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JP2003034659A - メタノールの製造方法 - Google Patents

メタノールの製造方法

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JP2003034659A
JP2003034659A JP2001219931A JP2001219931A JP2003034659A JP 2003034659 A JP2003034659 A JP 2003034659A JP 2001219931 A JP2001219931 A JP 2001219931A JP 2001219931 A JP2001219931 A JP 2001219931A JP 2003034659 A JP2003034659 A JP 2003034659A
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carbon dioxide
methanol
column
reformer
heat source
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JP2001219931A
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Yoshio Seiki
義夫 清木
Tetsuya Imai
哲也 今井
Kazuto Kobayashi
一登 小林
Hiroyuki Ozora
弘幸 大空
Tomoe Kuwata
知江 桑田
Kazuhiro Morita
和裕 守田
Shuichi Miyamoto
修一 宮本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Priority to US10/197,516 priority patent/US6894080B2/en
Priority to EP02016115A priority patent/EP1277722B1/en
Priority to DK02016115T priority patent/DK1277722T3/da
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    • C07C29/15Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of oxides of carbon exclusively
    • C07C29/151Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by reduction of oxides of carbon exclusively with hydrogen or hydrogen-containing gases
    • C07C29/1516Multisteps
    • C07C29/1518Multisteps one step being the formation of initial mixture of carbon oxides and hydrogen for synthesis
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 蒸留装置の加圧精留塔で回収される蒸留液の
熱を二酸化炭素回収装置の吸収液再生塔の熱源として利
用するメタノールの製造方法を提供する。 【解決手段】 改質器で炭化水素を水蒸気と反応させて
合成ガスを生成し、改質器から排出される燃焼排ガス中
の二酸化炭素を二酸化炭素回収装置で回収し、改質器の
上流側および下流側のいずれか一方または両者に供給す
る工程と、合成ガスをメタノール合成触媒上で反応さ
せ、反応生成物から粗メタノールを液状で回収する工程
と、回収された粗メタノールをトッピング塔、加圧精留
塔および常圧精留塔を有する蒸留装置により蒸留して精
製メタノールを分離する蒸留工程とを含み、前記蒸留工
程におけるトッピング塔の塔底液を加熱して前記加圧精
留塔に導入し、この加圧精留塔の塔頂から流出される蒸
留液の熱を二酸化炭素回収装置の再生塔の熱源および前
記常圧精留塔の熱源として利用することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタノールの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来天然ガス等の炭化水素からメタノー
ル(CH3OH)を製造する方法は、例えば特開平1−
180841号に示されているように、下記(1)〜
(3)の工程より行われることが知られている。
【0003】即ち、(1)ガス状の炭化水素又は液状の
炭化水素を気化したものと、水蒸気とを改質器でニッケ
ル触媒下、800〜1000℃にて反応させ、水素(H
2)、一酸化炭素(CO)及び二酸化炭素(CO2)を主
成分とする合成ガスを製造する合成ガス製造工程、
(2)銅系メタノール合成触媒上で、上記合成ガスを圧
力50〜150気圧、温度200〜300℃で反応さ
せ、反応ガスから生成粗メタノールを液状で回収する合
成工程、及び(3)液状の粗メタノールを1塔又は2塔
以上の蒸留塔で蒸留して、メタノールよりも沸点の低い
有機化合物(以下、低沸点有機化合物という)、有機酸
及びメタノールよりも沸点の高い有機化合物(以下、高
沸点有機化合物という)を含む廃水と、精製メタノール
とに分離する蒸留工程である。
【0004】また、上記の合成ガス製造工程において,
改質器から排出される燃焼排ガスから、二酸化炭素回収
装置を用いて二酸化炭素を回収し,この二酸化炭素を前
記改質器の上流側、下流側の少なくとも一方に供給する
事によりメタノール製造に適したH2/(CO+CO2
のモル比の合成ガスを得る事ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
メタノールの製造方法において前記二酸化炭素回収装置
での二酸化炭素の回収量の増加に伴って、二酸化炭素回
収装置に必要な熱量が増大し、加熱源が不足するため、
メタノールの生産コストも増大する。
【0006】本発明は、改質器でメタノール合成に適し
たH2/(CO+CO2)のモル比を有する合成ガスを生
成でき、かつ蒸留装置の加圧精留塔で回収される蒸留液
の熱を二酸化炭素回収装置の熱源として利用することに
よって、前記二酸化炭素回収装置の必要熱量増加に対応
可能なメタノールの製造方法を提供しようとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るメタノール
の製造方法は、改質器で炭化水素を水蒸気と反応させて
水素、一酸化炭素及び二酸化炭素を含む合成ガスを生成
し、この改質器から排出される燃焼排ガス中の二酸化炭
素を二酸化炭素回収装置で回収し、回収した二酸化炭素
を前記改質器の上流側および下流側のいずれか一方また
は両者に供給する工程と、前記合成ガスをメタノール合
成触媒上で反応させ、反応生成物から粗メタノールを液
状で回収する工程と、回収された前記粗メタノールをト
ッピング塔、加圧精留塔および常圧精留塔を有する蒸留
装置により蒸留して低沸点有機化合物および高沸点有機
化合物を含む廃水と精製メタノールとに分離する蒸留工
程とを含むメタノールの製造方法であって、前記蒸留工
程におけるトッピング塔の塔底液を加熱して前記加圧精
留塔に導入し、この加圧精留塔の塔頂から流出される蒸
留液の熱を前記二酸化炭素回収装置の再生塔の熱源およ
び前記常圧精留塔の熱源として利用することを特徴とす
るものである。
【0008】本発明に係るメタノールの製造方法におい
て、前記改質器で生成された高温の合成ガスの廃熱を前
記二酸化炭素回収装置における二酸化炭素吸収液の再生
用熱源として利用することが好ましい。
【0009】本発明に係るメタノールの製造方法におい
て、前記改質器で生成された高温の合成ガスの廃熱を前
記蒸留工程の蒸留装置の熱源として利用することが好ま
しい。
【0010】本発明に係るメタノールの製造方法におい
て、前記改質器で生成された高温合成ガスの廃熱を、前
記加圧精留塔の熱源に利用され、つづいてこの加圧精留
塔に導入されるトッピング塔の塔底液を加熱する熱源に
利用され、ひきつづき二酸化炭素吸収塔の吸収液再生用
熱源に利用され、次いで前記トッピング塔の塔底循環液
を加熱する熱源に利用することが好ましい。
【0011】本発明に係る別のメタノールの製造方法
は、改質器で炭化水素を水蒸気と反応させて水素、一酸
化炭素及び二酸化炭素を含む合成ガスを生成し、この改
質器から排出される燃焼排ガス中の二酸化炭素を二酸化
炭素回収装置で回収し、回収した二酸化炭素を前記改質
器の上流側および下流側のいずれか一方または両者に供
給する工程と、前記合成ガスをメタノール合成触媒上で
反応させ、反応生成物から粗メタノールを液状で回収す
る工程と、回収された前記粗メタノールをトッピング
塔、加圧精留塔および常圧精留塔を有する蒸留装置によ
り蒸留して低沸点有機化合物および高沸点有機化合物を
含む廃水と精製メタノールとに分離する蒸留工程とを含
むメタノールの製造方法であって、前記改質器で生成さ
れた高温合成ガスの廃熱は、前記加圧精留塔の熱源に利
用され、つづいてこの加圧精留塔に導入されるトッピン
グ塔の塔底液を加熱する熱源に利用され、ひきつづき二
酸化炭素吸収塔の吸収液再生用熱源に利用され、次いで
前記トッピング塔の塔底循環液を加熱する熱源に利用さ
れることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るメタノールの
製造方法の実施の形態の例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0013】図1は、メタノールの製造に用いるメタノ
ール製造プラントを示す概略図、図2は図1の二酸化炭
素吸収液を用いた二酸化炭素回収装置および蒸留装置を
示す概略図である。
【0014】加湿器、例えば一段式の熱交換型加湿器1
0は、頂部側から下方に向けて充填層11および濡れ壁
方式でガスと水を接触させるチューブ12が順次配置さ
れている。前記加湿器10底部から水を循環水流路13
を経由して前記加湿器10の頂部に循環させるポンプ1
4は、前記加湿器10の下方に配置されている。原料ガ
ス導入用流路201は、前記加湿器10の頂部に接続さ
れている。この流路201には、脱硫装置(図示せず)
を介装してもよい。
【0015】改質器30は、前記加湿器10の下流側に
