JP2003068205A - マルチ電子源の特性調整方法及び特性調整装置 - Google Patents
マルチ電子源の特性調整方法及び特性調整装置Info
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Abstract
び調整時間を略同一にする。 【解決手段】 複数の表面伝導型電子放出素子を基板上
に配置したマルチ電子源の特性調整方法であって前記各
電子放出素子の電子放出特性を計測し、特性調整目標値
を設定する工程と、前記複数の電子放出素子の一部に、
離散的な複数の特性シフト電圧値をもつ特性シフト電圧
を印加して各々の前記電子放出素子についての電子放出
特性を計測し、計測された電子放出特性の変化率の平均
値を基に前記特性シフト電圧値毎に特性調整テーブルを
作成する工程と、前記電子放出素子毎に特性調整テーブ
ルを参照し、前記離散的な複数の特性シフト電圧値から
所定の特性シフト電圧値を選択して前記電子放出素子に
印加することにより前記特性調整目標値まで特性をシフ
トさせるシフト工程と、前記電子放出特性の変化をモニ
タし、特性シフト条件を再設定する工程とを有する。
Description
出素子を多数個備えるマルチ電子源の特性調整方法及び
特性調整装置に関するものである。
子と冷陰極素子の2種類が知られている。このうち冷陰
極素子では、例えば電界放出型素子(以下FEと記す)
や、金属/絶縁層/金属型放出素子(以下MIMEと記
す)や、表面伝導型電子放出素子(以下SCEと記す)
などが知られている。
号公報に開示されているように、多数のSCEを単純マ
トリクス配線したマルチ電子源、ならびにこのマルチ電
子源を応用した画像表示装置について研究を行ってき
た。
の変動などにより、個々の素子の電子放出特性に多少の
ばらつきを生じ、これを用いて表示装置を作成した場合
に、この特性のばらつきが輝度のばらつきとなって表れ
るという問題があった。これに対して、SCEの電子放
出特性のメモリ性を利用して特性を揃えるという発明
が、特開平10−228867号公報において本出願人
により既に開示されている。
術(特開平10−228867号)におけるSCEの電
子放出特性のメモリ性を利用して、マルチ電子源の特性
の均一化を行う点は共通しているが、電子源パネルの量
産工程に適するようにさらに改良したものである。
を電子源の製造プロセス工程に取り入れる場合、電子放
出素子毎に特性調整の調整時間にばらつきを生じやす
く、その結果、電子源パネル毎に特性調整の調整時間や
調整後の電子放出特性にばらつきが発生する可能性があ
った。
の電子放出特性のメモリ特性が、各電子放出素子毎に異
なったり、または複数の電子源パネル間で変化しても、
ほぼ同一の電子放出特性を有する電子源パネルをほぼ同
一のプロセス時間で製造できるような製造プロセスを提
供するものである。
チ電子源の電子放出特性及び調整時間を略同一にしたマ
ルチ電子源の特性調整方法及び特性調整装置を提供する
ことにある。
導型電子放出素子を基板上に配置したマルチ電子源の特
性調整方法であって前記各電子放出素子の電子放出特性
を計測し、特性調整目標値を設定する工程と、前記複数
の電子放出素子の一部に、離散的な複数の特性シフト電
圧値をもつ特性シフト電圧を印加して各々の前記電子放
出素子についての電子放出特性を計測し、計測された電
子放出特性の変化率の平均値を基に前記特性シフト電圧
値毎に特性調整テーブルを作成する工程と、前記電子放
出素子毎に特性調整テーブルを参照し、前記離散的な複
数の特性シフト電圧値から所定の特性シフト電圧値を選
択して前記電子放出素子に印加することにより前記特性
調整目標値まで特性をシフトさせるシフト工程と、前記
電子放出特性の変化をモニタし、特性シフト条件を再設
定する工程とを有することを特徴とする。
期の電子放出電流を測定して特性調整目標値を設定する
とともに、一部の素子を用いて特性シフト電圧の複数の
特性シフト電圧値毎に放出電流変化特性を計測し、計測
された特性の平均値に基づき特性調整テーブルを作成す
る。次いで、各素子毎に特性調整テーブルを参照して初
期電子放出電流と特性調整目標値との差である特性シフ
ト量に対する特性シフトのための電圧の波高値、パルス
幅及びパルス数を決定し、特性シフト駆動を行う。さら
に、特性シフト駆動時の電子放出特性の変化をモニタ
し、必要に応じて、特性シフト条件、即ち前記特性シフ
ト電圧の波高値、パルス幅及びパルス数を再設定する。
が配設されたマルチ電子源を有する電子発生装置におけ
る、各SCEの特性調整工程の時間が均一化できるとと
もに、量産製造工程において、特性調整後の電子源パネ
ル間の電子放出特性や特性調整時間のばらつきを抑制す
ることができ、製造工程の管理が容易となる。
願人らはSCEの特性を改善するための研究を鋭意行っ
た結果、製造工程において通常の駆動に先立ち、特開2
000−310973号公報に開示されている予備駆動
を行うことで経時的な輝度の変化が低減することが出来
ることを見出している。本実施例は予備駆動と、電子源
の特性調整を一体化して行ったものである。
に対し、Vpreなる電圧でしばらく駆動を行った後、
Vpre電圧で駆動時に素子の電子放出部近傍の電界強
度を測定することである。その後、電界強度が小さくな
るような通常駆動電圧Vdrvで通常の駆動を行う。V
pre電圧印加による駆動により、素子の電子放出部を
予め大きな電界強度で駆動を行うことで、経時特性の不
安定性の原因となる構造部材の変化を短期間に集中的に
発現させ、通常駆動電圧Vdrvで長い間駆動時による
変動要因を減少することができると考えられる。
子放出特性のメモリ機能を用いて行った電子放出特性の
特性調整方法について説明する。図1は、マルチ電子源
を構成する素子の一つに注目し、一素子に印加した予備
駆動及び特性調整駆動信号の電圧波形を示す図で、横軸
に時間を、縦軸にはSCEに印加した電圧(以下、素子
電圧Vfと記す)を示している。
に連続した矩形電圧パルスを用い、特性調整駆動期間の
電圧パルスの印加期間を第1期間〜第3期間の3つに分
け、各期間内においてはパルスを1〜1000パルス印
加した。素子によって、印加するパルス波高値及びパル
ス数は異なる。図1(a)の電圧パルスの波形の一部
を、同図(b)に拡大して示す。
ルス幅をT1=1[msec]、パルス周期をT2=1
0[msec]とした。なお、素子に実効的に印加され
る電圧パルスの立ち上がり時間Tr及び立ち下がり時間
Tfが100[ns]以下となるように、駆動信号源か
ら素子までの配線路のインピーダンスを十分に低減して
駆動した。
Vf=Vpreとし、特性調整期間においては第1期間
と第3期間ではVf=Vdrvとし、第2期間ではVf
=Vshiftとした。これら素子電圧Vpre、Vd
rv、Vshift、は共に、素子の電子放出しきい値
電圧よりも大きい電圧であって、かつ、Vdrv<Vp
re≦Vshiftの条件を満足するように設定した。
但し、SCEの形状や材料により電子放出しきい値電圧
も異なるので、測定対象となるSCEに合わせて適宜設
定した。
の詳細を説明する。 (第1期間:動作電圧における特性評価期間)第1期間
は、予備駆動電圧印加後、駆動電圧を通常の動作電圧で
ある通常駆動Vdrvに下げた際の素子特性を評価する
期間である。素子に通常駆動電圧(Vdrv)パルスを
印加し、Vdrv電圧印加時の放出電流Ieを計測して
いる。素子特性を測定するための波形パルスは1〜10
発程度印加した。
2期間は、電子放出特性の特性調整方法のために、電子
放出特性のメモリ機能を用いて予備駆動電圧Vpreよ
り大きな電圧値Vshiftを印加し、素子の電子放出
特性をシフトさせる。従って、特性調整を行う必要が無
い素子に対しては、第2期間〜第3期間は適用されな
い。素子の電子放出特性をシフトさせるための波形パル
スは1〜1000発程度印加した。
電圧における特性評価期間)第3期間は、特性シフト電
圧印加後、駆動電圧を通常の動作電圧である通常駆動V
drvに下げた際の素子特性を評価する期間である。第
1期間と同様に、素子に通常駆動電圧(Vdrv)パル
スを印加し、Vdrv電圧印加時の放出電流Ieを計測
している。一つの素子に対して、上記の駆動を行った
後、全ての素子に対して同様なプロセスを施すことで、
マルチ電子源に対しての特性調整プロセスが完了する。
間と特性のシフト量には相関がある。図2は電子放出し
きい値電圧値以上の大きさの、ある特性シフト電圧Vs
hiftを印加したときの特性シフト量Shiftとシ
フト電圧の印加時間の相関を模式的に示すグラフであ
る。グラフのX軸にはシフト電圧印加時間を対数で、Y
軸には特性シフト量Shiftをそれぞれ設定してい
る。図2に示すようにシフト電圧の印加時間の対数にお
おむね正比例して特性シフト量が増加する。
たもので、第2期間において、Vf=Vshiftのパ
ルスの印加数が多くなるにしたがって、放出電流特性が
右方向にシフトしていくことを示したものである。シフ
トパルス印加前Iec(1)の特性を示した素子は、V
shiftのパルスを1パルス印加した状態Iec
(2)に変化する。Vshiftのパルスを3パルス印
加したときは放出電流特性カーブIec(3)となり、
Vshiftのパルスを10パルス印加したときは放出
電流特性カーブIec(5)となり、Vshiftのパ
ルスを100パルス印加したときは放出電流特性カーブ
Iec(6)となる。放出電流特性カーブ上の放出電流
Iec(5)は通常駆動電圧Vdrvにおいて放出電流
Ie5となり、放出電流Iec(6)は通常駆動電圧V
drvにおいて放出電流Ie6となる。この特性変化を
用いると、第2期間における素子へのVshiftのパ
ルスの印加数を増減し所望の放出電流特性カーブに変化
させることによって、第3期間における通常駆動電圧V
drvにおける電子放出電流を特定の値にすることがで
きる。
素子の電子放出電流が予備駆動後、Vf=Vdrv印加
時Ie4であったのが、シフト電圧(Vshif)の印
加回数を増やしていくことによりVf=Vdrv印加時
Ie3→Ie5→Ie6へ電子放出量が変化することを
説明した。マルチ電子源は、多数の素子で構成され、予
備駆動印加後の特性もそれぞれ異なっている。本出願人
は、予備駆動後の電子放出特性がそれぞれ異なっている
素子に対して特性シフト電圧を印加した場合、どのよう
に電子放出電流が変化するかを鋭意研究した。この結
果、本出願人は、特性シフト電圧を印加した際の特性変
化率は、シフト電圧印加前の電子放出量の多い少ないに
依らず概ね一定であることを見出した。即ち、図3
(b)のように、図3(a)と異なる初期特性を持つ素
子の電子放出電流が予備駆動後、Vf=Vdrv印加時
Ie4’であったのが、シフト電圧(Vshift)の
印加回数を増やしていくことによりVf=Vdrv印加
時Ie3’→Ie5’→Ie6’へ電子放出量が変化し
たとする。このとき図3(a)及び図3(b)に示され
るIeの変化率に着目すると、図3(a)の素子(1)
にVshiftを印加したときのIe及び変化率は、I
eが、Ie4(初め)→Ie3(1パルス)→Ie5
(10パルス)→Ie6(100パルス)と変化し、I
eの変化率は、Ie3/Ie4→Ie5/Ie4→Ie
6/Ie4である。また、図3(b)の素子(2)にV
shiftを印加したときのIe及び変化率は、Ie
が、Ie4’(初め)→Ie3’(1パルス)→Ie
5’(10パルス)→Ie6’(100パルス)と変化
し、Ieの変化率は、Ie3’/Ie4’→Ie5’/
Ie4’→Ie6’/Ie4’である。ここで、各々の
変化率Ie3/Ie4とIe3’/Ie4’、Ie5/
Ie4とIe5’/Ie4’、Ie6/Ie4とIe
6’/Ie4’を比較すると概ね等しくなることを本出
願人は見出した。この特性を用いると、初期Ieが多少
異なる素子に対しても同じ放出電流特性の変化曲線を適
用し、素子特性の調整を行うことができる。
電流特性の変化曲線上ではあるが前記変化率が大きく異
なり、1回のVshift電圧印加後の変化率が放出電
流特性の変化曲線上の変化率に比べて変化の割合が非常
に遅い素子や逆に早い素子も存在することが分かった。
このような数は僅かであるが変化率の大きく異なった素
子については、印加するパルス幅を増減させてパルス印
加することで、同じ放出電流特性の変化曲線を適用し、
素子特性の調整を行うことができることも見出した。
子源の一部の素子を用いて、特性シフト電圧印加に対す
る放出電流特性の変化曲線を取得し、これに基づいてマ
ルチ電子源全体の特性調整を行った。詳細は後述する
が、印加するシフト電圧値も離散的に何段階か選んでデ
ータを取得し電子源全体の特性を所望の時間で調整でき
るようにした。以下その詳細を説明する。
301を構成する各SCEに特性調整用の波形信号を加
えて個々のSCEの電子放出特性を変えるための駆動回
路の構成を示すブロック図である。図4において、30
1は表示パネルである。本実施例において、表示パネル
301には複数のSCEが単純マトリクス状に配線され
ており、既にフォーミング処理及び活性化処理が完了
し、安定化工程にあるものとする。
リクス状に配設した基板と、その基板上に離れて設けら
れSCEから放出される電子により発光する蛍光体を有
するフェースプレート等を真空容器中に配設している。
さらに行方向配線端子Dx1〜Dxn及び列方向配線端
子Dy1〜Dymを介して外部の電気回路と接続されて
いる。301aは、表示パネル301内の複数のSCE
をマトリクス状に配設した基板のうちの一部であり、特
性調整用データ取得用素子が配設されている。
電圧源311からの高電圧を印加するための端子であ
る。303,304はスイッチマトリクスで、それぞれ
行方向配線及び列方向配線を選択してパルス電圧を印加
するためのSCEを選択している。306,307はパ
ルス発生回路で、パルス波形信号Px,Pyを発生させ
ている。308はパルス波高値及びパルス幅値設定回路
で、パルス設定信号Lpx,Lpyを出力することによ
り、パルス発生回路306,307のそれぞれより出力
されるパルス信号の波高値及びパルス幅値を決定してい
る。309は制御回路で、特性調整フロー全体を制御
し、パルス波高値及びパルス幅値設定回路308に波高
値及び幅値を設定するためのデータTvを出力してい
る。なお、309aはCPUで、制御回路309の動作
を制御している.CPU309Aの動作は、図5、図6
及び図11のフローチャートを参照して後述する。
調整のための各素子の特性を記憶するためのメモリであ
る。具体的には、309bは通常駆動電圧Vdrv印加
時の各素子の電子放出電流Ieを格納している。309
cは、詳細は後述するが、一部の素子301aに電圧印
加を行ってデータ取得し作成した参照用ルックアップテ
ーブルで、特性調整時に参照する。309dは各プロセ
スに合わせた印加パルスの波高値及び幅値を記憶するた
めのパルス設定メモリであり、特性調整時には前記変化
率の大きく異なった電子源についてのパルス幅の再設定
を行うときにも用いる。310はスイッチマトリクス制
御回路で、スイッチ切換え信号Tx,Tyを出力してス
イッチマトリクス303,304のスイッチの選択を制
御することにより、パルス電圧を印加するSCEを選択
している。
タ取得について説明する。本実施例では素子の電子放出
電流を調整するために各素子からの電子放出電流Ieを
測定し、格納している。この電子放出電流Ie計測の詳
細について述べる。特性調整のためには少なくとも、通
常駆動電圧Vdrv印加時に流れる電子放出電流Ieを
測定する必要が有るが、これについて説明する。制御回
路309からのスイッチマトリクス制御信号Tswによ
り、スイッチマトリクス制御回路310がスイッチマト
リクス303及び304が所定の行方向配線または列方
向配線を選択し、所望のSCEが駆動できるように切換
え接続される。
びパルス幅値設定回路308に通常駆動電圧Vdrvに
対応した波高値及びパルス幅値データTvを出力する。
これによりパルス波高値及びパルス幅値設定回路308
から波高値及びパルス幅値データLpx及びLpyが、
パルス発生回路306,307のそれぞれに出力され
る。この波高値及びパルス幅値データLpx及びLpy
に基づいて、パルス発生回路306及び307のそれぞ
れは駆動パルスPx及びPyを出力し、この駆動パルス
Px及びPyがスイッチマトリクス303及び304に
より選択された素子に印加される。ここで、この駆動パ
ルスPx及びPyは、素子に、通常駆動電圧Vdrv
(波高値)の1/2の振幅で、かつ互いに異なる極性の
パルスとなるように設定されている。また同時に、高圧
電源311により表示パネル301の蛍光体に所定の電
圧を印加する。
上の素子電圧を印加すると急激に電子放出電流Ieが増
加し、一方しきい値電圧以下では電子放出電流Ieがほ
とんど検出されない。つまり、SCEは電子放出電流I
eに対する明確なしきい値電圧Vthを持った非線形素
子である。よって、駆動パルスPx及びPyの振幅値が
Vdrvの1/2でかつ互いに異なる極性のパルスとな
る場合、スイッチマトリクス303及び304により選
択された素子からのみ電子放出がなされる。そしてこの
駆動パルスPx,Pyで素子が駆動されている時の電子
放出電流Ieを電流検出器305により測定する。
子放出特性を調整するプロセスフローを図5、図6及び
図11のフローチャートを用いて説明する。本実施例に
おいては、予備駆動と特性調整駆動を一体化して行った
ので、両方の駆動プロセスを含めて説明する。
素子に予備駆動電圧Vpreを印加後、通常駆動電圧V
drv印加時の電子放出特性を測定し、特性調整を行う
ときの基準目標電子放出電流値Ie-tを設定する段階I
(図5のフロー図、図1(a)の予備駆動期間と特性調
整期間の第1期間に対応)と、画像を表示する上でほと
んど支障をきたさない箇所301aの一部の素子を用い
て素子に特性シフト電圧Vshiftと通常駆動電圧V
drvを交互に印加したときの電子放出電流変化量を導
き出しルックアップテーブルを作成する段階II(図6の
フロー図、図1(a)の特性調整期間の第2、第3期間
に対応)と、特性調整のためのルックアップテーブルに
応じて特性シフト電圧Vshiftのパルス波形信号を
印加すること及び特性調整が終了したかを判定するため
に通常駆動電圧Vdrvを印加して電子放出特性を測定
する段階III(図11のフロー図、図1(a)の特性調
整期間の第2、第3期間に対応)とからなる。
説明する。ステップS11で、スイッチマトリクス制御
信号Tswを出力して、スイッチマトリクス制御回路3
10によりスイッチマトリクス303,304を切換え
て表示パネル301から素子を一つ選択する。次にステ
ップS12で、選択された素子に印加するパルス設定メ
モリ309dにあらかじめ設定されていたパルス信号の
波高値及びパルス幅値データTvをパルス波高値及びパ
ルス幅値設定回路308に出力する。測定用パルスの波
高値は、予備駆動電圧値Vpre=16Vであり、パル
ス幅値は1msecである。そしてステップS13で、
パルス発生回路306,307よりスイッチマトリクス
303,304を介して、ステップS11で選択されて
いる素子に、予備駆動電圧値Vpreのパルス信号を印
加する。ステップS14では、予備駆動電圧を行った素
子を通常駆動電圧Vdrvに下げて駆動した時の電子放
出特性評価を行うために、選択された素子に印加するパ
ルス信号の波高値及びパルス幅値データTvとしてパル
ス設定メモリ309dにあらかじめ設定されていた通常
駆動電圧値Vdrv=14.5V及びパルス幅値1ms
ecを設定する。そしてステップS15で、ステップS
11で選択されている素子に、通常駆動電圧値Vdrv
のパルス信号を印加する。ステップ16で特性調整のた
めにVdrv電圧における電子放出電流Ieをメモリ3
09bに格納する。
全てのSCEに対して測定を行ったかどうかを調べ、そ
うでないときはステップS18に進み、次の素子を選択
するスイッチマトリクス制御信号Tswを設定してステ
ップS11に進む。一方、ステップS17で全てのSC
Eに対する測定処理が終了しているときは、ステップS
19で表示パネル301の全てのSCEに対し、通常駆
動電圧Vdrvにおける電子放出電流Ieを比較し、基
準目標電子放出電流値Ie-tを設定する。
ようにして設定した。図3(a)に示すように、特性シ
フト電圧印加により、Ie−Vfカーブはいずれの素子
も右方向にシフトする。故に、目標値はVdrv印加時
のIeの中で小さなものに設定することになる。しかし
ながら、目標値を小さくし過ぎると特性調整後のマルチ
電子源の平均電子放出量が大きく低下してしまう。本実
施例においては、全素子の電子放出電流値を統計的に処
理し、その平均電子放出電流Ie-aveと標準偏差σ-
Ieを算出した。そして、基準目標電子放出電流値Ie
-tは、 Ie-t = Ie-ave − σ-Ie とした。
に設定することで、特性調整後のマルチ電子源の平均電
子放出電流を大きく低下させることなく、個々の素子の
電子放出量ばらつきを低減できる。
説明する。ルックアップテーブルを作成する際、特性シ
フト電圧として4段階(Vshift1〜Vshift
4)の離散的な電圧値を選択してそれぞれの電圧毎に特
性シフト量を観測した。特性シフト電圧の範囲は、前述
したように、Vshift≧Vpreであり、Vshi
ft電圧の範囲は、SCEの形状や材料により適宜設定
するが、通常は1V程度の範囲で数ステップに分けて設
定することで特性調整できる。
つの特性シフト電圧値Vshift1、Vshift
2、Vshift3、Vshift4各々をもつ特性シ
フト電圧を印加(1〜100パルス)したときの素子放
出電流Ieの変化量を計測する手順を説明する。
特性シフト電圧各々を印加する領域、素子数、各特性シ
フト電圧値、パルス幅値、及び、印加パルス数を設定す
る。複数の素子に4つの特性シフト電圧各々を印加する
表示パネル301内の領域は、画像を表示する上でほと
んど支障をきたさない箇所301aを選定し、素子数は
1つの特性シフト電圧に対して20素子とした。ステッ
プS22で、スイッチマトリクス制御信号Tswを出力
して、スイッチマトリクス制御回路310によりスイッ
チマトリクス303,304を切換えて表示パネル30
1から素子を一つ選択する。ステップS23で、選択さ
れた素子に印加する、パルス設定メモリ309dにあら
かじめ設定されていたパルス信号の波高値及びパルス幅
値データTvをパルス波高値及びパルス幅値設定回路3
08に出力する。特性シフト電圧用パルスの波高値は、
予備駆動電圧値Vpre=16V、特性シフト電圧値V
shift1=16.25V、Vshift2=16.
5V、Vshift3=16.75V、Vshift4
=17Vのいずれかであり、パルス幅値はいずれも1m
secである。そしてステップS24で、パルス発生回
路306,307よりスイッチマトリクス303,30
4を介して、ステップS21で選択されている素子に、
特性シフト電圧の初回として予備駆動電圧値Vpreパ
ルス信号を印加する。
を行った素子を通常駆動電圧Vdrvに下げて駆動した
時の電子放出電流特性評価を行うために、選択された素
子に印加するパルス信号の波高値及びパルス幅値データ
Tvとしてパルス設定メモリ309dにあらかじめ設定
されていた通常駆動電圧値Vdrv=14.5V及びパ
ルス幅値1msecを設定する。そしてステップS26
で、ステップS22で選択されている素子に、通常駆動
電圧値Vdrvパルス信号を印加する。ステップS27
で特性シフト電圧印加パルス数に応じた電子放出量変化
データとしてVdrv電圧における電子放出電流Ieを
メモリ309bに格納する。ステップS28では、ステ
ップS22で選択されている素子に、特性シフト電圧を
所定の回数印加したかどうかを調べ、そうでないときは
ステップS23に進む。
所定の印加回数に達したときは、ステップS29に進
む。ステップS29では、複数の所定の素子に対して電
子放出量変化測定を行ったかどうかを調べ、そうでない
ときはステップS30に進み、次の素子を選択するスイ
ッチマトリクス制御信号Tswを設定してステップS2
2に進む。一方、ステップS29で所定の素子に対する
測定処理が終了しているときは、複数の所定の素子に5
つの特性シフト電圧値Vshift0(=Vpre)、
Vshift1、Vshift2、Vshift3、V
shift4各々をもつ特性シフト電圧を印加(1〜1
00パルス)したときの素子放出電流の変化量をグラフ
化する。
圧値Vshift0(=Vpre)、Vshift1、
Vshift2、Vshift3、Vshift4各々
をもつ特性シフト電圧を印加(1〜100パルス)した
ときの素子放出電流の変化量(平均値)を示したもので
ある。なお、このときの素子放出電流値は、各特性シフ
ト電圧を1パルス印加毎に通常駆動(Vdrv)したと
きに計測した値である。5つの特性シフト電圧値の関係
はVshift4>Vshift3>Vshift2>
Vshift1>Vpreである。
増やすかまたは特性シフト電圧を大きくすることで素子
特性の変化量は大きく、即ち調整量は多くなる。図7に
示す特性変化曲線を用いてマルチ電子源全体を特性調整
するのは、以下の2ステップで行われる。 図5のIe計測結果から設定した目標電子放出電流
値Ie-tより、特性シフト電圧範囲及び平均印加パルス
数を設定する。つまり、ここまでが、特性調整をするた
めのルックアップテーブルを作成する段階となる。 で決めた設定値を基に、各素子毎に特性シフト電
圧を設定する。そして、特性シフト電圧印加と電子放出
電流特性計測を繰り返し、特性を目標値までシフトさせ
る。即ち、特性調整のためのルックアップテーブルに応
じて特性シフト電圧Vshiftのパルス波形信号を印
加すること及び特性調整が終了したかを判定するために
通常駆動電圧Vdrvを印加して電子放出特性を測定す
る段階(図11のフロー図、図1(a)の特性調整期間
の第2、第3期間に対応)となる。
化曲線における印加パルス数に対する変化率が大きく異
なった電子放出素子を有する電子源も少数ではあるが存
在する。このような電子源についても、大多数の電子源
の特性調整、のステップに後述する対処方法を組み
込むことによって、特性調整を可能にした。
値とし、図5で設定した目標Ie-tから最大調整率Dm
axを下式から求める。 Dmax = Ie-t/Ie max 例えば、目標Ie-t =0.9μA、Ie max =1.2
μAとすると、Dmax=0.75必要になる。このと
き図7より最大シフト電圧としてVshift4を印加
しても1パルスでは、全てを調整できないことがわか
る。一方、特性シフト電圧印加パルス数が増えると特性
調整プロセス時間が長くなりあまり好ましいものとは言
えない。そこで、本実施例においては、平均的に10パ
ルスの印加によって特性調整を行うようにした。このと
きプロセスに要する時間は10パルス印加時間と目標I
e-t以上を有する素子数の積で見積もることができる。
D0〜D4を読み出す。ここである特性シフト電圧Vsh
iftを10パルス印加した直後に目標電子放出電流I
e-tに達するであろう予備駆動(Vpre)を初回1パ
ルス印加した直後の通常駆動(Vdrv)時の電子放出
電流上限値Ie-uは以下の式で表すことができる。 Ie-u = Ie-t/D 即ち特性シフト電圧Vshift1を10パルス印加時
の調整率をD1とすると、このときの予備駆動(Vpr
e)1パルス印加後の通常駆動(Vdrv)時の電子放
出電流上限値Ie-u1は、 Ie-u1 = Ie-t/D1 となる。同様に、特性シフト電圧Vshift2を10
パルス印加時の調整率をD2とすると、このときの予備
駆動(Vpre)1パルス印加後の通常駆動(Vdr
v)時の電子放出電流上限値Ie-u2は、 Ie-u2 = Ie-t/D2 となる。
ス印加時の調整率をD3とすると、このときの予備駆動
(Vpre)1パルス印加後の通常駆動(Vdrv)時
の電子放出電流上限値Ie-u3は、 Ie-u3 = Ie-t/D3 特性シフト電圧Vshift4を10パルス印加時の調
整率をD4とすると、このときの予備駆動(Vpre)
1パルス印加後の通常駆動(Vdrv)時の電子放出電
流上限値Ie-u4は、 Ie-u4 = Ie-t/D4 となる。また、特性シフト電圧Vshift0=Vpr
eを10パルス印加時の調整率をD0とすると、このと
きの予備駆動(Vpre)1パルス印加後の通常駆動
(Vdrv)時の電子放出電流上限値Ie-u0は、 Ie-u0 = Ie-t/D0 となる。
性調整するためのルックアップテーブルを作成すると、
図8となる。図8において、特性シフト電圧Vpre
(=Vshift0)を印加して特性調整を実施する予
備駆動(Vpre)1パルス印加後の通常駆動(Vdr
v)時の電子放出電流範囲は、目標Ie-tからIe-u1
までとなる。同様に特性シフト電圧Vshift1を印
加して特性調整を実施する予備駆動(Vpre)1パル
ス印加後の通常駆動(Vdrv)時の電子放出電流範囲
は、Ie-u1からIe-u2までとなり、特性シフト電圧V
shift2を印加して特性調整を実施する予備駆動V
pre後の通常駆動(Vdrv)時の電子放出電流範囲
は、Ie-u2からIe-u3まで、特性シフト電圧Vshi
ft3を印加して特性調整を実施する予備駆動Vpre
後の通常駆動(Vdrv)時の電子放出電流範囲は、I
e-u3からIe-u4まで、特性シフト電圧Vshift4
を印加して特性調整を実施する予備駆動Vpre後の通
常駆動(Vdrv)時の電子放出電流範囲は、Ie-u4
より大となる。予備駆動Vpre後の通常駆動電圧Vd
rvでの電子放出電流がIe-u4よりも大きい場合は、
Vshift4を印加することとした。
ス印加したときの調整率がD0=0.9、D1=0.8
1、D2=0.72、D3=0.6、D4=0.5、目標
Ie-t=0.9μAで、Ie最大値=1.55μAのと
き、各々の特性シフト電圧を印加する素子のIeの範囲
は、0.9<Ie≦1.0μA(@Vshift0)、
1.0<Ie≦1.11μA(@Vshift1)、
1.11<Ie≦1.25μA(@Vshift2)、
1.25<Ie≦1.5μA(@Vshift3)、
1.5<Ie(@Vshift4)となる。
印加パルス数に対する変化率が大きく異なった素子を有
する電子源に対する対処方法について説明する。前述し
たように、大多数の電子源は、図7に示す特性変化曲線
を基に平均印加パルス数を10パルスとしてルックアッ
プテーブルを作成し、このテーブルを参照して特性シフ
ト電圧を決定することにより各素子当たり10数パルス
以下で電子放出特性をほぼ目標Ie-t近傍に設定するこ
とができた。後述の特性調整実施においては、最大印加
パルス数も平均印加パルス数の2倍の20パルスを設定
している。このとき、特性調整を実施したにもかかわら
ず目標Ie-t近傍にならなかった素子は、1つは、最大
印加パルス数20パルスを印加しても目標Ie-tに達し
なかった素子であり、もう1つは、特性調整中に目標I
e-tを大きく下回ってしまった素子ということになる。
即ち、図7に示す特性変化曲線における印加パルス数に
対する変化率が大きく異なった素子であったことを意味
する。
たは電子源を少なくするための方法を以下に述べる。先
ず、このような特性調整未完となってしまう素子である
かどうかを推測するために、初回の特性シフト電圧を印
加した後に通常駆動電圧Vdrvを印加して測定した電
子放出電流Ie値と想定していた変化率による電子放出
電流Ie値とを比べることとした。想定していた変化率
として、下限は、最大印加パルス数20パルスを印加し
ても目標Ie-tに達することが期待できない変化率D-l
lであり、上限は、2回目のパルス印加によって目標I
e-tを下回ってしまうことが予測される変化率D-ulで
ある。図7に示す特性変化曲線は、対数関数で表すこと
ができることから、例えば、シフト電圧Vshift0
でパルス幅1[msec]の特性変化曲線は、 y=A0・logx+B0 と表すことができる。但し、xはパルス数、yはIe変
化量、A0及びB0は定数である。
うに表すことができる。初回特性シフト電圧を印加した
ときの変化率が下限の変化率D-ll0であった場合、特性
変化曲線は、 y=A0・log1+D-ll0 =D-ll0 であり、この特性変化曲線において、パルスを20回印
加したときの変化率は、 y=A0・log20+D-ll0 となる。この値が当初設定した特性変化曲線におけるパ
ルスを10回印加したときの変化率を上回る値となる場
合に、特性調整は最大印加パルス数20パルス印加にお
いて目標Ie-tに達することが期待できないことになる
から、 A0・log20+D-ll0<A0・log10+B0 と表すことができる。したがって、下限の変化率D-ll0
は D-ll0<A0・log10+B0−A0・log20 < B0−A0・log2≒B0−0.3・A0 と表すことができる。初回パルス電圧を印加したときの
変化率がこの下限の変化率D-ll0より小さい場合は、最
大印加パルス数20パルス印加以内に目標Ie-tに達す
ることが期待できるが、下限の変化率D-ll0より大きい
場合は、目標Ie-tに達することが期待できない。そこ
で、初回パルス電圧を印加したときの変化率が下限の変
化率D-ll0より大きい場合は、図9の特性調整期間の第
2期間に示すように、2回目以降に印加するパルス波形
の幅を広げてパルス印加を行うこととした。これは、1
回パルス印加毎の変化量を大きくし、平均印加パルス数
の前後で目標Ie-tに達することが期待できるようにし
たことになる。本実施例においては、2回目以降に印加
するパルス幅を1[msec]から2倍の2[mse
c]にした。
に表すことができる。つまり、初回特性シフト電圧を印
加したときの変化率が上限の変化率D-ul0であった場
合、特性変化曲線は、 y=A0・log1 + D-ul0 = D-ul0 であり、この特性変化曲線において、パルス2回印加し
たときの変化率は、 y=A0・log2 + D-ul0 となる。この値が当初設定した特性変化曲線におけるパ
ルス10回印加したときの変化率を下回る値となる場合
に、特性調整は2回目のパルス印加において目標Ie-t
を下回ることが予測されることになるから、 A0・log2+D-ul0>A0・log10+B0 と表すことができる。したがって、上限の変化率D-ul
は、 D-ul0>A0・log10+B0−A0・log2 >B0+A0・log5≒B0+0.7A0 と表すことができる。
率が上限の変化率D-ul0より小さい場合は、図10の特
性調整期間の第2期間に示すように、2回目以降に印加
するパルス波形の幅を狭めることとした。これは、1回
のパルス印加毎の変化量を小さくし、平均印加パルス数
の前後で目標Ie-tに達することが期待できるようにし
たことになる。本実施例においては、2回目以降に印加
するパルス幅を1[msec]から1/10倍の0.1
[msec]にした。
〜4においても下限の変化率D-ll1〜D-ll4及び上限の
変化率D-ul1〜D-ul4を算出することができ、各下限の
変化率を上回った場合のパルス幅値及び各上限の変化率
を下回った場合のパルス幅値も設定することができる。
以上のように、図7に示す特性変化曲線における印加パ
ルス数に対する変化率が大きく異なった素子に対処する
ために、前述のルックアップテーブルを作成するとき
に、各シフト電圧Vshift0〜4の下限の変化率D
-ll0〜D-ll4及び上限の変化率D-ul0〜D-ul4を算出し
て、下限の変化率を上回った場合のパルス幅値及び上限
の変化率を下回った場合のパルス幅値とともにパルス設
定メモリ309dに格納する。
いて説明する。まずステップS51で、表示パネル30
1中の特性調整を実施するSCEの1素子に対して特性
調整時に印加する最大印加パルス数を設定する。最大印
加パルス数は、平均印加パルス数の2倍の20パルスと
した。次にS52で、スイッチマトリクス制御信号Ts
wを出力して、スイッチマトリクス制御回路310によ
りスイッチマトリクス303,304を切換えて表示パ
ネル301からSCEを一つ選択する。ステップS53
で、選択された素子についての予備駆動後の通常駆動電
圧Vdrv印加時の電子放出電流値を読み出す。ステッ
プS54で特性調整ルックアップテーブルを読み出す。
ステップS55ではステップS53で読み出した選択さ
れた素子の電子放出電流値が特性調整における目標値I
e-tと比較し、特性調整を実施するか否かを判断する。
ステップS53で読み出した選択された素子の電子放出
電流値が特性調整における目標値Ie-tと等しいかそれ
以下の場合は、特性調整を実施せずステップS66に進
む。
子の電子放出電流値が特性調整における目標値Ie-tよ
りも大きい場合は、ステップS54で読み出した特性調
整ルックアップテーブルを参照して選択された素子の電
子放出電流値に対応した特性シフト電圧値Vshift
0〜Vshift4のいずれかと、パルス幅1[mse
c]をパルス設定メモリ309dに設定する。そしてス
テップS56で、選択された素子に印加するパルス設定
メモリ309dに設定されていたパルス信号の波高値及
びパルス幅値データTvをパルス波高値及びパルス幅値
設定回路308に出力する。ステップS57で、パルス
発生回路306,307よりスイッチマトリクス30
3,304を介して、ステップS52で選択されている
SCEに、特性シフト電圧値Vshift0〜Vshi
ft4のいずれかのパルス信号を印加する。例えば、ス
テップS52で選択されているSCEの電子放出電流値
がIe-pで、下記の範囲にあったとすると、特性調整ル
ックアップテーブル図8より、特性シフト電圧値は、V
shift2となる。 Ie-u2 <Ie-p ≦Ie-u3
子を通常駆動電圧Vdrvに下げて駆動した時の素子特
性評価を行うために、選択された素子に印加するパルス
設定メモリ309dにあらかじめ設定されていたパルス
信号の波高値及びパルス幅値データTvとして通常駆動
電圧値Vdrv、パルス幅は1[msec]を設定す
る。そしてステップS59で、ステップS52で選択さ
れている素子に、通常駆動電圧値Vdrvパルス電圧を
印加する。この時の電子放出電流をステップS60で計
測しメモリへ格納する。ステップS61ではステップS
60で計測された電子放出電流値が特性調整における目
標Ie-t以下にならない場合はステップS62の初回パ
ルス印加チェックへ進む。一方、ステップS60で計測
された素子の電子放出電流値が特性調整における目標値
Ie-tと等しいかそれ以下の場合は、特性調整を実施せ
ずステップS66に進む。
あったかどうかをチェックし、初回の場合は、ステップ
S63に進む。2回目以降の場合は、ステップ65の特
性調整駆動最大印加パルス数に対する累積パルス印加数
チェックへに進む。ステップS63では、選択された素
子が図7に示す特性変化曲線における印加パルス数に対
する変化率が大きく異なった素子であるかどうかの判定
するために、前述したパルス設定メモリ309dから選
択された素子に印加されている特性シフト電圧に対応し
た下限の変化率及び上限の変化率を読み出す。そして、
選択された素子についての予備駆動後の通常駆動電圧V
drv印加時の電子放出電流値に下限の変化率を掛け合
わせた値を下限Ie値とし上限の変化率を掛け合わせた
値を上限Ie値として、ステップS60で計測された電
子放出電流値と比較する。続いて、ステップS64にお
いて、ステップS60で計測された電子放出電流値が下
限Ie値より大きい場合は印加するパルス波形の幅値を
1[msec]から2倍の2[msec]に再設定し、
上限Ie値より小さい場合は印加するパルス波形の幅値
を1[msec]から1/10倍の0.1[msec]
に再設定し、下限Ieと上限Ie値との間にある場合は
印加するパルス波形の幅値はそのままの1[msec]
とし、2回目のパルス印加のために、ステップS56へ
進む。
ルス印加に対して選択された素子への累積パルス印加数
が特性調整駆動最大印加パルス数設定値に達したかどう
かをチェックし、達していない場合は前回のパルス印加
と同様にパルス印加するためにステップS56へ進み、
達した場合はステップS66へ進む。ステップS66で
は、表示パネル301の全てのSCEに対して特性調整
を行ったかどうかを調べ、そうでないときはステップS
67に進み、次の素子を選択しスイッチマトリクス制御
信号Tswを出力してステップS52に進む。ステップ
S66で全ての素子に対して、フローが終了すると特性
調整が完了し、全ての素子の電子放出電流が均一化す
る。ここでステップが終了する。このときプロセスに
要する時間は、概ね初期Ieが目標Ie-tよりも大きな
素子の数と10パルスシフト電圧印加時間の積の時間と
なる。
における印加パルス数に対する変化率が大きく異なった
電子源に対処する方法として、上述した方法以外に、変
化率が大きく異なった電子源に印加されたいずれかの特
性シフト電圧値Vshift0〜4に対して電圧値を増
減させて2回目以降のパルス印加をすることで、変化率
を想定された変化率に近づけ、目標Ie-tに到達させる
方法にしてもよい。
01毎に特性調整ルックアップテーブルを作成し、その
特性調整ルックアップテーブルを基に特性調整を行う手
順としたが、同一ロット内の表示パネル301でSCE
の目標電子放出電流値Ie-tを同じにして特性調整を行
う場合は、最初の1枚目の表示パネルのみ特性調整ルッ
クアップテーブルを作成し、2枚目以降の表示パネルに
おいては、表示パネル301の全SCEに予備駆動電圧
Vpreを印加後、通常駆動電圧Vdrv印加時の電子
放出特性の測定結果がSCEの目標電子放出電流値Ie
-tに設定可能な範疇であれば、図7に示す特性変化曲線
の全てを取得しなくても一部を確認のためのみデータ取
得し、最初の1枚目の表示パネルの特性調整ルックアッ
プテーブルを用いて特性調整を行うことも可能であり、
2枚目以降の表示パネルに対する特性調整プロセスの処
理時間を削減することができる。
を計測し、これを均一化するように特性調整を行った
が、SCEから放出される電子により発光する蛍光体の
発光輝度を測定し、輝度ばらつきがあった場合に、これ
を均一になるように補正するようにしてもよい。即ち、
各素子を駆動する毎に、当該素子より放出される電子に
より発光される蛍光体の発光輝度を測定し、その測定し
た輝度を前記電子放出電流に相当する値に変換すること
でも均一化が実現できる。
内301aの画像表示エリアの素子を用いたが、画像表
示の際には駆動が行われないダミー素子を作り込んでお
いて、ここでデータを取得するようにしてもよい。
数のSCEが配設されたマルチ電子源を有する電子発生
装置において、各SCEの特性調整工程の時間が均一化
できるとともに、量産製造工程において、特性調整後の
電子源パネル間の電子放出特性や特性調整時間のばらつ
きを抑制することができ、製造工程の管理が容易とな
る。
号の一例を示す図である。
を示すグラフである。
違いを説明する図である。
をマルチ電子源に印加する装置の概略構成図である。
整フローである。
きの電子放出電流の変化量を説明する特性曲線図であ
る。
する離散的な特性シフト電圧値に対する各々のSCEの
電子放出電流範囲を示した図である。
数のパルスを印加しても調整目標値に達しないと判定し
た場合に印加する特性調整信号の一例を示す図である。
た数のパルスを印加すると調整目標値を超えると判定し
た場合に印加する特性調整信号の一例を示す図である。
る。
整データ取得エリア、302:高圧端子、303,30
4:スイッチマトリクス回路、305:電子放出電流検
出器、306,307:パルス発生回路、308:パル
ス波高値及びパルス幅値設定回路、309:制御回路、
309a:CPU、309b:メモリ、309c:特性
調整ルックアップテーブル、309d:パルス設定メモ
リ、310:スイッチマトリクス制御回路、311:高
圧電源。
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の表面伝導型電子放出素子を基板上
に配置したマルチ電子源の特性調整方法であって、 前記各電子放出素子の電子放出特性を計測し、特性調整
目標値を設定する工程と、 前記複数の電子放出素子の一部に、離散的な複数の特性
シフト電圧値をもつ特性シフト電圧を印加して各々の前
記電子放出素子についての電子放出特性を計測し、計測
された電子放出特性の変化率の平均値を基に前記特性シ
フト電圧値毎に特性調整テーブルを作成する工程と、 前記電子放出素子毎に前記特性調整テーブルを参照し、
前記複数の特性シフト電圧値から所定の特性シフト電圧
値を選択して前記電子放出素子に印加することにより前
記特性調整目標値まで特性をシフトさせるシフト工程
と、 前記電子放出特性の変化をモニタし、特性シフト条件を
再設定する工程とを有することを特徴とするマルチ電子
源の特性調整方法。 - 【請求項2】 前記特性シフト条件は、前記特性シフト
電圧のパルス幅である請求項1に記載のマルチ電子源の
調整方法。 - 【請求項3】 前記電子放出特性が、電子放出電流また
は発光輝度である請求項1に記載のマルチ電子源の調整
方法。 - 【請求項4】 複数の表面伝導型電子放出素子を基板上
に配置したマルチ電子源の各電子放出素子の電子放出特
性を調整する特性調整装置であって、 マルチ電子源を構成する前記電子放出素子を選択する選
択制御回路と、 各々の前記電子放出素子に印加すべき電圧の波高値及び
パルス幅値を設定する波高値及びパルス幅値設定回路
と、 前記選択制御回路により選択された前記電子放出素子に
前記波高値及びパルス幅値設定回路により設定された電
圧を印加する駆動回路と、 前記駆動回路による駆動時に電子放出素子からの電子放
出電流を測定する回路と、 前記電子放出電流の測定値を格納するメモリと、 前記選択制御回路により前記複数の電子放出素子の一部
を選択し前記波高値及びパルス幅値設定回路により離散
的な複数の特性シフト電圧を設定して前記駆動回路にそ
の一部の電子放出素子を駆動させ、各特性シフト電圧印
加時の前記測定回路による測定値に基づいて前記一部の
電子放出素子の電子放出特性の変化率の平均値を算出
し、これを基に前記電子放出素子の電子放出電流特性を
調整するための特性調整テーブルを作成する演算回路
と、 前記特性調整テーブルならびに前記電子放出素子に印加
すべき特性シフト電圧の波高値及びパルス幅値を格納す
るメモリと、 前記特性調整テーブル及び電子放出電流に基づいて前記
波高値及びパルス幅値設定回路の設定値を再設定する制
御回路とを具備することを特徴とするマルチ電子源の特
性調整装置。
Priority Applications (6)
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---|---|---|---|
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