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JP2002187261A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

Info

Publication number
JP2002187261A
JP2002187261A JP2001289056A JP2001289056A JP2002187261A JP 2002187261 A JP2002187261 A JP 2002187261A JP 2001289056 A JP2001289056 A JP 2001289056A JP 2001289056 A JP2001289056 A JP 2001289056A JP 2002187261 A JP2002187261 A JP 2002187261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording medium
jet recording
ink jet
recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001289056A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Yoshinaga
憲治 吉永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001289056A priority Critical patent/JP2002187261A/ja
Priority to US09/968,895 priority patent/US6575554B2/en
Publication of JP2002187261A publication Critical patent/JP2002187261A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0065Means for printing without leaving a margin on at least one edge of the copy material, e.g. edge-to-edge printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1721Collecting waste ink; Collectors therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/1721Collecting waste ink; Collectors therefor
    • B41J2/1728Closed waste ink collectors

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体の幅方向の端部まで記録する縁無し
記録を行っても記録媒体の裏汚れが発生せず、高品位な
記録ができるインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 インクジェット記録ヘッド14から記録
媒体1にインクを吐出して記録を行うインクジェット記
録装置において、記録媒体1をインクジェット記録ヘッ
ド14と対向する位置に支持するプラテン20と、記録
媒体1の端部の外側に吐出されたインクを回収するイン
ク回収部22と、インク回収部22に大気圧よりも低い
気圧を発生させるための共通負圧室と、インク回収部2
2と共通負圧室とを連通する空気流路と、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体上にイン
クを吐出し、記録を行うインクジェット記録装置に関
し、詳しくは、プリンタ、複写機、コンピュータ、ある
いはワープロ等の情報処理機器に用いられるインクジェ
ット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置として、記録部において
記録媒体を間欠的に搬送し、各搬送停止ごとに搬送方向
と直角な方向に記録ヘッドから所定の幅でインク滴を吐
出して画像を記録するインクジェット記録装置がある。
【0003】インクジェット記録装置では、記録部にお
いてインクを吐出する記録ヘッドのノズル面と記録媒体
との間隔を極めて小さく、しかも精度良く維持しなけれ
ば、吐出インク滴の着弾不良による画像のよれや記録ヘ
ッドと記録媒体との接触による汚れが発生する。
【0004】このため、記録ヘッドを保持するキャリッ
ジを真直度の良いガイドシャフトで精度良く走査し、ま
た記録媒体を吸着作用によって平坦なプラテンに吸着さ
せる装置がある。このような吸着型プラテンは、その負
圧発生源に真空ポンプやファン等を使用し、プラテン下
部で密閉された空間の空気を外部へ排出し、前記空間を
負圧にする構成が一般的である。
【0005】近年、画像を写真印画紙のように周囲に余
白のない縁無しで記録したいという要求があり、記録媒
体の幅よりも広い範囲にわたって画像形成のためのイン
ク吐出を行う装置がある。
【0006】図9に従来の記録装置の斜視図を示す。図
9において、記録媒体201は矢印K方向から装置内へ
供給される。搬送ローラ202は、ピンチローラ20
3、204、205と共に記録媒体201を挟持し、不
図示の回転駆動系と連結して記録媒体201を精度良く
間欠搬送することが可能である。
【0007】プラテン206は搬送ローラ202によっ
て搬送された記録媒体201をその案内面206aで平
面的に支持するように配置されている。案内面206a
には複数の開口部210が設けられ、プラテン206下
方内部の空間と空気流路で連通している。プラテン20
6下方内部の空間がポンプもしくはファンによって負圧
にされると、開口部210を介して記録媒体201がプ
ラテン206の案内面206aに対して吸着作用力を受
ける。これによって、記録媒体201はある程度の平面
性を維持できる。
【0008】ガイドシャフト231はその軸方向を記録
媒体201の搬送方向と直角な方向とし、プラテン20
6の案内面206aと平行になるように配置される。
【0009】キャリッジ232はガイドシャフト231
に挿通され、不図示の直線移動手段と連結して矢印L、
L’方向、すなわち主走査方向に移動可能である。キャ
リッジ232は、その内部にインクジェット記録ヘッド
を有し、そのインク吐出面をプラテン206の案内面2
06aに対向するように構成され、主走査方向に移動す
る間、記録媒体201がプラテン206に姿勢を矯正さ
れる限り、インク吐出面と記録媒体201との間隔は精
度良く維持される。
【0010】また、キャリッジ232は本体制御部から
不図示のケーブルを介して電気信号を受け、記録ヘッド
へ伝達しインクを吐出させる。主走査移動中に吐出信号
を受けると、プラテン206上の記録媒体201に記録
ヘッドの吐出ノズル列に相当する幅の帯状の画像が形成
される。搬送ローラ202の間欠搬送のたびに上記記録
を所定分繰り返すと、記録媒体201上に1頁の画像を
形成することができる。
【0011】プラテン206の案内面206aには適当
なピッチ間隔で配列された円形の開口部210が複数設
けられている。記録媒体201は複数の開口部210を
介してプラテン206に吸着される。また、プラテン2
06の記録媒体201の幅方向の端部201a、201
bに対向する位置には、縁無し記録のためのインク回収
口211、212が設けられている。記録媒体201の
紙幅より外側で吐出されたインクは、インク回収口21
1、212で回収され、プラテン206の案内面に直接
インクが付着しないようになっている。
【0012】図10は縁無し記録の際に、記録媒体20
1の幅方向の端部201aの近傍で、記録ヘッドがイン
クを吐出しているときの様子を示す断面図である。ひさ
し状に張り出した記録媒体の端部201aの影響を受け
て、一点鎖線で示したような渦気流が発生する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置においては、以下の問題点を有していた。
【0014】すなわち、渦気流が発生すると、記録ヘッ
ドから吐出されたインク主滴以外のミスト等のインクが
飛散する原因となり、これが記録媒体の裏面に付着して
裏汚れが発生する可能性があった。
【0015】また、上記インクミストはキャリッジの走
査移動に伴って移動して浮遊し、記録媒体1が時として
プラテン20からわずかながらの浮きを発生した場合に
は、吸引開口部210の吸引力によってインクミストは
図中左方向に誘導され、インク回収部の両脇のプラテン
表面に付着し、これが記録媒体の裏面に付着して裏汚れ
が発生する可能性もあった。
【0016】また、一画像の記録動作の初期時点で記録
媒体の先端がインク回収口上にある場合、記録ヘッドの
インク吐出と同時に発生するインクミストが記録媒体の
先端を回り込み、気流が乱れる。この傾向は記録媒体が
記録と共に搬送され、記録媒体がインク回収口の覆う割
合が多くなるほど乱流が増大しやすい。その結果、先端
部の裏面側にミスト等のインクが付着し、記録媒体先端
部での裏汚れが発生する可能性があった。
【0017】また、記録ヘッドは記録媒体にインクを吐
出する前にノズル内部に増粘したインクを排出するため
の予備吐出を行う。予備吐出は前述したインク回収口と
同様の構造のインク受け部に行われる。予備吐出を行う
と、インク受け部内部の空気抵抗や反動によってインク
吐出流線の回りに渦気流が発生し、インク受け部の周辺
にインクが飛散して汚れる可能性があった。
【0018】また、インク回収口やインク受け部の壁面
の隅には、インクミストや吐出インクが毛管現象により
付着し、これが記録動作とともに成長しインク回収口や
インク受け部の空気の流れを阻害しインクミスト等の余
分なインクが飛散したりし、記録媒体の裏面に付着し裏
汚れが発生する可能性があった。
【0019】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
記録媒体の搬送方向の先端部や幅方向の端部まで記録す
る縁無し記録を行っても記録媒体の裏汚れが発生せず、
高品位な記録ができるインクジェット記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0020】また、予備吐出の際のインクの飛散を防止
したインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。
【0021】また、記録媒体の端部をインクジェット記
録する際に該端部に対応して設けられたインク吸引回収
部に生ずる乱流の発生を防止する整流構造を有して、記
録媒体の裏側へインクミストが回り込むことのないイン
クジェット記録装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るインクジェット記録装置の一態様は、
記録手段から記録媒体にインクを吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録装置において、前記記録媒体を前記記
録手段と対向する位置に支持する案内面を有するプラテ
ンと、前記記録媒体の端部の外側に吐出されたインクを
回収するインク回収部と、前記インク回収部に大気圧よ
りも低い気圧の状態を発生させるための負圧発生手段
と、前記インク回収部と前記負圧発生手段とを連通する
連通部と、を有することを特徴とする。
【0023】また、上記目的を達成するため、本発明に
係るインクジェット記録装置の他の態様は、記録媒体に
インクを吐出する記録手段と、前記記録媒体を前記記録
と対向する位置に支持する案内面を有するプラテンと、
前記記録媒体の端部の外側に吐出されたインクを回収す
るインク回収部と、前記インク回収部に大気圧よりも低
い気圧の状態を発生させるための負圧発生手段と、前記
インク回収部と前記負圧発生手段との間で空気を連通す
る連通口と、前記インク回収部に配置される薄板状の空
気整流機構により前記記録媒体の対向側から前記連通部
にわたって空気流を整流する空気流路と、を有するイン
クジェット記録装置において、インク回収部はプラテン
の案内面に略平行な方向から前記拘束空気流路へ空気を
流通可能とする流入口を有することを特徴とする。
【0024】以上の構成によれば、記録媒体の幅方向の
端部まで記録する縁無し記録を行っても記録媒体の裏汚
れが発生せず、高品位な記録ができるインクジェット記
録装置を提供できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)図1〜図3を用いて
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態のインクジェット記録装置のプラテン
周辺の斜視図である。
【0027】ロール状の記録媒体1は不図示の搬送手段
により矢印A方向の記録部へ供給される。搬送ローラ5
とピンチローラ6a、6b、6cは、矢印A方向に供給
された記録媒体1を把持し、記録媒体1を所定の移動量
のピッチで間欠的に精度良く搬送する。
【0028】プラテン20は搬送ローラ5とピンチロー
ラ6a、6b、6cとのニップ部の高さとほぼ同じ高さ
を有する案内面20aを有し、後述のインクジェット記
録ヘッド14のノズル面と記録媒体1との距離を精度良
く維持するために、記録媒体1を平面的に精度良く支持
する。記録媒体1が接するプラテン20の案内面20a
には案内面側開口部21が複数設けられている。更にプ
ラテン20の記録媒体1の幅方向の端部に対向する位置
には、インクジェット記録ヘッド14から吐出されたイ
ンクを回収するインク回収部22が設けられている。
【0029】プラテン20の案内面20aの下方には側
壁で囲まれた空間があり、この空間が共通負圧室42で
ある。そして共通負圧室42は外部に対して密閉性を維
持してファンケース41と結合している。共通負圧室4
2の内部では、インク回収部22とファン40を収容す
るファンケース41とが連通している。インク回収部2
2とファンケース41との間に介在する共通負圧室42
を連通部と呼ぶ。また、インク回収部22とファンケー
ス41とが直結する構造の場合は、インク回収部22か
らファンケース41へ空気が流れる開口部を連結部と呼
ぶ。ファン40が回転すると共通負圧室42の空気が外
部へ排出され、共通負圧室42を負圧にすることが可能
である。
【0030】キャリッジ11は、記録媒体1の幅方向に
延びるガイドシャフト12によって摺動可能に支持され
る。キャリッジ11は不図示の直線移動手段と連結し、
制御手段の指令により、ガイドシャフト12の軸方向に
移動可能である。
【0031】インクジェット記録ヘッド14は、キャリ
ッジ11に搭載され、不図示の接続ケーブルによって制
御部と電気的に接続され、インクの吐出制御がなされ
る。プラテン20に対向するインクジェット記録ヘッド
14の下面には主走査方向と交差する方向に幅Wのノズ
ル列が構成され、図中下方にインク滴を吐出可能であ
り、1回の主走査で最大幅Wの画像を記録媒体1に記録
できる。
【0032】インクを収納した不図示のインクカートリ
ッジはキャリッジ11に保持され、キャリッジ11とと
もに移動可能であり、インクジェット記録ヘッド14と
結合されることによりインクが供給される。
【0033】記録中、記録媒体1は搬送ローラ5によっ
て間欠搬送され、その先端位置は所定のピッチをもって
移動し、各間欠搬送が終了するごとに、インクジェット
記録ヘッド14がキャリッジ11とともに主走査方向に
移動し、所定幅の帯状の画像を記録媒体1上に形成す
る。
【0034】排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eとは搬送ローラ5の間欠搬送駆動と同期して回転し、
記録媒体1をプラテン20上から浮き上がったり、斜行
することのないように搬送する。排出ローラ31と補助
ローラ32a〜32eとの把持力は、搬送ローラ5とピ
ンチローラ6a、6b、6cとの把持力と比べて弱くな
るように設定しており、記録部における間欠搬送の精度
は搬送ローラ5とピンチローラ6a、6b、6cとによ
る搬送作用の方が支配的に働くように設定されている。
【0035】カッター下刃35は記録媒体1の幅方向に
延びた形状を成し、排出ローラ31と補助ローラ32a
〜32eとのニップ高さとほぼ同等の高さ位置で、上記
ローラの搬送方向下流側に設けられている。ローラカッ
ター刃36は不図示の直線駆動機構に連結され、カッタ
ー下刃35に接しながら記録媒体1の幅方向に移動可能
である。
【0036】記録が終了した記録媒体1は搬送ローラ5
とピンチローラ6a、6b、6cとによって切断予定位
置を図中の切断位置Cまで搬送された後、ローラカッタ
ー刃36の移動により切断され、さらに搬送方向下流の
不図示のローラ等によって装置外に排出される。
【0037】図2は記録媒体1の幅方向の端部1aに対
向する位置でプラテン20を記録媒体1の幅方向で切断
したときの断面図である。記録媒体1の幅方向の端部1
aに対向する位置には、インクジェット記録ヘッド14
から吐出されたインクを回収するインク回収部22が設
けられている。インク回収部22には、インクジェット
記録ヘッド14のインクの吐出方向と略平行な方向に並
列に配置された薄板23a、23b、23c、23dが
設けられている。それぞれの薄板23間には上方から空
気が流入可能であり、前述の共通負圧室42に連通する
空気流路27a、27b、27c、27d、27eが構
成されている。薄板23の最上部の高さはプラテン20
の案内面20aよりh1だけ低く設定され、斜面部24
a、24b、24c、24dを形成して先端の幅を細く
して上方からの空気の流入に対して乱流の発生を低減で
きる形状になっている。斜面部24の斜面方向は、イン
クジェット記録ヘッド14から吐出されたインク滴が衝
突して記録媒体1から離れる方向に反射するように配置
されている。
【0038】図3は図2のS−Sで切断したときの断面
図である。記録媒体1の幅方向の端部に対向する位置に
おいて、記録媒体1の搬送方向におけるプラテン20の
両端部は案内面20aよりh2だけ低く、空気が流入で
きる流入口28、29が構成されている。そして下方に
行くに従って、記録媒体1の搬送方向に徐々に狭まって
いく斜面25c、26cと連続的につながった壁面構造
をなし、下端で共通負圧室42と連通する。空気は矢印
D方向とE方向から流入可能で、上方から流入した空気
と合流して矢印F方向に流出する。これらの形状は、他
の薄板23間で構成される空気流路27a、27b、2
7d、27eにおいても同様である。また、記録媒体1
の他端1c側にも同様の構造がある。
【0039】上記の構造は、インクジェット記録ヘッド
14と対向する空気の流入部から共通負圧室42に向か
う流路の途中までは互いに略平行な複数の空気流路が密
接して構成され、各空気流路の流入側の開口断面形状の
少なくとも一辺の長さ(本実施の形態においては図2で
示す記録媒体の幅方向の長さ)に対して空気の流れる流
路方向の流路長を大きくしたため、渦気流が発生する空
間的余裕がなく整流化作用を及ぼす。
【0040】また、薄板23の最上部の高さをプラテン
20の案内面20aよりh1だけ低く設定しているの
で、薄板23の最上部に付着したインクが記録媒体1の
裏面に接触するのを防止することができる。渦気流防止
のためにはh1はできるだけ小さいほど効果的である
が、記録媒体1の自重による落ち込みやカールによる落
ち込みを考慮してh1を設定すればよい。実験結果によ
るとh1は1mm以下が良好である。また、薄板23と
プラテン20とを一体に形成すると寸法が安定するため
好ましい。
【0041】次にインクジェット記録装置の動作につい
て説明する。
【0042】ファン40が回転すると共通負圧室42の
空気が外部へ排出され、共通負圧室42の内部が大気圧
より低い状態になる。この様にして共通負圧室42は負
圧になる。プラテン20の案内面20a上に搬送された
記録媒体1は、案内面側開口部21によってプラテン2
0の案内面20aに吸着され、平面性を維持される。
【0043】図2で示すように記録媒体1がプラテン2
0の案内面20a上に搬送されると、空気流路27c、
27d、27eでは流入された空気に対して整流化作用
があるため、空気流路の上部での渦気流の発生を抑える
ことができる。また、空気流路27a、27bの上方は
記録媒体1により覆われるが、流入口28、29から空
気が流入され、斜面25、26によって円滑に空気が流
れるため、渦気流が発生することはない。
【0044】以上説明した構成によれば、記録媒体1に
縁無し記録を行う際に、インクジェット記録ヘッド14
を記録媒体1の端部の外側まで移動させてインクを吐出
するが、その近傍の空気の流れは整流であるため、イン
クジェット記録ヘッド14から吐出されるインクの主
滴、およびインクミストは薄板23bと薄板23cとの
間の空気流路27cに回収され、共通負圧室42に吸引
される。これにより、インクが記録媒体の裏面に付着す
ることなく、汚れを防止することができる。
【0045】また、薄板23は必ずしも複数設ける必要
な無く、インクジェット記録ヘッド14と対向する空気
の流入部から共通負圧室42に向かう流路の途中までは
互いに略平行な複数の空気流路を密接して構成し、各空
気流路の流入側の開口断面形状の少なくとも一辺の長さ
(本実施の形態においては図2で示す記録媒体の幅方向
の長さ)に対して空気の流れる流路方向の流路長が大き
くなるように構成されていれば、渦気流が発生する空間
的余裕がなく整流化作用を及ぼすことが出来る。
【0046】いいかえれば、記録媒体の端部をインクジ
ェット記録する際に該端部に対応して設けられたインク
吸引回収口に生ずる乱流の発生を防止する整流構造を有
して、記録媒体の裏側へインクミストが回り込むことの
ないインクジェット記録装置ができる。
【0047】また、吐出されたインク滴やインクミスト
は空気流と共に空気流路に流入しその壁面に付着する。
付着したインク滴やインクミストはそれぞれの壁面を伝
わって重力方向へ移動するが、空気流路の断面上の隅部
に毛管現象で集積しやすい。従ってこの壁面下端部に壁
面に接するようにインク吸収体を設ければ、集積したイ
ンク滴が空気流路の空気の流れを阻害する事を防止でき
る。また、集積したインク滴が毛管現象により壁面をつ
たって上る事により記録媒体の裏面を汚す事を防止でき
る。
【0048】(第2の実施の形態)図4を用いて本発明
の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、
複数のサイズの記録媒体に縁無し記録ができる構成であ
る。
【0049】図4は本発明の第2の実施の形態のインク
ジェット記録装置の断面図である。第2の実施の形態に
おいては、小サイズの記録媒体101と大サイズの記録
媒体102とに縁無し記録を行うことができる。小サイ
ズの記録媒体101と大サイズの記録媒体102の一方
の端部は同じ位置である。プラテン50にはインク回収
部52が4ヶ所設けられている。小サイズの記録媒体1
01の幅方向の端部に対向する位置にインク回収部52
a、52bを設け、大サイズの記録媒体102の幅方向
の他方の端部に対向する位置にインク回収部52cを設
け、インクジェット記録ヘッド14が記録動作前に予備
吐出を行う予備吐出位置にインク回収部52dを設けて
いる。
【0050】プラテン50の下方にはダクト61が結合
され、ダクト61の下端部は不図示のファンと連結して
いる。プラテン50とダクト61とで囲まれた領域は共
通負圧室62で、共通負圧室62はファンが回転するこ
とにより共通負圧室62内部の空気が外部に排出され共
通負圧室62内部は大気圧に対して負圧になる。プラテ
ン50の案内面に設けられた複数の案内面側開口部によ
り記録媒体101、102は吸着され、それぞれのイン
ク回収部52の上方から共通負圧室62に向かって空気
が流れ込む。
【0051】それぞれのインク回収部52の下側にはイ
ンクなどの液体に対して吸収性のあるインク吸収体6
3、64が配置され、それぞれのインク回収部52を通
して落下してくるインク滴やインクミストを吸着可能で
ある。インク吸収体63、64の最下部にはインク受け
部65、66が構成され、インク吸収体63、64にあ
る程度インクが吸収された後にインク吸収体63、64
から流れ出るインクを受け取り、一時的に滞留させるこ
とができる。インク受け部65、66の横方向には一時
的に滞留させたインクをダクトの外へ排出させるための
貫通口67、68が形成され、チューブ69、70を介
してダクト61の外に設けられた不図示の滞留タンクへ
導かれる。
【0052】次に記録媒体101または102に縁無し
記録をするときの動作について説明する。
【0053】最初に記録媒体101または102をプラ
テン50上に搬送し、不図示の吸引ファンを作動させる
ことにより記録媒体101または102をプラテン50
に吸着させる。共通負圧室62の内部は負圧となり、イ
ンク回収部52の上方から共通負圧室62への気流が発
生する。
【0054】インクジェット記録ヘッド14は待機位置
から移動し、1行目の記録のための走査を開始する。走
査の途中で、インクジェット記録ヘッド14は予備吐出
位置に設けられたインク回収部52dと対向する位置で
予備吐出を行う。従来の装置でプラテン近傍に設けられ
た予備吐出部に予備吐出を行うと、インク吐出流線の回
りに渦気流が発生してインクの飛散の原因になってい
た。本実施の形態のようにインク回収部52dに向かっ
てインクを吐出すれば、渦気流は発生せずに直線的にイ
ンク回収部52dを通過してインク吸収体63に吸収さ
れる。
【0055】インクジェット記録ヘッド14が走査中に
記録媒体101または102の一方の端部101aまた
は102aの直前の位置に到達すると、画像形成のため
の吐出を開始する。記録媒体の一方の端部の直前で吐出
されたインクはインク回収部52aを通過してインク吸
収体63に吸収される。
【0056】インクジェット記録ヘッド14が走査中に
それぞれ記録を行う記録媒体101または102の他方
の端部101bまたは102bを少し越えたところまで
達して1走査分のインク吐出を終了する。記録媒体の他
方の端部を越えて吐出されたインクはインク回収部52
bまたは52cを通過してインク吸収体64に吸収され
る。
【0057】以上説明した構成によれば、複数のサイズ
の記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置におい
ても、それぞれの記録媒体の幅方向の端部に相当する位
置にインク回収部を設けたため、記録媒体の裏汚れを防
止し高画質の記録を行うことができる。また、インク回
収部の下方にインク吸収体を設けたため、インク滴やイ
ンクミストが吸引ファンに付着して動作不良を起こした
り、インクミストがファンを通過して装置外に出るのを
防止することができる。さらに、インク吸収体に吸収さ
れたインクをダクトの外に排出可能で、別途回収するこ
とができる。これによりインク吸収体がインクで飽和す
ることもないので、インク吸収性能を維持できる。
【0058】(第3の実施の形態)図5a、図5bを用
いて本発明の第3の実施の形態を説明する。図5aはイ
ンク回収部の別の実施の形態を示す斜視図である。
【0059】第3の実施の形態においては、薄板部がイ
ンクジェット記録ヘッド14のノズル列に対して傾斜し
ている。そのためあるタイミングにおいて、インクジェ
ット記録ヘッド14の1列のノズル列から吐出されたイ
ンクが、1つの薄板部の頂点に集中して衝突することが
ないため、さらに気流の安定化を図ることができる。
【0060】また、空気流路を形成する薄板部の構造は
互いに平行である必要はなく、インク回収部の流入側の
開口断面形状の少なくとも一辺の長さに対して、空気の
流れる流路方向の流路長の方が大きくなるように構成さ
れていれば良く、整流化作用を及ぼすことが出来る。
【0061】さらには薄板部の強度を出すために、薄板
を格子状や、図5bに示すようにハニカム構造に配列し
ても良い。
【0062】また、吐出されたインク滴やインクミスト
は空気流と共に空気流路に流入しその壁面に付着する。
付着したインク滴やインクミストはそれぞれの壁面を伝
わって重力方向へ移動するが、空気流路の断面上の隅部
に毛管現象で集積しやすい。従ってこの壁面下端部に壁
面に接するようにインク吸収体を設ければ、集積したイ
ンク滴が空気流路の空気の流れを阻害する事を防止でき
る。また、集積したインク滴が毛管現象により壁面をつ
たって上る事により記録媒体の裏面を汚す事を防止でき
る。
【0063】(第4の実施の形態)図6〜図8を用いて
本発明の第4の実施の形態を説明する。図6は本発明の
第4の実施の形態のインクジェット記録装置のプラテン
周辺の斜視図である。図6は、図1で示した本発明の第
1の実施の形態のインクジェット記録装置とインク回収
部22の形状が異なるのみで、他の部分は同じである。
従ってインク回収部22以外の詳しい説明は省略する。
図7〜図8を用いてインク回収部22の説明をする。
【0064】図7は記録媒体1の幅方向の端部1bに対
向する位置でプラテン20を記録媒体1の幅方向で切断
したときの断面図である。記録媒体1の幅方向の端部1
bに対向する位置には、インクジェット記録ヘッド14
から吐出されたインクを回収するインク回収部22が設
けられている。インク回収部22には、インクジェット
記録ヘッド14のインクの吐出方向と略平行な方向に並
列に配置された薄板23a、23b、23cが設けられ
ている。それぞれの薄板23間には上方から空気が流入
可能であり、前述の共通負圧室42に連通する空気流路
27a、27b、27c、27dが構成されている。薄
板23aの位置は記録媒体20の端部1bの搬送通過位
置に対して必ず記録媒体20の中央側(図中左側)に位
置するように設定されている。薄板23bの位置は記録
媒体20の端部1bの搬送通過位置に対してほぼ直下に
位置するように設定されている。薄板23cの位置は縁
無し記録をするためにインクジェット記録ヘッド14が
記録媒体1の端部1bはみ出して記録する吐出領域Rの
端部位置のほぼ直下に位置するように設定されている。
【0065】薄板23aの最上部の高さはプラテン20
の案内面20aよりd1だけ低く設定され、同様に薄板
23b、薄板23cの最上部の高さはそれぞれプラテン
20の案内面20aよりd2、d3だけ低く設定されて
いる。ここではd1が最小で薄板23aの先端が記録媒
体1に接触しない程度で最小値を狙い、記録媒体1の下
面と薄板23aの先端との隙間を通過する空気流に対し
て抵抗を与えることが望ましい。d3は次に小さく、d
2は他よりもやや大きくしている。薄板23aの先端に
は記録媒体1の中央側に向いた斜面部24aが形成さ
れ,その反対面はインクの吐出方向に対して略平行とな
った垂直面を有する。これも記録媒体1の下面と薄板2
3aの先端との隙間を図中右から左へ通過する空気流に
対して抵抗を与えており、インクミストが薄板23aの
先端を超えることにより、プラテン20の左稜部48へ
飛散するのを防止することを目的とする。
【0066】薄板23bの先端には板厚方向の表裏面と
もに傾斜面24b、24b'を有する。これは記録媒体1
の端部1bが図中左右方向に変動しても、記録媒体1の
端部1bの横を通過した吐出インクを空気流路27b、
27cのどちらへでも流入しやすくすることを目的とす
る。
【0067】薄板23cの先端には記録媒体1の中央側
に向いた斜面部24cが形成されている。これは記録媒
体1の端部1bの横を通過した吐出インクが薄板23cに
衝突したとき、吐出インクやミストが空気流路27cへ
流入しやすくし、プラテン20の右側稜部49へ飛散す
ることを防止するためである。
【0068】以上の構成であると、記録媒体1が時とし
てプラテン20からわずかながらの浮きを突発的に発生
した場合、インク回収部22の上部の空気やインクミス
トは吸引開口部21の吸引力によって図中左方向に誘導
されるが、薄板23aの先端を横切るには空気流入抵抗
を増加しているので、記録媒体1の端部外側にインク吐
出した際に発生したインクミストは上記の薄板23aの
先端を越えにくくなり、たとえ、一部のインクミストが
薄板23aの先端を越えてもさらにインクを回収する空
気流路27aがあるので、インクミストはここでほぼ完
全にインク回収部22の本来の吸引方向へ流れる。また
記録媒体1の端部外側に吐出されたインクは薄板23b
と薄板23cの先端傾斜面24b'、24cにより空気
流路27cへ流入しやすくなり、たとえ、一部のインク
ミストが薄板23cの先端を越えて図中右側へ飛散して
も、さらにインク回収する空気流路27dがあるので、
インクミストはここでほぼ完全にインク回収部22の本
来の吸引方向へ流れる。従って、プラテン20の右稜部
49を汚染することも防止することができる。
【0069】図8は図7のS−Sで切断したときの断面
図である。記録媒体1の幅方向の端部に対向する位置に
おいて、記録媒体1の搬送方向上流側におけるプラテン
20の端部は案内面20aよりd4だけ低く、空気が流
入できる流入口28が構成されている。そして記録媒体
1の搬送方向下流側へ行くに従って、連続的に下降して
いく壁面26aが構成される。一方記録媒体1の搬送方
向下流側におけるプラテン20の端部はプラテン20の
案内面20aと同じ高さで構成され、上流側に比して水
平方向からの空気流入を制限できる形状をしている。記
録媒体1の搬送方向下流側でインクジェット記録ヘッド
の吐出範囲Wの領域端からさらにやや下流側に位置に対
向する個所に垂直な壁面25aが構成される。壁面25
aの下端と壁面26aの下端とで囲まれた個所で共通負
圧室42と空気流路が連結する。
【0070】空気は矢印E方向から流入可能で、上方か
ら流入した空気と合流して矢印F方向に流出する。これ
らの形状は、他の薄板23間で構成される空気流路27
b、27c、27dにおいても同様である。また、記録
媒体1の他端1c側にも同様の構造がある。
【0071】上記の構造は、インクジェット記録ヘッド
14と対向する空気の流入部から共通負圧室42に向か
う流路の途中までは互いに略平行な複数の空気流路が密
接して構成され、各空気流路の流入側の開口断面形状の
少なくとも一辺の長さ(本実施の形態においては図7で
示す記録媒体の幅方向の長さ)に対して、空気の流れる
流路方向の流路長を大きくしたため、渦気流が発生する
空間的余裕がなく整流化作用を及ぼす。
【0072】つまり、図8で示すように画像記録動作初
期において記録媒体1がプラテン20の案内面20a上
に搬送されると、記録画像1の先端は搬送ローラ5によ
ってまず1aaの位置へ搬送され、キャリッジ11の主
走査で第1回目の記録が実行される。その後、記録媒体
1の先端1aは1ab、1acに位置し,繰り返し記録走
査がなされる。この間、記録媒体1の幅方向端部におい
ては拘束空気流路27a、27b、27c、27dでは
流入された空気に対して整流化作用があるため、空気流
路の上部での渦気流の発生を抑えることができる。
【0073】また、図8において薄板23aで形成され
るインク回収部の一つの空気流路は、記録媒体1の搬送
方向下流側はインクジェット記録ヘッドの吐出範囲Wの
領域端からさらにやや下流側の位置に垂直に設けられた
壁面25aと、記録媒体1の搬送方向上流側は記録媒体1
の搬送方向下流側へ行くに従って連続的に下降していく
壁面26aとがあり、その下方には共通負圧室42へ連
通する連通口がある。
【0074】尚、記録媒体1の先端1aにおいては、イ
ンクジェット記録ヘッドからのインクミストが記録媒体
1の先端1aを回り込んで裏面側へ行く気流が発生する
が、共通負圧室42へ連通する連結口が記録媒体1の搬
送方向下流側下方に位置するので、上記気流は流入口2
8から流入した空気に誘導され、記録媒体1の先端1a
側から図中左下方へ円滑に流れ、記録媒体1の裏面側へ
巻き込むことがほとんどない。記録動作の進行に伴い記
録媒体1の先端1aがインク回収部22を完全に覆って
しまった場合でも、大部分の空気は流入口28から流入
し、円滑に共通負圧室42へと流れて行くので、薄板2
3a、23bの上部を横切って流入してくる乱流の発生
を抑制する。
【0075】また、薄板23の最上部の高さをプラテン
20の案内面20aよりd1だけ低く設定しているの
で、薄板23の最上部に付着したインクが記録媒体1の
裏面に接触するのを防止することができる。渦気流防止
のためにはd1はできるだけ小さいほど効果的である
が、記録媒体1の自重による落ち込みやカールによる落
ち込みを考慮してd1を設定すればよい。実験結果によ
るとd1は1mm以下が良好である。また、薄板23と
プラテン20とを一体に形成すると寸法が安定するため
好ましい。
【0076】また、吐出されたインク滴やインクミスト
は空気流と共に拘束された空気流路に流入し、壁面25
a、26aにその一部が付着する。付着したインク滴は
それぞれの壁面を伝わって重力方向へ移動するが、空気
流路の幅が狭いことから、空気流路の断面上の隅部にイ
ンク滴が毛管現象で集積しやすい。しかし、壁面25
a、26aの下端部にインク吸収体8,9を、それぞれ
図7で示すように空気流路27a、27b、27c、2
7dに通じて配置する事でこれを防止する。インク吸収
体8,9は発泡性樹脂材やフェルト状の繊維質材、或い
は吸水性ポリマー材等で構成され、それぞれ図8中の片
部8a、9aのように各空気流路27a、27b、27
c、27dの内側へ一部が臨出している。また、各吸収
体8,9の下端断面形状は下方に行くほど細くなるよう
に斜面を形成されており、吸収したインクが飽和してく
ると上記斜面先端から下方へ落下しやすい形状にしてい
る。従って壁面25a、26aに付着したインク滴はそ
れぞれの壁面を伝わって吸収体8,9に吸収され、イン
クが飽和してくると上記斜面先端から下方へ落下する。
落下したインクは、例えば図4に示したインク吸収体6
3、64のようなインク回収物をインク回収部の下方に
設ける事により回収される。
【0077】従って画像記録を続けても集積したインク
滴が空気流路の空気の流れを阻害する事を防止できる。
また、集積したインク滴が毛管現象により壁面をつたっ
て上る事により記録媒体の裏面を汚す事を防止できる。
【0078】更に、インク回収部22の壁面にフッ素系
樹脂などのインクに対して撥水性を有する材料を採用す
る事で、壁面自体が保持し得るインク量を減らし,空気
流路の流通が阻害されることを低減できる。そして付着
インクが重力に逆らって壁面表面を伝わってプラテン2
0の案内面20a表面へ染み出す現象を阻止し,これに
よって、記録媒体1の裏汚れを防止できる。
【0079】また、回収部22の壁面の表面を出来るだ
け滑らかにし、例えば鏡面仕上げすれば、撥水作用と同
様の効果をもたらすことができる。
【0080】以上説明したように、本実施例によれば、
記録媒体の端部の外側に吐出されたインクを回収するイ
ンク回収部と、インク回収部に大気圧よりも低い気圧の
状態を発生させるための負圧発生手段と、インク回収部
と負圧発生手段とを連通する空気流路と、を有するた
め、記録媒体の幅方向の端部まで記録する縁無し記録を
行っても記録媒体の裏汚れが発生せず、高品位な記録が
できるインクジェット記録装置を提供できる。
【0081】また、本実施例によれば、記録媒体の端部
の外側に吐出されたインクを回収するインク回収部にイ
ンク吐出領域と、記録媒体と、拘束空気流路を構成する
薄板の位置関係を定め、薄板の適切な形状からなる空気
拘束流路を有するため、記録媒体の幅方向の端部まで記
録する縁無し記録を行ってもプラテンの上部を汚染する
ことはなく、記録媒体の裏汚れが発生せず、高品位な記
録ができるインクジェット記録装置を提供できる。
【0082】また、本実施例によれば、インク回収部は
拘束空気流路の流入口に対して、記録媒体に近接する側
以外にも記録媒体の記録面と反対面側でプラテン案内面
に略平行な方向から空気を流入可能とする流入口を有す
るので、流路拘束板の上部を横切って流入してくる乱流
を低減でき、記録媒体の端部まで記録する縁無し記録を
行っても記録媒体の幅方向両端や先端には裏汚れが発生
せず、高品位な記録ができるインクジェット記録装置を
提供できる。
【0083】また、本実施例によれば、前記流路拘束板
に付着したインクを吸収可能なインク吸収体を前記空気
流路と前記連通部との間に配置したので、空気流路に付
着したインクが堆積することなく、記録を長期的に継続
しても気流の流通を阻害することが無いので、媒体の裏
汚れが発生せず、高品位な記録が持続できる。
【0084】また、本実施例によれば、記録媒体の端部
をインクジェット記録する際に該端部に対応して設けら
れたインク吸引回収口に生ずる乱流の発生を防止する整
流構造を有して、記録媒体の裏側へインクミストが回り
込むことのないインクジェット記録装置を提供できる。
【0085】尚、本発明に係るインクジェット記録装置
の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像
出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組合せ
た複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット記録装置によれば、記録媒体の搬送方向の先端部
や幅方向の端部まで記録する縁無し記録を行っても記録
媒体の裏汚れが発生せず、高品位な記録ができる。
【0087】また、本発明のインクジェット記録装置に
よれば、予備吐出の際のインクの飛散を防止できる。
【0088】また、本発明のインクジェット記録装置に
よれば、記録媒体の端部をインクジェット記録する際に
該端部に対応して設けられたインク吸引回収部に生ずる
乱流の発生を防止する整流構造を有しているので、記録
媒体の裏側へインクミストが回り込むことを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインクジェット記
録装置のプラテン周辺の斜視図である。
【図2】プラテンを記録媒体の幅方向で切断した断面図
である。
【図3】図2のS−Sで切断したときの断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態のインクジェット記
録装置の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態のインク回収部を説
明する斜視図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態のインクジェット記
録装置のプラテン周辺の斜視図である。
【図7】図6のプラテンを記録媒体の幅方向で切断した
断面図である。
【図8】図7のS−Sで切断したときの断面図である。
【図9】従来の記録装置のプラテン周辺の斜視図であ
る。
【図10】縁無し記録のためにインクを吐出していると
きの様子を説明する断面図である。
【符号の説明】
1、101、102 記録媒体 14 インクジェット記録ヘッド 20、50 プラテン 22、52 インク回収部 23 薄板部材 27 空気流路 28、29 流入路 40 ファン 41 ファンケース 42 共通負圧室

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録手段から記録媒体にインクを吐出し
    て記録を行うインクジェット記録装置において、 前記記録媒体を前記記録手段と対向する位置に支持する
    案内面を有するプラテンと、 前記記録媒体の端部の外側に吐出されたインクを回収す
    るインク回収部と、 前記インク回収部に大気圧よりも低い気圧の状態を発生
    させるための負圧発生手段と、 前記インク回収部と前記負圧発生手段とを連通する連通
    部と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク回収部は、 ヘッド側から前記負圧発生手段側へ向かう空気を整流す
    る整流機構を、有することを特徴とする請求項1に記載
    のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク回収部は、 薄板と、 前記薄板により仕切られた複数の空気流路と、 を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の空気流路は、 空気の流入する流入側の開口断面形状の少なくとも一辺
    の長さよりも空気の流れる流路方向の流路長を大きくし
    たことを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記薄板は略平行に複数配置されたこと
    を特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット
    記録装置。
  6. 【請求項6】 前記薄板はプラテンの案内面より記録手
    段から離間していることを特徴とする請求項3ないし5
    のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記薄板の記録手段と対向する側は斜面
    形状になっていることを特徴とする請求項3ないし6の
    いずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記空気流路の少なくとも一つは、前記
    記録媒体の端部よりも内側に配置されることを特徴とす
    る請求項3ないし7のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記薄板のうち最も装置中央側のものは
    前記記録媒体の端部より内側に設けられていることを特
    徴とする請求項3ないし8のいずれか1項に記載のイン
    クジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記薄板のうち最も装置中央側のもの
    は記録媒体側の高さが他の薄板より高いことを特徴とす
    る請求項3ないし9のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  11. 【請求項11】 インク回収部はプラテンと一体に構成
    されることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか
    1項に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 記録媒体にインクを吐出する記録手段
    と、 前記記録媒体を前記記録手段と対向する位置に支持する
    案内面を有するプラテンと、 前記記録媒体の端部の外側に吐出されたインクを回収す
    るインク回収部と、 前記インク回収部に大気圧よりも低い気圧の状態を発生
    させるための負圧発生手段と、 前記インク回収部と前記負圧発生手段との間で空気を連
    通する連通口と、 前記インク回収部に配置される薄板状の空気整流機構に
    より前記記録媒体の対向側から前記連通口にわたって空
    気流を整流する空気流路と、を有するインクジェット記
    録装置において、 インク回収部はプラテンの案内面に略平行な方向から前
    記拘束空気流路へ空気を流通可能とする流入口を有する
    ことを特徴とするインクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記流入口は記録媒体の搬送進入方向
    側から空気を流入可能としたことを特徴とする請求項1
    2に記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記連通口を該流入口の位置に比して
    記録媒体搬送方向下流側に配置したことを特徴とする請
    求項12または13に記載のインクジェット記録装置。
  15. 【請求項15】 インクを吸収可能なインク吸収体を前
    記空気流路の壁面に接するように配置したことを特徴と
    する請求項3または12に記載のインクジェット記録装
    置。
  16. 【請求項16】 前記インク回収部の壁面にインクに対
    する撥水性を有する処理をしたことを特徴とする請求項
    1ないし14のいずれか1項に記載のインクジェット記
    録装置。
  17. 【請求項17】 インクジェット記録装置の記録媒体の
    インクミストによる裏汚れ防止方法において、記録媒体
    の端部をインクジェット記録する際に該端部に対応して
    設けられたインク吸引回収口に生ずる乱流の発生を防止
    する整流構造を有することで、記録媒体の裏側へインク
    ミストが回り込むことを防止することを特徴とするイン
    クミストによる裏汚れ防止方法。
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