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JP2001161094A - 交流電動機の制御方法および制御装置 - Google Patents

交流電動機の制御方法および制御装置

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JP2001161094A
JP2001161094A JP2000231526A JP2000231526A JP2001161094A JP 2001161094 A JP2001161094 A JP 2001161094A JP 2000231526 A JP2000231526 A JP 2000231526A JP 2000231526 A JP2000231526 A JP 2000231526A JP 2001161094 A JP2001161094 A JP 2001161094A
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zero
voltage
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JP2000231526A
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Hideaki Iura
英昭 井浦
Yoichi Yamamoto
陽一 山本
Tomohiro Kawachi
智洋 川地
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Yaskawa Electric Corp
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Yaskawa Electric Corp
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Priority to CNB008131449A priority patent/CN100492876C/zh
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P1/00Arrangements for starting electric motors or dynamo-electric converters
    • H02P1/02Details of starting control
    • H02P1/029Restarting, e.g. after power failure
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/34Arrangements for starting

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  • Power Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 瞬停復帰後等に交流電動機の残留電圧の位相
と角速度を精度良く測定して、迅速、且つ、スムーズに
再運転できる交流電動機の制御方法を提供する。 【解決手段】 交流電動機9へ電力を出力する電力変換
器1と、電流指令信号idref、iqrefと電力変
換器の出力電流検出信号idfb、iqfbの偏差信号
に基づいて、電力変換器の出力電流を制御する電流制御
部を備え、交流電動機がフリーラン状態にある場合に、
交流電動機の電流をゼロにするように強制的に瞬停再始
動管理回路11により電流指令信号をゼロとして電流制
御し、この時の電流制御部出力を用いて演算する出力電
圧指令信号を基に、交流電動機の残留電圧の大きさと位
相、角速度を求めて復電後の再始動を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電圧を出力す
る可変速制御装置により交流電動機を可変速させる交流
電動機の制御方法に関するもので、特に、停電復帰後等
の交流電動機のスムーズな始動のできる制御方法および
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電動機を速度制御するため
に、出力電圧Vと出力周波数fの比を一定にするV/f
一定制御方式が知られている。更に、近年では、より高
精度に交流電動機を制御するべく、交流電動機に供給さ
れる一次電流を、トルクに直接関与する励磁電流(磁束
を発生させる電流)とトルク電流(トルクを発生させる
電流)とでそれぞれ独立に制御するベクトル制御が実用
化されている。しかしながら、従来の制御方式では、連
続運転中は安定な制御が行われているが、ひとたび交流
電動機の運転中に瞬停(瞬時停電)が発生して瞬停再始
動を行うような場合、交流電動機の残留電圧と可変速制
御装置の電圧指令の位相が合わないと、交流電動機の速
度を急変させたり、交流電動機のスリップが増大したり
して過大な電流が流れるなどしてトリップするような危
険がある。これを防止するためには交流電動機の残留電
圧と可変速制御装置の電圧指令の位相を合わせて再運転
を行う必要があるが、位相を合わせるのがなかなか困難
である。このため、交流電動機の残留電圧がなくなって
から、交流電動機の角速度と可変速制御装置の出力周波
数を速度検出器から算出するとか、交流電動機の残留電
圧を電圧検出器で検出し、その周波数成分から算出する
とかして、残留電圧と出力電圧指令信号の位相を一致さ
せ、再運転していたので、瞬停復電後の再始動に時間が
かかったり、スムーズな再運転が難しいという問題があ
った。このように交流電動機をスムーズに始動するため
には、残留電圧がなくなるのを待つ必要があったり、速
度検出器や電圧検出器といった検出器が必要であるとい
う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、瞬
停復帰後等に交流電動機の残留電圧の位相と角速度を精
度良く測定すること等により、迅速、且つ、スムーズに
再運転できる交流電動機の制御方法を提供することを目
的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、交流電動機へ電力を出力す
る電力変換器を有し、電流指令信号と前記電力変換器の
出力電流検出信号の偏差信号に基づいて、前記電力変換
器の出力電流を制御する電流制御部を備え、前記交流電
動機がフリーラン状態にある場合に、前記交流電動機の
電流をゼロにするように強制的に前記電流指令信号をゼ
ロとして電流制御し、この時の前記電流制御部出力を用
いて演算する出力電圧指令信号を基に、前記交流電動機
の残留電圧の大きさと位相および角速度を求めることを
特徴としている。また、請求項2記載の発明は、請求項
1記載の交流電動機の制御方法において、前記出力電圧
指令信号を基に前記交流電動機の残留電圧の位相および
角速度を求める際に、信号保持手段を設け、交流電動機
がフリーランする直前の位相指令信号と前記出力電圧指
令信号の位相信号との加算値より前記残留電圧の大きさ
と位相および角速度を求めることを特徴としている。こ
の交流電動機の制御方法によれば、交流電動機がフリー
ラン状態にある場合に、交流電動機の電流がゼロとなる
ように制御すると、この結果交流電動機の残留電圧が電
圧指令信号に現れることを利用し、この電圧指令信号の
位相および角周波数を基にフリーラン状態にある交流電
動機の残留電圧の大きさと位相および角速度が求められ
る。それによって、復電後のスムーズな速度復帰が容易
になる。また、残留電圧の位相および角速度を求める際
に、信号保持手段を設け、交流電動機がフリーランする
直前の位相指令信号と前記出力電圧指令信号の位相信号
との加算値より前記残留電圧の位相および角速度を求め
るので、位相指令信号の不連続がなくなり機械的なショ
ック発生等の不都合を防止できる。また、請求項3記載
の交流電動機の制御方法の発明は、電力変換器で交流電
動機へ任意の電力を出力し、前記電動機に供給される電
流を電流検出回路で検出し、与えられた電流指令と前記
電流検出回路で検出した電流検出値が一致するように電
流制御回路で制御し、前記電流制御回路から出力する電
圧指令から前記電力変換器のスイッチングを決定する制
御方法において、始動時に前記電力変換器を正常に運転
するように始動管理回路で管理し、フリーラン状態の前
記交流電動機の速度を速度推定回路で推定することを特
徴としている。また、請求項4記載の発明は、請求項3
記載の電動機の制御方法において、前記始動管理回路
が、強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回路に
より、前記電流検出値を零にするような前記電圧指令を
演算し、前記電圧指令の時間変化により、前記速度推定
回路が前記交流電動機の速度を推定することを特徴とし
ている。さらに、請求項5記載の発明は、請求項3又は
4記載の電動機の制御方法において、前記始動管理回路
が、強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回路に
より、前記電流検出値を零にするような前記電圧指令を
演算し、その電圧レベルが設定された電圧レベルより低
い場合には、電流指令値を零から設定されたレベルの直
流電流指令を設定された時間印加した後、再度強制的に
電流指令を零にして、前記電流制御回路により、前記電
流検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、前記
速度推定回路が前記交流電動機の速度を推定することを
特徴としている。そして、請求項6記載の発明は、請求
項3〜5のいずれか1項記載の電動機の制御方法におい
て、前記始動管理回路が、強制的に電流指令を零にし
て、前記電流制御回路により、前記電流検出値を零にす
るような前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定
された電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零か
ら設定されたレベルの直流電流指令を設定された時間印
加した後、再度強制的に電流指令を零にして、前記電流
制御回路により、前記電流検出値を零にするような前記
電圧指令を演算した場合にも、その電圧レベルが設定さ
れた電圧レベルより低い場合には前記速度推定回路が前
記交流電動機が停止していると推定することを特徴とし
ている。また、請求項7記載の発明は、請求項1〜6の
いずれか1項記載の電動機の制御方法において、前記始
動管理回路が、強制的に電流指令を零にして、前記電流
制御回路により、前記電流検出値を零にするような前記
電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化により、前
記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速度と前
記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電動機を
始動することを特徴としている。さらに、請求項8記載
の発明は、請求項1〜7のいずれか1項記載の電動機の
制御方法において、前記始動管理回路が、強制的に電流
指令を零にして、前記電流制御回路により、前記電流検
出値を零にするような前記電圧指令を演算し、前記電圧
指令の時間変化により、前記速度推定回路が、推定した
前記交流電動機の速度と前記電圧指令の大きさと位相を
初期値として交流電動機を始動する際に、前記電力変換
器の出力する電圧指令の大きさが、前記交流電動機の速
度に対する正規の誘起電圧に相当する電圧レベルになる
まで、徐々に電圧指令を増加していくことを特徴として
いる。また、請求項9記載の電動機の制御装置の発明
は、交流電動機へ任意の電力を出力する電力変換器と、
前記電動機に供給される電流を検出する電流検出回路
と、与えられた電流指令と前記電流検出回路で検出した
電流検出値が一致するように制御する電流制御回路と、
前記電流制御回路から出力する電圧指令から電力変換器
のスイッチングを決定する電動機の制御装置において、
始動管理回路と、フリーラン状態の前記交流電動機の速
度を推定する速度推定回路を有することを特徴としてい
る。そして、請求項10記載の発明は、請求項9記載の
電動機の制御装置において、前記始動管理回路が、強制
的に電流指令を零にして、前記電流制御回路により、前
記電流検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、
前記電圧指令の時間変化により、前記速度推定回路が前
記交流電動機の速度を推定することを特徴としている。
さらに、請求項11記載の発明は、請求項9又は10記
載の電動機の制御装置において、前記始動管理回路が、
強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回路によ
り、前記電流検出値を零にするような前記電圧指令を演
算し、その電圧レベルが設定された電圧レベルより低い
場合には、電流指令値を零から設定されたレベルの直流
電流指令を設定された時間印加した後、再度強制的に電
流指令を零にして、前記電流制御回路により、前記電流
検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、前記速
度推定回路が前記交流電動機の速度を推定することを特
徴としている。また、請求項12記載の発明は、請求項
9〜11のいずれか1項記載の電動機の制御装置におい
て、前記始動管理回路が、強制的に電流指令を零にし
て、前記電流制御回路により、前記電流検出値を零にす
るような前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定
された電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零か
ら設定されたレベルの直流電流指令を設定された時間印
加した後、再度強制的に電流指令を零にして、前記電流
制御回路により、前記電流検出値を零にするような前記
電圧指令を演算した場合にも、その電圧レベルが設定さ
れた電圧レベルより低い場合には前記速度推定回路が前
記交流電動機が停止していると推定することを特徴とし
ている。さらに、請求項13記載の発明は、請求項9〜
12のいずれか1項記載の電動機の制御装置において、
前記始動管理回路が、強制的に電流指令を零にして、前
記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
り、前記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速
度と前記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電
動機を始動することを特徴としている。また、請求項1
4記載の発明は、請求項9〜13のいずれか1項記載の
電動機の制御装置において、前記始動管理回路が、強制
的に電流指令を零にして、前記電流制御回路により、前
記電流検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、
前記電圧指令の時間変化により、前記速度推定回路が、
推定した前記交流電動機の速度と前記電圧指令の大きさ
と位相を初期値として交流電動機を始動する際に、前記
電力変換器の出力する電圧指令の大きさが、前記交流電
動機の速度に対する正規の誘起電圧に相当する電圧レベ
ルになるまで、徐々に電圧指令を増加していくことを特
徴としている。さらに、請求項15記載の発明は、請求
項3記載の交流電動機の制御方法において、前記始動管
理回路が、強制的に電流指令を零にして、前記電流制御
回路により、前記電流検出値を零にするような前記電圧
指令を演算し、前記電圧指令が設定された電圧レベルよ
り大きい場合には、前記電圧指令の位相の時間変化によ
り、前記速度推定回路が前記交流電動機の速度を推定
し、前記電力変換器を始動する時の初期値として、前記
電圧指令の大きさと位相と前記交流電動機の速度推定値
に相当する周波数を設定し、始動することを特徴として
いる。そして、請求項16記載の交流電動機の制御方法
の発明は、交流電動機へ電力を出力する電力変換器を有
し、電流指令信号と前記電力変換器の出力電流検出信号
の偏差信号に基づいて、前記電力変換器の出力電流を制
御する電流制御部を備え、前記交流電動機がフリーラン
状態にある場合に、前記交流電動機に任意の直流電流を
設定した時間供給し、前記電力変換器の出力電流検出信
号に表れる周波数成分を検出し、この周波数成分から前
記交流電動機の速度を推定することを特徴とする。そし
て、請求項17記載の発明は、請求項3の交流電動機の
制御方法において、前記始動管理回路が、強制的に電流
指令を零にして、前記電流制御回路により、前記電流検
出値を零にするような前記電圧指令を演算し、その電圧
レベルが設定された電圧レベルより低い場合には、電流
指令値を零から設定されたレベルの直流電流指令あるい
は設定したレベルの直流電圧指令を設定された時間印加
し、前記速度推定回路が電流検出値に表れる周波数成分
を検出し、この周波数成分を交流電動機の速度と推定し
て、前記電力変換器を始動する時の初期値として、前記
交流電動機の速度推定値に相当する周波数を設定して始
動することを特徴としている。また、請求項18記載の
発明は、請求項3記載の交流電動機の電動機の制御方法
において、前記始動管理回路が、強制的に電流指令を零
にして、前記電流制御回路により、前記電流検出値を零
にするような前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設
定された電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零
から設定されたレベルの直流電流指令値に変更し、設定
された時間印加し、その後電流指令の符号をと大きさを
変更して、設定された時間印加する。このとき、前記速
度推定回路が電流検出値に表れる周波数成分を検出し、
この周波数成分を交流電動機の速度と推定して、前記電
力変換器を始動する時の初期値として、前記交流電動機
の速度推定値に相当する周波数を設定して始動すること
を特徴としている。さらに、請求項19記載の発明は、
請求項3記載の交流電動機の電動機の制御方法におい
て、前記始動管理回路が、強制的に電流指令を零にし
て、前記電流制御回路により、前記電流検出値を零にす
るような前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定さ
れた電圧レベルより低い場合には、電流制御することを
やめ、任意の方向に直流電圧指令を設定された時間印加
し、その後前記直流電圧の指令方向と180°位相を変
えた方向に任意の大きさの電流指令を与え、設定された
時間再び電流制御する。このとき、前記速度推定回路が
電流検出値に表れる周波数成分を検出し、この周波数成
分を交流電動機の速度と推定して、前記電力変換器を始
動する時の初期値として、前記交流電動機の速度推定値
に相当する周波数を設定して始動することを特徴として
いる。さらに、請求項20記載の発明は、請求項9記載
の交流電動機の電動機の制御装置において、前記始動管
理回路が、強制的に電流指令を零にして、前記電流制御
回路により、前記電流検出値を零にするような前記電圧
指令を演算し、前記電圧指令が設定された電圧レベルよ
り大きい場合には、前記電圧指令の位相の時間変化によ
り、前記速度推定回路が前記交流電動機の速度を推定
し、前記電力変換器を始動する時の初期値として、前記
電圧指令の大きさと位相と前記交流電動機の速度推定値
に相当する周波数を設定し、始動することを特徴として
いる。そして、請求項21記載の発明は、請求項9記載
の交流電動機の制御装置において、前記始動管理回路
が、強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回路に
より、前記電流検出値を零にするような前記電圧指令を
演算し、その電圧レベルが設定された電圧レベルより低
い場合には、電流指令値を零から設定されたレベルの直
流電流指令あるいは設定したレベルの直流電圧指令を設
定された時間印加し、前記速度推定回路が電流検出値に
表れる周波数成分を検出し、この周波数成分を交流電動
機の速度と推定して、前記電力変換器を始動する時の初
期値として、前記交流電動機の速度推定値に相当する周
波数を設定して始動することを特徴としている。また、
請求項22記載の発明は、請求項9記載の交流電動機の
電動機の制御装置において、前記始動管理回路が、強制
的に電流指令を零にして、前記電流制御回路により、前
記電流検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、
前記電圧指令が設定された電圧レベルより低い場合に
は、電流指令値を零から設定されたレベルの直流電流指
令値に変更し、設定された時間印加し、その後電流指令
の符号をと大きさを変更して、設定された時間印加す
る。このとき、前記速度推定回路が電流検出値に表れる
周波数成分を検出し、この周波数成分を交流電動機の速
度と推定して、前記電力変換器を始動する時の初期値と
して、前記交流電動機の速度推定値に相当する周波数を
設定して始動することを特徴としている。そして、請求
項23記載の発明は、請求項9記載の交流電動機の電動
機の制御装置において、前記始動管理回路は、強制的に
電流指令を零にして、前記電流制御回路により、前記電
流検出値を零にするような前記電圧指令を演算し、前記
電圧指令が設定された電圧レベルより低い場合には、電
流制御することをやめ、任意の方向に直流電圧指令を設
定された時間印加し、その後前記直流電圧の指令方向と
180°位相を変えた方向に任意の大きさの電流指令を
与え、設定された時間再び電流制御する。このとき、前
記速度推定回路が電流検出値に表れる周波数成分を検出
し、この周波数成分を交流電動機の速度と推定して、前
記電力変換器を始動する時の初期値として、前記交流電
動機の速度推定値に相当する周波数を設定して始動する
ことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を用い
て説明する。まず、本発明の第1の実施の形態について
図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明の第1の
実施の形態に係る交流電動機の可変速制御装置のブロッ
ク図であり、図2は図1に示す2相/3相変換器の構成
を示すブロック図である。また、図3は図1に示す交流
電動機のフリーラン状態時の動作波形を示す図である。
図1において、この可変速制御装置には、3相交流電源
からの交流電源を直流化したのち、PWM制御方式によ
るインバータで任意の周波数と電圧の交流に再度変換
し、この一次周波数および一次電圧を交流電動機9に供
給する電力変換器1、外部から入力される速度指令信号
ωrrefが入力し、且つ、3相/2相変換器3が出力
する励磁電流検出値idfbおよびトルク電流検出値i
qfbから速度推定信号ωrを求める電流ベクトル制御
回路2、交流電動機9への一次電流(U相電流iu、W
相電流iw)を検出して座標変換を行った励磁電流検出
値idfb及びトルク電流検出値iqfbを送出する3
相/2相変換器3、電流ベクトル制御回路2からの速度
推定信号ωrから一次角周波数信号ω1 に演算して出
力する一次角周波数演算回路4、励磁電流指令値idr
efと3相/2相変換器3からの励磁電流検出値idf
bとが一致するように設けられた、励磁電流方向電圧を
制御する励磁電流制御回路(ACR d)5、電流ベク
トル制御回路2が出力するトルク電流指令値iqref
と3相/2相変換器3が出力するトルク電流検出値iq
fbとが一致するように設けられた、トルク電流方向電
圧を制御するトルク電流制御回路(ACR q)6、d
軸電圧指令値Vdrefとq軸電圧指令値Vqrefと
から、U、V、Wの各相の電圧指令信号(Vuref、
Vvref、Vwref)のPWM信号を生成して出力
する2相/3相変換器7、一次角周波数演算回路4から
の一次角周波数信号ω1 に基づき交流電動機の誘起電
圧を補償するための誘起電圧指令信号Erefを作成す
るV/f変換回路208、同じく一次角周波数演算回路
4からの一次角周波数信号ω1を積算する積算器10、
瞬停を検知後、再運転までを管理する瞬停検出再始動管
理回路11、瞬停検出再始動管理回路11からの瞬停信
号により、励磁電流指令値を切り替える磁化電流指令切
替器12、同じく瞬停信号によりトルク電流指令値を切
り替えるトルク電流指令切替器13、同じく瞬停信号に
より、位相指令信号を切り替える位相指令切替器14が
設けられている。なお、励磁電流制御回路(ACR
d)5の出力信号は、d軸電圧指令値Vdrefとな
り、トルク電流制御回路(ACR q)6の出力信号と
V/f変換回路208の出力信号Erefの加算値は、
q軸電圧指令値Vqrefとなる。又、積算器10の出
力信号は、3相/2相変換器3および2相/3相変換器
7へ、位相指令信号θとして入力される。
【0006】図2において、2相/3相変換器7に入力
されるd軸電圧指令値Vdrefとq軸電圧指令値Vq
refから、 |V1|=(Vdref2+Vqref2 )1/2 として出力電圧指令信号V1の振幅|V1|を演算する
電圧指令振幅演算器70と、 γ=tan−1(Vqref/Vdref) として出力電圧指令信号V1の位相信号γを演算する電
圧指令位相演算器71と、出力電圧指令信号V1の振幅
|V1|と位相γおよび入力される位相指令信号θか
ら、 Vuref=|V1|×cos(θ+γ) Vvref=|V1|×cos(θ+γ+120°) Vwref=|V1|×cos(θ+γ+240°) として、U、V、W各相の電圧指令信号Vuref、V
vref、Vwrefに変換する電圧指令変換器72が
設けられている。
【0007】つぎに動作について説明する。交流電動機
9の電流がゼロの時の電圧指令信号は、交流電動機9の
残留電圧と一致する。何故ならば、電流は電位差がある
2点間に流れるものである。従って電力変換器1と交流
電動機9間の電流がゼロということは、電力変換器1の
出力電圧と交流電動機9の電圧には電位差がない、つま
り、同じ電圧値であることを示している。この場合、直
交する2軸、つまり励磁電流とトルク電流方向に分けて
個別に電流制御を行っているので、直交する2軸の各成
分電圧も、電力変換器1出力と交流電動機9の電圧は一
致する。この結果、交流電動機9の残留電圧は直交する
2軸のそれぞれの成分電圧は、d軸電圧指令値Vdre
fとq軸電圧指令値Vqrefとなって現れる点に着目
して、本実施の形態では交流電動機9の残留電圧の位
相、角速度を検出して瞬停時の再始動動作を行うもので
ある。瞬停が発生してから復電により再始動する場合の
具体的動作は、瞬停再始動管理回路11が瞬時停電を検
知すると、磁化電流指令切替器12、トルク電流切替器
13、位相指令切替器14に瞬停信号を入力する。瞬停
信号が入力されると、磁化電流指令切替器12は励磁電
流指令値idrefをゼロに切替え、同様にトルク電流
切替器13はトルク電流指令値iqrefをゼロに切替
え、位相指令切替器14は位相指令信号θをゼロに切り
替える動作となる。従って、次式のような出力を行う。 idref=0 iqref=0 θ =0 以上の動作の後、励磁電流制御回路5とトルク電流制御
回路6により電流制御を行うと、交流電動機9の電流が
ゼロとなるように電流制御が行われる。電流制御により
交流電動機9の電流がゼロになると、電圧は均衡して交
流電動機9の残留電圧の直交する2軸の成分電圧は、d
軸電圧指令値Vdrefとq軸電圧指令値Vqrefと
なって現れる。このd軸電圧指令値Vdrefとq軸電
圧指令値Vqrefを入力とした、図2に示す電圧指令
位相演算器71の出力γは、交流電動機9の残留電圧の
位相と一致するので、電圧指令位相演算器71の出力γ
で交流電動機9の残留電圧の位相を、電圧指令位相演算
器71の出力γの単位時間あたりの変化量で残留電圧の
角速度を容易に求めることができる。同様に、このd軸
電圧指令値Vdrefとq軸電圧指令値Vqrefを入
力とした。図2に示す電圧指令振幅演算器70の出力|
V1|は、残留電圧の大きさに一致する。以上の動作が
終了すると、瞬停再始動管理回路11は、電圧指令位相
演算器71の出力γを積算器10に初期値として設定
し、電圧指令位相演算器71の出力γの単位時間当たり
の変化量を電流ベクトル制御回路2内の速度推定信号ω
rに設定し、電圧指令振幅演算器70の出力|V1|を
V/f変換回路208の出力のErefに設定するとと
もに、瞬停信号の解除信号を、磁化電流指令切替器1
2、トルク電流切替器13、位相指令切替器14にそれ
ぞれに入力する。磁化電流指令切替器12とトルク電流
切替器13は、それぞれ電流ベクトル制御回路2の出力
信号である各電流指令信号に励磁電流指令値idre
f、トルク電流指令値iqrefを切替え、位相指令切
替器14は積算器10の出力信号に位相指令信号θを切
り替えた後、再運転し交流電動機9を継続駆動させる。
【0008】図3は、正回転方向にフリーランしている
交流電動機9に対して、上のような動作原理を適用した
場合の動作波形例であり、図3(a)は電圧指令信号波
形であり、図3(b)は位相γを示した図である。図3
(a)に示すように、交流電動機9が正転の場合はd軸
電圧指令値Vdrefが、q軸電圧指令値Vqrefに
対して90°位相が進み、それぞれの電圧信号の振幅は
時間経過とともに減衰している。又、図3(b)の場合
は、電圧指令位相演算器71の出力γは正側に回転して
いる場合である。又、図示していないが、交流電動機9
が逆転している場合は、d軸電圧指令値Vdrefはq
軸電圧指令値Vqrefに対し90°位相遅れとなり、
それぞれの電圧信号の振幅は時間経過とともに同様に減
衰し、電圧指令位相演算器71の出力γは逆側に回転す
る。なお、ここまでは、交流電動機9の電流がゼロにな
ると、交流電動機9の残留電圧はd軸電圧指令値Vdr
efとq軸電圧指令値Vqrefとなって現れると説明
したが、交流電動機9の電流が完全にゼロにならなくて
も位相、角速度の検出は可能である。
【0009】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4を参照して説明する。図4は本発明の第2の実施の
形態に係る交流電動機の可変速制御装置のブロック図で
ある。図4に示す第2の実施の形態は、図1に示す前実
施の形態の動作が、瞬停発生時に位相指令切替器14を
ゼロに切替えるために、位相指令信号θが不連続となっ
て、機械的ショックが発生したり、電力変換部1の直流
電圧が過電圧となって可変速制御装置がトリップする等
の不都合が発生することがあるので、それらを回避する
ための改善例である。図4の第2の実施の形態で、図1
と異なる構成は、瞬停再始動管理回路11が出力する瞬
停信号により、位相指令信号θをゼロにする替わりに、
新しく信号保持回路15を設けて、信号保持回路15に
一次角周波数信号ω1を保持し、保持した値をV/f変
換回路208と積分器10に入力するようにすること、
及び、復電により再始動する際に、電圧指令位相演算器
71の出力γで交流電動機9の位相を、出力γの単位時
間あたりの変化量で残留電圧の角速度を求める替わり
に、電圧指令位相演算器71の出力γと位相指令信号θ
の加算値で交流電動機9の残留電圧の位相を、出力γと
位相指令信号θの加算値の単位時間あたりの変化量で残
留電圧の角速度を求めるようにすることである。なお、
その他の図1と同一構成には同一符号を付して重複する
説明は省略する。
【0010】つぎに動作について説明する。図4の構成
においても、図1の場合と同様に、瞬停時には瞬停信号
によって磁化電流指令切替器12、トルク電流切替器1
3を電流ゼロに切替えて、励磁電流制御回路206とト
ルク電流制御回路6により交流電動機9の電流がゼロに
なるように電流制御が行われ、残留電圧の直交する2軸
の電圧成分は、d軸電圧指令値Vdrefとq軸電圧指
令値Vqrefとして現れるので、図2に示すように、
電圧指令位相演算器71の出力γと位相指令信号θの加
算値(θ+γ)で交流電動機9の残留電圧の位相を、加
算値(θ+γ)の単位時間あたりの変化量で角速度を求
める。このとき、一次角周波数ω1は、瞬停時に信号保
持回路15で保持された側に切替えられるので、信号保
持回路15からの一次角周波数信号ω1が積分器10に
加わり、積分器10から連続的に位相指令信号θが出力
されて加算値(θ+γ)が得られる。この動作により、
瞬停発生時の位相指令信号θの不連続動作はなくなるの
で、機械的ショックや可変速制御装置のトリップ等の発
生は避けられる。又、復電後の再始動は、図1と同様な
復帰手続きを行って、再運転し交流電動機9を駆動する
ことにより、迅速でスムーズな再始動が可能となって、
瞬停によるインバータ停止が生産ラインの設備全体の停
止につながり、損害が拡大するような事態は回避でき
る。なお、本発明では、瞬停発生時の位相指令信号θの
不連続をなくすために、保持回路15を設け、一次角周
波数を保持するようにしたが、保持回路15の替わり
に、指令切替器を設け、瞬停発生時に一次角周波数をゼ
ロに切り替えても、位相指令信号θの不連続をなくすこ
とができるので、本発明と同様な効果を得ることができ
る。また、本発明では、ここまで交流電動機9の励磁電
流と、トルク電流を夫々独立に制御するベクトル制御を
行う可変速制御装置として説明したが、V/f一定制御
を行う可変速制御装置においても、瞬停再始動時に交流
電動機の励磁電流とトルク電流をそれぞれ独立に制御す
る電流制御部を付加すれば、全く同様な処理で本発明を
適用できる。また、本発明では瞬停再始動時の動作とし
て説明したが、長時間、交流電動機がフリーランし、既
に残留電圧がなくなっている場合は、一度励磁電流を流
して、交流電動機の磁束を立ち上げれば、同様な処理で
本発明を実施できる。
【0011】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図5は本発明における交流電動機の制御装置
の第3の実施形態の構成を示すブロック図である。本実
施の形態における電動機の制御装置は、電力変換器20
1、交流電動機202、電流検出器203、電流座標変
換回路204、トルク電流制御回路205、励磁電流制
御回路206、位相演算回路207、V/f変換回路2
08、出力電圧演算回路209、スイッチングパターン
発生回路210、瞬停再始動管理回路211、速度推定
回路212を備えている。電力変換器201は、パワー
素子により三相交流を変換した直流電圧をPWM制御方
式により任意の周波数f1と電圧の交流に変換し、交流
電動機202に供給する。電流検出器203は、前記交
流電動機202に供給される電流を検出する。電流座標
変換回路204は、前記電流検出器203で検出された
電流をトルク電流検出値iqfbと励磁電流検出値id
fbに分離する。トルク電流制御回路205は、与えら
れたトルク電流指令値iqrefと前記トルク電流検出
値iqfbとが一致するように第1のq軸電圧指令値
V’qrefを演算する。励磁電流制御回路206は、
与えられた励磁電流指令値idrefと前記励磁電流検
出値idfbとが一致するようにd軸電圧指令値Vdr
efを演算する。位相演算回路207は、与えられた周
波数f1を積分することにより、位相θを演算する。V
/f変換回路208は、前記与えられた周波数f1か
ら、交流電動機の誘起電圧に相当する電圧eを演算す
る。出力電圧演算回路209は、前記トルク電流制御回
路205の出力である第1のq軸電圧指令値V’qre
fと前記V/f変換回路208の出力である電圧eを加
算し、第2のq軸電圧指令値Vqrefを演算し、前記
第2のq軸電圧指令値Vqrefと前記d軸電圧指令値
Vdrefとから、出力電圧指令値V1refとその電
圧位相θvを出力する。スイッチングパターン発生回路
210は、前記出力電圧指令値V1ref及び前記電圧
位相θvと前記位相θを加算した電力変換器出力位相θ
degから、電力変換器1のスイッチングパターンを決
定する。瞬停再始動管理回路211は、瞬時停電を検出
した後、電源が復旧して再始動する場合や運転指令が入
力され始動する場合に、前記電力変換器201を正常に
運転するように管理する。速度推定回路212は、フリ
ーラン状態の交流電動機2の速度frを推定する回路で
ある。
【0012】次に、瞬停発生時の再始動方法の動作原理
を説明する前に、図6の残留電圧の軌跡と電圧指令及び
位相の関係を使って、フリーラン状態の交流電動機20
2の速度を推定する方法について説明する。通常運転中
に瞬停等でフリーラン状態の交流電動機202は、残留
電圧を発生し、その電圧の軌跡は図6の左図のように交
流電動機202の回転速度で回転する。このため、交流
電動機202の状態と無関係に電力変換器201を運転
し始めると、交流電動機202と電力変換器201との
間に電流が流れる。しかし、交流電動機202の残留電
圧と電力変換器の出力電圧の大きさ、位相、周波数が一
致すれば、電流が流れなくなる。電力変換器201と交
流電動機202の間に流れる電流を零にするためには、
トルク電流指令値iqrefと励磁電流指令値idre
fと周波数f1を零に設定し、トルク電流制御回路20
5、励磁電流制御回路206で、交流電動機202に流
れるトルク電流検出値iqfbと励磁電流検出値idf
bがそれぞれ指令値に一致するように制御すればよい。
これを零電流制御と呼ぶ。零電流制御時のトルク電流制
御回路205、励磁電流制御回路206の出力である第
1のq軸電圧指令値V’qref、d軸電圧指令値Vd
refは、図6(b)上側図のように交流電動機202
の回転速度に一致した周波数f1の正弦波状の電圧指令
値となる。周波数f1 を零に設定すると、位相演算回
路207から出力される位相θは固定され、V/f変換
回路208から出力される電圧Erefは零になる。出
力電圧演算回路209は、前記第1のq軸電圧指令値
V’qrefと前記d軸電圧指令値Vdrefを入力と
し、出力電圧指令値V1refとその電圧位相θv を
出力する。前記出力電圧指令値V1refは残留電圧の
大きさを表し、前記電圧位相θvは残留電圧の位相を表
す。このため、図6(b)下側図のように、この残留電
圧の位相の時間変化を、一定時間毎に測定することで、
前記速度推定回路212は残留電圧の周波数を測定す
る。前記残留電圧の周波数は、前記交流電動機202の
回転速度に一致するため、フリーラン状態の交流電動機
202の回転速度を推定することができる。図6は前記
交流電動機が正転している場合について考えたが、前記
交流電動機が逆転している場合には、残留電圧の位相の
回転方向が異なるだけで同様に考えることができる。こ
れを図7に示す。このように、残留電圧を観測すれば、
交流電動機の回転方向を含めて、回転速度を推定でき
る。
【0013】次に、瞬停が発生してから復電により再始
動する場合の動作について説明する。前記交流電動機2
02を運転中に瞬停が発生すると、電力変換器201は
運転を停止し、交流電動機202はフリーラン状態とな
る。電源が復帰し、電力変換器201が運転可能な状態
になると、瞬停再始動回路211がトルク電流指令値i
qrefと励磁電流指令値idrefと周波数f1を強
制的に零とする。そして、前記零電流制御を実施して、
前記出力電圧演算回路209から前記交流電動機202
の残留電圧の大きさと位相である出力電圧指令値V1r
efとその電圧位相θvを演算する。瞬停再始動管理回
路211は、前記出力電圧演算回路209が出力する出
力電圧指令値V1refが任意に設定された電圧レベル
よりも大きい場合には、電圧位相θvを入力として、前
記速度推定回路212は、交流電動機の回転速度の推定
値frを出力することを管理する。前記出力電圧演算回
路209が出力する出力電圧指令値V1refが任意に
設定された電圧レベルよりも小さい場合には、前記交流
電動機202が停止または低速度で回転しているため
に、前記出力電圧指令値V1refが小さいのか、前記
交流電動機は高速度で回転しているが、瞬停時間が交流
電動機の二次時定数に比べ長いために残留電圧が小さく
なってしまったのか、判断できない。そのため、瞬停再
始動管理回路211は、任意に設定した時間、任意のレ
ベルの直流電流を流し、再励磁を試みて、もう一度、前
記零電流制御を実施して、前記出力電圧演算回路209
から前記交流電動機202の残留電圧の大きさと位相で
ある出力電圧指令値V1refとその電圧位相θvを演
算する。そして、瞬停再始動管理回路211は、前記出
力電圧演算回路209が出力する出力電圧指令値V1r
efが任意に設定された電圧レベルよりも大きい場合に
は、電圧位相θvを入力として、前記速度推定回路21
2は、交流電動機の回転速度の推定値frを出力するこ
とを管理する。
【0014】瞬停再始動管理回路211は、再励磁した
後に、前記出力電圧演算回路209が出力する出力電圧
指令値V1refが任意に設定された電圧レベルよりも
小さい場合には、電圧位相θvを入力として、前記速度
推定回路212が、交流電動機は停止している判断する
ことを管理する。瞬停再始動管理回路211は、前記の
ように前記出力電圧演算回路209が出力する出力電圧
指令値V1refを観察して、速度推定回路212が交
流電動機の速度を推定値の出力すると、零電流制御をや
めて、通常運転状態に入る。零電流制御状態から通常運
転に移行する場合に、周波数f1だけ一致させて前記電
力変換器201を始動しても、前記交流電動機には過大
な電流が流れたりして、スムーズな始動ができない可能
性がある。これを防止するためには、零電流制御中の残
留電圧の大きさと位相が通常制御に移行する瞬間にも連
続すれば良い。瞬停再始動管理回路211は、電力変換
器の出力電圧指令値V1ref及び電力変換器出力位相
θdeg及び出力周波数f1に初期値を設定することを
管理する。前記電力変換器の出力電圧指令値V1ref
は零電流制御中に前記出力電圧演算回路209により演
算された出力電圧指令値V1refを設定する。ここ
で、零電流制御により測定した残留電圧は、交流電動機
202の誘起電圧eであるので、前記V/f変換器20
8の出力電圧Erefの初期値として、零電流制御中に
前記出力電圧演算回路209により演算された出力電圧
指令値V1refを設定する。前記出力周波数f1の初
期値は、前記速度推定回路212が出力する交流電動機
202の回転速度の推定値frを設定する。通常運転状
態では、前記電力変換器出力位相θdegは交流電動機
202の磁束の位相を基準にして制御するが、零電流制
御中は交流電動機202の誘起電圧eの位相を出力して
いるので、正転の場合には90度位相が進んでいて、逆
転の場合には90度位相が遅れている。従って、前記電
力変換器出力位相θdegの初期値は、零電流制御の最
後の位相から回転方向に応じて90度位相を修正した
後、前記速度推定回路212が出力する交流電動機20
2の回転速度の推定値frで位相が進んでいる分を補正
した値を設定する。瞬停再始動管理回路211は、前記
V/f変換器208の出力電圧Erefの初期値が、そ
の交流電動機202の正規の誘起電圧より小さい場合に
は、正規の誘起電圧に相当するまで、徐々に増加させる
ことを管理する。以上の動作が終了すると、通常運転状
態となるため、瞬停再始動管理回路211の動作は終了
する。
【0015】また、図8は本発明における交流電動機の
制御装置の第4の実施形態の構成を示すブロック図であ
る。本実施形態における電動機の制御装置は、電力変換
器201、交流電動機202、電流検出器203、電流
座標変換回路204、トルク電流制御回路205、励磁
電流制御回路206、位相演算回路207、V/f変換
回路208、出力電圧演算回路209、スイッチングパ
ターン発生回路210、瞬停再始動管理回路211、速
度推定回路212Bを備えている。第4の実施形態で
は、第3の実施形態とほぼ同じ構成であるので、説明は
省略する。第3の実施形態の速度推定回路212Aと第
4の実施形態の速度推定回路212Bは、入力が異なる
だけで、機能は同じである。
【0016】次に、図9の交流電動機にd軸電圧を与え
た場合の電流検出値の変化を使って、残留電圧がない場
合のフリーラン状態の交流電動機202の速度を推定す
る方法について説明する。瞬停等でフリーラン状態の交
流電動機202は、残留電圧を発生するが、瞬停時間が
交流電動機の2次回路時定数よりも長い場合には、残留
電圧がなくなってしまう。この場合には、第3の実施形
態では交流電動機の速度を推定することはできない。そ
こで、第4の実施形態では、フリーラン中の交流電動機
に励磁電流を流し、磁束を立ち上げる際の過度的にロー
タに流れる二次電流の周波数f1を検出して、交流電動
機の速度を推定するものである。まず、交流電動機を励
磁するため、励磁電流指令idrefはある設定した値
を、トルク電流指令には零をそれぞれ与え、励磁電流制
御回路206で励磁電流検出値idfbを励磁電流指令
idrefに一致させるように制御する。モータ速度情
報を得るためにトルク電流制御回路205は制御しな
い。仮に、モータが停止している状態であれば、d軸に
必要な電圧は一次抵抗降下分であるので、d軸電圧指令
Vd*に一次抵抗降下分を初期値として与え、q軸電圧
指令Vq*は零とする。交流電動機の速度がわからない
ので、周波数も零とする。これは任意の位相に直流電圧
指令Vdrefを与えていることと等価である。この
時、交流電動機2が回転していると、トルク電流検出値
iqfbは図9のように変化する。トルク電流検出値i
qfbの周波数はフリーラン中の交流電動機202の速
度と一致する。このトルク電流検出値iqfbの周波数
を計測することにより、交流電動機202の速度を検出
できる。
【0017】図9は前記交流電動機が正転している場合
について考えたが、前記交流電動機が逆転している場合
には、励磁電流検出値idfbとトルク電流検出値iq
fbの位相の関係が異なる。これを図10に示す。この
ように、正転の場合には、励磁電流検出値idfbの方
がトルク電流検出値iqfbより進み、逆転の場合に
は、励磁電流検出値idfbの方がトルク電流検出値i
qfbより遅れる。このように、直流電圧を印加するこ
とで、交流電動機の回転方向を含めて、回転速度を推定
できる。モータのフリーラン速度が低い場合には、励磁
電流検出値idfbにはほとんど振幅が発生しなくなる
ため、この方法だけでは回転方向を検出できなくなる。
しかし、モータが回転している場合には、トルク電流検
出値iqfbに正弦波状の信号が表れる。正転の場合に
は正弦波状の信号が180度位相から始まり、逆転の場
合には0位相から始まる。このように、どちらの位相か
ら始まったかで、回転方向を検出できる。
【0018】次に、瞬停が発生してから復電により再始
動する場合の動作について説明する。前記交流電動機2
02を運転中に瞬停が発生すると、電力変換器201は
運転を停止し、交流電動機202はフリーラン状態とな
る。電源が復帰し、電力変換器201が運転可能な状態
になると、瞬停再始動回路211がトルク電流指令値i
qrefと励磁電流指令値idrefと周波数f1を強
制的に零とする。そして、前記零電流制御を実施して、
前記出力電圧演算回路209から前記交流電動機2の残
留電圧の大きさと位相である出力電圧指令値V1ref
とその電圧位相θvを演算する。前記出力電圧演算回路
209が出力する出力電圧指令値V1refが任意に設
定された電圧レベルよりも小さい場合には、前記交流電
動機202が停止または低速度で回転しているために前
記出力電圧指令値V1refが小さいのか、それとも前
記交流電動機は高速度で回転しているが瞬停時間が交流
電動機の二次時定数に比べ長いために残留電圧が小さく
なってしまったのか、どちらであるのかについて瞬停再
始動管理回路211は判断ができない。そのため、瞬停
再始動管理回路211は、任意に設定した時間、任意の
レベルの直流電圧を印加することで、直流電流を流し、
励磁電流検出値idfb及びトルク電流検出値iqfb
を前記速度推定回路212Bに入力し、前記の方法によ
り交流電動機の回転速度の推定値を出力することを管理
する。瞬停再始動管理回路211は、速度推定回路21
2Bが交流電動機の速度推定値を出力すると、直流電圧
を印加することをやめて、通常運転状態に入る。直流電
圧印加状態から通常運転に移行する場合に、前記電力変
換器201には速度推定回路212Bが出力する速度推
定値に相当する周波数f1を設定すれば良いが、交流電
動機の回転速度に応じた誘起電圧である電圧指令を与え
て始動すると、前記交流電動機には過大な電流が流れた
りし、スムーズな始動ができない可能性がある。これを
防止するために、瞬停再始動管理回路211は、前記V
/f変換器8の出力電圧が、その交流電動機202の正
規の誘起電圧に相当するまで、徐々に増加させることを
管理する。
【0019】上記の実施の形態では、励磁電流制御回路
206のみを動作させることを考えたが、トルク電流制
御回路205のみを動作させても良いし、どちらの電流
制御回路も動作させなくても良い。また、直流電圧指令
をq軸方向に与えても良い。
【0020】次に、本発明の第5の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図11は本発明における
交流電動機の制御装置の第5の実施形態の構成を示すブ
ロック図である。本実施形態における電動機の制御装置
は、電力変換器201、交流電動機202、電流検出器
203、電流座標変換回路204、トルク電流制御回路
205、励磁電流制御回路206、位相演算回路20
7、V/f変換回路208、出力電圧演算回路209、
スイッチングパターン発生回路210、瞬停再始動管理
回路211、速度推定回路212を備えている。電力変
換器201は、パワー素子により三相交流を変換した直
流電圧をPWM制御方式により任意の周波数と電圧の交
流に変換し、交流電動機202に供給する。電流検出器
203は、前記交流電動機202に供給される電流を検
出する。電流座標変換回路204は、前記電流検出器2
03で検出された電流をトルク電流検出値iqfbと励
磁電流検出値idfbに分離する。トルク電流制御回路
205は、与えられたトルク電流指令値iqrefと前
記トルク電流検出値iqfbとが一致するように第1の
q軸電圧指令値Vqrefを演算する。励磁電流制御回
路206は、与えられた励磁電流指令値idrefと前
記励磁電流検出値idfbとが一致するようにd軸電圧
指令値Vdrefを演算する。位相演算回路207は、
与えられた周波数f1を積分することにより、位相を演
算する。V/f変換回路208は、前記与えられた周波
数f1から交流電動機の誘起電圧に相当する電圧Ere
fを演算する。出力電圧演算回路209は、前記トルク
電流制御回路5の出力である第1のq軸電圧指令値Vq
refと前記V/f変換回路208の出力である電圧E
refを加算し、第2のq軸電圧指令値Vqrefを演
算し、前記第2のq軸電圧指令値Vqrefと前記d軸
電圧指令値Vdrefとから、出力電圧指令値V1re
fとその電圧位相θvを出力する。スイッチングパター
ン発生回路210は、前記出力電圧指令値V1ref及
び前記電圧位相θvと前記位相を加算した電力変換器出
力位相θdegから、電力変換器201のスイッチング
パターンを決定する。瞬停再始動管理回路211は、瞬
時停電を検出した後、電源が復旧して再始動する場合や
運転指令が入力され始動する場合に、前記電力変換器2
01を正常に運転するように管理する。速度推定回路2
12は、フリーラン状態の交流電動機202の速度fr
を推定する回路である。次に、図12の交流電動機にd
軸電圧を与えた場合の電流検出値の変化を使って、残留
電圧がない場合のフリーラン状態の交流電動機202の
速度を推定する方法について説明する。瞬停等でフリー
ラン状態の交流電動機202は、残留電圧を発生する
が、瞬停時間が交流電動機の2次回路時定数よりも長い
場合には、残留電圧がなくなってしまう。そこで、第2
の実施形態では、フリーラン中の交流電動機に励磁電流
を流し、磁束を立ち上げる際の過度的にロータに流れる
二次電流の周波数を検出して、交流電動機の速度を推定
するものである。まず、交流電動機を励磁するため、励
磁電流指令idrefはある設定した値を、トルク電流
指令iqrefには零をそれぞれ与え、励磁電流制御回
路206で励磁電流検出値idを励磁電流指令idre
fに一致させるように設定された時間だけ制御する。そ
の後、励磁電流指令idrefの符号と大きさを変更し
て、設定された時間だけ制御する。モータ速度情報を得
るためにトルク電流制御回路205は制御しない。d軸
電圧指令Vdrefとq軸電圧指令Vqrefは零とす
る。交流電動機の速度がわからないので、周波数も零と
する。この時、交流電動機202が回転していると、ト
ルク電流検出値iqfbは図12のように変化する。励
磁電流指令の符号が負の場合には、トルク電流検出値i
qfbは位相が0度から始まる正弦波に変化し、励磁電
流指令の符号が正の場合には、トルク電流検出値iqf
bは位相が180度から始まる正弦波に変化する。この
トルク電流検出値iqfbの正弦波の周波数はフリーラ
ン中の交流電動機202の速度と一致する。このトルク
電流検出値iqfbの周波数を計測することにより、交
流電動機202の速度を検出できる。図12は前記交流
電動機202が正転している場合について考えたが、前
記交流電動機202が逆転している場合には、図13の
ような波形が得られる。このように、励磁電流指令id
refの符号が正のときには、正転の場合にトルク電流
検出値iqfbは位相が0度から始まり、逆転の場合
に、180度の位相より始まる。このように、励磁電流
指令idrefを与え制御することで、交流電動機20
2の回転方向を含めて、回転速度を推定できる。次に、
瞬停が発生してから復電により再始動する場合の動作に
ついて説明する。前記交流電動機202を運転中に瞬停
が発生すると、電力変換器201は運転を停止し、交流
電動機202はフリーラン状態となる。電源が復帰し、
電力変換器201が運転可能な状態になると、瞬停再始
動回路211がトルク電流指令値iqrefと励磁電流
指令値idrefと周波数f1を強制的に零とする。そ
して、前記零電流制御を実施して、前記出力電圧演算回
路209から前記交流電動機202の残留電圧の大き
さ、位相である出力電圧指令値V1refとその電圧位
相θvを演算する。瞬停再始動管理回路211は、前記
出力電圧演算回路209が出力する出力電圧指令値V1
refが任意に設定された電圧レベルよりも小さい場合
には、前記交流電動機202が停止または低速度で回転
しているために、前記出力電圧指令値V1refが小さ
いのか、前記交流電動機は高速度で回転しているが、瞬
停時間が交流電動機202の二次時定数に比べ長いため
に残留電圧が小さくなってしまったのか、判断できな
い。そのため、瞬停再始動管理回路211は、任意に設
定した時間、励磁電流指令値idrefに直流電流指令
を与えた後、直流電流指令の符号と大きさを変え電流制
御し、トルク電流検出値iqを前記速度推定回路212
に入力し、前記の方法により交流電動機202の回転速
度の推定値を出力することを管理する。瞬停再始動管理
回路211は、任意に設定された時間経過すると、電流
制御するのを停止させ、速度推定回路212が交流電動
機202の速度推定値を出力するので、通常運転状態に
入る。直流電圧印加状態から通常運転に移行する場合
に、前記電力変換器201には速度推定回路212が出
力する速度推定値に相当する周波数を設定すれば良い
が、交流電動機202の回転速度に応じた誘起電圧であ
る電圧指令を与えて始動すると、前記交流電動機202
には過大な電流が流れたりし、スムーズな始動ができな
い可能性がある。これを防止するために、瞬停再始動管
理回路11は、前記V/f変換器8の出力電圧が、その
交流電動機202の正規の誘起電圧に相当するまで、徐
々に増加させることを管理する。上記実施例では、励磁
電流制御回路206のみを動作させることを考えたが、
トルク電流制御回路205のみを動作させても良いし、
どちらの電流制御回路も動作させなくても良い。また、
励磁電流指令値idrefを与えて電流制御せずとも、
直流電圧を印加することでも、同様の現象が発生するた
め、速度推定と回転方向検出が可能となる。また、残留
電圧が全くない場合には、励磁電流指令値idrefは
1方向のみで良いが、残留電圧があると残留電圧の大き
さと位相によって、一度目の励磁電流指令値idref
のときの挙動が変わるため、モータ速度の検出は可能で
あるが、回転方向は二度目の励磁電流指令値idref
のときに検出する。また、モータ速度が高い場合には、
正転のとき励磁電流検出値idfbの方がトルク電流検
出値iqfbより進み、逆転のとき励磁電流検出値id
fbの方がトルク電流検出値iqfbより遅れる、とい
うことを利用しても回転方向を検出することができる。
また、交流電動機2に流れる電流をトルク電流と励磁電
流に分離して、それぞれ独立に制御する ベクトル制御を行う電力変換装置として説明したが、V
/f一定制御を行う電力変換装置においても、瞬停再始
動時に交流電動機に流れる電流をトルク電流と励磁電流
に分離して、をそれぞれ独立に制御する電流制御回路を
付加すれば、全く同様の処理で本発明を実施することが
できる。また、上記実施例では瞬停再始動時の動作とし
て説明したが、長時間、交流電動機がフリーランしてい
る状態で始動する場合にも、上記と同様の処理で本発明
を実施することができる。このようにすれば、交流電動
機に残留電圧があってもなくても、交流電動機の速度を
推定することができるので、瞬停再始動時等に迅速に、
かつ、スムーズに再運転が行えるという利点がある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
交流電動機がフリーランにある場合に交流電動機の電流
をゼロにするように強制的に電流制御し、この時の電流
制御部出力を用いて演算する出力電圧指令信号を基に、
交流電動機の残留電圧の位相および角速度を求めるの
で、残留電圧の位相と角速度が精度良く測定可能にな
り、瞬停再始動時等に迅速に、且つ、スムーズに再運転
を行えるという効果がある。また、残留電圧の位相およ
び角速度を求める際に、保持回路に事前の速度信号を保
持して位相指令信号を加算した値より残留電圧の位相お
よび角速度を求めるので、位相指令信号の連続性が保た
れ機械性のショック、あるいは可変速制御装置のトリッ
プ等の発生を防止して、安定な再運転が可能となる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る交流電動機の
可変速制御装置のブロック図である。
【図2】図1に示す2相/3相変換器の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図1に示す交流電動機のフリーラン状態時の動
作波形を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る交流電動機の
可変速制御装置のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る交流電動機の
制御装置のブロック図である。
【図6】交流電動機の残留電圧の軌跡と電流制御器の出
力電圧指令及び位相(正転時)との関係を示す線図であ
る。
【図7】交流電動機の残留電圧の軌跡と電流制御器の出
力電圧指令及び位相(逆転時)との関係を示す線図であ
る。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る交流電動機の
制御装置のブロック図である。
【図9】交流電動機にd軸電圧を与えた場合の電流検出
値の変化(正転)を示す線図である。
【図10】交流電動機にd軸電圧を与えた場合の電流検
出値の変化(逆転)を示す線図である。
【図11】本発明の第5の実施の形態に係る交流電動機
の制御装置のブロック図である。
【図12】交流電動機に励磁電流指令を与えた場合のト
ルク電流検出値の変化(正転)を示す線図である。
【図13】交流電動機に励磁電流指令を与えた場合のト
ルク電流検出値の変化(逆転)を示す線図である。
【符号の説明】
1 電力変換器 2 電流ベクトル制御回路 3 3相/2相変換器 4 一次角周波数演算回路 5 励磁電流制御回路 6 トルク電流制御回路 7 2相/3相変換器 8 電圧パターン作成器 9 交流電動機 10 積算器 11 瞬停再始動管理回路 12 磁化電流指令切替器 13 トルク電流切替器 14 位相指令切替器 15 信号保持回路 70 電圧指令振幅演算器 71 電圧指令位相演算器 72 電圧指令変換器 201 電力変換器 202 交流電動機 203 電流検出器 204 電流座標変換回路 205 トルク電流制御回路 206 励磁電流制御回路 207 位相演算回路 208 V/f変換回路 209 出力電圧演算回路 210 スイッチングパターン発生回路 211 瞬停再始動管理回路 212 速度推定回路 212A 速度推定回路(残留電圧がある場合) 212B 速度推定回路(残留電圧がない場合)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川地 智洋 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内 Fターム(参考) 5H576 BB09 BB10 CC05 DD02 DD04 EE01 EE11 FF01 GG04 HA02 HB01 JJ03 JJ04 JJ15 JJ22 JJ25 LL14 LL22 LL25 LL39 MM03 MM13

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電動機へ電力を出力する電力変換器
    を有し、電流指令信号と前記電力変換器の出力電流検出
    信号の偏差信号に基づいて、前記電力変換器の出力電流
    を制御する電流制御部を備え、前記交流電動機がフリー
    ラン状態にある場合に、前記交流電動機の電流をゼロに
    するように強制的に前記電流指令信号をゼロとして電流
    制御し、この時の前記電流制御部出力を用いて演算する
    出力電圧指令信号を基に、前記交流電動機の残留電圧の
    大きさと位相および角速度を求めることを特徴とする交
    流電動機の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の交流電動機の制御方法に
    おいて、前記出力電圧指令信号を基に前記交流電動機の
    残留電圧の位相および角速度を求める際に、信号保持手
    段を設け、交流電動機がフリーランする直前の位相指令
    信号と前記出力電圧指令信号の位相信号との加算値より
    前記残留電圧の大きさと位相および角速度を求めること
    を特徴とする交流電動機の制御方法。
  3. 【請求項3】 電力変換器で交流電動機へ任意の電力を
    出力し、前記電動機に供給される電流を電流検出回路で
    検出し、与えられた電流指令と前記電流検出回路で検出
    した電流検出値が一致するように電流制御回路で制御
    し、前記電流制御回路から出力する電圧指令から前記電
    力変換器のスイッチングを決定する制御方法において、 始動時に前記電力変換器を正常に運転するように始動管
    理回路で管理し、フリーラン状態の前記交流電動機の速
    度を速度推定回路で推定することを特徴とする交流電動
    機の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の電動機の制御方法におい
    て、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が前記交流電動機の速度を推定す
    ることを特徴とする電動機の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の電動機の制御方法
    において、前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零
    にして、前記電流制御回路により、前記電流検出値を零
    にするような前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが
    設定された電圧レベルより低い場合には、電流指令値を
    零から設定されたレベルの直流電流指令を設定された時
    間印加した後、再度強制的に電流指令を零にして、前記
    電流制御回路により、前記電流検出値を零にするような
    前記電圧指令を演算し、前記速度推定回路が前記交流電
    動機の速度を推定することを特徴とする電動機の制御方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5のいずれか1項記載の電動
    機の制御方法において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定された
    電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定
    されたレベルの直流電流指令を設定された時間印加した
    後、再度強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回
    路により、前記電流検出値を零にするような前記電圧指
    令を演算した場合にも、その電圧レベルが設定された電
    圧レベルより低い場合には前記速度推定回路が前記交流
    電動機が停止していると推定することを特徴とする電動
    機の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項記載の電動
    機の制御方法において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速
    度と前記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電
    動機を始動することを特徴とする電動機の制御方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の電動
    機の制御方法において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速
    度と前記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電
    動機を始動する際に、前記電力変換器の出力する電圧指
    令の大きさが、前記交流電動機の速度に対する正規の誘
    起電圧に相当する電圧レベルになるまで、徐々に電圧指
    令を増加していくことを特徴とする電動機の制御方法。
  9. 【請求項9】 交流電動機へ任意の電力を出力する電力
    変換器と、前記電動機に供給される電流を検出する電流
    検出回路と与えられた電流指令と前記電流検出回路で検
    出した電流検出値が一致するように制御する電流制御回
    路と、前記電流制御回路から出力する電圧指令から電力
    変換器のスイッチングを決定する制御装置において、 始動管理回路とフリーラン状態の前記交流電動機の速度
    を推定する速度推定回路を有することを特徴とする電動
    機の制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の電動機の制御装置にお
    いて、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が前記交流電動機の速度を推定す
    ることを特徴とする電動機の制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10記載の電動機の制御
    装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定された
    電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定
    されたレベルの直流電流指令を設定された時間印加した
    後、再度強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回
    路により、前記電流検出値を零にするような前記電圧指
    令を演算し、前記速度推定回路が前記交流電動機の速度
    を推定することを特徴とする電動機の制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項9〜11のいずれか1項記載の
    電動機の制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定された
    電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定
    されたレベルの直流電流指令を設定された時間印加した
    後、再度強制的に電流指令を零にして、前記電流制御回
    路により、前記電流検出値を零にするような前記電圧指
    令を演算した場合にも、その電圧レベルが設定された電
    圧レベルより低い場合には前記速度推定回路が前記交流
    電動機が停止していると推定することを特徴とする電動
    機の制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項9〜12のいずれか1項記載の
    電動機の制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速
    度と前記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電
    動機を始動することを特徴とする電動機の制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれか1項記載の
    電動機の制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令の時間変化によ
    り、前記速度推定回路が、推定した前記交流電動機の速
    度と前記電圧指令の大きさと位相を初期値として交流電
    動機を始動する際に、前記電力変換器の出力する電圧指
    令の大きさが、前記交流電動機の速度に対する正規の誘
    起電圧に相当する電圧レベルになるまで、徐々に電圧指
    令を増加していくことを特徴とする電動機の制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項3記載の交流電動機の制御方法
    において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより大きい場合には、前記電圧指令の位相の時
    間変化により、前記速度推定回路が前記交流電動機の速
    度を推定し、前記電力変換器を始動する時の初期値とし
    て、前記電圧指令の大きさと位相と前記交流電動機の速
    度推定値に相当する周波数を設定し、始動することを特
    徴とする交流電動機の制御方法。
  16. 【請求項16】 交流電動機へ電力を出力する電力変換
    器を有し、電流指令信号と前記電力変換器の出力電流検
    出信号の偏差信号に基づいて、前記電力変換器の出力電
    流を制御する電流制御部を備え、前記交流電動機がフリ
    ーラン状態にある場合に、前記交流電動機に任意の直流
    電流を設定した時間供給し、前記電力変換器の出力電流
    検出信号に表れる周波数成分を検出し、この周波数成分
    から前記交流電動機の速度を推定することを特徴とする
    交流電動機の制御方法。
  17. 【請求項17】 請求項3記載の交流電動機の制御方法
    において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定された
    電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定
    されたレベルの直流電流指令あるいは設定したレベルの
    直流電圧指令を設定された時間印加し、前記速度推定回
    路が電流検出値に表れる周波数成分を検出し、この周波
    数成分を交流電動機の速度と推定して、前記電力変換器
    を始動する時の初期値として、前記交流電動機の速度推
    定値に相当する周波数を設定して始動することを特徴と
    する交流電動機の制御方法。
  18. 【請求項18】 請求項3記載の交流電動機の電動機の
    制御方法において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定さ
    れたレベルの直流電流指令値に変更し、設定された時間
    印加し、その後電流指令の符号をと大きさを変更して、
    設定された時間印加する。このとき、前記速度推定回路
    が電流検出値に表れる周波数成分を検出し、この周波数
    成分を交流電動機の速度と推定して、前記電力変換器を
    始動する時の初期値として、前記交流電動機の速度推定
    値に相当する周波数を設定して始動することを特徴とす
    る交流電動機の制御方法。
  19. 【請求項19】 請求項3記載の交流電動機の電動機の
    制御方法において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより低い場合には、電流制御することをやめ、
    任意の方向に直流電圧指令を設定された時間印加し、そ
    の後前記直流電圧の指令方向と180°位相を変えた方
    向に任意の大きさの電流指令を与え、設定された時間再
    び電流制御する。このとき、前記速度推定回路が電流検
    出値に表れる周波数成分を検出し、この周波数成分を交
    流電動機の速度と推定して、前記電力変換器を始動する
    時の初期値として、前記交流電動機の速度推定値に相当
    する周波数を設定して始動することを特徴とする交流電
    動機の制御方法。
  20. 【請求項20】 請求項9記載の交流電動機の電動機の
    制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより大きい場合には、前記電圧指令の位相の時
    間変化により、前記速度推定回路が前記交流電動機の速
    度を推定し、前記電力変換器を始動する時の初期値とし
    て、前記電圧指令の大きさと位相と前記交流電動機の速
    度推定値に相当する周波数を設定し、始動することを特
    徴とする交流電動機の制御装置。
  21. 【請求項21】 請求項9記載の交流電動機の制御装置
    において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、その電圧レベルが設定された
    電圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定
    されたレベルの直流電流指令あるいは設定したレベルの
    直流電圧指令を設定された時間印加し、前記速度推定回
    路が電流検出値に表れる周波数成分を検出し、この周波
    数成分を交流電動機の速度と推定して、前記電力変換器
    を始動する時の初期値として、前記交流電動機の速度推
    定値に相当する周波数を設定して始動することを特徴と
    する交流電動機の制御装置。
  22. 【請求項22】 請求項9記載の交流電動機の電動機の
    制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより低い場合には、電流指令値を零から設定さ
    れたレベルの直流電流指令値に変更し、設定された時間
    印加し、その後電流指令の符号をと大きさを変更して、
    設定された時間印加する。このとき、前記速度推定回路
    が電流検出値に表れる周波数成分を検出し、この周波数
    成分を交流電動機の速度と推定して、前記電力変換器を
    始動する時の初期値として、前記交流電動機の速度推定
    値に相当する周波数を設定して始動することを特徴とす
    る交流電動機の制御装置。
  23. 【請求項23】 請求項9記載の交流電動機の電動機の
    制御装置において、 前記始動管理回路は、強制的に電流指令を零にして、前
    記電流制御回路により、前記電流検出値を零にするよう
    な前記電圧指令を演算し、前記電圧指令が設定された電
    圧レベルより低い場合には、電流制御することをやめ、
    任意の方向に直流電圧指令を設定された時間印加し、そ
    の後前記直流電圧の指令方向と180°位相を変えた方
    向に任意の大きさの電流指令を与え、設定された時間再
    び電流制御する。このとき、前記速度推定回路が電流検
    出値に表れる周波数成分を検出し、この周波数成分を交
    流電動機の速度と推定して、前記電力変換器を始動する
    時の初期値として、前記交流電動機の速度推定値に相当
    する周波数を設定して始動することを特徴とする交流電
    動機の制御装置。
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