JP2003161970A - 磁気ディスプレー - Google Patents
磁気ディスプレーInfo
- Publication number
- JP2003161970A JP2003161970A JP2001360814A JP2001360814A JP2003161970A JP 2003161970 A JP2003161970 A JP 2003161970A JP 2001360814 A JP2001360814 A JP 2001360814A JP 2001360814 A JP2001360814 A JP 2001360814A JP 2003161970 A JP2003161970 A JP 2003161970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- fine powder
- light
- display
- microcapsule
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G09—EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
- G09F—DISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
- G09F9/00—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
- G09F9/30—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
- G09F9/37—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements
- G09F9/375—Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being movable elements the position of the elements being controlled by the application of a magnetic field
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B43—WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
- B43L—ARTICLES FOR WRITING OR DRAWING UPON; WRITING OR DRAWING AIDS; ACCESSORIES FOR WRITING OR DRAWING
- B43L1/00—Repeatedly-usable boards or tablets for writing or drawing
- B43L1/008—Repeatedly-usable boards or tablets for writing or drawing with magnetic action
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/09—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect
- G02F1/094—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on magneto-optical elements, e.g. exhibiting Faraday effect based on magnetophoretic effect
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
磁性粒子の固有の黒色カラーに着色材などを一切使わず
に他の多彩なカラーに転化することにより、ディスプレ
ー面に形成される像のカラー化を可能にし、且つ干渉カ
ラーの角度依存性を解消し見る角度によるカラー変化を
なくした磁気ディスプレーを提供する。 【解決手段】 一枚が透明な二枚の非磁性体基板間2,
3に油状分散液4中に分散した光吸収性黒色磁性体微粉
5と光反射性非磁性体微粉6を封入したマイクロカプセ
ル層7Aを塗設した磁気ディスプレーにあって、光吸収
性黒色磁性体微粉5と光反射性非磁性体微粉6の油状分
散液4を封入するマイクロカプセル7の壁膜8中に、デ
ィスプレー面1に文字や像として示す光吸収性黒色磁性
体微粉5固有の黒色カラーを干渉色に転化する多重層構
造を形成する板状粒子9をマイクロカプセル7の球面全
域に壁膜8と平行配向するように配列した配列層9Aを
埋設した。
Description
と非磁性体の二成分を分散液中で泳動させるか、または
磁性フレークの一成分を配向転換させることによって像
を形成する磁気ディスプレーであって、ディスプレー面
に形成される像のカラー化を可能にした磁気ディスプレ
ーに関する。
を像形成法によって分けるとつぎの二つに分類できる。 (1)磁性粒子と非磁性粒子の二成分を液中に分散して
外部磁場を印加することによって両成分の位置をディス
プレーの表面側または裏面側に移動させて文字または像
を形成する。この場合は、磁性粒子には光吸収性の優れ
た(即ち、可視光波長の全域を吸収する)黒色酸化鉄微
粉またはその造粒粒子などを用い、非磁性粒子には光反
射性の優れた(即ち、屈折率が高く、入射光を強く散乱
反射する)二酸化チタンなどの白色顔料を用いて、両者
固有の黒色と白色を利用したカラーコントラストによ
る、所謂「磁気泳動」タイプの磁気ディスプレー、
(2)形状異方性を具えた磁性フレークのみを液中に分
散懸濁して、外部より水平または垂直方向の磁場を印加
することによって、液中の磁性フレークの配向を水平か
ら垂直に、また垂直から水平に転換し、水平配向時の入
射光の磁性体フレークの表面における反射と、垂直配向
時の入射光の透過を利用したカラーコントラストによ
る、所謂「磁性配向」タイプの磁気ディスプレー、の二
種である。
を液中に分散し、その分散液中において、磁性粒子の磁
気泳動または磁性フレークの磁性配向転換を可能にさせ
るため、およびその分散液がディスプレー面に偏在する
ことなく均一に分布された状態でディスプレー面に維持
するための合理的な密封容器を必要とする。さらに像形
成素子をディスプレー面に展開・維持するための方法の
違いにより数種の磁気ディスプレーがある。従来これら
の磁気ディスプレーで形成される像は、像形成素子の磁
性体に黒色酸化鉄を用いていることから、例外なく黒色
カラーに限定されていた。ところが近時、形成する像の
カラー化が要求されるようになり、既に数件の特許が出
願されており、本発明もその一つである。本来なら、本
発明と先行技術との対比は、磁気ディスプレーにおける
カラー化機構のみに限定すべきであるが、そのカラー化
の方法の正確な対比・評価には前述した磁気ディスプレ
ーの像形成法、像形成素子と分散液、さらにその分散液
を収容する微小容器などの特徴についての理解が不可欠
であるので、カラー化機構の対比を行う前に各ディスプ
レーの特徴を以下に説明する。
が用いている密封容器は、図7に示すように、少なくと
も一枚が透明な二枚の非磁性体基板20,21間をハニ
カムセルの隔壁によって区分された多数のハニカムセル
22が用いられ、この各ハニカムセル22中に前記分散
液が充填されている。この場合の容器であるハニカムセ
ル22は分散液を密封する目的と、ディスプレー面23
の各部において像を形成するための黒色磁性体粒子24
と光反射性非磁性体微粉25の二成分を、ディスプレー
面23の一部に偏在することなく全面に均等に分布させ
る機能を有している。また、このハニカムセル22のサ
イズに適した黒色磁性体粒子24のサイズが選択されて
おり、またその黒色磁性体粒子24のサイズ、比重に適
した分散媒の粘度やチクソ性が設計されている。すなわ
ち、外部磁場を加えたときにディスプレー表面側に移動
して像形成した黒色磁性体粒子24(図7のD部)が像
形成後急激に沈降しない適度な液体粘度とチクソ性を、
また、像形成や消去のために外部磁場を加えられたとき
には、上記のような粘度を具えた液体中であるにも拘わ
らず、充分に早いスピードで移動できる程度のサイズに
造粒された黒色磁性体粒子24が用いられている。
特徴を有する在来型に対して、図8に示すように、改良
型は上記のハニカムセル22とは比較にならない程に微
小な分散液の収容容器としてマイクロカプセル26が用
いられており、少なくとも一枚が透明である二枚の非磁
性体基板27,28間にマイクロカプセル層26Aが塗
設されている。単純に、双方の容器のサイズを体積で比
較すると、ハニカムセル22の6.99mm3に対し
て、マイクロカプセル26の場合は0.014mm
3で、後者の体積は約1/499にすぎない微小な容器
であり、その結果使用する磁性粒子の粒径は約1/17
0の微小粒子(微粉)で充分機能することとなり、その
粒子サイズに適した比較的低粘度の分散媒中で安定した
像形成が可能となる。
プレー素子(黒色磁性体微粉29と光反射性非磁性体微
粉30)が分散されている分散液を収容する密封容器に
マイクロカプセル26を用いたことは、密封容器のサイ
ズが上述したように微小化される結果、単に省資源化に
著しい効果が得られるだけではなく、分散液の収容容器
として、在来型の硬質な二枚の基板20,21間に機械
的に隔壁を設けてハニカムセル22を設けて、そのなか
に分散液を収容する方式と比較して液体の密封性が著し
く優れている。たとえば、在来型の磁気ディスプレーは
二枚の硬質なプラスチック基板の間にハニカム状の隔壁
を接着する硬質のパネル構造であるため、そのパネルに
僅かな歪みが生じるような力を加えると隔壁の接着部が
剥離する可能性があり、その場合は分散液の液漏れ、あ
るいは隣接するハニカムセル22に移動するようなこと
が起こるが、改良型においてはこのようなリスクは起り
得ない。
を収容するための優れた機能(微小化と高い密封性)に
よって、ディスプレー基板をソフトで可撓性が優れたエ
ンドレスロールにして、二本の回転軸間に装着して電動
によって文字や像形成用の磁気ヘッド、および消去用磁
気ヘッドの間を回転する構造として、パソコンあるいは
ファクシミリのメッセージディスプレーとして利用でき
ることである。
セル26によって著しく微小化されたことから、機能の
うえでつぎのような利点が生じる。すなわち、磁気ペン
などの書き込み磁場の印加に対応して、マイクロカプセ
ル26内でディスプレー表面側に移動してディスプレー
の表面に書き込まれた文字や像をつくる黒色磁性体微粉
29は(図8のB部)、像形成後黒色磁性体微粉29と
光反射性非磁性体微粉30との位置を維持した侭、すな
わち上部に黒色磁性体微粉29、その下に光反射性非磁
性体微粉30が位置する状態の侭でマイクロカプセル2
6の底部に沈降・沈下して安定状態を保つ(図8のC
部)。このように安定沈下した状態の黒色磁性体微粉2
9によって形成される文字や像は、透明な基板27、透
明なマイクロカプセル壁膜、透明な分散媒(上澄部分)
31を透過して、ディスプレー表面に表示される。この
状態は、裏面側から消去用の磁場が加えられるまで維持
される。(図8のA部はディスプレーが消去されている
状態を示している。)図9(A)は、図8のA部の部分
におけるマイクロカプセル26の拡大図であり、ディス
プレーの裏面側から消去磁場を加えると黒色磁性体微粉
29がマイクロカプセル26の底部に吸引され、底部に
あった光反射性非磁性体微粉30と位置が転換する。転
換時に光反射性非磁性体微粉30が分散液中の上部で懸
濁するが、そのまま静置するとやがて沈降して底部の黒
色磁性体微粉29の凝集層の上に、図9(C)に示すよ
うに沈下安定する。
マイクロカプセル26の拡大図であり、ディスプレー表
面から書き込み磁場を加えると黒色磁性体微粉29は表
面側に吸引され、表面側にあった光反射性非磁性体微粉
30と位置が転換する。転換時に光反射性非磁性体微粉
30は懸濁状態を示す。
マイクロカプセル26の拡大図であり、図9(B)の状
態から、書き込み磁場を除去されたあと、黒色磁性体微
粉29と光反射性非磁性体微粉30はマイクロカプセル
26内での沈降距離が短いので、そのままの位置で沈降
し、マイクロカプセル26の底部に、凝集した黒色磁性
体微粉29を上に、凝集した光反射性非磁性体微粉30
を下にした位置を維持して安定する。
ールに仕上げて回転ロール型のディスプレーとして利用
する場合には、ディスプレー面を垂直にして利用するこ
とが一般的であるが、この場合には、文字や像を形成し
た黒色磁性体微粉はディスプレーの表面側に、光反射性
非磁性体微粉は、裏面側に凝集した状態で安定する。
は、一旦ディスプレー表面に形成された文字や像は時間
が経過しても消失することなく、消去用の磁場が加えら
れるまで完全に安定した表示が維持されるのに対して、
図7に示されるような在来型のハニカムセル22内に分
散液を収容する場合は、そのハニカムセル22のサイズ
が大きいため、またそれに応じて造粒した比較的大きな
サイズの磁性粒子24を用いるため、書き込み磁場によ
ってディスプレー表面側に引きつけて文字や像をつくっ
た黒色磁性粒子24は時間の経過とともに沈降して、深
さの深いハニカムセル22の底部に沈下してしまう結
果、ディスプレーの表面側から見えなくなり、文字や像
が消失してしまう可能性がある。その対策として分散媒
の粘度を濃厚化するため比較的多量の沈降防止剤を加
え、沈降スピードの緩和を図らざるを得ない構成とな
る。改良型磁気ディスプレーが在来型と比較して、上記
のように著しい省資源効果が得られることと、磁気によ
って形成した像の安定性が著しく優れていることは、分
散液を収容する微小容器としてマイクロカプセル26を
用いたことに因る効果である。
に示すように、透明な非磁性体シート32に、油状液体
中に分散した形状異方性を有する微細な磁性フレーク3
3を封入したマイクロカプセル層34Aおよびマイクロ
カプセル34の黒色保護膜35を順に塗設してディスプ
レーとし、そのディスプレー面36に対して水平方向の
磁場を印加してマイクロカプセル34内の磁性フレーク
33を水平配向させて入射光が反射される状態にして、
ついでディスプレー面に対して垂直方向の磁場を部分的
に印加して入射光が透過される状態にすることによっ
て、生じる入射光の反射と透過のカラーコントラストを
利用して像を形成する、所謂磁性配向タイプの磁気ディ
スプレーである。
プセルに封入する分散液には像形成用の磁性フレーク3
3として数ミクロンから数十ミクロンの形状異方性を有
する微小扁平フレークを用いているので、その分散液の
収容容器には(1)の改良型のマイクロカプセルよりさ
らに微小サイズのマイクロカプセルが用いられている。
分(図10のB部)にあるマイクロカプセル34の拡大
図、図11(B)は、水平磁場を印加された部分(図1
0のA部)にあるマイクロカプセル34の拡大図であ
る。同図に示すように、入射光がマイクロカプセル34
内の垂直に配向している磁性フレーク33の垂直面に順
次反射しながら図のように透過光として底部の黒色保護
