JP2002105826A - 開孔不織布及びその製造方法 - Google Patents
開孔不織布及びその製造方法Info
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Abstract
えた、ふき取り布、おむつ部材、壁装材、内装材、ガー
ゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易
液体フィルター、マスク内ろ材などに用いられ、特にふ
き取り布に好適な開孔不織布及びその製造法を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 接着性繊維5〜30重量%と該接着性繊
維以外の繊維70〜95重量%からなり、繊維が3次元
的に絡合された開孔不織布であって、該開孔不織布の表
面層と裏面層において該接着性繊維の重量比率が5%以
上異なり、かつ該表面層と該裏面層において該接着性繊
維が繊維接着している開孔不織布とする。
Description
れた耐摩耗性とを兼ね備えた、ふき取り布、おむつ部
材、壁装材、内装材、ガーゼ、水切りシート及び袋、排
水溝ゴミ取りシート、簡易液体フィルター、マスク内ろ
材などに用いられ、特にふき取り布に好適な開孔不織布
及びその製造法に関する。
て、水流絡合により繊維間を交絡させ熱接着性繊維によ
って繊維交点を接着させた様々な不織布が、従来より提
案されている。たとえば、特開平10−237751号
公報には、潜在捲縮性複合繊維20〜50%と非熱接着
繊維80〜50%からなるウエブを、水流絡合により繊
維を交絡させ、熱処理を施して、潜在捲縮複合繊維の捲
縮を発現すると同時に低融点成分を熱接着させた、柔軟
性と触感に優れた不織布が提案されている。しかし、こ
の不織布は開孔していないため、拭き取り性や通気性や
通水性に劣るものであった。また、特開平9−3025
62号公報には、高圧流体流の作用により繊維同士が交
絡し、かつ繊維が再配列されて開孔が形成された不織布
が、横方向に伸長されてなる開孔不織布であって、熱可
塑性繊維の一部が熱融着している開孔不織布が提案され
ている。しかし、このような不織布は、ドレープ性の向
上と横方向の強度向上はみられるものの、熱融着した熱
可塑性繊維の比率が少ない場合は繊維の抜けが多く耐摩
耗性に劣り、熱融着した熱可塑性繊維の比率が多い場合
は、風合いが硬く柔軟性に劣るものであった。さらに開
孔不織布を生産するに際して、開孔形成用支持体より開
孔不織布を剥離する際に、開孔形成用支持体に一部絡ん
でいた繊維が引っ張られ、開孔形成用支持体に接した面
で毛羽が発生してしまうという問題があった。そして、
このような開孔不織布を、ふき取り布、おむつ部材、壁
装材、内装材、ガーゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴ
ミ取りシート、簡易液体フィルター、マスク内ろ材等に
用いると毛羽の多い面が耐摩耗性に劣るという問題があ
った。また、この発生した毛羽を止めるため、開孔不織
布全体の接着性繊維の比率を多くすると、風合いが硬く
なり、柔軟性に劣ってしまうという問題があった。
な問題点を解決するためになされたものであり、相反す
る特性である優れた柔軟性と優れた耐摩耗性とを兼ねそ
なえた、しかも両面ともに耐摩耗性に優れた、ふき取り
布、おむつ部材、壁装材、内装材、ガーゼ、水切りシー
ト及び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易液体フィルタ
ー、マスク内ろ材などに用いられ、特にふき取り布に好
適な開孔不織布及びその製造法を提供することを課題と
する。
性繊維5〜30重量%と該接着性繊維以外の繊維70〜
95重量%からなり、繊維が3次元的に絡合された開孔
不織布であって、該開孔不織布の表面層と裏面層におい
て該接着性繊維の重量比率が5%以上異なり、かつ該表
面層と該裏面層において該接着性繊維が繊維接着してい
ることを特徴とする開孔不織布である。すなわち、本発
明では繊維が3次元的に絡合されているため、風合いが
柔軟であり拭き取り布などとしての実用的な強度のある
繊維構造物となっており、さらに繊維間が接着性繊維に
よって接着されているため耐摩耗性のある繊維構造物と
なっている。また、前記接着性繊維は前記繊維構造物全
体の5〜30重量%であるため前記接着性繊維の熱接着
による風合いの変化は大きくなく実用に適合した柔軟な
風合いが維持できる。また、前記繊維構造物は水流の作
用等によって繊維配向を変えられて作られた表面から裏
面に貫通する開孔を有しているため、拭き取り性、通気
性、通水性に優れた構造となっている。さらに本発明で
は、水流の作用により繊維が3次元的に絡合される際
に、前記繊維構造物において毛羽が多くでる面側、すな
わち開孔形成用支持体に接する面側に属する層(表面層
または裏面層)に含まれる接着性繊維の重量比率が反対
面に属する層(裏面層または表面層)に含まれる接着性
繊維の重量比率よりも5%以上多くなっているため、開
孔形成用支持体に接する面である、毛羽が多くでる面で
の毛羽立ちが防止され耐摩耗性が向上し、他の面と同様
の耐摩耗性を示すことができる。また前記繊維構造物に
おいて1本の繊維に注目すると、この繊維は3次元的に
絡合されているため、表面層と裏面層の両層において他
の繊維と交絡点を持っている。そして、毛羽が多くでる
面側に属する層では接着性繊維との交絡点において接着
が充分に行われるため、繊維の抜けが起こりにくくな
る。その結果、前記繊維構造物は毛羽が多くでる面の反
対面においても繊維の抜けが起こりにくくなり、良好な
耐摩耗性を呈することができる。そしてまた、毛羽が多
くでる面の反対面に属する層に含まれる接着繊維の重量
比率が毛羽が多くでる面に属する層より5%以上少ない
ため、反対面も接着繊維が同じ重量比率である場合と比
較して、前記繊維構造物全体の接着点は少なくなり、前
記繊維構造物はより柔軟な風合となる。このように、本
発明では、接着点を多く持つ層を片面に偏在させること
によって、偏在させない場合の耐摩耗性と同等の耐摩耗
性を両面ともに保ちながら、風合いをさらに柔軟にする
ことができるため、ふき取り布、おむつ部材、壁装材、
内装材、ガーゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴミ取り
シート、簡易液体フィルター、マスク内ろ材などに好適
な開孔不織布を提供することができる。また、本発明の
開孔不織布をふき取り布に用いると、開孔部分にゴミを
補足することができ、また開孔不織布とふき取りされる
面との間の接触面積が少なくなるので、摩擦による抵抗
が少なくふき取り易い。このため本発明の開孔不織布は
特にふき取り布に好適である。
重量%と該接着性繊維以外の繊維が80〜95重量%か
らなることを特徴とする請求項1に記載の開孔不織布で
あり、請求項1に記載の開孔不織布において、接着性繊
維を5〜20重量%とすることにより、特に柔軟性に優
れた開孔不織布を得ることができる。
性繊維であることを特徴とする請求項1または2に記載
の開孔不織布である。すなわち、請求項1または2に記
載の開孔不織布において、例えば、芯鞘タイプの複合繊
維で、鞘部分が芯部分より低融点の重合体であり、加熱
処理により捲縮を発現するのみならず鞘部分が他の繊維
と接着するような繊維を用いることによって、接着性繊
維としての働きにより、請求項1または2に記載の開孔
不織布を得ることができるとともに、捲縮発現により毛
羽立ち防止の効果があるため、特に毛羽立ちの少ない開
孔不織布を得ることができる。
%以上含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載の開孔不織布であり、請求項1〜3のいずれかに記
載の開孔不織布において、親水性繊維を30重量%以上
含むことにより、ふき取り布、おむつ部材、壁装材、内
装材、ガーゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴミ取りシ
ート、簡易液体フィルター、マスク内ろ材などの用途の
うち特に親水性の要求される場合に好適な開孔不織布を
得ることができる。
るものである請求項1〜4のいずれかに記載の開孔不織
布であり、請求項1〜4のいずれかに記載の開孔不織布
において、絡合を水流絡合法によって形成することによ
り、絡合と同時に開孔を形成することができ、またニー
ドルパンチ法では得ることのできない重量の低い開孔不
織布を得ることができる。
繊維以外の繊維からなる繊維ウエブAと、繊維ウエブA
よりも接着性繊維の重量比率が5%以上少ない繊維ウエ
ブBとを形成するに際して、繊維ウエブAと繊維ウエブ
Bとに含まれる合計の繊維に対して、該接着性繊維が5
〜30重量%及び該接着性繊維以外の繊維が70〜95
重量%となるように形成した後、繊維ウエブAが最下層
に、繊維ウエブBが最上層になるように、開孔形成用支
持体の上に繊維ウエブを積層載置した後、積層した繊維
