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JP2002003759A - インクジェット用記録インク - Google Patents

インクジェット用記録インク

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Publication number
JP2002003759A
JP2002003759A JP2000184619A JP2000184619A JP2002003759A JP 2002003759 A JP2002003759 A JP 2002003759A JP 2000184619 A JP2000184619 A JP 2000184619A JP 2000184619 A JP2000184619 A JP 2000184619A JP 2002003759 A JP2002003759 A JP 2002003759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
weight
jet recording
carbon atoms
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000184619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002003759A5 (ja
Inventor
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
Akiko Konishi
昭子 小西
Masayuki Koyano
正行 小谷野
Hitoshi Arita
均 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2000184619A priority Critical patent/JP2002003759A/ja
Publication of JP2002003759A publication Critical patent/JP2002003759A/ja
Publication of JP2002003759A5 publication Critical patent/JP2002003759A5/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 白色インクとして隠蔽性がよく、かつ信頼性
の高い水性のインクジェット用記録インクを提供する。 【課題】 着色剤とこれを溶解、または分散する有機溶
剤と水とからなり、着色剤として少なくとも1種の粒子
径0.01〜0.3μmの有機白色顔料及びこれを分散
する分散剤を含有したものである。又、定着付与剤とし
て自己製膜作用を有する樹脂エマルジョンを含有する。
さらには浸透性付与剤を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
用に適した水性インク、特に所謂普通紙に対するカラー
画像形成に有用なインク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェットプリンタ−は低騒
音、低ランニングコストといった利点から普及し、普通
紙印字可能なカラ−プリンタ−も市場に投入されてい
る。各社ともカラー画像の高画質化をはかり、濃淡イン
クによる写真画質の向上や、小液滴化による画質向上を
おこなっている。基準インクとしては黒、イエロ−、マ
ゼンタ、シアンの4色であるが、用途によってはオレン
ジ、グリーンといった特殊色を設けている場合もある。
【0003】特開平10−129014号公報には白イ
ンクと従来の4色インクの組み合わせでインクジェット
印刷画像の画質向上を行うための印刷方法が挙げられて
いる。しかしながら、ここでは白インクの組成について
は何ら検討されていない。白インクとしては特開昭59
―41370号公報に酸化チタンを着色剤として用いた
油性のインクジェット用インクが開示されているが、こ
れは工業用途に使用するものであって現状の水性インク
ジェットインクと併用するには好ましくない。
【0004】特開平8-48930号公報には有機白色
顔料を含有する筆記具用水性インクが開示されているが
体質顔料として使用するのみで、白色インクとしてまた
インクジェットに転用するには物性等が適合していなか
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の第1の
目的はインクジェットインクとして諸特性を満足し、白
色インクとして隠蔽性がよくかつ信頼性の高い水性のイ
ンクジェット記録インクを提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は浸透性の低い被記録
媒体に対して耐擦過性が改良された白色水性インクジェ
ット用記録インクを提供することにある。本発明の第3
の目的は繊維が表面に露呈しているいわゆるノンコート
紙に対する浸透性のある白色の水性インクジェット記録
用インクを提供することにある。本発明の第4の目的は
有機白色顔料として好ましい化合物構造を特定すること
にあり、これを用いることにより白色インクとしての隠
蔽性がよく信頼性の高いインクジェット記録用インクを
提供する。
【0007】本発明の第5の目的は有機白色顔料を従来
用いられている無機白色顔料と併用することで従来の白
色インクの保存安定性を改良するインクジェット記録用
インクを提供することにある。本発明の第6の目的は該
インクにおいて浸透性を高める目的で添加する好ましく
