JP2001210527A - 電子部品及び電子部品複合体 - Google Patents
電子部品及び電子部品複合体Info
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- JP2001210527A JP2001210527A JP2000019335A JP2000019335A JP2001210527A JP 2001210527 A JP2001210527 A JP 2001210527A JP 2000019335 A JP2000019335 A JP 2000019335A JP 2000019335 A JP2000019335 A JP 2000019335A JP 2001210527 A JP2001210527 A JP 2001210527A
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Classifications
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- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03H—IMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
- H03H7/00—Multiple-port networks comprising only passive electrical elements as network components
- H03H7/46—Networks for connecting several sources or loads, working on different frequencies or frequency bands, to a common load or source
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
- H01F17/0006—Printed inductances
- H01F17/0013—Printed inductances with stacked layers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/34—Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
- H01F27/36—Electric or magnetic shields or screens
-
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- H01F27/363—Electric or magnetic shields or screens made of electrically conductive material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01F17/00—Fixed inductances of the signal type
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- H01F17/0013—Printed inductances with stacked layers
- H01F2017/0026—Multilayer LC-filter
-
- H—ELECTRICITY
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- H03H1/00—Constructional details of impedance networks whose electrical mode of operation is not specified or applicable to more than one type of network
- H03H2001/0021—Constructional details
- H03H2001/0085—Multilayer, e.g. LTCC, HTCC, green sheets
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- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シールド電極が不要で小型化が図られた電子部
品、及び電子部品複合体を提供する。 【解決手段】各インダクタind1、ind2、及びi
nd3の上下にグランド電極31及び131を配置し、
各インダクタind1、ind2、及びind3から発
生する磁束の結合を利用して、ローパスフィルタLPE
1及びLPF2と、ハイパスフィルタHPFとを設計す
る。
品、及び電子部品複合体を提供する。 【解決手段】各インダクタind1、ind2、及びi
nd3の上下にグランド電極31及び131を配置し、
各インダクタind1、ind2、及びind3から発
生する磁束の結合を利用して、ローパスフィルタLPE
1及びLPF2と、ハイパスフィルタHPFとを設計す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つ以上のコイル
を備えた電子部品、及び電子部品複合体に関する。
を備えた電子部品、及び電子部品複合体に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、異なる2つの周波数帯域の信号
を送受信する携帯電話が普及している。この携帯電話
は、例えば、LPF(ローパスフィルタ)とHPF(ハ
イパスフィルタ)との双方のフィルタを備えており、こ
れらフィルタにより、受信した信号を低周波側の信号と
高周波側の信号に分けている。この場合、LPFとHP
Fとを別々の部品で構成すると、携帯電話の小型化及び
軽量化を図ることが難しくなる。そこで、最近は、LP
FとHPFとを一体化した構造のチップ部品が用いられ
ている。このとき、LPFとHPFとを単純に一体化す
ると、LPFとHPFとの相互干渉により、LPF及び
HPFそれぞれの周波数特性が変動してしまうため、L
PFとHPFとの間にシールド電極を設けて、LPFと
HPFとの相互干渉を抑制している。このように、シー
ルド電極を設けることにより、LPFとHPFとを一体
化することができる。
を送受信する携帯電話が普及している。この携帯電話
は、例えば、LPF(ローパスフィルタ)とHPF(ハ
イパスフィルタ)との双方のフィルタを備えており、こ
れらフィルタにより、受信した信号を低周波側の信号と
高周波側の信号に分けている。この場合、LPFとHP
Fとを別々の部品で構成すると、携帯電話の小型化及び
軽量化を図ることが難しくなる。そこで、最近は、LP
FとHPFとを一体化した構造のチップ部品が用いられ
ている。このとき、LPFとHPFとを単純に一体化す
ると、LPFとHPFとの相互干渉により、LPF及び
HPFそれぞれの周波数特性が変動してしまうため、L
PFとHPFとの間にシールド電極を設けて、LPFと
HPFとの相互干渉を抑制している。このように、シー
ルド電極を設けることにより、LPFとHPFとを一体
化することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯電話等
の小型化が要求される機器に内蔵される電子部品は、高
さ方向の寸法に厳しい制限が課せられており、例えば、
LPFとHPFとを上下方向に重ねて一体化したチップ
部品を作製すると、チップ部品の高さが大きくなってし
まい、このチップ部品の高さを規定の寸法内に収めるこ
とが難しいという問題がある。これに対し、LPFとH
PFとを左右方向(横方向)に並べて一体化したチップ
部品を作製するということが考えられるが、通常、この
ようなチップ部品は、電極パターンが印刷された誘電体
層を積層して作製されるため、LPFとHPFとを左右
方向(横方向)に並べると、LPFとHPFとの間にシ
ールド電極を形成することが極めて困難になるという問
題がある。
の小型化が要求される機器に内蔵される電子部品は、高
さ方向の寸法に厳しい制限が課せられており、例えば、
LPFとHPFとを上下方向に重ねて一体化したチップ
部品を作製すると、チップ部品の高さが大きくなってし
まい、このチップ部品の高さを規定の寸法内に収めるこ
とが難しいという問題がある。これに対し、LPFとH
PFとを左右方向(横方向)に並べて一体化したチップ
部品を作製するということが考えられるが、通常、この
ようなチップ部品は、電極パターンが印刷された誘電体
層を積層して作製されるため、LPFとHPFとを左右
方向(横方向)に並べると、LPFとHPFとの間にシ
ールド電極を形成することが極めて困難になるという問
題がある。
【0004】上記の問題を解決するため、特開平10−
117117号公報には、インダクタンス及びキャパシ
タンスそれぞれのパターンを工夫することにより、シー
ルド電極を備えずにLPFとHPFとの干渉を生じにく
くした高周波部品が開示されているが、この部品では、
LPFとHPFとの干渉を生じにくくするために、LP
FとHPFとの間隔を広げる必要があり、部品の小型化
が難しいという問題がある。
117117号公報には、インダクタンス及びキャパシ
タンスそれぞれのパターンを工夫することにより、シー
ルド電極を備えずにLPFとHPFとの干渉を生じにく
