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JP2003059766A - 電気化学素子用セパレーターおよびその製造方法 - Google Patents

電気化学素子用セパレーターおよびその製造方法

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JP2003059766A
JP2003059766A JP2001249795A JP2001249795A JP2003059766A JP 2003059766 A JP2003059766 A JP 2003059766A JP 2001249795 A JP2001249795 A JP 2001249795A JP 2001249795 A JP2001249795 A JP 2001249795A JP 2003059766 A JP2003059766 A JP 2003059766A
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electrochemical
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Takahiro Tsukuda
貴裕 佃
Kazuchiyo Takaoka
和千代 高岡
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】耐熱性、電解液保持性、耐電極性に優れる電気
化学素子用セパレーターおよびその製造方法を提供す
る。 【解決手段】表面に全芳香族ポリエステル繊維が10%
以上存在し、反対側表面に全芳香族ポリアミド繊維が1
0%以上存在する湿式不織布からなることを特徴とする
電気化学素子用セパレーター。全芳香族ポリエステル繊
維を10%以上含有する層と全芳香族ポリアミド繊維を
10%以上含有する層を抄き合わせて製造することを特
徴とする電気化学素子用セパレーターの製造方法。15
0℃〜250℃で熱処理することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐熱性、電解液保
持性、耐電極性に優れる電気化学素子用セパレーターに
関するものである。本発明における電気化学素子とは、
一次電池、二次電池、電解コンデンサー、電気二重層キ
ャパシターなどを指す。これらの電気化学素子に用いら
れる電解液は水溶液系、有機電解液系の何れでも良い。
【0002】
【従来の技術】各種電池や電気二重層キャパシターなど
の電気化学素子に用いられるセパレーターに要求される
最も重要な特性として電解液保持性が挙げられる。この
電解液保持性が低い場合には、電気化学素子の内部抵抗
が高くなってしまい、その結果、電気化学素子の容量不
足、電圧低下、短寿命化などの問題が生じる。
【0003】本発明者らは、特開平9−27311号公
報において、ガス透過性および電解液保持性に優れ、ピ
ンホールがなく、内部短絡を防止することができる電池
セパレーター用不織布を提供することを目的とし、少な
くとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル化された有
機繊維を含有してなり、且つ透気度が100mmHg以
上である電池セパレーター用不織布を開示している。
【0004】電解コンデンサーや電気二重層キャパシタ
ーなどは、電極の活性を上げる目的で、電極とセパレー
ターを一緒に巻き付けた状態または積層した状態で15
0℃以上の高温で数時間〜1日程度処理することが一般
に行われている。最近では処理温度がますます高くなる
傾向にある。そのため、ポリオレフィンの多孔質体では
溶融してしまい、セルロース繊維からなる多孔質体では
炭化するため、これらの素材以外のセパレーターが要望
されている。
【0005】また、電気化学素子の電極表面は、電解液
や電圧との関係によって、一方の極で強い酸化力が発生
し、他方の極で強い還元力が発生するため、電極と接触
しているセパレーター表面に存在する繊維が酸化または
還元されてしまい、電気化学素子の性能を劣化させてし
まう場合がある。例えば、ポリアミド繊維は比較的酸に
弱いため、酸化されやすく、ポリエステル繊維は比較的
アルカリに弱く、還元されやすい傾向がある。そのた
め、電極の極性に対する耐性を備えた繊維を選択する必
要がある。
【0006】以上の理由から耐熱性、電解液保持性、耐
電極性の3つの特性に優れるセパレーターが求められて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来技術に
見られる上記問題点を解決するものである。即ち、本発
明の目的は、耐熱性、電解液保持性、耐電極性に優れる
電気化学素子用セパレーターを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点を解決するため鋭意検討した結果、耐熱性に優れる有
機繊維を含有してなる湿式不織布について、表裏面の繊
維構成を変える検討を重ねた結果、耐熱性、電解液保持
性、耐電極性の3特性に優れる電気化学素子用セパレー
ターを実現できることを見出し、本発明に至ったもので
ある。
【0009】即ち本発明は、表面に全芳香族ポリエステ
ル繊維が10%以上存在し、反対側表面に全芳香族ポリ
アミド繊維が10%以上存在する湿式不織布からなるこ
とを特徴とする電気化学素子用セパレーターである。
【0010】本発明においては、全芳香族ポリエステル
繊維および全芳香族ポリアミド繊維の少なくとも一部が
繊維径1μm以下にフィブリル化されてなることが好ま
しい。
【0011】本発明は、全芳香族ポリエステル繊維を1
0%以上含有する層と全芳香族ポリアミド繊維を10%
以上含有する層を抄き合わせて製造することを特徴とす
る電気化学素子用セパレーターの製造方法である。
【0012】本発明の電気化学素子用セパレーターの製
造方法としては、150℃〜250℃で熱処理すること
が好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の電気化学素子用セ
パレーターおよびその製造方法について詳細に説明す
る。
【0014】本発明における電気化学素子とは、マンガ
ン乾電池、アルカリマンガン電池、酸化銀電池、リチウ
ム電池、鉛蓄電池、ニッケル−カドミウム蓄電池、ニッ
ケル−水素蓄電池、ニッケル−亜鉛蓄電池、酸化銀−亜
鉛蓄電池、リチウムイオン電池、リチウムポリマー電
池、各種のゲル電解質電池、亜鉛−空気蓄電池、鉄−空
気蓄電池、アルミニウム−空気蓄電池、燃料電池、太陽
電池、ナトリウム硫黄電池、ポリアセン電池、電解コン
デンサ、電気二重層キャパシタ(電気二重層コンデンサ
ともいう)などを指す。ここで、コンデンサまたはキャ
パシタとは、対向する2つの電極間に誘電体または電気
二重層を挟んだ形で構成されてなる蓄電機能を有するも
のである。前者はアルミ電解コンデンサやタンタル電解
コンデンサが挙げら、後者は電気二重層キャパシタが挙
げられる。電気二重層キャパシタの電極としては、一対
の分極性電極、片方が分極性電極でもう片方が非分極性
電極の組み合わせの何れでも良い。
【0015】本発明に用いられる全芳香族ポリエステル
繊維とは、全芳香族ポリエステル樹脂を溶融紡糸したも
のである。全芳香族ポリエステル樹脂としては、芳香族
ジオール、芳香族ジカルボン酸、芳香族ヒドロキシカル
ボン酸の3つのモノマーを組み合わせて、組成比を変え
て合成される。例えばp−ヒドロキシ安息香酸と2−ヒ
ドロキシ−6−ナフトエ酸との共重合体が挙げられる
が、これらに限定されるものではない。全芳香族ポリエ
ステル繊維は、一般的に融点が280℃以上で耐熱性に
優れるため好ましい。
【0016】本発明に用いられる全芳香族ポリアミド繊
維は、全芳香族ポリアミド樹脂を紡糸してなるものであ
る。全芳香族ポリアミド繊維の中でも耐熱性に優れるパ
ラアラミド繊維が好ましい。パラアラミド繊維として
は、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、ポリ−p
−ベンズアミド、ポリ−p−アミドヒドラジド、ポリ−
p−フェニレンテレフタルアミド−3,4−ジフェニル
エーテルテレフタルアミドなどを紡糸して繊維化したも
のが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0017】本発明の電気化学素子用セパレーターは、
表面に全芳香族ポリエステル繊維が10%以上存在し、
反対側表面に全芳香族ポリアミド繊維が10%以上存在
することを特徴とする。電気化学素子用セパレーターの
各表面に各繊維が10%以上存在することによって、耐
熱性に優れる電気化学素子用セパレーターが得られる。
【0018】本発明における全芳香族ポリエステル繊維
および全芳香族ポリアミド繊維の繊度としては、0.0
5dtex〜5dtexが好ましく、0.05dtex
〜3dtexがより好ましい。
【0019】本発明における全芳香族ポリエステル繊維
および全芳香族ポリアミドは、少なくとも一部が繊維径