ウエブに水流処理により積層した繊維ウエブを絡合及び
開孔させた後、該接着性繊維の繊維接着処理を行う開孔
不織布の製造方法であり、絡合と開孔により開孔不織布
に柔軟性を与え、さらに繊維接着処理により繊維の抜け
を防ぎ開孔不織布の耐摩耗性を向上させることができ
る。また、開孔形成用支持体より剥離する際に生じた、
繊維ウエブAから発生した毛羽は、繊維ウエブA中の接
着性繊維の配合比率が多いため、充分に押さえることが
できる。また、接着性繊維は片面のみが多くなっている
ので開孔不織布全体が硬くなることはない。このよう
に、接着点を多く持つ層を片面に偏在させることによっ
て、偏在させない場合の耐摩耗性と同等の耐摩耗性を両
面ともに保ちながら、偏在させない場合よりも風合いを
柔軟にする効果を得ることができるため、ふき取り布、
おむつ部材、壁装材、内装材、ガーゼ、水切りシート及
び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易液体フィルター、マ
スク内ろ材などに好適な開孔不織布を提供することがで
きる。また、本発明の開孔不織布をふき取り布に用いる
と、開孔部分にゴミを補足することができ、また開孔不
織布とふき取りされる面との間の接触面積が少なくなる
ので、摩擦による抵抗が少なくふき取り易い。このため
本発明の開孔不織布は特にふき取り布に好適である。
量%と該接着性繊維以外の繊維70〜95重量%からな
り、繊維が3次元的に絡合された開孔不織布であって、
該開孔不織布の表面層と裏面層において該接着性繊維の
重量比率が5%以上異なり、かつ該表面層と該裏面層に
おいて該接着性繊維が繊維接着していることを特徴とす
る開孔不織布である。
以外の繊維からなる繊維ウエブAと、繊維ウエブAより
も接着性繊維の重量比率が5%以上少ない繊維ウエブB
とを形成するに際して、繊維ウエブAと繊維ウエブBと
に含まれる合計の繊維に対して、該接着性繊維が5〜3
0重量%及び該接着性繊維以外の繊維が70〜95重量
%となるように形成した後、繊維ウエブAが最下層に、
繊維ウエブBが最上層になるように、開孔形成用支持体
の上に繊維ウエブを積層載置した後、積層した繊維ウエ
ブに水流処理により積層した繊維ウエブを絡合及び開孔
させた後、該接着性繊維の繊維接着処理を行う開孔不織
布の製造方法である。
繊維以外の繊維よりも好ましくは10°C以上低い融点
で溶融する繊維であり、1種類の熱可塑性樹脂からなる
合成繊維か、または融点が好ましくは10°C以上異な
る2種類以上の樹脂が複合された複合繊維であって、繊
維の表面に該接着性繊維以外の繊維よりも低い融点で溶
融する樹脂を有する複合繊維が好ましく、このような接
着性繊維を加熱した時、該接着性繊維の少なくとも一部
が80°C以上、好ましくは100°C以上で溶融する
繊維が適している。1種類の熱可塑性樹脂からなる合成
繊維としては、例えばポリオレフィン繊維、ポリエステ
ル繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維などの熱可塑性
樹脂からなる合成繊維がある。また融点の異なる2種類
以上の樹脂が複合された複合繊維としては、例えば、共
重合ポリエステル/ポリエステル、共重合ポリプロピレ
ン/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリアミド、ポ
リエチレン/ポリプロピレン、ポリプロピレン/ポリエ
ステル、ポリエチレン/ポリエステルなどの樹脂の組み
合わせからなる複合繊維がある。
記の複合繊維であるとともに潜在捲縮性繊維であること
がさらに好ましい。このような潜在捲縮性を併せ持つ複
合繊維としては、例えば温度特性の異なる複数の樹脂成
分から成る芯鞘型もしくはサイドバイサイド型といった
複合構造を有する繊維であって、樹脂成分中の1成分と
他の樹脂成分との間で熱収縮率及び溶融温度が、異なる
組み合わせとなっており、1つの樹脂成分が軟化して収
縮し、しかも他の樹脂成分が実質的に収縮しない温度で
熱処理を施すことによって、個々の繊維がコイル状(ま
たは、スパイラル状)の捲縮を持つようになる複合繊維
であり、さらに、この複合繊維は樹脂成分中の1成分の
溶融する温度まで熱処理を行えば接着繊維としても用い
ることができる複合繊維をあげることができる。このよ
うな複合繊維は、最適な捲縮発現条件を選んだ場合に、
外力がかからない状態で発現後の捲縮数が発現前の室温
での捲縮数の少なくとも2倍以上に増加するものが望ま
しく、例えば、室温で10〜20個/インチの捲縮数
が、繊維単独で外力がかからない状態で110〜170
℃で15分間加熱した場合に、40〜200個/インチ
程度に増加するものが好ましい。
複合繊維としては、例えば、共重合ポリエステル/ポリ
エステル、共重合ポリプロピレン/ポリプロピレン、ポ
リプロピレン/ポリアミド、ポリエチレン/ポリプロピ
レン、ポリプロピレン/ポリエステル、ポリエチレン/
ポリエステルなどの樹脂の組み合わせからなる複合繊維
がある。このような複合繊維を加熱処理して捲縮を発現
させると、接着性繊維としての働きにより、本発明によ
る開孔不織布を得ることができるとともに、捲縮発現に
よる毛羽立ち防止の効果が生じて、特に毛羽立ちの少な
い開孔不織布を得ることができる。
は、該接着性繊維を構成する樹脂のうち接着成分となる
樹脂の融点より、好ましくは10°C以上高い融点で溶
融する樹脂または成分から構成された繊維であり、合成
繊維や半合成繊維や天然繊維など繊維の種類は問わず適
宜選択できる。このような接着性繊維以外の繊維は、合
成繊維の場合は、1種類の熱可塑性樹脂からなる合成繊
維であっても、異なる2種類以上の樹脂が複合された複
合繊維であっても適宜選択して使用することができる。
て濡れ性の良い繊維が好ましく、吸水性の優れたものは
特に好ましく、合成繊維や半合成繊維や天然繊維など繊
維の種類は問わず適宜選択できる。このような親水性繊
維としては、例えばレーヨン繊維、コットン繊維、アセ
テート繊維、アクリル繊維などがある。本発明では、こ
のような親水性繊維を30重量%以上含むことにより、
特に親水性の要求される、ふき取り布、おむつ部材、ガ
ーゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡
易液体フィルター、マスク内ろ材などに好適な開孔不織
布を得ることができる。
30重量%と該接着性繊維以外の繊維70〜95重量%
からなる必要があるが、接着性繊維5〜20重量%と該
接着性繊維以外の繊維80〜95重量%からなる場合、
柔軟性と耐摩耗性がともに優れ、好適である。接着性繊
維が5重量%未満である場合は、実用的な強度が不足
し、毛羽止めも不充分であり、また耐摩耗性のある開孔
不織布を得ることはできない。また接着性繊維が30重
量%を超えると、風合いが硬くなり、本発明が目標とす
る各用途における柔軟性の要求を満たすことができな
い。
重量%以上含むことが望ましく、特に親水性の要求され
る、ふき取り布、おむつ部材、ガーゼ、水切りシート及
び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易液体フィルター、マ
スク内ろ材などに好適な開孔不織布を得ることができ
る。
おいて該接着性繊維の重量比率が5%以上異なる必要が
ある。すなわち開孔形成用支持体に接する面側に属する
層(表面層または裏面層)に含まれる接着性繊維の重量
比率が反対面に属する層(裏面層または表面層)に含ま
れる接着性繊維の重量比率よりも5%以上多くなってい
ると、開孔形成用支持体に接する面である、毛羽が多く
でる面での毛羽立ちが防止され耐摩耗性が向上し、他の
面と同様の耐摩耗性を示すことができる。もし重量比率
の差を5%より少なくして、しかも耐摩耗性を両面同等
にしようとすると、開孔不織布中に含まれる接着繊維の
重量比率が必要以上に多くなってしまい、風合いが硬く
なり、本発明が目標とする各用途における柔軟性の要求
を満たすことができない。
知の乾式法、湿式法、溶融紡糸法等のいずれかの繊維ウ
エブ形成法により積層するか、これらの方式を組み合わ
せて積層することができる。繊維ウエブを積層するに際
しては、接着性繊維5重量%以上からなる繊維ウエブを
繊維ウエブAとし、接着性繊維5重量%以上からなる繊
維ウエブであって、繊維ウエブAよりも接着性繊維の重
量比率が5%以上少ない繊維ウエブを繊維ウエブBとす
ると、繊維ウエブAと繊維ウエブBに含まれる合計の繊
維に対して、該接着性繊維が5〜30重量%及び該接着
性繊維以外の繊維が70〜95重量%となるように繊維
ウエブを積層する方法が望ましい。また、繊維ウエブA
は接着性繊維20〜30重量%と該接着性繊維以外の繊
維80〜70重量%からなるのが好適であり、繊維ウエ
ブBは接着性繊維5〜15重量%と該接着性繊維以外の
繊維95〜85重量%からなるのが好適である。
開孔処理を行う方法には、水流絡合法等における流体流
により絡合と開孔を同時に行う方法や、ニードルパンチ
法等により絡合させた後、例えば先の尖ったロールとブ
ラシロールの間に絡合された繊維層を通して繊維の配向
を変えながら開孔する方法等があるが、高速生産可能な
水流絡合法が好適である。
Aが最下層に、前記繊維ウエブBが最上層なるように積
層した繊維層を開孔形成用支持体の上に載置する。開孔
形成用支持体は、金属またはプラスチックのネットから
なるコンベアーベルトや前記ネットを巻いた水透過性の
ドラムを用いるか、または金属、プラスチックでできた
孔の開いた水透過性のドラム等を用いることができる。
ネットの場合は、平織り、綾織り等各種の織り構造のネ
ットを用いることができ、5〜60メッシュの織り組織
が適しているが、特に柔軟な風合いを得るには5〜30
メッシュが適している。もし、60メッシュを超える織
り組織を用いた場合は、開孔した不織布を形成するのが
困難となる。また、孔開きドラムを用いる場合は開孔面
積率が10〜80%の孔開きドラムが適している。
層の上部より高速水流を噴射して、繊維層を絡合させる
とともに開孔した繊維構造物を形成する。高速水流の発
生には、水圧3〜20MPaの高圧水を、直径0.1〜
0.3mmのノズル孔が0.3〜3mm間隔で配列した
1本または複数本のノズルプレートより噴射させて、高
速水流とする方法が適している。
いて、上記繊維層を上記開孔形成用支持体とは別の開孔
のある支持体の上に載置して、予め高速水流で予備的な
絡合処理を行ってから、上記の水流絡合による開孔処理
を行ってもよい。この予備的処理に用いる開孔のある支
持体は、上記開孔形成用支持体のメッシュや、開孔面積
率の値にこだわらず、任意の開孔のある支持体を選択し
て用いることができる。また、この予備的な絡合処理で
は、上記繊維層を開孔のある支持体の上に載置するに際
して上記繊維ウエブAが最上層になっても、最下層にな
っても、どちらでも可能である。但し、この予備的な絡
合処理では、高速水流の噴射前の圧力は、予備処理後に
開孔を形成させる時の圧力よりも低くするのが望まし
く、またノズルプレートの使用本数を少なくするのが望
ましい。
を行った後、形成された繊維構造物に含まれる接着性繊
維による繊維接着処理を行う。繊維接着処理は実質的に
凹凸のないコンベアー上に繊維構造物を載置して熱風を
吹き付ける方法や、実質的に凹凸のないコンベアーまた
はドラム状の支持体の上に載置した後に熱風を繊維構造
物とその支持体を通過させる方法や、加熱したドラム状
の支持体の上に繊維構造物を載置する方法等によって行
うことが望ましい。
孔は、繊維構造物の表面から裏面まで貫通していている
部分の面積が全表面の10〜80%であるのが好適であ
り、10〜50%が最適である。10%未満では風合い
が硬く、80%を超えると形態安定性を失うので好まし
くない。
は、絡合と開孔による柔軟性保持効果と繊維接着処理に
よる耐摩耗性の向上効果に加えて、接着点を多く持つ層
を片面に偏在させることによって、偏在させない場合の
耐摩耗性と同等の耐摩耗性を両面ともに保ちながら、風
合いをさらに柔軟にする効果を得ることができるため、
ふき取り布、おむつ部材、壁装材、内装材、ガーゼ、水
切りシート及び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易液体フ
ィルター、マスク内ろ材などに好適な開孔不織布を提供
することができる。また、本発明の開孔不織布をふき取
り布に用いると、開孔部分にゴミを補足することがで
き、また開孔不織布とふき取りされる面との間の接触面
積が少なくなるので、摩擦による抵抗が少なくふき取り
易い。このため本発明の開孔不織布は特にふき取り布に
好適である。
具体的に説明するが、この実施例は本発明が理解できる
程度に特定の条件を例示して説明するものであって、本
発明はこの実施例に限定されるものではない。尚、実施
例及び比較例の柔軟性、耐摩耗性、引張強度、引張伸度
に関する評価には次の試験方法を使用した。 (剛軟度)得られた不織布より、20mmX200mm
の試験片をタテ方向及びヨコ方向にそれぞれ3枚採取
し、JIS L1096(一般織物試験方法)の6.1
9.1A法(45°カンチレバー法)に準じて剛軟度の
測定を行い、タテ方向及びヨコ方向の測定値のそれぞれ
の平均値を求め、これらの平均値をさらに平均して剛軟
度とした。本発明の開孔不織布が目的とする用途に要求
される剛軟度は、好ましくは100mm以下であり、さ
らに好ましくは85mm以下である。
L1076(織物及び編物のピリング試験方法)のC法
(アピアランス・リテンション形試験機を用いる方法)
に準じて試験した。試料ホルダの底面積は約26c
m2、押圧荷重は約6.40N(650gf)で100
回転した後、ピリング判定標準写真4の評価基準である
H号、M号、L号、N号を準用してピリング性を評価し
た。但し、織物及び編物におけるH号の状態は、本発明
のような開孔不織布に関しては得られず、かわりに毛羽
が抜けて毛羽同士が中央で絡まった状態が得られるの
で、この状態をH’号として本発明の評価基準に用い
た。すなわち本発明では、H’級(ピリング性劣る)、
M級(ピリング性やや劣る)、L級(ピリング性優れ
る)、N級(ピリング性特に優れる)の4段階評価とし
た。
り25OmmX50mmの試験片をタテ方向及びヨコ方
向にそれぞれ3枚採取し、JIS L1096(一般織
物試験方法)の6.12.1A法(ストリップ法)に準
じて引張強さ及び伸び率の測定を行った。試験機には、
定速引張試験機(テンシロンUCT−500、オリエン
テックコーポレーション製)を用いて、巾50mm、つ
かみ間隔200mm、引張速度200mm/分で伸長さ
せ、試料が破断するまでに最も大きい荷重とその時の伸
び率を測定し、タテ方向及びヨコ方向について、それぞ
れの平均値を求め、引張強さ及び伸び率とした。
り、繊度2.2デシテックス、繊維長44mmのポリプ
ロピレン/低融点ポリプロピレンサイドバイサイド型の
接着性繊維である潜在捲縮性複合繊維20%と繊度1.
7デシテックス、繊維長38mmのレーヨン繊維80%
からなる重量30g/m2のクロスレイされた繊維ウエ
ブAを作成した。次に、繊度2.2デシテックス、繊維
長44mmのポリプロピレン/低融点ポリプロピレンサ
イドバイサイド型の接着性繊維である潜在捲縮性複合繊
維5%と繊度1.7デシテックス、繊維長38mmのレ
ーヨン繊維95%からなる重量30g/m2のクロスレ
イされた繊維ウエブBを作成して、繊維ウエブAの上に
積層した。この積層した繊維ウエブを80メッシュ平織
り金網のコンベアーベルトからなる開孔のある支持体上
に載置して、繊維ウエブの上部より、水圧4MPaの高
圧水を、直径0.13mmのノズル孔が0.6mm間隔
で直線状に配列されたノズルプレート1本より噴射さ
せ、高速水流となし、繊維ウエブにあて、繊維ウエブに
第一回目の予備的絡合処理を行った。次に、この予備処
理された繊維ウエブを反転させて、第一回目と同じ開孔
のある支持体上に載置して、第一回目の予備処理と同じ
方法で第二回目の予備的絡合処理を行った。次に、繊維
ウエブAが開孔形成用支持体と接触するように、この予
備処理された繊維ウエブを再び反転させて10メッシュ
平織り横ナックルタイプの、プラスチックのコンベアー
ベルトからなる開孔形成用支持体上に載置して、繊維ウ
エブの上部より、水圧8MPaの高圧水を、直径0.1
3mmのノズル孔が0.6mm間隔で直線状に配列され
たノズルプレート2本より噴射させ、高速水流となし、
繊維ウエブにあて、繊維ウエブを絡合処理すると同時に
開孔処理した。次に、この開孔及び、絡合処理した繊維
ウエブを平織り金網からなるコンベアーベルトの上に載
置して、エアースルー型のドライヤーの中で、潜在捲縮
性複合繊維の接着成分である低融点ポリプロピレン樹脂
が溶融するように、155°Cの温度で、潜在捲縮発現
処理と熱接着処理を行い開孔不織布を得た。この開孔不
織布の重量は59.7g/m 2であり、厚さは0.86
mm、破断時の引張強さは、タテ方向が80.2N/5
0mm巾、ヨコ方向が31.6N/50mm巾、破断時
の伸び率は、タテ方向が30.8%、ヨコ方向が53.
0%、カンチレバー法による剛軟度は68mm、ピリン
グテストによる耐摩耗性の度合いは、表(ウエブA側の
面であり、接着性繊維の混合比率の多い面)がL級、裏
(ウエブB側の面であり、接着性繊維の混合比率の少な
い面)がL級であった。
ックス、繊維長44mmのポリプロピレン/低融点ポリ
プロピレンサイドバイサイド型の接着性繊維である潜在
捲縮性複合繊維のかわりに、繊度1.7デシテックス、
繊維長51mmのポリプロピレン/ポリエチレンサイド
バイサイド型接着性複合繊維を用いて、接着性複合繊維
の接着成分であるポリエチレン樹脂が溶融するように、
140°Cの温度で、熱接着処理を行ったこと以外は実
施例1と同様にして、開孔不織布を得た。この開孔不織
布の重量は59.3g/m2であり、厚さは0.87m
m、破断時の引張り強さは、タテ方向が74.9N/5
0mm巾、ヨコ方向が29.7N/50mm巾、破断時
の伸び率は、タテ方向が30.3%、ヨコ方向が62.
3%、カンチレバー法による剛軟度は77mm、ピリン
グテストによる耐摩耗性の度合いは、表(ウエブA側の
面であり、接着性繊維の混合比率の多い面)がL級、裏
(ウエブB側の面であり、接着性繊維の混合比率の少な
い面)がL級であった。
わりに、繊度2.2デシテックス、繊維長44mmのポ
リプロピレン/低融点ポリプロピレンサイドバイサイド
型の接着性繊維である潜在捲縮性複合繊維30%と繊度
1.7デシテックス、繊維長38mmのレーヨン繊維7
0%からなる重量30g/m2のクロスレイされた繊維
ウエブAを作成したこと以外は実施例1と同様にして、
開孔不織布を得た。この開孔不織布の重量は60.1g
/m2であり、厚さは0.86mm、破断時の引張り強
さは、タテ方向が94.4N/50mm巾、ヨコ方向が
37.4N/50mm巾、破断時の伸び率は、タテ方向
が41.5%、ヨコ方向が59.8%、カンチレバー法
による剛軟度は77mm、ピリングテストによる耐摩耗
性の度合いは、表(ウエブA側の面であり、接着性繊維
の混合比率の多い面)がN級、裏(ウエブB側の面であ
り、接着性繊維の混合比率の少ない面)がL級であっ
た。
た。これらの結果から明らかなように、本発明の開孔不
織布は剛軟度の値が小さく風合いが柔軟であり、しかも
両面ともにピリング性がL級以上で耐摩耗性に優れ、さ
らに両面同等に耐摩耗性に優れているため、ふき取り
布、おむつ部材、壁装材、内装材、ガーゼ、水切りシー
ト及び袋、排水溝ゴミ取りシート、簡易液体フィルタ
ー、マスク内ろ材などに好適である。
わりに、繊度2.2デシテックス、繊維長44mmのポ
リプロピレン/低融点ポリプロピレンサイドバイサイド
型の接着性繊維である潜在捲縮性複合繊維5%と繊度
1.7デシテックス、繊維長38mmのレーヨン繊維9
5%からなる重量30g/m2のクロスレイされた繊維
ウエブAを作成したこと以外は実施例1と同様にして、
開孔不織布を得た。この開孔不織布の重量は56.0g
/m2であり、厚さは0.85mm、破断時の引張り強
さは、タテ方向が74.4N/50mm巾、ヨコ方向が
28.9N/50mm巾、破断時の伸び率は、タテ方向
が30.8%、ヨコ方向が60.8%、カンチレバー法
による剛軟度は43mm、ピリングテストによる耐摩耗
性の度合いは、表(ウエブA側の面)がH’級、裏(ウ
エブB側の面)がL級であった。このように、繊維構造
物全体に占める接着性繊維の重量比率が少なく、しかも
表面層と裏面層の接着性繊維の重量比率の差が5%未満
である比較例1の開孔不織布は、表面の耐摩耗性が劣
り、本発明が目的とする用途には使用できないものであ
った。
わりに、繊度2.2デシテックス、繊維長44mmのポ
リプロピレン/低融点ポリプロピレンサイドバイサイド
型の接着性繊維である潜在捲縮性複合繊維40%と繊度
1.7デシテックス、繊維長38mmのレーヨン繊維6
0%からなる重量30g/m2のクロスレイされた繊維
ウエブAを作成したこと、及び繊維ウエブBのかわり
に、繊度2.2デシテックス、繊維長44mmのポリプ
ロピレン/低融点ポリプロピレンサイドバイサイド型の
接着性繊維である潜在捲縮性複合繊維40%と繊度1.
7デシテックス、繊維長38mmのレーヨン繊維60%
からなる重量30g/m2のクロスレイされた繊維ウエ
ブBを作成したこと以外は実施例1と同様にして、開孔
不織布を得た。この開孔不織布の重量は58.1g/m
2であり、厚さは0.90mm、破断時の引張り強さ
は、タテ方向が105.3N/50mm巾、ヨコ方向が
39.2N/50mm巾、破断時の伸び率は、タテ方向
が42.0%、ヨコ方向が71.3%、カンチレバー法
による剛軟度は124mm、ピリングテストによる耐摩
耗性の度合いは、表(ウエブA側の面)がN級、裏(ウ
エブB側の面)がN級であった。このように、繊維構造
物全体に占める接着性繊維の重量比率が30重量%を超
え、しかも表面層と裏面層の接着性繊維の重量比率の差
が5%未満である比較例2の開孔不織布は、両面の耐摩
耗性は優れるものの、剛軟度の値が高く柔軟性に劣るた
め、本発明が目的とする用途には使用できないものであ
った。
わりに、繊度1.7デシテックス、繊維長51mmのポ
リプロピレン/ポリエチレンサイドバイサイド型接着性
複合繊維5%と繊度1.7デシテックス、繊維長38m
mのレーヨン繊維95%からなる重量30g/m2のク
ロスレイされた繊維ウエブAを作成したこと以外は実施
例2と同様にして、開孔不織布を得た。この開孔不織布
の重量は60.3g/m2であり、厚さは0.93m
m、破断時の引張り強さは、タテ方向が69.3N/5
0mm巾、ヨコ方向が29.5N/50mm巾、破断時
の伸び率は、タテ方向が26.3%、ヨコ方向が57.
3%、カンチレバー法による剛軟度は61mm、ピリン
グテストによる耐摩耗性の度合いは、表(ウエブA側の
面)がH’級、裏(ウエブB側の面)がL級であった。
このように、繊維構造物全体に占める接着性繊維の重量
比率が少なく、しかも表面層と裏面層の接着性繊維の重
量比率の差が5%未満である比較例3の開孔不織布は、
表面の耐摩耗性が劣り、本発明が目的とする用途には使
用できないものであった。
該接着性繊維以外の繊維70〜95重量%からなり、繊
維が3次元的に絡合された開孔不織布であって、該開孔
不織布の表面層と裏面層において該接着性繊維の重量比
率が5%以上異なり、かつ該表面層と該裏面層において
該接着性繊維が繊維接着していることを特徴とする開孔
不織布であり、絡合と開孔による柔軟性保持効果と繊維
接着処理による耐摩耗性の向上効果に加えて、接着点を
多く持つ層を片面に偏在させることによって、偏在させ
ない場合の耐摩耗性と同等の耐摩耗性を両面ともに保ち
ながら、風合いをさらに柔軟にする効果を得ることがで
きるため、ふき取り布、おむつ部材、壁装材、内装材、
ガーゼ、水切りシート及び袋、排水溝ゴミ取りシート、
簡易液体フィルター、マスク内ろ材などに好適な開孔不
織布を提供することができる。また、本発明の開孔不織
布をふき取り布に用いると、開孔部分にゴミを補足する
ことができ、また開孔不織布とふき取りされる面との間
の接触面積が少なくなるので、摩擦による抵抗が少なく
ふき取り易い。このため本発明の開孔不織布は特にふき
取り布に好適である。
Claims (6)
- 【請求項1】 接着性繊維5〜30重量%と該接着性繊
維以外の繊維70〜95重量%からなり、繊維が3次元
的に絡合された開孔不織布であって、該開孔不織布の表
面層と裏面層において該接着性繊維の重量比率が5%以
上異なり、かつ該表面層と該裏面層において該接着性繊
維が繊維接着していることを特徴とする開孔不織布。 - 【請求項2】 接着性繊維が5〜20重量%と該接着性
繊維以外の繊維が80〜95重量%からなることを特徴
とする請求項1に記載の開孔不織布。 - 【請求項3】 接着性繊維が潜在捲縮性繊維であること
を特徴とする請求項1または2に記載の開孔不織布。 - 【請求項4】 親水性繊維を30重量%以上含むことを
特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の開孔不織
布。 - 【請求項5】 絡合が水流絡合法によるものである請求
項1〜4のいずれかに記載の開孔不織布。 - 【請求項6】 接着性繊維と該接着性繊維以外の繊維か
らなる繊維ウエブAと、繊維ウエブAよりも接着性繊維
の重量比率が5%以上少ない繊維ウエブBとを形成する
に際して、繊維ウエブAと繊維ウエブBとに含まれる合
計の繊維に対して、該接着性繊維が5〜30重量%及び
該接着性繊維以外の繊維が70〜95重量%となるよう
に形成した後、繊維ウエブAが最下層に、繊維ウエブB
が最上層になるように、開孔形成用支持体の上に繊維ウ
エブを積層載置した後、積層した繊維ウエブに水流処理
により積層した繊維ウエブを絡合及び開孔させた後、該
接着性繊維の繊維接着処理を行う開孔不織布の製造方
法。
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