くした高周波部品が開示されているが、この部品では、
LPFとHPFとの干渉を生じにくくするために、LP
FとHPFとの間隔を広げる必要があり、部品の小型化
が難しいという問題がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、シールド電
極が不要で小型化が図られた電子部品、及び電子部品複
合体を提供することを目的とする。
極が不要で小型化が図られた電子部品、及び電子部品複
合体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の電子部品は、誘電体材料及び磁性体材料のうちの少
なくとも何れか一方の材料を含有する基体と、上記基体
の内部に形成され、螺旋を描きながら所定方向に向かう
2つ以上のコイルと、上記基体の内部若しくは外表面に
形成され、上記2つ以上のコイルを間に置いて上記所定
方向に並ぶ2つのグランド電極とを備えたことを特徴と
する。
明の電子部品は、誘電体材料及び磁性体材料のうちの少
なくとも何れか一方の材料を含有する基体と、上記基体
の内部に形成され、螺旋を描きながら所定方向に向かう
2つ以上のコイルと、上記基体の内部若しくは外表面に
形成され、上記2つ以上のコイルを間に置いて上記所定
方向に並ぶ2つのグランド電極とを備えたことを特徴と
する。
【0007】本発明の電子部品が備えている2つ以上の
コイルは、螺旋を描きながら所定方向に向かうコイルで
あり、さらに、2つのグランド電極は、これら2つ以上
のコイルを間に置いて上記所定方向に並んでいる。従っ
て、各コイルから発生する磁束の広がりは、上記2つの
グランド電極により抑制され、各コイルから発生した磁
束の結合度は増加する。従って、本発明の電子部品に例
えばフィルタ特性を持たせる場合、各コイルから発生し
た磁束の結合度は、そのフィルタ特性を決定する大きな
要素となる。そこで、本発明の電子部品にフィルタ特性
を持たせる場合は、各コイルから発生する磁束の結合度
を考慮してそのフィルタ特性を設計することにより、所
望のフィルタ特性をもたせることができる。このよう
に、本発明の電子部品では、所望のフィルタ特性を発揮
させるため、各コイルから発生した磁束ができるだけ結
合しないようにするのではなく、各コイルから発生した
磁束を積極的に結合させている。従って、各コイルから
発生した磁束の結合度が増加するように、各コイルを近
接して配置することができ、電子部品の小型化が図られ
る。
コイルは、螺旋を描きながら所定方向に向かうコイルで
あり、さらに、2つのグランド電極は、これら2つ以上
のコイルを間に置いて上記所定方向に並んでいる。従っ
て、各コイルから発生する磁束の広がりは、上記2つの
グランド電極により抑制され、各コイルから発生した磁
束の結合度は増加する。従って、本発明の電子部品に例
えばフィルタ特性を持たせる場合、各コイルから発生し
た磁束の結合度は、そのフィルタ特性を決定する大きな
要素となる。そこで、本発明の電子部品にフィルタ特性
を持たせる場合は、各コイルから発生する磁束の結合度
を考慮してそのフィルタ特性を設計することにより、所
望のフィルタ特性をもたせることができる。このよう
に、本発明の電子部品では、所望のフィルタ特性を発揮
させるため、各コイルから発生した磁束ができるだけ結
合しないようにするのではなく、各コイルから発生した
磁束を積極的に結合させている。従って、各コイルから
発生した磁束の結合度が増加するように、各コイルを近
接して配置することができ、電子部品の小型化が図られ
る。
【0008】ここで、本発明の電子部品は、上記2つ以
上のコイルが、上記基体の、上記2つのグランド電極に
より挟まれる領域内に形成されることが好ましい。
上のコイルが、上記基体の、上記2つのグランド電極に
より挟まれる領域内に形成されることが好ましい。
【0009】2つ以上のコイルを、2つのグランド電極
により挟まれる領域内に配置することにより、2つのグ
ランド電極はシールド電極として効果的に作用し、各コ
イルから発生した磁束は、外部の影響をほとんど受けず
に結合することができる。
により挟まれる領域内に配置することにより、2つのグ
ランド電極はシールド電極として効果的に作用し、各コ
イルから発生した磁束は、外部の影響をほとんど受けず
に結合することができる。
【0010】また、本発明の電子部品は、上記コイル
が、螺旋を一周以上描くことが好ましい。
が、螺旋を一周以上描くことが好ましい。
【0011】これにより、各コイルから発生する磁束を
大きくすることができる。
大きくすることができる。
【0012】また、本発明の電子部品は、上記基体の外
表面に形成された外部電極を備え、上記2つ以上のコイ
ルのうちの、少なくとも1つのコイルが、上記外部電極
に対して非接触であることが好ましい。
表面に形成された外部電極を備え、上記2つ以上のコイ
ルのうちの、少なくとも1つのコイルが、上記外部電極
に対して非接触であることが好ましい。
【0013】このように、本発明の電子部品は、コイル
が外部電極に対して非接触であってもよい。
が外部電極に対して非接触であってもよい。
【0014】また、本発明の電子部品は、上記2つのグ
ランド電極のうちのいずれか一方のグランド電極と、上
記2つ以上のコイルのうちの、少なくとも1つのコイル
との間に、内部電極を備えたことが好ましい。
ランド電極のうちのいずれか一方のグランド電極と、上
記2つ以上のコイルのうちの、少なくとも1つのコイル
との間に、内部電極を備えたことが好ましい。
【0015】内部電極を備えることにより、この内部電
極とグランド電極とからなるキャパシタを形成すること
ができる。
極とグランド電極とからなるキャパシタを形成すること
ができる。
【0016】また、本発明の電子部品は、上記基体の内
部に設けられ、上記2つ以上のコイルのうちの少なくと
も1つのコイルを有する第1のフィルタ部と、上記基体
の内部に設けられ、上記2つ以上のコイルのうちの、上
記第1のフィルタ部が有するコイルとは異なるコイルを
有する第2のフィルタ部とを備え、上記第1及び第2の
フィルタ部が、互いに異なる周波数帯域に通過帯域を有
することが好ましい。
部に設けられ、上記2つ以上のコイルのうちの少なくと
も1つのコイルを有する第1のフィルタ部と、上記基体
の内部に設けられ、上記2つ以上のコイルのうちの、上
記第1のフィルタ部が有するコイルとは異なるコイルを
有する第2のフィルタ部とを備え、上記第1及び第2の
フィルタ部が、互いに異なる周波数帯域に通過帯域を有
することが好ましい。
【0017】上記第1及び第2のフィルタが、互いに異
なる周波数帯域に通過帯域を有することにより、1つの
電子部品から、異なる領域の周波数帯域の信号を別々に
取出すことができる。
なる周波数帯域に通過帯域を有することにより、1つの
電子部品から、異なる領域の周波数帯域の信号を別々に
取出すことができる。
【0018】また、本発明の電子部品複合体は、第1の
電子部品と、上記第1の電子部品に搭載された1個以上
の第2の電子部品とを有する電子部品複合体であって、
上記第1及び第2の電子部品のうちの少なくとも1つの
電子部品が、誘電体材料及び磁性体材料のうちの少なく
とも何れか一方の材料を含有する基体と、上記基体の内
部に形成され、螺旋を描きながら所定方向に向かう2つ
以上のコイルと、上記基体の内部若しくは外表面に形成
され、上記2つ以上のコイルを間に置いて上記所定方向
に並ぶ2つのグランド電極とを備えたことを特徴とす
る。
電子部品と、上記第1の電子部品に搭載された1個以上
の第2の電子部品とを有する電子部品複合体であって、
上記第1及び第2の電子部品のうちの少なくとも1つの
電子部品が、誘電体材料及び磁性体材料のうちの少なく
とも何れか一方の材料を含有する基体と、上記基体の内
部に形成され、螺旋を描きながら所定方向に向かう2つ
以上のコイルと、上記基体の内部若しくは外表面に形成
され、上記2つ以上のコイルを間に置いて上記所定方向
に並ぶ2つのグランド電極とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】本発明の電子部品複合体が備えている第1
の電子部品には第2の電子部品が搭載されているため、
この電子部品複合体を回路基板に実装する場合、第1の
電子部品を実装するために必要な領域を回路基板に確保
するだけで、第2の電子部品も回路基板に実装すること
ができる。従って、回路基板に多数の電子部品をより効
率よく実装することができる。
の電子部品には第2の電子部品が搭載されているため、
この電子部品複合体を回路基板に実装する場合、第1の
電子部品を実装するために必要な領域を回路基板に確保
するだけで、第2の電子部品も回路基板に実装すること
ができる。従って、回路基板に多数の電子部品をより効
率よく実装することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の電子部品の一実
施形態である高周波部品を示す外観図である。
施形態である高周波部品を示す外観図である。
【0021】高周波部品1は直方体形状の誘電体基体2
を備えている。この誘電体基体2は、セラミックを主成
分とした材料から構成されている。この誘電体基体2の
手前に示された側面2aには、2つの出力端子3及び5
と接地端子4とが形成されており、反対側の側面2bに
は、2つの接地端子6及び8と入力端子7とが形成され
ている。また、この誘電体基体2の内部には、グランド
電極(後述する)等の電極が形成されている。尚、上記
