JP2002137466A - 記録装置 - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J11/00—Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
- B41J11/0085—Using suction for maintaining printing material flat
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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- B41J11/02—Platens
- B41J11/06—Flat page-size platens or smaller flat platens having a greater size than line-size platens
Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カールしている記録媒体に対しても効率良く
プラテンへ吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一
部しか覆わないときにも吸着力を低下させない空気流路
を提供し、記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録
品位の高い記録装置を提供する。 【解決手段】 プラテン21の案内面21aに設けた案
内面側開口部22と共通負圧室27に設けた負圧室側開
口部24とを連通する複数の空気流路23を有し、空気
流路23は案内面側開口部22の断面積より負圧室側開
口部24の断面積の方が小さい。
プラテンへ吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一
部しか覆わないときにも吸着力を低下させない空気流路
を提供し、記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録
品位の高い記録装置を提供する。 【解決手段】 プラテン21の案内面21aに設けた案
内面側開口部22と共通負圧室27に設けた負圧室側開
口部24とを連通する複数の空気流路23を有し、空気
流路23は案内面側開口部22の断面積より負圧室側開
口部24の断面積の方が小さい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙やプラスチック
シート等の記録媒体に画像を記録するプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の記録部で記録媒体支持機構を
有する記録装置に関する。
シート等の記録媒体に画像を記録するプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の記録部で記録媒体支持機構を
有する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置として、記録部において
記録媒体を間欠的に搬送し、各搬送停止ごとに搬送方向
に直角な方向に所定の幅でインク滴を吐出して画像を記
録するインクジェット記録装置がある。
記録媒体を間欠的に搬送し、各搬送停止ごとに搬送方向
に直角な方向に所定の幅でインク滴を吐出して画像を記
録するインクジェット記録装置がある。
【0003】インクジェット記録装置では、記録部にお
いてインクを吐出する記録ヘッドのノズル面と記録媒体
との間隔を極めて小さく、しかも精度良く維持しなけれ
ば、吐出インク滴の着弾不良による画像のよれや記録ヘ
ッドと記録媒体との接触による汚れが発生する。
いてインクを吐出する記録ヘッドのノズル面と記録媒体
との間隔を極めて小さく、しかも精度良く維持しなけれ
ば、吐出インク滴の着弾不良による画像のよれや記録ヘ
ッドと記録媒体との接触による汚れが発生する。
【0004】このため、記録ヘッドを保持するキャリッ
ジを真直度の良いガイドシャフトで精度良く走査し、ま
た記録媒体を吸着作用によって平坦なプラテンに吸着さ
せる装置がある。このような吸着型プラテンは、その負
圧発生源に真空ポンプやファン等を使用し、プラテン下
部で密閉された空間の空気を外部へ排出し、前記空間を
負圧にする構成が一般的である。
ジを真直度の良いガイドシャフトで精度良く走査し、ま
た記録媒体を吸着作用によって平坦なプラテンに吸着さ
せる装置がある。このような吸着型プラテンは、その負
圧発生源に真空ポンプやファン等を使用し、プラテン下
部で密閉された空間の空気を外部へ排出し、前記空間を
負圧にする構成が一般的である。
【0005】図11に従来の記録装置の斜視図を示す。
図11において、記録媒体201は矢印K方向から装置
内へ供給される。搬送ローラ202は、ピンチローラ2
03、204、205と共に記録媒体201を挟持し、
不図示の回転駆動系と連結して記録媒体201を精度良
く間欠搬送することが可能である。
図11において、記録媒体201は矢印K方向から装置
内へ供給される。搬送ローラ202は、ピンチローラ2
03、204、205と共に記録媒体201を挟持し、
不図示の回転駆動系と連結して記録媒体201を精度良
く間欠搬送することが可能である。
【0006】プラテン206は搬送ローラ202によっ
て搬送された記録媒体201をその案内面206aで平
面的に支持するように配置されている。案内面206a
には複数の開口部210が設けられ、プラテン206下
方内部の空間と空気流路で連通している。プラテン20
6下方内部の空間がポンプもしくはファンによって負圧
にされると、開口部210を介して記録媒体201がプ
ラテン206の案内面206aに対して吸着作用力を受
ける。これによって、記録媒体201はある程度の平面
性を維持できる。
て搬送された記録媒体201をその案内面206aで平
面的に支持するように配置されている。案内面206a
には複数の開口部210が設けられ、プラテン206下
方内部の空間と空気流路で連通している。プラテン20
6下方内部の空間がポンプもしくはファンによって負圧
にされると、開口部210を介して記録媒体201がプ
ラテン206の案内面206aに対して吸着作用力を受
ける。これによって、記録媒体201はある程度の平面
性を維持できる。
【0007】ガイドシャフト231はその軸方向を記録
媒体201の搬送方向とは直角な方向とし、プラテン2
06の案内面206aと平行になるように配置される。
媒体201の搬送方向とは直角な方向とし、プラテン2
06の案内面206aと平行になるように配置される。
【0008】キャリッジ232はガイドシャフト231
に挿通され、不図示の直線移動手段と連結して矢印L、
L’方向、すなわち主走査方向に移動可能である。キャ
リッジ232は、その内部にインクジェット記録ヘッド
を主走査方向に移動可能に搭載し、そのインク吐出面を
プラテン206の案内面206aに対向するように構成
される。そして、主走査方向に移動する間、インク吐出
面と記録媒体201との間隔は、記録媒体201がプラ
テン206に姿勢を矯正される限り、精度良く維持され
る。
に挿通され、不図示の直線移動手段と連結して矢印L、
L’方向、すなわち主走査方向に移動可能である。キャ
リッジ232は、その内部にインクジェット記録ヘッド
を主走査方向に移動可能に搭載し、そのインク吐出面を
プラテン206の案内面206aに対向するように構成
される。そして、主走査方向に移動する間、インク吐出
面と記録媒体201との間隔は、記録媒体201がプラ
テン206に姿勢を矯正される限り、精度良く維持され
る。
【0009】また、キャリッジ232は本体制御部から
不図示のケーブルを介してインク吐出に関わる電気信号
を受け、記録ヘッドへその電気信号を伝達する。記録へ
ッドは、主走査移動中に吐出信号を受けると、プラテン
206上の記録媒体201に記録ヘッドの吐出ノズル列
に相当する幅と記録ヘッドの主走査長とで決定される帯
状の画像を形成する。搬送ローラ202の間欠搬送のた
びに上記記録を所定分繰り返すと、1頁の画像を記録媒
体201上に形成することができる。
不図示のケーブルを介してインク吐出に関わる電気信号
を受け、記録ヘッドへその電気信号を伝達する。記録へ
ッドは、主走査移動中に吐出信号を受けると、プラテン
206上の記録媒体201に記録ヘッドの吐出ノズル列
に相当する幅と記録ヘッドの主走査長とで決定される帯
状の画像を形成する。搬送ローラ202の間欠搬送のた
びに上記記録を所定分繰り返すと、1頁の画像を記録媒
体201上に形成することができる。
【0010】図11において、201a〜201dは記
録媒体201の先端近傍の画像を形成するときの第1回
目〜第4回目の記録媒体201の先端の位置を示してい
る。2値化された画像データはマスク処理され、記録媒
体上の隣接画素データを4領域W1、W2、W3、W4
内にある吐出ノズルへ分散させたデータへ変換させた
後、主走査と副走査とを4回繰り返して最終画像を得る
方式をとるものであり、個々のノズルが有する画像特性
を平均化し、画像ムラ等の発生を低減させている。
録媒体201の先端近傍の画像を形成するときの第1回
目〜第4回目の記録媒体201の先端の位置を示してい
る。2値化された画像データはマスク処理され、記録媒
体上の隣接画素データを4領域W1、W2、W3、W4
内にある吐出ノズルへ分散させたデータへ変換させた
後、主走査と副走査とを4回繰り返して最終画像を得る
方式をとるものであり、個々のノズルが有する画像特性
を平均化し、画像ムラ等の発生を低減させている。
【0011】第1回目の記録媒体の搬送が終了したと
き、記録媒体201の先端は201aに位置し、ノズル
列の領域W1によって記録ヘッドの吐出ノズル列長に相
当する最大記録幅Wの1/4に相当する帯状画像を形成
する。
き、記録媒体201の先端は201aに位置し、ノズル
列の領域W1によって記録ヘッドの吐出ノズル列長に相
当する最大記録幅Wの1/4に相当する帯状画像を形成
する。
【0012】第2回目の記録媒体の搬送が終了したと
き、記録媒体201の先端は201bに位置し、ノズル
列の領域W1、W2によって記録ヘッドの吐出ノズル列
長に相当する最大記録幅Wの2/4に相当する帯状画像
を形成する。
き、記録媒体201の先端は201bに位置し、ノズル
列の領域W1、W2によって記録ヘッドの吐出ノズル列
長に相当する最大記録幅Wの2/4に相当する帯状画像
を形成する。
【0013】第3回目の記録媒体の搬送が終了したと
き、記録媒体201の先端は201cに位置し、ノズル
列の領域W1、W2、W3によって記録ヘッドの吐出ノ
ズル列長に相当する最大記録幅Wの3/4に相当する帯
状画像を形成する。
き、記録媒体201の先端は201cに位置し、ノズル
列の領域W1、W2、W3によって記録ヘッドの吐出ノ
ズル列長に相当する最大記録幅Wの3/4に相当する帯
状画像を形成する。
【0014】第4回目の記録媒体の搬送が終了したと
き、記録媒体201の先端は201dに位置し、ノズル
列の領域W1、W2、W3、W4によって記録ヘッドの
吐出ノズル列長である最大記録幅Wに相当する帯状画像
を形成する。
き、記録媒体201の先端は201dに位置し、ノズル
列の領域W1、W2、W3、W4によって記録ヘッドの
吐出ノズル列長である最大記録幅Wに相当する帯状画像
を形成する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
記録装置においては、以下の問題点を有していた。
記録装置においては、以下の問題点を有していた。
【0016】すなわち、プラテン206の案内面206
aに設けた開口部210と連通する空気流路の形状、特
に縦断面形状に対しては十分な考察がされていなかっ
た。記録媒体201の先端部に記録する際、記録媒体2
01が複数の開口部210の一部しか覆わず、記録媒体
201に覆われない開口部210があると、その開口部
210より外気を吸引することになり、負圧源に対する
損失が増大して空気流路の負圧自体が低下してしまい、
記録媒体201の吸着力は低下していた。その結果、記
録媒体201の端部がプラテン206から浮き上がり易
くなっていた。上記問題は、記録媒体の幅方向、すなわ
ち主走査方向の記録媒体の端部においても同様に発生す
るおそれがあった。
aに設けた開口部210と連通する空気流路の形状、特
に縦断面形状に対しては十分な考察がされていなかっ
た。記録媒体201の先端部に記録する際、記録媒体2
01が複数の開口部210の一部しか覆わず、記録媒体
201に覆われない開口部210があると、その開口部
210より外気を吸引することになり、負圧源に対する
損失が増大して空気流路の負圧自体が低下してしまい、
記録媒体201の吸着力は低下していた。その結果、記
録媒体201の端部がプラテン206から浮き上がり易
くなっていた。上記問題は、記録媒体の幅方向、すなわ
ち主走査方向の記録媒体の端部においても同様に発生す
るおそれがあった。
【0017】また、従来の記録装置においては、プラテ
ン206の案内面206aに設けた開口部210の配列
分布に対しては十分な考察がされていなかった。
ン206の案内面206aに設けた開口部210の配列
分布に対しては十分な考察がされていなかった。
【0018】すなわち、記録媒体201先端部に記録す
る際、記録媒体201の先端201aが開口部210a
を部分的に覆う位置関係や、記録媒体201の右端20
1rが開口部210bを部分的に覆う位置関係になる場
合があった。
る際、記録媒体201の先端201aが開口部210a
を部分的に覆う位置関係や、記録媒体201の右端20
1rが開口部210bを部分的に覆う位置関係になる場
合があった。
【0019】記録媒体の端部が開口部を部分的に覆う位
置関係にあると、記録媒体の端部近傍に気流の乱れが生
じ、端部近傍にインクを吐出する際の吐出方向に影響を
与え、その結果として画質劣化を招き易いものとなって
いた。また、端部の余白部にインクが飛散して汚れが発
生したり、開口部の上方に張り出した記録媒体の裏面に
インクが付着して裏汚れが発生するおそれがあった。
置関係にあると、記録媒体の端部近傍に気流の乱れが生
じ、端部近傍にインクを吐出する際の吐出方向に影響を
与え、その結果として画質劣化を招き易いものとなって
いた。また、端部の余白部にインクが飛散して汚れが発
生したり、開口部の上方に張り出した記録媒体の裏面に
インクが付着して裏汚れが発生するおそれがあった。
【0020】また、記録媒体201は湿度の変化を伴う
環境変化を受けると、前後左右端部付近がプラテン20
6から離れる方向にカールすることが多い。記録媒体2
01の端部がカールすると、プラテン206の案内面2
06aと記録媒体201とは離間し、吸着力が低下して
しまうおそれがあった。
環境変化を受けると、前後左右端部付近がプラテン20
6から離れる方向にカールすることが多い。記録媒体2
01の端部がカールすると、プラテン206の案内面2
06aと記録媒体201とは離間し、吸着力が低下して
しまうおそれがあった。
【0021】更に、記録媒体201の端部が開口部を部
分的に覆う位置関係にあると、十分な吸着力を発生する
ことができず、記録媒体のカールを矯正することができ
なかった。
分的に覆う位置関係にあると、十分な吸着力を発生する
ことができず、記録媒体のカールを矯正することができ
なかった。
【0022】また、記録媒体がカールによってプラテン
から離間して、開口部への外気の吸引量が増大すると、
プラテン上部の気流に乱れが生じ、記録ヘッドからのイ
ンク滴吐出方向に影響を与え、インク滴の着弾精度不良
を招いたり、予期しないインクの飛散が発生し、周辺が
汚れるおそれがあった。
から離間して、開口部への外気の吸引量が増大すると、
プラテン上部の気流に乱れが生じ、記録ヘッドからのイ
ンク滴吐出方向に影響を与え、インク滴の着弾精度不良
を招いたり、予期しないインクの飛散が発生し、周辺が
汚れるおそれがあった。
【0023】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
カールしている記録媒体に対しても効率良くプラテンへ
吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一部しか覆わ
ないときにも吸着力を低下させない空気流路を提供し、
記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録品位の高い
記録装置を提供することを目的とする。
カールしている記録媒体に対しても効率良くプラテンへ
吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一部しか覆わ
ないときにも吸着力を低下させない空気流路を提供し、
記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録品位の高い
記録装置を提供することを目的とする。
【0024】更に、カールしている記録媒体に対しても
効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位置精度と平
面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供すること
を目的とする。
効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位置精度と平
面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供すること
を目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る記録装置の一態様は、記録手段を用い
て記録媒体に画像を記録する記録装置において、前記記
録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する案内面
を有するプラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着
するための負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面
に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第
2の開口部とを連通する複数の空気流路と、を有し、前
記空気流路は前記第1の開口部の断面積より前記第2の
開口部の断面積が小さいことを特徴とする。
め、本発明に係る記録装置の一態様は、記録手段を用い
て記録媒体に画像を記録する記録装置において、前記記
録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する案内面
を有するプラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着
するための負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面
に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第
2の開口部とを連通する複数の空気流路と、を有し、前
記空気流路は前記第1の開口部の断面積より前記第2の
開口部の断面積が小さいことを特徴とする。
【0026】また、上記目的を達成するため、本発明に
係る記録装置の他の態様は、記録手段を用いて記録媒体
に画像を記録する記録装置において、前記記録手段と対
向する位置で前記記録媒体を支持する案内面を有するプ
ラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着するための
負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面に設けた第
1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第2の開口部
とを連通する複数の空気流路と、を有し、前記記録媒体
が前記案内面上を間欠搬送される際に、停止した記録媒
体の端部と該端部に近接する前記第1の開口部との相対
位置関係が、各間欠搬送ごとに略同一であることを特徴
とする。
係る記録装置の他の態様は、記録手段を用いて記録媒体
に画像を記録する記録装置において、前記記録手段と対
向する位置で前記記録媒体を支持する案内面を有するプ
ラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着するための
負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面に設けた第
1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第2の開口部
とを連通する複数の空気流路と、を有し、前記記録媒体
が前記案内面上を間欠搬送される際に、停止した記録媒
体の端部と該端部に近接する前記第1の開口部との相対
位置関係が、各間欠搬送ごとに略同一であることを特徴
とする。
【0027】また、上記目的を達成するため、本発明に
係る記録装置の他の態様は、記録手段を用いて記録媒体
に画像を記録する記録装置において、前記記録手段と対
向する位置で前記記録媒体を支持する案内面を有するプ
ラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着するための
負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面に設けた第
1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第2の開口部
とを連通する複数の空気流路と、を有し、前記記録媒体
が前記案内面上を間欠搬送される際に、停止した記録媒
体の端部が前記第1の開口部を部分的に覆う位置に無い
ことを特徴とする。
係る記録装置の他の態様は、記録手段を用いて記録媒体
に画像を記録する記録装置において、前記記録手段と対
向する位置で前記記録媒体を支持する案内面を有するプ
ラテンと、前記案内面に前記記録媒体を吸着するための
負圧を発生する負圧発生手段と、前記案内面に設けた第
1の開口部と前記負圧発生手段側に設けた第2の開口部
とを連通する複数の空気流路と、を有し、前記記録媒体
が前記案内面上を間欠搬送される際に、停止した記録媒
体の端部が前記第1の開口部を部分的に覆う位置に無い
ことを特徴とする。
【0028】以上の構成によれば、カールしている記録
媒体に対しても効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体
がプラテンの開口部の一部しか覆わないときにも吸着力
を低下させない空気流路を提供し、記録媒体の位置精度
と平面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供でき
る。
媒体に対しても効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体
がプラテンの開口部の一部しか覆わないときにも吸着力
を低下させない空気流路を提供し、記録媒体の位置精度
と平面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供でき
る。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0030】(第1の実施の形態)図1〜図4を用いて
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態の記録装置の斜視図である。
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態の記録装置の斜視図である。
【0031】記録媒体1は紙管2の廻りに巻かれてロー
ル状に構成され、紙管2を中心にして回転自在に保持さ
れている。引き出しローラ3、4はロール状の記録媒体
1を矢印A方向の記録部へ供給するために記録媒体1を
挟持して回転する。搬送ローラ5とピンチローラ6a、
6b、6cは、矢印A方向に供給された記録媒体1を把
持し、記録媒体1を所定の移動量のピッチで間欠的に精
度良く搬送する。
ル状に構成され、紙管2を中心にして回転自在に保持さ
れている。引き出しローラ3、4はロール状の記録媒体
1を矢印A方向の記録部へ供給するために記録媒体1を
挟持して回転する。搬送ローラ5とピンチローラ6a、
6b、6cは、矢印A方向に供給された記録媒体1を把
持し、記録媒体1を所定の移動量のピッチで間欠的に精
度良く搬送する。
【0032】プラテン21は搬送ローラ5とピンチロー
ラ6a、6b、6cとのニップ部の高さとほぼ同じ高さ
を有する案内面21aを有し、後述のインクジェット記
録ヘッド14のノズル面と記録媒体1との距離を精度良
く維持するために、記録媒体1を平面的に精度良く支持
する。記録媒体1が接するプラテン21の案内面21a
には第1の開口部であるところの案内面側開口部22が
複数設けられている。この開口部は240mm×46m
mの大きさの長方形の開口であり、少なくとも記録媒体
1を支持する領域では、記録媒体の搬送方向には3.5
mmピッチ、記録媒体の幅方向(記録ヘッドの主走査方
向)には12mmピッチで配置されている。そして、第
1の開口部は、長方形の一辺を記録媒体1の先端の真直
ぐな縁に沿うように配置されている。これにより開口形
状を円形とした場合と比べて、記録媒体1の先端が開口
部を完全に覆いきるまで吸引力の変動を少なくすること
ができる。
ラ6a、6b、6cとのニップ部の高さとほぼ同じ高さ
を有する案内面21aを有し、後述のインクジェット記
録ヘッド14のノズル面と記録媒体1との距離を精度良
く維持するために、記録媒体1を平面的に精度良く支持
する。記録媒体1が接するプラテン21の案内面21a
には第1の開口部であるところの案内面側開口部22が
複数設けられている。この開口部は240mm×46m
mの大きさの長方形の開口であり、少なくとも記録媒体
1を支持する領域では、記録媒体の搬送方向には3.5
mmピッチ、記録媒体の幅方向(記録ヘッドの主走査方
向)には12mmピッチで配置されている。そして、第
1の開口部は、長方形の一辺を記録媒体1の先端の真直
ぐな縁に沿うように配置されている。これにより開口形
状を円形とした場合と比べて、記録媒体1の先端が開口
部を完全に覆いきるまで吸引力の変動を少なくすること
ができる。
【0033】なお、記録媒体1の先端部がプラテン21
の案内面21a上を間欠搬送される際、プラテン21の
案内面21aには搬送方向下流側に記録媒体1に覆われ
ない案内面側開口部22が存在する。
の案内面21a上を間欠搬送される際、プラテン21の
案内面21aには搬送方向下流側に記録媒体1に覆われ
ない案内面側開口部22が存在する。
【0034】プラテン21の周囲は下方向に突出する壁
面を有し、その壁面で囲まれた空間はその外部に対して
負圧発生手段であるところの共通負圧室27の外壁を構
成するファンケース26と密閉性を維持して結合してい
る。ファンケース26の下部にはファン30が結合さ
れ、ファン30が回転すると共通負圧室27の空気が外
部へ排出され、共通負圧室27を負圧にすることが可能
である。
面を有し、その壁面で囲まれた空間はその外部に対して
負圧発生手段であるところの共通負圧室27の外壁を構
成するファンケース26と密閉性を維持して結合してい
る。ファンケース26の下部にはファン30が結合さ
れ、ファン30が回転すると共通負圧室27の空気が外
部へ排出され、共通負圧室27を負圧にすることが可能
である。
【0035】共通負圧室27には第2の開口部であると
ころの負圧室側開口部24が設けられ、案内面側開口部
22と負圧室側開口部24とは複数の空気流路23で連
通している。負圧室側開口部24は2mm×2mmの大
きさの開口である。そして、共通負圧室27を負圧にす
ると、空気流路23、および案内面側開口部22を負圧
にすることができる。
ころの負圧室側開口部24が設けられ、案内面側開口部
22と負圧室側開口部24とは複数の空気流路23で連
通している。負圧室側開口部24は2mm×2mmの大
きさの開口である。そして、共通負圧室27を負圧にす
ると、空気流路23、および案内面側開口部22を負圧
にすることができる。
【0036】キャリッジ11は、記録媒体1の幅方向に
延びるガイドシャフト12によって摺動可能に支持され
る。キャリッジ11は不図示の直線移動手段と連結し、
制御手段の指令により、ガイドシャフト12の軸方向に
移動可能である。
延びるガイドシャフト12によって摺動可能に支持され
る。キャリッジ11は不図示の直線移動手段と連結し、
制御手段の指令により、ガイドシャフト12の軸方向に
移動可能である。
【0037】インクジェット記録ヘッド14は、キャリ
ッジ11内に保持され、不図示の接続ケーブルによって
制御部と電気的に接続され、インクの吐出制御がなされ
る。プラテン21に対向するインクジェット記録ヘッド
14の下面には主走査方向と交差する方向に幅Wのノズ
ル列が構成され、図中下方にインク滴を吐出可能であ
り、1回の主走査で最大幅Wの画像を記録媒体1に記録
できる。
ッジ11内に保持され、不図示の接続ケーブルによって
制御部と電気的に接続され、インクの吐出制御がなされ
る。プラテン21に対向するインクジェット記録ヘッド
14の下面には主走査方向と交差する方向に幅Wのノズ
ル列が構成され、図中下方にインク滴を吐出可能であ
り、1回の主走査で最大幅Wの画像を記録媒体1に記録
できる。
【0038】インクを収納した不図示のインクカートリ
ッジ15はキャリッジ11に保持され、キャリッジ11
とともに移動可能であり、インクジェット記録ヘッド1
4と結合されることによりインクが供給される。
ッジ15はキャリッジ11に保持され、キャリッジ11
とともに移動可能であり、インクジェット記録ヘッド1
4と結合されることによりインクが供給される。
【0039】記録中、記録媒体1は搬送ローラ5によっ
て間欠搬送され、その先端位置は所定のピッチをもって
移動し、各間欠搬送が完了するごとに、インクジェット
記録ヘッド14がキャリッジ11とともに主走査方向に
移動し、所定幅の帯状の画像を記録媒体1上に形成す
る。
て間欠搬送され、その先端位置は所定のピッチをもって
移動し、各間欠搬送が完了するごとに、インクジェット
記録ヘッド14がキャリッジ11とともに主走査方向に
移動し、所定幅の帯状の画像を記録媒体1上に形成す
る。
【0040】排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eとは搬送ローラ5の間欠搬送駆動と同期して回転し、
記録媒体1がプラテン21上から浮き上がったり斜行し
たりしないように記録媒体1を搬送する。排出ローラ3
1と補助ローラ32a〜32eとの把持力は、搬送ロー
ラ5とピンチローラ6a、6b、6cとの把持力と比べ
て弱くなるように設定しており、記録部における間欠搬
送の精度は搬送ローラ5とピンチローラ6a、6b、6
cとによる搬送作用の方が支配的に働くように設定され
ている。
eとは搬送ローラ5の間欠搬送駆動と同期して回転し、
記録媒体1がプラテン21上から浮き上がったり斜行し
たりしないように記録媒体1を搬送する。排出ローラ3
1と補助ローラ32a〜32eとの把持力は、搬送ロー
ラ5とピンチローラ6a、6b、6cとの把持力と比べ
て弱くなるように設定しており、記録部における間欠搬
送の精度は搬送ローラ5とピンチローラ6a、6b、6
cとによる搬送作用の方が支配的に働くように設定され
ている。
【0041】カッター下刃35は記録媒体1の幅方向に
延びた形状を成し、排出ローラ31と補助ローラ32a
〜32eとのニップ高さとほぼ同等の高さ位置で、上記
ローラの搬送方向下流側に設けられている。ローラカッ
ター刃36は不図示の直線駆動機構に連結され、カッタ
ー下刃35に接しながら記録媒体1の幅方向に移動可能
である。
延びた形状を成し、排出ローラ31と補助ローラ32a
〜32eとのニップ高さとほぼ同等の高さ位置で、上記
ローラの搬送方向下流側に設けられている。ローラカッ
ター刃36は不図示の直線駆動機構に連結され、カッタ
ー下刃35に接しながら記録媒体1の幅方向に移動可能
である。
【0042】記録が終了した記録媒体1は搬送ローラ5
とピンチローラ6a、6b、6cとによって切断予定位
置を図中の切断位置Cまで搬送された後、ローラカッタ
ー刃36の移動により切断され、さらに搬送方向下流の
不図示のローラ等によって装置外に排出される。
とピンチローラ6a、6b、6cとによって切断予定位
置を図中の切断位置Cまで搬送された後、ローラカッタ
ー刃36の移動により切断され、さらに搬送方向下流の
不図示のローラ等によって装置外に排出される。
【0043】図2は本発明の第1の実施の形態の記録装
置のプラテンの斜視図である。図3はその断面図であ
る。
置のプラテンの斜視図である。図3はその断面図であ
る。
【0044】空気流路23は、共通負圧室27に面する
部分では比較的小面積の負圧室側開口部24を有してい
る。途中で最小断面積部hとなるように、わずかにその
断面形状は狭くなっているが、そこからプラテン21の
案内面21aに向かって案内面21aと平行な面に漸近
するように緩やかな曲面壁を形成しながら、その開口面
積を増加させていき、案内面21aの案内面側開口部2
2ないし記録媒体1を吸引する吸引力からみて本発明の
効果を奏する範囲内で実質的に開口部22といえる程度
の近傍において最大断面積部Hを有する。
部分では比較的小面積の負圧室側開口部24を有してい
る。途中で最小断面積部hとなるように、わずかにその
断面形状は狭くなっているが、そこからプラテン21の
案内面21aに向かって案内面21aと平行な面に漸近
するように緩やかな曲面壁を形成しながら、その開口面
積を増加させていき、案内面21aの案内面側開口部2
2ないし記録媒体1を吸引する吸引力からみて本発明の
効果を奏する範囲内で実質的に開口部22といえる程度
の近傍において最大断面積部Hを有する。
【0045】従来、共通負圧室が負圧源としての容量が
小さかったり、空気流路の断面形状ないし断面積が略一
定で共通負圧室の圧の変化が直ちに案内面側開口部の圧
の同等の変化として現れるような関係にあると、記録媒
体に覆われない案内面側開口部があると、その開口部を
介して外気が共通負圧室へ一気に流入し、負圧が減じて
しまって(常圧に近づいてしまって)効率の良い吸着が
できず、また同時にプラテン上面の気流を乱し、インク
飛散の要因になっていた。
小さかったり、空気流路の断面形状ないし断面積が略一
定で共通負圧室の圧の変化が直ちに案内面側開口部の圧
の同等の変化として現れるような関係にあると、記録媒
体に覆われない案内面側開口部があると、その開口部を
介して外気が共通負圧室へ一気に流入し、負圧が減じて
しまって(常圧に近づいてしまって)効率の良い吸着が
できず、また同時にプラテン上面の気流を乱し、インク
飛散の要因になっていた。
【0046】本実施の形態の空気流路によれば、記録媒
体1によって覆われない案内面側開口部22であって
も、最小断面積部hの流入損失抵抗によって極端な外気
流入を阻止し、共通負圧室27の負圧を実質的に低下さ
せることがない。
体1によって覆われない案内面側開口部22であって
も、最小断面積部hの流入損失抵抗によって極端な外気
流入を阻止し、共通負圧室27の負圧を実質的に低下さ
せることがない。
【0047】また、共通負圧室27側から、途中でわず
かにその断面積が小さくなり、そこから記録媒体1に接
触するプラテン21の案内面21aに向かってプラテン
21の案内面21aと平行な面に漸近するように緩やか
な曲面壁を形成しながら、その開口面積を増加させてい
き、案内面21aの案内面側開口部22ないしその直近
において最大面積部Hを有する形状としているので、プ
ラテン21の案内面21aから記録媒体1が離間しよう
とすると、その隙間での流速が大となるのでそれ以上の
浮きに対して上方からの外力が発生することになり、浮
き量に対する吸着力の減少の度合いが小さいことにな
る。また、プラテン21の上方の気流の乱れを最小限に
とどめ、インク飛散を低減することができる。
かにその断面積が小さくなり、そこから記録媒体1に接
触するプラテン21の案内面21aに向かってプラテン
21の案内面21aと平行な面に漸近するように緩やか
な曲面壁を形成しながら、その開口面積を増加させてい
き、案内面21aの案内面側開口部22ないしその直近
において最大面積部Hを有する形状としているので、プ
ラテン21の案内面21aから記録媒体1が離間しよう
とすると、その隙間での流速が大となるのでそれ以上の
浮きに対して上方からの外力が発生することになり、浮
き量に対する吸着力の減少の度合いが小さいことにな
る。また、プラテン21の上方の気流の乱れを最小限に
とどめ、インク飛散を低減することができる。
【0048】また、案内面側開口部22が記録媒体1に
覆われた場合は、最小断面積部hを介して、案内面側開
口部22に共通負圧室27とほぼ等しい負圧が発生し、
その負圧に最大断面積部Hの面積を乗じた値の吸着力が
記録媒体1に発生するので、極めて効率のよい吸着作用
を行うことができる。
覆われた場合は、最小断面積部hを介して、案内面側開
口部22に共通負圧室27とほぼ等しい負圧が発生し、
その負圧に最大断面積部Hの面積を乗じた値の吸着力が
記録媒体1に発生するので、極めて効率のよい吸着作用
を行うことができる。
【0049】図4は空気流路に関して、負圧室側開口部
24を最小断面積部hとしたときの断面図である。型に
よる樹脂成形性を優先に考慮し単純化した形状である
が、検証結果によれば、図3の形状のものと吸着効率等
は実質的に差はない。
24を最小断面積部hとしたときの断面図である。型に
よる樹脂成形性を優先に考慮し単純化した形状である
が、検証結果によれば、図3の形状のものと吸着効率等
は実質的に差はない。
【0050】記録媒体1に上方に向かうカールがある場
合、記録媒体1の先端域での1回目の主走査では搬送ロ
ーラ5とピンチローラ6との把持作用により、ある程度
記録媒体1のプラテン21からの離間が押さえられ、案
内面側開口部22aa〜22akの吸着があれば、ほぼ
1列の案内面側開口部で吸着できる。
合、記録媒体1の先端域での1回目の主走査では搬送ロ
ーラ5とピンチローラ6との把持作用により、ある程度
記録媒体1のプラテン21からの離間が押さえられ、案
内面側開口部22aa〜22akの吸着があれば、ほぼ
1列の案内面側開口部で吸着できる。
【0051】また、図1で示されるように記録媒体1の
右端部1bは案内面21a上で案内面側開口部22a
a、22ba、22ca、22daの列の外側に位置
し、各案内面側開口部の一部を覆うような位置関係には
ない。同様に、記録媒体の左端部1cは案内面21a上
で案内面側開口部22ak、22bk、22ck、22
dkの列の外側に位置し、各案内面側開口部の一部を覆
うような位置関係にはない。
右端部1bは案内面21a上で案内面側開口部22a
a、22ba、22ca、22daの列の外側に位置
し、各案内面側開口部の一部を覆うような位置関係には
ない。同様に、記録媒体の左端部1cは案内面21a上
で案内面側開口部22ak、22bk、22ck、22
dkの列の外側に位置し、各案内面側開口部の一部を覆
うような位置関係にはない。
【0052】記録動作が進行して記録媒体1の先端1a
が排出ローラ31と補助ローラ32a〜32eとに把持
された後は、排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eの把持作用によって記録媒体1のカールはほとんど矯
正されるので、ファン30の制御によって吸着力を低下
させたり、吸着動作を停止させてもよい。
が排出ローラ31と補助ローラ32a〜32eとに把持
された後は、排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eの把持作用によって記録媒体1のカールはほとんど矯
正されるので、ファン30の制御によって吸着力を低下
させたり、吸着動作を停止させてもよい。
【0053】(第2の実施の形態)図5を用いて本発明
の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、
記録媒体の搬送方向に対する空気流路の形状に関するも
のである。図5は、本発明の第2の実施の形態の記録媒
体の搬送方向に対するプラテンの断面図である。
の第2の実施の形態を説明する。第2の実施の形態は、
記録媒体の搬送方向に対する空気流路の形状に関するも
のである。図5は、本発明の第2の実施の形態の記録媒
体の搬送方向に対するプラテンの断面図である。
【0054】図5において、第1の空気流路R1と第2
の空気流路R2とは、案内面側開口部の断面積は同一だ
が、負圧室側開口部の断面積が異なり、第1の空気流路
R1のほうが第2の空気流路R2より大きい構成とし
た。ここで負圧室側開口部の断面積を案内面側開口部の
断面積で除したものを開口率と定義すると、第1の空気
流路R1の開口率は第2の空気流路R2の開口率よりも
大きい。前述のように、Wは最大記録幅で、領域W1、
W2,W3,W4はそれぞれ1回ごとの主走査と間欠送
りで記録されるノズル列の領域である。破線は1回ごと
の間欠送りで一旦停止する位置の記録媒体の先端を示
す。
の空気流路R2とは、案内面側開口部の断面積は同一だ
が、負圧室側開口部の断面積が異なり、第1の空気流路
R1のほうが第2の空気流路R2より大きい構成とし
た。ここで負圧室側開口部の断面積を案内面側開口部の
断面積で除したものを開口率と定義すると、第1の空気
流路R1の開口率は第2の空気流路R2の開口率よりも
大きい。前述のように、Wは最大記録幅で、領域W1、
W2,W3,W4はそれぞれ1回ごとの主走査と間欠送
りで記録されるノズル列の領域である。破線は1回ごと
の間欠送りで一旦停止する位置の記録媒体の先端を示
す。
【0055】記録媒体の搬送方向の先端部と中央部では
そのカールにより離間する力が一定ではなく、一般に先
端部の離間力の方が大きい。よって、すべての空気流路
を同一形状にして一定の吸着力を発生するように設定す
ると相対的に先端部においてはカール矯正のための吸着
効率は低下してしまう。
そのカールにより離間する力が一定ではなく、一般に先
端部の離間力の方が大きい。よって、すべての空気流路
を同一形状にして一定の吸着力を発生するように設定す
ると相対的に先端部においてはカール矯正のための吸着
効率は低下してしまう。
【0056】そこで記録媒体の先端部に相当するプラテ
ン21の案内面21aには開口率の大きい空気流路(R
1)を配置し、それ以外の部分には開口率の小さい空気
流路(R2)を配置している。これにより、どの間欠送
りのタイミングにおいても必ず記録媒体の先端部が強力
に吸着されることとなった。
ン21の案内面21aには開口率の大きい空気流路(R
1)を配置し、それ以外の部分には開口率の小さい空気
流路(R2)を配置している。これにより、どの間欠送
りのタイミングにおいても必ず記録媒体の先端部が強力
に吸着されることとなった。
【0057】(第3の実施の形態)図6を用いて本発明
の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、
サイズの異なる複数の記録媒体に対応する記録装置にお
いて、記録媒体の幅方向に対する空気流路の形状に関す
るものである。図6は、本発明の第3の実施の形態の記
録媒体の幅方向に対するプラテンの断面図である。
の第3の実施の形態を説明する。第3の実施の形態は、
サイズの異なる複数の記録媒体に対応する記録装置にお
いて、記録媒体の幅方向に対する空気流路の形状に関す
るものである。図6は、本発明の第3の実施の形態の記
録媒体の幅方向に対するプラテンの断面図である。
【0058】図6において、第3の空気流路R3と第4
の空気流路R4とは、案内面側開口部の断面積は同一だ
が、負圧室側開口部の断面積が異なり、第3の空気流路
R3のほうが第4の空気流路R4より大きい構成とし
た。すなわち、第3の空気流路R3の開口率は第4の空
気流路R4の開口率よりも大きい。
の空気流路R4とは、案内面側開口部の断面積は同一だ
が、負圧室側開口部の断面積が異なり、第3の空気流路
R3のほうが第4の空気流路R4より大きい構成とし
た。すなわち、第3の空気流路R3の開口率は第4の空
気流路R4の開口率よりも大きい。
【0059】記録媒体の幅方向の端部と中央部ではその
カールによる離間する力が一定ではなく、一般に端部の
離間力の方が大きい。よって、すべての空気流路を同一
形状にして一定の吸着力を発生するように設定すると相
対的に端部においてはカール矯正のための吸着効率は低
下してしまう。
カールによる離間する力が一定ではなく、一般に端部の
離間力の方が大きい。よって、すべての空気流路を同一
形状にして一定の吸着力を発生するように設定すると相
対的に端部においてはカール矯正のための吸着効率は低
下してしまう。
【0060】そこで空気流路の配列ピッチは一定でも、
記録媒体の端部に相当するプラテン21の案内面21a
には開口率の大きい空気流路(R3)を配置し、それ以
外の部分には開口率の小さい空気流路(R4)を配置し
ている。また、記録媒体左右端部とその近傍にある開口
率の大きい空気流路の数は各幅サイズともほぼ左右対称
の配列を保つように配列されている。これにより、プラ
テン21からの離間距離が小さい記録媒体1の中央から
暫時吸着することになり、端部はそれにつられて徐々に
離間距離を減じる。それにより端部での吸着距離が小さ
くなり、端部での吸着効率も増加する。すなわち、極端
に負圧源の能力を上げたりすることなく、端部カール矯
正のための吸着効率を維持できる。
記録媒体の端部に相当するプラテン21の案内面21a
には開口率の大きい空気流路(R3)を配置し、それ以
外の部分には開口率の小さい空気流路(R4)を配置し
ている。また、記録媒体左右端部とその近傍にある開口
率の大きい空気流路の数は各幅サイズともほぼ左右対称
の配列を保つように配列されている。これにより、プラ
テン21からの離間距離が小さい記録媒体1の中央から
暫時吸着することになり、端部はそれにつられて徐々に
離間距離を減じる。それにより端部での吸着距離が小さ
くなり、端部での吸着効率も増加する。すなわち、極端
に負圧源の能力を上げたりすることなく、端部カール矯
正のための吸着効率を維持できる。
【0061】(第4の実施の形態)図7は第4の実施の
形態の記録装置の斜視図である。図7は本発明の第1の
実施の形態の記録装置の斜視図である第1図におけるプ
ラテン21の案内面21aに設けられている案内面側開
口部22の配置のされ方を変更したものである。尚、図
7は、後で説明する第5及び第6の実施の形態の記録装
置の斜視図でもある。
形態の記録装置の斜視図である。図7は本発明の第1の
実施の形態の記録装置の斜視図である第1図におけるプ
ラテン21の案内面21aに設けられている案内面側開
口部22の配置のされ方を変更したものである。尚、図
7は、後で説明する第5及び第6の実施の形態の記録装
置の斜視図でもある。
【0062】図8は記録動作を行う際の記録媒体1の先
端1aと案内面側開口部22との位置関係を示す断面図
である。記録媒体1の搬送方向に対する案内面側開口部
22の配列ピッチは、記録媒体1の間欠搬送量と同じに
している。
端1aと案内面側開口部22との位置関係を示す断面図
である。記録媒体1の搬送方向に対する案内面側開口部
22の配列ピッチは、記録媒体1の間欠搬送量と同じに
している。
【0063】本実施の形態では、1回目の記録走査前に
記録媒体1の先端1aを1列目の案内面側開口部22a
a〜22akと2列目の案内面側開口部22ba〜22
bkとの間のP1へ搬送した後、W/4幅の画像を記録
する。2回目の記録走査前に記録媒体1の先端1aを2
列目の案内面側開口部22ba〜22bkと3列目の案
内面側開口部22ca〜22ckとの間のP2へ搬送し
た後、W/4幅の画像を記録する。同様に、3回目、4
回目の記録を行う。いずれの記録走査時も、記録媒体1
の先端1aは各案内面側開口部22の一部を覆う位置関
係にはない。
記録媒体1の先端1aを1列目の案内面側開口部22a
a〜22akと2列目の案内面側開口部22ba〜22
bkとの間のP1へ搬送した後、W/4幅の画像を記録
する。2回目の記録走査前に記録媒体1の先端1aを2
列目の案内面側開口部22ba〜22bkと3列目の案
内面側開口部22ca〜22ckとの間のP2へ搬送し
た後、W/4幅の画像を記録する。同様に、3回目、4
回目の記録を行う。いずれの記録走査時も、記録媒体1
の先端1aは各案内面側開口部22の一部を覆う位置関
係にはない。
【0064】各記録走査ごとの記録媒体1の先端1a
と、その近傍の案内面側開口部22と、の距離d1、d
2、d3、d4は記録に最適な値で同一である。記録媒
体1の先端1aと、その近傍の案内面側開口部22と、
の相対位置関係は、各記録走査ごとにほぼ同一としたた
め、記録媒体1の先端1aの吸着状態は一定で、従来例
のように特定の記録走査の際に記録媒体1の吸着が弱く
なったり、記録媒体1の上方の気流が乱れたりすること
はない。また、記録媒体1の間欠搬送量を、記録媒体1
の搬送方向に対する案内面側開口部22の配列ピッチの
整数倍にすれば、各間欠搬送ごとの記録媒体1の先端1
aと、その近傍の案内面側開口部22と、の相対位置関
係は維持され、吸着条件は安定する。
と、その近傍の案内面側開口部22と、の距離d1、d
2、d3、d4は記録に最適な値で同一である。記録媒
体1の先端1aと、その近傍の案内面側開口部22と、
の相対位置関係は、各記録走査ごとにほぼ同一としたた
め、記録媒体1の先端1aの吸着状態は一定で、従来例
のように特定の記録走査の際に記録媒体1の吸着が弱く
なったり、記録媒体1の上方の気流が乱れたりすること
はない。また、記録媒体1の間欠搬送量を、記録媒体1
の搬送方向に対する案内面側開口部22の配列ピッチの
整数倍にすれば、各間欠搬送ごとの記録媒体1の先端1
aと、その近傍の案内面側開口部22と、の相対位置関
係は維持され、吸着条件は安定する。
【0065】記録媒体1の端部に上方に向かうカールが
ある場合、記録媒体1の先端域での1回目の記録走査位
置P1では搬送ローラ5とピンチローラ6との把持作用
により、ある程度プラテン21の案内面21aと記録媒
体1との離間が押さえられ、案内面側開口部22aa〜
22akの吸着があれば、ほぼ1列の案内面側開口部で
吸着できる。
ある場合、記録媒体1の先端域での1回目の記録走査位
置P1では搬送ローラ5とピンチローラ6との把持作用
により、ある程度プラテン21の案内面21aと記録媒
体1との離間が押さえられ、案内面側開口部22aa〜
22akの吸着があれば、ほぼ1列の案内面側開口部で
吸着できる。
【0066】1回目の記録走査時に1列目の案内面側開
口部22aa〜22akで記録媒体1を効率良く吸着し
ており、記録媒体1の先端1aはほぼプラテン21の案
内面21aに密着している。そのため、2回目の記録走
査位置に搬送しても効果的に吸着力を作用することがで
きる。
口部22aa〜22akで記録媒体1を効率良く吸着し
ており、記録媒体1の先端1aはほぼプラテン21の案
内面21aに密着している。そのため、2回目の記録走
査位置に搬送しても効果的に吸着力を作用することがで
きる。
【0067】カールした記録媒体1の先端部1aが2回
目以後の記録走査位置P2乃至P4にある場合、先端1
aは搬送ローラ5とピンチローラ6とのニップ位置から
遠ざかるためその把持効果が減少し、記録媒体1は元の
カール状態に戻ろうとする。仮にこの状態で従来例のよ
うに吸着損失が大きいと、プラテン21の案内面21a
と記録媒体1の先端1aとの離間距離が増大する。本実
施の形態によれば、各間欠搬送ごとに記録媒体1の先端
1aの近傍を吸着できる案内面側開口部22を設けてい
るため2回目以降の記録走査位置においても記録媒体1
の先端1aとプラテン21の案内面21aとを密着させ
ることができる。
目以後の記録走査位置P2乃至P4にある場合、先端1
aは搬送ローラ5とピンチローラ6とのニップ位置から
遠ざかるためその把持効果が減少し、記録媒体1は元の
カール状態に戻ろうとする。仮にこの状態で従来例のよ
うに吸着損失が大きいと、プラテン21の案内面21a
と記録媒体1の先端1aとの離間距離が増大する。本実
施の形態によれば、各間欠搬送ごとに記録媒体1の先端
1aの近傍を吸着できる案内面側開口部22を設けてい
るため2回目以降の記録走査位置においても記録媒体1
の先端1aとプラテン21の案内面21aとを密着させ
ることができる。
【0068】また、図7で示されるように記録媒体1の
右端部1bは案内面21a上で案内面側開口部22a
a、22ba、22ca、22daの列の外側に位置
し、各案内面側開口部の一部を覆うような位置関係には
ない。同様に、記録媒体の左端部1cは案内面21a上
で案内面側開口部22ak、22bk、22ck、22
dkの列の外側に位置し、各案内面側開口部の一部を覆
うような位置関係にはない。
右端部1bは案内面21a上で案内面側開口部22a
a、22ba、22ca、22daの列の外側に位置
し、各案内面側開口部の一部を覆うような位置関係には
ない。同様に、記録媒体の左端部1cは案内面21a上
で案内面側開口部22ak、22bk、22ck、22
dkの列の外側に位置し、各案内面側開口部の一部を覆
うような位置関係にはない。
【0069】記録動作が進行して記録媒体1の先端1a
が排出ローラ31と補助ローラ32a〜32eとに把持
された後は、排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eの把持作用によって記録媒体1のカールはほとんど矯
正されるので、ファン30の制御によって吸着力を低下
させたり、吸着動作を停止させてもよい。
が排出ローラ31と補助ローラ32a〜32eとに把持
された後は、排出ローラ31と補助ローラ32a〜32
eの把持作用によって記録媒体1のカールはほとんど矯
正されるので、ファン30の制御によって吸着力を低下
させたり、吸着動作を停止させてもよい。
【0070】また、左右端部が上方にカールしやすい特
性を有する記録媒体に対応するために、図7に示すよう
に記録媒体1の幅方向の端部1b、1c近傍の案内面側
開口部22の配列ピッチを記録媒体1の端部以外の案内
面側開口部22の配列ピッチよりも小さくしている。案
内面側開口部22を全体的に密に配列すると、記録媒体
1の先端部に記録する際に記録媒体1に覆われない案内
面側開口部22が増えるので、負圧源に対する損失が増
大し記録媒体1の端部のカールを矯正するための吸着効
率が低下してしまう。本実施の形態では、プラテン21
からの離間距離が小さい記録媒体1の中央から暫時吸着
することになり、端部はそれにつられて離間距離を減じ
るので端部での案内面側開口部22の吸着効率を向上さ
せることができる。
性を有する記録媒体に対応するために、図7に示すよう
に記録媒体1の幅方向の端部1b、1c近傍の案内面側
開口部22の配列ピッチを記録媒体1の端部以外の案内
面側開口部22の配列ピッチよりも小さくしている。案
内面側開口部22を全体的に密に配列すると、記録媒体
1の先端部に記録する際に記録媒体1に覆われない案内
面側開口部22が増えるので、負圧源に対する損失が増
大し記録媒体1の端部のカールを矯正するための吸着効
率が低下してしまう。本実施の形態では、プラテン21
からの離間距離が小さい記録媒体1の中央から暫時吸着
することになり、端部はそれにつられて離間距離を減じ
るので端部での案内面側開口部22の吸着効率を向上さ
せることができる。
【0071】(第5の実施の形態)図9を用いて本発明
の第5の実施の形態を説明する。第5の実施の形態は、
記録媒体の搬送方向に対する空気流路の形状に関するも
のである。図9は、本発明の第5の実施の形態の記録媒
体の搬送方向に対するプラテンの断面図である。
の第5の実施の形態を説明する。第5の実施の形態は、
記録媒体の搬送方向に対する空気流路の形状に関するも
のである。図9は、本発明の第5の実施の形態の記録媒
体の搬送方向に対するプラテンの断面図である。
【0072】図9において、各間欠搬送ピッチに対して
複数列の空気流路を設け、より上方カールの強い傾向を
示す記録媒体に対応した構成である。各走査位置での記
録媒体の先端部に対応する空気流路の配列ピッチを小さ
くして、単位面積あたりの吸着作用力を増加させ、カー
ルの影響が出やすい記録媒体の先端部の吸着作用力を向
上させることができる。
複数列の空気流路を設け、より上方カールの強い傾向を
示す記録媒体に対応した構成である。各走査位置での記
録媒体の先端部に対応する空気流路の配列ピッチを小さ
くして、単位面積あたりの吸着作用力を増加させ、カー
ルの影響が出やすい記録媒体の先端部の吸着作用力を向
上させることができる。
【0073】(第6の実施の形態)図10を用いて本発
明の第6の実施の形態を説明する。第6の実施の形態
は、サイズの異なる複数の記録媒体に対応する記録装置
において、記録媒体の幅方向に対する空気流路の形状に
関するものである。図10は、本発明の第6の実施の形
態の記録媒体の幅方向に対するプラテンの断面図であ
る。
明の第6の実施の形態を説明する。第6の実施の形態
は、サイズの異なる複数の記録媒体に対応する記録装置
において、記録媒体の幅方向に対する空気流路の形状に
関するものである。図10は、本発明の第6の実施の形
態の記録媒体の幅方向に対するプラテンの断面図であ
る。
【0074】図10において、各サイズS1、S2のい
ずれの記録媒体に対しても、幅方向の端部は各案内面側
開口部22の一部を覆うことのないような配置になって
いる。各記録媒体の幅方向の端部に対応する空気流路の
配列ピッチを記録媒体の中央部に対応する空気流路の配
列ピッチよりも小さくしている。また、記録媒体左右端
部とその近傍の案内面側開口部との相対位置関係は各サ
イズともほぼ同一関係を保ち、さらに各間欠搬送後の記
録走査位置においても記録媒体左右端部とその近傍の案
内面側開口部との相対位置関係がほぼ同一になるように
配列されている。いずれの幅サイズの記録媒体の左右端
部に対しても、各間欠走査位置においてほぼ同一な吸着
条件で記録媒体の左右端部を吸着することができるの
で、各サイズの左右端部近傍においても品位の高い画像
を記録することができる。
ずれの記録媒体に対しても、幅方向の端部は各案内面側
開口部22の一部を覆うことのないような配置になって
いる。各記録媒体の幅方向の端部に対応する空気流路の
配列ピッチを記録媒体の中央部に対応する空気流路の配
列ピッチよりも小さくしている。また、記録媒体左右端
部とその近傍の案内面側開口部との相対位置関係は各サ
イズともほぼ同一関係を保ち、さらに各間欠搬送後の記
録走査位置においても記録媒体左右端部とその近傍の案
内面側開口部との相対位置関係がほぼ同一になるように
配列されている。いずれの幅サイズの記録媒体の左右端
部に対しても、各間欠走査位置においてほぼ同一な吸着
条件で記録媒体の左右端部を吸着することができるの
で、各サイズの左右端部近傍においても品位の高い画像
を記録することができる。
【0075】また、本発明の第2の実施の形態ないし第
6の実施の形態の記録装置における空気流路23の形状
を、第一の実施の形態で示したように、共通負圧室27
に面する部分では比較的小面積の負圧室側開口部24を
有し、途中で最小断面積部hとなるべく、わずかに絞ら
れているが、そこからプラテン21の案内面21aに向
かって案内面21aと平行な面に漸近するように緩やか
な曲面壁を形成しながら、その開口面積を増加させてい
き、案内面21aの案内面側開口部22において最大断
面積部Hを有する形状とすることにより、記録媒体1に
覆われない案内面側開口部22からの極端な外気流入を
阻止する。従って共通負圧室27の負圧を低下させるこ
となく、より効率よく記録媒体1をプラテン21に吸着
させる事ができる。
6の実施の形態の記録装置における空気流路23の形状
を、第一の実施の形態で示したように、共通負圧室27
に面する部分では比較的小面積の負圧室側開口部24を
有し、途中で最小断面積部hとなるべく、わずかに絞ら
れているが、そこからプラテン21の案内面21aに向
かって案内面21aと平行な面に漸近するように緩やか
な曲面壁を形成しながら、その開口面積を増加させてい
き、案内面21aの案内面側開口部22において最大断
面積部Hを有する形状とすることにより、記録媒体1に
覆われない案内面側開口部22からの極端な外気流入を
阻止する。従って共通負圧室27の負圧を低下させるこ
となく、より効率よく記録媒体1をプラテン21に吸着
させる事ができる。
【0076】また、同じ理由により記録媒体1の端部に
おける記録媒体1におけるプラテン21上面の気流の乱
れが少なくなりインクの吐出方向の乱れがなく、記録品
位の高い記録装置を提供できる。
おける記録媒体1におけるプラテン21上面の気流の乱
れが少なくなりインクの吐出方向の乱れがなく、記録品
位の高い記録装置を提供できる。
【0077】なお、本発明はインクジェット方式のプリ
ンタに限定されず、感熱転写方式等であっても記録部に
おいて記録媒体を平面的に支持するプラテンを有する記
録装置に応用できる。
ンタに限定されず、感熱転写方式等であっても記録部に
おいて記録媒体を平面的に支持するプラテンを有する記
録装置に応用できる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラテンの案内面に設けた第1の開口部と負圧発生手段
側に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路を
有し、複数の空気流路はそれぞれにおいて第1の開口部
より第2の開口部に向かって断面積が小さくなるため、
カールしている記録媒体に対しても効率良くプラテンへ
吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一部しか覆わ
ないときにも吸着力を低下させない空気流路を提供し、
記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録品位の高い
記録装置を提供できる。
プラテンの案内面に設けた第1の開口部と負圧発生手段
側に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路を
有し、複数の空気流路はそれぞれにおいて第1の開口部
より第2の開口部に向かって断面積が小さくなるため、
カールしている記録媒体に対しても効率良くプラテンへ
吸着させ、記録媒体がプラテンの開口部の一部しか覆わ
ないときにも吸着力を低下させない空気流路を提供し、
記録媒体の位置精度と平面性を確保して記録品位の高い
記録装置を提供できる。
【0079】又、本発明によれば、記録媒体が案内面上
を間欠搬送される際に、停止した記録媒体の端部と該端
部に近接する第1の開口部との相対位置関係が、各間欠
搬送ごとに略同一であるため、カールしている記録媒体
に対しても効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位
置精度と平面性を確保して記録品位の高い記録装置を提
供できる。
を間欠搬送される際に、停止した記録媒体の端部と該端
部に近接する第1の開口部との相対位置関係が、各間欠
搬送ごとに略同一であるため、カールしている記録媒体
に対しても効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位
置精度と平面性を確保して記録品位の高い記録装置を提
供できる。
【0080】又、本発明によれば、記録媒体が案内面上
を間欠搬送される際に、停止した記録媒体の端部が、第
1の開口部の一部を覆うような位置関係に無いように配
置したため、記録媒体の端部近傍の気流の乱れによるイ
ンクの吐出方向の乱れがなく、記録品位の高い記録装置
を提供できる。又、カールしている記録媒体に対しても
効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位置精度と平
面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供できる。
を間欠搬送される際に、停止した記録媒体の端部が、第
1の開口部の一部を覆うような位置関係に無いように配
置したため、記録媒体の端部近傍の気流の乱れによるイ
ンクの吐出方向の乱れがなく、記録品位の高い記録装置
を提供できる。又、カールしている記録媒体に対しても
効率良くプラテンへ吸着させ、記録媒体の位置精度と平
面性を確保して記録品位の高い記録装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の記録装置の斜視図
である。
である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の記録装置のプラテ
ンの斜視図である。
ンの斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の記録装置のプラテ
ンの断面図である。
ンの断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の記録装置のプラテ
ンの断面図である。
ンの断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の記録媒体の搬送方
向に対するプラテンの断面図である。
向に対するプラテンの断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の記録媒体の幅方向
に対するプラテンの断面図である。
に対するプラテンの断面図である。
【図7】本発明の第4の実施の形態の記録装置の斜視図
である。
である。
【図8】本発明の第4の実施の形態の記録装置の記録媒
体の先端と案内面側開口部との位置関係を示す図であ
る。
体の先端と案内面側開口部との位置関係を示す図であ
る。
【図9】本発明の第5の実施の形態の記録媒体の搬送方
向に対するプラテンの断面図である。
向に対するプラテンの断面図である。
【図10】本発明の第6の実施の形態の記録媒体の幅方
向に対するプラテンの断面図である。
向に対するプラテンの断面図である。
【図11】従来の記録装置の斜視図である。
1 記録媒体 5 搬送ローラ 6 ピンチローラ 11 キャリッジ 14 インクジェットヘッド 21 プラテン 22 案内面側開口部 23 空気流路 24 負圧室側開口部 26 ファンケース 27 共通負圧室 30 ファン
フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA04 EA16 HA30 HA33 2C058 AB18 AC07 AC11 AD01 AE04 AF06 AF31 AF54 DA04 DA11 DA38 2C060 BA01 BC46 BC72 BC83
Claims (12)
- 【請求項1】 記録手段を用いて記録媒体に画像を記録
する記録装置において、 前記記録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する
案内面を有するプラテンと、 前記案内面に前記記録媒体を吸着するための負圧を発生
する負圧発生手段と、 前記案内面に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側
に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路と、 を有し、 前記空気流路は前記第1の開口部の断面積より前記第2
の開口部の断面積が小さいことを特徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記複数の空気流路は、前記第2の開口
部側から前記第1の開口部に向かって前記プラテンの前
記案内面と平行な面に漸近するように緩やかな曲面壁よ
り構成されることを特徴とする請求項1に記載の記録装
置。 - 【請求項3】 前記第2の開口部の断面積を前記第1の
開口部の断面積で除したものを開口率と定義したとき
に、前記記録媒体が前記案内面上を間欠搬送される際
に、前記記録媒体の搬送方向に対して前記記録媒体の先
端部に相当する空気流路の開口率を前記記録媒体の先端
部以外に相当する空気流路の開口率よりも大きくしたこ
とを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記第2の開口部の断面積を前記第1の
開口部の断面積で除したものを開口率としたときに、前
記記録媒体の幅方向に対して前記記録媒体の端部に相当
する空気流路の開口率を前記記録媒体の端部以外に相当
する空気流路の開口率よりも大きくしたことを特徴とす
る請求項1または2に記載の記録装置。 - 【請求項5】 記録手段を用いて記録媒体に画像を記録
する記録装置において、 前記記録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する
案内面を有するプラテンと、 前記案内面に前記記録媒体を吸着するための負圧を発生
する負圧発生手段と、 前記案内面に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側
に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路と、 を有し、 前記記録媒体が前記案内面上を間欠搬送される際に、停
止した記録媒体の端部と該端部に近接する前記第1の開
口部との相対位置関係が、各間欠搬送ごとに略同一であ
ることを特徴とする記録装置。 - 【請求項6】 記録手段を用いて記録媒体に画像を記録
する記録装置において、 前記記録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する
案内面を有するプラテンと、 前記案内面に前記記録媒体を吸着するための負圧を発生
する負圧発生手段と、 前記案内面に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側
に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路と、 を有し、 前記記録媒体が前記案内面上を間欠搬送される際に、停
止した記録媒体の端部が前記第1の開口部を部分的に覆
う位置に無いことを特徴とする記録装置。 - 【請求項7】 前記停止した記録媒体の搬送方向の先端
部が前記第1の開口部を部分的に覆う位置に無いことを
特徴とする請求項5または6に記載の記録装置。 - 【請求項8】 前記記録媒体が間欠搬送される際の搬送
量が、前記記録媒体の搬送方向に対する第1の開口部の
配列ピッチの整数倍であることを特徴とする請求項7に
記載の記録装置。 - 【請求項9】 前記停止した記録媒体の幅方向の左右端
部が前記第1の開口部を部分的に覆う位置に無いことを
特徴とする請求項5または6に記載の記録装置。 - 【請求項10】 記録手段を用いて記録媒体に画像を記
録する記録装置において、 前記記録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する
案内面を有するプラテンと、 前記案内面に前記記録媒体を吸着するための負圧を発生
する負圧発生手段と、 前記案内面に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側
に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路と、 を有し、 前記記録媒体が前記案内面上を間欠搬送される際に、前
記記録媒体の搬送方向に対して、停止した記録媒体の先
端部に相当する第1の開口部の配列ピッチを前記停止し
た記録媒体の先端部以外に相当する第1の開口部の配列
ピッチよりも小さくしたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項11】 記録手段を用いて記録媒体に画像を記
録する記録装置において、 前記記録手段と対向する位置で前記記録媒体を支持する
案内面を有するプラテンと、 前記案内面に前記記録媒体を吸着するための負圧を発生
する負圧発生手段と、 前記案内面に設けた第1の開口部と前記負圧発生手段側
に設けた第2の開口部とを連通する複数の空気流路と、 を有し、 前記記録媒体が前記案内面上を間欠搬送される際に、前
記記録媒体の幅方向に対して、停止した記録媒体の左右
端部に相当する第1の開口部の配列ピッチを前記停止し
た記録媒体の左右端部以外に相当する第1の開口部の配
列ピッチよりも小さくしたことを特徴とする記録装置。 - 【請求項12】 前記複数の空気流路はそれぞれにおい
て前記第1の開口部より前記第2の開口部に向かって断
面積が小さくなることを特徴とする請求項5ないし10
のいずれか1項に記載の記録装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001230955A JP2002137466A (ja) | 2000-08-23 | 2001-07-31 | 記録装置 |
US09/933,177 US20020047885A1 (en) | 2000-08-23 | 2001-08-21 | Recording apparatus |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000-252161 | 2000-08-23 | ||
JP2000-252162 | 2000-08-23 | ||
JP2000252161 | 2000-08-23 | ||
JP2000252162 | 2000-08-23 | ||
JP2001230955A JP2002137466A (ja) | 2000-08-23 | 2001-07-31 | 記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002137466A true JP2002137466A (ja) | 2002-05-14 |
Family
ID=27344409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001230955A Withdrawn JP2002137466A (ja) | 2000-08-23 | 2001-07-31 | 記録装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020047885A1 (ja) |
JP (1) | JP2002137466A (ja) |
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WO2005002862A1 (ja) * | 2003-07-04 | 2005-01-13 | Sony Corporation | プラテン板及び液体吐出装置 |
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