[go: up one dir, main page]

JP2003163062A - コンセント - Google Patents

コンセント

Info

Publication number
JP2003163062A
JP2003163062A JP2001361629A JP2001361629A JP2003163062A JP 2003163062 A JP2003163062 A JP 2003163062A JP 2001361629 A JP2001361629 A JP 2001361629A JP 2001361629 A JP2001361629 A JP 2001361629A JP 2003163062 A JP2003163062 A JP 2003163062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
plug
recess
view
grounding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001361629A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Honda
稔 本田
Yoichi Yokoyama
洋一 横山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2001361629A priority Critical patent/JP2003163062A/ja
Publication of JP2003163062A publication Critical patent/JP2003163062A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Processing Of Terminals (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】前面に凹所を設けていながら器体を小型化す
る。 【解決手段】ボディ2とカバー3を結合して器体1が組
み立てられる。カバー3はカバー本体3aとプレート部
24を有し、カバー本体3aの前面に平面視略円形であ
って底面に差込部26が設けられた凹所25,25が円
を接するようにして並設される。プレート部24前面の
長手方向両端部には、器体1を壁面に固定するための固
定用ねじを前後方向に挿通する長孔状の一対のねじ挿通
孔33,33が設けてある。ねじ挿通孔33,33の大
径部33a,33aとそれぞれ隣接する凹所25,25
との間に溝34,34が設けられて両者が連通させてあ
る。このため、ねじ挿通孔33,33と凹所25,25
との距離を近づけることができ、凹所25を設けていな
がら、器体1の長手方向の寸法を短くして小型化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンセントに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】コンセントに接続するプラグには種々の
形状及び寸法のものが存在し、全世界で約15種類のプ
ラグが使用されている。代表的なものとしては、A型
(Amerikann Type)、B型(British Type)、C型(CE
E Type)、SE型、O型(OceanType)などがあり、日
本では主にA型が使用されている。A型プラグP1は、
図59に示すように互いに並行する一対の平型栓刃50
0,500を有するものであり、接地極付のA型プラグ
P2は、図60に示すように一対の平型栓刃500,5
00に加えて丸ピン型栓刃からなる接地極501を有す
る。また、C型プラグP3,P4は、図61及び図62
に示すように互いに並行する一対の丸ピン型栓刃50
2,502を有する。さらに、接地極付のC型プラグP
5は、図63に示すように円筒形のプラグ本体511
と、プラグ本体511の底面より互いに並行に突出する
一対の丸ピン型栓刃502,502と、プラグ本体51
1の周面に露設された一対の接地極514,514とを
有する。
【0003】一方、コンセントもそれぞれの種類のプラ
グに対応したものが存在するが、その中で、プラグを差
込部に挿抜する途中で栓刃の先端部分が充電部に接触し
た状態で人が指等で栓刃に触れてしまうのを防ぐため
に、器体の前面にプラグの少なくとも一部が嵌合する凹
所を設けるとともに凹所の底面に差込部を設けた構造の
コンセントが提供されている。すなわち、プラグを差込
部に挿抜する際に栓刃の先端部分が充電部に接触してい
る状態では栓刃が凹所内にあって人が触れることができ
ないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来コンセントにおいては、前面に凹所を設けたために凹
所を設けない場合に比較して器体の寸法が大きくなって
しまうという問題がある。
【0005】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、前面に凹所を設けていながら器体を
小型化できるコンセントを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、施工面に固定される固定部材を
一体に設けるとともに前面に差込部を設けた器体と、差
込部に挿入するプラグの栓刃を受ける刃受部材と、器体
に設けた電線挿入口に挿入する電線を刃受部材と電気的
に接続する端子部とを備え、施工面に固定するための固
定用ねじを器体の前後方向に挿通する一対のねじ挿通孔
を固定部材に設け、プラグの少なくとも一部が嵌合する
凹所を器体前面におけるねじ挿通孔に挟まれた部位に設
けるとともに凹所の底面に一対の栓刃挿入口を有する差
込部を設け、隣接するねじ挿通孔と凹所を連通したこと
を特徴とし、前面に凹所を設けていながら器体を小型化
できる。
【0007】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、施工面に固定される固定部材に保持して設置する
とともに前面に差込部を設けた器体と、差込部に挿入す
るプラグの栓刃を受ける刃受部材と、器体に設けた電線
挿入口に挿入する電線を刃受部材と電気的に接続する端
子部とを備え、プラグの少なくとも一部が嵌合する複数
の凹所を器体前面に並設し、隣接する凹所同士を連通す
るとともに各凹所の底面にそれぞれ一対の栓刃挿入口を
有する差込部を設けたことを特徴とし、前面に複数の凹
所を設けていながら器体を小型化できる。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を平板状の平型栓刃を挿入する平
型栓刃挿入口としたことを特徴とし、平型栓刃を具備す
るプラグが接続できる。
【0009】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を丸ピン型の栓刃を挿入する丸ピ
ン型栓刃挿入口としたことを特徴とし、丸ピン型栓刃を
具備するプラグが接続できる。
【0010】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を、平板状の平型栓刃を挿入する
平型栓刃挿入口と丸ピン型の栓刃を挿入する丸ピン型栓
刃挿入口とを連通した形状に形成したことを特徴とし、
平型栓刃又は丸ピン型栓刃を具備する複数種類のプラグ
が接続できる。
【0011】請求項6の発明は、請求項3又は5の発明
において、プラグが具備する接地極と接触導通する接地
部材を器体内に収納するとともにプラグの接地極用の栓
刃を挿入する接地極用の栓刃挿入口を差込部が有し、接
地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子部を設け
たことを特徴とし、平型栓刃を具備した接地極付きのプ
ラグが接続できる。
【0012】請求項7の発明は、請求項4又は5の発明
において、凹所の底面を除く部位でプラグが具備する接
地極と接触導通する接地部材を器体内に収納するととも
に接地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子部を
設けたことを特徴とし、丸ピン型栓刃を具備した接地極
付きのプラグが接続できる。
【0013】請求項8の発明は、請求項2の発明におい
て、器体を固定部材と一体に形成したことを特徴とし、
部品点数の削減並びに器体の強度向上が図れる。
【0014】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、施工面に固定するための固定用ねじを器体の前後方
向に挿通する一対のねじ挿通孔を固定部材に設け、器体
前面におけるねじ挿通孔に挟まれた部位に凹所を設ける
とともに隣接するねじ挿通孔と凹所を連通したことを特
徴とし、器体を更に小型化できる。
【0015】請求項10の発明は、請求項1又は9の発
明において、少なくとも凹所以外の器体並びに固定部材
の前面を覆う化粧プレートを備え、前面に開口するねじ
挿通孔を塞ぐとともにプラグを凹所に案内するガイド部
を化粧プレートに設けたことを特徴とし、ねじ挿通孔を
塞ぐことで外観上の見栄えが良くなり、ガイド部で案内
することによりプラグの差込が容易に行える。
【0016】請求項11の発明は、請求項1又は2の発
明において、一面が開口するボディと、ボディの開口面
に被着するカバーとで器体を構成し、ボディとカバーの
双方の長手方向両端部の側面に嵌合部を設けるとともに
嵌合部と凹凸嵌合する組立部材によりボディとカバーを
結合することを特徴とし、長手方向に沿った側面で組立
部材によりボディとカバーを結合する場合に比較して、
器体の長手方向と直交する方向の外形寸法を小さくでき
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図面を参照して本
発明の実施形態1を詳細に説明する。
【0018】器体1は、図1及び図2に示すように前面
が開口する略箱形に形成された合成樹脂製のボディ2
と、背面が開口する略箱形に形成されてボディ2の開口
面に被着される合成樹脂製のカバー3とを3本の組立ね
じ10により結合して構成される。
【0019】図3に示すように、ボディ2は長手方向に
沿った2つの隔壁4,5、短幅方向に沿った3つの隔壁
6,7,8、組立ねじ10を挿通するねじ挿通孔9aが
穿孔されたボス9により、その内部が7つの収納室11
〜17に区画されている。隔壁4とボス9で区画された
第1及び第2収納室11,12は電源供給用の電線を接
続する端子部(以下、「電源用端子部」と呼ぶ)を収納
するものであって、その底壁には電線が挿入される一対
の電線挿入口18,18がボディ2の長手方向に並べて
貫設され、後述する解除孔19がボディ2の長手方向に
おける電線挿入口18,18の中間に貫設されるととも
に、電線挿入口18,18の間にはリブ20が突設され
ている。また、図4に示すように2つの隔壁4,5に囲
まれたボディ2中央の4つの収納室(第3〜第6収納
室)13〜16にはプラグが有する電圧極の栓刃を受け
る刃受部材21がそれぞれ収納される。そして、隔壁5
で区切られた第7収納室17は、長手方向両端部にプラ
グが有する接地極の栓刃を受ける刃受部材22を収納す
るとともに、長手方向中央部に接地用の電線(接地線)
を接続する端子部(以下、「接地用端子部」と呼ぶ)を
収納するものであって、中央部の底壁には接地線が挿入
される一対の電線挿入口18,18がボディ2の長手方
向に並べて貫設され、解除孔19がボディ2の長手方向
における電線挿入口18,18の中間に貫設されるとと
もに、電線挿入口18,18の間にリブ20が突設され
ている。なお、第7収納室17の両端部には組立ねじ1
0を挿通するねじ挿通孔23aが穿孔されたボス23が
それぞれ突設されている。
【0020】一方、カバー3は、図5に示すようにボデ
ィ2の開口面に被着される矩形箱形のカバー本体3a
と、カバー本体3aの側面よりフランジ状に一体形成さ
れたプレート部24とを有する。カバー本体3aの前面
には平面視略円形の凹所25,25が円を接するように
して長手方向に2つ並設され、各凹所25,25の底面
にはプラグを差し込む差込部26,26が設けてある。
ここで、2つの凹所25,25は円が接する部位25a
に周壁が設けられておらず、当該部位25aで連通され
ている。このように2つの凹所25,25を円が接する
ように並設して連通することにより、各凹所25,25
の差込部26,26にC型プラグP5を同時に差し込ん
で使用可能にしつつ、器体1の長手方向の寸法を短くし
て小型化できるものである。なお、上記連通部位25a
の幅寸法は人の指が通らない程度に設定されており、連
通部位25aを通してプラグの栓刃に指が触れることが
ないようにしてある。
【0021】差込部26は、電圧極の栓刃を挿入する一
対の栓刃挿入口27,27と、接地極の栓刃を挿入する
栓刃挿入口28とを有し、ボディ2とカバー3を結合し
て器体1を組み立てた状態で各栓刃挿入口27が第3〜
第6収納室13〜16に連通するとともに各栓刃挿入口
28が第7収納室17に連通する。各栓刃挿入口27は
A型プラグP1,P2の平型栓刃を挿入する平型栓刃挿
入口27aと、C型プラグP5の丸ピン型栓刃を挿入す
る丸ピン型栓刃挿入口27bとを連通させた形状に形成
されている。つまり、平型栓刃挿入口27aは矩形であ
って、その長手方向一端部の一側縁に円形の丸ピン型栓
刃挿入口27bが連通した形状となっており、各栓刃挿
入口27,27の平型栓刃挿入口27aの中心と丸ピン
型栓刃挿入口27bの中心とを結ぶ直線が互いに平行と
ならないように形成されている。なお、一対の平型栓刃
挿入口27aは電圧側極に対して接地側極の方が長手方
向の寸法を長くしてある。
【0022】一方、栓刃挿入口28は接地極用の栓刃
(例えば、A型プラグP2が具備する丸ピン型や断面形
状U字形の栓刃501)を挿入するものであって、平面
視略半円形に形成されている。
【0023】ところで、凹所25,25の周面には前後
方向に延びた一対のスリット29a,29bが差込口2
6を挟んで対向する位置に設けてある。一方のスリット
29aは凹所25の周壁からカバー3の側面を貫通して
外側及び背面側に開放され、同じく他方のスリット29
bは凹所25の周壁からカバー3の側面を貫通して外側
に開放されるとともに、凹所25の底面にわたって接地
極用の栓刃挿入口28の近傍まで延長されてカバー3の
背面側に開放されている。これら一対のスリット29
a,29bには後述するように接地部材42A,42B
が収納される。
【0024】一方、カバー本体3a内部は短幅方向に沿
った一対の隔壁31,31によって各差込部26,26
に対応して長手方向に二分されている。また、接地極用
の栓刃挿入口28の周囲には平面視略コ字形の立壁32
が設けてあり、この立壁32によって電圧極用の栓刃挿
入口27との間が隔絶される。なお、栓刃挿入口28,
28近傍の両隅、並びに一対の隔壁31,31に挟まれ
たカバー本体3a中央部の一端側には、組立ねじ10と
螺合する孔3bがそれぞれ設けられている。
【0025】カバー本体3aと一体に形成されたプレー
ト部24は、本来器体1と別体に形成され、後述する化
粧プレート100とともにプレートを構成するものであ
って、器体1を保持するとともに器体1の後端部が埋め
込まれた埋込孔を覆い隠してコンセントを見栄え良く壁
面等に配設するためのものである。プレート部24は四
隅を曲面形状とした横長の略矩形板状に形成され、その
前面が内側から外側に向かって背面側に傾斜させてあ
る。また、プレート部24前面の長手方向両端部には、
器体1を壁面に固定するための固定用ねじ(図示せず)
を前後方向に挿通する長孔状の一対のねじ挿通孔33,
33が設けてある。このねじ挿通孔33は固定用ねじの
胴部及び頭部を挿通する大径部33aと、胴部のみを挿
通する小径部33bとが連続一体として平面視略楕円形
に形成されている。すなわち、大径部33a及び小径部
33bを通してプレート部24の背面側に挿通した固定
用ねじを図示しないスイッチボックスのねじ孔に螺合し
て締め付けることにより、大径部33a底面における小
径部33bの周囲に固定用ねじの頭部が係合して器体1
をスイッチボックスに固定して壁面に埋込配設するよう
になっている。
【0026】ここで、固定用ねじを挿通するねじ挿通孔
33,33の大径部33a,33aとそれぞれ隣接する
凹所25,25との間に溝34,34が設けられて両者
が連通させてある。このように凹所25,25とねじ挿
通孔33,33を連通させたことにより、固定用ねじの
頭部が凹所25内に差し込まれるプラグと干渉しない範
囲でねじ挿通孔33,33と凹所25,25との距離を
近づけることができる。その結果、各凹所25,25の
差込部26,26にC型プラグP5を同時に差し込んで
使用可能にしつつ、器体1の長手方向の寸法を短くして
小型化できるものである。また、通常はコンセントの器
体とプレート(プレート本体及び化粧プレート)は別体
に構成されるものであるが、器体の前面に2つの凹所を
設ける場合、2つの凹所を円が交わるように並設して連
通しなければならず、C型プラグP5を2つ同時に凹所
の差込部に差し込んで使用できないばかりでなく、プレ
ートに設けられる固定用ねじのねじ挿通孔と凹所との間
の壁の肉厚が薄くなってしまい充分な強度が得られなく
なる。それに対して本実施形態では上述のように器体1
(カバー3)をプレート本体(プレート部24)と一体
に形成しているため、ねじ挿通孔33と凹所25との間
の部位に充分な強度を得ることができるものであり、し
かも、プレート本体が不要であるから部品点数の削減が
図れるという利点がある。
【0027】次に、器体1内部に収納する刃受部材2
1,22や端子部等の構造について説明する。
【0028】ボディ2の第3〜第6収納室13〜16に
は、それぞれ差込部26,26の平型栓刃挿入口27a
及び丸ピン型栓刃挿入口27bに挿入した平型栓刃及び
丸ピン型栓刃を受ける刃受部材21が収納される。刃受
部材21は、平型栓刃を受ける平型栓刃用刃受ばね35
と、丸ピン型栓刃を受ける丸ピン型栓刃用刃受ばね36
とを有する。ここで、第3収納室13と第5収納室1
5、並びに第4収納室14と第6収納室16に収納され
る刃受部材21同士がそれぞれ対応する電源用端子部と
ともに端子ブロックA,Bを構成している。
【0029】端子ブロックA,Bは、図6並びに図7に
示すように平型栓刃用刃受ばね35,35が両端に設け
られるとともに略中央部に電源用端子部を構成する端子
板37,37が設けられた導電部材38A,38Bと、
導電部材38A,38Bの両端部に固着される丸ピン型
栓刃用刃受ばね36,36とで構成される。導電部材3
8Aは、導電性の板材を図9の展開図に示す形状に打ち
抜き加工するとともに所定箇所を折曲することによって
形成される。なお、導電部材38Bも細部の形状は異な
るものの図9の展開図と類似の形状に打ち抜き加工する
とともに所定箇所を折曲することによって形成される。
【0030】平型栓刃用刃受ばね35,35はそれぞれ
撓み自在に対向する一対のばね片35a,35bを有
し、一方のばね片35aが他方のばね片35bよりもそ
の幅寸法が短く形成されている。また、ばね片35a,
35bは両者の間隔が先端に近付くにつれて幅狭とな
り、且つ先端部では互いの間隔が拡がるように折曲して
あって、先端部からばね片35a,35bの間に平型栓
刃が挿入しやすくなっている。一方の平型栓刃用刃受ば
ね35(第3収納室13に収納される側)は、各ばね片
35a,35bの後端縁で連結されているのに対し、他
方の平型栓刃用刃受ばね35(第5収納室15に収納さ
れる側)は、各ばね片35a,35bの後端側の側端縁
で連結され、何れも幅広のばね片35bの後端側一端縁
より略L字形の固着片39,39が延出されている。こ
の固着片39,39の先端部には後方へ突出する円柱状
の突起39aが突設されている。
【0031】丸ピン型栓刃用刃受ばね36,36は、図
8に示すように帯状の導電性板材を折曲することで固着
片36bの両端に一対のばね片36a,36aが設けら
れてなり、一対のばね片36a,36aの間隔が先端に
近付くにつれて幅狭となり、且つ先端部では互いの間隔
が拡がるように折曲してあって、先端部からばね片36
a,36aの間に丸ピン型栓刃が挿入しやすくなってい
る。そして、固着片36bの中央に円形の貫通孔36c
が貫設されており、この貫通孔36cに導電部材38
A,38Bの固着片39に突設した突起39aを挿通
し、その突起39aをかしめることで丸ピン型栓刃用刃
受ばね36を平型栓刃用刃受ばね35に対して傾斜した
状態で固着片39に固着する。また、丸ピン型栓刃用刃
受ばね36は平型栓刃用刃受ばね35よりも後方へ配置
され、平型栓刃挿入口27aから平型栓刃用刃受ばね3
5までの距離に対して丸ピン型栓刃挿入口27bから丸
ピン型栓刃用刃受ばね36までの距離を長くしている
が、これは以下のような理由による。
【0032】つまり、プラグが有する平型栓刃と丸ピン
型栓刃の長さ寸法を比較した場合、図10に示すように
相対的に丸ピン型栓刃502が平型栓刃500よりも寸
法が長いことが多く、図11に示すように平型栓刃挿入
口27aから平型栓刃用刃受ばね35までの距離と丸ピ
ン型栓刃挿入口27bから丸ピン型栓刃用刃受ばね36
までの距離が等しいと、栓刃が刃受ばね35,36と接
触し始める位置が何れの種類のプラグでもほぼ同一とな
り、長い栓刃502を有するプラグでは充電部(刃受ば
ね35,36)と接触した状態で栓刃502の栓刃挿入
口外部へ露出する量が多くなって感電事故の危険性が高
くなってしまう。そこで、本実施形態のように丸ピン型
栓刃用刃受ばね36を平型栓刃用刃受ばね35よりも後
方へ配置すれば、図12に示すように栓刃の長さ寸法の
違いを刃受ばね35,36の位置で吸収して長い栓刃を
有するプラグが接続された場合でも充電部と接触した状
態で栓刃が栓刃挿入口の外部へ露出しないようにして感
電事故の危険性を無くすことができる。また、これによ
り感電保護のための障壁、すなわち凹所25の周壁の高
さ(凹所25の深さ)を低くすることができるととも
に、凹所25の周壁を低く(凹所25の深さを浅く)す
ることでプレート部24の高さも低くできてデザイン上
の自由度が増すという利点がある。
【0033】ここで、丸ピン型栓刃用刃受ばね36を構
成する各ばね片36a,36a先端部の丸ピン型栓刃と
接触する部位を、図13に示すように丸ピン型栓刃の外
形に対応した曲面形状とすれば、丸ピン型栓刃用刃受ば
ね36,36と丸ピン型栓刃との接触面積を増大して接
触の安定が図れる。
【0034】電源用端子部は、端子板37、鎖錠ばね4
0、解除釦41よりなる速結端子構造を有し、電源から
の電線を接続する端子と、他のコンセント等に送り配線
するための送り配線用の端子とを具備するものである。
各端子板37は、電線と接触する短冊形の接触片37a
と、鎖錠ばね40を支持する支持片37bとを互いに略
平行に対向させるように平面視略コ字形に形成されると
ともに、互いの接触片37a,37a同士を略平行に対
向させるように連結片37cにて連結されている。この
ように構成される端子板37,37は、接触片37aの
長手方向を器体1の前後方向(電線挿入口18に対する
電線の挿入方向)と一致させるようにして、鎖錠ばね4
0並びに解除釦41とともに第1並びに第2収納室1
1,12にそれぞれ収納される。
【0035】鎖錠ばね40は、図14に示すように弾性
を有する導電材料の帯板の両端部を曲成することによ
り、中央片40aの両端部に鎖錠片40b及び接触片4
0cが形成される。中央片40aは、端子板37の支持
片37bに当接する。鎖錠片40bは、中央片40aと
の連結部位から先端縁に向かって、端子板37の接触片
37aに近付く向きに傾斜する。また、接触片40cは
略S字状に曲成されており、鎖錠ばね40に設けた鎖錠
片40b及び接触片40cは端子板37の接触片37a
に対向する。また、解除釦41は、図15に示すように
絶縁性を有する合成樹脂材料により略十字形に形成さ
れ、解除孔19を通して第1並びに第2収納室11,1
2から器体1の外へ導出される操作片41aと、一対の
鎖錠ばね40,40の各鎖錠片40c,40cに当接す
る一対の解除片41b,41bとを具備する。そして、
図14に示すように各解除片41b,41bの先端部の
角をそれぞれ鎖錠ばね40の鎖錠片40bに当接させる
ようにして接触片37a,37aの間で器体1の前後方
向へ移動自在に収納配置される。
【0036】この電源用端子部に電線を接続する場合、
電線挿入口18から被覆を剥いた電線を挿入すると、鎖
錠ばね40のばね力により、鎖錠ばね40の鎖錠片40
b及び接触片40cと端子板37の接触片37aとの間
に電線が挟持され、鎖錠片40bの先端縁が電線に食い
込むことによって電線の脱落が防止される。したがっ
て、電線挿入口18に被覆を剥いた電線を挿入するだけ
で、電線が保持されるとともに端子板37への電気的接
続がなされるのである。また、電源用端子部に接続され
た電線を外す場合、解除孔19から器体1の外へ導出さ
れた解除釦41の操作片aをマイナスドライバなどの工
具の先端で押圧すれば、解除釦41が器体1前方へ向け
て移動するのに伴って解除釦41の解除片41b,41
bがそれぞれ鎖錠ばね40,40の鎖錠片40b,40
bを押圧し、鎖錠片40b,40bを端子板37,37
の接触片37a,37aから離れる方向に撓ませて鎖錠
片40b,40bが電線から離れて、電線を容易に引き
抜くことができる。
【0037】ここで本実施形態においては、電源用端子
部の端子板37,37を、互いの接触片37a,37a
同士が略平行に対向して接触片37a,37a及び支持
片37b,37bが一列に並ぶように形成しているの
で、2つの鎖錠ばね40,40を互いの鎖錠片40b,
40b並びに接触片40c,40c同士が対向するよう
に直列に並べて第1及び第2収納室11,12にそれぞ
れ収納できる。すなわち、従来から提供されている速結
端子構造においては、図16に示すように端子板3
7’,37’が支持片37b’を一体として接触片37
a’,37a’が同一平面上に並ぶにように形成してあ
り、2つの鎖錠ばね40,40が並列に並べて収納配置
されるため、鎖錠ばね40,40の縦方向の寸法(接触
片37a及び鎖錠片37bの撓む方向)に応じて収納室
の幅寸法が大きくなってしまう。それに対して本実施形
態では、上述のように2つの鎖錠ばね40,40を直列
に並べて収納する構造としているので、上記従来の速結
端子構造に比較して第1及び第2収納室11,12の幅
寸法を狭くでき、器体1の小型化が図れるものである。
また、上記従来の速結端子構造においては、解除孔から
挿入した工具の先端で解除釦41’を押圧すると解除釦
41’が鎖錠ばね40の方へ倒れ込むようにして移動し
ながら鎖錠片40b’を撓ませるようになっているた
め、解除釦41’の移動のためのスペースが大きくなっ
てしまっていたが、本実施形態では解除釦41が電線の
挿入方向に沿って直線的に移動しながら鎖錠片40bを
撓ませる構造であるため、上記従来の速結端子構造に比
較して解除釦41の移動スペースが少なくて済み、この
ことからも器体1の小型化が図れるものである。
【0038】ところで、上記従来の速結端子構造におい
て電線を外す場合、一方の手で器体1を持ち、他方の手
に持った工具の先端を解除孔に挿入して解除釦41’を
操作しなければならず、解除釦41’を操作しながら電
線挿入口より電線を引き抜くことが難しく、一人の工事
担当者が作業を行うことは困難であった。そこで、本実
施形態においては、図3(c)(d)に示すようにボデ
ィ2の外側底面における解除孔19の周囲に、一端側で
解除孔19と連通する凹部49を設けるとともに、解除
釦41の操作片41aの先端部をボディ2の外側底面か
ら突出しない範囲で解除孔19から凹部49内に進出さ
せている。
【0039】而して、本実施形態において端子部から電
線を外す場合には、例えば、図17に示すように一方の
手で器体1を持ち、器体1を持った手の親指Fで工具
(マイナスドライバ)Dの先端部を操作片41aに押し
当てて解除釦41を押し込みながら他方の手で電線を引
き抜けばよい。すなわち、器体1の保持と解除釦41の
操作が片手で同時に行えるため、余った他方の手で電線
を容易に引き抜くことができ、一人の工事担当者が簡単
に作業できるものである。また、本実施形態では凹部4
9の底面を解除孔19から遠ざかるにつれてボディ2の
底面側へ傾斜するテーパ面49aとしているので、操作
片41aを押し込んだ状態において、図17(b)に示
すように工具Dの先端部側面がテーパ面49aに沿って
当接するため、工具Dが保持し易いという利点がある。
【0040】ところで、本実施形態では、平型栓刃用刃
受ばね35,35が両端に設けられるとともに略中央部
に電源用端子部を構成する端子板37,37が設けられ
た導電部材38A,38Bと、導電部材38A,38B
の両端部に固着される丸ピン型栓刃用刃受ばね36,3
6とで端子ブロックA,Bを構成しているので、丸ピン
型栓刃用刃受ばねを含めて全体を一体に形成して端子ブ
ロックを構成する場合に比較して、板材に対する部品配
置(板取)を効率化できるという利点がある。しかも、
丸ピン型栓刃用刃受ばね36,36は種々の直径の丸ピ
ン型栓刃に対応する必要があり、他の部材と別体に形成
することで平型栓刃用刃受ばね35,35に比較してば
ね特性に優れた材料を個別に選定できるという利点があ
る。
【0041】また、図18に示すように平型栓刃用刃受
ばね35,35を別体とした導電部材38A’と、図1
9に示すように平型栓刃用刃受ばね35と丸ピン型栓刃
用刃受ばね36を一体に形成してなる一対の刃受部材2
1’,21’とを結合して端子ブロックA’,B’を構
成しても良い。導電部材38A’は、導電性の板材を図
20の展開図に示す形状に打ち抜き加工するとともに所
定箇所を折曲することによって形成される(図18参
照)。なお、図示は省略するが、導電部材38B’も細
部の形状は異なるものの図20の展開図と類似の形状に
打ち抜き加工するとともに所定箇所を折曲することによ
って形成される。また、平型栓刃用刃受ばね35と丸ピ
ン型栓刃用刃受ばね36を一体に形成した刃受部材2
1’は、図19に示すように各ばね片35a,35bの
後端縁を連結する連結部位の側端縁より平板状の突起か
らなる位置決め部35cが突設されている。
【0042】而して、導電部材38A’の両端部には端
子板37,37と反対側に向けてそれぞれ舌片38a,
38bが延出されており、各舌片38a,38bに貫設
された孔38cに刃受部材21’,21’に設けられた
突起(図示せず)を挿通してかしめることによって、刃
受部材21’,21’が舌片38a,38bに固着され
て端子ブロックA’を構成している。ここで、一方の舌
片38aには一対の円柱状の突起38d,38dが突設
されており、図21に示すように突起38d,38dの
間に位置決め部35cを挟み込むことで舌片38aに対
する刃受部材21’の位置決めを行っている。これに対
して他方の舌片38bには矩形の溝38eが貫設されて
おり、図22に示すように溝38eに位置決め部35c
を嵌合することで舌片38bに対する刃受部材21’の
位置決めを行っている。すなわち、導電部材38A’に
おいては舌片38a,38bの形状(主に延出方向の寸
法)が異なっているが、上記位置決め構造によれば、各
舌片38a,38bに固着する刃受部材21’,21’
を共通部品とすることができるという利点がある。
【0043】また、図23に示すように刃受部材21’
における平型栓刃用及び丸ピン型栓刃用の各刃受ばね3
5,36を構成するばね片同士を1枚の導電板を折曲し
て形成することにより連結する構造とすれば、2種類の
刃受ばね35,36を個別に形成する場合に比較して加
工が容易になるという利点がある。あるいは、図24に
示すように丸ピン型栓刃用刃受ばね36を撓み自在に対
向する一対のばね片36a,36aで構成するととも
に、これら一対のばね片36a,36aの側端縁と撓み
自在に対向してばね片36a,36aの側端縁との間で
平型栓刃を受けるばね片35a’を一体に設けて平型栓
刃用刃受ばね35’を構成しても良く、この場合にも2
種類の刃受ばね35,36を個別に形成する場合に比較
して加工が容易になるという利点がある。
【0044】なお、端子板37,37の接触片37a,
37a同士を電線の軸方向(挿入方向)に沿った一端側
において電線の軸方向と略直交する方向から連結片37
cにより連結しているが、図25に示すように接触片3
7a,37a同士を電線の軸方向(挿入方向)に沿った
一端側において電線の軸に沿った方向から連結する構造
とすれば、電線と接触する端子板37,37(接触片3
7a,37a)を一様な平面で構成できるために接触面
積を大きく取ることができるという利点がある。但し、
この場合には導電部材38A”を展開した形状が図26
の展開図に示す形状となるから、上述のように接触片3
7a,37a同士を電線の軸方向に沿った一端側におい
て電線の軸方向と略直交する方向から連結片37cによ
り連結する構造における導電部材38A’を展開した形
状の方が板取を効率化できるという利点がある(図20
参照)。また、連結片37cと接触片37a,37aと
の連結部位には折曲用の切り込み37d,37dが必要
となるが、これらの切り込み37d,37dを、接触片
37a,37aが電線接続状態において鎖錠ばね40に
押されない位置に設けることにより、電線と接触片37
a,37aとの接触性への影響を最小限に抑えることが
できる(図14参照)。
【0045】ボディ2の第7収納室17には、それぞれ
差込部26,26の接地極用の栓刃挿入口28に挿入さ
れた接地極の栓刃を受ける刃受部材22,22と、C型
プラグP5の側面に露出する一対の接地極514,51
4と接触導通する接地部材42A,42Bの片方(接地
部材42B,42B)と、接地線を接続する接地用端子
部とが収納される。ここで、図27に示すように、接地
用端子部と刃受部材22,22、並びに接地部材42
A,42Bにて接地用端子ブロックCを構成している。
【0046】接地用端子ブロックCは、図28(a)に
示すように平面視略工字形に形成された導電部材38C
と、導電部材38Cに固着される刃受部材22,22と
で構成される。導電部材38Cは、導電性の板材を図2
9の展開図に示す形状に打ち抜き加工するとともに所定
箇所を折曲することにより、幅細の帯状とした縦片43
aの一端側に横片43bが設けられた略T字形の連結部
43と、縦片43aの他端側に設けられた端子板44,
44と、横片43bの長手方向両端部の一端縁より前方
へ突設された接地部材42A,42Aとが一体に形成さ
れている。ここで、接地部材42A,42Aは先端に向
かって端子板44側へ傾斜するとともに先端部が端子板
44と反対側へ湾曲されており、この湾曲した先端部で
C型プラグP5の接地極514と接触する。
【0047】接地用端子部は、端子板44、鎖錠ばね4
0、解除釦41よりなる速結端子構造を有し、接地線を
接続する端子と、他のコンセント等に接地線を送り配線
するための送り配線用の端子とを具備するものである。
各端子板44は、接地線と接触する短冊形の接触片44
aと、鎖錠ばね40を支持する支持片44bとを互いに
略平行に対向させるように平面視略コ字形に形成される
とともに、互いの接触片44a,44a同士を略平行に
対向させるように一端側で連結片44cにて連結されて
いる。また、支持片44b,44bの後端側一端縁より
略L字形の延出片44d,44dがそれぞれ外向きに延
出されるとともに、各延出片44d,44dの一端縁よ
り支持片44b,44bに沿って立ち上がる略L字形の
固着片44e,44eが突設されている。この固着片4
4e,44eの外側面には外側へ突出する円柱状の突起
44f,44fが並設されている。
【0048】一方、刃受部材22は、図30に示すよう
にA型プラグP2の接地極用の栓刃501を受ける接地
極用刃受ばね45と、他方の接地部材42Bとを具備す
る。接地極用刃受ばね45は一端側がつなぎ片45bで
つながれて撓み自在に対向する一対のばね片45a,4
5aを有し、一対のばね片45a,45aの間隔が先端
に近付くにつれて幅狭となり、且つ先端部では互いの間
隔が拡がるように折曲してあって、先端部からばね片4
5a,45aの間に接地極用の栓刃が挿入しやすくなっ
ている。また、一対のばね片45a,45aは栓刃の挿
入方向と略直交する方向からつなぎ片45bでつながれ
ており、つなぎ片45bの側端縁に接地部材42Bが連
結され、接地極用刃受ばね45と接地部材42Bとが一
体に形成されている。故に、接地極用刃受ばね45と接
地部材42Bを別体に形成する場合に比較して部品点数
の削減と組立性の向上が図れる。
【0049】接地部材42Bは先端に向かって接地極用
刃受ばね45側へ傾斜するとともに先端部が接地極用刃
受ばね45と反対側へ湾曲されており、この湾曲した先
端部でC型プラグP5の接地極514と接触する。そし
て、つなぎ片45bに円形の貫通孔45c,45cが貫
設されており、この貫通孔45c,45cに導電部材3
8Cの固着片44eに突設した突起44fを挿通し、そ
の突起44fをかしめることで刃受部材22を固着片4
4eに固着する。ここで、ばね片45a,45aの後端
縁にはそれぞれ矩形の切り欠き45d,45dが設けて
あり、図31に示すように、この切り欠き45d,45
dを端子板44の延出片44dに嵌合させている。すな
わち、一対のばね片45a,45aを栓刃の挿入方向と
略直交する方向からつなぎ片45bでつないで接地極用
刃受ばね45を形成しているためにばね片45a,45
aの先端部が開きやすい傾向にあるが、上述のようにば
ね片45a,45aに設けた切り欠き45d,45dを
延出片44dに嵌合させることでばね片45a,45a
が必要以上に開くのを防いでばね片45aの過度の変形
が防止できるものである。
【0050】また、本実施形態の刃受部材22は、図3
2(b)の展開図に示すように略山字形に打ち抜かれた
導電板を折曲して形成されており、図33(a)に示す
ように一対のばね片45a,45aを栓刃の挿入方向に
沿った方向からつなぎ片45bでつなぐ構造に比較して
板取が効率化できるという利点がある。つまり、図33
(a)に示した構造の刃受部材22’は、図33(b)
の展開図に示すように略T字形に打ち抜かれた導電板を
折曲して形成されるものであるから、板材の無駄になる
部分Xが本実施形態の刃受部材22に比較して多くなっ
てしまう。但し、上記構造の刃受部材22’では、接地
部材42B’のばねストロークが長くできて変位量が大
きい場合にも十分対応できるという利点がある。
【0051】ところで、図33(a)に示した構造の刃
受部材22’,22’に対応する導電部材38C’は、
導電性の板材(導電板)を図34の展開図に示す形状に
打ち抜き加工するとともに所定箇所を折曲することによ
って形成される(図35参照)。このような形状の導電
部材38C’は、導電板の折曲箇所における折曲向きが
揃っているために加工が容易である。これに対して本実
施形態の導電部材38Cは、図31の展開図に示すよう
に導電板の折曲箇所における折曲向きが不揃いであるか
ら、上記導電部材38C’と比較して加工のしやすさで
は劣るものの、板材の無駄になる部分Xが相対的に少な
くなり板取が効率化できるという利点がある。
【0052】また本実施形態では、接地極用刃受ばね4
5と接地部材42Bを一体に形成した刃受部材22,2
2を接地用端子部と別体に形成しているが、図36に示
すように両者を一体に形成すればかしめ等の固着作業が
不要となり、部品点数の削減と組立性の向上が図れる。
但し、刃受部材22,22を接地用端子部と一体とした
接地用端子ブロックC’は、導電板を図37の展開図に
示す形状に打ち抜き加工するとともに所定箇所を折曲し
て形成されるが、このような形状では導電板の無駄にな
る箇所が多いため、本実施形態のように刃受部材22,
22と接地用端子部を別体に形成する方が板取を効率化
できるという利点がある。
【0053】上述のように構成される接地用端子ブロッ
クCは、刃受部材22,22を第7収納室の両端部に収
めるとともに、端子板44,44を、接触片44aの長
手方向を器体1の前後方向(電線挿入口18に対する接
地線の挿入方向)と一致させるようにして鎖錠ばね40
並びに解除釦41とともに第7収納室17の略中央部に
収めるようにしてボディ2内に収納される。このとき、
連結部43の縦片43aがボディ2中央の隔壁7より前
方へ突設される載置台7a、並びにボス9に載置される
とともに、連結部43の横片43bがボディ2の側壁を
乗り越えてボディ2の外へ配置される。このように連結
部43を載置台7aに載置して電源側端子部と立体交差
させることで接地用端子ブロックCと電源用端子部との
絶縁距離が大きく取れ、さらに、連結部43の横片43
bを器体1の外に配置して電源側端子部との間に器体1
(カバー本体3a)の側壁を介在させることで接地部材
42A,42Aと電源用端子部との絶縁距離も大きく取
れるものである。しかも、一対の接地部材42A,42
Aを連結する横片43bが、電線挿入口18を設けてい
ない器体1の側面の前方寄りに配置されているので、電
線を挿入する電線挿入口18の近傍に連結部43を配置
していないことから被覆の剥けた電線が連結部43に接
触して地絡事故が発生する虞がないものである。
【0054】また、図38に示すようにボディ2とカバ
ー3を組立ねじ10で結合して器体1を組み立てれば、
横片43bの両端部に設けた接地部材42A,42Aが
それぞれカバー本体3aのスリット29a,29aに挿
入されてその先端部が凹所25,25内に臨むことな
る。なお、縦片43aの横片43b側の端部にはボス9
のねじ挿通孔9aと連通して組立ねじ10が挿通する孔
43cが穿孔されており、ボディ2とカバー3を結合し
て器体1を組み立てた状態で縦片43aが組立ねじ10
により器体1に固定されるようにしてある。ここで、図
5(c)に示すようにカバー3のプレート部24の背面
側には複数条のリブ24aが並行して列設されており、
各リブ24aのカバー本体3a側の端部に横片43bの
端縁と嵌合する嵌合溝24bがそれぞれ形成されてい
る。すなわち、嵌合溝24bに嵌合させることで横片4
3bにリブ24aが当接して横片43bの撓みが規制さ
れるから、C型プラグP5の接地極と接地部材42Aと
の接触圧が横片43bの撓みによって低下するのを防止
できるものである。
【0055】ところで、栓刃挿入口27を平型栓刃挿入
口27aと丸ピン型栓刃挿入口27bを連通させた形状
に形成したことで栓刃挿入口27の開口面積が比較的大
きくなっているため、プラグを接続していない状態で栓
刃挿入口27に導電性の異物が差し込まれて不慮の感電
事故が生じる虞がある。そこで、本実施形態では、プラ
グを接続しない状態では差込部26の栓刃挿入口27,
27を扉46で塞ぐとともにプラグの栓刃で扉46を開
けて栓刃挿入口27,27を開くようにしており、プラ
グを接続していない状態では栓刃挿入口27,27を扉
46で塞ぐことにより導電性の異物が誤って挿入されて
感電事故が生じるのを防いでいる。
【0056】すなわち、本実施形態においてはカバー本
体3aの内部に2個の扉46,46と、栓刃挿入口2
7,27を塞ぐ方向へ扉46,46を弾性付勢するコイ
ルばね47,47と、器体1前面に沿った方向(栓刃挿
入口27に対する栓刃の挿入方向と直交する方向)で扉
46をスライド移動自在に支持する中枠47,47とが
収められる。中枠47は絶縁性を有する合成樹脂成形品
からなり、図39に示すように刃受部材21を前方へ露
出するための開口部48a,48aが両側に設けられ、
中央前面側にはスライド溝48bが設けられるととも
に、中央背面側にはボディ2の隔壁6,8前面に形成さ
れた嵌合溝6a,8aと嵌合する突条部48cが突設さ
れ、突条部48cを嵌合溝6a,8aに嵌合させて隔壁
4〜8上に載置される。また、中枠48の中央前面側に
おけるスライド溝48bの両端部には、コイルばね47
の一端部を固定する固定部48d、並びに扉46の移動
量を規制するストッパ48eが突設されている。
【0057】扉46は絶縁性を有する合成樹脂成形品か
らなり、図40に示すように両側に張り出す翼片46
a,46aを備え、中央背面側に突設されたリブ46b
を中枠48のスライド溝48bに嵌入させることで中枠
48の前面側にスライド移動自在に載置される。また、
扉46の中央前面側にはコイルばね47の他端部を係合
して固定する固定突起46cが突設されており、図41
に示すように中枠48の固定部48dと扉46の固定突
起46cに端部が固定されたコイルばね47によって扉
46が中枠46のストッパ48eに当接する向き、すな
わち栓刃挿入口27,27を塞ぐ向きに弾性付勢され
る。さらに、両翼片46a,46aの前面、並びに翼片
46a,46a近傍の部位の前面は何れも付勢方向に向
けて後方へ傾斜する傾斜面46d,46eとなってい
る。ここで、扉46のリブ46bが長手方向(扉46の
スライド方向)に直交する方向の断面形状が半円形に形
成されており、中枠48に対してリブ46bを支点に扉
46が揺動自在となっている(図42参照)。
【0058】一方、扉46の各翼片46a,46aと対
向する中枠48前面の両側には、上述のように扉46が
揺動して傾いた場合に中枠48に近付く方へ傾いた翼片
46aの端部に当接して扉46のスライド移動を阻止す
る段部48f,48fが形成されている。すなわち、扉
46は中枠48に対して傾かない状態でのみスライド移
動が可能となっている。
【0059】而して、ボディ2とカバー3を結合して器
体1を組み立てれば、中枠48の開口部48a,48a
に刃受部材21,21が対向するとともに、扉46の両
翼片46a,46aがコイルばね47に弾性付勢されて
中枠48の両開口部48a,48aの前方に位置し、カ
バー3の栓刃挿入口27,27を塞ぐ(図41参照)。
この状態でプラグの栓刃を一対の栓刃挿入口27,27
にそれぞれ同時に挿入すれば、各栓刃で扉46の傾斜面
46d又は46eを押圧し、コイルばね47のばね力に
抗して扉46をスライド移動させて栓刃挿入口27,2
7を開き、中枠48の開口部48a,48aを通して両
栓刃が刃受部材21,21の位置まで達し、栓刃が平型
栓刃であれば平型栓刃用刃受ばね35,35に差し込ま
れ、丸ピン型栓刃であれば丸ピン型栓刃用刃受ばね3
6,36に差し込まれて刃受部材21,21に接続でき
る(図43参照)。また、プラグを抜いて刃受部材2
1,21から栓刃を離脱させれば、コイルばね47のば
ね力により扉46が元の位置に復帰して再度栓刃挿入口
27,27を閉じる状態となる(図41参照)。
【0060】一方、プラグの一対の栓刃が栓刃挿入口2
7,27に同時に挿入されない場合、つまり、片方の栓
刃のみが一方の栓刃挿入口27に挿入された場合には、
扉46が開かず、片方の栓刃のみが刃受部材21に接続
されるという状態が生じないようになっている。すなわ
ち、片方の栓刃のみを挿入したときには、片側の翼片4
6aのみが押圧され、上述のように扉46が揺動して栓
刃に押された方の翼片46aが中枠48に近づく向きに
傾いて中枠48の段部48fと当接するため、図44及
び図45に示すように扉46のスライド移動が阻止され
て栓刃挿入口27,27が開かないものである。
【0061】而して、本実施形態では、C型プラグP3
〜P5を接続する場合には一対の丸ピン型栓刃502を
各栓刃挿入口27,27の丸ピン型栓刃挿入口27bに
挿入し、A型プラグP1を接続する場合には一対の平型
栓刃500,500を平型栓刃挿入口27a,27aに
挿入し、あるいは接地極付のA型プラグP2を接続する
場合には各平型栓刃500,500を平型栓刃挿入口2
7aに挿入するとともに接地極用の栓刃501を接地極
用の栓刃挿入口28に挿入すればよく、接触子の形状や
接地極の配置等が異なる複数種のプラグを接続すること
が可能である。なお、接地極付のC型プラグP5の接地
極514,514がスリット29a,29bを通して凹
所25内に臨んだ接地部材42A,42Bと当接して接
触導通することになる。
【0062】ここで本実施形態においては、一対の接地
部材42A,42Bを、凹所25,25内で固定用ねじ
と干渉しない離れた位置、すなわち、固定用ねじを挿通
するねじ挿通孔33,33の中心を結ぶ直線と略直交す
る直線上に配置することにより、固定用ねじと接地部材
42A,42Bとの干渉を無くして接地部材42A,4
2Bの変形を防止するとともに施工作業を容易としてい
る。なお、接地部材42A,42Bを結ぶ直線とねじ挿
通孔33,33の中心を結ぶ直線とが直交しない位置関
係であっても、図46に示すように接地部材42A,4
2Bを凹所25,25内で固定用ねじと干渉しない離れ
た位置に配置すれば同様の作用効果が得られる。但し、
本実施形態のように接地部材42A,42Bを結ぶ直線
とねじ挿通孔33,33の中心を結ぶ直線とが直交する
位置関係とする方が、プラグの接続向きに違和感がない
という利点がある。
【0063】ところで本実施形態では、各栓刃挿入口2
7,27を平型栓刃挿入口27aの中心と丸ピン型栓刃
挿入口27bの中心とを結ぶ直線が互いに平行とならな
いように形成してあるが、これは以下のような不具合を
解消することを目的としている。つまり、図47(b)
に示すように各栓刃挿入口27,27を矩形の平型栓刃
挿入口27aの長手方向中央部の一側縁に円形の丸ピン
型栓刃挿入口27bが連通した形状とし、平型栓刃挿入
口27aの中心と丸ピン型栓刃挿入口27bの中心とを
結ぶ直線が互いに平行になるようにした場合、プラグが
接続されていない状態で下側の接触部材42Bと接地極
用の栓刃挿入口28とが前方から見たときに一部で重な
っているため、例えば接地極付きのA型プラグP2のよ
うに比較的に寸法の大きいプラグを接続する場合、図4
7(b)に示すようにプラグの外郭(同図において2点
波線で表示)の中心と凹所25の中心とがずれるために
凹所25内に差し込めない虞がある。そのために本実施
形態では、各栓刃挿入口27,27を上述のような形状
に形成し、接地極用の栓刃挿入口28の凹所25底面に
おける位置を相対的に上方にずらすことによって、各栓
刃挿入口27,27における平型栓刃挿入口27aの中
心と丸ピン型栓刃挿入口27bの中心とを結ぶ直線が互
いに平行とならないようにし、平型栓刃挿入口27a,
27aと接地極用の栓刃挿入口28との中心位置を凹所
25の中心位置からずらすようにしている。その結果、
接地極付きのA型プラグP2のように外郭の寸法が大き
い場合でも凹所25内に差し込むことができ(図47
(a)における2点破線で表示)、接続可能なプラグの
種類を増やすことができるものである。
【0064】上述のように構成される本実施形態は、器
体1のプレート部24より後方の部分を壁に埋め込まれ
たスイッチボックスの内部に埋め込み、固定用ねじをプ
レート部24のねじ挿通孔33,33に挿通してスイッ
チボックスのねじ孔に螺合させることで壁面に固定され
る。そして、プレート部24の四隅近傍に設けた係止孔
24cに化粧プレート100の背面から突設した係止片
104を挿入し、係止片104の先端部に突設した係止
爪104aをそれぞれ係止孔24c周縁の受け部24d
に係止することでプレート部24の前面を覆う形で化粧
プレート100を着脱自在に取り付けて施工が完了す
る。
【0065】化粧プレート100は、図48に示すよう
に絶縁性を有する合成樹脂成形品からなり、四隅をR形
状とした略矩形であってプレート部24の前面を覆う主
部101と、主部101の周縁から全周に渡って後方に
突出する側壁部102とが連続一体に形成される。係止
片104は主部101の背面側における四隅近傍より突
設されている。また、主部101の中央部には矩形の開
口窓103が設けてあり、この開口窓103にカバー本
体3aの前面側が挿通されて凹所25,25が設けられ
た器体1の前面を露出させる(図49参照)。ここで、
開口窓103周縁の長手方向両端中央部には、ねじ挿通
孔33の大径部33aを塞ぐとともに開口窓103に臨
む端縁においてプラグを凹所25に案内するガイド部1
05,105が突設されている。つまり、ガイド部10
5,105によりねじ挿通孔33,33を完全に塞ぐこ
とで外観上の見栄えが良くなるとともに、ガイド部10
5,105で案内することによってプラグの差込が容易
に行えるものである。
【0066】ところで、化粧プレート100をプレート
部24(カバー3)と同一の合成樹脂材料で形成した場
合、両者の熱収縮率が等しいために温度変化によって収
縮したとしても化粧プレート100の各係止片104の
先端部に突設した係止爪104aの位置関係が殆ど変化
しないと考えられるから、化粧プレート100をプレー
ト部24から外そうとしたときに係止爪104aと受け
部24dとの係止が外れやすいように、従来では化粧プ
レート100の短幅方向に対向する係止片104,10
4においてその先端部の互いの対向面から向かい合わせ
に係止爪104a,104aを突設させていた(図50
(a)参照)。しかしながら、化粧プレート100とプ
レート部24を熱収縮率の異なる合成樹脂材料で形成し
た場合であってプレート部24の熱収縮率が大きい場合
には、上記従来構造では係止爪104aと受け部24d
との係止範囲が小さくなって僅かな衝撃が加わっただけ
でも係止爪104aと受け部24dとの係止が外れてし
まう虞がある。
【0067】そこで、本実施形態においては、図50
(b)に示すように化粧プレート100の短幅方向に対
向する係止片104,104においてその先端部の互い
の対向面と反対側の面から係止爪104a,104aを
突設させるとともに、係止爪104aの向きに合わせて
プレート部24の受け部24dを係止孔24cに対して
プレート部24の短幅方向外側に設けている。すなわ
ち、化粧プレート100に比較してプレート部24の熱
収縮率が大きい場合でも係止爪104aと受け部24d
との係止範囲が大きくなるために係止爪104aと受け
部24dとの係止が不用意に外れることがないものであ
る。また、係止爪104aと受け部24dとはプレート
部24の収縮が大きくなるにつれて両者の係止範囲が大
きくなり、図51(a)に示すように係止爪104aと
係止する受け部24dの先端部24gを角形とするとそ
の先端部に応力が集中して破損等の虞があるから、図5
1(b)に示すように上記先端部24gをR形状として
応力集中を防ぐことが望ましい。
【0068】ところで、一般に住宅等の建物の内壁には
壁紙(クロス)を貼ることが多く、本実施形態のコンセ
ントのような埋込形の配線器具を壁面に埋込配設するた
めには壁面に設けられる埋込孔の部分で壁紙を切り取っ
て孔を開ける必要があるが、この孔開け作業において、
埋込孔を塞ぐ壁紙をきれいに切り取ることができずに残
った壁紙が埋込孔の周りにはみ出す場合がある。通常、
壁紙のはみ出した部分はプレート部24と壁面との間に
挟み込んでしまうのであるが、施工の都合上から配線器
具を埋込配設した後から壁紙を貼る作業(クロス貼作
業)を行う場合、上記壁紙のはみ出し部分をプレート部
24と壁面との間に挟み込むことができず、化粧プレー
ト100と壁面との間に挟み込まれてしまうことがあ
る。そして、係止爪104aを受け部24に係止した状
態でプレート部24の背面と化粧プレート100の側壁
部102の背面とがほぼ面一となるように係止片104
の長さ寸法が設定されていると、化粧プレート100と
壁面との間に挟み込まれた上記壁紙のはみ出し部分の厚
みによって化粧プレート100の係止爪104aがプレ
ート部24の受け部24dに係止できなくなる虞があ
る。
【0069】そこで本実施形態では、図52に示すよう
に受け部24dの前後方向の位置を前方寄りとすること
によって、係止爪104aを受け部24dに係止した状
態でプレート部24の背面よりも化粧プレート100の
側壁部102の背面が前方へ出て壁面との間に隙間が生
じるようにしているので、壁面と化粧プレート100と
の間に壁紙を挟み込んだ状態でも壁紙の厚みを上記隙間
で吸収して係止爪104aをプレート部24の受け部2
4dに係止できるようにしている。
【0070】一方、壁紙の厚みが上記隙間よりも薄い場
合や、壁紙のはみ出しがなくて壁面と化粧プレート10
0との間に壁紙を挟み込まない場合には、係止爪104
aが受け部24dに係止しない状態となる。そのために
本実施形態では、図52並びに図53に示すように化粧
プレート100の側壁部102の内側面と対向するプレ
ート部24の側端面に複数の圧入リブ24eを突設し、
これら複数の圧入リブ24eによりプレート部24を化
粧プレート100の側壁部102の内側に圧入するよう
にして、係止爪104aが受け部24dに係止しない状
態においても化粧プレート100がプレート部24から
脱落するのを防止している。なお、図53に示すよう
に、圧入リブ24eの前面側にはテーパ面24fが形成
されており、化粧プレート100の側壁部102をテー
パ面24fにてガイドすることで圧入が容易になるとい
う利点がある。
【0071】ところで、カバー3としては、図54に示
すように差込部26に平型栓刃挿入口27a,27aの
みを備える構成のものを用いても良く、ボディ2及び端
子ブロックA,B等を共通に用いてカバー3のみを交換
すれば、平型栓刃を有する接地極付のプラグに対応した
コンセントが構成できる。あるいは、カバー3として、
図55に示すように差込部26に丸ピン型栓刃挿入口2
7b,27bのみを備える構成のものを用いても良く、
ボディ2及び端子ブロックA,B,C等を共通に用いて
カバー3のみを交換すれば、丸ピン型栓刃を有する接地
極付のプラグに対応したコンセントが構成できる。
【0072】(実施形態2)実施形態1では3本の組立
ねじ10を用いてボディ2とカバー3を結合することに
より器体1を組み立てているが、本実施形態はボディ2
とカバー3の側面に嵌合部50,51を設けるとともに
嵌合部50,51と凹凸嵌合する組立部材52によりボ
ディ2とカバー3を結合する点に特徴がある。なお、ボ
ディ2とカバー3の結合構造を除く他の構成は実施形態
1と共通であるから、共通する構成要素については図示
を省略するか、あるいは同一の符号を付して説明を省略
する。
【0073】図56に示すように、ボディ2の長手方向
両端部の側面における開口面近傍に各一対の嵌合部5
0,50が外向きに突設されている。一方、図57に示
すように、カバー本体3aの長手方向両端部の側面にお
ける開口面近傍にも各一対の嵌合部51,51が外向き
に突設されており、ボディ2とカバー3とが開口面側で
突き合わされた状態でボディ2側の各嵌合部50と前後
方向に重なり合って当接する。なお、この状態で各嵌合
部50,51の両側には後述する組立部材52の係止脚
52a,52aが挿入される係止脚挿入口53が開口す
る。
【0074】組立部材52は、図58に示すように弾性
を有した合成樹脂により中央部に嵌合部50,51と凹
凸嵌合する嵌合孔52bが形成されて、嵌合部50,5
1の周囲を囲む矩形枠状に形成されている。そして、嵌
合孔52bの周縁からは先端に係止爪52dを具備した
係止脚52a,52aがそれぞれ背方へ突設されてい
る。各係止脚52aの係止爪52dは互いに向き合う方
向、つまり嵌合部50,51に近づく向きに突出してい
る。また、嵌合孔51の内周面には嵌合部50,51の
外周面に圧接する複数のリブ52cが、各辺の両端部近
傍に嵌合部50,51の嵌合方向に沿って突設されてい
る。
【0075】一方、ボディ2の各嵌合部50には、係止
脚挿入口53から挿入される組立部材52の係止脚52
aの先端部に設けた係止爪52dと凹凸係合する係止溝
50aが両側面に形成されている。なお、図示は省略す
るがカバー3の嵌合部51にも同様の係止溝が形成され
ている。
【0076】而して、ボディ2とカバー3とを結合して
器体1を組み立てるには、ボディ2とカバー3を開口面
側で突き合わた状態で係止脚52aを係止脚挿入口53
に挿入するように組立部材52を器体1の方へ押しつけ
れば、リブ52cが突設された嵌合孔52bの中に各々
嵌合部50,51が圧入されて嵌合部50,51が嵌合
孔52bと嵌合してボディ2とカバー3が結合されると
ともに、嵌合部50,51に沿って外側に撓んだ係止脚
52a,52aの係止爪52d,52dが嵌合部50の
係止溝50a及び嵌合部51の係止溝と係合することに
よって、組立部材52の嵌合部50,51からの脱落が
防止できる。
【0077】このように、合成樹脂製の組立部材52を
用いてボディ2とカバー3とを結合しているから、組立
ねじ10を用いる実施形態1に比較して組立作業が簡素
化できるものである。しかも、本実施形態ではボディ2
及びカバー3の長手方向両端部の側面に嵌合部50,5
1を設けているので、長手方向に沿った側面に嵌合部を
設ける場合に比較して器体1の長手方向と直交する方向
(短幅方向)の外形寸法を小さくできるという利点があ
る。つまり、器体1の長手方向に沿った側面側には、ス
イッチボックス内に電線を導入するための電線管があっ
て組立部材52と干渉する場合があるが、本実施形態に
よれば、このような場合でも組立部材52と電線管の干
渉を防いで容易に施工できるものである。
【0078】
【発明の効果】請求項1の発明は、施工面に固定される
固定部材を一体に設けるとともに前面に差込部を設けた
器体と、差込部に挿入するプラグの栓刃を受ける刃受部
材と、器体に設けた電線挿入口に挿入する電線を刃受部
材と電気的に接続する端子部とを備え、施工面に固定す
るための固定用ねじを器体の前後方向に挿通する一対の
ねじ挿通孔を固定部材に設け、プラグの少なくとも一部
が嵌合する凹所を器体前面におけるねじ挿通孔に挟まれ
た部位に設けるとともに凹所の底面に一対の栓刃挿入口
を有する差込部を設け、隣接するねじ挿通孔と凹所を連
通したので、前面に凹所を設けていながら器体を小型化
できるという効果がある。
【0079】請求項2の発明は、施工面に固定される固
定部材に保持して設置するとともに前面に差込部を設け
た器体と、差込部に挿入するプラグの栓刃を受ける刃受
部材と、器体に設けた電線挿入口に挿入する電線を刃受
部材と電気的に接続する端子部とを備え、プラグの少な
くとも一部が嵌合する複数の凹所を器体前面に並設し、
隣接する凹所同士を連通するとともに各凹所の底面にそ
れぞれ一対の栓刃挿入口を有する差込部を設けたので、
前面に複数の凹所を設けていながら器体を小型化できる
という効果がある。
【0080】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を平板状の平型栓刃を挿入する平
型栓刃挿入口としたので、平型栓刃を具備するプラグが
接続できるという効果がある。
【0081】請求項4の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を丸ピン型の栓刃を挿入する丸ピ
ン型栓刃挿入口としたので、丸ピン型栓刃を具備するプ
ラグが接続できるという効果がある。
【0082】請求項5の発明は、請求項1又は2の発明
において、栓刃挿入口を、平板状の平型栓刃を挿入する
平型栓刃挿入口と丸ピン型の栓刃を挿入する丸ピン型栓
刃挿入口とを連通した形状に形成したので、平型栓刃又
は丸ピン型栓刃を具備する複数種類のプラグが接続でき
るという効果がある。
【0083】請求項6の発明は、請求項3又は5の発明
において、プラグが具備する接地極と接触導通する接地
部材を器体内に収納するとともにプラグの接地極用の栓
刃を挿入する接地極用の栓刃挿入口を差込部が有し、接
地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子部を設け
たので、平型栓刃を具備した接地極付きのプラグが接続
できるという効果がある。
【0084】請求項7の発明は、請求項4又は5の発明
において、凹所の底面を除く部位でプラグが具備する接
地極と接触導通する接地部材を器体内に収納するととも
に接地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子部を
設けたので、丸ピン型栓刃を具備した接地極付きのプラ
グが接続できるという効果がある。
【0085】請求項8の発明は、請求項2の発明におい
て、器体を固定部材と一体に形成したので、部品点数の
削減並びに器体の強度向上が図れるという効果がある。
【0086】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、施工面に固定するための固定用ねじを器体の前後方
向に挿通する一対のねじ挿通孔を固定部材に設け、器体
前面におけるねじ挿通孔に挟まれた部位に凹所を設ける
とともに隣接するねじ挿通孔と凹所を連通したので、器
体を更に小型化できるという効果がある。
【0087】請求項10の発明は、請求項1又は9の発
明において、少なくとも凹所以外の器体並びに固定部材
の前面を覆う化粧プレートを備え、前面に開口するねじ
挿通孔を塞ぐとともにプラグを凹所に案内するガイド部
を化粧プレートに設けたので、ねじ挿通孔を塞ぐことで
外観上の見栄えが良くなり、ガイド部で案内することに
よりプラグの差込が容易に行えるという効果がある。
【0088】請求項11の発明は、請求項1又は2の発
明において、一面が開口するボディと、ボディの開口面
に被着するカバーとで器体を構成し、ボディとカバーの
双方の長手方向両端部の側面に嵌合部を設けるとともに
嵌合部と凹凸嵌合する組立部材によりボディとカバーを
結合するので、長手方向に沿った側面で組立部材により
ボディとカバーを結合する場合に比較して、器体の長手
方向と直交する方向の外形寸法を小さくできるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す分解斜視図である。
【図2】同上を示し、(a)は正面図、(b)は上側面
図、(c)は右側面図である。
【図3】同上におけるボディを示し、(a)は正面図、
(b)は下側面図、(c)は背面図、(d)は同図
(a)のX−X線断面矢視図、(e)は右側面図、
(f)は同図(a)のY−Y線断面矢視図である。
【図4】同上におけるボディに各部品を収納した状態を
示し、(a)は正面図、(b)は上側面図、(c)は右
側面図である。
【図5】同上におけるカバーを示し、(a)は正面図、
(b)は下側面図、(c)は背面図、(d)は同図
(a)のX−X線断面矢視図、(e)は右側面図であ
る。
【図6】同上における端子ブロックAの導電部材を示
し、(a)は正面図、(b)は下側面図、(c)は上側
面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図7】同上における端子ブロックBの導電部材を示
し、(a)は正面図、(b)は下側面図、(c)は上側
面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図である。
【図8】同上における端子ブロックA,Bの丸ピン型栓
刃用刃受ばねを示し、(a)は正面図、(b)は下側面
図、(c)は右側面図である。
【図9】同上における端子ブロックAの導電部材を示す
展開図である。
【図10】同上の説明図である。
【図11】同上の説明図である。
【図12】同上の説明図である。
【図13】同上における他の構成の丸ピン型栓刃用刃受
ばねを示す斜視図である。
【図14】同上における端子部の一部省略した斜視図で
ある。
【図15】同上における解除釦を示し、(a)は正面
図、(b)は上側面図、(c)は背面図、(d)は右側
面図である。
【図16】従来の速結端子構造を説明する説明図であ
る。
【図17】同上における電線の取り外し作業の説明図で
ある。
【図18】同上における他の構成の導電部材を示す斜視
図である。
【図19】同上における他の構成の刃受部材を示す斜視
図である。
【図20】同上における他の構成の導電部材を示す展開
図である。
【図21】同上における他の構成の刃受部材と導電部材
との固着方法を説明する説明図である。
【図22】同上における他の構成の刃受部材と導電部材
との固着方法を説明する説明図である。
【図23】同上における他の構成の刃受部材を示し、
(a)は斜視図、(b)は一部省略した正面図である。
【図24】同上におけるさらに他の構成の刃受部材を示
す正面図である。
【図25】同上における他の構成の端子ブロックAを示
す斜視図である。
【図26】同上におけるさらに他の構成の導電部材を示
す展開図である。
【図27】同上における端子ブロックCを示す斜視図で
ある。
【図28】同上における端子ブロックCの導電部材を示
し、(a)は正面図、(b)は下側面図、(c)は上側
面図、(d)は右側面図である。
【図29】同上における端子ブロックCの導電部材を示
す展開図である。
【図30】同上における接地極用の刃受部材を示し、
(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、
(d)は上側面図である。
【図31】同上における刃受部材と導電部材との固着方
法を説明する説明図である。
【図32】同上における接地極用の刃受部材を示し、
(a)は斜視図、(b)は展開図である。
【図33】同上における接地極用の刃受部材の他の構成
を示し、(a)は斜視図、(b)は展開図である。
【図34】同上における端子ブロックCの他の構成の導
電部材を示す展開図である。
【図35】同上における他の構成の端子ブロックCの分
解斜視図である。
【図36】同上におけるさらに他の構成の端子ブロック
Cの分解斜視図である。
【図37】同上におけるさらに他の構成の端子ブロック
Cを示す展開図である。
【図38】同上を示し、(a)はボディの正面から見た
斜視図、(b)はボディの背面から見た斜視図、(c)
はカバーの背面から見た斜視図である。
【図39】同上における中枠を示し、(a)は正面図、
(b)は下側面図、(c)は上側面図、(d)は右側面
図である。
【図40】同上における扉を示し、(a)は正面図、
(b)は下側面図、(c)は上側面図、(d)は右側面
図である。
【図41】同上において扉が閉じた状態のボディの正面
図である。
【図42】同上において扉が開いた状態のボディの斜視
図である。
【図43】同上において扉が開いた状態のボディの正面
図である。
【図44】同上において扉が傾いて開かない状態のボデ
ィの下側側面図である。
【図45】同上において扉が開かない状態のボディの一
部省略した斜視図である。
【図46】同上における他の構成を示す斜視図である。
【図47】同上における差込部とプラグとの位置関係を
説明する説明図である。
【図48】同上と組み合わせる化粧プレートを示し、
(a)は背面図、(b)は同図(a)のX−X線断面矢
視図、(c)は上側面図、(d)は右側面図である。
【図49】同上に化粧プレートを取り付けた状態を示
し、(a)は正面図、(b)は上側面図、(c)は右側
面図である。
【図50】同上における化粧プレートの取付構造の説明
図である。
【図51】同上における化粧プレートの取付構造の説明
図である。
【図52】同上における化粧プレートの取付状態を示す
一部省略した側断面図である。
【図53】同上におけるカバーの要部斜視図である。
【図54】同上における他の構成のカバーを示す正面図
である。
【図55】同上におけるさらに他の構成のカバーを示す
正面図である。
【図56】実施形態2におけるボディの要部を示す斜視
図である。
【図57】同上を示す斜視図である。
【図58】同上における組立部材を示し、(a)は正面
図、(b)は上側面図、(c)は右側面図である。
【図59】接地極無しのA型プラグを示す斜視図であ
る。
【図60】接地極付のA型プラグを示す斜視図である。
【図61】接地極無しのC型プラグを示す斜視図であ
る。
【図62】接地極無しのC型プラグを示す斜視図であ
る。
【図63】接地極付のC型プラグを示し、(a)は正面
図、(b)は側面図、(c)は半断面図である。
【符号の説明】
1 器体 2 ボディ 3 カバー 25 凹所 33 ねじ挿通孔 34 溝
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 1/14 H02G 1/14 A 15/02 15/02 Z Fターム(参考) 5E087 EE02 EE10 EE17 FF06 FF16 FF17 GG12 HH01 JJ05 MM09 MM12 QQ03 RR04 5G355 AA03 BA01 BA11 5G375 AA02 CA02 CA19 DB16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施工面に固定される固定部材を一体に設
    けるとともに前面に差込部を設けた器体と、差込部に挿
    入するプラグの栓刃を受ける刃受部材と、器体に設けた
    電線挿入口に挿入する電線を刃受部材と電気的に接続す
    る端子部とを備え、施工面に固定するための固定用ねじ
    を器体の前後方向に挿通する一対のねじ挿通孔を固定部
    材に設け、プラグの少なくとも一部が嵌合する凹所を器
    体前面におけるねじ挿通孔に挟まれた部位に設けるとと
    もに凹所の底面に一対の栓刃挿入口を有する差込部を設
    け、隣接するねじ挿通孔と凹所を連通したことを特徴と
    するコンセント。
  2. 【請求項2】 施工面に固定される固定部材に保持して
    設置するとともに前面に差込部を設けた器体と、差込部
    に挿入するプラグの栓刃を受ける刃受部材と、器体に設
    けた電線挿入口に挿入する電線を刃受部材と電気的に接
    続する端子部とを備え、プラグの少なくとも一部が嵌合
    する複数の凹所を器体前面に並設し、隣接する凹所同士
    を連通するとともに各凹所の底面にそれぞれ一対の栓刃
    挿入口を有する差込部を設けたことを特徴とするコンセ
    ント。
  3. 【請求項3】 栓刃挿入口を平板状の平型栓刃を挿入す
    る平型栓刃挿入口としたことを特徴とする請求項1又は
    2記載のコンセント。
  4. 【請求項4】 栓刃挿入口を丸ピン型の栓刃を挿入する
    丸ピン型栓刃挿入口としたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のコンセント。
  5. 【請求項5】 栓刃挿入口を、平板状の平型栓刃を挿入
    する平型栓刃挿入口と丸ピン型の栓刃を挿入する丸ピン
    型栓刃挿入口とを連通した形状に形成したことを特徴と
    する請求項1又は2記載のコンセント。
  6. 【請求項6】 プラグが具備する接地極と接触導通する
    接地部材を器体内に収納するとともにプラグの接地極用
    の栓刃を挿入する接地極用の栓刃挿入口を差込部が有
    し、接地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子部
    を設けたことを特徴とする請求項3又は5記載のコンセ
    ント。
  7. 【請求項7】 凹所の底面を除く部位でプラグが具備す
    る接地極と接触導通する接地部材を器体内に収納すると
    ともに接地部材と接地用の電線を電気的に接続する端子
    部を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載のコン
    セント。
  8. 【請求項8】 器体を固定部材と一体に形成したことを
    特徴とする請求項2記載のコンセント。
  9. 【請求項9】 施工面に固定するための固定用ねじを器
    体の前後方向に挿通する一対のねじ挿通孔を固定部材に
    設け、器体前面におけるねじ挿通孔に挟まれた部位に凹
    所を設けるとともに隣接するねじ挿通孔と凹所を連通し
    たことを特徴とする請求項8記載のコンセント。
  10. 【請求項10】 少なくとも凹所以外の器体並びに固定
    部材の前面を覆う化粧プレートを備え、前面に開口する
    ねじ挿通孔を塞ぐとともにプラグを凹所に案内するガイ
    ド部を化粧プレートに設けたことを特徴とする請求項1
    又は9記載のコンセント。
  11. 【請求項11】 一面が開口するボディと、ボディの開
    口面に被着するカバーとで器体を構成し、ボディとカバ
    ーの双方の長手方向両端部の側面に嵌合部を設けるとと
    もに嵌合部と凹凸嵌合する組立部材によりボディとカバ
    ーを結合することを特徴とする請求項1又は2記載のコ
    ンセント。
JP2001361629A 2001-11-27 2001-11-27 コンセント Withdrawn JP2003163062A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361629A JP2003163062A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 コンセント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001361629A JP2003163062A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 コンセント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003163062A true JP2003163062A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19172250

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001361629A Withdrawn JP2003163062A (ja) 2001-11-27 2001-11-27 コンセント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003163062A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104659514A (zh) * 2015-03-18 2015-05-27 周午贤 环形多用插座
CN107809031A (zh) * 2017-11-21 2018-03-16 泰州超人汽车电子有限公司 一种具有稳定护套的接线端子
JP2020004652A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンセント器具、コンセントシステム、および、コンセント器具の製造方法
KR20210113826A (ko) * 2020-03-09 2021-09-17 김호식 콘센트수납부 일체형 배선덕트 및 이를 이용한 배선덕트설치방법

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104659514A (zh) * 2015-03-18 2015-05-27 周午贤 环形多用插座
CN107809031A (zh) * 2017-11-21 2018-03-16 泰州超人汽车电子有限公司 一种具有稳定护套的接线端子
JP2020004652A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンセント器具、コンセントシステム、および、コンセント器具の製造方法
JP7033758B2 (ja) 2018-06-29 2022-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 コンセント器具、コンセントシステム、および、コンセント器具の製造方法
KR20210113826A (ko) * 2020-03-09 2021-09-17 김호식 콘센트수납부 일체형 배선덕트 및 이를 이용한 배선덕트설치방법
KR102364781B1 (ko) 2020-03-09 2022-02-17 김호식 콘센트수납부 일체형 배선덕트 및 이를 이용한 배선덕트설치방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6393915B2 (ja) コネクタ
JP2003163062A (ja) コンセント
JP2000243477A (ja) 端子装置
JP3671619B2 (ja) コンセント
JP3633448B2 (ja) コンセント
JP2003163052A (ja) コンセント
JP2003163053A (ja) コンセント
JP2009238533A (ja) コンセント
JP2003163061A (ja) コンセント
JP3126066U (ja) レセプタクル型コネクタプラグ
JP3637845B2 (ja) 配線器具
JP3546677B2 (ja) コンセント
JP2003308929A (ja) 配線用ジョイントボックス
JP4075886B2 (ja) 差込接続器
JPS6336619Y2 (ja)
JP3671618B2 (ja) コンセント
JP3687504B2 (ja) コンセント並びにコンセント装置
KR100299632B1 (ko) 전원단자용커넥터하우징과시그널단자용커넥터하우징일체형커넥터장치
JP2003023728A (ja) 防水ジョイントコネクタ
JP4035217B2 (ja) プッシュスイッチ
JP2004178939A (ja) 配線器具
JP4976865B2 (ja) コンセント
JP2001035564A (ja) 配線器具
JP2004063164A (ja) コンセント
JPH07230843A (ja) 接続装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201