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JP2001290267A - 光重合性組成物、感光性平版印刷版及び印刷版の製版方法 - Google Patents

光重合性組成物、感光性平版印刷版及び印刷版の製版方法

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Publication number
JP2001290267A
JP2001290267A JP2001016536A JP2001016536A JP2001290267A JP 2001290267 A JP2001290267 A JP 2001290267A JP 2001016536 A JP2001016536 A JP 2001016536A JP 2001016536 A JP2001016536 A JP 2001016536A JP 2001290267 A JP2001290267 A JP 2001290267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
photopolymerizable composition
group
printing plate
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001016536A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Okamoto
英明 岡本
Toshiyoshi Urano
年由 浦野
Motomi Noguchi
元美 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2001016536A priority Critical patent/JP2001290267A/ja
Publication of JP2001290267A publication Critical patent/JP2001290267A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感度及び堅牢性に優れた光重合性組成物及び
感光性平版印刷版を提供する。 【解決手段】 エチレン性単量体及び光重合開始系を含
有する光重合性組成物に於いて、エチレン性単量体とし
て一分子中に4つ以上のウレタン結合と8つ以上の付加
重合可能な二重結合を有するウレタン系化合物(C)を
含有することをを特徴とする光重合性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性組成物に
関するものであり、更に、感光性平版印刷版、配線板用
銅エッチングレジスト、グラビア用銅エッチングレジス
ト、ドライフィルム、カラーフィルター、及びプラズマ
ディスプレイ用顔料分散レジストなど各種のパターン形
成材料に使用可能で高感度な光重合性組成物及び感光性
平版印刷版及び印刷版の製版方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光重合系を利用した画像形成方法
は多数知られている。例えば、付加重合可能なエチレン
性二重結合を含む化合物と光重合開始剤、さらに所望に
より有機高分子結合材などを含有する光重合性組成物か
らなる光重合性組成物層を支持体上に設けた感光材料
に、所望画像を露光して露光部分を重合硬化させ、未露
光部分を溶解除去することにより硬化レリーフ画像を形
成する方法が少なくとも一方が透明である二枚の支持体
間に光重合性組成物の層を設けた感光材料に、透明支持
体側より露光し光による接着強度の変化を起こさせ、支
持体を剥離することにより画像を形成する方法、その他
光重合性組成物層の光によるトナー付着性の変化を利用
した画像作成方法などがある。
【0003】かかる光重合性組成物の光重合開始系とし
て種々のものが知られており、例えば、チタノセン類と
増感剤の組み合わせ(例えば、特開平4−219756
号各公報等)、ピロメテン錯体増感剤とラジカル発生剤
の系(特開平4−241338、特開平7−5685、
特開平7−225474号等)等は、比較的高感度なも
のとして知られている。しかしながら、上記の光重合性
組成物は、いずれも感度の点で更なる改善が望まれてお
り、例えば低出力のアルゴンレーザーやFD−YAGレ
ーザーにより高速度に画像記録する場合には、更に高感
度の組成物とする必要がある。
【0004】一方、光重合性組成物の重合性成分とし
て、種々のアクリレート化合物を使用することが知られ
ており、水酸基含有化合物と(メタ)アクリル酸のエス
テルであるアクリレート化合物や、ジイソシアネート化
合物と水酸基及びアクリレート基含有化合物とを反応さ
せたウレタン系アクリレート化合物が知られている(例
えば、特開平11−271969号公報)。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発
明者の検討によれば、従来のウレタン系アクリレート化
合物を使用して更なる高感度を達成しようとする場合、
光重合性組成物からなる層を支持体上に塗布してこれを
積み上げると組成物が荷重で移動したり、感光層表面の
タック性が強いために生産性で問題となることがあるこ
とが判った。本発明は、上記知見に基づいてなされたも
のであり、高感度でありかつ光重合性組成物からなる層
が堅牢であり(堆積による感光層の劣化がなく)、生産
性に優れる光重合性組成物及びこれを使用した感光性平
版印刷版を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者の検討によれ
ば、ウレタン系化合物として特定の化合物、即ち、
(C)一分子中に4つ以上のウレタン結合と4つ以上の
付加重合可能な二重結合を有するウレタン系化合物、更
に具体的には、(A)一分子中に活性イソシアネート基
を4つ以上有する化合物と、(B)一分子中に1つ以上
の水酸基と2つ以上のエチレン性二重結合を有する化合
物とを原料として合成したウレタン系化合物を用いるこ
とにより、光重合性組成物の感度を維持しつつ、該光重
合性組成物からなる層が堅牢となることを見いだし本発
明に到達した。即ち、本発明の要旨は、エチレン性単量
体及び光重合開始系を含有する光重合性組成物に於い
て、エチレン性単量体として一分子中に4つ以上のウレ
タン結合と4つ以上の付加重合可能な二重結合を有する
ウレタン系化合物(C)を含有することをを特徴とする
光重合性組成物に存する。本発明の他の要旨は、支持体
上に該光重合性組成物からなる層を有する感光性平版印
刷版に存する。また、本発明の他の要旨は、感光性平版
印刷版を、レーザー光により画像露光して画像様に該感
光層を光硬化させた後、光重合性組成物からなる層の未
露光部分を支持体から除去して光硬化感光性画像を形成
する方法であって、画像露光の後にアルカリ現像液で現
像して感光層の未露光部分を支持体から除去することを
特徴とする印刷版の製版方法に存する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の光重合性組成物における付加重合可能なエチレ
ン性二重結合含有化合物(以下「エチレン性単量体」と
略す)とは、光重合性組成物が活性光線の照射を受けた
場合、第二の必須成分である光重合開始系の作用により
付加重合し、硬化するようなエチレン性二重結合を有す
る単量体である。なお、本発明における単量体の意味す
るところは、いわゆる高分子体に相対する概念であっ
て、従って、狭義の単量体以外にも二量体、三量体、オ
リゴマーをも包含するものである。
【0008】本発明の光重合性組成物は、エチレン性単
量体として、(C)一分子中に4つ以上のウレタン結合
[−NH−(C=O)−O−]及び4つ以上の付加重合可
能な二重結合を有するウレタン系化合物を含有すること
が特徴である。該ウレタン化合物の製造方法としては特
に限定されないが、イソシアネート基と水酸基の付加反
応によってウレタン結合を容易に形成できるので、好ま
しくは、(A)一分子中に4つ以上のイソシアネート基
を有する化合物と、(B)一分子中に1つ以上の水酸基
と2つ以上の付加重合可能な二重結合を有する化合物と
を反応させて得られる。化合物(A)の、一分子中に4
つ以上のイソシアネート基を含有する化合物としては、
例えば、アルコール性水酸基を2つ以上有する化合物
(以下、多価アルコール類と称する)とイソシアネート
基を2つ以上有する化合物との反応により4つ以上のイ
ソシアネート基が導入された化合物が挙げられる。
【0009】具体的には、ペンタエリスリトール、ポリ
グリセリン等の一分子中に4つ以上のアルコール性水酸
基を含有する化合物に、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト、トルエンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート等
のジイソシアネート化合物を反応させて得られた化合
物;エチレングリコール等の一分子中に2つ以上のアル
コール性水酸基を含有する化合物に、旭化成株式会社製
のデュラネート24A−100、22A−75PX,2
1S−75E,18H−70B等のビウレットタイプ;
P−301−75E、E−402ー90T、E−405
−80T等のアダクトタイプ等の一分子中にイソシアネ
ート基を少なくとも3つ以上含有する化合物を反応させ
てえられた化合物などが挙げられる。
【0010】また、イソシアネートエチルメタクリレー
トを単独もしくは他の成分と共重合させて一分子中に平
均4つ以上のイソシアネート基を含する化合物を得るこ
ともできる。化合物(A)の具体的例としては、例えば
デュラネートME20−100(旭化成工業株式会社製
商品名)などがある。化合物(A)中のイソシアネー
ト基の数は、好ましくは、6以上、特に好ましくは7以
上である。イソシアネート基が4未満では、感度の点で
劣ることとなる。上限は特に限定されないが、大きすぎ
ると合成が困難なため、好ましくは20以下である。イ
ソシアネート基の数は、多価アルコール類の水酸基数
と、イソシアネート基を2以上有する化合物の種類及び
配合比により調整する事ができる。
【0011】また、化合物(A)は製膜形成能が無いも
のが好ましい、具体的には常温、常圧で液体であるもの
が好ましい。化合物(A)の分子量は、通常500以上
で、好ましくは1000以上であり、50000以下、
好ましくは10000以下である。この範囲をはずれる
と感度が低下する怖れがある。又、化合物(A)は、そ
の構造中にイソシアヌレート骨格を有さないのが感度と
現像性の点で好ましい。
【0012】化合物(B)の、一分子中に1つ以上の水
酸基と2つ以上の付加重合可能な二重結合を含有する化
合物としては、例えば、多価アルコールの如きアルコー
ル性水酸基を複数有する化合物と、カルボキシル基及び
(メタ)アクリロイル基を含有する化合物とのエステル
化反応で得られた化合物であって、アルコール性水酸基
を1以上有する化合物、即ち、アルコール性水酸基が少
なくとも1ヶ残るような割合で上記カルボキシル基含有
化合物を反応させた反応物があげられる。より具体的に
は、アクリル酸3モルとペンタエリスリトール1モルを
反応させた化合物、アクリル酸2モルとペンタエリスリ
トール1モルを反応させた化合物、アクリル酸5モルと
ジペンタエリスリトール1モルを反応させた化合物、ア
クリル酸4モルとジペンタエリスリトール1モルを反応
させた化合物等の多価アルコール類とアクリル酸とのエ
ステルであって1以上のアルコール性水酸基を有する水
酸基含有多官能アクリレート化合物が挙げられ、具体的
な化合物としては、ペンタエリスリトールトリアクリレ
ート、ペンタエリスリトールジアクリレート、ジペンタ
エリスリトールジアクリレート、ジペンタエリスリトー
ルトリアクリレート、ジペンタエリスリトールテトラア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリレー
トなどがある。これらの化合物は単独でも混合物で用い
ても良い。
【0013】又、成分(B)の化合物の他の例として
は、グリシジルメチルエーテル等のエポキシ基を含有す
る化合物と、少なくとも1つ以上のカルボキシル基かつ
少なくとも1つ以上の付加重合可能な二重結合を有する
化合物との反応物;あるいは少なくとも1つ以上のエポ
キシ基と少なくとも1つ以上の付加重合可能な二重結合
を同時に有する化合物と、少なくとも1つ以上のカルボ
キシル基を含有する化合物との反応物;または少なくと
も1つ以上のカルボキシル基かつ少なくとも1つ以上の
付加重合可能な二重結合を有する化合物と、少なくとも
1つ以上のエポキシ基かつ少なくとも1つ以上の付加重
合可能な二重結合を有する化合物との反応物;も挙げら
れる。例えば、グリシジルメタクリレートと(メタ)ア
クリル酸の反応物などがこの例として挙げられる)。
【0014】化合物(B)としては、中でも、付加重合
可能な二重結合を3つ以上有するのが感度の点で好まし
い。化合物(A)と化合物(B)の反応、即ち、化合物
(A)のイソシアネート基と化合物(B)の水酸基との
反応によりウレタン系化合物(C)を得る反応は既知の
方法に準じて行うことが出来る。具体的には、化合物
(A)のイソシアネート基と、化合物(B)の水酸基を
1/10〜10の割合で反応させることにより行われ、
例えば、トルエンや酢酸エチル等の有機溶媒に両者を希
釈した後に10〜150度Cで、5分〜30時間程度加
熱する方法;もしくはジラウリン酸n−ブチルスズなど
の触媒を触媒量添加する方法;最初に適当な有機溶媒に
化合物(B)を希釈し、これに後から化合物(A)を順
次滴下する方法;またはこの逆の方法等が挙げられる。
【0015】また、ウレタン系化合物(C)を製造する
際に、光重合性組成物の各種性能を制御する目的で、付
加重合可能な二重結合以外の官能基を導入しても良い。
例えば、一分子内に水酸基とカルボキシル基を有する化
合物(D)を、化合物(B)と併用して、化合物(A)
と反応させることにより、一分子内に4つ以上のウレタ
ン結合と、付加重合可能な二重結合及びカルボキシル基
を有する化合物を得ることが出来る。更に具体的には、
一分子内に4つのイソシアネート基を有する化合物(A
1)と、一分子内に1つの水酸基と2つの付加重合可能
な二重結合を有する化合物(B1)と、一分子内に1つ
の水酸基と1つのカルボキシル基を有する化合物(D
1)とを、A1:B1:D1のモル比が1:3:1で反
応を行うと、一分子内に4つのウレタン結合を有し、平
均的に6つの二重結合及び1つのカルボキシル基を有す
る化合物(C1)を製造することが出来る。
【0016】化合物(B)と併用して化合物(A)と反
応させることができる化合物(D)(一分子内に水酸基
とカルボキシル基を有する化合物)としては、具体的に
は例えば2−ヒドロキシオクタン酸、2−ヒドロキシヘ
キサン酸、2−ヒドロキシデカン酸、3−ヒドロキシオ
クタン酸、8−ヒドロキシオクタン酸等の水酸基を有す
る脂肪族カルボン酸が好ましく、なかでも、カルボン酸
のα位に水酸基を有する炭素数4〜20のカルボン酸が
好ましい。
【0017】ウレタン系化合物(C)の分子量は、好ま
しくは600以上100000以下である。600以下
では、光重合性組成物からなる層(未硬化膜)の堅牢性
の点で劣る傾向があり、100000以上では合成・入
手のしやすさの点で不利である。分子量は、化合物
(A)及び(B)の種類及びエステル化率の調整により
行うことができる。ウレタン系化合物(C)は、光重合
性組成物の感度の点で、付加重合可能な二重結合を4つ
以上有するが、6つ以上有するのが好ましく、8つ以上
有するのが更に好ましい。ウレタン化合物(C)として
は、具体的な下記一般式(I)で表わされるウレタン化
合物が好ましい。
【0018】
【化2】
【0019】〔式(I)中、xは4〜20の整数、yは
0〜15の整数、zは1〜15の整数を表わし、Raは
アルキレンオキシ又はアリーレンオキシ由来のくり返し
単位を有し、かつRbと結合しうるオキシ基を4〜20
有する基を表わし、Rb,Rcは独立にC1〜10のア
ルキレン基を表わし、Rdは(メタ)アクリル基を1〜
10個有する有機残基を表わし、Ra,Rb,Rc,R
dはそれぞれ独立して置換基を有していてもよい。〕
【0020】式中、Raのくり返し単位に用いられるア
ルキレンオキシ基としては、グリセリン、ペンタエリス
リトール、プロピレントリオール等のアルキレンオキシ
残基が、又、Raのくり返し単位に用いられるアリーレ
ンオキシ基としては、ピロガロール、1,3,5−ベン
ゼントリオール等のフェノキシ残基が挙げられる。xは
4〜15の整数、yは1〜10の整数、zは1〜10の
整数を表わし、Ra及びRcは独立C1〜5 のアルキレ
ン基を表わし、Rdは(メタ)アクリル基を1〜7個有
する有機残基を表わすものが好ましい。さらに好ましく
は、Raが
【0021】
【化3】
【0022】(但し、kが2〜10)であり、Rb,R
cが独立に−C24−、−CH2C(CH3)−、又は、
−C36−であり、Rdが
【0023】
【化4】
【0024】である。エチレン性単量体中のウレタン系
化合物(C)の割合は、通常5〜100重量%、好まし
くは、10〜100重量%である。又、ウレタン系化合
物(C)は、単独でも混合物で用いても良い。特に、ウ
レタン系化合物の原料が混合物の場合、ウレタン化合物
(C)は、反応物を混合物で使用することとなる。
【0025】上記ウレタン系化合物以外のエチレン性単
量体としては、一分子中にエチレン性二重結合を一個有
する化合物及び、一分子中にエチレン性二重結合を二個
以上有する多官能エチレン性単量体が挙げられ、前者と
しては、具体的には、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア
クリル酸のアルキルエステル、アクリロニトリル、スチ
レン、エチレン性不飽和結合を一個有するカルボン酸化
合物と多(単)価アルコールのモノエステル等が挙げら
れる。ウレタン系以外のエチレン性単量体を併用する場
合、1分子中にエチレン性不飽和結合を二個以上有する
多官能エチレン性単量体を使用することが望ましい。か
かる多官能エチレン性単量体の例としては、例えば脂肪
族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸とのエステ
ル;芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カルボン酸と
のエステル;脂肪族ポリヒドロキシ化合物、芳香族ポリ
ヒドロキシ化合物等の多価ヒドロキシ化合物と不飽和カ
ルボン酸及び多価カルボン酸とのエステル化反応により
得られるエステルなどが挙げられる。
【0026】前記脂肪族ポリヒドロキシ化合物と不飽和
カルボン酸とのエステルは限定されないが、エチレング
リコールジアクリレート、トリエチレングリコールジア
クリレート、トリメチロールプロパントリアクリレー
ト、トリメチロールエタントリアクリレート、ペンタエ
リスリトールジアクリレート、ペンタエリスリトールト
リアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート、ジペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジ
ペンタエリスルトールペンタアクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレート、ジペンタエリスリト
ールヘキサアクリレートグリセロールアクリレート等の
脂肪族ポリヒドロキシ化合物のアクリル酸エステル、こ
れら例示化合物のアクリレートをメタクリレートに代え
たメタクリル酸エステル、同様にイタコネートに代えた
イタコン酸エステル、クロネートに代えたクロトン酸エ
ステルもしくはマレエートに代えたマレイン酸エステル
等が挙げられる。
【0027】芳香族ポリヒドロキシ化合物と不飽和カル
ボン酸とのエステルとしては、ハイドロキノンジアクリ
レート、ハイドロキノンジメタクリレート、レゾルシン
ジアクリレート、レゾルシンジメタクリレート、ピロガ
ロールトリアクリレート等の芳香族ポリヒドロキシ化合
物のアクリル酸エステル及びメタクリル酸エステル等が
挙げられる。不飽和カルボン酸及び多価カルボン酸なら
びに多価ヒドロキシ化合物のエステル化反応により得ら
れるエステルとしては必ずしも単一物ではないが代表的
な具体例を挙げれば、アクリル酸、フタル酸、及びエチ
レングリコールの縮合物、アクリル酸、マレイン酸、及
びジエチレングリコールの縮合物、メタクリル酸、テレ
フタル酸及びペンタエリスリトールの縮合物、アクリル
酸、アジピン酸、ブタンジオール及びグリセリンの縮合
物等がある。
【0028】その他、本発明に用いられる多官能エチレ
ン性単量体の例としては、トリレンジイソシアネートと
ヒドロキシエチルアクリレートとの付加反応物の様なウ
レタンアクリレート類;ジエポキシ化合物とヒドロキシ
エチルアクリレートとの付加反応物のようなエポキシア
クリレート類;エチレンビスアクリルアミド等のアクリ
ルアミド類;フタル酸ジアリル等のアリルエステル類;
ジビニルフタレート等のビニル基含有化合物等が有用で
ある。本発明においてウレタン系化合物(C)と併用す
るエチレン性単量体としては、少なくとも一つの(メ
タ)アクリロイル基を含有するリン酸エステル化合物が
特に好ましい。特に限定はされないが、具体的には例え
ば下記一般式(II)、(III)で示される化合物が
挙げられる。
【0029】
【化5】
【0030】(一般式(II)、(III)中、R1
水素原子又はメチル基を表し、nは1〜25の整数を示
し、mは1〜3の整数を示す。) 一般式(II)、(III)で表される化合物の内、n
が1〜10であるものが耐刷力及び非画線部の抜け性を
改善する点で好ましい。一般式(II)、(III)で
表される化合物の内、特に好ましい化合物の具体例とし
ては、メタアクリルオキシエチルフォスフェート、ビス
(メタアクリルオキシエチル)フォスフェート、メタア
クリルオキシエチレングリコールフォスフェート等が挙
げられる。本発明で使用するリン酸エステル化合物は単
独でも、複数の化合物の混合物でも良い。ウレタン系化
合物(C)以外のエチレン性単量体の含有量は、エチレ
ン性単量体中0〜95重量%、好ましくは0〜90重量
%である。
【0031】次に光重合性組成物として用いる場合に使
用する光重合開始系について説明する。光重合開始系
は、通常ラジカル発生剤と増感剤から構成され、必要に
より重合加速剤を含む。ラジカル発生剤としては、前記
エチレン性単量体の重合を開始させうるものは全て使用
できる。このうち、光励起された増感剤と何らかの作用
を及ぼしあうことにより活性ラジカルを生成するラジカ
ル発生剤としては、例えば、チタノセン類、ヘキサアリ
ールビイミダゾール類、有機硼素アニオン(ボーレー
ト)類、ハロゲン化炭化水素誘導体(ハロメチル基含有
化合物)、ジアリールヨオードニウム塩、有機過酸化物
等を挙げることができる。
【0032】チタノセン類としては、例えば特開昭59
−152396号、特開昭61−151197号各公報
に記載されている各種チタノセン類から適宜選んで用い
ることができる。更に具体的には、ジ−シクロペンタジ
エニル−Ti−ジ−クロライド、ジ−シクロペンタジエ
ニル−Ti−ビス−フェニル、ジ−シクロペンタジエニ
ル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−ペンタフルオロ
フェニ−1−イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−
ビス−2,3,5,6−テトラフルオロフェニ−1−イ
ル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4,
6−トリフルオロフェニ−1−イル、ジシクロペンタジ
エニル−Ti−2,6−ジ−フルオロフェニ−1−イ
ル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,4−
ジ−フルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペン
タジエニル−Ti−ビス−2,3,4,5,6−テトラ
フルオロフェニ−1−イル、ジ−メチルシクロペンタジ
エニル−Ti−ビス−2,6−ジフルオロフェニ−1−
イル、ジ−シクロペンタジエニル−Ti−ビス−2,6
−ジフルオロ−3−(ピル−1−イル)−フェニ−1−
イル等のジシクロペンタジエニル基を有するチタノセン
化合物を挙げることができる。これらは、二種以上を併
用して用いても良い。
【0033】ヘキサアリールビイミダゾール類として
は、例えば、2,2’−ビス(o−クロルフェニル)−
4,4’,5,5’−テトラ(p−フルオロフェニル)
ビイミダゾール、2,2’−ビス(o−ブロムフェニ
ル)−4,4’,5,5’−テトラ(p−ヨードフェニ
ル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(o−クロルフェ
ニル)−4,4’,5,5’−テトラ(p−クロルナフ
チル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(o−クロルフ
ェニル)−4,4’5,5’−テトラ(p−クロルフェ
ニル)ビイミダゾール、2,2’−ビス(o−ブロムフ
ェニル)−4,4’,5,5’−テトラ(p−クロル−
p−メトキシフェニル)ビイミダゾール、2,2’−ビ
ス(o−クロルフェニル)−4,4’,5,5’−テト
ラ(o,p−ジクロルフェニル)ビイミダゾール、2,
2’−ビス(o−クロルフェニル)−4,4’5,5’
−テトラ(o,p−ジブロムフェニル)ビイミダゾー
ル、2,2’−ビス(o−ブロムフェニル)−4,4’
5,5’−テトラ(o,p−ジクロルフェニル)ビイミ
ダゾール、2,2’−ビス(o,p−ジクロルフェニ
ル)−4,4’5,5’−テトラ(o,p−ジクロルフ
ェニル)ビイミダゾール類等のベンゼン環上にハロゲン
置換基を有するヘキサアリールビイミダゾール類が好ま
しい。
【0034】こららのヘキサアリールビイミダゾール類
は、必要に応じ、多種のビイミダゾールと併用して使用
することもできる。ビイミダゾール類は例えばBul
l.Chem.Soc.Japan.33,565(1
960)及びJ.Org.Chem.36[16]22
62(1971)に開示されている方法により容易に合
成することができる。
【0035】有機硼素アニオンとしては、例えば、特開
昭62−143044号、特開昭62−150242
号、特開平9−188685号、特開平9−18868
6号、特開平9−188710号、特許第276476
9号等の各公報、及び、Kunz,Martin “Rad Tech'98.Pr
oceeding April 19-22,1998,Chicago ”等に記載のもの
が挙げられるが、特に、下記一般式(IV)で表されるも
のが好ましい。
【0036】
【化6】
【0037】〔式(IV)中、R2、R3、R4、及びR5
は各々独立して、置換基を有していてもよいアルキル
基、置換基を有していてもよいアルケニル基、置換基を
有していてもよいアルキニル基、置換基を有していても
よいアリール基、又は複素環基を示し、これらは互いに
連結して環状構造を形成していてもよく、これらのうち
少なくとも一つは置換基を有していてもよいアルキル基
である。〕
【0038】ここで、式(IV)中のR2、R3、R4、及
びR5がアルキル基であるときの炭素数は通常1〜1
5、好ましくは1〜5、アルケニル基、アルキニル基で
あるときの炭素数は通常2〜15、好ましくは2〜5、
アリール基であるときの炭素数は通常6〜20、好まし
くは6〜15、複素環基であるときの炭素数は通常4〜
20、好ましくは4〜15であり、それらにおける置換
基としては、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ
基、トリフルオロメチル基、トリメチルシリル基等が挙
げられる。中でも、R2〜R4が独立にハロゲン原子で置
換されていてもよいフェニル基であり、R5が炭素数1
〜6のアルキル基であるのが好ましい。
【0039】これらの有機硼素アニオンとしては、具体
的には、例えば、n−ブチル−メチル−ジフェニル硼素
アニオン、n−ブチル−トリフェニル硼素アニオン、n
−ブチル−トリス(2,4,6−トリメチルフェニル)
硼素アニオン、n−ブチル−トリス(p−メトキシフェ
ニル)硼素アニオン、n−ブチル−トリス(p−フルオ
ロフェニル)硼素アニオン、n−ブチル−トリス(m−
フルオロフェニル)硼素アニオン、n−ブチル−トリス
(2,6−ジフルオロフェニル)硼素アニオン、n−ブ
チル−トリス(2,4,6−トリフルオロフェニル)硼
素アニオン、n−ブチル−トリス(2,3,4,5,6
−ペンタフルオロフェニル)硼素アニオン、n−ブチル
−トリス(p−クロロフェニル)硼素アニオン、n−ブ
チル−トリス(トリフルオロメチル)硼素アニオン、n
−ブチル−トリス(2,6−ジフルオロ−3−ピロリル
フェニル)−硼素アニオン等が挙げられる。
【0040】又、対カチオンとしては、例えば、アルカ
リ金属カチオン、アンモニウムカチオン、ホスホニウム
カチオン、スルホニウムカチオン、ヨードニウムカチオ
ン等のオニウム化合物、及び、ピリリウムカチオン、チ
アピリリウムカチオン、インドリウムカチオン等を挙げ
ることができるが、テトラアルキルアンモニウム等の有
機アンモニウムカチオンが好ましく、特に炭素数1〜6
のアルキル基のテトラアルキルアンモニウムカチオンが
好ましい。
【0041】ハロメチル基含有化合物としては、モノ、
ジ、又はトリハロゲン置換メチル基がs−トリアジン環
に結合したs−トリアジン化合物が好ましく、下記一般
式(V) で表されるものが特に好ましい。
【0042】
【化7】
【0043】〔式(V)中、Xはハロゲン原子を示し、
Wは置換基を有していてもよいアリール基又は複素環基
を示し、R6は水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
又はアリール基を示し、rは0〜2の整数である。〕
【0044】これらのs−トリアジン化合物としては、
具体的には、例えば、2−メチル−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−n−プロピル−
4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、
2−(α,α,β−トリクロロエチル)−4,6−ビス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−フェニル
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(3,4−エ
ポキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−(p−クロロフェニル)−4,
6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
〔1−(p−メトキシフェニル)−2,4−ブタジエニ
ル〕−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリア
ジン、2−スチリル−4,6−ビス(トリクロロメチ
ル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシスチリル)
−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(p−i−プロピルオキシスチリル)−4,6
−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
(p−トリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−
s−トリアジン、2−(4−メトキシナフチル)−4,
6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−
フェニルチオ−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s
−トリアジン、2−ベンジルチオ−4,6−ビス(トリ
クロロメチル)−s−トリアジン、2−メチル−4,6
−ビス(トリブロモメチル)−s−トリアジン、2−メ
トキシ−4,6−ビス(トリブロモメチル)−s−トリ
アジン等が挙げられ、中でも、2−メチル−4,6−ビ
ス(トリクロロメチル)−s−トリアジン、2−フェニ
ル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジ
ン、2−(p−メトキシフェニル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−s−トリアジン、2−(3,4−エ
ポキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)
−s−トリアジン、2−〔1−(p−メトキシフェニ
ル)−2,4−ブタジエニル〕−4,6−ビス(トリク
ロロメチル)−s−トリアジン、2−(p−メトキシス
チリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−ト
リアジン、2−(p−i−プロピルオキシスチリル)−
4,6−ビス(トリクロロメチル)−s−トリアジン等
が経時安定性に優れ好ましい。
【0045】これらラジカル発生剤は、露光波長により
適宜選択して用いることが出来るが、例えば、露光波長
が350〜650nmの範囲では、チタノセン類及び/
又はヘキサアリールビイミダゾール類を用いるのが、感
度、保存性、塗膜の基盤への密着性等が特に良好で好ま
しい。また、露光波長が、650〜1300nmの場合
には、有機硼素アニオン及び/又はハロメチル基含有化
合物を用いるのが、感度、保存性、塗膜の基盤への密着
性等が特に良好で好ましい。次に、光重合開始剤の内の
増感剤について説明する。本発明における増感剤とは、
前述の活性剤と共存した場合、光線照射により、効果的
に活性ラジカルを発生しうる化合物を意味している。
【0046】代表的な増感剤の例としては、例えば、米
国特許第3,479,185号明細書に開示されている
ロイコクリスタルバイオレットやロイコマラカイトグリ
ーンの様なトリフェニルメタン系ロイコ色素、エリスロ
シンやエオシンYのような光還元性染料、米国特許第
3,549,367号明細書、米国特許第3,652,
275号明細書等に開示されているミヒラーズケトンや
アミノスチリルケトンの様なアミノフェニルケトン類、
米国特許第3,844,790号明細書に示されるβ−
ジケトン類、米国特許第4,162,162号明細書に
見られるインダノン類、特開昭52−112681号公
報に示されるケトクマリン類、特開昭59−56403
号公報で開示されているアミノスチレン誘導体やアミノ
フェニルブタジエン誘導体、米国特許第4,594,3
10号明細書に見られるアミノフェニル複素環類、米国
特許第4,966,830号明細書に示されるジュロリ
ジン複素環類、特開平5−241338号公報に示され
るピロメテン系色素、その他シアニン色素、ジアルキル
ベンゼン系化合物等が挙げられる。
【0047】これら増感剤は露光波長により適宜選択し
て用いることができるが、露光波長が390〜430n
mであれば、ジアルキルベンゼン系化合物が好ましく、
露光波長が400〜650nmであれば、ケトクマリン
類及びピロメテン系色素が好ましく、露光波長が650
〜1300nmであればシアニン色素が好ましい。
【0048】ジアルキルアミノベンゼン系化合物として
は、ジアルキルアミノベンゼン構造を有し、任意の置換
基を有していてよいが、中でも、ジアルキルアミノベン
ゾフェノン系化合物、ベンゼン環上のアミノ基に対して
p−位の炭素原子に芳香族複素環基を置換基として有す
るジアルキルアミノベンゼン系化合物、及びこれらの化
合物のジアルキルアミノ基を構成するアルキル基が互い
に結合して、及び/又は該アルキル基がベンゼン環上の
アミノ基の結合する炭素原子に隣接する炭素原子と結合
して含窒素複素環構造を形成した構造の化合物が好まし
い。尚、上記において、ジアルキルアミノ基を構成する
アミノ基は互いに同一でも異なっていてもよく、炭素数
1〜6が好ましい。
【0049】中でも好ましいジアルキルアミノベンゼン
化合物は、下記一般式(VI)及び(VII)で示され
る。
【0050】
【化8】
【0051】(式(VI)中、R7〜R10は、それぞれ
独立して、炭素数1〜6のアルキル基を、R11〜R
14は、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を示す
が、R7とR8、R9とR10、R7とR11、R8とR12、R9
とR13、R10とR14は、それぞれ独立に結合して環を形
成していてもよい。)
【0052】
【化9】
【0053】(式(VII)中、R15、R16はそれぞれ
独立して炭素数1〜6のアルキル基を、R17及びR18
独立して水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を、Q
は、酸素原子、硫黄原子、ジアルキルメチン基、又は−
N(R19)−を示し、R19は水素原子又は、炭素1〜6
のアルキル基を示す。但しR15とR16、R15とR17又は
16とR18がそれぞれ独立に結合して環を形成してもよ
い。)尚、ジアルキルメチレンのアルキル基の炭素数は
1〜6、好ましくは1である。式(VI)及び(VI
I)においてR7〜R18のいずれかが結合して環を形成
する場合、5又は6員環であるのが好ましく、特に6員
環が好ましい。式(VI)で示される化合物としては、
4,4’−ジメチルアミノベンゾフェノン、4,4’−
ジエチルアミノベンゾフェノン及び下記構造の化合物が
挙げられる。
【0054】
【化10】
【0055】又、前記一般式(V)で表わされる化合物
としては、2−(p−ジメチルアミノフェニル)ベンゾ
オキサゾール、2−(p−ジエチルアミノフェニル)ベ
ンゾオキサゾール、2−(p−ジメチルアミノフェニ
ル)ベンゾ〔4,5〕ベンゾオキサゾール、2−(p−
ジメチルアミノフェニル)ベンゾ〔6,7〕ベンゾオキ
サゾール、2,5−ビス(p−ジエチルアミノフェニ
ル)1,3,4−オキサゾール、2−(p−ジメチルア
ミノフェニル)ベンゾチアゾール、2−(p−ジエチル
アミノフェニル)ベンゾチアゾール、2−(p−ジメチ
ルアミノフェニル)ベンズイミダゾール、2−(p−ジ
エチルアミノフェニル)ベンズイミダゾール及び下記構
造の化合物が挙げられる。
【0056】
【化11】
【0057】シアニン色素は、窒素原子、酸素原子、又
は硫黄原子等の複素原子がポリメチン(−CH=)n 鎖
で結合された構造を基本構造とするものであり、代表的
には、その複素原子が複素環を形成し、ポリメチン鎖を
介して複素環が結合された構造を基本構造とする広義の
所謂シアニン系色素、具体的には、例えば、キノリン系
(所謂、シアニン系)、インドール系(所謂、インドシ
アニン系)、ベンゾチアゾール系(所謂、チオシアニン
系)、ピリリウム系、チアピリリウム系、スクアリリウ
ム系、クロコニウム系、アズレニウム系等、及び、ポリ
メチン鎖を介して非環式複素原子が結合された構造の所
謂ポリメチン系色素等が挙げられ、中で、インドール系
色素及びベンゾチアゾール系色素が好ましい。インドー
ル系、及びベンゾチアゾール系色素としては、特に、下
記一般式(VIII)で表されるものが好ましい。
【0058】
【化12】
【0059】〔式(VIII)中、Y1及びY2は各々独
立して、ジアルキルメチレン基又は硫黄原子を示し、R
20及びR21は各々独立して、置換基を有していてもよい
アルキル基、置換基を有していてもよいアルケニル基、
置換基を有していてもよいアルキニル基、又は置換基を
有していてもよいフェニル基を示し、L1置換基を有し
ていても良いペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデカメチ
ン基を示す。該ペンタ、ヘプタ、ノナ、又はウンデカメ
チン基上の2つの置換基が互いに連結して炭素数5〜7
のシクロアルケン環、シクロアルケノン環、シクロアル
ケンジオン環、又はシクロアルケンチオン環を形成して
いてもよく、縮合ベンゼン環は置換基を有していてもよ
く、その場合、隣接する2つの置換基が互いに連結して
縮合ベンゼン環を形成していてもよい。Xa - は対アニ
オンを示す。〕
【0060】ここで、式(VIII)中のR20及びR21
がアルキル基であるときの炭素数は、通常1〜15、好
ましくは1〜10、アルケニル基、アルキニル基である
ときの炭素数は、通常2〜15、好ましくは2〜10で
あり、フェニル基も含めたそれらの置換基としては、炭
素数が通常1〜15、好ましくは1〜10のアルコキシ
基、フェノキシ基、ヒドロキシ基、又はフェニル基等が
挙げられ、L1における置換基としては、直接又はエー
テルもしくはチオエーテル結合を介した芳香族環あるい
は複素環、アルキル基、アミノ基、又はハロゲン原子等
が挙げられ、縮合ベンゼン環における置換基としては、
アルキル基、アルコキシ基、ニトロ基、又はハロゲン原
子等が挙げられる。これらのうち、直接又はエーテルも
しくはチオエーテル結合を介した複素環をL1上に有す
るシアニン色素が好ましい。
【0061】更に、本発明で用いる光重合開始系には必
要に応じて、重合加速剤として、2−メルカプトベンゾ
チアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾール、2−
メルカプトベンズオキサゾール、3−メルカプト−1,
2,4−トリアゾール、N−フェニルグリシン及びその
誘導体、N,N−ジアルキル安息香酸アルキルエステル
等の水素供与性化合物を加えることによって更に光重合
開始能力を高めることができる。このうち特に好ましい
のは、N−フェニルグリシンやその誘導体、2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾ
ール、2−メルカプトベンズオキサゾール、3−メルカ
プト−1,2,4−トリアゾール等のメルカプト基を有
する化合物や、N,N−ジアルキル安息香酸アルキルエ
ステルである。
【0062】本発明の光重合性組成物は、一般に高分子
結合材を含有するのが好ましい。高分子結合材の具体例
としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アク
リル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、マレイン
酸、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、酢酸ビニ
ル、塩化ビニリデン、マレイミド等の単独もしくは共重
合体、その他、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルピ
ロリドン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、
ポリエーテル、ポリエチレンテレフタレート、アセチル
セルロース、またはポリビニルブチラール等が挙げられ
る。中でも、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)
アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸−2−エチルヘ
キシル、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート等の置換されていてもよい
(メタ)アクリル酸エステルの少なくとも一種と(メ
タ)アクリル酸を共重合成分として含有する分子内にカ
ルボキシル基を含有する共重合体(以下、「カルボキシ
ル基含有共重合体」と称する)が好ましい。なお、本明
細書において、(メタ)アクリルはメタクリル若しくは
アクリルを意味する。
【0063】カルボキシル基含有高分子結合材の好まし
い酸価の値は10〜250KOH・mg/gであり、好
ましいポリスチレン換算重量平均分子量(以下Mwと略
す)は5千から100万である。これらの高分子結合材
は、側鎖に不飽和結合を有する事が望ましく、前記の如
きカルボキシル基含有共重合体にエポキシ基と不飽和基
を併せ有する化合物を反応させた樹脂が挙げられる。エ
ポキシ基と不飽和基を併せ有する化合物としては、例え
ば、アリルグリシジルエーテル、グリシジル(メタ)ア
クリレート、α−エチルグリシジル(メタ)アクリレー
ト、グリシジルクロトネート、グリシジルイソクロトネ
ート、クロトニルグリシジルエーテル、イタコン酸モノ
アルキルモノグリシジルエステル、フマール酸モノアル
キルモノグリシジルエステル、マレイン酸モノアルキル
モノグリシジルエステル等の脂肪族エポキシ基含有不飽
和化合物、又は、3,4−エポキシシクロヘキシルメチ
ル(メタ)アクリレート等を挙げることができる。
【0064】中でも、アリルグリシジルエーテル、グリ
シジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル(メタ)アクリレートが好ましく、さら
に、好ましくは3,4−エポキシシクロヘキシルメチル
(メタ)アクリレートである。以上挙げたカルボキシル
基と側鎖二重結合を併せ有する樹脂の好ましい分子量は
Mwで10000〜1000000、好ましくは、20
000〜500000の範囲である。さらに、側鎖二重
結合は主鎖モノマーユニット100に対して1〜50、
好ましくは5〜40ユニット導入されているものが好ま
しい。以上、本発明の光重合性組成物の主要構成成分に
ついて詳述してきたが、それ等の好適な使用比率は、エ
チレン性単量体100重量部に対して光重合開始剤の内
増感剤が好ましくは0.01〜20重量部、特に好まし
いのは0.05〜10重量部、ラジカル活性剤が好まし
くは0.1〜80重量部、特に好ましいのは0.5〜6
0重量部、重合加速剤が好ましくは0.1〜80部、特
に好ましいのは0.5〜60重量部、また高分子結合材
が、好ましくは10〜400重量部、特に好ましくは2
0〜200重量部の範囲である。
【0065】本発明の光重合性組成物には、感度を向上
させる目的で、感光層中に25℃におけるpKb(解離
定数)が7以下のアミン化合物、または、原始団[N−
CH2]を有するアミン化合物を含有することが好まし
い。更に好ましくは、感光層中に25℃におけるpKb
が7以下であり、且つ分子内に原子団[N−CH2]を有
するアミン化合物である。該アミンとしては、上記の条
件を満たす限り脂肪族、脂環式、又は芳香族アミンのい
ずれでもよく、該アミン中の炭化水素基は置換基を有し
ていてもよい。又、モノアミンに限定されず、ジアミ
ン、トリアミン等のポリアミンであってもよく、又、第
1アミン、第2アミン、第3アミンのいずれであっても
よい。但し、pKbの点から実質的には、置換基を有し
ていてもよい炭化水素基を有する脂肪族アミンから選択
される。アミンのpKbは、好ましくは5以下である。
また、pKbの下限は好ましくは3以上である。また、
アミンは分子内に原子団[CH2−N−CH2]を有するも
のが更に好ましい。
【0066】好ましいアミン化合物としては、置換基を
有していてもよい炭化水素基を有する脂肪族アミンが挙
げられ、具体的にはブチルアミン、ジブチルアミン、ト
リブチルアミン、アミルアミン、ジアミルアミン、トリ
アミルアミン、ヘキシルアミン、ジヘキシルアミン、ト
リヘキシルアミンンベンジルアミン、ジベンジルアミ
ン、トリベンジルアミン、トリエタノールアミン、アリ
ルアミン、ジアリルアミン、トリアリルアミン等の、水
酸基又はフェニル基で置換されていてもよい脂肪族アミ
ンが挙げられる。
【0067】本発明の光重合性組成物は前記の各必須成
分の他に、その目的に応じて更に他の物質を含有するこ
とができる。例えば、ハイドロキノン、p−メトキシフ
ェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等
の熱重合防止剤;有機又は無機の染顔料からなる着色
剤;ジオクチルフタレート、ジドデシルフタレート、ト
リクレジルホスフェート等の可塑剤、三級アミンやチオ
ールのような感度特性改善剤、その他色素前駆体等の添
加剤も加えることができる。また、本発明の光重合性組
成物は、塗布性改良剤として界面活性剤を含有すること
が出来る。その中でも特に好ましいのはフッ素系界面活
性剤である。
【0068】以上述べた添加剤の好ましい添加量は、エ
チレン性単量体100重量部に対して熱重合防止剤2重
量部以下、着色剤20重量部以下、可塑剤40重量部以
下、色素前駆体30重量部以下、界面活性剤10重量部
以下の範囲である。以上述べた光重合性組成物は、適当
な溶媒で希釈して、支持体上に塗布・乾燥し感光層とし
て形成される。感光性平版印刷版として使用する場合
は、支持体として表面を粗面化した後陽極酸化処理した
アルミニウム支持体が好適に使用し得る。粗面化の方法
としては、一般に公知のブラシ研磨法、ボール研磨法、
電解エッチング、化学エッチング、液体ホーニング、サ
ンドブラスト法等の方法及びこれらの組み合わせが挙げ
られ、好ましくはブラシ研磨法、ボール研磨法、電解エ
ッチング、化学エッチング、液体ホーニングが挙げられ
る。更に粗面化処理が施されたアルミニウム版は必要に
応じて酸またはアルカリ水溶液にてデスマット処理され
る。こうして得られたアルミニウム板は、通常、陽極酸
化処理されるが、特に好ましくは、硫酸を含む電解液で
処理する方法が挙げられる。硫酸を含む電解液で陽極酸
化する方法は、従来公知の方法、例えば特開昭58−2
13894号公報に記載の方法等に準じて行われる。具
体的には、例えば硫酸5〜50重量%、好ましくは15
〜30重量%が用いられ、温度は5〜50℃程度、好ま
しくは15〜35℃であり、電流密度1〜60A/dm
2で5秒〜60秒間程度で行なわれる。また、更に必要
に応じて珪酸ソーダ処理等の珪酸アルカリや熱水による
処理、その他カチオン性4級アンモニウム基を有する樹
脂やポリビニルホスホン酸等の水性高分子化合物を含有
する水溶液への浸漬等による表面処理を行うことができ
る。アルミニウム支持体の厚さは、通常0.01〜10
mm、好ましくは0.05〜1mm程度であり、表面粗
さはJIS B0601に規定される平均粗さRaで通
常0.3〜1.0μm、好ましくは0.4〜0.8μm
程度である。
【0069】感光性組成物の塗布方法としては、ディッ
プコート、コーティングロッド、スピナーコート、スプ
レーコート、ロールコート等の周知の方法により塗布す
ることが可能である。塗布量は用途により異なるが、乾
燥膜厚として0.5〜100g/m2の範囲が好まし
く、例えば平版印刷版では0.5〜5g/m2が好まし
い。尚、乾燥温度としては例えば30〜150℃程度、
好ましくは40〜110℃程度で5秒から60分程度、
好ましくは10秒から30分程度である。
【0070】更に、前述の感光層の上には、酸素による
重合禁止作用を防止するために酸素遮断層を設けること
ができる。その具体例としては、ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルピロリドン、ポリエチレンオキサイド、
セルロース等の水溶性高分子が挙げられる。この内、特
に酸素ガスバリア性の高いポリビニルアルコールを含む
ものが好ましい。
【0071】また、通常、本発明の光重合性組成物を感
光性平版印刷版に用いる場合には、感光層上に上述の酸
素遮断層が設けられるが、特に光重合開始系として、シ
アニン色素を増感剤として用い、有機硼素アニオン及び
/又はハロメチル基含有化合物をラジカル発生剤を用い
た系では、エチレン性単量体として配合されるウレタン
系化合物の効果により、酸素遮断層が無い場合でも実用
上の感度を示すので、感光層が最上層である感光性平版
印刷版も有利である。また、この光重合系を有する感光
性平版印刷版は、通常、波長650〜1300nm、好
ましくは700〜1200nm、更に好ましくは800
〜1100nmのレーザー光により照射される。
【0072】本発明の組成物に適用し得る露光光源とし
ては、特に限定されないが例えば、カーボンアーク、高
圧水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、蛍
光ランプ、タングステンランプ、ハロゲンランプ、ヘリ
ウムカドミウムレーザー、バイオレットレーザー、ブル
ーレーザー、アルゴンイオンレーザー、FD−YAGレ
ーザー、半導体赤外レーザー、YAGレーザー、ヘリウ
ムネオンレーザーらが特に好適に使用し得る。特に、本
発明の感光性平版印刷版は、レーザ走査露光用に適して
いるため、レーザーを光源とするのが有利であり、例え
ば窒化インジウムガリウム半導体レーザーの410nm
付近、アルゴンイオンレーザーの488nm付近、FD
−YAGレーザーの532nm付近、半導体レーザーの
780nm付近、半導体レーザーの830nm付近、Y
AGレーザーの1064nm付近の各波長をを発振する
レーザーが具体的に挙げられる。
【0073】本発明の光重合性組成物は、かかる光源に
て画像露光を行った後、界面活性剤とアルカリを含有す
る水溶液を用いて現像すれば支持体上に画像を形成する
ことができる。この水溶液には、更に有機溶剤、緩衝
剤、染料または顔料を含有することができる。適当なア
ルカリ剤としては、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、第
三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム等の無機アル
カリ剤、及びトリメチルアミン、ジエチルアミン、イソ
プロピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタノールア
ミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン類な
どの有機アミン化合物などが挙げられ、これらは単独も
しくは組み合わせて使用できる。アルカリ現像液のpH
は、通常9〜14程度である。
【0074】界面活性剤としては、例えば、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアル
キルアリールエーテル類、ポリオキシエチレンアルキル
エステル類、ソルビタンアルキルエステル類、モノグリ
セリドアルキルエステル類等のノニオン系界面活性剤;
アルキルベンゼンスルホン酸塩類、アルキルナフタレン
スルホン酸塩類、アルキル硫酸塩類、アルキルスルホン
酸塩類、スルホコハク酸エステル塩類等のアニオン界面
活性剤;アルキルベタイン類、アミノ酸類等の両性界面
活性剤が使用可能である。また、有機溶剤としては例え
ば、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エ
チルセロソルブ、ブチルセロソルブ、フェニルセロソル
ブ、プロピレングリコール、ジアセトンアルコール等を
必要により含有させることが可能である。
【0075】更にまた、感光性平版印刷版の支持体とし
て、支持体が親水化処理されたものであって、ガムテー
プによる剥離強度測定方法で求めたガムテープの該親水
化処理された支持体からの剥離強度が500g/cm以
下である場合には、アルカリ現像液を用いず、印刷機上
で現像する製版方法を採用することが出来る。この製版
方法は具体的には、感光性平版印刷版の感光層を、画像
露光して画像様に該感光層を光硬化させた後、感光層の
未露光部分を支持体から除去して光硬化感光性画像を形
成する方法であって、画像露光後の光重合性平版印刷版
を印刷機の版胴に装着し、該光重合性平版印刷版の感光
層上に湿し水と印刷インクを供給してブランケットロー
ラーのローラー表面に該インクを転写する際に、該イン
クと共に前記未露光部をインクの粘着性を利用してブラ
ンケットローラーのローラー表面に転写することによ
り、該未露光部分を支持体から除去することを特徴とす
るものである。
【0076】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例により更に
具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により限定
されるものではない。 合成例1<化合物(A)と化合物(B)の反応によるウ
レタン系化合物−1の合成> 四つ口フラスコに、酢酸エチル100ml、ジラウリン
酸n−ブチルスズ180mg,パラメトキシフェノール
60mg、A−9530(新中村化学社製:ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレートを主成分とする化合
物。分子量は約530(理論値)。)38.6gを、順
次添加した。これに、A−9530の水酸基モル量に対
してイソシアネート基が0.9倍になるようにME20
−100(旭化成株式会社製:一分子中に平均9つのイ
ソシアネート基含有。分子量は約5000程度)を攪拌
しながら滴下した。滴下終了後、70度に加熱してIR
でイソシアネートのピークが消失するまで反応を行っ
た。反応物を「ウレタン系化合物−1」とする。(分子
量は約10000。)
【0077】合成例2<化合物(A)と化合物(B)の
反応によるウレタン系化合物−2の合成> 合成例1において、酢酸エチルを90ml、A−953
0を、NK701A(新中村化学社製:グリシジルメタ
クリレートとアクリル酸の反応生成物。理論分子量21
4。)9.4gに変更し、更に、ME20−100をN
K701Aの水酸基モル量に対してイソシアネート基が
0.9倍になるように変更した以外合成例1と同様にし
て反応を行い「ウレタン系化合物−2」(分子量は約7
000)を得た。
【0078】合成例3<化合物(A)と化合物(B)の
反応によるウレタン系化合物−3の合成> 四つ口フラスコに、シクロヘキサノン150ml、ジラ
ウリン酸n−ブチルスズ180mg、パラメトキシフェ
ノール60mg、A−9530(新中村化学社製:ジペ
ンタエリスリトールペンタアクリレートを主成分とする
化合物)34.7gおよび2ーヒドロキシ−n−オクタ
ノイック酸0.35g(分子量:160)を順次添加し
た。以下、合成例1と同様に、総水酸基モル量に対して
イソシアネート基が0.9倍になるようにME20−1
00を用い、反応を行い「ウレタン系化合物−3」を
(分子量は約9400)を得た。
【0079】合成例4<高分子結合剤−1の合成> メチルメタクリレート/メタアクリル酸=80/20m
ol%(仕込み比)の共重合体、Mw=7万(以下「高
分子結合材−1」と略す。)を合成した。この結合材−
1のメタアクリル酸成分全体の5割にA−200(ダイ
セル化学社製。脂環式エポキシ基かつアクリロイル基含
有化合物。)を反応させ、高分子結合材−1を得た。
【0080】合成例5<高分子結合剤−2の合成> ビニルメタクリレート/アクリロニトリル/アリルグリ
シジルエーテルメタクリレート/メタクリル酸=40/
15/30/15mol%(仕込み比)の共重合体、M
w=20万(以下「高分子結合材−2」と略す。)を合
成した。
【0081】実施例1〜4、比較例1、2 <アルミニウム支持体の製造> 支持体−1 アルミニウム板を3%水酸化ナトリウムにて脱脂し、こ
れを11.5g/l塩酸浴中で25℃、80A/dm2
の電流密度で11秒電解エッチングし、水洗後30%硫
酸浴中で30℃、11.5A/dm2の条件で15秒間
陽極酸化し、水洗、乾燥して平版印刷版用アルミニウム
板(以下「支持体−1」と略す。)を得た。
【0082】上記支持体−1上に、下記の光重合性組成
物塗布液−1をバーコーターを用いて乾燥膜厚2g/m
2となるように塗布乾燥した。更にこの上に、ポリビニ
ルアルコール水溶液をバーコーターを用いて乾燥膜厚3
g/m2となるように塗布乾燥し感光性平版印刷板を作
製した。
【0083】
【表1】 (光重合性組成物塗布液−1) 第1表に示すウレタン系化合物−1、−2、−3 第1表に記載の配合量 下記に示すエチレン性単量体−1、−2、−3 第1表に記載の配合量 下記ラジカル発生剤T−1 5 重量部 下記重合加速剤E−1 5 重量部 下記重合加速剤E−2 5 重量部 下記増感剤S−1 0.5重量部 下記増感剤S−2 0.5重量部 上記高分子結合材−1 45 重量部 顔料(P.B.15:6) 4 重量部 エマルゲン104P(花王社(株)製) 2 重量部 S−381(旭硝子(株)製 フッ素系界面活性剤) 0.3重量部 Disperbyk 161 (ビックケミー社製分散剤) 2 重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 600 重量部 シクロヘキサノン 545 重量部
【0084】
【化13】
【0085】
【化14】
【0086】
【化15】
【0087】
【化16】
【0088】得られた感光性平版印刷版について下記の
項目について評価した。結果を表−1に示す。 <感度評価>得られた感光性平版印刷版の一部にステッ
プフィルター(コニカ社製)及びレーザー光を完全に遮
断するフィルターを添付して、FD−YAGレーザー露
光機(製品名:Platejet。Cymbolic
Sciences社製)で、4000dpi、6.8m
Wの条件(版面露光量240μJ/cm2)で100%
画像を露光した。その後、Aケイ酸カリウムを3重量
%、ペレックスNBL(花王(株)製)5重量%を含む
水溶液中に、25℃で30秒浸漬後スポンジで1回擦る
ことにより現像を行った。現像後、十分に硬化した一番
高いステップ段数を読んで感度評価を行った。
【0089】<堆積評価(堅牢性評価)>得られた感光
性平版印刷版をそれぞれ6cm角に切り、積み重ねた後
に直径2cmの円柱を介して7kgの加重をかけ20時
間放置した。放置後に、各印刷版の荷重が働いた部分を
観察して、感光層が殆ど変化していないものを○、感光
層に一部変化や痕跡のみられるものを△、完全に一部支
持体の表面が見えるほどに痕跡のみられるものを×とし
た。
【0090】
【表2】
【0091】実施例5〜10 <アルミニウム支持体の製造> 支持体−2 厚さ0.2mmのアルミニウム板を、3%水酸化ナトリ
ウムにて脱脂し、これを18.0g/l塩酸浴中で25
℃、80A/dm2の電流密度で15秒電解エッチング
し、その後50℃の1%水酸化ナトリウム水溶液で5秒
間デスマット処理を行い、次に25℃の10%硝酸水溶
液で5秒間中和した。水洗後30%硫酸浴中で30℃、
10A/dm2の条件で16秒間陽極酸化し、更に50
ppmCMC水溶液に5秒間浸漬し、乾燥して平版印刷
版用アルミニウム板(以下「支持体−2」と略す。)を
得た。形成された陽極酸化皮膜は2.1g/m2であ
る。支持体−2の下記測定法による剥離強度は300g
であった。
【0092】<剥離強度>親水性支持体のガムテープ剥
離強度を下記の測定法方に従って測定した。親水化処理
された支持体(以下「親水性支持体」と称す。)の表面
接着性を示すガムテープによる剥離強度(以下「ガムテ
ープ剥離強度」と称す。)は図1(a)に示す如く、支
持体1の表面にガムテープ(SLIONTEC社製SL
ION TAPE)3を25℃、5kg/cm2、50c
m/分で圧着した後、支持体−2を固定台2の上に固定
し、ガムテープ3と支持体1が180°の方向に、毎分
30cmで離れるようにガムテープ3を引っ張る際に必
要な力Fをガムテープの幅で割って得られる線張力(g
/cm)を表わす。
【0093】上記支持体−2上に、下記の光重合性組成
物塗布液−2をバーコーターを用いて乾燥膜厚2g/m
2となるように塗布乾燥した。更にこの上に、ポリビニ
ルアルコール水溶液をバーコーターを用いて乾燥膜厚3
g/m2で膜厚3μmとなるように塗布乾燥し感光性平
版印刷板を作製した。得られた感光性平版印刷版につい
て印刷現像時の感度(下記感度評価−2)について評価
した。結果を第2表に示す。
【0094】
【表3】 (光重合性組成物塗布液−2) 上記エチレン性化合物−1 10 重量部 下記ウレタン系化合物−4 35 重量部 上記高分子結合材−2 65 重量部 第2表に示す増感剤 1 重量部 第2表に示すラジカル発生剤 第2表に記載の配合量 フタロシアニン顔料 5 重量部 トリベンジルアミン 10 重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 1000 重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 100 重量部
【0095】
【化17】
【0096】<感度評価−2>感光性平版印刷版を、ク
レオ社製近赤外露光装置(トレンドセッター3224−
T:発振波長830nm)を用いて各種露光量により画
像露光し、該印刷版を印刷機(三菱重工社製平版印刷機
「ダイヤF−2])上の版胴に取り付け、湿し水(アス
トロ No.1 マークII)、印刷インキ(東洋プロセスイン
キ ハイエコーマゼンタ)を用いて、100枚印刷して
印刷現像を行った。得られた100枚目の印刷物上の印
刷画像が現れる最小レーザー露光量(エネルギー)によ
り感度を評価した。第2表中のFは、1000mJ/c
2の露光量においても画像が形成されなかったことを
示している。
【0097】
【表4】
【0098】実施例11〜16 <アルミニウム支持体の製造> 支持体−3 厚さ0.2mmのアルミニウム板を、3%水酸化ナトリ
ウムにて脱脂し、これを18.0g/l塩酸浴中で25
℃、80A/dm2の電流密度で15秒電解エッチング
し、その後50℃の1%水酸化ナトリウム水溶液で5秒
間デスマット処理を行い、次に25℃の10%硝酸水溶
液で5秒間中和した。水洗後30%硫酸浴中で30℃、
10A/dm2の条件で16秒間陽極酸化し、水洗、乾
燥して平版印刷版用アルミニウム板(以下「支持体−
3」と略す。)を得た。形成された陽極酸化皮膜は2.
1g/m2である。
【0099】上記支持体−3上に、下記の光重合性組成
物塗布液−3を調製し、この塗布液をバーコーターを用
いて乾燥膜厚2g/m2となるように塗布して乾燥し
た。更にこの上に、ポリビニルアルコール水溶液をバー
コーターを用いて乾燥膜重量3g/m2で膜厚3μmと
なるように塗布乾燥し、感光性平版印刷版を作製した。
得られた感光性平版印刷版のアルカリ現像時の感度(下
記感度評価−3)について評価した。結果を第3表に示
した。
【0100】
【表5】 (光重合性組成物塗布液−3) 上記エチレン性化合物−1 10 重量部 上記ウレタン系化合物−4 35 重量部 上記高分子結合材−2 65 重量部 第3表に示す増感剤 1 重量部 第3表に示すラジカル発生剤 第3表に記載の配合量 フタロシアニン顔料 5 重量部 トリベンジルアミン 10 重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 1000 重量部 プロピレングリコールモノメチルエーテル 100 重量部
【0101】<感度評価−3>感光性平版印刷版を、ク
レオ社製近赤外露光装置(トレンドセッター3224−
T:発振波長830nm)を用いて各種露光量により画
像露光した。次に、炭酸ナトリウム0.7重量%及びア
ニオン性界面活性剤(花王株式会社製ペレックスNB
L)0.5重量%を含む水溶液に、28℃で30秒間浸
漬することにより現像を行った。現像後、得られた硬化
画像を与えるのに必要な最小露光エネルギー量を算出し
た。
【0102】
【表6】
【0103】
【発明の効果】本発明の感光性組成物は、高感度を維持
しつつ、堅牢性に優れているため、感光性平版印刷版と
した場合の取り扱い性に優れ、使用に際して安定した性
能を達成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/029 G03F 7/029 7/031 7/031 7/032 7/032

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン性単量体及び光重合開始系を含
    有する光重合性組成物に於いて、エチレン性単量体とし
    て一分子中に4つ以上のウレタン結合と4つ以上の付加
    重合可能な二重結合を有するウレタン系化合物(C)を
    含有することをを特徴とする光重合性組成物。
  2. 【請求項2】 ウレタン系化合物(C)の分子量が60
    0〜200000である請求項1に記載の光重合性組成
    物。
  3. 【請求項3】 ウレタン系化合物(C)が、下記一般式
    (I)で表されるものである請求項1又は2に記載の光
    重合性組成物。 【化1】 〔式(I)中、xは4〜20の整数、yは0〜15の整
    数、zは1〜15の整数を表わし、Raはアルキレンオ
    キシ又はアリーレンオキシ由来のくり返し単位を有し、
    かつRbと結合しうるオキシ基を4〜20有する基を表
    わし、Rb,Rcは独立にC1〜10のアルキレン基を
    表わし、Rdは(メタ)アクリル基を1〜10個有する
    有機残基を表わし、Ra,Rb,Rc,Rdはそれぞれ
    独立して置換基を有していてもよい。〕
  4. 【請求項4】 ウレタン系化合物(C)が、(A)一分
    子中に4つ以上のイソシアネート基を有する化合物と、
    (B)一分子中に1つ以上の水酸基と2つ以上の付加重
    合可能な二重結合を有する化合物とを反応させて得られ
    るものである請求項1〜3のいずれかに記載の光重合性
    組成物。
  5. 【請求項5】 一分子中に4つ以上のイソシアネート基
    を含有する化合物(A)の分子量が500以上であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の光重合性組成物。
  6. 【請求項6】 光重合開始系が、チタノセン化合物を含
    有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載
    の光重合性組成物。
  7. 【請求項7】 光重合開始系が、可視光領域に吸収のあ
    る増感剤を含有することを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の光重合性組成物。
  8. 【請求項8】 光重合開始系が、近赤外光領域に吸収の
    ある増感剤を含有することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の光重合性組成物。
  9. 【請求項9】 高分子結合材を含有する請求項1〜8の
    いずれかに記載の光重合性組成物。
  10. 【請求項10】 支持体上に、請求項1〜9のいずれか
    に記載の光重合性組成物からなる層を有する感光性平版
    印刷版。
  11. 【請求項11】 レーザー走査露光用である請求項10
    に記載の感光性平版印刷版。
  12. 【請求項12】 増感剤が、シアニン系色素である請求
    項8に記載の光重合性組成物。
  13. 【請求項13】 シアニン系色素が、ポリメチン鎖上に
    複素環を有するものである請求項12に記載の光重合性
    組成物。
  14. 【請求項14】 光重合開始系が有機硼素アニオン及び
    /又はハロメチル基含有化合物を含有する請求項12又
    は13に記載の光重合性組成物。
  15. 【請求項15】 原子団[N−CH2]を少なくとも有す
    るアミン化合物を含有する請求項12〜14のいずれか
    に記載の光重合性組成物。
  16. 【請求項16】 感光層中に更に、25℃におけるpK
    bが7以下であるアミン化合物を含有する請求項12〜
    15のいずれかに記載の感光性平版印刷版。
  17. 【請求項17】 支持体上に請求項12〜16のいずれ
    かの光重合性組成物からなる層を有し、該光重合性組成
    物からなる層が最上層である感光性平版印刷版。
  18. 【請求項18】 請求項10又は11に記載の感光性平
    版印刷版を、レーザー光により画像露光して画像様に該
    感光層を光硬化させた後、光重合性組成物からなる層の
    未露光部分を支持体から除去して光硬化感光性画像を形
    成する方法であって、画像露光の後にアルカリ現像液で
    現像して感光層の未露光部分を支持体から除去すること
    を特徴とする印刷版の製版方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の感光性平版印刷版
    を、波長650〜1300nmのレーザー光により画像
    露光して画像様に該感光層を光硬化させた後、光重合性
    組成物からなる層の未露光部分を支持体から除去して光
    硬化感光性画像を形成する方法であって、画像露光の後
    にアルカリ現像液で現像して感光層の未露光部分を支持
    体から除去することを特徴とする印刷版の製版方法。
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