JP2003302518A - 電気光学パネル用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器 - Google Patents
電気光学パネル用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器Info
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- JP2003302518A JP2003302518A JP2002108525A JP2002108525A JP2003302518A JP 2003302518 A JP2003302518 A JP 2003302518A JP 2002108525 A JP2002108525 A JP 2002108525A JP 2002108525 A JP2002108525 A JP 2002108525A JP 2003302518 A JP2003302518 A JP 2003302518A
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- Optical Filters (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 マルチギャップタイプの液晶パネルにおい
て、透過表示領域のみにおいてオーバーコート層を除去
する工程を省略することにより、製造工程を簡略化し、
コストを抑制する。 【解決手段】 透光性の基板101上に、反射表示用カ
ラーフィルタ層120Rが、その外面が透過表示用カラ
ーフィルタ層120Tの外面よりも所定値(α)だけ高
くなるように設けられている。そして、それらカラーフ
ィルタ層上に、層厚が均一なオーバーコート層127が
設けられるので、反射表示領域におけるオーバーコート
層の外面は、透過表示領域におけるオーバーコート層の
外面よりも所定値αだけ高くなる。この液晶パネル用基
板を用いて液晶パネルを構成した場合には、透過表示領
域における液晶層の層厚が、反射表示領域における液晶
層の層厚よりも所定値(α)だけ厚いマルチギャップ構
造となる。
て、透過表示領域のみにおいてオーバーコート層を除去
する工程を省略することにより、製造工程を簡略化し、
コストを抑制する。 【解決手段】 透光性の基板101上に、反射表示用カ
ラーフィルタ層120Rが、その外面が透過表示用カラ
ーフィルタ層120Tの外面よりも所定値(α)だけ高
くなるように設けられている。そして、それらカラーフ
ィルタ層上に、層厚が均一なオーバーコート層127が
設けられるので、反射表示領域におけるオーバーコート
層の外面は、透過表示領域におけるオーバーコート層の
外面よりも所定値αだけ高くなる。この液晶パネル用基
板を用いて液晶パネルを構成した場合には、透過表示領
域における液晶層の層厚が、反射表示領域における液晶
層の層厚よりも所定値(α)だけ厚いマルチギャップ構
造となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半透過反射型液晶
表示装置に関し、特に1画素内の透過表示領域と反射表
示領域との間で液晶層の層厚を適正な値に調整したマル
チギャップタイプの液晶装置に関する。
表示装置に関し、特に1画素内の透過表示領域と反射表
示領域との間で液晶層の層厚を適正な値に調整したマル
チギャップタイプの液晶装置に関する。
【0002】
【背景技術】各種の液晶装置のうち、透過モード及び反
射モードの双方で画像を表示可能なものは半透過反射型
液晶装置と呼ばれ、携帯電話、携帯型情報端末などに広
く利用されている。
射モードの双方で画像を表示可能なものは半透過反射型
液晶装置と呼ばれ、携帯電話、携帯型情報端末などに広
く利用されている。
【0003】この半透過反射型液晶装置は、表面に第1
の透明電極が形成された透明な第1の基板と、第1の電
極と対向する面側に第2の透明電極が形成された透明な
第2の基板により、TN(ツイステッドネマティック)
モードの液晶層を挟持してなる。第1の基板には、第1
の透明電極と第2の透明電極とが対向する画素領域内に
反射表示領域を構成する光反射層が形成され、この光反
射層に設けられた開口に相当する領域が透過表示領域と
なっている。第1の基板及び第2の基板の各々の外側に
は偏光板が配置される。また、光反射層が形成されてい
る第1の基板側には、偏光板のさらに外側にバックライ
ト装置が配置される。
の透明電極が形成された透明な第1の基板と、第1の電
極と対向する面側に第2の透明電極が形成された透明な
第2の基板により、TN(ツイステッドネマティック)
モードの液晶層を挟持してなる。第1の基板には、第1
の透明電極と第2の透明電極とが対向する画素領域内に
反射表示領域を構成する光反射層が形成され、この光反
射層に設けられた開口に相当する領域が透過表示領域と
なっている。第1の基板及び第2の基板の各々の外側に
は偏光板が配置される。また、光反射層が形成されてい
る第1の基板側には、偏光板のさらに外側にバックライ
ト装置が配置される。
【0004】このような構成の液晶装置では、バックラ
イト装置から出射された光のうち、透過表示領域に入射
した光は、第2の基板側から液晶層に入射し、液晶層で
光変調された後、第2の基板側から透過表示光として出
射されて画像を表示する(透過モード)。
イト装置から出射された光のうち、透過表示領域に入射
した光は、第2の基板側から液晶層に入射し、液晶層で
光変調された後、第2の基板側から透過表示光として出
射されて画像を表示する(透過モード)。
【0005】また、第2の基板側から入射した外光のう
ち、反射表示領域に入射した光は、液晶層を通って反射
層に至り、反射層で反射されて再び液晶層を通って第2
の基板側から反射表示光として出射されて画像を表示す
る(反射モード)。
ち、反射表示領域に入射した光は、液晶層を通って反射
層に至り、反射層で反射されて再び液晶層を通って第2
の基板側から反射表示光として出射されて画像を表示す
る(反射モード)。
【0006】ここで、第1の基板上には、反射表示領域
と透過表示領域の各々に反射表示用カラーフィルタ及び
透過表示用カラーフィルタが形成されているので、透過
モード及び反射モードのいずれにおいてもカラー表示が
可能である。
と透過表示領域の各々に反射表示用カラーフィルタ及び
透過表示用カラーフィルタが形成されているので、透過
モード及び反射モードのいずれにおいてもカラー表示が
可能である。
【0007】このように、液晶層により光変調が行われ
る際、液晶のツイスト角を小さく設定した場合には、偏
光状態の変化が屈折率差Δnと液晶層の層厚dの積(リ
タデーションΔn・d)の関数になるため、この値を適
正化しておけば視認性の良い表示を行うことができる。
しかしながら、半透過反射型の液晶装置において、透過
表示光は液晶層を一度だけ通過して出射されるのに対し
て、反射表示光は液晶層を2度通過することになるた
め、透過表示光及び反射表示光の双方において同時にリ
タデーションΔn・dを最適化することは困難である。
従って、反射モードでの表示が視認性の良いものとなる
ように液晶層の層厚dを設定すると、透過モードでの表
示が犠牲となる。逆に、透過モードでの表示が視認性の
良いものとなるように液晶層の層厚dを設定すると、反
射モードでの表示が犠牲となる。
る際、液晶のツイスト角を小さく設定した場合には、偏
光状態の変化が屈折率差Δnと液晶層の層厚dの積(リ
タデーションΔn・d)の関数になるため、この値を適
正化しておけば視認性の良い表示を行うことができる。
しかしながら、半透過反射型の液晶装置において、透過
表示光は液晶層を一度だけ通過して出射されるのに対し
て、反射表示光は液晶層を2度通過することになるた
め、透過表示光及び反射表示光の双方において同時にリ
タデーションΔn・dを最適化することは困難である。
従って、反射モードでの表示が視認性の良いものとなる
ように液晶層の層厚dを設定すると、透過モードでの表
示が犠牲となる。逆に、透過モードでの表示が視認性の
良いものとなるように液晶層の層厚dを設定すると、反
射モードでの表示が犠牲となる。
【0008】そこで、特開平11−242226号公報
には、反射表示領域における液晶層の層厚を透過表示領
域における液晶層の層厚よりも小さくした構造の半透過
反射型液晶装置が開示されている。このような液晶装置
はマルチギャップタイプと呼ばれる。
には、反射表示領域における液晶層の層厚を透過表示領
域における液晶層の層厚よりも小さくした構造の半透過
反射型液晶装置が開示されている。このような液晶装置
はマルチギャップタイプと呼ばれる。
【0009】このマルチギャップ構造は、前述の反射表
示領域、より具体的には反射表示用カラーフィルタ上に
層厚調整のためのオーバーコート層を形成することによ
り実現できる。このとき、透過表示用カラーフィルタ上
にはオーバーコート層を形成しない。こうすることによ
り、透過表示領域では反射表示領域と比較して、オーバ
ーコート層の厚さ分だけ液晶層の層厚dが大きくなるの
で、透過表示光及び反射表示光の双方に対してリタデー
ションΔn・dを最適化することができ、透過モードと
反射モードの双方において視認性の良い画像表示が可能
となる。
示領域、より具体的には反射表示用カラーフィルタ上に
層厚調整のためのオーバーコート層を形成することによ
り実現できる。このとき、透過表示用カラーフィルタ上
にはオーバーコート層を形成しない。こうすることによ
り、透過表示領域では反射表示領域と比較して、オーバ
ーコート層の厚さ分だけ液晶層の層厚dが大きくなるの
で、透過表示光及び反射表示光の双方に対してリタデー
ションΔn・dを最適化することができ、透過モードと
反射モードの双方において視認性の良い画像表示が可能
となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなマルチギ
ャップタイプの液晶装置においては、透過表示領域と反
射表示領域における液晶層の層厚を異ならせるために、
透過表示領域においては透過表示用カラーフィルタ上に
オーバーコート層を形成しないこととする一方、反射表
示領域においては反射表示用カラーフィルタ上に所定厚
さ(例えばdとする)のオーバーコート層を形成する。
これにより、透過表示領域と反射表示領域ではdだけ液
層層の層厚を異ならせている。
ャップタイプの液晶装置においては、透過表示領域と反
射表示領域における液晶層の層厚を異ならせるために、
透過表示領域においては透過表示用カラーフィルタ上に
オーバーコート層を形成しないこととする一方、反射表
示領域においては反射表示用カラーフィルタ上に所定厚
さ(例えばdとする)のオーバーコート層を形成する。
これにより、透過表示領域と反射表示領域ではdだけ液
層層の層厚を異ならせている。
【0011】しかし、このように反射表示領域のみにお
いて約dの層厚のオーバーコート層を形成するために
は、反射表示領域のみならず透過表示領域も含む全領域
に対してまず一定の層厚でオーバーコート層を形成した
後、透過表示領域のみにおいてフォトリソグラフィー技
術によりオーバーコート層をパターニング(除去)する
必要がある。
いて約dの層厚のオーバーコート層を形成するために
は、反射表示領域のみならず透過表示領域も含む全領域
に対してまず一定の層厚でオーバーコート層を形成した
後、透過表示領域のみにおいてフォトリソグラフィー技
術によりオーバーコート層をパターニング(除去)する
必要がある。
【0012】本発明は、上記のような透過表示領域のみ
においてオーバーコート層を除去する工程を省略するこ
とにより、製造工程を簡略化し、コストを抑制すること
が可能なマルチギャップタイプの液晶パネル用基板及び
その製造方法、液晶パネル並びに電子機器を提供するこ
とを課題とする。
においてオーバーコート層を除去する工程を省略するこ
とにより、製造工程を簡略化し、コストを抑制すること
が可能なマルチギャップタイプの液晶パネル用基板及び
その製造方法、液晶パネル並びに電子機器を提供するこ
とを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの観点で
は、電気光学パネル用基板は、基板と、透過表示領域に
おいて前記基板上に配置された第1カラーフィルタ層
と、反射表示領域において前記基板上に配置された第2
カラーフィルタ層と、前記第1カラーフィルタ層及び前
記第2カラーフィルタ層の両方を覆うオーバーコート層
と、を備え、前記第2カラーフィルタ層の外面の前記基
板からの高さは、前記第1カラーフィルタ層の外面の前
記基板からの高さより所定値α高いことを特徴とする。
は、電気光学パネル用基板は、基板と、透過表示領域に
おいて前記基板上に配置された第1カラーフィルタ層
と、反射表示領域において前記基板上に配置された第2
カラーフィルタ層と、前記第1カラーフィルタ層及び前
記第2カラーフィルタ層の両方を覆うオーバーコート層
と、を備え、前記第2カラーフィルタ層の外面の前記基
板からの高さは、前記第1カラーフィルタ層の外面の前
記基板からの高さより所定値α高いことを特徴とする。
【0014】また、本発明の他の観点によれば、電気光
学パネル用基板は、基板と、前記基板上に配置された第
1表示用電極と、前記第1表示用電極に対向するように
配置された第2表示用電極と、前記第1表示用電極と前
記第2表示用電極との平面的な重なり領域に形成された
複数のドットと、前記ドット領域の各々の透過表示領域
に配置された第1カラーフィルタ層と、前記ドット領域
の各々の反射表示領域に配置された第2カラーフィルタ
層と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフ
ィルタ層の両方を覆うオーバーコート層と、を備え、前
記第2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さ
は、前記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの
高さより所定値α高いことを特徴とする。
学パネル用基板は、基板と、前記基板上に配置された第
1表示用電極と、前記第1表示用電極に対向するように
配置された第2表示用電極と、前記第1表示用電極と前
記第2表示用電極との平面的な重なり領域に形成された
複数のドットと、前記ドット領域の各々の透過表示領域
に配置された第1カラーフィルタ層と、前記ドット領域
の各々の反射表示領域に配置された第2カラーフィルタ
層と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフ
ィルタ層の両方を覆うオーバーコート層と、を備え、前
記第2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さ
は、前記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの
高さより所定値α高いことを特徴とする。
【0015】上記の電気光学パネル用基板は、例えばガ
ラス、プラスチックなどの透光性の基板上に、第1カラ
ーフィルタ層と第2カラーフィルタ層が配置される。こ
こで、第2カラーフィルタ層は、その外面の基板からの
高さが、第1カラーフィルタ層の外面の基板からの高さ
よりも所定値だけ高くなるように設けられている。即
ち、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィルタ層はそ
の間に所定値の段差を有する構造となっている。そし
て、それらカラーフィルタ層上にオーバーコート層が設
けられる。その結果、第2カラーフィルタ層の領域にお
けるオーバーコート層の外面は、第1カラーフィルタ層
の領域におけるオーバーコート層の外面よりも所定値だ
け高くなる。従って、この電気光学パネル用基板を用い
て電気光学パネルを構成した場合には、第2カラーフィ
ルタ層の領域における電気光学物質層の層厚が、第1カ
ラーフィルタ層の領域における電気光学物質層の層厚よ
りも所定値だけ厚いマルチギャップ構造となる。
ラス、プラスチックなどの透光性の基板上に、第1カラ
ーフィルタ層と第2カラーフィルタ層が配置される。こ
こで、第2カラーフィルタ層は、その外面の基板からの
高さが、第1カラーフィルタ層の外面の基板からの高さ
よりも所定値だけ高くなるように設けられている。即
ち、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィルタ層はそ
の間に所定値の段差を有する構造となっている。そし
て、それらカラーフィルタ層上にオーバーコート層が設
けられる。その結果、第2カラーフィルタ層の領域にお
けるオーバーコート層の外面は、第1カラーフィルタ層
の領域におけるオーバーコート層の外面よりも所定値だ
け高くなる。従って、この電気光学パネル用基板を用い
て電気光学パネルを構成した場合には、第2カラーフィ
ルタ層の領域における電気光学物質層の層厚が、第1カ
ラーフィルタ層の領域における電気光学物質層の層厚よ
りも所定値だけ厚いマルチギャップ構造となる。
【0016】即ち、マルチギャップ構造において第1カ
ラーフィルタ層の領域と第2カラーフィルタ層の領域に
おける電気光学物資層の層厚の差として好ましい所定値
だけ、予め第2カラーフィルタ層の外面が第1カラーフ
ィルタ層の外面より高くなるように各カラーフィルタ層
を設ければ、その後にオーバーコート層を設けるだけ
で、所望のマルチギャップ構造が得られる。よって、オ
ーバーコート層をフォトリソグラフィーによりパターニ
ングする工程が不要となり、製造工程の簡略化、製造コ
ストの抑制が図られる。
ラーフィルタ層の領域と第2カラーフィルタ層の領域に
おける電気光学物資層の層厚の差として好ましい所定値
だけ、予め第2カラーフィルタ層の外面が第1カラーフ
ィルタ層の外面より高くなるように各カラーフィルタ層
を設ければ、その後にオーバーコート層を設けるだけ
で、所望のマルチギャップ構造が得られる。よって、オ
ーバーコート層をフォトリソグラフィーによりパターニ
ングする工程が不要となり、製造工程の簡略化、製造コ
ストの抑制が図られる。
【0017】上記の電気光学パネル用基板において、前
記オーバーコート層の層厚は、前記第1カラーフィルタ
層及び前記第2カラーフィルタ層を覆っている領域にお
いて、実質的に均一であることが好ましい。これによ
り、各カラーフィルタ層の間に好ましい層厚の差を正確
に設けることができる。
記オーバーコート層の層厚は、前記第1カラーフィルタ
層及び前記第2カラーフィルタ層を覆っている領域にお
いて、実質的に均一であることが好ましい。これによ
り、各カラーフィルタ層の間に好ましい層厚の差を正確
に設けることができる。
【0018】上記の電気光学パネル用基板においては、
前記第1カラーフィルタ層および前記第2カラーフィル
タ層によって前記透過表示領域の位置に対応して凹部が
形成されてなり、前記オーバーコート層は前記凹部の外
形に沿うように設けられ、前記凹部の位置に対応して前
記オーバーコート層に凹部が形成されてなることが好ま
しい。
前記第1カラーフィルタ層および前記第2カラーフィル
タ層によって前記透過表示領域の位置に対応して凹部が
形成されてなり、前記オーバーコート層は前記凹部の外
形に沿うように設けられ、前記凹部の位置に対応して前
記オーバーコート層に凹部が形成されてなることが好ま
しい。
【0019】上記の電気光学パネル用基板においては、
前記反射表示領域における前記オーバーコート層の外面
の前記基板からの高さは、前記透過表示領域における前
記オーバーコート層の外面の前記基板からの高さより実
質的に前記所定値α高くなる。また、前記所定値αは1
〜5μmであることが望ましく、前記第1カラーフィル
タ層は、前記第2カラーフィルタ層よりも光学濃度が大
きいことが望ましい。
前記反射表示領域における前記オーバーコート層の外面
の前記基板からの高さは、前記透過表示領域における前
記オーバーコート層の外面の前記基板からの高さより実
質的に前記所定値α高くなる。また、前記所定値αは1
〜5μmであることが望ましく、前記第1カラーフィル
タ層は、前記第2カラーフィルタ層よりも光学濃度が大
きいことが望ましい。
【0020】上記の電気光学パネル用基板の一態様で
は、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記
第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して光を一回通過
させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた場合に、前記
第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィルタ層よ
りも可視光域380nm〜780nmにおける前記分光
透過率曲線の積分値が小さいことが好ましい。また、前
記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィルタ層
の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を有することが好まし
く、前記第2カラーフィルタ層の1.7倍〜2.3倍の
光学濃度を有することがさらに好ましい。これにより、
透過表示時及び反射表示時における表示画質に差のない
半透過反射型表示を実現することができる。
は、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記
第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して光を一回通過
させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた場合に、前記
第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィルタ層よ
りも可視光域380nm〜780nmにおける前記分光
透過率曲線の積分値が小さいことが好ましい。また、前
記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィルタ層
の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を有することが好まし
く、前記第2カラーフィルタ層の1.7倍〜2.3倍の
光学濃度を有することがさらに好ましい。これにより、
透過表示時及び反射表示時における表示画質に差のない
半透過反射型表示を実現することができる。
【0021】上記の電気光学パネル用基板の他の一態様
では、前記複数のドットは、少なくとも3つ設けられ、
C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記第2
カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させて、前記第
1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層の色
度座標を算出し、xy色度図上にプロットした場合に、
前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を頂点とする
三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層の前記色度
座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以上6.0倍
以下であることが好ましい。これにより、透過表示時及
び反射表示時における表示画質に差のない半透過反射型
表示を実現することができる。
では、前記複数のドットは、少なくとも3つ設けられ、
C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記第2
カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させて、前記第
1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層の色
度座標を算出し、xy色度図上にプロットした場合に、
前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を頂点とする
三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層の前記色度
座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以上6.0倍
以下であることが好ましい。これにより、透過表示時及
び反射表示時における表示画質に差のない半透過反射型
表示を実現することができる。
【0022】また、上記の電気光学パネル用基板と、前
記電気光学パネル用基板と対向配置される対向基板と、
前記電気光学パネル用基板と前記対向基板との間に配設
された電気光学物質層と、を備え、前記透過表示領域に
おける前記電気光学物質層の層厚が前記反射表示領域に
おける電気光学物質層の層厚より厚い電気光学パネルを
構成することができ、さらにその電気光学パネルにおい
て、前記透過表示領域における前記電気光学物質層の層
厚を、前記反射表示領域における電気光学物質層の層厚
より実質的に前記所定値α厚くすることができる。ま
た、上記の電気光学パネルは、前記電気光学物質として
液晶を含むことができる。さらに、上記の電気光学パネ
ルを表示部として備える電子機器を構成することができ
る。
記電気光学パネル用基板と対向配置される対向基板と、
前記電気光学パネル用基板と前記対向基板との間に配設
された電気光学物質層と、を備え、前記透過表示領域に
おける前記電気光学物質層の層厚が前記反射表示領域に
おける電気光学物質層の層厚より厚い電気光学パネルを
構成することができ、さらにその電気光学パネルにおい
て、前記透過表示領域における前記電気光学物質層の層
厚を、前記反射表示領域における電気光学物質層の層厚
より実質的に前記所定値α厚くすることができる。ま
た、上記の電気光学パネルは、前記電気光学物質として
液晶を含むことができる。さらに、上記の電気光学パネ
ルを表示部として備える電子機器を構成することができ
る。
【0023】本発明のさらに他の観点では、電気光学パ
ネル用基板の製造方法は、透過表示領域において基板上
に第1カラーフィルタ層を形成する工程と、反射表示領
域において前記基板上に第2カラーフィルタ層を形成す
る工程と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラ
ーフィルタ層の両方の上に、オーバーコート層を形成す
る工程と、を備え、前記第2カラーフィルタは、当該第
2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さが、前
記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さよ
り所定値だけ高くなるように形成する。
ネル用基板の製造方法は、透過表示領域において基板上
に第1カラーフィルタ層を形成する工程と、反射表示領
域において前記基板上に第2カラーフィルタ層を形成す
る工程と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラ
ーフィルタ層の両方の上に、オーバーコート層を形成す
る工程と、を備え、前記第2カラーフィルタは、当該第
2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さが、前
記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さよ
り所定値だけ高くなるように形成する。
【0024】また、本発明のさらに他の観点では、基板
と、前記基板上に配置された第1表示用電極と、前記第
1表示用電極に対向するように配置された第2表示用電
極と、前記第1表示用電極と前記第2表示用電極との平
面的な重なり領域に形成された複数のドットと、を備え
る電気光学パネル用基板の製造方法において、各前記ド
ットの透過表示領域において基板上に第1カラーフィル
タ層を形成する工程と、各前記ドットの反射表示領域に
おいて前記基板上に第2カラーフィルタ層を形成する工
程と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフ
ィルタ層の両方の上に、オーバーコート層を形成する工
程と、を備え、前記第2カラーフィルタは、当該第2カ
ラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さが、前記第
1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さより所
定値だけ高くなるように形成する。
と、前記基板上に配置された第1表示用電極と、前記第
1表示用電極に対向するように配置された第2表示用電
極と、前記第1表示用電極と前記第2表示用電極との平
面的な重なり領域に形成された複数のドットと、を備え
る電気光学パネル用基板の製造方法において、各前記ド
ットの透過表示領域において基板上に第1カラーフィル
タ層を形成する工程と、各前記ドットの反射表示領域に
おいて前記基板上に第2カラーフィルタ層を形成する工
程と、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフ
ィルタ層の両方の上に、オーバーコート層を形成する工
程と、を備え、前記第2カラーフィルタは、当該第2カ
ラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さが、前記第
1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さより所
定値だけ高くなるように形成する。
【0025】上記の電気光学パネル用基板の製造方法に
よれば、例えばガラス、プラスチックなどの透光性の基
板上に、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィルタ層
が形成される。ここで、第2カラーフィルタ層は、その
外面の基板からの高さが、第1カラーフィルタ層の外面
の基板からの高さよりも所定値だけ高くなるように形成
される。即ち、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィ
ルタ層はその間に所定値の段差を有する構造となってい
る。そして、それらカラーフィルタ層上にオーバーコー
ト層が形成される。その結果、第2カラーフィルタ層の
領域におけるオーバーコート層の外面は、第1カラーフ
ィルタ層の領域におけるオーバーコート層の外面よりも
所定値だけ高くなる。従って、この電気光学パネル用基
板を用いて電気光学パネルを構成した場合には、第2カ
ラーフィルタ層の領域における電気光学物質層の層厚
が、第1カラーフィルタ層の領域における電気光学物質
層の層厚よりも所定値だけ厚いマルチギャップ構造とな
る。
よれば、例えばガラス、プラスチックなどの透光性の基
板上に、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィルタ層
が形成される。ここで、第2カラーフィルタ層は、その
外面の基板からの高さが、第1カラーフィルタ層の外面
の基板からの高さよりも所定値だけ高くなるように形成
される。即ち、第1カラーフィルタ層と第2カラーフィ
ルタ層はその間に所定値の段差を有する構造となってい
る。そして、それらカラーフィルタ層上にオーバーコー
ト層が形成される。その結果、第2カラーフィルタ層の
領域におけるオーバーコート層の外面は、第1カラーフ
ィルタ層の領域におけるオーバーコート層の外面よりも
所定値だけ高くなる。従って、この電気光学パネル用基
板を用いて電気光学パネルを構成した場合には、第2カ
ラーフィルタ層の領域における電気光学物質層の層厚
が、第1カラーフィルタ層の領域における電気光学物質
層の層厚よりも所定値だけ厚いマルチギャップ構造とな
る。
【0026】即ち、マルチギャップ構造において第1カ
ラーフィルタ層の領域と第2カラーフィルタ層の領域に
おける電気光学物資層の層厚の差として好ましい所定値
だけ、予め第2カラーフィルタ層の外面が第1カラーフ
ィルタ層の外面より高くなるように各カラーフィルタ層
を設ければ、その後にオーバーコート層を設けるだけ
で、所望のマルチギャップ構造が得られる。よって、オ
ーバーコート層をフォトリソグラフィーによりパターニ
ングする工程が不要となり、製造工程の簡略化、製造コ
ストの抑制が図られる。
ラーフィルタ層の領域と第2カラーフィルタ層の領域に
おける電気光学物資層の層厚の差として好ましい所定値
だけ、予め第2カラーフィルタ層の外面が第1カラーフ
ィルタ層の外面より高くなるように各カラーフィルタ層
を設ければ、その後にオーバーコート層を設けるだけ
で、所望のマルチギャップ構造が得られる。よって、オ
ーバーコート層をフォトリソグラフィーによりパターニ
ングする工程が不要となり、製造工程の簡略化、製造コ
ストの抑制が図られる。
【0027】上記の電気光学パネル用基板の製造方法に
おいて、前記オーバーコート層の層厚は、前記第1カラ
ーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層を覆ってい
る領域において、実質的に均一であることが好ましい。
これにより、各カラーフィルタ層の間に好ましい層厚の
差を正確に設けることができる。
おいて、前記オーバーコート層の層厚は、前記第1カラ
ーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層を覆ってい
る領域において、実質的に均一であることが好ましい。
これにより、各カラーフィルタ層の間に好ましい層厚の
差を正確に設けることができる。
【0028】前記所定値αは1〜5μmであることが望
ましく、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラー
フィルタ層よりも光学濃度が大きいことが望ましい。
ましく、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラー
フィルタ層よりも光学濃度が大きいことが望ましい。
【0029】上記の電気光学パネル用基板の製造方法の
一態様では、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層
及び前記第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して光を
一回通過させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた場合
に、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィ
ルタ層よりも可視光域380nm〜780nmにおける
前記分光透過率曲線の積分値が小さいことが好ましい。
また、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフ
ィルタ層の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を有すること
が好ましく、前記第2カラーフィルタ層の1.7倍〜
2.3倍の光学濃度を有することがさらに好ましい。こ
れにより、透過表示時及び反射表示時における表示画質
に差のない半透過反射型表示を実現することができる。
一態様では、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層
及び前記第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して光を
一回通過させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた場合
に、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフィ
ルタ層よりも可視光域380nm〜780nmにおける
前記分光透過率曲線の積分値が小さいことが好ましい。
また、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフ
ィルタ層の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を有すること
が好ましく、前記第2カラーフィルタ層の1.7倍〜
2.3倍の光学濃度を有することがさらに好ましい。こ
れにより、透過表示時及び反射表示時における表示画質
に差のない半透過反射型表示を実現することができる。
【0030】上記の電気光学パネル用基板の製造方法の
他の一態様では、前記複数のドットは、少なくとも3つ
設けられ、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及
び前記第2カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させ
て、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィ
ルタ層の色度座標を算出し、xy色度図上にプロットし
た場合に、前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を
頂点とする三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層
の前記色度座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以
上6.0倍以下であることが好ましい。これにより、透
過表示時及び反射表示時における表示画質に差のない半
透過反射型表示を実現することができる。
他の一態様では、前記複数のドットは、少なくとも3つ
設けられ、C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及
び前記第2カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させ
て、前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィ
ルタ層の色度座標を算出し、xy色度図上にプロットし
た場合に、前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を
頂点とする三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層
の前記色度座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以
上6.0倍以下であることが好ましい。これにより、透
過表示時及び反射表示時における表示画質に差のない半
透過反射型表示を実現することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について説明する。
適な実施の形態について説明する。
【0032】[液晶表示パネル]まず、本発明を適用し
た液晶表示パネルの実施形態について説明する。図1
に、本発明の実施形態にかかる半透過反射型の液晶表示
パネルの断面図を示す。
た液晶表示パネルの実施形態について説明する。図1
に、本発明の実施形態にかかる半透過反射型の液晶表示
パネルの断面図を示す。
【0033】図1において、液晶表示パネル100は、
ガラスやプラスチックなどからなる基板101と基板1
02とがシール材103を介して貼り合わせられ、内部
に液晶104が封入されてなる。また、基板102の外
面上には位相差板105及び偏光板106が順に配置さ
れ、基板101の外面上には位相差板107及び偏光板
108が順に配置される。なお、偏光板108の下方に
は、透過型表示を行う際に照明光を発するバックライト
109が配置される。
ガラスやプラスチックなどからなる基板101と基板1
02とがシール材103を介して貼り合わせられ、内部
に液晶104が封入されてなる。また、基板102の外
面上には位相差板105及び偏光板106が順に配置さ
れ、基板101の外面上には位相差板107及び偏光板
108が順に配置される。なお、偏光板108の下方に
は、透過型表示を行う際に照明光を発するバックライト
109が配置される。
【0034】基板101上には、カラーフィルタ基板1
0が形成される。なお、図1においては説明の便宜上、
カラーフィルタ基板10を部分的に図示しており、その
一部分130の拡大図を図3に示す。また、カラーフィ
ルタ基板10のカラーフィルタ層の平面図を図2に示
す。
0が形成される。なお、図1においては説明の便宜上、
カラーフィルタ基板10を部分的に図示しており、その
一部分130の拡大図を図3に示す。また、カラーフィ
ルタ基板10のカラーフィルタ層の平面図を図2に示
す。
【0035】図1乃至図3を参照すると、カラーフィル
タ基板10としては、基板101の上に例えばアクリル
樹脂などにより透明な樹脂散乱層113が形成される。
樹脂散乱層113は、ガラスやプラスチックなどの基板
101の表面上に例えばアクリル樹脂などにより透光性
の樹脂層を形成し、その表面に多数の微細な凹凸構造を
形成することにより製作することができる。
タ基板10としては、基板101の上に例えばアクリル
樹脂などにより透明な樹脂散乱層113が形成される。
樹脂散乱層113は、ガラスやプラスチックなどの基板
101の表面上に例えばアクリル樹脂などにより透光性
の樹脂層を形成し、その表面に多数の微細な凹凸構造を
形成することにより製作することができる。
【0036】また、樹脂散乱層113の上には、部分的
にアルミニウム合金又は銀合金などの反射層111が形
成される。反射層111が形成される領域は、反射型表
示に利用される領域(以下、「反射表示領域」とも呼
ぶ。)である。これにより、反射層111の表面は、樹
脂散乱113層の凹凸構造を反映した凹凸形状となる。
よって、外光を利用して反射型表示を行う場合は、外光
が上記の凹凸形状により適度に散乱した状態で反射され
るため、反射光を均一化し、広い視野角を確保すること
が可能となる。
にアルミニウム合金又は銀合金などの反射層111が形
成される。反射層111が形成される領域は、反射型表
示に利用される領域(以下、「反射表示領域」とも呼
ぶ。)である。これにより、反射層111の表面は、樹
脂散乱113層の凹凸構造を反映した凹凸形状となる。
よって、外光を利用して反射型表示を行う場合は、外光
が上記の凹凸形状により適度に散乱した状態で反射され
るため、反射光を均一化し、広い視野角を確保すること
が可能となる。
【0037】反射層111には所定間隔で開口117が
形成されている。即ち、開口117の部分は反射層11
1が形成されておらず、この開口117の領域が透過表
示領域となる。そして、反射層111が形成されている
領域、即ち、開口117以外の領域が反射表示領域とな
る。
形成されている。即ち、開口117の部分は反射層11
1が形成されておらず、この開口117の領域が透過表
示領域となる。そして、反射層111が形成されている
領域、即ち、開口117以外の領域が反射表示領域とな
る。
【0038】反射表示領域においては反射層111の上
に各色の反射表示用カラーフィルタ層120Rが形成さ
れる。一方、透過表示領域においては、樹脂散乱層11
3の上に各色の透過表示用カラーフィルタ層120Tが
形成される。反射表示用カラーフィルタ層120Rと透
過表示用カラーフィルタ層120Tを別々に形成する理
由は、透過表示時と反射表示時における表示色を個別に
調整可能とするためであり、これについては後述する。
に各色の反射表示用カラーフィルタ層120Rが形成さ
れる。一方、透過表示領域においては、樹脂散乱層11
3の上に各色の透過表示用カラーフィルタ層120Tが
形成される。反射表示用カラーフィルタ層120Rと透
過表示用カラーフィルタ層120Tを別々に形成する理
由は、透過表示時と反射表示時における表示色を個別に
調整可能とするためであり、これについては後述する。
【0039】なお、図3においては、反射表示用カラー
フィルタ層を120Rとして示しているが、実際には図
2に示すように、反射表示用カラーフィルタ層120R
はRGB3色の着色層により構成されている。即ち、反
射表示用カラーフィルタ層120Rは、青色(B)着色
層120RB、赤色(R)着色層120RR、緑色
(G)着色層120RGを順に配列することにより構成
される。また、図2及び図3に示すように、透過表示用
カラーフィルタ層120Tは、赤色(R)着色層120
TR、緑色(G)着色層120TG、青色(B)着色層
120TBを順に配列することにより構成される。図
1、3及び5においては、説明の便宜上、赤色着色層の
部分の断面を示しているものとする。なお、以下、各色
の着色層を問わず言及する時には、単に反射表示用カラ
ーフィルタ層120R、透過表示用カラーフィルタ層1
20Tと記述することとする。
フィルタ層を120Rとして示しているが、実際には図
2に示すように、反射表示用カラーフィルタ層120R
はRGB3色の着色層により構成されている。即ち、反
射表示用カラーフィルタ層120Rは、青色(B)着色
層120RB、赤色(R)着色層120RR、緑色
(G)着色層120RGを順に配列することにより構成
される。また、図2及び図3に示すように、透過表示用
カラーフィルタ層120Tは、赤色(R)着色層120
TR、緑色(G)着色層120TG、青色(B)着色層
120TBを順に配列することにより構成される。図
1、3及び5においては、説明の便宜上、赤色着色層の
部分の断面を示しているものとする。なお、以下、各色
の着色層を問わず言及する時には、単に反射表示用カラ
ーフィルタ層120R、透過表示用カラーフィルタ層1
20Tと記述することとする。
【0040】反射表示用カラーフィルタ層120Rの各
画素領域の境界には、ブラックマトリクス120Bが形
成される。ブラックマトリクス120Bは、図3に示す
ように、透過表示用カラーフィルタ層120Tを構成す
るRGB3色の着色層を重ね合わせることにより形成さ
れる。なお、反射表示用カラーフィルタ層ではなく、透
過表示用カラーフィルタ層の各色着色層を使用する理由
は、一般に反射表示用カラーフィルタ層より透過表示用
カラーフィルタ層の方が色濃度が高く設計されているた
め、3色の重ね合わせにより、より濃度が高く遮光性の
良好なブラックマトリクスが形成できるからである。
画素領域の境界には、ブラックマトリクス120Bが形
成される。ブラックマトリクス120Bは、図3に示す
ように、透過表示用カラーフィルタ層120Tを構成す
るRGB3色の着色層を重ね合わせることにより形成さ
れる。なお、反射表示用カラーフィルタ層ではなく、透
過表示用カラーフィルタ層の各色着色層を使用する理由
は、一般に反射表示用カラーフィルタ層より透過表示用
カラーフィルタ層の方が色濃度が高く設計されているた
め、3色の重ね合わせにより、より濃度が高く遮光性の
良好なブラックマトリクスが形成できるからである。
【0041】そして、反射表示用カラーフィルタ層12
0R及び透過表示用カラーフィルタ層120Tを覆うよ
うに均一な厚さのオーバーコート層127が形成され
る。このオーバーコート層127は、液晶表示パネルの
製造工程中にカラーフィルタ層120R及び120Tを
薬剤などによる腐食や汚染から保護するための保護層と
して機能するものである。
0R及び透過表示用カラーフィルタ層120Tを覆うよ
うに均一な厚さのオーバーコート層127が形成され
る。このオーバーコート層127は、液晶表示パネルの
製造工程中にカラーフィルタ層120R及び120Tを
薬剤などによる腐食や汚染から保護するための保護層と
して機能するものである。
【0042】図1の液晶表示パネル100は、いわゆる
マルチギャップ構造を採用している。マルチギャップ構
造とは、透過表示領域と反射表示領域において形成する
オーバーコート層127の厚さを異ならせ、液晶層の層
厚を最適化することにより、透過表示モードの際にも反
射表示モードの際にも表示性能を向上させる手法であ
る。
マルチギャップ構造を採用している。マルチギャップ構
造とは、透過表示領域と反射表示領域において形成する
オーバーコート層127の厚さを異ならせ、液晶層の層
厚を最適化することにより、透過表示モードの際にも反
射表示モードの際にも表示性能を向上させる手法であ
る。
【0043】さらに、カラーフィルタ基板10上、即ち
オーバーコート層127の表面上には、ITO(インジ
ウムスズ酸化物)などの透明導電体からなる透明電極1
14が形成される。この透明電極114は本実施形態に
おいては複数並列したストライプ状に形成されている。
また、この透明電極114は、図1に示す基板102上
に同様にストライプ状に形成された透明電極121に対
して直交する方向に延び、透明電極114と透明電極1
21との交差領域内に含まれる液晶表示パネル100の
構成部分(反射層111、カラーフィルタ層120、透
明電極114、液晶104及び透明電極121における
上記交差領域内の部分)が画素を構成するようになって
いる。
オーバーコート層127の表面上には、ITO(インジ
ウムスズ酸化物)などの透明導電体からなる透明電極1
14が形成される。この透明電極114は本実施形態に
おいては複数並列したストライプ状に形成されている。
また、この透明電極114は、図1に示す基板102上
に同様にストライプ状に形成された透明電極121に対
して直交する方向に延び、透明電極114と透明電極1
21との交差領域内に含まれる液晶表示パネル100の
構成部分(反射層111、カラーフィルタ層120、透
明電極114、液晶104及び透明電極121における
上記交差領域内の部分)が画素を構成するようになって
いる。
【0044】この液晶表示パネル100においては、反
射型表示がなされる場合には、反射層111が形成され
ている領域に入射した外光は、図1に示す経路Rに沿っ
て進行し、反射層111により反射されて観察者Eによ
り視認される。一方、透過型表示がなされる場合には、
バックライト109から出射した照明光が図1に示す経
路Tに従って進行し、観察者Eにより視認される。
射型表示がなされる場合には、反射層111が形成され
ている領域に入射した外光は、図1に示す経路Rに沿っ
て進行し、反射層111により反射されて観察者Eによ
り視認される。一方、透過型表示がなされる場合には、
バックライト109から出射した照明光が図1に示す経
路Tに従って進行し、観察者Eにより視認される。
【0045】上述のようなマルチギャップ構造において
は、透過表示領域と反射表示領域との液晶層の層厚の差
として適当な値が予め決定されている。今、図3(a)
の中央に示すように、透過表示領域と反射表示領域にお
ける液層層の層厚の差、即ち、透明電極114の上面
(又は、オーバーコート層127の上面)の差として、
値αが適当であるとする。このとき、本発明では、図3
(a)に示すように、透過表示用カラーフィルタ層12
0Tの上面と、反射表示用カラーフィルタ層120Bの
上面との高さの差がαに等しくなるように透過表示用カ
ラーフィルタ層120T及び反射表示用カラーフィルタ
層120Rを形成する。即ち、図3(a)を参照する
と、透過表示用カラーフィルタ層120Tを層厚βだけ
形成するとすれば、反射表示用カラーフィルタ層120
Rを層厚約(α+β)だけ形成する(なお、反射層の層
厚は無視できる程度に小さいものとする)。これによ
り、透過表示用カラーフィルタ層120Tの上面と反射
表示用カラーフィルタ層120Rの上面との高さの差が
αとなる。
は、透過表示領域と反射表示領域との液晶層の層厚の差
として適当な値が予め決定されている。今、図3(a)
の中央に示すように、透過表示領域と反射表示領域にお
ける液層層の層厚の差、即ち、透明電極114の上面
(又は、オーバーコート層127の上面)の差として、
値αが適当であるとする。このとき、本発明では、図3
(a)に示すように、透過表示用カラーフィルタ層12
0Tの上面と、反射表示用カラーフィルタ層120Bの
上面との高さの差がαに等しくなるように透過表示用カ
ラーフィルタ層120T及び反射表示用カラーフィルタ
層120Rを形成する。即ち、図3(a)を参照する
と、透過表示用カラーフィルタ層120Tを層厚βだけ
形成するとすれば、反射表示用カラーフィルタ層120
Rを層厚約(α+β)だけ形成する(なお、反射層の層
厚は無視できる程度に小さいものとする)。これによ
り、透過表示用カラーフィルタ層120Tの上面と反射
表示用カラーフィルタ層120Rの上面との高さの差が
αとなる。
【0046】例えば、マルチギャップ構造においては透
過表示領域と反射表示領域の液晶層の層厚差としてα=
2μm程度が適切であり、透過表示用カラーフィルタ層
120Tをβ=約1μmの層厚で形成するとすれば、反
射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚は(α+β)
=約3μmとする必要がある。
過表示領域と反射表示領域の液晶層の層厚差としてα=
2μm程度が適切であり、透過表示用カラーフィルタ層
120Tをβ=約1μmの層厚で形成するとすれば、反
射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚は(α+β)
=約3μmとする必要がある。
【0047】こうすることにより、その後に透過表示領
域及び反射表示領域の上にオーバーコート層127を形
成するときには、反射表示領域における反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの上面は、透過表示領域における
透過表示用カラーフィルタ層120Tの上面よりαだけ
高くなっている。よって、その上に所定の均一な厚さで
オーバーコート層127を形成すれば、上記の高さの差
αがオーバーコート層127の形成後も維持される。即
ち、反射表示領域におけるオーバーコート層127の上
面は、透過表示領域におけるオーバーコート層127の
上面より高さαだけ高くなった状態となる。これによ
り、オーバーコート層形成後の状態において透過表示領
域と反射表示領域との間に好適な高さαが形成されてい
ることになり、その後に別工程でオーバーコート層をフ
ォトリソグラフィーによりパターニングする工程が不要
となる。よって、製造工程を簡略化し、製造コストを抑
制することが可能となる。
域及び反射表示領域の上にオーバーコート層127を形
成するときには、反射表示領域における反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの上面は、透過表示領域における
透過表示用カラーフィルタ層120Tの上面よりαだけ
高くなっている。よって、その上に所定の均一な厚さで
オーバーコート層127を形成すれば、上記の高さの差
αがオーバーコート層127の形成後も維持される。即
ち、反射表示領域におけるオーバーコート層127の上
面は、透過表示領域におけるオーバーコート層127の
上面より高さαだけ高くなった状態となる。これによ
り、オーバーコート層形成後の状態において透過表示領
域と反射表示領域との間に好適な高さαが形成されてい
ることになり、その後に別工程でオーバーコート層をフ
ォトリソグラフィーによりパターニングする工程が不要
となる。よって、製造工程を簡略化し、製造コストを抑
制することが可能となる。
【0048】図3(b)には、比較例として、反射表示
用カラーフィルタ層120Rの層厚と透過表示用カラー
フィルタ層120Tの層厚の差が小さいマルチギャップ
構造の液晶パネルの層構成を示す。この場合には、一
旦、透過表示領域と反射表示領域の全体に対して所定の
厚さ(例えばα)でオーバーコート層を形成した後、透
過表示領域において、透過表示用カラーフィルタ層12
0T上のオーバーコート層127を、フォトリソグラフ
ィー技術により除去しなければならず、そのためのパタ
ーニング工程が必要となる。これに対し、本発明では、
オーバーコート層を均一な厚さで形成した段階で、既に
反射表示領域と透過表示領域に高さαの差ができている
ので、フォトリソグラフィーによるパターニング工程を
必要としない。
用カラーフィルタ層120Rの層厚と透過表示用カラー
フィルタ層120Tの層厚の差が小さいマルチギャップ
構造の液晶パネルの層構成を示す。この場合には、一
旦、透過表示領域と反射表示領域の全体に対して所定の
厚さ(例えばα)でオーバーコート層を形成した後、透
過表示領域において、透過表示用カラーフィルタ層12
0T上のオーバーコート層127を、フォトリソグラフ
ィー技術により除去しなければならず、そのためのパタ
ーニング工程が必要となる。これに対し、本発明では、
オーバーコート層を均一な厚さで形成した段階で、既に
反射表示領域と透過表示領域に高さαの差ができている
ので、フォトリソグラフィーによるパターニング工程を
必要としない。
【0049】なお、図3(a)に示すように、本発明の
構造では、透過用カラーフィルタ上にも保護層として機
能するオーバーコート層が形成されるので、その後の透
明電極114の形成工程における透明電極の密着性、安
定性が向上するとともに、エッチ液や洗浄液による透過
用カラーフィルタ層の損傷なども防止することができ
る。
構造では、透過用カラーフィルタ上にも保護層として機
能するオーバーコート層が形成されるので、その後の透
明電極114の形成工程における透明電極の密着性、安
定性が向上するとともに、エッチ液や洗浄液による透過
用カラーフィルタ層の損傷なども防止することができ
る。
【0050】次に、カラーフィルタ層の濃度について説
明する。まず、透過表示用カラーフィルタ層120Tと
反射表示用カラーフィルタ層120Rの濃度について説
明する。図1からわかるように、反射型表示の場合は、
外光が経路Rに従って反射型カラーフィルタ層120R
を2回通過して観察者Eに視認される。一方、透過型表
示の場合は、バックライト109からの照射光は経路T
に従って透過表示用カラーフィルタ層120Tを1回の
み通過して観察者Eに視認される。従って、理論的には
透過表示用カラーフィルタ層120Tの光学濃度は、反
射表示用カラーフィルタ層120Rの光学濃度のほぼ2
倍とすることが好ましい。また、実際には、透過表示用
カラーフィルタ層120Tの光学濃度は反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの1.4〜2.6倍とすることが
好ましく、特に反射型表示と透過型表示の間の色彩の相
違を低減するためには1.7倍〜2.3倍の範囲内であ
ることが望ましい。
明する。まず、透過表示用カラーフィルタ層120Tと
反射表示用カラーフィルタ層120Rの濃度について説
明する。図1からわかるように、反射型表示の場合は、
外光が経路Rに従って反射型カラーフィルタ層120R
を2回通過して観察者Eに視認される。一方、透過型表
示の場合は、バックライト109からの照射光は経路T
に従って透過表示用カラーフィルタ層120Tを1回の
み通過して観察者Eに視認される。従って、理論的には
透過表示用カラーフィルタ層120Tの光学濃度は、反
射表示用カラーフィルタ層120Rの光学濃度のほぼ2
倍とすることが好ましい。また、実際には、透過表示用
カラーフィルタ層120Tの光学濃度は反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの1.4〜2.6倍とすることが
好ましく、特に反射型表示と透過型表示の間の色彩の相
違を低減するためには1.7倍〜2.3倍の範囲内であ
ることが望ましい。
【0051】反射表示用カラーフィルタ層120Rの特
性を示す色度図の例を図4(a)に示し、透過表示用カ
ラーフィルタ層120Tの特性を示す色度図の例を図4
(b)に示す。なお、図4(a)及び図4(b)はいず
れも、C光源を用いてそれぞれ透過表示用カラーフィル
タ層120T及び反射表示用カラーフィルタ層120R
に光を一回通過させて透過表示用カラーフィルタ層12
0T及び反射表示用カラーフィルタ層120Rの色度座
標を算出し、これをxy色度図上にプロットしたもので
ある。図4(a)と図4(b)を比較するとわかるよう
に、透過表示用カラーフィルタ層120Tは反射表示用
カラーフィルタ層120Rと比べて、色度図上のRGB
の各色の要素が約2倍、つまり光学濃度が約2倍になっ
ている。こうすることにより、反射表示用カラーフィル
タ層120Rを2回通過した光と、透過表示用カラーフ
ィルタ層120Tを1回通過した光の色彩がほぼ同等と
なり、反射表示時と透過表示時における表示画像の色彩
をほぼ一致させることができる。また、xy色度図上の
RGB各色の色度座標により形成される色三角形の面積
の観点からは、図4(b)に示す透過表示用カラーフィ
ルタ層120Tの面積Stが、図4(a)に示す反射表
示用カラーフィルタ層120Rの面積Srの1.1倍以
上6.0倍以下であることが望ましい。
性を示す色度図の例を図4(a)に示し、透過表示用カ
ラーフィルタ層120Tの特性を示す色度図の例を図4
(b)に示す。なお、図4(a)及び図4(b)はいず
れも、C光源を用いてそれぞれ透過表示用カラーフィル
タ層120T及び反射表示用カラーフィルタ層120R
に光を一回通過させて透過表示用カラーフィルタ層12
0T及び反射表示用カラーフィルタ層120Rの色度座
標を算出し、これをxy色度図上にプロットしたもので
ある。図4(a)と図4(b)を比較するとわかるよう
に、透過表示用カラーフィルタ層120Tは反射表示用
カラーフィルタ層120Rと比べて、色度図上のRGB
の各色の要素が約2倍、つまり光学濃度が約2倍になっ
ている。こうすることにより、反射表示用カラーフィル
タ層120Rを2回通過した光と、透過表示用カラーフ
ィルタ層120Tを1回通過した光の色彩がほぼ同等と
なり、反射表示時と透過表示時における表示画像の色彩
をほぼ一致させることができる。また、xy色度図上の
RGB各色の色度座標により形成される色三角形の面積
の観点からは、図4(b)に示す透過表示用カラーフィ
ルタ層120Tの面積Stが、図4(a)に示す反射表
示用カラーフィルタ層120Rの面積Srの1.1倍以
上6.0倍以下であることが望ましい。
【0052】図5に、反射表示用カラーフィルタ層12
0Rと透過表示用カラーフィルタ層120Tの可視光域
における分光透過率曲線を示す。図5(a)及び図5
(b)は、C光源を用いて反射表示用カラーフィルタ層
120R及び透過表示用カラーフィルタ層120Tのそ
れぞれに対して光を一回通過させて、それぞれの分光透
過率曲線を描いたものである。本発明による反射表示用
カラーフィルタ層120Rと透過表示用カラーフィルタ
層120Tに関しては、透過表示用カラーフィルタ層1
20Tの可視光域における分光透過率曲線の積分値が、
反射表示用カラーフィルタ層120Rの可視光域におけ
る分光透過率曲線の積分値よりも小さいことが望まし
い。なお、分光透過率曲線の積分値はY値であり明度を
示すものである。
0Rと透過表示用カラーフィルタ層120Tの可視光域
における分光透過率曲線を示す。図5(a)及び図5
(b)は、C光源を用いて反射表示用カラーフィルタ層
120R及び透過表示用カラーフィルタ層120Tのそ
れぞれに対して光を一回通過させて、それぞれの分光透
過率曲線を描いたものである。本発明による反射表示用
カラーフィルタ層120Rと透過表示用カラーフィルタ
層120Tに関しては、透過表示用カラーフィルタ層1
20Tの可視光域における分光透過率曲線の積分値が、
反射表示用カラーフィルタ層120Rの可視光域におけ
る分光透過率曲線の積分値よりも小さいことが望まし
い。なお、分光透過率曲線の積分値はY値であり明度を
示すものである。
【0053】次に、本発明による反射表示用カラーフィ
ルタ層120Rの層厚について検討する。前述のよう
に、本発明に従ってオーバーコート層のパターニング工
程を不要とするためには、理想的なマルチギャップ構造
における透過表示領域と反射表示領域の液晶の層厚差が
αである場合に、反射表示用カラーフィルタ層120R
と透過表示用カラーフィルタ層120Tの層厚の差がα
となるように、反射表示用カラーフィルタ層120Rを
通常より厚く形成する必要がある(図3参照)。しか
し、通常の顔料濃度で層厚を厚くしてしまうと、反射表
示用カラーフィルタの濃度が高くなりすぎてしまう。そ
こで、層厚を厚くする分だけ、反射表示用カラーフィル
タ層120Rの顔料固形分濃度を小さくすればよい。通
常、反射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚が1μ
mであり、上述のように本発明では反射表示用カラーフ
ィルタ層120Rを約3μmの層厚に形成する必要が生
じたとすれば、反射表示用カラーフィルタ層120Rの
顔料固形分濃度を約1/3にすればよい。なお、こうし
て反射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚を厚くし
た場合でも、その反射表示用カラーフィルタ層120R
の光学濃度は透過表示用カラーフィルタ層120Tの光
学濃度のほぼ1/2程度が好ましい。
ルタ層120Rの層厚について検討する。前述のよう
に、本発明に従ってオーバーコート層のパターニング工
程を不要とするためには、理想的なマルチギャップ構造
における透過表示領域と反射表示領域の液晶の層厚差が
αである場合に、反射表示用カラーフィルタ層120R
と透過表示用カラーフィルタ層120Tの層厚の差がα
となるように、反射表示用カラーフィルタ層120Rを
通常より厚く形成する必要がある(図3参照)。しか
し、通常の顔料濃度で層厚を厚くしてしまうと、反射表
示用カラーフィルタの濃度が高くなりすぎてしまう。そ
こで、層厚を厚くする分だけ、反射表示用カラーフィル
タ層120Rの顔料固形分濃度を小さくすればよい。通
常、反射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚が1μ
mであり、上述のように本発明では反射表示用カラーフ
ィルタ層120Rを約3μmの層厚に形成する必要が生
じたとすれば、反射表示用カラーフィルタ層120Rの
顔料固形分濃度を約1/3にすればよい。なお、こうし
て反射表示用カラーフィルタ層120Rの層厚を厚くし
た場合でも、その反射表示用カラーフィルタ層120R
の光学濃度は透過表示用カラーフィルタ層120Tの光
学濃度のほぼ1/2程度が好ましい。
【0054】なお、本発明ではカラーフィルタの各着色
層の配列は図2に示す配列には限られない。即ち、スト
ライプ配列、デルタ配列、ダイヤゴナル配列などの各種
の配列に構成することが可能である。また、上記の実施
形態では透過表示用カラーフィルタと反射表示用カラー
フィルタとを別個の材料により独立に形成しているが、
同一の材料により単一のカラーフィルタとして形成する
ことも可能である。また、その場合に、透過表示領域と
反射表示領域とでカラーフィルタの厚さを変化させたタ
イプのカラーフィルタにも適用可能である。
層の配列は図2に示す配列には限られない。即ち、スト
ライプ配列、デルタ配列、ダイヤゴナル配列などの各種
の配列に構成することが可能である。また、上記の実施
形態では透過表示用カラーフィルタと反射表示用カラー
フィルタとを別個の材料により独立に形成しているが、
同一の材料により単一のカラーフィルタとして形成する
ことも可能である。また、その場合に、透過表示領域と
反射表示領域とでカラーフィルタの厚さを変化させたタ
イプのカラーフィルタにも適用可能である。
【0055】[製造方法]次に、上述の液晶表示パネル
100の製造方法について説明する。
100の製造方法について説明する。
【0056】(カラーフィルタ基板の製造方法)まず、
図1に示すカラーフィルタ基板10の製造方法について
図6(a)〜(c)を参照して説明する。
図1に示すカラーフィルタ基板10の製造方法について
図6(a)〜(c)を参照して説明する。
【0057】まず、図6(a)に示すように、基板10
1の表面上に樹脂散乱層113を形成する。樹脂散乱層
113の形成方法としては、前述のようにガラスやプラ
スチックなどの基板101の表面上に例えばアクリル樹
脂などにより透光性の樹脂層を形成し、その表面に多数
の微細な凹凸構造を形成することにより製作することが
できる。なお、樹脂散乱層113の形成方法としては、
これ以外の方法を採用することももちろん可能である。
1の表面上に樹脂散乱層113を形成する。樹脂散乱層
113の形成方法としては、前述のようにガラスやプラ
スチックなどの基板101の表面上に例えばアクリル樹
脂などにより透光性の樹脂層を形成し、その表面に多数
の微細な凹凸構造を形成することにより製作することが
できる。なお、樹脂散乱層113の形成方法としては、
これ以外の方法を採用することももちろん可能である。
【0058】次に、アルミニウム、アルミニウム合金、
銀合金などの金属を蒸着法やスパッタリング法などによ
って薄膜状に成膜し、これをフォトリソグラフィー法を
用いてパターニングすることによって反射層111を形
成する。この際、反射層111は、反射表示領域のみに
形成される。
銀合金などの金属を蒸着法やスパッタリング法などによ
って薄膜状に成膜し、これをフォトリソグラフィー法を
用いてパターニングすることによって反射層111を形
成する。この際、反射層111は、反射表示領域のみに
形成される。
【0059】次に、図6(b)に示すように、所定の色
相を呈する顔料や染料などを分散させてなる着色された
感光性樹脂(感光性レジスト)を塗布し、所定パターン
にて露光、現像を行ってパターニングを行うことによ
り、カラーフィルタ層を形成する。即ち、透過表示領域
においては透過表示用カラーフィルタ層120T(即
ち、着色層120TR、120TG、120TB)を形
成し、反射表示領域においては反射表示用カラーフィル
タ層120R(即ち、着色層120RR、120RG、
120RB)を形成する。この際、前述のように反射表
示用カラーフィルタ層120Rは、顔料固形分濃度を小
さくして通常より厚い層厚となるように形成する。マル
チギャップ構造における透過表示領域と反射表示領域に
おける液層層の好ましい層厚差がαであるとすれば、反
射表示用カラーフィルタ層120Rは透過表示用カラー
フィルタ層120Tよりもαだけ上方に突出するように
形成する。
相を呈する顔料や染料などを分散させてなる着色された
感光性樹脂(感光性レジスト)を塗布し、所定パターン
にて露光、現像を行ってパターニングを行うことによ
り、カラーフィルタ層を形成する。即ち、透過表示領域
においては透過表示用カラーフィルタ層120T(即
ち、着色層120TR、120TG、120TB)を形
成し、反射表示領域においては反射表示用カラーフィル
タ層120R(即ち、着色層120RR、120RG、
120RB)を形成する。この際、前述のように反射表
示用カラーフィルタ層120Rは、顔料固形分濃度を小
さくして通常より厚い層厚となるように形成する。マル
チギャップ構造における透過表示領域と反射表示領域に
おける液層層の好ましい層厚差がαであるとすれば、反
射表示用カラーフィルタ層120Rは透過表示用カラー
フィルタ層120Tよりもαだけ上方に突出するように
形成する。
【0060】次に、透過表示用カラーフィルタ層120
T上にブラックマトリクス120Bを形成する。なお、
ブラックマトリクス120Bは透過表示用カラーフィル
タ層120Tの各色着色層と同一の材料により形成する
ことができる。その場合には、上述の透過表示用カラー
フィルタ層120Tを形成する工程において同時に各色
着色層(120TR、120TG、120TB)を順に
重ねて形成することによりブラックマトリクス120B
を形成することもできる。
T上にブラックマトリクス120Bを形成する。なお、
ブラックマトリクス120Bは透過表示用カラーフィル
タ層120Tの各色着色層と同一の材料により形成する
ことができる。その場合には、上述の透過表示用カラー
フィルタ層120Tを形成する工程において同時に各色
着色層(120TR、120TG、120TB)を順に
重ねて形成することによりブラックマトリクス120B
を形成することもできる。
【0061】次に、図6(c)に示すように、透過表示
用カラーフィルタ層120T及び反射表示用カラーフィ
ルタ層120Rの上に、アクリル樹脂などによりオーバ
ーコート層127を形成する。即ち、透過表示用カラー
フィルタ層120T及び反射表示用カラーフィルタ層1
20Rの上全域にオーバーコート層127を所定の厚さ
で形成する。これにより、オーバーコート層127は、
透過表示用カラーフィルタ層120Tと反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの上に均一の層厚で形成され、そ
の結果、透過表示領域と反射表示領域におけるオーバー
コート層の上面の高さはαだけ異なることになる。
用カラーフィルタ層120T及び反射表示用カラーフィ
ルタ層120Rの上に、アクリル樹脂などによりオーバ
ーコート層127を形成する。即ち、透過表示用カラー
フィルタ層120T及び反射表示用カラーフィルタ層1
20Rの上全域にオーバーコート層127を所定の厚さ
で形成する。これにより、オーバーコート層127は、
透過表示用カラーフィルタ層120Tと反射表示用カラ
ーフィルタ層120Rの上に均一の層厚で形成され、そ
の結果、透過表示領域と反射表示領域におけるオーバー
コート層の上面の高さはαだけ異なることになる。
【0062】なお、この際に形成するオーバーコート層
127の層厚は、1.0〜1.5μm程度が好ましい。
これは、それ以上厚くオーバーコート層127を形成し
ようとすると、感光性アクリル樹脂などが、最も高さの
低い透過表示用カラーフィルタ層120Tの上に流れ込
んで透過表示領域のオーバーコート層127の層厚が反
射表示領域のオーバーコート層127の層厚よりも厚く
なってしまい、その結果、透過表示領域と反射表示領域
における液晶層の層厚差が小さくなってしまう恐れがあ
るからである。その点、1.0〜1.5μm程度の層厚
であれば、透過表示用カラーフィルタ層120Tと反射
表示用カラーフィルタ層120Rの凹凸形状をほぼその
まま反映した形でオーバーコート層127を形成するこ
とができる。こうして、カラーフィルタ基板10が製造
される。
127の層厚は、1.0〜1.5μm程度が好ましい。
これは、それ以上厚くオーバーコート層127を形成し
ようとすると、感光性アクリル樹脂などが、最も高さの
低い透過表示用カラーフィルタ層120Tの上に流れ込
んで透過表示領域のオーバーコート層127の層厚が反
射表示領域のオーバーコート層127の層厚よりも厚く
なってしまい、その結果、透過表示領域と反射表示領域
における液晶層の層厚差が小さくなってしまう恐れがあ
るからである。その点、1.0〜1.5μm程度の層厚
であれば、透過表示用カラーフィルタ層120Tと反射
表示用カラーフィルタ層120Rの凹凸形状をほぼその
まま反映した形でオーバーコート層127を形成するこ
とができる。こうして、カラーフィルタ基板10が製造
される。
【0063】(液晶表示パネルの製造方法)次に、こう
して得られたカラーフィルタ基板10を用いて、図1に
示す液晶表示パネル100を製造する方法について図7
を参照して説明する。図7は、表示パネル100の製造
工程を示す流れ図である。
して得られたカラーフィルタ基板10を用いて、図1に
示す液晶表示パネル100を製造する方法について図7
を参照して説明する。図7は、表示パネル100の製造
工程を示す流れ図である。
【0064】まず、上記の方法により、カラーフィルタ
基板10が形成された基板101が製造され(工程S
1)、さらにオーバーコート層127上に透明導電体を
スパッタリング法により被着し、フォトリソグラフィー
法によってパターニングすることにより、透明電極11
4を形成する(工程S2)。その後、透明電極114上
にポリイミド樹脂などからなる配向膜を形成し、ラビン
グ処理などを施す(工程S3)。
基板10が形成された基板101が製造され(工程S
1)、さらにオーバーコート層127上に透明導電体を
スパッタリング法により被着し、フォトリソグラフィー
法によってパターニングすることにより、透明電極11
4を形成する(工程S2)。その後、透明電極114上
にポリイミド樹脂などからなる配向膜を形成し、ラビン
グ処理などを施す(工程S3)。
【0065】一方、反対側の基板102を製作し(工程
S4)、同様の方法で透明電極121を形成し(工程S
5)、さらに透明電極121上に配向膜を形成し、ラビ
ング処理などを施す(工程S6)。
S4)、同様の方法で透明電極121を形成し(工程S
5)、さらに透明電極121上に配向膜を形成し、ラビ
ング処理などを施す(工程S6)。
【0066】そして、シール材103を介して上記の基
板101と基板102とを貼り合わせてパネル構造を構
成する(工程S7)。基板101と基板102とは、基
板間に分散配置された図示しないスペーサなどによって
ほぼ規定の基板間隔となるように貼り合わせられる。
板101と基板102とを貼り合わせてパネル構造を構
成する(工程S7)。基板101と基板102とは、基
板間に分散配置された図示しないスペーサなどによって
ほぼ規定の基板間隔となるように貼り合わせられる。
【0067】その後、シール材103の図示しない開口
部から液晶104を注入し、シール材103の開口部を
紫外線硬化性樹脂などの封止材によって封止する(工程
S8)。こうして主要なパネル構造が完成した後に、上
述の位相差板や偏光板などを必要に応じてパネル構造の
外面上に貼着などの方法によって取り付け(工程S
9)、図1に示す液晶表示パネル100が完成する。
部から液晶104を注入し、シール材103の開口部を
紫外線硬化性樹脂などの封止材によって封止する(工程
S8)。こうして主要なパネル構造が完成した後に、上
述の位相差板や偏光板などを必要に応じてパネル構造の
外面上に貼着などの方法によって取り付け(工程S
9)、図1に示す液晶表示パネル100が完成する。
【0068】[電子機器]次に、上記液晶表示パネルを
含む液晶装置を電子機器の表示装置として用いる場合の
実施形態について説明する。図8は、本実施形態の全体
構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、
上記の液晶表示パネル100と同様の液晶表示パネル2
00と、これを制御する制御手段1200とを有する。
ここでは、液晶表示パネル200を、パネル構造体20
0Aと、半導体ICなどで構成される駆動回路200B
とに概念的に分けて描いてある。また、制御手段120
0は、表示情報出力源1210と、表示処理回路122
0と、電源回路1230と、タイミングジェネレータ1
240と、を有する。
含む液晶装置を電子機器の表示装置として用いる場合の
実施形態について説明する。図8は、本実施形態の全体
構成を示す概略構成図である。ここに示す電子機器は、
上記の液晶表示パネル100と同様の液晶表示パネル2
00と、これを制御する制御手段1200とを有する。
ここでは、液晶表示パネル200を、パネル構造体20
0Aと、半導体ICなどで構成される駆動回路200B
とに概念的に分けて描いてある。また、制御手段120
0は、表示情報出力源1210と、表示処理回路122
0と、電源回路1230と、タイミングジェネレータ1
240と、を有する。
【0069】表示情報出力源1210は、ROM(Read
Only Memory)やRAM(Random Access Memory)など
からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク
などからなるストレージユニットと、デジタル画像信号
を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレ
ータ1240によって生成された各種のクロック信号に
基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示
情報を表示情報処理回路1220に供給するように構成
されている。
Only Memory)やRAM(Random Access Memory)など
からなるメモリと、磁気記録ディスクや光記録ディスク
などからなるストレージユニットと、デジタル画像信号
を同調出力する同調回路とを備え、タイミングジェネレ
ータ1240によって生成された各種のクロック信号に
基づいて、所定フォーマットの画像信号などの形で表示
情報を表示情報処理回路1220に供給するように構成
されている。
【0070】表示情報処理回路1220は、シリアル−
パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回
路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回
路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画
像情報をクロック信号CLKとともに駆動回路200B
へ供給する。駆動回路200Bは、走査線駆動回路、デ
ータ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路1
230は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供
給する。
パラレル変換回路、増幅・反転回路、ローテーション回
路、ガンマ補正回路、クランプ回路などの周知の各種回
路を備え、入力した表示情報の処理を実行して、その画
像情報をクロック信号CLKとともに駆動回路200B
へ供給する。駆動回路200Bは、走査線駆動回路、デ
ータ線駆動回路及び検査回路を含む。また、電源回路1
230は、上述の各構成要素にそれぞれ所定の電圧を供
給する。
【0071】次に、本発明に係る液晶表示パネルを適用
可能な電子機器の例について図9を参照して説明する。
可能な電子機器の例について図9を参照して説明する。
【0072】まず、本発明に係る液晶表示パネルを、可
搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソ
コン)の表示部に適用した例について説明する。図9
(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜
視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュー
タ41は、キーボード411を備えた本体部412と、
本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部413と
を備えている。
搬型のパーソナルコンピュータ(いわゆるノート型パソ
コン)の表示部に適用した例について説明する。図9
(a)は、このパーソナルコンピュータの構成を示す斜
視図である。同図に示すように、パーソナルコンピュー
タ41は、キーボード411を備えた本体部412と、
本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部413と
を備えている。
【0073】続いて、本発明に係る液晶表示パネルを、
携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図
9(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図であ
る。同図に示すように、携帯電話機42は、複数の操作
ボタン421のほか、受話口422、送話口423とと
もに、本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部4
24を備える。
携帯電話機の表示部に適用した例について説明する。図
9(b)は、この携帯電話機の構成を示す斜視図であ
る。同図に示すように、携帯電話機42は、複数の操作
ボタン421のほか、受話口422、送話口423とと
もに、本発明に係る液晶表示パネルを適用した表示部4
24を備える。
【0074】なお、本発明に係る液晶表示パネルを適用
可能な電子機器としては、図9(a)に示したパーソナ
ルコンピュータや図9(b)に示した携帯電話機の他に
も、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型の
ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ペー
ジャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステ
ーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチル
カメラなどが挙げられる。
可能な電子機器としては、図9(a)に示したパーソナ
ルコンピュータや図9(b)に示した携帯電話機の他に
も、液晶テレビ、ビューファインダ型・モニタ直視型の
ビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ペー
ジャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステ
ーション、テレビ電話、POS端末、ディジタルスチル
カメラなどが挙げられる。
【0075】[変形例]なお、上述のカラーフィルタ基
板及び液晶表示パネルなどは、上述の例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変更が可能であることは勿論である。
板及び液晶表示パネルなどは、上述の例にのみ限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々の変更が可能であることは勿論である。
【0076】例えば、図2に示したカラーフィルタは反
射表示領域内の開口として透過表示領域を規定する構造
であるが、この構造は単なる一例であり、カラーフィル
タを、例えば矩形の反射表示用カラーフィルタ部と透過
表示用カラーフィルタ部を交互に隣接させて形成するよ
うな構造とすることも可能である。
射表示領域内の開口として透過表示領域を規定する構造
であるが、この構造は単なる一例であり、カラーフィル
タを、例えば矩形の反射表示用カラーフィルタ部と透過
表示用カラーフィルタ部を交互に隣接させて形成するよ
うな構造とすることも可能である。
【0077】また、以上説明した各実施形態において
は、いずれもパッシブマトリクス型の液晶表示パネルを
例示してきたが、本発明の電気光学装置としては、アク
ティブマトリクス型の液晶表示パネル(例えば、TFT
(薄膜トランジスタ)やTFD(薄膜ダイオード)をス
イッチング素子として備えた液晶表示パネル)にも同様
に適用することが可能である。また、液晶表示パネルだ
けでなく、エレクトロルミネッセンス装置、有機エレク
トロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、
電気泳動ディスプレイ装置、フィールド・エミッション
・ディスプレイ(電界放出表示装置)などの各種の電気
光学装置においても本発明を同様に適用することが可能
である。
は、いずれもパッシブマトリクス型の液晶表示パネルを
例示してきたが、本発明の電気光学装置としては、アク
ティブマトリクス型の液晶表示パネル(例えば、TFT
(薄膜トランジスタ)やTFD(薄膜ダイオード)をス
イッチング素子として備えた液晶表示パネル)にも同様
に適用することが可能である。また、液晶表示パネルだ
けでなく、エレクトロルミネッセンス装置、有機エレク
トロルミネッセンス装置、プラズマディスプレイ装置、
電気泳動ディスプレイ装置、フィールド・エミッション
・ディスプレイ(電界放出表示装置)などの各種の電気
光学装置においても本発明を同様に適用することが可能
である。
【図1】本発明の実施形態に係る液晶表示パネルの構造
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図2】図1に示す液晶表示パネルのカラーフィルタ層
の構造を示す平面図である。
の構造を示す平面図である。
【図3】図1に示す液晶表示パネルの一部の拡大断面
図、及び、比較例として透過表示領域にオーバーコート
層が形成されていない液晶表示パネルの構造を示す断面
図である。
図、及び、比較例として透過表示領域にオーバーコート
層が形成されていない液晶表示パネルの構造を示す断面
図である。
【図4】本発明の反射表示用カラーフィルタ層及び透過
表示用カラーフィルタ層の特性を示す色度図である。
表示用カラーフィルタ層の特性を示す色度図である。
【図5】本発明の反射表示用カラーフィルタ層及び透過
表示用カラーフィルタ層の可視光域における分光透過率
曲線を示す。
表示用カラーフィルタ層の可視光域における分光透過率
曲線を示す。
【図6】本発明のカラーフィルタ基板の製造方法を示す
断面図である。
断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る液晶表示パネルの製造
方法の工程図である。
方法の工程図である。
【図8】本発明に係る電子機器の実施形態における構成
ブロックを示す概略構成図である。
ブロックを示す概略構成図である。
【図9】本発明の実施形態に係る液晶表示パネルを適用
した電子機器の例を示す図である。
した電子機器の例を示す図である。
10 カラーフィルタ
100 液晶表示パネル
101、102 基板
103 シール材
109 バックライト
111 反射層
113 樹脂散乱層
114 透明電極
120T、120R カラーフィルタ層
120B ブラックマトリクス
127 オーバーコート層
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 中野 智之
長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ
ーエプソン株式会社内
Fターム(参考) 2H048 BA11 BA45 BA48 BB02 BB03
BB07 BB08 BB42
2H091 FA02Y FA35Y FA50Y FB04
FC10 GA03 LA12 LA17
Claims (24)
- 【請求項1】 基板と、 透過表示領域において前記基板上に配置された第1カラ
ーフィルタ層と、 反射表示領域において前記基板上に配置された第2カラ
ーフィルタ層と、 前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ
層の両方を覆うオーバーコート層と、を備え、 前記第2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さ
は、前記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの
高さより所定値α高いことを特徴とする電気光学パネル
用基板。 - 【請求項2】 基板と、 前記基板上に配置された第1表示用電極と、 前記第1表示用電極に対向するように配置された第2表
示用電極と、 前記第1表示用電極と前記第2表示用電極との平面的な
重なり領域に形成された複数のドットと、 前記ドット領域の各々の透過表示領域に配置された第1
カラーフィルタ層と、 前記ドット領域の各々の反射表示領域に配置された第2
カラーフィルタ層と、 前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ
層の両方を覆うオーバーコート層と、を備え、 前記第2カラーフィルタ層の外面の前記基板からの高さ
は、前記第1カラーフィルタ層の外面の前記基板からの
高さより所定値α高いことを特徴とする電気光学パネル
用基板。 - 【請求項3】 前記オーバーコート層の層厚は、前記第
1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層を覆
っている領域において、実質的に均一であることを特徴
とする請求項1又は2に記載の電気光学パネル用基板。 - 【請求項4】 前記第1カラーフィルタ層および前記第
2カラーフィルタ層によって前記透過表示領域の位置に
対応して凹部が形成されてなり、前記オーバーコート層
は前記凹部の外形に沿うように設けられ、前記凹部の位
置に対応して前記オーバーコート層に凹部が形成されて
なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に
記載の電気光学パネル用基板。 - 【請求項5】 前記反射表示領域における前記オーバー
コート層の外面の前記基板からの高さは、前記透過表示
領域における前記オーバーコート層の外面の前記基板か
らの高さより実質的に前記所定値α高いことを特徴とす
る請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電気光学パネ
ル用基板。 - 【請求項6】 前記所定値αは1〜5μmであることを
特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電気
光学パネル用基板。 - 【請求項7】前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カ
ラーフィルタ層よりも光学濃度が大きいことを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気光学パネ
ル用基板。 - 【請求項8】 C光源を用いて前記第1カラーフィルタ
層及び前記第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して光
を一回通過させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた場
合に、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラーフ
ィルタ層よりも可視光域380nm〜780nmにおけ
る前記分光透過率曲線の積分値が小さいことを特徴とす
る請求項1乃至6のいずれか一項に記載の電気光学パネ
ル用基板。 - 【請求項9】 前記第1カラーフィルタ層は、前記第2
カラーフィルタ層の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を有
することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に
記載の電気光学パネル用基板。 - 【請求項10】 前記第1カラーフィルタ層は、前記第
2カラーフィルタ層の1.7倍〜2.3倍の光学濃度を
有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項
に記載の電気光学パネル用基板。 - 【請求項11】前記複数のドットは、少なくとも3つ設
けられ、 C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記第2
カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させて、前記第
1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層の色
度座標を算出し、xy色度図上にプロットした場合に、
前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を頂点とする
三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層の前記色度
座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以上6.0倍
以下であることを特徴とする請求項2に記載の電気光学
パネル用基板。 - 【請求項12】 請求項1乃至11のいずれか一項に記
載の電気光学パネル用基板と、 前記電気光学パネル用基板と対向配置される対向基板
と、 前記電気光学パネル用基板と前記対向基板との間に配設
された電気光学物質層と、を備え、 前記透過表示領域における前記電気光学物質層の層厚
は、前記反射表示領域における電気光学物質層の層厚よ
り厚いことを特徴とする電気光学パネル。 - 【請求項13】 請求項12に記載の電気光学パネルに
おいて、前記透過表示領域における前記電気光学物質層
の層厚は、前記反射表示領域における電気光学物質層の
層厚より実質的に前記所定値α厚いことを特徴とする電
気光学パネル。 - 【請求項14】 請求項12又は13に記載の電気光学
パネルにおいて、前記電気光学物質は液晶を含むことを
特徴とする電気光学パネル。 - 【請求項15】 請求項12乃至14のいずれか一項に
記載の電気光学パネルを表示部として備えることを特徴
とする電子機器。 - 【請求項16】 透過表示領域において基板上に第1カ
ラーフィルタ層を形成する工程と、 反射表示領域において前記基板上に第2カラーフィルタ
層を形成する工程と、 前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ
層の両方の上に、オーバーコート層を形成する工程と、
を備え、 前記第2カラーフィルタは、当該第2カラーフィルタ層
の外面の前記基板からの高さが、前記第1カラーフィル
タ層の外面の前記基板からの高さより所定値だけ高くな
るように形成されることを特徴とする電気光学パネル用
基板の製造方法。 - 【請求項17】 基板と、前記基板上に配置された第1
表示用電極と、前記第1表示用電極に対向するように配
置された第2表示用電極と、前記第1表示用電極と前記
第2表示用電極との平面的な重なり領域に形成された複
数のドットと、を備える電気光学パネル用基板の製造方
法において、 各前記ドットの透過表示領域において基板上に第1カラ
ーフィルタ層を形成する工程と、 各前記ドットの反射表示領域において前記基板上に第2
カラーフィルタ層を形成する工程と、 前記第1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ
層の両方の上に、オーバーコート層を形成する工程と、
を備え、 前記第2カラーフィルタは、当該第2カラーフィルタ層
の外面の前記基板からの高さが、前記第1カラーフィル
タ層の外面の前記基板からの高さより所定値だけ高くな
るように形成されることを特徴とする電気光学パネル用
基板の製造方法。 - 【請求項18】 前記オーバーコート層は、前記第1カ
ラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層を覆う領
域において、その層厚が実質的に均一になるように形成
されることを特徴とする請求項16又は17に記載の電
気光学パネル用基板の製造方法。 - 【請求項19】 前記所定値は1〜5μmであることを
特徴とする請求項16乃至18に記載の電気光学パネル
用基板の製造方法。 - 【請求項20】 前記第1カラーフィルタ層は、前記第
2カラーフィルタ層よりも光学濃度が大きいことを特徴
とする請求項16乃至19のいずれか一項に記載の電気
光学パネル用基板の製造方法。 - 【請求項21】 C光源を用いて前記第1カラーフィル
タ層及び前記第2カラーフィルタ層のそれぞれに対して
光を一回通過させてそれぞれの分光透過率曲線を描いた
場合に、前記第1カラーフィルタ層は、前記第2カラー
フィルタ層よりも可視光域380nm〜780nmにお
ける前記分光透過率曲線の積分値が小さいことを特徴と
する請求項16乃至19のいずれか一項に記載の電気光
学パネル用基板の製造方法。 - 【請求項22】 前記第1カラーフィルタ層は、前記第
2カラーフィルタ層の1.4倍〜2.6倍の光学濃度を
有することを特徴とする請求項16乃至19のいずれか
一項に記載の電気光学パネル用基板の製造方法。 - 【請求項23】 前記第1カラーフィルタ層は、前記第
2カラーフィルタ層の1.7倍〜2.3倍の光学濃度を
有することを特徴とする請求項16乃至19のいずれか
一項に記載の電気光学パネル用基板の製造方法。 - 【請求項24】前記ドットを少なくとも3つ有し、 C光源を用いて前記第1カラーフィルタ層及び前記第2
カラーフィルタ層の各々に光を一回通過させて、前記第
1カラーフィルタ層及び前記第2カラーフィルタ層の色
度座標を算出し、xy色度図上にプロットした場合に、
前記第2カラーフィルタ層の前記色度座標を頂点とする
三角形の面積は、前記第1カラーフィルタ層の前記色度
座標を頂点とする三角形の面積の1.1倍以上6.0倍
以下であることを特徴とする請求項17に記載の電気光
学パネル用基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108525A JP2003302518A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 電気光学パネル用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002108525A JP2003302518A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 電気光学パネル用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003302518A true JP2003302518A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29392286
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002108525A Withdrawn JP2003302518A (ja) | 2002-04-10 | 2002-04-10 | 電気光学パネル用基板及びその製造方法、電気光学パネル並びに電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003302518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003095952A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Lion Corp | 眼科組成物及び該組成物の抗菌力増強方法 |
-
2002
- 2002-04-10 JP JP2002108525A patent/JP2003302518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003095952A (ja) * | 2001-09-21 | 2003-04-03 | Lion Corp | 眼科組成物及び該組成物の抗菌力増強方法 |
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---|---|---|---|
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