JP2001342349A - オイルブリード性シリコーンゴム組成物 - Google Patents
オイルブリード性シリコーンゴム組成物Info
- Publication number
- JP2001342349A JP2001342349A JP2000167160A JP2000167160A JP2001342349A JP 2001342349 A JP2001342349 A JP 2001342349A JP 2000167160 A JP2000167160 A JP 2000167160A JP 2000167160 A JP2000167160 A JP 2000167160A JP 2001342349 A JP2001342349 A JP 2001342349A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- organopolysiloxane
- parts
- composition
- bleed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
組成物 100重量部、(B)比表面積が50m2/g
以上の微粉末シリカ 1〜100重量部、(C)
フェニル基含有量がケイ素原子に結合した全有機基の2
3モル%以上のオルガノポリシロキサンとフェニル基含
有量がケイ素原子に結合した全有機基の3モル%以上2
3モル%未満のオルガノポリシロキサンとを併用してな
るブリードオイル
0.5〜20重量部を含有することを特
徴とするオイルブリード性シリコーンゴム組成物。 【効果】 本発明によれば、オイルブリード性が十分で
あり、かつ成型時に金型汚れが少ないオイルブリード性
シリコーンゴム組成物が得られる。
Description
イルがブリードし、かつ成型時に金型汚れの少ないオイ
ルブリード性シリコーンゴム組成物に関する。
シリコーンゴムはその優れた耐熱性、耐候性、耐久性、
電気特性から建築材料、電気、電子部品、自動車部品、
OA機器部品など様々な分野で広く使用されている。そ
の中で、自動車部品としては、オイルシール、コネクタ
ー部のパッキンやゴム栓、O−リング、ダイヤフラム、
ディストリビューター用グロメット等に使用されてお
り、特にコネクター部、ディストリビューター用グロメ
ットの分野においては、組立の際の作業性や、装着した
後の密閉性、防水性、絶縁性を追求した結果、成型品表
面にオイルがブリードするオイルブリード性シリコーン
ゴムが有効であることが認められ、かかるオイルブリー
ド性シリコーンゴムが広く用いられている。この場合、
ブリードオイルとしては、フェニル基を含有し、粘度が
100〜500cpsのシリコーンオイルが用いられて
いる。
ム成型品は、圧縮成型、移送成型、射出成型等の一般の
ゴム成型法によって所望の形状に成型し、次いで常法に
従って加硫硬化させることによって得ることができる
が、成型品形状が複雑に入り組んでいることが多く、ま
た成型品形状が小さく、一度の成型で数十個から数百個
の成型品を作ることが多いため、同一金型で成型を繰り
返すことによりブリードしたオイルが金型表面で固着す
るなどの理由で金型汚れが発生し、このため成型品に曇
りや欠けなどが発生し、不良率が高くなってしまう。
量を減らすと成形物表面のブリード量が小さくなり、組
立時の挿入性や防水性などの機能が低下してしまうだけ
でなく、金型からの脱型性が悪くなり、生産性の低下と
いった問題も生じてしまう。これらを回避するために金
型表面に離型剤を塗布したり、シリコーンゴム組成物中
に離型剤を添加するといった方法も行われるが、これら
離型剤が汚れの原因となってしまう例も少なくない。
を洗浄する方法もあるが、生産ラインにおいて成型に使
用している金型を洗浄するには、成型機から取り外し、
室温まで冷却した後、薬品、溶剤等で洗浄し、再度成型
機に組み込み、金型温度が成型温度で安定するまで放置
する必要があり、生産の大きな妨げになる。
の水酸基とフェニル基を含有するブリードオイルを配合
したオイルブリード性シリコーンゴム組成物が提案さ
れ、特開平6−93186号公報には2種類のブリード
オイルを配合したオイルブリード性シリコーンゴム組成
物が提案されているが、これらもまたオイルブリード
性、金型汚れ性を十分満足するものではない。
で、特に成型時に金型汚れが少なく、成形物のオイルブ
リード性が十分であるオイルブリード性シリコーンゴム
組成物を提供することを目的とする。
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結
果、(A)熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物、
(B)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ、
(C)フェニル基含有量がケイ素原子に結合した全有機
基の23モル%以上のオルガノポリシロキサンとフェニ
ル基含有量がケイ素原子に結合した全有機基の3モル%
以上23モル%未満のオルガノポリシロキサンとを併用
してなるブリードオイルを配合したオイルブリード性シ
リコーンゴム組成物を用いることにより、成形物のオイ
ルブリード性が十分であり、かつ成型時に金型汚れが少
ないことを見出した。
は、粘度が100〜500cpsのシリコーンオイルで
あり、フェニル基を10〜50モル%程度含有するもの
であるが、このフェニル基含有量の多いものはブリード
しやすいが金型汚れも多く、フェニル基含有量の少ない
ものは金型汚れを生じないがブリード性が悪いものであ
ったが、ブリードオイルとして上述したフェニル基含有
量の異なる特定の2種又はそれ以上のフェニル基含有シ
リコーンオイルを添加することにより、成形物のオイル
ブリード性が十分であり、かつ成型時に金型汚れが少な
いことを見出し、本発明をなすに至ったものである。
ンゴム組成物を提供する。
本発明の(A)成分に係る熱硬化性オルガノポリシロキ
サン組成物としては、付加反応硬化型オルガノポリシロ
キサン組成物又は有機過酸化物硬化型オルガノポリシロ
キサン組成物とすることが好ましく、この場合、付加反
応硬化型オルガノポリシロキサン組成物は、 (1)1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有し、 アルケニル基を除くケイ素原子に結合した全有機基の95%以上がメチル基であ るオルガノポリシロキサン 100重量部、 (2)下記平均組成式(2) R2 bHcSiO(4-b-c)/2 (2) (式中、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。bは 0.7〜2.1、cは0.001〜1.0であり、かつb+cは0.8〜3.0 を満足する正数である。) で示される常温で液体のオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部、 (3)付加反応触媒 触媒量 からなるものであることが好ましく、有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサ ン組成物は、 (i)1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオ ルガノポリシロキサン 100重量部、 (ii)有機過酸化物 触媒量 からなるものであることが好ましい。
キサン組成物の(1)成分の1分子中に平均2個以上の
ケイ素原子に結合したアルケニル基を含有し、アルケニ
ル基を除くケイ素原子に結合した全有機基(即ち、ケイ
素原子に結合した非置換又は置換の一価炭化水素基)の
95%以上がメチル基であるオルガノポリシロキサンと
しては、下記平均組成式(1)で示されるものを用いる
ことができる。
好ましくは1〜8の非置換又は置換一価炭化水素基であ
り、aは1.5〜2.8、好ましくは1.8〜2.5、
より好ましくは1.95〜2.05の範囲の正数であ
る。)
非置換又は置換の一価炭化水素基としては、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
ネオペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、オク
チル基、ノニル基、デシル基等のアルキル基、フェニル
基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のアリール
基、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル
基等のアラルキル基、ビニル基、アリル基、プロペニル
基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、シ
クロヘキセニル基、オクテニル基等のアルケニル基や、
これらの基の水素原子の一部又は全部をフッ素、臭素、
塩素等のハロゲン原子、シアノ基等で置換したもの、例
えばクロロメチル基、クロロプロピル基、ブロモエチル
基、トリフロロプロピル基、シアノエチル基等が挙げら
れる。
はアルケニル基であることが必要である。なお、アルケ
ニル基の含有量は、ケイ素原子に結合する全有機基中
(即ち、前記平均組成式(1)におけるR1としての非
置換又は置換の一価炭化水素基中)0.001〜20モ
ル%、特に0.01〜10モル%とすることが好まし
い。このアルケニル基は、分子鎖末端のケイ素原子に結
合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結合していて
も、両者に結合していてもよいが、組成物の硬化速度、
硬化物の物性等の点から、本発明で用いるオルガノポリ
シロキサンは、少なくとも分子鎖末端のケイ素原子に結
合したアルケニル基を含んだものであることが好まし
い。
ンは、アルケニル基を除くケイ素原子に結合する全有機
基(即ち、非置換又は置換の一価炭化水素基)中のうち
95モル%以上(通常、95〜100モル%、特に98
〜100モル%)がメチル基であることが好ましい。
常は、主鎖がジオルガノシロキサン単位(R1 2SiO
2/2)の繰り返しからなり、分子鎖両末端がトリオルガ
ノシロキシ基(R1 3SiO1/2)で封鎖された基本的に
は直鎖構造を有するジオルガノポリシロキサンである
が、部分的には分岐状の構造、環状構造などであっても
よい。
サンの重合度(あるいは粘度)には特に制限がなく、室
温(25℃)で液状の低重合度のものから、生ゴム状
(ガム状)の高重合度のものまで使用可能であるが、通
常、平均重合度(重量平均重合度)50〜20,00
0、好ましくは100〜10,000、より好ましくは
100〜8,000程度のものが使用される。この平均
重合度が50未満では、硬化物としてゴム物性が不十分
となる場合がある。
法によって製造することができる。この製造方法とし
て、例えば、オルガノシクロポリシロキサンとヘキサオ
ルガノジシロキサンとをアルカリ又は酸触媒の存在下に
平衡化反応を行うことによって得ることができる。
ンポリシロキサンは、下記平均組成式(2) R2 bHcSiO(4-b-c)/2 (2) (式中、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価
炭化水素基である。bは0.7〜2.1、cは0.00
1〜1.0であり、かつb+cは0.8〜3.0を満足
する正数である。)で示され、常温で液体のオルガノハ
イドロジェンポリシロキサンである。
置換又は非置換の一価炭化水素基であり、このR2とし
ては、上記式(1)中のR1と同様の基を挙げることが
できるが、脂肪族不飽和基を有さないものが好ましい。
bは0.7〜2.1、cは0.001〜1.0で、かつ
b+cは0.8〜3.0を満足する正数であり、好まし
くはbは1.0〜2.0、cは0.01〜1.0、b+
cは1.5〜2.5である。
ンは、1分子中に少なくとも2個、好ましくは3個以上
のSiH基を含有することが好ましく、これらのSiH
基は、分子鎖末端、分子鎖途中のいずれに位置していて
もよく、またこの両方に位置するものであってもよい。
また、このオルガノハイドロジェンポリシロキサンの分
子構造は、直鎖状、環状、分岐状、三次元網状構造のい
ずれであってもよいが、1分子中のケイ素原子の数(又
は重合度)は通常2〜300個、好ましくは4〜150
個程度の室温(25℃)で液状のものが望ましい。
ロキサンとして具体的には、例えば、1,1,3,3−
テトラメチルジシロキサン、メチルハイドロジェンシク
ロポリシロキサン、メチルハイドロジェンシロキサン・
ジメチルシロキサン環状共重合体、両末端トリメチルシ
ロキシ基封鎖メチルハイドロジェンポリシロキサン、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メ
チルハイドロジェンシロキサン共重合体、両末端ジメチ
ルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメチルポリシロキサ
ン、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封鎖ジメ
チルシロキサン・メチルハイドロジェンシロキサン共重
合体、両末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロ
ジェンシロキサン・ジフェニルシロキサン共重合体、両
末端トリメチルシロキシ基封鎖メチルハイドロジェンシ
ロキサン・ジフェニルシロキサン・ジメチルシロキサン
共重合体、両末端ジメチルハイドロジェンシロキシ基封
鎖メチルハイドロジェンシロキサン・ジメチルシロキサ
ン・ジフェニルシロキサン共重合体、(CH3)2HSi
O1/2単位と(CH3)3SiO1/2単位とSiO4/2単位
とからなる共重合体、(CH3)2HSiO1/2単位とS
iO4/2単位とからなる共重合体、(CH3)2HSiO
1/2単位とSiO4/2単位と(C6H5)3SiO1 /2単位と
からなる共重合体などが挙げられる。
ンの配合量は、(1)成分のオルガノポリシロキサン1
00重量部に対して0.1〜50重量部、特に0.2〜
30重量部とすることが好ましい。また、(2)成分の
オルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(1)成分
中のケイ素原子に結合したアルケニル基1モルに対し
て、(2)成分中のケイ素原子に結合した水素原子(S
iH基)の量が0.5〜5モル、特に0.8〜2.5モ
ル程度となる量で配合することもできる。
黒、塩化第2白金、塩化白金酸、塩化白金酸と1価アル
コールとの反応物、塩化白金酸とオレフィン類との錯
体、白金ビスアセトアセテート等の白金系触媒、パラジ
ウム系触媒、ロジウム系触媒などの白金族金属触媒が挙
げられる。なお、この付加反応触媒の配合量は触媒量と
することができ、通常、白金族金属として0.5〜10
00ppm、特に1〜500ppmとすればよい。
成物は、上記(1),(2),(3)成分にて構成され
る。
ロキサン組成物の(i)成分の1分子中に平均2個以上
のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオルガノ
ポリシロキサンとしては、上記平均組成式(1)で示さ
れるものを用いることができ、上記(1)成分と同様の
ものを使用することができる。
は、従来公知のものを使用することができ、例えばベン
ゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパ
ーオキサイド、p−メチルベンゾイルパーオキサイド、
o−メチルベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクミ
ルパーオキサイド、2,5−ジメチル−ビス(2,5−
t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジ−t−ブチルパー
オキサイド、t−ブチルパーベンゾエート、1,1−ビ
ス(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシ
クロヘキサン、1,6−ビス(t−ブチルパーオキシカ
ルボキシ)ヘキサン等が挙げられる。
常、(i)成分のオルガノポリシロキサン100重量部
に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜2重
量部とすることができる。
ン組成物は、上記(i),(ii)成分にて構成され
る。
化性オルガノポリシロキサン組成物に、(B)成分とし
て、シリカ系充填剤(微粉末シリカ)を配合する。本発
明のシリカ系充填剤は、BET法による比表面積が50
m2/g以上であり、通常、50〜500m2/g、好ま
しくは100〜400m2/gである。
は、1〜100nm、好ましくは5〜50nmであるこ
とが望ましい。なお、この平均粒子径は、例えばレーザ
ー光回折法等の分析手段を使用した粒度分布計により、
重量平均値又はメディアン径等として求めることができ
る。
ばヒュームドシリカ、焼成シリカ、沈降シリカ等が挙げ
られ、これらは1種単独でも2種以上を組み合わせて用
いてもよい。また、これらのシリカ系充填剤は、その表
面を例えばメチル基、ビニル基等を有するオルガノシラ
ン、鎖状オルガノポリシロキサン、環状オルガノポリシ
ロキサン、ヘキサメチルジシラザン、ジビニルテトラメ
チルジシラザン等のオルガノシラザンなどによって処理
されたものでもよい。
ガノポリシロキサン100重量部に対して1〜100重
量部の割合であり、好ましくは2〜80重量部である。
配合量が多すぎる場合又は少なすぎる場合には、得られ
るシリコーンゴム組成物の加工性が低下し、また、その
シリコーンゴムを硬化して得られる硬化物が十分な引っ
張り強度、引き裂き強度などの機械的強度を有しなくな
る。
ルは、ゴム組成物が硬化後、成型品からブリードするこ
とにより、組立の際の作業性や、密閉性、防水性などの
性能を付与するもので、フェニル基含有量が異なる2種
以上のフェニルオイル、即ち(C−1)フェニル基含有
量がケイ素原子に結合した全有機基の23モル%以上の
オルガノポリシロキサンと(C−2)フェニル基含有量
がケイ素原子に結合した全有機基の3モル%以上23モ
ル%未満のオルガノポリシロキサンとを併用して配合す
ることにより、金型汚れが少なく、かつ十分なオイルブ
リード性を得ることができる。
(C−1),(C−2)は、いずれも下記平均組成式
(3) R3 dSiO(4-d)/2 (3) (式中、R3は非置換又は置換一価炭化水素基であり、
dは1.8〜2.5、特に1.9〜2.2の正数であ
る。)で示されるもので、主鎖が基本的にジオルガノシ
ロキサン単位(R3 2SiO2/2)の繰り返しからなり、
分子鎖両末端がトリオルガノシロキシ基(R3 3SiO1/
2)で封鎖された、直鎖状のジオルガノポリシロキサン
であることが好ましい。この場合、R3は炭素数1〜1
2の基であることが好ましく、R1と同様の基を挙げる
ことができるが、上記オルガノポリシロキサン(C−
1)の場合は、R1の23モル%以上、好ましくは23
〜90モル%、更に好ましくは25〜70モル%がフェ
ニル基であり、また残余のR1はアルキル基が好まし
く、特にメチル基であることが好ましい。一方、オルガ
ノポリシロキサン(C−2)の場合は、R 1の3モル%
以上23モル%未満、好ましくは5〜22モル%、更に
好ましくは8〜21モル%がフェニル基であり、また残
余のR1はアルキル基が好ましく、特にメチル基である
ことが好ましい。なお、フェニル基は分子鎖末端のケイ
素原子に結合していても、分子鎖途中のケイ素原子に結
合していても、両者に結合していてもよいが、特に分子
鎖途中のケイ素原子に結合したものであることが好まし
く、分子鎖末端のトリオルガノシロキシ基は、トリメチ
ルシロキシ基等のトリアルキルシロキシ基であることが
好ましい。なお、分子鎖末端のケイ素原子に結合するフ
ェニル基は、ジフェニルメチルシロキシ基((C6H5)
2(CH3)SiO1/2)として、また、分子鎖途中のケ
イ素原子に結合するフェニル基は、ジフェニルシロキサ
ン単位((C6H5)2SiO2/2)として存在するもので
あることがオイルブリード性、耐金型汚れ性等の点で好
ましい。また、これらオルガノポリシロキサン(C−
1),(C−2)はいずれも1分子中にケイ素原子に結
合した水酸基(即ち、シラノール基)やケイ素原子に結
合した塩素原子などを含有しないものであることがオイ
ルブリード性の点で好ましい。
び(C−2)の粘度は、ブリード性の点からいずれも1
0〜1000cps(25℃)、好ましくは50〜70
0cps、更に好ましくは100〜500cpsである
ことが望ましく、また重合度(即ち、1分子中のケイ素
原子の数)としては、同様の理由により5〜200個、
好ましくは10〜100個程度であることが望ましい。
オルガノポリシロキサン(C−1),(C−2)の粘度
が10cps未満あるいは重合度が5未満では成形物と
の相溶性が高くなりブリード性が不十分となるおそれが
あり、1000cpsを超えるか、あるいは重合度が2
00を超えると初期のブリード性が悪くなる場合があ
り、またブリードしたオイルにより表面がべたつくとい
う問題も生じてしまうおそれがある。
1),(C−2)を併用してなるブリードオイルの配合
量は、(A)成分100重量部に対し0.5〜20重量
部、好ましくは1〜10重量部である。配合量が0.5
重量部より少ないとブリード性が得られず、20重量部
より多いと金型汚れがひどくなるばかりか、ゴム自体の
物性にも悪影響を及ぼしてしまう。
種のオイルの配合割合は、重量比率で、高フェニルオイ
ル(フェニル基含有量が全有機基の23モル%以上のオ
ルガノポリシロキサン)/低フェニルオイル(フェニル
基含有量が全有機基の3モル%以上23モル%未満のオ
ルガノポリシロキサン)=5/95〜95/5、更に好
ましくは、10/90〜90/10であることが好まし
い。高フェニルオイルが5重量%未満ではブリード性が
不十分となる場合があり、高フェニルオイルが95重量
%より多いと金型汚れが発生してしまうおそれがある。
なお、これら以外のブリードオイルを併用することも差
し支えない。
組成物には、上述した成分のほか、シラノール基含有の
重合度が100以下の低分子量ジメチルシロキサン、シ
ラノール基含有シラン、アルコキシ基含有シラン、ヘキ
サアルキルジシラザンなどの分散剤、珪藻土、石英粉
末、溶融石英粉末、クレー、アルミナ、タルク等の無機
質充填剤、ベンガラ、酸化チタン、酸化セリウム、酸化
亜鉛、炭酸亜鉛、炭酸カルシウム、水酸化カルシウム、
炭酸マグネシウム、酸化マグネシウムなどの耐熱、耐油
性向上剤、カーボンブラック、群青などの着色のための
顔料、離型剤、その他通常のシリコーンゴム組成物に添
加される添加剤を用途等に応じ適宜配合することができ
る。
た成分を二本ロール、バンバリーミキサー、ドウミキサ
ー(ニーダー)などのゴム混練り機を用いて均一に混合
して、必要に応じて加熱処理を施すことにより得ること
ができる。
シリコーンゴム組成物は、圧縮成型、移送成型、射出成
型等の一般のゴム成型法に準じて所望の形状に成型で
き、次いで常法に従って加硫硬化させることによって成
型品とすることができる。
分であり、かつ成型時に金型汚れが少ないオイルブリー
ド性シリコーンゴム組成物が得られる。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、下記の例において部は重量部を示
す。
ルシリル基で封鎖された(CH3)2SiO単位99.8
75モル%と(CH2=CH)(CH3)SiO単位0.
125モル%からなる粘度が10,000,000cp
sのオルガノポリシロキサン100部、沈降シリカ(日
本シリカ(株)製、商品名:ニプシルLP、BET法に
よる比表面積190m2/g)40部、及び分散剤とし
て両末端にシラノール基を有し、平均重合度が13、2
5℃での粘度が15cpsであるジメチルポリシロキサ
ン4部を加えて均一に混練りし、150℃で4時間熱処
理した後、二本ロールで釈解し、可塑化してシリコーン
ゴムコンパウンド(A)を得た。
部に、ブリードオイル(a)〔主鎖の繰り返し単位がジ
メチルシロキサン単位及びジフェニルシロキサン単位か
らなり、25℃の粘度が180cpsで重合度(1分子
中のケイ素原子の数)が28のフェニル基含有量10モ
ル%の両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチ
ルフェニルポリシロキサン〕5部、及びブリードオイル
(b)〔主鎖の繰り返し単位がジメチルシロキサン単位
及びジフェニルシロキサン単位からなり、25℃の粘度
が440cpsで重合度が10のフェニル基含有量60
モル%の両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメ
チルフェニルポリシロキサン〕3部の各種成分を二本ロ
ールで配合した。この配合物100部に2,5−ジメチ
ル−2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキ
サン0.4部を二本ロールで配合してオイルブリード性
シリコーンゴム組成物を得た。この組成物を用い、金型
汚れ試験、オイルのブリード具合の確認を行い、結果を
表1に記した。
mの円盤状成型品を成型する圧縮成型金型を用い、上記
組成物を175℃で3分間の加圧成型を行った。これを
100回繰り返した後の金型表面の汚れ具合を観察し
た。
汚れ試験で成型した成型品について、200℃で2時間
二次加硫した後、1時間室温放置後の成形品表面のオイ
ルブリード具合を目視で観察する(成形直後ブリード
性)と共に、成形品を3日間室温放置後、表面ブリード
オイルを拭き取り、更に1日室温放置後の成型品表面の
オイルブリード具合を、成形後経時ブリード性として目
視観察した。
ンパウンド(A)100部に、実施例1のブリードオイ
ル(a)5部、及びブリードオイル(c)〔主鎖の繰り
返し単位がジメチルシロキサン単位及びジフェニルシロ
キサン単位からなり、25℃の粘度が380cpsで重
合度が20のフェニル基含有量28モル%の両末端がト
リメチルシロキシ基で封鎖されたメチルフェニルポリシ
ロキサン〕3部の各種成分を二本ロールで配合した。こ
の配合物100部に2,5−ジメチル−2,5−ジ(タ
ーシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン0.4部を二本
ロールで配合してオイルブリード性シリコーンゴム組成
物を得た。この組成物を用い、実施例1と同様に金型汚
れ試験、オイルのブリード具合の確認を行い、結果を表
1に記した。
ンパウンド(A)100部に、ブリードオイル(d)
〔主鎖の繰り返し単位がジメチルシロキサン単位及びジ
フェニルシロキサン単位からなり、25℃の粘度が22
0cpsで重合度が13のフェニル基含有量20モル%
の両末端がトリメチルシロキシ基で封鎖されたメチルフ
ェニルポリシロキサン〕6部、及び実施例2のブリード
オイル(c)3部の各種成分を二本ロールで配合した。
この配合物100部に2,5−ジメチル−2,5−ジ
(ターシャリーブチルパーオキシ)ヘキサン0.4部を
二本ロールで配合してオイルブリード性シリコーンゴム
組成物を得た。この組成物を用い、実施例1と同様に金
型汚れ試験、オイルのブリード具合の確認を行い、結果
を表1に記した。
である両末端がジメチルビニルシロキシ基で封鎖された
ジメチルポリシロキサン(B)70部、水2部、ヒュー
ムドシリカ(日本アエロジル製、商品名:アエロジル3
00、BET法による比表面積300m2/g)25
部、ヘキサメチルジシラザン5部をニーダーミキサーで
配合した。配合後、30分間混練を続け、更に約150
℃で混練を2時間続けた。室温冷却後、ポリシロキサン
(B)30部を添加混合し、更に粘度が500cpsで
ケイ素原子に結合するビニル基が全有機基の1.65モ
ル%であるジメチルポリシロキサン4部を加え、シリコ
ーンゴムベース(C)を得た。
に、実施例3のブリードオイル(d)4部、及び実施例
2のブリードオイル(c)5部を加え、30分攪拌を続
けた後、下記式で示されるオルガノハイドロジェンポリ
シロキサン(D)0.5部、1−エチニル−1−シクロ
ヘキサノール0.1部を加えて10分間混合後、塩化白
金酸の1%イソプロピルアルコール溶液を加えてさらに
5分間攪拌を続けた。この組成物を用い、実施例1と同
様に金型汚れ試験、オイルのブリード具合の確認を行
い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例1のブリードオイ
ル(a)8部を二本ロールで配合した。この配合物10
0部に2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブ
チルパーオキシ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合
してオイルブリード性シリコーンゴム組成物を得た。こ
の組成物を用い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイ
ルのブリード具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例2のブリードオイ
ル(c)3部を二本ロールで配合した。この配合物10
0部に2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブ
チルパーオキシ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合
してオイルブリード性シリコーンゴム組成物を得た。こ
の組成物を用い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイ
ルのブリード具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例2のブリードオイ
ル(c)8部を二本ロールで配合した。この配合物10
0部に2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブ
チルパーオキシ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合
してオイルブリード性シリコーンゴム組成物を得た。こ
の組成物を用い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイ
ルのブリード具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例1のブリードオイ
ル(b)5部を二本ロールで配合した。この配合物10
0部に2,5−ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブ
チルパーオキシ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合
してオイルブリード性シリコーンゴム組成物を得た。こ
の組成物を用い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイ
ルのブリード具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ース(C)100部に、実施例1のブリードオイル
(b)2部を加え、30分間攪拌を続けた後、実施例4
のオルガノハイドロジェンシロキサン(D)0.5部、
1−エチニル−1−シクロヘキサノール0.1部を加え
て10分間混合後、塩化白金酸の1%イソプロピルアル
コール溶液を加えてさらに5分間攪拌を続けた。この組
成物を用い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイルの
ブリード具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例1のブリードオイ
ル(a)5部、実施例3のブリードオイル(d)3部を
二本ロールで配合した。この配合物100部に2,5−
ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合してオイルブ
リード性シリコーンゴム組成物を得た。この組成物を用
い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイルのブリード
具合の確認を行い、結果を表1に記した。
ンパウンド(A)100部に、実施例2のブリードオイ
ル(b)4部、実施例2のブリードオイル(c)4部を
二本ロールで配合した。この配合物100部に2,5−
ジメチル−2,5−ジ(ターシャリーブチルパーオキ
シ)ヘキサン0.4部を二本ロールで配合してオイルブ
リード性シリコーンゴム組成物を得た。この組成物を用
い、実施例1と同様に金型汚れ試験、オイルのブリード
具合の確認を行い、結果を表1に記した。
Claims (10)
- 【請求項1】 (A)熱硬化性オルガノポリシロキサン組成物 100重量部、 (B)比表面積が50m2/g以上の微粉末シリカ 1〜100重量部、 (C)フェニル基含有量がケイ素原子に結合した全有機基の23モル%以上のオ ルガノポリシロキサンとフェニル基含有量がケイ素原子に結合した全有機基の3 モル%以上23モル%未満のオルガノポリシロキサンとを併用してなるブリード オイル 0.5〜20重量部 を含有することを特徴とするオイルブリード性シリコー
ンゴム組成物。 - 【請求項2】 (A)成分の熱硬化性オルガノポリシロ
キサン組成物が、付加反応硬化型オルガノポリシロキサ
ン組成物又は有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキサ
ン組成物である請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 付加反応硬化型オルガノポリシロキサン
組成物が、 (1)1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を含有し、 アルケニル基を除くケイ素原子に結合した全有機基の95%以上がメチル基であ るオルガノポリシロキサン 100重量部、 (2)下記平均組成式(2) R2 bHcSiO(4-b-c)/2 (2) (式中、R2は炭素数1〜10の置換又は非置換の一価炭化水素基である。bは 0.7〜2.1、cは0.001〜1.0であり、かつb+cは0.8〜3.0 を満足する正数である。) で示される常温で液状のオルガノハイドロジェンポリシロキサン 0.1〜50重量部、 (3)付加反応触媒 触媒量 からなるものである請求項2記載の組成物。 - 【請求項4】 有機過酸化物硬化型オルガノポリシロキ
サン組成物が、 (i)1分子中に平均2個以上のケイ素原子に結合したアルケニル基を有するオ ルガノポリシロキサン 100重量部、 (ii)有機過酸化物 触媒量 からなるものである請求項2記載の組成物。 - 【請求項5】 (C)成分のブリードオイルが、主鎖が
ジオルガノシロキサン単位の繰り返しからなり、分子鎖
両末端がトリオルガノシロキシ基で封鎖された直鎖状ジ
オルガノポリシロキサンである請求項1乃至4のいずれ
か1項記載の組成物。 - 【請求項6】 (C)成分のブリードオイルにおいて、
フェニル基がジフェニルシロキサン単位として分子鎖途
中のケイ素原子に結合したものである請求項1乃至5の
いずれか1項記載の組成物。 - 【請求項7】 (C)成分のブリードオイルが、1分子
中にケイ素原子に結合した水酸基を含有しないものであ
る請求項1乃至6のいずれか1項記載の組成物。 - 【請求項8】 (C)成分のブリードオイルにおいて、
フェニル基含有量が23モル%以上のオルガノポリシロ
キサンが、25℃での粘度が10cps以上1000c
ps以下である請求項1乃至7のいずれか1項記載の組
成物。 - 【請求項9】 (C)成分のブリードオイルにおいて、
フェニル基含有量が3モル%以上23モル%未満のオル
ガノポリシロキサンが、25℃での粘度が10cps以
上1000cps以下である請求項1乃至7のいずれか
1項記載の組成物。 - 【請求項10】 (C)成分のブリードオイルにおい
て、フェニル基含有量が23モル%以上のオルガノポリ
シロキサンと3モル%以上23モル%未満のオルガノポ
リシロキサンとの重量比率が、5/95〜95/5であ
る請求項1乃至9のいずれか1項記載の組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167160A JP3644488B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000167160A JP3644488B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001342349A true JP2001342349A (ja) | 2001-12-14 |
JP3644488B2 JP3644488B2 (ja) | 2005-04-27 |
Family
ID=18670351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000167160A Expired - Fee Related JP3644488B2 (ja) | 2000-06-05 | 2000-06-05 | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3644488B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185254A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オイルブリード性付加硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化物 |
JP2011153305A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-08-11 | Dow Corning Toray Co Ltd | シール部材形成用硬化性液状シリコーンゴム組成物およびシール部材 |
WO2015198985A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 湿潤ゲル及びその製造方法 |
WO2018198830A1 (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-01 | 信越化学工業株式会社 | 付加硬化型シリコーンゴム組成物 |
CN118027887A (zh) * | 2024-04-12 | 2024-05-14 | 有行鲨鱼(上海)科技股份有限公司 | 一种汽车用单组分硅酮平面密封胶及其制备方法 |
-
2000
- 2000-06-05 JP JP2000167160A patent/JP3644488B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009185254A (ja) * | 2008-02-08 | 2009-08-20 | Shin Etsu Chem Co Ltd | オイルブリード性付加硬化型シリコーンゴム組成物及びその硬化物 |
JP2011153305A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-08-11 | Dow Corning Toray Co Ltd | シール部材形成用硬化性液状シリコーンゴム組成物およびシール部材 |
WO2015198985A1 (ja) * | 2014-06-24 | 2015-12-30 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 湿潤ゲル及びその製造方法 |
CN106574119A (zh) * | 2014-06-24 | 2017-04-19 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 湿胶及其制造方法 |
US10023701B2 (en) | 2014-06-24 | 2018-07-17 | National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology | Wet gel and method of producing thereof |
CN106574119B (zh) * | 2014-06-24 | 2020-06-12 | 国立研究开发法人产业技术综合研究所 | 湿胶及其制造方法 |
WO2018198830A1 (ja) * | 2017-04-26 | 2018-11-01 | 信越化学工業株式会社 | 付加硬化型シリコーンゴム組成物 |
CN110536933A (zh) * | 2017-04-26 | 2019-12-03 | 信越化学工业株式会社 | 加成固化型硅橡胶组合物 |
CN110536933B (zh) * | 2017-04-26 | 2022-04-01 | 信越化学工业株式会社 | 加成固化型硅橡胶组合物 |
US11401421B2 (en) | 2017-04-26 | 2022-08-02 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Addition-curable silicone rubber composition |
CN118027887A (zh) * | 2024-04-12 | 2024-05-14 | 有行鲨鱼(上海)科技股份有限公司 | 一种汽车用单组分硅酮平面密封胶及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3644488B2 (ja) | 2005-04-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102244164B1 (ko) | 알콕시-작용성 실록산 반응성 수지를 포함하는 수분-경화성 핫멜트 실리콘 접착제 조성물 | |
JP3846574B2 (ja) | 耐トラッキング性シリコーンゴム組成物及びこれを用いた電力ケーブル | |
EP2177560B1 (en) | Fluorosilicone rubber composition and cured product thereof | |
EP3533838B1 (en) | Heat-resistant millable silicone rubber composition | |
JP2000034411A (ja) | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 | |
JP3106901B2 (ja) | 硬化性シリコーンゴム組成物及びシリコーンゴムの製造方法 | |
JP5614221B2 (ja) | 付加硬化性シリコーンゴム組成物及びその硬化物 | |
EP0491598B1 (en) | Curable organopolysiloxane composition having constant mould-release properties | |
JP6274125B2 (ja) | フロロシリコーンゴム組成物 | |
US5618880A (en) | Sealing component for connector waterproofing | |
JP6957960B2 (ja) | 透明性を有するシリコーンゴム組成物及びその硬化物 | |
JP6079607B2 (ja) | フロロシリコーンゴム組成物 | |
JP3901646B2 (ja) | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 | |
JP2001342349A (ja) | オイルブリード性シリコーンゴム組成物 | |
JP5553076B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
JP2707026B2 (ja) | 流動性及び充填剤分離性の改良されたシリコーンゴム組成物 | |
EP3473661B1 (en) | Silicone composition, a cured silicone rubber product and a power cable | |
JP3106812B2 (ja) | ウレタン樹脂用の型取り母型用オルガノポリシロキサン組成物の製造方法 | |
EP3828238A1 (en) | Silicone rubber composition and production method for laminate of fluorosilicone rubber and silicone rubber | |
JP7564055B2 (ja) | フロロシリコーンゴム組成物及び硬化成型物 | |
JP4704713B2 (ja) | シリコーンゴム組成物 | |
JP3482834B2 (ja) | シリコーンゴムの製造方法 | |
US5631321A (en) | Sealing component for connector waterproofing | |
JP3919011B2 (ja) | 熱硬化性シリコーンゴム組成物 | |
JP3147956B2 (ja) | シリコーンゴム組成物およびプラグブーツ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040922 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040929 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041122 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050112 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3644488 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080210 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110210 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |