JP2002263407A - 濾過システム - Google Patents
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Abstract
より発生する研磨屑、研削屑が混入された排水をフィル
タで濾過していた。しかし、原水が飛散し、周りを汚染
したり、中には反応ガスが発生したりすることがあっ
た。 【解決手段】 まず排気口201を設け、反応ガス11
3を排気すると同時に、空間領域203の圧力を少し高
めることにより、固形物から成る第2のフィルタ107
の保護も実現している。また連通領域を原水タンク10
1よりも下方に配置することにより移送パイプの流体が
逆流するのを抑えて第2のフィルタ107の破壊を防止
している。
Description
するもので、特に原水に発生する反応ガスを外部雰囲気
に排出する機構を備えた濾過装置に関するものである。
物、有機系の固形物は、研削、研磨または粉砕等の処理
が施される時、微粒子が発生する。そしてこれらの微粒
子は、一般に水等の流体により流され排水や汚水として
放出される。本発明は、この排水の再利用システムに関
するものである。
ーの観点から重要なテーマであり、21世紀へ向けての
企業課題である。この産業廃棄物の中には、色々な排水
や汚水がある。
る物質が含まれているものを排水と呼び説明する。これ
らの排水は、高価な濾過処理装置等で前記被除去物が取
り除かれ、排水がきれいな流体となり再利用されたり、
除去できずに残ったものを産業廃棄物として処理してい
る。特に水は、きれいな状態にして川や海等の自然界に
戻されたり、再利用される。
コスト等の問題から、これらの装置を採用することが非
常に難しく、環境問題にもなっている。
は、環境汚染の意味からも、またリサイクルの点からも
重要な問題であり、低イニシャルコスト、低ランニング
コストのシステムが早急に望まれている。
を以下に説明していく。一般に、金属、半導体、セラミ
ック等の板状体を研削または研磨する際、設備の温度上
昇防止、潤滑性向上、研削屑または切削屑の板状体への
付着等が考慮され、水等の流体が供給されている。
ウェハをダイシングしたり、バックグラインドする際、
純水を流す手法が取られている。ダイシング装置では、
ダイシングブレードの温度上昇防止のために、またダイ
シング屑がウェハに付着するのを防止するために、半導
体ウェハ上に純水の流れを作ったり、ブレードに純水が
当たるように放水用のノズルが取り付けられている。ま
たバックグラインドでウェハ厚を薄くする際も、同様な
理由により純水が流されている。ここで純水の代わり
に、蒸留水でも良い。
半導体ウェハの研削屑または研磨屑が混入された排水
は、濾過されてきれいな水にして自然界に戻したり、あ
るいは再利用され、濃縮された排水は、回収されてい
る。
する屑の混入された排水処理には、凝集沈殿法、フィル
タ濾過と遠心分離機を組み合わせた方法の二通りがあ
り、各半導体メーカーで採用している。
C(ポリ塩化アルミニウム)またはAl2(SO4)3
(硫酸バンド)等を排水の中に混入させ、Siとの反応
物を生成させ、この反応物を取り除くことで、排水の濾
過をしていた。
わせた方法では、排水を濾過し、濃縮された排水を遠心
分離機にかけて、スラッジとして回収するとともに、排
水を濾過してできたきれいな水を自然界に放出したり、
または再利用していた。
367号に述べられている。
剤として化学薬品を使用するため、濾過された水の中に
前記化学薬品が投入される。しかしシリコン屑が完全に
反応する薬品の量を特定するのは非常に難しく、どうし
ても薬品が多く投入され未反応の薬品が残る。逆に薬品
の量が少ないと、全てのSiの屑が凝集沈降されず、シ
リコン屑が分離せず残ってしまう。特に、薬品の量が多
い場合は、上澄液に薬品が残る。これを再利用する場
合、濾過水に薬品が残留するため、化学反応を嫌うもの
には再利用できない問題があった。例えば薬品の残留し
た濾過水をウェハ上に流すと、好ましくない反応を引き
起こすため、ダイシング時に使用する水として再利用で
きない問題があった。
ックは、あたかも藻の如き浮遊物で生成される。このフ
ロックを形成する条件は、PH条件が厳しく、約PH6
〜PH8に維持する必要があり、攪拌機、PH測定装
置、凝集剤注入装置およびこれらを制御する制御機器等
が必要となる。またフロックを安定して沈降させるに
は、大きな沈殿槽が必要となる。例えば、3m3/1時
間の排水処理能力であれば、直径3メートル、深さ4メ
ートル程度のタンク(約15トンの沈降タンク)が必要
となり、全体のシステムにすると約11メートル×11
メートル程度の敷地も必要とされる大がかりなシステム
になってしまう。
ックもあり、これらはタンクから外部に流出する恐れが
あり、全てを回収する事は難しかった。つまり設備の大
きさの点、このシステムによるイニシャルコストが高い
点、水の再利用が難しい点、薬品を使う点から発生する
ランニングコストが高い点等の問題があった。
わせた方法では、濾過装置にフィルタ(UFモジュール
と言われ、高分子系ファイバで構成されたもの、または
セラミックフィルタ)を使用するため、水の再利用が可
能となる。しかし、濾過装置には4本のフィルタが取り
付けられ、フィルタの寿命から、約50万円/本と高価
格なフィルタを、少なくとも年に1回程度、交換する必
要があった。しかも濾過装置の手前のポンプは、フィル
タが加圧型の濾過方法であるためモータの負荷が大き
く、ポンプが高容量であった。また、フィルタを通過す
る排水のうち、2/3程度は、原水タンクに戻されてい
た。更にはシリコン屑が入った排水をポンプで輸送する
ため、ポンプの内壁が削られ、ポンプの寿命も非常に短
かった。
が非常にかかり、ポンプやフィルタFの取り替え費用が
かかることからランニングコストが非常に大きい問題が
あった。
に害を与える物質を可能な限り取り除くために、色々な
装置を追加して大がかりなシステムとなり、結局イニシ
ャルコスト、ランニングコストが膨大と成っている。
表面に固形物から成る第2のフィルタを形成した簡単な
濾過装置や濾過システムを開発した。この濾過装置は、
目詰まりが殆どなく、原水を500ミリグラム/リット
ル〜約20000ミリグラム/リットルの濃度にまで濃
縮できる。
を示す。符号101は、原水タンクであり、この中に
は、原水102が投入されている。濾過装置103は、
この原水102に浸漬され、移送パイプ104に取り付
けられた吸引ポンプ105により、原水102を構成す
る流体を吸引している。
ルタ106が貼り合わされており、この第1のフィルタ
106の表面に、固形物から成る第2のフィルタ107
が形成されている。例えば、第1のフィルタ106から
成る濾過装置103を固形物が混入された流体中に浸漬
し続けると、第1のフィルタ106の全表面には、この
固形物から成る第2のフィルタ107が被覆される。こ
の状態を図5に示す。黒丸で示すものは、固形物であ
り、大きな固形物108A〜小さな固形物108Bが捕
獲されてゆき、膜として形成される。
3の下方には、第2のフィルタ107の表面に外力を与
え、リフレッシュさせる手段の一例として、気泡発生装
置109が設けられている。この装置109から発生す
る気泡110は、第2のフィルタ107の表面を通過
し、表面の固形物を原水側に移動させ、第2のフィルタ
107の目詰まりを解除する。つまり常にリフレッシュ
する濾過装置が実現できるわけである。
れる濾過システム100を示し、原水102の中には、
大きな被除去物112A〜小さな被除去物112Bが混
入されている。しかし原水タンク101の上部がおおき
く開口していると、気泡が原水から出た瞬間に、原水1
02が細かな飛散物となり、空気中を漂いながら原水タ
ンク101の外に飛び散っていく。これは原水タンク1
01自身や原水タンク101の周囲を汚す事になる。更
には、被除去物112A〜112Bや流体の中に有害な
物質が入っていれば、環境汚染となる。
反応すると、反応ガス113が発生することがある。こ
の反応ガスは、爆発性があったり、有害であったりする
ことがある。
と、水素が発生する。Siと水(H2O)が、Si+2
H2O→SiO2+2H2の如く反応し、水素が発生する
ものと考えられる。
因により、4%〜75%の濃度に成ると爆発性を示し、
非常に危険である。流体が水であるため、中に入った被
除去物の種類により、発生する反応ガスは、酸素か水素
であるが、流体の組成によっては、他の有害な反応ガス
が発生することも考えられる。
07をリフレッシュする濾過では、原水を500ミリグ
ラム/リットル〜約20000ミリグラム/リットルと
高濃度にできる。例えばUFフィルタ等の普通の濾過シ
ステムでは300ミリグラム/リットルが限界である
が、第2のフィルタをリフレッシュする濾過システム
は、10倍から100倍程度に原水を濃縮できる。つま
り普通の濾過システムよりも被除去物の混入率が高いた
め、その分、反応ガスも大量に発生するわけである。
が原水102の底面よりも上方に設置され、しかも吸引
ポンプ105が停止すると、移送パイプ104の流体が
逆流する問題があった。例えば、図4Bに示したよう
に、ポンプ105が停止しても、移送パイプ114から
流体がポンプ105を介して移送パイプ104へ浸入し
(この状態を連通状態と仮称する。)、完全に遮断され
ない流体は、その自重により逆流していく。
る場合、移送パイプ104から逆流する流体は、第1の
フィルタ106、第2のフィルタ107に圧力を加え、
更に流体は、固形物108の隙間を介して原水タンク1
01へ戻ろうとする。この圧力は、ポンプ105の高さ
により大きく異なるが、第2のフィルタ107が固形物
の集合体であるため、第2のフィルタ107にクラック
を誘引したり、膜剥がれを誘引させる原因の一つとな
る。つまり、吸引ポンプが何らかの原因で停止し、再度
再開する場合、前記現象により、濾液の中に被除去物が
混入してしまう可能性がある。この第2のフィルタ10
7は、第1のフィルタ106に厚くしかも強固に付いて
いるため、殆どこの現象が発生しないが、濾液を精密機
器用の洗浄、半導体の洗浄等に再利用する場合、この現
象が発生する可能性がゼロではないため、この現象を未
然に防止する必用がある。
みてなされ、第1に、被除去物が混入された流体より成
る原水と、前記原水が投入された原水タンクと、前記原
水に浸漬された濾過装置とを有する濾過システムに於い
て、前記流体中に発生する反応ガスを排気する排気口を
前記原水タンクに設ける事で解決するものである。水
素、酸素等の反応ガスは、排気口より排出されるため、
この反応ガスによる爆発等を防ぐこともできる。
を、強制的に排気することで解決するものである。
スの滞留を防止することができる。
体発生装置を備え、前記流体中に発生する反応ガスを、
強制的に排気することで解決するものである。
原水の中を攪拌したり、フィルタの表面をリフレッシュ
したりするものである。しかし気泡が連続的に発生する
ため、原水タンクの上部に形成される空間領域の気体を
外部雰囲気に放出させる働きも持たせることができる。
は、前記排気口をのぞいて実質密閉され、前記原水内に
発生する気体により、前記流体中に発生する反応ガス
が、強制的に排気されることで解決するものである。
れると、空間領域の圧力を大気圧よりも高くすることが
でき、吸引濾過の負荷を低減することができるが、原水
タンクの空間領域に反応ガスがより滞留し易く成る。し
かし原水の全表面に連続して上昇してくる気体で反応ガ
スを強制的に排除する事ができる。
る原水と、前記原水が投入された実質密閉された原水タ
ンクと、前記原水に浸漬された吸引型の濾過装置と、前
記原水内に気体を発生させる気体発生装置とを有する濾
過システムに於いて、前記気体発生装置から発生する気
体により、強制的に前記流体中に発生する反応ガスを排
気する排気口を前記原水タンクに設け、前記原水タンク
には、前記気体と前記反応ガスから成る空間領域が設け
られ、前記空間領域の圧力が大気圧よりも大きくなるよ
うに前記排気口が設けられていることで解決するもので
ある。
れる気体の量よりも少ないと、空間領域の圧力を大気圧
よりも高めることができる。すると原水表面が空間領域
の圧力により押圧され、フィルタを介した吸引濾過の量
を増加させることができる。逆に吸引濾過の量が増える
ため、移送パイプの吸引力を下げることも可能である。
例えば、従来と同等の濾過量で良ければ、吸引ポンプの
負荷を低下させることが可能となる。
タ孔を有した第1のフィルタと、前記第1のフィルタの
表面に設けられた固形物から成る第2のフィルタから成
ることで解決するものである。
シュしている。しかも本来リフレッシュするために設け
られた気泡が空間領域内に連続して発生してくるので、
反応ガスの強制排気の一手段として活用できる。
タ孔を有した縦型の平膜から成る第1のフィルタと、前
記第1のフィルタの表面に設けられ、少なくとも表面が
外力により移動可能な固形物から成る第2のフィルタか
ら成ることで解決するものである。
膜(第1のフィルタ)に形成した濾過装置に於いては、
上昇する気泡が、第2のフィルタの表面を通過し続ける
ため、第2のフィルタは、常にリフレッシュしている。
その結果、原水を500ミリグラム/リットル〜約20
000ミリグラム/リットルと高濃度にできる。例えば
UFフィルタ等の普通の濾過システムでは300ミリグ
ラム/リットルが限界であるが、この濾過システムで
は、10倍から100倍程度に原水を濃縮できる。よっ
て普通の濾過システムよりも被除去物の混入率が高いた
め、その分、反応ガスも大量に発生するわけである。し
かしリフレッシュに必用な気泡が空間領域内に連続して
発生してくるので、反応ガスを強制排気の一手段として
活用できる。
濾過の量を増大させることができる。また吸引濾過の量
を従来と同等に設定すれば、吸引ポンプの負荷を低減で
き、省エネが可能となる。
記流体は、水から成ることで解決するものである。
ゴットからウェハに加工する工程、ICが完成するまで
にウェハを研磨/研削する工程、またウェハから半導体
チップに分離する工程等で大量に発生する。よって図5
の濾過システムを採用すると、水素の発生量が増大す
る。しかしリフレッシュのための気泡が水素の排出手段
として活用でき、しかも空間領域の圧力が高くなるた
め、吸引濾過の量を増大させることができる。また濾過
の量を従来と同等に設定すれば、吸引ポンプの負荷を低
減でき、省エネが可能となる。
を切削、研磨または研削した際に発生するSi、半導体
ウェハをダイシング、研磨または研削した際に発生する
Si、半導体ウェハをダイシング、研磨または研削した
際に発生するSi酸化物、ガラスを切削、研磨または研
削した際に発生するSi酸化物または回路素子を封止す
る封止樹脂を切削、研磨または研削した際に発生する樹
脂を含むことで解決するものである。
する調整手段が設けられることで解決するものである。
量よりも多ければ、空間領域内の圧力は、予想もできな
い圧力になってしまうことも考えられる。よってこの排
気口からの排気量を調整できる機構を持つことにより、
一定の圧力に維持することができる。
成る原水と、前記原水が投入された原水タンクと、前記
原水に浸漬され、フィルタ孔を有した第1のフィルタ
と、前記第1のフィルタの表面に設けられた固形物から
成る第2のフィルタから成る濾過装置とを有する濾過シ
ステムに於いて、前記濾過装置とつながった移送手段
は、前記移送手段の一部に大気圧と連通する連通領域を
有し、前記連通領域は、前記原水の底部よりも下方に配
置されることで解決するものである。
方に配置すれば、逆流が止まると同時に、原水タンク側
から移送パイプの方に原水が流れる。よって固形物から
成る第2のフィルタの劣化を極力抑えることができる。
フィルタ孔を有した縦型の平膜から成る第1のフィルタ
と、前記第1のフィルタの表面に設けられ、少なくとも
表面が外力により移動可能な固形物から成る第2のフィ
ルタから成ることで解決するものである。
形物から成る第2のフィルタの劣化を極力抑えることが
できる。
または酸化アルミニウムから成り、前記フィルタ孔より
も大きいサイズと小さいサイズの固形物から成ることで
解決するものである。
は研削により発生したものであることで解決するもので
ある。
状が異なることで解決するものである。
発生する外力、水流、振動により発生する外力で解決す
るものである。
トを切削、研磨または研削した際に発生するSi、半導
体ウェハをダイシング、研磨または研削した際に発生す
るSi、半導体ウェハをダイシング、研磨または研削し
た際に発生するSi酸化物、ガラスを切削、研磨または
研削した際に発生するSi酸化物または回路素子を封止
する封止樹脂を切削、研磨または研削した際に発生する
樹脂を含むことで解決するものである。
送する移送ポンプが取り付けられることで解決するもの
である。
0ppmであることで解決するものである。
機物等の被除去物が混入された流体(排水)を、フィル
タで除去するものであり、例えば、被除去物は、結晶イ
ンゴットをウェハ状にスライスする時、半導体ウェハを
ダイシングする時、バックグラインドする時、CMP
(Chemical-Mechanical Polishing)またはウェハポリ
ッシングする時等で発生する。
封止樹脂等の有機物およびその他の絶縁材料や金属材料
が該当する。また化合物半導体では、SiGe、GaA
s等の化合物半導体が該当する。
ッケージ)の製造に於いてダイシングを採用して分離し
ている。これはウェハの表面に樹脂を被覆し、最後に封
止された樹脂とウェハを一緒にダイシングするものであ
る。またセラミック基板の上に半導体チップをマトリッ
クス状に配置し、セラミック基板表面に樹脂を被覆し、
最後に封止された樹脂とセラミック基板をダイシングす
るものもある。これらもダイシングする際に被除去物が
発生する。
する所は数多くある。例えばガラスを採用する産業に於
いて、液晶パネル、EL表示装置の製造工程で、ガラス
基板のダイシング、基板側面の研磨等で発生するガラス
屑が発生する。またコンピュータの記憶媒体として用い
られるハードディスクは、現在Alディスクが主流であ
る。しかし将来は、メモリ容量の増加のためにガラスデ
ィスクが採用される。このディスクは切削、研磨等の工
程が加えられ、平坦な円盤として加工される。よってこ
の加工工程により被除去物が発生する。また電力会社や
鉄鋼会社では燃料として石炭を採用しており、石炭から
発生する粉体が該当し、更には煙突から出る煙の中に混
入される粉体も被除去物に相当する。また鉱物の加工、
宝石の加工、墓石の加工から発生する粉体もそうであ
る。更には、旋盤等で加工した際に発生する金属屑、セ
ラミック基板等のダイシング、研磨等で発生するセラミ
ック屑等も被除去物に該当する。
砕等の加工により発生し、被除去物を取り去る事を目的
として水や薬品等の流体を流す。そのためこの流体の中
に被除去物が混入されてしまう。
例で示した図番を活用して説明していく。
るタンクである。例えば、前述したように、研削、研
磨、切削、ダイシング等の加工工程で発生した被除去物
112A、112Bが流体の中に混入された状態で移送
パイプ200から搬送される。この貯められたものが原
水102である。よって大きな被除去物112Aもあれ
ば、小さな被除去物112Bもある。
が投入されている。ここで、濾過装置としては、色々な
タイプのものがある。図1は、吸引型であるが、加圧型
でも良い。またセラミックでも高分子型でも良い。そし
て平膜のフィルタでも、中空糸を使ったUFフィルタで
も良い。更にこの濾過装置103の下方には、原水10
2を常に攪拌するために、気泡発生装置109が取り付
けられている。
流体に溶け込んだ化学物質と被除去物または流体が反応
し、反応ガス113が発生することがある。
体に有害なもの、無害なもの、自然環境を汚染するもの
等が考えられが、できる限り原水タンク101の外に出
すことは好ましくない。
グ等を行った際に発生する排水は、主に水とSiであ
り、発明が解決しようとする課題の欄にも述べたよう
に、この原水タンク101の中には、水素が発生する。
この水素は、濃度が4%〜75%に成ると爆発性を示す
ため、排気口201を設けることにより、この爆発を未
然に防ぐことができる。また好ましくは、排気口を介し
て強制的に排気することが好ましい。この強制排気の手
段は、色々ある。例えば、図1に示した様に、気泡発生
装置109から出てくる気体の流れを利用しても良い。
また排気口201の先に、気体を外界に排気するファン
等を設けても良い。
態とし、排気口201から外界に排気される構成とすれ
ば、気泡発生装置109から発生する気体は、原水10
2の中から水素を取り込み、原水102の表面から排気
口に向かい流れ、外界に排気される。
気泡110が原水102から飛び出した瞬間に、飛散物
202として気体(実際は空気)に漂い、外界に出る恐
れがある。本発明は、この現象をできる限り抑えるため
に、この飛散物202が原水タンク101の中で滞留す
る様な構造とした。つまり原水タンク101の上部は、
排気口201以外を除いて実質密閉できるようにし、原
水タンク101と原水タンク102との間に、図1に示
すように空間領域203を設けた。
は、原水タンクの空間領域203で少しの時間滞留し、
原水タンクの内壁に付着させることができる様になっ
た。つまり空間領域内で、本来外に飛び散ってしまう被
除去物、流体を捕捉することが可能となり、環境汚染を
防止することができる。また、水素、酸素等の反応ガス
は、気泡発生装置109から発生する気泡110を排気
するために設けた排気口201より一緒に排出されるた
め、この反応ガスによる爆発等を防ぐこともできる。
合、以下のメリットを有する。つまり排気口201から
排出される量をV1/min.、気泡発生装置109か
ら発生する気体の量をV2/min.とし、V2の方が
V1よりも大きいとすると、空間領域203の圧力P1
は、排気口201からつながる外部雰囲気、一般には大
気であるが、この大気圧よりも高く設定される。よって
この圧力P1が原水102を加圧するため、原水が濾過
装置103内に浸入しやすくなる。これは、濾過量を増
加させることになる。逆に吸引型の濾過装置の吸引負荷
を低下させる事にもなる。具体的には、濾過装置103
につながっている吸引ポンプの負荷を低下させることが
できる。
らクローズされた原水タンク101にすることにより、
原水102の攪拌等に利用する気泡発生装置の気泡が、
反応ガスを強制排気する働きをし、同時に濾過装置10
3の吸引負荷を低減させる働きをすることになる。しか
も空間領域203が原水タンク101に設けられるた
め、被除去物112、流体の飛散物202は、この空間
領域203の内壁に付着し、排気口201から外界へ出
る飛散物202の量を抑えることができる。 第2の実施の形態 続いて、図2を参照しながら、本発明者が発明した移動
可能な固形物108によるフィルタを採用した濾過シス
テム100を説明する。本図は、濾過装置103が異な
るだけで、他は実質同一である。
であり、以下のように構成されている。図5の符号10
6は第1のフィルタで、111はフィルタ孔である。ま
た第1のフィルタ膜106の表面に層状に形成されてい
る膜が、固形物108であり、この固形物108はフィ
ルタ孔111を通過できない大きな固形物108Aから
フィルタ孔111を通過できる小さな固形物108Bに
分布している。図では黒丸で示したものが固形物108
である。
は、原理的に考えて有機高分子系、セラミック系とどち
らでも採用可能である。しかしここでは、耐薬品性に優
れた高分子膜、例えばポリオレフィン系の高分子膜を採
用した。
過装置103を固形物108が混入された流体に投入
し、第1のフィルタ106の全面に固形物108を被膜
し第2のフィルタ107としたものである。第1のフィ
ルタ106を吸引すると、固形物が混入された流体は、
第1のフィルタ106を通過する。その際、フィルタ孔
111を通過できない大きな固形物108Aは、第1の
フィルタ106の表面に残存する。そしてこの大きな固
形物108Aや小さな固形物が複雑にくみ合わさり、最
終的にはフィルタ孔111よりも小さな孔を持つフィル
タが形成されることになる。
発生する固形物は、その大きさ(粒径)が有る程度の範
囲で分布し、しかもそれぞれの固形物の形状が異なって
いる。また第1のフィルタ106が浸かっている流体の
中で固形物がランダムに位置している。そして大きな固
形物から小さな固形物までが不規則にフィルタ孔111
に移動していく。この時フィルタ孔111よりも小さな
固形物108Bは通過するが、フィルタ孔111よりも
大きな固形物108Aは捕獲される。そして捕獲された
大きな固形物108Aが第2のフィルタ膜107の初段
の層となり、この層がフィルタ孔111よりも小さなフ
ィルタ孔を形成し、この小さなフィルタ孔を介して大き
な固形物108Aから小さな固形物108Bが捕獲され
ていく。この時、固形物の形状が異なるために、固形物
と固形物の間には、色々な形状の隙間ができ、この隙間
が流体の通路と成る。構造としては、砂浜とよく似てい
る。
物108Aから小さな固形物108Bをランダムに捕獲
しながら徐々に成長し、水(流体)の通路を確保しなが
ら小さな固形物108Bをトラップする様になる。
過装置を採用し、排水の濾過を行うと実質目詰まりもな
く濾過し続けることが判っている。
存しているだけで固形物は容易に移動可能なので、層の
付近に気泡を通過させたり、水流を与えたり、音波や超
音波を与えたり、機械的振動を与えたり、更にはスキー
ジ等で表層をこすったりする事で、簡単に第2のフィル
タ107の表層を排水側に移動させることができる。つ
まり第2のフィルタ膜107のフィルタ能力が低下して
も、第2のフィルタ膜107に外力を加えることで、簡
単にその能力を復帰させることができるメリットを有す
る。また別の表現をすれば、フィルタ能力の低下の原因
は、主に目詰まりであり、この目詰まりを発生させてい
る第2のフィルタ107の表層の被除去物や固形物を再
度流体中に移動させる事ができ、目詰まりを解消させる
ことができる。
である。仮に、第2のフィルタ107として、砂を採用
し、被除去物が全く入っていない水中に沈めれば、この
砂の膜は、崩れてしまう。固形物の集合体である以上、
高分子膜、セラミックの焼結体から比べれば、壊れやす
いものである。
り、砂から比べるとおよそ0.1μm〜200μmと非
常に細かく、また吸引型であるため、崩れにくい構造で
ある。ここで示した粒径分布は、あくまでも一例であ
り、これよりも狭くてもまた広くても良い。また実際の
原水102には、被除去物112が存在する。第2のフ
ィルタ107の表面が壊れても、すぐに被除去物112
や原水に移動した固形物がトラップされるため、壊れた
部分が補修され、常に濾過できる優れた膜として変身す
ることになる。
ある。本発明は、この固形物の集合体である第2のフィ
ルタ107を更に保護するために、前記空間領域203
を活用した。つまり空間領域203の圧力P1が大気圧
よりも高められ、この圧力は第2のフィルタ107の全
面にも加わることになる。これは、オープンエアー型の
濾過システムよりも、高い圧力が加わり、第2のフィル
タ107の破壊防止につながる。
と、本来第2のフィルタ107のリフレッシュ、リカバ
リーのために採用した気泡発生装置から発生する気体
は、排気口を設けたため、反応ガスを強制排気でき、し
かも空間領域があるため、飛散物が外界に出るのを抑え
ると同時に、空間領域の圧力P1により、第2のフィル
タ107の保護が可能となるばかりか、濾過装置103
の吸引負荷を低下させることができる。
物が層状に形成できるもので有れば、平膜でも、平膜を
円柱状に丸めたものでも、形状は選ばない。ただし、気
泡を活用する場合、気泡は下から上に上昇するため、フ
ィルタの面は、縦置きが好ましい。
い。ただし流体と反応し、ゲル状の物質が大量に生成さ
れるものは、好ましくない。このゲル状の物質は、オイ
ルタンカーが座礁した際、砂浜に打ち付けられたオイル
のように、ベットリとついてしまい、リフレッシュが難
しくなるからである。
Si酸化膜、酸化アルミニウム、セラミック、ガラス等
が簡単に手にはいるため、好ましい。またある程度の粒
径分布、色々な形状となることが好ましい。例えば、市
販の研磨剤のように、形も大きさも統一されたものは、
リフレッシュは可能であるが、隙間の量が限定されてし
まう。
えるための排気手段である。これは、圧力鍋の調整弁と
原理は一緒である。空間領域203がある所定の圧力ま
で高められ、しかも内部の気体、反応ガスが排気される
機構である。
200の部分をのぞいて全体が一体で成るように図示さ
れているが、実際は、図2に示すように、濾過装置10
3の取り付け、取り替えを考え、蓋205が取り付けら
れたものである。この蓋205には、ゴム等のシール手
段が設けられ、蓋の自重または蓋に加わる外力により密
閉される。 第3の実施の形態 図3は、濾過装置103に取り付けられた移送パイプ1
04、114に入った濾過水が原水タンク101に戻ら
ないようにしているシステムを説明したものである。
5に完全にシールされて取り付けられている場合は、ポ
ンプ105から移送パイプ114側に大気と連通する領
域を有する。しかもポンプ105が停止した際、流体
は、移送パイプ114から移送パイプ104へ自由に移
動できる状態である。そのため図4の構造では、移送パ
イプの流体が逆流する。
けであり、特に大きな問題とはならない。しかし図5に
示したような固形物の集合体から成るフィルタを採用し
た濾過装置では、この固形物を原水102内へ押し流す
力が働く。これは、第2のフィルタ107の劣化につな
がる。
2の底面と一致させるか、それよりも下方に配置させる
ことで、この逆流を阻止したことに特徴を有する。
ースの一端を差し込むと、ホースの水がバケツに流れる
か、ホースの他端からバケツの水を外に流すことができ
る現象と同じ現象である。ここではホースの他端が連通
領域となる。
底部よりも下方に配置されれば、移送パイプ104の流
体は、逆流せずに、ポンプ105へ向かって流れるよう
に力が働く。これは、濾過装置が停止していても吸引す
る働きが常に働くことになる。更には、原水が吸引され
ることになり、この力により第2のフィルタ107は、
保護されることになる。
し、移送パイプ104の流体の流れを止めることも可能
である。しかしこの調整は、非常に微妙であるので、こ
こでは、原水タンク102の底部よりも下方に配置させ
た方がよい。また移送パイプ104または114に逆止
弁を設けても良い。この場合、パイプの中の濾過流体の
流れを止めることができる。
第2の実施の形態と同様であり、ここではこれ以上の説
明は、省略する。
固形物から成る第2のフィルタを採用した場合、空間領
域の圧力を高めること、更には連通領域の位置を原水タ
ンク102の底部と一致させるか、または下方に配置さ
せることで、第2のフィルタの保護も可能となる。
ることにより、反応ガスの排出を可能にでき、更には、
空間領域の圧力を高めることにより強制排気と同時に第
2のフィルタの保護も可能となる。また連通領域の位置
によっても第2のフィルタの保護を可能とすることがで
きる。以上、本発明は、簡単なシステムで、安全且つモ
ータの負荷も少ない状態で、排水から被除去物と流体を
分離回収することができ、産業廃棄物を極力減らせ、リ
サイクルが可能な環境に優しい濾過システムが実現でき
る。
Claims (19)
- 【請求項1】 被除去物が混入された流体より成る原水
と、前記原水が投入された原水タンクと、前記原水に浸
漬された濾過装置とを有する濾過システムに於いて、 前記流体中に発生する反応ガスを排気する排気口を前記
原水タンクに設けたことを特徴とした濾過システム。 - 【請求項2】 前記流体中に発生する反応ガスは、強制
的に排気されることを特徴とした請求項1に記載の濾過
システム。 - 【請求項3】 前記原水内に気体を発生させる気体発生
装置を備え、前記流体中に発生する反応ガスは、強制的
に排気されることを特徴とした請求項1に記載の濾過シ
ステム。 - 【請求項4】 前記原水が投入された原水タンクは、前
記排気口をのぞいて実質密閉され、前記原水内に発生す
る気体により、前記流体中に発生する反応ガスが、強制
的に排気されることを特徴とした請求項1に記載の濾過
システム。 - 【請求項5】 被除去物が混入された流体より成る原水
と、前記原水が投入された実質密閉された原水タンク
と、前記原水に浸漬された吸引型の濾過装置と、前記原
水内に気体を発生させる気体発生装置とを有する濾過シ
ステムに於いて、 前記気体発生装置から発生する気体により、強制的に前
記流体中に発生する反応ガスを排気する排気口を前記原
水タンクに設け、 前記原水タンクには、前記気体と前記反応ガスから成る
空間領域が設けられ、前記空間領域の圧力が大気圧より
も大きくなるように前記排気口が設けられていることを
特徴とした濾過システム。 - 【請求項6】 前記吸引型の濾過装置は、フィルタ孔を
有した第1のフィルタと、前記第1のフィルタの表面に
設けられた固形物から成る第2のフィルタから成ること
を特徴とした請求項5に記載の濾過システム。 - 【請求項7】 前記吸引型の濾過装置は、フィルタ孔を
有した縦型の平膜から成る第1のフィルタと、前記第1
のフィルタの表面に設けられ、少なくとも表面が外力に
より移動可能な固形物から成る第2のフィルタから成る
ことを特徴とした請求項5に記載の濾過システム。 - 【請求項8】 前記被除去物は、Siを含み、前記流体
は、水から成ることを特徴とした請求項1〜請求項7の
いずれかに記載の濾過システム。 - 【請求項9】 前記被除去物は、Siインゴットを切
削、研磨または研削した際に発生するSi、半導体ウェ
ハをダイシング、研磨または研削した際に発生するS
i、半導体ウェハをダイシング、研磨または研削した際
に発生するSi酸化物、ガラスを切削、研磨または研削
した際に発生するSi酸化物または回路素子を封止する
封止樹脂を切削、研磨または研削した際に発生する樹脂
を含むことを特徴とした請求項1〜請求項7のいずれか
に記載の濾過システム。 - 【請求項10】 前記排気口には、排気量を調整する調
整手段が設けられることを特徴とした請求項1〜請求項
7のいずれかに記載の濾過システム。 - 【請求項11】 被除去物が混入された流体より成る原
水と、前記原水が投入された原水タンクと、前記原水に
浸漬され、フィルタ孔を有した第1のフィルタと、前記
第1のフィルタの表面に設けられた固形物から成る第2
のフィルタから成る濾過装置とを有する濾過システムに
於いて、 前記濾過装置とつながった移送手段は、前記移送手段の
一部に大気圧と連通する連通領域を有し、前記連通領域
は、前記原水の底部よりも下方に配置されることを特徴
とした濾過システム。 - 【請求項12】 前記濾過装置は吸引型であり、フィル
タ孔を有した縦型の平膜から成る第1のフィルタと、前
記第1のフィルタの表面に設けられ、少なくとも表面が
外力により移動可能な固形物から成る第2のフィルタか
ら成ることを特徴とした請求項11に記載の濾過システ
ム。 - 【請求項13】 前記固形物は、Si、酸化Siまたは
酸化アルミニウムから成り、前記フィルタ孔よりも大き
いサイズと小さいサイズの固形物から成ることを特徴と
した請求項12に記載の濾過システム。 - 【請求項14】 前記固形物は、切削、研磨または研削
により発生したものであることを特徴とした請求項12
に記載の濾過システム。 - 【請求項15】 前記固形物は、サイズおよび形状が異
なることを特徴とした請求項12〜請求項14のいずれ
かに記載の濾過システム。 - 【請求項16】 前記外力は、気泡の上昇により発生す
る外力、水流、振動により発生する事を特徴とした請求
項12に記載の濾過システム。 - 【請求項17】 前記被除去物は、Siインゴットを切
削、研磨または研削した際に発生するSi、半導体ウェ
ハをダイシング、研磨または研削した際に発生するS
i、半導体ウェハをダイシング、研磨または研削した際
に発生するSi酸化物、ガラスを切削、研磨または研削
した際に発生するSi酸化物または回路素子を封止する
封止樹脂を切削、研磨または研削した際に発生する樹脂
を含むことを特徴とした請求項12〜請求項14のいず
れかに記載の濾過システム。 - 【請求項18】 前記移送手段は、前記流体を移送する
移送ポンプが取り付けられることを特徴とした請求項1
5に記載の濾過システム。 - 【請求項19】 前記排水は、500〜40000pp
mであることを特徴とした請求項17に記載の濾過シス
テム。
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