JP2002196336A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
- Publication number
- JP2002196336A JP2002196336A JP2000392815A JP2000392815A JP2002196336A JP 2002196336 A JP2002196336 A JP 2002196336A JP 2000392815 A JP2000392815 A JP 2000392815A JP 2000392815 A JP2000392815 A JP 2000392815A JP 2002196336 A JP2002196336 A JP 2002196336A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- substrate
- alignment
- alignment film
- display device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 title claims abstract description 110
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 108
- 238000011282 treatment Methods 0.000 claims abstract description 35
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 33
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 12
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 3
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 210000002858 crystal cell Anatomy 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 2
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 229920000297 Rayon Polymers 0.000 description 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 239000002964 rayon Substances 0.000 description 1
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 1
- 238000004528 spin coating Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を簡単にして1画素内に異なる配向
区分を有する液晶表示装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 画素電極2が形成された第一基板1と、対向
電極7が形成された第二基板8と、両基板1、8上に積
層された垂直配向性を有する配向膜4、6と、基板1、
8間に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層5と
を備え、画素電極2に線状の突起3が形成され、第二基
板8側の配向膜6には無偏光の紫外線を照射した後に突
起3と略平行な方向にラビング処理が施される。
区分を有する液晶表示装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 画素電極2が形成された第一基板1と、対向
電極7が形成された第二基板8と、両基板1、8上に積
層された垂直配向性を有する配向膜4、6と、基板1、
8間に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層5と
を備え、画素電極2に線状の突起3が形成され、第二基
板8側の配向膜6には無偏光の紫外線を照射した後に突
起3と略平行な方向にラビング処理が施される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は広視野角な液晶表示
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置には薄型、軽量という特徴
があり、携帯端末から大型テレビに至るまで幅広く利用
されている。特にテレビなどに用いる場合には広視野角
が要求され、例えば1画素を複数の領域に分割し、領域
毎に異なる配向区分を形成して視野角を改善したものが
提案されている。このような液晶表示装置が特開平9−
61825号公報に開示されている。これは垂直配向膜
を設けた一対の基板間に誘電率異方性が負の液晶を挟持
する。そして液晶層に電圧を印加しない時は液晶分子が
基板に対して垂直に配列し、電圧を印加した時は液晶分
子が1画素内で2以上の異なる傾斜方向に傾斜する。1
画素を2つ領域に分割し、互いに配向方向が逆方向なる
場合の配向処理を以下に説明する。まず垂直配向性の配
向膜にラビング法により1度目の配向処理を行う。この
ときの配向方向が第1の領域の配向方向になる。次に配
向膜上にレジスト膜をパターンニング形成する。これは
例えばポジ型レジストをスピンコート法によって全面塗
布し、露光及び現像を行って、第1の領域にレジストパ
ターンを形成する。そしてラビング法により2度目の配
向処理を行い、レジストパターンの存在しない第2の領
域の配向膜表面を配向処理する。第2の領域では第1の
領域の配向方向と逆方向になるため、2度目の配向処理
は1度目の配向処理方向と180度異なる方向にラビン
グする。配向処理後にはレジスト剥離を兼ねた洗浄を行
う。
があり、携帯端末から大型テレビに至るまで幅広く利用
されている。特にテレビなどに用いる場合には広視野角
が要求され、例えば1画素を複数の領域に分割し、領域
毎に異なる配向区分を形成して視野角を改善したものが
提案されている。このような液晶表示装置が特開平9−
61825号公報に開示されている。これは垂直配向膜
を設けた一対の基板間に誘電率異方性が負の液晶を挟持
する。そして液晶層に電圧を印加しない時は液晶分子が
基板に対して垂直に配列し、電圧を印加した時は液晶分
子が1画素内で2以上の異なる傾斜方向に傾斜する。1
画素を2つ領域に分割し、互いに配向方向が逆方向なる
場合の配向処理を以下に説明する。まず垂直配向性の配
向膜にラビング法により1度目の配向処理を行う。この
ときの配向方向が第1の領域の配向方向になる。次に配
向膜上にレジスト膜をパターンニング形成する。これは
例えばポジ型レジストをスピンコート法によって全面塗
布し、露光及び現像を行って、第1の領域にレジストパ
ターンを形成する。そしてラビング法により2度目の配
向処理を行い、レジストパターンの存在しない第2の領
域の配向膜表面を配向処理する。第2の領域では第1の
領域の配向方向と逆方向になるため、2度目の配向処理
は1度目の配向処理方向と180度異なる方向にラビン
グする。配向処理後にはレジスト剥離を兼ねた洗浄を行
う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の方
法では、第2の領域にそれぞれ異なる方向のラビング処
理を2度行うために均一な配向状態にすることが難し
く、生産性が良くなかった。また、ラビング処理は配向
膜をレーヨンなどの布で擦るため、クリーンルーム内に
粉塵が発生したり、静電気が発生してアクティブマトリ
クスのTFTが破壊される問題があった。
法では、第2の領域にそれぞれ異なる方向のラビング処
理を2度行うために均一な配向状態にすることが難し
く、生産性が良くなかった。また、ラビング処理は配向
膜をレーヨンなどの布で擦るため、クリーンルーム内に
粉塵が発生したり、静電気が発生してアクティブマトリ
クスのTFTが破壊される問題があった。
【0004】そこで本発明は、製造工程を簡単にして1
画素内に異なる配向区分を有する液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
画素内に異なる配向区分を有する液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、各画素毎に画素電極が形成された第一基板
と、対向電極が形成された第二基板と、両基板上に積層
された垂直配向性を有する配向膜と、基板間に封入され
た負の誘電率異方性を有する液晶層とを備え、前記基板
のどちらか一方には各画素に対応して線状の突起又はス
リットが形成され、他方の基板の配向膜には無偏光の紫
外線の照射処理と突起又はスリットの略平行方向に水平
配向処理が施されていることを特徴とする。
に本発明は、各画素毎に画素電極が形成された第一基板
と、対向電極が形成された第二基板と、両基板上に積層
された垂直配向性を有する配向膜と、基板間に封入され
た負の誘電率異方性を有する液晶層とを備え、前記基板
のどちらか一方には各画素に対応して線状の突起又はス
リットが形成され、他方の基板の配向膜には無偏光の紫
外線の照射処理と突起又はスリットの略平行方向に水平
配向処理が施されていることを特徴とする。
【0006】また、画素電極が形成された基板と対向電
極が形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を
封入し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した
液晶表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、
各領域では、一方の基板の配向膜に無偏光の紫外線の照
射処理と水平配向処理を施し、他方の基板の配向膜に水
平配向処理を施し、電圧印加時に無偏光紫外線の照射処
理が施されていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向
が規制されると共に隣接する領域の液晶分子の傾斜方向
が異なることを特徴とする。
極が形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を
封入し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した
液晶表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、
各領域では、一方の基板の配向膜に無偏光の紫外線の照
射処理と水平配向処理を施し、他方の基板の配向膜に水
平配向処理を施し、電圧印加時に無偏光紫外線の照射処
理が施されていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向
が規制されると共に隣接する領域の液晶分子の傾斜方向
が異なることを特徴とする。
【0007】また、各画素毎に画素電極が形成された第
一基板と、対向電極が形成された第二基板と、前記両基
板上に積層された垂直配向性を有する配向膜と、前記基
板間に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層とを
備え、前記基板のどちらか一方には各画素に対応して線
状の突起又はスリットが形成され、他方の基板の配向膜
には直線偏光の紫外線をその振幅方向をずらしながら複
数回照射する処理と前記突起又は前記スリットの略平行
方向に水平配向処理が施されていることを特徴とする。
一基板と、対向電極が形成された第二基板と、前記両基
板上に積層された垂直配向性を有する配向膜と、前記基
板間に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層とを
備え、前記基板のどちらか一方には各画素に対応して線
状の突起又はスリットが形成され、他方の基板の配向膜
には直線偏光の紫外線をその振幅方向をずらしながら複
数回照射する処理と前記突起又は前記スリットの略平行
方向に水平配向処理が施されていることを特徴とする。
【0008】また、画素電極が形成された基板と対向電
極が形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を
封入し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した
液晶表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、
各領域では、一方の基板の配向膜に直線偏光の紫外線を
その振幅方向をずらしながら複数回照射する処理と水平
配向処理を施し、他方の基板の配向膜に水平配向処理を
施し、電圧印加時に直線偏光の紫外線の照射処理が施さ
れていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向が規制さ
れると共に隣接する領域の液晶分子と傾斜方向が異なる
ことを特徴とする。
極が形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を
封入し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した
液晶表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、
各領域では、一方の基板の配向膜に直線偏光の紫外線を
その振幅方向をずらしながら複数回照射する処理と水平
配向処理を施し、他方の基板の配向膜に水平配向処理を
施し、電圧印加時に直線偏光の紫外線の照射処理が施さ
れていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向が規制さ
れると共に隣接する領域の液晶分子と傾斜方向が異なる
ことを特徴とする。
【0009】こうして1画素を複数の領域に分割し、各
領域で液晶分子の傾斜方向を異ならせて視野角を向上さ
せた液晶表示装置を、1基板に対して1度のラビング処
理で実現でき、歩留まりを向上させることができる。
領域で液晶分子の傾斜方向を異ならせて視野角を向上さ
せた液晶表示装置を、1基板に対して1度のラビング処
理で実現でき、歩留まりを向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図に基づいて説明する。図1は液晶表示装置の概略断面
を示し、図1(a)は電圧無印加時、図1(b)は電圧
印加時の液晶の配列状態を示す。
図に基づいて説明する。図1は液晶表示装置の概略断面
を示し、図1(a)は電圧無印加時、図1(b)は電圧
印加時の液晶の配列状態を示す。
【0011】1はアレイ基板であり、例えばガラス基板
上に画素電極2とスイッチング素子であるTFTを各画
素に対応してマトリクス状に形成している。TFTのゲ
ート電極には走査線が、ソース電極には信号線が、ドレ
イン電極には画素電極2がそれぞれ接続され、走査線に
ゲート信号を供給してTFTをオンさせ、映像信号をソ
ース電極に信号線を介して供給する。このとき映像信号
に応じた電圧が画素電極2に印加され、TFTがオフに
なっても保持容量によって画素電極2では電圧印加状態
が維持される。画素電極2上には直線状の突起3が形成
され、この突起3によって電圧印加時の液晶分子5の配
列方向を規制している。突起3は画素電極2の中央部分
を通過すると共にほぼ長方形である画素電極2の長辺と
平行に配置され、画素電極2をほぼ均等に2つの領域
(A、B)に分割している。1画素をほぼ均等に分割す
ることで、均一な視野角の補償が行える。この画素電極
2及び突起3には後述する配向膜4が積層されている。
上に画素電極2とスイッチング素子であるTFTを各画
素に対応してマトリクス状に形成している。TFTのゲ
ート電極には走査線が、ソース電極には信号線が、ドレ
イン電極には画素電極2がそれぞれ接続され、走査線に
ゲート信号を供給してTFTをオンさせ、映像信号をソ
ース電極に信号線を介して供給する。このとき映像信号
に応じた電圧が画素電極2に印加され、TFTがオフに
なっても保持容量によって画素電極2では電圧印加状態
が維持される。画素電極2上には直線状の突起3が形成
され、この突起3によって電圧印加時の液晶分子5の配
列方向を規制している。突起3は画素電極2の中央部分
を通過すると共にほぼ長方形である画素電極2の長辺と
平行に配置され、画素電極2をほぼ均等に2つの領域
(A、B)に分割している。1画素をほぼ均等に分割す
ることで、均一な視野角の補償が行える。この画素電極
2及び突起3には後述する配向膜4が積層されている。
【0012】8はアレイ基板1に対向配置されたカラー
フィルタ基板(以下CF基板という)であり、例えばガ
ラス基板上にカラーフィルタが各画素に応じて形成され
ている。CF基板8上には対向電極7が形成され、電圧
印加時に画素電極2との間で電界を発生させる。対向電
極7上には後述する配向膜6が積層されている。
フィルタ基板(以下CF基板という)であり、例えばガ
ラス基板上にカラーフィルタが各画素に応じて形成され
ている。CF基板8上には対向電極7が形成され、電圧
印加時に画素電極2との間で電界を発生させる。対向電
極7上には後述する配向膜6が積層されている。
【0013】アレイ基板1には表示領域の周囲にシール
材を塗布し、表示領域にスペーサを散布する。CF基板
8をアレイ基板1に位置を合わせて対向配置し、シール
材を硬化させて、アレイ基板1とCF基板8がスペーサ
の大きさ分の間隔を有して貼り合わされる。注入口より
アレイ基板1とCF基板8の間に液晶を注入し、注入口
を塞いで液晶セルを形成する。液晶5には負の誘電率異
方性を有し、カイラル材が添加されたものを用いる。こ
の実施形態ではカイラル材によって基板1、8の法線方
向から観察した際に、アレイ基板1からCF基板8の方
向に対して液晶分子5が時計回りに捩れる。
材を塗布し、表示領域にスペーサを散布する。CF基板
8をアレイ基板1に位置を合わせて対向配置し、シール
材を硬化させて、アレイ基板1とCF基板8がスペーサ
の大きさ分の間隔を有して貼り合わされる。注入口より
アレイ基板1とCF基板8の間に液晶を注入し、注入口
を塞いで液晶セルを形成する。液晶5には負の誘電率異
方性を有し、カイラル材が添加されたものを用いる。こ
の実施形態ではカイラル材によって基板1、8の法線方
向から観察した際に、アレイ基板1からCF基板8の方
向に対して液晶分子5が時計回りに捩れる。
【0014】次に配向膜4、6の配向処理について説明
する。配向膜4は垂直配向性を有し、配向膜6は垂直配
向性と水平配向性を有するものを用いる。つまり配向膜
4には垂直配向性を有する配向膜をそのまま用い、配向
膜6には垂直配向性を有する配向膜に水平配向処理を施
している。図2は配向膜6の配向方向を示す平面図であ
り、図3は配向膜6の配向処理の手順を示す図である。
図2はCF基板8の法線方向から見たときの1画素分に
相当し、突起3で区切られている左側が領域A、右側が
領域Bに該当する。また図3は図2の矢印aから見たと
きの配向膜6を示している。CF基板8に垂直配向性を
有する配向膜6を積層した後、図3(a)に示すように
配向膜6に対してCF基板8の法線方向から無偏光の紫
外線を照射する。無偏光の紫外線を照射すると水平配向
時のチルト角を小さくすることができる。例えば偏光さ
れた紫外線を基板8の法線方向に対して斜めに照射する
と、配向膜6の主鎖や副鎖のうち偏光方向と同一方向の
ものだけ切断され、一方向に配向方向が生じる。しかし
本発明では液晶分子5が水平配列したときに全体的にチ
ルト角が小さくなるようにするため、無偏光の紫外線を
配向膜6表面の垂直方向から照射する。なお、図1及び
図3において配向膜6の斜線部は無偏光の紫外線を照射
した部分を示している。その後、図3(b)に示すよう
に配向膜6にラビング処理を行う。このラビング方向は
図2に示すように突起3と平行方向に設定する。
する。配向膜4は垂直配向性を有し、配向膜6は垂直配
向性と水平配向性を有するものを用いる。つまり配向膜
4には垂直配向性を有する配向膜をそのまま用い、配向
膜6には垂直配向性を有する配向膜に水平配向処理を施
している。図2は配向膜6の配向方向を示す平面図であ
り、図3は配向膜6の配向処理の手順を示す図である。
図2はCF基板8の法線方向から見たときの1画素分に
相当し、突起3で区切られている左側が領域A、右側が
領域Bに該当する。また図3は図2の矢印aから見たと
きの配向膜6を示している。CF基板8に垂直配向性を
有する配向膜6を積層した後、図3(a)に示すように
配向膜6に対してCF基板8の法線方向から無偏光の紫
外線を照射する。無偏光の紫外線を照射すると水平配向
時のチルト角を小さくすることができる。例えば偏光さ
れた紫外線を基板8の法線方向に対して斜めに照射する
と、配向膜6の主鎖や副鎖のうち偏光方向と同一方向の
ものだけ切断され、一方向に配向方向が生じる。しかし
本発明では液晶分子5が水平配列したときに全体的にチ
ルト角が小さくなるようにするため、無偏光の紫外線を
配向膜6表面の垂直方向から照射する。なお、図1及び
図3において配向膜6の斜線部は無偏光の紫外線を照射
した部分を示している。その後、図3(b)に示すよう
に配向膜6にラビング処理を行う。このラビング方向は
図2に示すように突起3と平行方向に設定する。
【0015】そして電圧無印加時は図1(a)に示すよ
うに、配向膜4、6の垂直配向性に影響されて配向膜
4、6表面に対して液晶分子5が垂直配列し、基板1、
8間の液晶分子5も基板1、8の法線方向に沿って垂直
配列する。このとき突起3付近に位置する液晶分子5だ
けは突起3表面に対して垂直に配列するため、基板1、
8の法線方向に対しては斜め方向に配列する。また電圧
印加時は画素電極2と対向電極7の間に電界が発生し、
その電界方向の垂直方向に液晶分子5が傾斜する。この
ときアレイ基板1側の液晶分子5は突起3によって2つ
の傾斜方向に規制される。つまり図1(b)のように、
領域Aでは液晶分子5が突起3の左側傾斜面の垂直方向
に傾くため左上がりに傾斜し、領域Bでは液晶分子5が
突起3の右側傾斜面の垂直方向に傾くため領域Aとは逆
の右上がりに傾斜する。液晶5にはカイラル材が添加さ
れているためCF基板8側に進むに従って基板1、8の
法線方向における時計回りに捩れながら水平配列する。
このとき配向膜6には突起3と平行に水平配向処理が施
されているため、基板1、8間で液晶分子5は90度捩
れることになる。配向膜4表面の液晶分子5は完全な水
平配列ではなく所定のチルト角で傾斜し、領域A、Bの
液晶分子5は傾斜方向が逆になるため、配向膜6側の液
晶分子5も領域A、Bで傾斜方向が逆になってしまう。
この場合、従来例のように領域A、Bでそれぞれ逆方向
に配向処理しなければ、液晶分子5の配列状態が乱れて
しまう。しかし本発明では配向膜6に無偏光の紫外線を
照射することで水平配向時のチルト角を小さくしている
ため、配向膜6表面の液晶分子5はほぼ水平方向に配列
し、アレイ基板1からCF基板8に対して液晶分子5が
徐々に水平方向に傾斜しながら配列することになる。従
って配向膜6表面では領域Aと領域Bにおける液晶分子
5の傾斜方向がほぼ同じになり、液晶分子5の配列状態
が乱れない。なお、配向膜6のチルト角は0度である方
が好ましいが、電圧印加時の液晶分子5の配列がCF基
板6側で乱れない範囲であれば、小さいチルト角を有し
ても構わない。
うに、配向膜4、6の垂直配向性に影響されて配向膜
4、6表面に対して液晶分子5が垂直配列し、基板1、
8間の液晶分子5も基板1、8の法線方向に沿って垂直
配列する。このとき突起3付近に位置する液晶分子5だ
けは突起3表面に対して垂直に配列するため、基板1、
8の法線方向に対しては斜め方向に配列する。また電圧
印加時は画素電極2と対向電極7の間に電界が発生し、
その電界方向の垂直方向に液晶分子5が傾斜する。この
ときアレイ基板1側の液晶分子5は突起3によって2つ
の傾斜方向に規制される。つまり図1(b)のように、
領域Aでは液晶分子5が突起3の左側傾斜面の垂直方向
に傾くため左上がりに傾斜し、領域Bでは液晶分子5が
突起3の右側傾斜面の垂直方向に傾くため領域Aとは逆
の右上がりに傾斜する。液晶5にはカイラル材が添加さ
れているためCF基板8側に進むに従って基板1、8の
法線方向における時計回りに捩れながら水平配列する。
このとき配向膜6には突起3と平行に水平配向処理が施
されているため、基板1、8間で液晶分子5は90度捩
れることになる。配向膜4表面の液晶分子5は完全な水
平配列ではなく所定のチルト角で傾斜し、領域A、Bの
液晶分子5は傾斜方向が逆になるため、配向膜6側の液
晶分子5も領域A、Bで傾斜方向が逆になってしまう。
この場合、従来例のように領域A、Bでそれぞれ逆方向
に配向処理しなければ、液晶分子5の配列状態が乱れて
しまう。しかし本発明では配向膜6に無偏光の紫外線を
照射することで水平配向時のチルト角を小さくしている
ため、配向膜6表面の液晶分子5はほぼ水平方向に配列
し、アレイ基板1からCF基板8に対して液晶分子5が
徐々に水平方向に傾斜しながら配列することになる。従
って配向膜6表面では領域Aと領域Bにおける液晶分子
5の傾斜方向がほぼ同じになり、液晶分子5の配列状態
が乱れない。なお、配向膜6のチルト角は0度である方
が好ましいが、電圧印加時の液晶分子5の配列がCF基
板6側で乱れない範囲であれば、小さいチルト角を有し
ても構わない。
【0016】この液晶セルを一対の偏光板で挟み込むと
き、偏光板を直交ニコルにし、偏光板の透過軸を配向膜
4、6表面の液晶分子5の配向方向に設定すると、電圧
無印加時に黒表示、電圧印加時に白表示になるノーマリ
ブラックモードになる。また、偏光板を平行ニコルに
し、一方の偏光板の透過軸を配向膜4、6表面の液晶分
子5の配向方向に設定すると、電圧無印加時に白表示、
電圧印加時に黒表示になるノーマリホワイトモードにな
る。
き、偏光板を直交ニコルにし、偏光板の透過軸を配向膜
4、6表面の液晶分子5の配向方向に設定すると、電圧
無印加時に黒表示、電圧印加時に白表示になるノーマリ
ブラックモードになる。また、偏光板を平行ニコルに
し、一方の偏光板の透過軸を配向膜4、6表面の液晶分
子5の配向方向に設定すると、電圧無印加時に白表示、
電圧印加時に黒表示になるノーマリホワイトモードにな
る。
【0017】この実施形態では垂直配向膜6に無偏光の
紫外線を照射してからラビング処理を行うため、配向膜
6のラビング処理が一回で済み、ラビング処理による不
具合が低減できる。また、アレイ基板1側は突起3によ
って電圧印加時の液晶分子5の傾斜方向を規制するた
め、静電気などの問題が生じるラビング処理をアレイ基
板1は省略でき、不具合が低減して生産性が向上する。
紫外線を照射してからラビング処理を行うため、配向膜
6のラビング処理が一回で済み、ラビング処理による不
具合が低減できる。また、アレイ基板1側は突起3によ
って電圧印加時の液晶分子5の傾斜方向を規制するた
め、静電気などの問題が生じるラビング処理をアレイ基
板1は省略でき、不具合が低減して生産性が向上する。
【0018】この実施形態では画素電極2に突起3を形
成した場合を説明したが、突起3の代わりにスリットを
形成してもよい。このときスリットの配置や配向方向と
の関係などは突起3を設けた場合と同様の条件にする。
成した場合を説明したが、突起3の代わりにスリットを
形成してもよい。このときスリットの配置や配向方向と
の関係などは突起3を設けた場合と同様の条件にする。
【0019】次に本発明の第2の実施形態を図に基づい
て説明する。図4は液晶表示装置の概略断面を示し、図
4(a)は電圧無印加時、図4(b)は電圧印加時の液
晶の配列状態を示す。第2の実施形態は第1の実施形態
と突起3及び配向膜の点で異なるが、その他の構成は同
じである。従って第1の実施形態と同じ構成部分には同
一の符号を付け、説明を省略する。また配向膜9、10
の斜線部は無偏光の紫外線を照射した部分を示す。
て説明する。図4は液晶表示装置の概略断面を示し、図
4(a)は電圧無印加時、図4(b)は電圧印加時の液
晶の配列状態を示す。第2の実施形態は第1の実施形態
と突起3及び配向膜の点で異なるが、その他の構成は同
じである。従って第1の実施形態と同じ構成部分には同
一の符号を付け、説明を省略する。また配向膜9、10
の斜線部は無偏光の紫外線を照射した部分を示す。
【0020】この実施形態では画素電極2上に突起3は
ないが、第1の実施形態と同様に1画素をほぼ左右均等
に2分割している。この実施形態では図4に示すよう
に、画素電極2の中央部を境にして左側を領域A、右側
を領域Bとする。アレイ基板1の画素電極2上には配向
膜9を、CF基板8の対向電極7上には配向膜10をそ
れぞれ積層する。この配向膜9、10は垂直配向性を有
する配向膜に無偏光の紫外線を照射し、その後に水平配
向処理を施したものであり、その配向方向を図5に、配
向処理の手順を図6にそれぞれ示す。図5はCF基板8
の法線方向から見たときの1画素分に相当し、点線で仕
切られている左側がA領域、右側が領域Bに該当する。
また図6は図5の矢印aから見たときの配向膜9、10
を示している。図6(a)に示すように基板1、8上に
垂直配向性を有する配向膜9、10を積層した後、所定
のパターンのマスク11を介して基板1、8の法線方向
から無偏光の紫外線を照射する。ここで紫外線が照射さ
れる部分は、配向膜9では領域Bであり、配向膜10で
は領域Aに該当する。その後、図6(b)に示すように
各配向膜9、10にラビング処理を1度だけ施す。図5
の矢印1はアレイ基板1の配向膜9のラビング処理を示
し、矢印2はCF基板8の配向膜10のラビング処理を
示す。この矢印の向きは、液晶分子5が配向膜9、10
表面で所定のチルト角で傾斜した際に、配向膜9、10
に近接する液晶分子5の端部から配向膜9、10と遠ざ
かる液晶分子5の端部の方向を示している。CF基板8
の配向膜10には、アレイ基板1の配向膜9表面の液晶
分子5が時計回りに90度捩れならが水平配列した際の
配向膜10表面に位置する液晶分子の配向方向(矢印
3)と180度ずらした方向(矢印2)にラビング処理
が施されている。ラビング処理は領域A、Bの両方に施
されるが、無偏光の紫外線が照射されていない領域(配
向膜9の領域A、配向膜10の領域B)のみ液晶分子が
所定のチルト角で水平配列するように作用する。
ないが、第1の実施形態と同様に1画素をほぼ左右均等
に2分割している。この実施形態では図4に示すよう
に、画素電極2の中央部を境にして左側を領域A、右側
を領域Bとする。アレイ基板1の画素電極2上には配向
膜9を、CF基板8の対向電極7上には配向膜10をそ
れぞれ積層する。この配向膜9、10は垂直配向性を有
する配向膜に無偏光の紫外線を照射し、その後に水平配
向処理を施したものであり、その配向方向を図5に、配
向処理の手順を図6にそれぞれ示す。図5はCF基板8
の法線方向から見たときの1画素分に相当し、点線で仕
切られている左側がA領域、右側が領域Bに該当する。
また図6は図5の矢印aから見たときの配向膜9、10
を示している。図6(a)に示すように基板1、8上に
垂直配向性を有する配向膜9、10を積層した後、所定
のパターンのマスク11を介して基板1、8の法線方向
から無偏光の紫外線を照射する。ここで紫外線が照射さ
れる部分は、配向膜9では領域Bであり、配向膜10で
は領域Aに該当する。その後、図6(b)に示すように
各配向膜9、10にラビング処理を1度だけ施す。図5
の矢印1はアレイ基板1の配向膜9のラビング処理を示
し、矢印2はCF基板8の配向膜10のラビング処理を
示す。この矢印の向きは、液晶分子5が配向膜9、10
表面で所定のチルト角で傾斜した際に、配向膜9、10
に近接する液晶分子5の端部から配向膜9、10と遠ざ
かる液晶分子5の端部の方向を示している。CF基板8
の配向膜10には、アレイ基板1の配向膜9表面の液晶
分子5が時計回りに90度捩れならが水平配列した際の
配向膜10表面に位置する液晶分子の配向方向(矢印
3)と180度ずらした方向(矢印2)にラビング処理
が施されている。ラビング処理は領域A、Bの両方に施
されるが、無偏光の紫外線が照射されていない領域(配
向膜9の領域A、配向膜10の領域B)のみ液晶分子が
所定のチルト角で水平配列するように作用する。
【0021】そして電圧無印加時は配向膜9、10の垂
直配向性に影響されて配向膜9、10表面の液晶分子5
が垂直配列し、基板1、8間の液晶分子5も垂直配列す
る。電圧印加時は画素電極2と対向電極7の間に電界が
発生し、液晶分子5は電界方向の垂直方向に傾斜する。
このとき領域Aの配向膜9表面と領域Bの配向膜10表
面の液晶分子5は強い影響を受けて所定のチルト角で傾
斜するが、無偏光紫外線を照射した領域Bの配向膜9表
面と領域Aの配向膜10表面の液晶分子5はチルト角が
小さくほぼ水平方向に配列する。従って領域Aの液晶分
子5はアレイ基板1からCF基板8に対して徐々に水平
方向に倒れながら時計回りに90度捩れ、領域Bの液晶
分子5はCF基板8からアレイ基板1に対して徐々に水
平方向に倒れながら反時計回りに90度捩れる。領域A
の配向膜10表面と領域Bの配向膜9表面ではラビング
方向が本来の液晶分子5の傾斜方向とは逆方向になる
が、無偏光紫外線の照射処理を行っているためチルト角
が小さくなり、表示不良の原因となるような液晶分子5
の配列の乱れは発生しない。領域Aと領域Bでは液晶分
子5が共に基板1、8の法線方向に対する時計回りに捩
るが、傾斜方向が互いに逆になるため視野角を補償し合
うことになり、広視野角になる。
直配向性に影響されて配向膜9、10表面の液晶分子5
が垂直配列し、基板1、8間の液晶分子5も垂直配列す
る。電圧印加時は画素電極2と対向電極7の間に電界が
発生し、液晶分子5は電界方向の垂直方向に傾斜する。
このとき領域Aの配向膜9表面と領域Bの配向膜10表
面の液晶分子5は強い影響を受けて所定のチルト角で傾
斜するが、無偏光紫外線を照射した領域Bの配向膜9表
面と領域Aの配向膜10表面の液晶分子5はチルト角が
小さくほぼ水平方向に配列する。従って領域Aの液晶分
子5はアレイ基板1からCF基板8に対して徐々に水平
方向に倒れながら時計回りに90度捩れ、領域Bの液晶
分子5はCF基板8からアレイ基板1に対して徐々に水
平方向に倒れながら反時計回りに90度捩れる。領域A
の配向膜10表面と領域Bの配向膜9表面ではラビング
方向が本来の液晶分子5の傾斜方向とは逆方向になる
が、無偏光紫外線の照射処理を行っているためチルト角
が小さくなり、表示不良の原因となるような液晶分子5
の配列の乱れは発生しない。領域Aと領域Bでは液晶分
子5が共に基板1、8の法線方向に対する時計回りに捩
るが、傾斜方向が互いに逆になるため視野角を補償し合
うことになり、広視野角になる。
【0022】この実施形態では垂直配向膜9、10に無
偏光の紫外線を照射してからラビング処理を行うため、
それぞれ配向膜9、10のラビング処理が一回で済み、
ラビング処理による不具合が低減できる。
偏光の紫外線を照射してからラビング処理を行うため、
それぞれ配向膜9、10のラビング処理が一回で済み、
ラビング処理による不具合が低減できる。
【0023】なお本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることが可能である。例えば、1画素
を2つ以上の領域に分割したものにも有効である。
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることが可能である。例えば、1画素
を2つ以上の領域に分割したものにも有効である。
【0024】また予め決まった領域に無偏光の紫外線を
照射することで水平配向したときの液晶分子のチルト角
が小さくなるように設定したが、無偏光の紫外線を照射
する代わりに直線偏光の紫外線をその振幅方向をずらし
ながら複数回に別けて照射してもよい。このとき配向膜
には紫外線の振幅方向と同一方向の主鎖又は副鎖が切断
されるものを用いる。さらに第1及び第2の実施形態に
おける無偏光の紫外線を照射する工程を直線偏光の紫外
線を複数回照射する工程に代えるだけで、液晶表示装置
の構成やその他の工程は同一のものを用いる。
照射することで水平配向したときの液晶分子のチルト角
が小さくなるように設定したが、無偏光の紫外線を照射
する代わりに直線偏光の紫外線をその振幅方向をずらし
ながら複数回に別けて照射してもよい。このとき配向膜
には紫外線の振幅方向と同一方向の主鎖又は副鎖が切断
されるものを用いる。さらに第1及び第2の実施形態に
おける無偏光の紫外線を照射する工程を直線偏光の紫外
線を複数回照射する工程に代えるだけで、液晶表示装置
の構成やその他の工程は同一のものを用いる。
【0025】
【発明の効果】本発明によれば、垂直配向性を有する配
向膜に無偏光の紫外線の照射処理と水平配向処理を施す
ので、この配向膜付近の液晶分子は電圧無印加時に垂直
配列し、電圧印加時にほぼチルト角がない状態で水平配
列するため、少ないラビング処理で1画素内に異なる配
向区分を有する液晶表示装置を製造することができる。
向膜に無偏光の紫外線の照射処理と水平配向処理を施す
ので、この配向膜付近の液晶分子は電圧無印加時に垂直
配列し、電圧印加時にほぼチルト角がない状態で水平配
列するため、少ないラビング処理で1画素内に異なる配
向区分を有する液晶表示装置を製造することができる。
【0026】また、画素電極に線状の突起又はスリット
を設け、対向電極上の配向膜に無偏光紫外線の照射処理
と突起又はスリットとほぼ平行方向にラビング処理を行
うので、画素電極側のラビング処理を省くことができ、
ラビング処理時の静電気によるスイッチング素子の破壊
を防止することができる。
を設け、対向電極上の配向膜に無偏光紫外線の照射処理
と突起又はスリットとほぼ平行方向にラビング処理を行
うので、画素電極側のラビング処理を省くことができ、
ラビング処理時の静電気によるスイッチング素子の破壊
を防止することができる。
【0027】また、1画素を複数の領域に分割し、各領
域では、一方の基板の配向膜に無偏光紫外線の照射処理
と水平配向処理を、他方の基板の配向膜に水平配向処理
をそれぞれ施し、電圧印加時に隣接する領域の液晶分子
の傾斜方向が異なるようにしすることで、各基板のラビ
ング処理が1回になり、歩留まりを向上させることがで
きる。
域では、一方の基板の配向膜に無偏光紫外線の照射処理
と水平配向処理を、他方の基板の配向膜に水平配向処理
をそれぞれ施し、電圧印加時に隣接する領域の液晶分子
の傾斜方向が異なるようにしすることで、各基板のラビ
ング処理が1回になり、歩留まりを向上させることがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施形態である液晶表示装置の
断面概略図である。
断面概略図である。
【図2】第1の実施形態である液晶表示装置の配向膜の
水平配向方向を示す図である。
水平配向方向を示す図である。
【図3】第1の実施形態の配向膜の配向処理を説明する
図である。
図である。
【図4】本発明の第2の実施形態である液晶表示装置の
断面概略図である。
断面概略図である。
【図5】第2の実施形態である液晶表示装置の配向膜の
水平配向方向を示す図である。
水平配向方向を示す図である。
【図6】第2の実施形態の配向膜の配向処理を説明する
図である。
図である。
1 アレイ基板 2 画素電極 3 突起 4、6、9、10 配向膜 5 液晶 7 対向電極 8 CF基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 賀勢 裕之 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 森 善隆 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 田中 慎一郎 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 2H090 HA05 JA03 JC03 KA04 LA01 MA01 MA02 MA11 MA15 MB01 MB14 2H092 GA13 GA17 JB05 NA01 PA02 5C094 AA03 AA31 AA42 AA43 BA03 BA43 CA19 CA24 EA04 EA07 ED02 ED14
Claims (10)
- 【請求項1】 各画素毎に画素電極が形成された第一基
板と、対向電極が形成された第二基板と、前記両基板上
に積層された垂直配向性を有する配向膜と、前記基板間
に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層とを備
え、前記基板のどちらか一方には各画素に対応して線状
の突起又はスリットが形成され、他方の基板の配向膜に
は無偏光の紫外線の照射処理と前記突起又は前記スリッ
トの略平行方向に水平配向処理が施されていることを特
徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記液晶層にはカイラル材が添加され、
液晶分子は電圧無印加時に垂直配列し、電圧印加時に前
記基板間で捩れながら水平配列することを特徴とする請
求項1記載の液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記突起又は前記スリットが前記画素電
極に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求
項2記載の液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記突起又は前記スリットにより各画素
をほぼ均等に2分割し、分割された領域の液晶分子は電
圧印加時に前記突起又は前記スリットによって傾斜方向
が規制されて他方の領域の液晶分子と異なる方向に傾斜
すると共に前記基板間で90度捩れながら水平配列する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の液晶表示
装置 - 【請求項5】 前記水平配向処理がラビング処理である
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の液晶表示
装置。 - 【請求項6】 画素電極が形成された基板と対向電極が
形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を封入
し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した液晶
表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、各領
域では、一方の基板の配向膜に無偏光の紫外線の照射処
理と水平配向処理を施し、他方の基板の配向膜に水平配
向処理を施し、電圧印加時に無偏光紫外線の照射処理が
施されていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向が規
制されると共に隣接する領域の液晶分子と傾斜方向が異
なることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項7】 前記液晶層にはカイラル材が添加され、
液晶分子は電圧無印加時に垂直配列し、電圧印加時に前
記基板間で90度捩れながら水平配列することを特徴と
する請求項6記載の液晶表示装置。 - 【請求項8】 各画素が2つの領域A、Bに分割され、
一方の基板の領域Aと他方の基板の領域Bには無偏光紫
外線の照射処理が施されると共に両基板には互いに直交
する方向にラビング処理が施され、電圧印加時に一方の
基板界面の液晶分子が他方の基板界面の液晶分子が90
度捩れたときの傾斜方向と逆方向に傾斜するようにラビ
ング方向が設定されていることを特徴とする請求項6乃
至請求項7記載の液晶表示装置。 - 【請求項9】 各画素毎に画素電極が形成された第一基
板と、対向電極が形成された第二基板と、前記両基板上
に積層された垂直配向性を有する配向膜と、前記基板間
に封入された負の誘電率異方性を有する液晶層とを備
え、前記基板のどちらか一方には各画素に対応して線状
の突起又はスリットが形成され、他方の基板の配向膜に
は直線偏光の紫外線をその振幅方向をずらしながら複数
回照射する処理と前記突起又は前記スリットの略平行方
向に水平配向処理が施されていることを特徴とする液晶
表示装置。 - 【請求項10】 画素電極が形成された基板と対向電極
が形成された基板との間に誘電率異方性が負の液晶を封
入し、両基板に垂直配向性を有する配向膜を積層した液
晶表示装置において、各画素を複数の領域に分割し、各
領域では、一方の基板の配向膜に直線偏光の紫外線をそ
の振幅方向をずらしながら複数回照射する処理と水平配
向処理を施し、他方の基板の配向膜に水平配向処理を施
し、電圧印加時に直線偏光の紫外線の照射処理が施され
ていない配向膜によって液晶分子の傾斜方向が規制され
ると共に隣接する領域の液晶分子と傾斜方向が異なるこ
とを特徴とする液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392815A JP2002196336A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000392815A JP2002196336A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002196336A true JP2002196336A (ja) | 2002-07-12 |
Family
ID=18858743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000392815A Pending JP2002196336A (ja) | 2000-12-25 | 2000-12-25 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002196336A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006154105A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Casio Comput Co Ltd | 液晶表示素子 |
US7453536B2 (en) * | 2004-05-24 | 2008-11-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display and manufacturing method thereof |
CN100440011C (zh) * | 2004-09-08 | 2008-12-03 | 乐金显示有限公司 | 形成定向层的方法和利用其制造液晶显示器件的方法 |
JP2011197493A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Stanley Electric Co Ltd | 垂直配向型液晶表示素子 |
KR20130101326A (ko) * | 2012-03-05 | 2013-09-13 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
JP2013213991A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
WO2021201257A1 (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | Jsr株式会社 | 液晶表示素子 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07311383A (ja) * | 1994-05-18 | 1995-11-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
JPH0961825A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-07 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JPH11133429A (ja) * | 1997-02-27 | 1999-05-21 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
JPH11258605A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-09-24 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
JP2000039615A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-08 | Sharp Corp | 液晶電気光学装置およびその製造方法 |
JP2000047215A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-18 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JP2000193976A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
-
2000
- 2000-12-25 JP JP2000392815A patent/JP2002196336A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07311383A (ja) * | 1994-05-18 | 1995-11-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 液晶表示装置 |
JPH0961825A (ja) * | 1995-08-28 | 1997-03-07 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JPH11133429A (ja) * | 1997-02-27 | 1999-05-21 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
JPH11258605A (ja) * | 1997-06-12 | 1999-09-24 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
JP2000039615A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-02-08 | Sharp Corp | 液晶電気光学装置およびその製造方法 |
JP2000047215A (ja) * | 1998-07-27 | 2000-02-18 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
JP2000193976A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-14 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7453536B2 (en) * | 2004-05-24 | 2008-11-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Liquid crystal display and manufacturing method thereof |
CN100440011C (zh) * | 2004-09-08 | 2008-12-03 | 乐金显示有限公司 | 形成定向层的方法和利用其制造液晶显示器件的方法 |
JP2006154105A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Casio Comput Co Ltd | 液晶表示素子 |
JP2011197493A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Stanley Electric Co Ltd | 垂直配向型液晶表示素子 |
KR20130101326A (ko) * | 2012-03-05 | 2013-09-13 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
KR101951304B1 (ko) * | 2012-03-05 | 2019-04-26 | 삼성디스플레이 주식회사 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
JP2013213991A (ja) * | 2012-04-03 | 2013-10-17 | Sharp Corp | 液晶表示装置 |
WO2021201257A1 (ja) * | 2020-04-02 | 2021-10-07 | Jsr株式会社 | 液晶表示素子 |
CN115298604A (zh) * | 2020-04-02 | 2022-11-04 | Jsr株式会社 | 液晶显示元件 |
CN115298604B (zh) * | 2020-04-02 | 2024-05-28 | Jsr株式会社 | 液晶显示元件 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2877601B2 (ja) | 液晶表示装置とその製造法 | |
JP2572537B2 (ja) | 液晶表示装置とその製造方法 | |
JP3850002B2 (ja) | 液晶電気光学装置 | |
JPH1048636A (ja) | 液晶表示装置 | |
US5757454A (en) | Liquid crystal display device with homeotropic alignment in which two liquid crystal regions on the same subtrate have different pretilt directions because of rubbing | |
WO2011161921A1 (ja) | 液晶表示装置 | |
US6788374B2 (en) | Multi-domain liquid crystal display device and method for fabricating the same | |
KR20030082141A (ko) | 패턴드 스페이서를 가지는 액정표시장치 | |
JPH11271810A (ja) | 液晶表示パネルおよび液晶表示装置 | |
US20110032464A1 (en) | Liquid crystal display and manufacturing method for the same | |
JP2008158186A (ja) | 液晶表示装置の製造方法 | |
KR100904526B1 (ko) | 패턴드 스페이서를 가지는 액정표시장치 | |
KR101023730B1 (ko) | 배향막 형성방법 및 그를 이용한 액정표시소자 제조방법 | |
US9841636B2 (en) | Liquid crystal display device | |
US7067224B2 (en) | Method for fabricating a liquid crystal display device | |
JP2002196336A (ja) | 液晶表示装置 | |
US7092063B2 (en) | Method for designing mask and fabricating panel | |
JPH11174482A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20030028727A (ko) | 액정 표시 소자 | |
KR20050000572A (ko) | 위상차 필름의 제조방법 및 이를 이용한 액정표시장치의제조방법 | |
JP3600196B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
KR20050049393A (ko) | 액정 장치의 제조 방법, 액정 장치 및 전자 기기 | |
JPH09244028A (ja) | 液晶表示パネル | |
JP2000314888A (ja) | 液晶パネル及びその製造方法並びに投射型表示装置 | |
US6882392B2 (en) | Method for fabricating smectic liquid crystal display device |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050627 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050705 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |