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JP2002247309A - イメージスキャナ - Google Patents

イメージスキャナ

Info

Publication number
JP2002247309A
JP2002247309A JP2001046231A JP2001046231A JP2002247309A JP 2002247309 A JP2002247309 A JP 2002247309A JP 2001046231 A JP2001046231 A JP 2001046231A JP 2001046231 A JP2001046231 A JP 2001046231A JP 2002247309 A JP2002247309 A JP 2002247309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
disk
pulley
image scanner
rotating roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001046231A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiro Ishikawa
芳朗 石川
Tsuguo Noda
嗣男 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001046231A priority Critical patent/JP2002247309A/ja
Priority to US09/939,736 priority patent/US7139106B2/en
Publication of JP2002247309A publication Critical patent/JP2002247309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/04Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa
    • H04N1/10Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces
    • H04N1/107Scanning arrangements, i.e. arrangements for the displacement of active reading or reproducing elements relative to the original or reproducing medium, or vice versa using flat picture-bearing surfaces with manual scanning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の大型化を回避しつつ、読み取りの解像
度を高くすることのできるイメージスキャナを提供す
る。 【解決手段】 所定の長さを有する本体2と、この本体
2内に設けられたラインセンサ26と、本体2の長手方
向と軸長方向が一致しかつ原稿Pと一部が接するように
本体2内に回転自在に支持された回転ローラ7と、この
回転ローラ7に連結されかつ回転ローラ7の回転数を計
測するロータリエンコーダ28とを備え、本体2を原稿
Pに対して走査させることによりラインセンサ26によ
って原稿画像を読み取る一方、走査時におけるロータリ
エンコーダ28の出力に基づいて本体2の走査距離を検
出するよう構成されており、ロータリエンコーダ28
は、複数のスリット19を有しかつ回転可能に支持され
た円盤30と、この円盤30の回転数等を検出するフォ
トインタラプタ31とからなり、円盤30は、その軸方
向が回転ローラ7の軸長方向と異なるように配されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、原稿画像を読み
取るイメージスキャナに関し、特に片手で取り扱いが可
能なハンディ型のイメージスキャナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、原稿面を走査することによっ
て原稿画像を読み取るイメージスキャナが普及してい
る。イメージスキャナの中には、片手で容易に取り扱え
ることが可能なハンディ型のイメージスキャナ(以下、
単に「ハンディ型スキャナ」という。)が提案されてい
る。
【0003】図6は、ハンディ型スキャナの一例を示す
斜視図である。このハンディ型スキャナ1は、たとえば
ノート型パーソナルコンピュータに接続されて用いら
れ、原稿P面を図中A方向に沿って走査されることによ
り、原稿Pの画像を、内蔵されたラインセンサ(後述)
によって読み取ることができるものである。ハンディ型
スキャナ1は、樹脂製等の本体2が略直方体形状に形成
されており、その一端面には図示しないノート型パーソ
ナルコンピュータに接続するための接続コード3が繋が
れている。また、他端面近傍の上面2aには、操作スイ
ッチ4が設けられている。
【0004】図7は、本体2の一部が切り欠かれたハン
ディ型スキャナの裏面から見た図である。図8は、この
ハンディ型スキャナの断面図である。このハンディ型ス
キャナ1は、本体2内に基板12が配置されており、基
板12には、複数の受光素子(光電変換素子)が一体に
造り込まれたラインセンサ26が所定の読み取り幅に対
応した範囲に列状に複数個取り付けられている。本体2
内には、原稿Pに対して光を照射するためのLEDアレ
イ25が設けられている。本体2の下面2bには、ガラ
ス製等の透明なガラスカバー14が取り付けられてお
り、このガラスカバー14とラインセンサ26との間に
は、原稿Pから反射してくる光をラインセンサ26に正
立等倍に集束させるためのロッドレンズアレイ13が配
置されている。なお、本体2内には、ラインセンサ26
が搭載された基板12とは別の基板(図示せず)が配置
され、この基板には、ラインセンサ26で読み取った画
像データを処理する制御部としてのICチップが搭載さ
れている。
【0005】本体2の内部には、その長手方向に延びか
つ回転自在に支持されたシャフト6が設けられ、シャフ
ト6には、複数の回転ローラ7が取付けられている。回
転ローラ7は、本体2の下面2bに形成された複数の開
口8からその周面の一部が迫り出しており、ハンディ型
スキャナ1を原稿P上に載置したとき、迫り出した部分
が原稿Pに接するようになっている。
【0006】シャフト6には、図7に示すように、その
一端部6aに第1ギア9が取り付けられ、この第1ギア9
に歯合した第2ギア10を介してロータリエンコーダ1
1が連結されている。ロータリエンコーダ11は、上記
回転ローラ7の回転数を検出するものであり、図9に示
すように、第2ギア10と同軸上に配された所定の外径
を有する円盤16と、円盤16を挟みつつ対向して設け
られた発光素子17および受光素子18とが図示しない
筐体内に設けられた構成とされている。円盤16には、
その中心に対して放射状に延びかつ一定の幅を有する複
数のスリット19が形成されている。
【0007】このロータリエンコーダ11によれば、発
光素子17から発せられた光は、円盤16の回転にとも
なって、スリット19を通過する、あるいはスリット1
9以外の部分によって阻止される。受光素子18は、こ
のような光の有無の状態を検知し、制御部にその検知信
号を送る。これにより、制御部は、回転ローラ7の回転
数を把握する。
【0008】上記ハンディ型スキャナ1では、本体2が
原稿面を走査することにともない、回転ローラ7の回転
数から導かれる本体2の走査距離に基づいて、解像度の
1ドットに対応した1ラインごとに原稿画像を読み取っ
ている。
【0009】すなわち、本体2が原稿面を走査すると、
原稿面に接している回転ローラ7が回転し、その回転数
をロータリエンコーダ11が検知する。制御部は、その
ロータリエンコーダ11の検知出力に基づいて、回転ロ
ーラ7の回転数、すなわち本体2の走査距離を把握し、
1ラインに相当する走査距離ごとにタイミング信号をラ
インセンサ26に与えている。一方、ラインセンサ26
は、1ライン分の原稿画像を読み取り、制御部から与え
られる所定のタイミング信号に基づいて、制御部に読み
取った画像データを出力する。
【0010】たとえば、上記ハンディ型スキャナ1にお
いて、300dpiの解像度を得ようとした場合、解像
度の1ドット分に相当する、走査方向における1ライン
の長さLは、L=25.4(mm/inch)/300
dpiより、0.085mmとなる。したがって、制御
部は、本体2が0.085mmを移動するごとにタイミ
ング信号をラインセンサ26に与える。ラインセンサ2
6は、このタイミング信号が与えられる度に、読み取っ
た画像データを1ラインごと順次制御部に出力する。
【0011】制御部は、ラインセンサ26から受けとっ
た1ラインごとの画像データを、たとえば図示しないノ
ート型パーソナルコンピュータに順次送る。このノート
型パーソナルコンピュータでは、その画像データをメモ
リに蓄積することにより二次元の画像データを取得して
いる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上記ハンディ
型スキャナ1において、読み取りの解像度を高くしよう
とした場合、ロータリエンコーダ11の検出分解能を上
げることが必要となる。このためには、円盤16のスリ
ット19の間隔を縮めること、あるいは現状の外径より
大の外径を有する円盤16を用いて、スリット19の数
を増やすこと等が考えられる。
【0013】しかしながら、スリット19の間隔を縮め
ると、受光素子17がたとえば誤った近傍のスリット1
9を通る光を検出してしまうといった誤検出のおこる可
能性が高くなる。したがって、高精度に光を検出するこ
との可能な、発光素子17および受光素子18が必要と
なる。しかし、このような発光素子17および受光素子
18は、一般的に高価である。
【0014】また、外径が大の円盤16を用いると、そ
れにともなってハンディ型スキャナ1自体の外形が大き
くなってしまう。図10は、ロータリエンコーダ11の
円盤16を大きくして、本体2内に設けた場合のハンデ
ィ型スキャナの一例を示す部分斜視図である。図11
は、図10の部分拡大図である。これらの図では、本体
2内の構造を示すためにその一部を省略している。
【0015】これらの図によれば、ロータリエンコーダ
11は、その筐体が取り除かれて円盤16が露出した恰
好になっており、円盤16は、本体2の一端部2cにお
いてその長手方向と直交する方向に大きく突出するよう
に、支持部材24に対して回転自在に支持されている。
円盤16には、発光素子17および受光素子18を有す
るフォトインタラプタ20が円盤16の一部を挟み込む
ように配置されている。そして、円盤16の回転軸16
aには、プーリ21が取り付けられ、このプーリ21
と、図示しないシャフトに取り付けられたプーリ22と
に掛け渡されたベルト23によって、円盤16とシャフ
トとが連結されている。このように、ロータリエンコー
ダ11の検出分解能を上げるために、外径が大きな円盤
16を用いると、本体2の一部が上方に突出した形状と
なり、装置が大型化し使い勝手が悪いといった問題点が
あった。
【0016】
【発明の開示】本願発明は、上記した事情のもとで考え
出されたものであって、装置の大型化を回避しつつ、読
み取りの解像度を高くすることのできるイメージスキャ
ナを提供することを、その課題とする。
【0017】上記の課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0018】本願発明において提供されるイメージスキ
ャナは、所定の長さを有する本体と、この本体内にその
長手方向に沿って列状に設けられたラインセンサと、上
記本体の長手方向と軸長方向が一致しかつ原稿と一部が
接するように上記本体内に回転自在に支持された回転ロ
ーラと、この回転ローラに駆動伝達手段を介して連結さ
れかつ上記回転ローラの回転数を計測する回転数計測手
段とを備え、上記本体を原稿に対して走査させることに
より上記ラインセンサによって原稿画像を読み取る一
方、上記走査時における上記回転数計測手段の出力に基
づいて上記本体の走査距離を検出するよう構成されたイ
メージスキャナであって、上記回転数計測手段は、複数
のスリットを有しかつ回転可能に支持された円盤と、こ
の円盤の回転数および/または回転角度を検出する検出
器とからなり、上記円盤は、その軸方向が上記回転ロー
ラの軸長方向と異なるように配されていることを特徴と
している。具体的には、上記円盤は、その軸方向が上記
回転ローラの軸長方向と直交するように配されている。
【0019】この構成によれば、回転ローラの回転数を
計測するための回転数計測手段として構成される円盤
は、その軸方向が回転ローラの軸長方向と異なるよう
に、具体的には回転ローラの軸長方向と直交するように
配されている。すなわち、回転ローラは、本体の長手方
向とその軸長方向が一致するように配される一方、円盤
は、その表面が本体の上面に沿って平行になるように配
される。そのため、円盤を本体内にコンパクトに収納す
ることができ、本体は、従来の構成のようにその上方に
向かって突出することがない。したがって、装置が大型
化することを抑制することができる。また、円盤を本体
の上面と平行に配することができることから、円盤の外
径をたとえば本体の短手方向の長さにまで大きくするこ
とができる。そのため、円盤の表面に形成されるスリッ
ト数を多くすることが可能となる。したがって、回転数
計測手段の検出分解能を上げることができ、原稿画像に
おける読み取りの解像度を高めることができる。
【0020】本願発明の好ましい実施の形態によれば、
上記駆動伝達手段は、上記回転ローラと同軸上に配され
た第1プーリと、上記円盤と同軸上に配された第2プー
リと、上記第1プーリおよび第2プーリに掛け渡された
ベルトと、上記ベルトの軌道を異ならせるための一対の
中間プーリとによって構成されている。上記構成によ
り、円盤は、その軸方向が回転ローラの軸長方向と直交
するように配されても、中間プーリによってベルトの軌
道を変化させることができるので、回転ローラの回転を
円盤に対して適切に伝達することができる。
【0021】本願発明の他の好ましい実施の形態によれ
ば、上記第1プーリの外径は、上記第2プーリの外径と
異なるように設定されている。このように、プーリ同士
の外径を異ならせるように設定すれば、回転ローラおよ
び円盤の回転速度を異ならせるように設定することがで
きる。したがって、たとえば、解像度に応じて、円盤に
スリットの数が形成されていない場合に、円盤の回転速
度を適当に設定することにより、現状のスリット数にお
いても解像度に応じた検出が可能とすることができる。
【0022】本願発明の他の好ましい実施の形態によれ
ば、上記検出器は、上記本体内に設けられた制御基板に
直接的に実装されている。この構成によれば、検出器を
制御基板に接続するために必要であった、たとえば多芯
ケーブルやコネクタ等の接続部品が不要となり、部品コ
ストを低減させることができる。
【0023】本願発明の他の好ましい実施の形態によれ
ば、上記中間プーリは、複数対設けられている。これに
より、各中間プーリによってベルトの軌道を容易に変化
させることができるので、円盤を本体内の所望の位置に
配置させることができる。
【0024】本願発明のその他の特徴および利点は、添
付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より
明らかとなろう。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。なお、
以下の説明では、従来の技術の欄で説明した図6を再び
参照する。
【0026】図6に示したように、本願発明に係るハン
ディ型のイメージスキャナ(以下、単に「ハンディ型ス
キャナ」という。)は、片手で取り扱うことが可能なよ
うに、本体2が所定の長さを有する略直方体形状に形成
されている。このハンディ型スキャナ1では、本体2の
長手方向と直交する方向(図6のA方向)に走査させる
ことにより、原稿画像を読み取ることができる。
【0027】本体2の一端面には図示しないノート型パ
ーソナルコンピュータに接続するための接続コード3が
繋がれている。また、他端面近傍の上面2aには、操作
スイッチ4が設けられている。本ハンディ型スキャナ1
では、この操作スイッチ4を一度押下すると読み取りが
開始され、再び押下すると読み取りが終了するようにな
っている。
【0028】ハンディ型スキャナ1には、図1ないし図
3に示すように、本体2の長手方向に沿って延びる基板
12が設けられており、基板12には、原稿画像を読み
取るためのラインセンサ26が実装されている。また、
本体2内には、原稿に対して光を照射するためのたとえ
ばLEDアレイ25が配置されている。本体2の下面2
bには、ガラス製等の透明なガラスカバー14が取り付
けられており、このガラスカバー14とラインセンサ2
6との間には、原稿Pから反射してくる光をラインセン
サ26に正立等倍に集束させるためのロッドレンズアレ
イ13が配置されている。
【0029】なお、本体2内には、ラインセンサ26が
搭載された基板12とは別の基板(図示せず)が配置さ
れ、この基板には、ラインセンサ26で読み取った画像
データを処理する制御部としてのICチップが搭載され
ている。また、制御部は、ハンディ型スキャナ1が接続
されるノート型パーソナルコンピュータ側に設けられて
いてもよい。
【0030】ラインセンサ26は、複数個の受光素子
(光電変換素子)が一体に造り込まれれてなり、画像読
み取り幅に対応して列状に複数個設けられている。制御
部は、ラインセンサ26および後述するフォトインタラ
プタ20に接続されており、ラインセンサ26からの画
像信号を受け取る一方、ラインセンサ26に対して原稿
画像の1ラインの基準となるタイミング信号を与える。
また、制御部は、フォトインタラプタ20からの検出信
号を受け取り、後述するように、本体2の走査距離を把
握する。
【0031】本体2内部には、その長手方向に沿って延
びかつ回転自在に支持されたシャフト6が設けられ、こ
のシャフト6に対して軸長方向が一致するように複数の
回転ローラ7が取り付けられている。回転ローラ7は、
たとえば適度な剛性を有するゴムからなる。各回転ロー
ラ7は、本体2の下面2bに形成された開口8から周面
の一部が迫り出して原稿Pと接するように配されてい
る。本体2が走査されるとき、この複数の回転ローラ7
が原稿面上において一斉に回転する。これにより、本体
2が左右にすべったり斜めに走査されることを防止する
ことができる。
【0032】シャフト6には、駆動伝達手段を介して回
転数計測手段としてのロータリエンコーダ28が連結さ
れている。駆動伝達手段は、回転ローラ7と同軸上に配
された第1プーリ35と、円盤30と同軸上に配された
第2プーリ36と、第1プーリ35および第2プーリ3
6に掛け渡されたベルト37と、ベルト37の軌道を変
化させるための一対の中間プーリ38とによって構成さ
れている。
【0033】第1プーリ35は、シャフト6の一端部6
aに取り付けられており、所定の外径を有する内周面部
35aを備えている。第2プーリ36は、後述するロー
タリエンコーダ28の円盤30における回転軸40の上
端に取り付けられおり、第1プーリ35の内周面部35
aよりやや小の外径を有する内周面部36aを備えてい
る。中間プーリ38は、本体2の短手方向に延びた支持
軸41に従動回転自在に取り付けられており、側面視で
第1プーリ35の上方であって第2プーリ36の側方に
配されている。支持軸41は、その両端が支持部材29
に設けられた支持片42に固着されている。
【0034】上記構成によれば、一対の中間プーリ38
によって、第1および第2プーリ35,36に掛け渡さ
れたベルト37の軌道を変化させることができる。その
ため、たとえば第1および第2プーリ35,36の間に
障害物が存在してもそれを回避することができ、回転ロ
ーラ7の回転を円盤30に良好に伝達することができ
る。
【0035】ロータリエンコーダ28は、本体2内に設
けられた支持部材29に回転可能に支持された円盤30
と、円盤30の一部を挟み込むように配された断面視略
コ字状のフォトインタラプタ31とによって構成されて
いる。フォトインタラプタ31は、溝部32の両壁部分
において図示しない発光素子および受光素子が対向する
ように配されている。このフォトインタラプタ31は、
接続端子33が上記基板12にたとえば半田付けされる
ことにより実装されている。
【0036】本実施形態のハンディ型スキャナ1では、
ロータリエンコーダ28の円盤30は、その軸方向が回
転ローラ7の軸長方向と異なるように、より詳細には、
回転ローラ7の軸長方向と直交するように配されてい
る。すなわち、円盤30は、基板12の上方に位置し、
その表面が本体2の上面2aに対して平行になるよう
に、換言すればその表面が基板12に対して平行になる
ように配されている。そのため、円盤30を本体2内に
コンパクトに収納することができ、本体2は、従来の構
成のようにその上方に向かって突出するようなことはな
い。したがって、装置が大型化することを抑制すること
ができる。
【0037】また、円盤30を本体2の上面2aと平行
に配することができることから、円盤30の外径をたと
えば本体2の短手方向の長さにまで大きくすることがで
きる。そのため、円盤30に形成されるスリット19の
数を多くすることが可能となる。したがって、ロータリ
エンコーダ28の検出分解能を上げることができ、原稿
画像における読み取りの解像度を高めることができる。
【0038】また、円盤30が基板12に平行に配され
ることにより、フォトインタラプタ31を上記基板12
上に実装することができる。従来の構成では、円盤30
は、本体2に対して突出して形成されていたため、フォ
トインタラプタ31は、基板12に対してたとえば多芯
ケーブルおよびコネクタを用いて接続する必要があっ
た。しかしながら、本実施形態によれば、円盤30を、
各プーリ35,36,38やベルト37を用いて、基板
12の配置位置に対応させて配することができるので、
フォトインタラプタ31を基板12上に直接的に実装す
ることができる。これにより、従来必要であった多芯ケ
ーブルやコネクタ等を省略することができ、部品コスト
を低減することができる。
【0039】次に、上記構成のハンディ型スキャナ1に
おける具体的な動作を説明する。本体2が原稿に対して
走査されると、原稿に接している各回転ローラ7が原稿
面に沿って回転する。これにより、第1プーリ35が回
転し、ベルト37および中間プーリ38を介してその回
転力が第2プーリ36に伝達され、円盤30が回転す
る。この場合、ベルト37は、中間プーリ38によって
適当なテンションを与えられながら軌道が変化させられ
る。そして、円盤30が回転することにともない、フォ
トインタラプタ31によって、円盤30に形成されたス
リット19を通過する光が検出される。
【0040】制御部では、フォトインタラプタ31によ
って検出された検出信号に基づいて、ロータリエンコー
ダ28の円盤30の回転数および/または回転角度、す
なわち回転ローラ7の回転数を求め、本体2の走査距離
を把握する。
【0041】一方、本体2が原稿に対して走査される
と、ラインセンサ26は、解像度の1ドット分に相当す
る1ラインの原稿画像を読み取る。ここで、制御部は、
フォトインタラプタ31からの検出信号に基づいて、1
ラインに相当する走査距離(たとえば0.085mm)
を本体2が移動したと認識した場合、ラインセンサ26
に対してタイミング信号を与える。このタイミング信号
を与えられたラインセンサ26は、読み取った画像デー
タを制御部に出力するとともに、次の1ラインの原稿画
像を読み取る。以後、同様に、制御部は、1ラインに相
当する走査距離を認識するごとに、ラインセンサ26に
対してタイミング信号を与え、ラインセンサ26は、そ
のタイミング信号に基づいて読み取った原稿画像のデー
タを制御部に送り返す。
【0042】そして、制御部は、ラインセンサ26から
送られた、1ラインごとの画像データを図示しないノー
ト型パーソナルコンピュータに対して順次出力する。ノ
ート型パーソナルコンピュータでは、ハンディ型スキャ
ナ1の制御部から送られた画像データをたとえばビット
マップメモリに蓄積させていく。このような動作が順次
繰り返し行われることにより、ノート型パーソナルコン
ピュータでは、全体として二次元の画像データを把握す
ることができる。
【0043】ところで、上記ハンディ型スキャナ1で
は、第1プーリ35および第2プーリ36の内周面35
a,36aの外径を所定の比に設定することにより、円
盤30の回転速度が所望の速度になるよう設定すること
が可能である。すなわち、ロータリエンコーダ28の円
盤30において、そのスリット19の数と回転ローラ7
の外径との関係によっては、所望の解像度が得られない
ことがあり、このような場合に、円盤30の回転速度を
所望の解像度が得られるように設定するようにしてい
る。
【0044】具体的には、たとえば円盤30の外径を1
6mm、スリット19の幅および隣り合うスリット19
の間隔を同じ0.1mmとした場合、円盤30において
形成されるスリット19の数は、約180個となる。つ
まり、円盤30が一回転するのに、フォトインタラプタ
31は180回の光の有無を検出することができ、これ
により、制御部は180個のパルスを認識することがで
きる。
【0045】一方、回転ローラ7の外径を5.8mm、
解像度を300dpiとした場合、回転ローラ7が1回
転するときに認識される走査方向におけるドット数D
は、D=5.8mm*π*300dpi/25.4(m
m/inch)より求められ、215ドットとなる。し
たがって、たとえば、回転ローラ7と円盤30とが同一
速度で回転した場合、円盤30のスリット19の数が1
80個のため、制御部では、215ドットに相当するパ
ルス数215個を認識することができず、所望の解像度
が得られない。
【0046】そこで、円盤30および回転ローラ7の各
同軸上に配された第1および第2プーリ35,36の内
周面部35a,36aの外径を適当な比になるように設
定することによって、解像度に応じた、円盤30の回転
速度を設定する。具体的には、215:180=1.
2:1であるため、第1および第2プーリ35,36の
各内周面部35a,36aの外径の比を1.2:1に設
定する。たとえば、回転ローラ7側における第1プーリ
35の内周面部35aの外径を3.6mmとし、円盤3
0側における第2プーリ36の内周面部36aの外径を
3.0mmとする。これにより、円盤30は、回転ロー
ラ7が1回転する間に、1.2回転することになるが、
フォトインタラプタ31では、解像度に一致した215
ドット分に相当する215個のスリット19を検出する
ことが可能となる。
【0047】従来では、ギアによって回転ローラ7の回
転がロータリエンコーダ28に伝達されているため、円
盤30の回転速度を変化させたい場合、そのギア比を変
えたり、ギアを多段に設けたりしていたため、部品コス
トが増大していた。しかし、本実施形態のように、回転
ローラ7の回転を伝達するのにベルト37を用い、さら
に第1および第2プーリ35,36の内周面部35a,
36aの外径を所定の比に設定することにより、円盤3
0の回転速度を容易に設定することができる。そのた
め、部品コストの増大を抑制することができる。
【0048】図4および図5は、本実施形態の変形例の
ハンディ型スキャナを示す図である。ハンディ型スキャ
ナ1では、本体2の内部に比較的高密度に部品が配され
ているため、たとえば上記した実施形態において、ベル
ト37や中間プーリ38を配するときに、他の部品が障
害となる場合がある。
【0049】そこで、この変形例では、ベルト37の軌
道を上述した実施形態に比べさらに変化させることので
きる他の中間プーリ44,45を設け、障害となる他の
部品46を回避するようにしている。詳細には、図4に
示すように、平面視で第2プーリ36の斜め方向に中間
プーリ44,45が設けられ、中間プーリ44,45
は、支持部材29に従動回転自在に支持されている。中
間プーリ44,45は、本体2の長手方向に沿うベルト
37の軌道を第2プーリ36に向かうように変化させて
いる。なお、この変形例では、上記実施形態に比べ、中
間プーリ38、シャフト6、回転ローラ7等が本体2の
短手方向において反対側に位置するよう設けられてい
る。その他の構成においては、上記実施形態と略同様で
ある。
【0050】このような構成により、ベルト37は、本
体2の短手方向において本体2の側縁部から中央部に至
る付近にまで延びて配置された部品46を回避するよう
にして、第1および第2プーリ35,36に掛け渡すこ
とができる。そのため、回転ローラ7の回転を良好に円
盤30に伝達することができる。また、このような中間
プーリ44,45は、上記の配置位置に限らず、所定位
置に配することにより、本体2内において円盤30を所
望の位置に配することができる。さらに、これ以上の数
の中間プーリを用いることにより、円盤30を所望の位
置に配するようにしてもよい。
【0051】もちろん、この発明の範囲は上述した実施
の形態に限定されるものではない。たとえば、ロータリ
エンコーダ28は、上記した実施形態に示した位置に配
するだけでなく、本体2の外形を拡大することがなけれ
ば、本体2内の所望の位置に配置することが可能であ
る。また、ロータリエンコーダ28のフォトインタラプ
タ31は、上記した対向型のものに代わり、反射型のも
のが用いられてもよい。
【0052】
【発明の効果】本願発明によれば、回転数計測手段とし
て構成される円盤は、その軸方向が回転ローラの軸長方
向と異なるように配されるため、円盤をその表面が本体
の上面に沿って平行になるように配することができる。
そのため、円盤を本体内にコンパクトに収納することが
でき、装置が大型化するのを抑制することができる。ま
た、円盤を本体の上面と平行に配することができること
から円盤の外径を大きくすることができ、そのため、円
盤の表面に形成されるスリット数を多くすることが可能
となる。したがって、回転数計測手段の検出分解能を上
げることができ、原稿画像における読み取りの解像度を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るイメージスキャナの斜視図であ
る。
【図2】図1のII−II方向に見たイメージスキャナの断
面図である。
【図3】図1のIII−III方向に見たイメージスキャナの
断面図である。
【図4】変形例のイメージスキャナの平面透視図であ
る。
【図5】変形例のイメージスキャナの断面図である。
【図6】従来のイメージスキャナの斜視図である。
【図7】従来のイメージスキャナの一部を切り欠いた裏
面図である。
【図8】従来のイメージスキャナの断面図である。
【図9】ロータリエンコーダの概略構造図である。
【図10】従来の変形例のイメージスキャナの斜視図で
ある。
【図11】図10の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ハンディ型イメージスキャナ 2 本体 7 回転ローラ 19 スリット 26 ラインセンサ 28 ロータリエンコーダ 30 円盤 31 フォトインタラプタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA03 BB02 BC05 BC11 BC23 CB07 CB17 5C072 AA01 BA01 BA16 CA05 DA02 EA04 FB09 PA02 PA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さを有する本体と、この本体内
    にその長手方向に沿って列状に設けられたラインセンサ
    と、上記本体の長手方向と軸長方向が一致しかつ原稿と
    一部が接するように上記本体内に回転自在に支持された
    回転ローラと、この回転ローラに駆動伝達手段を介して
    連結されかつ上記回転ローラの回転数を計測する回転数
    計測手段とを備え、上記本体を原稿に対して走査させる
    ことにより上記ラインセンサによって原稿画像を読み取
    る一方、上記走査時における上記回転数計測手段の出力
    に基づいて上記本体の走査距離を検出するよう構成され
    たイメージスキャナであって、 上記回転数計測手段は、複数のスリットを有しかつ回転
    可能に支持された円盤と、この円盤の回転数および/ま
    たは回転角度を検出する検出器とからなり、 上記円盤は、その軸方向が上記回転ローラの軸長方向と
    異なるように配されていることを特徴とする、イメージ
    スキャナ。
  2. 【請求項2】 上記円盤は、その軸方向が上記回転ロー
    ラの軸長方向と直交するように配されている、請求項1
    に記載のイメージスキャナ。
  3. 【請求項3】 上記駆動伝達手段は、上記回転ローラと
    同軸上に配された第1プーリと、上記円盤と同軸上に配
    された第2プーリと、上記第1プーリおよび第2プーリ
    に掛け渡されたベルトと、上記ベルトの軌道を異ならせ
    るための一対の中間プーリとによって構成されている、
    請求項1または2に記載のイメージスキャナ。
  4. 【請求項4】 上記第1プーリの外径は、上記第2プー
    リの外径と異なるように設定されている、請求項3に記
    載のイメージスキャナ。
  5. 【請求項5】 上記検出器は、上記本体内に設けられた
    制御基板に直接的に実装されている、請求項1ないし4
    のいずれかに記載のイメージスキャナ。
  6. 【請求項6】 上記中間プーリは、複数対設けられてい
    る、請求項3ないし5のいずれかに記載のイメージスキ
    ャナ。
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