラメ
    ント糸により、経糸及び/又は緯糸が構成されているク
    ッション材用織物であって、経糸方向及び緯糸方向にお
    いて、10%伸長下で15分保持した後の応力保持率が
    80%以上であり、織物幅が330mmを越えることを
    特徴とするクッション材用織物。
  4. 【請求項4】 織物の経糸方向及び緯糸方向において、
    10%伸長時の弾性回復率が85%以上である請求項3
    記載のクッション材用織物。
  5. 【請求項5】 潜在捲縮発現性ポリエステル繊維モノフ
    ィラメント糸は、0.05〜0.40(dl/g)の固
    有粘度差を有する2種類のポリトリメチレンテレフタレ
    ートが互いにサイドバイサイド型に複合されたものであ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
    のクッション材用織物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の織
    物を用いて構成されたクッション材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007132872A1 (ja) * 2006-05-15 2007-11-22 Honda Motor Co., Ltd. 自動車内装ポリプロピレンテレフタレート繊維布帛
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