[go: up one dir, main page]

JP2002265074A - 画像形成装置の給紙機構 - Google Patents

画像形成装置の給紙機構

Info

Publication number
JP2002265074A
JP2002265074A JP2001063819A JP2001063819A JP2002265074A JP 2002265074 A JP2002265074 A JP 2002265074A JP 2001063819 A JP2001063819 A JP 2001063819A JP 2001063819 A JP2001063819 A JP 2001063819A JP 2002265074 A JP2002265074 A JP 2002265074A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
separation
gear
feed roller
contact plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001063819A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3648165B2 (ja
Inventor
Takashi Kubo
隆 久保
Yasumasa Morimoto
泰正 森本
Masanobu Deguchi
正信 出口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001063819A priority Critical patent/JP3648165B2/ja
Publication of JP2002265074A publication Critical patent/JP2002265074A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3648165B2 publication Critical patent/JP3648165B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙を給紙ローラに押圧およびその解除をさ
せるための手差しカセットの可動部材(離接板)を、ソ
レノイドを使用しないで駆動させて装置騒音を低減する
とともに、給紙ローラに用紙が長時間押圧されることが
ない画像形成装置の給紙機構を提供する。 【解決手段】 給紙ローラ3の回転と連動して作動する
離接板駆動手段11を備え、給紙ローラ3が用紙給送方
向に回転(正回転)するときには離接板駆動手段11に
よって離接板2aが用紙を紙ローラ3に押圧し、給紙ロ
ーラ3が用紙給送方向とは逆方向に回転(逆回転)する
ときには離接板駆動手段11によって離接板2aが用紙
と給紙ローラ3との押圧を解除してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、およびファクシミリ等の画像形成装置の給紙機構に
関し、より詳細には、手差しカセットから用紙の給紙を
行う画像形成装置の給紙機構に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の給紙機構は、一般に、特
定サイズの用紙を予め収納しておく1または複数の給紙
カセットおよび/またはユーザが使用時に不特定サイズ
の用紙を手差しによって収納する手差しカセットを備え
ている。しかし、近年、装置のコンパクト化を図るた
め、手差しカセットに収納する用紙枚数を増加させるた
めに手差しカセットの用紙収納能力を向上させることに
よって給紙カセットの数を減少するか或いはなくしてし
まう傾向にある。
【0003】このような手差しカセットでは、収納され
ている用紙を用紙搬送路に給送するため用紙給送時に用
紙を給紙ローラに押圧する必要があるとともに、用紙を
手差しカセットに収納する時にその押圧が解除されるこ
とが必要である。これは、給紙ローラに用紙が押圧され
ている状態で用紙を手差しすると用紙の先端部に折れが
発生する恐れが生じるためである。このために、従来で
は、手差しカセットに、用紙を給紙ローラに押圧および
その解除をさせるための可動部材(離接板等)を設け
て、この可動部材をソレノイド等にて動作させることに
より給紙ローラへの用紙の押圧およびその解除を行う構
造を採用している。
【0004】この種の従来技術としては、例えば、特開
平6−298381号公報が挙げられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術では、手差しカセットにさらに多数枚の用紙を
収納するためには給紙ローラと可動部材との間隔が長く
なってしまい、ソレノイドの動作ストロークが長い大型
のソレノイドが必要となる。このため、ソレノイドの動
作(ON−OFF)によってソレノイドから発生する動
作音および給紙ローラから発生する衝撃音が大きくなっ
て、この結果として、装置騒音が大きくなってしまうと
いう問題点がある(なお、装置騒音としては58dB以
下が望まれている)。
【0006】また、給紙ローラに用紙が長時間押圧され
ている場合には、用紙と給紙ローラとの接触部で用紙に
カール(変形)が生じ、この状態で用紙が給送されると
給紙機構で用紙のジャムが発生する恐れがある。
【0007】また、給紙ローラに用紙が長時間押圧され
ている場合には、給紙ローラに接触している用紙、特に
はOHP用紙、インクジェット専用紙(用紙表面が表面
処理された用紙)等で、その表面に給紙ローラゴムのゴ
ム成分が転写してこの転写した部分に画像データが印字
されたときにこの部分で印字品位が悪化してしまう恐れ
がある。
【0008】本発明は、このような状況を鑑みてなされ
たもので、用紙を給紙ローラに押圧およびその解除をさ
せるための手差しカセットの可動部材をソレノイドを使
用しないで駆動させて装置騒音を低減するとともに、給
紙ローラに用紙が長時間押圧されることがない画像形成
装置の給紙機構を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、本発明に係る画像形成装置の給紙機構は、次のよう
な手段を採用する。
【0010】本発明の第1の要旨は、用紙を収納する手
差しカセットと、この手差しカセットから用紙を1枚ず
つ分離して用紙搬送路に給送する給紙ローラ部とを備
え、手差しカセットには用紙を給紙ローラに押圧および
その解除可能な離接板が設けられている画像形成装置の
給紙機構において、給紙ローラの回転と連動して作動す
る離接板駆動手段を備え、給紙ローラが用紙給送方向に
回転(正回転)するときには離接板駆動手段によって離
接板が用紙を給紙ローラに押圧し、給紙ローラが用紙給
送方向とは逆方向に回転(逆回転)するときには離接板
駆動手段によって離接板が用紙と給紙ローラとの押圧を
解除することを特徴とする画像形成装置の給紙機構に関
する。
【0011】本発明の第1の要旨によれば、給紙ローラ
が正回転すると手差しカセットの離接板が離接板駆動手
段によって用紙を給紙ローラに押圧する方向に駆動され
用紙と給紙ローラとが押圧される。また、給紙ローラが
逆回転すると手差しカセットの離接板が離接板駆動手段
によって用紙と給紙ローラとを離間する方向に駆動され
用紙と給紙ローラとの押圧が解除される。
【0012】本発明の第2の要旨は、離接板駆動手段
は、給紙ローラと連結された給紙ローラギアと、この給
紙ローラギアと噛み合う第1遊星ギアと、給紙ローラが
正回転することにより第1遊星ギアと噛み合う第1離接
板駆動ギアと、給紙ローラギアと噛み合う第2遊星ギア
と、給紙ローラが逆回転することによって第2遊星ギア
と噛み合う第2離接板駆動ギアと、第1離接板駆動ギア
および第2離接板駆動ギアと連動して回転するとともに
離接板を駆動可能に離接板と係合されたカムとから構成
され、カムの回転によって離接板が駆動されることを特
徴とする第1の要旨の画像形成装置の給紙機構に関す
る。
【0013】本発明の第2の要旨によれば、給紙ローラ
が正回転するとこの給紙ローラに連結された給紙ローラ
ギアも正回転し、この給紙ローラギアの第1遊星ギアが
給紙ローラギアと噛み合いながら正回転方向に移動して
第1離接板駆動ギアと噛み合い第1離接板駆動ギアを回
転させ、第1離接板駆動ギアに連結されているカムによ
って離接板を用紙と給紙ローラとを押圧する方向に駆動
させる。また、給紙ローラが逆回転するとこの給紙ロー
ラに連結された給紙ローラギアも逆回転し、この給紙ロ
ーラギアの第2遊星ギアが給紙ローラギアと噛み合いな
がら逆回転方向に移動して第2離接板駆動ギアと噛み合
い第2離接板駆動ギアを回転させ、第2離接板駆動ギア
に連結されているカムによって離接板を用紙と給紙ロー
ラとの押圧を解除する方向に駆動される。
【0014】本発明の第3の要旨は、カムと、第1離接
板駆動ギアと、第2離接板駆動ギアとは同軸上に配置さ
れていることを特徴とする第1または2の要旨の画像形
成装置の給紙機構に関する。
【0015】本発明の第3の要旨によれば、カムと、第
1離接板駆動ギアと、第2離接板駆動ギアとは同軸上に
配置されているため、カムの形状が簡素化されるととも
に、カムと、第1離接板駆動ギアおよび第2離接板駆動
ギアとの位置精度が向上される。
【0016】本発明の第4の要旨は、第1離接板駆動ギ
アと第2離接板駆動ギアとは、第1遊星ギアと第1離接
板駆動ギアおよび第2遊星ギアと第2離接板駆動ギアと
の噛み合いが所定角度範囲である欠歯ギアであることを
特徴とする第1〜3のいずれかの要旨の画像形成装置の
給紙機構に関する。
【0017】本発明の第4の要旨によれば、第1遊星ギ
アと第1離接板駆動ギアとは所定角度範囲で噛み合い、
カムを所定角度回転させて用紙を給紙ローラに押圧しそ
の後は相互に噛み合いのないフリーな状態となる。ま
た、第2遊星ギアと第2離接板駆動ギアとは所定角度範
囲で噛み合い、カムを所定角度回転させて用紙と給紙ロ
ーラとの押圧を解除しその後は相互に噛み合いのないフ
リーな状態となる。
【0018】本発明の第5の要旨は、カムは、離接板と
係合する部分が滑らかな曲面で形成されていることを特
徴とする第1〜4のいずれかの要旨の画像形成装置の給
紙機構に関する。
【0019】本発明の第5の要旨によれば、カムは、離
接板と係合する部分が滑らかな曲面で形成されているた
め、カムの回転によって徐々に用紙は給紙ローラに押圧
されるとともに、徐々に用紙と給紙ローラとの押圧が解
除される。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の給紙機構の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1〜図8は、本発明に係る画像形成装置
の給紙機構の実施の形態(1)を説明するものである。
【0022】図1は、本発明に係る画像形成装置の給紙
機構が搭載されるインクジェット方式記録ヘッドを用い
た画像形成装置1(小型インクジェットプリンタ)を示
す側面断面図である。最初に、同図を用いて画像形成装
置1の概略構成および印字工程を説明する。
【0023】画像形成装置1は、手差しカセット2、給
紙ローラ部(給紙ローラ3およびさばき部4)、用紙検
知センサ5、PSローラ対6、印字部7、プラテン8お
よび排紙ローラ9から概略構成されている。
【0024】手差しカセット2は、用紙を収納するもの
であって画像形成装置1の側面右方端部であって装置下
部側から右上方向に向けて傾斜して配置されている。こ
の手差しカセット2には離接板2aが設けられ、この離
接板2aは、手差しカセット本体に上端部2cで回動可
能に係止されているとともに、下端部は手差しカセット
本体との間に設けられたスプリング2dによって給紙ロ
ーラ3側に付勢されている。なお、用紙は、その先端部
を離接板2aと給紙ローラ3との離間した間隔Wに挿入
して手差しカセット2上に載置され、図示しないコンピ
ュータ等からの画像データに基づく印字命令を画像形成
装置1が受信したときに離接板2aが駆動されスプリン
グ2dの付勢力によって給紙ローラ3に押圧される。な
お、離接板2aの駆動手段については後述する。
【0025】給紙ローラ部(給紙ローラ3およびさばき
部4)は、手差しカセット2上に載置されている用紙を
1枚ずつ分離して用紙搬送路5aに給送するものであ
る。給紙ローラ3は図示しない駆動源(モータ等)から
の駆動力によって回転される(矢印R方向が正回転)。
さばき部4は、さばきパッド4aとスプリング4bとか
ら構成され、さばきパッド4aはスプリング4bの付勢
力によって給紙ローラ3に押圧されている。
【0026】用紙検出センサ5は、給紙ローラ3とさば
き部4とによって用紙搬送路5aに給送されてきた用紙
の先端を検出するものであって、給紙ローラ3の下流側
である用紙搬送路5aに配置されている。
【0027】PSローラ対6は、用紙搬送路5aの下流
側に配置され、用紙検出センサ5で検出された用紙を印
字部7に搬送し画像データに基づいて用紙に印字する場
合において、用紙を印字部7に搬送するタイミングを制
御して画像データが用紙上に印字される位置を調整する
ためのものである。なお、PSローラ対6は図示しない
駆動源(モータ等)からの駆動力によって回転される。
【0028】印字部7は、画像データに対応して必要な
インクヘッド(図示しない)よりインクが吐出されプラ
テン8上に搬送されてきた用紙上に印字を行うものであ
って、インクヘッドを搭載するインクキャリッジ(図示
しない)とその走査を円滑にするために配置されたイン
クキャリッジ保持シャフト(図示しない)から構成され
ている。
【0029】なお、画像データを用紙上に印字する場合
においては、PSローラ対6の回転が制御されることに
よって、用紙は一旦低停止されインクキャリッジが1ラ
イン(1方向)の走査が終了した時点でインクヘッドが
有する複数のインクノズル分に相当する用紙の搬送がな
される。そして、この処理が継続されることによって画
像データが用紙上に再現され、その後用紙はインク乾燥
部(図示しない)を経て図示しない駆動源(モータ等)
からの駆動力によって回転される排紙ローラ9に搬送さ
れ画像形成装置1の外部に排出される。
【0030】図2は、本発明に係る画像形成装置1の給
紙機構10を示す斜視図である。画像形成装置1の給紙
機構10は、手差しカセット2の離接板2a、給紙ロー
ラ3、さばき部4、用紙検知センサ5および離接板駆動
手段11から概略構成される。
【0031】離接板2aは、図3〜図4に示すように、
略々長方形の板状に形成されるものであって、この離接
板2aには、離接板2a上に載置される用紙の幅方向A
に離接板2aとスライド可能に係合されている用紙ガイ
ド2eと、離接板の両側端面2f、2gの上端部にそれ
ぞれ設けられた突起2h、2iと、側端面の下端部に設
けられ離接板駆動手段11のカム26と係合する突起2
bとが設けられている。なお、この離接板2aは、離接
板2aに設けられている突起2f、2gがそれぞれ手差
しカセット2の両側板2j、2kに設けられた孔2m、
2nと回動可能に嵌合されている。
【0032】給紙ローラ3は、円柱状に形成されるもの
であって、少なくとも外周部はゴム部材から形成されて
いる。給紙ローラ3の中心部は、同軸のシャフト3aが
貫通しこのシャフト3aに給紙ローラ3は固着されてい
る。なお、シャフト3aの両端部3b、3cは、手差し
カセットの両側板2j、2kに回動自在に軸支されてい
る。また、このシャフト3aは、一端側(例えば端部3
c側)は、側板2jを貫通して外部に延出し、この延出
部は離接板駆動手段11と連結されている。
【0033】図5〜図6は、離接板駆動手段11の詳細
機構を示した側面図である。離接板駆動手段11は、給
紙ローラギア21、第1遊星ギア22、第2遊星ギア2
3、第1離接板駆動ギア24、第2離接板駆動ギア2
5、カム26および側板11aから概略構成されてい
る。
【0034】給紙ローラギア21は、給紙ローラ3が固
着されているシャフト3aの一方端であって側板(例え
ば側板2j)から延出している延出部に同軸で固着され
ている。
【0035】第1遊星ギア22は、給紙ローラギア21
と噛み合う(連結)ものであって給紙ローラギア21の
回転(矢印X1方向)にともなって自転しながら回転方
向(矢印B1方向)に移動するとともに、第1遊星ギア
22が第1離接板ギアと噛み合っている状態(この時、
第1遊星ギアの軸22aは側板11aの長円穴11bの
一方の円弧部に突き当たっている)ではその位置で自転
するように構成されている。より詳細には、例えば、給
紙ローラギア21と第1遊星ギアとは、それぞれの軸2
1aと軸22aとが摩擦ベルト212で連結されてい
る。なお、第1遊星ギア22は、給紙ローラギア21が
矢印X2方向に回転すると第1離接板駆動ギアから離間
する方向(矢印B2方向)に移動する(この移動によっ
て、第1遊星ギアは、第1遊星ギアの軸22aが側板1
1aの長円穴11bの他方の円弧部に突き当たって停止
する)。
【0036】第2遊星ギア23は、給紙ローラギア21
と噛み合う(連結)ものであって給紙ローラギア21の
回転(矢印X2方向)にともなって自転しながら回転方
向(矢印C2方向)に移動するとともに、第2遊星ギア
23が第2離接板ギア25と噛み合っている状態(この
時、第2遊星ギアの軸23aは側板11aの長円穴11
cの一方の円弧部に突き当たっている)ではその位置で
自転するように構成されている。より詳細には、例え
ば、給紙ローラギア21と第2遊星ギア23とは、それ
ぞれの軸21aと軸23aとが摩擦ベルト(図示しな
い)で連結されている。なお、第2遊星ギア23は、給
紙ローラギア21が矢印X1方向に回転すると第2離接
板駆動ギア25から離間する方向(矢印C1方向)に移
動する(この移動によって、第2遊星ギアは、第2遊星
ギアの軸23aが側板11aの長円穴11cの他方の円
弧部に突き当たって停止する)。
【0037】第1離接板駆動ギア24は、第1遊星ギア
22と噛み合い可能なものであって、軸24aによって
側板(例えば側板2jおよび/または11a)に回動自
在に軸支されている。なお、第1離接板駆動ギア24は
欠歯部24aを有する欠歯ギアである。欠歯の位置およ
び角度θは、第1離接板駆動ギア24に連結されている
カム26によって離接板2aが所定距離駆動されるとと
もに、離接板2aが所定距離駆動させた後に第1遊星ギ
ア22の回転力が第1離接板駆動ギア24に伝達しなく
なる関係となるように設定されている。例えば、図7
(a)に示すように、カム26を回転させる前の初期状
態(後述するホームポジションの時の状態)において欠
歯の位置および角度θは、第1離接板駆動ギア24の中
心と第1遊星ギア22の中心とを結んだ直線に対して第
1離接板駆動ギア24の回転方向(矢印Z1方向)とは
反対方向に100度の位置から欠歯の角度θが80度と
なっている。
【0038】第2離接板駆動ギア25は、第2遊星ギア
23と噛み合い可能なものであって、軸25aによって
側板(例えば側板2jおよび/または11a)に回動自
在に軸支されている。なお、第2離接板駆動ギア25は
欠歯部25aを有する欠歯ギアである。欠歯の位置およ
び角度θは、第2離接板駆動ギア25に連結されている
カム26によって離接板2aが所定距離駆動されるとと
もに、離接板2aが所定距離駆動させた後に第2遊星ギ
ア23の回転力が第2離接板駆動ギア25に伝達しなく
なる関係となるように設定されている。例えば、図8
(a)に示すように、カム26を回転させる前の初期状
態(後述する用紙が給紙ローラ3に押圧されている時の
状態)において欠歯の位置および角度θは、第2離接板
駆動ギア25の中心と第2遊星ギア23の中心とを結ん
だ直線に対して第2遊星ギア23の回転方向(矢印Z2
方向)とは反対方向に100度の位置から欠歯の角度θ
が80度となっている。
【0039】なお、第1離接板駆動ギア24と第2離接
板駆動ギア25とは同軸で配置することができ、この軸
は側板2jおよび/または11aに回動自在に軸支され
る。
【0040】カム26は、略々円板状に形成されるもの
であって上記各ギアの内側または外側に配置されるとと
もに、離接板2aの突起2bと係合している。カム26
の駆動は、第1離接板駆動ギア24および第2離接板駆
動ギア25でなされる。カム26は、例えば、第1離接
板駆動ギア24と第2離接板駆動ギア25とが同軸上に
配置され、さらにその軸を回転中心としてその軸に固着
されている。また、カム26と離接板2aとの係合は、
例えば、カム26の輪郭に離接板2aの突起2bが接触
する構造とする。この場合において、カム26の輪郭は
滑らかな曲面で形成されることが好適である。なお、カ
ム26の輪郭(ピッチ曲線)は、離接板2aの突起2b
(ピッチ点)の変位が所定距離となるように形成され
る。
【0041】側板11aは、第1遊星ギア22と第2遊
星ギア23の移動範囲を規制するためのものであって、
例えば、側板2jに軸21aおよび軸24b(または軸
25b)によって支持されている。第1遊星ギア22の
移動範囲は長円穴11bによって規制され、第2遊星ギ
アの移動範囲は長円穴11cによって規制される。移動
範囲Hは、略々、第1遊星ギア22と第1離接板駆動ギ
ア24および第2遊星ギア23と第2離接板駆動ギア2
5とが噛み合いおよび離間する距離に設定される。
【0042】次に、このように構成された画像形成装置
1の給紙機構10の動作について説明する。なお、初期
状態として、離接板2aと給紙ローラ3とは用紙を収納
するのに十分な間隔Wで離間されている。以下、この離
接板2aの初期位置をホームポジションと呼ぶ。
【0043】まず、図示しない駆動源(モータ等)の駆
動力によって給紙ローラ3が正回転し、この給紙ローラ
3に連結されている給紙ローラギア21も同方向(矢印
X1方向)に回転し、この給紙ローラギア21の回転に
連動して給紙ローラギア21と噛み合っている第1遊星
ギア22は自転するとともに正回転方向(矢印B1方
向)に移動する。
【0044】そして、第1遊星ギア22は第1離接板駆
動ギア24と噛み合い第1遊星ギア22はその位置で停
止して自転し第1離接板駆動ギア24を矢印Y1方向に
回転させる(この時、第1遊星ギアの軸22aは側板1
1aの長円穴11bの一方の円弧部に突き当たってい
る)。
【0045】そして、第1離接板駆動ギア24は連結さ
れているカム26を矢印D1方向に回転させる。この
時、離接板2aはスプリング2dによって給紙ローラ3
方向に付勢されているため、離接板2aの突起2bはカ
ム26の輪郭に押圧されている。このため、カム26の
回転によって離接板2aは、カム26の輪郭(ピッチ曲
線)に沿ってホームポジションから給紙ローラ3方向
(矢印E1方向)に変位し、給紙ローラ3と離接板2a
との間に収納されている用紙が給紙ローラ3に押圧され
るとその位置で停止する。なお、カム26は、用紙が収
納されていない場合に、少なくとも離接板2aが給紙ロ
ーラ3と接触できる位置まで回転して停止する。
【0046】ここで、第1離接板駆動ギア24は欠歯ギ
アであって、第1離接板駆動ギア24が欠歯部24aま
で回転すると第1遊星ギア22からの回転力の伝達が遮
断され、カム26の回転は停止することとなる。なお、
この場合において、第1遊星ギア22と第1離接板駆動
ギア24の欠歯部24aとの位置関係は、例えば、図7
(a)のホームポジションの時の状態から(b)の用紙
が給紙ローラ3に押圧されている時の状態となるとき第
1離接板駆動ギア24が例えば100度回転すると欠歯
部24aに達する。
【0047】また、第1離接板駆動ギア24と第2離接
板駆動ギア25とは同軸で形成されているため、第1離
接板駆動ギア24が用紙が給紙ローラ3に押圧されてい
る時の状態(図7(b))になると、第2離接板駆動ギ
ア25も用紙が給紙ローラ3に押圧されている時の状態
(図8(a))となる。
【0048】次いで、手差しカセット2に収納されてい
る用紙の給送動作が終了すると、図示しない駆動源(モ
ータ等)の駆動力によって給紙ローラ3が逆回転し、こ
の給紙ローラ3に連結されている給紙ローラギア21も
同方向(矢印X2方向)に回転し、この給紙ローラギア
21の回転に連動して給紙ローラギア21と噛み合って
いる第1遊星ギア22は自転するとともに逆回転方向
(矢印B2方向)に移動する(この時、第1遊星ギア
は、第1遊星ギアの軸22aが側板11aの長円穴11
bの他方の円弧部に突き当たって停止する)。
【0049】また、給紙ローラギア21の回転に連動し
て給紙ローラギア21と噛み合っている第2遊星ギア2
3は自転するとともに逆回転方向(矢印C2方向)に移
動する。そして、第2遊星ギア23は第2離接板駆動ギ
ア25と噛み合い第2遊星ギア23はその位置で停止し
て自転し第2離接板駆動ギア25を矢印Y2方向に回転
させる(この時、第2遊星ギアの軸23aは側板11a
の長円穴11cの一方の円弧部に突き当たっている)。
なお、第2遊星ギア23は、第1遊星ギア22が第1離
接板駆動ギア24と噛み合っている状態においては、第
2離接板駆動ギア25とは離間され停止している(この
時、第2遊星ギアの軸23aは側板11aの長円穴11
cの他方の円弧部に突き当たっている)。
【0050】そして、第2離接板駆動ギア25は連結さ
れているカム26を矢印D2方向に回転させる。カム2
6が矢印D2方向に回転を開始するとカム26の輪郭が
離接板2aの突起2bに接触して、離接板2aを給紙ロ
ーラ3からスプリング2d付勢力に抗して離間する方向
(矢印E2方向)に変位させる。そして、離接板2aを
ホームポジションに復帰させる。
【0051】ここで、第2離接板駆動ギア25は欠歯ギ
アであって、第2離接板駆動ギア25が欠歯部25aま
で回転すると第2遊星ギア23からの回転力の伝達が遮
断され、カム26の回転は停止することとなる。なお、
この場合において、第2遊星ギア23と第2離接板駆動
ギア25の欠歯部25aとの位置関係は、例えば、図8
(a)の用紙が給紙ローラ3に押圧されている時の状態
から(b)のホームポジションの時の状態となるとき第
2離接板駆動ギア25が例えば100度回転すると欠歯
部24aに達する。
【0052】また、第1離接板駆動ギア24と第2離接
板駆動ギア25とは同軸で形成されているため、第2離
接板駆動ギア25がホームポジションの時の状態(図8
(b))になると、第1離接板駆動ギア24もホームポ
ジションの時の状態(図7(a))となる。
【0053】以上、この実施の形態によると、給紙ロー
ラ3が正回転するとこの給紙ローラ3に連結された給紙
ローラギア21も正回転し、この給紙ローラギア21の
第1遊星ギア22が給紙ローラギア21と噛み合いなが
ら正回転方向に移動して第1離接板駆動ギア24と噛み
合い第1離接板駆動ギア24を回転させ、第1離接板駆
動ギア24に連結されているカム26によって離接板2
aを用紙と給紙ローラ3とを押圧する方向に駆動させ
る。また、給紙ローラ3が逆回転するとこの給紙ローラ
3に連結された給紙ローラギア21も逆回転し、この給
紙ローラギア21の第2遊星ギア23が給紙ローラギア
21と噛み合いながら逆回転方向に移動して第2離接板
駆動ギア25と噛み合い第2離接板駆動ギア25を回転
させ、第2離接板駆動ギア25に連結されているカム2
6によって離接板2aを用紙と給紙ローラ3との押圧を
解除する方向に駆動される。これによって、ソレノイド
を用いずに給紙ローラ3の正逆両回転の回転力を利用し
て手差しカセット2の離接板2aによって用紙と給紙ロ
ーラ3との押圧およびその解除を行うことができるた
め、画像形成装置の騒音を低減することができる。
【0054】また、用紙の給紙動作と同時に用紙が給紙
ローラ3に押圧されるため、用紙が給紙ローラ3に長時
間押圧されることがなくなり、用紙先端部にカール(変
形)を生じることがなく用紙によるジャムの発生のない
良好な給紙を行うことが可能となる。
【0055】また、用紙の給紙動作と同時に用紙が給紙
ローラ3に押圧されるため、用紙が給紙ローラ3に長時
間押圧されることがなくなり、用紙に給紙ローラ3のゴ
ム成分が転写することを抑制することができ用紙先端部
での印字品位を悪化させることがなくなる。
【0056】さらに、カム26と、第1離接板駆動ギア
24と、第2離接板駆動ギア25とは同軸上に配置され
ているため、カム26の形状が簡素化されるとともに、
カム26と、第1離接板駆動ギア24および第2離接板
駆動ギア25との位置精度が向上される。
【0057】さらに、第1離接板駆動ギア24と第2離
接板駆動ギア25とは、第1遊星ギア22と第1離接板
駆動ギア24および第2遊星ギア23と第2離接板駆動
ギア25との噛み合いが所定角度範囲である欠歯ギアで
あって、第1遊星ギア22と第1離接板駆動ギア24と
は所定角度範囲で噛み合い、カム26を所定角度回転さ
せて給紙ローラ3に用紙を押圧しその後は相互に噛み合
いのないフリーな状態となる。また、第2遊星ギア23
と第2離接板駆動ギア25とは所定角度範囲で噛み合
い、カム26を所定角度回転させて給紙ローラ3と用紙
との押圧を解除しその後は相互に噛み合いのないフリー
な状態となる。これによって、離接板2aを所定位置
(給紙ローラ3が正回転する場合にあっては少なくとも
用紙が給紙ローラ3に押圧される位置、給紙ローラ3が
逆回転する場合にあってはホームポジション)で容易に
停止させることができる。
【0058】次に、本発明に係る画像形成装置の給紙機
構の実施の形態(2)について説明する。図9は、本発
明に係る画像形成装置の給紙機構の実施の形態(2)を
示すものである。なお、実施の形態(1)と同様の説明
は、同一符号を付すことで詳細を省略する。
【0059】この実施の形態(2)の画像形成装置の給
紙機構10aは、カム26の輪郭を円弧状の滑らかな曲
面としたものである。なお、カム26は、第1離接板駆
動ギア24の欠歯部24aに設けられた扇型の突起24
bで位置決めされ1離接板駆動ギア24の欠歯部24a
に固着されている。
【0060】この実施の形態(2)では、第1遊星ギア
22が矢印Z1方向(給紙ローラ3の正回転に対応する
方向)に回転することによって、図9(a)〜(b)に
示すように、カム26と離接板2aの突起2bとの接触
点がP1からP2へと移動して突起2bの変位δは徐々
に変化することとなる。これによって、用紙を給紙ロー
ラ3に押圧した状態(図9(c)の状態)の衝撃音をさ
らに低減することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の要旨によ
れば、給紙ローラの回転と連動して作動する離接板駆動
手段を備え、給紙ローラが用紙給送方向に回転(正回
転)するときには離接板駆動手段によって離接板が用紙
を給紙ローラに押圧し、給紙ローラが用紙給送方向とは
逆方向に回転(逆回転)するときには離接板駆動手段に
よって離接板が用紙と給紙ローラとの押圧を解除され、
これによって、ソレノイドを用いずに給紙ローラの正逆
両回転の回転力を利用して手差しカセットの離接板によ
って用紙と給紙ローラとの押圧およびその解除を行うこ
とができるため、画像形成装置の騒音を低減することが
できる効果がある。
【0062】また、用紙の給紙動作と同時に用紙が給紙
ローラに押圧されるため、用紙が給紙ローラに長時間押
圧されることがなくなり、用紙先端部にカール(変形)
を生じることがなくジャムの発生のない良好な給紙を行
うことが可能となる効果がある。
【0063】また、用紙の給紙動作と同時に用紙が給紙
ローラに押圧されるため、用紙が給紙ローラに長時間押
圧されることがなくなり、用紙に給紙ローラのゴム成分
の転写を抑制することができ用紙先端部での印字品位を
悪化させることがなくなる効果がある。
【0064】本発明の第2の要旨によれば、第1の要旨
の画像形成装置の給紙機構において、離接板駆動手段
は、給紙ローラと連結された給紙ローラギアと、この給
紙ローラギアと噛み合う第1遊星ギアと、給紙ローラが
正回転することにより第1遊星ギアと噛み合う第1離接
板駆動ギアと、給紙ローラギアと噛み合う第2遊星ギア
と、給紙ローラが逆回転することによって第2遊星ギア
と噛み合う第2離接板駆動ギアと、第1離接板駆動ギア
および第2離接板駆動ギアと連動するとともに離接板を
駆動可能に離接板と係合されたカムとから構成されてお
り、離接板駆動手段を各ギアとカムを用いて構成するこ
とができ、カムによってスムーズに離接板を駆動するこ
とができる効果がある。
【0065】本発明の第3の要旨によれば、第1または
2の要旨の画像形成装置の給紙機構において、カムと、
第1離接板駆動ギアと、第2離接板駆動ギアとは同軸上
に配置されているため、カムの形状が簡素化されるとと
もに、カムと、第1離接板駆動ギアおよび第2離接板駆
動ギアとの位置精度を向上することができる効果があ
る。
【0066】本発明の第4の要旨によれば、第1〜3の
要旨の画像形成装置の給紙機構において、第1離接板駆
動ギアと第2離接板駆動ギアとは、第1遊星ギアと第1
離接板駆動ギアおよび第2遊星ギアと第2離接板駆動ギ
アとの噛み合いが所定角度範囲である欠歯ギアであっ
て、第1遊星ギアと第1離接板駆動ギアとは所定角度範
囲で噛み合い、カムを所定角度回転させて用紙を給紙ロ
ーラに押圧しその後は相互に噛み合いのないフリーな状
態となる。また、第2遊星ギアと第2離接板駆動ギアと
は所定角度範囲で噛み合い、カムを所定角度回転させて
用紙と給紙ローラとの押圧を解除しその後は相互に噛み
合いのないフリーな状態となる。これによって、離接板
2a所定位置(給紙ローラが正回転する場合にあっては
少なくとも用紙が給紙ローラに押圧される位置、給紙ロ
ーラが逆回転する場合にあってはホームポジション)で
容易に停止させることができる効果がある。
【0067】本発明の第5の要旨によれば、第1〜4の
要旨の画像形成装置の給紙機構において、カムは、離接
板と係合する部分が滑らかな曲面で形成されているた
め、カムの回転によって徐々に用紙は給紙ローラに押圧
されるとともに、徐々に用紙と給紙ローラとの押圧が解
除され、この結果として、用紙を給紙ローラに押圧する
ときの衝撃音をさらに低減することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置を示す側面断
面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の給紙機構の実施の
形態(1)を示す斜視図である。
【図3】図2の画像形成装置の給紙機構の離接板を示す
斜視図である。
【図4】図2の画像形成装置の給紙機構の離接板を示す
正面図である。
【図5】図2の画像形成装置の給紙機構の離接板駆動手
段および動作を示す側面図である。
【図6】図2の画像形成装置の給紙機構の離接板駆動手
段および動作を示す側面図である。
【図7】図2の画像形成装置の給紙機構の動作を示す図
である。
【図8】図2の画像形成装置の給紙機構の動作を示す図
である。
【図9】本発明に係る画像形成装置の給紙機構の実施の
形態(2)を示す図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 手差しカセット 2a 離接板 2b 突起 2d スプリング 2e 用紙ガイド 2h、2i 突起 2j,2k 側板 2m、2n 孔 3 給紙ローラ 3a シャフト 4 さばき部 5 用紙検知センサ 5a 用紙搬送路 6 PSローラ対 7 印字部 8 プラテン 9 排紙ローラ 10 給紙機構 11 離接板駆動手段 11a 側板 11b、11c 長円穴 21 給紙ローラギア 22 第1遊星ギア 23 第2遊星ギア 24 第1離接板駆動ギア 24a 欠歯部 25 第2離接板駆動ギア 25a 欠歯部 26 カム A 矢印 B1、B2 矢印 C1、C2 矢印 D1、D2 矢印 X1、X2 矢印 Y1、Y2 矢印 Z1、Z2 矢印 W 間隔 H 移動範囲 P1、P2 接触点 R 矢印 θ 角度 δ 変位
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 出口 正信 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C058 AB16 AC07 AD01 AD03 AD04 AE02 AE10 AE13 AF04 AF09 AF17 AF20 AF25 AF31 JA04 JA12 JA18 3F343 FA02 FB03 FB04 FC17 FC28 GA04 GB01 GC01 GD01 HA25 HD10 HD18 HE16 KB04 LA02 LA15 LC12 LC22 LD04 LD24 LD26 MB02 MB09 MC20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を収納する手差しカセットと、この
    手差しカセットから用紙を1枚ずつ分離して用紙搬送路
    に給送する給紙ローラ部とを備え、手差しカセットには
    用紙を給紙ローラに押圧およびその解除可能な離接板が
    設けられている画像形成装置の給紙機構において、給紙
    ローラの回転と連動して作動する離接板駆動手段を備
    え、給紙ローラが用紙給送方向に回転(正回転)すると
    きには離接板駆動手段によって離接板が用紙を紙ローラ
    に押圧し、給紙ローラが用紙給送方向とは逆方向に回転
    (逆回転)するときには離接板駆動手段によって離接板
    が用紙と給紙ローラとの押圧を解除することを特徴とす
    る画像形成装置の給紙機構。
  2. 【請求項2】 離接板駆動手段は、給紙ローラと連結さ
    れた給紙ローラギアと、この給紙ローラギアと噛み合う
    第1遊星ギアと、給紙ローラが正回転することにより第
    1遊星ギアと噛み合う第1離接板駆動ギアと、給紙ロー
    ラギアと噛み合う第2遊星ギアと、給紙ローラが逆回転
    することによって第2遊星ギアと噛み合う第2離接板駆
    動ギアと、第1離接板駆動ギアおよび第2離接板駆動ギ
    アと連動して回転するとともに離接板を駆動可能に離接
    板と係合されたカムとから構成され、カムの回転によっ
    て離接板が駆動されることを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置の給紙機構。
  3. 【請求項3】 カムと、第1離接板駆動ギアと、第2離
    接板駆動ギアとは同軸上に配置されていることを特徴と
    する請求項1または2に記載の画像形成装置の給紙機
    構。
  4. 【請求項4】 第1離接板駆動ギアと第2離接板駆動ギ
    アとは、第1遊星ギアと第1離接板駆動ギアおよび第2
    遊星ギアと第2離接板駆動ギアとの噛み合いが所定角度
    範囲である欠歯ギアであることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の画像形成装置の給紙機構。
  5. 【請求項5】 カムは、離接板と係合する部分が滑らか
    な曲面で形成されていることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか1項に記載の画像形成装置の給紙機構。
JP2001063819A 2001-03-07 2001-03-07 画像形成装置の給紙機構 Expired - Fee Related JP3648165B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063819A JP3648165B2 (ja) 2001-03-07 2001-03-07 画像形成装置の給紙機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001063819A JP3648165B2 (ja) 2001-03-07 2001-03-07 画像形成装置の給紙機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002265074A true JP2002265074A (ja) 2002-09-18
JP3648165B2 JP3648165B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=18922745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001063819A Expired - Fee Related JP3648165B2 (ja) 2001-03-07 2001-03-07 画像形成装置の給紙機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3648165B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102328834A (zh) * 2010-06-04 2012-01-25 株式会社东芝 供纸装置
JP2015193448A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4605239B2 (ja) 2008-03-31 2011-01-05 ブラザー工業株式会社 シート搬送装置及び画像記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102328834A (zh) * 2010-06-04 2012-01-25 株式会社东芝 供纸装置
JP2015193448A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 ブラザー工業株式会社 画像記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3648165B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6824132B2 (en) Sheet feeding apparatus and recording apparatus
JP5854696B2 (ja) 給紙装置、および記録装置
JP2011136828A (ja) 画像記録装置
US8162314B2 (en) Image printing apparatus
JP2008132628A (ja) 搬送機構、それを備えた記録装置、及び搬送機構の制御方法
JP2008080649A (ja) 搬送機構及びそれを備えた記録装置
JP2002265074A (ja) 画像形成装置の給紙機構
JP3716492B2 (ja) 給紙装置
JP4998424B2 (ja) 画像記録装置
US7001017B2 (en) Drive roller releasing apparatus for ink-jet printer
JP4364099B2 (ja) 用紙供給装置及びこれを搭載した画像形成装置
JP3335024B2 (ja) シート搬送装置および記録装置
JP4035369B2 (ja) シート材給送装置および記録装置
JP2560707Y2 (ja) 紙送り用クラッチ装置
JP2002332125A (ja) シート材給送装置および記録装置
JP2002332130A (ja) シート材給送装置、シート材給送方法および記録装置
JP3738833B2 (ja) ロール紙の巻き癖矯正装置及び該ロール紙の巻き癖矯正装置を備える記録装置
JP4442365B2 (ja) 用紙の送り装置、ファクシミリ装置
JP2002284377A (ja) 画像形成装置の給紙装置
JP2004026479A (ja) シート材給送装置および記録装置
JP2003112834A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2007161377A (ja) シート給送装置及び記録装置
JPH05169744A (ja) 小型プリンタ
JP2010024027A (ja) 画像形成装置
JP2007119175A (ja) シート収納トレイ及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees