JP2001214185A - 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 - Google Patents
粘度指数向上剤及び潤滑油組成物Info
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- JP2001214185A JP2001214185A JP2000023711A JP2000023711A JP2001214185A JP 2001214185 A JP2001214185 A JP 2001214185A JP 2000023711 A JP2000023711 A JP 2000023711A JP 2000023711 A JP2000023711 A JP 2000023711A JP 2001214185 A JP2001214185 A JP 2001214185A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 基油への溶解性が良好で、低温粘度特性に優
れた粘度指数向上剤添加剤、及び潤滑油組成物を提供す
る。 【解決手段】 アルキル(メタ)アクリレート(a)
と、下記単量体(b)とを必須構成単位とする重合体
(A)からなる粘度指数向上剤。 単量体(b);フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b
2)を反応させて得られる化合物(b3)に、アルキレ
ンオキサイド(b4)を付加させた化合物(b5) の
(メタ)アクリル酸エステル。
れた粘度指数向上剤添加剤、及び潤滑油組成物を提供す
る。 【解決手段】 アルキル(メタ)アクリレート(a)
と、下記単量体(b)とを必須構成単位とする重合体
(A)からなる粘度指数向上剤。 単量体(b);フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b
2)を反応させて得られる化合物(b3)に、アルキレ
ンオキサイド(b4)を付加させた化合物(b5) の
(メタ)アクリル酸エステル。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、粘度指数向上剤に
関する。詳しくは、低温時の粘度特性に優れた粘度指数
向上剤に関する。
関する。詳しくは、低温時の粘度特性に優れた粘度指数
向上剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護の気運が高まり、自
動車の省燃費性がより一層要求されてきている。自動車
の省燃費性を向上させるには、エンジン油に粘度指数向
上剤を添加してマルチグレード化する方法がある。日本
国内では、ディーゼルエンジン自動車に使用されている
エンジン油の30%近くは、粘度指数向上剤を添加した
マルチグレード油になっている。このマルチグレード油
には、エチレン・プロピレン共重合体からなる粘度指数
向上剤(以下OCP系粘度指数向上剤と略す。)が使用
されている。さらなる省燃費性が要求された場合、エン
ジン油の低粘度化が要求される。この場合、エンジン油
としては、粘度指数が高いこと、および高温高せん断粘
度(以下TBS粘度と略す。)が低いことが望ましい。
しかしOCP系粘度指数向上剤では、粘度指数が低い、
TBS粘度が高いという欠点があり、省燃費性のさらな
る向上には寄与しない。一方、アルキル(メタ)アクリ
レート重合体からなる粘度指数向上剤(以下PMA系粘
度指数向上剤と略す。)を使用したエンジン油は、OC
P系粘度指数向上剤を使用した場合と比べ粘度指数が高
い、TBS粘度が低いということから現行のOCP系粘
度指数向上剤を使用したエンジン油よりさらに優れた省
燃費性が期待でき、各種の提案がなされている。例え
ば、特定の(メタ)アクリレートを含有したPMA系粘
度指数向上剤(特願平9−92687号公報等)が提案
されている。しかしながら、低温粘度特性は十分でな
く、さらなる改良が要求されている。
動車の省燃費性がより一層要求されてきている。自動車
の省燃費性を向上させるには、エンジン油に粘度指数向
上剤を添加してマルチグレード化する方法がある。日本
国内では、ディーゼルエンジン自動車に使用されている
エンジン油の30%近くは、粘度指数向上剤を添加した
マルチグレード油になっている。このマルチグレード油
には、エチレン・プロピレン共重合体からなる粘度指数
向上剤(以下OCP系粘度指数向上剤と略す。)が使用
されている。さらなる省燃費性が要求された場合、エン
ジン油の低粘度化が要求される。この場合、エンジン油
としては、粘度指数が高いこと、および高温高せん断粘
度(以下TBS粘度と略す。)が低いことが望ましい。
しかしOCP系粘度指数向上剤では、粘度指数が低い、
TBS粘度が高いという欠点があり、省燃費性のさらな
る向上には寄与しない。一方、アルキル(メタ)アクリ
レート重合体からなる粘度指数向上剤(以下PMA系粘
度指数向上剤と略す。)を使用したエンジン油は、OC
P系粘度指数向上剤を使用した場合と比べ粘度指数が高
い、TBS粘度が低いということから現行のOCP系粘
度指数向上剤を使用したエンジン油よりさらに優れた省
燃費性が期待でき、各種の提案がなされている。例え
ば、特定の(メタ)アクリレートを含有したPMA系粘
度指数向上剤(特願平9−92687号公報等)が提案
されている。しかしながら、低温粘度特性は十分でな
く、さらなる改良が要求されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、鋭意検
討した結果、低温特性に優れたPMA系粘度指数向上剤
を見いだし本発明に至った。すなわち本発明は、アルキ
ル(メタ)アクリレート(a)と、下記単量体(b)と
を必須構成単位とする重合体(A)からなる粘度指数向
上剤、及び、潤滑油組成物である。 単量体(b);フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b
2)を反応させて得られる化合物(b3)に、アルキレ
ンオキサイド(b4)を付加させた化合物(b5) の
(メタ)アクリル酸エステル。
討した結果、低温特性に優れたPMA系粘度指数向上剤
を見いだし本発明に至った。すなわち本発明は、アルキ
ル(メタ)アクリレート(a)と、下記単量体(b)と
を必須構成単位とする重合体(A)からなる粘度指数向
上剤、及び、潤滑油組成物である。 単量体(b);フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b
2)を反応させて得られる化合物(b3)に、アルキレ
ンオキサイド(b4)を付加させた化合物(b5) の
(メタ)アクリル酸エステル。
【0004】
【発明の実施の形態】本発明に於て用いられるアルキル
