JP2003158806A - ワイヤハーネスプロテクタのロック構造 - Google Patents
ワイヤハーネスプロテクタのロック構造Info
- Publication number
- JP2003158806A JP2003158806A JP2001350449A JP2001350449A JP2003158806A JP 2003158806 A JP2003158806 A JP 2003158806A JP 2001350449 A JP2001350449 A JP 2001350449A JP 2001350449 A JP2001350449 A JP 2001350449A JP 2003158806 A JP2003158806 A JP 2003158806A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- locking claw
- locking
- engaging
- cover member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
ができるワイヤハーネスプロテクタのロック構造を提供
する。 【解決手段】 ワイヤハーネスプロテクタは、カバー部
材に形成された複数の係止爪とベース部材に設けられた
複数の係止爪係合部とを係合させることにより両部材を
組み付けて構成される。カバー部材の横方向部に形成さ
れた係止爪20には、係止突起30とリブ25a,25
bとが設けられており、係止爪20を、ベース部材の横
方向部の手前壁41aと、横方向部に設けられた係止爪
係合部50とで形成された空間に挿入し、その後係止突
起30を下方へ押し込むと、係止突起30が係止爪係合
部50の係合壁50cに形成された底断面65に係合し
て、リブ25a,25bにより、係止突起30と係合壁
50cとががたつくことなく係合した状態となる。
Description
テクタのロック構造に関し、詳細には、ワイヤハーネス
プロテクタを構成する部材同士の嵌合部のがたつきを防
止するワイヤハーネスプロテクタのロック構造に関す
る。
ワイヤハーネスは、その長さ方向に沿った筒型等の形状
を有するプロテクタに格納されている。例えば、図6に
示すように、上壁120aと左側壁120b及び右側壁
(図示外)とを備えた断面略コの字型のカバー部材12
0と、図示外の底壁及び右側壁と左側壁121aとを備
えた断面略コの字型のベース部材121とを組み付ける
ことにより構成されたプロテクタ内にワイヤハーネスが
格納されて、外側から保護されるようになっている。カ
バー部材120及びベース部材121は、相互を組み付
けるための部材をそれぞれ備えている。具体的には、カ
バー部材120の左側壁120bには、略台形型の係止
爪140が形成されており、当該係止爪140の表面1
40aの先端部には、係止突起145が設けられてい
る。また、ベース部材121の左側壁121aには、前
記係止突起145が係合するための係合壁155を備え
た係止爪係合部150が設けられている。
を係止爪係合部150に挿入し、係止爪140の先端部
に設けられた係止突起145を係合壁155の底断面1
55aに係合させる。また、図示しないが、カバー部材
120に形成された複数の係止爪を、ベース部材121
に設けられた複数の係止爪係合部の内、それぞれ対応す
る係止爪係合部に挿入し、係止爪に設けられた係止突起
を各係合壁に係合させることにより、カバー部材120
とベース部材121とが組み付けられて、プロテクタが
構成されていた。
従来技術では、カバー部材120とベース部材121と
が半嵌合状態にならないように、カバー部材120の係
止爪140に設けられた係止突起145と、ベース部材
121に設けられた係止爪係合部150とが係合した状
態で、両部材間に所定の隙間が確保されるように各部材
が成形されている。そのため、係合後に係止突起145
と係止爪係合部150とががたついて異音が発生した
り、また部材に負荷がかけられた場合に係合部で強度が
低下するという問題があった。
れたものであり、構成部材の嵌合部のがたつきを防止す
ることができるワイヤハーネスプロテクタのロック構造
を提供することを目的とする。
に、請求項1に係る発明のワイヤハーネスプロテクタの
ロック構造は、自動車のワイヤハーネスを格納して保護
するためのプロテクタを構成する第1のカバー部材と第
2のカバー部材とを嵌合させるものであって、前記第1
のカバー部材には、先端に係止突起を有する係止爪を形
成し、前記第2のカバー部材の外側面には、前記係止爪
が挿入され、前記係止突起が係合する係合部を設け、前
記第1のカバー部材の係止爪に、当該係止爪と前記係合
部との隙を埋めてがたつきを防止するリブを突設したこ
とを特徴とする。
ック構造では、先端に係止突起を有する係止爪を形成し
た第1のカバー部材と、その係止爪が挿入されて係止突
起が係合する係合部が設けられた第2のカバー部材とを
嵌合させる際、第1のカバー部材の係止爪に突設された
リブによって、係止爪と係合部との隙を埋めてがたつき
を防止することができる。
スプロテクタのロック構造では、請求項1に記載の発明
の構成に加えて、前記リブは、前記係止爪の係止突起を
有する面の基端部に設けたことを特徴とする。
ック構造では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
リブは、第1のカバー部材の係止爪の係止突起を有する
面の基端部に設けられているので、第1のカバー部材の
係止爪先端に設けられた係止突起と、第2のカバー部材
の係合部とが係合した状態で、係止突起とリブとで、よ
り確実に係止爪と係合部とのがたつきを防止することが
できる。
スプロテクタのロック構造では、請求項1に記載の発明
の構成に加えて、前記リブは、前記係止爪の係止突起と
反対側の面の基端部に設けたことを特徴とする。
ック構造では、請求項1に記載の発明の作用に加えて、
リブは、係止爪の係止突起と反対側の面の基端部に設け
られているので、第1のカバー部材の係止爪先端に設け
られた係止突起と、第2のカバー部材の係合部とが係合
した状態で、係止突起とリブとで、より確実に係止爪と
係合部とのがたつきを防止することができる。
形態について図面を参照して説明する。ここで、図1
は、ワイヤハーネスプロテクタ1の分解斜視図である。
図1に示すように、ワイヤハーネスプロテクタ1は、カ
バー部材10とベース部材40とを嵌合して構成されて
おり、ワイヤハーネスを格納して保護するために自動車
に設けられるものである。例えば、段差のあるフロアに
クランク状に配設されるワイヤハーネスを格納、保護す
るために用いられる。カバー部材10は、合成樹脂材料
で一体成型されており、図1の横方向に延びる横方向部
11と、横方向部11の図1での左側端部から上方に横
方向部11に対して略垂直に延設された屈曲部12と、
屈曲部12の端部からさらに図1の手前方向に延設され
た図1の縦方向(奥行き方向)に延びる縦方向部14
と、横方向部11の右側端部から下方に正面視円弧状に
延設された屈曲部13と、屈曲部13の端部からさらに
図1の奥行き方向に延設された図1の縦方向(奥行き方
向)に延びる縦方向部15とから構成されている。
図1の左右に長手の略長方形形状を有する上壁11a
と、上壁11aの図1での手前側側縁から上壁11aの
短辺寸法の略4分の1だけ下方に垂設された手前壁11
bと、奥行き側側縁から手前壁11bと略同一寸法だけ
下方に垂設された奥壁(図示外)とから構成されてい
る。そして、横方向部11の上壁11aの左側端部から
は、屈曲部12を構成する手前壁12aが、上方に向か
って上壁11aに対して略垂直に延設されている。屈曲
部12は、この手前壁12aと、横方向部11の奥壁
(図示外)から図1の左方向へ延設されて形成された奥
壁12bとから構成されており、その図1での上下方向
断面が略L字型となっている。この屈曲部12により、
横方向部11と縦方向部14とがつながっている。
からは、図1の手前方向に向かって縦方向部14の上壁
14aが延設されている。上壁14aは、所定厚を有
し、平面視で縦方向に長手の略長方形形状であり、屈曲
部12の奥壁12bに対して略垂直となっている。即
ち、縦方向部14の上壁14aと横方向部11の上壁1
1aとは略平行になっている。また、上壁14aの左右
側縁からは、それぞれ左側壁(図示外)と右側壁14b
とが上壁14aの短辺寸法の略4分の1だけ下方に向か
って垂設されており、縦方向部14は、上壁14aと左
側壁(図示外)及び右側壁14bとから構成されてい
る。
の右側端部からは、屈曲部13を構成する上壁13a
が、下方に向かって円弧状に延設されている。上壁13
aは、図1での平面視で横方向に長手の所定厚を有する
略長方形形状の板を湾曲させた形状となっている。詳細
には、正面視で略4分の1円を構成する円弧形状を有
し、平面視及び側面視で略長方形形状を有している。屈
曲部13は、横方向部11と同様に、その上壁13aの
手前側側縁から上壁13aの短辺寸法の略4分の1だけ
内側向き法線方向に垂設された手前壁11bと、奥行き
側側縁から内側向き法線方向に垂設された奥壁(図示
外)とを備えており、上壁13aと手前壁13a及び奥
壁(図示外)とから構成されている。そして、この屈曲
部13により、横方向部11と縦方向部15とがつなが
っている。
からは、図1の奥行き方向に向かって縦方向部15の上
壁15aが延設されている。上壁15aは、所定厚を有
し、平面視で略長方形形状かつ図1の奥行き方向下向き
に傾斜した第1の上壁部15a1と、第1の上壁部15
a1の端部からさらに奥行き方向へ延設された、平面視
略長方形形状かつ横方向部11の上壁11aと略平行な
第2の上壁部15a2とから構成されている。また、上
壁15aの左右側縁からは、それぞれ左側壁(図示外)
と右側壁15bとが上壁15aの短辺寸法の略4分の1
だけ下方に垂設されており、縦方向部15は、上壁15
aと左側壁(図示外)及び右側壁15bとから構成され
ている。
バー部材10とベース部材40とを組み付けるために、
ベース部材40に設けられた複数の係止爪係合部に係合
する係止突起を備えた係止爪が複数形成されている。横
方向部11では、その手前壁11bの図1での左右方向
略中央部に係止爪20が、奥壁(図示外)の係止爪20
と対向する位置、即ち左右方向略中央部に係止爪20と
同形状の係止爪(図示外)がそれぞれ形成されている。
係止爪20は、手前壁11bの下端からさらに下側に向
かって延設されており、正面視下側が上底となった略台
形形状となっている。また、係止爪20の両脇にはスリ
ットSが形成されており、係止爪20が図1の奥行き方
向に撓み易くなっている。
側面(図2での手前側面)20aの下側端部近傍には、
係止突起30が設けられている。係止突起30は、側面
視で、係止爪20の外側面20a側に下底を持つ台形を
左右方向に引き延ばした形状を有しており、その図2に
おける上側面及び下側面は、それぞれ外側面20a方向
及び下方向に傾斜した形状となっている。さらに、係止
爪20の外側面20a上部の左右両端部には、リブ25
a,25bが設けられている。リブ25a,25bは、
側面視で、横方向部11の上壁11aと手前壁11bと
の稜線の位置に直角部を持つ三角形形状、即ち、外側面
20a方向及び下方向に傾斜した斜辺を有する三角形形
状となっている。そして、当該三角形を左右方向に、即
ち前記稜線方向に引き延ばされた形状のリブ25a,2
5bが形成されている。尚、カバー部材10には、この
係止爪20の他に複数の係止爪が形成されているが、何
れの係止爪も係止爪20と略同一形状を有しており、そ
の外側面には、リブ25a,25b及び係止突起30と
略同一形状のリブ及び係止突起が、各々に対応する係止
爪に対して、係止爪20とリブ25a,25b及び係止
突起30との位置関係と略同一な位置関係となるように
設けられている。
14bには、係止爪21,22が形成されている。詳細
には、右側壁14bの図1での手前側端部近傍に係止爪
21が、奥行き側端部近傍に係止爪22がそれぞれ形成
されている。係止爪21,22は、右側壁14bの下端
からさらに下側に向かって延設されており、係止爪2
1,22のそれぞれの両脇には、各係止爪の図1での左
右方向への可撓性を高めるためのスリットSが設けられ
ている。そして、係止爪21の外側面21aの先端には
係止突起31が、係止爪22の外側面22aの先端には
係止突起32がそれぞれ設けられている。さらに、係止
爪21の外側面21aの上部奥行き方向両端部にはリブ
26a,26bが、係止爪22の外側面22aの上部奥
行き方向両端部にはリブ27a,27bがそれぞれ設け
られている。また、図示しないが、縦方向部14では、
その右側壁14bに形成された係止爪21,22に対向
して、左側壁(図示外)にも2つの係止爪が、係止爪2
1,22と左右対称になるように形成されている。
の右側端部近傍には、係止爪23が形成されている。係
止爪23の右脇にもスリットSが設けられており、係止
爪23の外側面23aには、リブ28a,28b及び係
止突起33が設けられている。さらに、縦方向部15の
右側壁15bの奥行き方向端部にも係止爪24が形成さ
れている。係止爪24は、右側壁15bの下端からさら
に下側に向かって延設されており、その両脇にはスリッ
トSが設けられている。そして、係止爪24の外側面2
4aには、リブ29a,29b及び係止突起34が設け
られている。また、縦方向部15では、その右側壁15
bに形成された係止爪24に対向して、左側壁(図示
外)にも係止爪が形成されている。
部材40について説明する。ベース部材40は、カバー
部材10を構成する横方向部11、屈曲部12,13、
縦方向部14及び縦方向部15にそれぞれ対応する横方
向部41、屈曲部42,43、縦方向部44及び縦方向
部45で構成されている。詳細には、ベース部材40
は、図1の横方向に延びる横方向部41と、横方向部4
1の図1での左側端部から上方に横方向部11に対して
略垂直に延設された屈曲部42と、屈曲部42の端部か
らさらに図1の手前方向に延設された図1の縦方向(奥
行き方向)に延びる縦方向部44と、横方向部41の右
側端部から下方に正面視円弧状に延設された屈曲部43
と、屈曲部43の端部からさらに図1の奥行き方向に延
設された図1の縦方向(奥行き方向)に延びる縦方向部
45とから構成されている。そして、ベース部材40
は、その横方向部41がカバー部材10の横方向部11
に、屈曲部42,43が、カバー部材10の屈曲部1
2,13に、縦方向部44,45がカバー部材10の縦
方向部14,15にそれぞれ覆われて、カバー部材10
との間に隙間ができないような形状に成形されている。
部材10の横方向部11の上壁11aに対向する底壁
(図示外)と、横方向部11の2つの側壁に挟み込まれ
る手前側壁41a及び手前壁41aと対向する奥壁41
bとから構成されている。手前壁41aと奥壁41bと
は略平行であり、各々が底壁に対して略垂直となってい
る。また、横方向部41の手前壁41a及び奥壁41b
は、カバー部材10の横方向部11の2つの側壁よりも
図1での上下方向の長さが長くなっており、横方向部4
1は、所定の深さを持った形状となっている。
左側端部からは、屈曲部42を構成する奥壁42aが、
上方に向かって底壁に対して略垂直に延設されている。
屈曲部42は、この手前壁42aと、横方向部41の手
前壁41aから図1の左方向へ延設されて形成された手
前壁42bとから構成されており、その高さ方向断面が
略L字型となっている。この屈曲部42により、横方向
部41と縦方向部44とがつながっている。
部からは、図1の手前方向に向かって縦方向部44の底
壁44aが延設されている。底壁44aは、所定厚を有
し、平面視で縦方向に長手の略長方形形状であり、屈曲
部42の手前壁42bに対して略垂直となっている。即
ち、縦方向部44の底壁44aと横方向部41の底壁
(図示外)とは略平行になっている。また、底壁44a
の左右側縁からは、それぞれ右側壁44bと左側壁44
cとが上方に向かって垂設されており、縦方向部44
は、底壁44aと右側壁44bと左側壁44cとから構
成されている。
1での右側端部からは、屈曲部43を構成する底壁(図
示外)が、下方に向かって円弧状に延設されている。屈
曲部43の底壁は、図1での平面視で横方向に長手の所
定厚を有する略長方形形状の板を湾曲させた形状となっ
ている。屈曲部43は、その底壁の手前側側縁から上方
に垂設された手前壁43aと、奥行き側側縁から上方に
垂設された奥壁43bとから構成されている。そして、
この屈曲部43により、横方向部41と縦方向部45と
がつながっている。さらに、屈曲部43の底壁(図示
外)の図1での右側端部からは、奥行き方向に向かって
縦方向部45の底壁45aが延設されている。また、底
壁45aの左右側縁からは、左側壁45cと右側壁45
bとがそれぞれ上方に垂設されており、縦方向部45
は、底壁45aと右側壁45b及び左側壁45cとから
構成されている。
ー部材10とベース部材40とを組み付けるために、カ
バー部材10の側壁に設けられた係止爪が係合する係止
爪係合部が複数設けられている。横方向部41では、手
前壁41aの外側面41a1の図1における左右方向略
中央部に、カバー部材10の横方向部11に形成された
係止爪14が係合する係止爪係合部50が設けられてい
る。図2に示すように、係止爪係合部50は、図2での
上下方向断面が略コの字型となっており、係止爪20を
挿入できるように上下方向に貫通されている。係止爪係
合部50は、当該係止爪係合部50に挿入された係止爪
20を左右方向にがたつかないように保持する横方向保
持部50a,50bと、手前壁41aと略平行になるよ
うに横方向保持部50a,50b間に渡設された係合壁
50cとから構成されている。横方向保持部50a,5
0bは、手前壁41aに対して略垂直に突設されてい
る。
よりも僅かに大きい間隔を手前壁41aとの間に形成し
ており、係止爪20が係止爪係合部50に挿入された
後、その図2の下側の底断面65に係止爪20に設けら
れた係止突起30が係合するようになっている。尚、ベ
ース部材40には、この係止爪係合部50の他に複数の
係止爪係合部が形成されているが、何れの係止爪係合部
も係止爪係合部50と略同一形状を有している。
の縦方向部44に設けられ、カバー部材10の縦方向部
14に形成された4つの係止爪に対応する係止爪係合部
51〜54、屈曲部43に設けられ、カバー部材10の
屈曲部13に形成された係止爪23に対応する係止爪係
合部55、縦方向部45に設けられ、カバー部材10の
縦方向部15に形成された2つの係止爪に対応する係止
爪係合部57,58の何れもが、係止爪係合部50と略
同一形状となっている。
バー部材10の横方向部11に形成された係止爪20
と、ベース部材40の横方向部41に設けられた係止爪
係合部50との係合部の構造について説明する。図2に
示すように、係止爪20と係止爪係合部50とを係合さ
せるには、まず、図中上側の係止爪20を、その下側の
係止爪係合部50の横方向保持部50a,50bと係合
壁50cと手前壁41aとにより形成された空間に挿入
する。その後、図3に示すように、横方向部11の上壁
11aを図の下方向に押圧して、係止爪20先端の係止
突起30を、係止爪係合部50の係合壁50cの底断面
65に係合させる。
を図の下方向に押圧した状態では、係止爪20に設けら
れたリブ25bによって、係止爪係合部50の係合壁5
0cが図3における左側に撓んでおり、係合壁50cに
当接したリブ25bには、右側への押圧力がかかった状
態となっている。リブ25bの板厚は、図3の上方から
下方に向かって狭窄しているので、板厚が大きな部分で
は係合壁50cが撓み、板厚が小さな部分では係合壁5
0cは殆ど撓まないことになる。従って、手前壁41a
と共にリブ25b上部の大きな板厚部分を挟んだことに
より、左側に撓んだ係合壁50cは、図4に示すよう
に、リブ25b上部の大きな板厚部分が上方に逃がされ
ることによって、即ち係合壁50cと手前壁41aとの
間でリブ25b下部の小さな板厚部分を挟み込むことに
よって、その撓みが低減される。
0と、係合壁50cの底断面65とが確実に係合した状
態となっている。これにより、係止爪20は、係合壁5
0cの内側面66と手前壁41aの外側面41a1とに
当接して、係合壁50cと手前壁41aとに挟まれた状
態で、リブ25b及び係止突起30により上下方向への
がたつきが防止されている。また、図4の上方から上壁
11aに下向きの負荷がかかった場合、係合壁50cが
リブ25bの板厚が大きい部分により左側に押圧されて
も、同方向へ撓むことができるので、各部材の変形を緩
和することができる。尚、図示しないが、リブ25bの
図3での奥方向のリブ25aもリブ25bと同様の構造
となっており、これら一対のリブ25a,25bによっ
て上記効果が得られることは言うまでもない。
れた複数の係止爪を、それぞれベース部材40に設けら
れた対応する係止爪係合部に係合させると、カバー部材
10とベース部材40とが組み付けられてワイヤハーネ
スプロテクタ1が構成されるようになっている。そし
て、図示外のワイヤハーネスは、ワイヤハーネスプロテ
クタ1に格納されて、外側から保護されることになる。
ワイヤハーネスプロテクタ1において、その各係止爪と
各係止爪係合部とが係合した部分では、前述のようにが
たつきが防止されており、さらに各部材の変形が緩和さ
れた形状となっているので、内部に格納されたワイヤハ
ーネスも、確実に外側から保護された状態となる。
ものではなく、各種の変形が可能である。例えば、本実
施の形態では、カバー部材10において、その横方向部
11に形成された係止爪20の係止突起30が設けられ
た面、即ち表面20aにリブ25a,25bを設けてい
たが、係止爪20の係止突起30が設けられていない
面、即ち裏面にリブを設けることも可能である。図5に
示すように、係止爪20の裏面20bに、リブ25a,
25bと同形状のリブ69aと、図5の奥行き方向に位
置するリブ69aと一対の図示外のリブ(以下、「第2
のリブ」という。)とを設けた場合、前述のリブ19
a,19bにより係止壁50cが左側に撓んだのとは異
なり、リブ69aと第2のリブとにより、係止壁50c
に対向する手前壁41aが図5における右側に撓むこと
になる。そして、リブ69a及び第2のリブの小さい板
厚部分が、手前壁41aの外側面41a1に当接し、係
止爪20が係合壁50cの内側面66に当接して、係止
爪20の上下方向へのがたつきが防止されるようになっ
ている。
明のワイヤハーネスプロテクタのロック構造では、先端
に係止突起を有する係止爪を形成した第1のカバー部材
と、その係止爪が挿入されて係止突起が係合する係合部
が設けられた第2のカバー部材とを嵌合させる際、第1
のカバー部材の係止爪に突設されたリブによって、係止
爪と係合部との隙を埋めてがたつきを防止することがで
きる。
スプロテクタのロック構造では、請求項1に記載の発明
の効果に加えて、リブは、第1のカバー部材の係止爪の
係止突起を有する面の基端部に設けられているので、第
1のカバー部材の係止爪先端に設けられた係止突起と、
第2のカバー部材の係合部とが係合した状態で、係止突
起とリブとで、より確実に係止爪と係合部とのがたつき
を防止することができる。
スプロテクタのロック構造では、請求項1に記載の発明
の効果に加えて、リブは、係止爪の係止突起と反対側の
面の基端部に設けられているので、第1のカバー部材の
係止爪先端に設けられた係止突起と、第2のカバー部材
の係合部とが係合した状態で、係止突起とリブとで、よ
り確実に係止爪と係合部とのがたつきを防止することが
できる。
部材10及びベース部材40を示す分解斜視図である。
視図である。
示す、図2のA−A線矢視方向断面図である。
示す、図2のA−A線矢視方向断面図である。
との係合部を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車のワイヤハーネスを格納して保護
するためのプロテクタを構成する第1のカバー部材と第
2のカバー部材とを嵌合させるワイヤハーネスプロテク
タのロック構造であって、 前記第1のカバー部材には、先端に係止突起を有する係
止爪を形成し、 前記第2のカバー部材の外側面には、前記係止爪が挿入
され、前記係止突起が係合する係合部を設け、 前記第1のカバー部材の係止爪に、当該係止爪と前記係
合部との隙を埋めてがたつきを防止するリブを突設した
ことを特徴とするワイヤハーネスプロテクタのロック構
造。 - 【請求項2】 前記リブは、前記係止爪の係止突起を有
する面の基端部に設けたことを特徴とする請求項1に記
載のワイヤハーネスプロテクタのロック構造。 - 【請求項3】 前記リブは、前記係止爪の係止突起と反
対側の面の基端部に設けたことを特徴とする請求項1に
記載のワイヤハーネスプロテクタのロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350449A JP4141131B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ワイヤハーネスプロテクタのロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001350449A JP4141131B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ワイヤハーネスプロテクタのロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003158806A true JP2003158806A (ja) | 2003-05-30 |
JP4141131B2 JP4141131B2 (ja) | 2008-08-27 |
Family
ID=19162949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001350449A Expired - Fee Related JP4141131B2 (ja) | 2001-11-15 | 2001-11-15 | ワイヤハーネスプロテクタのロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4141131B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005160222A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Yazaki Corp | プロテクタのロック構造およびワイヤハーネス |
JP2005185521A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Delta Kogyo Co Ltd | シートのリクライニング装置 |
KR100649426B1 (ko) | 2006-06-23 | 2006-11-30 | 동해전장 주식회사 | 하니스 보호용 분배홀더 |
JP2007245846A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | ドア用ハーネスプロテクタの防水構造 |
JP2009033870A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ロック構造およびロック構造を備えたワイヤハーネス用のプロテクタ |
JP2012095460A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
JP2013041706A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続部材 |
JP2013051779A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Yazaki Corp | プロテクタ及びプロテクタのロック方法 |
JP2016116347A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びプロテクタ付電線 |
JP2017017844A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 古河電気工業株式会社 | 電気接続箱、接続箱本体および保護部材 |
-
2001
- 2001-11-15 JP JP2001350449A patent/JP4141131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005160222A (ja) * | 2003-11-26 | 2005-06-16 | Yazaki Corp | プロテクタのロック構造およびワイヤハーネス |
JP2005185521A (ja) * | 2003-12-25 | 2005-07-14 | Delta Kogyo Co Ltd | シートのリクライニング装置 |
JP2007245846A (ja) * | 2006-03-15 | 2007-09-27 | Yazaki Corp | ドア用ハーネスプロテクタの防水構造 |
KR100649426B1 (ko) | 2006-06-23 | 2006-11-30 | 동해전장 주식회사 | 하니스 보호용 분배홀더 |
JP2009033870A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | ロック構造およびロック構造を備えたワイヤハーネス用のプロテクタ |
JP2012095460A (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-17 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 電気接続箱 |
JP2013041706A (ja) * | 2011-08-12 | 2013-02-28 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 電気接続部材 |
JP2013051779A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Yazaki Corp | プロテクタ及びプロテクタのロック方法 |
JP2016116347A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 住友電装株式会社 | プロテクタ及びプロテクタ付電線 |
JP2017017844A (ja) * | 2015-06-30 | 2017-01-19 | 古河電気工業株式会社 | 電気接続箱、接続箱本体および保護部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4141131B2 (ja) | 2008-08-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7429700B2 (en) | Lock structure for box | |
JP4885638B2 (ja) | プロテクタ | |
JPH10326638A (ja) | 端 子 | |
JP2003158806A (ja) | ワイヤハーネスプロテクタのロック構造 | |
JP5210670B2 (ja) | 係合構造及びこれを備えた自動車用内装部材 | |
JP5838621B2 (ja) | フロントバンパ構造 | |
JP4797618B2 (ja) | バンパ取付用ブラケット | |
JP2004040879A (ja) | 電気接続箱の取付構造 | |
JP2010143556A (ja) | 自動車用モール及びエンドキャップ | |
JP4342238B2 (ja) | 車両用内装部品の接合取付け構造 | |
JP4486589B2 (ja) | ハーネスプロテクタ | |
JP6851268B2 (ja) | 自動車用カバー部材およびその取付構造 | |
JP2003174710A (ja) | ロック機構 | |
JP2000095038A (ja) | 内装部品の接合構造 | |
JP2006262667A (ja) | ワイヤーハーネスプロテクタのロック構造 | |
JP2010115985A (ja) | 自動車のシール部材 | |
JP7710942B2 (ja) | 防音部材 | |
JP2007083916A (ja) | 自動車のフードシール構造 | |
JP2004327355A (ja) | 組合せ端子金具 | |
JP3949881B2 (ja) | 自動車用ドアのコーナーピース取付構造 | |
JP2024014215A (ja) | 車両用内装材 | |
JP6016545B2 (ja) | ルーフモールの取付構造体 | |
JPH09322355A (ja) | ハーネスプロテクタ | |
JP4910730B2 (ja) | シートカバーの端末係止構造 | |
JP2010052446A (ja) | 装飾部品の組み付け構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040406 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050801 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051222 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060307 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060417 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20060418 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20060524 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20060714 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20080229 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080416 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080610 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4141131 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140620 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |