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JP2002157052A - メモリバックアップシステム - Google Patents

メモリバックアップシステム

Info

Publication number
JP2002157052A
JP2002157052A JP2000353867A JP2000353867A JP2002157052A JP 2002157052 A JP2002157052 A JP 2002157052A JP 2000353867 A JP2000353867 A JP 2000353867A JP 2000353867 A JP2000353867 A JP 2000353867A JP 2002157052 A JP2002157052 A JP 2002157052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power supply
data
information storage
supply circuit
storage unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000353867A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Shiragami
義訓 白神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
NEC System Technologies Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC System Technologies Ltd filed Critical NEC System Technologies Ltd
Priority to JP2000353867A priority Critical patent/JP2002157052A/ja
Publication of JP2002157052A publication Critical patent/JP2002157052A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予期せぬ電源断が生じた場合に退避はしてい
るものの信頼性に欠けるデータが、電源供給開始時に復
帰してしまうのを防止する。 【解決手段】 開示されるメモリバックアップシステム
10は、処理情報記憶媒体4と共にバックアップ用電源
回路2によりバックアップされて、データを退避させた
記録であるデータ退避記録を書き込む管理情報記憶媒体
5と、主電源回路1から電源が供給され処理情報記憶媒
体4及び管理情報記憶媒体5との間でデータのやり取り
を行ってデータを演算処理し、主電源回路1の電源供給
開始時に、管理情報記憶媒体5のデータ退避記録の有無
を確認して、データ退避記録が有りの場合のみ処理情報
記憶媒体4に退避させたデータを復帰させるプロセッサ
6とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、メモリバックア
ップシステムに係り、詳しくは、バックアップデータの
信頼性の向上を図るメモリバックアップシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】各種情報処理装置のメモリ(記憶装置)
として、半導体メモリが広く用いられている。この半導
体メモリは、電源断(オフ)により記憶されたデータが
消滅してしまう揮発性メモリと、電源断でも記憶された
データが消滅しない不揮発性メモリとに大別される。さ
らに、揮発性メモリは、DRAM(Dynamic Random Acce
ss Memory)と、SRAM(Static Random Access Memor
y)とに分類されるが、これらのメモリは、集積度の点
で優れているMOS(Metal Oxide Semiconductor)トラ
ンジスタによって構成することによって、安価で大容量
のものが容易に実現できるので、好んで採用されてい
る。
【0003】ところで、上述したようなDRAM、SR
AM等の揮発性メモリは、その性質上電源断により記憶
データが消滅してしまうので、従来から、予め電源断に
備えてバックアップ用電源を用意することで、電源断時
にはバックアップ用電源に切り替えてメモリをバックア
ップして記憶データを保護するようにしたメモリバック
アップシステムが構築されている。したがって、上述の
ようなメモリを用いるコンピュータ等の情報処理装置で
は、メモリバックアップシステムを備えることにより、
演算処理中の重要なデータを必要に応じてそのメモリに
退避させて保存することで、いつでもデータをメモリか
ら復帰させて活用することができるようになっている。
【0004】上述したようなメモリバックアップシステ
ムは、例えば実開平4−20128号公報に開示されて
いる。同メモリバックアップシステムは、図7に示すよ
うに、主電源回路51と、バックアップ用電源回路2
と、主電源回路51のオフ時にバックアップ用電源回路
52から電源が供給される(バックアップされる)バッ
クアップ用電源監視回路53及び処理情報記憶媒体54
と、主電源回路51から電源が供給され処理情報記憶媒
体54との間でデータのやり取りを行ってデータを演算
処理するプロセッサ55とを有している。
【0005】同メモリバックアップシステムにおいて、
主電源回路51のオフが感知されると、プロセッサ55
は演算処理中のデータを処理情報記憶媒体54に退避さ
せるように書き込み、この後にバックアップ用電源回路
52に切り替えられる。そして、再度主電源回路51か
ら電源の供給が開始された時は、プロセッサ55はバッ
クアップ用電源監視回路53からの報告に基づいて、バ
ックアップ用電源回路52の供給電圧を確認する。そし
て、この供給電圧が規定値内であれば、プロセッサ55
は処理情報記憶媒体54に退避されていたデータは変化
がなかった(データは正常である)と判断して、このデ
ータを復帰する。
【0006】しかしながら、上記公報に記載のメモリバ
ックアップシステムでは、主電源回路51のオフの原因
が、予め予期された通常の電源供給停止(正常中断)に
よるものか、あるいは主電源回路51の突然の故障によ
る予期されない電源供給停止によるものかが、区別でき
ないという欠点がある。もし、主電源回路51のオフの
原因が後者にあったとすると、この場合にはプロセッサ
55は正常中断していない状態で処理情報記憶媒体54
に退避されたデータを復帰してしまうので、退避はして
いるものの内容に変化が生じている信頼性に欠けるデー
タを復帰させてしまう可能性がある。
【0007】従来の他のメモリバックアップシステムと
して、例えば特開昭57−147198号公報に開示さ
れてものがある。同メモリバックアップシステムは、図
8に示すように、主電源回路61と、バックアップ用電
源回路62と、主電源回路61のオフ時にバックアップ
用電源回路62によりバックアップされる処理情報記憶
媒体64及びこの処理情報記憶媒体64内の検査用領域
65と、主電源回路61が規定時間内に電源供給停止す
ることを感知してプロセッサ66に報告する主電源監視
回路63と、主電源回路61から電源が供給され処理情
報記憶媒体64及び検査用領域65との間でデータのや
り取りを行ってデータを演算処理するプロセッサ65と
を有している。検査用領域65は処理情報記憶媒体64
内に特定番地を占有している。また、主電源回路61は
コンデンサ等の電源を一時保持する手段を内蔵してい
て、電源がオフされた後も規定時間の間電源電圧を保持
している。
【0008】同メモリバックアップシステムにおいて、
主電源回路61が規定時間後に電源供給を停止すること
が主電源監視回路63により感知されると、主電源監視
回路63は、その旨をプロセッサ66に報告する。これ
に基づいてプロセッサ66は、処理中のデータを処理情
報記憶媒体64に退避させるように書き込むと共に、検
査用領域65に検査用データを書き込む。この後にバッ
クアップ用電源回路62に切り替えられる。そして、再
度主電源回路61により電源供給を開始するときは、プ
ロセッサ66は処理情報記憶媒体64の退避データと検
査用領域65の検査データとを比較する。そして、両デ
ータが一致したときは、プロセッサ66は処理情報記憶
媒体54に退避されていたデータは変化がなかった(デ
ータは正常である)と判断して、このデータを復帰す
る。
【0009】しかしながら、特開昭57−147198
号公報に記載のメモリバックアップシステムでは、実開
平4−20128号公報の欠点を改善できるものの、検
査用データを書き込む検査用領域65は処理情報記憶媒
体64内の特定番地を占有しているので、その分処理情
報記憶媒体64が使用できる容量が減少してしまうとい
う欠点がある。
【0010】従来のその他のメモリバックアップシステ
ムとして、例えば特開平6−19808号公報に開示さ
れているものがある。同メモリバックアップシステム
は、図9に示すように、電源スイッチ71が設けられた
電源回路72と、ROM73、RAM74及びバックア
ップメモリファイル75及びプロセッサ(図示せず)等
から成る制御回路76と、ユーザインターフェースとし
てのディスプレイ77及びキーボード78と、アプリケ
ーションプログラム等を格納する外部記憶装置79とを
有している。
【0011】同メモリバックアップシステムにおいて、
制御回路76でデータの入力、編集等の処理を行う際、
バックアップメモリファイル75上の入力、編集データ
ファイルに対して処理を行って、必要に応じて外部記憶
装置79へのデータファイル退避を行う。この際、バッ
クアップメモリファイル75内には、外部記憶装置79
へのデータファイル退避を行ったか否かを示すフラグを
付加する。これにより、システムの起動時において、バ
ックアップメモリファイル75内のフラグの確認の結
果、外部記憶装置79へのデータ退避を行っていないフ
ァイルが存在した場合には、所定の復活処理を行うよう
にする。
【0012】上述の特開平6−19808号公報に記載
