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JP2001205089A - メタノール合成用触媒およびその製造方法 - Google Patents

メタノール合成用触媒およびその製造方法

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Publication number
JP2001205089A
JP2001205089A JP2000014709A JP2000014709A JP2001205089A JP 2001205089 A JP2001205089 A JP 2001205089A JP 2000014709 A JP2000014709 A JP 2000014709A JP 2000014709 A JP2000014709 A JP 2000014709A JP 2001205089 A JP2001205089 A JP 2001205089A
Authority
JP
Japan
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catalyst
oxide
methanol
weight
boron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000014709A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Saito
昌弘 斉藤
Masami Takeuchi
正己 武内
Daiki Watanabe
大器 渡辺
Kenji Ushigoe
憲治 牛越
Itaru Hayakawa
至 早川
Takeshi Kubota
武司 窪田
Kozo Mori
耕三 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Research Institute of Innovative Technology for the Earth RITE
Original Assignee
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Research Institute of Innovative Technology for the Earth RITE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST, Research Institute of Innovative Technology for the Earth RITE filed Critical National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority to JP2000014709A priority Critical patent/JP2001205089A/ja
Publication of JP2001205089A publication Critical patent/JP2001205089A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸化炭素を水素と反応させてメタノールを合
成するに際し、150〜250℃で高活性を発揮する触
媒およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 酸化銅、酸化亜鉛、酸化アルミニウムお
よび酸化硼素からなる触媒であり、酸化硼素の含有量が
2〜12重量%である。酸化珪素、酸化ジルコニウムお
よび酸化ガリウムからなる群から選ばれた1種以上を添
加してもよい。メタノールを含むガスと200〜350
℃において接触させる前処理を行うことが望ましい。1
50〜250℃の比較的低温でも有効であり、150〜
350℃の温度範囲で使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭素酸化物(CO
2またはCO)の触媒水素化によりメタノールを合成す
るために使用する触媒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成ガス(COとH2との混合ガ
ス)を主原料とし、それに少量のCO2を添加した混合
ガスからのメタノールの合成反応は、例えば、銅/亜鉛
/アルミニウムの酸化物からなる触媒、あるいは銅/亜
鉛/クロムの酸化物からなる触媒を用いて、250〜3
50℃、50〜150気圧の条件下で工業的に実施され
ている(触媒講座第7巻、触媒学会編、講談社発行(1
985年))。
【0003】一方、CO2と水素を主原料とするメタノ
ール合成は、炭素資源の循環再利用および地球環境問題
の観点から、最近注目されてきている。CO2を主成分
とするガスを触媒上で水素と反応させて、メタノールを
合成する場合には、反応の熱力学的平衡から、上記の合
成ガス(COとH2との混合ガス)を主原料とする混合
ガスからのメタノール合成で採用されているよりも、低
い温度、例えば150℃〜250℃で反応を行う必要が
ある。
【0004】また、銅系触媒上でのメタノール合成反応
では、原料ガス中のCO2と水素からメタノールと共に
生成する水(水蒸気)により反応阻害が起こる(App
lied Catalysis A:General
138(1966)311−318)。メタノールとと
もに生成する水の量は、原料ガス中のCO2/CO比が
増加するとともに増加し、前述の反応阻害が避けられな
い。
【0005】これらの理由から、CO2含有量の高い原
料ガスからメタノールを合成する触媒には、合成ガス
(COとH2との混合ガス)を主原料として、CO2含有
量の少ない混合ガス(現行のメタノール合成における原
料ガス)からのメタノール合成で使用されている触媒よ
りも、さらに高活性な触媒が必要とされている。
【0006】銅/亜鉛/アルミニウムの酸化物からなる
触媒に、種々の化合物を添加して、触媒の性能を改善す
る試みは、これまで数多く行われてきている。その中
で、硼素化合物を添加した触媒については、既に特公昭
51−44715号公報、特公昭59−10256号公
報、特開平8−299796号公報に記載されている。
【0007】特公昭51−44715号公報には、銅、
亜鉛、アルミニウムおよび硼素の酸化物からなるメタノ
ール合成用触媒及びその製造法が開示されている。この
公報の第2欄33〜34行には、触媒に硼素を添加する
場合には、銅、亜鉛、アルミニウム、硼素は共沈させる
のが好ましく、硼素のみを後から加えるときには活性が
低下する旨が述べられている。また、同公報の第2欄1
1〜15行には、触媒中の硼素の含有量としては、原子
規準で0.3〜5.3%、好ましくは0.5〜3.5%
であることが示されている。しかし、実施例には、触媒
中の硼素含有量として、原子規準で1.97%の例が記
載されているだけである。なお、原子規準の含有量5%
は、酸化物規準の含有量としては、約2.5重量%であ
る。
【0008】特公昭59−10256号公報には、特公
昭51−44715号公報に記載されている触媒製造法
と同様の触媒製造法が開示されている。この公報におい
ても、触媒への硼素の添加(0.3〜5.0原子%)
は、水溶性硼素化合物から硼素成分を銅、亜鉛、アルミ
ニウムと同時に沈殿させる(同公報第1欄33〜34
行)ことにより行うことが述べられている。
【0009】特開平8−299796号公報には、特公
昭51−44715号公報および特公昭59−1025
6号公報に記載されている触媒製造法と同様の触媒製造
法が開示されている。この公報においても、前記の2つ
の公報と全く同様に、触媒への硼素の添加は、硼酸や硼
砂から硼素成分(0.3〜5原子%)を銅源、亜鉛源、
アルミニウム源へ添加して(同公報第2欄48〜49
行)、銅、亜鉛、アルミニウムと共に沈殿させることに
より行うことが述べられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
いずれの公報による製造法でも、共沈法により硼素を触
媒に添加しているために、触媒への硼素の定量的な添加
は難しい。また、触媒中の硼素含有量が少なく、その効
果が充分に得られていない。そのため、触媒の性能を十
分に改善できるものではない。
【0011】従って、本発明は、酸化炭素を水素と反応
させてメタノールを合成するに際し、150〜250℃
で高活性を発揮する触媒およびその製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】また、本発明は、メタノール合成用触媒中
の酸化硼素の含有量を高めて、その効果を充分に発揮さ
せることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、酸化銅、酸
化亜鉛、酸化アルミニウムからなる触媒の性能を向上さ
せるために、鋭意、研究を進めた結果、酸化銅の前駆
体、酸化亜鉛の前駆体および酸化アルミニウムの前駆体
の混合物に、硼素化合物を添加して得られる混合物を焼
成するという方法によって製造することにより、酸化
銅、酸化亜鉛、酸化アルミニウムおよび酸化硼素からな
り、酸化硼素の含有量が2〜12重量%、好ましくは3
〜12重量%、さらに好ましくは5〜10重量%である
触媒を得ることにより、前記目的を達成し得ることを見
出した。硼素化合物の添加は、それ自体あるいは溶液の
形で行われる。
【0014】すなわち、本発明のメタノール合成用触媒
は、酸化銅、酸化亜鉛、酸化アルミニウムおよび酸化硼
素からなり、酸化硼素の含有量が2〜12重量%、好ま
しくは3〜12重量%、さらに好ましくは5〜10重量
%であることを特徴とする。さらに、酸化銅が20〜6
0重量%、酸化亜鉛が10〜60重量%、酸化アルミニ
ウムが2〜15重量%であることが望ましい。この触媒
は、メタノールを含むガスと200〜400℃において
接触させることが望ましい。また、この触媒は、150
〜250℃の比較的低温でも有効であり、150〜35
0℃の温度範囲で使用可能である。
【0015】また、前記メタノール合成用触媒に、酸化
珪素、酸化ジルコニウムおよび酸化ガリウムからなる群
から選ばれた1種以上を添加してもよい。これにより、
触媒の耐久性や活性が向上する。
【0016】また、本発明のメタノール合成用触媒の製
造方法は、酸化銅の前駆体、酸化亜鉛の前駆体および酸
化アルミニウムの前駆体の混合物、例えば塩基性炭酸塩
の沈殿物に、硼素化合物あるいはその溶液、例えば硼酸
水溶液を混合し、これにより得た混合物を乾燥、焼成す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様につい
て、詳細に説明する。
【0018】本実施例のメタノール合成用触媒は、酸化
銅として20〜60重量%、酸化亜鉛として10〜60
重量%、酸化アルミニウムとして2〜15重量%および
酸化硼素として2〜12重量%、好ましくは3〜12重
量%、さらに好ましくは5〜10重量%からなる。さら
に、触媒の耐久性や、さらなる触媒活性の向上などのた
めに、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化ガリウムなど
を添加することは有効である。添加量としては、酸化珪
素は0.3〜2.0重量%、酸化ジルコニウムおよび酸
化ガリウムは、それぞれ、5〜30重量%が好ましい。
これらは実質的成分であって、触媒作用に影響を及ぼさ
ない任意元素を適宜含めることは可能である。
【0019】また、本実施例のメタノール合成用触媒の
製造方法は、酸化銅の前駆体、酸化亜鉛の前駆体および
酸化アルミニウムの前駆体の混合物、例えば塩基性炭酸
塩や水酸化物などの沈殿物に、硼素化合物あるいはその
溶液、例えば硼酸水溶液を添加し、これにより得た混合
物を乾燥、焼成する。
【0020】なお、酸化銅、酸化亜鉛および酸化アルミ
ニウムの前駆体は、原料として水溶性の硝酸塩、硫酸塩
などを用い、沈殿剤として炭酸ナトリウム、水酸化ナト
リウムなどを用いて、公知の沈殿法や共沈法により調製
することができる。前駆体混合物は、共沈法により同時
に調製してもよいし、それぞれの前駆体を個別に調製し
て、それらを混合することにより調製してもよい。硼素
化合物の原料としては、酸化硼素、メタ硼酸、オルト硼
酸など、ナトリウムなどのアルカリ元素を含まない各種
硼素化合物を用いることができる。
【0021】本発明のメタノール合成用触媒の製造方法
の実施態様の一例を説明すると、次の通りである。
【0022】先ず、銅、亜鉛およびアルミニウムの硝酸
塩、硫酸塩などを水に溶解し、混合水溶液を調製する。
一方、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、水酸化ナ
トリウムなどの塩基性化合物を水に溶解し、沈殿剤水溶
液とする。これらの二つの溶液を混合することにより、
共沈殿物が生成する。これを、ろ過、洗浄することによ
り、酸化銅、酸化亜鉛および酸化アルミニウムの前駆体
混合物を得る。得られた前駆体混合物に、所定量の硼酸
水溶液を混合した後、乾燥する。さらに、所定の温度で
焼成することにより、メタノール合成用触媒が製造され
る。
【0023】焼成温度としては、350℃〜650℃、
特に、400℃〜600℃が好ましい。
【0024】このようにして得たメタノール合成用触媒
を、メタノール合成に使用すると、触媒のメタノール合
成活性は、反応開始後数日間、上昇を続け、やがて最高
活性に到達する。
【0025】このメタノール合成用触媒は、使用に先立
って、水素により還元しても良い。これにより、触媒が
活性化されるという効果が得られる。ただし、この還元
を行わない場合にも、水素を原料の一部として使用する
メタノール合成反応時に自然に還元されるので、事前の
還元操作は必須ではない。
【0026】また、必要に応じて、本発明のメタノール
合成用触媒を、メタノール合成の反応温度付近で、すな
わち200〜400℃の温度範囲内で、メタノールを含
む水素や不活性ガスなどによって、前処理することによ
り、反応開始後直ぐに、最高活性を得ることができる。
【0027】さらに、本発明によるメタノール合成用触
媒は、気相でのメタノール合成反応においても、触媒を
液体中に懸濁して行うメタノール合成反応においても、
有用である。
【0028】本発明によるメタノール合成用触媒を用い
て、メタノールを合成する際の反応条件は、原料ガス中
の炭素酸化物と水素の濃度や、触媒成分の含有量などに
より異なるが、反応温度は150〜350℃、反応圧力
は10〜300kg/cm2、空間速度は、500〜1
00000の範囲が適している。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確にする。
【0030】(実施例1)硝酸銅六水和物32.5g、
硝酸亜鉛六水和物43.0gおよび硝酸アルミニウム九
水和物7.9gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液
を調製し、A液とした。一方、無水炭酸ナトリウム3
6.2gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液を調製
し、B液とした。
【0031】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
【0032】得られた沈殿物に、三酸化二硼素1.25
gを蒸留水30mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く
混合した。
【0033】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅44.6重量%、酸化亜鉛45.5重
量%、酸化アルミニウム4.2重量%、酸化硼素5.7
重量%であった。
【0034】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、90容量%のヘリウムと10容量%の水
素の混合ガスを用いて、250℃で、2時間還元処理を
行った。
【0035】その後、22容量%のCO2、3容量%の
COおよび75容量%のH2からなる混合ガスを、圧力
5MPa、混合ガス流量167mL/分、温度250℃
の条件下で触媒層に通して、メタノール合成反応を行っ
た。
【0036】反応生成ガスをガスクロマトグラフにより
分析し、触媒活性の尺度となるメタノール空時収量を調
べた。メタノール空時収量は、徐々に増加して、約10
0時間後に最高値634(g−メタノール/l−触媒・
h)に達した。
【0037】その後も同じ反応条件で、メタノール合成
反応を長時間行った。メタノール空時収量は、徐々に減
少し、反応開始後500時間におけるメタノール空時収
量は、450(g−メタノール/l−触媒・h)となっ
た。
【0038】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0039】(比較例1)硝酸銅六水和物32.5g、
硝酸亜鉛六水和物43.0gおよび硝酸アルミニウム九
水和物7.9gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液
を調製し、A液とした。一方、無水炭酸ナトリウム3
6.2gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液を調製
し、B液とした。
【0040】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
【0041】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅47.3重量%、酸化亜鉛48.2重
量%、酸化アルミニウム4.5重量%であった。
【0042】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0043】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。メタノール空
時収量は、反応開始後1時間が最も高く(552(g−
メタノール/l−触媒・h))、その後、徐々に減少
し、500時間後に405(g−メタノール/l−触媒
・h)になった。
【0044】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0045】実施例1および比較例1の結果から、硼素
を添加していない触媒の活性は、硼素添加触媒よりも著
しく低いことが明らかである。
【0046】(比較例2)硝酸銅六水和物32.5g、
硝酸亜鉛六水和物43.0g、硝酸アルミニウム九水和
物7.9gおよび三酸化二硼素11.2gを蒸留水に溶
解し、300mLの水溶液を調製し、A液とした。一
方、無水炭酸ナトリウム39.5gを蒸留水に溶解し、
300mLの水溶液を調製し、B液とした。
【0047】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
【0048】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅47.3重量%、酸化亜鉛46.2重
量%、酸化アルミニウム4.4重量%および酸化硼素
2.1重量%であった。
【0049】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0050】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。メタノール空
時収量は、徐々に増加して、約24時間後に最高値(5
59(g−メタノール/l−触媒・h))に達した。
【0051】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0052】実施例1および比較例2の結果から、共沈
法により触媒中に硼素を添加すると、硼素が溶解除去さ
れてしまうためか、大量の硼素を必要とし、しかも、硼
素の触媒活性向上効果がほとんど見られないことが明ら
かである。
【0053】(実施例2)実施例1と同様にして、銅、
亜鉛およびアルミニウムを含有する沈殿物を調製した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素0.5gを蒸留水20
mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0054】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅46.2重量%、酸化亜鉛47.1重
量%、酸化アルミニウム4.4重量%、酸化硼素2.3
重量%であった。
【0055】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0056】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。メタノール空
時収量は、徐々に増加して、約50時間後に最高値(5
89(g−メタノール/l−触媒・h))に達した。
【0057】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0058】(実施例3)実施例1と同様にして、銅、
亜鉛およびアルミニウムを含有する沈殿物を調製した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素2.5gを蒸留水30
mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0059】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅42.2重量%、酸化亜鉛43.1重
量%、酸化アルミニウム4.0重量%、酸化硼素10.
7重量%であった。
【0060】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0061】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。メタノール空
時収量は、徐々に増加して、約170時間後に最高値
(586(g−メタノール/l−触媒・h))に達し
た。
【0062】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0063】(比較例3)実施例1と同様にして、銅、
亜鉛およびアルミニウムを含有する沈殿物を調製した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素3.75gを蒸留水4
0mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0064】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅40.0重量%、酸化亜鉛40.8重
量%、酸化アルミニウム3.8重量%、酸化硼素15.
5重量%であった。
【0065】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0066】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。メタノール空
時収量は、徐々に増加して、約216時間後に最高値
(478(g−メタノール/l−触媒・h))に達し
た。
【0067】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0068】実施例1〜3および比較例1〜3の酸化硼
素含有量、最高触媒活性を表1に示す。実施例2から酸
化硼素含有量は2重量%が下限と考えられる。
【0069】実施例3および比較例3の結果から、あま
り大量の硼素を添加すると、触媒活性が低下することが
明らかである。従って、12重量%が上限と考えられ
る。
【0070】
【表1】
【0071】(実施例4:含メタノール水素ガスによる
前処理)実施例1による方法で製造した触媒1mLを反
応管に充填し触媒層を形成した。次いで、90容量%の
ヘリウムと10容量%の水素の混合ガスを、メタノール
飽和槽を通した後、反応管に供給することにより、触媒
層を250℃で前処理した。
【0072】その後、実施例1と同様にして、メタノー
ル合成反応を行った。
【0073】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。本実施例で
は、メタノール空時収量は、反応開始後直ぐに、実施例
1とほぼ同じ最高値を示した。最高値を示した後、メタ
ノール空時収量は、実施例1と同様な変化を示した。
【0074】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0075】実施例1では、最高活性を得るのに150
時間を要したが、実施例4から分かるように、メタノー
ルを含むヘリウム−水素混合ガスを接触させた前処理に
より最高活性が反応開始後から得られる。
【0076】(実施例5:酸化珪素含有)硝酸銅六水和
物32.5g、硝酸亜鉛六水和物43.0g、硝酸アル
ミニウム九水和物7.9gおよびコロイダルシリカ(日
産化学工業(株)製、スノーテックスO、シリカ濃度2
0重量%)1.2gを蒸留水に溶解し、300mLの水
溶液を調製し、A液とした。一方、無水炭酸ナトリウム
36.2gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液を調
製し、B液とした。
【0077】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素1.25gを蒸留水3
0mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0078】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅44.2重量%、酸化亜鉛45.0重
量%、酸化アルミニウム4.2重量%、酸化珪素1.0
重量%および酸化硼素5.6重量%であった。
【0079】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0080】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。反応開始後5
00時間におけるメタノール空時収量は、560(g−
メタノール/l−触媒・h)であった。
【0081】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0082】(実施例6:酸化ジルコニウム含有)硝酸
銅六水和物35.1g、硝酸亜鉛六水和物25.3g、
硝酸アルミニウム九水和物8.5gおよびオキシ硝酸ジ
ルコニウム12.5gを蒸留水に溶解し、300mLの
水溶液を調製し、A液とした。一方、無水炭酸ナトリウ
ム36.3gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液を
調製し、B液とした。
【0083】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素1.25gを蒸留水3
0mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0084】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅43.0重量%、酸化亜鉛25.7重
量%、酸化アルミニウム4.3重量%、酸化ジルコニウ
ム21.4重量%および酸化硼素5.6重量%であっ
た。
【0085】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0086】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。反応開始後5
00時間におけるメタノール空時収量は、510(g−
メタノール/l−触媒・h)であった。
【0087】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0088】(実施例7:酸化ガリウム含有)硝酸銅六
水和物32.7g、硝酸亜鉛六水和物39.3g、硝酸
アルミニウム九水和物7.9gおよび硝酸ガリウム3.
9gを蒸留水に溶解し、300mLの水溶液を調製し、
A液とした。一方、無水炭酸ナトリウム36.9gを蒸
留水に溶解し、300mLの水溶液を調製し、B液とし
た。
【0089】800mLの室温の蒸留水を良く撹拌させ
ながら、その中にA液およびB液をそれぞれ8mL/分
の速度で同時に滴下して、沈殿物を得た。この沈殿物を
室温にて3日間熟成させた後、ろ過、蒸留水による洗浄
を行うことにより、沈殿物中のナトリウムを除去した。
得られた沈殿物に、三酸化二硼素1.25gを蒸留水3
0mLに溶解した硼酸水溶液を加えて良く混合した。
【0090】その後、沈殿物を110℃で乾燥し、空気
中、600℃で2時間焼成して、触媒を得た。この触媒
の組成は、酸化銅44.2重量%、酸化亜鉛42.0重
量%、酸化アルミニウム4.2重量%、酸化ガリウム
4.0重量%および酸化硼素5.6重量%であった。
【0091】得られた触媒1mLを反応管に充填して触
媒層を形成し、実施例1と同様にして触媒の還元処理を
行った後、実施例1と同じ反応条件でメタノール合成反
応を行った。
【0092】反応生成ガスを、ガスクロマトグラフによ
り分析し、メタノール空時収量を調べた。反応開始後5
00時間におけるメタノール空時収量は、520(g−
メタノール/l−触媒・h)であった。
【0093】メタノール以外の生成物は、主にCOであ
り、痕跡量のメタン、ジメチルエーテル、ギ酸メチルの
生成が認められた。
【0094】実施例5のように酸化珪素を含有させた
り、実施例6のように酸化ジルコニウムを含有させた
り、実施例7のように酸化ガリウムを含有させることに
より、実施例1に比較して、反応開始後500時間にお
けるメタノール空時収量を向上させることができる。
【0095】以上のように、本発明の方法により製造さ
れた触媒が、メタノール合成反応において、非常に高い
性能を示すことは明らかである。
【0096】
【発明の効果】本発明のメタノール合成用触媒は、メタ
ノール合成反応において、150〜250℃で高活性を
発揮する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武内 正己 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 (72)発明者 渡辺 大器 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 (72)発明者 牛越 憲治 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 (72)発明者 早川 至 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 (72)発明者 窪田 武司 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 (72)発明者 森 耕三 東京都港区西新橋2−8−11 第7東洋海 事ビル8F 財団法人 地球環境産業技術 研究機構 CO2 固定化等プロジェクト 室内 Fターム(参考) 4G069 AA01 AA08 AA15 BB12B BB16B BC16A BC16B BC16C BC17A BC17B BC17C BC31A BC31B BC31C BC35A BC35B BC35C BC51A BC51B BC51C BD03A BD03B BD03C BD05A BD05B BD05C CB02 FB30 FB44 FB77 4H006 AA02 AA05 AC41 BA05 BA07 BA09 BA10 BA30 BA31 BA33 BE20 BE40 BE41 4H039 CA60 CL35

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸化銅20〜60重量%、酸化亜鉛10
    〜60重量%、酸化アルミニウム2〜15重量%、およ
    び酸化硼素2〜12重量%から実質的になることを特徴
    とするメタノール合成用触媒。
  2. 【請求項2】 酸化珪素、酸化ジルコニウムおよび酸化
    ガリウムからなる群から選ばれた1種以上を含有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のメタノール合成用触
    媒。
  3. 【請求項3】 メタノールを含むガスに200℃〜40
    0℃の範囲内の温度で接触させる前処理を経たことを特
    徴とする請求項1または2に記載のメタノール合成用触
    媒。
  4. 【請求項4】 酸化銅の前駆体、酸化亜鉛の前駆体およ
    び酸化アルミニウムの前駆体からなる混合物を作製する
    工程、前記混合物に硼素化合物を添加する工程、および
    硼素化合物を添加した混合物を焼成する工程からなるメ
    タノール合成用触媒の製造方法。
  5. 【請求項5】 焼成の後に、メタノールを含むガスに2
    00℃〜400℃の範囲内の温度で接触させる工程を有
    することを特徴とする請求項4に記載のメタノール合成
    用触媒の製造方法。
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