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JP2003261039A - 小型電動車両 - Google Patents

小型電動車両

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Publication number
JP2003261039A
JP2003261039A JP2002064164A JP2002064164A JP2003261039A JP 2003261039 A JP2003261039 A JP 2003261039A JP 2002064164 A JP2002064164 A JP 2002064164A JP 2002064164 A JP2002064164 A JP 2002064164A JP 2003261039 A JP2003261039 A JP 2003261039A
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JP
Japan
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steering
tie rod
arm
electric vehicle
floor
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Application number
JP2002064164A
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English (en)
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Inventor
Kunihiro Hayashi
邦宏 林
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Priority to JP2002064164A priority Critical patent/JP4178818B2/ja
Priority to GB0302893A priority patent/GB2385838B/en
Priority to GB0325932A priority patent/GB2391206B/en
Priority to TW92102896A priority patent/TWI237562B/zh
Publication of JP2003261039A publication Critical patent/JP2003261039A/ja
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Publication of JP4178818B2 publication Critical patent/JP4178818B2/ja
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  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドル切れ角を大きくし、使用性あるいは
操舵性能等に優れた操舵装置を備える小型電動車両を提
供する。 【解決手段】 操舵装置において、上端にハンドル50
5を回動可能に支持するとともにフロア3の先端部から
上方へ突出するステアリングシャフト501と、左右方
向外側に向って延設されたサスペンションアーム203
の外側端部にキングピンを介して左右に揺動可能に支持
された前輪ステアリングナックル204とが、タイロッ
ドアーム509およびナックルアーム510を介してタ
イロッド511によって連結され、タイロッドアーム5
09およびナックルアーム510は、キングピン208
の軸心相互間を結ぶ軸線を挟んで互いに反対方向に突出
するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に高齢者や足の
不自由な人の利用に供する四輪の小型電動車両にに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の小型電動車両はたとえばセニア
カー(R)等と呼ばれ、高齢者等の足代わりになるもの
として極めて利用価値が高い。かかる小型電動車両の基
本構成において、たとえば車体後部に乗員が着座するシ
ートが設置され、その前方には乗員が足を載せるための
フロアが設けられ、さらにその前方に前輪を操舵するた
めのステアリングシャフトが立設される。ステアリング
シャフトの上端にはハンドルが取り付けられ、乗員はシ
ートに着座して該ハンドルを操作するようになってい
る。
【0003】従来の小型電動車両の特にステアリング機
構においてたとえば左右前輪が堅固で、車両中心部に揺
動軸を持つタイプのものがある。このタイプのもので
は、まずステアリングシャフトから一方のナックルアー
ムにタイロッドが取り付けられ、そこから他方のナック
ルアームへタイロッドが延設される構造となっている。
この構造では比較的ハンドル(ステアリング)切れ角を
大きくとれるが、前輪が左右独立懸架式のものには適用
することができない。
【0004】通常、左右独立懸架式の場合には中央のス
テアリングシャフトにアームを設置し、そのアームから
タイロッドを延設した構造をとる。なお、この構造の場
合アーム長を長くとれないため、ハンドル切れ角をあま
り大きくとることができない等の問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の問題を解決する
ものとして、最近知られるステアリング機構では、ステ
アリングシャフトのアームの上下にタイロッドが配置さ
れる。しかしながら、このステアリング機構ではタイロ
ッドが上下に配置されるためサスペンションアーム等の
設計の自由度が制限される。
【0006】本発明はかかる実情に鑑み、ハンドル切れ
角を大きくし、使用性あるいは操舵性能等に優れた操舵
装置を備える小型電動車両を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の小型電動車両
は、車体フレーム上に支持された単座シートの下方前方
にて、前記車体フレーム上に敷設されたフロアを有し、
ハンドル操作により左右に揺動する操向輪として前記フ
ロアの前方に設けられた左右一対の前輪と、パワーユニ
ットで駆動される駆動輪として前記単座シートの下方後
部に設けられた左右一対の後輪とで走行可能に構成さ
れ、前記左右一対の前輪を操舵する操舵装置を前記車体
フレームの前端部に備えた小型電動車両であって、前記
操舵装置において、上端にハンドルを回動可能に支持す
るとともに前記フロアの先端部から上方へ突出するステ
アリングシャフトと、左右方向外側に向って延設された
サスペンションアームの外側端部にキングピンを介して
左右に揺動可能に支持された前輪ステアリングナックル
とが、タイロッドアームおよびナックルアームを介して
タイロッドによって連結され、前記タイロッドアームお
よび前記ナックルアームは、前記キングピンの軸心相互
間を結ぶ軸線を挟んで互いに反対方向に突出するように
配置されることを特徴とする。
【0008】また、本発明の小型電動車両において、前
記タイロッドの両端が、前記キングピンの軸心相互間を
結ぶ軸線の前方および後方に位置するように構成された
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明の小型電動車両において、前
記ナックルアームを前記前輪ステアリングナックルから
前方に向って延設し、前記タイロッドアームを前記ステ
アリングシャフトから後方に向って延設したことを特徴
とする。
【0010】また、本発明の小型電動車両において、前
記ステアリングシャフトの下端支持部を前記軸線よりも
前方に配置し、前記タイロッドアームの回動軸を前記ス
テアリングシャフトよりも後方に配置し、前記ステアリ
ングシャフトおよび前記タイロッドアームの回動軸を連
係手段により連係するとともに、前記タイロッドアーム
を前記フロアの前部下方に配設したことを特徴とする。
【0011】本発明によれば、最大操舵角を大きく確保
することができ、略アッカーマン理論線に従って切れ角
を推移させることが可能になる。これにより旋回運動し
てもタイヤの横滑りが少なく、構造的に無理な負荷が加
わらないとともに、タイヤの磨耗を有効に抑制すること
ができる。
【0012】また、タイロッドアーム、ナックルアーム
およびタイロッドの配置関係を好適に設定することで、
車両の操縦性や安定性をさせることができる上、フロア
を広く確保することができ、フロアを有効に使用するこ
とができる。さらに、ステアリングシャフトとタイロッ
ドアームとを連結するギヤの減速比を適宜設定すること
で、ステアリング操作性を向上させることが可能にな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基き、本発明による
小型電動車両における好適な実施の形態を説明する。図
1〜図5は、この実施形態における小型電動車両の全体
構成を示している。この実施形態は四輪小型電動車両の
例であり、これらの図において車体フレームを含むフレ
ームユニット100の前後部にそれぞれ左右一対の前輪
1および後輪2が支持される。前輪1は前輪支持機構2
00により、また後輪2は後輪支持機構300によりそ
れぞれ支持される。フレームユニット100の後部寄り
には、1人の乗員が着座するようにした単座シートを構
成するシートユニット400が支持される。単座シート
の下方前方には、車体フレーム上に敷設された低床の乗
員足載せフロアを構成するフロアパネル3を有する。フ
レームユニット100の前部には、ハンドル操作により
左右に揺動する操向輪としての前輪1を操舵する操舵機
構500を有する。
【0014】この例では後輪2が駆動輪として構成さ
れ、単座シートの下方後部に設けられた電動モータを含
むパワーユニット600によって駆動されるようになっ
ている。そして本発明ではフロアパネル3の下側に、パ
ワーユニット600に電力を供給する二次電池を備えた
電池ユニット700が配置される。
【0015】フレームユニット100は図6〜図8をも
参照して、シャーシ部分を構成する車体フレーム101
とステアリングハンドル等を支持するステアリングフレ
ーム102とから構成され、車体フレーム101はメイ
ンフレーム103とリヤフレーム104を含む。メイン
フレーム103はさらに、センタフレーム部105とセ
ンタフレーム部105の前方に延設したフロントフレー
ム部106とから構成される。
【0016】メインフレーム103は、左右両側で前後
方向に配置された一対のメインフレーム部材107を含
み、メインフレーム部材107はセンタフレーム部10
5およびフロントフレーム部106の境界付近で、図8
等に示すように先細に窄んだ形状となっている。メイン
フレーム部材107は好適には角パイプ材により形成さ
れるが、これに限らずたとえばCチャンネル材あるいは
丸パイプ材等で形成することができる。いずれの場合
も、メインフレーム部材107は一定の高さ(上下方向
の厚さ)を有する。また、各メインフレーム部材107
には外側方に突出する、たとえば丸パイプ材でなるキャ
リイングハンドル111が付設される。
【0017】また、この例ではメインフレーム部材10
7においてその前端部とセンタフレーム部105および
フロントフレーム部106の境界付近と後端部とに3つ
のブリッジ部材108,109,110が横架され、こ
れによりメインフレーム103の高い剛性を確保してい
る。ブリッジ部材108,109は図7に示されるよう
に、下方に突出するように湾曲形成され、後述する前輪
支持機構のベース部材がブリッジ部材108,109上
に配置されるようになっている。なお、実車では図7の
ようにメインフレーム103は適度に前上がりに傾斜し
た状態になり、このとき前輪支持機構のベース部材はほ
ぼ水平支持される。
【0018】ここで、ステアリングフレーム102は図
9にも示すように、4本のパイプ材102a〜dがフロ
ントフレーム部106の前端部内側にて、一体的に立設
支持されてなる。ステアリングフレーム102はフロン
トフレーム部106(メインフレーム部材107)から
垂直に立ち上がっているが、上述のようにメインフレー
ム103が前上がりに傾斜するため、ステアリングフレ
ーム102は単座シート側へ適度に傾斜する。なお、ス
テアリングフレーム102は好適には角パイプ材により
形成される。
【0019】リヤフレーム104は、各メインフレーム
部材107の後端部付近から後上方に傾斜配置され、そ
れぞれの後端部でキャリイングハンドル112によって
相互に結合される。リヤフレーム104の前後方向中ほ
どには、概略アーチ状もしくは台形状のブリッジ部材1
13が横架され、ブリッジ部材113の上部にシートユ
ニット400を支持するためのシートポスト114が取
り付けられる。リヤフレーム104あるいはブリッジ部
材113は、好適には角パイプ材により形成されるが、
これに限らずたとえばCチャンネル材あるいは丸パイプ
材等で形成することができる。リヤフレーム104の後
端部にはまた、下方に突出するように湾曲形成されたブ
リッジ部材115が横架される。
【0020】前輪支持機構200は、前輪1を回転自在
かつ揺動可能に支持するが、フロントフレーム部106
の下方に保持された支持部としてのベース部材201
と、ベース部材201上に固定されたサスペンションア
ームブラケット202と、サスペンションアームブラケ
ット202によって上下方向に揺動自在に支持され、車
両の左右方向中央部から外側へ延設されるとともにその
外側端部で前輪1を回転自在に支持するサスペンション
アーム203とを含んでいる。
【0021】ここで、主にこの前輪支持機構200によ
り、後述する電池ケースの前方において左右の前輪1の
対向間に亘り左右に延在し、該電池ケースよりも下側へ
突出する剛性部材からなる突出構造が構成される。すな
わちこの突出構造は図1〜図5あるいは図7等に示され
るように、フロントフレーム部106の下方に突出して
配置構成されたベース部材201、サスペンションアー
ムブラケット202およびサスペンションアーム203
等からなり、かかる突出構造を電池ケースの前方かつ下
側に持つことで、車両の電源装置として重要な機能を有
する電池ケースのバリヤもしくは防護手段を構成し、デ
リケートな電源装置を有効に保護することができる。な
お、このようにフロントフレーム部106の下方に突出
する突出構造を有していても、実車ではフロア3は前上
がりに傾斜配置されるため(図7参照)下方に張り出す
ことはなく、最低地上高を有効に確保することができ
る。
【0022】前輪支持機構200において図9をも参照
して、メインフレーム103のブリッジ部材108,1
09上に配置されたベース部材201上には、左右のサ
スペンションアーム203それぞれに対して前後2つの
サスペンションアームブラケット202が設けられてい
る。各サスペンションアーム203は前後に分岐する二
股状を呈し、その分岐した2つの基端(内側端)が前後
2つのサスペンションアームブラケット202により上
下へ回動自在に軸支される。サスペンションアーム20
3の先端には、コ字状のナックル204(前輪ステアリ
ングナックル)がキングピン208を介して左右に回動
可能に軸支される。ナックル204には車軸205が水
平に延設され、この車軸205に前輪1が回転自在に支
持される。
【0023】フロントフレーム部106の外側部にはサ
スペンションスプリング206を装架するためのブラケ
ット207が固着し、該ブラケット207とサスペンシ
ョンアーム203(二股状に分岐したうちの前側)との
間にサスペンションスプリング206が装着される。
【0024】後輪支持機構300は、パワーユニット6
00と協働して後輪2を支持する。この場合、パワーユ
ニット600は電動モータおよびその出力軸に連結する
減速ギヤ群を含み、最終段ギヤの支軸が後輪2の車軸3
01として構成される。パワーユニット600の前端側
は、メインフレーム部材107の後端に固着するブラケ
ット302(図1〜図3等参照)を介して枢支される。
パワーユニット600の後端側は、ショックアブソーバ
303の下端と連結する。ショックアブソーバ303の
上端は、リヤフレーム104の後端に固着するブラケッ
ト304を介して枢支される。なお、ショックアブソー
バ303は、圧縮コイルスプリングあるいは油圧等を利
用したものであってよい。
【0025】シートユニット400において、角パイプ
材等で形成されたシートクッションフレーム401およ
びシートバックフレーム402が概略L字状に結合して
一体化し、シートクッションフレーム401を略水平に
してシートポスト114上に支持される。この場合、シ
ートユニット400は左右に回動可能に、かつその回動
途中における複数の角度位置で選択的に固定し得るよう
に支持される。
【0026】シートクッションフレーム401には弾性
体として構成されるシートクッション403が、またシ
ートバックフレーム402には弾性体として構成される
シートバック404がそれぞれ取り付けられる。シート
バックフレーム402の適度な高さ位置には、アームレ
スト405が回動可能に支持される。図3のようにシー
