JP2001289290A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents
油圧式オートテンショナInfo
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- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
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-
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Abstract
に変えることなく所定のエンジン回転数領域で圧力室の
圧力を下げてベルト張力の増大を防ぎ、ベルト張力の低
い回転領域ではプーリ振幅の小さい状態を維持できるオ
ートテンショナを得る。 【解決手段】 オートテンショナのシリンダ11の内部
をピストン16で圧力室22とリザーバ室23とに仕切
り、通路24をチェックバルブ25で開閉し、ピストン
16とスリーブ13との隙間からの作動油のリークをリ
ザーバ室23へ還流させてダンピング効果を得る。スリ
ーブ下底にはリリーフバルブ30を設けて十字溝36を
経由して一定圧以上では作動油をリザーバ室23へ還流
させ、ベルト張力の増大を防ぎ、プーリ振幅の小さい状
態を維持できるように構成する。
Description
るベルト伝動装置のベルトの張力を一定に保持する油圧
式オートテンショナに関する。
フトの回転をカムシャフトに伝えるベルト伝動装置にお
いては、クランクシャフトの端部とカムシャフトの端部
のそれぞれに取付けられた歯付プーリ間にタイミングベ
ルトをかけ渡し、そのタイミングベルトの弛み側ベルト
に油圧式オートテンショナの調整力を付与してタイミン
グベルトの張力を一定に保つようにしている。
平3−13647号公報に記載されたものが従来から知
られている。このオートテンショナにおいては、作動油
が充填されたシリンダ内に、その内部を圧力室とリザー
バ室に仕切るピストンを摺動自在に組込み、そのピスト
ンと共に軸方向に移動するロッドに張力調整ばねの弾性
力を付与して外方向への突出性を付与している。
通する通路を形成し、その通路にチェックバルブを設
け、前記圧力室内の作動油の圧力がリザーバ室内の作動
油の圧力より高くなったとき、そのチェックバルブで通
路を閉じるようにしている。チェックバルブは、弁体
と、その弁体のストローク量を制限するリテーナとから
成る。
従来のオートテンショナは、ピストンとシリンダ内周と
の間にわずかに隙間が設けられており、ピストンがシリ
ンダ内方へ押されて圧力室の圧力がリザーバ室より高く
なるとチェックバルブが閉じられると共に上記隙間から
リザーバ室へ作動油が少しずつリークし、これによりロ
ッドとピストンへの押圧力にダンピング効果を与えてベ
ルト張力の変動によるプーリの振幅を最小限の範囲に抑
制している。
装置の張力を調整しながら自動車等を運転する際に、エ
ンジンの回転数が低速回転から高速回転へと変化した場
合、図3の(a)、(b)に示すように、ベルト張力及
びプーリ振幅のいずれも一定の回転数でピーク値に達
し、これを境にしてその後さらに高速回転へと上昇する
につれて減少する。図においてTN (通常)、BN (通
常)はリーク量が一般的な値として設定されたもの、又
TL (低)、BL (低)は隙間を大きくしリーク量を大
として設定されたものである。なお、カッコ( )内の
低はダンピング応答時間が低いことを表す。
ーリの歯飛び)、ベルトの摩耗、歯合い音などを減少さ
せるためベルト張力を下げたいとの要望があり、特にベ
ルト張力を下げる必要の大きい場合には上記リーク量の
大きいタイプのオートテンショナで対応しているのが現
状である。しかし、大きいリーク量のタイプは、一般的
リーク量のものに比べてベルト張力は回転数の全域に亘
って小さいが、プーリ振幅は反対に大きく、このためベ
ルト張力の低い回転域でもプーリの振幅が増大し、各部
の摩耗を生じるという不都合がある。
一定以上の圧力となろうとする所定のエンジン回転数領
域で圧力室内の圧力を下げることによりベルト張力の増
大を防ぎ、かつベルト張力の低い回転域ではプーリ振幅
の小さい状態を維持できるオートテンショナを提供する
ことを課題とする。
を解決する手段として、作動油が充填されたシリンダ内
部に有底のスリーブを設け、スリーブ内部にピストンを
摺動自在に組込んで内部を圧力室とリザーバ室に仕切
り、ピストンと共に軸方向に移動するロッドを挿通さ
せ、このロッドに張力調整ばねの弾性力を付与して外方
向への突出性を付与し、リザーバ室から圧力室へは両室
を連通する通路を経由して作動油を流通し逆方向の流れ
は上記通路を遮断して阻止するチェックバルブを圧力室
に臨んで設け、かつ所定以上の圧力となった圧力室の作
動油を還流路を経由してリザーバ室へ還流させるリリー
フバルブを圧力室に臨んで設けて成る油圧式オートテン
ショナとしたのである。
張力調整ばねの弾性力によりベルト伝動装置のタイミン
グベルトの張力を調整しながら、シリンダ内のチェック
バルブとピストン及びスリーブの摺動面間の隙間からの
リークによりダンピング効果が付与される。チェックバ
ルブは圧力室からリザーバ室への作動油の流れを阻止
し、圧力室へリザーバ室より高い圧力が作用すると上記
隙間からのリークを利用してピストンを移動させてロッ
ドに対する押圧力を緩和し、ダンピング効果を与える。
いるため、圧力室が一定以上の値になるとリリーフ弁に
より圧力室の圧力を逃がし、作動油をリザーバ室へ還流
する。これにより、ロッドに押圧力が作用したときの圧
力室内の圧力が一定以上となったときの張力の増大を阻
止し、エンジン回転数の変化により増大するタイミング
ベルトの張力を一定値以下に抑制する。又、エンジン回
転数が、一定値以下のタイミングベルトの張力範囲で
は、スリーブとピストン間の摺動面間の隙間を通常の値
に設定しておけば、特に上記隙間を通る作動油のリーク
量が増大することがなく、従ってプーリ振幅を小さく抑
えることができる。
照して説明する。図1は実施形態の油圧式オートテンシ
ョナの概略構成を示す。図示のように、油圧式オートテ
ンショナ10のシリンダ11は、アルミ合金から成る底
付きの外筒12と、その外筒12内に挿入された鋼製の
底付きのスリーブ13とから成り、内部には作動油が充
填されている。スリーブ13は大径段部12aと小径段
部12bを有する異径段状の穴内に挿入され、スリーブ
13の下端部が小径段部12bに当接して嵌合されてい
る。外筒12の上側開口部内にはオイルシール14が挿
入され、止め輪15の取付けによって抜け止めされてい
る。スリーブ13内にはピストン16が摺動自在に組み
込まれている。ピストン16はロッド挿入孔17を上部
に有し、そのロッド挿入孔17にロッド18の下部が挿
入されている。ここで、ロッド18はロッド挿入孔17
に圧入してもよく、あるいは抜き差し自在に挿入しても
よい。
をスライド自在に貫通して上部がシリンダ11の上方に
臨んでいる。ロッド18のシリンダ11内に位置する部
分にはウエアリング19が嵌合されている。ウエアリン
グ19は外筒12の内径面に沿ってスライド自在とさ
れ、そのウエアリング19とスリーブ13の外側でシリ
ンダ11の内周面の中間よりやや下方寄りに設けられた
大径段部12aとの間の間隙20に張力調整ばね21が
組み込まれている。大径段部12aの上面が間隙20の
底面を成し、同時にばね座となっている。ウエアリング
19は上記張力調整ばね21によってロッド18の外周
に形成された段部18aに押し付けられ、その張力調整
ばね21の押圧によってロッド18に外方向への突出性
が付与されている。
れた圧力室22と、その上方に形成されたリザーバ室2
3とを連通する通路24が設けられている。通路24は
圧力室22に臨んでピストン16の底部に設けたチェッ
クバルブ25によって開閉される。チェックバルブ25
はボールから成る弁体26と、その弁体26のストロー
ク量を制限するリテーナ27と、このリテーナ27をピ
ストン16の下面に押し付けるリテーナスプリング28
とから成り、前記弁体26は圧力室22内の作動油の圧
力がリザーバ室23内の作動油の圧力より高くなったと
き通路24を閉じるようになっている。
には図示していないがその摺動面間に極くわずかな隙間
が形成されることとなり、ピストン16がシリンダ内側
へ押圧されて圧力室22の圧力がリザーバ室23より高
くなると少しずつリザーバ室23へリークするようにな
っている。この隙間は課題の欄で説明した一般的なリー
ク量となる値とされ、例えば図示の例では約10μm程
度である。これに対し従来のリーク量の大きいものでは
40μm程度の隙間として設定される。
0が設けられている。このリリーフバルブ30はスリー
ブ13の底部に圧力室22に臨んで設けた通路31を開
閉するものであり、ボールで形成される弁体32と、そ
の弁体に所定の弾性押圧力を付与するばね33と、この
ばねを保持するリテーナ34とから成り、シリンダ11
の下端の小径穴内に設けられている。そして、リリーフ
弁30の弁室35内に弁体32が開いて流体が流れ出す
と、その流体を逃がすための十字溝36が小径穴の外周
とスリーブ13が嵌合する中径穴の外周とに亘って設け
られている。十字溝の上端は、図示のように、スリーブ
13の外周の間隙20に連通している。なお、上記通路
31の弁室35、十字溝36、間隙20は、圧力室22
の作動油をスリーブ13の上端を通ってリザーバ室23
へ逃がす際の還流路を形成している。
ナにおいて、図示しないベルト伝動装置のタイミングベ
ルトに弛みが生じると、張力調整ばね21の押圧により
ロッド18が外方向へ移動し、ベルトの弛みが吸収され
るが、このロッド18の外方向への移動時、ピストン1
6もリテーナスプリング28の押圧によりロッド18と
共に移動する。そのピストン16の移動によって圧力室
22内の作動油の圧力がリザーバ室23内の作動油の圧
力より低くなるため、チェックバルブ25の弁体26は
通路24を開放する。このため、リザーバ室23内の作
動油は通路24から圧力室22内に流れ、ピストン16
およびロッド18は上方にスムーズに移動してタイミン
グベルトの弛みを直ちに吸収する。
増大すると、その弛み側ベルトによりロッド18がシリ
ンダ11の内側へ押し込まれる。このとき、圧力室22
内の作動油の圧力がリザーバ室23内の圧力より高くな
るため、チェックバルブ25の弁体26は通路24を閉
じ、ロッド18に付与される押込力が圧力室22内の作
動油によって緩衝され、タイミングベルトの弛み側ベル
トの弛みによる振動が防止される。
ばね21の弾性力より大きい場合、圧力室22内の作動
油はピストン16とスリーブ13の摺動面間よりリザー
バ室23内にリークし、ピストン16は張力調整ばね2
1の弾性力とタイミングベルト(strikethrough:5)の
張力とが釣り合う位置まで下降して停止する。そして、
上記ピストン16が作動油のリークによって移動するこ
とによりダンピング効果が得られる。タイミングベルト
の張力は常に移動するためその弛みや張力の増大に従っ
て上記作動が繰り返され、タイミングベルトにダンピン
グ効果を及ぼしながら張力の調整が行なわれる。
時にベルト張力が一定の値を超えると、ロッド18の押
込力の増大により圧力室22内の圧力も一定の圧力以上
になろうとする。しかし、この実施形態のオートテンシ
ョナではシリンダ底部にリリーフ弁30が設けられてい
るため、上記圧力がその弁体32を押圧しているばね3
3の弾性力をわずかに超えると、弁体32を押し下げて
通路31が開放され、圧力室22の作動油が弁室35へ
と流れ、さらに十字溝36を通ってスリーブ13の外周
の隙間20からリザーバ室23へ戻り、これにより圧力
室22内の圧力が低下し、ばね33で設定される一定の
圧力値に保持される。
いて、エンジン回転数が変化した場合のベルト張力及び
プーリ振幅との関係について見ると図3の(a)、
(b)に示すように変化する。実施形態のものは、図中
でTS 、BS の符号を付したものである。エンジン回転
数が図中の回転数ND より低い又はNU より高いところ
では、ベルト張力TS はリーク量の大きいタイプのTL
より大きいが、所定範囲N D 〜NU 間ではリリーフ弁3
0が作動するため、一定値に抑えられる。従って、ベル
ト張力を全般的に低く抑えることができる。一方、プー
リ振幅については、所定範囲ND 〜NU 間では振幅はピ
ーク値を持ち、そのピーク値はリーク量の大きいタイプ
のピーク値と同じく大きくなるが、ND 以下又はNU 以
上の回転数領域ではプーリ振幅は一般的リーク値のタイ
プと同じ値に抑制される。従って、以上からベルト張力
をエンジン回転数の変化の全領域に亘って一定以下に抑
制しながら、ベルト張力が一定値以下の領域ではプーリ
振幅も低い値に抑えることが可能となる。
ョナの主要縦断面図を示す。この実施形態ではチェック
バルブ25とリリーフバルブ30が第1実施形態とは上
下が逆の関係となるように設けられている点が大きく異
なる。即ち、図示のように、チェックバルブ25はスリ
ーブ13の底部に、かつ圧力室22に臨んで、リリーフ
バルブ30はピストン16の底部(下方側内部)の凹所
を弁室35としてそこに、かつ圧力室22に臨んでそれ
ぞれ設けられている。但し、スリーブ13は弁室35を
シリンダ11の底部に設けていないため小径段部12b
が不要となり、大径段部12aのみの異径段状の穴内に
挿入されている。なお、以下では同一の機能部材につい
ては同一符号を付して説明を省略し、第1実施形態と異
なる構成を中心に説明する。
部に設けた通路24aを開閉するように第1実施形態と
は上下逆向きに設けられ、十字溝36はシリンダ11の
底部で十字状にクロスするように形成されているため、
上記通路24aはその中央の十字クロス位置で十字溝3
6に連通している。ピストン16の下面には押板34’
が取付けられており、この押板34’に設けた通路31
を開閉するリリーフバルブ30がピストン16の内部に
設けられている。通路31の弁室35側開口が弁座を形
成している。リリーフバルブ30の構成部材は第1実施
形態と同じであるが、弁室35はピストン16の上部の
通路24にも連通している。なお、この実施形態では通
路31、弁室35、通路24からピストン16とロッド
18の嵌合部の隙間を通りリザーバ室23へ通じる流路
が還流路を形成している。
ンショナの作用は、基本的には第1実施形態と同じであ
るが、チェックバルブ25、リリーフバルブ30を逆に
設けた点で以下のように若干第1実施形態と異なる。ロ
ッド18の外方向への移動時には圧力室22内の圧力が
リザーバ室23より低くなり、通路24aが開放される
が、この時リザーバ室23内の作動油はスリーブ13の
上端から隙間20、十字溝36を通ってスリーブ13の
底部の十字溝クロス位置から通路24aへと流れる。こ
れによりピストン16、ロッド18は上方へスムーズに
移動してタイミングベルトの弛みを吸収する。
18がシリンダ11の内側へ押込まれると、圧力室22
の圧力がリザーバ室23より高くなるため、弁体26が
通路24aを閉じ、圧力室22の作動油がリークによっ
てリザーバ室23へリークしてダンピング効果を及ぼす
点は第1実施形態と同じである。この場合も圧力室22
の圧力が一定値をわずかに超えるとリリーフ弁30が作
動する。通路31を通って弁体32に作用する圧力が一
定値を超えると弁体32が開放され、圧力室22の圧力
が弁室35へ逃げることとなる。弁室35へ流入した作
動油はピストン16の上端にロッド18の下端が嵌合し
ている隙間からリザーバ室23へ還流される。
ルブ30の作動は第1実施形態と流れが逆になることが
分るが、その作動の基本動作は第1実施形態と同様であ
ることが分る。従って、チェックバルブ25によるダン
ピング効果も同様に得られることは勿論であるが、特に
リリーフバルブ30を設けたことにより図3に示す作用
も第1実施形態と同様に得ることができることは言うま
でもない。
の油圧式オートテンショナはシリンダ内に圧力室とリザ
ーバ室に仕切るピストンを設け、このピストンと共に移
動するよう挿通したロッドに張力調整ばねの弾性力を付
与し、両室を連通する通路の一方向への流れを阻止する
チェックバルブと、圧力室の圧力が一定値以上になると
還流路を経由して圧力室の作動油を還流するリリーフバ
ルブとをそれぞれ圧力室に臨んで設けたものとしたか
ら、張力調整ばねの弾性力によりタイミングベルトの張
力の変動を緩和し、その変動の増大をチェックバルブと
スリーブ及びピストンの摺動面間の隙間からのリークに
より抑制してダンピング効果を付与すると共に、リリー
フ弁により圧力室の圧力が一定値以上になろうとすると
その圧力を逃がして一定値に抑制し、従ってタイミング
ベルトの張力を一定値以下に防止すると共にその一定値
以下の張力範囲のエンジン回転数域ではプーリ振幅を小
さく維持することができるという利点が得られる。
縦断面図
縦断面図
Claims (7)
- 【請求項1】 作動油が充填されたシリンダ内部に有底
のスリーブを設け、スリーブ内部にピストンを摺動自在
に組込んで内部を圧力室とリザーバ室に仕切り、ピスト
ンと共に軸方向に移動するロッドを挿通させ、このロッ
ドに張力調整ばねの弾性力を付与して外方向への突出性
を付与し、リザーバ室から圧力室へは両室を連通する通
路を経由して作動油を流通し逆方向の流れは上記通路を
遮断して阻止するチェックバルブを圧力室に臨んで設
け、かつ所定以上の圧力となった圧力室の作動油を還流
路を経由してリザーバ室へ還流させるリリーフバルブを
圧力室に臨んで設けて成る油圧式オートテンショナ。 - 【請求項2】 前記チェックバルブをピストンの底部に
圧力室に臨んで設け、前記リリーフバルブをスリーブの
底部に圧力室に臨んで設けたことを特徴とする請求項1
に記載の油圧式オートテンショナ。 - 【請求項3】 前記チェックバルブをスリーブの底部に
圧力室に臨んで設け、前記リリーフバルブをピストンの
底部に圧力室に臨んで設けたことを特徴とする請求項1
に記載の油圧式オートテンショナ。 - 【請求項4】 前記ピストンの底部に設けた凹所を弁室
としてそこにリリーフバルブを設け、リリーフバルブの
弁座によりその弁室を圧力室から仕切るように形成した
ことを特徴とする請求項3に記載の油圧式オートテンシ
ョナ。 - 【請求項5】 前記リリーフバルブを還流路を開閉する
弁体と、この弁体を所定の力で弁座に付勢するばねとで
構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
記載の油圧式オートテンショナ。 - 【請求項6】 前記弁体をボールにより形成したことを
特徴とする請求項5に記載の油圧式オートテンショナ。 - 【請求項7】 前記ロッドにシリンダ内周面に沿って摺
動自在に案内されるリング部材を取付け、スリーブの外
周面とシリンダ内周面との間に設けた環状空間に一端を
リング部材に係合し、他端を環状空間の底部に係合した
張力調整ばねを組込んだことを特徴とする請求項1乃至
6のいずれかに記載の油圧式オートテンショナ。
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