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JP2007228662A - 誘導電動機の制御装置 - Google Patents

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JP2007228662A JP2006043909A JP2006043909A JP2007228662A JP 2007228662 A JP2007228662 A JP 2007228662A JP 2006043909 A JP2006043909 A JP 2006043909A JP 2006043909 A JP2006043909 A JP 2006043909A JP 2007228662 A JP2007228662 A JP 2007228662A
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Hiromitsu Suzuki
寛充 鈴木
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Toshiba Mitsubishi Electric Industrial Systems Corp
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Abstract

【課題】インバータの出力電圧検出手段を用いることなく、且つ過大な電流を流すことなく再起動時に電動機の回転周波数及び位相を推定可能な誘導電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】 コンバータ2と、インバータ4と、電流検出手段5と、コンバータ2の入力電圧の低下を検出する電圧検出手段14と、速度検出手段7と、制御部10とで構成し、制御部10は、誘導電動機6の電圧、電流をq軸とこれに直交するdに変換してこれ等を独立に制御するベクトル制御によってインバータ4を制御するようにし、d軸電圧基準を周波数に換算してインバータ出力周波数に補正加算して、d軸電圧基準がゼロになるように制御し、電圧検出手段5による検出電圧が所定値以下となったとき、d軸電流基準及びq軸電流基準を共にゼロに切替えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、誘導電動機を可変速制御するベクトル制御形インバータからなる電動機制御装置に関する。
瞬時電圧低下等でインバータの入力電圧が低下し、フリーラン状態となっている誘導電動機をインバータで再起動する場合、供給するインバータ出力電圧の周波数、位相及び振幅を、フリーラン状態にある誘導電動機の回転周波数、残留電圧位相及び振幅と一致させることが必要となる。電圧の位相及び振幅に差があれば、インバータに過大な電流が流れ、周波数に差があれば、誘導電動機にインパクトトルクを与える、或いは誘導電動機からインバータへ過大な回生電流が流れる等の不具合を生じる。
従来から、誘導電動機の回転周波数、電圧位相及び振幅を求める手法として、電動機の残留誘起電圧から回転周波数、残留電圧位相を検出する手法がある。誘導電動機は電源が遮断されても、鉄心に残留する磁束が回転することにより回転周波数を持つ交流電圧を発生するので、この残留電圧を利用すれば回転速度を検出できる(例えば、特許文献1参照。)。
また、残留電圧が所定電圧以下のとき、適切な電圧を誘導電動機に印加し、そのときに流れる電流から電動機の回転数を推定する手法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開平8−331892号公報(第4−5頁、図1) 特開2004−1595007号公報(第4−6頁、図1)
特許文献1に示された手法は、誘導電動機の残留電圧は比較的短時間で消滅してしまうため、インバータの入力電圧が低下する停電時間が長い場合や、誘導電動機が駆動する負荷の慣性モーメントが小さい場合には適用困難であった。
また、特許文献2に示された手法は、検出電圧から誘導電動機の残留磁束を推定し、この推定された残留磁束に応じて適切な電圧を誘導電動機に印加し、そのとき流れる電流によって電動機の回転数を推定する手法であるが、微妙な推定誤差により電動機に流れる電流が過大となってしまう恐れがあった。
更に、特許文献1及び特許文献2に示された手法共、電動機の出力電圧を検出する電圧検出器が必要であった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたもので、インバータの出力電圧検出器を用いることなく、且つ過大な電流を流すことなく再起動時に電動機の回転周波数及び位相を推定可能な誘導電動機の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の発明である誘導電動機の制御装置は、交流電源の交流を直流に変換するコンバータと、前記コンバータの直流出力を交流に変換して誘導電動機を駆動するインバータと、前記インバータが出力する電流を検出する電流検出手段と、前記コンバータの入力電圧を検出する電圧検出手段と、前記誘導電動機の回転速度を検出する速度検出手段と、前記インバータを制御する制御部とを具備し、前記制御部は、速度指令と前記速度検出手段の検出速度の偏差及び前記誘導電動機の磁束基準に応じてq軸電流基準を得る速度制御部と、前記電流検出手段によって得られた電流を基準位相に基づいてq軸電流とこれに直交するd軸電流に変換する手段と、前記q軸電流基準と前記q軸電流の偏差に応じてq軸電圧基準を得るq軸電流制御部と、前記磁束基準から求めたd軸電流基準と前記d軸電流の偏差に応じてd軸電圧基準を得るd軸電流制御部と、前記q軸電圧基準及びd軸電圧基準を前記基準位相に基づいて3相の電圧基準に変換し、この3相の電圧基準に応じて前記インバータのゲート供給パルスを生成する手段と、前記q電流基準と前記磁束基準から前記誘導電動機のすべり周波数を演算する手段と、前記回転速度から得られる回転周波数と前記すべり周波数を加算してインバータ出力周波数を得、このインバータ出力周波数を積分して前記基準位相を得る手段と、前記d軸電圧基準を周波数に換算して前記インバータ出力周波数に補正加算して、前記d軸電圧基準がゼロになるように制御する補正制御手段とを有し、前記電圧検出手段による検出電圧が所定値以下となったとき、前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を共にゼロに切替えるようにしたことを特徴としている。
また、本発明の第2の発明である誘導電動機の制御装置は、交流電源の交流を直流に変換するコンバータと、前記コンバータの直流出力を交流に変換して誘導電動機を駆動するインバータと、前記インバータが出力する電流を検出する電流検出手段と、前記コンバータの入力電圧を検出する電圧検出手段と、前記インバータを制御する制御部とを具備し、前記制御部は、速度指令と演算によって求めた推定速度の偏差及び前記誘導電動機の磁束基準に応じてq軸電流基準を得る速度制御部と、前記電流検出手段によって得られた電流を基準位相に基づいてq軸電流とこれに直交するd軸電流に変換する手段と、前記q軸電流基準と前記q軸電流の偏差に応じてq軸電圧基準を得るq軸電流制御部と、前記磁束基準から求めたd軸電流基準と前記d軸電流の偏差に応じてd軸電圧基準を得るd軸電流制御部と、前記q軸電圧基準及びd軸電圧基準を前記基準位相に基づいて3相の電圧基準に変換し、この3相の電圧基準に応じて前記インバータのゲート供給パルスを生成する手段と、前記q電流基準と前記磁束基準から前記誘導電動機のすべり周波数を演算する手段と、前記q軸電圧基準、前記d軸電圧基準及び前記磁束基準からインバータ出力周波数を推定する手段と、このインバータ出力周波数を積分して前記基準位相を得る手段と、
このインバータ出力周波数から前記すべり周波数を減算して前記推定速度を得る手段と、
前記d軸電圧基準を周波数に換算して前記インバータ出力周波数に補正加算して、前記d軸電圧基準がゼロになるように制御する補正制御手段とを有し、前記電圧検出手段による検出電圧が所定値以下となったとき、前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を共にゼロに切替えるようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、インバータの出力電圧検出手段を用いることなく、且つ過大な電流を流すことなく再起動時に電動機の回転周波数及び位相を推定可能な誘導電動機の制御装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1に係る誘導電動機の制御装置を図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の実施例1に係る誘導電動機の制御装置の回路構成図である。
交流電源1から与えられる交流をコンバータ2によって直流に変換し、平滑コンデンサ3を介してインバータ4に与える。インバータ4は与えられた直流を交流に変換して誘導電動機6を駆動する。インバータ4の出力電流は電流検出器5によって検出される。また、交流電動機6の回転周波数(回転速度)は、交流電動機6に取り付けられた速度検出器7によって検出される。ここで、インバータ4は、例えば自己消弧型半導体素子をブリッジ接続して構成されるが、各々の自己消弧型半導体素子のゲートには、制御部10からゲートパルス与えられる。以下、制御部10の内部構成について説明する。
速度検出器7で検出された誘導電動機6の回転周波数ωrは速度基準ωr*と比較され、速度制御器11の入力となる。この速度制御器11の出力であるトルク基準T*は除算器12に与えられ、予め設定された磁束基準Φ*で除算され、更に定数K1倍されてq軸電流基準Iq*となる。このq軸電流基準Iq*は、q軸電流基準切替器13Aの一方の入力となる。q軸電流基準切替器13Aの他方の入力にはゼロが与えられ、コンバータ2の入力電圧低下を検出する電圧検出器14の検出電圧が所定値以下となったとき、q軸電流基準切替器13Aはゼロを選択する。
電流検出器5によって検出されたインバータ出力電流は、3相−2軸変換器17によって、ベクトル制御で用いる座標系として知られているd−q座標に変換され、この結果得られたq軸電流Iqと上述のq軸電流基準Iq*とが比較されてq軸電流制御器15Aの入力となる。
また、磁束基準Φ*を定数K2倍し、これに磁束基準Φ*の変化率を定数K3倍したものを加算してd軸電流基準Id*とし、このd軸電流基準Id*を、d軸電流基準切替器13Bの一方の入力とする。d軸電流基準切替器13Bの他方の入力にはゼロが与えられ、このd軸においてもq軸の場合と同様、コンバータ2の入力電圧を検出する電圧検出器14の検出電圧が所定値以下となったとき、d軸電流基準切替器13Bはゼロを選択する。そして、3相−2軸変換器16によってd−q座標変換されて得られたd軸電流Idと上述のd軸電流基準Id*が比較されてd軸電流制御器15Bの入力となる。
q軸電流制御器15Aの出力であるq軸電圧指令Vq及びd軸電流制御器15Bの出力であるd軸電圧指令Vdは2軸−3相変換器16に与えられ、2軸−3相変換器16はこれらを3相の電圧基準に変換し、ゲート制御器18に与える。ゲート制御器18においては、例えばPWM制御等の制御方法を用いて、インバータ4の出力が3相の電圧基準に追従するようにインバータ4を構成する各々の自己消弧型半導体素子の制御極にゲートパルスを供給する。
また、除算器12の出力であるq軸電流基準に電動機2次時定数に相当する定数であるK4を乗算し、これを除算器19によって磁束基準Φ*で除算することによってすべり周波数ωsを求め、このすべり周波数ωsと回転周波数ωrとを加算することにより、インバータ出力周波数ωが得られるように構成されている。このインバータ出力周波数ωに、d軸電圧指令Vdを位相補正器21によって周波数に換算した補正信号を加算して補正を行い補正されたインバータ出力周波数ω1を得る。
そして、この補正されたインバータ出力周波数ω1を積分器20で積分してベクトル制御における出力電圧位相θ1を求め、これを2軸−3相変換器16及び3相−2軸変換器17の変換のための基準位相としている。また、除算器19の出力側にスイッチ22を設け、電圧検出器14の検出電圧が所定値以下に低下したときにこのスイッチ22をオフさせるように構成する。
以上の構成において、位相補正器21はd軸電圧指令Vdが出力されている限り補正信号を出力して積分器20に与え続けるので、最終的にはd軸電圧指令Vd=0となるように補正されたインバータ出力周波数ω1及び出力電圧位相θ1を決めることになる。このとき、インバータ出力周波数ωは補正されたインバータ出力周波数ω1と等しくなる。この状態において、d軸は誘導電動機6の励磁軸と一致し、またq軸は誘導電動機6のトルク軸と一致する。
以上の構成によって、電圧検出器14の検出電圧が所定値以下に低下したとき、q軸電流Iq、d軸電流idが共にゼロとなるようにq軸電流制御器15A、d軸電流制御器15Bが夫々動作し、且つスイッチ22がオフとなって、すべりωsがゼロとなった状態で、d軸電圧指令Vdがゼロとなるようなインバータ出力周波数ω及び出力電圧位相θ1が得られる。
上記の動作について図2に示したタイムチャートを参照して説明する。
時刻t=T1でコンバータ入力電圧が降下した事を電圧検出器14が検出したとき、d軸及びq軸の電流基準切替器13A、13Bがd軸及びq軸の電流基準をゼロに切り替える。また同時にスイッチ22をオフした状態でd軸電圧基準をゼロに制御する。その結果、制御過渡期間を経過して時刻t=T2において、誘導電動機6の残留電圧はq軸成分だけとなり、そのときの位相は誘導電動機6の残留電圧の位相になる。時刻t=T2の後はd軸及びq軸の電流基準はゼロの状態で且つd軸電圧基準もゼロの状態が継続するので、q軸電圧基準の位相が誘導電動機6の残留電圧の位相と一致した状態が継続する。この状態においては、誘導電動機6はフリーランとなっているので回転周波数ωrは減少していき、従ってインバータ出力周波数ω1及びq軸電圧基準は減少していく。
上記のように制御系を構成することにより、インバータ4の出力電圧を監視する手段を設けることなく、誘導電動機6の残留電圧の周波数及び位相を検出することが可能となる。
次に、上記状態即ち時刻t=T2以降の状態でコンバータ入力電圧が復電し、電圧検出器14の検出信号がオフとなり、q軸電流基準切替器13Aはもとのq軸電流指令Iq*を、d軸電流基準切替器13Bはもとのd軸電流指令Id*を夫々選択し、スイッチ23をオンさせてすべりωsを制御に組み入れる。このようにすれば、再起動時のインバータ出力位相を誘導電動機6の残留電圧位に同期させて再起動を行なうことが可能となる。また、d軸を励磁軸に一致させながら再起動を行なうことが可能になるのでスムースに所期のベクトル制御によって運転することが可能となる。
図3は本発明の実施例2に係る電動機制御装置の回路構成図である。この実施例2の各部について、図1の実施例1に係る電動機制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例2が、実施例1と異なる点は、速度検出器7を省き、制御部10A内に磁束基準Φ*を基にq軸電圧基準Vq及びd軸電圧基準Vdを入力として速度推定を行う速度推定器24を設け、この速度推定器24の出力をインバータ出力周波数とし、このインバータ出力周波数からすべり演算器19の出力であるすべり周波数ωsを減算して回転周波数ωrを推定し、これを速度制御器11の入力にフィードバックするように構成している点である。
この図3に示した速度制御系は、所謂速度センサレスベクトル制御と呼ばれる制御方式であるが、上記のように誘導電動機6の回転速度を推定する部分が図1に示したベクトル制御の構成と異なるだけであり、基本的動作は図1のベクトル制御と同一である。従って、フリーラン時に誘導電動機6の残留電圧位相に同期させる制御に関する動作も図2のベクトル制御時のタイムチャートと同一となる。
尚、d軸電圧基準Vdは常時ゼロとなるように制御されているので、速度推定器24にはq軸電圧基準Vqのみを与えるように構成しても良い。また、すべり周波数ωsは、フリーラン時の周波数制御の外乱にはならないので、スイッチ22を省略しても良い。
図4は本発明の実施例3に係る電動機制御装置の回路構成図である。この実施例3の各部について、図1の実施例1に係る電動機制御装置の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例3が、実施例1と異なる点は、制御部10B内の電圧検出器14の出力側にOR回路24を設け、電圧検出器14の出力をOR回路25の一方の入力とし、OR回路25の他方には外部から与えられるインバータ運転指令信号EXTの逆信号を入力するように構成した点である。
上記の構成とすることにより、インバータ運転指令信号EXTがオフした場合においても、電圧検出器14が電圧低下を検出したときと全く同様に、電流基準切替器13A及び13Bを動作させてd軸及びq軸電流基準をゼロに設定し、かつ位相補正器21を動作させてd軸電圧基準Vdをゼロに制御することができる。このようにすることにより、コンバータ入力電圧の低下がない状態でインバータ運転指令信号EXTをオフする場合においても実施例1の場合と同様、誘導電動機6の残留電圧位相を求めることが可能である。また、インバータ運転指令信号EXTが再度オンした場合は、実施例1において電圧検出器14が復電を検出したときの動作と同一となり、ベクトル制御に基づく速やかな再起動が可能となる。
本発明の実施例1に係る誘導電動機の制御装置の回路構成図。 電圧低下検出時の本発明の誘導電動機の制御装置の動作を示すタイムチャート。 本発明の実施例2に係る誘導電動機の制御装置の回路構成図。 本発明の実施例3に係る誘導電動機の制御装置の回路構成図。
符号の説明
1 交流電源
2 コンバータ
3 平滑コンデンサ
4 インバータ
5 電流検出器
6 誘導電動機
7 速度検出器
10、10A、10B 制御部
11 速度制御器
12 除算器
13A、13B 電流基準切替器
14 電圧検出器
15A、15B 電流制御器
16 2軸3相変換回路
17 3相2軸変換回路
18 ゲートパルス生成器
19 除算器
20 積分器
21 位相補正器
22 スイッチ
23 速度推定器
24 OR回路

Claims (5)

  1. 交流電源の交流を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの直流出力を交流に変換して誘導電動機を駆動するインバータと、
    前記インバータが出力する電流を検出する電流検出手段と、
    前記コンバータの入力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記誘導電動機の回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記インバータを制御する制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、
    速度指令と前記速度検出手段の検出速度の偏差及び前記誘導電動機の磁束基準に応じてq軸電流基準を得る速度制御部と、
    前記電流検出手段によって得られた電流を基準位相に基づいてq軸電流とこれに直交するd軸電流に変換する手段と、
    前記q軸電流基準と前記q軸電流の偏差に応じてq軸電圧基準を得るq軸電流制御部と、
    前記磁束基準から求めたd軸電流基準と前記d軸電流の偏差に応じてd軸電圧基準を得るd軸電流制御部と、
    前記q軸電圧基準及びd軸電圧基準を前記基準位相に基づいて3相の電圧基準に変換し、この3相の電圧基準に応じて前記インバータのゲート供給パルスを生成する手段と、
    前記q電流基準と前記磁束基準から前記誘導電動機のすべり周波数を演算する手段と、
    前記回転速度から得られる回転周波数と前記すべり周波数を加算してインバータ出力周波数を得、このインバータ出力周波数を積分して前記基準位相を得る手段と、
    前記d軸電圧基準を周波数に換算して前記インバータ出力周波数に補正加算して、前記d軸電圧基準がゼロになるように制御する補正制御手段と
    を有し、
    前記電圧検出手段による検出電圧が所定値以下となったとき、
    前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を共にゼロに切替えるようにしたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  2. 交流電源の交流を直流に変換するコンバータと、
    前記コンバータの直流出力を交流に変換して誘導電動機を駆動するインバータと、
    前記インバータが出力する電流を検出する電流検出手段と、
    前記コンバータの入力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記インバータを制御する制御部と
    を具備し、
    前記制御部は、
    速度指令と演算によって求めた推定速度の偏差及び前記誘導電動機の磁束基準に応じてq軸電流基準を得る速度制御部と、
    前記電流検出手段によって得られた電流を基準位相に基づいてq軸電流とこれに直交するd軸電流に変換する手段と、
    前記q軸電流基準と前記q軸電流の偏差に応じてq軸電圧基準を得るq軸電流制御部と、
    前記磁束基準から求めたd軸電流基準と前記d軸電流の偏差に応じてd軸電圧基準を得るd軸電流制御部と、
    前記q軸電圧基準及びd軸電圧基準を前記基準位相に基づいて3相の電圧基準に変換し、この3相の電圧基準に応じて前記インバータのゲート供給パルスを生成する手段と、
    前記q電流基準と前記磁束基準から前記誘導電動機のすべり周波数を演算する手段と、
    前記q軸電圧基準、前記d軸電圧基準及び前記磁束基準からインバータ出力周波数を推定する手段と、
    このインバータ出力周波数を積分して前記基準位相を得る手段と、
    このインバータ出力周波数から前記すべり周波数を減算して前記推定速度を得る手段と、
    前記d軸電圧基準を周波数に換算して前記インバータ出力周波数に補正加算して、前記d軸電圧基準がゼロになるように制御する補正制御手段と
    を有し、
    前記電圧検出手段による検出電圧が所定値以下となったとき、
    前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を共にゼロに切替えるようにしたことを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  3. 前記インバータの運転指令がオフしたとき、前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を共にゼロに切替えるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の誘導電動機の制御装置。
  4. 前記電圧検出手段による検出電圧が所定値を超える状態に回復したとき、前記d軸電流基準及び前記q軸電流基準を再びもとの状態に切替えて前記誘導電動機を再起動するようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の誘導電動機の制御装置。
  5. 前記電圧検出手段による検出電圧が所定値以下となったとき、
    前記すべり周波数をゼロに切替えるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の誘導電動機の制御装置。
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