のメモリバックアップシステムによれば、停電あるいは
誤操作による予期しない電源断が生じても、走行中のア
プリケーションプログラムで処理中のデータは外部記憶
装置79へ退避させているので、データの消失を確実に
防止することができるとされている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平6−
19808号公報に記載のメモリバックアップシステム
では、アプリケーションプログラムで処理中のデータを
確実に保護することができるが、予期せぬ電源断が生じ
た場合に退避はしているものの信頼性に欠けるデータ
を、電源供給開始時に復帰してしまうのを防止すること
ができない、という問題がある。すなわち、特開平6−
19808号公報に記載のメモリバックアップシステム
では、アプリケーションプログラムで処理中のデータを
退避させる外部記憶装置79とは別のバックアップメモ
リファイル75に、データファイル退避を行ったか否か
を示すフラグを付加しているので、外部記憶装置79内
の特定番地を占有することはないため、特開昭57−1
47198号公報に記載のメモリバックアップシステム
の欠点を改善することができる。しかしながら、特開平
6−19808号公報ではあくまでもアプリケーション
プログラムで処理中のデータを確実に保護することを目
的としているので、予期せぬ電源断が生じた場合に外部
記憶装置79に退避したデータが電源供給開始時に信頼
性に欠けるデータとして復帰されてしまう可能性がある
ことに関しては全く考慮されていない。
【0014】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、予期せぬ電源断が生じた場合に退避はしている
ものの信頼性に欠けるデータが、電源供給開始時に復帰
してしまうのを防止することができるようにしたメモリ
バックアップシステムを提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、主電源回路から供給される
電源の供給が停止した時に、主電源回路からバックアッ
プ用電源回路に切り替えて該バックアップ用電源回路か
ら処理情報記憶部に電源を供給して、演算処理中のデー
タを上記処理情報記憶部に退避させるように書き込み、
上記主電源回路から電源の供給が開始された時に上記処
理情報記憶部に退避したデータを復帰させるように構成
してなるメモリバックアップシステムに係り、上記処理
情報記憶部と共に上記バックアップ用電源回路から電源
が供給されて、上記データを退避させた情報であるデー
タ退避情報を書き込む管理情報記憶部と、上記主電源回
路から電源が供給され上記処理情報記憶部及び管理情報
記憶部との間でデータのやり取りを行ってデータを演算
処理し、上記主電源回路から電源の供給が開始された時
に上記管理情報記憶部のデータ退避情報の有無を確認し
て、該データ退避情報が有る場合のみ上記処理情報記憶
部に退避させたデータを復帰させる演算制御部とを有す
ることを特徴としている。
【0016】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のメモリバックアップシステムに係り、上記主電源回
路から供給される電源が規定時間内に停止されることを
感知して上記演算制御部に報告する主電源監視回路を有
することを特徴としている。
【0017】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載のメモリバックアップシステムに係り、上記演
算制御部により上記処理情報記憶部に退避すべきデータ
が存在しないと判断されたとき、該演算制御部の制御の
基に上記バックアップ用電源回路から供給される電源を
停止させるスイッチ手段を有することを特徴としてい
る。
【0018】また、請求項4記載の発明は、請求項1、
2又は3記載のメモリバックアップシステムに係り、上
記演算制御部は上記管理情報記憶部にデータ退避情報が
無いことを確認したとき、上記管理情報記憶部の内容を
初期化することを特徴としている。
【0019】また、請求項5記載の発明は、請求項1乃
至4のいずれか1に記載のメモリバックアップシステム
に係り、上記管理情報記憶部が上記データ退避情報を書
き込むための1ビットのメモリ容量を有することを特徴
としている。
【0020】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至5のいずれか1に記載のメモリバックアップシステム
に係り、上記バックアップ用電源回路が、充電可能な電
源により構成されていることを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は実施例を用いて
具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例であるメモリバックアッ
プシステムの構成を示すブロック図、図2は同メモリバ
ックアップシステムの動作を示すフローチャートであ
る。この例のメモリバックアップシステム10は、図1
に示すように、主電源回路1と、バックアップ用電源回
路2と、主電源回路1のオフ時にバックアップ用電源回
路2から電源が供給される(バックアップされる)処理
情報記憶媒体(処理情報記憶部)4及び管理情報記憶媒
体(管理情報記憶部)5と、主電源回路1が規定時間内
に電源の供給を停止することを感知してプロセッサ6に
報告する主電源監視回路3と、主電源回路1から電源が
供給され処理情報記憶媒体4及び管理情報記憶媒体5と
の間でデータのやり取りを行ってデータを演算処理する
プロセッサ(演算制御部)6とを有している。主電源回
路1は、コンデンサ等の電源を一時保持する手段を内蔵
していて、電源がオフされた後も規定時間の間電源電圧
を保持している。バックアップ用電源回路2は、充電可
能なバッテリーが用いられて、バックアップ不要時は主
電源回路1により充電される。これによって、主電源回
路1を繰り返し使用することができるので、メンテナン
スが簡単となる。処理情報記憶媒体4は、例えばDIM
M(Dual In Memory Module)等のメモリモジュールが用
いられ、DRAM、SRAM等の揮発性メモリにより構
成されている。管理情報記憶媒体5は、例えばフリップ
フロップ回路を有するSRAMにより構成されている。
【0022】次に、図2及び図3のフローチャートを参
照して、同メモリバックアップシステムの動作について
説明する。最初に、図2の電源供給停止時について説明
する。まず、主電源監視回路3は、主電源回路1が規定
時間後に電源供給を停止することを感知する(ステップ
S1)。これは、主電源回路1の電源断は、瞬間的に行
われるのでなく、コンデンサ等の電源を一時保持する手
段を内蔵していることで、電源がオフされた後も規定時
間の間電源電圧を保持しているので、その規定時間を感
知する。
【0023】次に、主電源監視回路3は、プロセッサ6
に対して主電源回路1による電源供給停止予告を報告す
る(ステップS2)。次に、プロセッサ6は、主電源監
視回路3からの報告に基づいて、演算処理中のデータを
処理情報記憶媒体4に退避させるように書き込む(ステ
ップS3)。
【0024】次に、プロセッサ6は、管理情報記憶媒体
5にデータを退避させたことを示すデータ退避記録(デ
ータ退避情報)を書き込む(ステップS4)。これは、
図4に示すように、管理情報記憶媒体5内の1ビットの
メモリ7を用いて、フラグ1を付加するだけで良い。し
たがって、最低限のメモリ容量でデータ退避記録を書き
込むことができる。規定時間後に、主電源回路1は電源
供給を停止する(ステップS5)。
【0025】次に、図3の電源供給開始時について説明
する。まず、主電源回路1は、電源供給を開始する(ス
テップS11)。次に、プロセッサ6は、主電源回路1
からの電源供給に基いて、管理情報記憶媒体5を先に書
き込んだデータ退避記録の有無をチェックする(ステッ
プS12)。これは図3に示したメモリ7のフラグを確
認すれば良い。データ退避記録が有りの場合すなわちフ
ラグが1のままであった場合は、プロセッサ6は、電源
供給停止時にバックアップ用電源回路2によってバック
アップされていた期間に、処理情報記憶媒体4に退避さ
せたデータに変化がなかった(データは正常である)と
判断して、このデータを復帰する(ステップS13)。
【0026】一方、管理情報記憶媒体5にデータ退避記
録が無かった場合、すなわちフラグが0になっていた場
合、プロセッサ6は、電源供給停止時にバックアップ用
電源回路2によってバックアップされていた期間に、処
理情報記憶媒体4に退避させたデータが変化した(デー
タは異常である)あるいは、退避データは存在していな
いと判断して、処理情報記憶媒体4を初期化する(ステ
ップS14)。
【0027】このように、この例のメモリバックアップ
システムの構成によれば、主電源回路1から電源の供給
が停止された時にバックアップ用電源回路2により処理
情報記憶媒体4をバックアップして、処理情報記憶媒体
4に演算処理中のデータを退避させるように書き込み、
主電源回路1から電源の供給が開始された時に処理情報
記憶媒体4の退避データを復帰させるように構成してな
るメモリバックアップシステムにおいて、処理情報記憶
媒体4と共にバックアップ用電源回路2によりバックア
ップされて、データを退避させた記録であるデータ退避
記録を書き込む管理情報記憶媒体5と、主電源回路1か
ら電源が供給され処理情報記憶媒体4及び管理情報記憶
媒体5との間でデータのやり取りを行ってデータを演算
処理し、主電源回路1の電源供給開始時に、管理情報記
憶媒体5のデータ退避記録の有無を確認して、データ退
避記録が有りの場合のみ処理情報記憶媒体4に退避させ
たデータを復帰させるプロセッサ6とを有するので、バ
ックアップデータの信頼性の向上を図ることができる。
したがって、予期せぬ電源断が生じた場合に退避はして
いるものの信頼性に欠けるデータが、電源供給開始時に
復帰してしまうのを防止することができる。
【0028】◇第2実施例 図5は、この発明の第2実施例であるメモリバックアッ
プシステムの構成を示すブロック図、図6は同メモリバ
ックアップシステムの動作を説明するフローチャートで
ある。この発明の第2実施例であるメモリバックアップ
システムの構成が、上述した第1実施例の構成と大きく
異なるところは、バックアップ用電源回路の無駄な電源
消費を抑制するようにした点である。この例のメモリバ
ックアップシステム12は、図5に示すように、処理情
報記憶媒体4及び管理情報記憶媒体5に対するバックア
ップ用電源回路2の電源供給経路の途中にスイッチ(ス
イッチ手段)7が接続されている。
【0029】プロセッサ6は、主電源監視回路3から電
源供給停止予告を報告されると、演算処理中のデータに
処理情報記憶媒体4に退避すべきデータが存在している
か否かを判断する。そして、処理情報記憶媒体4に退避
すべきデータが存在していないことを判断すると、スイ
ッチ7を制御して、これ以降処理情報記憶媒体4及び管
理情報記憶媒体5に対するバックアップ用電源回路2か
らの電源回路を停止させる。したがって、バックアップ
用電源回路2の無駄な電源消費を抑制することができ
る。これ以外は、上述した第1実施例と略同様である。
それゆえ、図5において、図1の構成部分と対応する各
部には、同一の番号を付してその説明を省略する。
【0030】次に、図6のフローチャートを参照して、
同メモリバックアップシステムの動作の電源供給停止時
について説明する。まず、主電源監視回路3は、主電源
回路1が規定時間後に電源供給を停止することを感知す
る(ステップS21)。これは、主電源回路1の電源断
は、瞬間的に行われるのでなく、コンデンサ等の電源を
一時保持する手段を内蔵していることで、電源がオフさ
れた後も規定時間の間電源電圧を保持しているので、そ
の規定時間を感知する。
【0031】次に、主電源監視回路3は、プロセッサ6
に対して主電源回路1による電源供給停止予告を報告す
る(ステップS22)。次に、プロセッサ6は、主電源
監視回路3からの報告に基づいて、演算処理中のデータ
に処理情報記憶媒体4に退避すべきデータが存在してい
るか否かを判断する(ステップS23)。退避すべきデ
ータが存在していた場合、プロセッサ6は、演算処理中
のデータを処理情報記憶媒体4に退避させるように書き
込む(ステップS24)。退避すべきデータが存在して
いなかった場合、プロセッサ6は、スイッチ7をオフさ
せるように制御してバックアップ用電源回路2の電源供
給を停止させる(ステップS25)。
【0032】次に、プロセッサ6は、管理情報記憶媒体
5にデータを退避させたことを示すデータ退避記録を書
き込む(ステップS26)。これは、図4に示すよう
に、管理情報記憶媒体5内の1ビットのメモリ7を用い
て、フラグ1を付加するだけで良い。したがって、最低
限のメモリ容量でデータ退避記録を書き込むことができ
る。規定時間後に、主電源回路1は電源供給を停止する
(ステップS27)。なお、電源供給開始時の動作は第
1実施例と略同じなので説明を省略する。
【0033】このように、この例の構成によっても、第
1実施例において述べたのと略同様の効果を得ることが
できる。加えて、この例によれば、バックアップ用電源
回路の無駄な電源消費を抑制することができる。
【0034】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、バックア
ップ用電源回路は、充電可能なバッテリーを用いる例で
説明したが、特にメモリバックアップシステムを設置す
る場所にスペース上の制約があるような場合には、小
型、軽量な充電不要な一次電池を用いるようにしても良
い。また、管理情報記憶媒体は、フリップフロップ回路
を有するSRAMにより構成した例で説明したが、主電
源回路が電源供給停止時にバックアップ用電源回路が電
源供給を停止した場合、あるいは主電源回路の電源供給
開始時に処理情報記憶媒体に退避データがない場合に、
管理情報記憶媒体からデータ退避記録がクリアされるこ
とが保証されているのであれば、S(Synchronous)DR
AMのようなメモリを用いるようにしても良い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のメモリ
バックアップシステムによれば、主電源回路から電源の
供給が停止された時にバックアップ用電源回路により処
理情報記憶媒体をバックアップして、処理情報記憶媒体
に処理中のデータを退避させるように書き込み、主電源
回路の電源供給開始時に処理情報記憶媒体の退避データ
を復帰させるように構成してなるメモリバックアップシ
ステムにおいて、処理情報記憶媒体と共にバックアップ
用電源回路によりバックアップされて、データを退避さ
せた記録であるデータ退避記録を書き込む管理情報記憶
媒体と、主電源回路から電源が供給され処理情報記憶媒
体及び管理情報記憶媒体との間でデータのやり取りを行
ってデータを演算処理し、主電源回路の電源供給開始時
に、管理情報記憶媒体のデータ退避記録の有無を確認し
て、データ退避記録が有りの場合のみ処理情報記憶媒体
に退避させたデータを復帰させるプロセッサとを有する
ので、バックアップデータの信頼性の向上を図ることが
できる。したがって、予期せぬ電源断が生じた場合に退
避はしているものの信頼性に欠けるデータが、電源供給
開始時に復帰してしまうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例であるメモリバックアッ
プシステムの構成を示すブロック図ある。
【図2】同メモリバックアップシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図3】同メモリバックアップシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】同メモリバックアップシステムに用いられるメ
モリを概略的に示す図である。
【図5】この発明の第2実施例であるメモリバックアッ
プシステムの構成を示すブロック図ある。
【図6】同メモリバックアップシステムの動作を示すフ
ローチャートである。
【図7】メモリバックアップシステムの構成を示すブロ
ック図ある。
【図8】メモリバックアップシステムの構成を示すブロ
ック図ある。
【図9】メモリバックアップシステムの構成を示すブロ
ック図ある。
【符号の説明】
1 主電源回路 2 バックアップ用電源回路 3 主電源監視回路 4 処理情報記憶媒体(処理情報記憶部) 5 管理情報記憶媒体(管理情報記憶部) 6 プロセッサ(演算制御部) 7 管理情報記憶媒体内のメモリ 8 スイッチ(スイッチ手段) 10、12 メモリバックアップシステム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主電源回路から供給される電源の供給が
    停止した時に、主電源回路からバックアップ用電源回路
    に切り替えて該バックアップ用電源回路から処理情報記
    憶部に電源を供給して、演算処理中のデータを前記処理
    情報記憶部に退避させるように書き込み、前記主電源回
    路から電源の供給が開始された時に前記処理情報記憶部
    に退避したデータを復帰させるように構成してなるメモ
    リバックアップシステムであって、 前記処理情報記憶部と共に前記バックアップ用電源回路
    から電源が供給されて、前記データを退避させた情報で
    あるデータ退避情報を書き込む管理情報記憶部と、 前記主電源回路から電源が供給され前記処理情報記憶部
    及び管理情報記憶部との間でデータのやり取りを行って
    データを演算処理し、前記主電源回路から電源の供給が
    開始された時に前記管理情報記憶部のデータ退避情報の
    有無を確認して、該データ退避情報が有る場合のみ前記
    処理情報記憶部に退避させたデータを復帰させる演算制
    御部とを有することを特徴とするメモリバックアップシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記主電源回路から供給される電源が規
    定時間内に停止されることを感知して前記演算制御部に
    報告する主電源監視回路を有することを特徴とする請求
    項1記載のメモリバックアップシステム。
  3. 【請求項3】 前記演算制御部により前記処理情報記憶
    部に退避すべきデータが存在しないと判断されたとき、
    該演算制御部の制御の基に前記バックアップ用電源回路
    から供給される電源を停止させるスイッチ手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のメモリバックア
    ップシステム。
  4. 【請求項4】 前記演算制御部は前記管理情報記憶部に
    データ退避情報が無いことを確認したとき、前記管理情
    報記憶部の内容を初期化することを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のメモリバックアップシステム。
  5. 【請求項5】 前記管理情報記憶部が前記データ退避情
    報を書き込むための1ビットのメモリ容量を有すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1に記載のメモ
    リバックアップシステム。
  6. 【請求項6】 前記バックアップ用電源回路が、充電可
    能な電源により構成されていることを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれか1に記載のメモリバックアップシス
    テム。
JP2000353867A 2000-11-21 2000-11-21 メモリバックアップシステム Pending JP2002157052A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014169013A (ja) * 2013-03-04 2014-09-18 Lecip Holdings Corp 電源制御装置

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