JP2003128117A - 被包食品用の包装シート - Google Patents
被包食品用の包装シートInfo
- Publication number
- JP2003128117A JP2003128117A JP2001331170A JP2001331170A JP2003128117A JP 2003128117 A JP2003128117 A JP 2003128117A JP 2001331170 A JP2001331170 A JP 2001331170A JP 2001331170 A JP2001331170 A JP 2001331170A JP 2003128117 A JP2003128117 A JP 2003128117A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- film
- sheet body
- packaging
- food
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
変質等を有効に抑えることができ、さらに破断が容易な
被包食品用の包装シートを提供する。 【解決手段】 包装シート10は、握り飯R0を包んだ
状態で外面側に位置する外側シート体20(左シート体
20aおよび右シート体20b)と、この外側シート体
20の内面側(図1の上側)に積層された内側フィルム
30と、外側シート体20と内側フィルム30との間で
各シート体20a,20b間に架設された薄い合成樹脂
製の帯状フィルム50と、この帯状フィルム50に一体
に積層されたカットテープ40とからなっている。
Description
司、巻き寿司、サンドイッチ、各種の菓子類あるいはハ
ンバーグステーキ等のいわゆる被包食品を包装するため
に用いられる被包食品用の包装シートに関するものであ
る。
である握り飯R0を包装するための包装シート100が
知られている。この包装シート100は、図7の(イ)
に示すように、展開状態で矩形を呈する各角部が切り欠
かれた形状を有し、合成樹脂製の薄い透明フィルムから
なる外側フィルム110と、この外側フィルム110に
積層された、外側フィルム110と同一材料製の内側フ
ィルム120とからなる基本構成を有している。
(図7の(イ)の上面側)幅方向中央位置に貼設された
長手方向の全長に亘って延びるカットテープ111を有
している。また、外側フィルム110の短尺側の一方の
縁部におけるカットテープ111の両側には一対の切込
み112が設けられ、これによって切込み112間に指
で摘み得る摘持片113が形成されている。
に対応した部分でカットテープ111に沿うように互い
に重ね合わされた重ね合せ部123を有する幅方向一対
の片割れ内側フィルム121,122(左片割れ内側フ
ィルム121および右片割れ内側フィルム122)によ
って構成されている。
片割れ内側フィルム121,122からなる内側フィル
ム120を積層した状態で摘持片113を残してこれら
の縁部を環状に溶着して溶着部130(点描で表示)を
形成することにより、図7の(イ)に示すような包装シ
ート100を得ることができる。
側フィルム121と右片割れ内側フィルム122との重
ね合せ部123における隙間からシート状海苔140を
包装シート100内に挿入した状態で、内側フィルム1
20側の中央位置に、図7の(イ)に二点鎖線で示すよ
うに握り飯R0を幅方向に横断載置し、包装シート10
0の長手方向の両端部を折り曲げて握り飯R0を包み、
スポット溶着処理で止めることにより、図7の(ロ)に
示すように、握り飯R0が包装シート100によって包
装されたシート状海苔140付きの包装食品R1ができ
あがる。
3を指で摘んで図7の(ロ)の矢印方向に向けて当該摘
持片113を引けば、丈夫なカットテープ111に誘導
されて外側フィルム110は切込み112が伸長するよ
うに分断され、これによって握り飯R0は、二分された
外側フィルム110と、元々二分されている各片割れ内
側フィルム121,122とによって包まれた状態にな
る。そして、二分された各外側フィルム110および各
片割れ内側フィルム121,122を左右に開いて分割
すれば、シート状海苔140が残留して海苔で覆われた
状態の握り飯R0が得られることになる。
な従来の包装シート100にあっては、外側フィルム1
10として合成樹脂製の透明なものが採用されているた
め、内部の被包食品(図7の例ではシート状海苔14
0)がそのままの状態で透視され、これによって包装食
品R1が安っぽく見えるという不都合が存在する。
フィルム110として和紙などの材料を使用することが
考えられる。こうすることで包装シートによって包装さ
れた握り飯R0は、外部から直に見えなくなるが、和紙
などの紙材料は丈夫であるため、カットテープ111を
使ったワンタッチ解袋を可能とするためには、カットテ
