JP2002343430A - 非水電解液二次電池 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温で貯蔵した際の外装材の変形が抑制さ
れ、大電流放電特性及び充放電サイクル特性が向上され
た非水電解液二次電池の提供。 【解決手段】 電極群と、非水電解液とを備える二次電
池において、 (1)電極群が、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下のシ
ート製の外装材に収納され、かつ (2)前記非水電解液の非水溶媒が、γ−ブチロラクト
ンと、エチレンカーボネートと、少なくとも1種のビニ
レンカーボネート化合物と、少なくとも1種のビニルエ
チレンカーボネート化合物とを含有し、かつ (3)ビニレンカーボネート化合物、ビニルエチレンカ
ーボネート化合物及びこれらの合計量が、非水溶媒の総
重量に対して、それぞれ0.01〜5重量%、0.01
〜5重量%及び0.02〜6重量%であり、かつ (4)γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネート
が、非水溶媒の総体積に対して、それぞれ50体積%以
上及び10体積%以上である、ことを特徴とする非水電
解液二次電池。
れ、大電流放電特性及び充放電サイクル特性が向上され
た非水電解液二次電池の提供。 【解決手段】 電極群と、非水電解液とを備える二次電
池において、 (1)電極群が、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下のシ
ート製の外装材に収納され、かつ (2)前記非水電解液の非水溶媒が、γ−ブチロラクト
ンと、エチレンカーボネートと、少なくとも1種のビニ
レンカーボネート化合物と、少なくとも1種のビニルエ
チレンカーボネート化合物とを含有し、かつ (3)ビニレンカーボネート化合物、ビニルエチレンカ
ーボネート化合物及びこれらの合計量が、非水溶媒の総
重量に対して、それぞれ0.01〜5重量%、0.01
〜5重量%及び0.02〜6重量%であり、かつ (4)γ−ブチロラクトン及びエチレンカーボネート
が、非水溶媒の総体積に対して、それぞれ50体積%以
上及び10体積%以上である、ことを特徴とする非水電
解液二次電池。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非水電解液二次電
池及びそれに使用する非水電解液に関する。
池及びそれに使用する非水電解液に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、携帯電話等の携帯機器向けの非水
電解液二次電池として、リチウムイオン二次電池が商品
化されている。この電池では、正極としてリチウムコバ
ルト酸化物等のリチウム遷移金属複合酸化物材料、負極
として黒鉛質材料や炭素質材料、非水電解液としてリチ
ウム塩を溶解した有機溶媒、セパレータとして多孔質膜
が用いられている。
電解液二次電池として、リチウムイオン二次電池が商品
化されている。この電池では、正極としてリチウムコバ
ルト酸化物等のリチウム遷移金属複合酸化物材料、負極
として黒鉛質材料や炭素質材料、非水電解液としてリチ
ウム塩を溶解した有機溶媒、セパレータとして多孔質膜
が用いられている。
【0003】ところで、近年、携帯機器の薄型化に伴っ
て電池の厚さを薄くすることが要望されている。このた
めには、正極、負極、セパレータ及び非水電解液を収納
する外装材の厚さを薄くする必要がある。
て電池の厚さを薄くすることが要望されている。このた
めには、正極、負極、セパレータ及び非水電解液を収納
する外装材の厚さを薄くする必要がある。
【0004】外装材の厚さを薄くした場合、電池内部の
ガス発生や温度上昇等の現象が直接、電池の変形、ガス
噴出、発火等の事故につながることから、安全性を確保
するために、電池内部のガス発生や温度上昇を極めて少
なく抑える必要がある。
ガス発生や温度上昇等の現象が直接、電池の変形、ガス
噴出、発火等の事故につながることから、安全性を確保
するために、電池内部のガス発生や温度上昇を極めて少
なく抑える必要がある。
【0005】これに対して、特開2000−23586
8号公報では、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下のシー
ト製の外装材を具備し、電解液の非水溶媒として、γ−
ブチロラクトンを非水溶媒全体の50体積%より多く、
95体積%以下含有する非水電解液二次電池が提案され
ており、特にγ−ブチロラクトンを50体積%より多
く、95体積%以下含有し、更にエチレンカーボネート
及びビニレンカーボネートを含む非水溶媒を含有する非
水電解液二次電池が好ましいとしている。
8号公報では、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下のシー
ト製の外装材を具備し、電解液の非水溶媒として、γ−
ブチロラクトンを非水溶媒全体の50体積%より多く、
95体積%以下含有する非水電解液二次電池が提案され
ており、特にγ−ブチロラクトンを50体積%より多
く、95体積%以下含有し、更にエチレンカーボネート
及びビニレンカーボネートを含む非水溶媒を含有する非
水電解液二次電池が好ましいとしている。
【0006】しかし、上記の電解液を用いた場合、大電
流時の放電特性やサイクル特性には効果があるが、高温
保存時のガス発生に起因する電池の膨れの防止について
は、十分であるとはいえない。
流時の放電特性やサイクル特性には効果があるが、高温
保存時のガス発生に起因する電池の膨れの防止について
は、十分であるとはいえない。
【0007】また、特開2000−40526号公報で
は、充放電効率の優れた非水電解液として、ビニルエチ
レンカーボネート誘導体等の環状炭酸エステルを含む非
水溶媒と、電解質からなることを特徴とする二次電池用
非水電解液が提案されているが、γ−ブチロラクトン系
の電解液を用いた場合には、サイクル特性が未だ充分で
はなかった。
は、充放電効率の優れた非水電解液として、ビニルエチ
レンカーボネート誘導体等の環状炭酸エステルを含む非
水溶媒と、電解質からなることを特徴とする二次電池用
非水電解液が提案されているが、γ−ブチロラクトン系
の電解液を用いた場合には、サイクル特性が未だ充分で
はなかった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題点
を鑑みてなされたものであり、高温で貯蔵した際のガス
発生を抑制することにより、外装材の膨れを抑制し、か
つ大電流放電特性及び充放電サイクル特性を向上するこ
とが可能な非水電解液二次電池を提供することを目的と
する。
を鑑みてなされたものであり、高温で貯蔵した際のガス
発生を抑制することにより、外装材の膨れを抑制し、か
つ大電流放電特性及び充放電サイクル特性を向上するこ
とが可能な非水電解液二次電池を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、正極
と、リチウムイオンを吸蔵・放出する材料を含む負極
と、前記正極及び前記負極の間に配置されるセパレータ
とを備える電極群;前記電極群に含浸され、非水溶媒
と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを含む非水
電解液;を少なくとも備える二次電池において、 (1)前記電極群が、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下
のシート製の外装材に収納され、かつ (2)前記非水溶媒は、γ−ブチロラクトンと、エチレ
ンカーボネートと、一般式(I):
と、リチウムイオンを吸蔵・放出する材料を含む負極
と、前記正極及び前記負極の間に配置されるセパレータ
とを備える電極群;前記電極群に含浸され、非水溶媒
と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム塩とを含む非水
電解液;を少なくとも備える二次電池において、 (1)前記電極群が、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下
のシート製の外装材に収納され、かつ (2)前記非水溶媒は、γ−ブチロラクトンと、エチレ
ンカーボネートと、一般式(I):
【0010】
【化5】
【0011】(式中、R1、R2は、それぞれ独立して、
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である)で示さ
れる少なくとも1種のビニレンカーボネート化合物と、
一般式(II):
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である)で示さ
れる少なくとも1種のビニレンカーボネート化合物と、
一般式(II):
【0012】
【化6】
【0013】(式中、R3、R4及びR5は、それぞれ独
立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7のアル
ケニル基である)で示される少なくとも1種のビニルエ
チレンカーボネート化合物とを含有し、かつ (3)前記非水溶媒中の前記ビニレンカーボネート化合
物が、前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量
%であり、前記ビニルエチレンカーボネート化合物が、
前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビニルエチ
レンカーボネート化合物との合計量が、前記非水溶媒の
総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ (4)前記非水溶媒中の前記γ−ブチロラクトンが、前
記非水溶媒の総体積に対して50体積%以上であり、前
記エチレンカーボネートが、前記非水溶媒の総体積に対
して10体積%以上である、ことを特徴とする非水電解
液二次電池が提供される。
立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7のアル
ケニル基である)で示される少なくとも1種のビニルエ
チレンカーボネート化合物とを含有し、かつ (3)前記非水溶媒中の前記ビニレンカーボネート化合
物が、前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量
%であり、前記ビニルエチレンカーボネート化合物が、
前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビニルエチ
レンカーボネート化合物との合計量が、前記非水溶媒の
総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ (4)前記非水溶媒中の前記γ−ブチロラクトンが、前
記非水溶媒の総体積に対して50体積%以上であり、前
記エチレンカーボネートが、前記非水溶媒の総体積に対
して10体積%以上である、ことを特徴とする非水電解
液二次電池が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による非水電解液二次電池
を、図1、図2を参照して詳細に説明する。
を、図1、図2を参照して詳細に説明する。
【0015】図1は、非水電解液二次電池を示す斜視
図、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
図、図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。
【0016】図1、図2に示すように、電極群4は、活
物質を含む正極1と活物質を含む負極3と、その間に配
置されたセパレータ2とが、渦巻状に捲回し、さらに矩
形状に扁平化したものである。正極1に接続された外部
端子5及び負極3に接続された外部端子6は、それぞれ
電極群4の同一側面から外部に延出している。なお、前
記電極群は、上記のように正極等を捲回・扁平化したも
のに限られず、正極、セパレータ及び負極を積層したも
のでもよい。
物質を含む正極1と活物質を含む負極3と、その間に配
置されたセパレータ2とが、渦巻状に捲回し、さらに矩
形状に扁平化したものである。正極1に接続された外部
端子5及び負極3に接続された外部端子6は、それぞれ
電極群4の同一側面から外部に延出している。なお、前
記電極群は、上記のように正極等を捲回・扁平化したも
のに限られず、正極、セパレータ及び負極を積層したも
のでもよい。
【0017】外装材である外装フィルム12は、カップ
型に成型されており、カップの内面側から外面側に向け
てシーラントフィルム9、ガスバリアフィルム10及び
剛性を有する有機樹脂フィルム11を積層した構造を有
する。外装フィルム12のカップ内には、扁平化し矩形
状にした電極群4及び電解液が収納されている。外装フ
ィルム12は、その折り曲げ部13dが、電極群4の外
部端子5、6が延出した側面とは反対の側面側に位置
し、この折り曲げ部を除くカップ周辺の3つの面には、
シーラントフィルム9同士が熱シールされた、水平方向
に延出したシール部13a、13b、13cを有する。
電極群4の外部端子5、6は、前記折り曲げ部と反対側
のシール部13bを通して外部に延出している。
型に成型されており、カップの内面側から外面側に向け
てシーラントフィルム9、ガスバリアフィルム10及び
剛性を有する有機樹脂フィルム11を積層した構造を有
する。外装フィルム12のカップ内には、扁平化し矩形
状にした電極群4及び電解液が収納されている。外装フ
ィルム12は、その折り曲げ部13dが、電極群4の外
部端子5、6が延出した側面とは反対の側面側に位置
し、この折り曲げ部を除くカップ周辺の3つの面には、
シーラントフィルム9同士が熱シールされた、水平方向
に延出したシール部13a、13b、13cを有する。
電極群4の外部端子5、6は、前記折り曲げ部と反対側
のシール部13bを通して外部に延出している。
【0018】次に、正極1、セパレータ2、負極3、非
水電解液及び外装材である外装フィルム12を詳述す
る。
水電解液及び外装材である外装フィルム12を詳述す
る。
【0019】正極1は、集電体の片面又は両面に、活物
質及び結着剤を含む正極層を担持した構造を有する。
質及び結着剤を含む正極層を担持した構造を有する。
【0020】前記集電体としては、例えばアルミニウ
ム、ニッケル若しくはステンレス鋼の板又はメッシュ等
が挙げられる。
ム、ニッケル若しくはステンレス鋼の板又はメッシュ等
が挙げられる。
【0021】前記活物質としては、種々の酸化物、例え
ば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチ
ウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化
物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウム鉄
複合酸化物、リチウムバナジウム複合酸化物や、二硫化
チタン、二硫化モリブデン等のカルコゲン化合物等が挙
げられる。特に、高電圧を得ることができるため、リチ
ウムコバルト酸化物(LiCoO2)、リチウムニッケ
ル酸化物(LiNiO2)、リチウムマンガン複合酸化
物(LiMn2O4、LiMnO2)を用いることが好ま
しい。
ば二酸化マンガン、リチウムマンガン複合酸化物、リチ
ウムニッケル複合酸化物、リチウムコバルト複合酸化
物、リチウムニッケルコバルト複合酸化物、リチウム鉄
複合酸化物、リチウムバナジウム複合酸化物や、二硫化
チタン、二硫化モリブデン等のカルコゲン化合物等が挙
げられる。特に、高電圧を得ることができるため、リチ
ウムコバルト酸化物(LiCoO2)、リチウムニッケ
ル酸化物(LiNiO2)、リチウムマンガン複合酸化
物(LiMn2O4、LiMnO2)を用いることが好ま
しい。
【0022】前記結着剤は、活物質を集電体に保持し、
活物質同士をつなぐ機能を有し、例えばポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(E
PDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等が挙
げられる。
活物質同士をつなぐ機能を有し、例えばポリテトラフル
オロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(P
VDF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(E
PDM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)等が挙
げられる。
【0023】前記正極層は、例えばアセチレンブラッ
ク、カーボンブラック、黒鉛等の導電剤を含有していて
もよい。
ク、カーボンブラック、黒鉛等の導電剤を含有していて
もよい。
【0024】前記正極層の、活物質、結着剤、導電剤の
配合割合は、例えば、好ましくは、これらの総重量に対
して、活物質80〜95重量%、結着剤2〜7重量%、
導電剤3〜18重量%である。
配合割合は、例えば、好ましくは、これらの総重量に対
して、活物質80〜95重量%、結着剤2〜7重量%、
導電剤3〜18重量%である。
【0025】正極1は、正極層の集電体の片面における
厚さが、通常10〜150μmである。集電体は、5〜
20μmの厚さを有することが好ましい。また、前記正
極層は、前記集電体に対して片面塗工(片面担持)で3
〜6倍の厚さを有することが好ましい。これにより、正
極層の強度を確保するとともに、軽量化を実現すること
ができる。
厚さが、通常10〜150μmである。集電体は、5〜
20μmの厚さを有することが好ましい。また、前記正
極層は、前記集電体に対して片面塗工(片面担持)で3
〜6倍の厚さを有することが好ましい。これにより、正
極層の強度を確保するとともに、軽量化を実現すること
ができる。
【0026】セパレータ2は、多孔性セパレータを使用
することができる。多孔性セパレータは、材料として、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン共重合体等を含む微多孔性
膜、又はこれら材料の繊維を含む織布、不織布を使用す
ることができる。
することができる。多孔性セパレータは、材料として、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
共重合体、エチレン−ブテン共重合体等を含む微多孔性
膜、又はこれら材料の繊維を含む織布、不織布を使用す
ることができる。
【0027】セパレータ2の厚さは、5〜30μmの範
囲であることが好ましく、より好ましくは10〜25μ
mである。セパレータの厚さがこの範囲にあると、正負
極間の距離が開きすぎて内部抵抗が高まる恐れもなく、
また内部ショートを防ぐのに十分なセパレータの強度も
確保することができる。
囲であることが好ましく、より好ましくは10〜25μ
mである。セパレータの厚さがこの範囲にあると、正負
極間の距離が開きすぎて内部抵抗が高まる恐れもなく、
また内部ショートを防ぐのに十分なセパレータの強度も
確保することができる。
【0028】セパレータの多孔度は、30〜60%の範
囲であることが好ましく、より好ましくは35〜50%
である。セパレータの多孔度がこの範囲にあると、高い
電解液保持性が得られるとともに、十分なセパレータ強
度も確保することができる。
囲であることが好ましく、より好ましくは35〜50%
である。セパレータの多孔度がこの範囲にあると、高い
電解液保持性が得られるとともに、十分なセパレータ強
度も確保することができる。
【0029】セパレータの空気透過率は、30〜500
秒/100cm3であることが好ましい。セパレータの空
気透過率がこの範囲にあると、セパレータにおける高い
リチウムイオン移動度が得られるとともに、十分なセパ
レータ強度も確保することができる。
秒/100cm3であることが好ましい。セパレータの空
気透過率がこの範囲にあると、セパレータにおける高い
リチウムイオン移動度が得られるとともに、十分なセパ
レータ強度も確保することができる。
【0030】セパレータの熱収縮率は、120℃、1時
間の熱処理後の収縮率で20%以下であることが好まし
い。
間の熱処理後の収縮率で20%以下であることが好まし
い。
【0031】負極3は、集電体の片面若しくは両面に、
活物質及び結着剤を含む負極層を担持した構造を有す
る。
活物質及び結着剤を含む負極層を担持した構造を有す
る。
【0032】前記集電体としては、例えば銅板、銅メッ
シュ等が挙げられる。
シュ等が挙げられる。
【0033】前記活物質は、リチウムイオンを吸蔵・放
出するものであれば、特に限定されない。例えば金属リ
チウム、リチウム合金、又は充放電時にリチウムイオン
を可逆的に吸蔵・放出、若しくはインターカレート・デ
ィインターカレートするコークス、炭素繊維、黒鉛、メ
ソフェーズピッチ系炭素、熱分解気相炭素物質、樹脂焼
成体等の炭素質材料等が挙げられる。
出するものであれば、特に限定されない。例えば金属リ
チウム、リチウム合金、又は充放電時にリチウムイオン
を可逆的に吸蔵・放出、若しくはインターカレート・デ
ィインターカレートするコークス、炭素繊維、黒鉛、メ
ソフェーズピッチ系炭素、熱分解気相炭素物質、樹脂焼
成体等の炭素質材料等が挙げられる。
【0034】前記結着剤は、例えば、ポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
DF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
ロエチレン(PTFE)、ポリフッ化ビニリデン(PV
DF)、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体(EP
DM)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)、カルボ
キシメチルセルロース(CMC)等が挙げられる。
【0035】前記負極層の、活物質、結着剤の配合割合
は、例えば、これらの総重量に対して、活物質90〜9
9重量%、結着剤1〜10重量%であり、必要により、
導電剤を含有していてもよい。
は、例えば、これらの総重量に対して、活物質90〜9
9重量%、結着剤1〜10重量%であり、必要により、
導電剤を含有していてもよい。
【0036】負極3は、負極層の集電体の片面における
厚さが、通常10〜150μmである。集電体は、5〜
20μmの厚さを有することが好ましい。また、前記負
極層は、前記集電体に対して片面塗工(片面担持)で3
〜6倍の厚さを有することが好ましい。これにより、負
極層の強度を確保するとともに、軽量化を実現すること
ができる。
厚さが、通常10〜150μmである。集電体は、5〜
20μmの厚さを有することが好ましい。また、前記負
極層は、前記集電体に対して片面塗工(片面担持)で3
〜6倍の厚さを有することが好ましい。これにより、負
極層の強度を確保するとともに、軽量化を実現すること
ができる。
【0037】前記非水電解液は、γ−ブチロラクトン
と、エチレンカーボネートと、一般式(I):
と、エチレンカーボネートと、一般式(I):
【0038】
【化7】
【0039】(式中、R1、R2は、それぞれ独立して、
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である)で示さ
れるビニレンカーボネート化合物と、一般式(II):
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基である)で示さ
れるビニレンカーボネート化合物と、一般式(II):
【0040】
【化8】
【0041】(式中、R3、R4及びR5は、それぞれ独
立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7のアル
ケニル基である)で示されるビニルエチレンカーボネー
ト化合物とを含有し、かつ、非水溶媒中の前記ビニレン
カーボネート化合物が、非水溶媒の総重量に対して0.
01〜5重量%であり、前記ビニルエチレンカーボネー
ト化合物が、非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重
量%であり、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビ
ニルエチレンカーボネート化合物との合計量が、非水溶
媒の総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ、
非水溶媒中、γ−ブチロラクトンが、非水溶媒の総体積
に対して50体積%以上であり、エチレンカーボネート
が、非水溶媒の総体積に対して10体積%以上である。
なお、本発明において使用する非水溶媒は、少なくとも
上記4種以上の溶媒を各所定量の割合で含有して、合計
100体積%又は100重量%となるものであるが、上
記4種以上の溶媒に後述する低粘度溶媒等を残部非水溶
媒として、20体積%以下の量で含有することができ
る。
立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であ
り、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素原子
又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7のアル
ケニル基である)で示されるビニルエチレンカーボネー
ト化合物とを含有し、かつ、非水溶媒中の前記ビニレン
カーボネート化合物が、非水溶媒の総重量に対して0.
01〜5重量%であり、前記ビニルエチレンカーボネー
ト化合物が、非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重
量%であり、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビ
ニルエチレンカーボネート化合物との合計量が、非水溶
媒の総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ、
非水溶媒中、γ−ブチロラクトンが、非水溶媒の総体積
に対して50体積%以上であり、エチレンカーボネート
が、非水溶媒の総体積に対して10体積%以上である。
なお、本発明において使用する非水溶媒は、少なくとも
上記4種以上の溶媒を各所定量の割合で含有して、合計
100体積%又は100重量%となるものであるが、上
記4種以上の溶媒に後述する低粘度溶媒等を残部非水溶
媒として、20体積%以下の量で含有することができ
る。
【0042】前記非水溶媒は、上記の組成を有すること
により、高温で貯蔵した際のガス発生が抑制され、外装
材の膨れが防止されるとともに、大電流放電特性及び充
放電サイクル特性を向上することができる。
により、高温で貯蔵した際のガス発生が抑制され、外装
材の膨れが防止されるとともに、大電流放電特性及び充
放電サイクル特性を向上することができる。
【0043】一般式(I)で示されるビニレンカーボネ
ート化合物において、R1、R2は、それぞれ独立して、
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R1、
R2が炭素数1〜4のアルキル基の場合、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられるが、
特に、メチル基、エチル基が好ましい。
ート化合物において、R1、R2は、それぞれ独立して、
水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R1、
R2が炭素数1〜4のアルキル基の場合、メチル基、エ
チル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル
基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられるが、
特に、メチル基、エチル基が好ましい。
【0044】そして、このような一般式(I)で示され
るビニレンカーボネート化合物としては、ビニレンカー
ボネート、メチルビニレンカーボネート、エチルビニレ
ンカーボネート、4,5−ジメチルビニレンカーボネー
ト、4,5−ジエチルビニレンカーボネート等が挙げら
れるが、ビニレンカーボネート、4,5−ジメチルビニ
レンカーボネートが好ましく、ビニレンカーボネートが
特に好ましい。これらのビニレンカーボネート化合物
は、1種類でも、又は2種以上混合して使用してもよ
い。
るビニレンカーボネート化合物としては、ビニレンカー
ボネート、メチルビニレンカーボネート、エチルビニレ
ンカーボネート、4,5−ジメチルビニレンカーボネー
ト、4,5−ジエチルビニレンカーボネート等が挙げら
れるが、ビニレンカーボネート、4,5−ジメチルビニ
レンカーボネートが好ましく、ビニレンカーボネートが
特に好ましい。これらのビニレンカーボネート化合物
は、1種類でも、又は2種以上混合して使用してもよ
い。
【0045】前記ビニレンカーボネート化合物は、非水
溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であり、特に
0.1〜3重量%が好ましい。
溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であり、特に
0.1〜3重量%が好ましい。
【0046】一般式(II)で示されるビニルエチレンカ
ーボネート化合物において、R3、R4及びR5は、それ
ぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であり、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7の
アルケニル基であり、R3、R4、R5、R6、R7、R
8が、炭素数1〜4のアルキル基のである場合、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられ
るが、特に、メチル基、エチル基が好ましい。また、R
6、R7及びR8が、炭素数2〜7のアルケニル基である
場合、ビニル基、1−メチルビニル基、2−メチルビニ
ル基、プロペニル基、1−メチルプロペニル基、2−メ
チルプロペニル基、3−メチルプロペニル基、ブテニル
基等が挙げられる。
ーボネート化合物において、R3、R4及びR5は、それ
ぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
であり、R6、R7及びR8は、それぞれ独立して、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基又は炭素数2〜7の
アルケニル基であり、R3、R4、R5、R6、R7、R
8が、炭素数1〜4のアルキル基のである場合、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられ
るが、特に、メチル基、エチル基が好ましい。また、R
6、R7及びR8が、炭素数2〜7のアルケニル基である
場合、ビニル基、1−メチルビニル基、2−メチルビニ
ル基、プロペニル基、1−メチルプロペニル基、2−メ
チルプロペニル基、3−メチルプロペニル基、ブテニル
基等が挙げられる。
【0047】そして、このような一般式(II)で示され
るビニルエチレンカーボネート化合物としては、4−ビ
ニルエチレンカーボネート、4−メチル−4−ビニルエ
チレンカーボネート、4−エチル−4−ビニルエチレン
カーボネート、4−n−プロピル−4−ビニルエチレン
カーボネート、5−メチル−4−ビニルエチレンカーボ
ネート、4,4−ジビニルエチレンカーボネート、4,
5−ジビニルエチレンカーボネート等が挙げられるが、
4−ビニルエチレンカーボネート、4−メチル−4−ビ
ニルエチレンカーボネート、4,5−ジビニルエチレン
カーボネートが好ましく、4−ビニルエチレンカーボネ
ートが特に好ましい。これらのビニルエチレンカーボネ
ート化合物は、1種類でも、又は2種以上混合して使用
してもよい。
るビニルエチレンカーボネート化合物としては、4−ビ
ニルエチレンカーボネート、4−メチル−4−ビニルエ
チレンカーボネート、4−エチル−4−ビニルエチレン
カーボネート、4−n−プロピル−4−ビニルエチレン
カーボネート、5−メチル−4−ビニルエチレンカーボ
ネート、4,4−ジビニルエチレンカーボネート、4,
5−ジビニルエチレンカーボネート等が挙げられるが、
4−ビニルエチレンカーボネート、4−メチル−4−ビ
ニルエチレンカーボネート、4,5−ジビニルエチレン
カーボネートが好ましく、4−ビニルエチレンカーボネ
ートが特に好ましい。これらのビニルエチレンカーボネ
ート化合物は、1種類でも、又は2種以上混合して使用
してもよい。
【0048】前記ビニルエチレンカーボネート化合物
は、非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、特に0.1〜3重量%が好ましい。
は、非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、特に0.1〜3重量%が好ましい。
【0049】さらに、前記ビニレンカーボネート化合物
と前記ビニルエチレンカーボネート化合物の合計量は、
非水溶媒の総重量に対して0.02〜6重量%であり、
特に0.2〜5重量%が好ましい。前記ビニレンカーボ
ネート化合物と前記ビニルエチレンカーボネート化合物
の合計量がこの範囲にあると、初期の充電時から,ビニ
レンカーボネート化合物とビニルエチレンカーボネート
化合物由来の複合被膜が、負極表面上に形成されると考
えられ、この複合被膜が、高温においても比較的安定で
あると推定され、その結果、高温で貯蔵した際のガス発
生が抑制されるとともに、充放電サイクル特性及び大電
流放電特性を向上することができると考えられる。
と前記ビニルエチレンカーボネート化合物の合計量は、
非水溶媒の総重量に対して0.02〜6重量%であり、
特に0.2〜5重量%が好ましい。前記ビニレンカーボ
ネート化合物と前記ビニルエチレンカーボネート化合物
の合計量がこの範囲にあると、初期の充電時から,ビニ
レンカーボネート化合物とビニルエチレンカーボネート
化合物由来の複合被膜が、負極表面上に形成されると考
えられ、この複合被膜が、高温においても比較的安定で
あると推定され、その結果、高温で貯蔵した際のガス発
生が抑制されるとともに、充放電サイクル特性及び大電
流放電特性を向上することができると考えられる。
【0050】前記非水溶媒において、γ−ブチロラクト
ンの組成比率は、混合非水溶媒全体の体積に対して50
体積%以上である。γ−ブチロラクトンの組成比率が、
50%未満であると、高温時にガスが発生し易くなる。
γ−ブチロラクトンのより好ましい範囲は、60〜85
体積%であり、更に好ましい範囲は65〜85体積%で
ある。
ンの組成比率は、混合非水溶媒全体の体積に対して50
体積%以上である。γ−ブチロラクトンの組成比率が、
50%未満であると、高温時にガスが発生し易くなる。
γ−ブチロラクトンのより好ましい範囲は、60〜85
体積%であり、更に好ましい範囲は65〜85体積%で
ある。
【0051】前記非水溶媒において、エチレンカーボネ
ートの組成比率は、混合非水溶媒全体の体積に対して1
0体積%以上である。エチレンカーボネートの組成比率
が、10体積%以上であると、負極の充放電効率を高
め、充放電サイクル特性と大電流放電特性を大幅に向上
することができる。
ートの組成比率は、混合非水溶媒全体の体積に対して1
0体積%以上である。エチレンカーボネートの組成比率
が、10体積%以上であると、負極の充放電効率を高
め、充放電サイクル特性と大電流放電特性を大幅に向上
することができる。
【0052】また、電解液には、プロピレンカーボネー
ト、トリフルオロプロピレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、メチルエチルカーボネート及び芳香族化合
物からなる群より選ばれる少なくとも一種からなる溶媒
を混合すると、充放電サイクル特性を高める点で望まし
い。
ト、トリフルオロプロピレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、メチルエチルカーボネート及び芳香族化合
物からなる群より選ばれる少なくとも一種からなる溶媒
を混合すると、充放電サイクル特性を高める点で望まし
い。
【0053】さらに、電解液に混合するその他の溶媒と
して、溶媒粘度を低下させる観点から、低粘度溶媒を非
水溶媒の総体積に対して、20体積%以下の量で含める
ことができる。低粘度溶媒としては、例えば、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカ
ーボネート等の鎖状カーボネート、ジメトキシエタン等
の鎖状エーテル、テトラヒドロフラン等の環状エーテル
等が挙げられる。
して、溶媒粘度を低下させる観点から、低粘度溶媒を非
水溶媒の総体積に対して、20体積%以下の量で含める
ことができる。低粘度溶媒としては、例えば、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカ
ーボネート等の鎖状カーボネート、ジメトキシエタン等
の鎖状エーテル、テトラヒドロフラン等の環状エーテル
等が挙げられる。
【0054】前記非水電解液に含まれる電解質は、例え
ば過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸
リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(L
iBF4)、六フッ化ヒ素リチウム(LiAsF6)、ト
リフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3S
O3)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチ
ウム〔(LiN(CF3SO2)2〕等のリチウム塩(電
解質)が挙げられる。中でもLiPF6、LiBF4を用
いるのが好ましい。
ば過塩素酸リチウム(LiClO4)、六フッ化リン酸
リチウム(LiPF6)、四フッ化ホウ酸リチウム(L
iBF4)、六フッ化ヒ素リチウム(LiAsF6)、ト
リフルオロメタスルホン酸リチウム(LiCF3S
O3)、ビストリフルオロメチルスルホニルイミドリチ
ウム〔(LiN(CF3SO2)2〕等のリチウム塩(電
解質)が挙げられる。中でもLiPF6、LiBF4を用
いるのが好ましい。
【0055】前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量
は、0.5〜2.0モル/lとすることが望ましい。
は、0.5〜2.0モル/lとすることが望ましい。
【0056】前記非水電解液には、セパレータとの塗れ
性を良くするために、トリオクチルフォスフェート等の
界面活性剤を、非水溶媒総重量に対して0.1〜1重量
%の範囲で添加してもよい。
性を良くするために、トリオクチルフォスフェート等の
界面活性剤を、非水溶媒総重量に対して0.1〜1重量
%の範囲で添加してもよい。
【0057】前記非水電解液の量は、特に限定されない
が、電池単位容量100mAh当たり0.2〜0.6gにす
ることが好ましい。非水電解液量がこの範囲にあると、
正極と負極のイオン伝導度を十分に保つことができ、ま
た電解液量が多量になり、フィルム製の外装材による封
止が困難になる恐れもない。非水電解液量のより好まし
い範囲は、電池単位容量100mAh当たり0.25〜
0.55gである。
が、電池単位容量100mAh当たり0.2〜0.6gにす
ることが好ましい。非水電解液量がこの範囲にあると、
正極と負極のイオン伝導度を十分に保つことができ、ま
た電解液量が多量になり、フィルム製の外装材による封
止が困難になる恐れもない。非水電解液量のより好まし
い範囲は、電池単位容量100mAh当たり0.25〜
0.55gである。
【0058】外装材である外装フィルム12は、前記電
極群4及び前記非水電解液を収納する。外装フィルム1
2の厚さは、0.5mm以下であり、好ましくは0.05
mm〜0.3mmであり、より好ましくは0.05mm〜0.
25mmであり、0.05mm〜0.15mmが特に好まし
い。外装フィルムの厚さがこの範囲にあると、電池の重
量当たりの容量が低下することもなく、また、外装材の
可撓性(flexibility)に由来する、電極群又は非水電
解液から発生するガスによる変形や破損を受けにくくな
る。
極群4及び前記非水電解液を収納する。外装フィルム1
2の厚さは、0.5mm以下であり、好ましくは0.05
mm〜0.3mmであり、より好ましくは0.05mm〜0.
25mmであり、0.05mm〜0.15mmが特に好まし
い。外装フィルムの厚さがこの範囲にあると、電池の重
量当たりの容量が低下することもなく、また、外装材の
可撓性(flexibility)に由来する、電極群又は非水電
解液から発生するガスによる変形や破損を受けにくくな
る。
【0059】外装フィルム12の材料は、シート製であ
り、外装フィルム12は、シーラントフィルム9とガス
バリアフィルム10と剛性を有する有機樹脂フィルム1
1とを備える。
り、外装フィルム12は、シーラントフィルム9とガス
バリアフィルム10と剛性を有する有機樹脂フィルム1
1とを備える。
【0060】シーラントフィルム9は、例えばポリエチ
レン(PE)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィル
ム、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体フィルム、
アイオノマーフィルム、エチレンビニルアセテート(E
VA)フィルム等を用いることができる。特に、封止部
を強固にするため、ポリプロピレンフィルムが好まし
い。
レン(PE)フィルム、ポリプロピレン(PP)フィル
ム、ポリプロピレン−ポリエチレン共重合体フィルム、
アイオノマーフィルム、エチレンビニルアセテート(E
VA)フィルム等を用いることができる。特に、封止部
を強固にするため、ポリプロピレンフィルムが好まし
い。
【0061】外装フィルム12のガスバリアフィルム1
0は、外部からの物質の浸入を防止するものであり、ア
ルミニウム、ステンレス鋼、鉄、銅、ニッケル等が挙げ
られる。中でも、軽量で水分の遮断機能が高いアルミニ
ウム箔が好ましい。このアルミニウム箔は、例えば20
〜100μmの厚さを有することが好ましい。
0は、外部からの物質の浸入を防止するものであり、ア
ルミニウム、ステンレス鋼、鉄、銅、ニッケル等が挙げ
られる。中でも、軽量で水分の遮断機能が高いアルミニ
ウム箔が好ましい。このアルミニウム箔は、例えば20
〜100μmの厚さを有することが好ましい。
【0062】外装フィルム12に剛性を付与する有機樹
脂フィルム11は、例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム、ナイロンフィルム等を用いること
ができる。
脂フィルム11は、例えばポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム、ナイロンフィルム等を用いること
ができる。
【0063】次に、本発明に係る非水電解液二次電池の
製造方法の一例について説明する。ただし、本発明に係
る非水電解液二次電池の製造方法は、以下の形態に限定
されるものではない。
製造方法の一例について説明する。ただし、本発明に係
る非水電解液二次電池の製造方法は、以下の形態に限定
されるものではない。
【0064】まず、正極と負極との間にセパレータを配
置して、これらを渦巻状に捲回して、ほぼ円筒状物とし
た後、例えば、室温で圧力10〜30kg/cm2の条件の下
で、加圧成形し、正極、セパレータ、負極及びセパレー
タが渦巻状に捲回され、かつ扁平状をなす電極群を作製
する。なお、この捲回時に正負極に外部端子を例えば溶
接により接続する。
置して、これらを渦巻状に捲回して、ほぼ円筒状物とし
た後、例えば、室温で圧力10〜30kg/cm2の条件の下
で、加圧成形し、正極、セパレータ、負極及びセパレー
タが渦巻状に捲回され、かつ扁平状をなす電極群を作製
する。なお、この捲回時に正負極に外部端子を例えば溶
接により接続する。
【0065】次いで、シーラントフィルム、ガスバリア
フィルム及び剛性を有する有機樹脂フィルムをこの順で
積層した外装フィルム素材を、内面側にシーラントフィ
ルムが位置するように、カップ型に成型した外装フィル
ムを用意する。この外装フィルムのカップ内に、前記電
極群を、その正負極の外部端子が外装フィルムの折り曲
げ部の反対側に延出するように収納する。続いて、この
外装フィルムを、前記電極群に被さるように折り曲げ、
カップ周辺の面(シーラントフィルム)を重ねる。引き
続き、前記外装フィルムの重ね合わされた面のうち、所
定の未シール部を残して、熱シールによりシール部を形
成する。
フィルム及び剛性を有する有機樹脂フィルムをこの順で
積層した外装フィルム素材を、内面側にシーラントフィ
ルムが位置するように、カップ型に成型した外装フィル
ムを用意する。この外装フィルムのカップ内に、前記電
極群を、その正負極の外部端子が外装フィルムの折り曲
げ部の反対側に延出するように収納する。続いて、この
外装フィルムを、前記電極群に被さるように折り曲げ、
カップ周辺の面(シーラントフィルム)を重ねる。引き
続き、前記外装フィルムの重ね合わされた面のうち、所
定の未シール部を残して、熱シールによりシール部を形
成する。
【0066】次いで、非水電解液を前記外装フィルムの
未シール部を通して注液し、未シール部を熱シールによ
り封止し、前述した図1及び図2に示すような構造を有
する非水電解液二次電池を製造する。
未シール部を通して注液し、未シール部を熱シールによ
り封止し、前述した図1及び図2に示すような構造を有
する非水電解液二次電池を製造する。
【0067】
【実施例】以下、実施例により、本発明をさらに具体的
に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
り、これらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1) <外装フィルムの作製>ポリプロピレンフィルム(シー
ラントフィルム)、厚さ40μmのアルミニウム箔(ガ
スバリアフィルム)及びナイロンフィルム(剛性を有す
る有機樹脂フィルム)をこの順に積層した外装フィルム
素材を、内面側にポリプロピレンフィルム(シーラント
フィルム)がくるように、矩形状カップに成型した後、
所定の寸法に裁断することにより外装フィルム(合計厚
さ:100μm)を作製した。
に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限
り、これらの実施例に限定されるものではない。 (実施例1) <外装フィルムの作製>ポリプロピレンフィルム(シー
ラントフィルム)、厚さ40μmのアルミニウム箔(ガ
スバリアフィルム)及びナイロンフィルム(剛性を有す
る有機樹脂フィルム)をこの順に積層した外装フィルム
素材を、内面側にポリプロピレンフィルム(シーラント
フィルム)がくるように、矩形状カップに成型した後、
所定の寸法に裁断することにより外装フィルム(合計厚
さ:100μm)を作製した。
【0068】<正極の作製>活物質としてのLiCoO
2粉末89重量部と、導電フィラーとしてのグラファイ
ト粉末8重量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデ
ン樹脂3重量部とを、N−メチルピロリドン25重量部
に混合して、ペーストを調製した。次に、このペースト
を、アルミニウム箔(厚さ:15μm)の両面に塗布
し、乾燥し、さらにプレス加工、スリット加工を施して
リール状の正極を作製した。
2粉末89重量部と、導電フィラーとしてのグラファイ
ト粉末8重量部と、結着剤としてのポリフッ化ビニリデ
ン樹脂3重量部とを、N−メチルピロリドン25重量部
に混合して、ペーストを調製した。次に、このペースト
を、アルミニウム箔(厚さ:15μm)の両面に塗布
し、乾燥し、さらにプレス加工、スリット加工を施して
リール状の正極を作製した。
【0069】<負極の作製>鱗片状グラファイトカーボ
ン100重量部を、カルボキシメチルセルロースとスチ
レン−ブタジエンの架橋ゴムラテックス粒子との合計が
2重量部を含む水溶液に混合して、ペーストを調製し
た。このペーストを銅箔(厚さ:15μm)両面(部分
的に片面になる箇所を含む)に塗布し、乾燥し、さらに
プレス加工、スリット加工を施してリール状の負極を作
製した。
ン100重量部を、カルボキシメチルセルロースとスチ
レン−ブタジエンの架橋ゴムラテックス粒子との合計が
2重量部を含む水溶液に混合して、ペーストを調製し
た。このペーストを銅箔(厚さ:15μm)両面(部分
的に片面になる箇所を含む)に塗布し、乾燥し、さらに
プレス加工、スリット加工を施してリール状の負極を作
製した。
【0070】<非水電解液の調製>エチレンカーボネー
トとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で混合した混
合溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)を1.
2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶媒の総重量
に対して0.5重量%、及び4−ビニルエチレンカーボ
ネートを非水溶媒の総重量に対して0.5重量%加え、
溶解して非水電解液を調製した。
トとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で混合した混
合溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiBF4)を1.
2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶媒の総重量
に対して0.5重量%、及び4−ビニルエチレンカーボ
ネートを非水溶媒の総重量に対して0.5重量%加え、
溶解して非水電解液を調製した。
【0071】<電極群の作製>前記正負極の間及び正極
側にポリエチレン製微多孔膜(多孔度:50%)を配置
し、前記正負極に外部リード端子を超音波溶接し、その
後捲回機により渦巻状に捲回して100個の円筒状物を
作製した。次に、これら円筒状物を、室温で圧力1〜3
MPaの条件下で、加圧成形し扁平状の電極群を作製し
た。
側にポリエチレン製微多孔膜(多孔度:50%)を配置
し、前記正負極に外部リード端子を超音波溶接し、その
後捲回機により渦巻状に捲回して100個の円筒状物を
作製した。次に、これら円筒状物を、室温で圧力1〜3
MPaの条件下で、加圧成形し扁平状の電極群を作製し
た。
【0072】<非水電解液二次電池の組立>前記外装フ
ィルムのカップ内に、前記扁平状電極群を、その正負極
の外部端子が、外装フィルムの折り曲げ部とは反対側の
縁部から、外部に延出するように収納した。次に、この
外装フィルムを、前記電極群に被さるように折り曲げ、
カップ周辺の面(シーラントフィルム)を重ね、外装フ
ィルムの重ね合わされた面のうち、所定の未シール部を
残して、熱シールしてシール部を形成した。その後、8
5℃の真空オーブンに設置して水分除去のために12時
間の乾燥を行った。
ィルムのカップ内に、前記扁平状電極群を、その正負極
の外部端子が、外装フィルムの折り曲げ部とは反対側の
縁部から、外部に延出するように収納した。次に、この
外装フィルムを、前記電極群に被さるように折り曲げ、
カップ周辺の面(シーラントフィルム)を重ね、外装フ
ィルムの重ね合わされた面のうち、所定の未シール部を
残して、熱シールしてシール部を形成した。その後、8
5℃の真空オーブンに設置して水分除去のために12時
間の乾燥を行った。
【0073】前記非水電解液を、前記外装フィルムの未
シール部を通して注液し、未シール部を熱シールするこ
とにより、前述した図1及び図2に示すように扁平状電
極群4及び電解液を、ポリプロピレンフィルム9とアル
ミニウム箔10とナイロンフィルム11とをこの順序で
積層した外装フィルム12のカップ内に収納して、密閉
した構造を有する非水電解液二次電池を20個、製造し
た。
シール部を通して注液し、未シール部を熱シールするこ
とにより、前述した図1及び図2に示すように扁平状電
極群4及び電解液を、ポリプロピレンフィルム9とアル
ミニウム箔10とナイロンフィルム11とをこの順序で
積層した外装フィルム12のカップ内に収納して、密閉
した構造を有する非水電解液二次電池を20個、製造し
た。
【0074】(実施例2)非水電解液としてエチレンカ
ーボネートとγ−ブチロラクトンを1:3の体積比で混
合した混合溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶
媒の総重量に対して0.25重量%、及びビニルエチレ
ンカーボネートを非水溶媒の総重量に対して1.0重量
%加え、溶解して調製したものを使用したこと以外は、
実施例1と同様にして、20個の非水電解液二次電池を
製造した。
ーボネートとγ−ブチロラクトンを1:3の体積比で混
合した混合溶媒に四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶
媒の総重量に対して0.25重量%、及びビニルエチレ
ンカーボネートを非水溶媒の総重量に対して1.0重量
%加え、溶解して調製したものを使用したこと以外は、
実施例1と同様にして、20個の非水電解液二次電池を
製造した。
【0075】(比較例1)非水電解液として、エチレン
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶
媒の総重量に対して1.2重量%加え、溶解して調製し
たものを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、
20個の非水電解液二次電池を製造した。
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニレンカーボネートを非水溶
媒の総重量に対して1.2重量%加え、溶解して調製し
たものを使用したこと以外は、実施例1と同様にして、
20個の非水電解液二次電池を製造した。
【0076】(比較例2)非水電解液として、エチレン
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニルエチレンカーボネートを
非水溶媒の総重量に対して1.0重量%加え、溶解して
調製したものを使用したこと以外は、実施例1と同様に
して、20個の非水電解液二次電池を製造した。
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l、ビニルエチレンカーボネートを
非水溶媒の総重量に対して1.0重量%加え、溶解して
調製したものを使用したこと以外は、実施例1と同様に
して、20個の非水電解液二次電池を製造した。
【0077】(比較例3)非水電解液として、エチレン
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l溶解して調製したものを使用した
こと以外は、実施例1と同様にして、20個の非水電解
液二次電池を製造した。
カーボネートとγ−ブチロラクトンを1:2の体積比で
混合した混合溶媒に、四フッ化ホウ酸リチウム(LiB
F4)を1.2モル/l溶解して調製したものを使用した
こと以外は、実施例1と同様にして、20個の非水電解
液二次電池を製造した。
【0078】実施例1、2及び比較例1〜3の非水電解
液二次電池について、高温貯蔵試験での膨れ、大電流放
電率、充放電サイクル特性を評価した。それぞれについ
て平均した結果を表1に示す。
液二次電池について、高温貯蔵試験での膨れ、大電流放
電率、充放電サイクル特性を評価した。それぞれについ
て平均した結果を表1に示す。
【0079】
【表1】
【0080】なお、電池特性の評価は、次の方法で行っ
た。
た。
【0081】高温で貯蔵した際の外装材の変形は、85
℃貯蔵後膨れで評価を行った。85℃貯蔵後膨れは、満
充電状態の電池を、85℃で24時間貯蔵した後の電池
の膨れ(膨れ量を貯蔵前の電池厚みで割り%表示したも
の)であり、この値が小さいほど、高温での変形が小さ
い。
℃貯蔵後膨れで評価を行った。85℃貯蔵後膨れは、満
充電状態の電池を、85℃で24時間貯蔵した後の電池
の膨れ(膨れ量を貯蔵前の電池厚みで割り%表示したも
の)であり、この値が小さいほど、高温での変形が小さ
い。
【0082】大電流放電特性は、〔(3CmAでの放電
量)/(0.5CmAでの放電量)〕×100(%)で評価
を行った。この値が大きいほど、大電流放電特性に優れ
る。ここで、1CmAとは満充電の電池を1時間で放電し
得る電流を意味する。
量)/(0.5CmAでの放電量)〕×100(%)で評価
を行った。この値が大きいほど、大電流放電特性に優れ
る。ここで、1CmAとは満充電の電池を1時間で放電し
得る電流を意味する。
【0083】充放電サイクル特性は、500サイクル後
維持率で評価を行った。500サイクル後維持率は、1
CmAで充放電サイクルを行ったときの500サイクル後
の初回の容量に対する維持率(%)であり、この値が大
きいほど、充放電サイクル特性に優れる。
維持率で評価を行った。500サイクル後維持率は、1
CmAで充放電サイクルを行ったときの500サイクル後
の初回の容量に対する維持率(%)であり、この値が大
きいほど、充放電サイクル特性に優れる。
【0084】表1から明らかなように実施例1及び2と
比較すると、非水溶媒にビニルエチレンカーボネートを
含有しない比較例1では高温貯蔵試験での膨れが大き
い。一方非水溶媒に、ビニレンカーボネートを含有しな
い比較例2、及び非水溶媒に、ビニレンカーボネートと
ビニルエチレンカーボネートの両方を含有しない比較例
3では、大電流放電特性及び充放電サイクル特性が悪い
ことがわかる。
比較すると、非水溶媒にビニルエチレンカーボネートを
含有しない比較例1では高温貯蔵試験での膨れが大き
い。一方非水溶媒に、ビニレンカーボネートを含有しな
い比較例2、及び非水溶媒に、ビニレンカーボネートと
ビニルエチレンカーボネートの両方を含有しない比較例
3では、大電流放電特性及び充放電サイクル特性が悪い
ことがわかる。
【0085】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高温で貯蔵した際の外装材の変形が抑制され、大電流放
電特性及び充放電サイクル特性が向上された非水電解液
二次電池を提供することができる。
高温で貯蔵した際の外装材の変形が抑制され、大電流放
電特性及び充放電サイクル特性が向上された非水電解液
二次電池を提供することができる。
【図1】本発明の非水電解液二次電池の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【符号の説明】 1 正極 2 セパレータ 3 負極 4 電極群 5,6 外部端子 9 シーラントフィルム 10 ガスバリアフィルム 11 有機樹脂フィルム 12 外装フィルム 13a、13b、13c シール部 13d 折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 仁 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番1号 三菱化学株式会社内 (72)発明者 山本 高弘 東京都品川区南品川3丁目4番10号 株式 会社エイ・ティーバッテリー内 (72)発明者 矢嶋 亨 東京都品川区南品川3丁目4番10号 株式 会社エイ・ティーバッテリー内 Fターム(参考) 5H011 AA01 AA03 AA13 BB04 CC02 CC10 DD01 DD06 DD07 DD13 KK01 KK02 5H029 AJ02 AJ04 AJ05 AJ07 AJ12 AK02 AK03 AK05 AL06 AL07 AL12 AM03 AM04 AM05 AM07 BJ04 BJ14 CJ05 CJ08 DJ02 DJ08 DJ09 EJ01 EJ11 EJ12 HJ01 HJ02 HJ04 HJ07
Claims (2)
- 【請求項1】 正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出す
る材料を含む負極と、前記正極及び前記負極の間に配置
されるセパレータとを備える電極群;前記電極群に含浸
され、非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解されるリチウム
塩とを含む非水電解液;を少なくとも備える二次電池に
おいて、 (1)前記電極群が、樹脂層を含む厚さが0.5mm以下
のシート製の外装材に収納され、かつ (2)前記非水溶媒は、γ−ブチロラクトンと、エチレ
ンカーボネートと、一般式(I): 【化1】 (式中、R1、R2は、それぞれ独立して、水素原子又は
炭素数1〜4のアルキル基である)で示される少なくと
も1種のビニレンカーボネート化合物と、一般式(I
I): 【化2】 (式中、R3、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R6、R7及
びR8は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基又は炭素数2〜7のアルケニル基であ
る)で示される少なくとも1種のビニルエチレンカーボ
ネート化合物とを含有し、かつ (3)前記非水溶媒中の前記ビニレンカーボネート化合
物が、前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量
%であり、前記ビニルエチレンカーボネート化合物が、
前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビニルエチ
レンカーボネート化合物との合計量が、前記非水溶媒の
総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ (4)前記非水溶媒中の前記γ−ブチロラクトンが、前
記非水溶媒の総体積に対して50体積%以上であり、前
記エチレンカーボネートが、前記非水溶媒の総体積に対
して10体積%以上である、ことを特徴とする非水電解
液二次電池。 - 【請求項2】 正極と、リチウムイオンを吸蔵・放出す
る材料を含む負極と、前記正極及び前記負極の間に配置
されるセパレータとを備え、樹脂層を含む厚さが0.5
mm以下のシート製の外装材に収納される電極群;前記電
極群に含浸され、非水溶媒と、前記非水溶媒に溶解され
るリチウム塩とを含む非水電解液;を少なくとも備える
二次電池用の非水電解液であって、 (1)前記非水溶媒は、γ−ブチロラクトンと、エチレ
ンカーボネートと、一般式(I): 【化3】 (式中、R1、R2は、それぞれ独立して、水素原子又は
炭素数1〜4のアルキル基である)で示される少なくと
も1種のビニレンカーボネート化合物と、一般式(I
I): 【化4】 (式中、R3、R4及びR5は、それぞれ独立して、水素
原子又は炭素数1〜4のアルキル基であり、R6、R7及
びR8は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基又は炭素数2〜7のアルケニル基であ
る)で示される少なくとも1種のビニルエチレンカーボ
ネート化合物とを含有し、かつ (2)前記非水溶媒中の前記ビニレンカーボネート化合
物が、前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量
%であり、前記ビニルエチレンカーボネート化合物が、
前記非水溶媒の総重量に対して0.01〜5重量%であ
り、前記ビニレンカーボネート化合物と前記ビニルエチ
レンカーボネート化合物との合計量が、前記非水溶媒の
総重量に対して0.02〜6重量%であり、かつ (3)前記非水溶媒中の前記γ−ブチロラクトンが、前
記非水溶媒の総体積に対して50体積%以上であり、前
記エチレンカーボネートが、前記非水溶媒の総体積に対
して10体積%以上である、ことを特徴とする非水電解
液。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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EP02730685A EP1406337A1 (en) | 2001-05-22 | 2002-05-22 | Nonaqueous electrolytic secondary battery |
US10/718,711 US6929885B2 (en) | 2001-05-22 | 2003-11-24 | Non-aqueous electrolytic secondary battery |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001152234A JP2002343430A (ja) | 2001-05-22 | 2001-05-22 | 非水電解液二次電池 |
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---|---|
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ID=18996946
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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---|---|
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2001
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