の各端子3〜8は、本発明にいう外部電極に相当する。
を備えている。この誘電体基体2は、セラミックを主成
分とした材料から構成されている。この誘電体基体2の
手前に示された側面2aには、2つの出力端子3及び5
と接地端子4とが形成されており、反対側の側面2bに
は、2つの接地端子6及び8と入力端子7とが形成され
ている。また、この誘電体基体2の内部には、グランド
電極(後述する)等の電極が形成されている。尚、上記
の各端子3〜8は、本発明にいう外部電極に相当する。
【0022】図2は、図1に示す高周波部品1が備えて
いる誘電体基体2を複数枚の誘電体層に分解して示した
平面図、図3は、この誘電体基体2の内部に形成された
グランド電極等の各電極を示す斜視図である。
いる誘電体基体2を複数枚の誘電体層に分解して示した
平面図、図3は、この誘電体基体2の内部に形成された
グランド電極等の各電極を示す斜視図である。
【0023】図2には、誘電体基体2を長方形状の14
層の誘電体層10〜140に水平に分割したときの、各
誘電体層10〜140の平面図が示されている。図2に
おいて、左上の誘電体層10は、誘電体基体2の最下層
を示しており、右下の誘電体層140は、誘電体基体2
の最上層を示している。
層の誘電体層10〜140に水平に分割したときの、各
誘電体層10〜140の平面図が示されている。図2に
おいて、左上の誘電体層10は、誘電体基体2の最下層
を示しており、右下の誘電体層140は、誘電体基体2
の最上層を示している。
【0024】誘電体基体2の最下層を構成する誘電体層
10には、この誘電体層10のほぼ全面を覆うようにグ
ランド電極11が形成されている。このグランド電極1
1は、誘電体層10の一方の長辺10aに接する1つの
端部11aと、もう一方の長辺10bに接する2つの端
部11b及び11cとを有している。
10には、この誘電体層10のほぼ全面を覆うようにグ
ランド電極11が形成されている。このグランド電極1
1は、誘電体層10の一方の長辺10aに接する1つの
端部11aと、もう一方の長辺10bに接する2つの端
部11b及び11cとを有している。
【0025】この誘電体層10の直上に積層される誘電
体層20の表面には、3枚のキャパシタ用の電極(以
下、コンデンサ電極と呼ぶ)21、22、及び23が形
成されている。これら3枚のコンデンサ電極21、2
2、及び23のうちの、コンデンサ電極21は、誘電体
層20の左側半分に形成されている。また、コンデンサ
電極22はL字形状を有しており、その端部22aは、
誘電体層20の一方の長辺20bに接している。さら
に、コンデンサ電極23は長方形状を有しており、その
端部23aは、誘電体層20のもう一方の長辺20aに
接している。これら3枚のコンデンサ電極21、22、
及び23は、誘電体層20を挟んで、最下層の誘電体層
10に形成されたグランド電極11と対向している。
体層20の表面には、3枚のキャパシタ用の電極(以
下、コンデンサ電極と呼ぶ)21、22、及び23が形
成されている。これら3枚のコンデンサ電極21、2
2、及び23のうちの、コンデンサ電極21は、誘電体
層20の左側半分に形成されている。また、コンデンサ
電極22はL字形状を有しており、その端部22aは、
誘電体層20の一方の長辺20bに接している。さら
に、コンデンサ電極23は長方形状を有しており、その
端部23aは、誘電体層20のもう一方の長辺20aに
接している。これら3枚のコンデンサ電極21、22、
及び23は、誘電体層20を挟んで、最下層の誘電体層
10に形成されたグランド電極11と対向している。
【0026】この誘電体層20の直上に積層される誘電
体層30の表面には、最下層の誘電体層10に形成され
たグランド電極11と同一形状のグランド電極31が形
成されている。誘電体層20の3枚のコンデンサ電極2
1、22、及び23は、直上の誘電体層30を挟んでこ
のグランド電極31と対向している。このように、3枚
のコンデンサ電極21、22、及び23は、誘電体層2
0及び30それぞれを挟んで、グランド電極11及び3
1それぞれと対向している。また、誘電体層30には、
この誘電体層30を貫通するビアホール電極32が形成
されており、このビアホール電極32は、下層に形成さ
れたコンデンサ電極21に接続されている。
体層30の表面には、最下層の誘電体層10に形成され
たグランド電極11と同一形状のグランド電極31が形
成されている。誘電体層20の3枚のコンデンサ電極2
1、22、及び23は、直上の誘電体層30を挟んでこ
のグランド電極31と対向している。このように、3枚
のコンデンサ電極21、22、及び23は、誘電体層2
0及び30それぞれを挟んで、グランド電極11及び3
1それぞれと対向している。また、誘電体層30には、
この誘電体層30を貫通するビアホール電極32が形成
されており、このビアホール電極32は、下層に形成さ
れたコンデンサ電極21に接続されている。
【0027】また、誘電体層40の表面の一方の短辺4
0c寄りには、コンデンサ電極41が形成され、もう一
方の短辺40d寄りにはコンデンサ電極42が形成され
ている。このコンデンサ電極42の端部42aは誘電体
層40の一方の長辺40aに接している。また、誘電体
層40には、この誘電体層40を貫通するビアホール電
極43が形成されている。このビアホール電極43はコ
ンデンサ電極41と接続しており、さらに、このビアホ
ール電極43は下層のビアホール電極32と連続して繋
がっている。これにより、このコンデンサ電極41は、
2つのビアホール電極32及び43を経由して、誘電体
層20に形成されたコンデンサ電極21に接続されてい
る(図3参照)。この誘電体層40の直上に積層される
誘電体層50には、この誘電体層50を貫通するビアホ
ール電極51が形成されており、このビアホール電極5
1は下層のビアホール電極43に接続されている。
0c寄りには、コンデンサ電極41が形成され、もう一
方の短辺40d寄りにはコンデンサ電極42が形成され
ている。このコンデンサ電極42の端部42aは誘電体
層40の一方の長辺40aに接している。また、誘電体
層40には、この誘電体層40を貫通するビアホール電
極43が形成されている。このビアホール電極43はコ
ンデンサ電極41と接続しており、さらに、このビアホ
ール電極43は下層のビアホール電極32と連続して繋
がっている。これにより、このコンデンサ電極41は、
2つのビアホール電極32及び43を経由して、誘電体
層20に形成されたコンデンサ電極21に接続されてい
る(図3参照)。この誘電体層40の直上に積層される
誘電体層50には、この誘電体層50を貫通するビアホ
ール電極51が形成されており、このビアホール電極5
1は下層のビアホール電極43に接続されている。
【0028】さらに、この誘電体層50の直上には、誘
電体層60、70、及び80が順に積層されている。誘
電体層60の表面の左半分の領域には、2つの端部61
a及び61bを有するループ形状のコイル電極61が形
成されている。このコイル電極61の2つの端部61a
及び61bのうちの一方の端部61bは、誘電体層60
を貫通するように形成されたビアホール電極62に接続
されており、さらに、このビアホール電極62は下層の
ビアホール電極51に連続して繋がっている。これによ
り、コイル電極61は、2つのビアホール電極51及び
62を経由して、コンデンサ電極41に接続されている
(図3参照)。また、誘電体層70の表面の左半分の領
域には、2つの端部71a及び71bを有するループ形
状のコイル電極71が形成されている。このコイル電極
71の2つの端部71a及び71bのうちの一方の端部
71bは、この誘電体層70を貫通するように形成され
たビアホール電極74に接続されており、このビアホー
ル電極74は、下層のコイル電極61の端部61aに接
続されている。従って、誘電体層60及び70それぞれ
に形成されたコイル電極61及び71は、ビアホール電
極74により互いに接続されている。コイル電極61及
び71と、ビアホール電極74とにより、図3に示すよ
うに、約2周の螺旋を描くコイルCが構成される。ま
た、この2つのコイル電極61及び71は、ビアホール
電極74を間に挟んで上下方向(誘電体層10〜140
の積層方向)に配置されているため、コイルCの構造
は、螺旋を描きながら上下方向(誘電体層10〜140
の積層方向)に向かう構造となっている。
電体層60、70、及び80が順に積層されている。誘
電体層60の表面の左半分の領域には、2つの端部61
a及び61bを有するループ形状のコイル電極61が形
成されている。このコイル電極61の2つの端部61a
及び61bのうちの一方の端部61bは、誘電体層60
を貫通するように形成されたビアホール電極62に接続
されており、さらに、このビアホール電極62は下層の
ビアホール電極51に連続して繋がっている。これによ
り、コイル電極61は、2つのビアホール電極51及び
62を経由して、コンデンサ電極41に接続されている
(図3参照)。また、誘電体層70の表面の左半分の領
域には、2つの端部71a及び71bを有するループ形
状のコイル電極71が形成されている。このコイル電極
71の2つの端部71a及び71bのうちの一方の端部
71bは、この誘電体層70を貫通するように形成され
たビアホール電極74に接続されており、このビアホー
ル電極74は、下層のコイル電極61の端部61aに接
続されている。従って、誘電体層60及び70それぞれ
に形成されたコイル電極61及び71は、ビアホール電