ープ111に沿ったミシン目の形成が必須になる。しか
し、外側フィルム110にミシン目を設けると、包装内
部に対する湿気の出入でシート状海苔Nを湿らせたり、
微生物の侵入で不衛生になる等の新たな問題点が提起さ
れる。
ためになされたものであり、包装食品に高級感を付与し
た上で被包食品の変質等を有効に抑えることができ、さ
らに分断が容易な被包食品用の包装シートを提供するこ
とを目的としている。
被包食品を包装するために用いられる被包食品用の包装
シートであって、破断手段を備えた被包食品を包装する
ためのシート本体を備えて構成され、上記シート本体
は、紙素材を含む一対の紙様シート体と、一対の紙様シ
ート体間に介設された合成樹脂製の帯状フィルムとによ
って形成され、上記破断手段はフィルムの長手方向に延
びるように当該フィルムに一体に積層されていることを
特徴とするものである。
体の分断を援助するためのものであり、例えばシート本
体を横断して帯状に当該シート本体の裏面側に積層され
る、引張り応力がシート本体のそれより大きい合成樹脂
製のテープを用いるのが一般的である。かかる破断手段
の存在により、シート本体によって被包食品を包んだ状
態で破断手段を外側に向かって引張ることにより、シー
ト本体における破断手段の両側部分が破断されて帯状に
捲られ、これによるシート本体の分断で包装された被包
食品を容易に取り出すことができる。
シート体という概念には、和紙等の天然紙そのものや、
アセチルセルロース等のセルロース誘導体を原料とした
いわゆる合成紙そのものが含まれるのはもちろんのこ
と、かかる天然紙や合成紙に通常の合成樹脂フィルムが
積層されたものも含まれる。
よって包装された被包食品は、外面のほとんどが不透明
な紙様シートによって覆われているため、シート本体が
透明な場合には被包食品が透けて見苦しく、商品が安っ
ぽく見えるような不都合が解消されるばかりか、逆に高
級感が付与され、これによって包装食品の商品価値が上
がる。
ィルムが介設され、この帯状フィルムに破断手段が一体
に積層されているため、破断手段を外側に向けて引張る
ことにより当該破断手段に誘導されて分断されるため、
一対の紙様シート体は容易に左右に分断される。
明において、上記シート本体は、上記紙様シート体から
なる外側シート体と、この外側シート体に積層された、
内面側が直接接触した状態で被包食品を包む合成樹脂製
の内側シート体とを備え、内側シート体は、上記破断手
段の位置で各対向縁部が重なり合うように分離された一
対の内側シート片によって形成され、各内側シート片
は、上記対向縁部を除く周縁部が外側シート体の周縁部
に一体に接続されていることを特徴とするものである。
ト体に当接されるようにして包装シートで包装されるこ
とにより、内側シート体とシート本体とによって二重に
包まれた状態になり、包装フィルム内への微生物の侵入
が有効に抑止された衛生的なものになるとともに、外側
が透明な紙様シート体によって覆われているため、高級
感が付与されて商品価値が上がる。
間にシート状食品を装填した状態で、破断手段の引張り
操作により外側シート体を分断し、その後、分断された
各片割れを左右に引き離すことにより、被包食品は、シ
ート状食品に包まれた状態で包装シートから外される。
ト体と外側シート体との間に被包食品を介在させて包装
するような用い方をしてもよい。このような包装方法が
採用された場合には、商品としての包装食品を、外側シ
ート体が上側に位置するように陳列すればよい。こうす
ることによって外側シート体を目立たせることができる
ため、包装食品の高級感が損なわれることはない。
記載の発明において、上記紙様シート体は、内面側とな
る合成樹脂製の第一フィルムと、この第一フィルムに積
層された紙素材製の中間シート体と、この中間シート体
に積層された外面側となる合成樹脂製の第二フィルムと
の三層構造で構成されていることを特徴とするものであ
る。
体を合成樹脂製の第一フィルムと第二フィルムとの間に
密着挟持させることにより、包装シートで被包食品を包
んだ状態で互いに重なり合った部分に仮止め的な溶着処
理を施すことが可能であり、包装処理の容易化が実現す
る。
10の第一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図
2は、そのA−A線断面図である。この実施形態の包装
シート10は握り飯R0用のものである。
は、平面視で矩形状の四隅部が斜めに切り欠かれて八角
形状に形成されている。かかる包装シート10は、握り
飯R0を包んだ状態で外面側に位置する外側シート体2
0と、この外側シート体20の内面側(図1の上側)に
積層された内側フィルム(内側シート体)30と、外側
シート体20の幅方向の中央部で長手方向に延びるよう
に当該外側シート体20の内面側に積層されたカットテ
ープ(破断手段)40とからなる基本構成を備えてい
る。
ート10の幅寸法の1/2より若干狭い左シート体20
aと、同右シート体20bと、各シート体20a,20
b間に介設された帯状フィルム50とからなっている。
そして、帯状フィルム50が各シート体20a,20b
の対向縁部の内面側(図1および図2の上面側)間に架
設された状態で溶着または接着処理が施されることによ
り外側シート体20が形成されている。
外縁から所定寸法だけ切り込まれて形成した幅方向一対
の切込部24が設けられているとともに、これら切込部
24間に指で摘み得る摘み片25が形成されている。
形態においては、内側となる第一フィルム21と、この
第一フィルム21の外面側(図1および図2の下側)に
所定のコーティング処理により積層された中間シート体
(紙様シート体)22と、さらにこの中間シート体22
の外面側にコーティング処理により積層された第二フィ
ルム23とからなっている。
および帯状フィルム50は、ポリエチレンやポリプロピ
レン等の通常の熱可塑性合成樹脂の薄いフィルムによっ
て形成されているのに対し、中間シート体22は、和紙
状に形成されたいわゆるレーヨン紙が採用され、これに
よって中間シート体22の表裏面には、和紙のような漉
き模様が形成され、この漉き模様が第二フィルム23を
介して透けて見えることにより、包装シート10が高級
感に富んだものになるようにしている。
成樹脂製の第一フィルム21および第二フィルム23に
よって挟持されているのは以下の理由による。すなわ
ち、包装シート10で握り飯R0を包装すると、図3に
示すように、包装シート10の表裏が互いに重なり合っ
た状態(重なり合う態様としては、外側シート体20の
内面側と内側フィルム30との重なり合い、および外側
シート体20の外面側と内側フィルム30との重なり合
いがある)になるため、かかる重なり合い状態で包装が
解けるのを防止するべく重なり合った部分の溶着処理を
行おうとすれば、材料的にスポット的な溶着処理が困難
な中間シート体22の表裏に溶着処理が容易な合成樹脂
材料からなる第一フィルム21および第二フィルム23
を積層する必要があるからである。
マット処理が施され、これによる艶消し処理で半透明に
なっている。これによって、中間シート体22の表面の
漉き模様は、この半透明の第二フィルム23を通して視
認されるため、ぼんやりとした情緒が醸し出され、これ
によって包装シート10がさらに高級感にあふれたもの
になる。
一軸延伸処理が施された所定の合成樹脂材料によって形
成され、これによって長手方向に向かう引張り応力が幅
方向に向かう引張り応力より大きくされてちぎれ難くな
っている。かかるカットテープ40は、上記帯状フィル
ム50の内面側(図1および図2の上面側)の幅方向の
中央位置で長手方向の全長に亘って溶着または接着され
ている。
片25を指で摘んで外方に向けて引っ張ることにより、
帯状フィルム50はカットテープ40に誘導されつつ左
右のシート体20a,20bの対向縁部に対応した部分
が破断されて外側シート体20は左右に分断されること
になる。
された一対の内側フィルム片(内側シート片)30a,
30b(左内側フィルム片30aおよび右内側フィルム
片30b)によって構成されている。各内側フィルム片
30a,30bは、幅寸法が外側シート体20の幅寸法
の1/2より若干幅広に寸法設定され、これによって各
内側フィルム片30a,30bが外側シート体20の第
一フィルム21側に重ねられた状態で、幅方向の中央部
に長手方向に延びる重ね合せ部31が形成されるように
なされている。
ットテープ40および帯状フィルム50の設けられた外
側シート体20の第一フィルム21側に積層された状態
でこれらの周縁部が溶着処理されることにより、図1お
よび図2に示すような、周縁部に溶着帯32の形成され
た包装シート10が形成されることになる。包装シート
10が形成された状態で、外側シート体20と内側フィ
ルム30との間には、周りが溶着帯32によって閉止さ
れているとともに、重ね合せ部31に開口を有する収納
空間33が形成されている。
にシート状食品としてのシート状海苔Nが装填されてい
る。このシート状海苔Nは、包装シート10の製造工程
において予め第一フィルム21上に載置され、この状態
で溶着帯32の形成処理が施されることによって収納空
間33に装填されるようにしている。但し、こうする代
わりに包装シート10のみが形成された後に重ね合せ部
31を開いてここから収納空間33内にシート状海苔N
を差し込むようにしてもよい。
3、内側フィルム30および帯状フィルム50は、比較
的軟化点の低い熱可塑性合成樹脂によって形成されてい
る。かかる熱可塑性合成樹脂としては、所定の軟化点に
なるように調製されたポリエチレン(PE)、ポリプロ
ピレン(PP)、ポリビニルクロライド(PVC)、ポ
リアミド(PA)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)あ
るいはエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等が好適
に使用される。
ルセルロース、酢酸・硝酸セルロース、メチルセルロー
ス、エチルセルロースあるいはカルボキシルメチルセル
ロース等のいわゆるセルロース誘導体からなる、レーヨ
ン紙と通称される合成樹脂が好適に使用される。かかる
セルロース誘導体からなる中間シート体22の製造工程
において漉き模様を付与する所定の処理が施されること
により中間シート体22は高級感を醸し出し得るものと
なる。
3の表面に砂を吹き付けるサンドブラスト法、アルカリ
けん化液や有機溶剤で第二フィルム23の表面をエッチ
ングするエッチングマット法、表面にマット剤をコーテ
ィングしてマット化するマット剤コーティング法、ある
いは第二フィルム23を梨地や漉き模様等の艶消し用の
表面を備えたロールに通すマットロール法等を挙げるこ
とができる。
ル法が採用されている。具体的には、張設状態で移動し
ている中間シート体22の表面に所定の供給ロールを介
して溶融状態の第二フィルム23の原料を供給し、中間
シート体22の表面に積層された均一厚みのコーティン
グ層が固化する前に当該コーティング層を回転している
マッドロールに潜らせることによるプレス処理でマッド
ロール表面の艶消し模様を第二フィルム23に転写する
ようにしている。
って包装された状態を示す斜視図である。この図に示す
ように、握り飯R0が包装シート10によって包装され
ることにより形成された包装食品R1は、最も外側にマ
ット処理の施された第二フィルム23が存在していると
ともに、その下側に和紙のような漉き模様の形成された
第二フィルム23が存在しているため、従来の中身が透
けて見える包装シート100(図7)に比べて見苦しく
なく、第一フィルム21を通してぼやけた状態で中間シ
ート体22の漉き模様が視認されることにより優美で、
かつ、高級感に富んだものになる。
て包まれた状態では、熱溶着が可能な外側シート体20
の第一フィルム21および第二フィルム23が同内側フ
ィルム30と重なり合った部分が存在するため、これら
の重なり合った部分の適所が互いにスポット溶着される
ようにしている。こうすることによって一旦握り飯R0
を包装した包装シート10が解けるような不都合が回避
される。
図1に示すように、各対向縁部が長尺方向の全長に亘っ
て帯状フィルム50によって連結されているため、帯状
フィルム50の端部に形成された摘み片25を摘んでカ
ットテープ40を外側に向けて引くことにより、図3に
二点鎖線で示すように、帯状フィルム50の両側部が破
断して外側シート体20から外れ、これによって包装シ
ート10は左右に分割される。
た状態で包装シート10の左右の片割れを互いに反対方
向に引き離すことにより、元々二枚の内側フィルム片3
0a,30bから構成されている左内側フィルム片30
aおよび右内側フィルム片30bも左右に分かれて包装
シート10が左右に引き離され、これによって内部の握
り飯R0を取り出し得る状態になる。
施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図5は、そのB
−B線断面図である。これらの図に示すように、第二実
施形態の包装シート11は、サンドイッチを対象とした
ものであり、平面視で左右が対象な台形状に形成されて
いる。かかる包装シート11は、上側シート体60と、
この上側シート体60の下面側に積層された同形の下側
フィルム(下側シート体)70と、上記上側シート体6
0の裏面側に積層された上記同様のカットテープ40と
を備えて構成されている。なお、第二実施形態において
は、第一実施形態で採用されている帯状フィルム50は
採用されない。
された左シート体60aと右シート体60bとからなっ
ている。各シート体60a,60bは、内側(図4およ
び図5における下面側)となる第一フィルム61と、こ
の第一フィルム61の上面側に積層された中間シート体
(紙様シート体)62と、この中間シート体62にさら
に積層された第二フィルム63とからなる基本構成を有
している。そして、第一フィルム61および第二フィル
ム63は、先の第一実施形態の第一および第二フィルム
21,23と同様の通常の熱可塑性の合成樹脂によって
形成されているのに対し、中間シート体62は、先の第
一実施形態の中間シート体22と同様の、表裏に和紙の
ような漉き模様を有するレーヨン紙によって形成されて
いる。
a,60bに亘って共用されて設けられ、これによって
各シート体60a,60bは第一フィルム61を介して
互いに接続された状態になっている。
ム30と同一の合成樹脂材料によって形成されている。
かかる下側フィルム70が上側シート体60の下面側に
積層された状態で、台形状の斜辺部分および頂辺部分が
所定幅寸法で溶着処理されることにより周縁溶着帯71
が形成されているとともに、台形状の頂辺位置から若干
内側に入った部分で上側シート体60および下側フィル
ム70を幅方向に横断した横断溶着帯72が形成され、
これらの周縁溶着帯71および横断溶着帯72によって
上側シート体60と下側フィルム70とが一体化されて
いる。
一体化した状態で、包装シート11の幅方向の中央部に
は、第一フィルム61のみによって形成された長手方向
の全長に亘って延びる被破断帯65が設けられている。
第一フィルム61における被破断帯65より若干左右に
幅広に広がった部分によって長手方向に延びた本発明に
係る帯状フィルムが形成されている。そして、上記カッ
トテープ40は、かかる被破断帯65の下面側の全長に
亘って溶着または接着されることにより上側シート体6
0に付与されている。
0とが一体化される前に、被破断帯65の先端部(図4
の左側)には、カットテープ40を挟んで縁部から切り
込まれて形成した幅方向一対の切込み64が設けられて
おり、この切込み64間の第一フィルム61によって摘
み片66が形成されている。この摘み片66は、上側シ
ート体60から被破断帯65を剥がすためのものであ
る。
おいて、下側フィルム70と上側シート体60の第一フ
ィルム61との間にサンドイッチを収納するための収納
空間73が形成されているとともに、台形状の底辺部分
の上側シート体60と下側フィルム70との間にサンド
イッチを収納空間73に装填するための装填口74が形
成されている。
1によって包装された状態を示す斜視図である。この図
に示すように、サンドイッチR2が包装シート11によ
って包装されることにより得られた包装食品R3は、そ
の上半分に和紙のような漉き模様を有する上側シート体
60が存在しているため、全体的なバランス上極めて優
美で、かつ、風合いを備えて高級感に富んだものになる
とともに、傾斜面の幅方向の中央部に長手方向に延びる
第一フィルム61からなる透明な被破断帯65が設けら
れているため、この被破断帯65を通してサンドイッチ
R2の種類や状態を視認することが可能になり、包装シ
ート11は高級感と利便性とを備えたものになる。
73(図4)にサンドイッチR2が装填された包装シー
ト11の斜面部分の幅方向の中央位置に長手方向の全長
に亘って薄い合成樹脂製の第一フィルム61からなる被
破断帯65が設けられているとともに、この被破断帯6
5の裏面側にはカットテープ40が一体に積層されてい
るため、このカットテープ40を含む摘み片66を摘ん
で外側に向けて引っ張ることにより、被破断帯65はカ
ットテープ40に誘導されて当該カットテープ40の両
側部分が破断し、これによって包装シート11の斜面部
分が左右に分割される。
に分割された状態でこれらの分割された部分をそれぞれ
指で摘んで互いに離間方向に引き離すことにより、包装
シート11の残りの部分も破断し、内部のサンドイッチ
R2を取り出すことができるようになる。
のではなく、以下の内容をも包含するものである。
ート体22,62としてレーヨン紙からなるものが採用
されているが、本発明は、中間シート体22,62がレ
ーヨン紙であることに限定されるものではなく、和紙等
の紙材料そのものからなるものであってもよい。
燥したシート状海苔Nを装着するべく包装シート10を
外側シート体20と内側フィルム30とで構成してこれ
らの間に収納空間33を形成し、この収納空間33にシ
ート状海苔Nを装填することによって握り飯R0の湿気
がシート状海苔Nに移らないようにしているが、当初か
ら握り飯R0に海苔が巻かれて当該海苔が湿った状態に
なっているような海苔がウエットタイプの握り飯を包装
するような場合には、シート状海苔Nを収納する収納空
間33が不要であるから内側フィルム30は特に必要で
はなく、外側シート体20のみによって包装シートを構
成してもよい。
ィルム30および下側フィルム70として通常の透明な
合成樹脂製のフィルムが用いられているが、こうする代
わりに内側フィルム30(内側シート体)および下側フ
ィルム70として外側シート体20と同様の材料を用い
たものを採用してもよい。こうすることによって包装シ
ートは、全体的に和紙によって形成されているような印
象を与え、包装食品R1,R3の高級感をさらに高める
ことができる。
ート体60を形成する左右のシート体60a,60b
は、包装シート11の全長に亘って左右に分割されてい
るが、本発明は、各シート体60a,60bが全体的に
左右に分割されることに限定されるものではなく、横断
溶着帯72より先端側で左右の中間シート体62および
第二フィルム63が架橋部を介して互いに連結した二股
状としてもよい。
体を、紙素材を含む一対の紙様シート体と、一対の紙様
シート体間に介設された当該紙様シート体と略同一長さ
寸法を有する合成樹脂製の帯状フィルムとを備えて構成
したため、シート本体によって包装された被包食品は、
外面のほとんどが不透明な紙様シートによって覆われた
状態になり、シート本体が全体的に透明な場合には被包
食品が全て透けて見えて見苦しく、商品が安っぽく見え
るような不都合が解消されるばかりか、逆に高級感が付
与され、これによって包装食品の商品価値を上げること
ができる。
ィルムが介設され、この帯状フィルムに破断手段が一体
に積層されているため、破断手段を外側に向けて引張る
ことにより当該破断手段に誘導されて破断され、一対の
紙様シート体を容易に左右に分断することができる。
は、内側シート体に当接されるようにして包装シートで
包装されることにより、内側シート体と外側シート体と
によって二重に包まれた状態になり、包装フィルム内へ
の微生物の侵入が有効に抑止された衛生的なものになる
とともに、外側が紙様シート体によって覆われ、高級感
が付与されて商品価値を上げることができる。
にシート状食品を装填した状態で、破断手段の引張り操
作により外側シート体を分断し、その後に破断された各
片割れを左右に引き離すことにより、シート状食品に包
まれた状態の被包食品を包装シートから容易に取り出す
ことができる。
体を、中間シート体と、この中間シート体に積層された
内面側となる合成樹脂製の第一フィルムと、上記中間シ
ート体に積層された外面側となる合成樹脂製の第二フィ
ルムとの三層構造で構成したため、紙素材製の中間シー
ト体を合成樹脂製の第一フィルムと第二フィルムとの間
に密着挟持させることにより、包装シートで被包食品を
包んだ状態で互いに重なり合った部分に仮止め的な溶着
処理を施すことが可能になり、包装処理の容易化を実現
することができる。
一部切欠き斜視図である。
る。
示す斜視図である。
一部切欠き斜視図である。
る。
状態を示す斜視図である。
は、包装シートの斜視図、(ロ)は、握り飯が包装シー
トによって包装された状態の斜視図をそれぞれ示してい
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 被包食品を包装するために用いられる被
包食品用の包装シートであって、破断手段を備えた被包
食品を包装するためのシート本体を備えて構成され、上
記シート本体は、紙素材を含む一対の紙様シート体と、
一対の紙様シート体間に介設された合成樹脂製の帯状フ
ィルムとによって形成され、上記破断手段はフィルムの
長手方向に延びるように当該フィルムに一体に積層され
ていることを特徴とする被包食品用の包装シート。 - 【請求項2】 上記シート本体は、外側シート体と、こ
の外側シート体に積層された、内面側が直接接触した状
態で被包食品を包む合成樹脂製の内側シート体とを備
え、内側シート体は、上記破断手段の位置で各対向縁部
が重なり合うように分離された一対の内側シート片によ
って形成され、各内側シート片は、上記対向縁部を除く
周縁部が外側シート体の周縁部に一体に接続されている
ことを特徴とする請求項1記載の被包食品用の包装シー
ト。 - 【請求項3】 上記紙様シート体は、中間シート体と、
この中間シート体に積層された内面側となる合成樹脂製
の第一フィルムと、上記中間シート体に積層された外面
側となる合成樹脂製の第二フィルムとの三層構造で構成
されていることを特徴とする請求項1または2記載の被
包食品用の包装シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331170A JP3566246B2 (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 被包食品用の包装シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001331170A JP3566246B2 (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 被包食品用の包装シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003128117A true JP2003128117A (ja) | 2003-05-08 |
JP3566246B2 JP3566246B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=19146790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001331170A Expired - Lifetime JP3566246B2 (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | 被包食品用の包装シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3566246B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019151395A (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 朋和産業株式会社 | 加熱用包装材 |
JP7448184B2 (ja) | 2019-10-02 | 2024-03-12 | アイワ工業株式会社 | サンドイッチ包装用袋および包装サンドイッチ |
-
2001
- 2001-10-29 JP JP2001331170A patent/JP3566246B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019151395A (ja) * | 2018-03-06 | 2019-09-12 | 朋和産業株式会社 | 加熱用包装材 |
JP7118667B2 (ja) | 2018-03-06 | 2022-08-16 | 朋和産業株式会社 | 加熱用包装材 |
JP7448184B2 (ja) | 2019-10-02 | 2024-03-12 | アイワ工業株式会社 | サンドイッチ包装用袋および包装サンドイッチ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3566246B2 (ja) | 2004-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009028742A1 (en) | Wrapper for rice covered with laver | |
JP3908185B2 (ja) | 米飯加工食品の包装体 | |
JP4047671B2 (ja) | 米飯加工食品用の包装シートおよび包装食品 | |
JP2003128117A (ja) | 被包食品用の包装シート | |
JP3605066B2 (ja) | 被包食品用の包装シート | |
JP2603396Y2 (ja) | 包装材 | |
EP2032466A1 (en) | Pack for a pasty product and process for producing a pack | |
JP2003063556A (ja) | おにぎり用包装材 | |
JP5085262B2 (ja) | おにぎり用包装材 | |
JP2007126196A (ja) | 米飯加工食品用包装体および米飯加工食品用包装袋 | |
JP3757387B2 (ja) | 円錐形手巻き寿司用包装材 | |
JP3404544B2 (ja) | 包装おにぎりとその製造方法及び包装フィルム | |
JP2004081175A (ja) | 米飯加工食品の包装体 | |
TW202015541A (zh) | 包裝薄片 | |
JP2603949Y2 (ja) | おにぎり用包装体 | |
JP2526709Y2 (ja) | おにぎり用包装体 | |
JPH08143047A (ja) | 紙 袋 | |
JP2004331180A (ja) | 食品包装用シート体及び包装食品 | |
JP3306795B2 (ja) | 包装おにぎりとその製造方法及び包装フィルム | |
JPH1045160A (ja) | 棒状食品用包装材及びその製造方法 | |
JP3338170B2 (ja) | 包装フィルムと包装おにぎり及びその製法 | |
JPH092523A (ja) | おにぎり用包装材 | |
JP2598167Y2 (ja) | 包装材 | |
JP2006264758A (ja) | 包装体を用いた米飯加工食品の包装方法及びこれに用いられる包装体 | |
JP4256130B2 (ja) | 米飯加工食品用の包装シートおよび包装食品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040604 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3566246 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040707 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080618 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090618 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100618 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110618 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120618 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130618 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |