JP2001244213A - レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法 - Google Patents
レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法Info
- Publication number
- JP2001244213A JP2001244213A JP2000390829A JP2000390829A JP2001244213A JP 2001244213 A JP2001244213 A JP 2001244213A JP 2000390829 A JP2000390829 A JP 2000390829A JP 2000390829 A JP2000390829 A JP 2000390829A JP 2001244213 A JP2001244213 A JP 2001244213A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- laser
- irradiation surface
- optical system
- irradiation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
- Recrystallisation Techniques (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
れる淡い干渉を低減するための光学系を提供する。 【解決手段】レーザビームを本発明のミラー1006を含ん
だ光学系を用いて半導体膜に照射することで、これまで
見られた淡い干渉を低減することが出来る。本発明のミ
ラーは、レーザビームを分割して、分割した前記レーザ
ビームのレーザ発振器から照射面までの各々の光路差を
前記レーザビームのコヒーレント長以上にし、かつ、前
記照射面におけるレーザビームのエネルギーの均一化を
行なう。そのため、本発明のミラー1006を経て半導体膜
に照射すると、これまで見られた淡い干渉を低減するこ
とが出来る。また、これまで調整の難しかった光学系を
簡素化することが出来る。
Description
た半導体膜のアニール(以下、レーザアニールという)
の方法に関する。また、前記レーザアニールを工程に含
んで薄膜で構成された回路を有する半導体装置を作製す
るための装置に関する。例えば、液晶表示装置に代表さ
れる電気光学装置、および電気光学装置を部品として搭
載した電気機器の構成を作製する装置の作製方法に関す
る。なお、本明細書中において半導体装置とは、半導体
特性を利用することで機能しうる装置全般を指し、上記
電気工学装置および電気機器も半導体装置である。
た半導体膜に対し、レーザアニールを施して、結晶化さ
せたり、結晶性を向上させる技術が広く研究されてい
る。上記半導体膜には珪素がよく用いられる。
英基板と比較し、安価で加工性に富んでおり、大面積基
板を容易に作製できる利点を持っている。これが上記研
究の行われる理由である。また、結晶化に好んでレーザ
アニールが行なわれるのは、ガラス基板の融点が低いか
らである。レーザアニールは基板の温度をあまり上昇さ
せずに、半導体膜のみ高いエネルギーを与えることが出
来る。
れているため、多結晶半導体膜とも呼ばれる。レーザア
ニールを施して形成された結晶質半導体膜は、高い移動
度を有するため、この結晶質半導体膜を用いてTFTを
形成し、例えば、1枚のガラス基板上に、画素駆動用と
駆動回路用のTFTを作製する、モノリシック型の液晶
電気光学装置等に盛んに利用されている。
パルスレーザビームを照射面における形状が、数cm角
の四角いスポットや、長さ10cm以上の線状または矩
形状となるように光学系にて加工し、レーザビームを走
査させて(あるいはレーザビームの照射位置を照射面に
対し相対的に移動させて)、レーザアニールを行う方法
は、量産性が高く工業的に優れているため、好んで使用
されている。
いて前後左右の走査が必要なスポット状のレーザビーム
を用いた場合とは異なり、線状ビームの線方向に直角な
方向だけの走査で被照射面全体にレーザビームを照射す
ることができるため、量産性が高い。線方向に直角な方
向に走査するのは、それが最も効率の良い走査方向であ
るからである。この高い量産性により、現在のレーザア
ニールには、パルス発振エキシマレーザのレーザビーム
を適当な光学系で加工して、照射面における形状が線状
である線状ビームを使用することが主流になりつつあ
る。
状を線状に加工するための光学系の構成の例を示す。こ
の構成は極めて一般的なものであり、あらゆる前記光学
系は図1の構成に準じている。この構成は、照射面にお
けるレーザビームの形状を線状に変換するだけでなく、
同時に、照射面におけるレーザビームのエネルギー均質
化を果たすものである。一般にビームのエネルギーの均
質化を行う光学系を、ビームホモジナイザと呼ぶ。
するならば、上記光学系の母材は例えば全て石英とする
のが好ましい。なぜならば、高い透過率が得られるから
である。また、コーティングは、使用するエキシマレー
ザの波長に対する透過率が99%以上得られるものを使
用するのが好ましい。
ーザ発振器101から出たレーザビームは、シリンドリカ
ルアレイレンズ102aと102bにより、レーザビームの進行
方向に対し直角方向に分割される。前記方向を本明細書
中では、縦方向と呼ぶことにする。前記縦方向は、光学
系の途中でミラーが入ったとき、前記ミラーが曲げた光
の方向に曲がるものとする。この構成では、4分割とな
っている。これらの分割されたレーザビームは、シリン
ドリカルアレイレンズ104により、いったん1つのレー
ザビームにまとめられる。ミラー107で反射され、その
後、ダブレットシリンドリカルレンズ108により、照射
面109にて再び1つのレーザビームに集光される。ダブ
レットシリンドリカルレンズとは、2枚のシリンドリカ
ルレンズで構成されているレンズのことを言う。これに
より、線状ビームの幅方向のエネルギー均質化と幅方向
の長さが決定される。
器101から出たレーザビームは、シリンドリカルアレイ
レンズ103により、レーザビームの進行方向に対して直
角方向で、かつ、縦方向に対して直角方向に分割され
る。該方向を本明細書中では、横方向と呼ぶことにす
る。前記横方向は、光学系の途中でミラーが入ったと
き、前記ミラーが曲げた光の方向に曲がるものとする。
この構成では、7分割となっている。その後、シリンド
リカルレンズ104にて、レーザビームは照射面109にて1
つに合成される。これにより、線状ビームの長さ方向の
エネルギーの均質化と長さが決定される。
するための合成石英製である。また、エキシマレーザを
良く透過するように表面にコーティングを施している。
これにより、各レンズのエキシマレーザに対する透過率
は99%以上になった。
状ビームの幅方向に徐々にずらしながら重ねて照射する
ことにより、半導体膜全面に対し、レーザアニールを施
して、結晶化させたり、結晶性を向上させることが出来
る。
作製方法を示す。まず基板として、例えば、厚さ0.7
mm、5インチ角のコーニング1737基板を用意す
る。基板にプラズマCVD装置を用いて、厚さ200n
mのSiO2膜(酸化珪素膜)を成膜し、SiO2膜表面
に厚さ50nmの非晶質珪素膜を成膜した。このような基板
を、窒素気体、温度500度の雰囲気に1時間さらして、膜
中の水素濃度を減らした。これにより、膜の耐レーザ性
が著しく向上した。
マレーザ(波長308nm、パルス幅30ns)L33
08を使用した。このレーザ発振器はパルス発振レーザ
を発し、500mJ/パルスのエネルギーを出す能力を
持っている。レーザビームのサイズは、レーザビームの
出口で10mm×30mm(共に半値幅)である。レー
ザビームの出口は本明細書中では、レーザ照射装置から
レーザビームが出た直後における、レーザビームの進行
方向に垂直な平面である。
形状は一般的に長方形状であり、アスペクト比で表現す
ると、3〜5位の範囲に入る。レーザビームの強度は、レ
ーザビームの中央ほど強いガウシアンの分布を示す。前
記レーザビームのサイズは、図1に示した構成を持つ光
学系により、エネルギー分布の一様な125mm×0.4mmの線
状ビームに変換された。
する場合、重ね合わせのピッチは線状ビームのビーム幅
(半値幅)の1/10前後が最も適当であった。これによ
り、結晶性の膜内における均一性が向上した。上記の例
では、前記半値幅が0.4mmであったので、エキシマレー
ザのパルス周波数を30Hz、走査速度を1.0mm/sとし、レ
ーザビームを照射した。このとき、レーザビームの照射
面におけるエネルギー密度は420mJ/cm2とした。これま
で述べた方法は線状ビームを使って半導体膜を結晶化す
るために用いられる極めて一般的なものである。
ルされた半導体膜を非常に注意深く観察すると、非常に
淡い干渉縞が見られた。干渉縞が見られる原因は、レー
ザビームを分割して1つの領域にまとめているため、分
割された光が互いに干渉を起こしていることにある。エ
キシマレーザのコヒーレント長は数μ m〜数十μ m程
度である。
を用いて半導体膜にレーザアニールを施すと、淡い干渉
が見られるため、本発明は干渉を抑えた光学系を考案し
た。また、これまでの光学系は図1に示したように複雑
になっているが、本発明はレーザビームを平行光にする
ビームコリメータおよび反射鏡を主とした光学系により
均一なレーザビームを得ることができ、照射面における
形状が線状または矩形状であるレーザビームを構成する
光学系の簡素化も可能になっている。なお、レーザ発振
器から得られるレーザビームが十分に平行であれば、ビ
ームコリメータを用いなくても良いが、レーザビームの
拡がり角の変動に対応するためには必要である。
から出た光であっても、コヒーレント長以上の光路差が
あれば、互いに干渉しないと言う特徴がある。まず、図
2について、説明する。図2はレーザ発振器201、ハーフ
ミラー202、ミラー203〜205、照射面206によって構成さ
れている。ハーフミラー202とミラー203までの距離とミ
ラー204とミラー205までの距離は等しく、ミラー205と
照射面206までの距離とミラー205と照射面206までの距
離も等しいとする。レーザ発振器201から出たレーザビ
ームはハーフミラー202にてハーフミラーを透過して直
進するレーザビームと、進行方向に対して直角方向に進
行するレーザビームとに分割される。直角方向に曲げら
れたレーザビームはミラー203で反射した後、照射面206
に到達する。一方、ハーフミラー202を透過したレーザ
ビームはミラー204、205を経て、照射面206に到達す
る。
分割されたレーザビームは照射面206にて、またはその
近傍にて再び1つになるが、ハーフミラー202からミラ
ー204までの距離の差が2分割されたレーザビームの光路
差となっており、この光路差がレーザビームのコヒーレ
ント長より長い場合は、照射面での干渉は起こらない。
ザを用いた場合、エキシマレーザのコヒーレント長は数
μ m〜数十μ m程度であるため、ハーフミラー202か
らミラー204までの距離は数mmあれば照射面206での干
渉は起こらない。また、レーザ発振器201にYAGレーザを
用いた場合、YAGレーザのコヒーレント長はエキシマレ
ーザのコヒーレント長より長いため、ハーフミラー202
からミラー204までの距離はエキシマレーザの場合より
長く取れば、照射面206での干渉は起こらない。
す。まず、図3の側面図について説明する。レーザ発振
器301から出たレーザビームは、ある拡がり角を持って
進む。前記レーザビームをシリンドリカルレンズ304と
シリンドリカルレンズ305により平行光にし、ミラー306
によりステージ(図示せず)により保持された目的物の
照射面307にて集光される。ステージは矢印308で示
すようにレーザビームの長手方向と直角方向に動かさ
れ、目的物の表面全体をレーザビームにより処理できる
ようになっている。前記シリンドリカルレンズ304と前
記シリンドリカルレンズ305についての説明は後述す
る。ミラー306は複数の平面ミラー306a〜306dから構成
される。ここでは、平面ミラーの数は4とした。前記ミ
ラー306により、線状ビームの幅方向のエネルギーの均
質化がなされ、長さが決定される。前記ミラー306は、
平面ミラー306aの位置を決定することで、平面ミラー30
6bの位置が決定し、これにより平面ミラー306cの位置
が決定し、これにより平面ミラー306dの位置が決定す
る。これらの平面ミラーの位置の決定方法については後
述する。ミラー306は隣り合った平面ミラー306aと平面
ミラー306b、平面ミラー306bと平面ミラー306c、平面
ミラー306cと平面ミラー306dが端点で接している。しか
し、図4に示すように、隣り合ったミラーは必ずしもミ
ラーの端で接する必要はない。この場合の個々のミラー
の配置の決定方法についても後述する。なお、この図で
は説明の便宜上紙面の下から上に向かってレーザビーム
が照射されるように描かれているが、目的物とミラーの
位置関係は必要に応じて変更すれば良い。
マレーザは大出力で、現状で300Hz程度の高繰り返しの
パルスを発振できるので、半導体膜の結晶化に良く用い
られている。近年、製品化が進んでいる低温ポリシリコ
ンTFTの液晶ディスプレイの作製には、エキシマレー
ザが半導体膜の結晶化工程で用いられている。また、エ
キシマレーザだけでなく、Arレーザ、YAGレーザ、YVO4
レーザ等も用いることが出来る。
平行光にするシリンドリカルレンズ304とシリンドリカ
ルレンズ305の機能について説明する。一般にレーザビ
ームは、ある拡がり角を持っている。レーザビームの拡
がり角は個々のレーザ発振器によって異なる。例えばエ
キシマレーザの場合、レーザ発振器は1〜3年に1度の頻
度でチューブ交換を行わなくてはならず、更に、前記チ
ューブの両端にある共振ミラーは数カ月〜1年に1度の
頻度で交換、または磨く必要がある。これらの作業によ
り、同一の装置であっても、レーザビームの拡がり角は
0.1〜0.5mrad変動する。他のレーザ発振器の場合でも、
共振ミラーは数ヶ月〜1年に1度の頻度で交換、または磨
く必要があり、これらの作業により、拡がり角は変動す
る。本明細書が開示する発明は、拡がり角の変化に影響
を受けやすい為、これを制御する必要があり、拡がり角
の変動に影響を受けない平行なビームを作る光学系が必
ず必要となる。前記光学系をビームコリメータと言う。
(a)は焦点距離f1の1枚のレンズ501からなり、ある拡が
り角を持って進むレーザビームがレンズ501を経て平行
光となっている。レーザビームを進行方向とは逆方向に
たどると、レンズ501から焦点距離f1離れた点で集光し
ている。図5(b)は図5(a)と同じ焦点距離f1の1枚のレン
ズ501を用いているが、前記レンズ501に入射するレーザ
ビームの拡がり角が図5(a)と異なっている。前記レーザ
ビームを進行方向とは逆方向にたどっても、レンズ501
から焦点距離f1離れた点で集光していない。このよう
に、レンズ1枚で構成されたビームコリメータは、レー
ザビームの拡がり角の変動に同じレンズで対応すること
が出来ず、拡がり角が変わる度に新たなレンズを用意し
なくてはならないため、コストが高くつく。
ズ503からなり、ある拡がり角を持って進むレーザビー
ムがレンズ502を経た後1度集光し、集光した点から焦
点距離f3だけ離れてレンズ503を配置している。このよ
うに配置された場合、ある拡がり角を持ってレンズ502
に入射したレーザビームは1度集光した後レンズ503を経
て、平行光となる。図5(d)は図5(c)と同じレンズ502、5
03を用いているが、入射するレーザビームの拡がり角は
図5(c)と異なっている。しかし、レーザビームがレンズ
502を経た後集光する点からレンズ503までの距離がレン
ズ503の焦点距離f3であることは変えずに、レンズ502と
レンズ503の間の距離を変えると、レンズ502、レンズ50
3を経たレーザビームは平行光となる。
レンズでは、唯一の拡がり角にしか対応できないが、2
枚のレンズで構成すれば、あらゆる拡がり角に対応でき
る。そのため、図3の場合も、レーザビームの拡がり角
が変動することを前提とし、拡がり角を持ったレーザビ
ームを平行光にするためにシリンドリカルレンズ304と
シリンドリカルレンズ305の2枚レンズを用いた。
ーザ発振器301から出たレーザビームは、シリンドリカ
ルアレイレンズ302により、レーザビームの進行方向に
対して直角方向に分割される。前記方向を本明細書中で
は、横方向と呼ぶことにする。前記横方向は、光学系の
途中でミラーが入ったとき、前記ミラーが曲げた光の方
向に曲がるものとする。この構成では4分割となってい
る。これらの分割されたレーザビームはシリンドリカル
レンズ303により、照射面307にて1つのビームにまとめ
られる。
方法の説明をする。図6に示すように、照射面に対して
直角で、レーザビームの幅方向に対して平行な面をxy平
面とし、レーザビームの長さ方向をz軸とする。図6は
図3を3次元的に描いたものなので、図中の番号は図3と
同じにしてある。
ミラー702〜704から構成されるが、個々のミラーにおい
て、平面ミラー702と平面ミラー703のように、隣り合っ
たミラーが接している場合の平面ミラーの位置を決定す
る方法について説明する。図7は図6と同様に、照射面に
対して直角で、レーザビームの幅方向に対して平行な面
をxy平面とし、レーザビームの長さ方向をz軸とする。
また、ここでは、ミラー701の説明をより簡易にするた
め、ミラー701と照射面705の配置はz=0上にするもの
とする。
における両端の座標A(α 0,β 0)、B(α 1,β 1)と
任意の点C(x0,y0)を決め、照射面の端点A(α 0,β 0)
を焦点とし、任意の点C(x0,y0)を通る放物線を求める。
一般に放物線の方程式は、
し、任意の点C(x0,y0)を通る放物線の方程式を求めるに
は、(1),(2)式より、
裏側に位置しないための条件である。また、(5)式は2つ
の解を持っているが、ここでは、
おいてレーザビームを遮らない位置にミラー701を配置
するためである。
の点C(x0,y0)を通る直線に平行で、照射面の端点B(α
1,β 1)を通る直線と、任意の点C(x0,y0)における放物
線の接線の交点D(x1,y1)を求める。
傾きy'は、
物線の接線の方程式は、
意の点C(x0,y0)を通る直線の傾きは、
0)と任意の点C (x0,y0)を通る直線に平行で、照射面の
端点B(α 1,β 1)を通る直線の方程式は、
と、
り、レーザビームの幅方向における両端の座標A(α 0,
β 0)、B(α 1,β 1)と任意の点C(x0,y0)を決め、任
意の点C(x0,y0)を通る放物線の係数pを(5)'式を用いて
求めれば、(10),(11)式により、点D(x1,y1)が決定す
る。任意の点C(x0,y0)と点D(x1,y1)を結ぶ線分上にミラ
ーを配置すれば、このミラーによって反射する光は全て
照射面上に集光する。
し、求めた点D(x1,y1)を通る放物線を求め、点D(x1,y1)
における放物線の接線と、照射面の端点B(α 1,β 1)
を通り、かつ点A(α 0,β 0)と点D(x1,y1)を通る直線
に平行な直線との交点E(x2,y2)を求める。点D(x1,y1)と
点E(x2,y2)を結ぶ線分上にミラーを配置すれば、このミ
ラーによって反射する光は全て照射面上に集光する。
の1点が決まっていれば、(5)'、(10)、(11)式を用い
て、ミラーの位置を次々と決定することが出来る。
のように隣り合う平面ミラー同士が、ミラーの端で接し
ている場合のついて説明したが、図4のように接してい
ない場合について説明する。図4のミラー406の説明のた
め、図8を用いる。図8は図7と同様に、照射面に対して
直角で、ビームの幅方向に対して平行な面をxy平面と
し、ビームの長さ方向をz軸とする。また、ここでは、
ミラー801の説明をより簡易にするため、ミラー801と照
射面805の配置はz=0上にするものとする。
の座標(xn,yn)と (xn+1,yn+1)それぞれから照射面の端
点A(α 0,β 0)までの光路差が十分でないときは、(x
n+1,yn+1)のy座標から、レーザ発振器の種類によって異
なるコヒーレント長を考慮した数値を引き、新しく得ら
れた座標を(xn+1',yn+1')とする。前記(xn+1',yn+1')と
照射面の両端の座標A(α 0,β 0)、B(α 1,β 1)を
用いて(5)'、(10)、(11)式から(xn+2,yn+2)を求め、(xn
+1',yn+1') と(xn+2,yn+2)を結ぶ線分上に平面ミラーを
配置すれば、光路差が十分得られ、かつ、照射面704の
同じ位置に集光するミラー703が求められる。
を持つ複数のミラーから構成されるミラー906を用いた
光学系の例を図9に示す。まず、図9の側面図について説
明する。レーザ発振器901から出たレーザビームは、あ
る拡がり角を持って直進し、シリンドリカルレンズ904
とシリンドリカルレンズ905により、平行光となり、ミ
ラー906により照射面907にて集光する。ある拡がり角を
持ったレーザビームが、シリンドリカルレンズ904とシ
リンドリカルレンズ905により、平行光になる原理は図3
の場合と同様である。ミラー906の形状は曲率の異なる
放物面ミラーが集まったものであり、1度焦点にて集光
した後、照射面に達する。ここでは、放物面ミラーの数
は4とした。個々の放物面は曲率が異なるため、焦点も
異なっている。これらの放物面ミラー906a〜906dによ
り、線状ビームの幅方向のエネルギーの均質化が図ら
れ、長さが決定される。放物面ミラー906 aと放物面ミ
ラー906 bのように、隣り合ったミラーはミラーの端で
次のミラーに接していても良いが、図10のミラー1006の
ように接していなくても良い。図10のミラー1006の配置
については後述する。
ーザ発振器901から出たレーザビームは、シリンドリカ
ルアレイレンズ902により、レーザビームの進行方向に
対し直角方向に分割される。前記方向を本明細書中で
は、横方向と呼ぶことにする。前記横方向は、光学系の
途中でミラーが入ったとき、前記ミラーが曲げた光の方
向に曲がるものとする。この構成では4分割となってい
る。これらの分割されたレーザビームはシリンドリカル
レンズ903により照射面907で1つのビームにまとめられ
る。
説明する。図10において、照射面に対して直角で、ビー
ムの幅方向に対して平行な面をxy平面とし、レーザビー
ムの長さ方向をz軸とする。ミラー1006のような配置を
決定する方法について説明する。任意の点と、前記任意
の点と照射面1007におけるレーザビームの幅方向におけ
る両端の座標から求めた点を結ぶ線分上が放物面ミラー
1006aの位置になる。前記求めた点のy座標から、レーザ
ビームのコヒーレント長を考慮した数値を引き、新たな
座標を得る。前記座標と、前記座標と照射面1007におけ
るビームの幅方向における両端の座標から求めた点を結
ぶ線分上が放物面ミラー1006bの位置になる。このよう
な方法で放物面ミラー1006c、放物面ミラー1006dを求め
ると、隣り合ったミラーは接していないが、照射面まで
の光路差の十分得られたミラー1006が得られる。
て照射する場合を説明する。まず、本実施例では、大量
生産用のレーザ照射装置の例を図32に沿って説明す
る。図32はレーザ照射装置の上面図である。
スファ室9002に設置された搬送用のロボットアーム
9003を使って基板を運ぶ。まず、基板は、アライメ
ント室9004で位置合わせがなされた後、プレヒート
室9005に運ばれる。ここで例えば赤外ランプヒータ
を使って基板の温度を所望の温度、例えば300℃程度
にあらかじめ加熱しておく。その後、ゲートバルブ90
06を経由し、レーザ照射室9007に基板を設置す
る。その後、ゲートバルブ9006を閉める。
出た後、光学系9009を介し、石英窓9010の直上
に設置した図示しないミラーで90度下方に曲げられ、
石英窓9010を介し、レーザ照射室9007内にある
照射面にて線状レーザビームに加工される。レーザビー
ムは、照射面に設置された基板に照射される。光学系9
009は、本実施例で示すものを使用すればよい。ま
た、それに準ずる構成のものを使用してもよい。
3と同様であるが、本発明のミラーにおける個々のミラ
ーの位置について具体的に計算を行い、図11に示す。
図11は、照射面に対して直角で、ビームの幅方向に対
して平行な面をxy平面とし、ビームの長さ方向をz軸と
する。また、ここでは、ミラー1101の説明をより簡易に
するため、ミラー1101と照射面1105の配置はz=0上に
するものとする。
から成る。照射面に対して直角で、ビームの幅方向に対
して平行な面をxy平面とし、ビームの長さ方向をz軸と
する。ここでは、ミラー1101の説明をより簡易にするた
め、ミラー1101と照射面1105の配置はz=0上にするも
のとする。
る両端の座標を(0,200),(0,199)とする。本明細書中で
は座標における1を1mmと対応させて考えるものとする。
照射面1005で得られるレーザビームの幅は1mm程度とし
たいため、座標は前述のようにおいた。任意の点を(x0,
y0)=(200,190)とし、照射面の端点(0,200)を焦点とみな
し、点(200,190)を通る放物線の係数pを求めると、(5)'
式より、 p=0.00237812 が得られるので、 (10),(11)式を用いて、(x1, y1)を求
めると、 (x1, y1)=(199.001,189.050) となる。求めた(x1, y1)を新たに任意の点と見なし、こ
の点を通る放物線の係数を求めると、 p=0.00237809 が得られるので、(10),(11)式を用いて(x2,y2)を求める
と、 (x2,y2)=(198.003,188.105) となる。同様の方法で(x3,y3)を求めると、 (x3,y3)=(197.005,187.165) となる。(x0,y0)と(x1,y1) それぞれの照射面1105に於
けるビームの幅方向の端点(0,200)までの光路差は、
射面1105に於けるビームの幅方向の端点(0,200)までの
光路差は、
面1105に於けるビームの幅方向の端点(0,200)までの光
路差は、
は数μ m〜数十μ m程度であり、これらの単位はmmで
あるから、コヒーレント長より長いため、干渉は起こら
ない。しかし、より光路長を長くし、光路差を大きくす
るため、最初の座標(x1,y1)が定まったらy座標に、例え
ば1を引いて、改めて(x1‘,y1')とし、この座標を元に
ミラーのもう1つの端の座標を求めて行けば、より干渉
を抑えたミラーが作製できる。
12に示す。図12は図11と同様に、照射面に対して直角
で、レーザビームの幅方向に対して平行な面をxy平面と
し、レーザビームの長さ方向をz軸とする。また、ここ
では、ミラー1201の説明をより簡易にするため、ミラー
1201と照射面1206の配置はz=0上にするものとする。
を(0,200),(0,199) 、任意の1点を(x0,y0)=(200,19
0)とするとき、既に求めたように(x1,y1)=(199.001,
189.050)となるが、y座標から1を引いて (x1',y1')=
(199.001,188.050)とする。これを元にして(x2,y2)を
求めると、(x2,y2)=(198.003,187.110)となり、また
y座標から1を引いて、(x2',y2')=(198.003,186.110)
となり、(x3,y3)を求めると、(x3,y3)=(197.005、18
5.180)となり、x方向に1ずらして(x3',y3')=(197.0
05、184.180)を得る。
1206のレーザビームの幅方向に於ける端点(0,200)まで
の光路差を求める。 (x0,y0)と(x1',y1')との光路差は
2.84018、(x1',y1')と(x2',y2')との光路差は2.81013、
(x2',y2')と(x3',y3')との光路差は2.77999となり、隣
り合ったミラー同士を端点で接する配置より光路差が大
きくなり、干渉をより抑えることが出来るようになっ
た。
照射する場合を説明する。本実施例のレーザ照射装置の
基本構成は図9と同様であるが、ミラーの位置について
具体的に計算を行った。
ーザのコヒーレント長より長いため、実施例1の図12の
ようにミラーを1mmずらしただけではあまり干渉が抑え
られないため、図13のように10mm程度はずらした方がよ
い。
ーザビームの幅方向における両端の座標を(0,200),(0,1
99)とする。実際のレーザビーム幅を1mm程度としたいた
め、座標もこのようにおいた。任意の点(x0,y0)=(200,1
90)とし、実施例1と同様に(5)', (10),(11)式を用いて
(x1,y1)を求めると、(x1,y1)=(199.001,189.050)と
なるが、y座標から10を引いて(x1',y1')=(199.001,17
9.050)とする。これを用いて(x2,y2)を求めると、(x2,
y2)=(198.007,178.155)となり、y座標から10を引い
て、(x2',y2')=(198.007,168.155)となり、(x3,y3)
を求めると、(x3,y3)=(197.019,167.313)となり、y
座標から10を引いて(x3',y3')=(197.019,157.313)を
得る。
1306におけるレーザビームの幅方向の端点(0,200)まで
の光路差を求める。(x0,y0)と(x1',y1')との前記光路差
は11.0989、(x1',y1')と(x2',y2')との前記光路差は10.
4450、(x2',y2')と(x3',y3')との前記光路差は9.80177
となり、干渉を抑えたミラーであることがわかる。
いて説明する。ここでは表示領域の画素TFTと、表示
領域の周辺に設けられる駆動回路のTFTを同一基板上
に作製する方法およびそれを用いた表示装置について、
作製工程に従って詳細に説明する。但し、説明を簡単に
するために、制御回路ではシフトレジスタ回路、バッフ
ァ回路などの基本回路であるCMOS回路と、サンプリ
ング回路を形成するnチャネル型TFTとを図示するこ
とにする。
低アルカリガラス基板や石英基板を用いることができ
る。本実施例では低アルカリガラス基板を用いた。この
基板1501のTFTを形成する表面には、基板150
1からの不純物拡散を防ぐために、酸化珪素膜、窒化珪
素膜または酸化窒化珪素膜などの下地膜1502を形成
する。例えば、プラズマCVD法でSiH4、NH3、N
2Oから作製される酸化窒化珪素膜を100nm、同様
にSiH4、N2Oから作製される酸化窒化珪素膜を20
0nmの厚さに積層形成する。
〜80nm)の厚さで非晶質構造を有する半導体膜15
03aを、プラズマCVD法やスパッタ法などの公知の
方法で形成する。本実施例では、プラズマCVD法で非
晶質珪素膜を55nmの厚さに形成した。非晶質構造を
有する半導体膜としては、非晶質半導体膜や微結晶半導
体膜があり、非晶質珪素ゲルマニウム膜などの非晶質構
造を有する化合物半導体膜を適用しても良い。また、下
地膜1502と非晶質珪素膜1503aとは同じ成膜法
で形成することが可能であるので、両者を連続形成して
も良い。下地膜を形成した後、一旦大気雰囲気に晒さな
いことでその表面の汚染を防ぐことが可能となり、作製
するTFTの特性バラツキやしきい値電圧の変動を低減
させることができる。(図15(A))
膜1503aから結晶質珪素膜1503bを形成する。
本実施例では、本発明のレーザ照射装置を用い、上記実
施例1に従ってレーザ結晶化を行った。結晶化の工程に
先立って、非晶質珪素膜の含有水素量にもよるが、40
0〜500℃で1時間程度の熱処理を行い、含有水素量
を5atom%以下にしてから結晶化させることが望まし
い。(図15(B))
分割して、島状半導体層1504〜1507を形成す
る。その後、プラズマCVD法またはスパッタ法により
50〜100nmの厚さの酸化珪素膜によるマスク層1
508を形成する。(図15(C))
チャネル型TFTを形成する島状半導体層1505〜1
507の全面にしきい値電圧を制御する目的で1×10
16〜5×1017atoms/cm3程度の濃度でp型を付与する
不純物元素としてボロン(B)を添加した。ボロン
(B)の添加はイオンドープ法で実施しても良いし、非
晶質珪素膜を成膜するときに同時に添加しておくことも
できる。ここでのボロン(B)添加は必ずしも必要でな
いが、ボロン(B)を添加した半導体層1510〜15
12はnチャネル型TFTのしきい値電圧を所定の範囲
内に収めるために形成することが好ましかった。(図1
5(D))
域を形成するために、n型を付与する不純物元素を島状
半導体層1510、1511に選択的に添加する。その
ため、あらかじめレジストマスク1513〜1516を
形成した。n型を付与する不純物元素としては、リン
(P)や砒素(As)を用いれば良く、ここではリン
(P)を添加すべく、フォスフィン(PH3)を用いた
イオンドープ法を適用した。形成された不純物領域15
17、1518のリン(P)濃度は2×1016〜5×1
019atoms/cm3の範囲とすれば良い。本明細書中では、
ここで形成された不純物領域1517〜1519に含ま
れるn型を付与する不純物元素の濃度を(n-)と表
す。また、不純物領域1519は、画素マトリクス回路
の保持容量を形成するための半導体層であり、この領域
にも同じ濃度でリン(P)を添加した。(図16
(A))
り除去して、図15(D)と図16(A)で添加した不
純物元素を活性化させる工程を行う。活性化は、窒素雰
囲気中で500〜600℃で1〜4時間の熱処理や、レ
ーザ活性化の方法により行うことができる。また、両者
を併用して行っても良い。また、上記実施例1に示した
レーザ照射を行ってもよい。本実施例では、レーザ活性
化の方法を用い、KrFエキシマレーザ(波長248n
m)を用い、線状ビームを形成して、発振周波数5〜5
0Hz、エネルギー密度100〜500mJ/cm2と
して線状ビームのオーバーラップ割合を80〜98%と
して走査して、島状半導体層が形成された基板全面を処
理した。尚、レーザビームの照射条件には何ら限定され
る事項はなく、実施者が適宣決定すれば良い。
CVD法またはスパッタ法を用いて10〜150nmの
厚さで珪素を含む絶縁膜で形成する。例えば、120n
mの厚さで酸化窒化珪素膜を形成する。ゲート絶縁膜に
は、他の珪素を含む絶縁膜を単層または積層構造として
用いても良い。(図16(B))
導電層を成膜する。この第1の導電層は単層で形成して
も良いが、必要に応じて二層あるいは三層といった積層
構造としても良い。本実施例では、導電性の窒化物金属
膜から成る導電層(A)1521と金属膜から成る導電
層(B)1522とを積層させた。導電層(B)152
2はタンタル(Ta)、チタン(Ti)、モリブデン
(Mo)、タングステン(W)から選ばれた元素、また
は前記元素を主成分とする合金か、前記元素を組み合わ
せた合金膜(代表的にはMo−W合金膜、Mo−Ta合
金膜)で形成すれば良く、導電層(A)1521は窒化
タンタル(TaN)、窒化タングステン(WN)、窒化
チタン(TiN)膜、窒化モリブデン(MoN)で形成
する。また、導電層(A)1521は代替材料として、
タングステンシリサイド、チタンシリサイド、モリブデ
ンシリサイドを適用しても良い。導電層(B)は低抵抗
化を図るために含有する不純物濃度を低減させると良
く、特に酸素濃度に関しては30ppm以下とすると良
かった。例えば、タングステン(W)は酸素濃度を30
ppm以下とすることで20μΩcm以下の比抵抗値を
実現することができた。
(好ましくは20〜30nm)とし、導電層(B)15
22は200〜400nm(好ましくは250〜350
nm)とすれば良い。本実施例では、導電層(A)15
21に30nmの厚さの窒化タンタル膜を、導電層
(B)1522には350nmのTa膜を用い、いずれ
もスパッタ法で形成した。このスパッタ法による成膜で
は、スパッタ用のガスのArに適量のXeやKrを加え
ておくと、形成する膜の内部応力を緩和して膜の剥離を
防止することができる。尚、図示しないが、導電層
(A)1521の下に2〜20nm程度の厚さでリン
(P)をドープした珪素膜を形成しておくことは有効で
ある。これにより、その上に形成される導電膜の密着性
向上と酸化防止を図ると同時に、導電層(A)または導
電層(B)が微量に含有するアルカリ金属元素がゲート
絶縁膜1520に拡散するのを防ぐことができる。(図
16(C))
を形成し、導電層(A)1521と導電層(B)152
2とを一括でエッチングしてゲート電極1528〜15
31と容量配線1532を形成する。ゲート電極152
8〜1531と容量配線1532は、導電層(A)から
成る1528a〜1532aと、導電層(B)から成る
1528b〜1532bとが一体として形成されてい
る。この時、駆動回路に形成するゲート電極1529、
1530は不純物領域1517、1518の一部と、ゲ
ート絶縁膜1520を介して重なるように形成する。
(図16(D))
ソース領域およびドレイン領域を形成するために、p型
を付与する不純物元素を添加する工程を行う。ここで
は、ゲート電極1528をマスクとして、自己整合的に
不純物領域を形成する。このとき、nチャネル型TFT
が形成される領域はレジストマスク1533で被覆して
おく。そして、ジボラン(B2H6)を用いたイオンドー
プ法で不純物領域1534を形成した。この領域のボロ
ン(B)濃度は3×1020〜3×1021atoms/cm3とな
るようにする。本明細書中では、ここで形成された不純
物領域1534に含まれるp型を付与する不純物元素の
濃度を(p+)と表す。(図17(A))
ス領域またはドレイン領域として機能する不純物領域の
形成を行った。レジストのマスク1535〜1537を
形成し、n型を付与する不純物元素が添加して不純物領
域1538〜1542を形成した。これは、フォスフィ
ン(PH3)を用いたイオンドープ法で行い、この領域
のリン(P)濃度を1×1020〜1×1021atoms/cm3
とした。本明細書中では、ここで形成された不純物領域
1538〜1542に含まれるn型を付与する不純物元
素の濃度を(n+)と表す。(図17(B))
前工程で添加されたリン(P)またはボロン(B)が含
まれているが、それに比して十分に高い濃度でリン
(P)が添加されるので、前工程で添加されたリン
(P)またはボロン(B)の影響は考えなくても良い。
また、不純物領域1538に添加されたリン(P)濃度
は図17(A)で添加されたボロン(B)濃度の1/2
〜1/3なのでp型の導電性が確保され、TFTの特性
に何ら影響を与えることはなかった。
型TFTのLDD領域を形成するためのn型を付与する
不純物添加の工程を行った。ここではゲート電極153
1をマスクとして自己整合的にn型を付与する不純物元
素をイオンドープ法で添加した。添加するリン(P)の
濃度は1×1016〜5×1018atoms/cm3であり、図1
6(A)および図17(A)と図17(B)で添加する
不純物元素の濃度よりも低濃度で添加することで、実質
的には不純物領域1543、1544のみが形成され
る。本明細書中では、この不純物領域1543、154
4に含まれるn型を付与する不純物元素の濃度を
(n--)と表す。(図17(C))
またはp型を付与する不純物元素を活性化するために熱
処理工程を行う。この工程はファーネスアニール法、レ
ーザーアニール法、またはラピッドサーマルアニール法
(RTA法)で行うことができる。ここではファーネス
アニール法で活性化工程を行った。熱処理は酸素濃度が
1ppm以下、好ましくは0.1ppm以下の窒素雰囲
気中で400〜800℃、代表的には500〜600℃
で行うものであり、本実施例では550℃で4時間の熱
処理を行った。また、基板1501に石英基板のような
耐熱性を有するものを使用した場合には、800℃で1
時間の熱処理としても良く、不純物元素の活性化と、該
不純物元素が添加された不純物領域とチャネル形成領域
との接合を良好に形成することができた。
〜1531と容量配線1532形成する金属膜1528
b〜1532bは、表面から5〜80nmの厚さで導電
層(C)1528c〜1532cが形成される。例え
ば、導電層(B)1528b〜1532bがタングステ
ン(W)の場合には窒化タングステン(WN)が形成さ
れ、タンタル(Ta)の場合には窒化タンタル(Ta
N)を形成することができる。また、導電層(C)15
28c〜1532cは、窒素またはアンモニアなどを用
いた窒素を含むプラズマ雰囲気にゲート電極1528〜
1531を晒しても同様に形成することができる。さら
に、3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜4
50℃で1〜12時間の熱処理を行い、島状半導体層を
水素化する工程を行った。この工程は熱的に励起された
水素により半導体層のダングリングボンドを終端する工
程である。水素化の他の手段として、プラズマ水素化
(プラズマにより励起された水素を用いる)を行っても
良い。(図17(D))
ゲート配線とする第2の導電膜を形成する。この第2の
導電膜は低抵抗材料であるアルミニウム(Al)や銅
(Cu)を主成分とする導電層(D)と、にチタン(T
i)やタンタル(Ta)、タングステン(W)、モリブ
デン(Mo)から成る導電層(E)とで形成すると良
い。本実施例では、チタン(Ti)を0.1〜2重量%
含むアルミニウム(Al)膜を導電層(D)1545と
し、チタン(Ti)膜を導電層(E)1546として形
成した。導電層(D)1545は200〜400nm
(好ましくは250〜350nm)とすれば良く、導電
層(E)1546は50〜200(好ましくは100〜
150nm)で形成すれば良い。(図18(A))
を形成するために導電層(E)1546と導電層(D)
1545とをエッチング処理して、ゲート配線154
7、1548と容量配線1549を形成した。エッチン
グ処理は最初にSiCl4とCl2とBCl3との混合ガ
スを用いたドライエッチング法で導電層(E)の表面か
ら導電層(D)の途中まで除去し、その後リン酸系のエ
ッチング溶液によるウエットエッチングで導電層(D)
を除去することにより、下地との選択加工性を保ってゲ
ート配線を形成することができた。(図18(B))
00nmの厚さで酸化珪素膜または酸化窒化珪素膜で形
成され、その後、それぞれの島状半導体層に形成された
ソース領域またはドレイン領域に達するコンタクトホー
ルを形成し、ソース配線1551〜1554と、ドレイ
ン配線1555〜1558を形成する。図示していない
が、本実施例ではこの電極を、Ti膜を100nm、T
iを含むアルミニウム膜300nm、Ti膜150nm
をスパッタ法で連続して形成した3層構造の積層膜とし
た。
て、窒化珪素膜、酸化珪素膜、または窒化酸化珪素膜を
50〜500nm(代表的には100〜300nm)の
厚さで形成する。この状態で水素化処理を行うとTFT
の特性向上に対して好ましい結果が得られた。例えば、
3〜100%の水素を含む雰囲気中で、300〜450
℃で1〜12時間の熱処理を行うと良く、あるいはプラ
ズマ水素化法を用いても同様の効果が得られた。なお、
ここで後に画素電極とドレイン配線を接続するためのコ
ンタクトホールを形成する位置において、パッシベーシ
ョン膜159に開口部を形成しておいても良い。(図1
8(C))
膜1560を1.0〜1.5μmの厚さに形成する。有
機樹脂としては、ポリイミド、アクリル、ポリアミド、
ポリイミドアミド、BCB(ベンゾシクロブテン)等を
使用することができる。ここでは、基板に塗布後、熱重
合するタイプのポリイミドを用い、300℃で焼成して
形成した。そして、第2の層間絶縁膜1560にドレイ
ン配線1558に達するコンタクトホールを形成し、画
素電極1561、1562を形成する。画素電極は、透
過型液晶表示装置とする場合には透明導電膜を用いれば
良く、反射型の液晶表示装置とする場合には金属膜を用
いれば良い。本実施例では透過型の液晶表示装置とする
ために、酸化インジウム・スズ(ITO)膜を100n
mの厚さにスパッタ法で形成した。(図19)
と表示領域の画素TFTとを有した基板を完成させるこ
とができた。駆動回路にはpチャネル型TFT160
1、第1のnチャネル型TFT1602、第2のnチャ
ネル型TFT1603、表示領域には画素TFT160
4、保持容量1605が形成した。本明細書では便宜上
このような基板をアクティブマトリクス基板と呼ぶ。
す上面図である。図20で示すA―A’に沿った断面構
造は、図19に示す表示領域の断面図に対応している。
また、図20は、図15〜図19の断面構造図と対応付
けるため、共通の符号を用いている。ゲート配線154
8は、図示されていないゲート絶縁膜を介してその下の
半導体層1507と交差している。図示はしていない
が、半導体層には、ソース領域、ドレイン領域、n--領
域でなるLoff領域が形成されている。また、1563
はソース配線1554とソース領域1624とのコンタ
クト部、1564はドレイン配線1558とドレイン領
域1626とのコンタクト部、1565はドレイン配線
1558と画素電極1561のコンタクト部である。保
持容量1605は、画素TFT1604のドレイン領域
1626から延在する半導体層1627とゲート絶縁膜
を介して容量配線1532、1549が重なる領域で形
成されている。
01には、島状半導体層1504にチャネル形成領域1
606、ソース領域1607a、1607b、ドレイン
領域1608a,1608bを有している。第1のnチ
ャネル型TFT1602には、島状半導体層1505に
チャネル形成領域1609、ゲート電極1529と重な
るLDD領域1610(以降、このようなLDD領域を
Lovと記す)、ソース領域1611、ドレイン領域16
12を有している。このLov領域のチャネル長方向の長
さは0.5〜3.0μm、好ましくは1.0〜1.5μ
mとした。第2のnチャネル型TFT1603には、島
状半導体層1506にチャネル形成領域1613、LD
D領域1614,1615、ソース領域1616、ドレ
イン領域1617を有している。このLDD領域はLov
領域とゲート電極1530と重ならないLDD領域(以
降、このようなLDD領域をLoffと記す)とが形成さ
れ、このLoff領域のチャネル長方向の長さは0.3〜
2.0μm、好ましくは0.5〜1.5μmである。画
素TFT1604には、島状半導体層1507にチャネ
ル形成領域1618、1619、Loff領域1620〜
1623、ソースまたはドレイン領域1624〜162
6を有している。Loff領域のチャネル長方向の長さは
0.5〜3.0μm、好ましくは1.5〜2.5μmで
ある。さらに、容量配線1532、1549と、ゲート
絶縁膜と同じ材料から成る絶縁膜と、画素TFT160
4のドレイン領域1626に接続し、n型を付与する不
純物元素が添加された半導体層1627とから保持容量
1605が形成されている。また、本発明は本実施例に
示した保持容量の構造に限定される必要はない。例え
ば、本出願人による特願平9−316567号出願、特
願平9−273444号出願または特願平10−254
097号出願に記載された構造の保持容量を用いること
もできる。
ート構造としたが、シングルゲート構造でも良いし、複
数のゲート電極を設けたマルチゲート構造としても差し
支えない。
ら、アクティブマトリクス型液晶表示装置を作製する工
程を説明する。図21に示すように、上記方法で作製し
た図19の状態のアクティブマトリクス基板に対し、配
向膜1701を形成する。通常液晶表示素子の配向膜に
はポリイミド樹脂が多く用いられている。対向側の対向
基板1702には、遮光膜1703、透明導電膜170
4および配向膜1705を形成した。配向膜を形成した
後、ラビング処理を施して液晶分子がある一定のプレチ
ルト角を持って配向するようにした。そして、画素マト
リクス回路と、CMOS回路が形成されたアクティブマ
トリクス基板と対向基板とを、公知のセル組み工程によ
ってシール材(図示せず)や柱状スペーサ1707など
を介して貼りあわせる。その後、両基板の間に液晶材料
1706を注入し、封止剤(図示せず)によって完全に
封止した。液晶材料には公知の液晶材料を用いれば良
い。このようにして図21に示すアクティブマトリクス
型液晶表示装置が完成した。
要求する仕様に応じて、各回路を構成するTFTの構造
が最適化されたアクティブマトリクス型液晶表示装置を
作製することができた。
晶化工程に代えて、他の結晶化方法を用いた例を以下に
図22を用いて示す。
状態を得る。なお、図22(A)は図15(A)に相当
する。
ケル、コバルト、ゲルマニウム、錫、鉛、パラジウム、
鉄、銅から選ばれた一種または複数種の元素、代表的に
はニッケル)を用いて結晶化を行う。具体的には、非晶
質珪素膜表面に触媒元素を保持させた状態でレーザー結
晶化を行い、非晶質珪素膜を結晶質珪素膜に変化させる
ものである。本実施例ではニッケル元素を含む水溶液
(酢酸ニッケル水溶液)をスピンコート法で塗布して、
触媒元素含有層1801を非晶質半導体膜1503aの
全面に形成する。(図22(B))また、本実施例では
スピンコート法でニッケルを添加する方法を用いたが、
蒸着法やスパッタ法などにより触媒元素でなる薄膜(本
実施例の場合はニッケル膜)を非晶質半導体膜上に形成
する手段をとっても良い。
ーザ照射方法を用いて結晶質珪素膜1802を形成し
た。(図22(C))
(C)以降の工程に従えば、図21に示す構造が得られ
る。
非晶質珪素膜から触媒元素を用いる結晶化の方法で作製
された場合、島状半導体層中には微量の触媒元素が残留
した。勿論、そのような状態でもTFTを完成させるこ
とが可能であるが、残留する触媒元素を少なくともチャ
ネル形成領域から除去する方がより好ましかった。この
触媒元素を除去する手段の一つにリン(P)によるゲッ
タリング作用を利用する手段があった。ゲッタリングに
必要なリン(P)の濃度は図17(B)で形成した不純
物領域(n+)と同程度であり、図17(D)に示す活
性化工程の熱処理により、nチャネル型TFTおよびp
チャネル型TFTのチャネル形成領域から触媒元素をゲ
ッタリングすることができた。
り、特に限定されない。例えば、島状半導体層を形成し
た後、酸素雰囲気中に対して3〜10体積%の塩化水素
を含ませた雰囲気中において、触媒元素が残留した結晶
質半導体膜に温度が800〜1150℃(好ましくは9
00〜1000℃)、処理時間が10分〜4時間(好ま
しくは30分〜1時間)である熱処理を行う。この工程
により結晶質半導体膜中のニッケルは揮発性の塩化化合
物(塩化ニッケル)となって処理雰囲気中に離脱する。
即ち、ハロゲン元素のゲッタリング作用によってニッケ
ルを除去することが可能となる。
てもよい。また、島状半導体層を形成する前にゲッタリ
ングを行ってもよい。
結晶化工程に代えて、他の結晶化方法を用いた例を以下
に図23を用いて示す。
状態を得る。なお、図23(A)は図15(A)に相当
する。
ル)を含む水溶液(酢酸ニッケル水溶液)をスピンコー
ト法で塗布して、触媒元素含有層1902を非晶質半導
体膜1503aの全面に形成する。(図23(B))こ
こで使用可能な触媒元素は、ニッケル(Ni)以外に
も、ゲルマニウム(Ge)、鉄(Fe)、パラジウム
(Pd)、スズ(Sn)、鉛(Pb)、コバルト(C
o)、白金(Pt)、銅(Cu)、金(Au)、といっ
た元素がある。
ケルを添加する方法を用いたが、蒸着法やスパッタ法な
どにより触媒元素でなる薄膜(本実施例の場合はニッケ
ル膜)を非晶質半導体膜上に形成する手段をとっても良
い。また、本実施例では触媒元素含有層1902を非晶
質半導体膜1503aの全面に形成した例を示したが、
マスクを形成して選択的に触媒元素含有層を形成する工
程としてもよい。
50〜600℃)で6〜16時間(好ましくは8〜14
時間)の熱処理を行う。その結果、結晶化が進行し、結
晶質半導体膜(本実施例では結晶質珪素膜)1902が
形成される。(図23(C))なお、選択的に触媒元素
含有層を形成した場合においては、マスクの開口部を起
点として概略基板と平行な方向(矢印で示した方向)に
結晶化が進行し、巨視的な結晶成長方向が揃った結晶質
珪素膜が形成される。
は、結晶化温度が低いため欠陥を多く含んでおり、半導
体素子の材料としては不十分な場合がある。そこで、結
晶質珪素膜の結晶性を向上させるため、実施例2に示し
たレーザー照射方法を用いて、レーザービームを該膜に
照射して良好な結晶性を有する結晶質珪素膜1903を
形成した。(図23(D))
(C)以降の工程に従えば、図21に示す構造が得られ
る。
素を少なくともチャネル形成領域から除去する方がより
好ましかった。よって、実施例3に示した方法を用いて
ゲッタリングを行うことが望ましい。
トリクス型液晶表示装置の構成を、図14の斜視図を用
いて説明する。尚、図14は、図15〜図20と対応付
けるため、共通の符号を用いている。
は、ガラス基板1501上に形成された、表示領域17
06と、走査信号駆動回路1704と、画像信号駆動回
路1705で構成される。表示領域には画素TFT16
04が設けられ、周辺に設けられる駆動回路はCMOS
回路を基本として構成されている。走査信号駆動回路1
704と、画像信号駆動回路1705はそれぞれゲート
配線1531とソース配線1554で画素TFT160
4に接続しているk。また、FPC71が外部入力端子
74に接続され、入力配線75、76でそれぞれの駆動
回路に接続している。なお、1702は対向基板であ
る。
発光装置として、EL(エレクトロルミネッセンス)表
示装置を作製した例について説明する。
るルミネッセンスが得られる有機化合物を含む層(発光
素子)を光源とする装置である。有機化合物における発
光素子には、一重項励起状態から基底状態に戻る際の発
光(蛍光)と三重項励起状態から基底状態に戻る際の発
光(リン光)がある。
上面図である。図24(A)において、4010は基板、4
011は画素部、4012はソース側駆動回路、401
3はゲート側駆動回路であり、それぞれの駆動回路は配
線4014〜4016を経てFPC4017に至り、外
部機器へと接続される。
駆動回路および画素部を囲むようにしてカバー材600
0、シーリング材(ハウジング材ともいう)7000、
密封材(第2のシーリング材)7001が設けられてい
る。
の断面構造であり、基板4010、下地膜4021の上
に駆動回路用TFT(但し、ここではnチャネル型TF
Tとpチャネル型TFTを組み合わせたCMOS回路を
図示している。)4022および画素部用TFT402
3(但し、ここではEL素子への電流を制御するTFT
だけ図示している。)が形成されている。これらのTF
Tは公知の構造(トップゲート構造またはボトムゲート
構造)を用いれば良い。
素部用TFT4023に際して用いることができる。
2、画素部用TFT4023が完成したら、樹脂材料で
なる層間絶縁膜(平坦化膜)4026の上に画素部用T
FT4023のドレインと電気的に接続する透明導電膜
でなる画素電極4027を形成する。透明導電膜として
は、酸化インジウムと酸化スズとの化合物(ITOと呼
ばれる)または酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を
用いることができる。そして、画素電極4027を形成
したら、絶縁膜4028を形成し、画素電極4027上
に開口部を形成する。
4029は公知のEL材料(正孔注入層、正孔輸送層、
発光層、電子輸送層または電子注入層)を自由に組み合
わせて積層構造または単層構造とすれば良い。どのよう
な構造とするかは公知の技術を用いれば良い。また、E
L材料には低分子系材料と高分子系(ポリマー系)材料
がある。低分子系材料を用いる場合は蒸着法を用いる
が、高分子系材料を用いる場合には、スピンコート法、
印刷法またはインクジェット法等の簡易な方法を用いる
ことが可能である。
着法によりEL層を形成する。シャドーマスクを用いて
画素毎に波長の異なる発光が可能な発光層(赤色発光
層、緑色発光層および青色発光層)を形成することで、
カラー表示が可能となる。その他にも、色変換層(CC
M)とカラーフィルターを組み合わせた方式、白色発光
層とカラーフィルターを組み合わせた方式があるがいず
れの方法を用いても良い。勿論、単色発光のEL表示装
置とすることもできる。
極4030を形成する。陰極4030とEL層4029
の界面に存在する水分や酸素は極力排除しておくことが
望ましい。従って、真空中でEL層4029と陰極40
30を連続成膜するか、EL層4029を不活性雰囲気
で形成し、大気解放しないで陰極4030を形成すると
いった工夫が必要である。本実施例ではマルチチャンバ
ー方式(クラスターツール方式)の成膜装置を用いるこ
とで上述のような成膜を可能とする。
LiF(フッ化リチウム)膜とAl(アルミニウム)膜
の積層構造を用いる。具体的にはEL層4029上に蒸
着法で1nm厚のLiF(フッ化リチウム)膜を形成
し、その上に300nm厚のアルミニウム膜を形成す
る。勿論、公知の陰極材料であるMgAg電極を用いて
も良い。そして陰極4030は4031で示される領域
において配線4016に接続される。配線4016は陰
極4030に所定の電圧を与えるための電源供給線であ
り、導電性ペースト材料4032を介してFPC401
7に接続される。
30と配線4016とを電気的に接続するために、層間
絶縁膜4026および絶縁膜4028にコンタクトホー
ルを形成する必要がある。これらは層間絶縁膜4026
のエッチング時(画素電極用コンタクトホールの形成
時)や絶縁膜4028のエッチング時(EL層形成前の
開口部の形成時)に形成しておけば良い。また、絶縁膜
4028をエッチングする際に、層間絶縁膜4026ま
で一括でエッチングしても良い。この場合、層間絶縁膜
4026と絶縁膜4028が同じ樹脂材料であれば、コ
ンタクトホールの形状を良好なものとすることができ
る。
を覆って、パッシベーション膜6003、充填材600
4、カバー材6000が形成される。
バー材6000と基板4010の内側にシーリング材が
設けられ、さらにシーリング材7000の外側には密封
材(第2のシーリング材)7001が形成される。
材6000を接着するための接着剤としても機能する。
充填材6004としては、PVC(ポリビニルクロライ
ド)、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビ
ニルブチラル)またはEVA(エチレンビニルアセテー
ト)を用いることができる。この充填材6004の内部
に乾燥剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好
ましい。
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
0および密封材7001と基板4010との隙間を通っ
てFPC4017に電気的に接続される。なお、ここで
は配線4016について説明したが、他の配線401
4、4015も同様にしてシーリング材7000および
密封材7001の下を通ってFPC4017に電気的に
接続される。
実施例7とは異なる形態のEL表示装置を作製した例に
ついて、図25(A)、25(B)を用いて説明する。図24
(A)、25(B)と同じ番号のものは同じ部分を指し
ているので説明は省略する。
面図であり、図25(A)をC−C'で切断した断面図を
図25(B)に示す。
てパッシベーション膜6003までを形成する。
004を設ける。この充填材6004は、カバー材60
00を接着するための接着剤としても機能する。充填材
6004としては、PVC(ポリビニルクロライド)、
エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、PVB(ポリビニルブ
チラル)またはEVA(エチレンビニルアセテート)を
用いることができる。この充填材6004の内部に乾燥
剤を設けておくと、吸湿効果を保持できるので好まし
い。
含有させてもよい。このとき、スペーサーをBaOなど
からなる粒状物質とし、スペーサー自体に吸湿性をもた
せてもよい。
ン膜6003はスペーサー圧を緩和することができる。
また、パッシベーション膜とは別に、スペーサー圧を緩
和する樹脂膜などを設けてもよい。
板、アルミニウム板、ステンレス板、FRP(Fibe
rglass−Reinforced Plastic
s)板、PVF(ポリビニルフルオライド)フィルム、
マイラーフィルム、ポリエステルフィルムまたはアクリ
ルフィルムを用いることができる。なお、充填材600
4としてPVBやEVAを用いる場合、数十μmのアル
ミニウムホイルをPVFフィルムやマイラーフィルムで
挟んだ構造のシートを用いることが好ましい。
方向)によっては、カバー材6000が透光性を有する
必要がある。
000を接着した後、充填材6004の側面(露呈面)
を覆うようにフレーム材6001を取り付ける。フレー
ム材6001はシーリング材(接着剤として機能する)
6002によって接着される。このとき、シーリング材
6002としては、光硬化性樹脂を用いるのが好ましい
が、EL層の耐熱性が許せば熱硬化性樹脂を用いても良
い。なお、シーリング材6002はできるだけ水分や酸
素を透過しない材料であることが望ましい。また、シー
リング材6002の内部に乾燥剤を添加してあっても良
い。
2と基板4010との隙間を通ってFPC4017に電
気的に接続される。なお、ここでは配線4016につい
て説明したが、他の配線4014、4015も同様にし
てシーリング材6002の下を通ってFPC4017に
電気的に接続される。
構成からなるEL表示パネルにおいて、本発明を用いる
ことができる。ここで画素部のさらに詳細な断面構造を
図26に、上面構造を図27(A)に、回路図を図27(B)
に示す。図26、図27(A)および図27(B)では共通の
符号を用いるので互いに参照すれば良い。
たスイッチング用TFT3502は本発明のNTFTを
用いて形成される(実施例1〜6参照)。本実施例では
ダブルゲート構造としているが、構造および作製プロセ
スに大きな違いはないので説明は省略する。但し、ダブ
ルゲート構造とすることで実質的に二つのTFTが直列
された構造となり、オフ電流値を低減することができる
という利点がある。なお、本実施例ではダブルゲート構
造としているが、シングルゲート構造でも構わないし、
トリプルゲート構造やそれ以上のゲート本数を持つマル
チゲート構造でも構わない。また、本発明のPTFTを
用いて形成しても構わない。
Tを用いて形成される。このとき、スイッチング用TF
T3502のドレイン配線35は配線36によって電流
制御用TFTのゲート電極37に電気的に接続されてい
る。また、38で示される配線は、スイッチング用TF
T3502のゲート電極39a、39bを電気的に接続す
るゲート配線である。
L素子を流れる電流量を制御するための素子であるた
め、多くの電流が流れ、熱による劣化やホットキャリア
による劣化の危険性が高い素子でもある。そのため、電
流制御用TFTのドレイン側に、ゲート絶縁膜を介して
ゲート電極に重なるようにLDD領域を設ける構造は極
めて有効である。
03をシングルゲート構造で図示しているが、複数のT
FTを直列につなげたマルチゲート構造としても良い。
さらに、複数のTFTを並列につなげて実質的にチャネ
ル形成領域を複数に分割し、熱の放射を高い効率で行え
るようにした構造としても良い。このような構造は熱に
よる劣化対策として有効である。
用TFT3503のゲート電極37となる配線は350
4で示される領域で、電流制御用TFT3503のドレ
イン配線40と絶縁膜を介して重なる。このとき、35
04で示される領域ではコンデンサが形成される。この
コンデンサ3504は電流制御用TFT3503のゲー
トにかかる電圧を保持するためのコンデンサとして機能
する。なお、ドレイン配線40は電流供給線(電源線)
3506に接続され、常に一定の電圧が加えられてい
る。
制御用TFT3503の上には第1パッシベーション膜
41が設けられ、その上に樹脂絶縁膜でなる平坦化膜4
2が形成される。平坦化膜42を用いてTFTによる段
差を平坦化することは非常に重要である。後に形成され
るEL層は非常に薄いため、段差が存在することによっ
て発光不良を起こす場合がある。従って、EL層をでき
るだけ平坦面に形成しうるように画素電極を形成する前
に平坦化しておくことが望ましい。
素電極(EL素子の陰極)であり、電流制御用TFT3
503のドレインに電気的に接続される。画素電極43
としてはアルミニウム合金膜、銅合金膜または銀合金膜
など低抵抗な導電膜またはそれらの積層膜を用いること
が好ましい。勿論、他の導電膜との積層構造としても良
い。
れたバンク44a、44bにより形成された溝(画素に相
当する)の中に発光層45が形成される。なお、ここで
は一画素しか図示していないが、R(赤)、G(緑)、
B(青)の各色に対応した発光層を作り分けても良い。
発光層とする有機EL材料としてはπ共役ポリマー系材
料を用いる。代表的なポリマー系材料としては、ポリパ
ラフェニレンビニレン(PPV)系、ポリビニルカルバ
ゾール(PVK)系、ポリフルオレン系などが挙げられ
る。
な型のものがあるが、例えば「H. Shenk,H.Becker,O.Ge
lsen,E.Kluge,W.Kreuder,and H.Spreitzer,“Polymers
forLight Emitting Diodes”,Euro Display,Proceeding
s,1999,p.33-37」や特開平10−92576号公報に記
載されたような材料を用いれば良い。
発光層にはシアノポリフェニレンビニレン、緑色に発光
する発光層にはポリフェニレンビニレン、青色に発光す
る発光層にはポリフェニレンビニレン若しくはポリアル
キルフェニレンを用いれば良い。膜厚は30〜150n
m(好ましくは40〜100nm)とすれば良い。
のできる有機EL材料の一例であって、これに限定する
必要はまったくない。発光層、電荷輸送層または電荷注
入層を自由に組み合わせてEL層(発光およびそのため
のキャリアの移動を行わせるための層)を形成すれば良
い。
光層として用いる例を示したが、低分子系有機EL材料
を用いても良い。また、電荷輸送層や電荷注入層として
炭化珪素等の無機材料を用いることも可能である。これ
らの有機EL材料や無機材料は公知の材料を用いること
ができる。
(ポリチオフェン)またはPAni(ポリアニリン)で
なる正孔注入層46を設けた積層構造のEL層としてい
る。そして、正孔注入層46の上には透明導電膜でなる
陽極47が設けられる。本実施例の場合、発光層45で
生成された光は上面側に向かって(TFTの上方に向か
って)放射されるため、陽極は透光性でなければならな
い。透明導電膜としては酸化インジウムと酸化スズとの
化合物や酸化インジウムと酸化亜鉛との化合物を用いる
ことができるが、耐熱性の低い発光層や正孔注入層を形
成した後で形成するため、可能な限り低温で成膜できる
ものが好ましい。
505が完成する。なお、ここでいうEL素子3505
は、画素電極(陰極)43、発光層45、正孔注入層4
6および陽極47で形成されたコンデンサを指す。図27
(A)に示すように画素電極43は画素の面積にほぼ一
致するため、画素全体がEL素子として機能する。従っ
て、発光の利用効率が非常に高く、明るい画像表示が可
能となる。
さらに第2パッシベーション膜48を設けている。第2
パッシベーション膜48としては窒化珪素膜または窒化
酸化珪素膜が好ましい。この目的は、外部とEL素子と
を遮断することであり、有機EL材料の酸化による劣化
を防ぐ意味と、有機EL材料からの脱ガスを抑える意味
との両方を併せ持つ。これによりEL表示装置の信頼性
が高められる。
うな構造の画素からなる画素部を有し、オフ電流値の十
分に低いスイッチング用TFTと、ホットキャリア注入
に強い電流制御用TFTとを有する。従って、高い信頼
性を有し、且つ、良好な画像表示が可能なEL表示パネ
ルが得られる。
構成と自由に組み合わせて実施することが可能である。
また、電子機器の表示部として本実施例のEL表示パネ
ルを用いることは有効である。
した画素部において、EL素子3505の構造を反転さ
せた構造について説明する。説明には図28を用いる。な
お、図26の構造と異なる点はEL素子の部分と電流制御
用TFTだけであるので、その他の説明は省略すること
とする。
はPTFTを用いて形成される。作製プロセスは実施例
1〜12を参照すれば良い。
て透明導電膜を用いる。具体的には酸化インジウムと酸
化亜鉛との化合物でなる導電膜を用いる。勿論、酸化イ
ンジウムと酸化スズとの化合物でなる導電膜を用いても
良い。
が形成された後、溶液塗布によりポリビニルカルバゾー
ルでなる発光層52が形成される。その上にはカリウム
アセチルアセトネート(acacKと表記される)でな
る電子注入層53、アルミニウム合金でなる陰極54が
形成される。この場合、陰極54がパッシベーション膜
としても機能する。こうしてEL素子3701が形成さ
れる。
は、矢印で示されるようにTFTが形成された基板の方
に向かって放射される。
構成と自由に組み合わせて実施することが可能である。
また、電子機器の表示部として本実施例のEL表示パネ
ルを用いることは有効である。
示した回路図とは異なる構造の画素とした場合の例につ
いて図29(A)〜(C)に示す。なお、本実施例におい
て、3801はスイッチング用TFTのソース配線、3
803はスイッチング用TFT3802のゲート配線、
3804は電流制御用TFT、3805はコンデンサ、
3806、3808は電流供給線、3807はEL素子
とする。
3806を共通とした場合の例である。即ち、二つの画
素が電流供給線3806を中心に線対称となるように形
成されている点に特徴がある。この場合、電源供給線の
本数を減らすことができるため、画素部をさらに高精細
化することができる。
をゲート配線3803と平行に設けた場合の例である。
なお、図29(B)では電流供給線3808とゲート配線
3803とが重ならないように設けた構造となっている
が、両者が異なる層に形成される配線であれば、絶縁膜
を介して重なるように設けることもできる。この場合、
電源供給線3808とゲート配線3803とで専有面積
を共有させることができるため、画素部をさらに高精細
化することができる。
同様に電流供給線3808をゲート配線3803と平行
に設け、さらに、二つの画素を電流供給線3808を中
心に線対称となるように形成する点に特徴がある。ま
た、電流供給線3808をゲート配線3803のいずれ
か一方と重なるように設けることも有効である。この場
合、電源供給線の本数を減らすことができるため、画素
部をさらに高精細化することができる。
構成と自由に組み合わせて実施することが可能である。
また、電子機器の表示部として本実施例の画素構造を有
するEL表示パネルを用いることは有効である。
(A)、図27(B)では電流制御用TFT3503のゲ
ートにかかる電圧を保持するためにコンデンサ3504
を設ける構造としているが、コンデンサ3504を省略
することも可能である。実施例9の場合、電流制御用T
FT3503として実施例1〜12に示すようなNTF
Tを用いているため、ゲート絶縁膜を介してゲート電極
に重なるように設けられたLDD領域を有している。こ
の重なり合った領域には一般的にゲート容量と呼ばれる
寄生容量が形成されるが、本実施例ではこの寄生容量を
コンデンサ3504の代わりとして積極的に用いる点に
特徴がある。
ート電極とLDD領域とが重なり合った面積によって変
化するため、その重なり合った領域に含まれるLDD領
域の長さによって決まる。
(B),(C)の構造においても同様に、コンデンサ3
805を省略することは可能である。
の構成と自由に組み合わせて実施することが可能であ
る。また、実施例13〜15の電子機器の表示部として
本実施例の画素構造を有するEL表示パネルを用いるこ
とは有効である。
に適用することが可能である。即ち、現在市場に流通し
ている全ての半導体回路に適用できる。例えば、ワンチ
ップ上に集積化されたRISCプロセッサ、ASICプ
ロセッサ等のマイクロプロセッサに適用しても良いし、
液晶用ドライバー回路(D/Aコンバータ、γ補正回
路、信号分割回路等)に代表される信号処理回路や携帯
機器(携帯電話、PHS、モバイルコンピュータ)用の
高周波回路に適用しても良い。
は様々な電子機器に搭載されて中枢回路として機能す
る。代表的な電子機器としてはパーソナルコンピュー
タ、携帯型情報端末機器、その他あらゆる家電製品が挙
げられる。また、車両(自動車や電車等)の制御用コン
ピュータなども挙げられる。本発明はその様な半導体装
置に対しても適用可能である。
するにあたって、実施例1〜実施例12のどの構成を採
用しても良いし、各実施例を自由に組み合わせて用いる
ことが可能である。
TFTは様々な電気光学装置に用いることができる。即
ち、それら電気光学装置を表示媒体として組み込んだ電
子機器全てに本発明を実施できる。
ラ、デジタルカメラ、ヘッドマウントディスプレイ(ゴ
ーグル型ディスプレイ)、ウエアラブルディスプレイ、
カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、携帯情
報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話または電子書
籍等)などが挙げられる。それらの一例を図30に示す。
り、本体2001、画像入力部2002、表示装置20
03、キーボード2004で構成される。本発明を画像
入力部2002、表示装置2003やその他の信号制御
回路に適用することができる。
101、表示装置2102、音声入力部2103、操作
スイッチ2104、バッテリー2105、受像部210
6で構成される。本発明を表示装置2102、音声入力
部2103やその他の信号制御回路に適用することがで
きる。
ビルコンピュータ)であり、本体2201、カメラ部2
202、受像部2203、操作スイッチ2204、表示
装置2205で構成される。本発明は表示装置2205
やその他の信号制御回路に適用できる。
り、本体2301、表示装置2302、アーム部230
3で構成される。本発明は表示装置2302やその他の
信号制御回路に適用することができる。
体(以下、記録媒体と呼ぶ)を用いるプレーヤーであ
り、本体2401、表示装置2402、スピーカ部24
03、記録媒体2404、操作スイッチ2405で構成
される。なお、この装置は記録媒体としてDVD(Di
gtial Versatile Disc)、CD等
を用い、音楽鑑賞や映画鑑賞やゲームやインターネット
を行うことができる。本発明は表示装置2402やその
他の信号制御回路に適用することができる。
2501、表示装置2502、接眼部2503、操作ス
イッチ2504、受像部(図示しない)で構成される。
本発明を表示装置2502やその他の信号制御回路に適
用することができる。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜12のどの
ような組み合わせからなる構成を用いても実現すること
ができる。
TFTは様々な電気光学装置に用いることができる。即
ち、それら電気光学装置を表示媒体として組み込んだ電
子機器全てに本発明を実施できる。
ー(リア型またはフロント型)などが挙げられる。それ
らの一例を図31に示す。
あり、表示装置2601、スクリーン2602で構成さ
れる。本発明は表示装置やその他の信号制御回路に適用
することができる。
り、本体2701、表示装置2702、ミラー270
3、スクリーン2704で構成される。本発明は表示装
置やその他の信号制御回路に適用することができる。
31(B)中における表示装置2601、2702の構造
の一例を示した図である。表示装置2601、2702
は、光源光学系2801、ミラー2802、2804〜
2806、ダイクロイックミラー2803、プリズム2
807、液晶表示装置2808、位相差板2809、投
射光学系2810で構成される。投射光学系2810
は、投射レンズを含む光学系で構成される。本実施例は
三板式の例を示したが、特に限定されず、例えば単板式
であってもよい。また、図31(C)中において矢印で示
した光路に実施者が適宜、光学レンズや、偏光機能を有
するフィルムや、位相差を調節するためのフィルム、I
Rフィルム等の光学系を設けてもよい。
る光源光学系2801の構造の一例を示した図である。
本実施例では、光源光学系2801は、リフレクター2
811、光源2812、2813、2814、偏光変換
素子2815、集光レンズ2816で構成される。な
お、図31(D)に示した光源光学系は一例であって特に
限定されない。例えば、光源光学系に実施者が適宜、光
学レンズや、偏光機能を有するフィルムや、位相差を調
節するフィルム、IRフィルム等の光学系を設けてもよ
い。
く、あらゆる分野の電子機器に適用することが可能であ
る。また、本実施例の電子機器は実施例1〜12のどの
ような組み合わせからなる構成を用いても実現すること
ができる。
これまで見られた淡い干渉を低減することが出来る。ま
た、これまで調整の難しかった光学系を簡素化すること
が出来る。
用するに従って劣化が生じて使用できなくなるが、ミラ
ーはレンズと違ってレーザビームが透過するのではな
く、レーザビームがミラーの表面で反射するため、劣化
は表面だけにとどまる。そのため、長い期間使用して
も、ミラーの表面のコーティングをし直せば、再度使用
が可能となり、経済的である。また、ミラーはレンズの
ような収差が生じないため、有効である。さらに、ミラ
ーをマイクロメイター等によって可動式のものにすれ
ば、微調整も可能になり都合が良い。
における干渉を抑えるための光学系を説明した。しかし
線状ビームの長手方向においても、必要があれば本発明
の構造を用いて干渉を抑えることは可能である。また、
ビームコリメータは、実施例で開示した構造に限定する
必要はなく、さらに、十分に平行なレーザビームが得ら
れるならば省略することは可能である。また、照射面に
おける形状が線状または矩形であるレーザビームを実施
例で説明したが、それ以外の形状のレーザビームに対し
ても本発明を適用することは可能である。
図。
ビームが照射面にて1つにまとめられることを示す図。
図。
図。
図。
図。
図。
図。
す図。
図。
図。
図。
の一例を示す図。
の一例を示す図。
の一例を示す図。
の一例を示す図。
の一例を示す図。
成を示す図。
成を示す図。
成を示す図。
成を示す図。
成を示す図。
路図を示す図。
Claims (19)
- 【請求項1】 レーザ発振器と、光学系と、少なくとも
一方向に動くステージを有するレーザ照射装置であっ
て、前記光学系は、レーザビームの第1方向において、
前記レーザビームを前記第1方向に分割し、かつ、照射
面または前記照射面の近傍で混合して、前記照射面にお
ける前記レーザビームのエネルギーを均一化する光学系
1と、前記レーザビームの第2方向において、前記レー
ザビームを該レーザビームの前記第2方向に分割する光
学系2と、分割された前記レーザビームを前記照射面ま
たは前記照射面の近傍で混合して、前記照射面における
前記レーザビームのエネルギーを均一化する光学系3
と、を有し、前記第1方向と前記第2方向は前記レーザ
ビームの進行方向に対して互いに直交し、前記光学系1
は、分割された前記レーザビームの前記レーザ発振器か
ら前記照射面までの各々の光路差を、前記レーザビーム
のコヒーレント長以上にする手段を有することを特徴と
するレーザ照射装置。 - 【請求項2】 レーザ発振器と、光学系と、少なくとも
一方向に動くステージを有するレーザ照射装置であっ
て、前記光学系は、レーザビームの第1方向において、
前記レーザビームを前記第1方向に分割し、かつ、照射
面または前記照射面の近傍で混合して、前記照射面にお
ける前記レーザビームのエネルギーを均一化するミラー
と、前記レーザビームの第2方向において、前記レーザ
ビームを該レーザビームの前記第2方向に分割するシリ
ンドリカルアレイレンズと、分割された前記レーザビー
ムを前記照射面または前記照射面の近傍で混合して、前
記照射面におけるレーザビームのエネルギーを均一化す
るシリンドリカルレンズと、を有し、前記第1方向と前
記第2方向は前記レーザビームの進行方向に対して互い
に直交し、前記ミラーは、分割された前記レーザビーム
の前記レーザ発振器から前記照射面までの各々の光路差
を、前記レーザビームのコヒーレント長以上にする手段
を有することを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項3】 照射面おける形状が線状または矩形状の
レーザビームを照射するレーザ照射装置であって、レー
ザ発振器と、前記照射面におけるレーザビームの形状を
線状または矩形状に加工する光学系と、少なくとも一方
向に動くステージを有し、前記光学系は、レーザビーム
の幅方向において、前記レーザビームを該レーザビーム
の前記幅方向に分割し、かつ、前記照射面または前記照
射面の近傍で混合して、前記照射面における形状が線状
または矩形状になるレーザビームのエネルギーを均一化
する光学系1と、前記レーザビームの長さ方向におい
て、前記レーザビームを該レーザビームの前記長さ方向
に分割する光学系2と、分割された前記レーザビームを
前記照射面または前記照射面の近傍で混合し、前記照射
面における形状が線状または矩形状となるレーザビーム
のエネルギーを均一化する光学系3と、を有し、前記光
学系1は、分割された前記レーザビームの前記レーザ発
振器から前記照射面までの各々の光路差を、前記レーザ
ビームのコヒーレント長以上にする手段を有することを
特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項4】 照射面おける形状が線状または矩形状の
レーザビームを照射するレーザ照射装置であって、レー
ザ発振器と、前記照射面におけるレーザビームの形状を
線状または矩形状に加工する光学系と、少なくとも一方
向に動くステージを有し、前記光学系は、レーザビーム
の幅方向において、前記レーザビームを該レーザビーム
の前記幅方向に分割し、かつ、前記照射面または前記照
射面の近傍で混合して、前記照射面における形状が線状
または矩形状になるレーザビームのエネルギーを均一化
するミラーと、前記レーザビームの長さ方向において、
前記レーザビームを該レーザビームの前記長さ方向に分
割するシリンドリカルアレイレンズと、分割された前記
レーザビームを前記照射面または前記照射面の近傍で混
合し、前記照射面における形状が線状または矩形状とな
るレーザビームのエネルギーを均一化するシリンドリカ
ルレンズと、を有し、前記ミラーは、分割された前記レ
ーザビームの前記レーザ発振器から前記照射面までの各
々の光路差を、前記レーザビームのコヒーレント長以上
にする手段を有することを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項5】 照射面おける形状が線状または矩形状の
レーザビームを照射するレーザ照射装置であって、レー
ザ発振器と、前記照射面におけるレーザビームの形状を
線状または矩形状に加工する光学系と、少なくとも一方
向に動くステージを有し、前記光学系は、レーザビーム
の長さ方向において、前記レーザビームを該レーザビー
ムの前記長さ方向に分割し、かつ、前記照射面または前
記照射面の近傍で混合して、前記照射面における形状が
線状または矩形状になるレーザビームのエネルギーを均
一化する光学系1と、前記レーザビームの幅方向におい
て、前記レーザビームを該レーザビームの前記幅方向に
分割する光学系2と、分割された前記レーザビームを前
記照射面または前記照射面の近傍で混合して、前記照射
面における形状が線状または矩形状となるレーザビーム
のエネルギーを均一化する光学系3と、を有し、前記光
学系1は、分割された前記レーザビームの前記レーザ発
振器から前記照射面までの各々の光路差を、前記レーザ
ビームのコヒーレント長以上にする手段を有することを
特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項6】 照射面おける形状が線状または矩形状の
レーザビームを照射するレーザ照射装置であって、レー
ザ発振器と、前記照射面におけるレーザビームの形状を
線状または矩形状に加工する光学系と、少なくとも一方
向に動くステージを有し、前記光学系は、レーザビーム
の長さ方向において、前記レーザビームを該レーザビー
ムの前記長さ方向に分割し、かつ、前記照射面または前
記照射面の近傍で混合して、前記照射面における形状が
線状または矩形状になるレーザビームのエネルギーを均
一化するミラーと、前記レーザビームの幅方向におい
て、前記レーザビームを該レーザビームの前記幅方向に
分割するシリンドリカルアレイレンズと、分割された前
記レーザビームを前記照射面または前記照射面の近傍で
混合し、前記照射面における形状が線状または矩形状と
なるレーザビームのエネルギーを均一化するシリンドリ
カルレンズと、を有し、前記ミラーは、分割された前記
レーザビームの前記レーザ発振器から前記照射面までの
各々の光路差を、前記レーザビームのコヒーレント長以
上にする手段を有することを特徴とするレーザ照射装
置。 - 【請求項7】 請求項1乃至6いずれか一項において、
前記光学系に入射するレーザビームは、光学系により平
行光となることを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項8】 請求項1乃至6いずれか一項において、
前記光学系に入射するレーザビームは、ビームコリメー
タにより平行光となることを特徴とするレーザ照射装
置。 - 【請求項9】 請求項1乃至6いずれか一項において、
前記光学系に入射するレーザビームは2つのシリンドリ
カルレンズにより平行光となることを特徴とするレーザ
照射装置。 - 【請求項10】 請求項1または請求項3または請求項
5において、前記光学系1は、複数のミラーの組み合わ
せからなることを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項11】 請求項2または請求項4または請求項
6において、前記ミラーは、複数のミラーの組み合わせ
からなることを特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項12】 請求項3乃至6いずれか一項におい
て、照射面おけるレーザビームの形状が線状または矩形
状となる前記レーザビームの長さ方向と、少なくとも一
方向に動く前記ステージの動作方向が、直角であること
を特徴とするレーザ照射装置。 - 【請求項13】 請求項1乃至6のいずれか一項におい
て、前記レーザ照射装置は、ロードアンロード室と、ロ
ボットアームと、レーザ照射室と、を有することを特徴
とするレーザ照射装置。 - 【請求項14】 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程
と、レーザビームを前記半導体膜の表面に照射する工程
と、前記レーザビームが照射された前記半導体膜を活性
領域とするTFTを形成する工程と、を有し、 前記レーザビームは、該レーザビームを分割して前記レ
ーザ発振器から前記半導体膜までの各々の光路差をコヒ
ーレント長以上とし、かつ、該レーザビームのエネルギ
ーを均一化するミラーを含む光学系によって加工される
ことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項15】 絶縁表面上に半導体膜を形成する工程
と、照射面における形状が線状または矩形状のレーザビ
ームを前記半導体膜の表面に照射する工程と、前記レー
ザビームが照射された前記半導体膜を活性領域とするT
FTを形成する工程と、を有し、 前記レーザビームは、該レーザビームを分割して前記レ
ーザ発振器から前記半導体膜までの各々の光路差をコヒ
ーレント長以上とし、かつ、該レーザビームのエネルギ
ーを均一化するミラーを含む光学系によって、前記半導
体膜における形状が線状または矩形状に加工されること
を特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項16】 請求項14または請求項15におい
て、前記ミラーは、複数のミラーの組み合わせからなる
ことを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項17】 請求項14または請求項15におい
て、前記半導体膜は非晶質半導体膜もしくは結晶質半導
体膜であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項18】 請求項14乃至17のいずれか一項に
おいて、前記半導体装置は、液晶表示装置または発光装
置であることを特徴とする半導体装置の作製方法。 - 【請求項19】 請求項14乃至17のいずれか一項に
おいて、前記半導体装置は、携帯電話、ビデオカメラ、
デジタルカメラ、プロジェクター、ゴーグル型ディスプ
レイ、パーソナルコンピュータ、DVDプレイヤー、電
子書籍、または携帯型情報端末であることを特徴とする
半導体装置の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000390829A JP2001244213A (ja) | 1999-12-24 | 2000-12-22 | レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36703099 | 1999-12-24 | ||
JP11-367030 | 1999-12-24 | ||
JP2000390829A JP2001244213A (ja) | 1999-12-24 | 2000-12-22 | レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001244213A true JP2001244213A (ja) | 2001-09-07 |
JP2001244213A5 JP2001244213A5 (ja) | 2007-12-27 |
Family
ID=26581863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000390829A Withdrawn JP2001244213A (ja) | 1999-12-24 | 2000-12-22 | レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001244213A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001291681A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-10-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | ビームホモジナイザおよびレーザ照射装置および半導体装置および半導体装置の作製方法 |
US6765175B2 (en) | 2001-11-26 | 2004-07-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and manufacturing method for a semiconductor device |
JP2004241561A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | レーザプロセス装置 |
US7109435B2 (en) | 2001-12-07 | 2006-09-19 | Sony Corporation | Beam irradiator and laser anneal device |
JP2008524662A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | カール・ツアイス・レーザー・オプティクス・ゲーエムベーハー | 線ビームを生成するための光学照射系 |
JP2014099635A (ja) * | 2001-11-09 | 2014-05-29 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置 |
US9054199B2 (en) | 2001-11-09 | 2015-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340694A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 | Toyota Motor Corp | レ−ザ−光の形成方法 |
JPS6377178A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Fanuc Ltd | レ−ザ用集光鏡 |
JPS6384788A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | Nippon Steel Corp | レ−ザビ−ムの照射制御方法および装置 |
JPH02187294A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-23 | Nec Corp | レーザビーム整形装置 |
JPH03286518A (ja) * | 1990-04-02 | 1991-12-17 | Seiko Epson Corp | 半導体薄膜の製造方法 |
JPH04251802A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-09-08 | Carl Zeiss:Fa | 光束の幾何学的形状を変化させるミラー |
JPH06333871A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-12-02 | Sony Corp | レーザー光照射装置及びその装置による熱処理方法 |
JPH08148423A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーザアニーリング方法 |
JPH08210989A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Hitachi Ltd | 微小欠陥検出方法及びその装置 |
JPH10111471A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-04-28 | Toyota Motor Corp | レーザ光学系およびレーザ溶接装置 |
JP2001023920A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置 |
-
2000
- 2000-12-22 JP JP2000390829A patent/JP2001244213A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6340694A (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-22 | Toyota Motor Corp | レ−ザ−光の形成方法 |
JPS6377178A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Fanuc Ltd | レ−ザ用集光鏡 |
JPS6384788A (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-15 | Nippon Steel Corp | レ−ザビ−ムの照射制御方法および装置 |
JPH02187294A (ja) * | 1989-01-13 | 1990-07-23 | Nec Corp | レーザビーム整形装置 |
JPH03286518A (ja) * | 1990-04-02 | 1991-12-17 | Seiko Epson Corp | 半導体薄膜の製造方法 |
JPH04251802A (ja) * | 1990-07-27 | 1992-09-08 | Carl Zeiss:Fa | 光束の幾何学的形状を変化させるミラー |
JPH06333871A (ja) * | 1993-05-25 | 1994-12-02 | Sony Corp | レーザー光照射装置及びその装置による熱処理方法 |
JPH08148423A (ja) * | 1994-11-18 | 1996-06-07 | Mitsubishi Electric Corp | レーザアニーリング方法 |
JPH08210989A (ja) * | 1995-02-07 | 1996-08-20 | Hitachi Ltd | 微小欠陥検出方法及びその装置 |
JPH10111471A (ja) * | 1996-08-09 | 1998-04-28 | Toyota Motor Corp | レーザ光学系およびレーザ溶接装置 |
JP2001023920A (ja) * | 1999-07-08 | 2001-01-26 | Sumitomo Heavy Ind Ltd | レーザ加工装置 |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4637376B2 (ja) * | 2000-02-02 | 2011-02-23 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | レーザ照射装置及び半導体装置の作製方法 |
JP2001291681A (ja) * | 2000-02-02 | 2001-10-19 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | ビームホモジナイザおよびレーザ照射装置および半導体装置および半導体装置の作製方法 |
US9577016B2 (en) | 2001-11-09 | 2017-02-21 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
JP2014099635A (ja) * | 2001-11-09 | 2014-05-29 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 発光装置 |
US9054199B2 (en) | 2001-11-09 | 2015-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
US9905624B2 (en) | 2001-11-09 | 2018-02-27 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
US10461140B2 (en) | 2001-11-09 | 2019-10-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
US10680049B2 (en) | 2001-11-09 | 2020-06-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
US11063102B2 (en) | 2001-11-09 | 2021-07-13 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Light emitting device |
US7772519B2 (en) | 2001-11-26 | 2010-08-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd | Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and manufacturing method for a semiconductor device |
US6765175B2 (en) | 2001-11-26 | 2004-07-20 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Laser irradiation apparatus, laser irradiation method, and manufacturing method for a semiconductor device |
US7109435B2 (en) | 2001-12-07 | 2006-09-19 | Sony Corporation | Beam irradiator and laser anneal device |
JP2004241561A (ja) * | 2003-02-05 | 2004-08-26 | Mitsubishi Electric Corp | レーザプロセス装置 |
JP2008524662A (ja) * | 2004-12-22 | 2008-07-10 | カール・ツアイス・レーザー・オプティクス・ゲーエムベーハー | 線ビームを生成するための光学照射系 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4514861B2 (ja) | レーザ照射装置およびレーザ照射方法および半導体装置の作製方法 | |
US6573162B2 (en) | Laser irradiation apparatus and method of fabricating a semiconductor device | |
JP4397571B2 (ja) | レーザ照射方法およびレーザ照射装置、並びに半導体装置の作製方法 | |
JP5483763B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP4827276B2 (ja) | レーザー照射装置、レーザー照射方法及び半導体装置の作製方法 | |
US6535535B1 (en) | Laser irradiation method, laser irradiation apparatus, and semiconductor device | |
US7112477B2 (en) | Beam homogenizer laser irradiation, apparatus, semiconductor device, and method of fabricating the semiconductor device | |
JP3977038B2 (ja) | レーザ照射装置およびレーザ照射方法 | |
JP2001156017A (ja) | レーザー装置及びレーザー光を用いた熱処理方法並びに半導体装置の作製方法 | |
US6916693B2 (en) | Semiconductor device and manufacturing method thereof | |
JP2000306834A (ja) | レーザ照射方法およびレーザ照射装置および半導体装置 | |
JP2000223715A (ja) | 薄膜トランジスタの作製方法およびアクティブマトリクス基板の作製方法 | |
JP3973882B2 (ja) | レーザ照射装置およびレーザ照射方法 | |
JP4637376B2 (ja) | レーザ照射装置及び半導体装置の作製方法 | |
JP2001244213A (ja) | レーザ照射装置並びに半導体装置の作製方法 | |
JP2001196597A (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP4357672B2 (ja) | 露光装置および露光方法および半導体装置の作製方法 | |
JP4986332B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP5244274B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP4408011B2 (ja) | レーザ照射装置およびレーザ照射方法、並びに半導体装置の作製方法 | |
JP4515473B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 | |
JP3910524B2 (ja) | レーザ照射方法および半導体装置の作製方法 | |
JP2001326363A (ja) | 半導体装置及びその作製方法 | |
JP4597295B2 (ja) | 半導体装置およびその作製方法 | |
JP4515088B2 (ja) | 半導体装置の作製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071030 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110105 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110208 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111101 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20111219 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120703 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20120917 |