膜35に達する。この部分が、ディスプレーの表面から
みた場合、黒色の像形成部分となり、周囲の磁性フレー
ク33が水平に配向している部分、すなわち水平配向面
における反射との間にコントラストが生じるのである。
性非磁性体微粉である二酸化チタンなどの白色顔料は入
射光を散乱することによって生じる白地背景として、黒
色酸化鉄微粉などの磁性粒子固有の黒色によって文字や
像を形成することを特徴としており、その磁性粒子は外
部より印加する書き込み磁場によって表面側に移動して
黒色像をつくり、逆に光反射性非磁性体微粉は、非磁性
体であるので外部磁場を印加されても磁気誘導が生じる
ことなく、磁性粒子が移動した方向の反対側、すなわち
ディスプレーの裏面側に受動的に移動する原理が作用す
る磁気ディスプレーである。しかし、像形成の素子に黒
色の磁性粒子と、白色である光反射性非磁性体微粉を用
いていることは、形成される像は基本的には白地の背景
に黒色の像を形成する、所謂モノクローム型の磁気ディ
スプレーである。
ラー化の試みは、といっても像形成部がカラー化される
のではなく、その背景部のカラー化に限定されてはいる
が、(1)型の磁気ディスプレー開発の初期から実施さ
れていた。そのカラー化の方法は、黒色酸化鉄微粉であ
る磁性粒子と二酸化チタンである光反射性非磁性体微粉
を分散する分散液中に色材を加えることであった。この
方法は特開昭50−160046に開示されている上記
(2)型の磁気ディスプレーに利用した方法を(1)型
の磁気ディスプレーに転用したものである。
る磁気ディスプレーは、形状異方性を有する磁性フレー
クを分散した液体をマイクロカプセルに封入してシート
状に塗布した磁気応答型シャッター ディスプレーのカ
ラー化であり、そのカラー化には、色材を添加する部位
別に、(イ)マイクロカプセルの壁膜中、(ロ)マイク
ロカプセル中の分散液中、(ハ)マイクロカプセル塗布
層中の、3つの選択肢があることを開示している。その
カラー化はマイクロカプセル内の磁性フレークの透明な
分散液を色材(通常の染料または顔料)で着色すること
によって、マイクロカプセルに入る入射光が磁性フレー
クの光沢仕上げ扁平面に反射する反射光が着色分散液を
通過することによって着色カラーとして見える、また逆
に磁性フレークが垂直配向しているときは、入射光が複
数の磁性フレークの垂直配向面を順次反射しながら、裏
面側に透過することによって暗色として見えるという、
着色カラーと暗色カラーのコントラストによって像を形
成する原理が用いられている。従って、仮にこの色材添
加によるカラー化の原理を、光吸収性黒色酸化鉄微粉と
光反射性非磁性体微粉の二成分を像形成素子として用い
る上記(1)型の磁気ディスプレーに応用し、色材が
(イ)マイクロカプセルの壁膜、(ロ)マイクロカプセ
ル内の分散液、または(ハ)マイクロカプセルの塗布層
に加えられたとしても、それによってマイクロカプセル
の壁膜や、分散液あるいは塗布層がその色材によって不
透明化するものではなく(不透明化してしまうとマイク
ロカプセル中にある黒色磁性体微粉が像を形成してもそ
の像はディスプレー面では見えなくなってしまう)、半
透明な着色壁膜であり、半透明な着色分散液であるの
で、現実にはマイクロカプセル内の光反射性非磁性体微
粉固有の白色が半透明な色材層を透して着色して見える
だけであり、本来固有の強い黒色を有している光吸収性
磁性体微粉によって形成される文字や像には、半透明の
色材の効果が及ばず、本来の黒色カラーを呈するのであ
る。
徴を再度箇条書にして整理する。 ○在来型 ・基板は硬質の二枚のパネル間に一辺数ミリ、深さ1.
5ミリのハニカム型セルを多数設ける。 ・像形成は、白色に着色した分散液中に分散した黒色酸
化鉄粉を樹脂で造粒した磁性粒子に外部磁場を印加し
て、ハニカムセルの底部より上部に磁気吸引して文字・
像を形成。
のサイズも50〜150μm程度を要する (3)磁性粒子のサイズが大きいことから分散液は比較
的高粘度・高チクソ性 (4)解像度粗。
枚の間にマイクロカプセルに封入された像形成素子の分
散液を塗設。 ・像形成は分散液中に分散した黒色酸化鉄微粉原体と二
酸化チタンなどの白色顔料の微粉の二成分に外部磁場を
印加して、マイクロカプセルの底部から黒色酸化鉄微粉
を上部に吸引移動し、白色顔料微粉を相対的に底部に移
動させて文字・像を形成。 ・構成上の特徴 (1)マイクロカプセルのサイズは300μm前後 (2)磁性体微粉、白色顔料、いずれもサブミクロンの
微小サイズ (3)分散される素子が超微小であることから分散液は
低粘度・低チクソ性 (4)解像度密 (5)形成後の像の安定度に優れる。
プセルに封入された像形成素子の分散液を塗設。
レークに水平または垂直磁場を印加して、マイクロカプ
セル中で扁平磁性フレークの配向を水平から垂直に、垂
直から水平に転換することによって生じる反射と透過光
のコントラストによって文字・像を形成。
ニッケルのように表面に金属光沢面を示すもの、サイズ
は10〜20μm (3)分散液は低粘度・チクソ性 (4)解像度密 (5)像安定度に優れる。
レーに対して、つぎのようなディスプレーのカラー化が
試みられている。 <着色造粒磁性粒子を利用した在来型におけるディスプ
レーのカラー化の先行技術>磁性体微粉に着色樹脂を混
練して造粒した磁性粒子を白色に着色した分散液に分散
し、外部磁場を印加してハニカムセルの底部より上部に
磁気吸引して着色された造粒粒子によりカラー化される
像を形成する方法(特開2000−221922および
特開2000−221923)および、同じく、着色造
粒磁性粒子を利用する方法ではあるが、その造粒法は転
動流動法によって磁性原料粉にバインダーをスプレーし
ながら造粒し、乾燥固化して核となる磁性粒子をつく
り、その核をさらに同装置によって転動流動させなが
ら、有色顔料と合成樹脂よりなるコーティング剤をスプ
レーし、乾燥固化する着色造粒法を用いる方法(特開2
000−231348)の、二つの先行技術がある。
ー化には比較的古い時期に通常の色材を加えるカラーデ
ィスプレーが試みられている。
分散した分散液をマイクロカプセルに封入してソフトで
可撓性のある基板上に塗布されるディスプレーであり、
カラー化は、(イ)像形成素子である扁平磁性フレーク
を分散する分散液、(ロ)その分散液を封入するマイク
ロカプセルの壁膜、あるいは (ハ)マイクロカプセル
を基板上に塗布する塗布層のいずれかの部位に通常の色
材を添加して、ディスプレー面にカラー化されたコント
ラストを生ぜしめるものである。この方法によるカラー
化の効果については既に説明したように、像形成部以外
の背景部のカラー化に止まっている。
いる磁気ディスプレーのカラー化の試みについて説明し
たが、そのいずれの試みにも、つぎのような問題点があ
る。在来の黒色磁性粒子に代えて着色磁性粒子を用いる
試みのうち、黒色磁性体微粉に樹脂と着色材、あるいは
着色樹脂を混合溶融して着色磁性粒子を得るとする、特
開2000−221922と特開2000−22192
3の磁性粒子は、着色樹脂を混入した重量割合に相当し
て、各磁性粒子の飽和磁化が低下する。これら二つの公
報の記載には、利用する磁性材料は、黒色マグネタイ
ト、二酸化クロムなどの磁性粉が例示されている。(特
開2000−221812、11欄14〜16行目)ま
た、この磁性材料に添加混合する樹脂・着色材の割合は
10〜40%であるとしている(同公報12欄、4〜7
行目)。
ことが困難な理由は二つある。まず着色する前の磁性体
材料が強い固有の黒色を有している黒色マグネタイトあ
るいは二酸化クロムであること。つぎに、着色法は黒色
の磁性体材料の粉末と、着色用顔料を混然と混合して、
結着剤としての樹脂で硬化する方法であるため、着色用
の顔料は磁性体粉末全体の体積中に稀薄に分散されてし
まい、造粒粒子の表面に集中的に分散されないので、カ
ラーマスキング(被覆)効果は極めて乏しい。磁気ディ
スプレーの既往の特許で、黒色酸化鉄粉を樹脂で硬化し
て黒色の造粒粒子をつくる実施例の記載によると、この
粒子を結着造粒するのに要する樹脂の固体換算量は20
%(特開昭53−127032)から、少くても10%
(特公昭62−53359)である。既往の特許の用法
では、造粒後の磁性粒子は黒色の侭でよいので、添加さ
れた樹脂はすべて結着剤として用いられたものである。
この既往の特許の造粒法から、特開2000−2219
22の着色造粒粒子をつくるための結着剤としての樹脂
の所要量は、最低10%であろうと合理的に推定でき
る。残りの90%は本来固有の黒色である磁性材料であ
る黒色マグネタイトと着色用の顔料で構成されなければ
ならない。しかも、両者のうちの一方が強い黒色を示す
磁性材料であるので、その黒色を打ち消すために混合す
べき着色用の顔料は黒色材料の量より遙るかに多い量比
で混合しなければならないことは容易に想像できよう。
7:3にしてカラー化の効果が得られたとすると、カラ
ー化された造粒粒子の組成比は、つぎのようになる。 磁性材料 27% 着色用顔料 63% 結着用樹脂 10% すなわち、着色造粒粒子の着色効果は上記の組成で達成
できるかも知れないが、その飽和磁化は着色顔料と結着
用樹脂が添加される結果、本来磁性体材料がもっている
80emu/gの27%に相当する21.6emu/g
に低下してしまい、磁性粒子としての磁気特性は極端に
劣化することから通常粘度の分散液中では如何に強い磁
場を外部から加えても、分散液中で泳動できない磁性粒
子となってしまう。分散液の粘度とチクソ性を下方に調
整して21.6emu/gの飽和磁化しかない磁性粒子
を泳動可能にすることは理論的には成り立つ。しかし、
この場合は造粒粒子の比重は樹脂添加によって幾らか低
くなってはいるが、造粒粒子径が75〜150μmの大
粒径(公報第5欄、15〜16行目)であることから、
低粘度、低チクソ性に調整した分散液中で、像形成され
た着色磁性粒子は急速にハニカムセルの底部に沈降して
しまう結果、形成された像は瞬時に消失してしまうであ
ろう。
黒色マグネタイトや二酸化クロムの微粉末にカラー顔料
を混合して樹脂で結着造粒するものに対して、特開20
00−231348に記載されている着色造粒法は、転
動流動造粒装置(公報図2参照)の下から吹き上げる流
体中に磁性体の微粉末を浮遊懸濁させながら、結合剤を
噴霧して凝集体をつくり、その凝集体に転動運動を加え
ると凝集体は次第に締めつけられて粒子間の空隙が減少
して、凝集体が成長しながら、磁性体の凝集体である核
を生成して、その核の周囲にカラー材となる顔料を結着
剤に分散して噴霧することによって、最終的にカラー顔
料層によって被覆された磁性体の着色造粒粒子が得られ
ると記載されている。
色造粒粒子の組成について、この公報にはつぎの記載が
ある。 (1)核を生成するために用いる磁性体は黒色マグネタ
イト、γ−ヘマタイト、二酸化クロム(公報2頁、2欄
12〜13行目) (2)コーディング剤のコーティング量は着色後の粒子
の10〜35wt%(公報3頁、3欄17行目) すなわち、この場合の核となる磁性体の結合剤を含む重
量は90〜65% (3)コーディング剤の、カラー顔料と合成樹脂の重量
割合は9:1〜5:5とするのがよい(公報3頁、3欄
21〜22行目) (4)オーバーコート剤は10wt% この記載事項(1)〜(4)より、つぎの最終着色粒子
の組成と、その組成におけるコーティング剤に含む顔料
の量が核となる磁性体に対する割合、さらには磁性体核
の含有量から計算される飽和磁化などが次表に示すよう
に抽出できる。
算された核を形成する磁性体に黒色マグネタイトを用い
たときの飽和磁化は40〜58emu/gで、この公報
の請求項1の(ロ)に相当する。この飽和磁化の上限値
58emu/gは、在来型(ハニカムセル型)の磁気デ
ィスプレーが現在使用している黒色の造粒磁性粒子の飽
和磁化よりやや低い範囲であり、磁気特性のうえでは実
用範囲にある。ところが、この表が示すように、飽和磁
化58emu/gの確保に必要とする核となる磁性体の
量は72%となり、そのため、核の周囲の被覆のために
必要とするコーディング剤は10%まで、またそのコー
ディング剤に含有する顔料は5〜9%までそれぞれ削減
しなければならない。コーティング剤が僅か10%程度
の被覆は、着色後の粒子径から推定すると、極度に薄い
カラー被覆となり、強い黒色の核となる磁性体の被覆に
は不十分であり黒色が透けて見えるであろうことは容易
に推定できる。
確保するのに要するコーティング剤の最大値は35%と
なるが、そのために核となる磁性体の量は50%に削減
され、その結果飽和磁化も40emu/gに低下するこ
とになり、着色造粒粒子の磁気特性は劣化してしまい、
外部よりの磁場印加に対して所望される磁気誘導効果が
得られない。表の右端に、公報記載の上限・下限の中間
値を出してみたが、この場合も着色造粒粒子のカラー化
効果は確保できるにしても、磁気誘導効果は不充分であ
ろう。この方法による磁性粒子の着色は、良好な着色効
果が得られる着色被覆量と、良好な飽和磁化が得られる
磁性体量は二律背反の関係にあり、一方を良好にすると
他方は不充分となってしまうことになり問題の解決にな
らない。
るステンレス鋼を成分とするフェライトを用いた場合
は、その磁性体の表面カラーは黒色ではなく金属色を示
すことによって、カラー被覆のためのコーティング剤の
削減が可能となり、またそのFeの成分組成によって、
表の最下端に示す高い飽和磁化が得られる。しかし、こ
の種のフェライトは、黒色マグネタイトのコストに比し
数倍の高コストとなり、その経済的な実用性は得られな
いであろう。
−160046によるカラー化はマイクロカプセルの壁
膜、分散液、塗布層のいずれかを通常の染料、または顔
料で着色し、マイクロカプセル内の磁性フレークが水平
方向に配向したときにその配向からの反射光が上記いず
れかの部位の着色層を透過してディスプレー面に着色カ
ラーを示すもので、逆に文字や像の形成時に垂直配向す
る磁性フレークの垂直面は入射光をディスプレー面に反
射せずに裏面側に透過吸収されてしまい、ディスプレー
面に暗色の文字や像を示す。すなわち、このカラー化効
果は文字や像には及ばず、その背景部分(水平配向部
分)をカラー化する発明である。
221913が開示するカラー化は、在来型(ハニカム
セル型)の磁気ディスプレーに用いる磁性粒子である黒
色マグネタイトなどの黒色酸化鉄粉に各種の着色顔料を
混合して合成樹脂で結合・硬化して行うとしているが、
この方法によるカラー化は既に述べたように物理的に困
難である。また特開2000−231348は、造粒し
た黒色マグネタイトなどの磁性体粒子を核とし、その核
の周囲に着色コーティング層と樹脂による保護層を設け
る着色造粒粒子を用いるディスプレーであるが、着色コ
ーティング層が厚くなければ黒色磁性粒子のカラーマス
キングにならないことから、実施の可能性が乏しい。
磁性粒子を一切用いないでディスプレーのカラー化につ
いて研究し、完成させて本願に先立ち特許出願した(特
願2001−177128)。
のカラー化は、図12に示すように、像形成素子の分散
液を封入したマイクロカプセル36を塗設する二枚の基
板37,38のうちのディスプレー表面側の透明基板3
7の表面または裏面の全面に、多重層構造を形成する板
状粒子39を配列した配列層39A、すなわちパール顔
料層を塗布することを内容とするものであり、そのディ
スプレー表面に本来なら黒色に描かれる文字や像が、上
記配列層39Aを通してみることにより、パール顔料の
種類によって選べる多彩な干渉色に転化するものであ
る。
有する板状粒子配列層39Aはフィルターの機能を発揮
し、その配列層39Aを暗色カラー上に置くと入射光の
透過・屈折・多重反射の相互作用によって強い干渉色を
示すが、白色カラー上に置くと入射光のうちの透過成分
である補色が再反射して無彩色になる原理に基づいてい
る。この原理を利用して、黒色酸化鉄によって形成され
る黒色の文字や像を干渉色に転化し、白色顔料による白
色の背景を、その白色にとどめて、B/W(ブラック
オン ホワイト)をC/W(カラー オン ホワイト)す
なわちカラー化された文字や像を白色の背景上に形成す
るコントラストに転化する効果を得たものである。
造の板状粒子39のフィルター機能を利用して透過光と
反射光の成分比を変えることによって得られる多彩な干
渉色によって磁気ディスプレーの像形成部をカラー化し
た画期的な発明であるが、多重層構造の板状粒子39の
配列層39Aがディスプレー平面の全面に及ぶため、デ
ィスプレー面を垂直から斜めに角度を変えると多重層構
造による透過光と反射光の成分比が変化することによっ
て発現する干渉色が微妙に異なる「角度依存性」と呼ば
れる現象が不可避である。
がディスプレー面全面に平行配向している場合、ディス
プレー面の垂直面から見る場合と、ディスプレー面を斜
めにして見るときでは、光の入射角の変化に応じて反射
光の反射角も変化するため、反射光と透過光、透過散乱
光の成分比に変化が生じ、色調が変わる。この角度依存
性は、分子の配向が螺旋・多重層を示すサーモクロミッ
ク液晶などにもみられる多重層構造を利用する干渉色或
いは分光色に特有の現象である。
ー面に形成される像のカラー化を可能にした磁気ディス
プレーとして画期的ではあるが、ディスプレーを例えば
テーブル上に置いて見る場合、多くの場合はディスプレ
ー面は視角に対して斜めになることから、折角のカラー
ディスプレーに角度依存性があることは唯一の欠点であ
ったことも否定できない。
プレーにおいて、文字や像の形成素子として不可欠要素
である磁性粒子の固有の黒色カラーに着色材などを一切
使わずに他の多彩なカラーに転化することにより、ディ
スプレー面に形成される像のカラー化を可能にし、且つ
干渉カラーの角度依存性を解消した磁気ディスプレーを
提供することにある。
プレーは、少くとも一枚が透明な二枚の非磁性体基板間
に油状分散液中に分散した光吸収性黒色磁性体微粉と光
反射性非磁性体微粉を封入したマイクロカプセル層を塗
設してディスプレーとし、透明基板側を表面とするディ
スプレーの表面から文字または像形成用の磁場を印加
し、裏面から文字または像消去用の磁場を印加して、マ
イクロカプセル内の光吸収性黒色磁性体微粉と光反射性
非磁性体微粉の位置を、裏面側から表面側へまたは表面
側から裏面側へと、転換することによって文字または像
を形成・消去する磁気ディスプレーにあって、光吸収性
黒色磁性体微粉と光反射性非磁性体微粉の油状分散液を
封入するマイクロカプセルの壁膜となる重合物質の薄膜
中に、分散液中の光吸収性黒色磁性体微粉がディスプレ
ー面に文字や像として示す光吸収性黒色磁性体微粉固有
の黒色カラーを干渉色に転化する多重層構造を形成する
板状粒子をマイクロカプセルの球状表面全域の壁膜と平
行配向するように配列した配列層を埋設したことを特徴
とする。
ルの壁面に埋設した多重層構造の板状粒子の配列層は、
ディスプレー面からの入射光に透過・屈折・多重反射の
複合効果をもたらすフィルターの機能を発揮し、その結
果、ディスプレー面に形成される本来黒色の文字や像を
板状粒子に応じた干渉カラーに転化することになり、デ
ィスプレー面にカラーの像が形成される。そして、前記
の多重層構造を形成する板状粒子は、光吸収性黒色磁性
体微粉と光反射性非磁性体微粉の油状分散液を封入する
マイクロカプセルの壁膜となる重合物質の薄膜中に、マ
イクロカプセルの球面全域に壁膜と平行配向するように
配向した配列層として埋設したので、その球状のマイク
ロカプセルをどの角度、即ちどの視角から見ても、その
視角は板状粒子に対し垂直方向となり、前記球状のマイ
クロカプセルを透明な基板に塗布したディスプレー面を
斜めの角度から見ても、その視界に入るマイクロカプセ
ルの壁膜に埋設されている板状粒子は、その視角に対し
て常に垂直方向となり、垂直方向から見る干渉色が得ら
れることになった。
重合物質の薄膜中に多重層構造を形成する板状粒子の配
列層を設けたマイクロカプセル内の油状分散液を通常の
染料または顔料によって着色してもよい。
ー面に本来は光反射性非磁性体微粉固有の白色を呈する
ディスプレーの消去部分または文字または像の背景とな
る部分が着色され、この着色される部分もマイクロカプ
セルの壁膜に埋設されている板状粒子のフィルター効果
によって干渉色に転化し、ディスプレー面には像形成部
と背景部の双方に、それぞれ異なったカラー間のコント
ラストが得られる。これは、多重層構造の板状粒子を平
行配向させて白色以外の下地カラーに重ねると、その下
地カラーによって透過光と反射光の混合成分比が変化す
る「二色性の原理」によるものである。
レーの実施の形態の一例を示す断面説明図、図2は図1
に示す磁気ディスプレーに使用されるマイクロカプセル
の拡大断面図であり、(A)、(B)、(C)は、図1
のA部、B部、C部におけるマイクロカプセルを示すも
のである。図3は本発明に係る磁気ディスプレーの実施
の形態の他例として、マイクロカプセル内の油状分散液
を着色して干渉色を像形成部だけではなく、背景色にも
及ぼすディスプレーを示す断面説明図、図4は図3に示
す磁気ディスプレーに使用されるマイクロカプセルの拡
大断面図であり、(A)、(B)は、図3のA部、B部
におけるマイクロカプセルを示す。図5は図2、図4に
示すマイクロカプセルの壁膜に埋設されている板状粒子
を示す一部断面斜視図、図6は図1に示す磁気ディスプ
レーに文字を形成した説明図である。
ィスプレー面1が透明である二枚の非磁性体基板2,3
間に、油状分散液4中に分散した光吸収性黒色磁性体微
粉5と光反射性非磁性体微粉6を封入したマイクロカプ
セル7を用いたマイクロカプセル層7Aが塗設されてい
る。
に、油状分散液4中の光吸収性黒色磁性体微粉5がディ
スプレー面1に文字や像として示す光吸収性黒色磁性体
微粉5固有の黒色カラーを干渉色に転化するフィルター
の機能を有する多重層構造を形成する板状粒子9の配列
層9Aが、マイクロカプセル7の壁膜8の全域を覆うよ
うに、且つ各板状粒子9がマイクロカプセル7の壁膜8
に対して平行に配向するように埋設されている。
形成する板状粒子9は、その多重層の各層による光の透
過・屈折・多重反射の相互作用によって干渉色の複合効
果が得られ、その効果は暗色、特に黒色の下地の上に重
ねたときに顕著に現れるものであり、「真珠光沢顔料」
あるいは「パール顔料」と通称され、自動車用塗装剤、
熱線反射用塗装、液晶パネルのバックライト用光散乱
剤、メークアップ化粧品など、広い用途に利用されてい
るものであって、基板物質10の表面に被覆物質11で
被覆された構造となっている(図5)。
母、板状アルミナ、板状シリカの一種或いは二種以上で
構成されたものが多く使用されている。この基板物質1
0の表面に、被覆物質11として二酸化チタン、酸化
鉄、或いはチタン酸コバルトの何れかが単層で被覆され
ている。
強調したい色によって適宜選択されるものであって、選
択された基板物質10と被覆物質11の屈折率の違いに
よる両者の境界での光の反射と透過により下地カラーを
強調したい特定な干渉色に転化させようとするものであ
る。
1は単層に限らず、複数層にすることで干渉色のカラー
バリエーションを増やすことができる。本例では図5に
示すように、基板物質10に被覆される被覆物質11は
2つの被覆物質11a,11bで被覆されている。基板
物質10を複層(二層)で被覆すると、被覆物質11
a,11bの双方の被覆膜の厚さを変えることによって
透過光と反射光の成分比が変わり、干渉色の色調を変え
る選択肢が増える。本例では基板物質10として天然雲
母が使用され、この天然雲母の表面を被覆する被覆物質
11a,11bとして二酸化チタン(TiO2)とカシ
テライト(二酸化錫、SnO2)の複層(二層)が使用
されている。
大きさは、幅が5〜60μm、厚さが0.4μm前後の
範囲に分布するものが使用される。
を形成する板状粒子9の配列層9Aが壁膜8に埋設され
たマイクロカプセル7は、次のようにして造られる。ま
ず、通常の工程で、光吸収性黒色磁性体微粉5と光反射
性非磁性体微粉(白色顔料)6を分散した油状分散液4
を封入した、重合膜(ゼラチン膜)で覆われたマイクロ
カプセルをつくる。
ルに用いたゼラチン量の10%相当量を溶解した水溶液
を準備する。このゼラチン水溶液にさらに二倍量の水を
加え、マイクロカプセルの内相量(カプセル内の分散液
の量)の重量比約7%相当量の多重層構造の板状粒子9
を加えて、板状粒子9が均一に分散した状態のゼラチン
水溶液をつくる。
経て、内包される分散液の液滴サイズが所望の範囲にな
り、相分離したゼラチンの濃厚相がその液滴の界面で壁
膜を形成する段階で、多重層構造の板状粒子9を分散し
たゼラチン水溶液を加え、pH値、撹拌速度等の条件を
整えることにより、図2に示す板状粒子9の配列層9A
が壁膜8に埋設されたマイクロカプセル7を得る。この
とき、板状粒子9は約0.4μmの薄い扁平形状である
ので壁膜8の形成に応じて平行配向する性質があり、板
状粒子9が壁面8に対して平行に配向し、ほぼ完全に壁
膜8の全域を配列層9Aが覆うように埋設されたマイク
ロカプセル7が得られた。このようにして板状粒子9の
配列層9Aが得られたマイクロカプセル7の壁膜8は通
常の方法で脱水不溶化処理を施して、バインダーを加え
て塗布液とする。
散液4を通常の染料または顔料によって着色してもよ
い。マイクロカプセル7内の油状分散液4を着色した場
合の磁気ディスプレーを図3に示す。この場合のディス
プレー面は、干渉色が像形成部だけではなく、像の背景
部にも及ぶ。
レーによれば、マイクロカプセル7の壁面8に埋設され
た多重層構造の板状粒子9の配列層9Aは、ディスプレ
ー面1からの入射光に透過・屈折・多重反射の複合効果
をもたらすフィルターの機能を発揮し、その結果、ディ
スプレー面1に形成される本来黒色の文字や像を板状粒
子に応じた干渉カラーに転化することになり、ディスプ
レー面1にカラーの像が形成される。そして、前記フィ
ルターの機能を有する多重層構造を形成する板状粒子9
は、光吸収性黒色磁性体微粉5と光反射性非磁性体微粉
6の油状分散液4を封入するマイクロカプセル7の壁膜
8となる重合物質の薄膜中に、マイクロカプセル7の球
状表面全域の壁膜8と平行配向するように配列した配列
層9Aとして埋設したので、その球状のマイクロカプセ
ル7をどの視角から見ても、その視角は板状粒子9に対
し垂直方向となり、斜めから見ても角度依存性に因るカ
ラー変化が生じない。
9の配列層9Aを、光吸収性黒色磁性体微粉5と光反射
性非磁性体微粉6の油状分散液4を封入したマイクロカ
プセル7の壁膜8に、その球状表面に平行配向するよう
に埋設して、ディスプレーの二枚の非磁性体基板2,3
のうちの透明な非磁性体基板2側に塗布したので、その
結果、板状粒子9がマイクロカプセル7の壁膜8の球状
表面に沿って平行配向していることから、ディスプレー
面1を垂直方向から見ても、ディスプレー面1を傾斜さ
せて斜め方向からみても、マイクロカプセル7の壁膜8
に埋設している板状粒子9の視界に入る部分が変わるだ
けで、視界に入る板状粒子9からの反射光は常に垂直方
向から見たときと同じ角度から見られることにより、多
重層構造に特有の角度依存性が解消された。
なる重合物質の薄膜中に多重層構造を形成する板状粒子
9の配列層9Aを設けたマイクロカプセル7内の油状分
散液4を通常の染料または顔料によって着色しておく
と、ディスプレー面1に本来は光反射性非磁性体微粉6
固有の白色を呈するディスプレーの消去部分または文字
または像の背景となる部分が着色され、この着色される
部分も干渉色に転化し、ディスプレー面1には像と背景
に異なったカラー対カラーのコントラストが得られる
(図3参照)。これは、多重層構造の板状粒子9を平行
配向させて白色以外の下地カラーに重ねると、その下地
カラーによって透過光と反射光の混合成分比が変化する
「二色性の原理」によるものである。
レーにより得られた、具体的な転化した干渉色のカラー
の例を図6により説明する。 (a)マイクロカプセル7の壁膜8に、板状粒子9とし
て、多重層構造を形成しているパール顔料(メルク社の
221−WNT(ブルー))が埋設され、そしてマイク
ロカプセル7内の無着色の油状分散液4が封入されたマ
イクロカプセル7が塗設された磁気ディスプレーである
場合、このディスプレー面1を磁気ペン13で走査して
abcの文字状の磁場を加えたところ、その文字はブル
ーに転化し、文字以外の背景部は白色となるディスプレ
ー面1の表示が得られた(図1、図2参照)。 (b)マイクロカプセル7の壁膜8に、板状粒子9とし
て、多重層構造を形成しているパール顔料(メルク社の
215−WNT(レッド))が埋設され、またマイクロ
カプセル7内の油状分散液4中に、ブルー顔料(山陽色
素社製のシアニンブルーGD−311)を分散して着色
したマイクロカプセル7が塗設された磁気ディスプレー
である場合、このディスプレー面1を磁気ペン13で走
査してabcの文字状の磁場を加えたところ、その文字
はレディシ パープルに転化し、文字以外の背景部はバ
イオレットに転化したディスプレー面1の表示が得られ
た(図3、図4参照)。
プレーによれば、少くとも一枚が透明な二枚の非磁性体
基板間に油状分散液中に分散した光吸収性黒色磁性体微
粉と光反射性非磁性体微粉を封入したマイクロカプセル
層を塗設してディスプレーとし、透明基板側を表面とす
るディスプレーの表面から文字または像形成用の磁場を
印加し、裏面から文字または像消去用の磁場を印加し
て、マイクロカプセル内の光吸収性黒色磁性体微粉と光
反射性非磁性体微粉の位置を、裏面側から表面側へまた
は表面側から裏面側へと、転換することによって文字ま
たは像を形成・消去する磁気ディスプレーにあって、光
吸収性黒色磁性体微粉と光反射性非磁性体微粉の油状分
散液を封入するマイクロカプセルの壁膜となる重合物質
の薄膜中に、分散液中の光吸収性黒色磁性体微粉がディ
スプレー面に文字や像として示す光吸収性黒色磁性体微
粉固有の黒色カラーを干渉色に転化する多重層構造を形
成する板状粒子をマイクロカプセルの球状表面全域の壁
膜と平行配向するように配列した配列層を埋設したの
で、マイクロカプセルの壁面に埋設した多重層構造の板
状粒子の配列層が、ディスプレー面からの入射光に透過
・屈折・多重反射の複合効果をもたらすフィルターの機
能を発揮し、その結果、ディスプレー面に形成される本
来黒色の文字や像を板状粒子に応じた干渉カラーに転化
するので、文字や像の形成素子として不可欠要素である
磁性粒子の固有の黒色カラーに着色材などを一切使うこ
となくディスプレー面にカラーの像を形成することがで
きる。
重層構造を形成する板状粒子は、光吸収性黒色磁性体微
粉と光反射性非磁性体微粉の油状分散液を封入するマイ
クロカプセルの壁膜となる重合物質の薄膜中に、マイク
ロカプセルの球状表面全域の壁膜と平行配向するように
配列した配列層として埋設したので、その球状のマイク
ロカプセルをどの視角から見ても、板状粒子は視角に対
して垂直方向に配向しているため、ディスプレー面を垂
直方向からみたときと同様の干渉色を得ることができ
る。
液を通常の染料または顔料によって着色しておくと、デ
ィスプレー面に本来は光反射性非磁性体微粉固有の白色
を呈するディスプレーの消去部分または文字または像の
背景となる部分が着色され、この着色される部分も干渉
色に転化し、ディスプレーには像と背景に異なったカラ
ー対カラーのコントラストを得ることができる。
一例を示す断面説明図である。
クロカプセルの拡大断面図であり、(A)、(B)、
(C)は、図1のA部、B部、C部におけるマイクロカ
プセルを示す。
他例として、マイクロカプセル内の油状分散液を着色し
て干渉色を像形成部だけではなく、背景色にも及ぼすデ
ィスプレーを示す断面説明図である
クロカプセルの拡大断面図であり、(A)、(B)は、
図3のA部、B部におけるマイクロカプセルを示す。
設されている板状粒子を示す一部断面斜視図である。
説明図である。
の構成と作用を説明する断面図である。
レーの構成と作用を説明する断面図である。
レーに塗設されるマイクロカプセル内における像形成時
と消去時の磁性体微粉と非磁性体微粉の挙動を説明する
拡大図である。
プレーのうちの一つである「磁性配向型」ディスプレー
の構成と作用を説明する断面図である。
配向型」ディスプレーに用いられている微小扁平磁性フ
レークのマイクロカプセル内での挙動を説明する拡大図
である。
に、多重層構造を形成する板状粒子を配列した配列層を
塗布した改良型(マイクロカプセル利用)磁気ディスプ
レーの構成を示す断面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 少くとも一枚が透明な二枚の非磁性体基
板間に油状分散液中に分散した光吸収性黒色磁性体微粉
と光反射性非磁性体微粉を封入したマイクロカプセル層
を塗設してディスプレーとし、透明基板側を表面とする
ディスプレーの表面から文字または像形成用の磁場を印
加し、裏面から文字または像消去用の磁場を印加して、
マイクロカプセル内の光吸収性黒色磁性体微粉と光反射
性非磁性体微粉の位置を、裏面側から表面側へまたは表
面側から裏面側へと、転換することによって文字または
像を形成・消去する磁気ディスプレーにあって、 光吸収性黒色磁性体微粉と光反射性非磁性体微粉の油状
分散液を封入するマイクロカプセルの壁膜となる重合物
質の薄膜中に、分散液中の光吸収性黒色磁性体微粉がデ
ィスプレー面に文字や像として示す光吸収性黒色磁性体
微粉固有の黒色カラーを干渉色に転化する多重層構造を
形成する板状粒子をマイクロカプセルの球状表面全域の
壁膜と平行配向するように配列した配列層を埋設したこ
とを特徴とする磁気ディスプレー。 - 【請求項2】 前記マイクロカプセルの壁膜となる重合
物質の薄膜中に多重層構造を形成する板状粒子の配列層
を設けたマイクロカプセル内の油状分散液を通常の染料
または顔料によって着色することを特徴とする、請求項
1記載の磁気ディスプレー。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001360814A JP3572045B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 磁気ディスプレー |
DE60205078T DE60205078T2 (de) | 2001-11-27 | 2002-10-24 | Magnetische Anzeigevorrichtung |
EP02257394A EP1315137B1 (en) | 2001-11-27 | 2002-10-24 | Magnetic display |
US10/298,675 US7027030B2 (en) | 2001-11-27 | 2002-11-19 | Magnetic display |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001360814A JP3572045B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 磁気ディスプレー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161970A true JP2003161970A (ja) | 2003-06-06 |
JP3572045B2 JP3572045B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=19171568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001360814A Expired - Fee Related JP3572045B2 (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 磁気ディスプレー |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7027030B2 (ja) |
EP (1) | EP1315137B1 (ja) |
JP (1) | JP3572045B2 (ja) |
DE (1) | DE60205078T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101198820B1 (ko) * | 2004-08-27 | 2012-11-07 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전자잉크 및 이를 이용한 화상표시장치 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7821700B2 (en) * | 2005-03-31 | 2010-10-26 | Mark W Miles | Dynamic motile medium |
US8077142B2 (en) * | 2006-09-27 | 2011-12-13 | Tred Displays Corporation | Reflective, bi-stable magneto optical display architectures |
JP5294715B2 (ja) * | 2008-06-09 | 2013-09-18 | 株式会社日本カプセルプロダクツ | マイクロカプセル磁気泳動ディスプレー |
KR101613635B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2016-04-20 | 삼성전자주식회사 | 마이크로캡슐, 이를 포함하는 구조체, 이를 포함하는 물품 및 이의 제조 방법 |
WO2011098154A1 (en) * | 2010-02-09 | 2011-08-18 | Visitret Displays OÜ | Twisting ball displays comprised of thixotropic liquid and bichromal balls charged with electret dipoles |
KR101691154B1 (ko) * | 2010-03-05 | 2017-01-02 | 삼성전자주식회사 | 발향셀 어레이 기판, 후각 정보 전달 장치 및 전자장치 |
CN108583079B (zh) * | 2018-04-28 | 2019-10-18 | 重庆大学 | 一种可进行自由擦除的多色磁性黑板 |
US11221685B2 (en) * | 2018-12-21 | 2022-01-11 | E Ink Corporation | Sub-threshold addressing and erasing in a magneto-electrophoretic writing medium |
CN111883005A (zh) * | 2020-08-05 | 2020-11-03 | 张明晓 | 一种新型led显示屏单元板伸缩磁柱 |
CN113787855B (zh) * | 2021-09-23 | 2022-09-30 | 嘉兴市先超塑胶制品有限公司 | 一种双面磁性写字板 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1023457A (en) * | 1974-06-10 | 1977-12-27 | Ncr Corporation | Magnetically-responsive color shutter |
US4394287A (en) * | 1981-04-10 | 1983-07-19 | Eurand America, Inc. | Incorporation of finely divided additives at the surface of microcapsule walls |
EP0436262B1 (en) * | 1990-01-02 | 1994-03-30 | Japan Capsular Products, Inc. | Magnetic display system |
GB2292119B (en) * | 1994-08-10 | 1998-12-30 | Chemitech Inc | A process for producing a magnetic display sheet using microcapsules |
JP4026696B2 (ja) * | 1998-02-27 | 2007-12-26 | パイロットインキ株式会社 | 磁気表示装置 |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001360814A patent/JP3572045B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-10-24 EP EP02257394A patent/EP1315137B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-10-24 DE DE60205078T patent/DE60205078T2/de not_active Expired - Lifetime
- 2002-11-19 US US10/298,675 patent/US7027030B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101198820B1 (ko) * | 2004-08-27 | 2012-11-07 | 엘지디스플레이 주식회사 | 전자잉크 및 이를 이용한 화상표시장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US7027030B2 (en) | 2006-04-11 |
DE60205078D1 (de) | 2005-08-25 |
JP3572045B2 (ja) | 2004-09-29 |
DE60205078T2 (de) | 2006-05-24 |
EP1315137B1 (en) | 2005-07-20 |
EP1315137A3 (en) | 2004-01-02 |
EP1315137A2 (en) | 2003-05-28 |
US20030098830A1 (en) | 2003-05-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5411398A (en) | Magnetic display system | |
JP4579823B2 (ja) | 画像表示媒体に用いる粒子、それを用いた画像表示用パネル及び画像表示装置 | |
US6639579B1 (en) | Magnetophoresis type display device and process of production of same | |
JPS5947676B2 (ja) | 磁気パネル | |
JP4026696B2 (ja) | 磁気表示装置 | |
JP2003161970A (ja) | 磁気ディスプレー | |
JP2015505622A (ja) | 磁性粒子を用いた表示方法、フィルムおよび表示装置 | |
US6099630A (en) | Ink composition, rewritable display medium and method for displaying images | |
JP2850056B2 (ja) | 磁気ディスプレーシステム | |
JP2002365674A (ja) | 磁気ディスプレー | |
US20020196217A1 (en) | Magnetic display | |
JP3277796B2 (ja) | 磁気記録体 | |
JP3594511B2 (ja) | 磁気泳動型表示装置の製造方法 | |
JPH08314396A (ja) | 磁気記録体 | |
JPH0990887A (ja) | 磁気記録体及び磁気記録体の記録消去方法並びに磁気記録体の記録消去装置 | |
JPH07104684A (ja) | 磁気表示用ディスプレー及び磁気表示装置 | |
JP2000221912A (ja) | 磁気泳動型カラー表示装置 | |
JPH08175059A (ja) | 磁気記録体 | |
JPH07129104A (ja) | 磁気記録体 | |
JP2000043301A (ja) | 磁気記録体の情報記録方法および情報消去方法 | |
JPH09269513A (ja) | 磁気配向シート | |
JPH08179706A (ja) | 磁気記録体 | |
JPH07261684A (ja) | 磁気表示用ディスプレー及び磁気表示装置 | |
JPH07104685A (ja) | 磁気記録体 | |
JPH0729146A (ja) | 磁気記録体及び磁気記録体の記録方法並びに磁気記録体の記録消去方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040622 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040625 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3572045 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |