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JP2001058636A - 取出口部材後付け密封容器 - Google Patents

取出口部材後付け密封容器

Info

Publication number
JP2001058636A
JP2001058636A JP11236182A JP23618299A JP2001058636A JP 2001058636 A JP2001058636 A JP 2001058636A JP 11236182 A JP11236182 A JP 11236182A JP 23618299 A JP23618299 A JP 23618299A JP 2001058636 A JP2001058636 A JP 2001058636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealed container
outlet member
outlet
container
attached
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11236182A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Shojima
厚生 庄嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FUKUPA KK
Original Assignee
FUKUPA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FUKUPA KK filed Critical FUKUPA KK
Priority to JP11236182A priority Critical patent/JP2001058636A/ja
Publication of JP2001058636A publication Critical patent/JP2001058636A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物を密封した低コストの容器であって、
取出口部材を取着することによって開封するとともに開
閉自在な取出口を有する取出口部材後付け密封容器を提
供する。 【解決手段】 内容物を密封状態に封入する密封容器に
取出口部材取着具を配設し、先端に開封手段を配設した
取出口部材を取出口部材取着具に取着することにより密
封容器を開封することを特徴とする取出口部材後付け密
封容器、及び、内容物を密封状態に封入する密封容器
に、内周面に雌ねじを形成した装着口を有する取出口部
材取着具を配設し、先端に開封手段を配設した取出口部
材を、取出口部材取着具の装着口に螺着することにより
密封容器を開封することを特徴とする取出口部材後付け
密封容器。特に、取出口部材の先端に切開刃または先鋭
突部を配設して開封手段としていることにも特徴を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、密封状態に封入さ
れた密封容器内の内容物を取り出すべく取出口部材を取
り付けることによって、取り付けとともに開封を行うこ
とができる取出口部材後付け密封容器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、コーヒー牛乳、果汁ジュー
スなどのジュース類、清涼飲料水などの一般的な飲み物
は、紙製や合成樹脂製の可撓性容器に入れられて販売さ
れており、それらを飲む際には、ストローを差し込むこ
とによって開封状態としたり、あるいは、蓋体を取着し
た吸出口状の取出口部分を開蓋したりして飲んでいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、紙製や合成樹
脂製の可撓性容器に入れられて販売されている飲み物の
場合において、ストローを使用するものは、ストローを
可撓性容器に突き立てた後は閉栓することができないと
いう問題があった。
【0004】また、蓋体を取着した吸出口状の取出口部
分を配設した可撓性容器の場合には、同取出口部分の配
設作業が繁雑であり、製造コストを高騰させるという問
題が合った。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決すべ
く、請求項1に記載した本発明では、内容物を密封状態
に封入する密封容器に取出口部材取着具を配設し、先端
に開封手段を配設した取出口部材を取出口部材取着具に
取着することにより密封容器を開封することを特徴とす
る取出口部材後付け密封容器を提供せんとするものであ
る。
【0006】また、請求項2に記載した本発明では、内
容物を密封状態に封入する密封容器に、内周面に雌ねじ
を形成した装着口を有する取出口部材取着具を配設し、
先端に開封手段を配設するとともに、前記雌ねじと螺合
する雄ねじを形成した取出口部材を、取出口部材取着具
の装着口に螺着することにより密封容器を開封すること
を特徴とする取出口部材後付け密封容器を提供せんとす
るものである。
【0007】密封容器に取出口部材取着具を配設し、同
取出口部材取着具に取出口部材を取着することによって
密封容器を開封するとともに取出口とすることができる
ので、密封容器にあらかじめ取出口部材を配設すること
なく、密封容器に内容物を入れて販売することができ、
密封容器の製造コストを低減させることができる。
【0008】特に、請求項3に記載したように、取出口
部材に開閉自在の蓋体を配設しておくことにより、取出
口部材を取着して密封容器を開封状態とした後でも、蓋
体によって容易に密閉状態とすることができる。
【0009】さらに、請求項4から請求項8に記載した
ように、本発明は、密封容器に内容物を封入した後に、
取出口部材取着具を密封容器に配設すること、密封容器
に内容物を封入した後に、取出口部材取着具を配設した
補助シート体を密封容器に貼着すること、取出口部材の
先端に切開刃を配設して開封手段としたこと、取出口部
材の先端に先鋭突部を配設し、開封手段としたこと、取
出口部材取着具を配設した密封容器部分に、あらかじめ
裂開線を配設していることにも特徴を有するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の取出口部材後付け密封容
器は、内容物を密封状態に封入するとともに取出口部材
取着具を配設した密封容器であって、同取出口部材取着
具に取出口部材を後から取着することによって取出口と
するとともに開封を行う容器である。
【0011】密封容器自体は、適宜の積層を施した合成
樹脂製フィルム体、あるいは、単層の合成樹脂製フィル
ム体を熱融着成形して可撓性袋としたものや、ペットボ
トルのようなプラスチック製の容器であり、内容物を入
れた後、密封状態に封止している。
【0012】同密封容器に配設する取出口部材取着具
は、密封容器の製造工程中に接着や熱融着などによって
配設してもよいし、内容物の密封容器への密封封止後、
接着剤や両面テープなどの適宜の貼着手段によって貼着
することにより配設してもよい。
【0013】また、取出口部材取着具を、厚紙あるいは
合成樹脂製フィルム体などからなる補助シート体に貼着
しておき、同補助シート体を密封容器に貼着することに
よって取出口部材取着具を取着すべく行使してもよい。
密封容器に補助シート体を貼着することによって、取出
口部材取着具に取出口部材を取着する際に密封容器が撓
むことを防止して、取出口部材による開封を容易に行う
ことができる。
【0014】取出口部材取着具には、取出口部材を装着
するための装着口を形成しており、同装着口に取出口部
材を装着することによって密封容器を開封するととも
に、取出口とすべく構成している。
【0015】取出口部材の取出口部材取着具への装着は
どのような形態であってもよいが、装着口の内周面に雌
ねじを形成し、取出口部材に雄ねじを形成して、取出口
部材を装着口に螺着することによって、取出口部材と取
出口部材取着具との間に隙間を生じさせずに装着するこ
とができる。
【0016】また、取出口部材の装着にともなって密封
容器を開封すべく、取出口部材の先端部分には切開刃を
配設している。特に、取出口部材を装着口に螺着する場
合には、切開刃を配設した取出口部材を捻りながら取出
口部材取着具に装着するため、回転しながら押し込まれ
る切開刃によって密封容器の開封を容易に行うことがで
きる。
【0017】また、取出口部材の先端に切開刃でなく先
鋭突部を配設することによって、密封容器を突き破りな
がら開封し、取出口部材を装着してもよい。
【0018】さらに、取出口部材による開封を行いやす
くするために、取出口部材取着具を配設した部分の密封
容器にあらかじめミシン目などの裂開線を配設してお
き、取出口部材の切開刃または先鋭突部で同裂開線を裂
開することによって開封すべく構成してもよい。
【0019】取出口部材には開閉自在とした蓋体を配設
し、容易に取出口部材を蓋体で塞いで、取出口部材後付
け密封容器を密閉状態とすることができるように構成し
ている。ここで、開閉自在な蓋体とは着脱自在とした蓋
体であってもよいし、一端を枢着して回動すべく構成し
た開閉蓋であってもよい。
【0020】以下において、図面を用いながら本発明の
実施例を詳説する。
【0021】
【実施例】<第1実施例>図1は第1実施例の取出口部
材後付け密封容器A1の斜視図である。特に、図1(a)
は密封容器P1への取出口部材1の装着前の状態を示すも
のであり、図1(b)は装着後の状態を示すものであ
る。図2は図1(b)の縦断面図である。
【0022】密封容器P1は、適宜の積層を施した積層合
成樹脂製フィルム体からなる前後壁2,3 と底壁4とを、
周縁部分を熱融着することにより貼り合わせ、自立可能
とした袋形状の容器である。密封容器P1の形態は前後壁
2,3 と底壁4とからなるものに限定するものではなく、
内容物を密封できるものであればどのような形態のもの
であってもよい。
【0023】内容物を封入して起立状態となる密封容器
P1の上部には、プラスチック製の取出口部材取着具5を
配設している。同取出口部材取着具5には、取出口部材
1を装着するための装着口6を開口しており、特に同装
着口6の内周面には雌ねじ7を形成している。取出口部
材取着具5の材質はプラスチックに限定するものではな
く、適宜の素材を使用してよい。
【0024】本実施例では、取出口部材取着具5の外周
形状を円形としているが、円形に限定するものではな
く、適宜の形状としてよい。また、取出口部材取着具5
の厚みは厚い方が取出口部材1を装着した際に取出口部
材1を安定して保持することができる。しかし、厚くな
りすぎると取出口部材取着具5自体の重みによって密封
容器P1が勝手に撓み、変形してしまうので、使用目的に
合わせた適宜の厚みのものを用いることが望ましい。
【0025】本実施例の密封容器P1では、密封容器P1の
熱融着成形時に一緒に取出口部材取着具5を熱融着によ
って着設している。
【0026】略円筒形状としている取出口部材1には、
取出口部材取着具5との装着部分に雄ねじ8を形成して
おり、取出口部材取着具5の雌ねじ7と螺合すべく構成
している。取出口部材取着具5に取出口部材1を螺着に
より連結することによって、取出口部材1と取出口部材
取着具5との間に生じる隙間を小さくして、同隙間より
内容物が漏れ出ることを防止している。
【0027】本実施例では、取出口部材1を取出口部材
取着具5に螺着すべく構成しているが、螺着による装着
に限定するものではなく、隙間なく装着できるならばど
のような装着形態としてもよい。
【0028】取出口部材1の下端縁には、図3に示すよ
うに、先鋭状の切開刃9を複数配設しており、取出口部
材取着具5に取出口部材1を螺着すべく回転させること
によって、同切開刃9が密封容器P1と当接して同密封容
器P1を切開し、図2に断面図で示すように、開封状態と
すべく構成している。
【0029】図3に示すように、切開刃9の形状は、密
封容器P1を形成している積層合成樹脂製フィルム体の素
材及び硬さに応じて適宜の形状としてよく、特に、積層
合成樹脂製フィルム体が硬い場合には、図3(a)に示
す三角形状であるよりも、図3(b)に示すノコギリ歯
形状の方が容易に切開できるようである。
【0030】また、図4に示すように、1つのやや大き
めな切開刃9'を配設して密封容器P1を突き破りやすくし
てもよい。同切開刃9'で密封容器P1を突き破り、取出口
部材1を螺着させるべく回転させることによって、切開
刃9'の回転軌跡形状の開封開口を密封容器P1に形成する
ことができる。
【0031】さらには、図5に示すように、取出口部材
1'の下端部の略中央部に、先端を針のように尖らせた先
鋭突部10を配設し、同先鋭突部10で密封容器P1を突き破
って開封するとともに、先鋭突部10によって形成された
開口部分に取出口部材1'の端部11を挿入して、内容物を
取り出すべく構成してもよい。
【0032】また、図5に示す取出口部材1'には開閉コ
ック12を配設しており、同開閉コック12を回動させるこ
とによって開閉状態を切り替えるとともに、内容物の注
出量を調整可能すべく構成している。同取出口部材1'
は、密封容器P1の内容物がソースや醤油などの液体製品
である場合に、抽出量を調整しやすくするためのもので
ある。図5中の符号13は開閉コック12に形成した流通
路、符号14は延出状態に形成した注ぎ口である。
【0033】さらには、図6に示すように、取出口部材
1"の先端に、先端部分を矢先形状に尖らせた先鋭裂開板
24を複数枚立設して先鋭突部とし、同先鋭裂開板24で密
封容器P1を突き破りながら開封し、内容物を取り出すべ
く構成してもよい。特に、内容物が粉粒体である場合に
は、取出口部材1"による開封後、取出口部材1"を一旦取
り外して取出口部材1"の先端から先鋭裂開板24部分を切
り離し、同先鋭裂開板24によって粉粒体の取り出しが阻
害されることを防止して、再度取出口部材1"を取着して
もよい。
【0034】本実施例の取出口部材1,1',1" はプラスチ
ック製であるがプラスチックに限定するものではなく、
その他の素材としてもよい。特に、金属製とすることに
よって、同密封容器P1の開封をより容易に行うことがで
きる。あるいは、切開刃9,9'部分、先鋭突部10部分、及
び、先鋭裂開板24部分だけを金属製としてもよい。
【0035】また、取出口部材1,1',1" による密封容器
P1の開封をさらに行いやすくするために、図7に示すよ
うに、取出口部材1,1',1" によって開封すべく取出口部
材取着具5を配設した部分の密封容器P1の積層合成樹脂
製フィルム体に、ミシン目からなる裂開線15を配設して
もよい。
【0036】同ミシン目を積層合成樹脂製フィルム体に
貫通させて配設すると、密封容器P1を密封状態とするこ
とができないので、積層する合成樹脂製フィルム体のう
ち、少なくとも1層だけはミシン目を配設していないフ
ィルム体を積層し、密封状態を維持することができるよ
うにしている。
【0037】図7に示すように、密封容器P1に取着した
取出口部材取着具5の装着口6の略中心部分から放射状
となるように、複数の裂開線15を密封容器P1に配設して
おき、先鋭突部10を配設した取出口部材1'を取出口部材
取着具5に螺着する、あるいは、先鋭裂開板24を立設し
た取出口部材1"を取出口部材取着具5に螺着することに
よって、裂開線15部分で容易に密封容器P1を裂開して開
封することができる。裂開線15の配設形態は上述した放
射状に限定するものではなく、適宜の配設形態としてよ
い。
【0038】また、図8(a)に示すように、取出口部
材取着具5の上部にカバーシート16を貼着しておき、取
出口部材後付け密封容器A1の搬送中に誤って裂開線15部
分が裂開し、内容物が漏れ出ることを防止すべく構成し
てもよい。
【0039】取出口部材1,1',1" を取出口部材取着具5
に取着する際には、図8(b)に示すように、カバーシ
ート16を剥がしとって取出口部材1,1',1" を取着するこ
とにより、取出口部材1,1',1" による開封作業を確実に
行うことができる。
【0040】取出口部材1,1',1" には、同切開刃9,9'の
他端側に着脱自在に螺着した蓋体17を配設しており、取
出口部材1,1',1" によって開封状態とした密封容器P1
を、同蓋体17によって密閉可能とすべく構成している。
本実施例では、蓋体17を取出口部材1,1',1" に螺着すべ
く構成しているが、単に嵌着させる、あるいは、蓋体の
一端を取出口部材1,1',1" に枢着して回動自在とし、別
の一端部分を取出口部材1,1',1" に係着させることによ
って密封容器P1を密閉させるべく構成してもよい。
【0041】<第2実施例>図9は第2実施例の取出口
部材後付け密封容器A2の斜視図である。特に、図9
(a)は密封容器P2への取出口部材1の装着前の状態を
示すものであり、図9(b)は装着後の状態を示すもの
である。以下において第1実施例と同一符号の構成部分
は同じものを示しており、特に言及していない点に関し
ては第1実施例と同じである。
【0042】密封容器P2はペットボトルであり、内部に
内容物を密封状態に封入している。同密封容器P2に第1
実施例で説明した取出口部材取着具5を着設し、取出口
部材1,1',1" を装着することによって密封容器P2を開封
するとともに、同取出口部材1,1',1" を取出口としてい
る。ペットボトルは硬いので、切開刃9,9'部分、先鋭突
部10部分、及び、先鋭裂開板24部分だけでも金属製とし
ていることが望ましい。
【0043】取出口部材取着具5は、図10に縦断面図
で示すように、下面に両面テープからなる接着層18を配
設し、密封容器P2に取着可能としている。本実施例では
両面テープとしているが、両面テープに限定するもので
はなく、接着剤であってもよい。
【0044】密封容器P2に後付で取出口部材取着具5を
取着し、次いで、取出口部材1,1',1" を取着して切開刃
9,9'、先鋭突部10、または、先鋭裂開板24で密封容器P2
を切開して開封することにより、密封容器P2にあらかじ
め取出口を配設する必要がなく、同密封容器P2を搬送す
べく梱包する梱包形態を小さくすることができる。
【0045】本実施例では取出口部材取着具5を後付け
としているが、ペットボトルの成形加工時に取出口部材
取着具5を熱融着してもよいし、あるいは、取出口部材
取着具5形状の成形加工を行い、取出口部材1,1',1" を
取着可能としてもよい。
【0046】<第3実施例>図11は第2実施例の取出
口部材後付け密封容器A3の斜視図である。特に、図11
(a)は密封容器P3への取出口部材取着具5の装着前の
状態を示すものであり、図11(b)は密封容器P3への
取出口部材1の装着前の状態を示すものであり、図11
(c)は装着後の状態を示すものである。以下において
第1実施例と同一符号の構成部分は同じものを示してお
り、特に言及していない点に関しては第1実施例と同じ
である。
【0047】密封容器P3は、積層合成樹脂製フィルム
体、あるいは、単層合成樹脂製フィルム体からなる可撓
性袋であり、砂糖や塩、あるいは、小麦粉などの粉粒体
を入れているものである。
【0048】図11(a)に示すように、背面に接着層
18を配設した取出口部材取着具5(図10参照)を後付
で同密封容器P3に取着し、次いで、図11(b)に示す
ように、取出口部材取着具5に取出口部材1を取着する
だけで、切開刃9'で密封容器P3を開封して、所要量づつ
内容物を取り出すことができる。
【0049】内容物を所要量だけ取り出した後は、取出
口部材1 に蓋体17を取着するだけで密閉することがで
き、そのまま保管することができる。従って、保管用の
容器に別途移し替える必要がなく、取出口部材後付け密
封容器A3内が空になればそのまま廃棄処分することがで
きるので、利便性を向上させることができる。
【0050】さらに、図12に示すように、取出口部材
取着具5'を補助シート体19に取着し、補助シート体19を
密封容器P3に貼着することによって取出口部材取着具5'
を取着すべく構成してもよい。補助シート体19は剛性を
有していることが望ましく、厚紙や適宜の積層を施した
積層合成樹脂製フィルム体によって構成することが望ま
しい。
【0051】本実施例では、取出口部材1 は1つのやや
大きめな切開刃9'のものしか示していないが、上述した
その他の形状の取出口部材1,1'、 1"であってもよい。
【0052】図13に断面図で示すように、補助シート
体19の下面側には接着層20を配設しており、同接着層20
によって密封容器P3に貼着すべく構成している。接着層
20は両面テープとしてもよいし、適宜の接着剤を塗布し
ておいてもよい。取出口部材取着具5'の補助シート体19
への取着は接着剤による貼着や、熱融着など、適宜の方
法を使用して取着してよい。
【0053】図14は他の実施例の取出口部材取着具5"
を示すものであり、取出口部材取着具5"と補助シート体
19との接合強度を増加させるために、取出口部材取着具
5"の取着フランジ26を大きく形成したものである。符号
25は取出口部材取着具5"を補助シート体19に取着するた
めの接着層であり、上述したように、接着剤による貼着
や、熱融着など、適宜の方法を使用して取出口部材取着
具5"を補助シート体19に取着してよい。
【0054】密封容器P3に補助シート体19を貼着するこ
とによって、撓みやすい密封容器P3に剛性を付与する
ことができ、取出口部材1,1’,1” を取着する際
に密封容器P3に撓みが生じることを防止して、取出口部
材1の切開刃9,9'、先鋭突部10、または、先鋭裂開板24
による開封を確実に行うことができる。
【0055】さらに、図11〜図13に示すように、取
出口部材取着具5'の左右両側面にスライド溝21,21 を刻
設しておくことにより、図15に示すように、取着溝23
を形成した収納容器22の取着溝23にスライド溝21,21 を
合わせて差し込むことによって、自立可能でない密封容
器P3であっても起立状態にして使用することができる。
【0056】従って、取出口部材後付け密封容器A3の使
い勝手を向上させることができ、また、収納の際に場所
をとらずに収納することができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果を得るこ
とができる。
【0058】請求項1記載の本発明によれば、内容物を
密封状態に封入する密封容器に取出口部材取着具を配設
し、先端に開封手段を配設した取出口部材を取出口部材
取着具に取着することにより密封容器を開封することに
よって、密封容器を容易に開封することができるととも
に、開封と同時に取出口を取着することができ、内容物
の取り出しを容易に行うことができる。特に、取出口部
材取着具を介して取出口部材を取り付けているので、同
取出口部材取着具によって取出口部材の取付姿勢を常に
一定状態に維持することができる。
【0059】請求項2記載の本発明によれば、内容物を
密封状態に封入する密封容器に、内周面に雌ねじを形成
した装着口を有する取出口部材取着具を配設し、先端に
開封手段を配設するとともに、前記雌ねじと螺合する雄
ねじを形成した取出口部材を、取出口部材取着具の装着
口に螺着することにより密封容器を開封することによっ
て、取出口部材取着具と取出口部材との間に生じる隙間
を小さくすることができ、同隙間より内容物が漏れ出す
ことを防止することができる。また、螺着にともなう取
出口部材の回転によって、同取出口部材の先端に設けた
開封手段を回転させることができ、密封容器の開封をさ
らに容易に行うことができる。
【0060】請求項3記載の本発明によれば、取出口部
材に開閉自在の蓋体を配設したことによって、開封後に
も取出口部材後付け密封容器を密閉することができ、不
注意によって開封した取出口部材後付け密封容器から内
容物が漏出することを防止することができる。
【0061】請求項4記載の本発明によれば、密封容器
に内容物を封入した後に、取出口部材取着具を密封容器
に配設したことによって、どのような形態の密封容器で
あっても、取出口部材取着具を取着するだけで取出口部
材による開封を行うことができる。従って、あらかじめ
取出口を配設しておく必要がないので、密封容器の製造
コストを低減させることができる。
【0062】請求項5記載の本発明によれば、密封容器
に内容物を封入した後に、取出口部材取着具を配設した
補助シート体を密封容器に貼着することによって、補助
シート体によって取出口部材取着具の取着を強固に行う
ことができ、また、密封容器が撓むことを防止して、取
出口部材による開封作業を容易に行うことができる。
【0063】請求項6記載の本発明によれば、取出口部
材の先端に切開刃を配設して開封手段としたことによっ
て、取出口部材の装着とともに同切開刃によって密封容
器を切り開きながら開封することができるので、開封作
業を容易に行うことができる。
【0064】請求項7記載の本発明によれば、取出口部
材の先端に先鋭突部を配設して開封手段としたことによ
って、取出口部材の装着とともに同先鋭突部によって密
封容器を突き破りながら開封することができるので、開
封作業を容易に行うことができる。
【0065】請求項8記載の本発明によれば、取出口部
材取着具を配設した密封容器部分にあらかじめ裂開線を
配設していることによって、取出口部材による密封容器
の開封を容易に行うことができ、確実な開封開口を形成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の取出口部材後付け密封容器の斜視
図である。
【図2】第1実施例の取出口部材後付け密封容器の縦断
面図である。
【図3】蓋体を螺着した取出口部材の説明図である。
【図4】取出口部材の他の形態の説明図である。
【図5】取出口部材の他の形態の説明図である。
【図6】取出口部材の他の形態の説明図である。
【図7】第1実施例の取出口部材後付け密封容器の他の
実施例の斜視図である。
【図8】第1実施例の取出口部材後付け密封容器の他の
実施例の説明図である。
【図9】第2実施例の取出口部材後付け密封容器の斜視
図である。
【図10】後付け可能とした取出口部材取着具の縦断面
図である。
【図11】第3実施例の取出口部材後付け密封容器の斜
視図である。
【図12】他の実施例の取出口部材後付け密封容器の斜
視図である。
【図13】後付け可能とした取出口部材取着具の縦断面
図である。
【図14】他の実施例の後付け可能とした取出口部材取
着具の説明図である。
【図15】他の実施例の取出口部材後付け密封容器の使
用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3 取出口部材後付け密封容器 P1,P2,P3 密封容器 1,1',1" 取出口部材 2 前後壁 3 前後壁 4 底壁 5,5' 取出口部材取着具 6 装着口 7 雌ねじ 8 雄ねじ 9,9' 切開刃 17 蓋体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を密封状態に封入する密封容器に
    取出口部材取着具を配設し、先端に開封手段を配設した
    取出口部材を取出口部材取着具に取着することにより密
    封容器を開封することを特徴とする取出口部材後付け密
    封容器。
  2. 【請求項2】 内容物を密封状態に封入する密封容器
    に、内周面に雌ねじを形成した装着口を有する取出口部
    材取着具を配設し、先端に開封手段を配設するととも
    に、前記雌ねじと螺合する雄ねじを形成した取出口部材
    を、取出口部材取着具の装着口に螺着することにより密
    封容器を開封することを特徴とする取出口部材後付け密
    封容器。
  3. 【請求項3】 前記取出口部材に開閉自在の蓋体を配設
    したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の取
    出口部材後付け密封容器。
  4. 【請求項4】 密封容器に内容物を封入した後に、前記
    取出口部材取着具を密封容器に配設することを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の取出口部材後付
    け密封容器。
  5. 【請求項5】 密封容器に内容物を封入した後に、前記
    取出口部材取着具を配設した補助シート体を密封容器に
    貼着することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の取出口部材後付け密封容器。
  6. 【請求項6】 取出口部材の先端に切開刃を配設して開
    封手段としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の取出口部材後付け密封容器。
  7. 【請求項7】 取出口部材の先端に先鋭突部を配設し、
    開封手段としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の取出口部材後付け密封容器。
  8. 【請求項8】 前記取出口部材取着具を配設した密封容
    器部分に、あらかじめ裂開線を配設していることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の取出口部材
    後付け密封容器。
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