配置され、流路202を通して前記加湿器10に接続さ
れている。この改質器30は、水蒸気改質用反応管31
と、この反応管31の周囲に配置され、燃料を燃焼させ
て前記反応管31を加熱するための燃焼輻射部32と、
この燃焼輻射部32に対流部(廃熱回収部)33を介し
て連通された煙突34とを備えている。前記反応管31
内には、例えばニッケル系触媒が充填されている。燃料
導入用流路203は、前記改質器30の燃焼輻射部32
に接続されている。
【0016】前記改質器30の反応管31は、生成され
た高温合成ガスが流通する流路20 4を通して前記加湿
器10のチューブ12に接続されている。熱交換器41
は、前記流路204に介装されている。前記加湿器10
は、高温合成ガスが流通する流路205を通してメタノ
ール合成用反応装置50に接続されている。この反応装
置50は、予熱器51と、この予熱器51からの合成ガ
スが循環流路52を通して供給されるメタノール合成用
反応器53を備えている。この反応器53内には、メタ
ノール合成触媒が充填されている。
【0017】気液分離器61は、前記予熱器51に流路
206を通して接続されている。冷却器62は、前記流
路206に介装されている。前記気液分離器61は、ガ
ス循環流路63を通して前記予熱器51入口の前記流路
205に接続されている。ガス圧縮機64は、前記ガス
循環流路63に介装されている。パージガス流路20 7
は、前記気液分離器61と前記ガス圧縮機64間に位置
する前記ガス循環流路63から分岐され、前記燃料導入
用流路203に接続されている。前記気液分離器61で
分離された粗メタノールは、流路208を通して後述す
る第1蒸留塔に供給される。
【0018】前記流路205には、二酸化炭素回収装置
・蒸留装置70の各種熱交換器、これらの熱交換器の前
後に配置される複数の凝縮器が介装されている。
【0019】すなわち、図2に示すように第1凝縮器7
1、蒸留装置80の第2蒸留塔(加圧精留塔)812
熱交換器822、第2凝縮器72、前記第2蒸留塔812
に導入される後述する第1蒸留塔(トッピング塔)81
1の塔底液を加熱するための熱交換器110、第3凝縮
器73、二酸化炭素(CO2)回収装置90の第1再生
塔用熱交換器1031、第4凝縮器74、蒸留装置80
の第1蒸留塔(トッピング塔)811の熱交換器821
よび第5凝縮器75は、前記流路205に前記加湿器1
0からこの順序で介装されている。
【0020】前記第1蒸留塔811は、前記気液分離器
61の下流側に配置され、前記流路208を通して前記
気液分離器61に接続されている。循環流路831は、
前記第1蒸留塔811の塔頂付近に接続され、かつ循環
流路831には第1コンデンサ841が介装されている。
なお、メタノールより沸点の低い不純物を排出するため
の流路209は、前記循環流路831から分岐されてい
る。前記第1蒸留塔811の塔底は、前記熱交換器11
0と交差する流路2010を通して前記第2蒸留塔812
の側壁に接続されている。第1蒸留塔加熱用流路2011
は、前記第1蒸留塔811の塔底付近の前記流路2010
から分岐し、前記熱交換器821と交差して前記第1蒸
留塔811の下部付近に接続されている。
【0021】前記第2蒸留塔812は、前記第1蒸留塔
811の下流側に配置され、前記流路2010を通して前
記第1蒸留塔811に接続されている。2つの循環流路
832、832’は、前記第2蒸留塔812の塔頂付近に
接続されている。なお、精製メタノールを回収するため
の流路2012は、一方の循環流路832から分岐されて
いる。第2コンデンサおよび前記第3蒸留塔813の熱
源を兼ねる熱交換器823は、前記一方の循環流路832
に介装されている。後述する二酸化炭素回収装置90の
第2再生塔用熱交換器1032は、前記他方の循環流路
832’に介装されている。前記第2蒸留塔812の塔底
は、流路2013を通して前記第3蒸留塔813の側壁に
接続されている。第2蒸留塔加熱用流路2014は、前記
第2蒸留塔81 2の塔底付近の前記流路2013から分岐
し、前記熱交換器822と交差して前記第2蒸留塔812
の下部付近に接続されている。
【0022】前記第3蒸留塔813は、前記第2蒸留塔
812の下流側に配置され、前記流路2013を通して前
記第2蒸留塔812に接続されている。循環流路83
3は、前記第3蒸留塔813の塔頂付近に接続され、かつ
この循環流路833には第3コンデンサ843が介装され
ている。なお、精製メタノールを回収するための流路2
3 4は、前記循環流路833から分岐されている。前記
第3蒸留塔813の塔底には、廃水の排出流路2015
接続されている。第3蒸留塔加熱用流路2016は、前記
第3蒸留塔813の塔底付近の前記排出流路2015から
分岐し、前記熱交換器823と交差して前記第3蒸留塔
813の下部付近に接続されている。なお、サイドカッ
ト用流路2017は、前記第3蒸留塔813の側壁から外
部に延出されている。
【0023】前記二酸化炭素回収装置90は、燃焼排ガ
ス導入用流路2018を通して前記改質器30の対流部3
3に接続されている。この二酸化炭素回収装置90は、
図2に示すように互いに隣接して配列された冷却塔9
1、二酸化炭素吸収塔92および吸収液再生塔93を備
えている。前記冷却塔91には、気液接触部材94が内
蔵されている。前記二酸化炭素吸収塔92には、2つの
上部側、下部側の気液接触部材95a,95bが内蔵さ
れている。これら気液接触部材95a,95b間には、
再生された吸収液のオーバーフロー部96が配置されて
いる。前記吸収液再生塔93には、2つの上部側、下部
側の気液接触部材97a,97bが内蔵されている。
【0024】前記冷却塔91は、前記対流部33に前記
燃焼排ガス導入用流路2018を通して接続されている。
冷却水は、流路2019を通して前記冷却塔91の上部に
噴射され、前記燃焼排ガス導入用流路2018を通して導
入された燃焼排ガスを前記気液接触部材94で冷却して
いる。前記冷却塔91の塔頂は、流路2020を通して前
記二酸化炭素吸収塔92の下部付近と接続され、かつこ
の流路2020にはブロワ98が介装されている。前記吸
収塔92の塔底は、流路2021を通して前記吸収液再生
塔93の2つの上部側、下部側の気液接触部材97a,
97b間に位置する側壁に接続されている。ホンプ99
および熱交換器100は、前記流路20 21に前記吸収塔
92側から順次介装されている。前記吸収液再生塔93
の塔底は、前記熱交換器100を経由する流路2022
通して前記吸収塔92のオーバーフロー部96が位置す
る上部に接続されている。ポンプ101は、前記吸収液
再生塔93の底部と前記熱交換器100の間に位置する
前記流路2022に介装されている。流路2023は、一端
が前記吸収塔92の前記オーバーフロー部96の個所に
接続され、他端がポンプ102を経由して前記吸収塔9
2の上部側の気液接触部材95a上の個所に接続されて
いる。排気流路2024は、前記吸収塔92の塔頂に接続
され、他端が前記改質器30の対流部33に接続されて
いる。2つの循環流路2025,2026は、一端が前記吸
収液再生塔93の下部付近に接続され、他端が前記気液
接触部材97b直下に位置する前記再生塔93に接続さ
れている。これら循環流路2025,2026は、前記第
1、第2の再生塔用熱交換器1031,1032とそれぞ
れ交差されている。循環流路2027は、一端が前記再生
塔93の塔頂付近に接続され、かつこの循環流路2027
には冷却用熱交換器104が介装されている。回収され
た二酸化炭素が流通する流路2028は、前記循環流路2
27から分岐され、他端を原料ガスが流通する前記流路
201に接続されている。この流路2028には、流通す
る二酸化炭素を圧縮するための圧縮機を介装してもよ
い。
【0025】なお、前記合成ガスが流通し、前記第5凝
縮器75の下流側の前記流路205には、さらに冷却用
熱交換器76および圧縮機77が介装されている。
【0026】また、前記第1〜第5の凝縮器71〜75
は流路2029〜2033を通して前記加湿器10の循環水
流路13に接続され、前記第1〜第5の凝縮器71〜7
5で得られた凝縮水を前記加湿器10に供給される天然
ガスの加湿に利用されている。
【0027】次に、前述した図1、図2に示すメタノー
ル製造プラントを参照してメタノールの製造方法を説明
する。
【0028】1)合成ガス生成工程まず、燃焼用燃料、
例えば天然ガスは燃料導入用流路203を通して改質器
30の燃焼輻射部32に供給され、かつ気液分離器61
で生成された後述する水素を主に含む未反応ガスの一部
(パージガス)はパージガス流路207および前記燃料
導入用流路203を通して前記改質器30の燃焼輻射部
32に供給され、ここで空気とともに燃焼されて反応管
31内を十分に高い温度(例えば850〜900℃)に
加熱する。前記反応管31を加熱するのは、前記改質器
30での改質反応が吸熱反応であるためである。前記燃
焼輻射部32で発生した二酸化炭素を含む燃焼排ガス
は、対流部33を経由して煙突34に至る。前記燃焼排
ガスは、前記対流部33を通過する間に原料ガス導入用
流路20内を流通する水蒸気等が添加された原料ガ
ス、例えば天然ガスおよび図示しないボイラ水とそれぞ
れ熱交換されて冷却される。
【0029】前記対流部33内の燃焼排ガスは、燃焼排
ガス導入用流路2018を通して図2に示す二酸化炭素回
収装置90の冷却塔91に供給され、この気液接触部材
94で流路2019を通して供給された冷却水により冷却
される。冷却された燃焼排ガスは、前記冷却塔91の塔
頂からブロワ98の駆動により流路2020を通して二酸
化炭素吸収塔92の下部付近に供給され、その内部の下
部側気液接触部材95bを上昇する間、吸収液再生塔9
3からホンプ101の駆動により熱交換器100を経由
する流路2022を通して前記吸収塔92のオーバーフロ
ー部96に供給された再生吸収液、例えば再生アミン液
と接触してその燃焼排ガス中の二酸化炭素がアミン液に
吸収される。燃焼排ガスは、さらに前記オーバーフロー
部96を経由して上部側気液接触部材95aを上昇する
間、ポンプ102の駆動により流路2023を通して前記
吸収塔92の塔頂付近に供給された再生アミン液と接触
してその燃焼排ガス中の未吸収二酸化炭素がアミン液に
吸収される。二酸化炭素が除去された燃焼排ガスは、排
出流路2024を通して前記改質器30の対流部33に戻
され、煙突34から外部に排出される。
【0030】前記二酸化炭素吸収アミン液は、前記吸収
塔92の塔底に貯留され、ここからポンプ99の駆動に
より流路2021を通して前記吸収液再生塔93の2つの
