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JP2001159026A - ポリプロピレン含有繊維及び繊維シート - Google Patents

ポリプロピレン含有繊維及び繊維シート

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Publication number
JP2001159026A
JP2001159026A JP33943299A JP33943299A JP2001159026A JP 2001159026 A JP2001159026 A JP 2001159026A JP 33943299 A JP33943299 A JP 33943299A JP 33943299 A JP33943299 A JP 33943299A JP 2001159026 A JP2001159026 A JP 2001159026A
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Japan
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polypropylene
fiber
strength
mass
fibers
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Application number
JP33943299A
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Takashi Tarao
隆 多羅尾
Toshio Aikawa
登志夫 相川
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Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Nonwoven Fabrics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度的に優れしかも細いポリプロピレン含有
繊維を提供すること、及びこのポリプロピレン含有繊維
を含む繊維シートを提供すること。 【解決手段】 本発明のポリプロピレン含有繊維は、Q
値(Q:重量平均分子量を数平均分子量で除した値)が
5未満で、アイソタクチックペンタッド分率が93%以
上のポリプロピレン中に、メルトインデックスが100
〜1,500のポリプロピレンが1〜10mass%
(全体の質量に対して)の割合で混在したポリプロピレ
ン成分を備えたものである。本発明の繊維シートは前述
のようなポリプロピレン含有繊維を含んでいるため、少
量で均一に分散した強度的にムラのない繊維シートであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリプロピレン含有
繊維及びこのポリプロピレン含有繊維を含む繊維シート
に関する。より具体的には、電池用セパレータ(繊維シ
ート)を構成する繊維として好適に使用することのでき
るポリプロピレン含有繊維、及び電池用セパレータとし
て好適に使用することのできる、ポリプロピレン含有繊
維を含む繊維シートに関する。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン繊維は比重が小さくしか
も耐薬品性に優れているため、軽量化や耐薬品性を必要
とする用途に好適に使用することができる。しかしなが
ら、従来のポリプロピレン繊維の引張り強さは高々6.
7cN/dtex程度であったため、強度を必要とする
用途に適用するには困難な場合があった。そのため、特
開平5−9805号公報には、「Q値(Q:重量平均分
子量/数平均分子量の比)が5未満、沸騰n−ヘプタン
不溶分(HI;重量%)が97<HI<100、アイソ
タクチックペンタッド分率(IPF;モル%)が94<
IPF<100である高結晶性ポリプロピレンの延伸糸
であって、破断強度が8g/デニール(=7.1cN/
dtex)を超える強度を有するポリプロピレン繊
維。」が提案されている。このポリプロピレン繊維は確
かに強度の優れるものであったが、実施例に記載されて
いるように、実際に紡糸できるポリプロピレン繊維は繊
度が2.2dtex(=2デニール)以上の太いものし
か得ることができなかった。このようにポリプロピレン
繊維が太いと、例えばこのポリプロピレン繊維を使用し
て不織布を製造した場合、少量で均一に分散させること
が困難であるため、強度的にムラのある不織布しか製造
できない、という問題が発生する場合があった。また、
このポリプロピレン繊維を含む不織布を電池用セパレー
タとして使用した場合、ポリプロピレン繊維が太いため
電解液の保持性が悪くなる、という問題を発生する場合
があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するためになされたものであり、強度的に優れしか
も細いポリプロピレン含有繊維を提供すること、及びこ
のポリプロピレン含有繊維を含む繊維シートを提供する
ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のポリプロピレン
含有繊維は、Q値(Q:重量平均分子量を数平均分子量
で除した値)が5未満で、アイソタクチックペンタッド
分率が93%以上のポリプロピレン中に、メルトインデ
ックスが100〜1,500のポリプロピレンが1〜1
0mass%(全体の質量に対して)の割合で混在した
ポリプロピレン成分を備えたものである。本発明の発明
者らは鋭意研究の結果、従来と同様にQ値が5未満で、
アイソタクチックペンタッド分率が93%以上の高強度
化可能なポリプロピレンに、メルトインデックスが10
0〜1,500のポリプロピレンを1〜10mass%
(全体の質量に対して)の割合で混在させ、紡糸し、延
伸することによって、優れた強度の発現性を維持又は向
上させると同時に、紡糸性及び延伸性を改良することに
よって、より細いポリプロピレン含有繊維を得ることが
できることを見い出したのである。アイソタクチックペ
ンタッド分率が93%以上のポリプロピレンは、延伸に
よる結晶配向を助長できる立体規則性に優れるものであ
るが、このようなポリプロピレンに対して、立体規則性
を損なう可能性のあるメルトインデックスが100〜
1,500のポリプロピレンを混在させることによっ
て、強度の発現性を維持又は向上させると同時に、より
細いポリプロピレン含有繊維を得ることができたのは驚
くべきことである。本発明のポリプロピレン含有繊維は
前述のポリプロピレン成分のみを備えたものであること
もできるし、前述のポリプロピレン成分とポリオレフィ
ン系樹脂成分とを備えたものであることもできる。本発
明のポリプロピレン含有繊維は引張り強さが7.1cN
/dtex以上、かつ繊度が2.2dtex未満の、強
度的に優れしかも細い繊維であるのが好ましい。
【0005】本発明の繊維シートは前述のようなポリプロピ
レン含有繊維を含んでいるため、少量で均一に分散した
強度的にムラのない繊維シートである。また、この繊維
シートを電池用セパレータとして用いた場合には、電解
液の保持性に優れ、しかも電極群製造時に繊維シートが
破断したり、極板のバリが繊維シートを貫通することが
ない。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のポリプロピレン含有繊維
は強度的に優れるように、Q値(Q:重量平均分子量を
数平均分子量で除した値)が5未満で、アイソタクチッ
クペンタッド分率が93%以上のポリプロピレン(以
下、「高強度化可能ポリプロピレン」という)を含んで
いる。このQ値が5未満であると、延伸倍率を高くする
ことができるため高度に結晶配向させることができ、結
果として強度的に優れるポリプロピレン含有繊維とする
ことができる。より好ましいQ値は4以下である。な
お、「重量平均分子量」及び「数平均分子量」は、溶媒
に1,2,4−トリクロロベンゼンを用い、温度180
℃でGPC法(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー)により、ポリスチレン換算分子量として測定した値
をいう。この高強度化可能ポリプロピレンのアイソタク
チックペンタッド分率が93%以上であると立体規則性
に優れているため、延伸によって結晶配向が助長され、
結果として強度的に優れるポリプロピレン含有繊維とす
ることができる。より好ましいアイソタクチックペンタ
ッド分率は95%以上である。このアイソタクチックペ
ンタッド分率は、5gの高強度化可能ポリプロピレンを
500mlの沸騰キシレン中に全溶解させ、これらを5
リットルのメタノール中に投入して析出させたものを回
収して乾燥した後、沸騰n−ヘプタンで6時間、ソック
スレー抽出した抽出残部について「マクロモレキュラー
ズ」(Macromolecules,6925(1973)及び8687(1975))に
準じて測定した値をいう。このようなQ値及びアイソタ
クチックペンタッド分率を満足する高強度化可能ポリプ
ロピレンは市販されているため容易に入手することがで
きる。
【0007】本発明のポリプロピレン含有繊維は、前述のよ
うな高強度化可能ポリプロピレンに対して、メルトイン
デックスが100〜1,500のポリプロピレン(以
下、「混在ポリプロピレン」という)が1〜10mas
s%(全体の質量に対して)の割合で混在したものであ
る。このような混在ポリプロピレンが混在していること
によって、強度の発現性を維持又は向上させると同時
に、紡糸性及び延伸性を改良することができ、結果とし
て、強度的に優れる細いポリプロピレン含有繊維とする
ことができる。この混在ポリプロピレンのメルトインデ
ックスが100未満であると、延伸による強度向上効果
が低くて強度が低下しやすい傾向があり、メルトインデ
ックスが1,500を越えると、強度が低下しすぎる傾
向があるためで、より好ましくは150〜1300であ
り、更に好ましくは200〜1000である。なお、メ
ルトインデックスはJIS K 7210に規定されて
いる方法に準じて測定した値をいう。また、この混在ポ
リプロピレンの混在量は混在後のポリプロピレン成分全
体の質量に対して1〜10mass%である必要があ
る。この混在量が1mass%未満では紡糸性及び延伸
性の改良が不十分で、細いポリプロピレン含有繊維とす
ることが困難であり、混在量が10mass%を越える
と、前述の高強度化可能ポリプロピレンの立体規則性が
阻害されるためか、強度的に低いポリプロピレン含有繊
維しか得ることしかできないためで、より好ましい混在
量は2〜8mass%である。なお、メルトインデック
スが前記範囲内にあり、総混在量が前記範囲内にある限
り、混在ポリプロピレンは1種類である必要はなく、2
種類以上の混在ポリプロピレンが混在していても良い。
【0008】本発明のポリプロピレン含有繊維は前述のよう
な高強度化可能ポリプロピレン中に混在ポリプロピレン
が混在したポリプロピレン成分を備えたものであるが、
本発明のポリプロピレン含有繊維はポリプロピレン成分
のみから構成されていても良いし、ポリプロピレン成分
以外にポリオレフィン系樹脂成分を含んでいても良い。
このポリオレフィン系樹脂成分としては、例えば、ポリ
エチレン系樹脂(例えば、低密度ポリエチレン、直鎖状
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレンなど)、エチレン系共重合体(例えば、エチレ
ン−ビニルアルコール共重合体、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−
アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタクリル酸
共重合体、エチレン−メタクリル酸エステル共重合体な
ど)、ポリ4−メチルペンテン−1樹脂、エチレンとプ
ロピレンとブテン−1などのα−オレフィン共重合体な
どを使用できる。このようにポリオレフィン系樹脂成分
も備えている場合、繊維断面形状は、例えば、芯鞘型
(偏芯型を含む)、サイドバイサイド型、海島型、オレ
ンジ型、多重バイメタル型などであることができる。ポ
リプロピレン含有繊維がポリプロピレン成分とポリオレ
フィン系樹脂成分とを備えている場合、その質量比率は
特に限定するものではないが、ポリプロピレン成分の強
度を活かすため、(ポリプロピレン成分):(ポリオレ
フィン系樹脂成分)=40:60〜90:10であるの
が好ましく、(ポリプロピレン成分):(ポリオレフィ
ン系樹脂成分)=45:55〜80:20であるのがよ
り好ましい。
【0009】本発明のポリプロピレン含有繊維はポリオレフ
ィン系樹脂成分を含んでいるかいないかにかかわらず、
引張り強さが7.1cN/dtex以上、かつ繊度が
2.2dtex未満の、強く細い繊維であるのが好まし
い。より好ましくは引張り強さが7.1cN/dtex
以上、かつ繊度が1.7dtex以下である。この「引
張り強さ」はJIS L 1015(化学繊維ステープ
ル試験法)に規定された方法により測定した値を意味す
る。また、「繊度」はJIS L 1015(化学繊維
ステープル試験法)の見掛繊度(参考法(振動法))に
規定された方法により測定した値を意味する。
【0010】本発明のポリプロピレン含有繊維はポリオレフ
ィン系樹脂成分を含んでいるかいないかにかかわらず、
その繊維断面形状は円形であっても、非円形(例えば、
楕円状、長円状、T状、Y状、+状、中空状、多角形状
など)であっても良い。また、ポリプロピレン含有繊維
はフィラメントであっても良いし、1〜160mm長程
度に切断されたステープルであっても良い。なお、ポリ
プロピレン含有繊維のポリプロピレン成分中に、或いは
ポリオレフィン系樹脂成分も含む場合にはポリプロピレ
ン成分及び/又はポリオレフィン系樹脂成分中に、例え
ば、酸化防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、吸湿剤、
艶消し剤、顔料、難燃剤、安定剤、帯電防止剤、着色
剤、染色剤、導電剤、耐熱剤、親水化剤、脱臭剤、或い
は抗菌剤などの機能性物質を混合し、各種機能を付加し
ても良い。
【0011】このような本発明のポリプロピレン含有繊維は
常法の溶融紡糸装置を利用することにより紡糸すること
ができる。例えば、紡糸温度を230〜280℃程度に
設定して紡糸することができる。このように紡糸した未
延伸糸は130〜160℃程度の温度で3〜12倍延伸
して、ポリプロピレン含有繊維を製造することができ
る。なお、このポリプロピレン含有繊維を乾式不織布の
原料として、又は紡績糸として使用する場合には、機械
的に又は熱的に5〜50個/インチ程度の巻縮を付与す
るのが好ましい。
【0012】本発明のポリプロピレン含有繊維は強度的に優
れしかも細いものであるため、強度を必要とする用途、
例えば、セメント補強用繊維などとして使用することが
できる。
【0013】本発明の繊維シートは前述のようなポリプロピ
レン含有繊維を含んでいるため、少量でも均一に分散し
た強度的にムラのないものである。また、本発明の繊維
シートを電池用セパレータとして使用した場合には、電
池を製造する際に、極板のバリが繊維シートを突き抜け
たり、繊維シートが切断されにくいため、短絡を生じに
くいものである。この繊維シートとしては、例えば、織
物、編物、不織布、或いはこれらの複合体などがある。
なお、この繊維シートを電池用セパレータとして使用す
る場合には、電解液の保持性に優れるように、不織布を
含んでいるのが好ましい。本発明のポリプロピレン含有
繊維の繊維シート中における質量比率は、繊維シートの
強度向上に寄与できるように、10mass%以上含ま
れているのが好ましく、20mass%以上含まれてい
るのがより好ましく、30mass%以上含まれている
のが更に好ましい。このポリプロピレン含有繊維以外の
繊維としては通常の繊維を使用することができ、例え
ば、ガラス繊維や炭素繊維などの無機繊維、絹、羊毛、
綿、麻などの天然繊維、レーヨン繊維などの再生繊維、
アセテート繊維などの半合成繊維、ポリアミド繊維、ポ
リビニルアルコール繊維、アクリル繊維、ポリエステル
繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリ塩化ビニリデン繊
維、ポリウレタン繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピ
レン繊維、ポリメチルペンテン繊維、芳香族ポリアミド
繊維、又は2種類以上の樹脂成分からなり、巻縮発現
性、熱接着性、或いは分割性を有する複合繊維などの合
成繊維を使用できる。
【0014】本発明の繊維シートを電池用セパレータ用途に
使用する場合には、繊維径が6μm以下(より好ましく
は5μm以下、更に好ましくは4μm以下)の極細繊維
を含んでいるのが好ましい。このような極細繊維を含ん
でいることによって、電解液の保持性を向上させること
ができたり、デンドライト防止性を向上させることがで
きる。なお、極細繊維の断面形状が非円形である場合に
は、断面積が同じ円の直径をその極細繊維の繊維径とみ
なす。このような極細繊維は、例えば、メルトブロー法
や分割可能な分割繊維を分割することによって得ること
ができる。この分割繊維は水流などの流体流、ニードル
或いはカレンダーなどの物理的作用により分割可能であ
るのが好ましく、これらの中でも、流体流で分割可能で
あるのが好ましい。この分割繊維の断面形状としては、
例えば、オレンジ状、多重バイメタル状などがある。こ
の極細繊維を構成する樹脂成分は耐電解液性に優れるよ
うに、ポリオレフィン系樹脂から構成されているのが好
ましく、より具体的には、ポリエチレン(例えば、低密
度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポ
リエチレン、高密度ポリエチレンなど)、エチレン系共
重合体(例えば、エチレン−ビニルアルコール共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリ
ル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体など)、ポリ4−メチルペン
テン−1樹脂、エチレンとプロピレンとブテン−1など
のα−オレフィン共重合体、ポリプロピレン、プロピレ
ン系共重合体、ポリブテン、ブテン系共重合体など1種
類以上から構成されているのが好ましい。この極細繊維
は樹脂組成の点において1種類である必要はなく、2種
類以上混在していても良い。また、本発明のポリプロピ
レン含有繊維がポリオレフィン系樹脂成分も備えてお
り、分割可能である場合(例えば、繊維断面形状がオレ
ンジ状、多重バイメタル状の場合)には、本発明のポリ
オレフィン含有繊維に由来する極細繊維を含んでいても
良い。このような極細繊維は電解液の保持性に優れるよ
うに、またデンドライト防止性に優れるように、繊維シ
ート中、5mass%以上含まれているのが好ましい。
【0015】更に、本発明の繊維シートを電池用セパレータ
として使用する場合には、融着繊維を含んでいるのが好
ましい。融着繊維を含んでいることによって、引張強さ
や剛軟度を向上させることができる。この融着繊維は融
着繊維以外の繊維(例えば、極細繊維やポリプロピレン
含有繊維)を溶融させないように、融着繊維以外の繊維
を構成するいずれの樹脂成分の融点よりも低い融点を有
する樹脂成分(以下、「低融点成分」という)を、少な
くとも繊維表面に有するのが好ましい。融着繊維を構成
する低融点成分の融点は融着繊維以外の繊維を構成する
最も融点の低い樹脂成分の融点よりも、10℃以上低い
のが好ましく、15℃以上低いのがより好ましい。な
お、「融点」は示差熱量計を用い、昇温温度10℃/分
で室温から昇温して得られる融解吸熱曲線の極大値を与
える温度をいう。この融着繊維も耐電解液性に優れるよ
うに、前述の極細繊維を構成する樹脂成分と同様の樹脂
成分1種類以上から構成されているのが好ましい。な
お、融着繊維は単一成分から構成されていても良いし、
2種類以上の樹脂成分から構成されていても良いが、2
種類以上の樹脂成分から構成されていると、繊維シート
の引張強さをより向上させることができるため好適であ
る。この2種類以上の樹脂成分からなる融着繊維の断面
形状としては、例えば、芯鞘型、偏芯型、サイドバイサ
イド型のものを使用でき、芯鞘型であると均一に融着で
きるため好適である。この融着繊維は樹脂組成の点にお
いて1種類である必要はなく、2種類以上混在していて
も良い。また、本発明のポリプロピレン含有繊維がポリ
オレフィン系樹脂成分も備えており、このポリオレフィ
ン系樹脂成分が低融点成分として作用できる場合には、
本発明のポリオレフィン含有繊維を融着繊維として使用
することもできる。更に、前述の極細繊維が融着繊維と
して作用できる場合には、極細繊維を融着繊維として使
用しても良い。このような融着繊維は引張強さや剛軟度
が向上するように、繊維シート中、10mass%以上
含まれているのが好ましい。
【0016】本発明の繊維シートは常法により製造すること
ができる。例えば、本発明のポリプロピレン含有繊維を
含む不織布は次のようにして製造することができる。ま
ず、前述のようなポリプロピレン含有繊維を含む繊維ウ
エブを形成する。この繊維ウエブの形成方法としては、
例えば、カード法、エアレイ法、スパンボンド法、メル
トブロー法などの乾式法や、湿式法などがある。なお、
繊維ウエブの形成方法によって繊維長が異なり、前者の
乾式法により形成する場合(スパンボンド法、メルトブ
ロー法を除く)には、20〜160mm長程度の繊維を
使用し、後者の湿式法により形成する場合には、1〜3
0mm長程度の繊維を使用する。また、これら繊維ウエ
ブを形成した後、製法の異なる繊維ウエブを積層した
り、繊維配合の異なる繊維ウエブを積層するなど、種類
の異なる繊維ウエブを積層しても良い。なお、電池用セ
パレータに使用する繊維シートを製造する場合には、繊
維の分散性に優れる湿式法により形成した繊維ウエブを
含んでいるのが好ましい。なお、乾式法により形成した
繊維ウエブと湿式法により形成した繊維ウエブとを積層
した積層繊維ウエブは強度と均一分散性の両方を兼ね備
えた好適なものである。次いで、ニードルや流体流(特
に水流)により絡合したり、繊維ウエブ中に含まれてい
る融着繊維を部分的又は全面的に融着したり、バインダ
ーにより部分的又は全面的に接着したり、或いはこれら
を併用して不織布を製造することができる。この不織布
を電池用セパレータとして使用する場合には、強度的に
優れるように、また物理的作用により分割可能な分割繊
維を繊維ウエブ中に含んでいる場合には分割繊維を分割
できるように、流体流を作用させるのが好ましい。ま
た、前述のような融着繊維を含んでいる場合には、融着
繊維を融着させるのが好ましい。このようにして製造で
きる本発明の不織布の面密度は10〜150g/m2
度であるのが適当である。例えば、電池用セパレータと
して使用する場合には、20〜100g/m2であるの
が好ましく、30〜80g/m2であるのがより好まし
い。
【0017】本発明の繊維シートは前述のようなポリプロピ
レン含有繊維を含んでいるため、強度的に優れしかも強
度ムラのないものである。そのため、強度を必要とする
用途、例えば、電池用セパレータ、濾過布などの各種用
途に使用することができる。特に本発明の繊維シートを
電池用セパレータとして使用すると、極板群形成時に繊
維シートを極板のバリが突き抜けたり、極板のエッジに
よって繊維シートが引き裂かれることがないため、高収
率で電池を製造することができる。なお、各種用途に適
合するように、染色加工、バフィング処理、バインダー
による顔料着色加工、揉み加工、エレクトレット加工、
親水化処理などの後加工を実施することができる。例え
ば、電池用セパレータとして使用する場合には、電解液
の保持性に優れるように、例えば、スルホン化処理、フ
ッ素ガス処理、ビニルモノマーのグラフト重合処理、界
面活性剤処理、放電処理、或は親水性樹脂付与処理など
の親水化処理を実施するのが好ましい。
【0018】以下に、本発明の実施例を記載するが、本発明
は以下の実施例に限定されるものではない。
【0019】
【実施例】(実施例1)常法の溶融紡糸装置により、Q
値が3、アイソタクチックペンタッド分率が95%の高
強度化可能ポリプロピレン97mass%と、メルトイ
ンデックスが680の混在ポリプロピレン3mass%
とを混合したペレットを、紡糸温度260℃、吐出量を
1ホールあたり0.125g/minで溶融紡糸を実施
した。紡出された糸を冷却しながら引き取り、繊度6.
7dtexの未延伸ポリプロピレン繊維を得た。この溶
融紡糸時においては紡糸性に優れていた。次いで、この
未延伸ポリプロピレン繊維を集束し、延伸温度120℃
で4.1倍延伸して、延伸ポリプロピレン繊維を得た。
次いで、切断して、繊度1.8dtex、繊維長10m
mの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強さ:7.3cN
/dtex、断面形状:円形)を得た。
【0020】(実施例2)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレン95
mass%と、メルトインデックスが680の混在ポリ
プロピレン5mass%とを混合したペレットを使用し
たこと、及び延伸倍率を4.4倍としたこと以外は実施
例1と同じ操作を繰り返して、繊度1.67dtex、
繊維長10mmの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強
さ:7.6cN/dtex、断面形状:円形)を得た。
なお、溶融紡糸時においては紡糸性に優れていた。
【0021】(実施例3)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレン92
mass%と、メルトインデックスが680の混在ポリ
プロピレン8mass%とを混合したペレットを使用し
たこと、及び延伸倍率を4.7倍としたこと以外は実施
例1と同じ操作を繰り返して、繊度1.58dtex、
繊維長10mmの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強
さ:7.4cN/dtex、断面形状:円形)を得た。
なお、溶融紡糸時においては紡糸性に優れていた。
【0022】(実施例4)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレン95
mass%と、メルトインデックスが1200の混在ポ
リプロピレン5mass%とを混合したペレットを使用
したこと、及び延伸倍率を5.1倍としたこと以外は実
施例1と同じ操作を繰り返して、繊度1.5dtex、
繊維長10mmの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強
さ:7.7cN/dtex、断面形状:円形)を得た。
なお、溶融紡糸時においては紡糸性に優れていた。
【0023】(比較例1)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレンのペ
レットを100%使用したこと、及び延伸倍率を3.9
倍としたこと以外は実施例1と同じ操作を繰り返して、
繊度2.2dtex、繊維長10mmの延伸ポリプロピ
レン繊維(引張り強さ:6.1cN/dtex、断面形
状:円形)を得た。なお、溶融紡糸時においては単糸切
れが起こり、紡糸性の劣るものであった。
【0024】(比較例2)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレン88
mass%と、メルトインデックスが680の混在ポリ
プロピレン12mass%とを混合したペレットを使用
したこと、及び延伸倍率を5倍としたこと以外は実施例
1と同じ操作を繰り返して、繊度1.5dtex、繊維
長10mmの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強さ:
6.9cN/dtex、断面形状:円形)を得た。な
お、溶融紡糸時においては紡糸性に優れていた。
【0025】(比較例3)Q値が3、アイソタクチックペン
タッド分率が95%の高強度化可能ポリプロピレン95
mass%と、メルトインデックスが65の混在ポリプ
ロピレン5mass%とを混合したペレットを使用した
こと、及び延伸倍率を4倍としたこと以外は実施例1と
同じ操作を繰り返して、繊度1.87dtex、繊維長
10mmの延伸ポリプロピレン繊維(引張り強さ:6.
4cN/dtex、断面形状:円形)を得た。なお、溶
融紡糸時においては単糸切れが起こり、紡糸性の劣るも
のであった。
【0026】以上の実施例及び比較例から次のことがわかっ
た。 (1)実施例1〜4及び比較例1〜2より、混在ポリプ
ロピレンの混在量が1〜10mass%程度である場合
に、強度的に優れかつ細いポリプロピレン含有繊維を得
ることができる。 (2)実施例2、4及び比較例3より、混在ポリプロピ
レンのメルトインデックスが100〜1,500程度で
ある場合に、強度的に優れかつ細いポリプロピレン含有
繊維を得ることができる。
【0027】
【発明の効果】本発明のポリプロピレン含有繊維は強度
的に優れかつ細い繊維である。そのため、本発明のポリ
プロピレン含有繊維を含む繊維シートは少量でも均一に
分散した強度ムラのないものである。また、この繊維シ
ートを電池用セパレータとして用いた場合には、電解液
の保持性に優れ、しかも電極群製造時に繊維シートが破
断したり、極板のバリが繊維シートを貫通することがな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/42 D04H 1/42 X H01M 2/16 H01M 2/16 P Fターム(参考) 4J002 BB033 BB063 BB073 BB083 BB103 BB121 BB122 BB153 BB173 BE033 BF033 GK01 4L035 BB31 BB89 BB91 EE01 EE08 FF05 FF06 4L047 AA14 AB02 AB10 BA03 BA04 BA09 BB02 CB01 CB07 CC14 5H021 CC02 EE04 HH00 HH01 HH06 HH07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Q値(Q:重量平均分子量を数平均分子
    量で除した値)が5未満で、アイソタクチックペンタッ
    ド分率が93%以上のポリプロピレン中に、メルトイン
    デックスが100〜1,500のポリプロピレンが1〜
    10mass%(全体の質量に対して)の割合で混在し
    たポリプロピレン成分を備えていることを特徴とするポ
    リプロピレン含有繊維。
  2. 【請求項2】 Q値(Q:重量平均分子量を数平均分子
    量で除した値)が5未満で、アイソタクチックペンタッ
    ド分率が93%以上のポリプロピレン中に、メルトイン
    デックスが100〜1,500のポリプロピレンが1〜
    10mass%(全体の質量に対して)の割合で混在し
    たポリプロピレン成分のみからなることを特徴とするポ
    リプロピレン含有繊維。
  3. 【請求項3】 Q値(Q:重量平均分子量を数平均分子
    量で除した値)が5未満で、アイソタクチックペンタッ
    ド分率が93%以上のポリプロピレン中に、メルトイン
    デックスが100〜1,500のポリプロピレンが1〜
    10mass%(全体の質量に対して)の割合で混在し
    たポリプロピレン成分と、ポリオレフィン系樹脂成分と
    を備えていることを特徴とする、ポリプロピレン含有繊
    維。
  4. 【請求項4】 引張り強さが7.1cN/dtex(セ
    ンチニュートン/デシテックス)以上、かつ繊度が2.
    2dtex(デシテックス)未満であることを特徴とす
    る、請求項1〜請求項3のいずれかに記載のポリプロピ
    レン含有繊維。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    ポリプロピレン含有繊維を含んでいることを特徴とする
    繊維シート。
  6. 【請求項6】 電池用セパレータとして用いることを特
    徴とする、請求項5に記載の繊維シート。
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