JPH07230843A - 接続装置 - Google Patents
接続装置Info
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- JPH07230843A JPH07230843A JP6018462A JP1846294A JPH07230843A JP H07230843 A JPH07230843 A JP H07230843A JP 6018462 A JP6018462 A JP 6018462A JP 1846294 A JP1846294 A JP 1846294A JP H07230843 A JPH07230843 A JP H07230843A
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Abstract
ながらも、接触子との接触抵抗を比較的小さくした接続
装置を提供する。 【構成】器体1は、相手方接続装置に設けた接触子が挿
入される挿入口23が前面に開口する。接触子は先端面
が平面である丸ピン状に形成される。器体1の中には、
挿入口23を通して挿入された接触子の先端面に接触す
る接触片44cと接触子を押し出す向きに接触片44c
を付勢するばね体44bとを一体に備えた受け金44が
配置される。器体1における挿入孔23の周部には保持
壁24が形成され、保持壁24の内周面には相手方接続
装置の係止爪に係合して、相手方接続装置を比較的弱い
保持力で器体1に保持する係止孔25が形成される。
Description
た接触子が挿入接続される接続装置に関するものであ
る。
は、相手方接続装置(たとえば、プラグ)に設けた接触
子(たとえば、栓刃)が挿入される挿入口が器体に開口
し、挿入された接触子を挿入方向に交差する方向から挟
持する刃受けばねを備えた構成を有している。
た構成では接触子と刃受けばねとの間の接触抵抗を小さ
くするために、刃受けばねが比較的大きなばね力で接触
子を挟持しているものであるから、接触子の抜き差しの
際に刃受けばねとの間に作用する摩擦力が大きくなり、
相手方接続装置の着脱に大きな力が必要になるという問
題がある。また、相手方接続装置を抜く際に大きな力が
必要であるから、相手方接続装置に接続されている電線
を足などで引掛けたとすると、相手方接続装置が抜けず
に電線が断線するという事故が生じることもある。
のであり、相手方接続装置を保持する力を比較的小さく
しながらも、接触子との接触抵抗を比較的小さくするこ
とができるようにした接続装置を提供しようとするもの
である。
方接続装置に設けた先端面が平面である丸ピン状の接触
子が挿入される挿入口が前面に開口した器体と、器体内
に納装され挿入口を通して挿入された接触子の先端面に
接触する接触片と、器体内に納装され接触片を外部回路
に電気的に接続する端子と、接触片に対して接触子を器
体から押し出す向きのばね力を作用させるばね体と、ば
ね体のばね力に抗して相手方接続装置を比較的弱い保持
力で器体に保持するように器体に形成された係止部とを
備えて成ることを特徴とする。
いて、ばね体は帯板を蛇行状に曲成して形成され、帯板
の一端部に接触片が連続一体に形成され、帯板の他端部
が端子に接合されて成ることを特徴とする。請求項3の
発明では、請求項1の発明において、ばね体はコイルス
プリングであって、接触片は編組線よりなる接続線を介
して端子に接続されて成ることを特徴とする。
いて、器体は被取付面に後面が当接するとともに前面側
から挿通される固定具によって被取付面に固定されるベ
ースと、ベースの前面側に覆着されるカバー体とから成
ることを特徴とする。請求項5の発明では、請求項1の
発明において、器体は、端子、接触片、ばね体が納装さ
れ前面が開口した合成樹脂製のボディと、ボディの開口
を覆うとともに前壁に挿入口が開口した合成樹脂製のカ
バーとにより規格化された埋込型の配線器具の単位寸法
に形成され、ボディとカバーとの一方の側部には組立孔
が開口し、他方から突出して組立孔に挿通される組立爪
が組立孔の周部に係止されることによってボディとカバ
ーとが結合されて成ることを特徴とする。
いて、カバーの両側面には埋込型の配線器具用に規格化
されている取付枠に形成された結合孔に係合する取付爪
が連続一体に突設されて成ることを特徴とする。請求項
7の発明は、埋込型の配線器具用に規格化された取付枠
に取着される配線器具の単位寸法の2個分の寸法を有す
る器体を備え、相手方接続装置に設けた先端面が平面で
ある丸ピン状の接触子が挿入される2組分の挿入口を器
体の前面に備え、器体内に納装され挿入口を通して挿入
された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内に納
装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子と、接
触片に対して接触子を器体から押し出す向きのばね力を
作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相手方接
続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するように器体
に形成された係止部とを備えて成ることを特徴とする。
規格化された取付枠に取着される配線器具の単位寸法の
2個分の寸法を有する器体を備え、第1の相手方接続装
置に設けた先端面が平面である丸ピン状の接触子が挿入
される1組分の第1の挿入口、および第2の相手方接続
装置に設けた平板状の接触子が挿入される1組分の第2
の挿入口を器体の前面に備え、器体内に納装され第1の
挿入口を通して挿入された接触子の先端面に接触する接
触片と、器体内に納装され接触片を外部回路に電気的に
接続する端子と、接触片に対して接触子を器体から押し
出す向きのばね力を作用させるばね体と、ばね体のばね
力に抗して相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に
保持するように器体に形成された係止部と、器体内に納
装され第2の挿入口を通して挿入された第2の接触子を
挿入方向に交差する方向から挟持する刃受けばねとを備
えて成ることを特徴とする。
規格化された取付枠に取着される配線器具の単位寸法の
3個分の寸法を有する器体を備え、相手方接続装置に設
けた先端面が平面である丸ピン状の接触子が挿入される
3組分の挿入口を器体の前面に備え、器体内に納装され
挿入口を通して挿入された接触子の先端面に接触する接
触片と、器体内に納装され接触片を外部回路に電気的に
接続する端子と、接触片に対して接触子を器体から押し
出す向きのばね力を作用させるばね体と、ばね体のばね
力に抗して相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に
保持するように器体に形成された係止部とを備えて成る
ことを特徴とする。
に規格化された取付枠に取着される配線器具の単位寸法
の3個分の寸法を有する器体を備え、第1の相手方接続
装置に設けた先端面が平面である丸ピン状の接触子が挿
入される2組分の第1の挿入口、および第2の相手方接
続装置に設けた平板状の接触子が挿入される1組分の第
2の挿入口を器体の前面に備え、器体内に納装され第1
の挿入口を通して挿入された接触子の先端面に接触する
接触片と、器体内に納装され接触片を外部回路に電気的
に接続する端子と、接触片に対して接触子を器体から押
し出す向きのばね力を作用させるばね体と、ばね体のば
ね力に抗して相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体
に保持するように器体に形成された係止部と、器体内に
納装され第2の挿入口を通して挿入された第2の接触子
を挿入方向に交差する方向から挟持する刃受けばねとを
備えて成ることを特徴とする 請求項11の発明は、埋込型の配線器具用に規格化され
た取付枠に取着される配線器具の単位寸法の3個分の寸
法を有する器体を備え、第1の相手方接続装置に設けた
先端面が平面である丸ピン状の接触子が挿入される1組
分の第1の挿入口、および第2の相手方接続装置に設け
た平板状の接触子が挿入される2組分の第2の挿入口を
器体の前面に備え、器体内に納装され第1の挿入口を通
して挿入された接触子の先端面に接触する接触片と、器
体内に納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端
子と、接触片に対して接触子を器体から押し出す向きの
ばね力を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して
相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するよ
うに器体に形成された係止部と、器体内に納装され第2
の挿入口を通して挿入された第2の接触子を挿入方向に
交差する方向から挟持する刃受けばねとを備えて成るこ
とを特徴とする。
先端面が当接する接触片を設けるとともに、接触子を押
し出す向きのばね力を接触片に作用させるばね体を設
け、かつ相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に保
持する係止部を設けていることによって、接触子の先端
面で接触片と電気的に接続されることになる。すなわ
ち、従来構成のように接触子の挿入方向に交差する方向
から接触子を挟持して刃受けばねとの電気的接続を行な
うのではなく、接触子の先端面に接触片を弾接させるの
みであるから、接触子の抜き差しの際に接触片と接触子
との間に摩擦力が発生せず、接触子の抜き差しに大きな
力を必要としないのである。また、接触子の先端面の面
積およびばね体によるばね力を大きくすれば、接触子と
接触片との接触抵抗を比較的小さくすることができる。
したがって、相手方接続装置を保持する機能を持たせる
ための係止部を、接触抵抗を小さくする機能を持たせる
ためのばね体等の手段とは別に設けることになり、従来
構成のように両機能を刃受けばねで兼用する場合に比較
すると、相手方接続装置の保持力を小さくしながらも、
接触抵抗を小さくすることが可能になるのである。その
結果、相手方接続装置の着脱が容易になり、かつ相手方
接続装置に接続された電線を足などで引掛けたとしても
相手方接続装置が器体から外れて電線の断線のような事
故を防止することができるのである。
とが連続一体に形成されていることによって、部品点数
が少なく、組立作業が容易になるとともにコストの低減
につながるのである。請求項3の構成によれば、ばね体
と接触片とを別体とし、かつ接触片を編組線よりなる接
続線を介して端子に接続しているのであって、請求項2
の構成のようにばね体と接触片とを一体化してばね体を
端子への電路として用いる場合に、電流容量を大きくし
ようとすれば帯板の厚みが大きくなってばね体が撓みに
くくなるが、請求項3の構成では電流容量はばね体とは
無関係に接続線の太さで規定されることになり、電流容
量が大きい場合に請求項2の構成よりも有利になる。
に後面が当接するとともに前面側から挿通される固定具
によって被取付面に固定されるベースと、ベースの前面
側に覆着されるカバー体とで形成されているから、別途
に専用の取付部材を用いることなく被取付面に簡単に取
り付けることができるのである。請求項5の構成によれ
ば、器体をボディとカバーとによって形成し、ボディと
カバーとの一方の側部に組立孔が開口し、他方から突出
して組立孔に挿通される組立爪が組立孔の周部に係止さ
れることによってボディとカバーとが結合されるので、
ボディとカバーとの結合に際して他の部材が不要にな
る。しかも、組立爪の位置を組立孔に合わせてボディと
カバーとを近づける向きに力を加えるとボディとカバー
とが簡単に結合されるから組立作業が容易になるのであ
る。さらに、器体は規格化された埋込型の配線器具の単
位寸法に形成されているから、一般的な埋込型の配線器
具用の取付枠を用いて施工することができ、別途に施工
用の部材を製造する必要がなく、施工部材の共用によっ
てコストの低減につながるのである。また、施工技術に
ついても新たに習得する必要がなく、従来の施工技術で
施工することができるのである。
れた結合孔に係合する取付爪が連続一体に突設されてい
るのであって、取付枠に取着するための取付爪を設ける
にあたって別途の部材を用いる必要がなく、部品点数の
削減につながり、構成が簡単になるのである。請求項7
の構成によれば、請求項1と同様の丸ピン状の接触子に
対応する2組分の挿入口を備えているから、請求項1の
構成と同様に、相手方接続装置を容易に着脱することが
でき、かつ相手方接続装置に接続された電線を足などで
引掛けたとしても相手方接続装置が器体から外れて電線
の断線のような事故を防止することができるのである。
しかも、器体は、規格化された配線器具の単位寸法の2
個分の寸法を有しているのであって、この種の配線器具
を取り付ける取付枠としてもっとも一般的なものは、単
位寸法の配線器具を3個まで取り付けることができるよ
うに形成されているから、1つの取付枠を用いてスイッ
チや表示ランプのような単位寸法の他の配線器具と併置
することが可能になる。
触子を有した第1の相手方接続装置に対応した1組分の
第1の挿入口と、平板状の第2の接触子を有した第2の
相手方接続装置に対応した1組分の第2の挿入口とを有
しているから、第1の挿入口については請求項1の構成
と同様に作用して、接触抵抗を小さくしながらも比較的
小さい保持力で相手方接続装置を保持することが可能に
なって、相手方接続装着の着脱が容易になり、かつ相手
方接続装置に接続された電線を足などで引掛けたときの
断線を防止することができる。しかも、相手方接続装置
が容易に抜けては不都合が生じるような場合には、第2
の挿入口を用いることで対応することが可能になり、1
個の接続装置を用いるだけで2種類の異なる要求を満た
すことができるのである。しかも、請求項1の構成と同
様に、単位寸法の配線器具を3個まで取り付けることが
できる取付枠を用いることで、他の配線器具との併置が
可能になる。
の3個分の寸法を有している点が請求項1の構成と相違
し、最大3個まで相手方接続装置を接続することができ
る。しかも、請求項1の構成と同様に、各相手方接続装
置は容易に着脱することができるのである。請求項10
の構成では、丸ピン状の第1の接触子に対応する2組分
の第1の挿入口と、平板状の第2の接触子に対応する1
組分の第2の挿入口とを有し、また請求項11の構成で
は、丸ピン状の第1の接触子に対応する1組分の第1の
挿入口と、平板状の第2の接触子に対応する2組分の第
2の挿入口とを有しているのであって、請求項8の構成
と同様の作用を有する。ただし、器体が単位寸法の配線
器具の3個分の寸法を有しているから、3個用の取付枠
に対して他の配線器具との併置はできないものである。
(図1の上面)が開放された合成樹脂製のボディ10
と、ボディ10の前面側に結合される合成樹脂製のカバ
ー20とにより形成される。ボディ10とカバー20と
は略コ字形に形成された金属製の組立枠30を用いて結
合される。組立枠30の各脚片は、カバー20の後端部
両側面にそれぞれ突設された鍔片21とボディ10の側
面とに跨がるように形成された組立溝22,12に装着
され、組立枠30の両脚片の先端部に設けられた二股部
31が開かれることによってボディ10およびカバー2
0に結合される。組立枠30の中間片には1対の取付爪
32が突設され、ボディ10とカバー20とを組立枠3
0で結合した状態では器体1の両側面に各1対の取付爪
32が突設されることになる。ここにおいて、器体1は
JIS規格等で埋込型の配線器具用に規格化されている
大角形3個用の取付枠(後述する)に最大3個まで取着
することができる単位寸法の配線器具と同様の形状、寸
法に形成されており、この種の取付枠に取着できるよう
になっている。カバー20の前壁には略円形の1対の挿
入口23が開口し、またカバー20の前面周部には全周
に亙って保持壁24が前方に突設されている。保持壁2
4の内面のうち挿入口23が並ぶ方向の直線を挟んで対
向する部位には後述する相手方接続装置に設けた係止爪
に凹凸係合して相手方接続装置を保持する係止部として
の係止孔25が形成されている。
室に分割されており、仕切リブ11の前端部にはカバー
20の後面に突設された位置決め突起20aに係合して
ボディ10とカバー20を位置決めする位置決め溝11
aが形成されている。仕切リブ11により仕切られたボ
ディ10内の各室にはそれぞれ端子40が納装されてい
る。端子40はいわゆる速結端子であって、端子板41
と、端子板41との間に電線を保持する鎖錠ばね42
と、端子板41と鎖錠ばね42との間に保持された電線
を外すための解除釦43とを備える。端子板41は、仕
切リブ11に沿って配置される主片41aと、主片41
aの前端縁から連続一体に延設されて先端部が主片41
aに対向するように曲成された1対の接続片41bとを
備えている。鎖錠ばね42は帯板の一方の端部を略J字
形に曲成して鎖錠片42aを形成し、他方の端部を略S
字形に曲成して接触片42bを形成したものであって、
鎖錠片42aと接触片42bとの先端部はほぼ同じ向き
に向いている。
片41aと各接続片41bとの間にそれぞれ配置される
ように、各端子板41に対して1対ずつ設けられる。ま
た、鎖錠片42aおよび接触片42bは接続片41bに
対向し、鎖錠片42aおよび接触片42bと接続片41
bとは先端部が逆向きになるように配置される。したが
って、鎖錠片42aおよび接触片42bと接続片41b
との間に、接続片41bの先端側から基端側に向かって
電線を導入すると、電線は接触片42bと接続片41b
との間に挟持されて端子板41との電気的接続がなさ
れ、また鎖錠片42aが電線に食い込むことによって電
線の抜け止めがなされるのである。器体1の中には、各
端子板41に対応した1対の鎖錠ばね42の鎖錠片42
aに跨がるように解除釦43が配設され、解除釦43に
後方から押力を作用させると鎖錠片42aが接触片41
bから離れる向きに撓んで電線を抜くことができるよう
にしてある。ボディ10の後壁には、器体1の内部に各
鎖錠ばね42に対応して電線を導入するための4個の電
線挿入孔13(図2参照)が開口するとともに、解除釦
43に押力を作用させるためのマイナスドライバの先端
部等を挿入するための2個の外し孔14が開口してい
る。
相手方接続装置(後述する)の接触子の先端部が接触す
る受け金44が固着されている。受け金44は、主片4
1aに対してスポット溶接などによって固着される固定
片44aと、固定片44aの前端に連続し前後方向に伸
縮できるように蛇腹状に蛇行したばね体44bと、ばね
体44bの先端に連続し相手方接続装置の接触子の先端
面が接触するように挿入口23の開口面に沿って配置さ
れる接触片44cとを連続一体に備えた形状に導電性材
料の帯板を曲成して形成してある。しかるに、接触子が
接触片44cに接触して挿入力が作用するとばね体44
bが撓んでばね力が蓄積され、このばね力が接触子に対
する接触圧として作用するのである。
格化された取付枠に取着できるように形成されているの
であって、取付枠70は図4に示す形状に形成されてい
る。すなわち、この取付枠70は断面略L形の一対の縦
枠材71,72の両端部を1対の横枠材73で連続一体
に結合した矩形状に形成されている。一方の縦枠材71
には取付爪32がそれぞれ係合する結合孔74aが3対
形成され、他方の縦枠材72において後方に突設された
側片72aには取付爪32が2個ずつ挿入される3個の
結合孔74bが形成されている。結合孔74bの後縁
(図4の下縁)からは縦枠材71との距離を変えるよう
に撓む撓み片75が結合孔74b内で一体に突設され、
撓み片75の前端縁中央部に突設された操作片76の両
側に形成される1対の肩部と結合孔74bの前縁との間
に取付爪32が挿入されることによって、器体1が取付
枠70に保持されるようになっている。器体1を取付枠
70に取着した状態では、取付枠70の中央部に形成さ
れた露出窓77を通して器体1の前面が露出する。器体
1を取付枠70から外すには、操作片76に対してマイ
ナスドライバの先端部などで外力を作用させて撓み片7
5を縦枠材71から離す向きに撓ませればよい。取付枠
70における各横枠材73にはスイッチボックスのよう
な埋込ボックスに螺合するボックスねじが挿入される長
孔78と、取付枠70の前面側を覆う化粧プレートを取
着するためのプレートねじが螺合するねじ孔79とが形
成される。
相手方接続装置としては、たとえば図5に示すような中
間接続装置がある。この中間接続装置は、合成樹脂のよ
うな絶縁材料よりなる直方体状の器体80を備え、器体
80の一面には保持壁24に囲まれた部位に挿入可能な
突台81が突設されている。この突台81の先端面には
挿入口23に挿入される丸ピン状に形成された1対の接
触子82が突設される。また、突台81の側面には係止
孔25に係合する一対の係止爪83が突設されている。
係止爪83は突台81の側面に対して進退自在であって
突出方向に付勢されている。この構成により、接触子8
2を挿入口23に挿入すれば、接触子82の先端が受け
金44に弾接するのである。ここに、接触子82の先端
面は平面であって、受け金44の接触片44cとの接触
面積が比較的大きくとれるようにしてある。すなわち、
ばね体44bのばね力によって接触片44cが接触子8
2に弾接するとともに接触子82の先端面が平面であっ
て接触片44cとの接触面積が比較的大きくとれること
によって、接触片44cと接触子82との接触抵抗を小
さくすることができるのである。また、係止爪83が係
止孔25に凹凸係合するから、器体80は器体1に結合
されて保持されるのである。
て一般に用いられているプラグを電気的に接続するため
のアダプタとして機能するものであり、器体80におい
て突台81の突設された面に隣合う一面にはプラグの栓
刃を挿入するための1対の栓刃挿入口84が開口する。
器体80にはプラグの栓刃を受ける刃受けばねが納装さ
れるとともに、接触子82を刃受けばねに電気的に接続
する導電部が形成されている。ここにおいて、係止孔2
5と係止爪83との結合力は比較的弱く設定されてお
り、プラグに接続された電線を足で引掛けるなどした場
合には係止孔25と係止爪83との係合状態が容易に解
除されて、器体1から器体80が外れるようにしてあ
る。また、係止孔25と係止爪83との係合状態が解除
されると、接触子23を器体1から押し出す向きに受け
金44のばね体44bのばね力が作用するから、中間接
続装置が容易に外れるのである。
が受け金44に一体に形成されていたが、本実施例では
受け金44が接触片44cのみからなる平板状に形成さ
れていて、図6、図7に示すように、ばね体45が受け
金44とは別途に設けられた例を示す。すなわち、ばね
体45としてはコイルスプリングを用いている。また、
受け金44は端子40に結合されていないから、編組線
よりなる接続線46を介して接触片44cと端子40と
が電気的に接続される。
に保持板50が装着される。保持板50は、前方に突出
するスペーサ片51を両側部に備え、各端子板41に対
応する部位の後面には押さえ片52が突設されるととも
に、仕切リブ11の位置決め溝11aに対応する部位の
後面には位置決め片53(図7参照)が突設される。し
たがって、保持片50は、押さえ片52を端子板41に
当接させ、位置決め片53を仕切リブ11の位置決め溝
11aに係合させることによって、ボディ10に対する
位置決めがなされるのである。ここに、端子40に押さ
え片52が当接することで、端子40のボディ10に対
するがたつきが防止されている。保持板50の周部には
係合フック54が前方に突設されており、係合フック5
4がカバー20の内周面に設けた係合凹所(図示せず)
に凹凸係合することによって保持板50がカバー20に
結合されるようになっている。また、保持板50には受
け金44に対応する部位に矩形状に形成された1対の透
孔55が開口している。ここにおいて、保持板50はカ
バー20の前壁に対して後方に離間しており、カバー2
0と保持板50とに囲まれた空間には開閉子60が配設
される。
側面に略一直線上で1対の腕部62が連続一体に突設さ
れた形状に形成され、各腕部62によってカバー20の
前壁に穿孔された各挿入口23をそれぞれ開閉できるよ
うにしてある。すなわち、開閉子60はカバー20の前
面に沿う面内で腕部62により挿入口23が閉じられる
位置と挿入口23を開く位置との間で回転可能となって
いるのである。各腕部62の先端には突片63が連続一
体に突設され、各突片63とカバー20の内面との間に
はコイルスプリングよりなる復帰ばね64がそれぞれ介
装されている。復帰ばね64は挿入口23を閉じる向き
に開閉子60を付勢するのであって、相手方接続装置の
接触子が挿入口23に挿入されない状態では、挿入口2
3は閉じた状態に保たれるようになっている。
に対応する部位には、挿入口23を通して挿入される接
触子の挿入力を開閉子60を回転させる回転力に変換す
る摺接面65が形成されている。摺接面65は開閉子6
0の回転方向において復帰ばね64のばね力が作用する
向きに向かって後方に傾斜しており、接触子からの挿入
力が摺接面65に作用すると、開閉子60は復帰ばね6
4のばね力に抗して挿入口23を開く向きに回転するの
である。
付近から腕部62の先端に向かって前方に傾斜する傾斜
面66となっており、開閉子60の後面は保持板50に
対して中央部付近でのみ接触し、傾斜面66との対向部
位には隙間が形成されるようになっている。また、開閉
子60の前面中央部には両腕部62の突出方向に略直交
する稜線を有した断面略三角形の突起67が突設され、
カバー20の前壁と開閉子60の前面とは突起67の突
出寸法だけ離されている。したがって、後方に向かう押
力が一方の腕部62にのみ作用すると、保持板50と傾
斜面66との隙間分だけ開閉子60が傾くことになる。
一方、カバー20の内面には開閉子60が上述のように
傾いたときに挿入口23が開かないように突片63に当
接して開閉子60の回転を禁止するストッパ26が形成
されている。したがって、1対の挿入口23のうちの一
方にのみ何らかの部材が挿入されたとしても、開閉子6
0が傾くことによってストッパ25により開閉子60の
回転が禁止され、挿入口23が開かないのである。ま
た、両方の挿入口23に同時に接触子が挿入されたとき
には開閉子60は傾かないから、開閉子60はストッパ
26に当たることなく回転して挿入口23が開放され、
挿入口23を通して挿入された接触子の先端が保持板5
0の透孔55を通って受け金44に接触するのである。
ここに、開閉子60は開閉子本体61の中心部に形成さ
れた軸孔68に対してカバー20に設けた軸27を挿入
して開閉子60の位置ずれを防止しているが、軸27と
軸孔68との間には開閉子60が傾くことができる程度
の遊びを持たせてある。他の構成および動作については
実施例1と同様である。
成するボディ10とカバー20とを組立枠30を用いて
結合した例を示したが、本実施例では、図8および図9
に示すように、組立枠30を用いずにボディ10とカバ
ー20とを結合した例を示す。すなわち、ボディ10は
開口縁の両側にフランジ15を備え、各フランジ15に
はそれぞれ組立孔15aが穿孔される。また、カバー2
0の後縁には組立孔15aに挿通される組立爪28が突
設される。組立爪28は先端部に外向きに突設された爪
部28aを有し、組立爪28の後面は爪部28aの先端
に向かって前方に傾斜する傾斜面となっている。
端部の位置を合わせてボディ10にカバー20を押し付
けると、上述した傾斜面が組立孔15aの周縁に当接し
て組立爪28が撓み、組立爪28の爪部28aが組立孔
15aを乗り越えると組立爪28の弾性によって爪部2
8aがフランジ15の後面で組立孔15aの周部に係止
されるのである。ここにおいて、カバー20は合成樹脂
により形成されているから組立爪28は弾性を有してい
るが、十分な弾性を与えるにはカバー20を熱可塑性樹
脂で形成するのが望ましい。また、ボディ10について
は安全性を考慮して熱硬化性樹脂で形成するのが望まし
い。
ていないから、組立枠30に設けていた取付爪32に代
えてカバー20の両側面に各一対の取付爪29を連続一
体に突設してある。この構成によって、配線器具用の取
付枠70への結合が可能になるのである。本実施例にお
ける器体1は実施例1、実施例2のいずれの器体1とも
置換可能であって、他の構成、機能については実施例
1、実施例2と同様である。
配線器具の単位寸法に相当する器体1を用いていたが、
本実施例では図10、図11に示すように、被取付面に
埋め込まずに当接させた形で取り付けるようにした器体
1を用いている。すなわち、器体1は、被取付面に後面
が当接するベース90と、ベース90の前面に覆着され
るカバー体100とにより形成されている。カバー体1
00は、さらに内カバー体100aと外カバー体100
bとからなる。ベース90は四隅に木ねじのような固定
具が挿通される固定孔91を有し、固定孔91を通して
固定具を被取付面に挿入することによって被取付面に固
定されるようになっている。ベース90の前面の中央部
には仕切壁92が形成され、仕切壁92を挟んで両側に
は端子ねじ47が螺合した端子板48が配設される。端
子板48は略L字形に形成され、一片に端子ねじ47が
螺合しており、他片がベース90に圧入されることによ
ってベース90に固定されている。また、端子板48の
上記他片には受け金44の固定片44aが固着される。
ここに、受け金44は、ばね体44bが前後方向に伸縮
可能となるようにに配置され、接触片44cは前後方向
に移動可能となる。
亙って後方に突出する周壁93が形成されており、ベー
ス90を被取付面に取り付けたときに、ベース90の中
央部と被取付面との間に隙間が形成されるようにしてあ
る。また、周壁93のうち仕切壁92の延長線と交差す
る部位は薄肉に形成されたノックアウト部94であっ
て、ノックアウト部94を必要に応じて切除すれば電線
96をベース90と被取付面との間に導入できるように
なっている。ノックアウト部94は2箇所に形成され、
ベース90において各ノックアウト部94の近傍には導
入孔95が貫設されていて、ノックアウト部94を通し
てベース90と被取付面との間に導入した電線96を導
入孔95を通してベース90の前面側に引き出せるよう
になっている。
た直方体状に形成されている。また、内カバー体100
aの前面には保持凹所101が形成され、保持凹所10
1の底壁には一対の挿入口23が開口する。保持凹所1
01の周面には実施例1において説明した中間接続装置
の係止爪83に凹凸係合する一対の係止孔25が形成さ
れている。保持凹所101の周部には前面側に突出し周
縁が正方形状となった突台102が突設されている。
aと同様に後面が開口した直方体状であって、内カバー
体100aを略全面に亙って覆うように形成されてい
る。また、外カバー体100bの前壁には突台102が
挿通される窓孔103が開口している。ここに、外カバ
ー体100bは内カバー体100aに装着すれば内カバ
ー体100aに保持されるが、外カバー体100bの内
カバー体100aからの脱落を確実に防止する必要があ
れば、内カバー体100aの外側面と外カバー体100
bの内側面との一方に突部を設け、他方にこの突部に係
合する凹部を設けることで、内カバー体100aと外カ
バー体100bとを凹凸係合させたり、内カバー体10
0aと外カバー体100bとを接着するようにしてもよ
い。また、内カバー体100aには強度の大きい合成樹
脂を用いて保形性を持たせ、外カバー体100bには弾
性を有した合成樹脂を用いて耐衝撃性を持たせるように
してもよい。ベース90とカバー体100との結合につ
いては、一方に突部を設け、他方に凹部を設けることに
よって凹凸結合させる。他の構成および機能については
実施例1と同様であるから説明を省略する。
について、図12に示すように、器体1を配線器具の単
位寸法の2個分の寸法に形成したものであって、器体1
の前面の2箇所にはそれぞれ保持壁24に囲まれた保持
凹所16が形成され、各保持凹所16の底壁に略円形の
各1対の挿入口23がそれぞれ開口する。また、各保持
凹所16を囲む保持壁24のうち挿入口23が並ぶ方向
の直線を挟んで対向する部位には相手方接続装置に設け
た係止爪に凹凸係合して相手方接続装置を保持する係止
孔25(図1参照)が形成されている。また、組立枠3
0の中間片は実施例1に用いた組立枠30の略2倍の寸
法を有し、両端部にそれぞれ取付爪32が突設されてい
る。
うに、丸ピン状の接触子82を有した相手方接続装置を
接続する接続装置と、従来より提供されている平板状の
接触子(栓刃)を有した相手方接続装置(プラグ)を接
続する接続装置とを1個の器体1に設けたものである。
すなわち、丸ピン状の接触子82に対応する接続装置
は、実施例1の接続装置の構成と同様であって、端子4
0および受け金44(図1参照)を備える。一方、平板
状の接触子に対応する接続装置は、従来より周知の構成
であって、受け金44に代えて1対のばね片を有する刃
受けばねを設けた構成になっている。また、刃受けばね
に対応する部位では器体1の前壁にそれぞれ矩形状に開
口した1対の挿入口17が開口し、挿入口17を通して
器体1に挿入された接触子(栓刃)をばね片の間に導入
することによって、接触子を挿入方向に略直交する方向
から挟持するようになっている。しかるに、器体1の前
面には保持凹所16は1箇所だけ設けられる。
って、本実施例では通常のプラグの栓刃を保持する接続
装置を併せ持つことによって、相手方接続装置が容易に
抜けると不都合が生じるような場合には、挿入口17を
用いて相手方接続装置を接続できるようになっているの
である。 (実施例7)本実施例は、図14に示すように、単位寸
法の3個分の寸法を有した器体1を用い、丸ピン状の接
触子82に対応する挿入口23も3組分設けている点が
実施例5と相違するが、他の構成、機能については実施
例5と同様である。
うに、単位寸法の3個分の寸法を有した器体1を用いる
とともに、丸ピン状の接触子82に対応する挿入口23
を2組分設け、さらに平板状の接触子に対応する挿入口
17を1組分設けたものである。ここにおいて、挿入口
17は2個の挿入口23の間に配置される。この構成で
は丸ピン状の接触子82を備える相手方接続装置を2個
まで接続可能とした点が実施例6と相違しているが、他
の構成や機能や実施例6と同様である。
うに、単位寸法の3個分の寸法を有した器体1を用いる
とともに、丸ピン状の接触子82に対応する挿入口23
を1組分設け、さらに平板状の接触子に対応する挿入口
17を2組分設けたものである。ここにおいて、2組の
挿入口17は隣合うように配置される。この構成では平
板状の接触子を備える相手方接続装置を2個まで接続可
能とした点が実施例6と相違しているが、他の構成や機
能や実施例6と同様である。
先端面が当接する接触片を設けるとともに、接触子を押
し出す向きのばね力を接触片に作用させるばね体を設
け、かつ相手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に保
持する係止部を設けているので、接触子の先端面に接触
片を弾接させるのみであって、接触子の抜き差しの際に
接触片と接触子との間に摩擦力が発生せず、接触子の抜
き差しに大きな力を必要としないという利点がある。ま
た、接触子の先端面の面積およびばね体によるばね力を
大きくすれば、接触子と接触片との接触抵抗を比較的小
さくすることができるから、相手方接続装置を保持する
機能を持たせるための係止部を、接触抵抗を小さくする
機能を持たせるためのばね体等の手段とは別に設けるこ
とになり、従来構成のように両機能を刃受けばねで兼用
する場合に比較すると、相手方接続装置の保持力を小さ
くしながらも、接触抵抗を小さくすることが可能になる
という利点がある。その結果、相手方接続装置の着脱が
容易になり、かつ相手方接続装置に接続された電線を足
などで引掛けたとしても相手方接続装置が器体から外れ
て電線の断線のような事故を防止するできるという効果
を奏するのである。
続一体に形成されているので、部品点数が少なく、組立
作業が容易になるとともにコストの低減につながるとい
う利点がある。請求項3の発明は、ばね体と接触片とを
別体とし、かつ接触片を編組線よりなる接続線を介して
端子に接続しているので、電流容量はばね体とは無関係
に接続線の太さで規定されることになり、電流容量が大
きい場合に有利になる。
が当接するとともに前面側から挿通される固定具によっ
て被取付面に固定されるベースと、ベースの前面側に覆
着されるカバー体とで形成されているので、別途に専用
の取付部材を用いることなく被取付面に簡単に取り付け
ることができるという利点がある。請求項5の発明は、
器体をボディとカバーとによって形成し、ボディとカバ
ーとの一方の側部に組立孔が開口し、他方から突出して
組立孔に挿通される組立爪が組立孔の周部に係止される
ことによってボディとカバーとが結合されるので、ボデ
ィとカバーとの結合に際して他の部材が不要になるとい
う利点がある。しかも、組立爪の位置を組立孔に合わせ
てボディとカバーとを近づける向きに力を加えるとボデ
ィとカバーとが簡単に結合されるから組立作業が容易に
なるのである。さらに、器体は規格化された埋込型の配
線器具の単位寸法に形成されているから、一般的な埋込
型の配線器具用の取付枠を用いて施工することができ、
別途に施工用の部材を製造する必要がなく、施工部材の
共用によってコストの低減につながるという効果があ
る。また、施工技術についても新たに習得する必要がな
く、従来の施工技術で施工することができるのである。
合孔に係合する取付爪が連続一体に突設されているの
で、取付枠に取着するための取付爪を設けるにあたって
別途の部材を用いる必要がなく、部品点数の削減につな
がり、構成が簡単になるという利点がある。請求項7の
発明は、請求項1と同様の丸ピン状の接触子に対応する
2組分の挿入口を備えているから、請求項1の発明と同
様に、相手方接続装置を容易に着脱することができ、か
つ相手方接続装置に接続された電線を足などで引掛けた
としても相手方接続装置が器体から外れて電線の断線の
ような事故を防止することができるという利点がある。
しかも、器体は、規格化された配線器具の単位寸法の2
個分の寸法を有しているのであって、この種の配線器具
を取り付ける取付枠としてもっとも一般的なものは、単
位寸法の配線器具を3個まで取り付けることができるよ
うに形成されているから、1つの取付枠を用いてスイッ
チや表示ランプのような単位寸法の他の配線器具と併置
することが可能になるという効果を奏するのである。
子を有した第1の相手方接続装置に対応した1組分の第
1の挿入口と、平板状の第2の接触子を有した第2の相
手方接続装置に対応した1組分の第2の挿入口とを有し
ているから、第1の挿入口については請求項1の発明と
同様に作用して、接触抵抗を小さくしながらも比較的小
さい保持力で相手方接続装置を保持することが可能にな
って、相手方接続装着の着脱が容易になり、かつ相手方
接続装置に接続された電線を足などで引掛けたときの断
線を防止することができる。しかも、相手方接続装置が
容易に抜けては不都合が生じるような場合には、第2の
挿入口を用いることで対応することが可能になり、1個
の接続装置を用いるだけで2種類の異なる要求を満たす
ことができるのである。しかも、請求項1の発明と同様
に、単位寸法の配線器具を3個まで取り付けることがで
きる取付枠を用いることで、他の配線器具との併置が可
能になるという利点がある。
3個分の寸法を有している点が請求項1の構成と相違
し、最大3個まで相手方接続装置を接続することができ
る。しかも、請求項1の発明と同様に、各相手方接続装
置は容易に着脱することができるという利点がある。請
求項10の発明は、丸ピン状の第1の接触子に対応する
2組分の第1の挿入口と、平板状の第2の接触子に対応
する1組分の第2の挿入口とを有し、また請求項11の
発明は、丸ピン状の第1の接触子に対応する1組分の第
1の挿入口と、平板状の第2の接触子に対応する2組分
の第2の挿入口とを有しているのであって、請求項8の
発明と同様に、1個の接続装置を用いるだけで2種類の
異なる要求を満たすことができるのである。
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は下面図であ
る。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】 相手方接続装置に設けた先端面が平面で
ある丸ピン状の接触子が挿入される挿入口が前面に開口
した器体と、器体内に納装され挿入口を通して挿入され
た接触子の先端面に接触する接触片と、器体内に納装さ
れ接触片を外部回路に電気的に接続する端子と、接触片
に対して接触子を器体から押し出す向きのばね力を作用
させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相手方接続装
置を比較的弱い保持力で器体に保持するように器体に形
成された係止部とを備えて成ることを特徴とする接続装
置。 - 【請求項2】 ばね体は帯板を蛇行状に曲成して形成さ
れ、帯板の一端部に接触片が連続一体に形成され、帯板
の他端部が端子に接合されて成ることを特徴とする請求
項1記載の接続装置。 - 【請求項3】 ばね体はコイルスプリングであって、接
触片は編組線よりなる接続線を介して端子に接続されて
成ることを特徴とする請求項1記載の接続装置。 - 【請求項4】 器体は被取付面に後面が当接するととも
に前面側から挿通される固定具によって被取付面に固定
されるベースと、ベースの前面側に覆着されるカバー体
とから成ることを特徴とする請求項1記載の接続装置。 - 【請求項5】 器体は、端子、接触片、ばね体が納装さ
れ前面が開口した合成樹脂製のボディと、ボディの開口
を覆うとともに前壁に挿入口が開口した合成樹脂製のカ
バーとにより規格化された埋込型の配線器具の単位寸法
に形成され、ボディとカバーとの一方の側部には組立孔
が開口し、他方から突出して組立孔に挿通される組立爪
が組立孔の周部に係止されることによってボディとカバ
ーとが結合されて成ることを特徴とする請求項1記載の
接続装置。 - 【請求項6】 カバーの両側面には埋込型の配線器具用
に規格化されている取付枠に形成された結合孔に係合す
る取付爪が連続一体に突設されて成ることを特徴とする
請求項5記載の接続装置。 - 【請求項7】 埋込型の配線器具用に規格化された取付
枠に取着される配線器具の単位寸法の2個分の寸法を有
する器体を備え、相手方接続装置に設けた先端面が平面
である丸ピン状の接触子が挿入される2組分の挿入口を
器体の前面に備え、器体内に納装され挿入口を通して挿
入された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内に
納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子と、
接触片に対して接触子を器体から押し出す向きのばね力
を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相手方
接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するように器
体に形成された係止部とを備えて成ることを特徴とする
接続装置。 - 【請求項8】 埋込型の配線器具用に規格化された取付
枠に取着される配線器具の単位寸法の2個分の寸法を有
する器体を備え、第1の相手方接続装置に設けた先端面
が平面である丸ピン状の接触子が挿入される1組分の第
1の挿入口、および第2の相手方接続装置に設けた平板
状の接触子が挿入される1組分の第2の挿入口を器体の
前面に備え、器体内に納装され第1の挿入口を通して挿
入された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内に
納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子と、
接触片に対して接触子を器体から押し出す向きのばね力
を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相手方
接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するように器
体に形成された係止部と、器体内に納装され第2の挿入
口を通して挿入された第2の接触子を挿入方向に交差す
る方向から挟持する刃受けばねとを備えて成ることを特
徴とする接続装置。 - 【請求項9】 埋込型の配線器具用に規格化された取付
枠に取着される配線器具の単位寸法の3個分の寸法を有
する器体を備え、相手方接続装置に設けた先端面が平面
である丸ピン状の接触子が挿入される3組分の挿入口を
器体の前面に備え、器体内に納装され挿入口を通して挿
入された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内に
納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子と、
接触片に対して接触子を器体から押し出す向きのばね力
を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相手方
接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するように器
体に形成された係止部とを備えて成ることを特徴とする
接続装置。 - 【請求項10】 埋込型の配線器具用に規格化された取
付枠に取着される配線器具の単位寸法の3個分の寸法を
有する器体を備え、第1の相手方接続装置に設けた先端
面が平面である丸ピン状の接触子が挿入される2組分の
第1の挿入口、および第2の相手方接続装置に設けた平
板状の接触子が挿入される1組分の第2の挿入口を器体
の前面に備え、器体内に納装され第1の挿入口を通して
挿入された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内
に納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子
と、接触片に対して接触子を器体から押し出す向きのば
ね力を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相
手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するよう
に器体に形成された係止部と、器体内に納装され第2の
挿入口を通して挿入された第2の接触子を挿入方向に交
差する方向から挟持する刃受けばねとを備えて成ること
を特徴とする接続装置。 - 【請求項11】 埋込型の配線器具用に規格化された取
付枠に取着される配線器具の単位寸法の3個分の寸法を
有する器体を備え、第1の相手方接続装置に設けた先端
面が平面である丸ピン状の接触子が挿入される1組分の
第1の挿入口、および第2の相手方接続装置に設けた平
板状の接触子が挿入される2組分の第2の挿入口を器体
の前面に備え、器体内に納装され第1の挿入口を通して
挿入された接触子の先端面に接触する接触片と、器体内
に納装され接触片を外部回路に電気的に接続する端子
と、接触片に対して接触子を器体から押し出す向きのば
ね力を作用させるばね体と、ばね体のばね力に抗して相
手方接続装置を比較的弱い保持力で器体に保持するよう
に器体に形成された係止部と、器体内に納装され第2の
挿入口を通して挿入された第2の接触子を挿入方向に交
差する方向から挟持する刃受けばねとを備えて成ること
を特徴とする接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01846294A JP3533692B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01846294A JP3533692B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07230843A true JPH07230843A (ja) | 1995-08-29 |
JP3533692B2 JP3533692B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=11972309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01846294A Expired - Lifetime JP3533692B2 (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533692B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009199943A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Panasonic Electric Works Co Ltd | マグネット式コンセントアダプタ |
JP2011040233A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 直流コンセント |
JP2011040234A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 直流コンセント |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP01846294A patent/JP3533692B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009199943A (ja) * | 2008-02-22 | 2009-09-03 | Panasonic Electric Works Co Ltd | マグネット式コンセントアダプタ |
JP2011040233A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 直流コンセント |
JP2011040234A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 直流コンセント |
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---|---|
JP3533692B2 (ja) | 2004-05-31 |
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