気液接触部材97a,97b間に位置する上部に供給さ
れる。このとき、前記二酸化炭素吸収アミン液は前記流
路2021に介装された前記熱交換器100を流通する
間、前記再生塔93の底部に接続した流路2022を流通
する比較的温度の高い再生アミン液と熱交換されて加熱
されるとともに、その再生アミン液が冷却される。加熱
された二酸化炭素吸収アミン液は、前記再生塔93の下
部側気液接触部材97bを流下する間に二酸化炭素と再
生アミン液に分離される。このとき、前記再生塔93塔
底に貯留された再生アミン液はその再生塔93の下部付
近に接続された2つの循環流路2025,2026を流通す
る間、後述する高温の合成ガスが流通する流路205
介装された第1再生塔用熱交換器1031で熱交換され
て加熱されるとともに、後述する第2蒸留塔812の塔
頂から流出される高温の蒸留液が流通する循環流路83
2’に介装された第2再生塔用熱交換器1032で熱交換
されて加熱される。このような再生塔93塔底の加熱再
生アミン液を熱源として前記再生塔93が加熱されて二
酸化炭素と再生アミン液とに分離される。前記再生アミ
ン液は、前記再生塔93塔底に貯留され、ポンプ101
の駆動により前記流路2022を通して前記吸収塔92に
返送される。前記二酸化炭素は、前記再生塔93の上部
側気液接触部材97aを上昇し、その塔頂から循環流路
2027を循環する間、冷却用熱交換器104で冷却さ
れ、二酸化炭素と共に持ち運ばれるアミン水蒸気が凝縮
され、その凝縮アミン液は前記再生塔93に戻される。
回収された二酸化炭素は、前記循環流路2027から分岐
された前記流路2028を通して後述する天然ガスが流通
する流路201に供給される。
【0031】図示しない脱硫装置により脱硫された炭化
水素を主成分とする原料ガス(例えば天然ガス)は、原
料ガス導入用流路201を流通する間、二酸化炭素回収
装置90で回収した二酸化炭素が流路2028を通して所
望量添加されて、混合され、この天然ガスと二酸化炭素
との混合ガスは熱交換型加湿器10頂部の充填層11に
向けて供給される。前記加湿器10の下方に配置したポ
ンプ14を予め作動して前記加湿器10底部から水を循
環水流路13を経由して前記加湿器10の頂部に循環さ
せることにより、その頂部に供給された前記天然ガスと
二酸化炭素との混合ガスを加湿する。すなわち、前記混
合ガスは前記充填層11で循環水流路13から供給され
る水と接触し、加湿された後、前記チューブ12で前記
改質器30から流路204を通して供給される後述する
高温の合成ガスと熱交換されて加熱され、更に加湿され
る。
【0032】なお、前記天然ガスに水蒸気および二酸化
炭素を添加する際、モル比で前記天然ガス中のメタン
(CH4):水蒸気(H2O)=1:1.5〜1:5、メ
タン(CH4):二酸化炭素(CO2)=1:0.1〜
1:3に設定することが好ましい。
【0033】加湿された前記天然ガスと二酸化炭素との
混合ガスは、流路202を通して前記改質器30の水蒸
気改質用反応管31内に供給される。
【0034】前記水蒸気および二酸化炭素が添加された
天然ガスは、前記流路202内を流通し、前記改質器3
0の対流部33を通過する間に予熱された後、十分な温
度まで加熱された前記反応管31に供給される。
【0035】前記改質器30の反応管31に供給された
メタン(CH4)を主成分とする天然ガス、水蒸気およ
び二酸化炭素は、その反応管31内の触媒の存在下でメ
タンが主に水蒸気改質され、下記数1に示す式(1)、
(2)に従って水素、一酸化炭素および二酸化炭素を含
む合成ガスが生成される。
【0036】
【数1】
【0037】前記改質反応の式(1),(2)におい
て、メタン1モルと水蒸気2モルの反応で水素4モル、
二酸化炭素1モルが生成される。ただし、実際の反応系
では反応管31出口の温度、圧力から決まる化学反応平
衡組成に近い組成が得られる。
【0038】2)高温合成ガスの熱交換、冷却工程 前記改質器30で生成された高温合成ガスは、流路20
4を通して熱交換器41に供給され、ここで例えばボイ
ラ水を加熱し、高圧の水蒸気を発生させるとともに、そ
れ自体が冷却された後、前記加湿器10のチューブ12
の外側流路に供給される。ここで、前記合成ガスの熱の
一部が回収され前記加湿器10の熱源として利用され
る。
【0039】前記加湿器10を出た合成ガスは、図1に
示すように流路205を通してメタノール合成用反応装
置50に至る。このとき、前記合成ガスは前記流路20
5を流通する過程で第2蒸留塔812の熱交換器822
前記第2蒸留塔812に導入される第1蒸留塔811の塔
底液を加熱するための熱交換器110、前述した二酸化
炭素回収装置90の第1再生塔用熱交換器1031およ
び第1蒸留塔811の熱交換器821とそれぞれ熱交換さ
れて冷却され、さらに冷却用熱交換器76により冷却さ
れた後、圧縮機77でメタノール合成反応に適した圧力
(例えば50〜150気圧)まで昇圧される。つまり、
前記合成ガスの廃熱は前記各熱交換器822,110,
1031、821を流通する過程で有効に利用されてそれ
自体冷却される。また、前記合成ガス中に含まれる水蒸
気は第1〜第5の凝縮器71〜75で凝縮水となり、そ
れらの凝縮水は流路2029〜2033を通して前記加湿器
10の循環水流路13に供給され、前記加湿器10に導
入された前記原料ガスの加湿に利用される。
【0040】3)粗メタノール合成工程 昇圧された合成ガスは、前記流路205を通してメタノ
ール合成用反応装置50の予熱器51に供給され、ここ
でメタノール合成反応に適した温度(例えば200〜3
00℃)まで予熱され、さらに循環流路52を通してメ
タノール合成触媒が充填された反応器53に供給され
る。なお、後述する気液分離器61で分離された未反応
ガスはガス循環流路63を通して前記予熱器51手前の
前記流路205部分に供給され、前記合成ガスと混合さ
れる。前記反応器53では、下記数2に示す式(3),
(4)に示す反応により合成されたメタノールを含む生
成物が得られる。
【0041】
【数2】
【0042】また、副反応によってジメチルエーテル及
びエタノール等の不純物を生成する。これらの不純物お
よび水は、前記生成物に含まれるメタノールと共に液状
の粗メタノールとして含有される。
【0043】4)液状粗メタノールの回収工程 前記反応器53からの生成物は、循環流路52および流
路206を通して冷却器62に供給され、ほぼ常温まで
冷却される。この時、前記生成物中のメタノールと水は
そのほとんどが凝縮し、液状となって気液分離器61に
流入される。この気液分離器61では、液状の粗メタノ
ールと水素を主とする未反応ガス(水素リッチ未反応ガ
ス)とに分離される。
【0044】前記水素リッチ未反応ガスは、ガス循環流
路63を通してガス圧縮機64に送られ、ここで昇圧さ
れた後、ガス循環流路63を通して前記予熱器51入口
の前記流路205に循環され、合成ガスとともに前記反
応器53に供給される。水素リッチ未反応ガスの一部
は、パージガスとしてパージガス流路207および前記
燃料導入用流路203を経て、前記改質器30における
燃焼輻射部32の燃料の一部として利用される。
【0045】5)蒸留工程 前記気液分離器61で分離された液状粗メタノールは、
前記流路208を経て蒸留装置80の第1蒸留塔811
供給される。この第1蒸留塔811において、この塔底
液(主にメタノールおよび水からなる)は流路2010
ら分岐した第1蒸留塔加熱用流路2011を循環し、前記
高温合成ガスの流路205が交差される熱交換器821
熱交換されて加熱され、第1蒸留塔811の熱源として
利用される。このように加熱された第1蒸留塔811
塔頂部において、メタノールより沸点の低い不純物は前
記循環流路831から分岐された流路209を通して系外
に排出され、かつその一部は第1コンデンサ841で凝
縮されて前記循環流路831を通して還流される。
【0046】前記第1蒸留塔811の塔底液は、流路2
10を流通する間、前記高温合成ガスの流路205が交
差される熱交換器110で熱交換されて加熱された後、
第2蒸留塔812に供給される。この第2蒸留塔812
おいて、この塔底液(主にメタノールおよび水からな
る)は流路2013から分岐した第2蒸留塔加熱用流路2
14を循環し、前記高温合成ガスの流路205が交差さ
れる熱交換器822で熱交換されて加熱され、第2蒸留
塔812の熱源として利用される。このように加熱され
た第2蒸留塔812の塔頂部において、前記第1蒸留塔
811に供給された主にメタノールおよび水からなる前
記塔底液は、蒸留液として2つの循環流路83 2、8
2’に流出し、これら循環流路832、832’に介装
された第2コンデンサおよび前記第3蒸留塔813の熱
源を兼ねる熱交換器823と二酸化炭素回収装置90の
第2再生塔用熱交換器1032と熱交換されて冷却、凝
縮され、還流によってメタノールが高純度に精製されて
流路2012を通して系外に抜き出される。前記第2蒸留
塔812の塔底液は、主にメタノールと水からなり、少
量の高沸点有機化合物、有機酸、及び装置より生じる微
量の無機物が含まれ、流路2013を通して第3蒸留塔8
3に供給される。
【0047】前記第3蒸留塔813において、その塔底
液(主に水からなる廃水)は排出流路2015から分岐し
た第3蒸留塔加熱用流路2016を循環し、前記第2蒸留
塔812塔頂の蒸留液の循環流路832が交差される熱交
換器823で熱交換されて加熱され、第3蒸留塔813の
熱源として利用される。このように加熱された第3蒸留
塔813の塔頂部において、前記第2蒸留塔812から導
入された主にメタノールおよび水からなる前記塔底液は
蒸留液として循環流路833に流出され、この循環流路
833に介装された第3コンデンサ843により冷却され
て凝縮し、還流によってメタノールが高純度に精製され
て流路2034を通して系外に抜き出される。前記第3蒸
留塔813の塔底には、主に水からなり、少量の高沸点
有機化合物、有機酸、及び装置より生じる微量の無機物
を含む廃水が貯留され、この廃水は第3蒸留塔813
塔底から流路2015を通して系外に排出される。
【0048】以上、本発明によれば原料ガス、例えば天
然ガスに水素と共に二酸化炭素を添加することにより、
メタノール合成に適したH2/(CO+CO2)比を有す
る合成ガスを製造することができる。また、前記改質器
30からの燃焼排ガスを二酸化炭素回収装置90で回収
し、この二酸化炭素を合成ガスの製造原料として利用す
ることによって、合成ガスの製造により排出される二酸
化炭素量を低減できる。その結果、二酸化炭素排出税の
導入や二酸化炭素の排出規制が開始された場合、メタノ
ール製造プラントの経済性を向上できる。
【0049】さらに、蒸留装置80の第1蒸留塔(トッ
ピング塔)811の塔底液を例えば高温合成ガスの熱を
利用する熱交換器110で加熱して第2蒸留塔(加圧精
留塔)812に供給し、この第2蒸留塔812の塔頂から
循環流路832,83’に流出される蒸留液の量を増
大させ、かつ前記循環流路832’を二酸化炭素回収装
置90の吸収液再生塔93の循環流路2026と第2再生
塔用熱交換器1032を介して交差接続し、前記高温の
蒸留液の廃熱を前記吸収液再生塔93の熱源として利用
することによって、蒸留装置と二酸化炭素回収装置とを
分離した場合に比べて第2、第3の蒸留塔812,813
と二酸化炭素回収装置90における再生塔93とでの総
消費熱量を低減することができる。その結果、前記吸収
液再生塔の熱源増加に対応して熱供給が可能になり、メ
タノールの増産、その製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0050】事実、蒸留装置と二酸化炭素回収装置とを
分離した場合(参照例)と、蒸留装置80の第1蒸留塔
811の塔底液を第2蒸留塔812に供給する間に予熱
し、第2蒸留塔812の塔頂の循環流路832’を二酸化
炭素回収装置90の吸収液再生塔93の循環流路2026
と第2再生塔用熱交換器1032を介して交差接続した
場合(本発明)とでのメタノール生産量[b]あたりの
天然ガス(燃焼用燃料)の消費量[a]の比率[a/
b]を求めた。その結果、参照例でのa/bが100で
あるのに対し、本発明でのa/bは96と参照例に比べ
て低く、少ない熱エネルギー、つまり前記吸収液再生塔
の熱源増加に対応して熱の供給が可能になることがわか
る。
【0051】さらに、前記改質器30で生成した高温の
合成ガスの廃熱を前記二酸化炭素回収装置90の吸収液
再生塔93の熱源と共に蒸留装置80の熱源として利用
することによって、前記吸収液再生塔の熱源増加に対応
して熱供給が一層可能になり、メタノールの増産、その
製造コストの低減を図ることができる。
【0052】特に、高温の合成ガスが流通される流路2
5に図2に示すように最も高温に加熱させることが必
要な第2蒸留塔812の熱交換器822を先頭にし、この
下流側に第1蒸留塔811の塔底液を第2蒸留塔812
供給する途中に位置する熱交換器110、二酸化炭素回
収装置90の第1再生塔用熱交換器1031、および第
1蒸留塔811の熱交換器821をこの順序で配置するこ
とによって、前記高温の合成ガスの廃熱を前記第2蒸留
塔812の熱源に利用でき、つづいて第2蒸留塔812
導入される第1蒸留塔811の塔底液を予熱するための
熱源に利用でき、ひきつづき前記二酸化炭素回収装置9
0の再生塔93の熱源に利用でき、最後に第1蒸留塔8
1の熱源に利用することができる。高温の合成ガスを
前記各熱交換器822、110、1031、821を流通
させた時の温度変化を図3に示す。すなわち、前記高温
の合成ガスの廃熱による前記第1、第2の蒸留塔8
1,812の加熱、第2蒸留塔812に導入される第1
蒸留塔811の塔底液の予熱および前記二酸化炭素回収
装置90の再生塔93の加熱に際し、その廃熱をより一
層効率よく利用することができる。その結果、前記吸収
液再生塔の熱源増加に対応して熱供給が一層可能にな
り、より一層のメタノールの増産、その製造コストの低
減を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、改
質器でメタノール合成に適したH2/(CO+CO2)の
モル比を有する合成ガスを生成でき、かつ蒸留装置の加
圧精留塔で回収される蒸留液の熱を二酸化炭素回収装置
の吸収液再生塔の熱源として利用することによって、前
記二酸化炭素回収装置の必要熱量増加に対応可能とし、
メタノールの増産、その製造コストの低減を図ることが
できる等顕著な効果を奏する。
【0054】また、本発明によれば改質器でメタノール
合成に適したH2/(CO+CO2)のモル比を有する合
成ガスを生成でき、さらに蒸留装置の加圧精留塔で回収
される蒸留液の熱を二酸化炭素回収装置の熱源として利
用すると共に、改質器で生成された高温の合成ガスが持
つ廃熱を蒸留装置の熱源として利用することによって、
前記吸収液再生塔の熱源増加に対応して熱供給を一層可
能にし、より一層のメタノールの増産、その製造コスト
の低減を図ることができる等顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメタノール製造プラントの一例を
示す概略図。
【図2】図1のメタノール製造プラント組みこまれる二
酸化炭素回収装置・蒸留装置を示す概略図。
【図3】高温合成ガスが流通する流路に第2蒸留塔の熱
交換器、この下流側に第1蒸留塔の塔底液を第2蒸留塔
に供給する途中に位置する熱交換器、二酸化炭素回収装
置の第1再生塔用熱交換器、および第1蒸留塔の熱交換
器82をそれぞれこの順序で介装し、それぞれの熱交換
器で熱交換した時の温度変化を示す図。
【符号の説明】
10…加湿器、 30…改質器、 50…メタノール合成用反応装置、 61…気液分離器、 80…蒸留装置 811…第1蒸留塔(トッピング塔)、 812…第2蒸留塔(加圧精留塔) 813…第3蒸留塔(常圧精留塔)、 821,822,823,110…熱交換器、 90…二酸化炭素回収装置、 91…冷却塔、 92…二酸化炭素吸収塔、 93…吸収液再生塔、 1031,1032…再生塔用熱交換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C01B 31/18 C01B 31/18 A B C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 小林 一登 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 大空 弘幸 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 桑田 知江 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 守田 和裕 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 宮本 修一 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 Fターム(参考) 4G040 EA03 EA06 EB16 EB33 EB42 EB44 FB04 FC04 FE03 4G046 JA02 JB01 JB06 JB11 JC06 4H006 AA02 AC29 AC41 BD10 BD33 BD52 BD60 BD84 FE11 4H039 CA60 CL35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改質器で炭化水素を水蒸気と反応させて
    水素、一酸化炭素及び二酸化炭素を含む合成ガスを生成
    し、この改質器から排出される燃焼排ガス中の二酸化炭
    素を二酸化炭素回収装置で回収し、回収した二酸化炭素
    を前記改質器の上流側および下流側のいずれか一方また
    は両者に供給する工程と、 前記合成ガスをメタノール合成触媒上で反応させ、反応
    生成物から粗メタノールを液状で回収する工程と、 回収された前記粗メタノールをトッピング塔、加圧精留
    塔および常圧精留塔を有する蒸留装置により蒸留して低
    沸点有機化合物および高沸点有機化合物を含む廃水と精
    製メタノールとに分離する蒸留工程とを含むメタノール
    の製造方法であって、 前記蒸留工程におけるトッピング塔の塔底液を加熱して
    前記加圧精留塔に導入し、この加圧精留塔の塔頂から流
    出される蒸留液の熱を前記二酸化炭素回収装置の再生塔
    の熱源および前記常圧精留塔の熱源として利用すること
    を特徴とするメタノールの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記改質器で生成された高温の合成ガス
    の廃熱は、前記二酸化炭素回収装置における二酸化炭素
    吸収液の再生用熱源として利用されることを特徴とする
    請求項1記載のメタノールの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記改質器で生成された高温の合成ガス
    の廃熱は、前記蒸留工程の蒸留装置の熱源として利用さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載のメタノー
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記改質器で生成された高温合成ガスの
    廃熱は、前記加圧精留塔の熱源に利用され、つづいてこ
    の加圧精留塔に導入されるトッピング塔の塔底液を加熱
    する熱源に利用され、ひきつづき二酸化炭素吸収塔の吸
    収液再生用熱源に利用され、次いで前記トッピング塔の
    塔底循環液を加熱する熱源に利用されることを特徴とす
    る請求項1記載のメタノールの製造方法。
  5. 【請求項5】 改質器で炭化水素を水蒸気と反応させて
    水素、一酸化炭素及び二酸化炭素を含む合成ガスを生成
    し、この改質器から排出される燃焼排ガス中の二酸化炭
    素を二酸化炭素回収装置で回収し、回収した二酸化炭素
    を前記改質器の上流側および下流側のいずれか一方また
    は両者に供給する工程と、 前記合成ガスをメタノール合成触媒上で反応させ、反応
    生成物から粗メタノールを液状で回収する工程と、 回収された前記粗メタノールをトッピング塔、加圧精留
    塔および常圧精留塔を有する蒸留装置により蒸留して低
    沸点有機化合物および高沸点有機化合物を含む廃水と精
    製メタノールとに分離する蒸留工程とを含むメタノール
    の製造方法であって、 前記改質器で生成された高温合成ガスの廃熱は、前記加
    圧精留塔の熱源に利用され、つづいてこの加圧精留塔に
    導入されるトッピング塔の塔底液を加熱する熱源に利用
    され、ひきつづき二酸化炭素吸収塔の吸収液再生用熱源
    に利用され、次いで前記トッピング塔の塔底循環液を加
    熱する熱源に利用されることを特徴とするメタノールの
    製造方法。
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