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JP2002528715A - 自動利得手段のためのフィードバックループを有する水晶結晶板微量天秤 - Google Patents

自動利得手段のためのフィードバックループを有する水晶結晶板微量天秤

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JP2002528715A
JP2002528715A JP2000578642A JP2000578642A JP2002528715A JP 2002528715 A JP2002528715 A JP 2002528715A JP 2000578642 A JP2000578642 A JP 2000578642A JP 2000578642 A JP2000578642 A JP 2000578642A JP 2002528715 A JP2002528715 A JP 2002528715A
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oscillating
signal
frequency
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スミスクライン・ビーチャム・パブリック・リミテッド・カンパニー
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Abstract

(57)【要約】 圧電センサーと該センサーの共振周波数によって実質的に決定される周波数で発振し、該センサーの周波数の出力で出力信号を提供するために該センサーに連結された発振回路とからなる水晶結晶板微量天秤のような分析装置であって、該発振回路は、圧電センサーに対して実質的に一定の駆動信号を維持するための手段を組み込んでいる。好ましくは、実質的に一定の駆動信号は、発振器のフィードバックループ内のAGC手段(33)によって維持される。有利なことに、利得制御信号は、圧電センサーのQの指標として使用される。正弦波はより大きな精度、感度および安定性を装置に提供するので、該センサーに対する駆動信号は実質的に正弦波であることが望ましい。これは、信号利得および減衰を提供するフィードバックループ中における全ての素子が実質的に線形方式で作動するように配置されることを保証することによって達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に、圧電センサーからなる分析装置である新規な装置、より詳
細には、改善された水晶結晶板微量天秤およびその使用に関する。
【0002】 (背景技術) 水晶結晶板微量天秤は、非常に小さな質量変化を検出および測定するための装
置である。その主要な構成要素は、水晶結晶板および該結晶板の共振周波数で出
力を生じるために水晶結晶板に連結した発振回路である。典型的には約10MH
zである出力周波数が、例えば、周波数カウンターを用いて高い精度まで測定さ
れる。水晶結晶板は、電子回路で通常使用される結晶板とは異なり、封入されて
おらず、その環境と相互作用することができる。少量の物質が結晶板に堆積する
と、その共振周波数が変化し、堆積した物質の質量の測定が可能となる。典型的
に周波数変化は、2、3Hz〜2、30Hzのオーダーであり、堆積した物質の
質量のナノグラムオーダーでの変化を検出できる。
【0003】 研究用分析装置における圧電センサーは、典型的に、人工的に成長させた結晶
由来の水晶の薄片であるが、トルマリン、酒石酸エチレンジアミン、ADP、K
DPおよびロッシェル塩のような他の圧電性物質もまた使用できる。水晶は、化
学的に不活性であり、水に不溶性であり、また、比較的温度に反応しないという
利点を有する。微量天秤のための典型的な水晶センサー(10)を図1に示す。
水晶結晶板(16)は、典型的に、対向面に金属電極(18)を有する円形の「
AT−カット」である。電極は、典型的には、おそらく付着を改良するための下
層(sub-layer)を有するスパッタ−処理されている金、銀またはチタンの薄層
(200nm)である。リード線(14)は、電極に接着し、また、結晶板に機
械的な支持を与え、ならびにセンサーの台座(12)からある程度隔離し、ワイ
ヤー(15)を引き出す。結晶板は、典型的に直径約1cmである。結晶板の質
量がΔMだけ変化する場合、空気中、基本周波数(F)で振動する面積(A)の
AT−カット水晶結晶板の共振周波数の変化(ΔF)は、およそ: ΔF=−2.3x10ΔM/A によって求められる。
【0004】 水晶結晶板微量天秤は質量測定に最も頻繁に使用されるが、液体の粘度および
