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JP2003295792A - 有機ledデバイスおよびその製造方法 - Google Patents

有機ledデバイスおよびその製造方法

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JP2003295792A
JP2003295792A JP2002150386A JP2002150386A JP2003295792A JP 2003295792 A JP2003295792 A JP 2003295792A JP 2002150386 A JP2002150386 A JP 2002150386A JP 2002150386 A JP2002150386 A JP 2002150386A JP 2003295792 A JP2003295792 A JP 2003295792A
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JP
Japan
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organic led
led device
anode
forming
tft
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JP2002150386A
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隆俊 辻村
Atsushi Tanaka
淳 田中
Koichi Miwa
宏一 三和
Mitsuo Morooka
光雄 師岡
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International Business Machines Corp
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International Business Machines Corp
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Publication date
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Priority to US10/350,215 priority patent/US6727645B2/en
Priority to TW092101961A priority patent/TW580776B/zh
Priority to CNB031035566A priority patent/CN1292487C/zh
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02FOPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/13Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
    • G02F1/133Constructional arrangements; Operation of liquid crystal cells; Circuit arrangements
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B33/00Electroluminescent light sources
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays

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  • Nonlinear Science (AREA)
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 大面積に対応可能な有機LEDデバイスおよ
びその効率的な製造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の有機LEDデバイス10は、絶
縁性基板26上に構成され、基板26上に形成されるス
イッチングTFT12およびドライバTFT14を含ん
で構成されている。さらに、有機LED素子16は、基
板26上に絶縁膜58を介して画素ごとに形成され、か
つドライバTFTに接続されている。本発明の有機LE
Dデバイス10は、アノード34と、ドライバTFT1
2と絶縁膜58の上側に形成された有機LED素子16
とを接続させるカソード36とを含み、アノード34
は、コモン電極として複数の画素を接続して製造時の自
己整合性が向上されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機LEDに関
し、より詳細にはトップエミッション構造を採用した大
面積化に適する有機LEDデバイスおよび該有機LED
デバイスの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】有機LED素子は、応答速度が非常に速
