JP2002019763A - 蓋体付き容器及びその製法 - Google Patents
蓋体付き容器及びその製法Info
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Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 蓋体を容器本体にヒートシールにより接着し
た容器であって廃棄の際に潰れやすい蓋体付き容器、及
びその製法を提供することを課題とする。 【解決手段】 プラスチックシートをシート成形するこ
とにより上方に開口する有底筒状に形成された容器本体
と、内容物の取り出し口が設けられたシート状の蓋体と
を備え、容器本体の開口縁部には、フランジ部が全周に
亘って形成されており、該フランジ部の上面に蓋体が重
ね合わせられヒートシールにより接着されることによ
り、容器本体の開口部が蓋体で閉じられ、且つ、フラン
ジ部は、蓋体が接着された後に、蓋体と共に下方側に曲
げられている。
た容器であって廃棄の際に潰れやすい蓋体付き容器、及
びその製法を提供することを課題とする。 【解決手段】 プラスチックシートをシート成形するこ
とにより上方に開口する有底筒状に形成された容器本体
と、内容物の取り出し口が設けられたシート状の蓋体と
を備え、容器本体の開口縁部には、フランジ部が全周に
亘って形成されており、該フランジ部の上面に蓋体が重
ね合わせられヒートシールにより接着されることによ
り、容器本体の開口部が蓋体で閉じられ、且つ、フラン
ジ部は、蓋体が接着された後に、蓋体と共に下方側に曲
げられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料等の食品等の
ような液体、流動体等の内容物を収容する蓋体付き容器
の改良に関する。
ような液体、流動体等の内容物を収容する蓋体付き容器
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓋体付き容器としては、
例えば、図6の如く、上方に開口する有底円筒状の容器
本体50と、その開口部を閉じる蓋体51とから構成さ
れたものが公知である。該容器において、容器本体50
の開口縁部には環状のフランジ部52が形成され、該フ
ランジ部52の上面に蓋体51が接着されている。ま
た、該蓋体51には、内容物の取り出し口として、キャ
ップを有する口部材53が固着されている。
例えば、図6の如く、上方に開口する有底円筒状の容器
本体50と、その開口部を閉じる蓋体51とから構成さ
れたものが公知である。該容器において、容器本体50
の開口縁部には環状のフランジ部52が形成され、該フ
ランジ部52の上面に蓋体51が接着されている。ま
た、該蓋体51には、内容物の取り出し口として、キャ
ップを有する口部材53が固着されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、容器本体5
0の開口縁部に環状のフランジ部52が形成されている
ので、該フランジ部52のリブ効果により、容器を径方
向に押し潰すことは容易ではない。
0の開口縁部に環状のフランジ部52が形成されている
ので、該フランジ部52のリブ効果により、容器を径方
向に押し潰すことは容易ではない。
【0004】この種の容器では、シールバー等のシール
装置によって蓋体51と容器本体50とを上下方向に挟
持してヒートシールにより接着しているので、十分な接
着力を確保するために、フランジ部52には接着代とし
て所定の幅が必要となる。
装置によって蓋体51と容器本体50とを上下方向に挟
持してヒートシールにより接着しているので、十分な接
着力を確保するために、フランジ部52には接着代とし
て所定の幅が必要となる。
【0005】従って、容器本体50の外周面から径方向
外側へのフランジ部52の突出量が必然的に大きくな
り、径方向の力に対する強度が高まって廃棄の際に潰れ
にくくなる。
外側へのフランジ部52の突出量が必然的に大きくな
り、径方向の力に対する強度が高まって廃棄の際に潰れ
にくくなる。
【0006】そこで本発明は、上記従来の問題点に鑑み
てなされ、蓋体を容器本体にヒートシールにより接着し
た容器であって廃棄の際に潰れやすい蓋体付き容器、及
びその製法を提供することを課題とする。
てなされ、蓋体を容器本体にヒートシールにより接着し
た容器であって廃棄の際に潰れやすい蓋体付き容器、及
びその製法を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたものであり、本発明に係る蓋体付き容
器は、プラスチックシートをシート成形することにより
上方に開口する有底筒状に形成された容器本体と、内容
物の取り出し口が設けられたシート状の蓋体とを備え、
容器本体の開口縁部には、フランジ部が全周に亘って形
成されており、該フランジ部の上面に蓋体が重ね合わせ
られヒートシールにより接着されることにより、容器本
体の開口部が蓋体で閉じられ、且つ、フランジ部は、蓋
体が接着された後に、蓋体と共に下方側に曲げられてい
ることを特徴とする。
決すべくなされたものであり、本発明に係る蓋体付き容
器は、プラスチックシートをシート成形することにより
上方に開口する有底筒状に形成された容器本体と、内容
物の取り出し口が設けられたシート状の蓋体とを備え、
容器本体の開口縁部には、フランジ部が全周に亘って形
成されており、該フランジ部の上面に蓋体が重ね合わせ
られヒートシールにより接着されることにより、容器本
体の開口部が蓋体で閉じられ、且つ、フランジ部は、蓋
体が接着された後に、蓋体と共に下方側に曲げられてい
ることを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る蓋体付き容器の製造方
法は、プラスチックシートをシート成形することによ
り、上方に開口し有底筒状且つその開口縁部にフランジ
部が全周に亘って形成された容器本体と、内容物の取り
出し口が設けられたシート状の蓋体とから蓋体付き容器
を製造する蓋体付き容器の製造方法であって、容器本体
の開口部を蓋体で閉じるべく、フランジ部の上面に蓋体
を重ね合わせてヒートシールにより接着し、蓋体の接着
後においてフランジ部を蓋体と共に下方側に曲げること
を特徴とする。
法は、プラスチックシートをシート成形することによ
り、上方に開口し有底筒状且つその開口縁部にフランジ
部が全周に亘って形成された容器本体と、内容物の取り
出し口が設けられたシート状の蓋体とから蓋体付き容器
を製造する蓋体付き容器の製造方法であって、容器本体
の開口部を蓋体で閉じるべく、フランジ部の上面に蓋体
を重ね合わせてヒートシールにより接着し、蓋体の接着
後においてフランジ部を蓋体と共に下方側に曲げること
を特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の蓋体付き容器及び
その製法の一実施形態について図1乃至図3を参酌しつ
つ、上方に開口した有底円筒状の容器本体1と、該容器
本体1の開口部を閉じる蓋体2とを備えた蓋体付き容器
について説明する。
その製法の一実施形態について図1乃至図3を参酌しつ
つ、上方に開口した有底円筒状の容器本体1と、該容器
本体1の開口部を閉じる蓋体2とを備えた蓋体付き容器
について説明する。
【0010】まず、容器本体1は、プラスチックシート
をシート成形することにより形成されている。ここで、
シート成形としては、真空成形や圧空成形等がある。ま
た、プラスチックシートとしては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン等のシートを採用でき、厚さ
は、0.5mm乃至1.5mm程度のものを使用でき
る。尚、例えば、ポリプロピレン等からなる両外層の間
にエチレンビニルアルコール等のガスバリアー層を備え
た多層のシートとしてもよい。但し、後述するように、
蓋体2をヒートシールによって接着するので、蓋体2と
の接着面は少なくとも蓋体2と熱融着可能であることが
必要である。
をシート成形することにより形成されている。ここで、
シート成形としては、真空成形や圧空成形等がある。ま
た、プラスチックシートとしては、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリスチレン等のシートを採用でき、厚さ
は、0.5mm乃至1.5mm程度のものを使用でき
る。尚、例えば、ポリプロピレン等からなる両外層の間
にエチレンビニルアルコール等のガスバリアー層を備え
た多層のシートとしてもよい。但し、後述するように、
蓋体2をヒートシールによって接着するので、蓋体2と
の接着面は少なくとも蓋体2と熱融着可能であることが
必要である。
【0011】更に、容器本体1は、その開口縁部に、径
方向外側に向けて略水平方向に環状のフランジ部3が形
成されている。該フランジ部3は、全周に亘って略均一
幅に形成されており、容器本体1の外周面1aからの突
出量は略一定である。但し、周方向に幅に変化をもたせ
てもよい。
方向外側に向けて略水平方向に環状のフランジ部3が形
成されている。該フランジ部3は、全周に亘って略均一
幅に形成されており、容器本体1の外周面1aからの突
出量は略一定である。但し、周方向に幅に変化をもたせ
てもよい。
【0012】そして、該フランジ部3の上面にシート状
の蓋体2がヒートシールによって接着されて容器本体1
の開口部が蓋体2で閉じられている。
の蓋体2がヒートシールによって接着されて容器本体1
の開口部が蓋体2で閉じられている。
【0013】該蓋体2は、種々のシート材から形成さ
れ、厚さは容器本体1より薄く、0.05mm乃至0.
5mm程度、好ましくは、0.06mm乃至0.3mm
のものを使用できる。そして、外面は、ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹
脂、あるいは、アルミニウム等の金属、あるいは、紙か
ら構成することができる一方、少なくとも内面には、容
器本体1のフランジ部3の上面と熱融着可能なヒートシ
ール層を設ける。無論、容器本体1と熱融着可能な単層
の合成樹脂製のシート材も使用できる。
れ、厚さは容器本体1より薄く、0.05mm乃至0.
5mm程度、好ましくは、0.06mm乃至0.3mm
のものを使用できる。そして、外面は、ポリエチレンテ
レフタレート、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹
脂、あるいは、アルミニウム等の金属、あるいは、紙か
ら構成することができる一方、少なくとも内面には、容
器本体1のフランジ部3の上面と熱融着可能なヒートシ
ール層を設ける。無論、容器本体1と熱融着可能な単層
の合成樹脂製のシート材も使用できる。
【0014】また、該蓋体2には、容器内に充填される
内容物を外部に取り出すための取り出し口が設けられて
いる。本実施形態では、その取り出し口として、射出成
形により別体にて形成された口部材4が上記シート材に
固着されている。該口部材4はキャップ5を備え、螺合
するキャップ5を外すことで内容物の取り出しが可能に
なり、再度螺着させることでリキャップ(再閉塞)もで
きる構成である。
内容物を外部に取り出すための取り出し口が設けられて
いる。本実施形態では、その取り出し口として、射出成
形により別体にて形成された口部材4が上記シート材に
固着されている。該口部材4はキャップ5を備え、螺合
するキャップ5を外すことで内容物の取り出しが可能に
なり、再度螺着させることでリキャップ(再閉塞)もで
きる構成である。
【0015】より詳細には、図1のように蓋体2の中央
部から側方に偏心した箇所に孔が穿設され、その孔に内
面(下面)側から上方に向けて口部材4が挿通され、口
部材4の下端部に設けた鍔部4aの上面が蓋体2の内面
に接着により固定されている。その接着をヒートシール
にて行う場合には、蓋体2の内面と熱融着可能な材質で
口部材4を構成する。
部から側方に偏心した箇所に孔が穿設され、その孔に内
面(下面)側から上方に向けて口部材4が挿通され、口
部材4の下端部に設けた鍔部4aの上面が蓋体2の内面
に接着により固定されている。その接着をヒートシール
にて行う場合には、蓋体2の内面と熱融着可能な材質で
口部材4を構成する。
【0016】また、上面に蓋体2が接着されたフランジ
部3は、図1のように、下方側に向けて蓋体2と共に曲
げられている。尚、フランジ部3の全周に亘って略同一
形状に曲げられている。
部3は、図1のように、下方側に向けて蓋体2と共に曲
げられている。尚、フランジ部3の全周に亘って略同一
形状に曲げられている。
【0017】より詳細には、図2に二点鎖線にて示すよ
うに、蓋体2の接着時には略水平状態であったフランジ
部3が、その上面の蓋体2と共に、矢印Rの如く下方側
に向けてカール加工されて、外側凸のカール状に湾曲し
ている。この例では、フランジ部3の基端部を起点とし
てフランジ部3とその上面に位置する蓋体2とが下方側
に徐々にカールされており、両者の先端部2a,3aは
容器本体1側を向いた状態にある。但し、先端部2a,
3aが更に内側に曲がって上方側を向いた状態のカール
や、あるいは、先端部2a,3aが下方側を向いた状態
のカールとしてもよく、また、基端部側に水平部をある
程度の残して先端部2a,3a側を下方側にカールして
もよい。
うに、蓋体2の接着時には略水平状態であったフランジ
部3が、その上面の蓋体2と共に、矢印Rの如く下方側
に向けてカール加工されて、外側凸のカール状に湾曲し
ている。この例では、フランジ部3の基端部を起点とし
てフランジ部3とその上面に位置する蓋体2とが下方側
に徐々にカールされており、両者の先端部2a,3aは
容器本体1側を向いた状態にある。但し、先端部2a,
3aが更に内側に曲がって上方側を向いた状態のカール
や、あるいは、先端部2a,3aが下方側を向いた状態
のカールとしてもよく、また、基端部側に水平部をある
程度の残して先端部2a,3a側を下方側にカールして
もよい。
【0018】次に、以上の容器の製法工程について説明
すると、まず、容器本体1のサイズに略適合するように
所定形状にカットされ且つ口部材4の取付位置に孔2c
が穿設されたシート材2bに口部材4を装着して蓋体2
を形成する。この口部材4の装着にあたっては、図3
(イ)のように、孔2cに口部材4を挿通させて鍔部4
aの上面とシート材2bとをヒートシールする。
すると、まず、容器本体1のサイズに略適合するように
所定形状にカットされ且つ口部材4の取付位置に孔2c
が穿設されたシート材2bに口部材4を装着して蓋体2
を形成する。この口部材4の装着にあたっては、図3
(イ)のように、孔2cに口部材4を挿通させて鍔部4
aの上面とシート材2bとをヒートシールする。
【0019】そして、シート成形によって形成された容
器本体1のフランジ部3の上面に、図3(ロ)のよう
に、蓋体2を重ね合わせ(矢印P)、上下一対のシール
バーS,Sで上下方向に両者を挟持して(矢印Q)、ヒ
ートシールにより蓋体2を剥離不能に接着する。この蓋
体2の接着によって容器本体1の開口部が蓋体2で閉じ
られる。
器本体1のフランジ部3の上面に、図3(ロ)のよう
に、蓋体2を重ね合わせ(矢印P)、上下一対のシール
バーS,Sで上下方向に両者を挟持して(矢印Q)、ヒ
ートシールにより蓋体2を剥離不能に接着する。この蓋
体2の接着によって容器本体1の開口部が蓋体2で閉じ
られる。
【0020】かかる接着後、図3(ハ)のように、接着
された両者を公知のカーリング装置にてカール加工して
下方側に湾曲させる。
された両者を公知のカーリング装置にてカール加工して
下方側に湾曲させる。
【0021】このように蓋体2のシール後にフランジ部
3を蓋体2と共に曲げ加工するので、蓋体2とフランジ
部3が共に曲がった形状の容器を容易に製造できる。即
ち、蓋体2のシールが確実且つ容易であり、蓋体2と共
に曲げるので曲げ加工も容易であるうえに、蓋体2のシ
ート材2bも曲げ加工時に引っ張られて良好に仕上げる
ことが可能となる。
3を蓋体2と共に曲げ加工するので、蓋体2とフランジ
部3が共に曲がった形状の容器を容易に製造できる。即
ち、蓋体2のシールが確実且つ容易であり、蓋体2と共
に曲げるので曲げ加工も容易であるうえに、蓋体2のシ
ート材2bも曲げ加工時に引っ張られて良好に仕上げる
ことが可能となる。
【0022】以上のように構成された容器は、まず、容
器本体1をシート成形によって形成しているので、射出
成形品に比して薄肉化が可能となる。また、蓋体2もシ
ート材を使用しているので蓋体2と共に容易に潰すこと
ができる。
器本体1をシート成形によって形成しているので、射出
成形品に比して薄肉化が可能となる。また、蓋体2もシ
ート材を使用しているので蓋体2と共に容易に潰すこと
ができる。
【0023】更に、フランジ部3を下方に曲げているの
で、フランジ部3の径方向外側への突出量が小さくな
り、リブ効果が減少されて径方向に押圧して容易に潰す
ことができる。
で、フランジ部3の径方向外側への突出量が小さくな
り、リブ効果が減少されて径方向に押圧して容易に潰す
ことができる。
【0024】また、ヒートシール後に蓋体2と共にセッ
トでフランジ部3を曲げているので、ヒートシール時に
おいては十分なシール幅を確保でき、シールバーによる
上下方向の挟持も確実となる。特に、シート成形によっ
て容器本体1を薄肉化しているため、ヒートシール時に
は下方側からフランジ部3を支える必要があり、その意
味でもヒートシール後にフランジ部3を蓋体2と共に曲
げることの利点がある。従って、必要なシール幅よりも
フランジ部3の突出量を大きくし、その先端部のみを所
定幅下方に曲げ、残った水平部をシール幅としてその上
面に蓋体2をヒートシールして接着したものとは異な
り、フランジ部3の突出量を必要なシール幅よりも小さ
くできる。
トでフランジ部3を曲げているので、ヒートシール時に
おいては十分なシール幅を確保でき、シールバーによる
上下方向の挟持も確実となる。特に、シート成形によっ
て容器本体1を薄肉化しているため、ヒートシール時に
は下方側からフランジ部3を支える必要があり、その意
味でもヒートシール後にフランジ部3を蓋体2と共に曲
げることの利点がある。従って、必要なシール幅よりも
フランジ部3の突出量を大きくし、その先端部のみを所
定幅下方に曲げ、残った水平部をシール幅としてその上
面に蓋体2をヒートシールして接着したものとは異な
り、フランジ部3の突出量を必要なシール幅よりも小さ
くできる。
【0025】一方、蓋体2をフランジ部3にヒートシー
ルした後に、フランジ部3の先端部側を蓋体2と共に所
定幅切断除去することによって、フランジ部3の突出量
を小さくすることも考えられるが、蓋体2の接着強度が
低下するため、流通過程等において不用意に蓋体2が剥
離してしまうおそれがある。これに対して、蓋体2と共
にフランジ部3を曲げてその突出量を小さくすれば、十
分な接着強度が確保される。
ルした後に、フランジ部3の先端部側を蓋体2と共に所
定幅切断除去することによって、フランジ部3の突出量
を小さくすることも考えられるが、蓋体2の接着強度が
低下するため、流通過程等において不用意に蓋体2が剥
離してしまうおそれがある。これに対して、蓋体2と共
にフランジ部3を曲げてその突出量を小さくすれば、十
分な接着強度が確保される。
【0026】更に、以上のような廃棄時における潰れ易
さの観点のみならず、フランジ部3を下方側に曲げてい
るので、フランジ部3の先端部3a(エッジ)が手に当
たりにくくなって手触りがよいという効果がある。特
に、内容物として飲料等の食品を充填した場合には、口
近傍を当てることもあるためその効果も大きい。また、
図1のように、先端部3aが容器本体1側、即ち、内側
を向くように曲げると、より一層当たりにくくなる。し
かも、単にフランジ部3のみを曲げた場合と異なり、蓋
体2と共に曲げているので、蓋体2の先端部2aも当た
りにくくなるという効果がある。また、カール状に曲げ
ているので特に手触りや口触りがよい。
さの観点のみならず、フランジ部3を下方側に曲げてい
るので、フランジ部3の先端部3a(エッジ)が手に当
たりにくくなって手触りがよいという効果がある。特
に、内容物として飲料等の食品を充填した場合には、口
近傍を当てることもあるためその効果も大きい。また、
図1のように、先端部3aが容器本体1側、即ち、内側
を向くように曲げると、より一層当たりにくくなる。し
かも、単にフランジ部3のみを曲げた場合と異なり、蓋
体2と共に曲げているので、蓋体2の先端部2aも当た
りにくくなるという効果がある。また、カール状に曲げ
ているので特に手触りや口触りがよい。
【0027】尚、上記実施形態では、口部材4を設けた
取り出し口について説明したが、その他種々の構成を採
用できる。例えば、図4の如く、蓋体2に孔2cを形成
し、この孔2cをシート片6によって閉塞した構成の取
り出し口としてもよい。該シート片6は剥離可能に蓋体
2の上面に貼着されており、その一端部に設けた摘み部
6aを上方に摘み上げて蓋体2から剥離して孔2cを開
口させることができる。
取り出し口について説明したが、その他種々の構成を採
用できる。例えば、図4の如く、蓋体2に孔2cを形成
し、この孔2cをシート片6によって閉塞した構成の取
り出し口としてもよい。該シート片6は剥離可能に蓋体
2の上面に貼着されており、その一端部に設けた摘み部
6aを上方に摘み上げて蓋体2から剥離して孔2cを開
口させることができる。
【0028】また、取り出し口にシート片6を用いる場
合には、上述のように蓋体2に孔2cを予め穿設してお
くタイプの他、貼着したシート片6の引き上げ操作によ
って蓋体2の所定箇所を破断して取り出し口を開口させ
る構成とすることも可能である。例えば、図5(イ)の
ように、蓋体2に予めハーフカット等の切り込み等から
なる破断線2dを形成し、その破断線2dを設けた箇所
を覆うようにシート片6を蓋体2の上面に剥離可能に貼
着する。そして、シート片6の摘み部6aを摘んで引き
上げると、図5(ロ)のように、その引き上げ操作によ
って破断線2dが破断し、破断線2dで包囲された蓋体
2の部位2eがシート片6の裏面に貼着してその他の部
位から引き離され、これによって取り出し口が開口す
る。
合には、上述のように蓋体2に孔2cを予め穿設してお
くタイプの他、貼着したシート片6の引き上げ操作によ
って蓋体2の所定箇所を破断して取り出し口を開口させ
る構成とすることも可能である。例えば、図5(イ)の
ように、蓋体2に予めハーフカット等の切り込み等から
なる破断線2dを形成し、その破断線2dを設けた箇所
を覆うようにシート片6を蓋体2の上面に剥離可能に貼
着する。そして、シート片6の摘み部6aを摘んで引き
上げると、図5(ロ)のように、その引き上げ操作によ
って破断線2dが破断し、破断線2dで包囲された蓋体
2の部位2eがシート片6の裏面に貼着してその他の部
位から引き離され、これによって取り出し口が開口す
る。
【0029】また、容器本体1についても、フランジ部
3を下方側に、例えば略直角に、折り曲げる等、カール
状に曲げることには限定されない。更に、容器本体1の
形状自体も円筒状のみならず角筒状等であってもよく、
その開口縁部にフランジ部3を全周に亘って略水平方向
外方に向けて形成することにより蓋体2のヒートシール
による接着が容易となる。
3を下方側に、例えば略直角に、折り曲げる等、カール
状に曲げることには限定されない。更に、容器本体1の
形状自体も円筒状のみならず角筒状等であってもよく、
その開口縁部にフランジ部3を全周に亘って略水平方向
外方に向けて形成することにより蓋体2のヒートシール
による接着が容易となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る蓋体付き容
器にあっては、蓋体の接着後にフランジ部を蓋体と共に
下方側に曲げたことにより、フランジ部のリブ効果を減
少できて廃棄の際に潰しやすくなる。
器にあっては、蓋体の接着後にフランジ部を蓋体と共に
下方側に曲げたことにより、フランジ部のリブ効果を減
少できて廃棄の際に潰しやすくなる。
【0031】また、本発明に係る蓋体付き容器の製造方
法にあっては、フランジ部が蓋体と共に曲げられた形状
を容易に形成でき、蓋体のヒートシールによる接着も確
実且つ容易である。
法にあっては、フランジ部が蓋体と共に曲げられた形状
を容易に形成でき、蓋体のヒートシールによる接着も確
実且つ容易である。
【図1】本発明の一実施形態の蓋体付き容器を示す断面
図。
図。
【図2】同容器のA部拡大図。
【図3】同容器の製造工程を示し、(イ)はシート材に
口部材を固着する工程を、(ロ)は蓋体を容器本体のフ
ランジ部にヒートシールする工程を、(ハ)は蓋体の接
着後にフランジ部を蓋体と共にカールするカーリング工
程を各々示す概略図。
口部材を固着する工程を、(ロ)は蓋体を容器本体のフ
ランジ部にヒートシールする工程を、(ハ)は蓋体の接
着後にフランジ部を蓋体と共にカールするカーリング工
程を各々示す概略図。
【図4】他実施形態の蓋体付き容器を示し、(イ)は断
面図、(ロ)は平面図。
面図、(ロ)は平面図。
【図5】他実施形態の蓋体付き容器の要部を示し、
(イ)は取り出し口の開口前の状態を示す断面図、
(ロ)は取り出し口が開口した状態を示す断面図。
(イ)は取り出し口の開口前の状態を示す断面図、
(ロ)は取り出し口が開口した状態を示す断面図。
【図6】従来の蓋体付き容器を示す断面図。
1…容器本体、2…蓋体、2a…シート材、2b…孔、
2c…破断線、3…フランジ部、4…口部材、5…キャ
ップ、6…シート片、6a…摘み部
2c…破断線、3…フランジ部、4…口部材、5…キャ
ップ、6…シート片、6a…摘み部
Claims (2)
- 【請求項1】 プラスチックシートをシート成形するこ
とにより上方に開口する有底筒状に形成された容器本体
(1)と、内容物の取り出し口が設けられたシート状の
蓋体(2)とを備え、容器本体(1)の開口縁部には、
フランジ部(3)が全周に亘って形成されており、該フ
ランジ部(3)の上面に蓋体(2)が重ね合わせられヒ
ートシールにより接着されることにより、容器本体
(1)の開口部が蓋体(2)で閉じられ、且つ、フラン
ジ部(3)は、蓋体(2)が接着された後に、蓋体
(2)と共に下方側に曲げられていることを特徴とする
蓋体付き容器。 - 【請求項2】 プラスチックシートをシート成形するこ
とにより、上方に開口し有底筒状且つその開口縁部にフ
ランジ部(3)が全周に亘って形成された容器本体
(1)と、内容物の取り出し口が設けられたシート状の
蓋体(2)とから蓋体付き容器を製造する蓋体付き容器
の製造方法であって、容器本体(1)の開口部を蓋体
(2)で閉じるべく、フランジ部(3)の上面に蓋体
(2)を重ね合わせてヒートシールにより接着し、蓋体
(2)の接着後においてフランジ部(3)を蓋体(2)
と共に下方側に曲げることを特徴とする蓋体付き容器の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000207860A JP2002019763A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 蓋体付き容器及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000207860A JP2002019763A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 蓋体付き容器及びその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002019763A true JP2002019763A (ja) | 2002-01-23 |
Family
ID=18704551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000207860A Pending JP2002019763A (ja) | 2000-07-10 | 2000-07-10 | 蓋体付き容器及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002019763A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003327266A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップ型容器用開封補助具 |
-
2000
- 2000-07-10 JP JP2000207860A patent/JP2002019763A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003327266A (ja) * | 2002-05-10 | 2003-11-19 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | カップ型容器用開封補助具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20040706 |