1μm以下にフィブリル化されてなることが好ましい。
両繊維のフィブリル化は、少なくとも高圧ホモジナイザ
ーを用いて行い、主に繊維軸と平行な方向に非常に細か
く分割された部分を持ち、少なくとも一部が繊維径1μ
m以下の状態を指す。少なくとも高圧ホモジナイザーを
用いてという意味は、高圧ホモジナイザーだけを用いて
も良いし、高圧ホモジナイザーとそれ以外の装置、例え
ば、リファイナー、ビーター、摩砕装置などを組み合わ
せて用いても良いということである。高圧ホモジナイザ
ーを用いてフィブリル化された有機繊維は、繊維径分布
が相対的に狭く、均一性が高い特徴を有する。繊維径は
電子顕微鏡観察により確認することができる。全芳香族
ポリエステル繊維および全芳香族ポリアミド繊維の少な
くとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル化されてな
ることによって、該繊維の比表面積が増大するため、電
気化学素子用セパレーターの耐熱性と電解液保持性がさ
らに向上する利点がある。
【0020】本発明においては、高圧ホモジナイザーを
用いずに、例えば、リファイナー単独、ビーター単独、
摩砕装置単独、あるいはこれら装置を組み合わせて用い
て微細化された有機繊維のことをパルプと定義して明確
に区別する。また、本発明におけるフィブリルは、フィ
ブリッドとも異なる。フィブリッドとは、米国特許第5
833807号明細書や米国特許第5026456号明
細書に明記されているように、平均長さ0.2mm〜1
mm、長さと巾のアスペクト比が5:1〜10:1のフ
ィルム状粒子で繊維状ではない。本発明におけるフィブ
リルは、少なくとも一部が、すなわち分割された部分が
繊維径1μm以下であれば良い。フィブリル化の程度の
目安としては、長さと巾のアスペクト比が20:1〜1
00000:1、カナダ標準形濾水度が0ml〜500
mlである。
【0021】本発明における高圧ホモジナイザーとは、
対象物に少なくとも10kg/cm 2以上、好ましくは
200〜1000kg/cm2、さらに好ましくは40
0〜1000kg/cm2の圧力を加えてオリフィスを
通過させ、急速に減圧、減速させることにより生じる剪
断力をもって対象物を微細化することができる装置であ
る。有機繊維の場合は、この剪断力によって、主として
繊維軸と平行な方向に引き裂き、ほぐすような力として
与えられ、次第にフィブリル化する。具体的には、有機
繊維を繊維長5mm以下、好ましくは3mm以下に切断
したものを原料とし、これを水に分散させて懸濁液とす
る。懸濁液の濃度は質量百分率で最大25%、好ましく
は1〜10%であり、さらに好ましくは、1〜2%であ
る。この懸濁液を高圧ホモジナイザーに導入し、少なく
とも10kg/cm2、好ましくは200〜1000k
g/cm2、さらに好ましくは400〜1000kg/
cm2の圧力を加え、この操作を数回〜数十回繰り返し
高圧ホモジナイザーに通過させる。場合によって、界面
活性剤など薬品を添加して処理しても良い。
【0022】本発明の電気化学素子用セパレーターは、
全芳香族ポリエステル繊維および全芳香族ポリアミド繊
維以外にも、ポリエステル、アクリル、ポリオレフィ
ン、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体、ポリアミド(PA)、ポリイミド(P
I)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリエーテルケト
ン(PEK)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、ポリエーテルサルフォン(PES)、ポリフェニ
レンスルフィド(PPS)、ポリベンズイミダゾール
(PBI)などからなる単繊維、複合繊維、これらの中
から2種以上を組み合わせてなる分割型複合繊維を含有
しても良い。
【0023】これらの有機繊維の繊維長としては、1〜
30mmが好ましく、1〜10mmがより好ましい。繊
維長が1mmより短いと、フィブリル化繊維の捕捉能が
低下し、30mmより長くなると繊維同士がよれて電気
化学素子用セパレーターの厚みむらが生じやすくなる。
繊維径は0.05dtex〜3dtexが好ましい。
【0024】本発明の電気化学素子用セパレーターは、
フィブリル化セルロース繊維やバクテリアセルロースを
含有しても良い。これらの繊維は、水素結合により自他
繊維との接着力が強いため、引張強度や突刺強度など機
械的強度に優れる電気化学素子用セパレーターが得られ
る。
【0025】ここで、フィブリル化セルロース繊維と
は、リンターをはじめとする各種パルプ、リント、溶剤
紡糸セルロースなどを原料とし、少なくとも高圧ホモジ
ナイザーを用いて主に繊維軸と平行な方向に分割、微細
化されて製造されたものを指し、セルロース繊維1本1
本のほとんどが繊維径1μm以下で、平均繊維長が2m
m以下、好ましくは1mm以下である。高圧ホモジナイ
ザーだけでフィブリル化されたものでも良いが、高圧ホ
モジナイザーとその他の装置、例えばリファイナー、ビ
ーター、摩砕装置などを組み合わせて処理し、フィブリ
ル化されたものでも良い。
【0026】本発明における電気化学素子用セパレータ
ー中のフィブリル化セルロース繊維の含有量は8%以下
が好ましい。フィブリル化セルロース繊維は、他の繊維
に絡みつくため、繊維間の結合力を強め、結果として電
気化学素子用セパレーターの引張強度が強くなる。さら
にフィブリル化セルロース繊維が水素結合による自己結
着力により膜を形成する場合には、電気化学素子用セパ
レーターにピンホールができにくくなり、電極活物質の
貫通防止効果が高まるだけでなく、電気化学素子用セパ
レーターの突刺強度も強くなる。
【0027】本発明におけるバクテリアセルロースと
は、微生物が産生するバクテリアセルロースのことを指
す。バクテリアセルロースは、非常に微細な繊維である
ため、わずかな配合量でも、繊維間の結合力が強くな
り、引張強度の強い電気化学素子用セパレーターが得ら
れる。本発明における電気化学素子用セパレーター中の
バクテリアセルロースの配合量としては8%以下が好ま
しい。
【0028】本発明の電気化学素子用セパレーターは、
さらにガラス繊維、マイクロガラス繊維、アルミナ繊
維、アルミナ・シリカ繊維、ロックウール、セラミック
ス繊維、各種ウィスカなどの無機繊維を含有しても良
い。これら無機繊維は、水溶液系電解液、有機電解液の
何れに対しても濡れ性が良好なため、無機繊維を含有し
ない場合よりも優れた電解液保持性が得られるだけでな
く、電気化学素子用セパレーターの熱収縮が抑制される
ため、電極同士の短絡が起こりにくく、電気化学素子の
製造歩留りが高くなる効果も併せ持つ。本発明の電気化
学素子用セパレーター中の無機繊維の含有量としては、
30%以下が好ましく、20%以下がより好ましい。含
有量が30%より多くなると、電気化学素子用セパレー
ターの耐折強度が弱くなりやすい。
【0029】本発明における電気化学素子用セパレータ
ーの製造方法は、全芳香族ポリエステル繊維を10%以
上含有する層と全芳香族ポリアミド繊維を10%以上含
有する層を抄き合わせることを特徴とする。抄き合わせ
に用いる抄紙機としては、長網抄紙機、円網抄紙機、傾
斜型抄紙機の中から同種または異種の抄紙機を組み合わ
せたコンビネーションマシンが挙げられる。
【0030】湿式抄紙法は、通常、繊維を固形分濃度が
0.1〜5%程度になるように分散助剤、増粘剤などを
用いて水中に均一に分散してスラリーとし、さらにスラ
リー中に水を追加し、固形分濃度を0.1〜0.001
%に希釈して希薄水性スラリーとし、これを抄紙機を用
いてシート化するものである。
【0031】本発明における電気化学素子用セパレータ
ーの坪量は、特に制限はないが、5〜100g/m2
好ましく、10〜50g/m2がさらに好ましく用いら
れる。
【0032】本発明における電気化学素子用セパレータ
ーの厚みは、特に制限はないが、電気化学素子が小型化
できること、収容できる電極面積を大きくでき容量を稼
げる点から薄い方が好ましい。具体的には電池組立時に
破断しない程度の強度を持ち、ピンホールが無く、高い
均一性を備える厚みとして10〜200μmが好ましく
用いられ、20〜100μmがより好ましく用いられ
る。10μm未満では、電気化学素子の製造時の短絡不
良率が増加するため好ましくない。一方、200μmよ
り厚くなると、電気化学素子に収納できる電極面積が減
少するため電気化学素子の容量が低いものになる。
【0033】本発明の電気化学素子用セパレーターの厚
みが所望の厚みよりも厚い場合には二次加工処理により
厚みを薄くする必要がある。この二次加工処理として
は、スーパーカレンダー、マシンカレンダー、熱カレン
ダー、ソフトカレンダー、熱ソフトカレンダーなどのカ
レンダーを用いてカレンダー処理を施して厚み調整が行
われる。なるべく電解液保持性を損なわないようにする
ため、加熱しないでカレンダー処理を行うことがより好
ましい。
【0034】本発明において加圧処理または加圧熱処理
することにより、電気化学素子用セパレーターの表面平
滑性が向上するため電極との密着性が良くなり、電極と
の巻回時に電極と電気化学素子用セパレーター間にずれ
や空隙が生じにくくなる。
【0035】本発明の電気化学素子用セパレーターの強
度が弱く、電気化学素子組立時の巻回性に問題が生じる
場合には、予め電気化学素子用セパレーターを150〜
250℃、より好ましくは180℃〜250℃で熱処理
することが好ましい。予め高温で熱処理することによっ
て、電気化学素子用セパレーターを構成する有機繊維の
一部が軟化、溶融して自他繊維と融着するため、セパレ
ーターの耐熱寸法安定性が向上する。そのため、セパレ
ーターを電極と一緒に高温処理してもセパレーターが熱
収縮しにくく、電極同士が接触する事故を防止すること
ができる。熱処理することによってセパレーターの引張
強度や突刺強度が向上するため、電極と一緒に巻回する
際にセパレーターの破断や貫通事故が生じにくくなり、
電気化学素子の生産効率と歩留りが向上する。
【0036】本発明における熱処理の具体的な方法とし
ては、150〜250℃、より好ましくは180℃〜2
50℃に加熱したロールに電気化学素子用セパレーター
の少なくとも片面、好ましくは両面を接触させて、連続
処理することが挙げられる。熱処理時間が長い程、熱処
理効果が大きいため、少なくとも片面で5秒以上接触さ
せて両面を処理することが好ましい。
【0037】活性炭や活性炭素繊維を電極活物質として
用いる電気化学素子の場合、セパレーター内に不純物が
あると、活性炭や活性炭素繊維が不純物を吸着してしま
い、その結果、活性炭や活性炭素繊維の細孔が潰れた
り、比表面積が減少し、電気化学素子の容量が理論値よ
りも大幅に低下する場合がある。湿式不織布には、湿式
抄紙時に用いられる界面活性剤や消泡剤などの添加薬品
が微量ではあるが付着していることが多く、湿式不織布
を電気化学素子用セパレーターとして用いる場合、これ
らの付着物が活性炭や活性炭素繊維に吸着して容量が低
下する場合がある。湿式不織布を150℃〜250℃で
熱処理することによって、これらの付着物が揮発して除
去される効果もある。150℃より低い温度では、これ
ら付着物が揮発しにくい。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限定されるものではない。
【0039】<スラリー1の調製>平均繊維長0.5m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリエステル繊維40%、繊度0.1
dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維30%、芯
部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点110℃
の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維(繊度1
dtex、繊維長3mm)30%の配合比で分散助剤と
ともにパルパーを用いて水中に分散させた。これを水で
所定濃度に希釈してスラリー1を調製した。
【0040】<スラリー2の調製>平均繊維長0.6m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリアミド繊維30%、繊度0.1d
tex、繊維長3mmのポリエステル繊維30%、繊度
0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維10
%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点1
10℃の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維
(繊度1dtex、繊維長3mm)30%の配合比で分
散助剤とともにパルパーを用いて水中に分散させた。こ
れを水で所定濃度に希釈してスラリー2を調製した。
【0041】<スラリー3の調製>平均繊維長0.7m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリエステル繊維10%、繊度0.1
dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維30%、繊
度0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維2
5%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点
110℃の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維
(繊度1dtex、繊維長3mm)30%、フィブリル
化セルロース繊維5%の配合比で分散助剤とともにパル
パーを用いて水中に分散させた。これを水で所定濃度に
希釈してスラリー3を調製した。
【0042】<スラリー4の調製>平均繊維長0.4m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリアミド繊維10%、繊度0.1d
tex、繊維長3mmのポリエステル繊維25%、繊度
0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維20
%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点1
10℃の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維
(繊度1dtex、繊維長3mm)30%、平均繊維径
0.3μmのマイクロガラス繊維15%の配合比で分散
助剤とともにパルパーを用いて水中に分散させた。これ
を水で所定濃度に希釈してスラリー4を調製した。
【0043】<スラリー5の調製>全芳香族ポリエステ
ル繊維(繊度1dtex、繊維長3mm)30%、繊度
0.1dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維40
%、繊度0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル
繊維22%、バクテリアセルロース8%の配合比で分散
助剤とともにパルパーを用いて水中に分散させた。これ
を水で所定濃度に希釈してスラリー5を調製した。
【0044】<スラリー6の調製>平均繊維長0.7m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリエステル繊維5%、繊度0.1d
tex、繊維長3mmのポリエステル繊維35%、繊度
0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維30
%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点1
10℃の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維
(繊度1dtex、繊維長3mm)30%の配合比で分
散助剤とともにパルパーを用いて水中に分散させた。こ
れを水で所定濃度に希釈してスラリー6を調製した。
【0045】<スラリー7の調製>平均繊維長0.4m
mで、少なくとも一部が繊維径1μm以下にフィブリル
化された全芳香族ポリアミド繊維5%、繊度0.1dt
ex、繊維長3mmのポリエステル繊維35%、繊度
0.4dtex、繊維長3mmのポリエステル繊維30
%、芯部に融点255℃のポリエステル、鞘部に融点1
10℃の変性ポリエステル繊維を配した芯鞘複合繊維
(繊度1dtex、繊維長3mm)30%の配合比で分
散助剤とともにパルパーを用いて水中に分散させた。こ
れを水で所定濃度に希釈してスラリー7を調製した。
【0046】実施例1 傾斜型/円網コンビネーション抄紙機を用い、スラリー
1を傾斜ワイヤーへ、スラリー2を円網へ移送し、傾斜
側で坪量8g/m2、円網側で坪量8g/m2にして抄き
合わせし、坪量16g/m2の湿式不織布を作製した。
次いで、150℃に加熱した直径1.2mのドラムロー
ル2本に速度10m/minで該不織布の両面を接触さ
せて熱処理し、坪量16.4g/m2、厚み44μmの
電気化学素子用セパレーター1とした。
【0047】実施例2 円網2連式の抄紙機を用い、スラリー1から坪量8g/
2、スラリー4から坪量10g/m2で抄き合わせし、
坪量18g/m2の湿式不織布を作製した。次いで、1
80℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2本に速
度20m/minで該不織布の両面を接触させて熱処理
し、坪量18.5g/m2、厚み55μmの電気化学素
子用セパレーター2とした。
【0048】実施例3 長網/ 円網コンビネーション抄紙機を用い、スラリー
2を長網へ、スラリー3を円網へ移送し、長網側で坪量
8g/m2、円網側で坪量10g/m2で抄き合わせし、
坪量18g/m2の湿式不織布を作製した。次いで、2
00℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2本に速
度20m/minで該不織布の両面を接触させて熱処理
し、坪量19g/m2、厚み56μmの電気化学素子用
セパレーター3とした。
【0049】実施例4 円網2連式の抄紙機を用い、スラリー3から坪量10g
/m2、スラリー4から坪量10g/m2で抄き合わせ
し、坪量20g/m2の湿式不織布を作製した。次い
で、240℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2
本に速度30m/minで該不織布の両面を接触させて
熱処理し、坪量21g/m2、厚み63μmの電気化学
素子用セパレーター4とした。
【0050】実施例5 熱処理をしなかった以外は実施例1と同様にして、坪量
16g/m2、厚み41μmの電気化学素子用セパレー
ター5とした。
【0051】実施例6 円網2連式の抄紙機を用い、スラリー2から坪量10g
/m2、スラリー5から坪量14g/m2で抄き合わせ
し、坪量24g/m2の湿式不織布を作製した。次い
で、210℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2
本に速度20m/minで該不織布の両面を接触させて
熱処理し、坪量24.5g/m2、厚み75μmの電気
化学素子用セパレーター6とした。
【0052】比較例1 円網2連式の抄紙機を用い、スラリー2から坪量8g/
2、スラリー4から坪量10g/m2で抄き合わせし、
坪量18g/m2の湿式不織布を作製した。次いで、2
00℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2本に速
度20m/minで該不織布の両面を接触させて熱処理
し、坪量18.5g/m2、厚み56μmの電気化学素
子用セパレーター7とした。
【0053】比較例2 円網2連式の抄紙機を用い、スラリー1から坪量8g/
2、スラリー3から坪量10g/m2で抄き合わせし、
坪量18g/m2の湿式不織布を作製した。次いで、2
00℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2本に速
度20m/minで該不織布の両面を接触させて熱処理
し、坪量18.5g/m2、厚み56μmの電気化学素
子用セパレーター8とした。
【0054】比較例3 円網2連式の抄紙機を用いて、スラリー6から坪量9g
/m2、スラリー7から坪量9g/m2で抄き合わせし、
坪量18g/m2の湿式不織布を作製した。次いで、2
00℃に加熱した直径1.2mのドラムロール2本に速
度20m/minで該不織布の両面を接触させて熱処理
し、坪量18.5g/m2、厚み56μmの電気化学素
子用セパレーター9とした。
【0055】<電気化学素子の作製>電極活物質として
活性炭85%、導電材としてカーボンブラック7%、結
着材としてポリテトラフルオロエチレン8%を混練して
厚み0.2mmのシート状電極を作製した。これを厚み
50μmのアルミニウム箔の両面に導電性接着剤を用い
て接着させ、圧延して有効電極面積55mm×50m
m、集電体面積10mm×40mmの電極を作製した。
この電極を正極および負極として用いた。実施例1〜6
および比較例1〜3で作製した電気化学素子セパレータ
ーを介して正極と負極を交互に積層していき、正極と負
極が20枚ずつになるまで積層し素子を作製した。正極
側および負極側の最外層には何れもセパレーターを配し
た。この素子をアルミニウム製ケースに収納した。次い
で、ケースに取り付けられた正極端子および負極端子に
正極リードおよび負極リードを溶接した後、電解液注液
口を残してケースを封口した。この素子を収納したケー
スごと200℃に3時間加熱し乾燥処理した。次いで、
このケース内に電解液を注入し、注液口を密栓して電気
二重層キャパシタ、すなわち電気化学素子を作製し、そ
れぞれを電気化学素子1〜9とした。ここで、電気化学
素子用セパレーター1〜6および9については、正極側
に全芳香族ポリアミド繊維含有層、負極側に全芳香族ポ
リエステル繊維含有層が接するように配置した。電解液
には、プロピレンカーボネートに1.5mol/lにな
るように(C253(CH3)NBF4を溶解させたも
のを用いた。
【0056】電気化学素子用セパレーター1〜9および
電気化学素子1〜9について、下記の試験方法により測
定し、その結果を下記表1に示した。
【0057】<熱収縮率>15cm×10cmの大きさ
に切り取った各セパレーター試料をアルミニウム板に載
せ、縦方向に直角な2辺をクリップで挟んで固定し、2
00℃に設定した恒温乾燥器の中に3時間静置した。横
方向の寸法を計り、元の寸法に対する収縮による寸法変
化の割合を求め、熱収縮率(%)とした。
【0058】<引張強度>各セパレーター試料を、抄紙
方向に平行になるように50mm巾に10本切りそろ
え、引張試験機を用いて引張強度を測定し、平均値を求
めた。
【0059】<電解液保液率>15cm×10cmの大
きさに切り取ったセパレーター試料を200℃で3時間
乾燥処理した直後の重量(W1)を計測し、次いでセパ
レーター試料を電解液に1分間浸漬した後、ピンセット
で該試料を取り出し、つるした。電解液が垂れなくなっ
たところで該試料の重量(W2)を計測した。下記の数
式1より、セパレーターの自重に対する電解液保液率
(%)を求めた。電解液としては、プロピレンカーボネ
ートに1.5mol/lになるように(C253(C
3)NBF 4を溶解させたものを用いた。
【0060】
【数1】 電解液保液率(%)=(W2−W1)/W3×100
【0061】<内部短絡不良率>電気化学素子1〜9に
2.5Vの直流電圧を72時間印加した後、2.5Vま
で充電し、充電直後のもれ電流を計測し、10mA以上
ももれ電流が観測されたものを内部短絡不良と見なし、
100固当たりの内部短絡不良率を示した。
【0062】<容量変化率>電気化学素子1〜9につい
て、70℃、2.5V印加状態で1000時間経過後の
容量変化率を求めた。容量変化率が小さい程、寿命が長
いことを意味する。
【0063】
【表1】
【0064】評価:表1の結果から明らかなように、本
発明における実施例1〜6で作製した電気化学素子用セ
パレーターは、表面に全芳香族ポリエステル繊維が10
%以上存在し、反対側表面に全芳香族ポリアミド繊維が
10%以上存在する湿式不織布からなるため、耐熱性お
よび電解液保持性に優れていた。また、電気化学素子1
〜6は、電極の極性に対応した配置で電気化学素子用セ
パレーターを具備してなるため、容量変化率が小さく、
優れていた。
【0065】実施例1〜6で作製した電気化学素子用セ
パレーターは、全芳香族ポリエステル繊維および全芳香
族ポリアミド繊維の少なくとも一部が繊維径1μm以下
にフィブリル化されてなるため、緻密で内部短絡するこ
とがなかったが、実施例6で作製した電気化学素子用セ
パレーターの片面は、フィブリル化繊維を含有しないた
め、細孔がやや大きく、該セパレーターを具備してなる
電気化学素子6は、内部短絡する場合があった。
【0066】実施例5で作製した電気化学素子用セパレ
ーターは、熱処理されていないため、引張強度が弱めで
あった。
【0067】一方、比較例1で作製した電気化学素子用
セパレーターは、両面に全芳香族ポリアミド繊維を含有
してなるため、該セパレーターを具備してなる電気化学
素子7は、容量変化率がやや大きくなった。
【0068】比較例2で作製した電気化学素子用セパレ
ーターは、両面に全芳香族ポリエステル繊維を含有して
なるため、該セパレーターを具備してなる電気化学素子
8は、容量変化率がやや大きくなった。
【0069】比較例3で作製した電気化学素子用セパレ
ーターは、全芳香族ポリエステル繊維と全芳香族ポリア
ミド繊維の含有量がそれぞれ5%であるため、耐熱性と
電解液保持性がやや劣っていた。さらにセパレーターは
粗く、内部短絡不良率が高く、該セパレーターを具備し
てなる電気化学素子9は、容量変化率が大きくなった。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に全芳香族ポリエステル繊維が10
    %以上存在し、反対側表面に全芳香族ポリアミド繊維が
    10%以上存在する湿式不織布からなることを特徴とす
    る電気化学素子用セパレーター。
  2. 【請求項2】 全芳香族ポリエステル繊維および全芳香
    族ポリアミド繊維の少なくとも一部が繊維径1μm以下
    にフィブリル化されてなることを特徴とする請求項1に
    記載の電気化学素子用セパレーター。
  3. 【請求項3】 全芳香族ポリエステル繊維を10%以上
    含有する層と全芳香族ポリアミド繊維を10%以上含有
    する層を抄き合わせて製造することを特徴とする電気化
    学素子用セパレーターの製造方法。
  4. 【請求項4】 150℃〜250℃で熱処理することを
    特徴とする請求項3記載の電気化学素子用セパレーター
    の製造方法。
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