[go: up one dir, main page]

JP2002121054A - セメント混和材及びセメント組成物 - Google Patents

セメント混和材及びセメント組成物

Info

Publication number
JP2002121054A
JP2002121054A JP2000308708A JP2000308708A JP2002121054A JP 2002121054 A JP2002121054 A JP 2002121054A JP 2000308708 A JP2000308708 A JP 2000308708A JP 2000308708 A JP2000308708 A JP 2000308708A JP 2002121054 A JP2002121054 A JP 2002121054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
raw material
parts
cement admixture
calcium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000308708A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Nakajima
康宏 中島
Minoru Morioka
実 盛岡
Takayuki Higuchi
隆行 樋口
Hiroyuki Ohashi
寛之 大橋
Mitsuo Takahashi
光男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP2000308708A priority Critical patent/JP2002121054A/ja
Publication of JP2002121054A publication Critical patent/JP2002121054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートのスランプ保持性が良好で、強
度発現を阻害しないセメント混和材、及びそれを含有し
なるセメント組成物を提供すること。 【解決手段】 CaO原料、Al23原料、Fe23
料、SiO2原料及びCaSO4原料を熱処理して得られ
る物質であって、遊離石灰と、無水セッコウと、カルシ
ウムアルミノフェライト、カルシウムフェライト、アウ
イン及びカルシウムシリケートから選ばれる1種又は2
種以上とを含有する膨張物質100部中、遊離石灰35
〜60部と、フッ素化合物及び/又は可溶性ケイ酸塩と
を含有してなるセメント混和材であり、セメント混和材
100部中、フッ素化合物及び/又は可溶性ケイ酸塩
0.01〜10部を含有することを特徴とする該セメン
ト混和材であり、セメントと、該セメント混和材とを含
有してなるセメント組成物を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、土木・建築
分野において使用され、フロー保持性やスランプ保持性
の良好となる、セメント混和材及びセメント組成物に関
する。なお、本発明でいうコンクリートとは、セメント
ペースト、セメントモルタル、及びセメントコンクリ−
トを総称するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、コンクリートに要求される性能
は、益々高まっており、その中でも耐久性の向上が大き
な課題となっている。この課題を解決する手段の1つと
して、膨張材をコンクリートに混合して使用することに
より、温度応力、乾燥収縮、自己収縮等によって発生す
るひび割れを低減させる方法が挙げられる。また、膨張
材を用いて、躯体にケミカルプレストレスを導入し、曲
げ耐力を高める手法もとられている。最近では、膨張性
を付与するセメント混和材に要求される性能は益々高ま
ってきている。即ち、混和率が少なくても優れた膨張性
能を付与できるセメント混和材の開発が待たれているの
が実状である。膨張材の使用箇所としては、壁、屋根ス
ラブ及び床等の一般建築物や、水密性の向上を目的とし
た水槽やプール等の水理構造物、舗装や床板(マットス
ラブ、デッキスラブ)等の一般土木構造物、あるいはヒ
ューム管、鋼管ライニング、ボックスカルバート等のコ
ンクリート二次製品等が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、膨張材を
使用したコンクリートの使用用途は多岐に亘っている
が、普通コンクリートと同様のフレッシュ性状が求めら
れるようになってきており、フレッシュ性状の中でも、
施工性の観点から、特に重要視されるのがスランプ保持
性である。近年、JIS A 6204「コンクリート用化学混和
剤」で規定されているような減水剤や高性能AE減水剤
等を使用することにより、単位水量を抑えつつ、水/セ
メント比を低減したコンクリートが多く製造される傾向
にあり、そのようなコンクリートにおいては、スランプ
保持性の低下が、より顕著になる課題があった。特に、
夏場においては、著しくスランプ保持性が低下する場合
があった。建築工事標準仕様書(JASS 5)では、外気温
25℃以上におけるコンクリートの練り混ぜから、打込
み終了までの時間の限度を90分間としており、この時
間内では、コンクリートの良好なスランプ保持性が必要
である。一方、従来より、膨張材にホウ酸類を添加する
ことで、コンクリートのスランプ保持性を改善する方法
が提案されている(特開平10-226549号公報)。しかし
ながら、この方法では、高ビーライトセメントと使用し
た場合で有効であり、他の種類のセメントと使用した場
合に対しては、明確な効果が認められないという課題が
あった。また、スランプ保持性が良好となる添加剤は、
強度発現を阻害する場合がある。本発明者は、前記課題
を解決すべく、種々検討を重ねた結果、特定のセメント
混和材を使用することによって、前記課題が解消できる
知見を得て、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、CaO原料、Al
23原料、Fe23原料、SiO2原料及びCaSO4
料を熱処理して得られる物質であって、遊離石灰と、無
水セッコウと、カルシウムアルミノフェライト、カルシ
ウムフェライト、アウイン及びカルシウムシリケートか
ら選ばれる1種又は2種以上とを含有する膨張物質10
0部中、遊離石灰35〜60部と、フッ素化合物及び/
又は可溶性ケイ酸塩とを含有してなるセメント混和材で
あり、セメント混和材100部中、フッ素化合物及び/
又は可溶性ケイ酸塩0.01〜10部を含有することを
特徴とする該セメント混和材であり、セメントと、該セ
メント混和材とを含有してなるセメント組成物である。
なお、本発明で使用する配合割合を示す部は質量単位で
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明をさらに詳しく説明
する。
【0006】本発明における膨張物質は、遊離石灰と、
無水セッコウと、カルシウムアルミノフェライト、カル
シウムフェライト、アウイン及びカルシウムシリケート
から選ばれる1種又は2種以上(以下、水硬性化合物と
いう)とを含有してなるものであり、膨張物質100部
中、遊離石灰は35〜60部が好ましく、40〜55部
がより好ましい。また、水硬性化合物は10〜40部が
好ましく、15〜30部がより好ましい。さらに、無水
セッコウは10〜40部が好ましく、20〜35部がよ
り好ましい。水硬性化合物中におけるカルシウムアルミ
ノフェライト、カルシウムフェライト、アウイン及びカ
ルシウムシリケートの割合は、特に限定されるものでは
ない。
【0007】本発明の膨張物質には不純物が存在する。
その具体例としては、MgO、TiO 2、P25、Na2
O、K2O、塩素等が挙げられるが、本発明の目的を実
質的に阻害しない範囲では特に問題とはならない。
【0008】本発明の水硬性化合物について、以下説明
する。本発明のカルシウムアルミノフェライトとは、C
aO−Al23−Fe23系化合物を総称するものであ
り、特に限定されるものではないが、一般的に、CaO
をC、Al23をA、Fe23をFとすると、C4AFや
62Fと表せる化合物等が挙げられる。通常は、C4
AFとして存在していると考えられ、本発明では、カル
シウムアルミノフェライトを以下、C4AFとする。本
発明のカルシウムフェライトとは、CaO−Fe23
化合物を総称するものであり、特に限定されるものでは
ないが、一般的に、CaOをC、Fe23をFとする
と、C2FやCF等の化合物がよく知られている。本発
明では、膨張性能が良好となることから、C2Fを使用
することが好ましい。本発明では、カルシウムフェライ
トを以下、C2Fとする。本発明のアウインとは、3C
aO・3Al23・CaSO4で表される化合物を示す
ものである。本発明のカルシウムシリケートとは、Ca
O−SiO2系化合物を総称するものであり、特に限定
されるものでないが、一般的に、CaOをC、SiO2
をSとすると、C3SやC2S等の化合物が知られてい
る。
【0009】本発明で使用するフッ素化合物とは、特に
限定されるものでなく、その化合物はXF、XF2、X2
SiF6及びXSiF6等の形で表され、XはLi、Na
及びK等のアルカリ金属、MgやCa等のアルカリ土類
金属、並びにアンモニウム塩も含まれ、H2Oを含んだ
水和物でもよい。使用形態は限定されず、粉末や水溶液
で使用することができる。
【0010】本発明で使用する可溶性ケイ酸塩とは、特
に限定されるものでなく、その具体例としては、アルカ
リ金属のケイ酸塩が挙げられる。例えばR2O・ySi
2の形で表される。式中のRはLi、Na、K等のア
ルカリ金属が挙げられ、yは0.1〜4で表される。使
用形態は限定されず、粉末や水溶液で使用することがで
きる。経済性の面から、ケイ酸ナトリウムを使用するこ
とが好ましい。
【0011】本発明のセメント混和材を製造する際、C
aO原料、Al23原料、Fe23原料、SiO2原料
及びCaSO4原料を熱処理して、遊離石灰、水硬性化
合物及び無水セッコウからなるクリンカーを合成してこ
れを粉砕して製造される。遊離石灰、水硬性化合物及び
無水セッコウを別々に合成し、これらを混合したもので
は、本発明のような効果は得られない。 CaO原料、
Al23原料、Fe23原料、SiO2原料及びCaS
4原料を熱処理して、遊離石灰、水硬性化合物及び無
水セッコウからなるクリンカーを合成してこれを粉砕し
て製造されたものか否かを確認する方法としては、例え
ば、セメント混和材の粗粒子、具体的には100μmよ
りも大きな粒子を顕微鏡等により観察して組成分析を行
い、粒子中に遊離石灰、水硬性化合物及び無水セッコウ
が混在していることを確認することによって容易に判別
できる。
【0012】本発明のセメント混和材を製造する際の熱
処理温度であるが、1100〜1600℃の範囲が好ま
しく、1200〜1500℃の範囲がより好ましい。具
体的には、1100℃未満では、得られたセメント混和
材の膨張性能が十分でなく、1600℃を超えると無水
セッコウが分解する場合がある。
【0013】CaO原料としては、石灰石や消石灰等が
挙げられ、Al23原料としてはボーキサイトやアルミ
残灰等が、Fe23原料としては銅カラミや鉄粉及び市
販の酸化鉄等が、SiO2原料としては、珪石や粘土等
が、さらに、CaSO4原料としては二水セッコウ、半
水セッコウ及び無水セッコウ等が挙げられる。
【0014】本発明のセメント混和材中のフッ素化合物
及び可溶性ケイ酸塩の配合割合は、特に限定されるもの
ではないが、セメント混和材100部中、0.01〜1
0部が好ましく、1〜3部がより好ましい。フッ素化合
物及び可溶性ケイ酸塩の配合割合が、この範囲外では、
本発明の効果である優れたスランプ保持性の得られない
場合がある。具体的には、0.01部未満では、優れた
スランプ保持性の得られない場合があり、10部を超え
ると、スランプの保持性は良好となっても、硬化不良を
起こす場合がある。
【0015】本発明のセメント混和材の使用量は、特に
限定されるものではないが、セメントと、セメント混和
材からなるセメント組成物100部中、セメント混和材
3〜12部が好ましく、5〜9部がより好ましい。本発
明のセメント混和材の使用量がこの範囲外では、本発明
の効果、すなわち、優れたスランプ保持性、および膨張
性能の得られない場合がある。具体的には、3部未満で
は、優れた膨張性能の得られない場合があり、12部を
超えて使用すると、強度発現が低下する場合がある。
【0016】本発明のセメント組成物とは、JIS R 5210
に規定される各種ポルトランドセメント、JIS R 5211、
JIS R 5212及びJIS R 5213に規定される各種混合セメン
ト、JISに規定された以上の混和材混和率にて作製した
高炉セメント、フライアッシュセメント及びシリカセメ
ント、石灰石粉末等を混合したフィラーセメント、並び
にアルミナセメント等のうちの1種又は2種以上と本発
明のセメント混和材とを併用したものであり、該セメン
ト組成物を使用することにより、スランプ保持性を良好
とすることが可能である。本発明のセメント組成物は、
そのままセメントペーストとして使用することはもちろ
ん、骨材と混合して、セメントモルタルやセメントコン
クリートとしても使用可能である。
【0017】本発明では、セメントやセメント混和材に
砂や砂利等の骨材の他、凝結促進剤、凝結遅延剤、減水
剤、AE減水剤、高性能AE減水剤、AE剤、増粘剤、
セメント急硬材、防錆剤、高分子エマルジョン、ベント
ナイトやモンモリロナイト等の粘土鉱物、無機リン酸塩
等のうちの1種又は2種以上を本発明の目的を実質的に
阻害しない範囲で併用することが可能である。
【0018】本発明のセメント混和材を製造する際に使
用する混合装置としては、既存のいかなる撹拌装置も使
用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、V
型ミキサ、ヘンシェルミキサ及びナウタ−ミキサ等が利
用可能である。また、混合は、それぞれの材料を施工時
に混合してもよいし、あらかじめ一部を、あるいは全部
を混合しておいても差し支えない。混合順序は特に限定
されるものでない。
【0019】
【実施例】以下、実験例により本発明を詳細に説明す
る。
【0020】実施例1 CaO原料、Al23原料、Fe23原料、SiO2
料及びCaSO4原料を配合して、1400℃で熱処理
することによって、表1に示す種々の組成(各成分の合
計100部中の割合)のクリンカーを製造し、粉砕して
ブレーン比表面積3500±200cm2/gの膨張物
質を調製した。該膨張物質とケイフッ化ナトリウムから
なるセメント混和材100部中、ケイフッ化ナトリウム
を1.5部混合しセメント混和材を調製した。セメント
とセメント混和材からなるセメント組成物100部中、
セメント混和材7部を混合してセメント組成物とした。
【0021】単位セメント組成物量330kg/m3
単位水量165kg/m3、s/a=48%のコンクリ
ート配合で練り上がり量が40リットルとなるようにコ
ンクリートを調製し、材令7日の長さ変化率を測定し
た。また、比較のため、遊離石灰、C4AF及び無水セ
ッコウを別々に合成して混合したもの(膨張物質U)
や、市販の膨張材、についても同様に試験した。結
果を表1に併記する。
【0022】<使用材料> セメントα:市販普通ポルトランドセメント CaO原料:試薬1級炭酸カルシウム Al23原料:試薬1級アルミナ Fe23原料:試薬1級酸化第二鉄 SiO2原料:試薬1級酸化珪素 CaSO4原料:試薬1級二水セッコウ。 遊離石灰:CaO原料を1350℃で3時間焼成し合成
したもの。 C4AF:CaO原料4モル、Al23原料1モル、F
23原料1モルを混合し、1350℃で3時間焼成し
合成したもの。 無水セッコウ:CaSO4原料を1350℃で3時間焼
成し合成したもの。 砂:新潟県姫川産、比重2.62、FM値2.86 砂利:新潟県姫川産、比重2.63 水:水道水 減水剤:高性能AE減水剤、ポリカルボン酸系 e:ケイフッ化ナトリウム、試薬1級 膨張材:市販カルシウムサルホアルミネート系膨張材 膨張材:市販石灰系膨張材
【0023】<測定方法> 長さ変化率:JIS A 6202 Bに準じて測定
【0024】
【表1】
【0025】表1から明らかなように、本発明のセメン
ト混和材を使用したコンクリートは、比較例と比べ、い
ずれも優れた膨張性能を示した。
【0026】実施例2 実施例1と同様にコンクリートを調製し、スランプとス
ランプの保持率を測定した。その結果を表2に示す。
【0027】<測定方法> スランプ:JIS A 1101に準じて練り上がり後、0、2
0、40、60分にて測定 (コンクリートの環境温度30℃におけるスランプの経
時変化) スランプ保持率:(一定時間後のスランプ/練り上がり
直後のスランプ)×100(%)
【0028】
【表2】
【0029】表2から明らかなように、本発明のセメン
ト混和材を使用したコンクリートは、いずれも良好なス
ランプ保持性が認められた。
【0030】実施例3 表1に示す膨張物質Dに対して、表3に示す量のケイフ
ッ化ナトリウム、ホウ酸を混合したセメント混和材を使
用したこと以外は、実施例2と同様に行った。結果を表
3に併記する。
【0031】<測定方法> 圧縮強度:JIS A 1132に準じて、材令1、7日にて測定
【0032】<使用材料> ホウ酸:試薬1級
【0033】
【表3】 表3から明らかなように、本発明のケイフッ化ナトリウ
ムを配合したセメント混和材を使用することにより、コ
ンクリートのスランプ保持性が良好で、強度発現を阻害
していない。
【0034】実施例4 表4に示すように、添加剤としてセメント混和材100
部中、フッ素化合物及び可溶性ケイ酸塩を1.5部混合
したこと以外は、実施例3と同様に行った。結果を表4
に併記する。
【0035】<使用材料> a:フッ化ナトリウム、試薬1級 b:フッ化カルシウム、試薬1級 c:メタケイ酸ナトリウム、試薬1級 d:市販工業用珪酸カリウム e:ケイフッ化ナトリウム、試薬1級 f:ケイフッ化カルシウム、試薬1級 g:ケイフッ化アンモニウム、試薬1級 h:a50部とc50部の混合物 i:a40部とc30部とe30部の混合物
【0036】
【表4】
【0037】表4から明らかなように、本発明のフッ素
化合物及び可溶性ケイ酸塩を配合したセメント混和材を
使用することにより、コンクリートのスランプ保持性が
良好となる。
【0038】実施例5 セメント混和材100部中、ケイフッ化ナトリウムを
1.5部混合したセメント混和材をセメント組成物10
0部中、表5に示す量を使用したこと以外は、実施例3
と同様に行った。結果を表5に併記する。
【0039】
【表5】
【0040】表5から明らかなように、本発明のセメン
ト混和材を使用することにより、コンクリートのスラン
プ保持性が良好で、強度発現を阻害していない。
【0041】実施例6 セメント混和材100部中、ケイフッ化ナトリウムを
1.5部混合し、表6に示すセメントを使用したこと以
外は、実施例3と同様に行った。結果を表6に併記す
る。
【0042】<使用材料> セメントβ:市販低熱ポルトランドセメント セメントγ:市販早強ポルトランドセメント
【0043】
【表6】
【0044】表6から明らかなように、本発明のセメン
ト混和材を使用することにより、いずれの種類のセメン
トでもコンクリートのスランプ保持性が良好となる。
【0045】
【発明の効果】本発明のセメント混和材及びセメント組
成物を使用することにより、コンクリートの膨張性能が
優れ、スランプ保持性が良好で、しかも強度発現を阻害
しないことが可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C04B 103:60 C04B 103:60 111:34 111:34 (72)発明者 大橋 寛之 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 (72)発明者 高橋 光男 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 Fターム(参考) 4G012 MB08 MB12 MB25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CaO原料、Al23原料、Fe23
    料、SiO2原料及びCaSO4原料を熱処理して得られ
    る物質であって、遊離石灰と、無水セッコウと、カルシ
    ウムアルミノフェライト、カルシウムフェライト、アウ
    イン及びカルシウムシリケートから選ばれる1種又は2
    種以上とを含有する膨張物質100部中、遊離石灰35
    〜60部と、フッ素化合物及び/又は可溶性ケイ酸塩と
    を含有してなるセメント混和材。
  2. 【請求項2】 セメント混和材100部中、フッ素化合
    物及び/又は可溶性ケイ酸塩0.01〜10部を含有す
    ることを特徴とする請求項1に記載のセメント混和材。
  3. 【請求項3】 セメントと、請求項1又は2に記載のセ
    メント混和材とを含有してなるセメント組成物。
JP2000308708A 2000-10-10 2000-10-10 セメント混和材及びセメント組成物 Pending JP2002121054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308708A JP2002121054A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 セメント混和材及びセメント組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000308708A JP2002121054A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 セメント混和材及びセメント組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002121054A true JP2002121054A (ja) 2002-04-23

Family

ID=18788974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000308708A Pending JP2002121054A (ja) 2000-10-10 2000-10-10 セメント混和材及びセメント組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002121054A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226243A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 膨張材及びセメント組成物
JP2008094674A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 鉄筋継手用充填材及びそれを用いた鉄筋継手充填施工方法
JP2010163324A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Ube Ind Ltd コンクリート用膨張材およびコンクリート組成物

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623936B2 (ja) * 1973-06-29 1981-06-03
JPH09156978A (ja) * 1995-12-11 1997-06-17 Denki Kagaku Kogyo Kk セメント混和材及びセメント組成物

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5623936B2 (ja) * 1973-06-29 1981-06-03
JPH09156978A (ja) * 1995-12-11 1997-06-17 Denki Kagaku Kogyo Kk セメント混和材及びセメント組成物

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002226243A (ja) * 2001-01-29 2002-08-14 Denki Kagaku Kogyo Kk 膨張材及びセメント組成物
JP4567211B2 (ja) * 2001-01-29 2010-10-20 電気化学工業株式会社 膨張材及びセメント組成物
JP2008094674A (ja) * 2006-10-13 2008-04-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 鉄筋継手用充填材及びそれを用いた鉄筋継手充填施工方法
JP2010163324A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Ube Ind Ltd コンクリート用膨張材およびコンクリート組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7509867B2 (ja) セメント混和材、膨張材、及びセメント組成物
JP3390078B2 (ja) グラウト用のセメント混和材及びセメント組成物
JP3549579B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2001064054A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2002121054A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2001064053A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2003012352A (ja) セメント混和剤及びセメント組成物
WO2023022172A1 (ja) セメント混和材、セメント混和材の製造方法及びセメント組成物
JPH11302047A (ja) 膨張材組成物及び膨張セメント組成物
JP2002293592A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP3818805B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP4527269B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP7083637B2 (ja) コンクリートおよびその製造方法
JP2002226243A (ja) 膨張材及びセメント組成物
JP3219156B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP4311805B2 (ja) 水和熱抑制材及びセメント組成物
JP3883343B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP4459379B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2003206167A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP2001122649A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP3957672B2 (ja) 吹付け工法
JP3844411B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JPWO2019142906A1 (ja) コテ仕上げ剤及びその使用方法
JP7001784B1 (ja) 急硬補修モルタル材料、急硬補修モルタル組成物及び硬化体
JP2002293591A (ja) セメント混和材及びセメント組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20070416

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100820

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110914

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20110922

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20111014

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912