JP2002251050A - 多色画像形成装置 - Google Patents
多色画像形成装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 タンデム型のカラー画像形成装置において、
トナー逆転写現像に起因する画像品質の低下を防止する
こと。 【解決手段】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
ステーションで各々形成された色像を用紙上に順次重ね
合わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各
画像形成ステーションの現像装置に対して直流バイアス
電圧を印加する直流電源と、前記直流バイアス電圧に交
流成分を重畳する交流電源とからなるバイアス電圧印加
装置を備え、バイアス電圧印加装置は、用紙搬送向上流
側に配置される画像形成ステーションから下流側に配置
される画像形成ステーションに移行するにつれて、各現
像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を
減少させる。
トナー逆転写現像に起因する画像品質の低下を防止する
こと。 【解決手段】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
ステーションで各々形成された色像を用紙上に順次重ね
合わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各
画像形成ステーションの現像装置に対して直流バイアス
電圧を印加する直流電源と、前記直流バイアス電圧に交
流成分を重畳する交流電源とからなるバイアス電圧印加
装置を備え、バイアス電圧印加装置は、用紙搬送向上流
側に配置される画像形成ステーションから下流側に配置
される画像形成ステーションに移行するにつれて、各現
像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を
減少させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、多色画像形成装
置に関し、とくに、電子写真方式のカラー複写機,カラ
ープリンタ等の感光体上に現像された現像剤像を、半導
電性転写ベルトにより転写材を搬送しながら順次多重転
写して画像を形成するタンデム型の画像形成装置に関す
る。
置に関し、とくに、電子写真方式のカラー複写機,カラ
ープリンタ等の感光体上に現像された現像剤像を、半導
電性転写ベルトにより転写材を搬送しながら順次多重転
写して画像を形成するタンデム型の画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の現像装置を備え、各現像装
置によってそれぞれ色の異なった可視画像(トナー像)
を形成し、これらのトナー像を最終的に同一用紙に重ね
て転写するカラー画像形成装置が種々提案されている。
一般に、カラー画像形成装置は単一ドラム型と多段ドラ
ム型(タンデム型)に大別される。
置によってそれぞれ色の異なった可視画像(トナー像)
を形成し、これらのトナー像を最終的に同一用紙に重ね
て転写するカラー画像形成装置が種々提案されている。
一般に、カラー画像形成装置は単一ドラム型と多段ドラ
ム型(タンデム型)に大別される。
【0003】図3は、従来の単一ドラム型のカラー画像
形成装置の主要部構成を模式的に示す図である。同図に
示すカラー画像形成装置では、単一の感光体ドラム1の
周面に沿って初期化帯電器2,レーザー光を照射する記
録ヘッド3,4個の現像器4a〜4dが配設されてお
り、感光体ドラム1に対向して転写部を形成する用紙巻
き付け半導電性ドラム5が配置されている。用紙巻き付
け半導電性ドラム5の円筒内部には、上記転写部に近接
して転写電流を放電するコロナ放電器6が配設されてい
る。
形成装置の主要部構成を模式的に示す図である。同図に
示すカラー画像形成装置では、単一の感光体ドラム1の
周面に沿って初期化帯電器2,レーザー光を照射する記
録ヘッド3,4個の現像器4a〜4dが配設されてお
り、感光体ドラム1に対向して転写部を形成する用紙巻
き付け半導電性ドラム5が配置されている。用紙巻き付
け半導電性ドラム5の円筒内部には、上記転写部に近接
して転写電流を放電するコロナ放電器6が配設されてい
る。
【0004】用紙巻き付け半導電性ドラム5は、図の矢
印Aで示すように、左下方向から搬入されてくる用紙
を、図の矢印Bで示すように反時計回り方向に卷着して
一周する。感光体ドラム1は、用紙巻き付け半導電性ド
ラム5の周面速度と同じ周面速度で、図の矢印Cで示す
ように時計回り方向に回転しながら、先ずM(マゼン
タ:赤色染料)のトナー像を形成し、このトナー像をコ
ロナ放電器6の放電電流によって用紙に転写する。次
に、再び用紙巻き付け半導電性ドラム5が一回転し、こ
れに応じて感光体ドラム1がC(シアン:緑味のある青
色)のトナー像を形成し、これをコロナ放電器6が用紙
上に転写して重ねる。
印Aで示すように、左下方向から搬入されてくる用紙
を、図の矢印Bで示すように反時計回り方向に卷着して
一周する。感光体ドラム1は、用紙巻き付け半導電性ド
ラム5の周面速度と同じ周面速度で、図の矢印Cで示す
ように時計回り方向に回転しながら、先ずM(マゼン
タ:赤色染料)のトナー像を形成し、このトナー像をコ
ロナ放電器6の放電電流によって用紙に転写する。次
に、再び用紙巻き付け半導電性ドラム5が一回転し、こ
れに応じて感光体ドラム1がC(シアン:緑味のある青
色)のトナー像を形成し、これをコロナ放電器6が用紙
上に転写して重ねる。
【0005】更に再び、用紙巻き付け半導電性ドラム5
が一回転し、これに応じて感光体ドラム1がY(イエロ
ー:黄色)のトナー像を形成し、これをコロナ放電器6
が用紙上に転写して重ねる。最後に再び用紙巻き付け半
導電性ドラム5が一回転し、これに応じて感光体ドラム
1がBk(ブラック:黒)のトナー像を形成し、これを
コロナ放電器6が用紙上に転写して重ねる。
が一回転し、これに応じて感光体ドラム1がY(イエロ
ー:黄色)のトナー像を形成し、これをコロナ放電器6
が用紙上に転写して重ねる。最後に再び用紙巻き付け半
導電性ドラム5が一回転し、これに応じて感光体ドラム
1がBk(ブラック:黒)のトナー像を形成し、これを
コロナ放電器6が用紙上に転写して重ねる。
【0006】そして、上記4色のトナー像の転写(塗り
重ね)が終了すると、用紙の巻き付けが解除され、用紙
は、搬送ベルト7によって、左方に配置されている定着
部8に搬送され、上記塗り重ねられた4色の転写トナー
像を紙面に熱定着される。
重ね)が終了すると、用紙の巻き付けが解除され、用紙
は、搬送ベルト7によって、左方に配置されている定着
部8に搬送され、上記塗り重ねられた4色の転写トナー
像を紙面に熱定着される。
【0007】このように、単一ドラム型のカラー画像形
成装置は、一枚(1頁)の用紙に対して、減法混色の三
原色であるM(マゼンタ)トナー,C(シアン)トナ
ー,Y(イエロー)トナー及び黒色部分の印字に専用さ
れるBk(ブラック)トナーの合計4種類のトナーを重
ねて転写するために、各トナー毎に個別に印字(露光,
記録,現像,及び転写)を行うから、用紙1頁に対して
印字工程が4回繰り返されることになり、したがって印
字処理に長時間を要する。
成装置は、一枚(1頁)の用紙に対して、減法混色の三
原色であるM(マゼンタ)トナー,C(シアン)トナ
ー,Y(イエロー)トナー及び黒色部分の印字に専用さ
れるBk(ブラック)トナーの合計4種類のトナーを重
ねて転写するために、各トナー毎に個別に印字(露光,
記録,現像,及び転写)を行うから、用紙1頁に対して
印字工程が4回繰り返されることになり、したがって印
字処理に長時間を要する。
【0008】これに対して、タンデム型のカラー画像形
成装置は、1工程で4種類のトナーを用紙に順次重ねて
転写するため、単一ドラム型に比較してほぼ4倍の処理
速度を有している。このため、近年、内部装置が小型化
され且つ組装置化(ユニット化)されて比較的安価にな
ったこととも相俟って、タンデム型のカラー画像形成装
置が主流となりつつある。
成装置は、1工程で4種類のトナーを用紙に順次重ねて
転写するため、単一ドラム型に比較してほぼ4倍の処理
速度を有している。このため、近年、内部装置が小型化
され且つ組装置化(ユニット化)されて比較的安価にな
ったこととも相俟って、タンデム型のカラー画像形成装
置が主流となりつつある。
【0009】図4はタンデム方式を適用するカラー画像
形成装置の概略構成を示す。図4において、ドラム状の
感光体1は図中の矢印方向に回転し、その周りに帯電用
ロールブラシ2,現像装置4,クリーニング装置10が
配置されている。帯電用ロールブラシ2は,感光体1表
面を均一に帯電するための帯電装置を構成する接触帯電
部材である。帯電用ロールブラシ2と現像装置4の間の
感光体表面に図示しない書き込み光学系からのレーザー
光3が照射され、感光体1に静電潜像が形成されるよう
になっている。
形成装置の概略構成を示す。図4において、ドラム状の
感光体1は図中の矢印方向に回転し、その周りに帯電用
ロールブラシ2,現像装置4,クリーニング装置10が
配置されている。帯電用ロールブラシ2は,感光体1表
面を均一に帯電するための帯電装置を構成する接触帯電
部材である。帯電用ロールブラシ2と現像装置4の間の
感光体表面に図示しない書き込み光学系からのレーザー
光3が照射され、感光体1に静電潜像が形成されるよう
になっている。
【0010】そして、このような感光体1を中心とした
4つの画像形成ステーションPa〜Pdが、転写材搬送
手段である転写搬送ベルト5に沿って並置されている。
転写搬送ベルト5は各画像形成ステーションの現像装置
4とクリーニング装置10の間で感光体1に当接してお
り、転写搬送ベルト5の感光体1と反対の面(裏面)に
は転写バイアスを印加するための転写ブラシ6が配置さ
れている。各画像形成ステーションPa〜Pdは現像装
置4内部のトナー色が異なるだけで、その他は全て同様
の構成となっている。
4つの画像形成ステーションPa〜Pdが、転写材搬送
手段である転写搬送ベルト5に沿って並置されている。
転写搬送ベルト5は各画像形成ステーションの現像装置
4とクリーニング装置10の間で感光体1に当接してお
り、転写搬送ベルト5の感光体1と反対の面(裏面)に
は転写バイアスを印加するための転写ブラシ6が配置さ
れている。各画像形成ステーションPa〜Pdは現像装
置4内部のトナー色が異なるだけで、その他は全て同様
の構成となっている。
【0011】図4に示す構成のカラー画像形成装置にお
いて、画像形成動作は次のようにして行われる。まず、
各画像形成ステーションPa〜Pdにおいて、感光体1
がカウンター方向に回転する帯電用ロールブラシ2によ
り帯電され、次に露光部でレーザー光3により、作成す
る各色の画像に対応した静電潜像が形成される。次に現
像装置4により潜像を現像してトナー像が形成される。
いて、画像形成動作は次のようにして行われる。まず、
各画像形成ステーションPa〜Pdにおいて、感光体1
がカウンター方向に回転する帯電用ロールブラシ2によ
り帯電され、次に露光部でレーザー光3により、作成す
る各色の画像に対応した静電潜像が形成される。次に現
像装置4により潜像を現像してトナー像が形成される。
【0012】現像装置4は、それぞれC(シアン),M
(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)のトナ
ーで現像を行う現像装置で、4つの感光体1上で作られ
た各色のトナー像は用紙上で重ねられる。用紙は給紙コ
ロ(図示せず)によりトレイ11から送り出され、一対
のレジストローラ12で一旦停止し、上記感光体1上へ
の画像形成とタイミングを合わせて転写搬送ベルト5に
送られる。転写搬送ベルト5上に用紙は搬送されて、各
感光体1との当接位置(転写部)で各色トナー像の転写
が行われる。
(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラック)のトナ
ーで現像を行う現像装置で、4つの感光体1上で作られ
た各色のトナー像は用紙上で重ねられる。用紙は給紙コ
ロ(図示せず)によりトレイ11から送り出され、一対
のレジストローラ12で一旦停止し、上記感光体1上へ
の画像形成とタイミングを合わせて転写搬送ベルト5に
送られる。転写搬送ベルト5上に用紙は搬送されて、各
感光体1との当接位置(転写部)で各色トナー像の転写
が行われる。
【0013】感光体1上のトナー像は、転写ブラシ6に
印加された転写バイアスと感光体1との電位差から形成
される電界により、用紙上に転写される。そして4つの
転写部を通過して4色のトナー像が重ねられた用紙は定
着装置8に搬送され、トナーが定着されて、図示しない
排紙部に排紙される。また、転写部で転写されずに各感
光体1に残った残留トナーは、クリーニング装置10で
回収される。
印加された転写バイアスと感光体1との電位差から形成
される電界により、用紙上に転写される。そして4つの
転写部を通過して4色のトナー像が重ねられた用紙は定
着装置8に搬送され、トナーが定着されて、図示しない
排紙部に排紙される。また、転写部で転写されずに各感
光体1に残った残留トナーは、クリーニング装置10で
回収される。
【0014】ところで、タンデム方式のカラー画像形成
装置では、最上流の画像形成ステーションPaの現像工
程で形成された第1色目のトナー像が用紙上に転写さ
れ、次の画像形成ステーションPbの現像工程で形成さ
れた第2色目のトナー像を用紙に重ねて転写する際に、
先に転写された第1色目のトナー像の一部が感光体1側
に逆転写される現象が生じる。
装置では、最上流の画像形成ステーションPaの現像工
程で形成された第1色目のトナー像が用紙上に転写さ
れ、次の画像形成ステーションPbの現像工程で形成さ
れた第2色目のトナー像を用紙に重ねて転写する際に、
先に転写された第1色目のトナー像の一部が感光体1側
に逆転写される現象が生じる。
【0015】同様のことは、第3色目、及び第4色目の
トナー像を用紙上に転写する際にも生じる。このため、
最下流の画像形成ユニットで第4色目のトナー像の転写
を終了した後では、用紙への第1色目のトナー像のトナ
ー付着量は、当初の付着量に比べて数10%に減少して
しまう。そして、同様な現象が第2色目のトナー像、及
び第3色目のトナー像にも生じる。
トナー像を用紙上に転写する際にも生じる。このため、
最下流の画像形成ユニットで第4色目のトナー像の転写
を終了した後では、用紙への第1色目のトナー像のトナ
ー付着量は、当初の付着量に比べて数10%に減少して
しまう。そして、同様な現象が第2色目のトナー像、及
び第3色目のトナー像にも生じる。
【0016】したがって、例えばトナー像の形成と転写
の工程を4回実施するものとした場合に各トナー像の最
終的な用紙への付着量は第1色目のトナー像が最も少な
めとなって、「第1色目の付着量」<「第2色目の付着
量」<「第3色目の付着量」<「第4色目の付着量」と
いうバランスの崩れた配色となる。(図5の曲線(b)
参照)。
の工程を4回実施するものとした場合に各トナー像の最
終的な用紙への付着量は第1色目のトナー像が最も少な
めとなって、「第1色目の付着量」<「第2色目の付着
量」<「第3色目の付着量」<「第4色目の付着量」と
いうバランスの崩れた配色となる。(図5の曲線(b)
参照)。
【0017】一方、図6に示す逆転写量と画像濃度との
関係よりわかるように、逆転写量が多くなるほど、画像
濃度は低下する。このため、下流の色ほど色濃度が高く
なって正しい色相から離れたカラー画像となってしまう
問題があった。
関係よりわかるように、逆転写量が多くなるほど、画像
濃度は低下する。このため、下流の色ほど色濃度が高く
なって正しい色相から離れたカラー画像となってしまう
問題があった。
【0018】これは、画像形成工程において感光体(ド
ラム又はベルト)の画像電位に応じて、現像ローラ上か
らトナーが感光体に付着する際、トナーは必ずしも一様
なマイナス電荷を帯びているわけではなく、マイナス極
性の弱いものや逆にプラス極性の電荷を有するものが混
在し、又転写後の感光体からの剥離工程で放電が生じて
後からプラス極性となるものがあり、これらが後段の転
写工程でプラス極性の転写電荷を受けるたびに少しずつ
感光体に逆戻りすることから生じる現象であるとされて
いる。
ラム又はベルト)の画像電位に応じて、現像ローラ上か
らトナーが感光体に付着する際、トナーは必ずしも一様
なマイナス電荷を帯びているわけではなく、マイナス極
性の弱いものや逆にプラス極性の電荷を有するものが混
在し、又転写後の感光体からの剥離工程で放電が生じて
後からプラス極性となるものがあり、これらが後段の転
写工程でプラス極性の転写電荷を受けるたびに少しずつ
感光体に逆戻りすることから生じる現象であるとされて
いる。
【0019】このような不都合を解決するために、タン
デム型の画像形成装置では、 (1)下流側ほど感光体の帯電電位の低減、低帯電量の
現像剤使用によって低電圧で転写することにより逆転写
現象等の異常画像の発生を抑制するものが知られている
(例えば、特開平8−106197号公報参照)。
デム型の画像形成装置では、 (1)下流側ほど感光体の帯電電位の低減、低帯電量の
現像剤使用によって低電圧で転写することにより逆転写
現象等の異常画像の発生を抑制するものが知られている
(例えば、特開平8−106197号公報参照)。
【0020】(2)また、各段の現像装置におけるドク
タブレードの当接圧を上流側から下流側に移行するにつ
れて順次強めて行く設定とするものや、感光体へのトナ
ー付着量が上流側が下流側よりも多くなる付着量制御を
行うとともに、各段で使用するトナーの粒子径や流動性
等の特性を配慮するものも知られている(例えば、特開
平9−319179号公報参照)。
タブレードの当接圧を上流側から下流側に移行するにつ
れて順次強めて行く設定とするものや、感光体へのトナ
ー付着量が上流側が下流側よりも多くなる付着量制御を
行うとともに、各段で使用するトナーの粒子径や流動性
等の特性を配慮するものも知られている(例えば、特開
平9−319179号公報参照)。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記(1)
のものは、主にトナーの特性に依存して対応する内容で
あり、トナーの特性管理に手間や経費を要すだけでな
く、各段毎に目標帯電電位やトナー帯電量を単純に変化
させるので、システム全体でみると転写工程に絡む異常
画像を発生する傾向がある。
のものは、主にトナーの特性に依存して対応する内容で
あり、トナーの特性管理に手間や経費を要すだけでな
く、各段毎に目標帯電電位やトナー帯電量を単純に変化
させるので、システム全体でみると転写工程に絡む異常
画像を発生する傾向がある。
【0022】また、上記(2)のものは、逆転写現象が
発生するのを見越し、予め上流側ほど感光体へのトナー
付着量を多くするトナー付着量制御を行うので、トナー
消費量が増加に繋がり易い。
発生するのを見越し、予め上流側ほど感光体へのトナー
付着量を多くするトナー付着量制御を行うので、トナー
消費量が増加に繋がり易い。
【0023】この発明は、このような事情を考慮してな
されたもので、トナー特性への依存やトナー消費量の増
大を回避するとともに、複数の転写工程におけるトナー
逆転写現象を抑制し、色再現性に優れた最終画像を効率
的に形成することのできるカラー画像形成装置を提供す
るものである。
されたもので、トナー特性への依存やトナー消費量の増
大を回避するとともに、複数の転写工程におけるトナー
逆転写現象を抑制し、色再現性に優れた最終画像を効率
的に形成することのできるカラー画像形成装置を提供す
るものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、感光体を中
心とする画像形成ステーションが、用紙搬送方向に沿っ
て複数配設され、各画像形成ステーションで各々形成さ
れた色像を用紙上に順次重ね合わせて画像を形成する多
色画像形成装置において、各画像形成ステーションの現
像装置に対して直流バイアス電圧を印加する直流電源
と、前記直流バイアス電圧に交流成分を重畳する交流電
源とからなるバイアス電圧印加装置を備え、バイアス電
圧印加装置は、用紙搬送向上流側に配置される画像形成
ステーションから下流側に配置される画像形成ステーシ
ョンに移行するにつれて、各現像装置に印加する現像バ
イアス電圧の交流成分の振幅を減少させることを特徴と
する多色画像形成装置を提供するものである。
心とする画像形成ステーションが、用紙搬送方向に沿っ
て複数配設され、各画像形成ステーションで各々形成さ
れた色像を用紙上に順次重ね合わせて画像を形成する多
色画像形成装置において、各画像形成ステーションの現
像装置に対して直流バイアス電圧を印加する直流電源
と、前記直流バイアス電圧に交流成分を重畳する交流電
源とからなるバイアス電圧印加装置を備え、バイアス電
圧印加装置は、用紙搬送向上流側に配置される画像形成
ステーションから下流側に配置される画像形成ステーシ
ョンに移行するにつれて、各現像装置に印加する現像バ
イアス電圧の交流成分の振幅を減少させることを特徴と
する多色画像形成装置を提供するものである。
【0025】
【発明の実施の形態】図6に示すように、逆転写量と画
像濃度との関係は、逆転写量が多い場合に画像濃度が低
くなり、逆転写量が少ない場合に画像濃度が高くなる関
係にある。従って、タンデム方式では、上流側に配置さ
れる現像剤ほど後段の転写工程の影響を受ける度合いが
高く、第1層目(最下層)から第4層目(最上層)へ移
行するに伴って順次逆転写量が減少して行くので、転写
順の遅い現像剤、即ち、上層側に配される現像剤ほど逆
転写量が少なく、従って画像濃度低下が少なく抑えられ
る。
像濃度との関係は、逆転写量が多い場合に画像濃度が低
くなり、逆転写量が少ない場合に画像濃度が高くなる関
係にある。従って、タンデム方式では、上流側に配置さ
れる現像剤ほど後段の転写工程の影響を受ける度合いが
高く、第1層目(最下層)から第4層目(最上層)へ移
行するに伴って順次逆転写量が減少して行くので、転写
順の遅い現像剤、即ち、上層側に配される現像剤ほど逆
転写量が少なく、従って画像濃度低下が少なく抑えられ
る。
【0026】このため、トナーの転写順(画像形成ステ
ーションの上流側から下流側に向かう方向)に伴って、
図7に示すように、感光体へのトナー付着量を徐々に少
なくすることが有効である。即ち、各現像剤色の画像形
成ステーションの転写効率は略一定であるので、感光体
へのトナー付着量と転写材上へ転写されるトナー量とは
相関する。したがって、各画像形成ステーションの転写
工程で転写材上へ転写されるトナー量が逆転写現象で感
光体側へ逆戻りして減少する量に見合う量だけ多けれ
ば、逆転写現象による画像濃度低下を防止することがで
きる。
ーションの上流側から下流側に向かう方向)に伴って、
図7に示すように、感光体へのトナー付着量を徐々に少
なくすることが有効である。即ち、各現像剤色の画像形
成ステーションの転写効率は略一定であるので、感光体
へのトナー付着量と転写材上へ転写されるトナー量とは
相関する。したがって、各画像形成ステーションの転写
工程で転写材上へ転写されるトナー量が逆転写現象で感
光体側へ逆戻りして減少する量に見合う量だけ多けれ
ば、逆転写現象による画像濃度低下を防止することがで
きる。
【0027】ところで、適宜レベルの直流に振幅Vp−
pの交流電圧を重畳した現像バイアス電圧を現像ローラ
へ印加し、このバイアス電圧によって現像領域中でトナ
ーを加振し、トナーが感光体上の静電潜像に移行しやす
い状態を作り出すことができる。つまり図8に示すよう
に振幅Vp−pの大きさによって感光体へのトナー付着
量を制御することができ、その結果、図9に示すように
Vp−pによって画像濃度を制御することが可能とな
る。
pの交流電圧を重畳した現像バイアス電圧を現像ローラ
へ印加し、このバイアス電圧によって現像領域中でトナ
ーを加振し、トナーが感光体上の静電潜像に移行しやす
い状態を作り出すことができる。つまり図8に示すよう
に振幅Vp−pの大きさによって感光体へのトナー付着
量を制御することができ、その結果、図9に示すように
Vp−pによって画像濃度を制御することが可能とな
る。
【0028】従って、この発明の画像形成装置は、感光
体を中心とする画像形成ステーションが、用紙搬送方向
に沿って複数配設され、各画像形成ステーションで各々
形成された色像を用紙上に順次重ね合わせて画像を形成
する多色画像形成装置において、各画像形成ステーショ
ンの現像装置に対して直流バイアス電圧を印加する直流
電源と、前記直流バイアス電圧に交流成分を重畳する交
流電源とからなるバイアス電圧印加装置を備え、バイア
ス電圧印加装置は、用紙搬送向上流側に配置される画像
形成ステーションから下流側に配置される画像形成ステ
ーションに移行するにつれて、各現像装置に印加する現
像バイアス電圧の交流成分の振幅を減少させることを特
徴とする。
体を中心とする画像形成ステーションが、用紙搬送方向
に沿って複数配設され、各画像形成ステーションで各々
形成された色像を用紙上に順次重ね合わせて画像を形成
する多色画像形成装置において、各画像形成ステーショ
ンの現像装置に対して直流バイアス電圧を印加する直流
電源と、前記直流バイアス電圧に交流成分を重畳する交
流電源とからなるバイアス電圧印加装置を備え、バイア
ス電圧印加装置は、用紙搬送向上流側に配置される画像
形成ステーションから下流側に配置される画像形成ステ
ーションに移行するにつれて、各現像装置に印加する現
像バイアス電圧の交流成分の振幅を減少させることを特
徴とする。
【0029】さらに、バイアス電圧印加装置は、用紙搬
送方向上流側に配置される画像形成ステーションから下
流側に配置される画像形成ステーションに移行するにつ
れて、各現像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成
分の振幅を段階的に減少させてもよい。
送方向上流側に配置される画像形成ステーションから下
流側に配置される画像形成ステーションに移行するにつ
れて、各現像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成
分の振幅を段階的に減少させてもよい。
【0030】また、この発明は、感光体を中心とする画
像形成ステーションが、用紙搬送方向に沿って複数配設
され、各画像形成ステーションで各々形成された色像を
用紙上に順次重ね合わせて画像を形成する多色画像形成
装置において、各画像形成ステーションの現像装置に対
して直流バイアス電圧を印加する直流電源と、少なくと
も用紙搬送方向最上流側に配置される画像形成ステーシ
ョンの現像装置に対して前記直流バイアス電圧に交流成
分を重畳する交流電源とからなるバイアス電圧印加装置
であってもよい。
像形成ステーションが、用紙搬送方向に沿って複数配設
され、各画像形成ステーションで各々形成された色像を
用紙上に順次重ね合わせて画像を形成する多色画像形成
装置において、各画像形成ステーションの現像装置に対
して直流バイアス電圧を印加する直流電源と、少なくと
も用紙搬送方向最上流側に配置される画像形成ステーシ
ョンの現像装置に対して前記直流バイアス電圧に交流成
分を重畳する交流電源とからなるバイアス電圧印加装置
であってもよい。
【0031】この場合、バイアス電圧印加装置は、各画
像形成ステーションの現像装置に印加する直流バイアス
電圧に交流成分を重畳する交流電源を備え、用紙搬送向
最上流側に配置される画像形成ステーションの現像装置
に対して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を
下流側に配置される各画像形成ステーションの現像装置
に対して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅よ
りも高く設定するようにしてもよい。
像形成ステーションの現像装置に印加する直流バイアス
電圧に交流成分を重畳する交流電源を備え、用紙搬送向
最上流側に配置される画像形成ステーションの現像装置
に対して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を
下流側に配置される各画像形成ステーションの現像装置
に対して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅よ
りも高く設定するようにしてもよい。
【0032】最上流側の画像形成ステーションに配設さ
れた現像装置に黒色現像剤が収容され、これより下流側
の各画像形成ステーションに配置された現像装置に、シ
アン,マゼンタ,イエローの各現像剤がそれぞれ収容さ
れることが好ましい。これによって、転写後の積層順は
黒色トナーが1層目(最下層)となり、色再現性が向上
する。黒色は他の色に比べて、フルカラー画像の色目へ
のかかわりは小さいので、逆転写にて濃度低下の恐れの
多い最異上流側の画像形成ステーションの色として黒色
を選択することで、逆転写による画質への影響が、より
効果的に抑えられる。
れた現像装置に黒色現像剤が収容され、これより下流側
の各画像形成ステーションに配置された現像装置に、シ
アン,マゼンタ,イエローの各現像剤がそれぞれ収容さ
れることが好ましい。これによって、転写後の積層順は
黒色トナーが1層目(最下層)となり、色再現性が向上
する。黒色は他の色に比べて、フルカラー画像の色目へ
のかかわりは小さいので、逆転写にて濃度低下の恐れの
多い最異上流側の画像形成ステーションの色として黒色
を選択することで、逆転写による画質への影響が、より
効果的に抑えられる。
【0033】なお、現像バイアス電圧の詳細な仕様は、
適応する画像形成装置の機種ごとに色々であるが、数百
Vの直流に、1000V〜数千Vの振幅で、1000〜
数千Hzの周波数の交流を重畳することが一般的であ
る。例えば、ピーク電圧幅Vp−pの上限値は現像部の
間隙放電電界値によって決定され、下限値は現像ローラ
上及びキャリア粒子上のトナーの飛翔限界値によって決
定され、例えば300〜2000Vである。そして、ピ
ーク電圧幅Vp−pの周波数についても、600Hz以
上、好ましくは1000〜3000Hz程度の比較的高
い値で良好な画像が得られる。
適応する画像形成装置の機種ごとに色々であるが、数百
Vの直流に、1000V〜数千Vの振幅で、1000〜
数千Hzの周波数の交流を重畳することが一般的であ
る。例えば、ピーク電圧幅Vp−pの上限値は現像部の
間隙放電電界値によって決定され、下限値は現像ローラ
上及びキャリア粒子上のトナーの飛翔限界値によって決
定され、例えば300〜2000Vである。そして、ピ
ーク電圧幅Vp−pの周波数についても、600Hz以
上、好ましくは1000〜3000Hz程度の比較的高
い値で良好な画像が得られる。
【0034】また、この発明における用紙は、紙製や樹
脂製のシート状記録媒体を含み、これには市販のコピー
用紙やOHP用フィルムを用いることができる。
脂製のシート状記録媒体を含み、これには市販のコピー
用紙やOHP用フィルムを用いることができる。
【0035】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。これによってこの発明が限定されるもので
はない。第1実施例 図1は第1実施例のタンデム型カラー画像形成装置の概
略構成を示す構成説明図である。図1において、ドラム
状の感光体6B,6C,6M,6Yは図中の矢印X方向
に回転し、その周りに帯電器1B,1C,1M,1Y、
現像装置3B,3C,3M,3Y、クリーニング装置5
B,5C,5M,5Yがそれぞれ配置されている。
を詳述する。これによってこの発明が限定されるもので
はない。第1実施例 図1は第1実施例のタンデム型カラー画像形成装置の概
略構成を示す構成説明図である。図1において、ドラム
状の感光体6B,6C,6M,6Yは図中の矢印X方向
に回転し、その周りに帯電器1B,1C,1M,1Y、
現像装置3B,3C,3M,3Y、クリーニング装置5
B,5C,5M,5Yがそれぞれ配置されている。
【0036】帯電器1B,1C,1M,1Yは、感光体
6B,6C,6M,6Yの表面をそれぞれ均一に帯電す
る。帯電器1B,1C,1M,1Yと現像装置3B,3
C,3M,3Yの間の感光体表面にそれぞれ書き込み光
学系2B,2C,2M,2Yからのレーザー光が照射さ
れ、感光体6B,6C,6M,6Yにそれぞれ静電潜像
が形成されるようになっている。
6B,6C,6M,6Yの表面をそれぞれ均一に帯電す
る。帯電器1B,1C,1M,1Yと現像装置3B,3
C,3M,3Yの間の感光体表面にそれぞれ書き込み光
学系2B,2C,2M,2Yからのレーザー光が照射さ
れ、感光体6B,6C,6M,6Yにそれぞれ静電潜像
が形成されるようになっている。
【0037】そして、このような感光体6B,6C,6
M,6Yをそれぞれ中心とした4つの画像形成ステーシ
ョン20B,20C,20M,20Yが、用紙搬送手段
である転写搬送ベルト27に沿って並置されている。
M,6Yをそれぞれ中心とした4つの画像形成ステーシ
ョン20B,20C,20M,20Yが、用紙搬送手段
である転写搬送ベルト27に沿って並置されている。
【0038】転写搬送ベルト27は各画像形成ステーシ
ョンの現像装置3B,3C,3M,3Yとクリーニング
装置5B,5C,5M,5Yとの間で感光体6B,6
C,6M,6Yにそれぞれ当接しており、転写搬送ベル
ト27の感光体の反対側には転写バイアスを印加するた
めの転写ローラ4B,4C,4M,4Yが配置されてい
る。
ョンの現像装置3B,3C,3M,3Yとクリーニング
装置5B,5C,5M,5Yとの間で感光体6B,6
C,6M,6Yにそれぞれ当接しており、転写搬送ベル
ト27の感光体の反対側には転写バイアスを印加するた
めの転写ローラ4B,4C,4M,4Yが配置されてい
る。
【0039】画像形成ステーション20B,20C,2
0M,20Yは現像装置3B,3C,3M,3Yの内部
のトナー色がそれぞれ、ブラック,シアン,マゼンタ,
イエローとなっている。また、転写搬送ベルト27はロ
ーラ20,21によって駆動される。また、転写搬送ベ
ルト27の下方には、発光素子12と受光素子13から
なるトナー濃度センサー10と、クリーニング装置14
とが設けられ、用紙Pへの実際の画像形成の前又は所定
枚数の用紙Pへの画像形成を行った後に、転写搬送ベル
ト27上に直接トナー画像形成を行ってトナー付着量を
確認すると共に、付着トナーを清掃するようになってい
る。
0M,20Yは現像装置3B,3C,3M,3Yの内部
のトナー色がそれぞれ、ブラック,シアン,マゼンタ,
イエローとなっている。また、転写搬送ベルト27はロ
ーラ20,21によって駆動される。また、転写搬送ベ
ルト27の下方には、発光素子12と受光素子13から
なるトナー濃度センサー10と、クリーニング装置14
とが設けられ、用紙Pへの実際の画像形成の前又は所定
枚数の用紙Pへの画像形成を行った後に、転写搬送ベル
ト27上に直接トナー画像形成を行ってトナー付着量を
確認すると共に、付着トナーを清掃するようになってい
る。
【0040】このような構成において、画像形成動作は
次のようにして行われる。まず、各画像形成ステーショ
ン20B,20C,20M,20Yにおいて、感光体6
B,6C,6M,6Yが帯電器1B,1C,1M,1Y
により帯電され、次に光学系2B,2C,2M,2Yか
らのレーザー光により、作成する各色の画像に対応した
静電潜像が形成される。
次のようにして行われる。まず、各画像形成ステーショ
ン20B,20C,20M,20Yにおいて、感光体6
B,6C,6M,6Yが帯電器1B,1C,1M,1Y
により帯電され、次に光学系2B,2C,2M,2Yか
らのレーザー光により、作成する各色の画像に対応した
静電潜像が形成される。
【0041】次に現像装置3B,3C,3M,3Yによ
り潜像を現像してトナー像が形成される。現像装置3
B,3C,3M,3Yは、それぞれB(ブラック),C
(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のトナー
で現像を行い、4つの感光体6B,6C,6M,6Y上
で作られた各色のトナー像は用紙P上で重ねられる。
り潜像を現像してトナー像が形成される。現像装置3
B,3C,3M,3Yは、それぞれB(ブラック),C
(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)のトナー
で現像を行い、4つの感光体6B,6C,6M,6Y上
で作られた各色のトナー像は用紙P上で重ねられる。
【0042】用紙Pは図示しないトレイから矢印Y方向
に送り出され、転写搬送ベルト27上に保持された用紙
Pは搬送されて、感光体6B,6C,6M,6Yの当接
位置(転写部)で各色トナー像の転写が行われる。感光
体6B,6C,6M,6Y上のトナー像は、転写ローラ
4B,4C,4M,4Yに印加された転写バイアスと感
光体6B,6C,6M,6Yとの電位差からそれぞれ形
成される電界により用紙P上に転写される。
に送り出され、転写搬送ベルト27上に保持された用紙
Pは搬送されて、感光体6B,6C,6M,6Yの当接
位置(転写部)で各色トナー像の転写が行われる。感光
体6B,6C,6M,6Y上のトナー像は、転写ローラ
4B,4C,4M,4Yに印加された転写バイアスと感
光体6B,6C,6M,6Yとの電位差からそれぞれ形
成される電界により用紙P上に転写される。
【0043】そして4つの転写ローラ4B,4C,4
M,4Yを通過して4色のトナー像が重ねられた用紙は
定着装置28に搬送され、トナーが定着されて、図示し
ない排紙部に排紙される。
M,4Yを通過して4色のトナー像が重ねられた用紙は
定着装置28に搬送され、トナーが定着されて、図示し
ない排紙部に排紙される。
【0044】また、転写部で転写されずに感光体6B,
6C,6M,6Yに残った残留トナーは、クリーニング
装置5B,5C,5M,5Yでそれぞれ回収される。
尚、図1では画像形成ステーション20B,20C,2
0M,20Yは用紙搬送方向上流側から下流側に向け
て、B(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),
Y(イエロー)の順で並んでいるが、この順番に限るも
のでは無く、色順は任意に設定されるものである。
6C,6M,6Yに残った残留トナーは、クリーニング
装置5B,5C,5M,5Yでそれぞれ回収される。
尚、図1では画像形成ステーション20B,20C,2
0M,20Yは用紙搬送方向上流側から下流側に向け
て、B(ブラック),C(シアン),M(マゼンタ),
Y(イエロー)の順で並んでいるが、この順番に限るも
のでは無く、色順は任意に設定されるものである。
【0045】ところで、タンデム型では前述のように現
像ステーションの上流側ステーションで一旦用紙上に転
写された未定着トナーが、すぐ下流側のステーションで
奪われてしまう逆転写現象が発生し、良好なカラー画像
が得られなくなる。この実施例では、その逆転写現象を
防止するために、現象装置3B,3C,3M,3Yにそ
れぞれ現像バイアス電圧を印加する直流電源31B,3
1C,31M,31Yと交流電源(出力電圧および周波
数が可変)32B,32C,32M,32Yとを備え、
表1のように設定する。
像ステーションの上流側ステーションで一旦用紙上に転
写された未定着トナーが、すぐ下流側のステーションで
奪われてしまう逆転写現象が発生し、良好なカラー画像
が得られなくなる。この実施例では、その逆転写現象を
防止するために、現象装置3B,3C,3M,3Yにそ
れぞれ現像バイアス電圧を印加する直流電源31B,3
1C,31M,31Yと交流電源(出力電圧および周波
数が可変)32B,32C,32M,32Yとを備え、
表1のように設定する。
【0046】
【表1】
【0047】つまり、全ての画像形成ステーションの現
像工程に対し、直流成分に交流成分を重畳した現像バイ
アス電圧を印加している。現像バイアス電圧の直流成分
は−500Vとし、交流成分の周波数f=2500Hz
は全ての画像形成ステーションで共通である。交流成分
の振幅(ピーク電圧幅)Vp−pを、上流側から順次2
400V〜1500Vの範囲で、段階的に減少させる。
ただし、現像バイアス電圧の交流成分の周波数fと、振
幅(ピーク電圧幅)Vp−pとの関係においてf≧Vp
−pの関係を維持する。この実施例によれば、図6の曲
線(a)に示すように各層共、用紙へのトナー付着量
(画像濃度)がほぼ一定になることが確認された。
像工程に対し、直流成分に交流成分を重畳した現像バイ
アス電圧を印加している。現像バイアス電圧の直流成分
は−500Vとし、交流成分の周波数f=2500Hz
は全ての画像形成ステーションで共通である。交流成分
の振幅(ピーク電圧幅)Vp−pを、上流側から順次2
400V〜1500Vの範囲で、段階的に減少させる。
ただし、現像バイアス電圧の交流成分の周波数fと、振
幅(ピーク電圧幅)Vp−pとの関係においてf≧Vp
−pの関係を維持する。この実施例によれば、図6の曲
線(a)に示すように各層共、用紙へのトナー付着量
(画像濃度)がほぼ一定になることが確認された。
【0048】第2実施例 この実施例は、図1と同等の構成を有し、直流電源31
B,31C,31M,31Yと交流電源32B,32
C,32M,32Yとによる現像バイアス電圧の直流成
分と交流成分のみを表2のように設定したものである。
B,31C,31M,31Yと交流電源32B,32
C,32M,32Yとによる現像バイアス電圧の直流成
分と交流成分のみを表2のように設定したものである。
【0049】
【表2】
【0050】つまり、全ての画像形成ステーションの現
像工程に対し、直流成分に交流成分を重畳した現像バイ
アス電圧を印加している。現像バイアス電圧の直流成分
は−500Vとし、交流成分の周波数f=2500Hz
は全ての画像形成ステーションで共通である。最上流に
位置する画像形成ステーションの現像バイアス電圧の交
流成分の振幅(ピーク電圧幅)Vp−pのみ、他の画像
形成ステーションの現像バイアス電圧の交流成分の振幅
Vp−pよりも大きくなるように設定としている。ただ
し、現像バイアス電圧の交流成分の周波数fと、振幅V
p−pとの関係においてf≧Vp−pの関係を維持す
る。この実施例においても第1実施例に近い効果が確認
された。
像工程に対し、直流成分に交流成分を重畳した現像バイ
アス電圧を印加している。現像バイアス電圧の直流成分
は−500Vとし、交流成分の周波数f=2500Hz
は全ての画像形成ステーションで共通である。最上流に
位置する画像形成ステーションの現像バイアス電圧の交
流成分の振幅(ピーク電圧幅)Vp−pのみ、他の画像
形成ステーションの現像バイアス電圧の交流成分の振幅
Vp−pよりも大きくなるように設定としている。ただ
し、現像バイアス電圧の交流成分の周波数fと、振幅V
p−pとの関係においてf≧Vp−pの関係を維持す
る。この実施例においても第1実施例に近い効果が確認
された。
【0051】第3実施例 この実施例は、図2に示すように構成される。これは、
図1に示す実施例から交流電源32C,32M,32Y
を除去し、直流電源31B,31C,31M,31Yと
交流電源32Bとによる現像バイアス電圧の直流成分と
交流成分とを表3のように設定したものである。その他
の構成は図1と同等である。
図1に示す実施例から交流電源32C,32M,32Y
を除去し、直流電源31B,31C,31M,31Yと
交流電源32Bとによる現像バイアス電圧の直流成分と
交流成分とを表3のように設定したものである。その他
の構成は図1と同等である。
【0052】
【表3】
【0053】つまり、全ての画像形成ステーションの現
像工程に対して、現像バイアス電圧として直流電圧−5
00Vを印加するが、最上流に位置する画像形成ステー
ションの現像バイアス電圧にのみ振幅(ピーク電圧幅)
Vp−p=1500V、周波数f=2000Hzの交流
成分を重畳する。ただし、現像バイアス電圧の交流成分
の周波数fと、振幅Vp−pとの関係においてf≧Vp
−pの関係を維持する。この実施例においても第1実施
例に近い効果が確認された。
像工程に対して、現像バイアス電圧として直流電圧−5
00Vを印加するが、最上流に位置する画像形成ステー
ションの現像バイアス電圧にのみ振幅(ピーク電圧幅)
Vp−p=1500V、周波数f=2000Hzの交流
成分を重畳する。ただし、現像バイアス電圧の交流成分
の周波数fと、振幅Vp−pとの関係においてf≧Vp
−pの関係を維持する。この実施例においても第1実施
例に近い効果が確認された。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、用紙搬送方向の上流
側に位置する画像形成ステーションの現像装置に対して
印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅(ピーク電
圧幅)が下流側の画像形成ステーションの現像装置に対
して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅(ピー
ク電圧幅)よりも大きく設定されるので、上流側に位置
する現像装置が収容する現像剤ほど感光体への付着量が
大きくなり、多色画像形成の際に下流側ステーションで
の逆転写現象による濃度低下が発生し難い。従って、良
好なバランスの多色画像を得ることができる。
側に位置する画像形成ステーションの現像装置に対して
印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅(ピーク電
圧幅)が下流側の画像形成ステーションの現像装置に対
して印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅(ピー
ク電圧幅)よりも大きく設定されるので、上流側に位置
する現像装置が収容する現像剤ほど感光体への付着量が
大きくなり、多色画像形成の際に下流側ステーションで
の逆転写現象による濃度低下が発生し難い。従って、良
好なバランスの多色画像を得ることができる。
【図1】この発明の第1実施例の構成を示す構成説明図
である。
である。
【図2】この発明の第3実施例の構成を示す構成説明図
である。
である。
【図3】従来例を示す構成説明図である。
【図4】他の従来例を示す構成説明図である。
【図5】第1実施例の用紙に対する画像濃度を従来例と
比較して示すグラフである。
比較して示すグラフである。
【図6】感光体へのトナーの逆転写量と画像濃度との関
係を示すグラフである。
係を示すグラフである。
【図7】転写順序とトナー付着量との関係を示すグラフ
である。
である。
【図8】この発明の交流バイアス電圧に対する感光体へ
のトナー付着量を示すグラフである。
のトナー付着量を示すグラフである。
【図9】この発明の交流バイアス電圧に対する用紙の画
像濃度を示すグラフである。
像濃度を示すグラフである。
1B 帯電器 1C 帯電器 1M 帯電器 1Y 帯電器 2B 光学系 2C 光学系 2M 光学系 2Y 光学系 3B 現像装置 3C 現像装置 3M 現像装置 3Y 現像装置 4B 転写ローラ 4C 転写ローラ 4M 転写ローラ 4Y 転写ローラ 5B クリーニング装置 5C クリーニング装置 5M クリーニング装置 5Y クリーニング装置 6B 感光体 6C 感光体 6M 感光体 6Y 感光体 10 トナー濃度センサー 12 発光素子 13 受光素子 14 クリーニング装置 20B 画像形成ステーション 20C 画像形成ステーション 20M 画像形成ステーション 20Y 画像形成ステーション 20 ローラ 21 ローラ 27 転写搬送ベルト 28 定着装置 31B 直流電源 31C 直流電源 31M 直流電源 31Y 直流電源 32B 交流電源 32C 交流電源 32M 交流電源 32Y 交流電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西光 英二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森國 修市 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中村 昌次 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 辻 雅博 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 EA05 EB04 ED09 2H030 AA02 AB02 BB23 BB34 2H073 AA02 BA04 BA13 BA21 CA22
Claims (6)
- 【請求項1】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
ステーションで各々形成された色像を用紙上に順次重ね
合わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各
画像形成ステーションの現像装置に対して直流バイアス
電圧を印加する直流電源と、前記直流バイアス電圧に交
流成分を重畳する交流電源とからなるバイアス電圧印加
装置を備え、バイアス電圧印加装置は、用紙搬送向上流
側に配置される画像形成ステーションから下流側に配置
される画像形成ステーションに移行するにつれて、各現
像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を
減少させることを特徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項2】 バイアス電圧印加装置は、用紙搬送方向
上流側に配置される画像形成ステーションから下流側に
配置される画像形成ステーションに移行するにつれて、
各現像装置に印加する現像バイアス電圧の交流成分の振
幅を段階的に減少させることを特徴とする請求項1記載
の多色画像形成装置。 - 【請求項3】 用紙搬送方向の最上流側の画像形成ステ
ーションは、その現像装置に黒色現像剤が収容され、こ
れより下流側の各画像形成ステーションは、その現像装
置にシアン,マゼンタ,イエローの各現像剤がそれぞれ
収容されることを特徴とする請求項1又は2に記載の多
色画像形成装置。 - 【請求項4】 感光体を中心とする画像形成ステーショ
ンが、用紙搬送方向に沿って複数配設され、各画像形成
ステーションで各々形成された色像を用紙上に順次重ね
合わせて画像を形成する多色画像形成装置において、各
画像形成ステーションの現像装置に対して直流バイアス
電圧を印加する直流電源と、少なくとも用紙搬送方向最
上流側に配置される画像形成ステーションの現像装置に
対して前記直流バイアス電圧に交流成分を重畳する交流
電源とからなるバイアス電圧印加装置を備えることを特
徴とする多色画像形成装置。 - 【請求項5】 バイアス電圧印加装置は、各画像形成ス
テーションの現像装置に印加する直流バイアス電圧に交
流成分を重畳する交流電源を備え、用紙搬送向最上流側
に配置される画像形成ステーションの現像装置に対して
印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅を下流側に
配置される各画像形成ステーションの現像装置に対して
印加する現像バイアス電圧の交流成分の振幅よりも高く
設定することを特徴とする請求項1記載の多色画像形成
装置。 - 【請求項6】 用紙搬送方向の最上流側の画像形成ステ
ーションは、その現像装置に黒色現像剤が収容され、こ
れより下流側の各画像形成ステーションは、その現像装
置にシアン,マゼンタ,イエローの各現像剤がそれぞれ
収容されることを特徴とする請求項4又は5に記載の多
色画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001046974A JP2002251050A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 多色画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001046974A JP2002251050A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 多色画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002251050A true JP2002251050A (ja) | 2002-09-06 |
Family
ID=18908495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001046974A Pending JP2002251050A (ja) | 2001-02-22 | 2001-02-22 | 多色画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002251050A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7123859B2 (en) | 2003-12-26 | 2006-10-17 | Samsung Electronics Co, Ltd. | Image forming apparatus reducing adhesion of residual toner to a photosensitive conductor |
JP2006313244A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010008641A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2016218120A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2001
- 2001-02-22 JP JP2001046974A patent/JP2002251050A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7123859B2 (en) | 2003-12-26 | 2006-10-17 | Samsung Electronics Co, Ltd. | Image forming apparatus reducing adhesion of residual toner to a photosensitive conductor |
JP2006313244A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2010008641A (ja) * | 2008-06-26 | 2010-01-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2016218120A (ja) * | 2015-05-15 | 2016-12-22 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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