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JP2002111219A - 電気素子内蔵型配線基板およびその製造方法 - Google Patents

電気素子内蔵型配線基板およびその製造方法

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JP2002111219A
JP2002111219A JP2000294746A JP2000294746A JP2002111219A JP 2002111219 A JP2002111219 A JP 2002111219A JP 2000294746 A JP2000294746 A JP 2000294746A JP 2000294746 A JP2000294746 A JP 2000294746A JP 2002111219 A JP2002111219 A JP 2002111219A
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Japan
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electric element
wiring board
built
insulating
insulating substrate
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JP2000294746A
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Koyo Hiramatsu
幸洋 平松
Katsura Hayashi
桂 林
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、絶縁基板の内部にコンデンサなどの
電気素子を内蔵して成る配線基板において、内蔵された
電気素子と配線基板に設けられた配線回路層との接続信
頼性に優れた電気素子内蔵型配線基板を得ることを目的
とする 【解決手段】少なくとも熱硬化性樹脂を含有する絶縁基
板7と、該絶縁基板7の表面および/または内部に形成
された配線回路層9a、9b、9cと、前記絶縁基板7
内部に形成され、金属粉末が充填されてなるビアホール
導体11とを具備する配線基板A内に、電気素子15を
内蔵した電気素子内蔵型配線基板において、電気素子1
5が、電気素子本体19と、該電気素子本体19の一部
に設けられ、前記ビアホール導体11と直接的に接続さ
れる外部電極17a、17bを具備するとともに、前記
電気素子本体19の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁基板の内部に
コンデンサなどの電気素子を内蔵することにより、LS
Iチップなどの能動素子を表面に実装可能であり、配線
基板の機能性を高め、小型、高密度化できる電気素子内
蔵型配線基板とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、携帯電話を始めとする携帯情報端末
の発達やコンピューターを持ち運んで操作するいわゆる
モバイルコンピューティングの普及によって、電子機器
の小型化がますます進んでおり、回路部品の高密度、高
機能化に対応した配線基板が要求されている。このよう
な配線基板としては、例えば、特開平11−22026
2号公報に開示されているようなものが知られている。
【0003】この公報に開示された配線基板では、無機
フィラーと未硬化の熱硬化性樹脂とを含む混合物からな
る絶縁シートの内部にビアホール導体を、また、該絶縁
シートの主面に配線回路層を形成し、さらに、該配線シ
ート上に電気素子を実装して形成した配線シートを複数
積層した後、硬化することによって電気素子内蔵型配線
基板を作製することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平11−220262号公報では、半導体素子やチッ
プ状の電気素子を配線基板に内蔵する場合、配線回路層
やビアホール導体を形成した単層の配線シートに、はん
だや導電性接着剤を用いて実装するため、未硬化の絶縁
シートを高温で加熱する必要があり、熱による絶縁シー
トの収縮や変形が生じるという問題があった。
【0005】一方、前記絶縁シートの収縮や変形が発生
しないような低い温度において、前記電気素子を前記配
線シートに実装した場合、その後のホットプレスによる
積層硬化において、前記電気素子がビアホール導体や配
線パターンの接続箇所からずれ、内蔵した電気素子と配
線基板の配線回路層との導通が得られなくなり、インダ
クタンスが大きくなるという問題があった。
【0006】従って、本発明は、絶縁基板の内部にコン
デンサなどの電気素子を内蔵して成る配線基板におい
て、ずれに基づくインダクタンスの増大を防止し、内蔵
された電気素子と配線基板に設けられた配線回路層との
接続信頼性に優れた電気素子内蔵型配線基板と、それを
製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の電気素子内蔵型
配線基板は、少なくとも熱硬化性樹脂を含有する絶縁基
板と、該絶縁基板の表面および/または内部に形成され
た配線回路層と、前記絶縁基板内部に形成され、金属粉
末が充填されてなるビアホール導体とを具備する配線基
板内に、電気素子を内蔵した電気素子内蔵型配線基板に
おいて、前記電気素子が、電気素子本体と、該電気素子
本体の一部に設けられ、前記ビアホール導体と直接的に
接続される外部電極を具備するとともに、前記電気素子
本体の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上であることを
特徴とするものである。
【0008】このような構成によれば、配線基板内に内
蔵される前記電気素子が、ホットプレス等による積層硬
化において、ビアホール導体や配線パターンとの接続箇
所からのずれを抑えることができ、内蔵した電気素子と
配線基板の絶縁層との密着性を高めるとともに、前記電
気素子と配線回路層との接続信頼性を高めることができ
る。
【0009】上記電気素子内蔵型配線基板では、電気素
子本体が、セラミック質からなり、その表面が焼き上げ
面からなることが望ましい。電気素子の表面に、例え
ば、誘電体セラミックスが焼結して形成された略球状の
セラミック粒子からなる凹凸や開気孔が形成されていれ
ば、内蔵する電気素子の表面粗さをより大きくすること
ができ、熱硬化性樹脂による電気素子表面へのアンカー
効果を高めることができる。
【0010】上記電気素子内蔵型配線基板では、前記外
部電極が前記電気素子本体の少なくとも端面に形成され
ており、前記電気素子本体を含めた前記外部電極形成部
の厚さが外部電極非形成部の厚さよりも5μm以上厚い
ことが望ましい。このような構成によれば、電気素子本
体に部分的に形成された外部電極のために、電気素子の
表面に自ずと外部電極による凹凸が形成され、電気素子
の外部電極が、絶縁層に埋入し、前記電気素子のずれを
抑えることができる。
【0011】さらに、外部電極が電気素子本体よりも凸
状を形成しているために、配線回路層との接続を強める
と同時に、配線基板のビアホール導体の直上に電気素子
の外部電極を配置した場合、ビアホール導体との接合並
びにビアホール導体自体の充填密度を高め、ビアホール
導体の導電性を高めることができる。
【0012】上記電気素子内蔵型配線基板では、電気素
子が複数の正外部電極と複数の負外部電極とを有する積
層セラミックコンデンサであることが望ましい。例え
ば、電気素子として、多端子の積層セラミックコンデン
サを内蔵することにより、高容量、低インダクタンスの
特性を容易に配線基板に付与することができ、デカップ
リング機能を高めることができる。
【0013】上記電気素子内蔵型配線基板では、絶縁基
板が、粒状あるいは繊維状フィラーを含有することが望
ましい。絶縁層中に粒状あるいは繊維状フィラーを含有
することにより、絶縁層の弾性率を高め、熱膨張係数を
低くできる。また、熱硬化性樹脂は、その高いガラス転
移温度のために、高温での処理を伴う他の電気素子の表
面実装や信頼性評価においても、高い寸法安定性を有す
ることができる。
【0014】加えて、粒状あるいは繊維状フィラーを、
熱硬化性樹脂中に含むことにより、熱硬化性樹脂の粘性
流動に伴う絶縁層の横方向のずれを抑制できる。
【0015】本発明の電気素子内蔵型配線基板の製造方
法は、未硬化の熱硬化性樹脂を含有する複数の絶縁シー
トの一部に所定の電気素子を内蔵するための空隙を加工
する工程と、前記絶縁シートに配線回路層およびビアホ
ール導体を形成する工程と、表面粗さ0.5μm以上の
電気素子本体と外部電極を具備する電気素子を前記絶縁
シートの空隙に配置して他の絶縁シートとともに複数積
層した仮積層体を形成する工程と、前記仮積層体を前記
未硬化の熱硬化性樹脂が溶融する温度において加熱加圧
する工程と、熱硬化性樹脂が完全に硬化する温度で加熱
加圧する工程とを含む製造である。
【0016】この製法によれば、先ず、絶縁層中の前記
熱硬化性樹脂の溶融温度範囲において加熱加圧すること
により、前記電気素子の表面に形成された凹凸部に充分
に熱硬化性樹脂を浸入させることができ、次に、溶融加
圧温度よりも高い温度において、再度加熱加圧して熱硬
化性樹脂を硬化することにより、電気素子の表面に形成
された凹凸部と、熱硬化性樹脂との間で強固なアンカー
を形成し、電気素子と絶縁層との接着強度を高め、電気
素子を内蔵した配線基板を一括で積層硬化する場合に前
記電気素子の外部電極と配線基板の配線回路層とのずれ
を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(配線基板)本発明の配線基板の
一形態について、図1の概略断面図をもとに詳細に説明
する。本発明の配線基板Aは、絶縁層1、3、5を3層
積層して構成された絶縁基板7の両表面に配線回路層9
a、9bを形成して構成されている。また、絶縁層1と
絶縁層3との間、および絶縁層1と絶縁層5の間には、
配線回路層9cが形成され、これらの絶縁層1、3、5
には、その厚み方向に金属粉末を充填されてなるビアホ
ール導体11が形成されている。
【0018】ビアホール導体11は、絶縁基板7の表面
の配線回路層9a、9bと、絶縁基板7の内部の配線回
路層9cを電気的に接続し、さらに、絶縁基板7の両表
面の配線回路層9a、9bを電気的に接続している。
【0019】絶縁層1には、キャビティ13が形成され
ており、その内部には、電気素子15が収容され埋設さ
れている。これらの絶縁層1、3、5は、1層当りの厚
みが、50〜150μm程度であって、内蔵する電気素
子15の大きさに応じて適宜所定の厚みに積層形成され
ている。
【0020】絶縁層1中に内蔵される電気素子15は、
配線基板中のビアホール導体11と、直接接続できるこ
とから、端部に外部電極を具備するものが好適である。
特に、小型であるという理由から、積層型コンデンサが
好ましい。
【0021】これらの電気素子15は、キャビティ13
の上下面の絶縁層3、5に狭持され、前記電気素子15
の端部に形成された外部電極17a、17bを介して、
ビアホール導体11と接続され、絶縁基板7の表面の配
線回路層9a、9bと電気的に接続されている。
【0022】(絶縁層材料)本発明の配線基板Aにおけ
る絶縁基板7の材質としては、焼成工程を必要としない
有機樹脂を含有する。絶縁層1、3、5の熱膨脹係数や
弾性率を容易に調整する上で、無機質の粒状フィラーと
有機樹脂からなる絶縁材料が、また、絶縁層1、3、5
の機械的強度を高める上で、例えば、ガラス繊維やアラ
ミド繊維などの繊維状フィラーと有機樹脂からなる絶縁
材料が望ましい。
【0023】また、無機フィラーは、例えば、Si