トポスト114上に支持されたシートユニット400に
着座した乗員は、フロアパネル3に足を乗せることがで
き、その際フロアパネル3の前部付近に配置されたフッ
トブレーキ4を踏むことができるようになっている。
【0027】ここで、単座シートの回動支持機構の構成
例を説明する。図10において、シートクッションフレ
ーム401の下側にベースブラケット406が結合し、
該ベースブラケット406にはシートパイプ407が垂
下される。一方シートポスト114にはパイプホルダ4
08が嵌合し、このパイプホルダ408にシートパイプ
407が回転可能に内嵌するようになっている。これに
よりシートクッションフレーム401、したがって単座
シートは左右に回動可能になる。なお、パイプホルダ4
08はシートポスト114に着脱可能にしてもよい。
【0028】また、ベースブラケット406にはその前
部に軸受409を有するレバーホルダ410が固着す
る。軸受409には回転軸411が挿通し、回転軸41
1が外側へ延設されて図示のように適度に屈曲すること
によりレバー部412が形成される。回転軸411に
は、ベースブラケット406に開設された開口413か
ら下方に突出する爪片414が固着する。レバー部41
2の操作で爪片414を回動させることができる。爪片
414は、後述するストッパプレートの歯と係合可能な
孔414aを有している。一方、パイプホルダ408の
上端にはストッパプレート415が固着し、ストッパプ
レート415の外周部には適度な角度間隔で複数の歯4
16が設けられる。各歯416の両側は逃げとして切除
されており、これにより爪片414と係合可能になる。
【0029】パイプホルダ408にシートパイプ407
を挿入することにより、単座シートはシートポスト11
4上に支持される。この場合、レバー部412の操作に
より爪片414を所望の歯416と係合させることによ
り、単座シートを所望の角度位置で選択的に固定するこ
とができる。
【0030】操舵機構500において図5あるいは図9
等を参照して、ステアリングフレーム102の内側には
複数のホルダ502を介して、ステアリングシャフト5
01が回転自在に保持される。ステアリングシャフト5
01は長手方向の中間部でユニバーサルジョイント50
3を介して、単座シート側へ傾斜するように屈曲し、そ
の上端部にブラケット504を介してステアリングハン
ドル505が支持される。ステアリングハンドル505
は前部が切り欠かれた変形U字状を呈し、ステアリング
ハンドル505の適所を把持しながら、ブラケット50
4に取り付けられたアクセルレバー506を回動操作し
得るようになっている。
【0031】フロントフレーム部106の各メインフレ
ーム部材107の前端部内側には、ブラケット507が
取り付けられており、このブラケット507上にステア
リングシャフト501の下端を回転自在に支持するため
のボスが設けられている。ブラケット507上のステア
リングシャフト501の後側には、ステアリングシャフ
ト501の下端に設けたギヤと噛合するギヤを有するカ
ウンタ軸508が配置される。カウンタ軸508にはタ
イロッドアーム509が固定されるが、ステアリングシ
ャフト501を右または左へ回転させると、カウンタ軸
508を介してタイロッドアーム509が右側または左
側へ回動する。
【0032】各前輪1において、ナックル204に固着
するナックルアーム510とタイロッドアーム509と
はタイロッド511を介して、相互に連結される。ステ
アリングハンドル505を右左旋させることで、ステア
リングシャフト501、カウンタ軸508、タイロッド
アーム509およびタイロッド511を介して前輪1は
右または左に操舵される。このようにカウンタ軸508
を設けることで、ステアリングハンドル505の旋回方
向と同一方向に前輪1を操舵することができる。この場
合、ステアリングシャフト501側のギヤとカウンタ軸
508側のギヤのギヤ比を適宜選択することで、操舵角
および操舵力を適切に設定することができる。
【0033】パワーユニット600は前述したように、
後輪支持機構300と協働して後輪2を支持する。後述
する電池ユニット700はパワーユニット600に電力
を供給し、その電動モータ601が駆動されるようにな
っている。
【0034】本発明の電池ユニット700において、図
8に示すようにフロア(あるいはフロアパネルという)
3の主要領域においてその両側縁部に沿って配置された
フレーム相互間に、該フレームの高さと略同等の高さを
有する電池ケース701を収容し、この電池ケース70
1内に複数の二次電池702を列設配置する。図示例で
は前後2列で同一平面上に複数の二次電池702が配列
される。
【0035】ここでフロア3は、前輪1よりも後方に位
置しかつ前輪1の左右対向間隔と略等しい幅を有するメ
インフロア部5と、前輪1の左右対向間隔よりも狭小で
かつメインフロア部5よりも狭小な幅でメインフロア部
5の前方に延設したフロントフロア部6とにより構成さ
れる。フロア3の主要領域は、メインフロア部5により
構成され、この部分に電池ケース701が配置される。
【0036】また、前述したメインフレーム103のセ
ンタフレーム部105は、メインフロア部5の左右両側
縁部に沿って前後に延びる。フロントフレーム部106
は、前輪1の左右対向間隔よりも小さい対向間隔でセン
タフレーム部105の前方に延設される。この例ではセ
ンタフレーム部105を構成するメインフレーム部材1
07相互間に、電池ケース701が配置される。
【0037】電池ケース701は図11に示されるよう
に、概略薄箱状を呈し、メインフレーム部材107と略
同一高さに形成される。そして、この電池ケース701
はメインフロア部5の下側でメインフレーム部材107
相互間に配置される。本発明で使用するドライ形の二次
電池702として典型的にはリチウムイオン電池が用い
られるが、この種のドライ形二次電池は通常、多数のセ
ルを組合せてパッキングされる。この場合、大型のセル
モジュールの密度を上げるために所謂、俵積みになるこ
とが多く、そのままではかなり嵩だかなものになってい
しまう。この実施形態では、前述したように左右一対の
前輪1を備え、メインフロア部5を前輪1の左右対向間
隔と略等しい幅を有する大面積に形成できたので、同一
平面に前後2列で合計8つの二次電池702が配列可能
である。二次電池702の幅(直径)をメインフレーム
部材107の高さと同等か、僅かに高い程度に留めるこ
とで、電池搭載スペースを極めて薄く設定することがで
きる。
【0038】電池ケース701の底部には図12に示さ
れるように、二次電池702の外形に対応するように形
成された複数の凹凸状の保持部を備える。この保持部と
して本実施形態では、複数の半月状リブ701aが形成
される。上述のように二次電池702を同一平面に配列
したことにより、二次電池702が振動等によって電池
ケース701で動かないように固定する必要がある。半
月状リブ701aを設けることにより、二次電池702
を適正に固定し相互に干渉しないようにしている。
【0039】電池ケース701は左右両側にフランジ状
の取付部701bを有し、この取付部701bをメイン
フレーム部材107上に載せるかたちで、ビス等によっ
て該メインフレーム部材107に取り付けられる。この
場合、その取付用ビスの挿通孔701cが設けられる。
電池ケース701の前部、すなわち前列側の二次電池7
02の前側にはホルダ701dを介して、セルコントロ
ーラ(基板)703が配置される。
【0040】セルコントローラ703は、二次電池70
2(セル)間で容量差や電位差が生じないように制御す
るが、電池ケース701の底部に対して垂直に設けられ
る。このようにセルコントローラ703をフロントサス
ペンションまわりの部品と二次電池702の間に垂直に
設けることで、前後方向スペースを有効活用することが
できる。なお、セルコントローラ703を垂直に設けて
も、実車ではフロアは前上がりに傾斜配置されるため下
方に出っ張ることはなく、最低地上高を有効に確保する
ことができる。
【0041】図12あるいは図13に示されるように電
池ケース701の上部には、平板状のカバー704が覆
設される。カバー704は電池ケース701の上部開口
と整合する形状を有し、その下面の周縁部から複数の爪
片704aが垂設される。電池ケース701には爪片7
04aに対応して複数の係合部701eが設けられ、爪
片704aを係合部701eに係合させることでカバー
704を固定する。なお、電池ケース701とカバー7
04の合せ部には、電池ケース701内に水あるいは塵
等が侵入しないようにガスケットが装着される。二次電
池702を収納した電池ケース701にカバー704を
覆設固定することで、電池もしくはバッテリパックが構
成される。
【0042】また、図13にも示されるように電池もし
くはバッテリパックの上側、すなわちカバー704の上
側にフロアパネル3が配置される。フロアパネル3はス
ペーサを介して電池ケース701の取付部701b上に
載るかたちで、ビス等によって該メインフレーム部材1
07に取り付けられる。この場合、フロアパネル3の周
縁部にはその取付用ビスの挿通孔3aが設けられるとと
もに、取付部701bにも挿通孔3aの対応位置に挿通
孔701fが設けられる。
【0043】電池もしくはバッテリパックの下側、すな
わち電池ケース701の下側には概略平板状のアンダガ
ード705が配置される。アンダガード705は電池ケ
ース701の下部を覆うように、ビス等によってブリッ
ジ部材109およびブリッジ部材110(図6等参照)
に取り付けられる。この場合、アンダガード705の前
縁部および後縁部にはそれぞれ、その取付用ビスの挿通
孔705a,705bが設けられる(図12)。
【0044】さらに、本発明の小型電動車両において前
述した各図を参照して、フロア3の後方に配設した単座
シートの下方前半部には図3等に示されるように、パワ
ーユニット600の電動モータ601に供給すべき電力
を電子制御するメインコントローラ7と、電池ユニット
700の二次電池702に充電を行なうための充電装置
8とが配設される。メインコントローラ7および充電装
置8は、フロア3から一体的に連続して設けた車体カバ
ー(図示せず)によって覆われ、外部に露呈しないよう
になっている。
【0045】また、メインコントローラ7等の後方に位
置する左右一対の後輪2間の空間には、箱状もしくは籠
状の荷物収納装置9が装架され、この荷物収納装置9の
上部には荷物等を出入れ可能とするための開口9aが開
設されている。前述したように単座シートはシートポス
ト114の上方至近位置で、該シートポスト114のま
わりに回動可能に支持される。単座シートを適宜回動さ
せることで、その下方に位置する荷物収納装置9の開口
9aの一部または全部を、単座シートで上方から開閉可
能に覆うことができる。
【0046】一方また、ステアリングフレーム102の
上部において、ステアリングハンドル505の前方至近
位置にスイッチボックス(操作パネル)10が取り付け
られる。このスイッチボックス10は、たとえば図7に
示されるようにステアリングフレーム102の上端に固
定された概略鍵形のブラケット11を介して、支持され
る。スイッチボックス10は各種スイッチ類を搭載する
が、たとえば前後進切替えノブ、速度設定ノブ、バッテ
リ残量表示器および充電ランプ、さらには左右のウィン
カスイッチおよびホーンボタン等のスイッチが配設され
る。
【0047】スイッチボックス10は、ステアリングハ
ンドル505の前方至近位置で適度に傾斜配置されてお
り、運転操作に必要なスイッチ類に容易に手が届き、表
示ランプ等の表示内容を見易く構成されている。したが
って、単座シートに着座した乗員は、スイッチボックス
10のスイッチ類を簡単かつ的確に操作することができ
る。その際、必要に応じてアクセルレバー506を適宜
操作可能である。
【0048】また、スイッチボックス10の下方至近位
置にコードリールを内蔵したコードリールケース12
が、ステアリングフレーム102に取り付けられる。コ
ードリールには巻取り方向に付勢された充電用コード
が、繰出し自在に巻回されており、該充電用コードは充
電装置8に接続されている。電池ユニット700の二次
電池702に充電を行なう際には、コードリールケース
12から充電用コードを繰り出して、この充電用コード
を介して充電装置8が外部電源と接続される。
【0049】ステアリングフレーム102の上部にはま
た、たとえばホルダ502を利用してメインキー13が
取り付けられる。メインキー13は、単座シートに着座
した乗員が操作し易い位置に配置される。メインキー1
3の下方にはステアリングフレーム102に箱状もしく
は籠状の荷物収納装置14が装架され、この荷物収納装
置14の上部には荷物等を出入れ可能とするための開口
が開設されている。
【0050】上記の場合、各ユニットはプラスチックも
しくは合成樹脂等で形成された車体カバーによって覆わ
れ、車両全体として所定の外観意匠を得るようにデザイ
ンされる。この場合、ステアリングフレーム102まわ
りにはレッグシールド等が実装され、前輪1および後輪
2まわりにはそれぞれフロントフェンダおよびリヤフェ
ンダが装着されてよい。
【0051】さらに、実車においては走行上必要となる
安全あるいは保安部品類が装備される。この種の装備品
としてヘッドランプ、ウィンカ、ストップランプ、サイ
ドミラーあるいはホーン等が含まれ、さらに必要に応じ
てその他の部品等が装備される。
【0052】ここで図14〜図17において、この実施
形態による操舵装置をさらに説明する。操舵装置におい
て前述したように、上端にステアリングハンドル505
を回動可能に支持するとともにフロア3の先端部から上
方へ突出するステアリングシャフト501と、左右方向
外側に向って延設されたサスペンションアーム203の
外側端部にキングピン208を介して左右に揺動可能に
支持されたナックル204とが、タイロッドアーム50
9およびナックルアーム510を介してタイロッド51
1によって連結される。
【0053】ステアリングフレーム102の下端に溶接
されるブラケット507には、その凹部内に図16に示
されるようにステアリングシャフト取付用ボス512と
カウンタ軸取付用ボス513とが配設される。ボス51
2には軸受514(好適には樹脂製ブッシュ)を介し
て、ステアリングシャフト501の下端が軸支される。
軸受514の上部においてステアリングシャフト501
に略半月状のギヤ515(平歯車)が固着し、ギヤ51
5にはカウンタ軸508に固着する略半月状のギヤ51
6(平歯車)が噛合する。カウンタ軸508はベアリン
グ517を介して、ボス513によって軸支され、この
場合上下のベアリング517の間にスペーサ518が介
挿される。
【0054】そして本発明では特に、タイロッドアーム
509およびナックルアーム510は図15に示される
ように、左右のキングピン208の軸心相互間を結ぶ軸
線を挟んで互いに反対方向に突出するように配置され
る。この場合、ナックルアーム510をナックル204
から斜め前方に向って延設し、タイロッドアーム509
をステアリングシャフト501から後方に向って延設す
る。
【0055】このようにタイロッドアーム509および
ナックルアーム510を配置構成することで、タイロッ
ド511の両端のロッドエンド511aおよび511b
が、キングピン208の軸心相互間を結ぶ軸線の前方お
よび後方に位置する。
【0056】また、ステアリングシャフト501の下端
支持部(ステアリングシャフト取付用ボス512)をキ
ングピン208の軸心相互間を結ぶ軸線よりも前方に配
置し、タイロッドアーム509の回動軸(カウンタ軸5
08)をステアリングシャフト501よりも後方に配置
する。そして、ステアリングシャフト501およびカウ
ンタ軸508が、連係手段としてのギヤ515,516
により連係される。この場合、タイロッドアーム509
はフロア3の前部下方に配設される(図2あるいは図9
等参照)。
【0057】本発明の操舵装置において、所謂アッカー
マン理論に近づくステアリング切れ角を確保し、円滑か
つ適正な操舵、走行性能を実現する。ここで、アッカー
マン理論とは図18を参照して、操舵された左右前輪
(F)の車軸中心線M1,M2が、後輪(R)の車軸延
長線M′上で交差するというものである。左側前輪を切
れ角αで切ったとき、右側前輪の切れ角βとすると、次
式が成り立つ。なお図中において、Mはキングピン20
8の軸心相互間を結ぶ軸線を示す。 cotα=B/L cotβ=A+B/L なお、Lは前後車軸間距離(ホイールベース)、Aはキ
ングピン間距離である。
【0058】たとえば図示例のように車両旋回中心の内
側となる左側前輪(切れ角α)の車軸中心線M1、およ
び車両旋回中心の外側となる右側前輪(切れ角β)の車
軸中心線M2とし、また車両中心線Cと平行なキングピ
ン中心線Nに関して車軸中心線M1と線対称な直線M1
とする。内側の切れ角を変化させ(0〜90°)、その
角度ごとに車軸中心線M2と直線M1′の交点をプロット
することにより、アッカーマン理論線Pが得られる。
【0059】図19は、本発明の操舵装置において前輪
1を左へ操舵した場合に、上述したアッカーマン理論線
Pを得るのと同様な方法で左側前輪1の切れ角αおよび
右側前輪1の切れ角βを変化させ(α=0°,15°,
30°,45°,60°,...およびβ=0°,15
°,30°,45°,60°,...)、このときのア
ッカーマン理論線Pとの対応関係を示している。この場
合、タイロッドアーム509を回動させことで、ナック
ルアーム510の揺動角度が変化し、アッカーマン理論
線Pにおける車軸中心線M2と直線M1′の交点をプロッ
トしたのと同様に、切れ角αおよび切れ角βの角度変化
15°ごとに交点P0,P15,P30,P4 5
60,....をプロットしたものである。図から分か
るように切れ角α=80°程度までアッカーマン理論線
Pと略一致している。
【0060】本発明の小型電動車両の実使用において、
単座シートに着座した乗員はステアリングハンドル50
5を把持し、アクセルレバー506を引きあるいは必要
に応じてフットブレーキ4を踏むことで車両を走行させ
ることができる。この場合、フロアパネル3の下側に収
納されている電池ユニット700からパワーユニット6
00に電力が供給され、パワーユニット600の電動モ
ータ601が後輪2を駆動することで、乗員はこの小型
電動車両を円滑かつ適正に運転することができる。
【0061】ところで、この種の電動車両は法規制によ
る形式認定上、全長1200mm、全幅700mm以下
と規制されている。この条件で4輪タイプの車両を構成
すると、各車輪は車両の四隅に配置されることになる。
また、狭い通路等を走行するためにステアリング切れ角
を大きく確保する必要がある。本発明ではナックルアー
ム510をナックル204から前方に向って延設し、タ
イロッドアーム509をステアリングシャフト501か
ら後方に向って延設する。このようにタイロッドアーム
509およびナックルアーム510を配置構成すること
で、直進時(図15参照)におけるタイロッド511の
軸線と車両前後方向の軸線との挟み角を鋭角に設定する
ことができ、これにより最大操舵角を大きく確保するこ
とができる。そして、前輪1の内側の切れ角が80°程
度になっても(図17参照)、略アッカーマン理論線P
に従って切れ角を推移させることが可能になる。
【0062】また、上述のように直進時におけるタイロ
ッド511の軸線と車両前後方向の軸線との挟み角を鋭
角に設定することで、ナックルアーム510と車両前後
方向の軸線との挟み角を、車両左右方向の内側へ開くよ
うに形成することができる。これによりナックルアーム
510の先端と前輪1とのクリアランスを大きく確保し
ても、ナックル204を揺動可能に支持するキングピン
208を前輪1に近づけてスクラブ半径(キングピンオ
フセット)を小さく設定することができる。スクラブ半
径を小さくすることで、車両の操縦性や安定性を向上さ
せることができる。
【0063】さらに、フロア3の先端部から上方へ突出
するステアリングシャフト501を車両前方に配置する
ことができるため、フロア3を広く確保することがで
き、フロア3を有効に使用することができる。この場
合、ステアリングシャフト501を軸線Mよりも前方に
配置することで、フロア3をより広く形成することがで
きる。
【0064】また、ステアリングシャフト501とタイ
ロッドアーム509とが連係手段としてのギヤ515,
516を介して連結される。その場合、これらのギヤの
減速比を適宜設定することで、ステアリング操作性を向
上させることが可能になる。たとえば腕力の弱い女性高
齢者等にあっては減速比を大きくし、小さいハンドル操
作力で操舵することができる。また、男性においては減
速比を比較的大きくすることで、小さいハンドル切れ角
で前輪切れ角を大きく、すなわちクイックな操作感が得
られる。
【0065】以上、本発明を実施形態とともに説明した
が、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるもので
はなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。たとえ
ばタイロッドアーム509をその中心線に沿って2分割
し、左右別々の動きを可能に構成することで、所謂モー
タチェア等の小型電動車両のようなその場旋回が可能に
なる。この場合、ハンドル操作を連続的に行なっていき
ながらそのままその場旋回をするのは不可能であるた
め、その場旋回時は一旦停止し、左右前輪を「ハ」の字
状にする機構を備える必要がある。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種の小型電動車両において最大操舵角を大きく確保す
ることができ、略アッカーマン理論線に従って切れ角を
推移させることが可能になる。これにより旋回運動して
もタイヤの横滑りが少なく、構造的に無理な負荷が加わ
らないとともに、タイヤの磨耗を有効に抑制することが
できる。また、タイロッドアーム、ナックルアームおよ
びタイロッドの配置関係を好適に設定することで、車両
の操縦性や安定性をさせることができる上、フロアを広
く確保することができ、フロアを有効に使用することが
できる。さらに、ステアリングシャフトとタイロッドア
ームとを連結するギヤの減速比を適宜設定することで、
ステアリング操作性を向上させることが可能になる等の
利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型電動車両の実施形態における基本
構成を示す前方斜視図である。
【図2】本発明の小型電動車両の実施形態における基本
構成を示す後方斜視図である。
【図3】本発明の小型電動車両の実施形態における基本
構成を示す側面図である。
【図4】本発明の小型電動車両の実施形態における基本
構成を示す平面図である。
【図5】本発明の小型電動車両の実施形態における基本
構成を示す正面図である。
【図6】本発明の小型電動車両の実施形態におけるフレ
ームユニットおよび電池ユニットまわりを示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の小型電動車両の実施形態におけるフレ
ームユニットまわりを示す側面図である。
【図8】本発明の小型電動車両の実施形態におけるフレ
ームユニットまわりを示す平面図である。
【図9】本発明の小型電動車両の実施形態における前輪
支持機構まわりを示す斜視図である。
【図10】本発明の小型電動車両の実施形態における単
座シートの回動機構まわりを示す斜視図である。
【図11】本発明の小型電動車両の実施形態における電
池ユニットを示す斜視図である。
【図12】本発明の小型電動車両の実施形態における電
池ユニットを示す分解斜視図である。
【図13】本発明の小型電動車両の実施形態における電
池ユニットを示す側面図である。
【図14】本発明の小型電動車両の実施形態における操
舵装置まわりを示す斜視図である。
【図15】本発明の小型電動車両の実施形態における操
舵装置まわりを示す平面図である。
【図16】本発明の小型電動車両の実施形態におけるス
テアリングシャフトとタイロッドアームの連結構造を示
す平面図および断面図である。
【図17】本発明の小型電動車両の実施形態における操
舵装置まわりを示す平面図である。
【図18】本発明の小型電動車両に係るアッカーマン理
論線を説明するための模式図である。
【図19】本発明の小型電動車両の実施形態における操
舵装置のアッカーマン理論線との対応関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 前輪、2 後輪、3 フロアパネル、4 ブレーキ
ペダル、7 メインコントローラ、8 充電装置、9
荷物収納装置、10 スイッチボックス、12コードリ
ールケース、13 メインキー、100 フレームユニ
ット、101車体フレーム、102 ステアリングフレ
ーム、103 メインフレーム、104 リヤフレー
ム、105 センタフレーム部、106 フロントフレ
ーム部、107 メインフレーム部材、108,10
9,110 ブリッジ部材、114 シートポスト、2
00 前輪支持機構、201 ベース部材、202 サ
スペンションアームブラケット、203 サスペンショ
ンアーム、204 ナックル、205 車軸、206
サスペンションスプリング、207 ブラケット、20
8 キングピン、300 後輪支持機構、301 車
軸、302 ブラケット、303 ショックアブソー
バ、400 シートユニット、401 シートクッショ
ンフレーム、402 シートバックフレーム、403
シートクッション、404 シートバック、405
アームレスト、500 操舵機構、501 ステアリン
グシャフト、505 ステアリングハンドル、506
アクセルレバー、507 ブラケット、507a ク
ランプ部、508 カウンタ軸、509 タイロッドア
ーム、510 ナックルアーム、511 タイロッド、
514 クランプ部材、515 ボルト、600 パワ
ーユニット、601 電動モータ、700 電池ユニッ
ト、701 電池ケース、702 二次電池、703
セルコントローラ、704 カバー、705 アンダガ
ード。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレーム上に支持された単座シート
    の下方前方にて、前記車体フレーム上に敷設されたフロ
    アを有し、ハンドル操作により左右に揺動する操向輪と
    して前記フロアの前方に設けられた左右一対の前輪と、
    パワーユニットで駆動される駆動輪として前記単座シー
    トの下方後部に設けられた左右一対の後輪とで走行可能
    に構成され、前記左右一対の前輪を操舵する操舵装置を
    前記車体フレームの前端部に備えた小型電動車両であっ
    て、 前記操舵装置において、上端にハンドルを回動可能に支
    持するとともに前記フロアの先端部から上方へ突出する
    ステアリングシャフトと、左右方向外側に向って延設さ
    れたサスペンションアームの外側端部にキングピンを介
    して左右に揺動可能に支持された前輪ステアリングナッ
    クルとが、タイロッドアームおよびナックルアームを介
    してタイロッドによって連結され、 前記タイロッドアームおよび前記ナックルアームは、前
    記キングピンの軸心相互間を結ぶ軸線を挟んで互いに反
    対方向に突出するように配置されることを特徴とする小
    型電動車両。
  2. 【請求項2】 前記タイロッドの両端が、前記キングピ
    ンの軸心相互間を結ぶ軸線の前方および後方に位置する
    ように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の小
    型電動車両。
  3. 【請求項3】 前記ナックルアームを前記前輪ステアリ
    ングナックルから前方に向って延設し、前記タイロッド
    アームを前記ステアリングシャフトから後方に向って延
    設したことを特徴とする請求項1または2に記載の小型
    電動車両。
  4. 【請求項4】 前記ステアリングシャフトの下端支持部
    を前記軸線よりも前方に配置し、前記タイロッドアーム
    の回動軸を前記ステアリングシャフトよりも後方に配置
    し、前記ステアリングシャフトおよび前記タイロッドア
    ームの回動軸を連係手段により連係するとともに、前記
    タイロッドアームを前記フロアの前部下方に配設したこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の小
    型電動車両。
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