く自己発光素子であるため、表示装置に適用した場合に
は視野角も広い良好な平面型表示装置を提供できること
が期待されている。このため、有機LED素子は、液晶
表示装置に替わる平面型表示装置への適用が検討されて
いる。
【0003】上述した有機LED素子を平面型表示装置
に適用する場合には、液晶表示装置と同様に、アクティ
ブ・マトリックス駆動方法を適用することができる。ア
クティブ・マトリックス駆動方式が適用される有機LE
Dデバイスにおいては、発光構造としてトップエミッシ
ョン構造またはボトムエミッション構造を採用すること
ができることが知られている。図8には、従来知られて
いるトップエミッション構造を使用した有機LEDデバ
イスの断面図を示す。
【0004】図9に示される有機LEDデバイスは、ガ
ラス基板上に、p型ドープされた多結晶シリコン(po
ly−Si)から形成された薄膜トランジスタ(TF
T)構造82が形成されて構成されている。TFT構造
82は、図9に示すように、絶縁膜84により上部構造
から絶縁されている。また、絶縁膜84の上部には、例
えばモリブデン(Mo)、ニッケル(Ni)、プラチナ
(Pt)といった金属から形成された反射性のアノード
86が形成されている。反射性のアノード86に隣接し
た上層には、ホール注入層88が形成されており、さら
にその上層には、ホール輸送層90と、電子輸送層92
とが形成されていて、有機LED素子の発光を可能とす
る構成とされている。
【0005】図9に示した従来の有機LEDデバイスに
おいては、さらに電子輸送層92の上層に、半透明とな
るようにカソード94が形成されているのが示されてい
る。このカソード94は、有機LEDにより生成された
光線を透過させる機能を有すると共に電子を供給する機
能を有し、例えば仕事関数の小さなアルミニウム(A
l)、ナトリウム(Na)、カルシウム(Ca)、マグ
ネシウム−銀(MgAg)、バリウム(Ba)、ストロ
ンチウム(Sr)といった材料から形成することができ
る。カソード94上には、バッファ層96と、ガラス質
の保護層98とが形成されていて、トップエミッション
構造が形成されている。
【0006】図9に示した従来のトップエミッション構
造を含んで構成される有機LEDデバイスは、TFTの
寸法によらず開口率を向上させることができる点で、ボ
トムエミッション型の有機LEDデバイスに比較して効
率的に有利であることが知られている。しかしながら、
トップエミッション型として有機LEDデバイスを構成
する場合には、上述したカソード94に対して透明性を
付与するために非常に薄い(約10nm)膜として形成
する必要がある。このため、カソード94は、高抵抗と
ならざるをえない、という不都合があった。
【0007】上述したカソード94が高抵抗となるとい
う理由から、トップエミッション型の有機LEDデバイ
スを表示装置として使用する場合に大面積の表示装置を
製造しようとしても、画面の端部から中央部にかけてカ
ソード自体の抵抗によるカソード電圧の電圧降下が大き
くならざるをえないという不都合があった。このため、
有機LEDデバイスの大面積化に伴い、画面の端部から
画面の中央部までの間の電圧降下により、駆動のために
必要とされる電圧をTFTに対して印加することができ
なくなるという不都合があった。上述したカソード94
を通じた電圧降下を防止するために、カソード94上に
さらにITOといった低抵抗層を製膜することも可能で
ある。
【0008】しかしながら、ITOが導電性を有すると
はいえ、金属に比較すればITOの抵抗でもまだ抵抗は
高いといわざるを得ない。このため、有機LED素子を
用いて大画面、特に10数インチを超えた大画面の有機
LEDデバイスを提供する場合には、従来のトップエミ
ッション構成は、画面表示の均一性を保証することが困
難で、大画面化を行う場合に大きな不都合を生じさせる
ことが知られていた。
【0009】図10には、トップエミッション構造を与
える場合に使用される、p型ドライバTFTを使用した
カソード・コモン方式のドライバ回路100を示す。図
10に示された従来のドライバ回路100では、p型ド
ライバTFT102を使用する。ドライバTFT102
のドレイン電極102dは、有機LED素子104に対
して接続され、ソース電極102sがコモン電位とさ
れ、カソード・コモン方式で駆動されているのが示され
ている。
【0010】また、ドライバTFTのゲート電極102
gは、スイッチングTFT108に接続されており、有
機LED素子104の選択的駆動が行われる構成とされ
ている。図10に示したトップエミッション構造におい
ては、飽和領域におけるドライバTFT102のドレイ
ン−ソース間電流Idsは、(Vgs−Vth)にほ
ぼ比例して与えられることが知られている。ここで、V
gsは、ゲート−ソース間の電圧であり、Vthは、T
FTのしきい値電圧である。上述したように従来のトッ
プエミッション構造では、IdsがVgsのみの関数で
与えられるため、カソード・コモン方式を採用して有機
LEDの特性変動によりTFTのVgsの変動に対応し
ている。
【0011】表1には、有機LEDの特性変動に伴うV
gsの変化を防止するために採用することができるTF
Tの構成をまとめて示す。表1中、○は、有機LED素
子の特性変動に対応可能な構成を示し、×は、有機LE
D素子の特性変動に対応できないことが予測される構成
を示す。
【0012】
【表1】
【0013】上述したように有機LED素子の特性変動
だけを考慮すれば、n型TFT、およびp型TFTのい
ずれでも、それぞれアノード・コモン、カソード・コモ
ン方式で対応することができることが知られている。し
かしながら、n型TFTをドライバTFTとして用い
て、アノード・コモン構造を形成させる場合には、後述
する別の不都合が生じることになる。
【0014】図11には、n型ドライバTFTを使用し
てアノード・コモン構造を形成させる場合のドライバ回
路の断面構造を示す。図11に示されるように、従来の
トップエミッション構造では、注入効率、発光効率が著
しく低下するといった理由から、高抵抗とならざるを得
ないカソードを下側の電極として配置することができな
い。
【0015】このため、例えばn型TFTを使用してア
ノード・コモン構造を採用することによりトップエミッ
ション構造を形成させる場合には、図11に示すように
アノード110およびカソード106用のコンタクト・
ホールを画素内に形成させることが必要となる。このこ
とは、有機LED素子108の画素における開口率の低
下およびデバイス構造の複雑化を招くといった不都合を
生じさせるので、効率、生産性、コストの点から現実的
なものではない。一方で、n型TFTを使用してカソー
ド・コモン方式を採用しただけでは、有機LEDの特性
変動に伴うVgsの変動を抑制することができず、表示
特性に劣るものと考えられていた。
【0016】したがって、これまで、トップエミッショ
ン構造の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成す
ることを可能とする有機LEDデバイスが必要とされて
いた。
【0017】また、トップエミッション構造の高い開口
率を保持したまま、大画面化を達成することを可能とす
る有機LEDデバイスを製造するための方法が必要とさ
れていた。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の不都合に鑑みなされたものであり、本発明は、トッ
プエミッション構造の高い開口率を保持したまま、大画
面化を達成することを可能とする有機LEDデバイスを
提供することを目的とする。
【0019】また、本発明は、トップエミッション構造
の高い開口率を保持したまま、大画面化を達成すること
を可能とする有機LEDデバイスを製造するための方法
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
みてなされたものであり、本発明は、トップエミッショ
ン構造においてn型ドライバTFTを使用し、同時にア
ノードをアクティブ・マトリックス駆動される有機LE
Dデバイスの複数の画素にわたって接続するアノード・
コモン構成を採用する。
【0021】本発明では、n型ドライバTFTにおいて
アノード・コモン構成を採用することにより、有機LE
D素子の特性変化のVgsに対する影響を最小とするこ
とができ、特性の安定化を達成することができることが
見出された。
【0022】さらに、本発明においては、アノードは、
ドライバTFTが形成されると同一の平面上に形成され
たコモン電極に接続するように形成させるのではなく、
ドライバTFTの上部に形成される平坦化のために形成
される絶縁膜上において、コモン電極と同一のレベルに
形成される。アノードは、Al、Ni、Coなどの金属
といった低抵抗な材料で形成される。本発明により形成
されたアノードを用いることで、複数の画素に接続され
るコモン電極を低抵抗化し、大面積の有機LEDデバイ
スを提供することが可能となる。
【0023】すなわち、本発明は、n型ドライバTFT
を使用すると同時に、アノードを複数の画素に接続する
アノード・コモン構造を採用することで、従来の構成を
採用する場合に不可避的に発生する構成の複雑化を低減
することを可能とする。さらに本発明は、アノードを画
素毎に形成するのではなく、ライン状または平面として
接続することによりコモン電極として使用することを可
能とする。
【0024】すなわち、本発明によれば、基板上に構成
される有機LEDデバイスであって、該有機LEDデバ
イスは、前記基板上に形成されるスイッチングTFTお
よびドライバTFTと、前記基板上に絶縁膜を介して画
素ごとに形成され、かつ前記ドライバTFTに接続され
た有機LED素子と、コモン電極に接続されるアノード
と、前記ドライバTFTと前記絶縁膜上に形成された前
記有機LED素子とを接続させるカソードとを含み、前
記アノードは、複数の画素を接続して形成される有機L
EDデバイスが提供される。
【0025】本発明の有機LEDデバイスにおいては、
前記ドライバTFTは、n型アモルファス・シリコンま
たはn型多結晶シリコンを活性層として含むことが好ま
しい。本発明の有機LEDデバイスは、前記有機LED
素子は、一部が自己整合的に形成された少なくとも発光
部と、電子輸送部とを含んで構成されることが好まし
い。本発明の有機LEDデバイスは、前記有機LEDデ
バイスは、トップエミッション構造とされることが好ま
しい。
【0026】本発明においては、基板上に有機LEDデ
バイスを製造するための製造方法であって、前記基板上
にスイッチングTFTとドライバTFTとを形成するス
テップと、前記スイッチングTFTと、前記ドライバT
FTとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、前記絶
縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極と
して形成するステップと、前記アノード上に前記アノー
ドに接続する有機LED素子を形成する領域を規定する
ステップと、前記領域に有機LED素子を形成するステ
ップとを含む有機LEDデバイスの製造方法が提供され
る。
【0027】本発明の有機LEDデバイスの製造方法に
おいては、前記有機LEDデバイスを形成するステップ
は、前記有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構
造を形成するステップと、前記突出構造の内側に有機L
ED素子を蒸着法により一部を自己整合的に形成するス
テップとを含むことが好ましい。
【0028】本発明の有機LEDデバイスの製造方法に
おいては、少なくとも前記ドライバTFTを製造するス
テップは、アモルファス・シリコンまたはn型ドープさ
れたポリシリコン活性層を形成するステップを含むこと
が好ましい。本発明の有機LEDデバイスの製造方法
は、トップエミッション型の有機LEDデバイスを形成
させることが好ましい。
【0029】本発明によれば、基板上に構成される有機
LEDデバイスであって、該有機LEDデバイスは、前
記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドライ
バTFTと、前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形
成され、かつ前記ドライバTFTに接続される有機LE
D素子と、前記有機LED素子を囲んで前記絶縁膜から
突出したオーバーハングを含んで形成された突出部と、
コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTF
Tと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを
接続させるカソードとを含み、前記アノードは、複数の
画素を接続して形成される有機LEDデバイスが提供さ
れる。
【0030】本発明によれば、基板上に有機LEDデバ
イスを製造するための製造方法であって、前記基板上に
スイッチングTFTとドライバTFTとを形成するステ
ップと、前記スイッチングTFTと、前記ドライバTF
Tとを被覆する絶縁膜を形成するステップと、前記絶縁
膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン電極とし
て形成するステップと、有機LED素子を形成する領域
の周囲に突出構造を形成して前記有機LED素子を形成
する領域を規定するステップと、前記アノード上に有機
LED素子を前記突出構造を使用して自己整合的に蒸着
法により形成するステップと、前記突出構造を使用して
前記有機LED素子を被覆する膜を自己整合的に形成す
るステップとを含む有機LEDデバイスの製造方法が提
供される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態に基づいて詳細に説明するが、本発明は、上述す
る実施の形態に限定されるものではない。図1は、本発
明により構成されたアノード・コモン構造を採用した有
機LEDデバイス10のドライバ回路の構成を示した図
である。図1に示されるように、ドライバ回路は、n型
TFTにより形成されており、n型ドライバTFT12
と、n型スイッチングTFT14とが接続されて、有機
LED16を駆動する構成とされている。本発明の好適
な実施の形態においては、ドライバTFT12と、スイ
ッチングTFT14とを共にn型ドープとすることが好
ましい。
【0032】しかしながら、本発明においては、ドライ
バTFT12と、スイッチングTFT14とをドープ・
タイプの異なったTFTとして構成することも可能であ
る。図1を参照してさらに詳細にドライバ回路を説明す
ると、ドライバTFT12のゲート電極12gは、キャ
パシタ18を介してコモン電極20に接続されている。
また、ドライバTFT12のドレイン電極12dは、有
機LED素子16のカソードに接続されている。また、
ドライバTFT12のソース電極12sが接地されてい
て、アノード・コモン構造を与える構成とされている。
【0033】ドライバTFT12のゲート電極12g
は、さらにスイッチングTFT14のドレイン電極14
dに接続され、ソース電極14sは、データライン22
に接続され、ゲート電極14gが選択ライン24に接続
されて、有機LED素子16を駆動している。図1に示
されたドライバ回路が、有機LEDデバイスの画素を形
成し、この画素が複数平面上に配置されてアクティブ・
マトリックス型の駆動方式を可能とさせている。
【0034】図2は、本発明の有機LEDデバイス10
において採用することができるアノード・コモン構造が
形成された半導体構造の断面図である。図2に示された
本発明の有機LEDデバイス10のドライバ回路は、上
述したようにn型TFTを含んだ半導体として構成する
ことができる。
【0035】本発明において使用することができるTF
Tとしては、これまで知られたいかなる構造でも用いる
ことができる。しかしながら、本発明においては、n型
活性層を含むTFTを使用することが、アノード・コモ
ン構造を採用する点では必要である。また、本発明にお
いては、製造上の都合および生産性といった点では、上
述したようにドライバTFT12と、スイッチングTF
T14とを同一のドープ・タイプのものとして構成する
ことが好ましいが、製造上特に不都合が生じないのであ
れば、ドライバTFT12と、スイッチングTFT14
とを異なったドープ・タイプとし、スイッチングTFT
14については、p型活性層のTFTを用いることもで
きる。
【0036】また、本発明において使用することができ
る活性層の材料としては、これまで知られたいかなるも
のでも用いることができ、本発明においては特にn型p
oly−Siを使用することもできるし、n型のアモル
ファス・シリコン(a−Si)を使用することもでき
る。しかしながら、有機LED素子16の負荷に関連し
たVgsの特性変動を抑制するという点では、本発明
は、n型活性層としてa−Siを使用する場合に特に効
果的に適用することができる。
【0037】さらに、図2を参照して本発明の有機LE
Dデバイス10を説明すると、有機LEDデバイス10
のドライバ回路は、基板26上に構成されたスイッチン
グTFT14と、ドライバTFT12と、それぞれのT
FTを接続するためのライン28と、カソード36に各
TFTを接続させるためのライン30とを含んで構成さ
れている。基板26は種々の材料から構成することがで
き、例えばSiO、SiO、Si、金属酸化物
といった材料から構成された基板を適宜用いることがで
きる。
【0038】図2に示されたドライバ回路においては、
それぞれのTFT12、14は、ポリマーといった絶縁
性材料から形成された絶縁膜32により上部構造から絶
縁されている。絶縁膜32上には、各種のラインがこれ
まで知られたパターニング技術により形成されている。
例えば、絶縁膜32上には、Al、Mo、Ni、ITO
といった導電性の材料から形成され、ライン状、または
面状にパターニングされたアノード34が、図示しない
コモン電極と同一のレベルに形成されている。また、ア
ノード34は、図示しない他の画素のアノードに接続さ
れていて、アノード・コモン方式において有機LED素
子16を駆動している。
【0039】カソード36は、アノード34から有機L
ED素子16により絶縁されて配置されており、有機L
ED素子16を発光させることが可能な構成とされてい
る。また、カソード36は、ビア・ホール38を介し
て、下層側に形成されたドライバTFT12のドレイン
電極12dへと接続するライン30に接続されている。
【0040】本発明においては、上述した構成を採用す
ることにより、カソード36とアノード34とに対して
それぞれコンタクト・ホールを形成させることなく開口
率を高めることが可能となる。また、本発明によれば、
アノード34は、容易・かつ簡易な構成でコモン電極を
介して他の画素へと接続させる構成を採用することがで
きる。
【0041】また、アノード34を面状またはライン状
として導電性の高い金属などから構成することを可能と
することができるので、アノード34を低抵抗化するこ
とができる。このため、本発明は、画面の端部から中央
部にかけて著しい電圧低下を生じさせることがなく、大
画面化を達成することを可能とする。
【0042】図3は、本発明の有機LEDデバイスの製
造方法を示した図である。図3に示されるように、本発
明においては、まず、図3(a)に示されるように、絶
縁性の基板42上に、ゲート電極44と、データ信号を
送るためのライン(図示せず)をパターニングする。次
いで、図3(b)に示されるように、SiNx、SiO
y、SiOxNyといった材料から構成されるゲート絶
縁膜48およびpoly−Siまたはa−Siから構成
される活性層50を堆積させ、チャネル保護層(エッチ
ング・ストッパ)52をパターニングする。ついで、図
3(c)に示されるように、Mo/Al/Moといった
構成のソース電極54、ドレイン電極56をパターニン
グする。
【0043】その後、図3(d)に示されるように、S
iNxなどの絶縁膜58を堆積させ、絶縁膜58にコン
タクト・ホール60を形成する。次いで、本発明の製造
方法においては、図3(e)に示されるようにITOと
いった導電性膜の接続要素61を形成させて、後述する
上部配線との接続要素を形成する。この接続要素61は
省略することも可能だが、下層側のドライバTFTと上
層側の有機LED素子との間の良好な電気的接続を得る
ために、形成することが望ましい。
【0044】図4は、図3に示した製造プロセスの後に
続く製造プロセスを示した図である。図4に示した製造
プロセスにおいては、図4(a)に示されるように、図
3(e)で形成された構造上にポリマー絶縁膜62を成
膜し、コンタクト・ホール60に対応する開口64を形
成させる。次いで、図4(b)に示されるように、IT
O、Mo、ITO/Moといった導電性材料の層を形成
する。この導電性材料の層をパターニングすることで、
図4(b)に示した有機LED素子に対するアノード6
6を構成する。さらに、下層側に形成されたドライバT
FTに対するカソードの電気的接続性を安定化させるた
めの接続要素68をコンタクト・ホール60および開口
64の内側面に、同時に構成する。この接続要素68も
省略することができるが、前述したと同じ理由から、接
続要素68を形成することが望ましい。
【0045】次いで、本発明の製造プロセスにおいて
は、図4(c)に示すように、有機LED素子と他の構
造とを絶縁するための有機絶縁膜または無機絶縁膜67
を成膜させ、パターニングして、有機LED素子を構成
するための領域を形成させる。有機LED素子の画定に
関わらない部分67’は除去してもよいが、最終的に得
られる構造の平坦性などを考慮すると、有機LEDデバ
イスの機能に影響しない限り除去する必要はない。
【0046】図5は、本発明の製造プロセスにおいて、
有機LEDデバイスを自己整合的に形成させるための前
処理プロセスを示す。図5に示されるように本発明の前
処理プロセスにおいては、フォトレジストといったポリ
マー膜を形成し、有機LED素子を形成する領域に隣接
して突出構造69をパターニングする。この突出構造6
9は、本発明においては図5に示されるように、オーバ
ーハングを有する構造とすることが望ましいが、本発明
の有機LED素子が効率的に得られる限り、いかなる形
状として形成することもできる。
【0047】また、図5に示した突出構造69は、本発
明においては後述するプロセスにおけるシャドウ・マス
クと共に有機LED素子を構成する発光部および電子輸
送部といった各層の少なくとも3方を自己整合的に形成
させるために使用される。本発明においてはまた、突出
構造69は、シャドウ・マスクが有機LED素子の蒸着
といった成膜プロセスに際して過度の熱が加えられるの
を防止してシャドウ・マスクの再利用性を高めることを
可能としている。
【0048】次いで、本発明の製造プロセスにおける特
定の実施の形態においては、図6に示すように、有機L
ED素子16を、シャドウ・マスクMを使用して他の領
域を保護させつつ、蒸着といった適切な成膜技術を使用
して自己整合的に成膜する。この有機LED素子は、露
出したアノード電極66上にホール注入層と、発光層
と、電子輸送層といった層を含んで構成され、この際、
有機LED素子の厚さは、適宜設定することができる。
例えば本発明の特定の実施の形態においては、上述した
有機LED素子の厚さとしては、100nm〜200n
mとすることができる。
【0049】また、本発明においては上述した各層に
は、発光効率を向上させるため、有機物質または無機物
質などの各種のドーパントを添加することができる。本
発明においてはまた、有機LED素子としては、デバイ
ス特性といった点を考慮して、アノードと、ホール注入
層と、発光層と、電子輸送層と、その他必要に応じて形
成される他の機能を有する層と、カソードとを分離した
構成とするさらに高次の有機LED素子を使用すること
もできる。
【0050】図6に示されたシャドウ・マスクMは、シ
ャドウ・マスクMの下部構造を保護しつつ、突出構造6
9と共に自己整合的に有機LED素子16の少なくとも
3方向の端部を形成することを可能としている。本発明
においてカラー表示装置を構成する場合には、RGBの
各色に応じたシャドウ・マスクを使用してパターニング
する必要がある。この場合には、各色毎に画素がずらさ
れて構成されることになるものの、各RGBに対応する
画素については、それぞれ自己整合的に形成することが
容易になり、この結果マスクアライメントなどが著しく
容易となる。
【0051】その後、本発明の製造プロセスにおいて
は、図7に示されるように、図6において形成された有
機LED素子および他の構造を被覆するように、MgA
g、AlLiといった仕事関数の小さな材料からカソー
ド76をパターニングする。前述したように、カソード
は透明性を付与するために非常に薄い膜として形成され
る。そのため、不連続で、不安定なものとなるおそれが
ある。そこで、カソードとしての導電性を補い、不安定
なこれら仕事関数の小さい材料を保護する目的で、IT
Oといった透明導電膜をカソードの上に付着することが
望ましい。さらにその後、SiNxといった材料から形
成されるパッシベーション膜78を成膜して、各構造を
保護することにより本発明による有機LEDデバイス1
0が形成される。
【0052】本発明においては、上述した突出構造69
は、有機LED素子を取り囲んで形成されるので、有機
LED素子を形成した後カソード76およびITOなど
の要素を有機LED素子上に突出構造69を使用して自
己整合的に形成することが可能となる。また、突出構造
69は、オーバーハングを含んで形成されるので、隣接
した画素間の絶縁も同時に確保することができる。この
結果、カソード34を堆積させる際にシャドウ・マスク
を用いたパターン形成が不要になり、製造プロセスを著
しく効率化することができる。その後、パッシベーショ
ン膜を堆積させる。
【0053】図8は、本発明により製造されるTFT基
板80の上面図である。図8に示したTFT基板は、そ
れぞれが複数の画素81が隣接して形成されている。1
画素は、突出構造69により囲まれた領域に形成されて
いる。突出構造69に囲まれた領域の内側には、有機L
ED素子16と、本発明にしたがって形成された開口6
4が接続要素68で被覆された、図2に示すコンタクト
・ホール38とが形成されているのが示されている。ま
た、突出構造69の内側の領域には、有機LED素子1
6の上部に形成されたカソードおよびパッシベーション
膜が突出構造69を使用して自己整合的に形成されてい
る。
【0054】図6に示したように、突出構造69は、堆
積プロセスにおける上流側が幅広く形成され、下流側が
幅狭く形成されたオーバーハングを含む形状とされてい
る。このため、有機LED素子16の突出構造69に隣
接する側の端部が自己整合的に形成することができる。
また、上部構造についても突出構造69により自己整合
的に形成することができるので、製造プロセスおよびそ
のために必要な部材も必要とされず、製造コストを著し
く低下させることができる。
【0055】また、上述した突出構造69は、図7にお
いて説明したプロセスの後、除去することが好ましい
が、本発明においてはさらに後述するプロセスおよびデ
バイス特性において支障が生じないかぎり残しておくこ
ともできる。また、パッシベーション膜は、突出構造6
9を除去した後に形成してもよい。
【0056】これまで、本発明を図面に示した実施の形
態をもって詳細に説明してきたが、本発明は図面に示し
た実施の形態に限定されるものではなく、細部の構成、
有機LED素子の構造、材料、製造プロセスの順などに
ついては、同様の構成を得ることができる限り、いかな
るものでも適宜適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の有機LEDデバイスのドライバ回路
の構成を示した図。
【図2】 本発明のドライバ回路を構成する半導体構造
の断面図。
【図3】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセス
を示した図。
【図4】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセス
を示した図。
【図5】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセス
を示した図。
【図6】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセス
を示した図。
【図7】 本発明の有機LEDデバイスの製造プロセス
を示した図。
【図8】 本発明により製造される有機LEDデバイス
の上面図。
【図9】 従来のトップエミッション構造の有機LED
デバイスの断面図。
【図10】 従来のカソード・コモン構造の有機LED
デバイスのドライバ回路を示した図。
【図11】 従来のn型ドープTFTを使用したアノー
ド・コモン構造を有する有機LEDデバイスのためのド
ライバ回路を構成するための半導体構造の断面図。
【符号の説明】
10…有機LEDデバイス 12…ドライバTFT 14…スイッチングTFT 16…有機LED素子 18…キャパシタ 20…コモン電極 22…データ・ライン 24…選択ライン 26…基板 28…ライン 30…ライン 32…絶縁膜 34…アノード 36…カソード 38…コンタクト・ホール 42…基板 44…ゲート電極 46…ライン 48…ゲート絶縁膜 50…活性層 52…チャネル保護層(エッチングストッパ) 54…ソース電極 56…ドレイン電極 57…データ・ライン 58…絶縁膜 60…コンタクト・ホール 61…接続要素 62…ポリマー絶縁膜 64…開口 66…電極(アノード) 67、67’…絶縁膜 68…接続要素 69…突出構造 76…カソード 78…パッシベーション膜 80…TFTアレイ基板 81…画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/12 H05B 33/22 Z 33/14 H01L 29/78 612Z 33/22 (72)発明者 辻村 隆俊 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 田中 淳 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 三和 宏一 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 師岡 光雄 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 Fターム(参考) 3K007 AB18 DB03 FA01 GA00 5C094 AA14 BA03 BA27 CA19 DA13 DB04 EA05 EA07 FA02 FB01 FB12 HA08 5F110 AA28 BB01 BB02 CC07 FF02 FF03 FF04 GG02 GG13 GG15 HK03 HK04 HK22 HK32 NN01 NN02 NN12 NN24 NN71 NN72

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に構成される有機LEDデバイス
    であって、該有機LEDデバイスは、 前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドラ
    イバTFTと、 前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ
    前記ドライバTFTに接続された有機LED素子と、 コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTF
    Tと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを
    接続させるカソードとを含み、前記アノードは、複数の
    画素を接続して形成される有機LEDデバイス。
  2. 【請求項2】 前記ドライバTFTは、n型アモルファ
    ス・シリコンまたはn型多結晶シリコンを活性層として
    含む請求項1に記載の有機LEDデバイス。
  3. 【請求項3】 前記有機LED素子は、自己整合的に形
    成された部分を含む少なくとも発光部と、電子輸送部と
    を含んで構成される請求項1または2のいずれか1項に
    記載の有機LEDデバイス。
  4. 【請求項4】 前記有機LEDデバイスは、トップエミ
    ッション構造である請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の有機LEDデバイス。
  5. 【請求項5】 基板上に有機LEDデバイスを製造する
    ための製造方法であって、 前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを
    形成するステップと、 前記スイッチングTFTと、前記ドライバTFTとを被
    覆する絶縁膜を形成するステップと、 前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン
    電極として形成するステップと、 前記アノード上に前記アノードに接続する有機LED素
    子を形成する領域を規定するステップと、 前記領域に有機LED素子を形成するステップとを含む
    有機LEDデバイスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記有機LEDデバイスを形成するステ
    ップは、前記有機LED素子を形成する領域の周囲に突
    出構造を形成するステップと、 前記突出構造の内側に有機LED素子を蒸着法により自
    己整合的に形成するステップとを含む請求項5に記載の
    有機LEDデバイスの製造方法。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記ドライバTFTを製造す
    るステップは、n型アモルファス・シリコンまたはn型
    ポリシリコン活性層を形成するステップを含む請求項5
    または6に記載の有機LEDデバイスの製造方法。
  8. 【請求項8】 トップエミッション型の有機LEDデバ
    イスを形成させる請求項5〜7のいずれか1項に記載の
    有機LEDデバイスの製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上に構成される有機LEDデバイス
    であって、該有機LEDデバイスは、 前記基板上に形成されるスイッチングTFTおよびドラ
    イバTFTと、 前記基板上に絶縁膜を介して画素ごとに形成され、かつ
    前記ドライバTFTに接続される有機LED素子と、 前記有機LED素子を囲んで前記絶縁膜から突出したオ
    ーバーハングを含んで形成された突出部と、 コモン電極に接続されるアノードと、前記ドライバTF
    Tと前記絶縁膜上に形成された前記有機LED素子とを
    接続させるカソードとを含み、前記アノードは、複数の
    画素を接続して形成される有機LEDデバイス。
  10. 【請求項10】 基板上に有機LEDデバイスを製造す
    るための製造方法であって、 前記基板上にスイッチングTFTとドライバTFTとを
    形成するステップと、 前記スイッチングTFTと、前記ドライバTFTとを被
    覆する絶縁膜を形成するステップと、 前記絶縁膜上に複数の画素に共通するアノードをコモン
    電極として形成するステップと、 有機LED素子を形成する領域の周囲に突出構造を形成
    して前記有機LED素子を形成する領域を規定するステ
    ップと、 前記アノード上に有機LED素子を前記突出構造を使用
    して自己整合的に蒸着法により形成するステップと、 前記突出構造を使用して前記有機LED素子を被覆する
    カソードを自己整合的に形成するステップとを含む有機
    LEDデバイスの製造方法。
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