2、Al23、BaTiO3の群から選ばれる少なくと
も1種を好適に用いることができる。無機フィラーとし
て、SiO2を用いた場合は絶縁層の比誘電率を小さく
することができる。また、無機フィラーとして、Al2
3を用いた場合には配線基板の熱伝導率を高めること
ができる。無機フィラーとして、BaTiO3を用いた
場合には絶縁層の比誘電率を高めることができる。特
に、電子機器の小型化、高性能化を目的として、高速伝
送を行うためには、低誘電率のSiO2を用いることが
望ましい。
【0024】また、絶縁層1、3、5の少なくとも1層
を、無機フィラーの代わりにガラス繊維やアラミド繊維
を含有したいわゆるプリプレグを使用することもでき
る。
【0025】上記の絶縁層1、3、5に含まれる熱硬化
性樹脂としては、ポリフェニレンエーテル(APPE)
系樹脂、エポキシ系樹脂およびシアネート系樹脂の群か
ら選ばれる少なくとも1種が好ましい。APPE系樹脂
は比誘電率が低く、誘電損失が低く、吸水率が低く、さ
らに、ガラス転移点が高いために、高耐熱性であること
から、特に好ましい。さらに、混合物はフィラーとのぬ
れ性を改善するために、分散剤やカップリング剤を含ん
でもよい。
【0026】(電気素子)電気素子15は、電気素子本
体19と、少なくとも端面に外部電極17a、17bと
を具備するものであり、例えば、図2(a)に示すよう
な積層セラミックコンデンサを用いることができる。こ
の電気素子本体19は、内部電極層21a、21bと誘
電体層23とを交互に積層して構成されている。
【0027】焼結したセラミック質材料で構成される電
気素子本体19の表面粗さ(Ra)は、セラミックの素
原料の粒子径や焼結による粒子成長度によって、前記表
面粗さ(Ra)を制御することができ、その表面粗さ
(Ra)は、絶縁層1、3、5に用いている熱硬化性樹
脂の浸入によるアンカー効果を高めるために、0.5μ
m以上が重要である。一方、表面粗さ(Ra)が0.5
μmより小さいと、熱硬化性樹脂の侵入によるアンカー
効果が低下してしまう。そして、電気素子15と絶縁層
1、3、5との密着性をさらに高め、同時に、電気素子
本体19に対する外部電極17a、17bの接合力を高
め、外部電極17a、17bの導電性を高める上で、特
に、0.8〜3μmが望ましい。
【0028】このような表面粗さ(Ra)を有する電気
素子本体19は、例えば、図3(a)に示すように、セ
ラミック本体をセラミック粉末を焼成した焼き上げ面に
よって形成される観察面の長軸径が0.1〜1μmの略
球状粒子26からなる凹凸面によって構成される。或い
は、セラミックからなる電気素子本体19を研磨によっ
て、図3(b)に示しているように、最大径が1〜3μ
mの開気孔28が形成されたセラミック焼結体の表面に
よって構成することもできる。
【0029】本発明によれば、このような電気素子15
において、電気素子本体19に外部電極17a、17b
を形成していない外部電極非形成部の厚さをt1、一
方、電気素子本体19外部電極形成部の厚さをt2とし
た場合、t1<t2であることが望ましく、特に、t1
とt2の差が5μm以上であれば、電気素子15の外部
電極17a、17bが絶縁層1、3、5に埋入し、電気
素子15のずれを効果的に抑えることができる。
【0030】この外部電極17a、17bは、例えば、
下地金属として、平均粒子径が0.5〜3μmの略球状
粒子の金属やガラス成分を混合して調製したペーストを
使用しているために、下地金属からなる外部電極17
a、17bの表面粗さ(Ra)は0.5μm以上であ
る。この外部電極には、さらに、配線基板に形成してい
るビアホール導体に用いている金属の種類によって、例
えば、順にNiメッキ層、Snメッキ層もしくはSn−
Pb合金メッキ層を形成することも可能である。
【0031】このようにして構成された配線基板Aの上
面には、半導体素子29がハンダ31により、絶縁基板
7の上面の配線回路層9aに接続されている。
【0032】尚、本発明では、絶縁基板7内に電気素子
15を内蔵した例について説明したが、配線基板Aの表
層に電気素子15を挿入できる凹部を設け、電気素子1
5を内蔵しない場合であってもよい。その場合、その電
気素子15が絶縁層と接する下面の表面粗さ(Ra)を
0.5μm以上とすれば良い。
【0033】また、電気素子15としてコンデンサを用
いたが、コンデンサ以外のインダクタ、LC部品等を内
蔵してもよい。
【0034】次に、本発明の配線基板Aに内蔵される本
体の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上の電気素子15
として、積層セラミックコンデンサを例にして、その製
法を説明する。
【0035】先ず、誘電体層23となる厚さ1.5〜1
2μmの誘電体グリーンシートを、スリップキャスト法
を用いて作製する。誘電体材料としては、具体的には、
BaTiO3−MnO−MgO−Y23等の誘電体粉末
と焼結助剤が好適に使用でき、主原料のBaTiO3
末の合成法は粒度分布が狭く、結晶性が高いという理由
から水熱合成法が望ましい。そして、BaTiO3粉末
の平均粒子径は0.2〜0.5μmが好ましい。
【0036】また、この誘電体層のセラミックグリーン
シートの厚みは、12μm以下が好ましく、特に、小
型、大容量化という理由から2.5〜4.5μmの範囲
が望ましい。
【0037】次に、この誘電体層のセラミックグリーン
シートの表面に、スクリーン印刷法などにより内部電極
パターンを形成する。内部電極パターンの厚みは、コン
デンサの小型、高信頼性化という点から2.4μm以
下、特には0.6〜1.2μmの範囲であることが望ま
しい。
【0038】そして、内部電極パターンが形成された誘
電体層のセラミックグリーンシートを複数枚積層圧着し
た後、粗さ0.5〜1μmのダイヤモンド砥粒をコート
したダイシングソーを用いて切断し、電子部品本体成形
体を得る。
【0039】次に、この電気素子本体成形体を大気中2
50〜300℃または酸素分圧0.1〜1Paの低酸素
雰囲気中500〜800℃で脱バイした後、非酸化性雰
囲気で1100〜1300℃で2〜3時間焼成し、電気
素子本体19を作製する。
【0040】さらに、所望の誘電特性を得るために、酸
素分圧が0.1〜10-4Pa程度の低酸素分圧下、90
0〜1100℃で3〜10時間熱処理を施すこともあ
る。
【0041】ここで、必要によっては、得られた電気素
子本体19を平均粒子径0.5〜3mmのアルミナボー
ルを用いて、ボールミリング方式のバレル研磨機によ
り、電気素子本体19の表面の研磨を行う。研磨の程度
は、アルミナボールの粒子径と研磨時間によって調整す
ることができる。
【0042】最後に、得られた電気素子本体19に対
し、各端面に非金属あるいは貴金属ペーストを塗布し、
600〜900℃の温度で焼き付けを行い、内部電極層
21a、21bと電気的に接続された外部電極17a、
17bを形成して積層セラミックコンデンサを作製す
る。さらに、Ni/Snメッキを行うこともできる。
【0043】上記の製法によれば、電気素子本体19の
表面粗さ(Ra)は、特に、焼き上げ面によって構成す
る場合は、原料の粒子径と焼成条件によって制御でき、
研磨面によって構成する場合は、バレル研磨に用いるア
ルミナボール径と研磨時間によって制御できる。
【0044】(製法)次に、本発明の電気素子を内蔵し
て配線基板の製造方法について説明する。
【0045】先ず、絶縁層形成用として、ポリフェニレ
ンエーテル系樹脂、エポキシ系樹脂などの熱硬化性樹脂
と、SiO2、Al23などの不定形の無機質フィラー
との混合材料からなる厚さ80〜150μmの未硬化状
態の絶縁シートをドクターブレード法により作製する。
【0046】そして、図4(a)、(c)に示すよう
に、絶縁層3、5となる絶縁シート41、45にビアホ
ール47を炭酸ガスレーザーやパンチングなどによって
形成する。次に、図4(b)に示すように、上記絶縁層
1となる絶縁シート49に対して、電気素子15を内蔵
するキャビティ51、およびビアホール47を形成す
る。
【0047】次に、図4(d)に示すように、絶縁シー
ト41、45、49のビアホール47に、Cu粉末を含
有する導電性ペーストを充填して、ビアホール導体51
を形成する。
【0048】その後、この絶縁シート41、45、49
の表面に、配線回路層53を形成する。これらの配線回
路層53は、例えば、銅箔、Al箔などの金属箔を絶縁
シート41、45、49の表面に転写した後、レジスト
塗布、露光、現像、エッチング、レジスト除去の工程に
よって、所定のパターンの導体層を形成する方法、また
は、あらかじめ、樹脂フィルムの表面に前記絶縁シート
の表面に転写する方法がある。このうち、後者の方法
は、絶縁シートがエッチング液などにさらされることが
なく、絶縁シートが劣化することがない点で後者の方が
好適である。
【0049】そして、絶縁シート49のキャビティ51
内に電気素子15を設置し、この絶縁シート49の上下
に、前記絶縁シート41、45を積層する。その後、こ
の積層物を前記絶縁シート中の熱硬化性樹脂が溶融する
温度範囲よりも、低い温度80〜110℃、圧力2〜1
0kg/cm2で一旦加熱加圧を行い、電気素子15の
表面に形成された凹凸部に絶縁層1、3、5を形成して
いる熱硬化性樹脂を十分に含浸させる。
【0050】その後、熱硬化性樹脂の溶融温度よりも高
い温度170〜240℃において、圧力12〜40kg
/cm2で加熱加圧を行い、内蔵した電気素子15と絶
縁層1、3、5の界面を強固に接着するとともに、絶縁
層1、3、5どうしを積層密着して配線基板Aを作製す
る。
【0051】このように、無機フィラーと熱硬化性樹脂
との混合材料からなる未硬化の絶縁シート41、45、
49にビアホール導体51や配線回路層53を形成した
後、積層して配線基板Aを作製することから、高密度実
装用の配線基板Aを作製することができる。
【0052】また、このような配線基板Aは絶縁層1、
3、5の少なくとも一層に、プリプレグを用いる場合に
おいても、上記の形態と同様の製法で作製できる。
【0053】
【実施例】先ず、内蔵する電気素子として、例えば、積
層セラミックコンデンサを次のように作製した。BaT
iO3系の複数のセラミック誘電体シートの表面に、N
iの金属ペーストを用いて図2(b)、(c)に示した
ような内部電極パターンをスクリーン印刷した。その
後、それらのシートを温度55℃、圧力150kg/c
2下で積層密着して積層体を作製し、所定の粗さのダ
イヤモンド砥粒をコートしたダイシングソーを用いて切
断して電気素子本体成形体を得た。次に、この電気素子
本体成形体を大気中250℃、0.1Paの低酸素雰囲
気中700℃の条件で、脱バイを行った。その後、非酸
化性雰囲気下1250℃の温度において焼成し、更に、
低酸素分圧下1100℃において酸化処理を行い、電気
素子本体19となる厚さ0.2mmのコンデンサ素体を
作製した。
【0054】次に、このコンデンサ素体の表面を平均の
直径が2mmのアルミナボールを用いたボールミリング
法によりバレル研磨を行い、表1に示すように、バレル
研磨の時間を変更することによって、コンデンサ素体の
表面粗さ(Ra)を調整した。試料数は、各バレル条件
に対して、n=100とした。また、コンデンサ素体の
表面粗さ(Ra)は、原子間力顕微鏡(AFM)を用い
て測定した。測定個数は各バレル条件に対して、試料数
=5とし、1サンプルについて、測定領域を1mm2
し、各試料を3箇所測定した。
【0055】次に、このコンデンサ素体の表面に、Cu
/Niのペーストを外部電極形成部に塗布して温度85
0℃で焼付け、図2(a)に示したようなセラミックコ
ンデンサを作製した。なお、このコンデンサは、その寸
法が1.6mm×1.2mm×0.3mm、静電容量が
10nF、自己インダクタンスが540pHであった。
【0056】次に、図1に示すような電気素子内蔵型配
線基板を作製した。
【0057】また、Cu/Niペーストの塗布量を制御
して外部電極形成部の厚みt2が異なる種々のコンデン
サを作製した。
【0058】先ず、APPE樹脂に対し、不定形のシリ
カ粉末を所定量の割合となるように、ワニス状態の樹脂
と粉末を混合し、ドクターブレード法により、厚さ12
0μmの絶縁シートを作製し、それらの絶縁シートに、
炭酸ガスレーザーにより、ビアホール(直径0.1m
m)を形成し、そのビアホールに、Cu粉末を含有する
導電性ペーストを充填してビアホール導体を形成し、図
1の絶縁層3、5となる絶縁シート41、45を作製し
た。
【0059】次に、上記絶縁シート41、45と同等の
試料厚の絶縁シート49に、炭酸ガスレーザーによるト
レパン加工により、収納するコンデンサの大きさよりも
わずかに大きいキャビティ用貫通孔と、同じく、炭酸ガ
スレーザーにより、ビアホール(直径0.1mm)を形
成し、そのビアホールに、Cu粉末を含有する導電性ペ
ーストを充填してビアホール導体を形成し、図1の絶縁
層1となる絶縁シート49を作製した。
【0060】次に、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)樹脂からなる転写シートの表面に接着剤を塗布し、
厚さ12μm、表面粗さ0.8μmの銅箔を一面に接着
した。そして、ドライフィルムレジストを貼り、露光、
現像を行った後、これを塩化第二鉄溶液を用いたスプレ
ー式エッチング装置を用いて、非パターン部をエッチン
グ除去して、銅箔からなる導体層を形成した転写シート
を作製した。
【0061】そして、ビアホール導体を含む絶縁シート
41、45、49の表面に、転写シートの導体層側を1
30℃、20kg/cm2の条件で圧着した後、転写シ
ートを剥がして、導体層を絶縁シート41、45、49
に転写した。
【0062】次に、キャビティ用貫通孔、およびビアホ
ール導体を形成した絶縁シート49のキャビティ内に積
層セラミックコンデンサを仮設置した。
【0063】そして、その絶縁シート49の表面および
裏面に、上記の工程を経て作製された導体層およびビア
ホール導体を有する絶縁シート41、45を仮積層し
た。
【0064】そして、この積層物を真空ホットプレス装
置内に置き、圧力10kg/cm2、昇温速度7℃/m
in.で加熱し、100℃に到達したところで、30分
間の保持を行い、積層セラミックコンデンサを絶縁層に
固着した。その後、同じ昇温速度で、圧力40kg/c
2で、220℃まで昇温し、最高温度220℃で、1
時間加熱して、完全硬化させて、絶縁層1、3、5の厚
みが0.1mmの図1に示した電気素子内蔵型配線基板
を作製した。そして、作製した電気素子内蔵配線基板に
対して、以下の検討を行った。
【0065】内蔵した電気素子15の配線基板A内部で
のずれ量は、配線基板Aのクロスセクション試料を作製
し、デジタルマイクロスコープを用いて、倍率50〜1
00倍にて、観察により求めた。
【0066】配線基板Aのインダクタンスは、インピー
ダンスアナライザを用いて、周波数1.0MHz〜1.
8MHzにおいて、まず、インピーダンスの周波数特性
を測定し、同時に、1MHzでのコンデンサの静電容量
を測定し、そして、f0=1/(2π(L/C)1/2
(式中、f0:共振周波数(Hz)、C:静電容量
(F)、L:インダクタンス(H))に基づいて、共振
周波数からインダクタンスを計算で求めた(L(室
温))。なお、この測定は熱衝撃試験を100サイクル
行った後にも測定し、(L(TS後))、試験前と比較
した。尚、熱衝撃試験の条件は、温度範囲が−55〜1
25℃、最高最低温度での保持時間は各5分とした。
【0067】
【表1】
【0068】表1の結果から明らかなように、本発明に
基づき作製した配線基板Aにおいて、電気素子15の表
面粗さ(Ra)を0.5μm以上に調整した試料No.
1〜8では、配線基板A内でのビアホール導体11から
の電気素子15のずれ量を、65μm以下と小さくで
き、電気素子15を内蔵した配線基板Aのインダクタン
スが安定し、室温と熱衝撃試験後のインダクタンスの差
を70pH以下に低減できた。一方、バレル研磨時間を
50分まで長くして、表面粗さ(Ra)を0.1μmと
した試料No.9では、ずれ量が大きく、室温と熱衝撃
試験後のインダクタンスの差が増大した。また、t2−
t1≧5μmとすることにより、ずれ量を小さくできる
ことがわかった。
【0069】
【発明の効果】上述した通り、本発明によれば、配線基
板に内蔵する電気素子の表面粗さ(Ra)を0.5μm
以上とすることにより、前記凹凸部に絶縁層を構成する
熱硬化性樹脂を浸入させ、熱硬化性樹脂によるアンカー
効果を高めることにより、内蔵した電気素子を固定し、
配線基板のビアホール導体と電気素子の接続端子間との
接続を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気素子内蔵型配線基板の概略断面図
である。
【図2】本発明で用いられる電気素子(コンデンサ素
子)を説明するためのものであって、(a)は全体斜視
図、(b)、(c)は内部電極のパターン図である。
【図3】本発明で用いられる電気素子(コンデンサ素
子)を説明するものであって、(a)は焼き上げ面の略
球状粒子の模式図、(b)は研磨した断面の開気孔の模
式図である。
【図4】本発明の電気素子内蔵型配線基板の工程図であ
る。
【符号の説明】
A 配線基板 7 絶縁基板 9a、9b、9c 配線回路層 11 ビアホール導体 13 キャビティ 15 電気素子 17a、17b 外部電極 19 電気素子本体 26 略球状粒子 28 開気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 1/035 E Fターム(参考) 5E346 AA02 AA04 AA12 AA15 AA29 AA32 AA43 BB20 CC04 CC05 CC08 CC32 CC34 CC53 EE09 EE12 EE13 EE14 EE19 EE20 FF01 FF18 FF22 FF27 GG15 HH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも熱硬化性樹脂を含有する絶縁基
    板と、該絶縁基板の表面および/または内部に形成され
    た配線回路層と、前記絶縁基板内部に形成され、金属粉
    末が充填されてなるビアホール導体とを具備する配線基
    板内に、電気素子を内蔵した電気素子内蔵型配線基板に
    おいて、前記電気素子が、電気素子本体と、該電気素子
    本体の一部に設けられ、前記ビアホール導体と直接的に
    接続される外部電極を具備するとともに、前記電気素子
    本体の表面粗さ(Ra)が0.5μm以上であることを
    特徴とする電気素子内蔵型配線基板。
  2. 【請求項2】電気素子本体が、セラミック質からなり、
    その表面が焼き上げ面からなることを特徴とする請求項
    1記載の電気素子内蔵型配線基板。
  3. 【請求項3】前記外部電極が、前記電気素子本体の少な
    くとも端面に形成されており、前記電気素子本体を含め
    た前記外部電極形成部の厚さが外部電極非形成部の厚さ
    よりも5μm以上厚いことを特徴とする請求項1または
    2記載の電気素子内蔵型配線基板。
  4. 【請求項4】電気素子が複数の正外部電極と複数の負外
    部電極を有する積層セラミックコンデンサであることを
    特徴とする請求項1乃至3のうちいずれかに記載の電気
    素子内蔵型配線基板。
  5. 【請求項5】絶縁基板が、粒状あるいは繊維状フィラー
    を含有することを特徴とする請求項1乃至4のうちいず
    れかに記載の電気素子内蔵型配線基板。
  6. 【請求項6】未硬化の熱硬化性樹脂を含有する複数の絶
    縁シートの一部に所定の電気素子を内蔵するための空隙
    を加工する工程と、前記絶縁シートに配線回路層および
    ビアホール導体を形成する工程と、表面粗さ0.5μm
    以上の電気素子本体と外部電極を具備する電気素子を前
    記絶縁シートの空隙に配置して他の絶縁シートとともに
    複数積層した仮積層体を形成する工程と、前記仮積層体
    を前記未硬化の熱硬化性樹脂が溶融する温度において、
    加熱加圧する工程と、熱硬化性樹脂が完全に硬化する温
    度で加熱加圧する工程とを具備することを特徴とする電
    気素子内蔵型配線基板の製造方法。
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