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JP2005279855A - ボーリングバイト - Google Patents

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JP2005279855A
JP2005279855A JP2004097846A JP2004097846A JP2005279855A JP 2005279855 A JP2005279855 A JP 2005279855A JP 2004097846 A JP2004097846 A JP 2004097846A JP 2004097846 A JP2004097846 A JP 2004097846A JP 2005279855 A JP2005279855 A JP 2005279855A
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JP
Japan
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pocket
cutting edge
holder
sub
rib
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Pending
Application number
JP2004097846A
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English (en)
Inventor
Daisuke Murakami
大介 村上
Norihide Kimura
則秀 木村
Masanobu Ueda
正信 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Hardmetal Corp
Original Assignee
Sumitomo Electric Hardmetal Corp
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Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Hardmetal Corp filed Critical Sumitomo Electric Hardmetal Corp
Priority to JP2004097846A priority Critical patent/JP2005279855A/ja
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Abstract

【課題】内径加工で重要な切り屑の良好な処理性と耐ビビリ性を両立させたボーリングバイトを提供する。
【解決手段】ボーリングバイトを構成するホルダ7の先端に、切刃チップ6とこの切刃チップの刃先3よりも上側に位置する切り屑ポケット4とを設け、さらに、切刃チップの刃先3側のホルダ外周と、刃先に対して周方向反対側のホルダ外周に、第1副ポケット1と第2副ポケット2を、それぞれ刃先3よりも上側に位置させて設け、それらの副ポケット1、2間にリブ5を生じさせた。
【選択図】図1

Description

この発明は、内径穴加工用のボーリングバイトに関する。
ボーリングバイトは、内径穴の加工に用いるので、切削によって生成された切り屑がホルダと加工した穴との間に挟まって加工面を傷つけたり、切り屑を噛み込んで加工した穴の寸法精度が悪くなるなどの問題が発生することがある。
その対策として、ボーリングバイトには、切り屑を貯めたり、排出したりするための切り屑ポケットが設けられている。この切り屑ポケットは、サイズを大きくするほど切り屑を多く取り込むことができるが、切り屑ポケットを大きくすると切刃チップを装着したヘッド部の断面積が減少してホルダが撓み易くなり、加工時にいわゆるビビリが発生し易くなるなどの問題がある。
そこで、下記特許文献1は、図4に示すように、先端に切刃チップ11を装着したホルダのヘッド部の刃先側外周にチップポケット12を形成し、さらに、刃先13に対して周方向反対側のヘッド部外周に凹溝15(図のそれは2つの溝16、17からなる)を設けてヘッド部を軽量化し、この軽量化によりヘッド部の振動係数を増大させ、また、かかる構造にすることで切削力を分散させて刃先の変位も小さく抑え、これらによってビビリ振動を抑制することを提案している。
しかしながら、この特許文献1のボーリングバイトは、ビビリ抑制を重視するあまりに切り屑処理性を犠牲にしたものになっている。
即ち、刃先変位を小さく抑えるために、すくい面14の終端から急激に立ち上がるリブ18をヘッド部に形成しており、そのリブ18を設けたことによってすくい面に直接連なるチップポケット(第二凹部19)の容積が非常に小さくなることに加えて、リブ18が切り屑流出の障害となるため、良好な切り屑処理が望み難い。
また、特許文献1は、凹溝15との間に切除部20を形成することも開示しているが、この切除部20を設けるとリブ18の断面積が減少してビビリ振動の抑制効果が低下する。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、内径加工で重要な切り屑の良好な処理性と耐ビビリ性を両立させたボーリングバイトを提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、この発明においては、ホルダの先端に、切刃チップとこの切刃チップの刃先よりも上側に位置する切り屑ポケットとを設けたボーリングバイトを改善の対象にし、前記切刃チップの刃先側のホルダ外周と、刃先に対して周方向反対側のホルダ外周に、第1副ポケットと第2副ポケットを、それぞれ前記刃先よりも上側に位置させて、かつ、第1副ポケットと第2副ポケット間にリブを生じさせて設けたのである。
このボーリングバイトは、前記リブの前面を前記切り屑ポケットのポケット面に連ならせ、20〜45°の傾斜角をもって斜めに立ち上がらせたものや、前記リブの幅をホルダ幅の20〜50%に設定し、このリブをホルダのほぼ中央部に配置したもの、あるいは、第1副ポケットと第2副ポケットの長さをホルダ幅(ホルダ径)の50〜150%に設定したものが好ましい。
この発明のバイトは、内径穴の加工時に生成されて細かく分断された切り屑が、その切り屑を最初に取り込む切り屑ポケットから刃先側のホルダ外周に設けた第1副ポケットに流入し、この第1副ポケットを通って加工された穴の外に排出される。また、分断されなかった切り屑は、切り屑ポケットから刃先に対して周方向反対側のホルダ外周に設けた第2副ポケットに流入し、この第2副ポケットを介して外部に排出される。従って、切り屑が加工した穴との間に挟まったり噛み込んだりすることが少なくなり、高精度の穴を加工することができる。
また、第1副ポケットと第2副ポケットの設置によってホルダの断面積が減少するが、両副ポケット間にリブが存在するので、断面積減少によるホルダの剛性、特に切削主分力に対する剛性の低下が小さく抑えられる。また、第1副ポケットと第2副ポケットが刃先よりも上側にあるのでホルダのねじり剛性の低下も小さく抑えられ、これにより耐ビビリ性も確保されて安定した加工が行える。
なお、リブの前面を20〜45°の傾斜角で斜めに立ち上がらせたものは、切り屑がその面に案内されて第1副ポケットや第2副ポケットへ流れこみ易くなる。
また、リブの幅をホルダ幅の20%以上とすることで切削に支障のないホルダ剛性を確保でき、このリブの幅をホルダ幅の50%以下とすることで第1、第2副ポケットが小さすぎて切り屑処理性が悪くなることを回避することができる。
さらに、第1副ポケットと第2副ポケットの長さも、ホルダ幅の50%以上とすると問題のない切り屑処理性を確保でき、また、その長さをホルダ幅の150%以下にすると実用上問題のないホルダ剛性を確保することができる。
以下、この発明のボーリングバイトの実施の形態を、添付図面の図1乃至図3に基づいて説明する。このボーリングバイトは、ホルダ(シャンク)7の先端に設けたチップ座に切刃チップ(図のそれは刃先交換式チップ)6を着脱自在に装着して構成されている。
ホルダ7は、切刃チップの刃先3よりも上側に切り屑ポケット4を備えている。また、刃先3側の外周に第1副ポケット1を、刃先3に対して周方向反対側の外周に第2副ポケット2を各々備え、さらに、第1副ポケット1と第2副ポケット2との間にリブ5を備えている。
リブ5は、その前面が切り屑ポケット4のポケット面に連なり、図1のB方向視図である図3において切り屑ポケット4の位置から水平線8に対して傾斜角θ=20°〜45°の緩やかな傾きをもって立ち上がっている。
第1副ポケット1と第2副ポケット2は、両者ともホルダ7の外周を切欠く凹形曲面の溝によって形成されている。この第1副ポケット1と第2副ポケット2は、刃先3よりも下側までの領域に形成すると、ホルダ7の剛性、特にねじり剛性が低下して加工中にビビリ振動が発生し易くなる。
第1副ポケット1と第2副ポケット2間に形成されたリブ5も、その幅wがホルダ7の幅W(直径)の20%以下であると効果が不足してホルダの剛性が低下する。また、リブ5の幅wがホルダ幅Wの50%以上になると、第1副ポケット1と第2副ポケット2の容積が不足して切り屑排出性の向上効果が不十分になる。さらに、リブ5の幅wがホルダ幅Wの20〜50%の範囲にあっても、リブ5が刃先3側或いはそれとは反対側に極端に偏っているとホルダ7の剛性低下が起こる。従って、このリブ5は、幅wをホルダ幅Wの20〜50%にし、かつ、図のようにホルダ7のほぼ幅方向中央部に配置するのがよい。
第1副ポケット1と第2副ポケット2の長さも、切り屑処理性の向上とホルダ剛性の低下抑制を両立させるためにホルダ7の幅Wの50〜150%にするのがよい。
図示のボーリングバイトは、以上の要件を満足させているので、内径加工で問題になる切り屑処理性能の悪さによる切りの屑の挟み込みや噛み込み、ホルダの剛性不足によるビビリ振動がともに抑制され、高精度、かつ、高能率な内径加工が可能になる。
この発明のボーリングバイトの実施形態を示す平面図 図1のボーリングバイトを図1のA方向に見た図 図1のボーリングバイトを図1のB方向に見た図 ボーリングバイトの従来例をしめす斜視図
符号の説明
1 第1副ポケット
2 第2副ポケット
3 刃先
4 切り屑ポケット
5 リブ
6 切刃チップ
7 ホルダ
8 水平線

Claims (4)

  1. ホルダの先端に、切刃チップとこの切刃チップの刃先よりも上側に位置する切り屑ポケットとを設けたボーリングバイトにおいて、前記切刃チップの刃先側のホルダ外周と、刃先に対して周方向反対側のホルダ外周に、第1副ポケットと第2副ポケットを、それぞれ前記刃先よりも上側に位置させて、かつ、第1副ポケットと第2副ポケット間にリブを生じさせて設けたことを特徴とするボーリングバイト。
  2. 前記リブの前面を、前記切り屑ポケットのポケット面に連ならせ、20〜45°の傾斜角をもって斜めに立ち上がらせた請求項1に記載のボーリングバイト。
  3. 前記リブの幅をホルダ幅の20〜50%に設定し、このリブをホルダのほぼ幅方向中央部に配置した請求項1又は2に記載のボーリングバイト。
  4. 第1副ポケットと第2副ポケットの長さをホルダ幅の50〜150%に設定した請求項1乃至3のいずれかに記載のボーリングバイト。
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