[go: up one dir, main page]

JP2003312089A - 伸縮型携帯プリンタ - Google Patents

伸縮型携帯プリンタ

Info

Publication number
JP2003312089A
JP2003312089A JP2002122846A JP2002122846A JP2003312089A JP 2003312089 A JP2003312089 A JP 2003312089A JP 2002122846 A JP2002122846 A JP 2002122846A JP 2002122846 A JP2002122846 A JP 2002122846A JP 2003312089 A JP2003312089 A JP 2003312089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
carriage
telescopic
exterior parts
portable printer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002122846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3977133B2 (ja
Inventor
Masanobu Deguchi
正信 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002122846A priority Critical patent/JP3977133B2/ja
Priority to US10/421,865 priority patent/US6736502B2/en
Priority to CNB031232647A priority patent/CN1179852C/zh
Publication of JP2003312089A publication Critical patent/JP2003312089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3977133B2 publication Critical patent/JP3977133B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/12Guards, shields or dust excluders
    • B41J29/13Cases or covers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework
    • B41J29/023Framework with reduced dimensions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/02Framework
    • B41J29/026Stackable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/36Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for portability, i.e. hand-held printers or laptop printers

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】伸縮量を大きく設定することができ、かつ、使
用時に筺体に対する左右の外装部の連結強度を高く得ら
れる伸縮型携帯プリンタを提供する。 【解決手段】筺体1と、その筺体1の両側に伸縮自在に
設けられる左右の外装部2,3と、からなる伸縮自在な
ケーシング内に、主走査方向に往復移動するキャリッジ
に搭載した印字ヘッドから用紙に対してインクを吐出し
て印字をおこなう印字部と、前記用紙を副走査方向に送
り移動させる用紙搬送部と、を具備した伸縮型携帯プリ
ンタにおいて、前記左右の外装部2,3は、ラックとピ
ニオン機構(13,14,15)により、前記筺体1に
対して、左右均等に伸縮自在に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伸縮型携帯プリン
タに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタでは、一般に、
A4サイズ以上の大きさの用紙に印字できるように構成
されているため嵩高く重量もあり、持ち運びには不便で
あり、不使用時には、広いスペースを占有してしまうこ
とが多い。そこで、印字領域を主走査方向に拡大・縮小
できるようにした携帯型の画像出力装置が、例えば、特
開平10−230662号公報に提案されている。
【0003】この画像出力装置は、装置全体およびキャ
リッジを主走査方向に案内するガイド軸を入れ子式の伸
縮ロッドで形成し、そのガイド軸に、キャリッジのガイ
ド軸受けを、磁気力および/または静電気力の反発力に
より非接触状態で支持させるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような画像出力
装置は、入れ子式のガイド軸を用いているため、最大に
引き出した時のガイド軸部同士の重なり部分が小さくな
り、使用時に充分な強度が得られず、腰折れしやすいと
いう難点がある。
【0005】また、入れ子式の段差の影響を受けないよ
うにするために、ガイド軸に対して、キャリッジを非接
触状態に支持させていることから、装置全体に対する外
からの衝撃力や、キャリッジの駆動源からの振動等を受
けた時の影響が大きく、キャリッジにガイド軸の軸心を
中心とする上記隙間分の振動が生じ、画像品位が低下す
るという点もある。
【0006】本発明は、このような実情に鑑みてなさ
れ、伸縮量を大きく設定することができ、かつ、使用時
に筺体に対する左右の外装部の連結強度を高く得られる
伸縮型携帯プリンタを提供することを目的とする。
【0007】また、このような伸縮型携帯プリンタにあ
っては、上述したように、キャリッジの案内部材に段差
を設けることなく、キャリッジ駆動モータ等からの振動
の影響が少ない構成にするのが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するための手段を、以下のように構成している。
【0009】(1)筺体と、該筺体の両側に伸縮自在に
設けられる左右の外装部と、からなる伸縮自在なケーシ
ング内に、主走査方向に往復移動するキャリッジに搭載
した印字ヘッドから用紙に対してインクを吐出して印字
をおこなう印字部と、前記用紙を副走査方向に送り移動
させる用紙搬送部と、を具備した伸縮型携帯プリンタに
おいて、前記左右の外装部は、ラックとピニオン機構に
より、前記筺体に対して、左右均等に伸縮自在となるよ
うに連結されていることを特徴とする。
【0010】この構成においては、左右の外装部が、ラ
ックとピニオン機構により、筺体に対して、左右均等に
伸縮自在となるように連結されているので、ケーシング
の伸縮操作が容易で使い勝手が向上し、使用時には高い
連結強度を得ることができる。
【0011】また、ラックとピニオン機構の採用によ
り、ケーシングの伸縮量を大に設定することができ、使
用時には、大きなサイズ用紙への印字を可能とし、不使
用時には、コンパクトに収縮することができる。
【0012】(2)前記ラックとピニオン機構は、前記
左右の外装部に設けたラックが、前記筺体に設けたピニ
オンの上下に噛み合うことにより構成されることを特徴
とする。
【0013】この構成においては、左右の外装部に設け
たラックを、筺体に設けたピニオンの上下に噛み合わせ
ることで、左右のラックを、ピニオンを基準として、左
右均等に移動させることができる。従って、両外装部
を、筺体を基準として、左右均等に伸縮させることがで
きる構成を簡易に形成することができる。
【0014】(3)前記ラックとピニオン機構は、前記
伸縮自在なケーシングの前面と後面、および底面、に設
けられることを特徴とする。
【0015】この構成においては、ラックとピニオン機
構を、伸縮自在なケーシングの前面と後面、および底
面、に設けることで、ケーシングの連結強度を立体的に
向上させることができ、使用時に安定した印字が可能と
なり、耐久性も向上する。
【0016】(4)前記筺体の下部に、前記用紙を搬送
するためのプラテンを保持する台板を配設し、該台板
を、前記ラックとピニオン機構により、前記左右の外装
部と、連結したことを特徴とする。
【0017】この構成においては、筺体の下部に配設し
た台板を、ラックとピニオン機構により、左右の外装部
と連結したことで、筺体下部のプラテン周辺の連結強度
を向上させることができる。
【0018】(5)前記台板には、前記左右の外装部に
連結された補助プラテンを出入り自在に収納したことを
特徴とする。
【0019】この構成においては、台板に、補助プラテ
ンを出入り自在に収納したことで、左右の外装部を両側
に引き出した時に、プラテンでは不足する用紙の両側部
分を、補助プラテンで受けることができる。
【0020】(6)前記筺体内には、前記左右の外装部
の伸縮動作によって主走査方向に移動するスライドレー
ルが配設され、該スライドレールには、前記キャリッジ
を主走査方向に案内支持する段差のない単一のキャリッ
ジ走査軸が架設されていることを特徴とする。
【0021】この構成においては、キャリッジが、段差
のない単一のキャリッジ走査軸に案内支持されること
で、キャリッジ自体の移動動作が安定すると共に、駆動
源等からの振動に対する影響も少なくなり、印字動作が
安定化する。
【0022】また、キャリッジ走査軸に沿って主走査方
向に移動するキャリッジ自体の移動動作に、スライドレ
ールの主走査方向への移動が加算されることで、用紙に
対するキャリッジの主走査方向への移動範囲が拡大さ
れ、広い印字幅を確保することができる。
【0023】(7)前記スライドレールは、第1のワイ
ヤーを介して、キャリッジ駆動モータによって回転駆動
される第1のワイヤー駆動プーリと、伝動連結され、か
つ、前記キャリッジは、第2のワイヤーを介して、前記
キャリッジ駆動モータによって回転駆動される第2のワ
イヤー駆動プーリと、伝動連結されていることを特徴と
する。
【0024】この構成においては、キャリッジ駆動モー
タを回転駆動させることで、第1のワイヤーを介して、
スライドレールを移動させることができ、かつ、第2の
ワイヤーを介して、そのスライドレール8に架設したキ
ャリッジ走査軸に案内支持されているキャリッジを移動
させることができる。つまり、単一の駆動源で、キャリ
ッジを、キャリッジ走査軸にスライドレールの移動範囲
を含めた幅の広い主走査方向の移動範囲に移動させるこ
とができる。
【0025】(8)前記第1のワイヤー駆動プーリと、
前記第2のワイヤー駆動プーリと、は同一軸心上に組付
けられ、かつ、前記第1のワイヤー駆動プーリの直径
と、前記第2のワイヤー駆動プーリの直径は、2:1の
比率に設定されていることを特徴とする。
【0026】この構成においては、第1のワイヤー駆動
プーリと、前記第2のワイヤー駆動プーリと、を同一軸
心上に組み付けられていることで、キャリッジ駆動モー
タからの両プーリへの駆動力伝達のための構成を簡素化
することができる。
【0027】また、第1のワイヤー駆動プーリの直径
と、第2のワイヤー駆動プーリの直径を、2:1の比率
に設定したことで、キャリッジのスライドレールに対す
る移動速度が、スライドレールの移動速度の1/2にな
るため、キャリッジの移動動作がスムーズになり、ま
た、その位置制御を精度よくおこなえるので、良好な印
字品位が得られる。
【0028】(9)前記左右の外装部を、前記筺体に対
して収縮させた時には、前記キャリッジは、前記筺体の
中央部に配置されることを特徴とする。
【0029】この構成においては、両外装部の収縮時
に、キャリッジが筺体の中央部に配置されるので、その
筺体に搭載される印刷部と、用紙搬送部と、を、中央部
に集約したコンパクトな構成が可能となる。
【0030】(10)前記左右の外装部を前記筺体に対
して収縮させた時に、前記印字ヘッドを密封するための
キャップを、前記筺体内に設けていることを特徴とす
る。
【0031】この構成においては、印字ヘッドを密封す
るためのキャップを、筺体内に設けたことで、不使用時
に印字ヘッドをキャッピングするための構成を容易に形
成することができる。
【0032】(11)前記左右の外装部を前記筺体に対
して収縮させた時に、前記キャップを、前記印字ヘッド
に対して密封状態に押し付けるための押し上げ部材を、
前記左右の外装部のいずれか一方に配設されているラッ
クに設けたことを特徴とする。
【0033】この構成においては、左右の外装部のいず
れか一方に配設したラックに押し上げ部材を設けたこと
で、左右の外装部を前記筺体に対して収縮させた時に、
その押し上げ部材によって、キャップを、印字ヘッドに
対して押し付け密封することができる。
【0034】(12)前記筺体の前面に設けた排紙口の
上部には、断面形状が凹状に形成された受け溝が横設さ
れ、該受け溝に、前記左右の外装部に設けた嵌挿部材を
摺動自在に嵌挿させることにより、前記キャリッジの排
紙側部分を摺動自在に乗載させるガイドレールを形成し
たことを特徴とする。
【0035】この構成においては、筺体の排紙口の上部
に横設された受け溝に、前記左右の外装部に設けた嵌挿
部材を摺動自在に嵌挿させて形成した伸縮自在なガイド
レールに、キャリッジの排紙側部分を摺動自在に乗載さ
せるので、ケーシングを伸長させた使用時と、縮小した
収納時の双方において、キャリッジの排紙側部分を安定
に保持することができる。
【0036】(13)前記筺体の下面には、摩擦係数の
大きい弾性部材を貼着し、前記左右の外装部の下面に
は、摩擦係数の低い台部材を設けたことを特徴とする。
【0037】この構成においては、筺体が摩擦力の大き
い弾性部材を介して支持されることで、その載置状態が
安定し、かつ、外部からの衝撃を吸収することもでき、
印字動作が安定すると共に、ケーシングを伸縮させる際
には、筺体を中心として、摩擦抵抗の少ない左右の外装
部を操作性よく伸縮動作させることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態に係る
伸縮型携帯プリンタについて、図面を参照しつつ詳細に
説明する。
【0039】図1(a)(b)は伸縮型携帯プリンタ
(以下、プリンタという)の伸縮状態を示す斜視図、図
2(a)(b)はプリンタの縦断正面図、図3(a)
(b)はラックとピニオン機構の動作説明図、図4はプ
リンタの縦断右側面図である。これらの図に示すよう
に、このプリンタは、左右方向に伸縮可能な箱型形状を
なし、筺体1と、その筺体1に対して左右均等に伸縮自
在となるように設けられる左右の外装部2,3と、から
なる伸縮自在なケーシング内に、主走査方向に往復移動
するキャリッジ10に搭載したインクヘッド(印字ヘッ
ド)11から用紙に対してインクを吐出して印字をおこ
なう印字部と、前記用紙を副走査方向に送り移動させる
用紙搬送部と、を具備している。
【0040】その使用時には、図1(b)に示すような
拡大状態(最大の記録媒体サイズ印字時サイズ)とな
り、不使用時には、図1(a)に示すような縮小状態
(収納時の最小サイズ)となる。また、縮小状態は、図
2(a),図3(a)に、拡大状態は、図2(b),図
3(b)にも示される。なお、図1(a)(b)にて、
4は筺体1の中央帯、5は電源ON表示用LED、6は
台板であり、図2(a)(b)にて、7は、筺体1に固
定されたフレーム、8はスライドレール、9は段差のな
い単一のキャリッジ走査軸、10はキャリッジ、11は
インクヘッド(印字ヘッド)、12は用紙フィードロー
ラ、20は台板6の上に形成されたプラテン、28は、
台板6内に出入り自在に収納されるプラテン補助板であ
る。
【0041】また、図3(a)(b)にて、13は、右
外装2の前面側に主走査方向に固定された右外装前ラッ
クギヤ、14は、左外装3の前面側に主走査方向に固定
された左外装前ラックギヤ、15は、筺体1の前面側中
央部に回転自在かつ位置固定に支持された座付きの前平
歯車で、その上下両側に、両ラックギヤ13,14が噛
み合っている。そして、両ラックギヤ13,14は、筺
体1に形成されたラックケーシングC1(図4参照)内
に摺動自在に収納され、前平歯車15に対する噛み合い
状態を確実なものとし、ガタつきのないスムーズな伸縮
動作を確保できるようにしている。
【0042】このようなラックとピニオン機構は、装置
本体(プリンタ本体)の後面側および底面の前部と後部
にも同方向に設けられ、筺体1に対する右外装2および
左外装3の伸縮動作の安定化と連結強度の向上を図って
いる。すなわち、図4に示すように、装置本体の後面側
では、右外装2の後面側に固定された右外装後ラックギ
ヤ16と、左外装3の後面側に固定された左外装後ラッ
クギヤ17と、が、筺体1の後面側中央部に回転自在か
つ位置固定に支持された後平歯車18に噛み合ってい
る。
【0043】また、装置本体の底面の前部では、右外装
2の底面前部に固定された右外装底前ラックギヤ38
と、左外装3の底面前部に固定された左外装底前ラック
ギヤ39と、が、筺体1の底面の中央前部に回転自在か
つ位置固定に支持された座付きの底前平歯車40に噛み
合っている。そして、装置本体の底面の後部では、右外
装2の底面後部に固定された右外装底後ラックギヤ47
と、左外装3の底面後部に固定された左外装底後ラック
ギヤ48と、が、筺体1の底面の中央後部に回転自在か
つ位置固定に支持された底後平歯車49に噛み合ってい
る。
【0044】上述の各ラックギヤ16,17、38,3
9、47,48は、それぞれ筺体1の内側に形成された
ラックケーシングC2,C3,C4内に摺動自在に収納
されることにより、各平歯車18,40,49に対する
噛み合い状態を確実なものとし、かつ、筺体1と両外装
2,3との連結強度を向上させ、ガタつきのないスムー
ズな伸縮動作を確保できるようにしている。なお、本発
明は、ラックとピニオン機構の数や配置を限定するもの
ではなく、必要に応じて、適宜、選択・設定されてよ
く、例えば、装置本体の底面の前部のラックケーシング
C3内に収納されるラックとピニオン機構で、ケーシン
グ底部の連結強度が充分に得られる場合には、上述のラ
ックケーシングC4内に収納されるラックとピニオン機
構は省略してもよい。
【0045】このようなプリンタの縮小状態での外形寸
法は、50x100x160mm(HxDxB1 )とな
り、プリンタとして使用する時に、右外装2および左外
装3をそれぞれ手で持って左右両側に引き出せば、4つ
のラックとピニオン機構により、両外装2,3が筺体1
から左右均等にスムーズに伸長して、図1(b)に示す
拡大状態となり、最大で、50x100x280mm
(HxDxB2 )の外形寸法となる。また、図3(a)
(b)に示すように、装置本体の前面に開設される排紙
口24の幅は、図1(a)の収納時には、W1=110
mmであり、図1(b)の使用時における最大拡大時に
は、W2=230mmとなる。
【0046】この排紙口24に対応して、装置本体の後
面には、給紙口23(図4参照)が開設されており、こ
の給紙口23と排紙口24は、インクヘッド11の下面
と平行に対応するために同一の高さに設定され、かつ、
その給紙口23の幅寸法は、用紙幅を基準として設定さ
れる。なお、給紙口23には、図示は省略するが、用紙
を案内するための左右の案内ガイドを設けている。本実
施形態では、A4サイズ又は8(1/2)インチが、最
大の用紙幅である。従って、この場合、収納時と使用時
では、プリンタの容積が、57:100となり、縮小す
れば、コンパクトなものとなり、ノートパソコンと併せ
て携帯が可能であり、また、机の中への収納も可能で、
ブックスタンドとして使用することもできる。なお、例
えば、A3サイズの用紙に対応できるようにするには、
収納時の幅寸を少し大きくすればよく、柔軟に対処する
ことができる。
【0047】次に、キャリッジ10の動作について説明
する(図4〜6参照)。まず、図2(b)に示すよう
に、右外装2と左外装3を両側に引き出した時点での拡
大状態では、筺体1の内部に設けられたスライドレール
8およびキャリッジ10は動作していないため、右外装
2、左外装3の内部は空所となっている。この状態で、
筺体1に設けられた電源スイッチ(図示省略)の操作に
より電源がONされると、図4に示すように、フレーム
7を介して筺体1内に取り付けられたキャリッジ駆動モ
ータ32の左回転(図6参照)により、図5に示すよう
に、スライドレール8が左方向に移動する。
【0048】詳しく説明すると、スライドレール8は、
図4に示すように、一対のボールベアリング列からなる
リテーナ26を介してスライドレール基台25と摺動自
在に被嵌され、そのスライドレール基台25は、フレー
ム7にビス(図示省略)によって固定され、そのフレー
ム7は筺体1にビス(図示省略)によって固定されてい
る。
【0049】図6に示すように、スライドレール8の後
端両側(図6では下部両側)には、第1のワイヤー36
が掛張されており、この第1のワイヤー36が、キャリ
ッジ駆動モータ32に伝動連結された第1のワイヤー駆
動プーリ33aに掛張され、上述のように、キャリッジ
駆動モータ32を左回転させると、第1のワイヤー駆動
プーリ33aが右方向に回転することにより、スライド
レール8が左方向に移動される。
【0050】一方、キャリッジ10の後部に接続された
第2ワイヤー37は、スライドレール8の両端に設けた
プーリ34、35を経由して、第2のワイヤー駆動プー
リ33bに掛張されており、この第2のワイヤー駆動プ
ーリ33bは、第1のワイヤー駆動プーリ33aと共
に、同一軸心上に一体化されてキャリッジ駆動モータ3
2に伝動連結されたワイヤ駆動プーリ33を構成してい
る。
【0051】従って、キャリッジ駆動モータ32の左回
転により、スライドレール8が左方向に移動すると共
に、キャリッジ10が、スライドレール8に固定されて
いるキャリッジ走査軸9に沿って、左方向に移動する。
なお、本実施形態では、第1のワイヤー駆動プーリ33
aの直径と、第2のワイヤー駆動プーリ33bの直径の
比率を2:1に設定している。このような設定により、
キャリッジのスライドレールに対する移動速度が、スラ
イドレールの移動速度の1/2になるため、キャリッジ
の移動動作がスムーズになり、また、その位置制御を精
度よくおこなえるので、良好な印字品位が得られる。
【0052】キャリッジ駆動モータ32の回転方向が右
回転に切り換えられると、図6の矢印方向は逆向きとな
り、スライドレール8が右方向に移動すると共に、キャ
リッジ10も正面から見て右方向へ移動する。以上のよ
うにキャリッジ10が移動する際に、キャリッジ10に
設けたフォトセンサー(図示省略)によって、フレーム
7に取り付けられたタイミングフェンス43が読み取ら
れ、これにより、キャリッジ10の移動速度が制御さ
れ、印字動作がおこなわれる。
【0053】一方、用紙搬送は、筺体1内に設けた用紙
搬送モータ44(図4参照)によって回転駆動される用
紙フィードローラ12に用紙45(図5参照)を噛み込
ませることによりおこなわれる。用紙フィードローラ1
2は、用紙19を噛みこみ、プラテン20上を間欠的に
搬送し排紙ローラ21へ搬出する。つまり、用紙フィー
ドローラ12は、インクヘッド11の動作と同期を取っ
て、必要送り量分だけ回転した後は、印字のために停止
する動作を繰り返しおこなう。
【0054】この用紙フィードローラ12には、図4に
示すように、ピンチローラ19が、スプリング力によっ
て付勢圧接しており、この圧接力で、用紙を挟持し搬送
する。同様に、排紙ローラ21には、排紙スターローラ
22が、スプリング力によって付勢圧接しており、この
圧接力で用紙が排出される。
【0055】用紙フィードローラ12の長さは、前述し
たように、収納時の長さより短いため、A4用紙の場
合、中央の140mmにしか摺接しない。用紙の搬送力
としては、この程度の長さで十分であるが、A4用紙の
幅210mmから140mmを差し引いた70mm(は
み出し部分)に対するガイドが必要となる。そこで、本
実施形態では、用紙フィードローラ12に中空パイプを
用い、その中に補助用として、フィードローラ中軸27
を引き出し自在に収納している。
【0056】そのフィードローラ中軸27は、収納時に
は、フィードローラ12内に収められ、使用時には、右
外装2と左外装3の引き出し動作に伴って、両外装2,
3に形成したリブ(図示省略)に、フィードローラ中軸
27に形成した周溝27aを引っ掛けて引き出すように
している。これにより、用紙のはみ出し部分70mmの
半分35mmずつを右外装2の内部および左外装3の内
部で安定に搬送・案内することができる。
【0057】同様に、プラテン20が形成された台板6
の内部には、プラテン補助板28が引き出し自在に収納
されており(図5参照)、使用時には、右外装2と左外
装3の引き出し動作に伴い両外装2,3に形成したリブ
(図示省略)に端部を固定されたプラテン補助板28を
引き出すことで、プラテン20からはみ出た用紙を案内
できるようにしている。なお、本実施形態では、この台
板6は、筺体1の内側に形成されたラックケーシングC
3を兼ね、前述したように、その内部には、座付きの底
前平歯車40が軸支され、その両側に、ラックギヤ3
8,39が噛み合った状態で収納されている。
【0058】また、キャリッジ10にはインクヘッド1
1が搭載されており、その後部は、図6に示すように、
スライドレール8に両端を固定されたキャリッジ走査軸
9によって保持されているが、その前部は、上下方向が
不安定になるため、図4に示すように、筺体1の前部内
側に設けたガイドレール31によって支持させるように
している。
【0059】すなわち、筺体1の前部内側には、断面形
状が凹状に形成された受け溝31aを横設形成し、その
受け溝31aに、左右の外装部2,3に設けた嵌挿部材
31bを摺動自在に嵌挿させることにより、左右の外装
部2,3の伸縮動作に連動して伸縮するガイドレール3
1を形成し、そのガイドレール31に、キャリッジ10
から前方に突設させた支持部を摺接自在に乗載させ、こ
れにより、印字動作時に、キャリッジ10をキャリッジ
走査軸9に沿って安定に移動させることができるように
している。
【0060】そして、キャリッジ10の内部に装着され
ているインクヘッド11のノズルの乾燥を防ぐために、
収納時には、インクヘッド11をキャッピングするよう
にしている。すなわち、収納時に、左右の外装2,3が
閉じられる時、スライドレール8が押し戻される時に、
キャリッジ10も、筺体1の中央に戻されることを利用
して、図5に示すように、プラテン20の中央穴に配設
されたキャッピングゴム46を、右外装2の底面前部に
固定された右外装底前ラックギヤ38に形成した突起
(押し上げ部材)38aによって(図7参照)、下から
押し上げ、インクヘッド11をキャッピングするように
構成している。なお、キャッピングゴム46は、筺体1
内のフレーム7に基部を回動自在に枢着された支持板4
6aの先端に載設固定され、左右の外装2,3が閉じら
れる時に、その支持板46aの底面に、右外装底前ラッ
クギヤ38に形成した突起38aを摺接させることによ
り、上方に押し上げられるようにすればよい。
【0061】以上説明したように、本実施形態の伸縮型
携帯プリンタでは、筺体1内に設けたフレーム7に、キ
ャリッジ10を主走査方向に案内するキャリッジ走査軸
9を設けたスライドレール8を、移動自在に配設したこ
とにより、主走査方向の伸縮量を大きく確保することが
でき、大サイズ用紙への印字が可能となり、携帯時また
は収納時等には、コンパクトに収縮することができる。
【0062】また、ラックとピニオン機構の採用によ
り、片方の外装を引き出しても、左右の外装部2,3
が、筺体1に対して連携して均等に伸縮するので、伸縮
操作が容易かつ確実となり、また、特に、拡大使用時に
は、プラテン20を形成する台板6をも含めた筺体1
と、左右の外装部2,3と、がラックとピニオン機構に
より、強固に連結されているので、高い連結強度を安定
して確保できるため、高い印字品位を確保することがで
き、かつ、トラブルも少なくなる。
【0063】そして、キャリッジ10を、段差のない単
一のキャリッジ走査軸9によって案内させ、かつ、その
キャリッジ走査軸9を具備したスライドレール8を、装
置本体に対してスライドさせるように二重のスライド構
成としたので、キャリッジ10の移動範囲(主走査方向
の走査幅)を大きく設定することができ、かつ、従来の
伸縮ロッド方式の様な段差がなく、印字への振動の影響
を格段に少なくすることができる。
【0064】さらに、スライドレール8を、第1のワイ
ヤー36を介して、第1のワイヤー駆動プーリ33aと
伝動連結し、かつ、キャリッジを、第2のワイヤー37
を介して、第2のワイヤー駆動プーリ33bと伝動連結
し、その両プーリ33a,33bを一体化したワイヤー
駆動プーリ33を、単一のキャリッジ駆動モータ32に
よって駆動させることで、キャリッジ10の駆動制御の
内容を簡素化することもできる。
【0065】また、図示は省略するが、ケーシングを操
作性よく伸縮動作させ、かつ、より安定した印字動作を
おこなうためには、筺体1の下面に摩擦係数の大きいゴ
ム等の弾性部材を貼着し、左右の外装部2,3の下面に
摩擦係数の低い樹脂材等からなる台部材を設ければよ
い。このようにすることで、重量のある筺体1の載置状
態が安定し、かつ、外部からの衝撃を吸収することもで
き、印字動作が安定すると共に、ケーシングを伸縮させ
る際には、筺体1を中心として、摩擦抵抗の少ない左右
の外装部2,3を操作性よく伸縮動作させることができ
る。
【0066】なお、本発明は、伸縮型携帯プリンタの構
成を以上説明した実施形態に限定するものではなく、少
なくとも、筺体と、該筺体の両側に伸縮自在に設けられ
る左右の外装部と、からなる伸縮自在なケーシング内
に、主走査方向に往復移動するキャリッジに搭載した印
字ヘッドから用紙に対してインクを吐出して印字をおこ
なう印字部と、前記用紙を副走査方向に送り移動させる
用紙搬送部と、を具備していればよく、その形式や構成
の如何を問わず、本発明を適用できるのはいうまでもな
い。また、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、適
宜、必要に応じて、部分的な改良や設計変更等は自由で
ある。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、以下の
効果を奏する。
【0068】(1)左右の外装部を、ラックとピニオン
機構により、筺体に対して、左右均等に伸縮自在となる
ように連結しているので、ケーシングの伸縮操作が容易
で使い勝手が向上し、使用時には高い連結強度を得るこ
とができる。
【0069】また、ラックとピニオン機構の採用によ
り、ケーシングの伸縮量を大に設定することができ、使
用時には、大きなサイズ用紙への印字を可能とし、不使
用時には、コンパクトに収縮することができる。
【0070】(2)左右の外装部に設けたラックを、筺
体に設けたピニオンの上下に噛み合わせるので、両外装
部を、筺体を基準として、左右均等に伸縮させることが
できる構成を簡易に形成することができる。
【0071】(3)ラックとピニオン機構を、伸縮自在
なケーシングの前面と後面、および底面、に設けるの
で、ケーシングの連結強度を立体的に向上させることが
でき、使用時に安定した印字が可能となり、耐久性も向
上する。
【0072】(4)筺体の下部に配設した台板を、ラッ
クとピニオン機構により、左右の外装部と連結したの
で、筺体下部のプラテン周辺の連結強度を向上させるこ
とができる。
【0073】(5)台板に、補助プラテンを出入り自在
に収納したので、左右の外装部を両側に引き出した時
に、プラテンでは不足する用紙の両側部分を、補助プラ
テンで受けることができる。
【0074】(6)キャリッジが、段差のない単一のキ
ャリッジ走査軸に案内支持されるので、キャリッジ自体
の移動動作が安定すると共に、駆動源等からの振動に対
する影響も少なくなり、印字動作が安定化する。
【0075】また、キャリッジ走査軸に沿って主走査方
向に移動するキャリッジ自体の移動動作に、スライドレ
ールの主走査方向への移動が加算されるので、用紙に対
するキャリッジの主走査方向への移動範囲が拡大され、
広い印字幅を確保することができ、大サイズ用紙への印
字が可能となる。
【0076】(7)キャリッジ駆動モータにより、第1
のワイヤーを介して、スライドレールを移動させること
ができ、かつ、第2のワイヤーを介して、そのスライド
レール8に架設したキャリッジ走査軸に案内支持されて
いるキャリッジを移動させることもできるので、単一の
駆動源で、キャリッジを、スライドレールの移動範囲を
も含めた幅の広い移動範囲に移動させることができる。
【0077】(8)第1のワイヤー駆動プーリと、前記
第2のワイヤー駆動プーリと、を同一軸心上に組み付け
るので、キャリッジ駆動モータからの両プーリへの駆動
力伝達のための構成を簡素化することができる。
【0078】また、第1のワイヤー駆動プーリの直径
と、第2のワイヤー駆動プーリの直径を、2:1の比率
に設定するので、キャリッジのスライドレールに対する
移動速度が、スライドレールの移動速度の1/2になる
ため、キャリッジの移動動作がスムーズになり、また、
その位置制御を精度よくおこなえるので、良好な印字品
位が得られる。
【0079】(9)両外装部の収縮時に、キャリッジが
筺体の中央部に配置されるので、その筺体に搭載される
印刷部と、用紙搬送部と、を、中央部に集約したコンパ
クトな構成が可能となる。
【0080】(10)印字ヘッドを密封するためのキャ
ップを、筺体内に設けたので、不使用時に印字ヘッドを
キャッピングするための構成が容易となる。
【0081】(11)左右の外装部のいずれか一方に配
設したラックに押し上げ部材を設けたので、左右の外装
部を前記筺体に対して収縮させた時に、その押し上げ部
材によって、キャップを、印字ヘッドに対して押し付け
密封することができる。
【0082】(12)筺体の排紙口の上部に横設された
受け溝に、前記左右の外装部に設けた嵌挿部材を摺動自
在に嵌挿させて形成した伸縮自在なガイドレールに、キ
ャリッジの排紙側部分を摺動自在に乗載させるので、ケ
ーシングを伸長させた使用時と、縮小した収納時の双方
において、キャリッジの排紙側部分を安定に保持するこ
とができる。
【0083】(13)筺体の下面には、摩擦係数の大き
い弾性部材を貼着し、前記左右の外装部の下面には、摩
擦係数の低い台部材を設けたので、筺体の載置状態が安
定し、かつ、外部からの衝撃を吸収することもでき、印
字動作が安定すると共に、ケーシングを伸縮させる際に
は、筺体を中心として、摩擦抵抗の少ない左右の外装部
を操作性よく伸縮動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る伸縮型携帯プリンタの
伸縮状態の斜視図である。
【図2】同伸縮型携帯プリンタの伸縮状態の平断面図で
ある。
【図3】同伸縮型携帯プリンタのラックとピニオン機構
の伸縮状態を正面から見た説明図である。
【図4】同伸縮型携帯プリンタの縦断正面図である。
【図5】同伸縮型携帯プリンタの内部構造を示す斜視図
である。
【図6】同伸縮型携帯プリンタのキャリッジの駆動機構
を上方から見た説明図である。
【図7】同伸縮型携帯プリンタの印字ヘッドへのキャッ
ピング機構の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1−筺体 2−右外装部 3−左外装部 6−台板 8−スライドレール 9−キャリッジ走査軸 10−キャリッジ 11−印字ヘッド 13,14,15、16,17,18、38,39,4
0、47,48,49−ラックとピニオン機構 31a−受け溝 31b−嵌挿部材 36−第1のワイヤー 37−第2のワイヤー 38a−押し上げ部材 46−キャップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体と、該筺体の両側に伸縮自在に設け
    られる左右の外装部と、からなる伸縮自在なケーシング
    内に、主走査方向に往復移動するキャリッジに搭載した
    印字ヘッドから用紙に対してインクを吐出して印字をお
    こなう印字部と、前記用紙を副走査方向に送り移動させ
    る用紙搬送部と、を具備した伸縮型携帯プリンタにおい
    て、 前記左右の外装部は、ラックとピニオン機構により、前
    記筺体に対して、左右均等に伸縮自在となるように連結
    されていることを特徴とする伸縮型携帯プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ラックとピニオン機構は、前記左右
    の外装部に設けたラックが、前記筺体に設けたピニオン
    の上下に噛み合うことにより構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の伸縮型携帯プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ラックとピニオン機構は、前記伸縮
    自在なケーシングの前面と後面、および底面、に設けら
    れることを特徴とする請求項1に記載の伸縮型携帯プリ
    ンタ。
  4. 【請求項4】 前記筺体の下部に、前記用紙を搬送する
    ためのプラテンを保持する台板を配設し、該台板を、前
    記ラックとピニオン機構により、前記左右の外装部と、
    連結したことを特徴とする請求項1に記載の伸縮型携帯
    プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記台板には、前記左右の外装部に連結
    された補助プラテンを出入り自在に収納したことを特徴
    とする請求項4に記載の伸縮型携帯プリンタ。
  6. 【請求項6】 前記筺体内には、前記左右の外装部の伸
    縮動作によって主走査方向に移動するスライドレールが
    配設され、該スライドレールには、前記キャリッジを主
    走査方向に案内支持する段差のない単一のキャリッジ走
    査軸が架設されていることを特徴とする請求項1に記載
    の伸縮型携帯プリンタ。
  7. 【請求項7】 前記スライドレールは、第1のワイヤー
    を介して、キャリッジ駆動モータによって回転駆動され
    る第1のワイヤー駆動プーリと、伝動連結され、かつ、
    前記キャリッジは、第2のワイヤーを介して、前記キャ
    リッジ駆動モータによって回転駆動される第2のワイヤ
    ー駆動プーリと、伝動連結されていることを特徴とする
    請求項6に記載の伸縮型携帯プリンタ。
  8. 【請求項8】 前記第1のワイヤー駆動プーリと、前記
    第2のワイヤー駆動プーリと、は同一軸心上に組付けら
    れ、かつ、前記第1のワイヤー駆動プーリの直径と、前
    記第2のワイヤー駆動プーリの直径は、2:1の比率に
    設定されていることを特徴とする請求項7に記載の伸縮
