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JP2001252809A - ドリルインサート - Google Patents

ドリルインサート

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Publication number
JP2001252809A
JP2001252809A JP2000062000A JP2000062000A JP2001252809A JP 2001252809 A JP2001252809 A JP 2001252809A JP 2000062000 A JP2000062000 A JP 2000062000A JP 2000062000 A JP2000062000 A JP 2000062000A JP 2001252809 A JP2001252809 A JP 2001252809A
Authority
JP
Japan
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cutting edge
peripheral side
outer peripheral
inner peripheral
land portion
Prior art date
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Granted
Application number
JP2000062000A
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English (en)
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Inventor
Kaoru Hatta
薫 八田
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2000062000A priority Critical patent/JP4384327B2/ja
Publication of JP2001252809A publication Critical patent/JP2001252809A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内周側切刃及び外周側切刃を有する1つのドリ
ルインサートを使用し、特にねばりのある被削材を穴あ
け加工する場合にも切屑の排出性を確保することができ
るドリルインサートを提供することを目的とする。 【解決手段】すくい面となる上面に外周側切刃に対応す
る部分のみ陸部を設け内周側切刃のブレーカを立ち上が
り面を無くした上面とすることで、あるいは内周側およ
び外周側切刃のブレーカ溝の立ち上がり面を有する陸部
を形成した場合に、内周側切刃に対応する陸部を外周側
切刃よりも低くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は穴加工用の転削工具
や旋削工具に装着されるドリルインサートに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】穴加工を行う転削工具や旋削工具として
のドリル工具においては、工具本体の先端部に相互に回
転軌跡が交叉するように内周側インサートと外周側イン
サートとを着脱自在に装着されるものを使用している。
そして、これら内周側インサートと外周側インサートと
を同形状として共通化し、1種類のドリルインサートと
して使用できるようにしたものも広く利用されている。
【0003】この種のドリルインサートは、内周側イン
サートとして使用する際に、主として内周側穴底面を切
削加工するための内周側切刃と、外周側インサートとし
て使用する際に、主として外周側穴底面を切削加工する
外周側切刃とを1つのドリルインサートに備えている。
【0004】通常、穴あけ加工を行う場合、内周側切刃
によってできる切り屑と外周側切刃によってできる切り
屑とでは、内周側切刃よりも外周側切刃の方が早い周速
度で回転しているため、切り屑のできる量や形状が異な
ってくる。その結果、内周側切刃と外周側切刃とは全く
異なる設計を施し、安定した穴加工を実現するために、
専用の切り屑処理性を得るための改良がなされている。
【0005】例えば、特開平6年134611号公報で
は、内周側切刃に形成した内周側チップブレーカと外周
側切刃に形成した外周側チップブレーカ溝とを異なる形
状に形成することで、内周側、外周側ともに良好な切り
屑処理性を実現している。具体的には、内周側チップブ
レーカは、すくい面から直接ブレーカ壁面を形成してい
るのに対し、外周側チップブレーカ溝は、すくい面上に
凹溝を介してブレーカ壁面を形成することで、両者のブ
レーカの曲折度合いを変え、より周速度の速い外周側切
刃が作る長い切り屑を小さくカールさせて分断できるよ
うにして、両者共良好に排出できるようにしているもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように内周側
チップブレーカと外周側チップブレーカ溝とを異なる形
状とすることで、被削材として炭素鋼やクロムモリブデ
ン鋼のような鋼材(通常の被削材)に対しては良好な切
り屑の排出性を為し得たとしても、よりねばりのある被
削材(難削材)であるステンレス鋼や低炭素鋼などに対
しては未だ改善の余地が残されているのが実状である。
【0007】具体的には、通常の被削材の場合、内周側
の切り屑は傘状の切り屑が1本のスパイラル状になって
きれいに連続して排出されるのに対して、難削材の場合
にはいびつな傘状が絡み合った団子状の切り屑となり、
排出性が極めて悪くなる傾向がある。その結果、内周側
切り屑に詰まりが発生し、加工時の切削抵抗が増大した
り、被削材の加工面が切り屑によって傷が付けられたり
するなどの不具合が生じ、良好な穴あけ加工を維持でき
ないのである。
【0008】この対策として、内周側チップブレーカの
ブレーカ幅を大きくとり、あるいはブレーカ壁面までの
距離を大きくとることで改善させる可能性はあるが、隣
接する外周側チップブレーカ形状を自由に設計できなく
なり、外周側チップブレーカ溝の形状そのものにも影響
が生じ、逆に外周側切り屑の処理性に支障をきたしかね
ない。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、内周側切刃及び外周側
切刃を有する1つのドリルインサートを使用し、特にね
ばりのある被削材を穴あけ加工する場合にも良好な切り
屑の排出性を確保することができるドリルインサートを
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明であるドリルインサートは、多角形
をした板状体の上面稜辺部に内周側切刃と外周側切刃と
を隣接して形成したドリルインサートにおいて、上面
は、外周側切刃に沿った外周側ブレーカ溝と、前記外周
側ブレーカ溝に沿った陸部とを備え、前記陸部の頂面が
内周側切刃の上面よりも高いことを特徴とする。
【0010】また、請求項2の発明であるドリルインサ
ートは、多角形をした板状体の上面稜辺部に内周側切刃
と外周側切刃とを隣接して形成したドリルインサートに
おいて、上面は、内周側切刃に沿った内周側ブレーカ溝
および前記内周側ブレーカ溝に沿った内周側陸部と、外
周側切刃に沿った外周側ブレーカ溝および前記外周側ブ
レーカ溝に沿った外周側陸部とをそれぞれ備え、内周側
陸部の頂面を外周側陸部の頂面よりも低く形成したこと
を特徴とする。
【0011】これらドリルインサートによれば、すくい
面となる上面に外周側切刃に対応する部分のみ陸部を設
け内周側切刃のブレーカを立ち上がり面を無くした上面
とすることで、あるいは内周側および外周側切刃のブレ
ーカ溝の立ち上がり面を有する陸部を形成した場合に、
内周側切刃に対応する陸部を外周側切刃よりも低くする
ことで、内周側の切り屑処理能力を高くすることが可能
となる。
【0012】特に、請求項1のドリルインサートによれ
ば、加工径が大きい場合に、また請求項2のドリルイン
サートによれば、加工径の小さい場合に好ましく、こう
した構成を採用することで安定した螺旋形状の切り屑生
成と排出性とを両立させることが可能となる。
【0013】以下図面を使用して、本発明を具体的に説
明する。
【0014】
【発明の実施の形態】最初に、本発明のドリルインサー
トを使用するドリルについて説明する。
【0015】図1は、交換自在なドリルインサートを切
刃として使用するドリルDを示した図であり、このドリ
ルDは略円柱形状をしており、工作機械に固定するシャ
ンク部Sとドリル本体Tとから構成されている。ドリル
本体Tには、切り屑を先端からシャンク側へ排出するた
めのフルート溝F、F’が長手方向に螺旋状に形成され
ている。このフルート溝F、F’の先端には、ドリル本
体の回転方向側の面に、ドリルインサート1を取り付け
るための先端ポケット3,5がそれぞれ配設されてい
る。そして、フルート溝Fの先端ポケット3は、主に外
径側を切削する外周側インサート2を着脱自在に装着す
るためのものであり、外周面側が開放されている。また
フルート溝F’の先端ポケット5は、内径側を切削する
内周側インサート4を外周側インサート2と同様に着脱
自在に装着するためのものであり、ドリル本体Tの回転
軸心方向が開放されている。なお、このポケット3,5
は、取り付ける外周側インサート2と内周側インサート
4とを、クランプネジLを回転中心として、約90度回
転させた関係でそれぞれのインサートを取り付けられる
ように形成されている。
【0016】そして、このポケット3,5に、後述する
同じ大きさと形状を有するドリルインサート1をクラン
プネジLで固定する。
【0017】次に、本発明のドリルインサートについて
説明する。
【0018】図2は、本発明のドリルインサートの外観
形状を示した正面図であり、図3はその側面図である。
全体として1で示すドリルインサートは多角形をしてお
り、逃げ面となる側面7とすくい面となる上面8との稜
辺部にインサートの全周に亘って切刃が形成されてい
る。そしてこれら切刃は、向かい合う一対の切刃が同じ
機能を有したものとなっており、全体としてはインサー
ト本体の厚さ方向に形成した、クランプネジを挿通させ
るための貫通孔9の中心O1に対して点対称関係の形状
に形成されている。
【0019】これら切刃のうち、12,12’が内周側
切刃であり、14,14’が外周側切刃を構成してい
る。
【0020】内周側切刃12と12’の間には、内周側
切刃としてドリル加工時に被削材と最初に接触する食い
つき切刃部30を有している。一方外周側切刃14,1
4’は、切刃14の両端部に2つのコーナーR部15,
16を有し、全体としてはドリルインサート1より突出
した突出形状部18を形成している。また、この外周側
切刃14,14’の間のコーナーR部16が、ドリル加
工時に被削材と最初に接触する食いつき切刃部として機
能する。
【0021】なお、ここでコーナーR部15,16と
は、曲線部分に連続する直線がなす角α、α’が直角に
近く、概ね60°〜105°の範囲に形成している。
【0022】切刃は難削材や深堀加工に適するよう、内
周側切刃12、12’および外周側切刃14、14’共
にするどい刃先形状に加工し、加工時の切削抵抗を下げ
るようにしている。
【0023】この点について断面図を使用して説明す
る。
【0024】図4は、図2中のA−A断面図であり、外
周側切刃14を備えた突出形状部18の刃先形状を示す
断面図である。外周側切刃14を含む側面7は逃面とし
て機能し、上面8はすくい面として機能している。この
上面8には切刃14より内側にランド31、ブレーカ溝
32を備え、ブレーカ溝の立ち上がり面33より陸部3
4を形成している。
【0025】かかるブレーカ溝32は、ランド31より
大きく湾曲した形状となっており、またドリルインサー
ト1の高さ方向に見て、ランド31よりも陸部34が高
くなるように立ち上がり面33を形成している。このよ
うな大きく湾曲するとともに高く立ち上がったところに
陸部34を形成することで、外周側切刃14により切削
された切り屑はカールし、小さく分断させることが可能
となる。
【0026】図5は、図2中のB−B断面図であり、外
周側切刃14’の刃先形状を示す断面図である。外周側
切刃14’は、ドリル加工においては切刃14よりは内
側に位置しており、ドリル加工時には、コーナーR部1
6の存在により切刃14で生成された切り屑とは分断さ
れた切り屑を生成する。
【0027】この切刃形状は、前述した切刃14に対し
て、より幅が狭くて深さの浅いブレーカ溝32’と、前
述した陸部34よりも高い陸部34’を有していること
を除けば実質上類似した形状となっている。
【0028】次に内周側切刃12,12’の切刃形状に
ついて説明する。
【0029】内刃側切刃12は、図2に示したようにド
リルの中心軸近傍に位置するコーナーR部15より切刃
12、12’を形成し、2つの切刃は凸状のくの字形状
に形成されている。そして2つの切刃12,12’の間
に位置する角部に食いつき切刃部30を有している。
【0030】切刃形状は、2つの切刃12,12’とも
実質上同じ形状をしており、図2中のC−C断面図であ
る図6に示した形状を有している。具体的には、切刃1
2、12’よりランド31を介して上面に陸部を設けな
いフラットなブレーカ面36を形成している。
【0031】そしてこれら外周側切刃14,14’およ
び内周側切刃12,12’とも切削抵抗を下げるために
大きめのすくい角β1(外周側切刃14、14’に対
応)、β2(内周側切刃12,12’に対応)を有して
いる。
【0032】特に、外周側切刃14は、すくい角β1が
小さい場合に次のような不具合がある。すなわち、外周
側切刃14の突出形状部18は、切削加工時に最初に被
削材に食いつく部分であるが、仮に、すくい角β1が小
さく大きな抵抗を受けることになった場合には、僅かな
量ではあるが、この突出形状部が回転方向と反対側且つ
内周側に捩れることにより加工径が小さくなる。そし
て、その加工径の小さい状態のまま加工は継続されるの
で、加工時に孔面とホルダーとが接触したり、或いは、
加工後にホルダーを抜く際にインサートと孔面とが接触
したりするなどして孔面の仕上げ状態が不良となる恐れ
がある。また、切削量の多い外周側切刃と切削量の少な
い内周側切刃の切削抵抗のバランスを確保するため、外
周側切刃のすくい角β1を内周側切刃のすくい角β2よ
りも大きく形成している。
【0033】これに対して、内周側切刃12’はすくい
角β2が大きいのが好ましいが、切削抵抗のバランスを
とって、前記外周側切刃14の突出形状部18に捩れを
生じさせないように、前記突出形状部18よりも幾分大
きな切削抵抗を受けるようにさせるのが好ましい。した
がって、外周側切刃のすくい角β1を内周側切刃のすく
い角β2よりも大きく形成している。
【0034】本発明のドリルインサートにおけるこれら
すくい角は、インサートの母材強度や、切削加工の条件
により適宜決定されるものであるが、それぞれ、β1を
23〜33度、β2を12〜22度で形成することが望
ましく、この実施例ではそれぞれβ1を27度、β2を
18度で形成している。このすくい角を大きくすると切
削抵抗は減少するものの刃先強度が低下し、逆に小さく
すると切削抵抗が増大するものの、刃先強度はアップす
る。なお本発明では大きなすくい角を実現するため、切
刃の内周側にランド31を形成し、高い切刃強度と小さ
い切削抵抗をバランス良く備えている。このランドの幅
はインサートの大きさにもよるが、概ね0.02〜0.
07mmの幅を形成することが望ましい。
【0035】また、ブレーカ深さとしては、内周側より
も外周側の方をより深く形成することが望ましく、また
外周側切刃においても最外周部分を切削する切刃(本実
施形態では突出形状部18の切刃14)に対応させたブ
レーカをより深く形成するのが、切り屑の分断ならびに
排出性の観点から望ましい。具体的には、外周側ブレー
カ溝h1(切刃14に対応)は0.15〜0.35m
m、h2(切刃14’に対応)は0.05〜0.20m
mであることが好ましい。
【0036】更にまた、外周側切刃14,14’に沿っ
て形成されるブレーカ溝32、32’の幅は、最外周部
分を切削する切刃14に沿ったブレーカ溝32を広く形
成している。この実施例では、突出形状部18の切刃1
4に沿ったブレーカ溝32は、突出形状部18全体を含
むような大きなブレーカ溝としている。また、突出形状
部18の切刃14のブレーカ溝32を深く、且つ、立ち
上がり面33が低めとし、他方、外周側切刃のうちこれ
以外の切刃14’のブレーカ溝32’を浅く、且つ、立
ち上がり面33’を高くした。
【0037】このように外周側切刃に沿ったブレーカ溝
形状を部分によって違えた理由を次に説明する。
【0038】まず、突出形状部18に沿った切刃14の
切り屑は幅が広く剛性が大きいため(図12中の幅d4
を参照)、容易に湾曲しやすい性質を有する。かかる切
り屑を、ブレーカ溝を浅くして切り屑が強く溝面に当た
るようにすると、切り屑はすぐにカールしてしまう。そ
して、このカールした切り屑が立ち上がり面33に当た
ると、切り屑が詰まり易くなるとともに、大きな切削抵
抗が生じることになる。そこで、本実施形態では、切り
屑がブレーカ溝面に強く当たらないように、ブレーカ溝
32を深く形成し、且つ、切り屑を無理にカールさせる
ことなくスムーズに排出させるように、ブレーカ溝32
の幅を大きく、かつ立ち上がり面33を低く形成した。
【0039】これに対して、外周側切刃のうち他の部分
(切刃14’)の切り屑は有効刃長が短く(図12中の
幅d5参照)、切り屑の幅が狭い。この幅の狭い切り屑
は剛性が小さいので湾曲し難い性質を有する。そこで、
本実施形態では、切り屑がブレーカ溝面に当たってバウ
ンドし、さらに、立ち上がり面で確実に湾曲するよう
に、ブレーカ溝32’を浅く、幅狭とし、且つ、立ち上
がり面33’を高くした。
【0040】このようにブレーカ溝の幅等を調整するこ
とで、切り屑処理性を改善している。
【0041】このブレーカ溝32,32’の幅はドリル
インサートの大きさによって異なるが、W1が1.6〜
3.5mm、W2が0.9〜2.0mmの範囲でそれぞ
れ形成するのがよい。また、切刃に対する陸部34、3
4’の高さは、h3(切刃14に対応)が0.05〜
0.13mm、h4(切刃14’に対応)が0.13〜
0.2mmの範囲でそれぞれ形成するのがよい。
【0042】第2図に戻り、外周側切刃に対応させた陸
部の形状について説明する。
【0043】本発明で使用する陸部34,34’は、す
くい面上に島状に形成されている部分をいう。
【0044】この陸部34、34’は、外周側切刃1
4,14’のブレーカ溝32,32’の立ち上がり面3
3、33’の幅および高さを確保する上で形成したもの
であり、切刃14,14’の長さに見合った立上がり面
を有している。
【0045】一方、内周側切刃の存在するすくい面は、
切り屑の排出性を十分確保するため、この実施例では、
陸部のないフラットなブレーカ面36を形成し、十分広
い面を確保している。
【0046】そのため、陸部34、34’の内周側切刃
に沿ったすくい面との境界は、ドリルインサート1の中
心O1に対して、概ね対角上に位置する一対のコーナー
を結んだ対角線に沿って形成されている。そして、これ
ら陸部34、34’のうち、コーナーR15に隣接する
外周側切刃14に対応した陸部34は、そのコーナーR
側端部を、上記対角線よりも内周側切刃上面に幾分張り
出させている。このような構成を採用することにより、
外周側切刃14に沿って切り屑を細かく分断するための
大きなブレーカ溝を備えることができる。この場合、コ
ーナーR15に隣接する内周側切刃12はドリルの回転
中心軸O3(図12参照)を含む関係にあるため、傘状
の切り屑を効率良く排出するための広くフラットなブレ
ーカ面を必要とするが、回転中心軸O3は、コーナーR
よりもやや内周側切刃方向に位置している関係で、陸部
34の内周側切刃用ブレーカ溝面との傾斜部40は、前
述した対角線よりも内周側に張り出すことができる。
【0047】かかる構成により、外周側切刃用の幅広く
かつ深く湾曲した大きな溝を確保すると共に、内周側に
フラットで大きなブレーカ溝面36を形成することがで
きている。
【0048】なお、本実施形態において上記ブレーカ面
36は、陸部のないフラット面としたが、陸部の形成さ
れないような、例えば、立ち上がりのない曲面形状な
ど、フラット面以外の形状であっても構わない。
【0049】次に、外周側に形成した陸部と内周側切刃
に沿った上面との関係について説明する。
【0050】この関係を示した図7は、図2中のE−E
断面図を示している。この断面図は、外周側切刃14’
からランド→外周側切刃ブレーカ溝→陸部→内周側切刃
の上面部分→陸部→外周側切刃ブレーカ溝→ランド→外
周側切刃14に至るものである。この図7より、ブレー
カ溝の深さ関係や、ランドと陸部の高さ関係、および外
周側切刃に対応した陸部と内周側切刃に対応した上面と
の高さ関係が理解できる。
【0051】すなわち、外周側切刃について最外周部分
を切削する切刃14のブレーカ溝32の深さh1は、そ
の他の部分14’のブレーカ溝32’の深さh2より大
きく、また、陸部34、34’は外周側切刃14、1
4’のランド31より高く、反対に内周側切刃の上面に
備えるブレーカ面36はランド31より低く形成されて
いる。このように形成することで、外周側切刃14、1
4’の切り屑処理性を満足させつつ、内周側切刃12、
12’の切り屑処理性を改善できているのである。
【0052】次に図8を使用して外周側陸部の頂面の関
係について説明する。図8は図2中のJ−J断面図であ
り、内周側切刃12’からランド→内周側切刃の上面部
分→外周側陸部34’→段差部→外周側陸部34→内周
側切刃の上面部分→ランド→内周側切刃12に至るもの
である。この図8より、外周側切刃のうち最外周部分を
切削する切刃14に沿った外周側陸部34の頂面に対し
てその他の部分の切刃14’に沿った外周側陸部34’
の頂面が段上がりになっていることが理解できる。
【0053】このように、外周側陸部34,34’につ
いて、より最外周側を切削する切刃14に対応する陸部
34の頂面を34’より幾分低くするのは、前述のよう
に、この切刃14の切り屑は幅が広く、容易に湾曲しや
すいので、切り屑を無理なく湾曲させるために、立ち上
がり面33を低く形成したのに対して、外周側切刃の他
の34’部分(切刃14’)の切り屑は幅狭で湾曲し難
いので立ち上がり面で確実に湾曲するように、立ち上が
り面33’を高くしたためである。
【0054】なお、加工径が小さいドリルインサートで
は、外周側切刃14、14’の切り屑の幅が突起形状部
18の切刃14とそれ以外の部分の切刃14’とでほと
んど差がなくなるので、両者陸部の頂面を同じ高さとし
ても何ら支障はない。
【0055】上述した例では、内周側切刃に対応したブ
レーカ面はフラット形状とし、ブレーカ立ち上がり面を
形成しなかった。しかしながら、内周側切り屑の排出性
を阻害しない範囲では外周側切刃に対応した陸部よりも
低い内周側陸部を設けることもできる。このとき、内周
側陸部の頂面の高さは、ドリルインサートの高さ方向に
みて切刃の位置する高さよりも低くすることが望まし
い。図9はこうした低い内周側陸部70を設けたドリル
インサートの正面図であり、図10は切刃と陸部との関
係を示すG−G間の断面図である。
【0056】図9、11を参照して、ドリルインサート
1’は外周側陸部と内周側陸部70とを備えており、両
端部の境界には緩やかな傾斜の傾斜部40と、急な立ち
上がりの段差部50が形成されている。これらのうち、
陸部34と内周側ブレーカ溝71との間に形成された傾
斜部40は、陸部34’と内周側ブレーカ溝71との間
に形成された段差部50に対して、緩やかな傾斜面を形
成している。しかも図9からも明らかなようにこの傾斜
面40は、コーナーR15側を頂角とする略三角形をし
ている。これは、特に加工径が小さい場合に、このよう
な傾斜部40を形成することで、コーナーR側を中心に
して傘状に形成される内周側切り屑をより一層効果的な
きれいな傘状とすることが可能となり、フラットな内周
側ブレーカ36の作用も働き、排出効率を高めることが
できる。
【0057】そして図11は陸部間の高さ関係を説明す
るためのI−I間の断面図である。
【0058】この変形例では、内周側ブレーカ溝71が
低い立ち上がり面72を有していることから、内周側切
刃12’で形成された傘状の切り屑をより旋回半径の小
さなものとすることが可能となる。特に小さいインサー
トを使用する場合には、ドリル本体のフルートも小さく
なるため、切り屑自体をより小さくすることが望まし
く、こうした低い立ち上がり面を備えた陸部が有効とな
る。
【0059】また、こうした小さいドリルの場合、イン
サートからフルートへ切り屑を排出するためのガイド部
として十分な空間を形成しづらくなる。そのため、特に
ドリルの回転中心近くに位置づけられるコーナーR部に
隣接する外周側陸部と内周側陸部との傾斜部40として
は特に緩やかな傾斜角をもった面とすることが望まし
い。こうすることによって、切り屑の流れがこの傾斜部
40により阻害されないため、内周側切り屑を排出する
フルートへの切り屑搬送性が改善される。前述した実施
例に比べより小さなドリルインサートに特に有効とな
る。
【0060】また、前記傾斜部40の傾斜を緩やかにし
たもう一つの理由は次のとおりである。
【0061】すなわち、上記インサートは、内周側陸部
70を設けない場合、加工径が小さいときに、内周側切
刃の切り屑がカールされずに排出され易い傾向がある。
そこで、陸部70に切り屑を当て、さらに、コーナーR
15側には陸部70の奥方に切り屑が当たる立ち上がり
面としての傾斜部40を形成することにより、切り屑が
2段の立ち上がり面に当たり、きれいな傘状となるよう
にしている。しかしながら、この傾斜面40が急に立ち
上がっていると、切り屑はきれいな傘状となるよりも不
規則な傘状となり易くなるので、本実施形態では、傾斜
部40を緩やかな斜面に形成し、且つ、傾斜部40のよ
り奥方でより緩やかな傾斜とすることによって、切り屑
がきれいな傘状で排出されることを可能としたのであ
る。
【0062】次に、図12を使用して、ドリル加工時に
おける上記2つのドリルインサート1(外周側インサー
ト2,内周側インサート4)の関係を説明する。
【0063】図12はドリル本体Tの側面外周から見た
透視配置図であり、O3はドリルTの回転中心線を、T
2はドリル本体Tの外周線を、またT3はドリル加工が
施される内面をそれぞれ示している。そして、図12
中、外周側インサート2と内周側インサート4とは実線
で示しており、外周側インサート2はすくい面側から見
た状態を、内周側インサート4はポケットへの取付面側
から見た状態をそれぞれ示している。また、点線で示す
外周側インサート2は、ドリル本体Tの軸T1を回転中
心とした、外周側インサート2の回転軌跡に関し、外周
側インサート2が180度回転した、内周側インサート
4との重なり状態を説明している。
【0064】外周側インサート2は、コーナーR部15
をドリル本体Tの外周面より外側に位置すようにポケッ
ト部3に取り付けられ、また内周側インサート4は、コ
ーナーR15を回転中心線O3より外側に位置付けて取
付けられている。この2つのドリルインサートは、外周
側切刃14’と内周側切刃12’とが、その回転軌跡に
おいて点Pで交叉するようになっている。
【0065】その結果、内周側切刃12,12’は回転
中心O3より交叉点Pまでの幅d1が内周側切刃の切削
領域となり、点Pから加工内面T3までの幅が外周側切
刃の切削領域となる。そして『d1+d2』を加工半
径、d3が加工径を示している。また、d4は外周側切
刃のうち突出形状部18の切刃14の刃長さ、d5は外
周側切刃の他の部分の有効刃長を示す。
【0066】このとき、本発明では、内周側切刃2と外
周側切刃4との切削領域幅d1、d2がほぼ同一となる
ように設定し、ドリルインサートとして上述したような
特徴あるブレーカ形状や陸部を設けることで、上記切削
領域d1並びにd2のバランスの確保と内周側切削領域
d1の切り屑の排出性を改善させることが可能となる。
その結果、外周側切り屑はコーナーR部16で幅方向に
2つに分断されると共に、ブレーカ溝と陸部の作用で、
長さ方向にもさらに細かく分断されてフルート溝F(外
周側)へ排出される。一方、内周側切り屑は、幅広いブ
レーカ面の存在により、粘りのある被削材を加工する場
合でも効率良くフルート溝F’(内周側)へ排出させる
ことが可能となる。なお、本発明は、外周側切刃に形成
した陸部の頂面と内周側切刃のすくい面の形状との関係
を満足させるかぎり、任意の形態とすることができる。
例えば、ドリルインサート1の概略形状として四角形以
外の多角形状のものであっても良く、また、突出形状部
7を設けないものであっても良い。
【0067】
【発明の効果】上述した本発明によれば、すくい面とな
る上面に内周側および外周側切刃のブレーカ溝の立ち上
がり面を大きく立ち上げた陸部を形成した場合に、内周
側切刃に対応する陸部を、外周側切刃よりも低くしする
ことで、あるいは外周側切刃に対応する部分のみ陸部を
設け内周側切刃のブレーカ面には立ち上がり面を無くし
た上面とすることで、内周側の切り屑処理能力を低下さ
せないようにすることが可能となる。
【0068】特に、ねばりのある被削材を加工する場合
には有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】交換自在なドリルインサートを切刃として使用
するドリルDを示した図である。
【図2】第1実施形態による本発明に係るドリルインサ
ートの外観形状を示した正面図である。
【図3】図2のドリルインサートの側面図である。
【図4】図2中のA−A断面図である。
【図5】図2中のB−B断面図である。
【図6】図2中のC−C断面図である。
【図7】図2中のE−E断面図である。
【図8】図2中のJ−J断面図である。
【図9】第2実施形態による本発明に係るドリルインサ
ートの外観形状を示した正面図である。
【図10】図9中のG−G断面図である。
【図11】図9中のI−I断面図である。
【図12】ドリル本体Tの側面外周から見た透視配置図
である。
【符号の説明】
1 ドリルインサート 12、12’ 内周側切刃 14、14’ 外周側切刃 15、16 コーナーR部 18 突出形状部 32、32’ 外周側ブレーカ溝 34、34’ 外周側陸部 36 立ち上がり部の無いブレーカ面 40 傾斜部 70 内周側陸部 71 内周側ブレーカ溝

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多角形をした板状体の上面稜辺部に内周側
    切刃と外周側切刃とを隣接して形成したドリルインサー
    トにおいて、上面は、外周側切刃に沿った外周側ブレー
    カ溝と、前記外周側ブレーカ溝に沿った陸部とを備え、
    前記陸部の頂面が内周側切刃に沿った上面よりも高いこ
    とを特徴とするドリルインサート。
  2. 【請求項2】多角形をした板状体の上面稜辺部に内周側
    切刃と外周側切刃とを隣接して形成したドリルインサー
    トにおいて、上面は、内周側切刃に沿った内周側ブレー
    カ溝および前記内周側ブレーカ溝に沿った内周側陸部
    と、外周側切刃に沿った外周側ブレーカ溝および前記外
    周側ブレーカ溝に沿った外周側陸部とをそれぞれ備え、
    内周側陸部の頂面を外周側陸部の頂面よりも低く形成し
    たことを特徴とするドリルインサート。
  3. 【請求項3】上記内周側陸部の頂面は、ドリルインサー
    トの高さ方向に見て、切刃の位置する高さよりも低く形
    成している請求項2記載のドリルインサート。
  4. 【請求項4】上記高さの異なる外周側陸部と内周側陸部
    との境界に傾斜部が形成されている請求項3記載のドリ
    ルインサート。
  5. 【請求項5】上記ドリルインサートは、少なくとも1つ
    の外周側切刃が、2つのコーナーR部を有する突出形状
    部の稜に形成している請求項1または2記載のドリルイ
    ンサート。
  6. 【請求項6】上記外周側陸部が高さの異なる頂面を形成
    している請求項1もしくは2記載のドリルインサート。
  7. 【請求項7】外周側ブレーカは突出形状部に形成した切
    刃に対応する幅広のブレーカ溝と、突出形状部に隣接す
    る切刃に対応する幅狭のブレーカ溝とを有している請求
    項6記載のドリルインサート。
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