使用されるアニオン系界面活性剤の構造を特定すること
にある。これにより適度の紙への浸透性を制御すること
が可能な白色水性インクジェット記録用インクを提供す
る。
【0008】本発明の第7の目的は該界面活性剤の保存
安定性を向上させる対イオンの態様を提示することにあ
る。本発明の第8の目的は該インクにおいて浸透性を高
める目的で添加する好ましく使用されるノニオン系界面
活性剤の構造を特定することにある。これにより適度の
紙への浸透性を制御することが可能な白色水性インクジ
ェット記録用インクを提供する。本発明の第9の目的は
該インクにおいて浸透性を付与する目的で好適に用いら
れる有機溶剤の種類を特定することにある。これにより
適度の紙への浸透性を制御することが可能な白色水性イ
ンクジェット記録用インクを提供する。
【0009】本発明の第10の目的は該インクにおいて
該活性剤と該染料の相互作用を安定化し保存安定性と浸
透特性が改良された白色水性インクジェット用インクを
提供することにある。本発明の第11の目的は該インク
において顔料の分散安定性と紙への親和力を高めること
が可能な好適な湿潤剤を示すことにある。本発明の第1
2の目的は該インク組成物の保存安定性を得るために必
要なインクの物性値を提示することにある。本発明の第
13の目的は該インクを用いて良好に画像形成を行なう
記録方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】従来の酸化チタン等の無
機顔料を主として用いた白色顔料インクでは顔料の沈降
が著しく、隠蔽性と信頼性を両立することはその比重が
大きいため粒子径を小さくしても難しかった。これに対
し本発明では0.01〜0.3μmの有機白色顔料を用い
ることで隠蔽性と信頼性を両立することが可能となる水
性インクジェット用インクを得ることができた。
【0011】これは従来の酸化チタンの比重3.9に比べ
比重が有機白色顔料では1.5未満のものが得られるた
め、これを0.01から0.3μmの粒子径となるように界面
活性剤や高分子分散剤の存在下で分散することにより調
整し、インクを作製することで耐目詰まり性が格段に改
善されることが明らかになった。特に好ましく用いられ
る有機白色顔料としては下記一般式(I)で示される顔
料である。
【0012】
【化6】
【0013】(ただしRは水素原子または炭素数1〜4
のアルキルキまたは脂環式基を表す。R1〜R4は同一か
または異なる水素原子または炭素数1〜4の低級アルキ
ル基を表し、R1,R2またはR3、R4が窒素原子と共に
複素環式基を形成しても良い。Xは炭素数2、3の低級
アルキレン基を表す。) さらに具体的には前記(I)式のRとして、水素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基を置換基と
する化合物が使用できる。またR1、R2、R3、R4も水
素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基が
挙げられるが、R1とR2あるいはR3とR4が窒素原子と
共に複素環式基を形成してもよく、例えばピペリジル
基、モルホリノ基等を挙げることができる。Xはエチレ
ン基だけでなく、プロピレン基であって差し支えない。
【0014】一般式(I)で示される有機白色顔料の使
用量はインク全量に対して1〜10重量%が好ましい。
使用量が1重量%より少ないと十分な発色効果が得られ
ないし、また使用量が10%より多くなると粘度が高く
なりそのシステムにもよるが印字ができなくなる。上記
有機白色顔料は公知のエチレン−ビス―メラミン(商品
名シゲノックスOWP、ハッコールケミカル株式会社
製)が挙げられる。
【0015】
【化7】
【0016】また、本発明は紙への浸透性を高める目的
でアニオン系界面活性剤としてポリオキシエチレンアル
キルエーテル酢酸塩(II)、及び/または炭素鎖が5〜7
の分岐したアルキル鎖を有するジアルキルスルホ琥珀酸
(III)を添加することにより表面張力を50mJ/m2以下に低
下させ、インクと紙表面との濡れ性を向上し、繊維が露
呈したノンコートの紙に画像を形成することができる。
【0017】 R5−0−(CH2CH2O)mCH2COOM - - -(II) (ただしR5:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキ
ル基、m:3〜12 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
ホスホニウム、アルカノールアミン)
【0018】
【化8】
【0019】(ただしR6、R7:炭素数5〜7の分岐し
たアルキル基 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
ホスホニウム、アルカノールアミン) さらに本発明の該染料及び活性剤の対イオンとしてリチ
ウムイオン、及び下記一般式で示される第4級アンモニ
ウム、第4級ホスホニウムを用いることにより優れた溶
解安定性を示すことを見いだした。
【0020】
【化9】
【0021】(L:窒素またはリン、R8〜R11:水
素、炭素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル
基、ハロゲン化アルキル基) また本発明では非イオン系の界面活性剤としてポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルである一般式
(V)、アセチレングリコール系界面活性剤である一般
式(VI)の活性剤を添加することにより表面張力を50mJ
/m2以下に低下させ繊維が露呈したノンコートの紙に画
像を形成することができる。
【0022】これら活性剤(V)、(VI)に加え尿素及び
ヒドロキシエチル尿素、ジヒドロキシエチル尿素等の尿
素誘導体を添加すると染料と非イオン活性剤間の相互作
用を弱め染料の会合を緩和することで浸透性を向上させ
たり、吐出安定性、長期保存性を改良できることを見い
だした。これら尿素誘導体の添加量は0.1%から10%の
間で用いることが好ましい。0.1%以下では効果がなく
10%以上では水分蒸発時の粘度変化に影響を及ぼすこ
とがある。
【0023】なお、このインクのpHを6から11にす
ることによりインクの保存安定性が得られる。6未満で
は金属部材の腐食が発生しやすく、11を超えると樹脂
部材の変質を招く。ただし、pHが9以上では保存時に
(III)の活性剤では分解による物性変化が起こりやすい
ため(III)を用いる場合はpHを6〜9とすることが好まし
い。
【0024】本発明に用いることができる化合物(II)、
(III)の添加量は0.05〜10重量%の間でプリンタ
−システムにより要求されるインク特性に対し所望の浸
透性をあたえることが可能である。ここで0.05%以
下では十分な濡れ性が発現されず、10重量%以上添加
する場合は化合物自体が低温で析出しやすかったり、化
合物(I)の析出等も発生することがあり信頼性が悪くな
る。次に本発明に用いる界面活性剤(II)、(III)を具
体的に遊離酸型で示す。
【0025】
【化10】
【0026】本発明の水溶性染料及び、界面活性剤は保
存時の溶解安定性を得る目的、熱エネルギーを与えるこ
とにより吐出を行う記録方式での信頼を向上する目的で
対イオンをリチウム、ナトリウム、第4級アンモニウム
または第4級ホスホニウム、アルカノールアミンイオン
とする。例えばリチウム塩の場合は水酸化リチウムを添
加することにより行え、一般式(IV)の第4級アンモニ
ウム、ホスホニウム、アルカノ−ルアミン陽イオンに関
しては、具体的には以下に示す水酸化物を添加すること
により行われる。
【0027】
【化11】
【0028】(C25OH)3N・H+ (IV-9)トリエタノ−ルアミン陽イオン 尚、本発明において該染料及び活性剤の対イオンがすべ
てがナトリウム、リチウムおよび/または上記の一般式
(IV)の化合物である必要はなく、他のアルカリイオン
と混合することもできる。ナトリウム、リチウムおよび
/または上記一般式(IV)の化合物によるイオンの量
としては活性剤のモル数に対して30%以上,より好ま
しくは50%以上となるように添加されることが好まし
い。
【0029】本発明のインクは水を液媒体として使用す
るものであるが、インクを所望の物性にするため、イン
クの乾燥を防止するために、また、本発明の化合物の溶
解安定性を向上するため等の目的で下記の水溶性有機溶
媒を使用することができる。
【0030】エチレングリコ−ル、ジエチレングリコ−
ル、トリエチレングリコ−ル、ポリエチレングリコ−
ル、ポリプロピレングリコ−ル、1,5ペンタンジオー
ル、1、6ヘキサンジオ−ル、グリセロ−ル、1、2、
6−ヘキサントリオ−ル、1、2、4−ブタントリオ−
ル、1、2、3−ブタントリオ−ル、ペトリオール等の
多価アルコ−ル類、エチレングリコ−ルモノエチルエ−
テル、エチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ジエチ
レングリコ−ルモノメチルエ−テル、ジエチレングリコ
−ルモノエチルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノブ
チルエ−テル、テトラエチレングリコ−ルモノメチルエ
−テル、プロピレングリコ−ルモノエチルエ−テル等の
多価アルコ−ルアルキルエ−テル類、エチレングリコ−
ルモノフェニルエ−テル、エチレングリコ−ルモノベン
ジルエ−テル等の多価アルコ−ルアリ−ルエ−テル類;
N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−
2−ピロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチルイ
ミダゾリジノン、ε−カプロラクタム等の含窒素複素環
化合物;ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、ホル
ムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド
類;モノエタノ−ルアミン、ジエタノ−ルアミン、トリ
エタノ−ルアミン、モノエチルアミン 、ジエチルアミ
ン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキ
シド、スルホラン、チオジエタノ−ル等の含硫黄化合物
類、プロピレンカ−ボネ−ト、炭酸エチレン、γ−ブチ
ロラクトン等である。これらの溶媒は、水とともに単独
もしくは、複数混合して用いられる。
【0031】これらの中で特に好ましいものはジエチレ
ングリコ−ル、チオジエタノ−ル、ポリエチレングリコ
−ル200〜600、トリエチレングリコ−ル、グリセ
ロ−ル、1,2,6−ヘキサントリオ−ル、1、2、4
−ブタントリオ−ル、ペトリオール、1,5−ペンタン
ジオ−ル、N−メチル−2−ピロリドン,N−ヒドロキ
シエチルピロリドン、2−ピロリドン、1、3ジメチル
イミダゾリジノンであり、これらを用いることにより本
化合物の高い溶解性と水分蒸発による噴射特性不良の防
止に対して優れた効果が得られる。特に本発明において
化合物(I)の分散安定性を得るのに好ましい溶剤として
N−ヒドロキシエチル2ーピロリドン等のピロリドン誘
導体が挙げられる。
【0032】また、本発明の活性剤(II)、(III),
(V),(VI)以外で表面張力を調整する目的で添加される
浸透剤としてはジエチレングリコ−ルモノフェニルエ−
テル、エチレングリコ−ルモノフェニルエ−テル、エチ
レングリコ−ルモノアリルエ−テル、ジエチレングリコ
−ルモノフェニルエ−テル、ジエチレングリコ−ルモノ
ブチルエ−テル、プロピレングリコ−ルモノブチルエ−
テル、テトラエチレングリコ−ルクロロフェニルエ−テ
ル等の多価アルコ−ルのアルキル及びアリ−ルエ−テル
類、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック
共重合体、フッ素系界面活性剤、エタノ−ル、2−プロ
パノ−ル等の低級アルコ−ル類、ヘキサンジオール、2-
エチル−1,3ヘキサンジオール(オクタンジオール)
等の炭素数6以上のジオールが挙げられるが、特に好ま
しいのはジエチレングリコ−ルモノブチルエ−テル、ト
リエチレングリコールモノブチルエーテル、2―エチル
−1,3ヘキサンジオールである。本発明における表面
張力とは紙への浸透性を示す指標であり特に表面形成さ
れて1秒以下の短い時間での動的表面張力を示し、飽和
時間で測定される静的表面張力とは異なる。測定法とし
ては特開昭63−31237号公報等に記載の従来公知
の方法で1秒以下の動的な表面張力を測定できる方法で
あればいずれも使用できるが本発明ではWilhelmy式の吊
り板式表面張力計を用いて測定した。表面張力の値は5
0mN/m以下が好ましく、より好ましくは40mN/m以下と
すると優れた乾燥性が得られる。
【0033】本発明の有機白色顔料とともに他の有彩色
の着色剤を併用することもできる。着色剤としては一般
式(I)、(II)化合物の他、必要に応じて他の着色剤と混
合して用いることができる。用いられる水溶性染料とし
ては、カラ−インデックスにおいて酸性染料、直接性染
料、塩基性染料、反応性染料、食用染料に分類される染
料で耐水、耐光性が優れたものが用いられる。これらは
効果が疎外されない範囲で添加される。 これら染料を
具体的に挙げれば、酸性染料及び食用染料としてC.
I.アシッド.イエロ− 17,23,42,44,7
9,142 C.I.アシッド.レッド 1,8,13,14,1
8,26,27,35,37,42,52,82,8
7,89,92,97,106,111,114,11
5,134,186,249,254,289 C.I.アシッド.ブル− 9,29,45,92,2
49 C.I.アシッド.ブラック 1,2,7,24,2
6,94 C.I.フ−ド.イエロ− 3,4 C.I.フ−ド.レッド 7,9,14 C.I.フ−ド.ブラック 1,2 直接性染料として C.I.ダイレクト.イエロ−1,12,24,26,
33,44,50,86 ,120,132,142,
144 C.I.ダイレクト.レッド 1,4,9,13,1
7,20,28,31,39,80,81,83,8
9,225,227 C.I.ダイレクト.オレンジ 26,29,62,
102 C.I.ダイレクト.ブル− 1,2,6,15,
22,,25,71,76,79 86,87,90,98,163,165,199,2
02 C.I.ダイレクト.ブラック 19,22,32,3
8,51,56,71,74,75,77,154,1
68,171 塩基性染料として C.I.ベ−シック.イエロ− 1,2,11,1
3,14,15,19,21,23,24,25,2
8,29,32,36,40,41,45,49,5
1,53,63,64,65,67,70,73,7
7,87,91 C.I.ベ−シック.レッド 2,12,13,1
4,15,18,22,23,24,27,29,3
5,36,38,39,46,49,51,52,5
4,59,68,69,70,73,78,82,10
2,104,109,112 C.I.ベ−シック.ブル− 1,3,5,7,
9,21,22,26,35,41,45,47,5
4,62,65,66,67,69,75,77,7
8,89,92,93,105,117,120,12
2,124,129,137,141,147,155 C.I.ベ−シック.ブラック 2,8 反応性染料として C.I.リアクティブ.ブラック 3,4,7,11,
12,17 C.I.リアクティブ.イエロ− 1,5,11,1
3,14,20,21,22,25,40,47,5
1,55,65,67 C.I.リアクティブ.レッド 1,14,17,2
5,26,32,37,44,46,55,60,6
6,74,79,96,97 C.I.リアクティブ.ブル− 1,2,7,14,
15,23,32,35,38,41,63,80,9
5 等が使用できる。特に酸性染料及び直接性染料が好まし
く用いることができる。またインクジェット用に開発さ
れたゼネカ製染料も好ましく用いることができる。具体
的にはプロジェットファストシアン2、イエロー2、マ
ゼンタ2、ブラック2が挙げられる。
【0034】顔料としては、有機顔料としてアゾ系、フ
タロシアニン系、アントラキノン系、ジオキサジン系、
インジゴ系、チオインジゴ系、ペリレン系、イソインド
レノン系、アニリンブラック、アゾメチン系、ロ−ダミ
ンBレ−キ顔料、カ−ボンブラック等が挙げられ、無機
顔料として酸化鉄、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸
バリウム、水酸化アルミニウム、バリウムイエロ−、紺
青、カドミウムレッド、クロムイエロ−、金属粉が挙げ
られる。
【0035】また白色無機顔料としては酸化チタン及び
表面処理された酸化チタンが好ましく、その他亜鉛華、
鉛白、硫酸鉛、リポトン、硫化亜鉛、酸化アンチモン、
鉛亜鉛華、塩基性硫酸塩、珪酸鉛、酸化ジルコン、メタ
硼酸バリウム、パッチンソン白、マンガン白、酸化錫、
タングテン白、鉛酸カルシウム、あるいはその混合物を
適宜使用することも可能である。これらの無機白色顔料
の粒子径は0.05〜0.5μmとなるように分散しインク中
に1から10重量%含有することが好ましい。
【0036】本発明で用いられる顔料分散剤としては親
水性高分子として,天然系では、アラビアガム、トラガ
ンガム、グ−アガム、カラヤガム、ロ−カストビ−ンガ
ム、アラビノガラクトン、ペクチン、クインスシ−ドデ
ンプン等の植物性高分子、アルギン酸、カラギ−ナン、
寒天等の海藻系高分子、ゼラチン、カゼイン、アルブミ
ン、コラ−ゲン等の動物系高分子、キサンテンガム、デ
キストラン等の微生物系高分子、半合成系では、メチル
セルロ−ス、エチルセルロ−ス、ヒドロキシエチルセル
ロ−ス、ヒドロキシプロピルセルロ−ス、カルボキシメ
チルセルロ−ス等の繊維素系高分子、デンプングリコ−
ル酸ナトリウム、デンプンリン酸エステルナトリウム等
のデンプン系高分子、アルギン酸ナトリウム、アルギン
酸プロピレングリコ−ルエステル等の海藻系高分子、純
合成系では、ポリビニルアルコ−ル、ポリビニルピロリ
ドン、ポリビニルメチルエ−テル等のビニル系高分子、
非架橋ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸及びそのア
ルカリ金属塩、水溶性スチレンアクリル樹脂等のアクリ
ル系樹脂、水溶性スチレンマレイン酸樹脂、水溶性ビニ
ルナフタレンアクリル樹脂、水溶性ビニルナフタレンマ
レイン酸樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアル
コ−ル、β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物の
アルカリ金属塩、四級アンモニウムやアミノ基等のカチ
オン性官能基の塩を側鎖に有する高分子化合物、セラッ
ク等の天然高分子化合物等が挙げられる。
【0037】本発明のインクには上記着色剤、溶媒の他
に従来より知られている添加剤を加えることができる。
例えば、防腐防黴剤としてはデヒドロ酢酸ナトリウム、
ソルビン酸ナトリウム、2−ピリジンチオ−ル−1−オ
キサイドナトリウム、安息香酸ナトリウム、ペンタクロ
ロフェノ−ルナトリウム、等が本発明に使用できる。
【0038】pH調整剤としては、調合されるインクに
悪影響をおよぼさずにpHを7以上に調整できるもので
あれば、任意の物質を使用することができる。その例と
して、ジエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン等の
アミン、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等のアルカリ金属元素の水酸化物、水酸化アンモ
ニウム、第4級アンモニウム水酸化物、第4級ホスホニ
ウム水酸化物、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属の炭酸塩等が挙げられる。
【0039】キレ−ト試薬としては、例えば、エチレン
ジアミン四酢酸ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウ
ム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウ
ム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム、ウラミル
二酢酸ナトリウム等がある。
【0040】防錆剤としては、例えば、酸性亜硫酸塩、
チオ硫酸ナトリウム、チオジグリコ−ル酸アンモン、ジ
イソプロピルアンモニイウムニトライト、四硝酸ペンタ
エリスリト−ル、ジシクロヘキシルアンモニウムニトラ
イト等がある。その他目的に応じて水溶性紫外線吸収
剤、水溶性赤外線吸収剤、界面活性剤を添加することも
できる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例および比較
例を示す。 実施例1 具体例(VII)の化合物を分散剤スチレンアクリル重合
体の存在下で超音波ホモジェナイザーにて分散し粒子径
を0.1μm以下とし、この分散液を用いて下記処方の組
成物を撹袢溶解し作製し、pHが8.5になるように水
酸化リチウム10%水溶液にて調整し、これを0.45
μmのテフロン(登録商標)フィルタ−にて濾過しイン
ク1を作製した。
【0042】 具体例(VII)の化合物 5.5重量% 具体例(II−1)の化合物 0.8重量% スチレンアクリル酸重合体 0.4重量% グリセロ−ル 5重量% Nーヒドロキシエチルピロリドン 5重量% 2−エチル−1,3ヘキサンジオール 1重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例2 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にし、pHを
水酸化ナトリウムで8.8にしてインク2を調整した。
【0043】 具体例(VII)の化合物 4.0重量% 酸化チタン(粒子径0.1〜0.6ミクロン) 0.5重量% ポリアクリル酸 0.5重量% 1,2,6−ヘキサントリオール 4重量% 1,5−ペンタンジオ−ル 8重量% ジエチレングリコールモノブチルエーテル 5重量% 具体例(V)の活性剤 R12=C9H19、K=12 1.2重量% 具体例(III−1)25%水溶液 0.8重量% アルギン酸ナトリウム 0.05重量% 尿素 5重量% 2−ピリジンチオ−ル−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例3 具体例(VII)の化合物を分散剤としてスチレンアクリ
ル酸重合物のナトリウム塩を用いてナノマイザーを用い
て分散処理を行い分散液を得、実施例1と同様にして、
pHを水酸化リチウムで8.5にしてインク3を調整し
た。
【0044】 具体例(VII)の化合物 6重量% ジエチレングリコ−ル 5重量% グリセロ−ル 5重量% スチレンアクリル酸重合体 0.5重量% (V)の活性剤 R:C9H19 k:12 2重量% 具体例(III−3)25%水溶液 0.2重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例4 下記組成物を用いる以外は実施例3と同様にして、pH
を水酸化リチウムで9.5にしてインク4を調整した。
【0045】 具体例(VII)の化合物 5重量% エチレングリコ−ル 5重量% グリセロ−ル 2重量% 1,5−ペンタンジオール 8重量% 2−ピロリドン 2重量% アクリルエマルジョン(50%固形分) 4重量% ポリオキシエチレンポリオキシエチレンブロック共重合体 1重量% (VI)の活性剤 m、n=20 0.8重量% 具体例(III−4)25%水溶液 2重量% 尿素 5重量% 安息香酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例5 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化ナトリウムで7.8にしてインク5を調整し
た。
【0046】 ダイレクトイエロー132 2重量% 具体例(VII)の化合物 3.2重量% トリエチレングリコ−ル 5重量% ペトリオ−ル 10重量% N−メチルー2ーピロリドン 5重量% 具体例(IVー5)の活性剤 2重量% 具体例(III−2)25%水溶液 1.5重量% ヒドロキシエチル尿素 5重量% 2−ピリジンチオ−ル−1−オキサイドナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例6 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化リチウムで8にしてインク6を調整した。
【0047】 ピグメントレッド122 2重量% 具体例(VII)化合物 1.5重量% 2−ピロリドン 8重量% グリセロ−ル 7重量% (VII)活性剤 m+n=15 1重量% (VII)活性剤 m+n=0 1重量% 具体例(III−7)25%水溶液 2重量% ヒドロキシエチル尿素 5重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例7 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化リチウムで8にしてインク7を調整した。
【0048】 ピグメントブルー15:3 3重量% 具体例(VII)の化合物 3重量% N−メチル−2−ピロリドン 8重量% 1,5−ペンタンジオ−ル 8重量% 具体例(II-4)の活性剤 0.8重量% 安息香酸ナトリウム 0.5重量% イオン交換水 残量 実施例8 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化リチウムで7.5にしてインク8とした。
【0049】 キャボジェット300(キャボット製自己分散型カーボン分散液) 15重量% 具体例(VII)の化合物 1.0重量% チオジエタノ−ル 5重量% グリセロール 10重量% (V)の活性剤 R:C10H21 k:12 1.5重量% 安息香酸 ナトリウム 0.5重量% イオン交換水 残量 実施例9 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化リチウムで8にしてインク9とした。
【0050】 プロジェットファストシアン2(ゼネカ製染料) 3重量% 具体例(VII)の化合物 3重量% 2−ピロリドン 5.0重量% グリセロール 15.0重量% (VII)の活性剤 m+n=40 1.0重量% 具体例(IV−2)の活性剤 1.0重量% ペンタクロロフェノ−ルナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 実施例10 下記組成物を用いる以外は実施例1と同様にして、pH
を水酸化リチウムで8にしてインク9とした。
【0051】 プロジェットファストイエロー2(ゼネカ製染料) 2.0重量% 具体例 (VII)の化合物 1.0重量% 2ーピロリドン 5.0重量% グリセロール 15.0重量% (VII)の活性剤 m+n=40 2.0重量% 具体例(Vー2)の活性剤 1.0重量% デヒドロ酢酸ナトリウム 0.2重量% イオン交換水 残量 比較例1 実施例1において具体例(VII)の化合物に換えて酸化チ
タン(粒子径0.5〜1.3ミクロン)を用いた以外変
えた以外は同様にしてインク11とした。 比較例2 実施例2において具体例(VII)の化合物に変えて酸化チ
タン(粒子径0.8〜1.2ミクロン)を用いた以外は
同様にしてインク12とした。 比較例3 実施例3において具体例(VII)の化合物に変えて酸化
チタン(粒子径2ミクロン)とした以外は同様にしてイ
ンク13とした。 比較例4 実施例4において具体例(VII)の化合物に変えて表面処
理した酸化チタン(粒子径0.9〜1.5ミクロン)と
した以外は同様ににしてインク14して とした。
【0052】つぎに上記実施例1〜10及び比較例1〜
4について下記の試験を行った。 1)画像の鮮明性 サ−マルインクジェット方式のノズル径45μm、30
0dpiの128ノズルを有するインクジェットプリンタ
−及び積層PZTを液室流路の加圧に使用したノズル径
33μm、256のノズルを有するインクジェットプリ
ンタ−にて印字を行い、目視により鮮明性を判断した。
白インクに関しては印字用紙は市販の黒色、濃紺の上質
紙とインクジェットにて他の有彩色を印字した上質紙及
び、ホ゛ント゛紙、再生紙に重ねて印字し隠蔽せいを確認し
た。有彩色インクについては単色及び、2色重ねを上質
紙、ホ゛ント゛紙、再生紙に印字し鮮明性を評価した。いず
れの用紙についても問題ない場合を○、紙により適合し
ないものは△、いづれも対応できないものは×とした。 2)画像の耐水性 画像サンプルを30℃の水に1分間浸漬し処理前後の画
像濃度の変化をマクベス濃度計で測定し、下記の式にて
耐水性(耐色率%)を求めた。
【0053】 いづれの紙でも20%以下となったものを○、30%未
満を△、30%以上×とした。
【0054】3)画像の乾燥性 印字後の画像に一定条件で濾紙を押しつけインクが濾紙
に転写しなくなるまでの時間を測定した。
【0055】いずれの紙でも10秒以内で乾燥した場合
に○と判定した。それ以上を×とした。 4)保存安定性 各インクをポリエチレン容器に入れ、−20℃、5℃、
20℃、70℃でそれぞれの条件下で3カ月保存し、保
存後の表面張力、粘度、及び沈澱物析出の有無を調べ
た。どの条件で保存しても、物性等の変化がないものを
○とした。
【0056】5)印字休止時信頼性 ノズル径30μm128ノズルを有するPZTで駆動す
るヘッドを有するプリンタ−を使用し動作中にキャッ
プ、クリ−ニング等が行われないでどれだけ印字休止し
ても復帰できるかを調べ、どれだけの時間で噴射方向が
ずれるか、あるいは吐出液滴の重量が変化するかでその
信頼性を評価した結果を表に示す。特に問題なし○、滴
重量の変化小、噴曲がり小△、顕著な目詰まり発生×
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明によればインクジェットインクと
して諸特性を満足し、白色インクとして隠蔽性がよくか
つ信頼性の高い水性インクジェット記録インクが得ら
れ、これにより有彩色の紙に対しても色再現性をもった
記録が実施できる。本発明によれば浸透性の低い被記録
媒体に対して耐擦過性が改良された白色水性インクジェ
ット用記録インクを提供することでフィルムベースの有
彩色の被記録体に対しても記録が実施できる。
【0059】本発明によれば繊維が表面に露呈している
いわゆるノンコート紙に対する浸透性のある白色の水性
インクジェット記録用インクを提供することで乾燥時間
を短くし高速印字に対応させることができる。本発明に
よれば有機白色顔料として好ましい化合物構造を特定す
ることにより、これを用いることにより白色インクとし
ての隠蔽性がよく信頼性の高く長期間放置しても目詰ま
りの発生がない白色インクを提供することができ維持機
構に対する負荷を軽減できる。
【0060】本発明によれば有機白色顔料を従来用いら
れている無機白色顔料と併用することで従来の白色イン
クの保存安定性を改良することができ従来のシステムか
らの改良をスムーズに行うことができる。本発明によれ
ば該インクにおいて浸透性を高める目的で添加する好ま
しく使用されるアニオン系界面活性剤の構造を特定し、
これにより適度の紙への浸透性を制御することが可能な
白色水性インクジェット記録用インクを提供することで
より効率的に高速印字に対応することができる。
【0061】本発明によれば前記アニオン界面活性剤の
保存安定性を向上させる対イオンの態様を提示し、保存
性を確保し長期間休止後も安定に吐出する水性インクジ
ェット用インクを提供することができる。
【0062】本発明によれば該インクにおいて浸透性を
高める目的で添加する好ましく使用されるノニオン系界
面活性剤の構造を特定し、これにより適度の紙への浸透
性を制御することが可能な白色水性インクジェット記録
用インクを提供することでより効率的に高速印字に対応
することができる。本発明によれば該インクにおいて浸
透性を付与する目的で好適に用いられる有機溶剤の種類
を特定し、これにより適度の紙への浸透性を制御するこ
とが可能な白色水性インクジェット記録用インクを提供
し効率的に高速印字に対応することができる。
【0063】本発明によれば尿素誘導体を用いることで
該インクにおいて該活性剤と着色剤との相互作用を安定
化し保存安定性と浸透特性が改良された白色水性インク
ジェット用インクを提供することができる。本発明によ
れば該インクにおいてピロリドン誘導体を用いることで
顔料の分散安定性と紙への親和力を高めることができ
る。本発明によれば該インクのpHの範囲を特定するこ
とで保存安定性を得ることができる。
【0064】本発明によれば該インクを用いて良好に画
像形成を行なう記録方法を提供することができる。これ
により従来得ることのできなかった有彩色の紙への印字
や、階調性を向上したインクジェット記録を行うことが
可能となる。
フロントページの続き (72)発明者 小谷野 正行 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 有田 均 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FA03 FA04 FC02 2H086 BA52 BA55 BA59 4J039 AE07 BC12 BC13 BC33 BC37 BC50 BC52 BC54 BC56 BE01 BE12 BE15 BE22 BE28 CA06 EA18 GA24

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色剤とこれを溶解、または分散する有
    機溶剤と水とからなり、着色剤として少なくとも1種の
    粒子径0.01〜0.3μmの有機白色顔料及びこれを分散す
    る分散剤を含有したことを特徴とするインクジェット用
    記録インク。
  2. 【請求項2】 インクに定着付与剤として自己製膜作用
    を有する樹脂エマルジョンを含有したことを特徴とする
    請求項1記載のインクジェット用記録インク。
  3. 【請求項3】 インクにさらに浸透性付与剤を含有した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェッ
    ト記録用インク。
  4. 【請求項4】 有機白色顔料が一般式(I)で示される
    アルキレンビスメラミン誘導体であることを特徴とする
    請求項1、2又は3記載のインクジェット記録用イン
    ク。 【化1】 (ただし、Rは水素原子または炭素数1〜4のアルキル
    キまたは脂環式基を表す。R1〜R4は同一かまたは異な
    る水素原子または炭素数1〜4の低級アルキル基を表
    し、R1,R2またはR3、R4が窒素原子と共に複素環式
    基を形成しても良い。Xは炭素数2、3の低級アルキレ
    ン基を表す。)
  5. 【請求項5】 インクにおいて着色剤としてさらに無機
    白色顔料を添加したことを特徴とする請求項1,2、3
    又は4記載のインクジェット記録用インク。
  6. 【請求項6】 浸透性付与剤としてポリオキシエチレン
    アルキルエーテル酢酸塩(II)またはジアルキルスルホ琥珀
    酸塩(III)を添加したことを特徴とした請求項3記載の
    インクジェット記録用インク。 (ただし、R5−0−(CH2CH2O)mCH2COOM - - -(II) R5:炭素数6〜14の分岐してもよいアルキル基、
    m:3〜12 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
    ホスホニウム、アルカノールアミン) 【化2】 (ただし、R6、R7:炭素数5〜7の分岐したアルキル
    基 M:アルカリ金属イオン、第4級アンモニウム、第4級
    ホスホニウム、アルカノールアミン)
  7. 【請求項7】 化合物(II)、(III)の対イオンがナト
    リウム、リチウム及び/または 一般式(IV)で示さ
    れる第4級アンモニウム、第4級ホスホニウム、アルカ
    ノ−ルアミン陽イオンであることを特徴とした請求項6
    記載のインクジェット記録用インク。 【化3】 (ただし、L:窒素またはリン、R8〜R11:水素、炭
    素数1〜4のアルキル基、ヒドロキシアルキル基、ハロ
    ゲン化アルキル基)
  8. 【請求項8】 浸透性付与剤として下記一般式(V)、(V
    I)の界面活性剤を含有することを特徴とした請求項2記
    載のインクジェット記録用インク。 【化4】 (ただし、R12は分岐しても良い6〜14の炭素鎖
    k:5〜12) 【化5】 (ただし、m,nは0〜40)
  9. 【請求項9】浸透性付与剤として多価アルコールアルキ
    ルエーテル、炭素数6以上のジオールを含有したことを
    特徴とする請求項2,3,4、5、6,7又は8記載の
    インクジェット記録用インク。
  10. 【請求項10】 水性インクが尿素及び尿素誘導体を含
    有することを特徴とした請求項8記載のインクジェット
    記録用インク。
  11. 【請求項11】 湿潤剤としてピロリドン誘導体が少な
    くとも1種含有されたことを特徴とする請求項1、2、
    3、4、5、6、7,8、9又は10項記載のインクジ
    ェット記録用インク。
  12. 【請求項12】 pHが6以上11以下に調整されたこと
    を特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
    9、10又は11記載のインクジェット記録用インク。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12のいずれかに
    記載のインクを熱エネルギ−または機械エネルギ−によ
    り微小な液滴として飛翔させ,単独または他の色相の液
    滴と同一箇所に重ねて、ステキヒトサイズ度が3秒以上
    の被記録剤に付着せしめることにより画像形成をする記
    録方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007099833A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Fujifilm Corp インクジェット用インク組成物
JP2013194150A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Seiko Epson Corp インクジェット用白色インク
JP2021127395A (ja) * 2020-02-14 2021-09-02 御国色素株式会社 インクジェット用インク

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