/または密度の変化を検出するためにも使用できる。というのも、液体中で振動
させると、液体の粘度および/または密度の全てが周波数を生じさせるからであ
る。したがって、液体中に浸漬時の水晶結晶板の周波数におけるシフト(ΔF)
は: ΔF=−F 3/2(ηρ/πμρ1/2 [式中:ΔF=周波数の変化 F=共振周波数 ηρ=液体の絶対密度および粘度 ηρ=水晶の弾性率および密度] によって求められる。
【0005】 水晶結晶板微量天秤は、バイオセンサーとして、すなわち、バイオセンサーの
一部として使用するか、または生物学的起源の物質に感受性である装置として使
用することができる。典型的に、センサーの一方の電極または両電極の一部は、
標的生物分子または細胞と結合可能な物質で被覆されている。かかる受容体を標
的(「リガンド」)化合物に曝すと、リガンドは基質に結合し、センサーの質量
変化(ΔM)および/または局所的な微環境における粘度/密度変化およびその
結果として生じる周波数の変化を引き起こす。
【0006】 既知の水晶結晶板微量天秤の感度および有効度における改善に対する一般的な
要望がある。より詳細には、従来の微量天秤の発振器駆動回路は、特にセンサー
が液体中に浸漬している場合、安定性および精度を欠く。結晶板表面が液体中に
浸漬するとき、結晶板の「Q」(共振の鋭さ、言い換えれば、1サイクルあたり
に散逸されたエネルギーの規準)は実質的に低下し、共振周波数はわずかにシフ
トするであろう。Qの低下は、液体がエネルギーを吸収することによって引き起
こされるダンピング効果によるものであり;共振周波数の変化は、結晶板表面上
の液体の動的質量によるものである。結晶板が共振する場合、そのインピーダン
スは、ほとんど無限大から約50−200Ωへ低下し;浸漬時には、共振でのイ
ンピーダンスは100kΩまたはそれ以上とすることができる。装置が液体中お
よび液体外の両方でセンサーを用いて作動できるためには、幅広い範囲のインピ
ーダンスにわたってセンサーの共振周波数を正確に決定するための幅広い動的範
囲の系を提供する必要がある。水晶結晶板微量天秤は液体中または空気中のいず
れでも作動できたが、該系がいずれかの媒体中でセンサーを用いて作動する必要
のある場合、困難になる。さらに、液体中で操作する場合、従来の装置は、しば
しば、おそらく浸漬したセンサーのより幅広い共振およびより大きなエネルギー
に関係して、安定性、感度および精度の欠如を示す。この不確実性のいくつかを
克服するための努力として、作用している結晶板と対照の結晶板の周波数を比較
する、二元適合の(dual matched)発振器の使用が挙げられる(Dunham G.C., B
enson N.H., Petalenz D.およびJanata J., Anal. Chem. 67(1995) 267-272)。
【0007】 また、治療的利益の可能性のある化合物の迅速な評価のための改善されたスク
リーニング法に対する要望がある。医薬品会社は、典型的に、何千もの化合物を
合成し、次いで、それをスクリーニングして、標的分子と相互作用するものを同
定する。典型的には、1または他の標的およびリガンドを放射性または蛍光タグ
で標識するが、かかる技術は時間がかかり、高価で、危険な物質を取り扱う必要
があり、標識は受容体−リガンド相互作用を干渉するかもしれない。したがって
、さらなる課題は、改善されたスクリーニング法に対する要望であり、水晶結晶
板微量天秤は該分野においていくつかの利益を約束する。しかしながら、このよ
うな関係においては、流動する液体中でさえも安定であり、該配置において、即
時にモニターされるべき結晶板電極の表面上での生物分子相互作用を可能にする
のに十分な感度のあるセンサー−発振器系を有することが望ましい。
【0008】 図2は、Barnes C., Sensors and Actuators A., 29 (1991) 59-69から知られ
る水晶結晶板微量天秤用の発振回路(20)を示す。水晶結晶板(24)は、C
MOS変換器(22)の出力をその入力に接続しているフィードバック経路にお
いて直列で接続され、それにより発振器を形成する。1−トランジスターバッフ
ァー回路(26)は発振器に連結され、28にて出力を周波数カウンターに供給
する。発振器は、1.7〜20MHzの範囲で作動するであろうが、先行技術で
は、その発振器は14MHzでBarnesによって使用された。該回路を用いる水晶
結晶板微量天秤は、上記のような欠点を示す。本発明は、改善された発振回路を
提供することによって従来の系の課題を解決しようとするものである。
【0009】 (発明の開示) したがって、発明者らは、圧電センサーと該センサーの共振周波数によって実
質的に決定される周波数で発振し、出力にて発振周波数の出力信号を提供するた
めに該センサーに連結した発振回路とからなり、その発振回路が圧電センサーに
対して実質的に一定の駆動信号を維持するための手段を組み込んでいることを特
徴とする分析装置を記載する。好ましい具体例において、分析装置は、水晶結晶
板微量天秤である。好ましくは、実質的に一定の駆動信号が発振器のフィードバ
ックループ内のAGC手段によって維持され、そこからの利得制御信号を圧電セ
ンサーのQの指標として使用することができる。正弦波は装置により大きな精度
、感度および安定性を提供するので、センサーに対する駆動信号は、実質的に正
弦波であることが望ましい。これは、信号利得および減衰を提供するフィードバ
ックループにおける全ての素子が実質的に線形方式で作動するように配置される
ことを保証することによって達成できる。
【0010】 発明者らは、さらに、発振駆動信号をセンサーに提供することからなる流体媒
体中で発振圧電センサーの特徴を測定する方法であって、さらに、流体媒体中で
の変化にもかかわらず、およそ一定レベルで維持されるように駆動信号を制御す
ることを特徴とする方法を記載する。
【0011】 また、発明者らは、圧電センサーと;該センサーによって実質的に決定される
周波数で発振し、第一の出力信号を発振周波数で提供するために該センサーに連
結された発振回路とからなる分析装置であって、その発振回路が該センサーの「
Q」に相関した第二の出力信号を提供するための手段を含むことを特徴とする装
置を記載する。
【0012】 発明者らは、さらに、圧電センサーの共振周波数によって実質的に決定される
周波数で発振し、出力にて発振周波数の出力信号を提供するための圧電センサー
を含む発振回路であって、増幅器を介してフィードバックループを形成するため
にその出力を増幅器の入力に連結しているフィードバックを有する増幅器を含み
、該フィードバックループが圧電センサーに対して実質的に一定の駆動信号を維
持するための自動利得制御(AGC)手段を組み込んでいることを特徴とする発
振回路を記載する。
【0013】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明のこれらおよび他の態様のより完全な理解を促進するために、添付の図
面を参照し、単なる例示によっていくつかの具体例をここに記載する。
【0014】 発振器は、一般に、増幅器にフィードバックを備えることにより構成される。
発振条件は、ループ利得が1または1より大きくなること、およびループ利得位
相シフトが0である(または2πの整数倍)ことである。後者の条件は、増幅器
およびフィードバックネットワークを介して伝搬する信号が発振周波数で1以上
の全サイクルの位相の遅れを経験すべきであるという要件を示す。水晶結晶板は
、そのインピーダンスが0である直列の共振周波数およびそのインピーダンスが
無限大である並列のわずかにより高い共振周波数を有し;典型的に水晶結晶板を
組み込んでいる回路は、結晶板の並列共振周波数近くで発振する。
【0015】 図3において、改善された発振器の概念的ブロック線図を示す。該回路におい
て、利得は増幅器(32)および自動利得制御(AGC)手段(33、34)に
よって提供される。AGC手段は、コントロール入力(35)によって制御可能
な利得(増幅/減衰)を有する可変利得手段(増幅器または減衰器)(33)を
含む。さらに、それは、回路由来の出力信号レベルを検知し、検知したレベルに
応じて可変利得手段を制御するための手段(34)を含む。回路における利得は
、利得/減衰素子(33)の出力を増幅器(32)の入力に接続するライン(3
8)によって提供される。発振器の共振周波数を決定する水晶結晶板(31)は
、増幅器(32)の出力と事実上のアースであってもよいアース点との間に接続
される。別法では、回路は、結晶板が直列に接続されるように配置できる。表示
される並列に接続した配置において、結晶板(31)が適当に回路の共振周波数
を決定できるためには、駆動する回路の出力インピーダンスが結晶板のそれと異
なっていてはならない。したがって、増幅器が低出力インピーダンスを有する場
合、結晶板は抵抗器を介して駆動されることができ;別法では、増幅器(32)
は、高出力インピーダンスを有する相互コンダクタンス増幅器であってもよい。
従来の発振器は、一般に、さらに容量性および/または誘導性の同調素子を結晶
板に対し、および/またはフィードバック経路(38)において直列および/ま
たは並列で含む。しかしながら、図3に記載の回路において、発振器の周波数が
結晶板の共振周波数のみによって決定されることが可能なほどの大きさであるよ
うに、かかる付加的な素子を最少に減ずることが好ましい。好ましい具体例にお
いて、発振器駆動回路の受動素子は、漂遊キャパシタンスを無視して、略完全に
抵抗性を示すことがわかるであろう。
【0016】 ループ利得は、増幅器(32)およびAGC手段(33)の組み合わせによっ
て提供され;これらの素子の1つまたは他方が、利得のいくつかまたはすべてを
提供してもよい。実施において、増幅器(32)の出力が共振周波数で結晶板(
31)を駆動し、該周波数での信号が出力(36)で現れる。出力(36)での
信号レベルは、ループ利得を制御するためのAGC手段(33)の利得制御入力
(35)に連結されたレベル検知手段(34)によってモニターされる。AGC
手段(33)の出力は増幅器(32)の入力にフィードバックするので、発振周
波数での実質的に一定の駆動が結晶板(31)に対して維持される。実質的に一
定の信号レベルは、また、出力(36)でも維持される。水晶結晶板微量天秤ま
たは類似の装置で使用される場合、一般的な場合は圧電センサーのいずれかの形
態である水晶結晶板に対する駆動信号のレベルを維持することは、多くの利点を
提供する。改善された駆動回路は、センサー発振を維持することができるが、該
センサーは異なるまたは変化する環境、例えば、空気、液体および流れている液
体の範囲内にある。液体中、上記のように、付加的なダンピングがセンサーのQ
を減少させ、図3の系において、発振器が自動的にこのQの減少を補正する。
【0017】 また、結晶板に対して実質的に正弦波の駆動信号を提供することも重要である
ことが見出された。結晶板が、例えば、液体によってダンピングされる場合、有
意に正弦形でない波または矩形波がそれを駆動する場合、結晶板が上音の周波数
にホップする傾向がある。該傾向は、正弦波の駆動で減少する。したがって、発
振器駆動およびフィードバック循環(図3において、増幅器(32)およびAG
C手段(33))は、好ましくはリニアーである。下記の好ましい具体例におい
て、発振器の関連した部分における全ての増幅器、すなわち、結晶板に対して高
周波数の駆動を提供することに関与する増幅器はリニアーであり、ひずみの少な
いことが好ましい。
【0018】 上記の特徴は、特に「異なる」または液体環境において、より正確にセンサー
の共振周波数を追跡することにおいて発振器を補助し、したがって、改善された
感度および使用の強度を有する水晶結晶板微量天秤を提供する。さらに、該発振
器の設計は、例えば、リガンドと結晶板およびその上の基質との結合を検出する
場合に起こるような周波数変化をより容易に追跡することができる。
【0019】 AGC制御信号のレベルがセンサーの「Q」に相関できること、したがって、
該制御信号がまた、分離した出力(37)で提供されることが見出された。図6
に記載した詳細な回路において、センサーのQ値に比例したDCレベルはこの出
力で提供される。また、センサーのQ値が経験的に、センサーが浸漬している流
体の粘度に関連し、したがって、該粘度の直接の指標を提供するためにQ出力を
使用できることが見出された。したがって、本発明の好ましい具体例において、
周波数の変化およびQ値をモニターし、該センサーを使用する分析に供した物質
についての有用な情報を得る。
【0020】 図3において、結晶板(31)は、増幅器出力と並列に接続して示されている
が、当業者は、結晶板を回路内の他の位置で接続できること、および例えば、直
列に接続できることを理解するであろう。
【0021】 ここで、図4aを引用して、図3の概念的配列に基づいて、発振器(40)の
好ましい具体例のブロック線図を示す。概念系と同様に、図4aの発振器は、増
幅器(46)によって駆動される圧電センサー(42)を含むが、好ましい系に
おいて、該増幅器は単一の利得を有し、バッファーとして働く。図示される具体
例において、増幅器/バッファー(46)は2つの出力を有し、その1つはセン
サー(42)を駆動し、もう1つは、入力(50)によって制御される電圧であ
り、電圧制御減衰器として作動する2−象限(two-quadrant)掛け算器(multip
lier)(48)に入る1の入力を形成する。特定の具体例において、増幅器(4
6)は、水晶結晶板(42)に対する電流駆動を提供し、該電流は入力が2−象
限掛け算器に入ることを反映している。図4aの配列において、センサー(42
)の第2の端子はまた、増幅器(46)に類似の増幅器(44)によって駆動さ
れ、その増幅器は出力を2−象限掛け算器(48)の第二入力に供給する。さら
に、増幅器(44)は好ましくは、単一の利得バッファーである。掛け算器(4
8)の出力は、さらに、増幅器(52)、好ましくは演算増幅器によって増幅さ
れ、図3の概念的配列におけるように、正のフィードバック経路(64)が増幅
器/バッファー(46)の入力に対して提供される。増幅器(52)の出力は、
出力端子(62)で利用することができ、これは、周波数カウンターに入る入力
用の発振周波数での信号を提供する。
【0022】 増幅器(52)の出力は、また、信号レベルを検出する整流器手段(54)に
連結されており、インテグレーター/コンパレーター(56)は、とりわけ、信
号レベルの変化を平滑にし、多くのサイクルを積分する。出力(62)での信号
レベルは、調節手段(58)で設定される信号レベルと比較され、好ましくは、
それは電位差計である。インテグレーター(56)の出力は、出力信号出力(5
2)を略一定のレベルを維持するために、および圧電センサー(42)に対する
駆動信号を維持するために、「利得」制御入力(50)(好ましい具体例におい
て、減衰制御入力)に連結される。該制御信号は、好ましい具体例、DCレベル
において、出力(60)で利用可能であり、センサーのQに比例する。
【0023】 点線(66)に囲まれる素子は、単一集積回路パッケージにおいて入手可能で
あり、それは、回路素子間の釣り合いを改善し、減少した回路の大きさおよび電
力消費という付加的な利益を提供する。National Semiconductor Corporationよ
り入手可能なComlinear CLC520またはCLC522のような集積回路が
使用できる。発振器出力を調整し、振幅対照電圧および「セル利得制御入力」と
称することのできるものに適用した結果と比較した場合、結晶板共振のまわりの
実質的に純粋な正弦波の発振では、ループ利得に対して厳重な制御が得られる。
センサーのQが低下する場合、出力が減少し、したがって、利得セルに対して入
力が増加し、補正するためにループ利得が増加し、そのように共振が一定に保た
れる。図4aの回路において、2−象限掛け算器(48)は「利得セル」として
機能する。フィードバック経路(64)は、正のフィードバックを適用し、した
がって、回路は圧電センサーの共振周波数で共振する。
【0024】 図4bは、入力増幅器(46)に対する接続を示す。該増幅器は、1つの入力
(46A)を有するが2つの出力(46Bおよび46C)を有する点で通常どお
りである。該増幅器の機能は上記したが、その機能を調べるもう一つ別の均等な
方法を考えることが有用である。出力(46B)は、第二の(中間)出力(46
C)に負わせられる負荷のリアクタンスを反映し、その結果、出力(46C)上
にあるインピーダンスは入力(46A)と出力(46B)の間の利得を制御する
。好ましい具体例において、46Aと46Cの間に単一の利得があるが、46A
と46Bの間に可変利得がある。増幅器/バッファー(44)も同様である。
【0025】 図5は、図4aのブロック線図にしたがって構成された基本的な発振回路の詳
細な回路図を示す。図4ないし7において、同様な素子が同じ参照番号によって
示される。したがって、図4aの主要な素子は図5において示すことができ、す
なわち、結晶板(42)、増幅器(44)および(46)、減衰/利得制御入力
(50)を有する掛け算器(48)、増幅器(52)、正のフィードバック経路
(64)、整流手段(54)、インテグレーター/コンパレーター(56)およ
び出力レベル調整手段(58)である。
【0026】 2つの入力バッファー(44)および(46)は入力電圧を差動入力電圧およ
び結晶板(42)の利得設定インピーダンス値の関数である電流に変換する。次
いで、該電流は、利得段階(示されない)に反映され、電圧制御された2−象限
掛け算器(48)によって減衰され、その後、フィードバック抵抗器(R4)に
よって設定される利得を有する出力増幅器(52)によって電圧に変換される。
したがって、入力、出力および利得制御信号は全て電圧である。
【0027】 発振周波数での出力を(62)で得、点線(66)内にある構成成分は、集積
回路内で得ることができる。図示される詳細な回路において、増幅器(46)は
反転入力を有するが、増幅器(44)は非反転入力を有することが示され、増幅
器(52)は演算増幅器であることが示される。整流器手段(54)はその最も
単純な単一ダイオードとすることができ、インテグレーター/コンパレーター(
56)はさらに、単一演算増幅器から構成することができる。当業者は、これら
の基本的な回路素子に多くの変更を加えることが可能であることに気付くであろ
う。例えば、他の整流素子またはより精巧な全波整流器を整流器手段に使用する
ことができた。多くの慣用的な変更が積分手段(56)において可能であり、同
調素子を結晶板とおよび/またはフィードバックループ(64)において直列ま
たは並列で組み込むことができ、または別法では、付加的な反応性(誘導性また
は容量性または抵抗性)構成成分をこれらの位置に含ませることができる。
【0028】 図6は、実施上の器具において望ましい種々の付加を組み込んでいる具体例の
詳細な回路を示す。該回路は、Q出力(60)および周波数出力(62)に対し
、各々、増幅器/緩衝器(70)および(72)の付加を有する図5のそれと密
接に対応することがわかる。付加的な(低域)濾波(68)もまた、増幅器(5
2)の出力からその反転(「−」)入力に戻る第二フィードバック経路において
組み込まれた。正および負の5ボルトの電力供給(74)もまた、示される。図
6において、センサー(42)に対する接続は端子(76)および接続ワイヤー
(78)を介してなされる。ワイヤー(78)は、例えば、スクリーンドケーブ
ルまたはバランスドツイストペア型接続であってもよい。単一コネクターであっ
てもよいコネクター(76)は、従来の実施にしたがって、比較的低レベルの高
周波数(1−100MHz)信号に適当であるように選択される。
【0029】 図7は、接続(76)およびワイヤー(78)を介して流体入口および出口接
続部(81)を有する流動セル(80)中の結晶板センサー(42)に連結した
発振器(40)を含む完全な水晶結晶板微量天秤の一例を示す。イオン性の、し
たがって伝導性の流体を用いて使用される場合、系の性能を改善するために、フ
ローセルは、好ましくは、セル中を流れている流体がセンサーの1つの面のみと
接触するように配置されるが、センサーはまた、流体浴中で作動するように配置
されていてもよい。
【0030】 周波数出力(62)は、1Hzのオーダーの分解能を有するデジタル周波数カ
ウンター(84)に連結され;Q出力(60)はデジタルボルト計(86)に連
結される。図8は、O環(94)と(96)の間にサンドイッチされたリード線
(90)を有し、カバースリップ(98)上にある水晶結晶板(88)を有する
センサーの別の配列を示す。該配置は、部分的に液体で満たすことができるウェ
ル(92)を提供し;より単純な配置によりカバースリップ(98)および下方
のO環(96)を省くことができる。一般的にいうと、酸化する傾向が減じるた
め、金のセンサー電極が好ましい。
【0031】 図7に示されるような水晶結晶板微量天秤は、種々の目的に用いることができ
る。装置は、特に、センサーが浸漬している液体の密度および粘度に感受性であ
り、大きな風袋のように最初に入れた物質を考慮する必要がある場合でさえも、
小さな質量変化を検出することができる。1の実際に構成される回路は、1/4
Hz/日まで安定であることが見出され、対照結晶板の必要性を除去する。装置
はまた、従来の水晶結晶板微量天秤を用いて可能なものより非常に小さな分子量
のリガンドの結合を検出することができ、可能性のある薬剤候補物質の直接的な
スクリーニングを可能にする。例えば、本明細書に記載される回路は、600よ
り小さい分子量のリガンド、例えば、グルコースのような180以下の分子量の
リガンドの結合の検出が可能である。
【0032】 装置は、改善されたイムノアッセイ装置を提供するために使用することができ
る。典型的なイムノアッセイは、抗原の抗体への結合、または受容体のリガンド
への結合を検出することを含む。Bayston試験(Bayston R., J. Clin. Path., 2
5 (1972) 718-720)として知られる1のイムノアッセイ法は、目に見える沈殿物
を生産する凝集体(aggregate)または凝集塊(clump)を形成するための溶液中
における抗体−抗原結合過程に依存する。該過程は、水晶結晶板微量天秤を用い
てモニターすることができ、それは、抗体および抗原を支持している媒体の粘度
および密度の変化に応答すると考えられる。これらの変化は、センサーの共振周
波数における低下を引き起こし、最大の低下は、完全な凝集点で起こり、したが
って、水晶結晶板微量天秤は凝集のタイターの検出を単純化する。
【0033】 改善された水晶結晶板微量天秤は、溶液中の細菌の特徴をモニターするために
使用することができる。例えば、圧電センサーの一の面をスタフィロカッカス・
エピデルミデス(Staphylococcus Epidermidis)のような細菌が結合するフィブ
ロネクチンでコートする。微量天秤は、また、試料の連続的なアッセイを可能に
するために、例えば、溶液中の細胞数を決定するために、即時モニタリング系に
必要とされる感度および強度を有する。かかる配置において、センサーの共振周
波数のシフトは、周波数シフトと細菌濃度の対数との間でおおよそ線形の関係を
示しながら細菌濃度に関連することが見出された。該例および以前の例の両方に
おいて、電極表面の領域における溶液粘度および密度における局所的変化は、セ
ンサーの共振周波数に影響すると考えられる。該効果は種が結晶板表面へ実際に
直接に結合しない場合であっても存在するが、振動するセンサーのまわりの液体
に対する局所的な修飾にすぎないと考えられる。
【0034】 装置は、また、それら結合および同様の過程が完全または実質的に完全な細胞
において起こる場合、結合および同様の過程を研究するために使用することがで
きる。細胞は、センサー上で生育でき、その後、細胞表面での結合および輸送メ
カニズムに起因する小さな付加的な質量変化を所望により、イン・ビボでモニタ
ーできる。これは、おそらく、結晶板の共振周波数の大きな変化に追随し、同時
に、発振を維持し、非常に小さな質量変化に対する該系の感度を維持することの
できる発振回路の能力のためである。同様に、比較的厚い多層構造、例えば、タ
ンパク質の20層が結合事象がモニターされる前に構築されることができる。
【0035】 本発明の可能な応用のいくつかの例が与えられるが、多くの他の別法が関連す
る分野の技術者に明らかであり、本発明は記載の具体例に限定されないことが理
解されるべきである。同様に、記載の発振回路の多くの他の効果的な別法の配置
が考えられ、さらに、回路の設計は記載および説明された特定の型に限定されな
いことが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 微量天秤の典型的な水晶結晶板センサーを示す。
【図2】 既知の水晶結晶板発振回路を示す。
【図3】 改善された発振回路の概念的ブロック線図を示す。
【図4a】 本発明による発振器の好ましい具体例のブロック線図を示す。
【図4b】 発振器用の入力増幅器を示す。
【図5】 本発明による発振器の第1の具体例の詳細な回路図を示す。
【図6】 本発明による第2の具体例の詳細な回路図を示す。
【図7】 改善された発振回路を組み込んでいる水晶結晶板微量天秤を示す
【図8】 水晶結晶板センサーセルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 33/543 581 G01N 33/543 581Z (72)発明者 フランク・ポール イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 カール・ペイビー イギリス、シーエム19・5エイダブリュ ー、エセックス、ハーロウ、サード・アベ ニュー、ニュー・フロンティアーズ・サイ エンス・パーク・サウス、スミスクライ ン・ビーチャム・ファーマシューティカル ズ (72)発明者 リチャード・ペイン イギリス、エイエル6・9エイアール、ハ ートフォードシャー、ウェルウィン、ザ・ フリス、スミスクライン・ビーチャム・フ ァーマシューティカルズ Fターム(参考) 2G045 AA28 AA40 DA31 FB03 4B029 AA07 FA11

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電センサーと;該センサーの共振周波数によって実質的に
    決定される周波数で発振し、出力にて発振周波数の出力信号を提供するために該
    センサーに連結した発振回路とからなる分析装置であって、その発振回路が圧電
    センサーに対して実質的に一定の駆動信号を維持するための手段を組み込んでい
    ることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 発振回路が増幅器を介してフィードバックループを形成する
    ためにその出力を増幅器の入力に連結しているフィードバックを有する増幅器を
    含む装置であって、そのフィードバックループが自動利得制御(AGC)手段を
    組み込んでいる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 AGC手段の利得制御信号に対応する出力信号を提供するた
    めの第二の出力を含む請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 AGC手段が整流手段、積分手段および積分手段に応じる可
    変利得手段を含む請求項2または3記載の装置。
  5. 【請求項5】 圧電センサーが2つの端子を有し、その両方が能動的に駆動
    する上記請求項のいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】 駆動信号が実質的に正弦波である上記請求項のいずれか1項
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 信号利得および減衰を提供するフィードバックループにおけ
    る全ての素子が実質的に線形方式で作動するように配置される請求項6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 発振回路がフィルター手段を含む第二のフィードバックルー
    プを組み込んでいる請求項2〜7のいずれか1項記載の装置。
  9. 【請求項9】 圧電センサーが水晶結晶板を含む上記請求項のいずれか1項
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 化学的または生物学的起源の物質と相互作用する構造物ま
    たは化合物が結晶板の表面または結晶板上の電極に取り付けられている請求項9
    記載の装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項記載の装置を含むイムノア
    ッセイ装置。
  12. 【請求項12】 使用時にセンサーの表面の少なくとも一部が液体と接触し
    ている上記請求項のいずれか1項記載の装置。
  13. 【請求項13】 液体密度を測定するための請求項1〜10のいずれか1項
    記載の装置の使用。
  14. 【請求項14】 液体粘度を測定するための請求項1〜10のいずれか1項
    記載の装置の使用。
  15. 【請求項15】 細胞と標的物質との間の相互作用を検出するための請求項
    1〜10のいずれか1項記載の装置の使用。
  16. 【請求項16】 抗体−抗原凝集のタイターを検出するための請求項1〜1
    0のいずれか1項記載の装置の使用。
  17. 【請求項17】 溶液中で細菌の特徴をモニターするための請求項1〜10
    のいずれか1項記載の装置の使用。
  18. 【請求項18】 溶液中の細菌濃度を測定するための請求項1〜10のいず
    れか1項記載の装置の使用。
  19. 【請求項19】 圧電センサーと; 該センサーの共振周波数によって実質的に決定される周波数で発振し、発振周
    波数で出力信号を提供するために該センサーに連結した発振回路とからなる分析
    装置であって、 発振回路がセンサーの「Q」と相関した第二の出力信号を提供するための手段
    を含むことを特徴とする装置。
  20. 【請求項20】 第二の出力を提供するための手段が第一の出力信号のレベ
    ルを検知し、出力レベル検知信号を提供するための手段と実質的に一定の第一の
    出力信号レベルを維持するための該出力レベル検知信号に応じる可変利得手段と
    からなり、該出力レベル検知信号は第二の出力信号からなる請求項19記載の装
    置。
  21. 【請求項21】 流体媒体中における発振圧電センサーの特徴を測定する方
    法であって: 発振駆動信号をセンサーに提供することからなる方法であって; さらに、流体媒体中における変化にもかかわらず、およそ一定のレベルで駆動
    信号が維持されるように、駆動信号を制御することを特徴とする方法。
  22. 【請求項22】 変化が流体媒体の密度の変化である請求項21記載の方法
  23. 【請求項23】 測定される特徴がセンサーの発振の周波数である請求項2
    1または22記載の方法。
  24. 【請求項24】 センサーの「Q」を測定することを特徴とする請求項21
    、22または23記載の方法。
  25. 【請求項25】 流体が液体である請求項21〜24のいずれか1項記載の
    方法。
  26. 【請求項26】 流体が流れている状態にある請求項25記載の方法。
  27. 【請求項27】 請求項21〜26のいずれか1項記載の方法を用いて細胞
    または生物化学的に活性な化合物を検出する方法。
  28. 【請求項28】 圧電センサーの共振周波数によって実質的に決定される周
    波数で発振し、出力にて発振周波数で出力信号を提供するための圧電センサーを
    含む発振回路であって、該回路が: 増幅器を介してフィードバックループを形成するためにその出力を増幅器の入
    力に連結しているフィードバックを有する増幅器を含み; フィードバックループが圧電センサーに対して実質的に一定の駆動信号を維持
    するために自動利得制御(AGC)手段を組み込んでいることを特徴とする発振
    回路。
  29. 【請求項29】 AGC手段がまた、出力信号レベルの変動を減少させるた
    めにループ利得を制御するために作動する請求項28記載の回路。
  30. 【請求項30】 さらに、AGC手段の利得制御信号に対応する第二の出力
    を含む請求項28または29記載の回路。
  31. 【請求項31】 信号利得および減衰を提供するフィードバックループにお
    ける全ての素子が実質的に線形方式で作動するように配置される請求項28〜3
    0のいずれか1項記載の回路。
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