JP3687504B2 - コンセント並びにコンセント装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンセント並びにコンセント装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コンセントに接続されるプラグの接触子には、平板状の平型栓刃やピン状のピン型栓刃などのように種々の形状のものが存在し、例えば国や地域によって使用される接触子の種類が規定されており、一般には平型栓刃(又はピン型栓刃)を有するプラグをピン型栓刃用(又は平型栓刃用)のコンセントに接続することはできないようになっている。したがって、仕様の異なるプラグをコンセントに接続する場合には、例えば平型栓刃をピン型栓刃に変換するアダプタが必要になる。
【0003】
このように、仕様の異なるプラグとコンセントを接続可能とするためには上記アダプタを用いなければならず、非常に使い勝手が悪いものであった。
【0004】
そこで、従来より、図75に示すように平型栓刃を有するプラグ(例えば、図76に示すようなA型プラグP1又は図77に示すような接地極付きのA型プラグP2)とピン型栓刃を有するプラグ(例えば、図78に示すような定格2.5AのCEE型プラグP3又は図79に示すような定格16AのCEE型プラグP4)とが何れも接続可能なコンセントが提供されている。合成樹脂製の器体401は略函形のボディ401aとカバー401bとを組立枠404,404にて結合して組み立てられる。カバー401bの前面には突台402が一体に突設され、この突台402の前面には一つのプラグに設けた一対の栓刃をそれぞれ挿入することができる2個の挿入口403,403と、2個の挿入口403,403とは別に形状の異なる接地極用の栓刃を挿入する挿入口405とからなる差込部が2口分形成されている。各挿入口403は平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口403aと、ピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口403bとを連通させた形状に形成されている。つまり、平型栓刃挿入口403aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口403bが連通した形状になっている。また、平型栓刃挿入口403aの中心間の距離よりも、ピン型栓刃挿入口403bの中心間の距離の方が広くなっている。平型栓刃挿入口403aに挿入される平型栓刃は、後述する接触子受け部411のばね片431の側面とばね片432との間で挟持され、ピン型栓刃挿入口403bに挿入されるピン型栓刃は一対のばね片431の間で挟持される。なお、平型栓刃挿入口403aは電圧線側と接地線側とで長さ寸法を異ならせてある。
【0005】
組立枠404は両端と中央から略V形の引掛爪403aが突設されており、これらの引掛爪403aがボディ401a側面に形成された段部405に係合されてカバー401bとボディ401aとを固定する。
【0006】
一方、ボディ401aには長手方向と幅方向とに各々一対ずつの計4つの凹部406…が設けられており、これらの各凹部406…にはそれぞれ接触子受け部411が収納される。また、後述する端子部が収納される収納凹所408,408が、ボディ401aの長手方向の中央部であって隣合う凹部406…の間に挟まれるようにそれぞれ設けてある。なお、ボディ401aの底部には収納凹所408,408と連通する電線挿入口(図示せず)が開口されている。端子部は、電線と接続される端子片413と、この端子片413に電線を圧接接続する鎖錠ばね414…と、端子片413と電線との接続を外すために鎖錠ばね414…を圧接解除方向に撓ませる解除釦415とを具備した速結端子構造を有している。ここで、端子部の端子片413と、接触子受け部411とを板状の金属部材を折曲することにより刃受ばねブロック410として一体に形成している。
【0007】
刃受ばねブロック410の基部410aの中央部より一対の端子片413,413が突設されるとともに、その両側に接触子受け部411,411が設けてある。接触子受け部411は、基部410aより突設されて完成時には互いに対向配置される一対のばね片431と、ばね片431に挟まれて基部410aから突設されたばね片432とを有している。また、基部410aの中央部には、先端部が二股に分割されて成る当接片416a,416aを有するL形片416が、端子片413,413に対して反対側に突設されている。そして、互いに対向する端子片413,413と当接片416a,416aの間にそれぞれ鎖錠ばね414,414が配置してあり、鎖錠ばね414の鎖錠片414a及び接触片414bと刃受ばねブロック410の端子片413との間に電線が挿入されると、鎖錠片414aの先端が電線に食い込んで抜け止めがなされるとともに、鎖錠片414a及び接触片414bによって電線が端子片413に圧接されることにより、電線と端子片413との導通(接続)が図られる。
【0008】
ここで、ばね片431は両者の間隔が上方ほど幅狭となるように傾斜し且つ上端間はピン型栓刃が挿入し易いように上方ほど間隔が拡がるように傾斜させてある。また、ばね片432も上方ほどばね片431に近づくように傾斜させ、上端部は逆に上方ほどばね片431から遠ざかるように傾斜させてある。これにより、平型栓刃が挿入し易いようになっている。
【0009】
一方、ボディ401aの略中央部には長手方向に沿って接地用収納凹所440が設けてある。この接地用収納凹所440に収納される接地用刃受ばねブロック460は、一対の接地用接触子受け部461,461と、接地用端子部462とを板状の金属部材を折曲することにより、略直線状に一体に形成されている。また、接地用接触子受け部461,461は接地用刃受ばねブロック460の両端部に設けられており、互いに対向する一対のばね片461aをそれぞれ備えている。また、接地用刃受ばねブロック460の中央部に設けられた端子部462は、接地用端子片462a及び接地用当接片462bを備えて鎖錠ばね414並びに解除釦415とともに速結端子構造を構成している。
【0010】
上記従来構成によれば、図76に示すように互いに平行に対向する一対の平型栓刃500を有するA型プラグP1、あるいは図77に示すように互いに平行に対向する一対の平型栓刃500とピン型の接地極用接触子(接地用のピン型栓刃)501とを有する接地極付きのA型プラグP2と、図78又は図79に示すように互いに平行に対向する一対のピン型栓刃502を有するCEEプラグP3,P4とを、アダプタを使わずに1つのコンセントに接続することが可能となる。
【0011】
ところで、国あるいは地域によっては図80に示すような所謂C型プラグP5が用いられており、このC型プラグP5に対応したコンセントとして、図81〜図84に示すものが提供されている。
【0012】
上記コンセントC0の器体1は、図85及び図86に示す埋込型の配線器具用のプレート枠110に該プレート枠110の開口窓111から器体1の前面が露出する形で取り付けることができる寸法に形成されている。器体1は、合成樹脂製であって前面が開放された直方体状に形成されたボディ10と、合成樹脂製であって前面が開放された直方体状に形成されたカバー20とを結合して形成される。ここで、ボディ10とカバー20とを結合するには、ボディ10の前面とカバー20の後面とを当接させた状態で、ボディ10の後壁に形成された一対の挿通孔18(図82参照)を通してボディ10の後方から一対のタッピンねじ80を挿入し、カバー20の後面から後方へ突出した取付部28(図82参照)のねじ孔28aへタッピンねじよりなる組立ねじ80を螺着すればよい。
【0013】
また、カバー20には、図80に示すC型プラグP5の円柱状のプラグ本体511が前方から嵌合される凹所24が形成され、凹所24の底面には、プラグ本体511から導出された一対のピン型栓刃502が差し込まれる一対のピン型栓刃挿入口26が形成されている。なお、カバー20の凹所24の内側面には、円柱状のプラグ本体511の軸方向に平行して形成された一対の突条部513をガイドするための一対のガイド溝29aが形成されている。すなわち、凹所24はプラグ本体511の形状に合わせて形状が設定されている。
【0014】
ところで、C型プラグP5のプラグ本体511には一対の接地極514が設けてあり、カバー20の凹所24には、プラグ本体511の接地極514に接触する略逆Ω形の接地部材40の両端部よりなる接触片42をカバー20の後面側から凹所24内に引き込むとともに接触片42の移動空間を確保するためのスリット27が形成されている。スリット27は凹所24の底面と内側面とにわたってL字状に形成されている。ここで、接地部材40の接触片42は、接地部材40の基端片41よりも細幅に形成されるとともに基端片41からの延出方向に沿って凹溝42aが形成され可撓性を有するようになっている。また、一対の接触片42は、先端側が互いに近づく向きに付勢され凹所24の内側面から内方へ突出しているので、器体1の前方からC型プラグP5のプラグ本体511が嵌め込まれた時に、接地極514に当接し外方へ撓んだ状態で接地極514と確実に接触するようになっている。
【0015】
ボディ10は両側壁間にわたって接地部材収納室12が形成され、接地部材収納室12の略中央の両側にそれぞれ刃受ばね収納室15,15が形成され、各刃受ばね収納室15それぞれに隣接して端子収納室14,14が形成され、接地部材収納室12に連通する端子収納室13が形成されている。ここに、各端子収納室13,14,14はボディ10の4隅のうちの3箇所に分かれて形成されている。
【0016】
ボディ10の刃受ばね収納室15,15には、刃受ばね32,32が収納されている。各刃受ばね32は、向かい合う一対のばね片32aを備えた略逆Ω形に形成され、両ばね片32a間の中間部が連結片34により後述の端子板35に連結されている。
【0017】
各端子収納室14には、一対の端子片35aを有する端子板35と一対の鎖錠ばね36と解除釦37とが収納され、既に説明したように端子片35aと鎖錠ばね36と解除釦37とで速結端子を構成している。
【0018】
接地部材収納室12には、略逆Ω形に形成された接地部材40の短冊状の基端片41側が収納される。接地部材40の基端片41には、ボディ10の後壁に形成された一対の挿通孔18(図82参照)を通してボディ10の後方から挿入された一対の組立ねじ80が挿通される一対の挿通孔43が形成されている。また、端子収納室13には、上述の端子収納室14と同様に、一対の端子片45aを有する接地端子板45と一対の鎖錠ばね36と解除釦37とが配設され、端子片45aと鎖錠ばね36と解除釦37とで速結端子を構成している。
【0019】
ところで、カバー20は外側面の4隅に鍔部21を除いて面取り部20aを形成してある。つまり、鍔部21の外形は四角形となっている。ボディ10の両側面には、プレート枠110に結合するための係止爪23が2個ずつ突設されている。ここに、係止爪23は、前方ほどボディ10の側面からの突出量を大きくするように傾斜した傾斜面23a(図87参照)が形成されている。また、カバー20の鍔部21の両側面の後部には、後面が係止爪23の前面と略同一平面上に位置するような位置決め用突部25が各係止爪23の両側に突設されている。すなわち、カバー20の鍔部21の両側面の後部には位置決め用突部25が各4つずつ突設されている。
【0020】
上記コンセントを施工するには、図85及び図86に示すプレート200を用いる。プレート200は、器体1を保持するプレート枠110と、プレート枠110を覆って見栄えを良く施工する化粧プレート120とからなる。
【0021】
プレート枠110は、器体1の前後方向における中間部を保持する矩形筒状の保持部116を備え、保持部116の前端縁に連続一体に形成された一対の枠片113の一端部同士及び他端部同士をそれぞれ保持部116の前端縁に連続一体に形成された横片112で連続一体に結合することによって、器体1の前面を露出させる矩形状の開口窓111を中央部に備えた矩形枠状の枠本体110aを形成している。ここにおいて、保持部116の前端縁は全周にわたって露出しており、器体1の係止爪23が係止される保持爪115が枠片113に平行な保持部116の前端縁から前方へ突設されている。ここに、プレート枠110は、合成樹脂製であって、絶縁性を有している。なお、各保持爪115の先端部には、器体1の係止爪23をプレート枠110の前面側から挿入するために、先端側ほど互いの距離を広げるように傾斜した傾斜面となった誘導部115aが設けてある(図87参照)。
【0022】
一方、枠片113において開口窓111に臨む一面には、上記保持爪23の撓む空間を確保するための溝117が各2つずつ設けられ、各溝117の両側に器体1の鍔部21に突設された位置決め用突部25を案内するガイド溝114が設けられている。しかして、器体1は、器体1の鍔部21の後面の周部が保持部116の前端縁に当接した状態でプレート枠110に保持され、器体1の前面が開口窓111から露出する。
【0023】
したがって、プレート枠110に器体1を取り付ける際には、器体1の後端部をプレート枠110の前方から押し込むと、係止爪23の傾斜面23aと保持爪115の誘導部115aとが当接して保持爪115が撓み、さらに押しこむことにより係止爪23が保持爪115に係止され、位置決め用突部25の後面が保持部116の前端縁に当接する。
【0024】
ところで、プレート枠110の各横片112の中間部には、プレート枠110を、前面が開口した有底円筒状の埋込型ボックス(いわゆるC型ボックス)に取付金具90を用いて取り付ける際に使用するねじ97が挿通される固定用孔132が設けられている。取付金具90は略コ字形であって、中央部に上記ねじ97が挿通されるねじ挿通孔92が穿孔された矩形板状の基端片91の両端部から延設された両脚片94それぞれの先端部に上記埋込型ボックスの内周面に食い込ませる爪94aが形成されている。また、プレート枠110の各枠片113の中間部には、プレート枠110を壁面等の施工面に直付けするためのねじ(図示せず)が挿通されるねじ挿通孔133が設けられている。なお、上記埋込型ボックスは合成樹脂などにより形成され、上記爪94aが食い込むことができるようになっている。
【0025】
また、プレート枠110の4隅には、化粧プレート120の後面から突設した係止突起125を係止する化粧プレート係止孔135が設けてあり、化粧プレート係止孔135に係止突起125を挿入係止することにより、プレート枠110の前面を覆う形で化粧プレート120を着脱自在に取り付けることができるようになっている。化粧プレート120は、絶縁性を有する合成樹脂を用いて形成されたものであって、プレート枠110の前面を覆う矩形状の主部121と、主部121の周縁から全周に亙って後方に突出する側壁122とを連続一体に形成した略箱形に形成される。係止突起125は主部121の後面側の4隅に突設してある。また、主部121の中央部には、プレート枠110に取り付けた器体1の前面を露出させる開口窓121aが設けてある。しかして、施工時には、プレート枠110の前方から器体1をプレート枠110に取り付けた後に、プレート枠110の前方から化粧プレート120を取り付ければ良い。
【0026】
化粧プレート120の側壁122のうちの各対向面間の距離は、それぞれプレート枠110の対応する部位の幅寸法よりも大きくしてある。すなわち、施工面に配設したプレート枠110の前面側に化粧プレート110を取着したとき、プレート枠110が化粧プレート120の内側に収まり、化粧プレート120の側壁122の先端縁が施工面にほぼ当接する。その結果、プレート枠110と化粧プレート120との突き合わせ面が施工面よりも前方へ出ることがなく、両者の突き合わせの線が側面からほとんど見えなくなり外観が向上する。また、化粧プレート120の側壁122の内側面にはプレート枠110の枠本体110aの外側面に当接するリブ127が突設され、このリブ127によって化粧プレート120のがたつきが防止される。
【0027】
化粧プレート120の側壁122には一対の切欠部126(図85参照)が設けてあり、この切欠部126に治具(マイナスドライバの先端部など)を差し込んで化粧プレート120をプレート枠110から離す向きの力を作用させると、化粧プレート120の係止突起125とプレート枠110の化粧プレート係止孔135との係合状態が解除され、化粧プレート120をプレート枠110から取り外すことができる。また、プレート枠110は、上記切欠部126に先端部が収まる薄肉の爪片129が枠本体110aの周縁から突設されており、切欠部126に差し込んだ治具が爪片129の前面に当接し、化粧プレート120をプレート枠110から取り外す際に治具によって施工面に傷がつくのを防ぐことができるのである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、C型プラグP5は接地極514がプラグ本体511の外周面に配設されているため、突台402の前面に接地用接触子挿入口405が設けられている従来のコンセントに対しては、ピン型栓刃502を接触子挿入口403に挿入することができても接地極514を接続することができず、実際上はC型プラグP5には対応できなかった。
【0029】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、接触子の形状や接地極の配置等が異なる複数種のプラグを接続することが可能なコンセント並びにコンセント装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、施工面に固定される取付部材に保持さ
れて設置される器体と、器体に設けた差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材と、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部とを備え、プラグの少なくとも一部が嵌合する凹所が器体の前面に設けられ、凹所の底面に差込部が設けられるとともに凹所の底面を除く部位でプラグが具備する接地極と接触導通する接地部材が器体内に収納され、差込部はプラグの栓刃が挿入される一対の栓刃挿入口と、プラグの接地極用の栓刃が挿入される接地極用の栓刃挿入口とを有し、一対の栓刃挿入口は平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン型の栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連通させるとともに、それぞれの平型栓刃挿入口の中心とピン型栓刃挿入口の中心とを結ぶ直線が互いに平行とならない形状に形成されることを特徴とし、従来のC型プラグ用のコンセントと同様にC型プラグの接地極と接触導通する接地部材と、A型プラグの接地極用を含む栓刃が挿入される栓刃挿入口及び各栓刃挿入口に挿入される栓刃を受ける刃受部材とが設けてあるため、C型プラグとA型プラグのように接触子の形状や接地極の配置等が異なる複数種のプラグを接続することが可能となる。しかも、差込部が凹所の底面に設けられているから、差込部への異物等の誤挿入による感電事故の発生を防いで感電保護性能を向上させることができる。また、凹所の底面に対して平型栓刃挿入口及び接地極用の栓刃挿入口の位置をずらし、接地極付きのA型プラグのように寸法の大きい外郭と接地部材とが干渉しないようにして接続を可能とする。
【0031】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、器体が取付部材と別体に形成されることを特徴とし、取付部材を用いて他のコンセント等と一緒に施工面に施工することができるためにバリエーション展開が容易になる。
【0032】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、器体が取付部材の少なくとも一部と一体に形成されることを特徴とし、部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れる。
【0033】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、2つの器体が少なくとも一部で連結されてなることを特徴とし、取付部材を用いて2個の器体を並べて施工した場合よりも器体の寸法を小さくして小型化を図ることができる。
【0034】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、プラグの栓刃が挿入される差込部が器体前面の凹所の隣に設けられ、この差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部が器体内に収納されることを特徴とし、取付部材を用いて2種類のコンセントの器体を並べて施工した場合よりも器体の寸法を小さくして小型化を図ることができる。
【0035】
請求項6の発明は、請求項1記載のコンセントと、施工面に固定され2個の器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とし、2つのコンセントを並列して配置するこ とができるため、取付部材を用いて2つのコンセントを施工する場合に比較して施工スペースが少なくて済む。
【0036】
請求項7の発明は、請求項1記載のコンセントと、請求項1記載のコンセントと異なる構造のコンセントと、施工面に固定され2種類のコンセントの器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とし、種類の異なる2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置が実現できるとともに、コンセント装置としてのバリエーション展開が容易になる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下に説明する基本例及び実施形態では、特に断りがなければ、図1の向きにおいて上下左右の方向を規定し、また同図における正面を前面という。
【0038】
(基本例1)
本基本例におけるコンセントC1の構成を図1〜図3に示す。但し、本基本例の基本的な構成はC型プラグP5に対応した従来のコンセントと共通であり、共通する構成については同一の符号を付して説明あるいは図示を省略する。
【0039】
図3はカバー20を取り外した状態のボディ10の正面図(前面図)を示している。ここで、ボディ10の刃受ばね収納室15,15に収納される一対の刃受ばね32は、互いに対向する一対のばね片32aと、両ばね片32aの一方の側面に対向するばね片32bとを備え、連結片34により端子板35に連続一体に連結されている。
【0040】
また、カバー20前面の凹所24の底面には一つのプラグに設けた一対の栓刃及び接地極用の栓刃を挿入することができる差込部50が1口分形成されている。差込部50は各刃受ばね32のばね片32a,32bに対向する部位にそれぞれ開口する2個の挿入口51,51と、挿入口51とは別に形状の異なる挿入口52とを備えている。各挿入口51は平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口51aと、ピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口51bとを連通させた形状に形成されている。つまり、平型栓刃挿入口51aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口51bが連通した形状になっている。また、平型栓刃挿入口51aの中心間の距離よりも、ピン型栓刃挿入口51bの中心間の距離の方が広くなっている。平型栓刃挿入口51aに挿入される平型栓刃は、図3に示すように刃受ばね32の一対のばね片32aの側面とばね片32bとの間で挟持され、ピン型栓刃挿入口51bに挿入されるピン型栓刃は一対のばね片32aの間で挟持される。なお、平型栓刃挿入口51aは電圧線側と接地線側とで長さ寸法を異ならせてある。
【0041】
一方、挿入口52は接地極用の栓刃(ピン型栓刃)を挿入するものであり、ボディ10に形成された接地部材収納室12の下側端部と対向する位置に設けてある。ここで、接地部材収納室12に収納される接地部材40の基端片41の下側端部には、図3に示すように互いに対向する一対のばね片61,61からなる接地極用の刃受部材60が接地部材40と連続一体に形成される。つまり、挿入口52に挿入される接地極用の栓刃(ピン型栓刃)は一対のばね片61の間で挟持されて接地極用の刃受部材60と接続される。
【0042】
ところで、上記構成のコンセントC1は、図6に示すように従来例で説明したプレート200を用いて施工することができるが、図4及び図5に示すプレート100を用いることも可能である。プレート100は、器体1を保持するプレート枠110と、プレート枠110を覆う化粧プレート120とからなる。但し、プレート枠110並びに化粧プレート120ともに、従来例で説明したプレート200のプレート枠110及び化粧プレート120とほぼ共通の構成を有しているので、共通する構成については同一の符号を付して説明を省略する。
【0043】
プレート枠110は上下寸法に対して左右寸法を大きくした略矩形状に形成され、器体1の前面を露出させる矩形状の開口窓111を中央部に備えている。この開口窓111の周縁には、器体1の係止爪23が係止される保持爪115、上記保持爪23の撓む空間を確保するための溝117が各2つずつ設けられ、各溝117の両側に器体1の鍔部21に突設された位置決め用突部25を案内するガイド溝114が設けられている。なお、器体1の取付構造は図6に示した従来のプレート200と同一であるから説明は省略する。
【0044】
ところで、プレート枠110の長手方向両端の各横片112の中間部前面にはそれぞれ凹所(図示せず)が形成してある。各凹所には、プレート枠110を埋込ボックス(図示せず)に取り付けるためのボックスねじを挿通する長孔状のボックス用孔132と、プレート枠110を壁面等の施工面に直付けするためのねじが挿通されるねじ挿通孔133と、施工面を形成する壁パネル等に取り付ける際に使用するはさみ金具(図示せず)を係止するはさみ金具係止孔134とが設けてある。
【0045】
また、プレート枠110の4隅には、化粧プレート120の後面から突設した係止突起123を係止する化粧プレート係止孔135が設けてあり、化粧プレート係止孔135に係止突起123を挿入係止することでプレート枠110の前面を覆う形で化粧プレート120を着脱自在に取り付けることができるようになっている。なお、化粧プレート120はプレート枠110と同様に上下寸法に対して左右寸法を大きくした略矩形状に形成されており、プレート枠110に取り付けられてプレート枠110全体を覆うものである。
【0046】
而して、本基本例のコンセントC1では、C型プラグP5やいわゆるCEEプラグP3,P4(図78及び図79参照)を接続する場合には一対のピン型栓刃502を各挿入口51のピン型栓刃挿入口51bに挿入し、図76に示すように一対の平型栓刃500を有するプラグ(いわゆるA型プラグ)P1を接続する場合には各平型栓刃500を平型栓刃挿入口51aに挿入し、あるいは図77に示すように一対の平型栓刃500と接地極用の栓刃501を有するプラグ(いわゆる接地極付A型プラグ)P2を接続する場合には各平型栓刃500を平型栓刃挿入口51aに挿入するとともに接地極用の栓刃501を接地極用の挿入口52に挿入すればよく、接触子の形状や接地極の配置等が異なる複数種のプラグを接続することが可能である。また、差込部50が凹所24の底面に設けてあるため、A型プラグP1,P2の差込部が器体の前面に設けられているものに比較して感電事故の保護性能を向上することができる。
【0047】
(基本例2)
本基本例のコンセントC2は、図7及び図8に示すように、基本例1の構成から接地極用の刃受部材60を省略し、カバー20として接地極用の挿入口52を省略した形状のものを用いた例であって、接地極のない差込部50を1口備えるものである。この構成ではボディ10は基本例1に用いたものと同形状であって、カバー20の形状を異ならせてある。つまり、刃受部材60を具備しない従来例と同様の接地部材40を用いる点及びカバー20の形状が異なるのみであって、他の部材は基本例1のものと同じものを用いることができるから、部品品種の増加を抑制しながら多品種展開が容易になるのである。
【0048】
(実施形態1)
ところで、基本例1のコンセントC1においては、プラグが接続されていない状態で下側の接触片42と接地極用の挿入口52とが前方から見たときに一部で重なっているため、例えば接地極付きのA型プラグP2のように比較的に寸法の大きいプラグを接続する場合、図13に示すようにプラグの外郭(同図において2点波線で表示)が接触片42と干渉するために接続が困難、あるいは不可能になる虞がある。
【0049】
そこで、本実施形態のコンセントC3は、図9〜図11に示すように各挿入口51を平型栓刃挿入口51aの長手方向の一端部の一側縁にピン型栓刃挿入口51bが連通した形状に形成し、接地極用の挿入口52の凹所24底面における位置を基本例1のコンセントC1に対して上方にずらすことによって、各栓刃挿入口51における平型栓刃挿入口51aの中心とピン型栓刃挿入口51bの中心とを結ぶ直線が互いに平行とならないようにし、下側の接触片42と接地極用の挿入口52との間に前方から見たときに隙間が生じるようにしてある。
【0050】
また、一対の平型栓刃挿入口51a及び接地極用の挿入口52の位置をずらしたことに伴い、図11に示すように各刃受部材32のばね片32bの位置も上方にずらしてあり、平型栓刃挿入口51aに挿入した平型栓刃500が片方(上側)のばね片32aとばね片32bの間で狭持される。さらに、一対のばね片61,61からなる接地極用の刃受部材60も接地部材40の中心よりの位置にずらして設けてある。
【0051】
本実施形態のコンセントC3は上述のように構成したものであるから、接地極付きのA型プラグP2のように外郭の寸法が大きいプラグを接続する場合でも、図12に示すようにプラグの外郭(同図において2点破線で表示)と接触片42とが干渉しないものである。なお、基本例1のコンセントC1においては、接地極用の刃受部材60と他の刃受部材32との絶縁距離が確保し易い点、A型プラグP1,P2の平型栓刃500を受けるばね片32bの幅寸法が大きく取れる点、並びに一対のばね片32aとばね片32bとでA型プラグP1,P2の平型栓刃500を受けることができる点が本実施形態に対して優位な点となる。
【0052】
(実施形態2)
本実施形態は、図14及び図15に示すように、実施形態1のコンセントC3をプレート100’を用いて左右に2個並べて施工することにより、2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置を実現したものである。ここで、本実施形態で用いるプレート100’はプレート枠110’と化粧プレート120’からなる。プレート枠110’は、図16及び図17に示すように2個分の器体1の前面を露出させるために左右方向の寸法を倍にした矩形状の開口窓111’を中央部に備えている。この開口窓111’の周縁には、器体1の係止爪23が係止される保持爪(図示せず)、上記保持爪23の撓む空間を確保するための溝(図示せず)が各2組ずつ設けられている。なお、器体1の取付構造は図6に示した従来のプレート200と同一であるから説明は省略する。
【0053】
ところで、上記プレート枠110’においては、開口窓111’の左右方向の寸法を倍にしたことに伴ってボックスねじ用孔132が器体1と干渉してしまうことを防ぐために、器体1のカバー20背面がプレート枠110’の横片112’の凹所底面よりも前方へ突出するように枠本体110aの厚み寸法も大きくしている。そして、ボックスねじ用孔132’が穿設された突片132a’が、プレート枠110’に器体1を取り付けた状態でボディ10の左右両側面略中央に形成されている凹部10a内に収まるようにしてある(図17参照)。すなわち、本実施形態を施工するには、先にボックスねじ210を用いてプレート枠110’を埋込ボックスに取り付けておき、プレート枠110’の開口窓111’にプレート枠110’の前方から後端部を挿入するようにして器体1を取り付ければ良く、器体1を取り付けた状態では図17に示すようにボディ10の左右両側面略中央に形成されている凹部10a内に突片132a’及びボックスねじ210が収まり、ボックスねじ210が器体1と干渉することがないものである。なお、プレート枠110’に合わせて化粧プレート120’の厚み寸法も大きくしてあることは言うまでもない。
【0054】
上述のように本実施形態のコンセント装置では、2つのコンセントC3を並列して配置することができるため、基本例1におけるプレート100を用いて2つのコンセントC3を施工する場合に比較して施工スペースが少なくて済むという利点がある。
【0055】
(基本例3)
本基本例は、図18及び図19に示すように、基本例2のコンセントC2をプレート100’を用いて左右に2個並べて施工することにより、2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置を実現したものである。ここで、本基本例で用いるプレート100’は実施形態2で説明したものと同じものである。
【0056】
上述のように本基本例のコンセント装置では、2つのコンセントC2を並列して配置することができるため、基本例1におけるプレート100を用いて2つのコンセントC2を施工する場合に比較して施工スペースが少なくて済むという利点がある。
【0057】
(実施形態3)
本実施形態におけるコンセントC4は、図20及び図21に示すように、実施形態1のコンセントC3の器体1を左右に2個並べて連結し一体としたような器体1’を備え、器体1’の前面には平面視略円形の2つの凹所24,24が設けられ、両凹所24,24がガイド溝29aを介して連通させてある。各凹所24,24の底面には実施形態1のコンセントC3と同じ構成の差込部50(一対の挿入口51及び接地極用の挿入口52)が設けられ、器体1’内部には各差込部50に挿入される栓刃を受ける刃受部材(図示せず)が収納される。なお、器体1’内部の構成は基本的に実施形態1のコンセントC3と共通であるから図示並びに説明は省略する。
【0058】
上記構成によれば、実施形態1のコンセントC3の器体1を2個左右に並べた場合よりも器体1’の長手方向の寸法を小さくすることができる。ここで、本実施形態で用いるプレート100”は、図22に示すように基本的に実施形態2で用いるプレート100’と共通の構成を有しているが、器体1’の長手方向の寸法に合わせて開口窓111”の長手方向の寸法が実施形態2で用いるプレート枠110’における開口窓111’の長手方向の寸法よりも若干小さくしてある。而して、本実施形態を施工するには実施形態2と同様に、先にボックスねじ210を用いてプレート枠110”を埋込ボックスに取り付けておき、プレート枠110”の開口窓111”にプレート枠110”の前方から後端部を挿入するようにして器体1’を取り付ければ良く、器体1’を取り付けた状態では図22に示すようにボディ10’の左右両側面略中央に形成されている凹部10a’内に突片132a”及びボックスねじが収まり、ボックスねじが器体1’と干渉することがないものである。
【0059】
なお、凹所24の内周縁同士が交わらないように2つの凹所24,24が設けてあるので、C型プラグP5のプラグ本体511を各凹所24,24に嵌合して2つのC型プラグP5を同時に使用することができる。
【0060】
(基本例4)
本基本例のコンセントC5は、図23及び図24に示すように、実施形態3の構成から接地極用の刃受部材60を省略し、カバー20’として接地極用の挿入口52を省略した形状のものを用いた例であって、接地極のない差込部50を2口備えるものである。この構成ではボディ10’は実施形態3に用いたものと同形状であって、カバー20’の形状を異ならせてある。つまり、刃受部材60を具備しない従来例と同様の接地部材40を用いる点及びカバー20’の形状が異なるのみであって、他の部材は実施形態3のものと同じものを用いることができるから、部品品種の増加を抑制しながら多品種展開が容易になるのである。
【0061】
(実施形態4)
本実施形態は、図25及び図26に示すように、実施形態1のコンセントC3と、器体220の前面にA型プラグP1,P2の栓刃が挿通される差込部221が設けられてなるコンセントCAとをプレート100を用いて左右に並べて施工することにより、種類の異なる2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置を実現したものである。
【0062】
コンセントCAは従来周知の構成を有し、カバー220bとボディ220aを結合してなる合成樹脂製の器体220の前面(カバー220bの前面)に一つのプラグに設けた一対の栓刃及び接地極用の栓刃を挿入することができる差込部221が1口分形成され、差込部221は器体220内に収納される図示しない刃受ばねのばね片に対向する部位にそれぞれ開口する2個の挿入口222,222と、挿入口222とは別に形状の異なる挿入口223とを備えている。各挿入口222は平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口222aと、ピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口222bとを連通させた形状に形成されている。つまり、平型栓刃挿入口222aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口222bが連通した形状になっている。また、器体220前端部の上下両側面には、コンセントC3における係止爪23及び位置決め用突部25と同じ機能を有する係止爪及び位置決め突部(何れも図示せず)が各2つずつ設けられている。なお、刃受ばねを含めた基本的な構造は従来周知であるから詳しい説明は省略する。
【0063】
一方、プレート100は基本例1におけるプレート100とほぼ共通の構成を有しており、共通する構成には同一の符号を付して説明を省略する。本実施形態におけるプレート枠110は、図27に示すように略正方形の開口窓111に隣接して略長方形の開口窓111aが枠本体110aに設けられ、開口窓111aの周縁には開口窓111と同様に器体220の係止爪が係止される保持爪(図示せず)、保持爪の撓む空間を確保するための溝(図示せず)が各2つずつ設けられ、各溝の両側に器体220の位置決め用突部を案内するガイド溝(図示せず)が設けられている。また、化粧プレート120には2つのコンセントC3,CAの器体1,220前面を露出させる開口窓121aが設けてある。
【0064】
上述のように構成されるプレート100を用いれば、2種類のコンセントC3,CAを左右に並べて施工面に配置することができるため、各コンセントC3,CAを別々に配置する場合に比較して施工スペースが少なくて済むとともにコンセント装置のバリエーション展開が容易になるものである。
【0065】
ところで、コンセントCAのカバー220bとしては、図28及び図29に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成のものを用いてもよく、ボディ220a及び刃受ばね等を共通に用いてカバー220bのみを交換すれば、平型栓刃挿入口222aのみを設けてA型プラグP1,P2だけが接続可能な接地極付きのコンセントCAを構成することができる。あるいは、コンセントCAのカバー220bとして、図30及び図31に示すように、各挿入口222が平型栓刃挿入口222aの長手方向の一端部の一側縁にピン型栓刃挿入口222bが連通した形状に形成された構成のものを用いてもよい。
【0066】
(基本例5)
本基本例は、図32及び図33に示すように、基本例2のコンセントC2と、実施形態4で説明したコンセントCAとをプレート100を用いて左右に並べて施工することにより、種類の異なる2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置を実現したものである。
【0067】
本基本例においても、2種類のコンセントC2,CAを左右に並べて施工面に配置することができるため、各コンセントC2,CAを別々に配置する場合に比較して施工スペースが少なくて済むとともにコンセント装置のバリエーション展開が容易になるものである。
【0068】
また、コンセントCAのカバー220bとしては、図34及び図35に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成のものを用いてもよく、ボディ220a及び刃受ばね等を共通に用いてカバー220bのみを交換すれば、平型栓刃挿入口222aのみを設けてA型プラグP1,P2だけが接続可能な接地極付きのコンセントCAを構成することができる。
【0069】
(基本例6)
本基本例は、図36及び図37に示すように、平型栓刃挿入口51aのみからなる挿入口51を備えたC型プラグP5用の従来のコンセントC0と、実施形態4で説明したコンセントCAとをプレート100を用いて左右に並べて施工することにより、種類の異なる2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置を実現したものである。
【0070】
本基本例においても、2種類のコンセントC0,CAを左右に並べて施工面に配置することができるため、各コンセントC0,CAを別々に配置する場合に比較して施工スペースが少なくて済むとともにコンセント装置のバリエーション展開が容易になるものである。
【0071】
また、コンセントCAのカバー220bとしては、図38及び図39に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成のものを用いてもよく、ボディ220a及び刃受ばね等を共通に用いてカバー220bのみを交換すれば、平型栓刃挿入口222aのみを設けてA型プラグP1,P2だけが接続可能な接地極付きのコンセントCAを構成することができる。
【0072】
(基本例7)
本基本例におけるコンセントC6は、図40に示すように、器体230前面にはコンセントC0と同様にC型プラグP5に対応した凹所24、接触片42並びに差込部50等と、コンセントCAと同様に平型栓刃挿入口222aとピン型栓刃挿入口222bとを連通させた形状の挿入口222並びに接地極用の挿入口223からなる差込部221とが左右に列設されており、2種類のコンセントC0,CAの器体を左右に並べて連結し一体としたような構成を有している。なお、器体230内部の構成は基本的に基本例6の2種類のコンセントC0,CAと共通であり、またプレート100は基本的に実施形態4で用いるものと共通であるから、それぞれ図示並びに説明は省略する。
【0073】
本基本例のコンセントC6は、2種類のコンセントC0,CAを一体にしたような構成を有するため、各コンセントC0,CAを別々に配置する場合に比較して施工スペースが少なくて済むとともにコンセント装置のバリエーション展開が容易になるだけでなく、個々のコンセントC0,CAを施工する場合に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。なお、本基本例ではコンセントC0とCAを一体化したものを例示したが、一体化するコンセントの種類はこれに限定する趣旨ではなく、上述した各基本例及び実施形態のコンセントC1,…の何れの組み合わせでも本基本例のように構成することは可能である。
【0074】
(基本例8)
本基本例のコンセントC1’は、図41〜図43に示すように、基本例1におけるコンセントC1とプレート100を一体に形成した構成を有している。すなわち、本基本例のコンセントC1’の器体300は、基本例1におけるコンセントC1の器体1と、プレート100を構成するプレート枠110及び化粧プレート120とを一体に形成した合成樹脂成型品からなる。ここで、説明を容易にするために、基本例1におけるコンセントC1及びプレート100と各々共通の構成を有する部分には同一の名称及び符号を付して詳細な説明を省略する。
【0075】
図41に示すように、器体300前面の中央部にはコンセントC1と共通の凹所24、接触片42、差込部50等が設けられ、器体300内部には同じくコンセントC1と共通の刃受部材32,60や接地部材40等が収納される。また、器体300前面の凹所24の左右両側には、器体300背面側に開口するボックスねじ用孔132と連通する長孔状の取付孔301が設けられている。つまり、本基本例のコンセントC1’を施工する場合、器体300前面から取付孔301及びボックスねじ用孔132に挿通したボックスねじにより埋込ボックスに取り付けることができる。なお、施工後に取付孔301を通して器体300の前方からボックスねじの頭部が見えると見栄えがよくないので、本基本例においては取付孔301の形状に合わせて長円形に形成された隠蓋302を器体300の前方より取付孔301に着脱自在に嵌着することで取付孔301を塞ぎ、ボックスねじの頭部が露出しないようにしている。
【0076】
而して、本基本例のコンセントC1’は基本例1におけるコンセントC1とプレート100を一体にしたような構成を有するため、コンセントC1とプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0077】
(基本例9)
本基本例のコンセントC2’は、図44及び図45に示すように、基本例2におけるコンセントC2とプレート100を一体に形成した構成を有するものであって、基本例8の構成から接地極用の刃受部材60を省略するとともに器体300前面の凹所24の底部から接地極用の挿入口52を省略した例であって、接地極のない差込部50を1口備えるものである。なお、その他の構成は基本例2及び基本例8と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0078】
而して、本基本例のコンセントC2’も基本例2におけるコンセントC2とプレート100を一体にしたような構成を有するため、基本例8と同様にコンセントC2とプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0079】
(実施形態5)
本実施形態のコンセントC3’は、図46及び図47に示すように、実施形態1におけるコンセントC3とプレート100を一体に形成した構成を有するものであって、基本例8の構成において各挿入口51を平型栓刃挿入口51aの長手方向の一端部の一側縁にピン型栓刃挿入口51bが連通した形状に形成されたものである。なお、その他の構成は実施形態1及び基本例8と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0080】
而して、本実施形態のコンセントC3’も実施形態1におけるコンセントC3とプレート100を一体にしたような構成を有するため、基本例8と同様にコンセントC3とプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0081】
(実施形態6)
本実施形態のコンセントC3”は、図48及び図49に示すように、実施形態1におけるコンセント3と従来例で説明したプレート200と略同一構成のプレートを一体に形成した構成を有している。すなわち、本実施形態のコンセントC3”の器体310は、実施形態1におけるコンセントC3の器体1と、プレートを構成するプレート枠及び化粧プレートとを一体に形成した合成樹脂成型品からなる。ここで、説明を容易にするために、実施形態1におけるコンセントC3及びプレート200と共通の構成を有する部分には各々同一の名称及び符号を付して詳細な説明を省略する。
【0082】
図48に示すように、器体310前面の中央部にはコンセントC3と共通の凹所24、接触片42、差込部50等が設けられ、器体310内部には同じくコンセントC3と共通の刃受部材32,60や接地部材40等が収納される。また、器体310前面の凹所24の左右両側には、図49に示すように器体310背面側に開口するボックスねじ用孔132と連通する長孔状の取付孔301が設けられている。ここで、ボックスねじ用孔132は略円弧状の長孔部132bと長孔部132bの端部に連通する略円形の丸孔部132cからなるだるま孔状に形成され、ボディ10の上下左右に4つ設けられている。つまり、国や地域によって埋込ボックスのボックスねじ用のねじ孔の位置や個数が異なるため、それら全てに対応可能としているものである。
【0083】
而して、本実施形態のコンセントC3”を施工する場合、予め埋込ボックスのねじ孔に螺着しておいたボックスねじを器体310の背面側から丸孔部132cに挿通し、ボックスねじを丸孔部132cから長孔部132bに沿って移動させるように器体310を所望の位置まで回転させ、器体310前面から取付孔301を通してドライバでボックスねじを締め込むことにより埋込ボックスに取り付けることができ、隠蓋302で取付孔301を塞いでボックスねじの頭部が隠される。
【0084】
但し、上述したように国や地域によって埋込ボックスのボックスねじ用のねじ孔の位置や個数が異なるため、図50に示すように凹所24の上下両側に取付孔301を設ける構成、あるいは図51に示すように凹所24の上下左右の合計4カ所に取付孔301を設ける構成としてもよい。
【0085】
(実施形態7)
本実施形態のコンセントC30は、図52及び図53に示すように、実施形態1における2個のコンセントC3と、実施形態2におけるプレート100’を一体に形成した構成を有している。すなわち、本実施形態のコンセントC30の器体320は、実施形態1における2個のコンセントC3の器体1と、プレート100’を構成するプレート枠110’及び化粧プレート120’とを一体に形成した合成樹脂成型品からなる。ここで、説明を容易にするために、実施形態1におけるコンセントC3及び実施形態2におけるプレート100’と各々共通の構成を有する部分には同一の名称及び符号を付して詳細な説明を省略する。
【0086】
図52に示すように、器体320前面にはコンセントC3と共通の凹所24、接触片42、差込部50等が左右に2組並べて設けられ、器体320内部には同じくコンセントC3と共通の刃受部材32,60や接地部材40等が2組収納される。また、器体320前面の各凹所24の左右外側には、器体320背面側に開口するボックスねじ用孔(図示せず)と連通する長孔状の取付孔321が設けられている。つまり、本実施形態のコンセントC30を施工する場合、器体320前面から取付孔321及びボックスねじ用孔に挿通したボックスねじにより埋込ボックスに取り付けることができ、取付孔321の形状に合わせて長円形に形成された隠蓋322で取付孔321を塞いでボックスねじの頭部が隠される。
【0087】
而して、本実施形態のコンセントC30は実施形態1における2個のコンセントC3とプレート100’を一体にしたような構成を有するため、2個のコンセントC3とプレート100’を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0088】
(基本例10)
本基本例のコンセントC2”は、図54及び図55に示すように、基本例2における2個のコンセントC2と実施形態2におけるプレート100’を一体に形成した構成を有するものであって、実施形態7の構成から接地極用の刃受部材60を省略するとともに器体320前面の各凹所24の底部から接地極用の挿入口52を省略した例であって、接地極のない差込部50を2口備えるものである。なお、その他の構成は基本例2、実施形態2並びに実施形態7と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0089】
而して、本基本例のコンセントC2”も基本例2における2個のコンセントC2と実施形態2におけるプレート100’を一体にしたような構成を有するため、実施形態7と同様に2個のコンセントC2とプレート100’を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0090】
(実施形態8)
本実施形態のコンセントC4’は、図56及び図57に示すように、実施形態3における2個のコンセントC4とプレート100”を一体に形成した構成を有するものであって、実施形態7の構成に対して2つの凹所24,24をガイド溝29aを介して連通させたものである。なお、その他の構成は実施形態3並びに実施形態7と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0091】
而して、本実施形態のコンセントC4’も実施形態3における2個のコンセントC4とプレート100”を一体にしたような構成を有するため、実施形態7と同様に2個のコンセントC4とプレート100”を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるとともに、実施形態7に比較して器体320の小型化が図れるという利点がある。
【0092】
(基本例11)
本基本例のコンセントC5’は、図58及び図59に示すように、基本例4における2個のコンセントC5とプレート100”を一体に形成した構成を有するものであって、実施形態8の構成から接地極用の刃受部材60を省略するとともに器体320前面の各凹所24の底部から接地極用の挿入口52を省略した例であって、接地極のない差込部50を2口備えるものである。なお、その他の構成は基本例4、実施形態7並びに実施形態8と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0093】
而して、本基本例のコンセントC5’も基本例4における2個のコンセントC5とプレート100”を一体にしたような構成を有するため、実施形態7と同様に2個のコンセントC5とプレート100”を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるとともに、基本例10に比較して器体320の小型化が図れるという利点がある。
【0094】
(実施形態9)
本実施形態のコンセントC7は、図60〜図62に示すように、実施形態4で説明した2種類のコンセントC3,CAとプレート100を一体に形成した構成を有している。すなわち、本実施形態のコンセントC7の器体330は、実施形態4における2種類のコンセントC3,CAの器体1,220と、プレート100を構成するプレート枠110及び化粧プレート120とを一体に形成した合成樹脂成型品からなる。ここで、説明を容易にするために、実施形態4における2種類のコンセントC3,CA及びプレート100と各々共通の構成を有する部分には同一の名称及び符号を付して詳細な説明を省略する。
【0095】
図60に示すように、器体330前面にはコンセントC3と共通の凹所24、接触片42、差込部50等、並びにコンセントCAと共通の差込部221が設けられ、器体330内部には同じくコンセントC3,CAと共通の刃受部材32,60や接地部材40等が収納される。また、器体330前面の長手方向両端部近傍には、器体330背面側に開口するボックスねじ用孔132と連通する長孔状の取付孔331が設けられている。つまり、本実施形態のコンセントC7を施工する場合、器体330前面から取付孔331及びボックスねじ用孔132に挿通したボックスねじにより埋込ボックスに取り付けることができ、取付孔331の形状に合わせて長円形に形成された隠蓋332で取付孔331を塞いでボックスねじの頭部が隠される。
【0096】
而して、本実施形態のコンセントC7は実施形態4における2種類のコンセントC3,CAとプレート100を一体にしたような構成を有するため、2種類のコンセントC3,CAとプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0097】
なお、器体330としては、図63及び図64に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成や、あるいは、図65及び図66に示すように、各挿入口222が平型栓刃挿入口222aの長手方向の一端部の一側縁にピン型栓刃挿入口222bが連通した形状に形成された構成としてもよい。
【0098】
(基本例12)
本基本例のコンセントC8は、図67及び図68に示すように、基本例5における2種類のコンセントC2,CAとプレート100を一体に形成した構成を有するものであって、実施形態9の構成から接地極用の刃受部材60を省略するとともに器体330前面の凹所24の底部から接地極用の挿入口52を省略した例であって、接地極のない差込部50と接地極付きの差込部221を1口ずつ備えるものである。なお、その他の構成は基本例5並びに実施形態9と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0099】
而して、本基本例のコンセントC8は基本例5における2種類のコンセントC2,CAとプレート100を一体にしたような構成を有するため、2種類のコンセントC2,CAとプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0100】
なお、器体330としては、図69及び図70に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成としてもよい。
【0101】
(基本例13)
本基本例のコンセントC9は、図71及び図72に示すように、基本例6における2種類のコンセントC0,CAとプレート100を一体に形成した構成を有するものであって、実施形態9の構成から接地極用の刃受部材60を省略するとともに器体330前面の凹所24の底部から接地極用の挿入口52を省略し且つ挿入口51としてピン型栓刃挿入口51bのみを設けた例であって、C型プラグP5のみに対応した差込部50と、A型プラグP1,P2に対応した接地極付きの差込部221を1口ずつ備えるものである。なお、その他の構成は基本例6並びに実施形態9と共通であるから図示並びに説明を省略する。
【0102】
而して、本基本例のコンセントC9は基本例6における2種類のコンセントC0,CAとプレート100を一体にしたような構成を有するため、2種類のコンセントC0,CAとプレート100を別体とする構成に比較して部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという利点がある。
【0103】
なお、器体330としては、図73及び図74に示すように、差込部221に平型栓刃挿入口222aのみを備える構成としてもよい。
【0104】
【発明の効果】
請求項1の発明は、施工面に固定される取付部材に保持されて設置される器体と、器体に設けた差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材と、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部とを備え、プラグの少なくとも一部が嵌合する凹所が器体の前面に設けられ、凹所の底面に差込部が設けられるとともに凹所の底面を除く部位でプラグが具備する接地極と接触導通する接地部材が器体内に収納され、差込部はプラグの栓刃が挿入される一対の栓刃挿入口と、プラグの接地極用の栓刃が挿入される接地極用の栓刃挿入口とを有し、一対の栓刃挿入口は平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン型の栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連通させるとともに、それぞれの平型栓刃挿入口の中心とピン型栓刃挿入口の中心とを結ぶ直線が互いに平行とならない形状に形成されることを特徴とし、従来のC型プラグ用のコンセントと同様にC型プラグの接地極と接触導通する接地部材と、A型プラグの接地極用を含む栓刃が挿入される栓刃挿入口及び各栓刃挿入口に挿入される栓刃を受ける刃受部材とが設けてあるため、C型プラグとA型プラグのように接触子の形状や接地極の配置等が異なる複数種のプラグを接続することが可能となるという効果がある。しかも、差込部が凹所の底面に設けられているから、差込部への異物等の誤挿入による感電事故の発生を防いで感電保護性能を向上させることができるという効果がある。また、凹所の底面に対して平型栓刃挿入口及び接地極用の栓刃挿入口の位置をずらし、接地極付きのA型プラグのように寸法の大きい外郭と接地部材とが干渉しないようにして接続を可能とするという効果がある。
【0105】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、器体が取付部材と別体に形成されることを特徴とし、取付部材を用いて他のコンセント等と一緒に施工面に施工することができるためにバリエーション展開が容易になるという効果がある。
【0106】
請求項3の発明は、請求項1の発明において、器体が取付部材の少なくとも一部と一体に形成されることを特徴とし、部品点数の削減や施工作業の簡素化が図れるという効果がある。
【0107】
請求項4の発明は、請求項1の発明において、2つの器体が少なくとも一部で連結されてなることを特徴とし、取付部材を用いて2個の器体を並べて施工した場合よりも器体の寸法を小さくして小型化を図ることができるという効果がある。
【0108】
請求項5の発明は、請求項1の発明において、プラグの栓刃が挿入される差込部が器体前面の凹所の隣に設けられ、この差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部が器体内に収納されることを特徴とし、取付部材を用いて2種類のコンセントの器体を並べて施工した場合よりも器体の寸法を小さくして小型化を図ることができるという効果がある。
【0109】
請求項6の発明は、請求項1記載のコンセントと、施工面に固定され2個の器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とし、2つのコンセントを並列して配置することができるため、取付部材を用いて2つのコンセントを施工する場合に比較して施工スペースが少なくて済む。
【0110】
請求項7の発明は、請求項1記載のコンセントと、請求項1記載のコンセントと異なる 構造のコンセントと、施工面に固定され2種類のコンセントの器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とし、種類の異なる2つのプラグを同時に接続することが可能なコンセント装置が実現できるとともに、コンセント装置としてのバリエーション展開が容易になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基本例1のコンセントをプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図2】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の斜視図である。
【図3】 同上のカバーを取り外した状態の正面図である。
【図4】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の右側断面図である。
【図5】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の背面図である。
【図6】 同上のコンセントを別のプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図7】 基本例2のコンセントをプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図8】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の斜視図である。
【図9】 実施形態1のコンセントをプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図10】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の斜視図である。
【図11】 同上のカバーを取り外した状態の正面図である。
【図12】 同上の説明図である。
【図13】 同上の説明図である。
【図14】 実施形態2のコンセントをプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図15】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の斜視図である。
【図16】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の背面図である。
【図17】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の下側断面図である。
【図18】 基本例3のコンセントをプレートに取り付けた状態の正面図である。
【図19】 同上のコンセントをプレートに取り付けた状態の斜視図である。
【図20】 実施形態3の正面図である。
【図21】 同上の斜視図である。
【図22】 同上の背面図である。
【図23】 基本例4の正面図である。
【図24】 同上の斜視図である。
【図25】 実施形態4の正面図である。
【図26】 同上の斜視図である。
【図27】 同上の背面図である。
【図28】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図29】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図30】 同上のさらに他の構成を示す正面図である。
【図31】 同上のさらに他の構成を示す斜視図である。
【図32】 基本例5の正面図である。
【図33】 同上の斜視図である。
【図34】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図35】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図36】 基本例6の正面図である。
【図37】 同上の斜視図である。
【図38】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図39】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図40】 基本例7の正面図である。
【図41】 基本例8の正面図である。
【図42】 同上の斜視図である。
【図43】 同上の背面図である。
【図44】 基本例9の正面図である。
【図45】 同上の斜視図である。
【図46】 実施形態5の正面図である。
【図47】 同上の斜視図である。
【図48】 実施形態6の正面図である。
【図49】 同上の背面図である。
【図50】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図51】 同上のさらに他の構成を示す正面図である。
【図52】 実施形態7の正面図である。
【図53】 同上の斜視図である。
【図54】 基本例10の正面図である。
【図55】 同上の斜視図である。
【図56】 実施形態8の正面図である。
【図57】 同上の斜視図である。
【図58】 基本例11の正面図である。
【図59】 同上の斜視図である。
【図60】 実施形態9の正面図である。
【図61】 同上の斜視図である。
【図62】 同上の背面図である。
【図63】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図64】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図65】 同上のさらに他の構成を示す正面図である。
【図66】 同上のさらに他の構成を示す斜視図である。
【図67】 基本例12の正面図である。
【図68】 同上の斜視図である。
【図69】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図70】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図71】 基本例13の正面図である。
【図72】 同上の斜視図である。
【図73】 同上の他の構成を示す正面図である。
【図74】 同上の他の構成を示す斜視図である。
【図75】 従来のコンセントの一例を示す分解斜視図である。
【図76】 接地極なしのA型プラグを示す斜視図である。
【図77】 接地極付きのA型プラグを示す斜視図である。
【図78】 定格2.5AのCEEプラグを示す斜視図である。
【図79】 定格16AのCEEプラグを示す斜視図である。
【図80】 C型プラグを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は側面半断面図である。
【図81】 従来のC型プラグ用のコンセントを示す分解斜視図である。
【図82】 同上の背面側から見た分解斜視図である。
【図83】 同上の斜視図である。
【図84】 同上を示し、(a)は正面図、(b)は下側面図、(c)は右側面図である。
【図85】 同上とプレート枠及び化粧プレートの前面側から見た分解斜視図である。
【図86】 同上とプレート枠及び化粧プレートの背面側から見た分解斜視図である。
【図87】 同上のプレート枠に取り付けた状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
1 器体
10 ボディ
20 カバー
24 凹所
42 接触片
50 差込部
51 挿入口
51a 平型栓刃挿入口
51b ピン型栓刃挿入口
52 挿入口
Claims (7)
- 施工面に固定される取付部材に保持されて設置される器体と、器体に設けた差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材と、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部とを備え、プラグの少なくとも一部が嵌合する凹所が器体の前面に設けられ、凹所の底面に差込部が設けられるとともに凹所の底面を除く部位でプラグが具備する接地極と接触導通する接地部材が器体内に収納され、差込部はプラグの栓刃が挿入される一対の栓刃挿入口と、プラグの接地極用の栓刃が挿入される接地極用の栓刃挿入口とを有し、一対の栓刃挿入口は平板状の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口とピン型の栓刃が挿入されるピン型栓刃挿入口とを連通させるとともに、それぞれの平型栓刃挿入口の中心とピン型栓刃挿入口の中心とを結ぶ直線が互いに平行とならない形状に形成されることを特徴とするコンセント。
- 器体が取付部材と別体に形成されることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
- 器体が取付部材の少なくとも一部と一体に形成されることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
- 2つの器体が少なくとも一部で連結されてなることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
- プラグの栓刃が挿入される差込部が器体前面の凹所の隣に設けられ、この差込部に挿入されたプラグの栓刃を受ける刃受部材、刃受部材に電気的に接続され器体に設けた電線挿入口に挿入された電線を保持して電線を刃受部材と電気的に接続する端子部が器体内に収納されることを特徴とする請求項1記載のコンセント。
- 請求項1記載のコンセントと、施工面に固定され2個の器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とするコンセント装置。
- 請求項1記載のコンセントと、請求項1記載のコンセントと異なる構造のコンセントと、施工面に固定され2種類のコンセントの器体を並べて保持する取付部材とを備えたことを特徴とするコンセント装置。
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