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JP2001150986A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

Info

Publication number
JP2001150986A
JP2001150986A JP33969599A JP33969599A JP2001150986A JP 2001150986 A JP2001150986 A JP 2001150986A JP 33969599 A JP33969599 A JP 33969599A JP 33969599 A JP33969599 A JP 33969599A JP 2001150986 A JP2001150986 A JP 2001150986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
floor
slide deck
supported
body structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33969599A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Sakagami
稔 坂上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP33969599A priority Critical patent/JP2001150986A/ja
Publication of JP2001150986A publication Critical patent/JP2001150986A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアに前後方向に移動可能に配設されたリ
ヤシートの展開性が確保され、かつシートベルトの機能
が確保される自動車の車体構造を提供する。 【解決手段】 センタフロア2と、該センタフロア2の
後方に高床のリヤフロア4を有し、フロントレール11
及びリヤレール13に移動可能に係合して略水平に移動
可能なスライドデッキ20を設け、更にスライドデッキ
20にリヤシート50を設けると共に、一端が後部ピラ
ー9の上部から繰り出し可能にリトラクタ60に支持さ
れたシートベルト61と、スライドデッキ20の後端隅
部に設けられてシートベルト61の他端を支持するアウ
タベルトアンカ29と、スライドデッキ20の後端中央
に設けられてシートベルト61に移動可能に支持された
タングプレート63を係止するインナベルトアンカ46
とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体構造
に関し、特にフロアに前後方向に移動可能に配設された
リヤシートを備えた自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特に車室内に配設されるシート等
のレイアウトを車両の使用目的及び居住性の向上を図る
ために、種々展開し得る車体構造が提案されている。
【0003】例えば、特公昭56−36089号公報に
開示されるように、低床のセンタフロアの後方に段差部
を介して高床のリヤフロアを連続形成し、リンク機構に
よってリヤシートをリアフロア上に位置する後方位置と
センタフロア上の前方位置との間で移動可能でかつ、シ
ートバックをシートクッション上に倒伏可能にしてもの
がある。
【0004】このように構成することによって、リヤシ
ートを前方位置に移動することによってリヤフロアの上
面を拡張した荷物用スペースが確保される一方、リヤシ
ートを後方位置に移動することによってセンタフロア上
にリヤシート着座者の足元スペースが十分確保されて居
住性の向上が得られる。
【0005】しかし、このリヤシートの移動には、リヤ
シートを持ち上げるようにして移動することから、その
移動に大きな負担が余儀なくされ、かつ荷物に応じた最
適な荷物用スペース及び足元スペースの確保を困難にし
ている。
【0006】この対策として、本出願人は、特願平11
−66881号において、リヤフロアとセンタフロア上
に各々フロントレールとリヤレールを配設し、フロント
レール及びリヤレールに支持されてリヤフロア上とセン
タフロアの上方との間で略水平に移動自在なスライドデ
ッキを備え、かつスライドデッキ上にリヤシートを配設
し、スライドデッキを適宜移動することによって、リヤ
シートの後方の荷物用スペース及びリヤシート着座者の
足元スペースを調節して最適な居住性及び荷物用スペー
スが得られる車体構造を提案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一方、このような車両
において、車室後端のピラー等に一端が結合されたシー
トベルトの他端を支持するベルトアンカをシートクッシ
ョンに直接的に取り付けると、シートベルトを介してベ
ルトアンカに作用する衝撃荷重を確実に受け止めるため
にはシートフレーム等のシート部材に十分な剛性が要求
され、リヤシートの重量増加に伴いスライドデッキの円
滑な移動操作が妨げられるおそれがある。
【0008】一方、シートアンカを比較的剛性を有する
フロア或いはピラー等の車体部材に固設すると、リヤシ
ートの移動に伴ってシートベルトの装着性に影響を及ぼ
すことから、リヤシートの移動量が制限されることが懸
念される。
【0009】従って、かかる点に鑑みなされた本発明の
目的は、フロアに前後方向に移動可能に配設されたリヤ
シートの展開性が確保され、かつシートベルトの機能が
確保される自動車の車体構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の自動車の車体構造の発明は、低床のセンタ
フロアの後方に段差部を介して高床のリヤフロアが連続
形成された車体フロアを備えた自動車の車体構造におい
て、上記リヤフロア上に、該リヤフロアの両側に沿って
車体前後方向に配設された一対のリヤレールと、上記セ
ンタフロア上に、該センタフロアの両側に沿って車体前
後方向に配設された一対のフロントレールと、後端両隅
部に各々配設されて上記リヤレールに移動可能に係合す
る後部支持部材及び前端両隅部に各々配設されて上記フ
ロントレールに移動可能に係合する前部支持部材によっ
てリヤフロア上とセンタフロア上との間で略水平に前後
移動自在なスライドデッキと、上記スライドデッキ上に
設けられたリヤシートと、一端が車室内の後方上部側端
近傍の車体部材から繰り出し可能にリトラクタに支持さ
れたシートベルトと、上記スライドデッキの後端隅部に
設けられて上記シートベルトの他端を支持するアウタベ
ルトアンカと、上記スライドデッキの後端中央に設けら
れて上記シートベルトに移動可能に支持されたタングプ
レートを係止するインナベルトアンカとを備えたことを
特徴とする。
【0011】請求項1の発明によると、シートベルトの
一端を車室内に後方上部側端近傍の車体部材から繰り出
し可能にリトラクタに支持すると共に、シートベルトの
他端を支持するアウタベルトアンカをスライドデッキの
後端隅部に設けることから、このスライドデッキをフロ
ントレール及びリヤレールに沿って前方向に移動する際
には、スライドデッキの移動に追従してシートベルトが
車室側部に沿ってリトラクタから順次引き出され、かつ
スライドデッキを後方に移動する際にはスライドデッキ
の移動に従って順次リトラクタに巻き取られてシートベ
ルトに撓み等がが発生することが未然に防止され、シー
トベルトに影響されることなくて円滑にスライドデッキ
を移動することができ、かつリヤシートの展開が容易に
行われる。
【0012】また、シートベルトの端部が常にリヤシー
トの側部近傍に保持されることから、リヤシートの着座
者は、シートベルトをリトラクタから引き出してタング
プレートをスライドデッキの中央部に配設されたインナ
ベルトアンカに係止することによって容易にシートベル
トの装着がなされ、しかもシートベルト装着時における
着座者の一方の肩から他方の腰部に掛け渡されるシート
ベルトの部分はスライドデッキの移動位置に拘わらず常
にほぼ同じであり、シートベルトとしての機能が十分に
確保される。
【0013】更に、スライドデッキの後端隅部に配設さ
れる後部支持部材が上記リヤレールに移動可能に係合す
ることから、アウタベルトアンカに作用したシートベル
トからの衝撃荷重は、リヤレールを介してリヤフロアに
速やか分散伝達される。
【0014】請求項2に記載の発明は、請求項1の自動
車の車体構造において、上記リヤフロア上の車幅方向の
略中央部に車体前後方向に延在して配設された係止レー
ルと、上記スライドデッキの後端中央に設けられて上記
係止レールに移動可能に係合する係止フックとを備えた
ことを特徴とする。
【0015】請求項2の発明によると、シートベルトか
らインナベルトアンカに作用した衝撃荷重は、スライド
デッキの後部中央部に設けられ係止フックから係止レー
ルに伝達され、係止レールからリヤフロアに速やかに分
散伝達されて確実に受け止められる。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2の自動
車の車体構造において、上記スライドデッキの後部中央
部は、相対向する上面パネルと下面パネルと、該上面パ
ネルと下面パネルとの間に架設された中央部リンホース
メントとを備え、上記係止フックが上記下面パネルを介
在して上記中央部リンホースメントに結合すると共に、
上記インナベルトアンカが上記上面パネルを介在して中
央リンホースメントに取付支持されたことを特徴とす
る。
【0017】請求項3の発明によると、インナベルトア
ンカに作用する衝撃荷重が、中央部リンホースメントに
よって剛性が確保されたスライドデッキの後部中央部か
らスライドデッキ全体に分散伝達されると共に、係止フ
ックから係止レールを介してリヤフロアに分散伝達さ
れ、請求項2の効果がより良好に達成される。その結果
スライドデッキ中央部の要求剛性が低減されてスライド
デッキの軽量化がもたらされる。
【0018】請求項4の発明は、請求項1〜3の自動車
の車体構造において、上記スライドデッキの後端隅部
は、相対向する上面パネル及び下面パネルと、該上面パ
ネルと下面パネルとの間に架設され、上方が開放された
略矩形のボックス状の側部リンホースメントと、下方が
開放された略矩形のボックス状で上記側部リンホースメ
ントと嵌合して閉断面形状を形成するシートロックブラ
ケットと、上記スライドデッキの側縁に配設されて側部
リンホースメントに結合される側部フレームとを備え、
上記アウタベルトアンカが上記側部リンホースメント及
び側部フレームに結合支持され、上記後部支持部材が側
部リンホースメント及びシートロックブラケットに取付
支持されたことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明によると、アウタベルトア
ンカを取付支持するスライドデッキの後端隅部が、側部
リンホースメントと該側部リンホースメントに嵌合する
シートロックブラケットによって剛性が高い閉断面形状
のボックス形状に形成され、かつ側部リンホースメント
に側部フレームが結合され、更に上面パネル及び下面パ
ネルが張設されて極めて剛性が高く形成される。その剛
性が十分に確保されたスライドデッキの後端隅部にアウ
タベルトアンカが取付支持されることから、アウタベル
トアンカに作用するシートベルトからの衝撃荷重は、剛
性が確保されたスライドデッキの後端隅部からスライド
デッキの広範に分散伝達されると共に、後部支持部材か
らリヤレールを介してリヤフロア全体に分散伝達され
る。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1〜3の
自動車の車体構造において、上記スライドデッキの後端
隅部は、相対向する上面パネル及び下面パネルと、上記
スライドデッキの側縁に配設されて上記該上面パネルと
下面パネルとの間に架設された側部フレームとを備え、
上記アウタベルトアンカ及び後部支持部材がアンカボル
トによって共に上記側部フレームに取付支持されたこと
を特徴とする。
【0021】請求項5の発明によると、アウタベルトア
ンカと後部支持部材がアンカボルトによって一体的に結
合されることから、シートベルトからの衝撃荷重をアン
カボルト及び後部支持部材を介してリヤレールに直接的
に伝達せしめられ、スライドデッキの後端隅部に入力さ
れる衝撃荷重が極めて低減される。その結果、スライド
デッキの後端隅部の剛性を低減させることが可能にな
り、スライドデッキの構成を簡素化できると共に、軽量
化がもたらされる。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
自動車の車体構造において、上記リヤシートは、前部が
上記スライドデッキの前端に揺動自在に支持されると共
にスライドデッキ上面に載置可能なシートクッション
と、該シートクッションの後部に支持されたシートバッ
クとを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項6の発明は、スライドデッキに設け
られるリヤシートのシートクッションの前部をスライド
デッキに前端に揺動自在に支持し、シートバックをシー
トクッションの後部に揺動自在に支持することによっ
て、シートベルトに影響されることなくスライドデッキ
及びリヤシートの種々の展開が容易に達成される。
【0024】請求項7の発明は、請求項1〜6の自動車
の車体構造において、上記後部支持部材は、上記スライ
ドデッキの後端隅部に取付支持されるリヤブラケット
と、該リヤブラケットに軸支されて上記リヤレールに係
合可能に転動するローラとを備え、上記前部支持部材
は、上記スライドデッキの前端隅部に取付支持されるフ
ロントブラケットと、該フロントブラケットに軸支され
て上記フロントレールに係合可能に転動するローラとを
備えたことを特徴とする。
【0025】請求項7の発明によると、後部支持部材及
び前部支持部材をブラケット及び該ブラケットに軸支さ
れるローラによって容易に構成できる。
【0026】請求項8に記載の自動車の車体構造の発明
は、低床のセンタフロアの後方に段差部を介して高床の
リヤフロアが連続形成された車体フロアを備えた自動車
の車体構造において、上記リヤフロア上に、該リヤフロ
アの両側に沿って車体前後方向に配設された一対のリヤ
レールと、上記センタフロア上に、該センタフロアの両
側に沿って車体前後方向に配設された一対のフロントレ
ールと、後端両隅部に各々配設されて上記リヤレールに
移動可能に係合する後部支持部材及び前端両隅部に各々
配設されて上記フロントレールに移動可能に係合する前
部支持部材によってリヤフロア上とセンタフロア上との
間で略水平に前後移動自在なクッションフレームを有す
るリヤシートと、一端が車室内の後方上部側端近傍の車
体部材から繰り出し可能にリトラクタに支持されたシー
トベルトと、上記クッションフレームの後端隅部に設け
られて上記シートベルトの他端を支持するアウタベルト
アンカと、上記クッションフレームの後端中央に設けら
れて上記シートベルトに移動可能に支持されたタングプ
レートを係止するインナベルトアンカとを備えたことを
特徴とする。
【0027】請求項8の発明によると、シートベルトの
一端を車室内に後方上部側端近傍の車体部材から繰り出
し可能にリトラクタに支持すると共に、シートベルトの
他端を支持するアウタベルトアンカをクッションフレー
ムの後端隅部に設けることから、このリヤシートをフロ
ントレール及びリヤレールに沿って前後方向に移動する
際には、リヤシートの移動に追従してシートベルトがリ
トラクタから順次引き出され、或いは巻き取られシート
ベルトに撓み等がが発生することが防止されて円滑にリ
ヤシートを移動することができてリヤシートの展開が容
易にもたらされると共に、シートベルトの装着によるシ
ートベルトの機能が達成される。
【0028】請求項9の発明は、請求項8の自動車の車
体構造において、上記リヤフロア上の車幅方向の略中央
部に車体前後方向に延在して配設された係止レールと、
上記係止レールに対して係止可能に移動する上記クッシ
ョンフレームの後端中央に設けられた係止フックとを備
えたことを特徴とする。
【0029】請求項9の発明によると、シートベルトか
らインナベルトアンカに作用した衝撃荷重は、クッショ
ンフレームの後部中央部に設けられ係止フックから係止
レールに伝達され、係止レールからリヤフロアに分散伝
達されてクッションフレームの後端中央部付近の変形が
回避乃至極めて抑制されて確実に受け止められる。
【0030】請求項10に記載の発明は、請求項1〜9
の自動車の車体構造において、上記シートベルトに代
え、一端が上記アウタベルトアンカに連結され、他端が
上記インナベルトアンカに連結される2点式シートベル
トであることを特徴とする。
【0031】請求項10の発明は、上記請求項1〜9に
記載のシートベルト、いわゆる3点式シートベルトに代
えて、2点式シートベルトに展開したものである。
【0032】
【発明の実施の形態】(第1実施の形態)以下、本発明
による自動車の車体構造の第1実施の形態を図1乃至図
11によって説明する。
【0033】図1は、本実施の形態の概要を示す自動車
の要部側面図、図2は図1の要部平面図、図3は図2の
I−I線断面図である。なお、図中矢印Fは車体前方方
向を示している。
【0034】図中符号1は、低床のセンタフロア2と、
該センタフロア2の後方に段差部3を介して高床のリヤ
フロア4とが連続形成された車体フロアであって、セン
タフロア2の前部に連続する高床部5にシートクッショ
ン6a及びシートバック6bを有するフロントシート6
が配設されている。
【0035】センタフロア2には、センタフロア2の両
側に沿って前後方向に延在する一対のフロントレール1
1が敷設され、リヤフロア4の両側に沿って前後方向に
延在するリヤレール13が敷設されると共に、リヤフロ
ア4の車幅方向略中央に前後方向に沿って一対の係止レ
ール15が対向して敷設されている。
【0036】リヤフロア4に敷設されるリヤレール13
は、図1のA部拡大図を図4に、かつ図4のII−II
線断面図を図5に示すように、リヤフロア4に前後方向
に延在して凹設された凹部4aに沿って敷設された平板
状の支承面部13aと、該支承面部13aの両側から上
方に折曲形成された側面部13bと、各側面部13bの
上端から互いに接近するように折曲形成された上面部1
3cと、上面部13cの内方端から下方に折曲形成され
たフランジ部13dとからなる断面略C字状乃至コ字状
に形成されている。
【0037】センタフロア2に敷設されたフロントレー
ル11は、上記リヤレール13と略同形状の断面形状を
有し、センタフロア2に前後方向に凹設された凹部内に
敷設されている。
【0038】各係止レール15は、図6に図2のB部拡
大図を示し、図7に図6のIII−III線断面図を示
すように、リヤフロア4の略中央に前後方向に沿って凹
設された凹部4bの両側に沿って各々敷設された平板状
の取付部15aと、該取付部15aの内方端から上方に
折り曲げ形成された縦面15bと、縦面15bの上端か
ら互いに接近するように折曲形成された係止面15cと
を有する断面略Z字状に形成されている。
【0039】各係止レール15は、各後端をリヤフロア
4及び該リヤフロア4の下面に延在するクロスメンバリ
ヤフロア7にボルト及びナット15fによって結合され
ると共に、各前端は図8に図1のC部拡大図を示すよう
にリヤフロア4の前端から前方に突出し、かつ該突出部
が略L字状に折曲形成された取付ブラケット15gによ
って段差部3に結合されている。
【0040】一方、スライドデッキ20は、略矩形の上
面パネル21及び下面パネル22を有し、上面パネル2
1と下面パネル22は各々の前縁、後縁、両側縁が各端
縁に沿って延在する断面略コ字状の前部フレーム23、
側部フレーム24、後部フレーム25を介在して互いに
結合された中空状に形成され、前部下部に前部支持部材
となるフロントブラケット35を介して上記フロントレ
ール11内に嵌合して係合可能に転動するローラ36が
軸支されている。
【0041】次に、スライドデッキ20の後端隅部の構
造を上記図4、図5、図5のIV−IV線断面図を示す
図9、図9のV−V線断面図を示す図10及び該部の要
部分解斜視図を示す図11によって説明する。
【0042】スライドデッキ20の後端隅部は、上記上
面パネル21、下面パネル22、側部フレーム24、後
部フレーム25と共に、側部リンホースメント26及び
シートロックブラケット27を有している。
【0043】側部リンホースメント26は、外側部前端
が略矩形に切り欠かれて外側縁の前部範囲がクランク状
に形成された略矩形の底面部26aを有し、底面部26
aの外側縁の前部範囲及び後部範囲から各々上方に折曲
形成された前部側面部26b及び後部側面部26c、底
面部26aの前縁、内側縁、後縁から各々上方に折曲形
成された前面部26d、内側面部26e、後面部26f
を備えた上方が開放された略ボックス状であって、前部
側面部26bの上縁から外方に折曲形成された前部側方
フランジ26h、後部側面部26cの上縁から内方に折
曲形成された後部側方フランジ26i、前面部26dの
上縁から前方に折曲形成された前方フランジ26j、内
側面部26eの上縁から内方に折曲形成された内方フラ
ンジ26k、後面部26fの上縁から前方に折曲形成さ
れた後方フランジ26hを有している。
【0044】一方、シートロックブラケット27は、上
記ボックス状に形成された側部リンホースメント26内
に嵌合可能であって、スリット状のロック孔27bが開
口する矩形形状の上面部27aと、該上面部27aの外
側縁、前縁、内側縁から各々下方に折曲形成された外側
面部27c、前面部27d、内側面部27e及び上面部
27aの後端縁から後方に傾斜して下方に折曲形成され
た後面部27fを備えた下方が開口されたボックス状
で、外側面部27c、前面部27d、内側面部27eが
各々側部リンホースメント26の前部側面部26b、前
面部26d、内側面部67eの内面に重合可能であり、
後面部27fの下端縁に側部リンホースメント26の底
面部26aの上面に重合可能な結合フランジ27gが折
り曲げ形成されている。
【0045】そして、予め側部リンホースメント26の
底面部26aに穿孔されたボルト孔に対応してローラ取
付ナット30a、後部側面部26cに穿孔されたボルト
孔に対応してアンカナット29aを溶接結合すると共
に、シートロックブラケット27の結合フランジ27g
に穿設されたボルト孔に対応してローラ取付ナット30
bを溶接結合し、互いに重合する側部リンホースメント
26及びシートロックブラケット27の前部側面部26
bと外側面部27c、前面部26dと27d、内側面部
26eと27e、底面部26aと結合フランジ27gを
各々溶接結合して側部リンホースメント26とシートロ
ックブラケット27とによって剛性に優れた閉断面形状
を有するボックス状に形成される。
【0046】このシートロックブラケット27が組み付
けられた側部リンホースメント26の後部側面部26
c、後部側方フランジ26i及び底面部26aに側方か
ら側部フレーム24を嵌合し、重合する側部リンホース
26の後部側方フランジ26i及び底面部26aと、側
部フレーム24の上面24b及び下面24cとを各々溶
接結合する。一方、側部リンホースメント26の後面部
26f、後方フランジ26h及び底面部26aに後方か
ら後部フレーム25を嵌合して、互いに重合する側部リ
ンホースメント26の後面部26fと後部フレーム25
の側面25aとを溶接結合する。
【0047】更に、側部フレーム24の上面24b、後
部フレーム25の上面25b、側部リンホースメント2
6の前方フランジ26j及び内方フランジ26k上に上
面パネル21を重ね、該重合する各部材と上面パネル2
1とを溶接結合すると共に、側部リンホースメント26
の底面部26a、側部フレーム24の下面24c、後部
フレーム25の下面25aに下面パネル22を重ね、該
重合する各部材と下面パネル22とを溶接結合する。な
お、上面パネル21には、シートロックパネル27に開
口するロック孔27bに対応して開口部21aが開口し
ている。
【0048】側部フレーム24の側面24aに穿設され
たボルト孔及び上記側部リンホースメント26に穿設さ
れたボルト孔から上記アンカナット29aに螺合する段
付ボルトによって形成されるベルトアンカボルト29b
によってアウタベルトアンカ29を取り付ける。
【0049】更に、側部リンホースメント26の底面部
26aの下面に後部支持部材となるリヤブラケット31
を介して上記リヤレール13内に嵌合して転動するロー
ラ32が軸支される。
【0050】このリヤブラケット31は、上記側部リン
ホースメント29の底面部26aの下面に重合する板状
の基部31aと、該基部31aの下面に後方に移行する
に従って順次下方に突出するローラ支持部31bを備え
た断面略T字状であって、基部31aは、前部が上記ロ
ーラ取付ナット30aに螺合するボルト30cによって
下面パネル22及び側部リンホースメント26の底面部
26aに結合され、後部が上記ローラ取付ナット30a
に螺合するボルト30cによって下面パネル22、側部
リンホースメント26の底面部26a及びシートロック
ブラケット27の結合フランジ27gに結合される。ロ
ーラ支持部31bは、下端がリヤレール13の対向する
上面部13c間からリヤレール13内に進入すると共
に、リヤレール13の各支承面部13bと上面部13c
との間に遊嵌して各支承面部13b上を転動する一対の
ローラ32を支軸31cを介して支持している。
【0051】スライドデッキ20の中央部には、図6及
び図7に示すように、下面パネル22の下面に係止フッ
ク41が配設され、上面パネル21と下面パネル22と
の間に中央部リンホースメント43が配設されている。
【0052】係止フック41は、下面パネル22の下面
に重合可能な平坦に形成された中央部41a、該中央部
41aの両端に各々下方に折曲形成された側部41b及
び各側部41bの下端から互いに離反する略水平に折曲
形成されてリヤフロア4と係止レール15の係止面15
cとの間に先端が移動可能に遊嵌する係止部41cを有
する前後方向に延在する断面略ハット状であって、両係
止部41c間は連結部材42によって連結されて断面形
状の変形を阻止している。
【0053】中央部リンホースメント43は、下面パネ
ル22の上面に重合可能な平坦に形成された中央部43
a、該中央部43aの各々両端上方に折曲形成された側
部43b及び各側部43bの上端から互いに離反する略
水平折曲げ形成されて上面パネル21の下面に重合可能
な取付部43cを有する前後方向に延在する断面略ハッ
ト状に形成されている。
【0054】そして、係止フック41と中央部リンホー
スメント43の各中央部41aと43aは下面パネル4
2を介して互いに重合し、ボルト44a及びナット44
bによって結合されて下面パネル22に取り付けられて
いる。
【0055】また、中央部リンホースメント43の取付
部43cは、上面パネル21の下面に溶接結合されると
共に、該結合部にはアンカボルト46a及びナット46
bによってインナベルトアンカ46が取り付けられてい
る。
【0056】このように構成されたスライドデッキ20
の上面上にリヤシート50が配設されている。このリヤ
シート50は、前端がスライドデッキ20の前端にヒン
ジ51aによって揺動可能に支持されて上面パネル21
上に横臥されるシートクッション51及び、該シートク
ッション51の後端に揺動可能に支持されたシートバッ
ク52を有すると共に、シートクッション51の側面後
部には、図9及び図10に示すように、シートロックブ
ラケット27に開口するロック孔27bに係脱自在に揺
動するシートロック53が設けられ、シートロック53
はロック孔27bに係合する方向にスプリング53aに
よって付勢されている。
【0057】一方、シートベルト61は、一端が図1に
示すように車室内の後方上部側端近傍の車体部材、例え
ば後部ピラ9の上端に取付支持されたリヤベルトアンカ
58を介して後部ピラー9の下端に配設されたリトラク
タ60に巻き取り可能に連結され、他端がスライドデッ
キ20の側部に配設されたアウタベルトアンカ29に結
合されると共に、シートベルト61の中間部は、移動可
能にタングプレート63が取り付けられてスライドデッ
キ20の中間部に支持されたインナベルトアンカ46に
係止される3点式シートベルトである。即、リヤベルト
アンカ58とインナベルトアンカ46との間、及びイン
ナベルトアンカ46とアウタベルトアンカ29との間に
各々張設されるシートベルト61によってショルダーベ
ルト及ぶラップベルトが連続形成され1本のシートベル
トによって形成されている。
【0058】更に、フロントレール11及びリヤレール
13に沿って移動するスライドデッキ20を、図1に実
線で示す後端停止位置、二点鎖線で示す前端停止位置及
び、必要に応じて後端停止位置と後端停止位置との間の
任意の停止位置で固定するスライドデッキ固定手段(図
示せず)を備えている。
【0059】次に、このように構成された車両用シート
ベルト取付構造を備えた車両の使用について説明する。
【0060】例えば、図1に実線で示すようにスライド
デッキ20が後端停止位置にスライドデッキ固定手段に
よって固定され、スライドデッキ20上にリヤシート5
0が固定された状態では、リヤシート50のシートクッ
ション51の前部がヒンジ51aを介してスライドデッ
キ20の前端に支持され、シートクッション51の後部
がシートロック53を介してシートロックブラケット2
7のロック孔27bに係止してスライドデッキ20の後
端近傍に固定される。
【0061】この状態では、後端停止位置に固定された
スライドデッキ20上に載置固定されたリヤシート50
の前方に、センタフロア2による広いスペースが確保さ
れてリヤシート50の着座者用の十分な広さの足元スペ
ースが確保されて居住性が向上する。
【0062】更に、リヤシート50の着座者は、シート
ベルト61をリトラクタ60から引き出してタングプレ
ート63をスライドデッキ20の中央部に配設されたイ
ンナベルトアンカ46に係止することによって、リヤベ
ルトアンカ58とインナベルトアンカ46との間に張設
されたシートベルト61の部分が一方の肩から他方の腰
に亘ってショルダーベルトとして装着され、かつインナ
ベルトアンカ46からアウタベルトアンカ29との間に
張設されたシートベルト61の部分がラップベルトとし
て装着される。
【0063】このリヤシート50の着座者がシートベル
ト61を装着した状態で、例えば、車体に衝撃荷重が作
用し、着座者の慣性によってシートベルト61に所定値
以上の衝撃荷重が作用した際、シートベルト61に作用
した荷重は、シートベルト61の一端を支持するリヤベ
ルトアンカ58及びリトラクタ60を介して後部ピラ9
の上端及び下端より車体部材に伝達される。
【0064】一方、アウタベルトアンカ29に作用した
シートベルト61からの衝撃荷重は、側部リンホースメ
ント26とシートロックブラケット27とによって剛性
が高い閉断面形状のボックス形状に形成されて剛性が確
保されたスライドデッキ20の後端隅部から側部フレー
ム24、後部フレーム26、上面パネル21及び下面パ
ネル22等によってスライドデッキ20の広範囲に分散
伝達されると共に、ローラ32からリヤレール13を介
してリヤフロア4から車体全体に分散伝達される。
【0065】また、インナベルトアンカ58に作用した
シートベルト61からの衝撃荷重は、中央部リンホース
メント43によって剛性が確保されたスライドデッキ2
0の後部中央部からスライドデッキ20に分散伝達され
ると共に、係止フック41から係止レール15に伝達さ
れ、係止レール15からリヤフロア4を介して車体全体
に分散伝達されてスライドデッキ20の後端中央部付近
の変形が回避乃至極めて抑制されて確実に受け止められ
る。
【0066】従って、シートベルト61に作用した衝撃
荷重は、シートベルト61の一端を支持するリヤベルト
アンカ58及びリトラクタ60を介して後部ピラ9の上
端及び下端より剛性を有する車体部材に伝達されると共
に、アウタシートベルトアンカ29及びインナベルトア
ンカ58によって各々スライドデッキ20の後部側端近
傍及び後部中央部近傍に分散伝達されて受け止められて
リヤシート50の着座者の安全性が確保されると共に、
インナベルトアンカ58に作用した衝撃荷重は中央部リ
ンホースメント43、係止フック41、係止レール15
等によって直接的にリヤフロア4に伝達されることから
スライドデッキ20の要求強度及び剛性の低減が得られ
補剛の削減及びスライドデッキ20の簡素化及び軽量化
がもたらされる。
【0067】また、図1に二点鎖線で示すようにスライ
ドデッキ20をフロントレール11及びリヤレール13
に沿って前端停止位置に移動し、スライドデッキ固定手
段によって該位置に固定することによって、リヤシート
50の後方にリヤフロア4上の略全面を荷物用スペース
として活用することができ、車体後方に配設されたリヤ
ゲート8からの荷物搭載及び搬出が容易になり、荷物の
搭載作業性が確保される。
【0068】このスライドデッキ20を後端停止位置か
ら前端停止位置へのスライドデッキ20の移動に際し、
係止フック41の係止部41cは係止レール15の係止
面15cとリヤフロア4との間隙内を係止レール15に
沿って移動可能であり、かつシートベルト61は不使用
状態であり、スライドデッキ20の後端隅部とリヤベル
トアンカ58を介してリトラクタ60との間に車室内側
面に沿って張設された状態から、スライドデッキ20の
移動に伴ってシートベルト61はリトラクタ60から順
次引き出されると共に、車室内側面上に沿って移動する
ことから、シートベルト61がスライドデッキ20の移
動を妨げることがなく、容易にスライドデッキ20を前
端停止位置に移動することができる。
【0069】また、逆にスライドデッキ20を前端停止
位置から後端停止位置に移動させる際にはその移動に追
従してリトラクタ60の巻き取られて撓み等がが発生す
ることなく容易かつ円滑にスライドデッキ20を移動す
ることができる。
【0070】この前端停止位置にスライドデッキ20を
固定した状態においても、上記同様にリヤシート50の
着座者は、シートベルト61をリトラクタ60から引き
出してタングプレート63をスライドデッキ20の中央
部に配設されたインナシートベルトアンカ46に係止す
ることによってシートベルト61の装着がなされ、シー
トベルト61装着時における着座者の一方の肩から他方
の腰部に掛け渡されるシートベルト61の部分、換言す
るとショルダーベルトとして機能する部分は正面に上記
後端停止位置におけるシートベルト装着時とほぼ同じで
あり、シートベルトとしての機能が十分に確保され、上
記同様にシートベルト61の装着による効果がもたらさ
れる。
【0071】また、スライドデッキ20が前端停止位置
に固定された状態で、シートロック53を揺動してシー
トロックブラケット27のロック孔27dとシートロッ
ク53との係止を解除してシートクッション51の後部
とスライドデッキ20との固定を解除すると共に、シー
トバック52をシートクッション51上に倒伏し、更に
ヒンジ51aを中心にシートクッション51及びシート
バック52を共に前方に約180°回動して図1に一点
鎖線で示すようにセンタフロア2上に横臥してリヤフロ
ア4、スライドデッキ20及びシートクッション51の
下面によって略面一連続する荷物用スペースを得ること
も可能である。
【0072】このスライドデッキ20上からセンタフロ
ア2上へのシートクッション51の回動にあたり、スラ
イドデッキ20の後部側端とリヤベルトアンカ58を介
してリトラクタ60との間に車室内側面に沿って張設さ
れたシートベルト61はその状態が維持され、シートク
ッション51の回動に影響を及ぼすおそれはなく、円滑
なシートクッション51の回動操作は維持される。ま
た、逆にシートクッション51をセンタフロア2上から
スライドデッキ20上にヒンジ51aを中心に回動する
際にもシートベルト51に影響されることなく円滑に行
うことができる。
【0073】(第2実施の形態)次に、本発明による自
動車の車体構造の第2実施の形態を図12及び図14に
よって説明する。
【0074】図12は、上記図4に対応するスライドデ
ッキ20の後端隅部を示す要部側面図であり、図13は
図12のVI−VI線断面図、図14は図12のVII
−VII線断面図である。なお、図12乃至図14に上
記図1乃至図11と対応する符号を付して該部の詳細な
説明を省略し、異なる部分を主に説明する。
【0075】本実施の形態におけるスライドデッキ20
の側部フレーム24の後端近傍には、後述するリヤブラ
ケット65に溶接結合されたアンカナット66を遊嵌可
能なアンカ挿入孔24eが穿設され、該アンカナット挿
入孔24eを介して一対のボルト挿通孔が穿設されると
共に、該ボルト挿通孔に対応してナット67が溶接結合
されている。
【0076】リヤブラケット65は、側部フレーム24
の側面24aに重合可能な板状であって、側部フレーム
24の上縁に沿って延在する上縁と、該上縁の前端及び
後端から垂下する前縁と後縁、及び後方に移行するに従
って降下するように傾斜する下縁を備え、上部略中央に
アンカボルト挿入孔65aが穿設され、アンカボルト挿
通孔65aに対応して上記アンカナット66が溶接結合
されると共に、上記ボルト挿通孔に対応して穿設された
ボルト挿通孔から挿入されて上記ナット67に螺合する
取付ボルト68によって側部フレーム24に取り付けら
れる。
【0077】更にリヤブラケット65の下端には上記第
1実施の形態同様にリヤレール13の各支承面部13a
と上面部13cとの間に遊嵌して各支承面部13a上を
転動する一対のローラ32が軸支されている。
【0078】アンカナット66に螺合するアンカボルト
69は段付ボルトであって、アンカボルト69によって
アウタベルトアンカ29を揺動可能に側部フレーム24
の後部側面に取り付ける。
【0079】このように構成する本実施の形態による
と、シートベルト61からの衝撃荷重をアンカボルト6
9及びリヤブラケット65を介してリヤレール13に直
接的に伝達せしめられ、スライドデッキ20に入力され
る衝撃荷重が極めて低減され、スライドデッキ20の剛
性を低減させることが可能になり、上記第1実施の形態
の側部リンホースメント26を省略させる等構成の簡素
化及び軽量化が期待できる。
【0080】また、取付ボルト68によりリヤブラケッ
ト65の取付位置を調整することによってローラ32の
スライドデッキ20に対する相対位置を調整することが
できる。
【0081】なお、ローラ32の取付位置の調整を要し
ない場合には、リヤブラケット65を側部フレーム24
に溶接結合することによって取付ボルト68による取付
を省略することによって更に構成の簡素化が得られる。
【0082】(第3実施の形態)以下、本発明による自
動車の車体構造の第3実施の形態を図15乃至図18に
よって説明する。
【0083】図15は、本実施の形態の概要を示す自動
車の要部側面図であり、図16は図15の要部平面図、
図17は図16のD部拡大図、図18は図17のVII
I−VIII線断面図である。なお、図16乃至図18
において上記図1乃至図14と対応する部分に同一符号
を付することで該部分の詳細な説明を省略し、異なる部
分を主に説明する。
【0084】図中符号71は、リヤシート50を形成す
るシートクッション51のクッションフレームであっ
て、クッションフレーム71は、図16に示すように車
幅方向に延在する前方フレーム71aと後方フレーム7
1b、前方フレーム71a及び後方フレーム71bの各
両端を連結する一対に側方フレーム71cからなる略矩
形に形成され、更に、図17に示すように後方フレーム
71bの略中央部から前方に延設された一対のクッショ
ンフレームリンホースメント71dと、クッションフレ
ームリンホースメント71dの前端間に架設されたクッ
ションフレームリンホースメント71eを備えている。
【0085】なお、これらクッションフレーム71を形
成する各前方フレーム71a、後方フレーム71b、側
方フレーム71c、クッションフレームリンホースメン
ト71d、71eは軽量で強度上優れた中空状のパイプ
によって形成されている。
【0086】上記クッションフレーム71の側方フレー
ム71cに沿ってフロントブラケット72が設けられ、
フロントブラケット72の前方は下方に折曲形成されて
下端にフロントレール11内に嵌合して転動可能なロー
ラ36が軸支されると共に、フロントブラケット72の
後端にリヤレール13内に嵌合して転動可能なローラ3
2を支持するリヤブラケット73が設けられ、リヤシー
ト50がフロントレール11及びリヤレール13に沿っ
て図15に実線で示す後端停止位置と二点鎖線で示す前
端停止位置との間で移動可能支持され、かつフロントブ
ラケット72の後端側部にアウタベルトアンカ29が取
り付けられている。
【0087】図17及び図18に示すように、一対のク
ッションフレームリンホースメント71d間及び後方フ
レーム71bとクッションフレームリンホースメント7
1eとの間に両側端及び前後端が各々下方に折曲形成さ
れた平面視略矩形のベルトアンカブラケット75が架設
され溶接結合され、このベルトアンカブラケット75の
上面にアンカボルト46a及びナット46bによってイ
ンナベルトアンカ46が取り付けられている。
【0088】更に後方フレーム71dとクッションフレ
ームリンホースメント71eの下面間には、両側端76
aが各々後方フレーム71d及びクッションフレームリ
ンホースメント71eに溶接結合されて上方が開放され
た断面略コ字状で前後方向に延在する係止フック取付ブ
ラケット76が架設され、係止フック取付ブラケット7
6の中央部76bに係止フック41の中央部41aが取
付支持されている。
【0089】なお、シートベルト61は、上記第1実施
の形態及び第2実施の形態と同様に一端が後部ピラ9の
上端に取付支持されたリヤベルトアンカ58を介して後
部ピラ9の下端に配設されたリトラクタ60に巻き取り
可能に連結され、他端がシートフレーム71の側部に配
設されたアウタベルトアンカ29に結合されると共に、
シートベルト61の中央部に移動可能に取り付けられた
タングプレート63がシートフレーム71の後部中央に
取り付けられたインナベルトアンカ46に係止された3
点式シートベルトである。
【0090】次に、このように構成された本実施の形態
による車両用シートベルト取付構造を備えた車両の使用
について説明する。
【0091】例えば、図15に実線で示すようにリヤシ
ート50が後端停止位置に固定された状態では、リヤシ
ート50の前方に、センタフロア2による広いスペース
が確保されてリヤシート50の着座者用の十分な広さの
足元スペースが確保されて居住性が向上する。また、セ
ンタフロア2上に荷物を搭載する際にもセンタフロア2
が低床に形成されることから、十分な高さ方向のスペー
スが確保されて十分な荷物載置スペースが確保できる。
【0092】更に、リヤシート50の着座者は、シート
ベルト61をリトラクタ60から引き出してタングプレ
ート63をスライドデッキ20の中央部に配設されたイ
ンナシートベルトアンカ46に係止することによって、
シートベルト61が装着されて上体及び腰部が拘束され
る。
【0093】このリヤシート50の着座者がシートベル
ト61を装着した状態で、例えば、車体に衝撃荷重が作
用し、着座者の慣性によってシートベルト61に所定値
以上の衝撃荷重が作用した際、シートベルト61に作用
した荷重は、クッションフレーム71の後端隅部に設け
られたリヤベルトアンカ58及びリトラクタ60を介し
て後部ピラ9の上端及び下端より剛性を有する車体部材
に伝達される。
【0094】一方、アウタベルトアンカ29に作用した
シートベルト61からの衝撃荷重は、アウタベルトアン
カ29を取付支持する側方フレーム71cからシートフ
レーム71全体に分散伝達されると共に、側方フレーム
71cに結合されたフロントブラケット72の後端にリ
ヤブラケット73によってリヤレール13内を転動する
ローラ32が支持されることから、ローラ32からリヤ
レール13を介してリヤフロア4全体に分散伝達されて
クッションフレーム71の後部側端付近の局部的な変形
が回避乃至極めて抑制されて確実に受け止められる。
【0095】また、インナベルトアンカ46に作用した
シートベルト61からの衝撃荷重は、インナベルトアン
カ46を取付支持するベルトアンカブラケット75から
シートクッションフレーム71全体に分散伝達されると
共に、係止フック取付ブラケット76に設けれた係止フ
ック41から係止レール15に伝達され、係止レール1
5からリヤフロア4を介して車体全体に分散伝達されて
クッションフレーム71の後端中央部付近の局部的な変
形が回避乃至極めて抑制されて確実に受け止められる。
【0096】従って、シートベルト61に作用した衝撃
荷重は、リヤベルトアンカ58及びリトラクタ60を介
して後部ピラ9の上端及び下端より剛性を有する車体部
材に伝達されると共に、アウタベルトアンカ29及びイ
ンナベルトアンカ58によって各々クッションフレーム
71の後部側端近傍及び後部中央部近傍に分散伝達され
てリヤフロア4に受け止められ、リヤシート50の着座
者の安全性が確保される。
【0097】また、図15に二点鎖線で示すようにリヤ
シート50をフロントレール11及びリヤレール13に
沿って前端停止位置に移動し、該位置に固定することに
よって、リヤシート50の後方にリヤフロア4上の略全
面を荷物用スペースとして活用することができ、車体後
方に配設されたリヤゲート8からの荷物搭載及び搬出が
容易になり、荷物の搭載作業性が確保される。
【0098】このリヤシート50を後端停止位置から前
端停止位置への移動に際し、係止フック41の係止部4
1cは係止レール15の係止面15cとリヤフロア4と
の間隙内を係止レール15に沿って移動可能であり、か
つシートベルト61は不使用状態であり、シートクッシ
ョン51の後部側端とリヤベルトアンカ58を介してリ
トラクタ60との間に車室内側面に沿って張設された状
態から、リヤシート50の移動に伴ってシートベルト6
1はリトラクタ60から順次引き出されると共に、車室
内側面上に沿って移動することから、シートベルト61
がリヤシート50の移動を妨げることがなく、容易にリ
ヤシート50を前端停止位置に移動することができる。
【0099】また、逆にリヤシート50を前端停止位置
から後端停止位置に移動させる際にはその移動に追従し
てリトラクタ60の巻き取られて撓み等が発生すること
なく容易かつ円滑にリヤシート50を移動することがで
きる。
【0100】この前端停止位置にリヤシート50を固定
した状態においても、上記同様にリヤシート50の着座
者は、シートベルト61をリトラクタ60から引き出し
てタングプレート63をスライドデッキ20の中央部に
配設されたインナシートベルトアンカ46に係止するこ
とによってシートベルト61の装着がなされる。
【0101】この状態において、図15に二点鎖線で示
すようにフロントシート6のシートバック6bを後方に
倒伏することによって、フロントシート6のシートクッ
ション6aとシートバック6b及びリラシート50のシ
ートクッション51とを略連続するよう展開できる。
【0102】本実施の形態によると、シートクッション
フレーム71が上記第1実施の形態及び第2実施の形態
のスライドデッキ20として機能せしめられ、上記第1
実施の形態及び第2実施の形態に比較して構造の簡素化
及び軽量化がもたらされる。
【0103】本発明は、上記各実施の形態に限定される
ことなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
である。例えば、各実施の形態ではシートベルト61の
一端を後部ピラ9の上部に設けたリヤベルトアンカ58
を介してリトラクタ60から繰り出すように形成した
が、リトラクタ60を後部ピラ9の上部に取り付けてリ
ヤシートベルトアンカ58を省略することも、また後部
ピラ9に代えてルーフ後端に沿って車幅方向に延在する
リヤレール等他の車体後部の車体部材に取付支持するこ
とも可能であり、また、前部支持部材及び後部支持部材
のローラ32及び36に代えてフロントレール11及び
リヤレール13内を滑動するスライダーを用いることも
可能である。
【0104】更に、要求により、上記3点式シートベル
トに代えて一端がアウタベルトアンカ29に連結すると
共に他端をインナベルトアンカ46に連結する2点式シ
ートベルトを用いることも可能である。
【0105】
【発明の効果】以上説明した発明によると、シートベル
トの一端を車室内に後方上部側端近傍の車体部材から繰
り出し可能にリトラクタに支持すると共に、シートベル
トの他端を支持するアウタベルトアンカをスライドデッ
キの後端隅部に設けることによって、スライドデッキを
前後方向に移動する際には、スライドデッキの移動に追
従してシートベルトがリトラクタから順次引き出され、
或いは巻き取られてシートベルトに撓み等がが発生する
ことが防止されて円滑にスライドデッキの移動が可能に
なり、かつリヤシートの着座者は、シートベルトをリト
ラクタから引き出してタングプレートをスライドデッキ
の中央部に配設されたインナベルトアンカに係止するこ
とによってシートベルトの装着がなされ、シートベルト
装着時における着座者の一方の肩から他方の腰部に掛け
渡されるシートベルトの部分はスライドデッキの移動位
置に拘わらず常にほぼ同じであり、シートベルトとして
の機能が十分保持される。
【0106】また、他の発明によると、シートベルトの
一端を車室内に後方上部側端近傍の車体部材から繰り出
し可能にリトラクタに支持すると共に、シートベルトの
他端を支持するアウタベルトアンカをクッションフレー
ムの後端隅部に設けることから、このリヤシートを前後
方向に移動する際には、リヤシートの移動に伴ってシー
トベルトがリトラクタから順次引き出され、或いは巻き
取られシートベルトに撓み等がが発生することが防止さ
れてリヤシートを移動することができてリヤシートの展
開が容易にもたらされると共に、シートベルトの装着に
よるシートベルトの機能が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車の車体構造の第1実施の形
態の概要を示す自動車の要部側面図である。
【図2】図1の要部平面図である。
【図3】図2のI−I線断面図である。
【図4】図1のA部拡大図である。
【図5】図4のII−II線断面図である。
【図6】図2のB部拡大図である。
【図7】図6のIII−III線断面図である。
【図8】図1のC部拡大図である。
【図9】図5のIV−IV線断面図である。
【図10】図9のV−V線断面図である。
【図11】スライドデッキの後端隅部の要部分解斜視図
である。
【図12】本発明による自動車の車体構造の第2実施の
形態の要部を示すスライドデッキの要部側面図である。
【図13】図12のVI−VI線断面図である。
【図14】図12のVII−VII線断面図である。
【図15】本発明による自動車の車体構造の第3実施の
形態の概要を示す自動車のように側面図である。
【図16】図15の要部平面図である。
【図17】図16のD部拡大図である。
【図18】図17のVIII−VIII線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 車体フロア 2 センタフロア 3 段差部 4 リヤフロア 9 後部ピラー(後方上部側端近傍の車体部材) 11 フロントレール 13 リヤレール 15 係止レール 20 スライドデッキ 21 上面パネル 22 下面パネル 23 前部フレーム 24 側部フレーム 25 後部フレーム 26 側部リンホースメント 27 シートロックブラケット 29 アウタベルトアンカ 31 リヤブラケット(後部支持部材) 32 ローラ(後部支持部材) 35 フロントブラケット(前部支持部材) 36 ローラ (前部支持部材) 41 係止フック 43 中央部リンホースメント 46 インナベルトアンカ 50 リヤシート 51 シートクッション 52 シートバック 58 リヤベルトアンカ 60 リトラクタ 61 シートベルト 63 タングプレート 71 クッションフレーム 72 フロントブラケット 73 リヤブラケット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低床のセンタフロアの後方に段差部を介
    して高床のリヤフロアが連続形成された車体フロアを備
    えた自動車の車体構造において、 上記リヤフロア上に、該リヤフロアの両側に沿って車体
    前後方向に配設された一対のリヤレールと、 上記センタフロア上に、該センタフロアの両側に沿って
    車体前後方向に配設された一対のフロントレールと、 後端両隅部に各々配設されて上記リヤレールに移動可能
    に係合する後部支持部材及び前端両隅部に各々配設され
    て上記フロントレールに移動可能に係合する前部支持部
    材によってリヤフロア上とセンタフロア上との間で略水
    平に前後移動自在なスライドデッキと、 上記スライドデッキ上に設けられたリヤシートと、 一端が車室内の後方上部側端近傍の車体部材から繰り出
    し可能にリトラクタに支持されたシートベルトと、 上記スライドデッキの後端隅部に設けられて上記シート
    ベルトの他端を支持するアウタベルトアンカと、 上記スライドデッキの後端中央に設けられて上記シート
    ベルトに移動可能に支持されたタングプレートを係止す
    るインナベルトアンカとを備えたことを特徴とする自動
    車の車体構造。
  2. 【請求項2】 上記リヤフロア上の車幅方向の略中央部
    に車体前後方向に延在して配設された係止レールと、 上記スライドデッキの後端中央に設けられて上記係止レ
    ールに移動可能に係合する係止フックとを備えたことを
    特徴とする請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 上記スライドデッキの後部中央部は、 相対向する上面パネルと下面パネルと、 該上面パネルと下面パネルとの間に架設された中央部リ
    ンホースメントとを備え、 上記係止フックが上記下面パネルを介在して上記中央部
    リンホースメントに結合すると共に、上記インナベルト
    アンカが上記上面パネルを介在して中央リンホースメン
    トに取付支持されたことを特徴とする請求項2に記載の
    自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 上記スライドデッキの後端隅部は、 相対向する上面パネル及び下面パネルと、 該上面パネルと下面パネルとの間に架設され、上方が開
    放された略矩形のボックス状の側部リンホースメント
    と、 下方が開放された略矩形のボックス状で上記側部リンホ
    ースメントと嵌合して閉断面形状を形成するシートロッ
    クブラケットと、 上記スライドデッキの側縁に配設されて側部リンホース
    メントに結合される側部フレームとを備え、 上記アウタベルトアンカが上記側部リンホースメント及
    び側部フレームに結合支持され、上記後部支持部材が側
    部リンホースメント及びシートロックブラケットに取付
    支持されたことを特徴とする請求項1〜3に記載の自動
    車の車体構造。
  5. 【請求項5】 上記スライドデッキの後端隅部は、 相対向する上面パネル及び下面パネルと、 上記スライドデッキの側縁に配設されて上記該上面パネ
    ルと下面パネルとの間に架設された側部フレームとを備
    え、 上記アウタベルトアンカ及び後部支持部材がアンカボル
    トによって共に上記側部フレームに取付支持されたこと
    を特徴とする請求項1〜3に記載の自動車の車体構造。
  6. 【請求項6】 上記リヤシートは、 前部が上記スライドデッキの前端に揺動自在に支持され
    ると共にスライドデッキ上面に載置可能なシートクッシ
    ョンと、 該シートクッションの後部に支持されたシートバックと
    を備えたことを特徴とする請求項1〜5に記載の自動車
    の車体構造。
  7. 【請求項7】 上記後部支持部材は、 上記スライドデッキの後端隅部に取付支持されるリヤブ
    ラケットと、 該リヤブラケットに軸支されて上記リヤレールに係合可
    能に転動するローラとを備え、 上記前部支持部材は、 上記スライドデッキの前端隅部に取付支持されるフロン
    トブラケットと、 該フロントブラケットに軸支されて上記フロントレール
    に係合可能に転動するローラとを備えたことを特徴とす
    る請求項1〜6に記載の自動車の車体構造。
  8. 【請求項8】 低床のセンタフロアの後方に段差部を介
    して高床のリヤフロアが連続形成された車体フロアを備
    えた自動車の車体構造において、 上記リヤフロア上に、該リヤフロアの両側に沿って車体
    前後方向に配設された一対のリヤレールと、 上記センタフロア上に、該センタフロアの両側に沿って
    車体前後方向に配設された一対のフロントレールと、 後端両隅部に各々配設されて上記リヤレールに移動可能
    に係合する後部支持部材及び前端両隅部に各々配設され
    て上記フロントレールに移動可能に係合する前部支持部
    材によってリヤフロア上とセンタフロア上との間で略水
    平に前後移動自在なクッションフレームを有するリヤシ
    ートと、 一端が車室内の後方上部側端近傍の車体部材から繰り出
    し可能にリトラクタに支持されたシートベルトと、 上記クッションフレームの後端隅部に設けられて上記シ
    ートベルトの他端を支持するアウタベルトアンカと、 上記クッションフレームの後端中央に設けられて上記シ
    ートベルトに移動可能に支持されたタングプレートを係
    止するインナベルトアンカとを備えたことを特徴とする
    自動車の車体構造。
  9. 【請求項9】 上記リヤフロア上の車幅方向の略中央部
    に車体前後方向に延在して配設された係止レールと、 上記係止レールに対して係止可能に移動する上記クッシ
    ョンフレームの後端中央に設けられた係止フックとを備
    えたことを特徴とする請求項8に記載の自動車の車体構
    造。
  10. 【請求項10】 上記シートベルトに代え、一端が上記
    アウタベルトアンカに連結され、他端が上記インナベル
    トアンカに連結される2点式シートベルトであることを
    特徴とする請求項1〜9に記載の自動車の車体構造。
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