(メタ)アクリレート(a1)としては、特に限定はな
いが、通常、炭素数1〜24の直鎖または分枝アルキル
基を有する(メタ)アクリレート(メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレー
ト、ドデシルメタクリレート、トリデシルメタクリレー
ト、テトラデシルメタクリレート、ペンタデシルペタメ
クリレート、ヘキサデシルメタクリレート、オクタデシ
ルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト、トリデシルアクリレート、テトラデシルアクリレー
ト、ペンタデシルペタアクリレート、ヘキサデシルアク
リレート、オクタデシルアクリレートなど)が挙げられ
る。これら各種の(メタ)アクリレートのうちコーキン
グ量低減の点から好ましくは、炭素数が18以下のアル
キル基を有するアルキル(メタ)アクリレートである。
(メタ)アクリレート(a1)としては、特に限定はな
いが、通常、炭素数1〜24の直鎖または分枝アルキル
基を有する(メタ)アクリレート(メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、2
−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレー
ト、ドデシルメタクリレート、トリデシルメタクリレー
ト、テトラデシルメタクリレート、ペンタデシルペタメ
クリレート、ヘキサデシルメタクリレート、オクタデシ
ルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、デシルアクリレート、ドデシルアクリレー
ト、トリデシルアクリレート、テトラデシルアクリレー
ト、ペンタデシルペタアクリレート、ヘキサデシルアク
リレート、オクタデシルアクリレートなど)が挙げられ
る。これら各種の(メタ)アクリレートのうちコーキン
グ量低減の点から好ましくは、炭素数が18以下のアル
キル基を有するアルキル(メタ)アクリレートである。
【0005】本発明に於て用いられる単量体(b)は、
フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b2)を反応させ
て得られた化合物(b3)に、アルキレンオキサイド
(b4)を付加させた化合物(b5)の(メタ)アクリ
ル酸エステルである。
フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b2)を反応させ
て得られた化合物(b3)に、アルキレンオキサイド
(b4)を付加させた化合物(b5)の(メタ)アクリ
ル酸エステルである。
【0006】フェノ−ル類(b1)としては、フェノ−
ル、アルキルフェノ−ル、アリルフェノ−ル、アラルキ
ルフェノ−ルが挙げられる。アルキルフェノールのアル
キル基の炭素数は通常1〜20、好ましくは1〜12で
あり、該アルキルフェノ−ルの具体例としてはクレゾー
ル、ブチルフェノ−ル、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノールなどが挙げられる。アリルフェノールのアリル
基としてはフェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェ
ニル基、ナフチル基などであり、該アリルフェノ−ルの
具体例としてはフェニルフェノ−ル、ビフェニルフェノ
−ル、ナフチルフェノ−ルなどが挙げられる。アラルキ
ルフェノールのアラルキル基としてはベンジル基、フェ
ニルエチル基などであり、該アラルキルフェノ−ルの具
体例としてはベンジルフェノ−ル、フェニルエチルフェ
ノ−ルなどが挙げられる。
ル、アルキルフェノ−ル、アリルフェノ−ル、アラルキ
ルフェノ−ルが挙げられる。アルキルフェノールのアル
キル基の炭素数は通常1〜20、好ましくは1〜12で
あり、該アルキルフェノ−ルの具体例としてはクレゾー
ル、ブチルフェノ−ル、オクチルフェノール、ノニルフ
ェノールなどが挙げられる。アリルフェノールのアリル
基としてはフェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェ
ニル基、ナフチル基などであり、該アリルフェノ−ルの
具体例としてはフェニルフェノ−ル、ビフェニルフェノ
−ル、ナフチルフェノ−ルなどが挙げられる。アラルキ
ルフェノールのアラルキル基としてはベンジル基、フェ
ニルエチル基などであり、該アラルキルフェノ−ルの具
体例としてはベンジルフェノ−ル、フェニルエチルフェ
ノ−ルなどが挙げられる。
【0007】これらのうち、基油への溶解性、及び低温
特性の観点から好ましくは、フェノ−ル、クレゾール、
フェニルフェノ−ルおよびこれらの2種以上の混合物で
あり、さらに好ましくはフェノールである。
特性の観点から好ましくは、フェノ−ル、クレゾール、
フェニルフェノ−ルおよびこれらの2種以上の混合物で
あり、さらに好ましくはフェノールである。
【0008】スチレン類(b2)としては、スチレン、
αメチルスチレン、ビニルトルエンおよびこれらの2種
以上の混合物が挙げられ、低温特性の観点から好ましく
はスチレンである。
αメチルスチレン、ビニルトルエンおよびこれらの2種
以上の混合物が挙げられ、低温特性の観点から好ましく
はスチレンである。
【0009】化合物(b3)の合成については特に限定
なく、一般には、上記のフェノ−ル類(b1)とスチレ
ン類(b3)とをフリーデル・クラフツ反応させること
によって得られる。例えばフェノ−ル類1モルとスチレ
ン類0.5〜8モルとを、ルイス酸等の酸性触媒の存在
下に110〜140℃の温度で反応させることにより得
られる。該(c3)には、 フェノ−ル類のベンゼン核
にスチレン類が付加したもの以外に、一旦付加したスチ
レン類のベンゼン核にさらにスチレン類が付加したも
の、先にスチレン類のみが重合し、該重合物がフェノ−
ルのベンゼン核あるいは一旦付加したスチレン類のベン
ゼン核に付加したものなどが含まれる。フェノ−ル類1
モルに対するスチレン類の好ましい付加モル数は、0.
8〜10モルであり、さらに好ましくは1〜7モルであ
る。
なく、一般には、上記のフェノ−ル類(b1)とスチレ
ン類(b3)とをフリーデル・クラフツ反応させること
によって得られる。例えばフェノ−ル類1モルとスチレ
ン類0.5〜8モルとを、ルイス酸等の酸性触媒の存在
下に110〜140℃の温度で反応させることにより得
られる。該(c3)には、 フェノ−ル類のベンゼン核
にスチレン類が付加したもの以外に、一旦付加したスチ
レン類のベンゼン核にさらにスチレン類が付加したも
の、先にスチレン類のみが重合し、該重合物がフェノ−
ルのベンゼン核あるいは一旦付加したスチレン類のベン
ゼン核に付加したものなどが含まれる。フェノ−ル類1
モルに対するスチレン類の好ましい付加モル数は、0.
8〜10モルであり、さらに好ましくは1〜7モルであ
る。
【0010】アルキレンオキサイド(b4)としては、
例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
イソブチレンオキサイド、1−ブテンオキサイド、2−
ブテンオキサイド、炭素数5〜20のα−オレフィンオ
キサイド、トリメチルエチレンオキサイド、テトラメチ
ルエチレンオキサイド、スチレンオキサイド、α−メチ
ルスチレンオキサイド、1,1−ジフェニルエチレンオ
キサイド、シクロヘキセンオキサイド、オキセタン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブタジエンモ
ノキサイド、エピフルオヒドリン、エピクロロヒドリ
ン、エピブロモヒドリン、グリシドール、ブチルグリシ
ジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテル、アリルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、2−
クロロエチルグリシギルエーテル、メタクリルクロリド
エポキサイドが挙げられる。好ましくは、炭素数2〜1
2のアルキレンオキシドであり、さらに好ましくは、炭
素数2〜4のアルキレンオキシドである。該(b4)の
付加反応には、特に限定はなく、単独付加、2種類以上
を併用し付加してもよい。2種類以上併用付加の場合、
ランダム状付加またはブロック状付加でもよい。
例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、
イソブチレンオキサイド、1−ブテンオキサイド、2−
ブテンオキサイド、炭素数5〜20のα−オレフィンオ
キサイド、トリメチルエチレンオキサイド、テトラメチ
ルエチレンオキサイド、スチレンオキサイド、α−メチ
ルスチレンオキサイド、1,1−ジフェニルエチレンオ
キサイド、シクロヘキセンオキサイド、オキセタン、テ
トラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ブタジエンモ
ノキサイド、エピフルオヒドリン、エピクロロヒドリ
ン、エピブロモヒドリン、グリシドール、ブチルグリシ
ジルエーテル、ヘキシルグリシジルエーテル、アリルグ
リシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、2−
クロロエチルグリシギルエーテル、メタクリルクロリド
エポキサイドが挙げられる。好ましくは、炭素数2〜1
2のアルキレンオキシドであり、さらに好ましくは、炭
素数2〜4のアルキレンオキシドである。該(b4)の
付加反応には、特に限定はなく、単独付加、2種類以上
を併用し付加してもよい。2種類以上併用付加の場合、
ランダム状付加またはブロック状付加でもよい。
【0011】アルキレンオキシド(b4)の付加反応方
法としては、該(b3)を、必要により適当な溶媒(鉱
物油、キシレン等)中、触媒[アニオン重合触媒(例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウ
ム等のアルカリ金属の水酸化物;メトキシナトリウム、
ブトキシナトリウム、メトキシカリウム、ブトキシカリ
ウム等のアルカリ金属アルコラート化合物;テトラブチ
ルアミン等のアルキルアミン)、カチオン重合触媒(例
えば、アルミニウム、アンチモン、硼素、燐、鉄、亜
鉛、チタン等の塩化物;塩酸、臭酸、硫酸、過塩素酸等
の鉱酸)、配位アニオン重合触媒(例えば、トリエトキ
シ鉄等の金属アルコシドやアルカリ土類金属化合物と、
アセチルアセトン等の活性水素化合物やルイス酸を組み
合わせたもの)等]の存在化、合成できる。経済性、生
産性の観点から好ましくは、アニオン重合触媒による合
成である。アニオン重合は、加熱しながらアルキレンオ
キシド(a1)を加えることにより、容易に合成でき
る。反応温度としては、70〜150℃、好ましくは9
0〜130℃である。
法としては、該(b3)を、必要により適当な溶媒(鉱
物油、キシレン等)中、触媒[アニオン重合触媒(例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウ
ム等のアルカリ金属の水酸化物;メトキシナトリウム、
ブトキシナトリウム、メトキシカリウム、ブトキシカリ
ウム等のアルカリ金属アルコラート化合物;テトラブチ
ルアミン等のアルキルアミン)、カチオン重合触媒(例
えば、アルミニウム、アンチモン、硼素、燐、鉄、亜
鉛、チタン等の塩化物;塩酸、臭酸、硫酸、過塩素酸等
の鉱酸)、配位アニオン重合触媒(例えば、トリエトキ
シ鉄等の金属アルコシドやアルカリ土類金属化合物と、
アセチルアセトン等の活性水素化合物やルイス酸を組み
合わせたもの)等]の存在化、合成できる。経済性、生
産性の観点から好ましくは、アニオン重合触媒による合
成である。アニオン重合は、加熱しながらアルキレンオ
キシド(a1)を加えることにより、容易に合成でき
る。反応温度としては、70〜150℃、好ましくは9
0〜130℃である。
【0012】(b5)として特に好ましいものは、フェ
ノ−ル1モルとスチレン1〜7モルとの反応物に、炭素
数1〜4のアルキレンオキサイドを1〜4モル付加させ
た化合物である。
ノ−ル1モルとスチレン1〜7モルとの反応物に、炭素
数1〜4のアルキレンオキサイドを1〜4モル付加させ
た化合物である。
【0013】単量体(b)は、上記(b5)と(メタ)
アクリル酸とのエステル化反応によって得られる。エス
テル化の方法としては公知の方法、例えば、硫酸、塩酸
などの鉱酸、芳香族スルホン酸などの有機酸、フッ化ホ
ウ素エ−テラ−トなどのルイス酸触媒を用いる方法;テ
トラブトキシチタン,オクチル酸錫などの有機金属触媒
を用いる方法;酸性イオン交換樹脂を触媒として用いる
方法;無水硫酸マグネシウムなどの乾燥剤を用いる方
法;N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドなどの
脱水剤を用いる方法;およびこれらの方法の組合せが挙
げられる。
アクリル酸とのエステル化反応によって得られる。エス
テル化の方法としては公知の方法、例えば、硫酸、塩酸
などの鉱酸、芳香族スルホン酸などの有機酸、フッ化ホ
ウ素エ−テラ−トなどのルイス酸触媒を用いる方法;テ
トラブトキシチタン,オクチル酸錫などの有機金属触媒
を用いる方法;酸性イオン交換樹脂を触媒として用いる
方法;無水硫酸マグネシウムなどの乾燥剤を用いる方
法;N,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミドなどの
脱水剤を用いる方法;およびこれらの方法の組合せが挙
げられる。
【0014】本発明における重合体(A)中の、単量体
(a2)の含量は特に限定はないが、低温特性の観点か
ら、好ましくは、重量体(A)に基づいて0.1〜5
0.0重量%であり、特に好ましくは、重量体(A)に
基づいて0.2〜35.0重量%である。
(a2)の含量は特に限定はないが、低温特性の観点か
ら、好ましくは、重量体(A)に基づいて0.1〜5
0.0重量%であり、特に好ましくは、重量体(A)に
基づいて0.2〜35.0重量%である。
【0015】本発明に於て、共重合体(A)は構成単位
として、(a)及び(b)以外にラジカル重合性の他の
単量体(c)を含有することができる。この例として
は、アルキル(メタ)アクリレート以外の、アルキル基
の炭素数1〜30の不飽和モノまたは/およびポリカル
ボン酸エステル類(ブチルクロトネート、オクチルクロ
トネート、ドデシルクロトネート、ジブチルマレエー
ト、ジオクチルフマレート、ジラウリルマレエート、ジ
ステアリルフマレート、ジオクチルイタコネート、ジラ
ウリルイタコネートなど);ビニル芳香族化合物(スチ
レン、ビニルトルエンなど);ビニルエステル類(酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニルなど);アルファオレフィ
ン類(デセン、ドデセンなど);カルボン酸化合物類
(無水マレイン酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸など);アクロレイン;共役ジエン(ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレンなど);アセチレン;置
換アセチレン[アルキルアセチレン(プロピン、1−ブ
チン、1−ペンチン、1−ヘキシンなど)、アリールア
セチレン(フェニルアセチレン、p−メチルフェニルア
セチレンなど)];アルキルビニルエーテル[通常、炭
素数1〜18の直鎖または分岐アルキル基を有するアル
キルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニル
エーテル、アミルビニルエーテル、ヘキシルビニルエー
テル、ヘプチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテ
ル、ノニルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、トリデシルビニルエーテル、テ
トラデシルビニルエーテル、ペンタデシルビニルエーテ
ル、ヘキサデシルビニルエーテル、オクタデシルビニル
エーテルなど];アルキルアリルエーテル[通常、炭素
数1〜18の直鎖または分岐アルキル基を有するアルキ
ルアリルエーテル(メチルアリルエーテル、エチルアリ
ルエーテル、プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエ
ーテル、アミルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテ
ル、ヘプチルアリルエーテル、オクチルアリルエーテ
ル、ノニルアリルエーテル、デシルアリルエーテル、ド
デシルアリルエーテル、トリデシルアリルエーテル、テ
トラデシルアリルエーテル、ペンタデシルアリルエーテ
ル、ヘキサデシルアリルエーテル、オクタデシルアリル
エーテルなど]が挙げられ、これらのうち1種以上の単
量体を含有することができる。これらのうち好ましいも
のは、ビニル芳香族化合物、およびアルキルビニルエー
テルであり、特に好ましいものは、スチレン、および炭
素数2〜6のアルキルビニルエーテルである。
として、(a)及び(b)以外にラジカル重合性の他の
単量体(c)を含有することができる。この例として
は、アルキル(メタ)アクリレート以外の、アルキル基
の炭素数1〜30の不飽和モノまたは/およびポリカル
ボン酸エステル類(ブチルクロトネート、オクチルクロ
トネート、ドデシルクロトネート、ジブチルマレエー
ト、ジオクチルフマレート、ジラウリルマレエート、ジ
ステアリルフマレート、ジオクチルイタコネート、ジラ
ウリルイタコネートなど);ビニル芳香族化合物(スチ
レン、ビニルトルエンなど);ビニルエステル類(酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニルなど);アルファオレフィ
ン類(デセン、ドデセンなど);カルボン酸化合物類
(無水マレイン酸、メタアクリル酸、クロトン酸、イタ
コン酸など);アクロレイン;共役ジエン(ブタジエ
ン、イソプレン、クロロプレンなど);アセチレン;置
換アセチレン[アルキルアセチレン(プロピン、1−ブ
チン、1−ペンチン、1−ヘキシンなど)、アリールア
セチレン(フェニルアセチレン、p−メチルフェニルア
セチレンなど)];アルキルビニルエーテル[通常、炭
素数1〜18の直鎖または分岐アルキル基を有するアル
キルビニルエーテル(メチルビニルエーテル、エチルビ
ニルエーテル、プロピルビニルエーテル、ブチルビニル
エーテル、アミルビニルエーテル、ヘキシルビニルエー
テル、ヘプチルビニルエーテル、オクチルビニルエーテ
ル、ノニルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、トリデシルビニルエーテル、テ
トラデシルビニルエーテル、ペンタデシルビニルエーテ
ル、ヘキサデシルビニルエーテル、オクタデシルビニル
エーテルなど];アルキルアリルエーテル[通常、炭素
数1〜18の直鎖または分岐アルキル基を有するアルキ
ルアリルエーテル(メチルアリルエーテル、エチルアリ
ルエーテル、プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエ
ーテル、アミルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテ
ル、ヘプチルアリルエーテル、オクチルアリルエーテ
ル、ノニルアリルエーテル、デシルアリルエーテル、ド
デシルアリルエーテル、トリデシルアリルエーテル、テ
トラデシルアリルエーテル、ペンタデシルアリルエーテ
ル、ヘキサデシルアリルエーテル、オクタデシルアリル
エーテルなど]が挙げられ、これらのうち1種以上の単
量体を含有することができる。これらのうち好ましいも
のは、ビニル芳香族化合物、およびアルキルビニルエー
テルであり、特に好ましいものは、スチレン、および炭
素数2〜6のアルキルビニルエーテルである。
【0016】本発明における重合体(A)中の、単量体
(c)の含量は特に限定はないが、通常、重量体(A)
に基づいて0〜10重量%であり、好ましくは、重量体
(A)に基づいて0〜5重量%である。
(c)の含量は特に限定はないが、通常、重量体(A)
に基づいて0〜10重量%であり、好ましくは、重量体
(A)に基づいて0〜5重量%である。
【0017】さらに本発明に於て、共重合体(A)は、
構成単位として、必要に応じて窒素原子、酸素原子、硫
黄原子から選ばれる1種以上の原子を有する単量体
(d)を1種以上含有してもよい。この場合には、粘度
指数向上剤に清浄分散性や抗酸化性などを付与でき好ま
しい。この例としては、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルチオピロリドン、ビニルピリジン、N,N−ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基
の炭素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素数
は、通常1〜4)、ビニルイミダゾール、モルフォリノ
アルキレン(メタ)アクリレート等や、アミノフェノチ
アジン、N−アリールフェニレンジアミン、アミノカル
バゾール、アミノチアゾール、アミノインドール、アミ
ノピロール、アミノイミダゾリン、アミノメルカプトチ
アゾール、アミノピペリジン残基を有する(メタ)アク
リレート誘導体などが挙げられる。これらのうち好まし
いものは、N−ビニルピロリドン、N,N−ジアルキル
アミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭
素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素数は、通
常1〜4)およびN−アリールフェニレンジアミン残基
を有する(メタ)アクリレート誘導体である。
構成単位として、必要に応じて窒素原子、酸素原子、硫
黄原子から選ばれる1種以上の原子を有する単量体
(d)を1種以上含有してもよい。この場合には、粘度
指数向上剤に清浄分散性や抗酸化性などを付与でき好ま
しい。この例としては、N−ビニルピロリドン、N−ビ
ニルチオピロリドン、ビニルピリジン、N,N−ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基
の炭素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミノア
ルキル(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素数
は、通常1〜4)、ビニルイミダゾール、モルフォリノ
アルキレン(メタ)アクリレート等や、アミノフェノチ
アジン、N−アリールフェニレンジアミン、アミノカル
バゾール、アミノチアゾール、アミノインドール、アミ
ノピロール、アミノイミダゾリン、アミノメルカプトチ
アゾール、アミノピペリジン残基を有する(メタ)アク
リレート誘導体などが挙げられる。これらのうち好まし
いものは、N−ビニルピロリドン、N,N−ジアルキル
アミノアルキル(メタ)アクリレート(アルキル基の炭
素数は通常1〜4)、N,N−ジアルキルアミノアルキ
ル(メタ)アクリルアミド(アルキル基の炭素数は、通
常1〜4)およびN−アリールフェニレンジアミン残基
を有する(メタ)アクリレート誘導体である。
【0018】本発明における重合体(A)中の、単量体
(d)の含量は特に限定はないが、通常、重量体(A)
に基づいて0〜5重量%であり、好ましくは、重量体
(A)に基づいて0〜3重量%である。
(d)の含量は特に限定はないが、通常、重量体(A)
に基づいて0〜5重量%であり、好ましくは、重量体
(A)に基づいて0〜3重量%である。
【0019】重合体(A)の分子量は、通常、数平均分
子量(Mn)が、1,000〜700,000である。
増粘効果、せん断安定性の観点から、好ましくは、Mn
が、3,000〜500,000である。
子量(Mn)が、1,000〜700,000である。
増粘効果、せん断安定性の観点から、好ましくは、Mn
が、3,000〜500,000である。
【0020】駆動系潤滑油(マニュアルトランスミッシ
ョン油、デファレンシャルギヤ油、オートマチックトラ
ンスミッション油など)に用いられる場合には、好まし
くはMnが3,000〜100,000であり、作動油
(建設機械の作動油、パワーステアリング油、ショック
アブソーバー油など)に用いられる場合にはMnは1
0,000〜100,000の範囲にあるときに好まし
く、エンジン油(ガソリン用、ディーゼル用等)に用い
られる場合にはMnが、50,000〜500,000
の範囲にあるときに好ましい。尚、本分子量は、ゲルパ
ーミュエーションクロマトグラフィーによるポリスチレ
ンに換算した分子量である。
ョン油、デファレンシャルギヤ油、オートマチックトラ
ンスミッション油など)に用いられる場合には、好まし
くはMnが3,000〜100,000であり、作動油
(建設機械の作動油、パワーステアリング油、ショック
アブソーバー油など)に用いられる場合にはMnは1
0,000〜100,000の範囲にあるときに好まし
く、エンジン油(ガソリン用、ディーゼル用等)に用い
られる場合にはMnが、50,000〜500,000
の範囲にあるときに好ましい。尚、本分子量は、ゲルパ
ーミュエーションクロマトグラフィーによるポリスチレ
ンに換算した分子量である。
【0021】本発明における重合体(A)の示差走査熱
量計による吸熱ピーク温度は、低温特性の観点から、通
常50℃以下であり、好ましくは30℃以下である。
尚、本発明の示差走査熱量計による吸熱ピーク温度は、
PERKIN−ELMER社製UNIXDSC7を使用
し、(メタ)アクリレート系重合体5mgを試料とし、
10℃/分の等温速度で140℃から−80℃まで冷却
したときに観測される吸熱ピークトップ温度である。
量計による吸熱ピーク温度は、低温特性の観点から、通
常50℃以下であり、好ましくは30℃以下である。
尚、本発明の示差走査熱量計による吸熱ピーク温度は、
PERKIN−ELMER社製UNIXDSC7を使用
し、(メタ)アクリレート系重合体5mgを試料とし、
10℃/分の等温速度で140℃から−80℃まで冷却
したときに観測される吸熱ピークトップ温度である。
【0022】本発明における重合体(A)のHLB値
は、通常0.5〜10.0であり、抗乳化性、水抱き込
み性の促進の観点から、好ましくは0.5〜6.0であ
る。尚、本HLB値はグリフィンのHLB(「新・界面
活性剤入門」三洋化成工業株式会社発行P128)によ
って算出される値である。
は、通常0.5〜10.0であり、抗乳化性、水抱き込
み性の促進の観点から、好ましくは0.5〜6.0であ
る。尚、本HLB値はグリフィンのHLB(「新・界面
活性剤入門」三洋化成工業株式会社発行P128)によ
って算出される値である。
【0023】本発明における重合体(A)の溶解性パラ
メーターは特に限定はなく、通常8.5〜12.0であ
り、基油への溶解性から、好ましくは8.5〜10.0
である。尚、本溶解度パラメーターは、Fedors法
[Poym.Eng.Sci.14(2)152,(1
974)]によって算出される値である。
メーターは特に限定はなく、通常8.5〜12.0であ
り、基油への溶解性から、好ましくは8.5〜10.0
である。尚、本溶解度パラメーターは、Fedors法
[Poym.Eng.Sci.14(2)152,(1
974)]によって算出される値である。
【0024】本発明における重合体(A)は、通常の方
法によって容易に得ることができる。例えば前記した単
量体類を鉱物油や溶剤中でラジカル重合することにより
得られる。この場合、重合触媒としてアゾ系(例えば、
アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル
など)や過酸化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシ
ド、クミルパーオキシド、ラウリルパーオキシドなど)
を用いることができる。
法によって容易に得ることができる。例えば前記した単
量体類を鉱物油や溶剤中でラジカル重合することにより
得られる。この場合、重合触媒としてアゾ系(例えば、
アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリル
など)や過酸化物系(例えば、ベンゾイルパーオキシ
ド、クミルパーオキシド、ラウリルパーオキシドなど)
を用いることができる。
【0025】また、重合体(A)は、単量体(a)、及
び、単量体(b)に必要により、単量体(c)及び単量
体(d)を重合することにより得られた重合体にさらに
単量体(d)を過酸化物系重合触媒でグラフト重合を行
いことにより得ることもできる。
び、単量体(b)に必要により、単量体(c)及び単量
体(d)を重合することにより得られた重合体にさらに
単量体(d)を過酸化物系重合触媒でグラフト重合を行
いことにより得ることもできる。
【0026】重合体(A)の製造において、必要により
公知の連鎖移動剤、例えばラウリルメルカプタン、ジベ
ンジルエーテル等を用いてもよい。
公知の連鎖移動剤、例えばラウリルメルカプタン、ジベ
ンジルエーテル等を用いてもよい。
【0027】重合体(A)製造における重合温度は通常
40〜180℃であり、重合の方法は、バッチまたは連
続重合のいずれの方法でもよい。
40〜180℃であり、重合の方法は、バッチまたは連
続重合のいずれの方法でもよい。
【0028】本発明の粘度指数向上剤には、更に流動点
降下剤を含有していることが好ましい。この流動点降下
剤としては、ポリ(メタ)アクリレートの従来公知のも
のが使用される。例えば、アルキル基の炭素数が10〜
20の(メタ)アクリレート系のもの、又これら(メ
タ)アクリレート系のもので組成や分子量が異なる2種
類以上のものを組み合わせたもの(例えば、特開昭54
−70305等に記載のもの)や、更には非常に高分子
量のもの(例えばUSP5229021のものなど)等
が挙げられる。このように流動点降下剤を含有する場合
には、使用量は、重合体(A)に基づいて、通常30重
量%以下、好ましくは1〜20重量%である。
降下剤を含有していることが好ましい。この流動点降下
剤としては、ポリ(メタ)アクリレートの従来公知のも
のが使用される。例えば、アルキル基の炭素数が10〜
20の(メタ)アクリレート系のもの、又これら(メ
タ)アクリレート系のもので組成や分子量が異なる2種
類以上のものを組み合わせたもの(例えば、特開昭54
−70305等に記載のもの)や、更には非常に高分子
量のもの(例えばUSP5229021のものなど)等
が挙げられる。このように流動点降下剤を含有する場合
には、使用量は、重合体(A)に基づいて、通常30重
量%以下、好ましくは1〜20重量%である。
【0029】本発明の粘度指数向上剤は、他の任意成
分、例えば清浄剤(スルフォネート系、サリシレート
系、フェネート系、ナフテネート系のもの等)、分散剤
(イソブテニルコハク酸イミド系、マンニッヒ縮合物系
等)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、油性剤(脂肪酸系、
脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤(モリブデンジ
チオフォスフェート、モリブデンカーバメイト等)、極
圧剤(硫黄リン系、クロル系等)を含んでいても良い。
分、例えば清浄剤(スルフォネート系、サリシレート
系、フェネート系、ナフテネート系のもの等)、分散剤
(イソブテニルコハク酸イミド系、マンニッヒ縮合物系
等)、抗酸化剤(ジンクジチオフォスフェート、アミン
系、ヒンダードフェノール系等)、油性剤(脂肪酸系、
脂肪酸エステル系等)、摩擦摩耗調整剤(モリブデンジ
チオフォスフェート、モリブデンカーバメイト等)、極
圧剤(硫黄リン系、クロル系等)を含んでいても良い。
【0030】重合体(A)を必須構成成分とする本発明
の粘度指数向上剤は、石油中間流出油、(潤滑用基油
等)に有用である。特に、少なくとも炭素数18〜40
のワックスを含有する潤滑油用基油に有用である。潤滑
油中の本発明の粘度指数向上剤の含有量は0.05〜2
0重量%である。
の粘度指数向上剤は、石油中間流出油、(潤滑用基油
等)に有用である。特に、少なくとも炭素数18〜40
のワックスを含有する潤滑油用基油に有用である。潤滑
油中の本発明の粘度指数向上剤の含有量は0.05〜2
0重量%である。
【0031】本発明の潤滑油組成物における潤滑油用基
油としては、少なくとも炭素数18〜40のワックスを
含有する鉱物油であれば、特に限定はなく、例えば、5
0〜300ニュートラルの粘度範囲例えば、50〜30
0ニュートラルの粘度範囲にある鉱物油、及び、鉱物油
の高粘度指数化処理基油が挙げられる。高粘度指数化処
理法としては、オランダ国特許出願第7613854
号、特開平5−214349号等である。
油としては、少なくとも炭素数18〜40のワックスを
含有する鉱物油であれば、特に限定はなく、例えば、5
0〜300ニュートラルの粘度範囲例えば、50〜30
0ニュートラルの粘度範囲にある鉱物油、及び、鉱物油
の高粘度指数化処理基油が挙げられる。高粘度指数化処
理法としては、オランダ国特許出願第7613854
号、特開平5−214349号等である。
【0032】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部は重量部、%は重量%を示す。尚、実施例にお
ける使用原料の略号の意味は以下の通りである。 ST ;スチレン C1MA ;メチルメタクリレート C12MA ;デシルメタクリレート C13MA ;トリデシルメタクリレート C14MA ;テトラデシルメタクリレート C15MA ;ペンタデシルメタクリレート C16MA ;ヘキサデシルメタクリレート C18MA ;オクタデシルメタクリレート PEP ;エチレン・プロピレン共重合体 (UNIROYAL CHEMICAL COMPANY,INC.,TRILENE CP-80)
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下にお
いて、部は重量部、%は重量%を示す。尚、実施例にお
ける使用原料の略号の意味は以下の通りである。 ST ;スチレン C1MA ;メチルメタクリレート C12MA ;デシルメタクリレート C13MA ;トリデシルメタクリレート C14MA ;テトラデシルメタクリレート C15MA ;ペンタデシルメタクリレート C16MA ;ヘキサデシルメタクリレート C18MA ;オクタデシルメタクリレート PEP ;エチレン・プロピレン共重合体 (UNIROYAL CHEMICAL COMPANY,INC.,TRILENE CP-80)
【0033】(単量体(b)の製造例1)撹拌機、コン
デンサー、温度計および滴下ポンプを備えたフラスコ
に、フェノ−ル34部および酸性活性白土3.5部を仕
込み、110℃まで昇温した後スチレン66部を3時間
かけて滴下し、110〜120℃でさらに1時間反応を
行った。該反応物を硅藻土を用いて濾過し、スチレン化
フェノ−ルを得た。得られたスチレン化フェノ−ル8
2.8部を撹拌機、温度計を備えたオ−トクレ−ブに入
れ、水酸化カリウムを0.2部加えて135℃に昇温
し、エチレンオキサイド23.1部を圧入し、135〜
160℃で3時間反応させスチレン化フェノ−ルエチレ
ンオキサイド(1.75モル)付加物を得た。得られた
スチレン化フェノ−ルエチレンオキサイド(1.75モ
ル)付加物91部を、1Lの三角フラスコに入れ、クロ
ロホルム200部とN,N´−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド51.5部を加えて溶解させ、2℃に冷却しジ
メチルアミノピリジンを0.06部加え、液温を0〜5
℃に保ちながらメタクリル酸21.5部を徐々に滴下
し、滴下終了後同温度で10時間維持して反応を完結さ
せた。次いで、副生した尿素を濾別した後クロロホルム
を溜去して、スチレン化フェノ−ルエチレンオキサイド
(2モル)付加物のメタクリル酸エステル(SE−2)
を得た
デンサー、温度計および滴下ポンプを備えたフラスコ
に、フェノ−ル34部および酸性活性白土3.5部を仕
込み、110℃まで昇温した後スチレン66部を3時間
かけて滴下し、110〜120℃でさらに1時間反応を
行った。該反応物を硅藻土を用いて濾過し、スチレン化
フェノ−ルを得た。得られたスチレン化フェノ−ル8
2.8部を撹拌機、温度計を備えたオ−トクレ−ブに入
れ、水酸化カリウムを0.2部加えて135℃に昇温
し、エチレンオキサイド23.1部を圧入し、135〜
160℃で3時間反応させスチレン化フェノ−ルエチレ
ンオキサイド(1.75モル)付加物を得た。得られた
スチレン化フェノ−ルエチレンオキサイド(1.75モ
ル)付加物91部を、1Lの三角フラスコに入れ、クロ
ロホルム200部とN,N´−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド51.5部を加えて溶解させ、2℃に冷却しジ
メチルアミノピリジンを0.06部加え、液温を0〜5
℃に保ちながらメタクリル酸21.5部を徐々に滴下
し、滴下終了後同温度で10時間維持して反応を完結さ
せた。次いで、副生した尿素を濾別した後クロロホルム
を溜去して、スチレン化フェノ−ルエチレンオキサイド
(2モル)付加物のメタクリル酸エステル(SE−2)
を得た
【0034】(単量体(b)の製造例2)撹拌機、コン
デンサー、温度計、滴下ポンプを備えたフラスコに、p
−フェニルフェノ−ル61.2部および酸性活性白土
3.5部を仕込み、110℃まで昇温した後、αメチル
スチレン85部を3時間かけて滴下し、110〜120
℃でさらに1時間反応させた。該反応物を硅藻土を用い
て濾過しαメチルスチレン化フェニルフェノ−ルを得
た。得られたαメチルスチレン化フェニルフェノ−ル1
01.5部を撹拌機、温度計を備えたオ−トクレ−ブに
入れ、水酸化カリウムを0.2部加え135℃に昇温
し、エチレンオキサイド19.3部を圧入し、135〜
160℃で3時間反応させ、αメチルスチレン化フェニ
ルフェノ−ルエチレンオキサイド(1.75モル)付加
物を得た。得られたαメチルスチレン化フェニルフェノ
−ルエチレンオキサイド(1.75モル)付加物13
4.5部を、1Lの三角フラスコに入れ、クロロホルム
200部とN,N´−ジシクロヘキシルカルボジイミド
51.5部を加えて溶解させ、2℃に冷却しジメチルア
ミノピリジンを0.06部加え、液温を0〜5℃に保ち
ながらメタクリル酸21.5部を徐々に滴下した。滴下
終了後液温を同温度に10時間保ち反応を完結させた。
次いで、副生した尿素を濾別の後クロロホルムを溜去
し、αメチルスチレン化フェニルフェノ−ルエチレンオ
キサイド(3モル)付加物のメタクリル酸エステル(A
SE−3)を得た。
デンサー、温度計、滴下ポンプを備えたフラスコに、p
−フェニルフェノ−ル61.2部および酸性活性白土
3.5部を仕込み、110℃まで昇温した後、αメチル
スチレン85部を3時間かけて滴下し、110〜120
℃でさらに1時間反応させた。該反応物を硅藻土を用い
て濾過しαメチルスチレン化フェニルフェノ−ルを得
た。得られたαメチルスチレン化フェニルフェノ−ル1
01.5部を撹拌機、温度計を備えたオ−トクレ−ブに
入れ、水酸化カリウムを0.2部加え135℃に昇温
し、エチレンオキサイド19.3部を圧入し、135〜
160℃で3時間反応させ、αメチルスチレン化フェニ
ルフェノ−ルエチレンオキサイド(1.75モル)付加
物を得た。得られたαメチルスチレン化フェニルフェノ
−ルエチレンオキサイド(1.75モル)付加物13
4.5部を、1Lの三角フラスコに入れ、クロロホルム
200部とN,N´−ジシクロヘキシルカルボジイミド
51.5部を加えて溶解させ、2℃に冷却しジメチルア
ミノピリジンを0.06部加え、液温を0〜5℃に保ち
ながらメタクリル酸21.5部を徐々に滴下した。滴下
終了後液温を同温度に10時間保ち反応を完結させた。
次いで、副生した尿素を濾別の後クロロホルムを溜去
し、αメチルスチレン化フェニルフェノ−ルエチレンオ
キサイド(3モル)付加物のメタクリル酸エステル(A
SE−3)を得た。
【0035】(重合体の合成例) 合成例1 撹拌装置、加熱装置、温度計、窒素吹き込み管を備えた
反応器に、トルエンを100g仕込み窒素雰囲気とし8
4℃とする。反応器は撹拌しながら表1記載の単量体1
000g、及び、開始剤として2,2’−アゾビス−
2’,4−ジメチルバレロニトリルを1.5gを、それ
ぞれ反応器に8時間かけて等速度で全量を仕込み、仕込
み終了から8時間80℃で重合反応を行なった。反応終
了後、130℃でトルエンを減圧除去し、重合体を得
た。分子量、示差走査熱量計による結晶化ピーク温度、
HLB値を表2に示す。
反応器に、トルエンを100g仕込み窒素雰囲気とし8
4℃とする。反応器は撹拌しながら表1記載の単量体1
000g、及び、開始剤として2,2’−アゾビス−
2’,4−ジメチルバレロニトリルを1.5gを、それ
ぞれ反応器に8時間かけて等速度で全量を仕込み、仕込
み終了から8時間80℃で重合反応を行なった。反応終
了後、130℃でトルエンを減圧除去し、重合体を得
た。分子量、示差走査熱量計による結晶化ピーク温度、
HLB値を表2に示す。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】(実施例1〜6及び比較例1〜4)表3記
載の粘度指数向上剤、及び、SJグレードガソリンエン
ジンオイル用DIパッケージ7.5%を、溶剤精製油A
(粘度指数100の150ニュートラル油)および溶剤
精製油B(粘度指数100の200ニュートラル油)に
加えエンジン油1〜21および比1〜3を作成した。そ
の際、100℃動粘度を10.8〜11.2cStに、
且つ、TBS粘度(150℃、せん断速度106/秒)
を3.1mPa・sになるよう溶剤精製油AとBの配合
量を調整した。これらのエンジン油を、低温粘度評価の
指標として、−25℃でのCCS粘度測定を実施した。
さらにこれらのエンジンオイルを以下の方法で、パネル
コーキング試験を実施した。その結果を表3に示した。
また、粘度指数も併せて示した。
載の粘度指数向上剤、及び、SJグレードガソリンエン
ジンオイル用DIパッケージ7.5%を、溶剤精製油A
(粘度指数100の150ニュートラル油)および溶剤
精製油B(粘度指数100の200ニュートラル油)に
加えエンジン油1〜21および比1〜3を作成した。そ
の際、100℃動粘度を10.8〜11.2cStに、
且つ、TBS粘度(150℃、せん断速度106/秒)
を3.1mPa・sになるよう溶剤精製油AとBの配合
量を調整した。これらのエンジン油を、低温粘度評価の
指標として、−25℃でのCCS粘度測定を実施した。
さらにこれらのエンジンオイルを以下の方法で、パネル
コーキング試験を実施した。その結果を表3に示した。
また、粘度指数も併せて示した。
【0039】(パネルコーキング試験の方法)エンジン
油をパネルコーキング試験法Fed−791Bに従い、
パネル温度285℃、エンジン油温度120℃で6時間
パネルコーキング試験を実施した。試験後、パネルをペ
ンタンで洗浄後、コーキング量を重量法で測定した。
油をパネルコーキング試験法Fed−791Bに従い、
パネル温度285℃、エンジン油温度120℃で6時間
パネルコーキング試験を実施した。試験後、パネルをペ
ンタンで洗浄後、コーキング量を重量法で測定した。
【0040】
【表3】
【0041】表3からわかるように、本発明の粘度指数
向上剤は、通常の(メタ)アクリレート系重合体からな
る粘度指数向上剤を使用した潤滑油油(比較使用例1〜
比較使用例3)と比べ、 ;CCS粘度が低く保つことができる。これは、フェ
ノール類、及び、スチレン類を(メタ)アクリレート側
鎖に有すため、低温時凝集しやすく、重合体起因の粘度
アップを低減させるためと考えられる。 ;コーキング量が著しく低減できる。これは、アルキ
レンオキサイド中のエーテル結合を(メタ)アクリレー
ト側鎖に有すため、熱分解しやすく重合体起因のスラッ
ジ生成を抑制するためと考えられる。
向上剤は、通常の(メタ)アクリレート系重合体からな
る粘度指数向上剤を使用した潤滑油油(比較使用例1〜
比較使用例3)と比べ、 ;CCS粘度が低く保つことができる。これは、フェ
ノール類、及び、スチレン類を(メタ)アクリレート側
鎖に有すため、低温時凝集しやすく、重合体起因の粘度
アップを低減させるためと考えられる。 ;コーキング量が著しく低減できる。これは、アルキ
レンオキサイド中のエーテル結合を(メタ)アクリレー
ト側鎖に有すため、熱分解しやすく重合体起因のスラッ
ジ生成を抑制するためと考えられる。
【0042】また、OCP系粘度指数向上剤を使用した
場合(比較使用例4)と比べ、粘度指数が高く、CCS
粘度が著しく低く、さらに、コーキング量も同等、もし
くは、低減できている。
場合(比較使用例4)と比べ、粘度指数が高く、CCS
粘度が著しく低く、さらに、コーキング量も同等、もし
くは、低減できている。
【0043】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明の粘度指数向上剤を使用したエンジン油は、従来の粘
度指数向上剤したエンジン油と比べコーキング量が低減
でき、且つ、CCS粘度を低く保つことができること、
及び、粘度指数が高いことから今後の自動車の省燃費性
の要求に対応できる優れたエンジン油を提供することが
できる。さらに、本発明の粘度指数向上剤は、上記特徴
に加え、剪断安定性が特に優れおり、エンジン油以外の
潤滑油(例えばギア油、ATF、トラクション油、ショ
ックアブソーバー油)の粘度数向上剤としても、極めて
有用である。
明の粘度指数向上剤を使用したエンジン油は、従来の粘
度指数向上剤したエンジン油と比べコーキング量が低減
でき、且つ、CCS粘度を低く保つことができること、
及び、粘度指数が高いことから今後の自動車の省燃費性
の要求に対応できる優れたエンジン油を提供することが
できる。さらに、本発明の粘度指数向上剤は、上記特徴
に加え、剪断安定性が特に優れおり、エンジン油以外の
潤滑油(例えばギア油、ATF、トラクション油、ショ
ックアブソーバー油)の粘度数向上剤としても、極めて
有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10N 40:25 C10N 40:25 Fターム(参考) 4H104 CB08C DA02A EA01C EA03C LA01 LA03 LA04 PA02 PA03 PA05 PA41 4J002 AE032 AE051 BG043 BG053 BG063 BQ003 FD070 GT00 4J100 AL03P AL04P AL05P AL74Q BA08Q BC43Q CA04 DA01 DA24 DA38 JA28
Claims (7)
- 【請求項1】 アルキル(メタ)アクリレート(a)
と、下記単量体(b)とを必須構成単位とする重合体
(A)からなる粘度指数向上剤。 単量体(b);フェノ−ル類(b1)にスチレン類(b
2)を反応させて得られる化合物(b3)に、アルキレ
ンオキサイド(b4)を付加させた化合物(b5) の
(メタ)アクリル酸エステル。 - 【請求項2】 単量体(b)の(b1)がフェノール、
(b2)がスチレン、(b4)が炭素数2〜4のアルキ
レンオキサイドである請求項1記載の粘度指数向上剤。 - 【請求項3】 該重合体(A)中の(b)の含有量が
0.1重量%〜50.0重量%である請求項1記載又は
2記載の粘度指数向上剤。 - 【請求項4】 該重合体(A)の数平均分子量が1,0
00〜700,000である請求項1〜3のいずれかに
記載の粘度指数向上剤。 - 【請求項5】 該重合体(A)の示差走査熱量計により
測定した結晶化ピーク温度が、50℃以下である請求項
1〜4のいずれかに記載の粘度指数向上剤。 - 【請求項6】 該重合体(A)のHLB値が0.5〜1
0.0である請求項1〜5のいずれかに記載の粘度指数
向上剤。 - 【請求項7】 少なくとも炭素数18〜40のワックス
を含有する潤滑油用基油と、請求項1〜6のいずれかに
記載の粘度指数向上剤0.05〜20重量%含有してな
る潤滑油組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000023711A JP2001214185A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
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ID=18549834
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JP2000023711A Pending JP2001214185A (ja) | 2000-02-01 | 2000-02-01 | 粘度指数向上剤及び潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001214185A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014512432A (ja) * | 2011-03-25 | 2014-05-22 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピア | 改良された非−ニュートン粘度特性を有する潤滑剤組成物 |
CN107805286A (zh) * | 2016-09-09 | 2018-03-16 | 中石化石油工程技术服务有限公司 | 一种提切剂及其制备方法和油基钻井液 |
CN112694937A (zh) * | 2019-10-23 | 2021-04-23 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种车辆齿轮油组合物及其制备方法 |
-
2000
- 2000-02-01 JP JP2000023711A patent/JP2001214185A/ja active Pending
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