極74により互いに接続されている。コイル電極61及
び71と、ビアホール電極74とにより、図3に示すよ
うに、約2周の螺旋を描くコイルCが構成される。ま
た、この2つのコイル電極61及び71は、ビアホール
電極74を間に挟んで上下方向(誘電体層10〜140
の積層方向)に配置されているため、コイルCの構造
は、螺旋を描きながら上下方向(誘電体層10〜140
の積層方向)に向かう構造となっている。
【0029】また、図2に示す誘電体層70の表面に
は、コイル電極71の他に、コイル電極72及び73が
形成されている。コイル電極72は2つの端部72a及
び72bを有しており、これら2つの端部72a及び7
2bのうちの一方の端部72aは、誘電体層70の一方
の長辺70bに接している。さらに、もう一方のコイル
電極73も2つの端部73a及び73bを有しており、
これら2つの端部73a及び73bのうちの一方の端部
73aは、誘電体層70の長辺70aに接している。こ
の誘電体層70の直上に積層される誘電体層80にはコ
イル電極81が形成されている。このコイル電極81は
2つの端部81a及び81bを有しており、これら2つ
の端部81a及び81bのうちの一方の端部81bは、
この誘電体層80を貫通するように形成されたビアホー
ル電極83に接続されており、さらに、このビアホール
電極83は下層のコイル電極72の端部72bに接続さ
れている。従って、コイル電極81及び72は、ビアホ
ール電極83により互いに接続されている。コイル電極
81及び72と、ビアホール電極83とにより、図3に
示すように、約2周の螺旋を描くコイルAが構成され
る。また、この2つのコイル電極81及び72は、ビア
ホール電極83を間に挟んで上下方向に配置されている
ため、コイルAの構造は、コイルCと同様に、螺旋を描
きながら上下方向に向かう構造となっている。
は、コイル電極71の他に、コイル電極72及び73が
形成されている。コイル電極72は2つの端部72a及
び72bを有しており、これら2つの端部72a及び7
2bのうちの一方の端部72aは、誘電体層70の一方
の長辺70bに接している。さらに、もう一方のコイル
電極73も2つの端部73a及び73bを有しており、
これら2つの端部73a及び73bのうちの一方の端部
73aは、誘電体層70の長辺70aに接している。こ
の誘電体層70の直上に積層される誘電体層80にはコ
イル電極81が形成されている。このコイル電極81は
2つの端部81a及び81bを有しており、これら2つ
の端部81a及び81bのうちの一方の端部81bは、
この誘電体層80を貫通するように形成されたビアホー
ル電極83に接続されており、さらに、このビアホール
電極83は下層のコイル電極72の端部72bに接続さ
れている。従って、コイル電極81及び72は、ビアホ
ール電極83により互いに接続されている。コイル電極
81及び72と、ビアホール電極83とにより、図3に
示すように、約2周の螺旋を描くコイルAが構成され
る。また、この2つのコイル電極81及び72は、ビア
ホール電極83を間に挟んで上下方向に配置されている
ため、コイルAの構造は、コイルCと同様に、螺旋を描
きながら上下方向に向かう構造となっている。
【0030】また、図2に示す誘電体層80の表面に
は、コイル電極81の他に、もう一つ別のコイル電極8
2が形成されている。このコイル電極82は2つの端部
82a及び82bを有しており、これら2つの端部82
a及び82bのうちの一方の端部82bは、ビアホール
電極83とは別のビアホール電極84に接続されてお
り、さらに、このビアホール電極84は、下層のコイル
電極73の端部73bに接続されている。従って、コイ
ル電極82及び73は、ビアホール電極84により互い
に接続されている。コイル電極82及び73と、ビアホ
ール電極84とにより、図3に示すように、約2周の螺
旋を描くコイルBが構成される。また、この2つのコイ
ル電極82及び73は、ビアホール電極84を間に挟ん
で上下方向に配置されているため、コイルBの構造は、
コイルA及びCと同様に、螺旋を描きながら上下方向に
向かう構造となっている。
は、コイル電極81の他に、もう一つ別のコイル電極8
2が形成されている。このコイル電極82は2つの端部
82a及び82bを有しており、これら2つの端部82
a及び82bのうちの一方の端部82bは、ビアホール
電極83とは別のビアホール電極84に接続されてお
り、さらに、このビアホール電極84は、下層のコイル
電極73の端部73bに接続されている。従って、コイ
ル電極82及び73は、ビアホール電極84により互い
に接続されている。コイル電極82及び73と、ビアホ
ール電極84とにより、図3に示すように、約2周の螺
旋を描くコイルBが構成される。また、この2つのコイ
ル電極82及び73は、ビアホール電極84を間に挟ん
で上下方向に配置されているため、コイルBの構造は、
コイルA及びCと同様に、螺旋を描きながら上下方向に
向かう構造となっている。
【0031】図2に示す誘電体層80の直上には、誘電
体層90及び100が順次積層されている。これら誘電
体層90及び100それぞれの表面の左半分の領域に
は、コンデンサ電極91及び101それぞれが形成され
ている。誘電体層90に形成されたコンデンサ電極91
の端部91aは、誘電体層90の一方の長辺90aに接
している。これらコンデンサ電極91及び101は誘電
体層100を挟んで互いに対向している。この誘電体層
90の短辺90cの近くには、この誘電体層90を貫通
するビアホール電極92が形成されている。また、誘電
体層100には、このビアホール電極92に連続して繋
がるビアホール電極102が形成されており、このビア
ホール電極102はコンデンサ電極101に接続されて
いる。尚、先ほどは説明を省略したが、誘電体層80の
短辺80cの近くには、この誘電体層80を貫通するビ
アホール電極85が形成されている。このビアホール電
極85は、上層のビアホール電極92と連続して繋がっ
ており、さらに、このビアホール電極85は下層のコイ
ル電極71の端部71aに接続されている。これによ
り、コイル電極71及びコンデンサ電極101は、3つ
のビアホール電極85、92、及び102を経由して互
いに接続されている(図3参照)。
体層90及び100が順次積層されている。これら誘電
体層90及び100それぞれの表面の左半分の領域に
は、コンデンサ電極91及び101それぞれが形成され
ている。誘電体層90に形成されたコンデンサ電極91
の端部91aは、誘電体層90の一方の長辺90aに接
している。これらコンデンサ電極91及び101は誘電
体層100を挟んで互いに対向している。この誘電体層
90の短辺90cの近くには、この誘電体層90を貫通
するビアホール電極92が形成されている。また、誘電
体層100には、このビアホール電極92に連続して繋
がるビアホール電極102が形成されており、このビア
ホール電極102はコンデンサ電極101に接続されて
いる。尚、先ほどは説明を省略したが、誘電体層80の
短辺80cの近くには、この誘電体層80を貫通するビ
アホール電極85が形成されている。このビアホール電
極85は、上層のビアホール電極92と連続して繋がっ
ており、さらに、このビアホール電極85は下層のコイ
ル電極71の端部71aに接続されている。これによ
り、コイル電極71及びコンデンサ電極101は、3つ
のビアホール電極85、92、及び102を経由して互
いに接続されている(図3参照)。
【0032】さらに、誘電体層100の直上に積層され
た誘電体層110の表面には、内部電極111が形成さ
れている。この内部電極111は、誘電体層110を挟
んで下層のコンデンサ電極101と対向している。先ほ
どは説明を省略したが、誘電体層90のコンデンサ電極
91の右横には、この誘電体層90を貫通する2つのビ
アホール電極93及び94が形成されている。このビア
ホール電極93及び94のうちの一方のビアホール電極
93は、下層のコイル電極81の端部81aに接続され
ており、もう一方のビアホール電極94は、下層のコイ
ル電極82の端部82aに接続されている。また、誘電
体層100のコンデンサ電極101の右横にも、この誘
電体層100を貫通する2つのビアホール電極103及
び104が形成されている。これらビアホール電極10
3及び104それぞれは、下層のビアホール電極93及
び94それぞれに連続して繋がっている。また、誘電体
層110には、この誘電体層110を貫通する2つのビ
アホール電極112及び113が形成されており、これ
ら2つのビアホール電極112及び113それぞれは、
下層のビアホール電極103及び104それぞれに連続
的に繋がっており、さらに、これら2つのビアホール電
極112及び113は、内部電極111に接続されてい
る。従って、誘電体層80に形成された2つのコイル電
極81及び82のうち、一方のコイル電極81は、3つ
のビアホール電極93、103、及び112を経由し
て、誘電体層110に形成された内部電極111に接続
され、もう一方のコイル電極82は、3つのビアホール
電極94、104、及び113を経由して、内部電極1
11に接続されている(図3参照)。
た誘電体層110の表面には、内部電極111が形成さ
れている。この内部電極111は、誘電体層110を挟
んで下層のコンデンサ電極101と対向している。先ほ
どは説明を省略したが、誘電体層90のコンデンサ電極
91の右横には、この誘電体層90を貫通する2つのビ
アホール電極93及び94が形成されている。このビア
ホール電極93及び94のうちの一方のビアホール電極
93は、下層のコイル電極81の端部81aに接続され
ており、もう一方のビアホール電極94は、下層のコイ
ル電極82の端部82aに接続されている。また、誘電
体層100のコンデンサ電極101の右横にも、この誘
電体層100を貫通する2つのビアホール電極103及
び104が形成されている。これらビアホール電極10
3及び104それぞれは、下層のビアホール電極93及
び94それぞれに連続して繋がっている。また、誘電体
層110には、この誘電体層110を貫通する2つのビ
アホール電極112及び113が形成されており、これ
ら2つのビアホール電極112及び113それぞれは、
下層のビアホール電極103及び104それぞれに連続
的に繋がっており、さらに、これら2つのビアホール電
極112及び113は、内部電極111に接続されてい
る。従って、誘電体層80に形成された2つのコイル電
極81及び82のうち、一方のコイル電極81は、3つ
のビアホール電極93、103、及び112を経由し
て、誘電体層110に形成された内部電極111に接続
され、もう一方のコイル電極82は、3つのビアホール
電極94、104、及び113を経由して、内部電極1
11に接続されている(図3参照)。
【0033】また、誘電体層110の直上に積層された
誘電体層120の表面には、2つのコンデンサ電極12
1及び122が形成されている。コンデンサ電極121
の端部121aは、誘電体層120の一方の長辺120
bに接しており、コンデンサ電極122の端部122a
は誘電体層120の他方の長辺120aに接している。
また、この誘電体層120の直上に積層された誘電体層
130の表面には、誘電体層10及び30に形成された
グランド電極11及び31と同一形状のグランド電極1
31が形成されている。これにより、誘電体層120に
形成された2つのコンデンサ電極121及び122は、
この誘電体層120を挟んで下層の内部電極111と対
向しており、さらに、上層の誘電体層130を挟んでグ
ランド電極131と対向している。この誘電体層130
の直上には、誘電体層140が積層されている。このよ
うに構成された誘電体基体2の内部に形成された3枚の
グランド電極11、31、及び131は、上下方向に並
ぶように配置されており、グランド電極31とグランド
電極131との間に、3つのコイルA、コイルB、及び
コイルCが配置されている。
誘電体層120の表面には、2つのコンデンサ電極12
1及び122が形成されている。コンデンサ電極121
の端部121aは、誘電体層120の一方の長辺120
bに接しており、コンデンサ電極122の端部122a
は誘電体層120の他方の長辺120aに接している。
また、この誘電体層120の直上に積層された誘電体層
130の表面には、誘電体層10及び30に形成された
グランド電極11及び31と同一形状のグランド電極1
31が形成されている。これにより、誘電体層120に
形成された2つのコンデンサ電極121及び122は、
この誘電体層120を挟んで下層の内部電極111と対
向しており、さらに、上層の誘電体層130を挟んでグ
ランド電極131と対向している。この誘電体層130
の直上には、誘電体層140が積層されている。このよ
うに構成された誘電体基体2の内部に形成された3枚の
グランド電極11、31、及び131は、上下方向に並
ぶように配置されており、グランド電極31とグランド
電極131との間に、3つのコイルA、コイルB、及び
コイルCが配置されている。
【0034】このように構成された誘電体基体2の側面
に形成された出力端子3及び5(図1参照)のうち、出
力端子3は、コンデンサ電極91の端部91a(図2参
照)に接続されている。また、出力端子5は、コンデン
サ電極23、42、及び122の端部23a、42a、
及び122aと、コイル電極73の端部73aとに接続
されており、このため、コンデンサ電極23、42、及
び122と、コイル電極73とは、互いに接続されてい
る。また、誘電体基体2の側面に形成された入力端子7
(図1参照)は、コンデンサ電極22及び121の端部
22a及び121aと、コイル電極72の端部72aと
に接続されており、このため、コンデンサ電極22及び
121と、コイル電極72とが接続されている。
に形成された出力端子3及び5(図1参照)のうち、出
力端子3は、コンデンサ電極91の端部91a(図2参
照)に接続されている。また、出力端子5は、コンデン
サ電極23、42、及び122の端部23a、42a、
及び122aと、コイル電極73の端部73aとに接続
されており、このため、コンデンサ電極23、42、及
び122と、コイル電極73とは、互いに接続されてい
る。また、誘電体基体2の側面に形成された入力端子7
(図1参照)は、コンデンサ電極22及び121の端部
22a及び121aと、コイル電極72の端部72aと
に接続されており、このため、コンデンサ電極22及び
121と、コイル電極72とが接続されている。
【0035】また、誘電体基体2の側面に形成された3
つの接地端子4、6、及び8のうちの接地端子4は、グ
ランド電極11、31、及び131の端部11a、31
a、及び131aに接続され、グランド端子6は、グラ
ンド電極11、31、及び131の端部11b、31
b、及び131bに接続され、グランド端子8は、グラ
ンド電極11、31、及び131の端部11c、31
c、及び131cに接続されている。これにより、3つ
のグランド電極11、31、及び131は互いに接続さ
れている。
つの接地端子4、6、及び8のうちの接地端子4は、グ
ランド電極11、31、及び131の端部11a、31
a、及び131aに接続され、グランド端子6は、グラ
ンド電極11、31、及び131の端部11b、31
b、及び131bに接続され、グランド端子8は、グラ
ンド電極11、31、及び131の端部11c、31
c、及び131cに接続されている。これにより、3つ
のグランド電極11、31、及び131は互いに接続さ
れている。
【0036】図4は、図1に示す高周波部品の等価回路
図である。
図である。
【0037】図4に示す等価回路は、2つのローパスフ
ィルタLPF1及びLPF2と、1つのハイパスフィル
タHPFとから構成される。ローパスフィルタLPF1
は端子T1に接続されており、このローパスフィルタL
PF1の後段に、ローパスフィルタLPF2及びハイパ
スフィルタHPFが配置されている。これらローパスフ
ィルタLPF2及びハイパスフィルタHPFは、前段に
配置されたローパスフィルタLPF1に接続されてお
り、さらに、ローパスフィルタLPF2及びハイパスフ
ィルタHPFそれぞれは、端子T2及びT3それぞれに
接続されている。
ィルタLPF1及びLPF2と、1つのハイパスフィル
タHPFとから構成される。ローパスフィルタLPF1
は端子T1に接続されており、このローパスフィルタL
PF1の後段に、ローパスフィルタLPF2及びハイパ
スフィルタHPFが配置されている。これらローパスフ
ィルタLPF2及びハイパスフィルタHPFは、前段に
配置されたローパスフィルタLPF1に接続されてお
り、さらに、ローパスフィルタLPF2及びハイパスフ
ィルタHPFそれぞれは、端子T2及びT3それぞれに
接続されている。
【0038】ローパスフィルタLPF1は、互いに並列
に接続されたインダクタind1及びキャパシタcap
1を備えている。これらインダクタind1及びキャパ
シタcap1の両端部は、キャパシタcap2及びca
p3を経由して接地されている。
に接続されたインダクタind1及びキャパシタcap
1を備えている。これらインダクタind1及びキャパ
シタcap1の両端部は、キャパシタcap2及びca
p3を経由して接地されている。
【0039】ローパスフィルタLPF2は、互いに並列
に接続されたインダクタind2及びキャパシタcap
4を備えている。これらインダクタind2及びキャパ
シタcap4の端子T2側の端部は、キャパシタcap
5を経由して接地されている。
に接続されたインダクタind2及びキャパシタcap
4を備えている。これらインダクタind2及びキャパ
シタcap4の端子T2側の端部は、キャパシタcap
5を経由して接地されている。
【0040】また、ハイパスフィルタHPFは、互いに
直列に接続されたキャパシタcap6及びcap7を備
えている。これら2つのキャパシタcap6及びcap
7の中間点Mは、互いに直列に接続されたインダクタi
nd3及びキャパシタcap8を経由して接地されてい
る。
直列に接続されたキャパシタcap6及びcap7を備
えている。これら2つのキャパシタcap6及びcap
7の中間点Mは、互いに直列に接続されたインダクタi
nd3及びキャパシタcap8を経由して接地されてい
る。
【0041】尚、2つのローパスフィルタLPF1及び
LPF2を合わせたものが、本発明にいう第1のフィル
タ部に相当し、ローパスフィルタLPF1及びハイパス
フィルタHPFを合わせたものが、本発明にいう第2の
フィルタ部に相当する。本発明にいう第1のフィルタ部
に相当する2つのローパスフィルタLPF1及びLPF
2は、コイルA及びコイルBを有し、一方、本発明にい
う第2のフィルタ部に相当するローパスフィルタLPF
1及びハイパスフィルタHPFは、コイルA及びコイル
Cを備えている。従って、第2のフィルタ部に相当する
ローパスフィルタLPF1及びハイパスフィルタHPF
は、本発明にいう第1のフィルタ部に相当する2つのロ
ーパスフィルタLPF1及びLPF2が有するコイルA
及びコイルBとは異なるコイルCを有している。
LPF2を合わせたものが、本発明にいう第1のフィル
タ部に相当し、ローパスフィルタLPF1及びハイパス
フィルタHPFを合わせたものが、本発明にいう第2の
フィルタ部に相当する。本発明にいう第1のフィルタ部
に相当する2つのローパスフィルタLPF1及びLPF
2は、コイルA及びコイルBを有し、一方、本発明にい
う第2のフィルタ部に相当するローパスフィルタLPF
1及びハイパスフィルタHPFは、コイルA及びコイル
Cを備えている。従って、第2のフィルタ部に相当する
ローパスフィルタLPF1及びハイパスフィルタHPF
は、本発明にいう第1のフィルタ部に相当する2つのロ
ーパスフィルタLPF1及びLPF2が有するコイルA
及びコイルBとは異なるコイルCを有している。
【0042】以下、図4に示すローパスフィルタLPF
1、LPF2、及びハイパスフィルタHPFを構成する
各インダクタ及びキャパシタと、図1に示す誘電体基体
2の内部に形成されている各電極との対応関係につい
て、図1、図3、及び図4を参照しながら説明する。
1、LPF2、及びハイパスフィルタHPFを構成する
各インダクタ及びキャパシタと、図1に示す誘電体基体
2の内部に形成されている各電極との対応関係につい
て、図1、図3、及び図4を参照しながら説明する。
【0043】上記のローパスフィルタLPF1を構成す
るインダクタind1は、ビアホール電極83を経由し
て互いに接続されたコイル電極72及び81により形成
される(すなわち、コイルAに相当する)。また、キャ
パシタcap1は、内部電極111及びコンデンサ電極
121により形成される。コイル電極72及び81のう
ちコイル電極81は、ビアホール電極93、103、及
び112を経由して内部電極111に接続されており、
もう一方のコイル電極72は、入力端子7(図1参照)
を経由してコンデンサ電極121に接続されているた
め、インダクタind1及びキャパシタcap1は、図
4に示すように、互いに並列に接続される。キャパシタ
cap2は、コンデンサ電極22及びグランド電極11
により形成され、キャパシタcap3は、内部電極11
1及びグランド電極131により形成される。コンデン
サ電極22は入力端子7(図1参照)を経由してコイル
電極72に接続されており、内部電極111はビアホー
ル電極93、103、及び112を経由してコイル電極
81に接続されているため、図4に示すように、これら
インダクタind1及びキャパシタcap1の両端部
は、キャパシタcap2及びcap3を経由して接地さ
れる(つまり、グランド電極11及び131に接続され
る)。
るインダクタind1は、ビアホール電極83を経由し
て互いに接続されたコイル電極72及び81により形成
される(すなわち、コイルAに相当する)。また、キャ
パシタcap1は、内部電極111及びコンデンサ電極
121により形成される。コイル電極72及び81のう
ちコイル電極81は、ビアホール電極93、103、及
び112を経由して内部電極111に接続されており、
もう一方のコイル電極72は、入力端子7(図1参照)
を経由してコンデンサ電極121に接続されているた
め、インダクタind1及びキャパシタcap1は、図
4に示すように、互いに並列に接続される。キャパシタ
cap2は、コンデンサ電極22及びグランド電極11
により形成され、キャパシタcap3は、内部電極11
1及びグランド電極131により形成される。コンデン
サ電極22は入力端子7(図1参照)を経由してコイル
電極72に接続されており、内部電極111はビアホー
ル電極93、103、及び112を経由してコイル電極
81に接続されているため、図4に示すように、これら
インダクタind1及びキャパシタcap1の両端部
は、キャパシタcap2及びcap3を経由して接地さ
れる(つまり、グランド電極11及び131に接続され
る)。
【0044】また、ローパスフィルタLPF2を構成す
るインダクタind2は、ビアホール電極84を経由し
て互いに接続されたコイル電極73及び82により形成
される(すなわち、コイルBに相当する)。また、キャ
パシタcap4は、内部電極111及びコンデンサ電極
122により形成される。コイル電極73及び82のう
ちコイル電極82は、ビアホール電極94、104、及
び113を経由して内部電極111に接続されており、
もう一方のコイル電極73は、出力端子5(図1参照)
を経由してコンデンサ電極122に接続されているた
め、インダクタind2及びキャパシタcap4は、図
4に示すように、互いに並列に接続される。キャパシタ
cap5は、グランド電極31と、このグランド電極3
1の上下に配置されたコンデンサ電極23及び42とに
より形成される。このコンデンサ電極23及び42は出
力端子5(図1参照)を経由してコイル電極73に接続
されているため、図4に示すように、これらインダクタ
ind2及びキャパシタcap4の端子T2側の端部
は、キャパシタcap5を経由して接地される(つま
り、グランド電極31に接続される)。
るインダクタind2は、ビアホール電極84を経由し
て互いに接続されたコイル電極73及び82により形成
される(すなわち、コイルBに相当する)。また、キャ
パシタcap4は、内部電極111及びコンデンサ電極
122により形成される。コイル電極73及び82のう
ちコイル電極82は、ビアホール電極94、104、及
び113を経由して内部電極111に接続されており、
もう一方のコイル電極73は、出力端子5(図1参照)
を経由してコンデンサ電極122に接続されているた
め、インダクタind2及びキャパシタcap4は、図
4に示すように、互いに並列に接続される。キャパシタ
cap5は、グランド電極31と、このグランド電極3
1の上下に配置されたコンデンサ電極23及び42とに
より形成される。このコンデンサ電極23及び42は出
力端子5(図1参照)を経由してコイル電極73に接続
されているため、図4に示すように、これらインダクタ
ind2及びキャパシタcap4の端子T2側の端部
は、キャパシタcap5を経由して接地される(つま
り、グランド電極31に接続される)。
【0045】さらに、ハイパスフィルタHPFを構成す
るキャパシタcap6は、内部電極111及びコンデン
サ電極101により形成され、キャパシタcap7は、
コンデンサ電極91及び101により形成される。コン
デンサ電極101の上下に、内部電極111及びコンデ
ンサ電極91が配置されているため、図4に示すよう
に、これらキャパシタcap6及びcap7は互いに直
列に接続される。また、インダクタind3は、ビアホ
ール電極74を経由して互いに接続されたコイル電極6
1及び71により形成される(すなわち、コイルCに相
当する)。また、キャパシタcap8は、グランド電極
31と、このグランド電極31の上下に配置されたコン
デンサ電極21及び41とにより形成される。コイル電
極61は、ビアホール電極51及び62を経由してコン
デンサ電極41に接続されているため、図4に示すよう
に、インダクタind3及びキャパシタcap8は、互
いに直列に接続される。また、コイル電極71は、ビア
ホール電極85、92、及び102を経由して、2つの
キャパシタcap6及びcap7が共有するコンデンサ
電極101に接続されているため、図4に示すように、
インダクタind3は、2つのキャパシタcap6及び
cap7の中間点Mに接続されている。
るキャパシタcap6は、内部電極111及びコンデン
サ電極101により形成され、キャパシタcap7は、
コンデンサ電極91及び101により形成される。コン
デンサ電極101の上下に、内部電極111及びコンデ
ンサ電極91が配置されているため、図4に示すよう
に、これらキャパシタcap6及びcap7は互いに直
列に接続される。また、インダクタind3は、ビアホ
ール電極74を経由して互いに接続されたコイル電極6
1及び71により形成される(すなわち、コイルCに相
当する)。また、キャパシタcap8は、グランド電極
31と、このグランド電極31の上下に配置されたコン
デンサ電極21及び41とにより形成される。コイル電
極61は、ビアホール電極51及び62を経由してコン
デンサ電極41に接続されているため、図4に示すよう
に、インダクタind3及びキャパシタcap8は、互
いに直列に接続される。また、コイル電極71は、ビア
ホール電極85、92、及び102を経由して、2つの
キャパシタcap6及びcap7が共有するコンデンサ
電極101に接続されているため、図4に示すように、
インダクタind3は、2つのキャパシタcap6及び
cap7の中間点Mに接続されている。
【0046】尚、誘電体基体2の外表面には、図1に示
すように、端子3〜端子8が形成されており、誘電体基
体2の内部には、図3に示すように、3つのコイルA、
コイルB、及びコイルCが形成されている。これら3つ
のコイルA、コイルB、及びコイルCのうちコイルA及
びBそれぞれは、誘電体基体2の外表面に形成された入
力端子7及び出力端子5それぞれに接続されているが、
コイルCは、誘電体基体2の外表面に形成された端子3
〜端子8のいずれの端子にも接続されておらず、端子3
〜端子8に対して非接触に形成されている。
すように、端子3〜端子8が形成されており、誘電体基
体2の内部には、図3に示すように、3つのコイルA、
コイルB、及びコイルCが形成されている。これら3つ
のコイルA、コイルB、及びコイルCのうちコイルA及
びBそれぞれは、誘電体基体2の外表面に形成された入
力端子7及び出力端子5それぞれに接続されているが、
コイルCは、誘電体基体2の外表面に形成された端子3
〜端子8のいずれの端子にも接続されておらず、端子3
〜端子8に対して非接触に形成されている。
【0047】上記の高周波部品では、3つのインダクタ
ind1,ind2,及びind3を磁気的に結合しや
すくするため、シールド電極を備えない状態で、これら
3つのインダクタind1,ind2,及びind3を
互いに近接して配置しているが、さらに、これら3つの
インダクタind1,ind2,及びind3は、水平
に広がる2つのグランド電極31及び131の間に配置
されている。これにより、各インダクタind1,in
d2,及びind3から発生した磁束の広がりが抑えら
れ、各インダクタから発生した磁束の結合度は増大す
る。特に、本実施形態では、各インダクタind1,i
nd2,及びind3は、2つのグランド電極31及び
131で挟まれた領域内からはみ出さずに、この領域内
に収まるように形成されている。従って、2つのグラン
ド電極31及び131はシールド電極として効果的に作
用し、各インダクタind1,ind2,及びind3
から発生した磁束は、外部の影響をほとんど受けずに結
合することができる。
ind1,ind2,及びind3を磁気的に結合しや
すくするため、シールド電極を備えない状態で、これら
3つのインダクタind1,ind2,及びind3を
互いに近接して配置しているが、さらに、これら3つの
インダクタind1,ind2,及びind3は、水平
に広がる2つのグランド電極31及び131の間に配置
されている。これにより、各インダクタind1,in
d2,及びind3から発生した磁束の広がりが抑えら
れ、各インダクタから発生した磁束の結合度は増大す
る。特に、本実施形態では、各インダクタind1,i
nd2,及びind3は、2つのグランド電極31及び
131で挟まれた領域内からはみ出さずに、この領域内
に収まるように形成されている。従って、2つのグラン
ド電極31及び131はシールド電極として効果的に作
用し、各インダクタind1,ind2,及びind3
から発生した磁束は、外部の影響をほとんど受けずに結
合することができる。
【0048】このように、図1に示す高周波部品1で
は、各インダクタind1,ind2,及びind3か
ら発生する磁束の結合度は大きいが、2つのローパスフ
ィルタLPF1、LPF2、及びハイパスフィルタHP
F(図4参照)それぞれのフィルタ特性は、各インダク
タind1、ind2、及びind3から発生する磁束
の結合度を考慮して設計されている。従って、図1に示
す高周波部品1は、各インダクタind1、ind2、
及びind3の磁気的な結合度の大きさにかかわらず、
シールド電極を備えない状態で所望のフィルタ特性を保
持することができる。
は、各インダクタind1,ind2,及びind3か
ら発生する磁束の結合度は大きいが、2つのローパスフ
ィルタLPF1、LPF2、及びハイパスフィルタHP
F(図4参照)それぞれのフィルタ特性は、各インダク
タind1、ind2、及びind3から発生する磁束
の結合度を考慮して設計されている。従って、図1に示
す高周波部品1は、各インダクタind1、ind2、
及びind3の磁気的な結合度の大きさにかかわらず、
シールド電極を備えない状態で所望のフィルタ特性を保
持することができる。
【0049】また、先に説明した特開平10−1171
17号公報に記載された高周波部品は、磁束の結合度を
できるだけ小さくすることにより、所望のフィルタ特性
を発揮しているため、磁束の結合度ができるだけ小さく
なるように隣り合うインダクタの間隔を広げる必要があ
るが、これに対し、図1に示す高周波部品1は、各イン
ダクタind1,ind2,及びind3から発生した
磁束の結合度を利用して、所望のフィルタ特性を発揮し
ている。従って、各インダクタind1,ind2,及
びind3を互いに近接して配置することができ、高周
波部品1の小型化が図られる。
17号公報に記載された高周波部品は、磁束の結合度を
できるだけ小さくすることにより、所望のフィルタ特性
を発揮しているため、磁束の結合度ができるだけ小さく
なるように隣り合うインダクタの間隔を広げる必要があ
るが、これに対し、図1に示す高周波部品1は、各イン
ダクタind1,ind2,及びind3から発生した
磁束の結合度を利用して、所望のフィルタ特性を発揮し
ている。従って、各インダクタind1,ind2,及
びind3を互いに近接して配置することができ、高周
波部品1の小型化が図られる。
【0050】また、インダクタind1、ind2、及
びind3は、2つのグランド電極31及び131の間
に形成されている。これにより、インダクタind1、
ind2、及びind3は環境変化の影響を受けにく
く、安定したフィルタ特性が得られる。
びind3は、2つのグランド電極31及び131の間
に形成されている。これにより、インダクタind1、
ind2、及びind3は環境変化の影響を受けにく
く、安定したフィルタ特性が得られる。
【0051】尚、高周波部品1の用途によっては、イン
ダクタind1、ind2、及びind3を、2つのグ
ランド電極31及び131の間に挟まれた領域からはみ
出るように形成しなければならない場合がある。この場
合、各インダクタind1,ind2,及びind3か
ら発生する磁束の結合度はやや低くなるが、各インダク
タind1,ind2,及びind3を互いに近接して
配置し、これら近接して配置されたインダクタind
1,ind2,及びind3から発生する磁束の結合を
考慮して高周波部品1のフィルタ特性を設計することに
より、やはり、所望のフィルタ特性を維持したまま、高
周波部品1の小型化を図ることができる。
ダクタind1、ind2、及びind3を、2つのグ
ランド電極31及び131の間に挟まれた領域からはみ
出るように形成しなければならない場合がある。この場
合、各インダクタind1,ind2,及びind3か
ら発生する磁束の結合度はやや低くなるが、各インダク
タind1,ind2,及びind3を互いに近接して
配置し、これら近接して配置されたインダクタind
1,ind2,及びind3から発生する磁束の結合を
考慮して高周波部品1のフィルタ特性を設計することに
より、やはり、所望のフィルタ特性を維持したまま、高
周波部品1の小型化を図ることができる。
【0052】また、本実施形態の高周波部品1は、セラ
ミックを主成分とした材料から構成された誘電体基体2
を備えているが、高周波部品1の使用用途によっては、
誘電体基体2の代わりに、磁性体材料を主成分とする材
料や、誘電体材料及び磁性体材料を適切な割合で混合し
た材料で構成された基体を備えてもよい。
ミックを主成分とした材料から構成された誘電体基体2
を備えているが、高周波部品1の使用用途によっては、
誘電体基体2の代わりに、磁性体材料を主成分とする材
料や、誘電体材料及び磁性体材料を適切な割合で混合し
た材料で構成された基体を備えてもよい。
【0053】また、本実施形態では、2つのグランド電
極31及び131は、いずれも、誘電体基体2の内部に
形成されているが、これらグランド電極31及び131
は、誘電体基体2の外表面に形成されてもよい。
極31及び131は、いずれも、誘電体基体2の内部に
形成されているが、これらグランド電極31及び131
は、誘電体基体2の外表面に形成されてもよい。
【0054】また、本実施形態では、コイルA、コイル
B、及びコイルCは、いずれも約2周の螺旋を描いてい
るが、各コイルが何周の螺旋を描くかは、高周波部品1
の使用用途に応じて適時変更されるものである。
B、及びコイルCは、いずれも約2周の螺旋を描いてい
るが、各コイルが何周の螺旋を描くかは、高周波部品1
の使用用途に応じて適時変更されるものである。
【0055】また、本実施形態では、コイルA、コイル
B、及びコイルCのうち、コイルCは、誘電体基体2の
外表面に形成された端子3〜端子8のいずれの端子に対
しても非接触であるが、誘電体基体2の内部に形成され
たコイルと、誘電体基体2の外表面に形成された端子と
の接触、非接触の関係は、高周波部品1の使用用途に応
じて適時変更されるものである。
B、及びコイルCのうち、コイルCは、誘電体基体2の
外表面に形成された端子3〜端子8のいずれの端子に対
しても非接触であるが、誘電体基体2の内部に形成され
たコイルと、誘電体基体2の外表面に形成された端子と
の接触、非接触の関係は、高周波部品1の使用用途に応
じて適時変更されるものである。
【0056】また、本実施形態の高周波部品1はコイル
が3個形成されているが、高周波部品1の使用用途に応
じて、コイルの数は2つであってもよいし、または4つ
以上であってもよい。
が3個形成されているが、高周波部品1の使用用途に応
じて、コイルの数は2つであってもよいし、または4つ
以上であってもよい。
【0057】さらに、本実施形態では、電子部品の例と
して高周波部品を取り上げたが、本発明を、低周波の領
域で使用される部品に用いることも可能である。
して高周波部品を取り上げたが、本発明を、低周波の領
域で使用される部品に用いることも可能である。
【0058】図5は、本発明の電子部品複合体の一実施
形態である。
形態である。
【0059】この電子部品複合体200は、平板形状の
電子部品201を備えている。この電子部品201の内
部には、螺旋を描きながら上下方向に向かう複数のコイ
ル(図示省略)が形成されている。また、この電子部品
201の内部には、これら複数のコイルを間に置いて上
下方向に並ぶ2枚のグランド電極(図示省略)が形成さ
れている。また、この電子部品201の上面には、電子
部品201とは異なる構造を有する複数の電子部品20
2が搭載されている。ここでは、電子部品202は14
個搭載されている。この電子部品201及び14個の電
子部品202は、互いに電気的に接続されている。
電子部品201を備えている。この電子部品201の内
部には、螺旋を描きながら上下方向に向かう複数のコイ
ル(図示省略)が形成されている。また、この電子部品
201の内部には、これら複数のコイルを間に置いて上
下方向に並ぶ2枚のグランド電極(図示省略)が形成さ
れている。また、この電子部品201の上面には、電子
部品201とは異なる構造を有する複数の電子部品20
2が搭載されている。ここでは、電子部品202は14
個搭載されている。この電子部品201及び14個の電
子部品202は、互いに電気的に接続されている。
【0060】電子部品複合体200が備えている電子部
品201には、14個の電子部品が搭載されている。従
って、回路基板に電子部品複合体200を実装する場
合、回路基板に、電子部品201を実装するために必要
な領域を確保するだけで、その他の14個の電子部品2
01も回路基板に実装される。このため、回路基板に1
4個の電子部品201を実装するための領域は不要であ
り、回路基板に多数の電子部品をより効率よく実装する
ことができる。
品201には、14個の電子部品が搭載されている。従
って、回路基板に電子部品複合体200を実装する場
合、回路基板に、電子部品201を実装するために必要
な領域を確保するだけで、その他の14個の電子部品2
01も回路基板に実装される。このため、回路基板に1
4個の電子部品201を実装するための領域は不要であ
り、回路基板に多数の電子部品をより効率よく実装する
ことができる。
【0061】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0062】図6は、図1に示す高周波部品1のフィル
タ特性を示すグラフである。
タ特性を示すグラフである。
【0063】このグラフの横軸は周波数、縦軸は、図4
に示す端子T1(図1に示す入力端子7に相当する)か
ら信号を入力したときの、図4に示す端子T2及びT3
(図1に示す出力端子5及び3に相当する)における信
号の出力パワーと、端子T1における信号の入力パワー
との比である。
に示す端子T1(図1に示す入力端子7に相当する)か
ら信号を入力したときの、図4に示す端子T2及びT3
(図1に示す出力端子5及び3に相当する)における信
号の出力パワーと、端子T1における信号の入力パワー
との比である。
【0064】実線は、端子T2における出力パワーと、
端子T1における入力パワーとの比であり、破線は、端
子T3における出力パワーと、端子T1における入力パ
ワーとの比である。
端子T1における入力パワーとの比であり、破線は、端
子T3における出力パワーと、端子T1における入力パ
ワーとの比である。
【0065】グラフからわかる通り、端子T2からは、
ローパスフィルタLPF1及びLPF2(図4参照)が
協働して、0GHz〜1GHzの範囲にある低周波帯の
信号がほとんど減衰せずに効率よく出力され、一方、端
子T3からは、ローパスフィルタLPF1及びハイパス
フィルタHPF(図4参照)が協働して、1.6GHz
〜2.2GHzの範囲にある高周波帯の信号がほとんど
減衰せずに効率よく出力された。このように、高周波部
品1を用いることにより、異なる周波数帯域の信号を取
り出すことができる。
ローパスフィルタLPF1及びLPF2(図4参照)が
協働して、0GHz〜1GHzの範囲にある低周波帯の
信号がほとんど減衰せずに効率よく出力され、一方、端
子T3からは、ローパスフィルタLPF1及びハイパス
フィルタHPF(図4参照)が協働して、1.6GHz
〜2.2GHzの範囲にある高周波帯の信号がほとんど
減衰せずに効率よく出力された。このように、高周波部
品1を用いることにより、異なる周波数帯域の信号を取
り出すことができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
によれば、シールド電極が不要で小型化が図られる。
によれば、シールド電極が不要で小型化が図られる。
【図1】本発明の電子部品の一実施形態である高周波部
品を示す外観図である。
品を示す外観図である。
【図2】図1に示す高周波部品1が備えている誘電体基
体2を複数枚の誘電体層に分解して示した平面図であ
る。
体2を複数枚の誘電体層に分解して示した平面図であ
る。
【図3】誘電体基体2の内部に形成されたグランド電極
等の各電極を示す斜視図である。
等の各電極を示す斜視図である。
【図4】図1に示す高周波部品の等価回路図である。
【図5】本発明の電子部品複合体の一実施形態である。
【図6】図1に示す高周波部品のフィルタ特性を示すグ
ラフである。
ラフである。
1 高周波部品 2 誘電体基体 2a,2b 側面 3,5 出力端子 4,6,8 接地端子 7 入力端子 10,20,30,40,50,60,70,80,9
0,100,110,120,130,140 誘電体
層 10a,20a,20b,40a,70a,70b,9
0a,120a,120b 長辺 11a,11b,11c,22a,23a,42a,6
1a,61b,71a,71b,72a,72b,73
a,73b,81a,81b,82a,82b,91
a,121a,122a 端部 11,31,131 グランド電極 21,22,23,41,42,43,61,73,9
1,101,121,122 コンデンサ電極 32,43,51,62,74,83,84,85,9
2,93,94,102,103,104,112,1
13 ビアホール電極 40c,40d,80c,90c 短辺 61,71,72,73,81,82 コイル電極 111 内部電極 200 電子部品複合体 201,202 電子部品
0,100,110,120,130,140 誘電体
層 10a,20a,20b,40a,70a,70b,9
0a,120a,120b 長辺 11a,11b,11c,22a,23a,42a,6
1a,61b,71a,71b,72a,72b,73
a,73b,81a,81b,82a,82b,91
a,121a,122a 端部 11,31,131 グランド電極 21,22,23,41,42,43,61,73,9
1,101,121,122 コンデンサ電極 32,43,51,62,74,83,84,85,9
2,93,94,102,103,104,112,1
13 ビアホール電極 40c,40d,80c,90c 短辺 61,71,72,73,81,82 コイル電極 111 内部電極 200 電子部品複合体 201,202 電子部品
Claims (7)
- 【請求項1】誘電体材料及び磁性体材料のうちの少なく
とも何れか一方の材料を含有する基体と、 前記基体の内部に形成され、螺旋を描きながら所定方向
に向かう2つ以上のコイルと、 前記基体の内部若しくは外表面に形成され、前記2つ以
上のコイルを間に置いて前記所定方向に並ぶ2つのグラ
ンド電極とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の
電子部品。 - 【請求項2】前記2つ以上のコイルが、前記基体の、前
記2つのグランド電極により挟まれる領域内に形成され
ることを特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項3】前記コイルが、螺旋を一周以上描くことを
特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項4】前記基体の外表面に形成された外部電極を
備え、 前記2つ以上のコイルのうちの、少なくとも1つのコイ
ルが、前記外部電極に対して非接触であることを特徴と
する請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項5】前記2つのグランド電極のうちのいずれか
一方のグランド電極と、前記2つ以上のコイルのうち
の、少なくとも1つのコイルとの間に、内部電極を備え
たことを特徴とする請求項1に記載の電子部品。 - 【請求項6】前記基体の内部に設けられ、前記2つ以上
のコイルのうちの少なくとも1つのコイルを有する第1
のフィルタ部と、 前記基体の内部に設けられ、前記2つ以上のコイルのう
ちの、前記第1のフィルタ部が有するコイルとは異なる
コイルを有する第2のフィルタ部とを備え、 前記第1及び第2のフィルタ部が、互いに異なる周波数
帯域に通過帯域を有することを特徴とする請求項1に記
載の電子部品。 - 【請求項7】第1の電子部品と、前記第1の電子部品に
搭載された1個以上の第2の電子部品とを有する電子部
品複合体であって、 前記第1及び第2の電子部品のうちの少なくとも1つの
電子部品が、誘電体材料及び磁性体材料のうちの少なく
とも何れか一方の材料を含有する基体と、前記基体の内
部に形成され、螺旋を描きながら所定方向に向かう2つ
以上のコイルと、前記基体の内部若しくは外表面に形成
され、前記2つ以上のコイルを間に置いて前記所定方向
に並ぶ2つのグランド電極とを備えたことを特徴とする
電子部品複合体。
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