    型携帯プリンタ。
  9. 【請求項9】 前記左右の外装部を前記筺体に対して収
    縮させた時には、前記キャリッジは、前記筺体の中央部
    に配置されることを特徴とする請求項1に記載の伸縮型
    携帯プリンタ。
  10. 【請求項10】 前記左右の外装部を前記筺体に対して
    収縮させた時に、前記印字ヘッドを密封するためのキャ
    ップを、前記筺体内に設けていることを特徴とする請求
    項1に記載の伸縮型携帯プリンタ。
  11. 【請求項11】 前記左右の外装部を前記筺体に対して
    収縮させた時に、前記キャップを、前記印字ヘッドに対
    して密封状態に押し付けるための押し上げ部材を、前記
    左右の外装部のいずれか一方に配設されているラックに
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の伸縮型携帯プ
    リンタ。
  12. 【請求項12】 前記筺体の前面に設けた排紙口の上部
    には、断面形状が凹状に形成された受け溝が横設され、
    該受け溝に、前記左右の外装部に設けた嵌挿部材を摺動
    自在に嵌挿させることにより、前記キャリッジの排紙側
    部分を摺動自在に乗載させるガイドレールを形成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の伸縮型携帯プリンタ。
  13. 【請求項13】 前記筺体の下面には、摩擦力の大きい
    弾性部材を貼着し、前記左右の外装部の下面には、摩擦
    力の低い台部材を設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の伸縮型携帯プリンタ。
JP2002122846A 2002-04-24 2002-04-24 伸縮型携帯プリンタ Expired - Fee Related JP3977133B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122846A JP3977133B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 伸縮型携帯プリンタ
US10/421,865 US6736502B2 (en) 2002-04-24 2003-04-24 Expandable/contractible type portable printer
CNB031232647A CN1179852C (zh) 2002-04-24 2003-04-24 可伸展/收缩型便携式打印机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002122846A JP3977133B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 伸縮型携帯プリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003312089A true JP2003312089A (ja) 2003-11-06
JP3977133B2 JP3977133B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=29243645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002122846A Expired - Fee Related JP3977133B2 (ja) 2002-04-24 2002-04-24 伸縮型携帯プリンタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6736502B2 (ja)
JP (1) JP3977133B2 (ja)
CN (1) CN1179852C (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7154639B2 (en) * 2001-10-25 2006-12-26 Chuwn-Jen Chien Transmission mechanism of image scanner with adjustable resolution
US7133168B2 (en) * 2002-12-12 2006-11-07 Xerox Corporation Portable coilable electronic apparatus and method
US8123350B2 (en) * 2003-06-03 2012-02-28 Hexagon Metrology Ab Computerized apparatus and method for applying graphics to surfaces
US7044665B2 (en) * 2003-06-03 2006-05-16 Dreamscape Interiors, Inc. Computerized apparatus and method for applying graphics to surfaces
US7748840B2 (en) * 2006-09-27 2010-07-06 Lexmark International, Inc. Methods and apparatus for handheld printing with optical positioning
US7938531B2 (en) 2006-09-27 2011-05-10 Lexmark International, Inc. Methods and apparatus for handheld printing with optical positioning
US7918519B2 (en) 2006-09-27 2011-04-05 Lexmark International, Inc. Methods and apparatus for handheld printing with optical positioning
US8092006B2 (en) 2007-06-22 2012-01-10 Lexmark International, Inc. Handheld printer configuration
US20090040286A1 (en) * 2007-08-08 2009-02-12 Tan Theresa Joy L Print scheduling in handheld printers
CN101450554B (zh) * 2008-10-23 2011-02-16 旭丽电子(广州)有限公司 打印装置
WO2013029665A1 (en) * 2011-08-31 2013-03-07 Barbieri Electronic Ohg Des Barbieri Siegfried & C. Color measurement apparatus
JP5633529B2 (ja) * 2012-03-19 2014-12-03 カシオ計算機株式会社 ネイルプリント装置
JP5883043B2 (ja) * 2013-02-28 2016-03-09 株式会社沖データ 読取装置および複合装置
JP6127636B2 (ja) * 2013-03-26 2017-05-17 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP6322381B2 (ja) * 2013-10-17 2018-05-09 富士通コンポーネント株式会社 プリンタ装置
US9802431B2 (en) * 2016-01-13 2017-10-31 Océ Holding B.V. Impact damping device for print-head assembly and printing apparatus incorporating same
JP6790673B2 (ja) * 2016-09-28 2020-11-25 カシオ計算機株式会社 印刷装置
JP7097000B2 (ja) * 2018-09-28 2022-07-07 株式会社リコー 画像形成装置及び画像形成装置本体
JP2020192753A (ja) * 2019-05-29 2020-12-03 キヤノン株式会社 記録装置、記録制御方法、処理装置およびプログラム
WO2021134530A1 (zh) * 2019-12-31 2021-07-08 李庆远 大范围可变打印尺寸的绘画打印机
CN112153235A (zh) * 2020-09-24 2020-12-29 湖南千寻未来科技有限公司 一种压页机构、扫描装置和扫描方法
JP2024049012A (ja) * 2022-09-28 2024-04-09 株式会社リコー 液体吐出装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5172903A (en) * 1990-09-28 1992-12-22 Konica Corporation Paper feed cassette
JPH10230662A (ja) 1997-02-19 1998-09-02 Minolta Co Ltd 画像出力装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20030202083A1 (en) 2003-10-30
JP3977133B2 (ja) 2007-09-19
US6736502B2 (en) 2004-05-18
CN1179852C (zh) 2004-12-15
CN1453138A (zh) 2003-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3977133B2 (ja) 伸縮型携帯プリンタ
US6120127A (en) Recording apparatus with ink tank movable relative to recording head
US7905482B2 (en) Recording apparatus
JP5132353B2 (ja) 記録装置
US20070069457A1 (en) Image recording apparatus having conveying device for conveying recording medium
JP2007261754A (ja) ロール状媒体支持装置及び記録装置
JP4816192B2 (ja) ロール状媒体支持機構及び記録装置
JP2007261061A (ja) 画像記録装置
US20070030303A1 (en) Inkjet image forming apparatus
JP2007261086A (ja) ロール状媒体支持装置及び記録装置
JP4674518B2 (ja) 画像記録装置
JP2021094820A (ja) 記録装置
JP4297679B2 (ja) 伸縮型携帯プリンタ
JP3873186B2 (ja) インクジェット式画像形成装置
JP2004167923A (ja) 伸縮型携帯プリンタ
JP2004142309A (ja) 伸縮型画像形成装置のキャッピング機構及びそのキャッピング機構を備えた伸縮型画像形成装置
JP2974516B2 (ja) 画像記録装置
JP2013121705A (ja) 画像形成装置
JP7474074B2 (ja) 記録装置
JP2938678B2 (ja) シート収納装置及び前記シート収納装置を有する画像形成装置
JP7286978B2 (ja) 液体噴射装置
JP2007254121A (ja) 記録装置
JP3141924B2 (ja) プリンタ装置の用紙排出機構
JPH0330973A (ja) シリアル記録装置
JPH04282252A (ja) インクジェット記録装置および情報処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070426

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070522

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070620

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3977133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100629

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110629

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120629

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130629

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees